JP2010045596A - Dcオフセット補正装置及び方法 - Google Patents

Dcオフセット補正装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010045596A
JP2010045596A JP2008208204A JP2008208204A JP2010045596A JP 2010045596 A JP2010045596 A JP 2010045596A JP 2008208204 A JP2008208204 A JP 2008208204A JP 2008208204 A JP2008208204 A JP 2008208204A JP 2010045596 A JP2010045596 A JP 2010045596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
offset
correction value
offset correction
signal
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008208204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5092982B2 (ja
Inventor
Takeshi Oba
健 大庭
Eiji Shako
英治 車古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008208204A priority Critical patent/JP5092982B2/ja
Priority to US12/538,321 priority patent/US7911254B2/en
Priority to EP09167576.9A priority patent/EP2154852B1/en
Publication of JP2010045596A publication Critical patent/JP2010045596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5092982B2 publication Critical patent/JP5092982B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/34Negative-feedback-circuit arrangements with or without positive feedback
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/24Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers of transmitter output stages
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B1/0475Circuits with means for limiting noise, interference or distortion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B2001/0408Circuits with power amplifiers
    • H04B2001/0433Circuits with power amplifiers with linearisation using feedback
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • H04L2027/0016Stabilisation of local oscillators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/0014Carrier regulation
    • H04L2027/0018Arrangements at the transmitter end

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】移動体基地局等の無線送信装置における直交変調部等において発生するDCオフセットを補正する技術に関し、キャリアリーク特性の最適点がDAC入力値がゼロ値をとる付近と重なった場合であっても、キャリアリークを最適に低減することが可能なDCオフセット補正を実現する。
【解決手段】DAC702(#i)及び702(#q)の前段のDCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)は、DCオフセット補正値に基づいてDCオフセット補正を行う。補正値検出部102(#i)及び102(#q)は、同相成分及び直交成分毎に、各DCオフセット補正値がゼロ又はゼロ近傍値であることを検出する。DAC後段のオフセット発生部101(#i)及び101(#q))は、上記検出結果に基づいて、同相成分及び直交成分毎に、各送信アナログ信号に各DCオフセット成分を重畳する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体基地局等の無線送信装置における直交変調部等において発生するDCオフセットを補正する技術に関する。
一般に、移動体基地局等で用いられる直接RF変調による無線送信装置においては、直交変調部等でDCオフセットが発生し、そのDCオフセットはキャリアリーク(搬送波漏れ)を発生させる。キャリアリークは、送信装置における直交変調精度や受信装置におけるビットエラーレートを悪化させるほか、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)無線方式等において、隣接帯域へ悪影響等を及ぼす。
DCオフセットを補正する技術として、例えば、以下があげられる。
(1)送信信号を送信機内フィードバックループで受信し、この信号のみでDCオフセット成分を抽出し、送信部で補正する(フィードバック(FB)型DCオフセット補正方式又はフィードバック信号積分型DCオフセット補正方式)。
(2)上記フィードバック信号と送信信号(リファレンス信号)の差分からDCオフセット成分を抽出し、送信部で補正する(リファレンス型DCオフセット補正方式又は信号比較型DCオフセット補正方式)。
図7(a)は、上記従来技術の構成を示した図である。
送信されるべきベースバンドのディジタルの主信号は、同相成分であるIチャネル及び直交成分であるQチャネル別に、各DCオフセット補正回路701(#i)及び701(#q)を通った後、各DAC(ディジタル/アナログ変換器)702(#i)及び702(#q)にて各送信ベースバンドアナログ主信号に変換され、MOD(直交変調器)703に入力される。
MOD703は、各DAC702(#i)及び702(#q)から入力されるIチャネル及びQチャネル別のアナログ主信号に基づいて、発振器704から出力される基準搬送波を直交変調することにより、送信変調波を生成する。
この送信変調波は、PA(電力増幅器)705にて電力増幅された後、特には図示しない送信アンテナ給電部に出力されると共に、特には図示しない方向性結合器等によって706〜711からなるフィードバック系に戻される。
上記分岐信号は、まず、周波数変換器706において、発振器707から出力される発振信号によって中間周波数又はベースバンド周波数に周波数変換される。
その周波数変換された信号は、ADC(アナログ/ディジタル変換器)708によってディジタル信号に変換された後、NCO(Numerically Controlled Oscillator:数値制御発振器)710に基づいて動作するDEM(直交復調器)709によって、IチャネルとQチャネルの各フィードバックベースバンド信号に変換される。
IチャネルとQチャネルの各フィードバックベースバンド信号は、それぞれフィードバック信号Iチャネル用メモリ711(#i)及びフィードバック信号Qチャネル用メモリ711(#q)に記憶される。
例えば前述した(2)の技術では、CPU(中央演算処理装置)712は、各メモリ7
11(#i)及び711(#q)に記憶されたIチャネルとQチャネルの各フィードバックベースバンド信号とIチャネル及びQチャネルの各送信主信号とを比較することにより、DAC702(#i)及び702(#q)やMOD703等で発生するキャリアリークの逆成分をIチャネル及びQチャネル別のDCオフセット補正値として算出し、それぞれ各DCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)に供給する。
各DCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)は、図7(b)に示されるように、それぞれIチャネル及びQチャネルの送信主信号にIチャネル及びQチャネルのDCオフセット補正値を加算し、Iチャネル及びQチャネルの各DAC702(#i)及び702(#q)に出力する。
上記動作の結果、PA705の出力では、キャリアリークが出力されないようになる。
特開平9−83587号公報 国際公開番号WO2005/025168 A1号公報
図7に示される従来技術の構成において、DCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)におけるDCオフセット補正処理は、変調周波数に現れるキャリアリーク成分を補正するために行われるが、送信装置に、無入力(ゼロ振幅)が入力される場合がある。
この場合、入力がゼロ振幅であるため、フィードバック信号と送信信号の差分から位相差を求めることができないため、前述した(1)の技術でのDCオフセット補正処理が望ましい。
また、通常、図7(a)のDAC702(#i)又は702(#q)は、完全なリニアリティを保つことができず、図8の801として示されるように、入力信号値が−1から0へ変化する箇所で全ての出力ビットが変化するため、一般にこの箇所で大幅に出力が変化する現象が発生する。
なお、これらは、DACのdifferential nonlinearity(DNL)特性や、integral nonlinearities(INL)特性などとして規定される。
また、図7(a)のMOD703におけるキャリアリーク特性は、Iチャネル側、Qチャネル側のバランスによって、図9に示されるように、入力(DAC702(#i)又は702(#q)の出力)に対して、キャリアリークの最適点(図9の901)が異なる。
従って、図8及び図9の関係より、DAC702(#i)又は702(#q)への入力信号に対するキャリアリークの関係は、図10に示されるようになる。
ここで、DAC702(#i)又は702(#q)の入出力特性とMOD703等におけるキャリアリーク特性との相対的な位置関係は、それらの素子の製造ばらつきによってまちまちであり、予測することは困難である。
例えば、それらの位置関係が図10に示されるなものである場合には、キャリアリーク特性の最適点1001に対するDAC入力値Aを算出することができる。この場合には、図7(a)のDCオフセット補正部701(#i)又は701(#q)において、DCオフセット値の振幅がAになるように補正を行えば、キャリアリークを最適点1001に追い込むことができる。
しかし、例えば、DAC702(#i)又は702(#q)の入出力特性とMOD703等におけるキャリアリーク特性との相対的な位置関係が、図11に示されるように、キャリアリーク特性の最適点1101がちょうどDAC入力値がゼロ値をとる付近になるような関係となった場合には、DCオフセット補正の結果値がゼロと算出された場合には、DCオフセット補正が行われないのと同じことになるため、図11に示されるように、キャリアリークを極小点に追い込むことができず、キャリアリークを低減することができないという問題点を有していた。
この結果、従来技術は、DACとMODの製造個体差によって送信装置の性能が大きく左右されてしまうという問題点を有していた。
課題は、キャリアリーク特性の最適点がDAC入力値がゼロ値をとる付近と重なった場合であっても、キャリアリークを最適に低減することが可能なDCオフセット補正を実現することにある。
開示の技術は、送信ディジタル信号をディジタル/アナログ変換器(DAC702(#i)及び702(#q))によってアナログ信号に変換した後、該変換したアナログ信号に対して直交変調(MOD703)及び電力増幅(PA705)を行って変調出力信号を得ると共に、その変調出力信号をフィードバックさせて復調信号を取得し(706〜710)、その復調信号に基づいて変調出力信号において発生するキャリアリークの逆特性成分を直流オフセット補正値(DCオフセット補正値)として算出し、そのDCオフセット補正値に基づいてディジタル/アナログ変換器の前段において直流オフセット補正(DCオフセット補正)を行う(DCオフセット補正部701(#i)及び701(#q))DCオフセット補正装置を前提とする。
補正値検出部(補正値検出部102(#i)及び102(#q))は、DCオフセット補正値がゼロ又はゼロ近傍値であることを検出する。
オフセット発生部(オフセット発生部101(#i)及び101(#q))は、補正値検出部の検出結果に基づいて、ディジタル/アナログ変換器の後段において、送信アナログ信号に直流オフセット成分を重畳する。このオフセット発生部は、例えば、オペアンプ加算器である。また、このオフセット発生部は、例えば、ディジタル/アナログ変換器のオフセット設定処理である。
上記の構成において、補正値検出部が、DCオフセット補正値がゼロ又はゼロ近傍値であることを検出した場合において、オフセット発生部がDCオフセット成分を送信アナログ信号に重畳中でなければ、オフセット発生部はDCオフセット成分を送信アナログ信号に重畳し、オフセット発生部がDCオフセット成分を送信アナログ信号に重畳中であれば、オフセット発生部はDCオフセット成分の送信アナログ信号への重畳を解除することができる。
ディジタル/アナログ変換器の出力がゼロ又はゼロ近傍値となった場合において、直交変調出力においてキャリアリークが効果的に抑制され位相ずれの発生を回避することが可能となる。
強制的にDCオフセット成分を発生させた後のDCオフセット補正値が、再度ゼロ又はゼロ近傍値となった場合でも、温度等の環境変動にも強いDCオフセット補正処理が可能となる。
以下、図面を参照しながら、最良の実施形態を詳細に説明する。
図1(a)は、第1の実施形態の構成図である。
図1(a)において、図7(a)に示される従来技術の構成と同じ番号が付された部分は、図7の場合と同じ処理を行う。
図1(a)の第1の実施形態の構成が図7(a)の従来技術と異なる点は、Iチャネル及びQチャネル別に、通常時にCPU712によって実行されるDCオフセット補正処理にて算出された補正値がゼロ値又はゼロ近傍値となった場合に、強制的にDCオフセット成分を発生させ、キャリアリークを出力させる点である。
即ち、Iチャネル(同相成分)及びQチャネル(直交成分)別に、補正値検出部102(#i)及び102(#q)は、CPU712からDCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)に与えられる各DCオフセット補正値をそれぞれ監視し、各DCオフセット補正値がゼロ値又はゼロ近傍値となった場合に、DAC702(#i)及び702(#q)の後段に配置されるオフセット発生部101(#i)及び101(#q)において、DAC702(#i)及び702(#q)の各アナログ出力に、強制的にDCオフセット成分を重畳する。
図2は、図1(a)のCPU712及び補正値検出部102(#i)及び102(#q)の動作を示す動作フローチャートである。
まず、CPU712が、Iチャネル及びQチャネル別に、各メモリ711(#i)及び711(#q)に記憶されたIチャネルとQチャネルの各フィードバックベースバンド信号とIチャネル及びQチャネルの各送信主信号とを比較することにより、DAC702(#i)及び702(#q)やMOD703等で発生するキャリアリークの逆成分をIチャネル及びQチャネル別のDCオフセット補正値として算出する(図2のステップS201)。
次に、CPU712は、Iチャネル及びQチャネル別に算出された各DCオフセット補正値を、DCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)に向けてバスに出力する(図2のステップS202)。
次に、Iチャネル及びQチャネル別に、補正値検出部102(#i)及び102(#q)は、CPU712からDCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)に与えられる上記各DCオフセット補正値が、ゼロ値又はゼロ近傍値であるか否かを判定する(図2のステップS203)。
CPU712からDCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)に与えられる上記各DCオフセット補正値がゼロ値又はゼロ近傍値ではなく、補正値検出部102(#i)及び102(#q)のそれぞれにおいて、ステップS203の判定がNOならば、補正値検出部102(#i)及び102(#q)はオフセット発生部101(#i)及び101(#q)に対してDCオフセット成分は重畳させない。そして、CPU712は、DCオフセット補正値の算出処理を続行する(図2のステップS203の判定がNO→S201)。
一方、CPU712からDCオフセット補正部701(#i)又は701(#q)に与えられる何れか一方又は両方のDCオフセット補正値がゼロ値又はゼロ近傍値となり、補正値検出部102(#i)又は102(#q)において、ステップS203の判定がYESとなると、補正値検出部102(#i)又は102(#q)は、オフセット発生部10
1(#i)又は101(#q)に対してそれぞれDCオフセット成分を重畳中であるか否かを判定する(図2のステップS203の判定がYES→S204)。
そして、補正値検出部102(#i)又は102(#q)は、オフセット発生部101(#i)又は101(#q)に対してそれぞれDCオフセット成分を重畳中ではないと判定した場合には、オフセット発生部101(#i)又は101(#q)に対して強制的なDCオフセット成分の重畳動作を設定する(図2のステップS204の判定がNO→S205)。
一方、補正値検出部102(#i)又は102(#q)は、オフセット発生部101(#i)又は101(#q)に対してそれぞれDCオフセット成分を重畳中であると判定した場合には、オフセット発生部101(#i)又は101(#q)における強制的なDCオフセットの重畳動作を解除する(図2のステップS204の判定がYES→S206)。
以上のステップS205又はS206の動作の後、CPU712は、DCオフセット補正値の算出処理を続行する(図2のステップS205又はS206→S201)。
図1(b)は、オフセット発生部101(#i)及び101(#q)の部分をハードウェアで実現した場合の回路イメージ図である。
即ち、オフセット発生部101(#i)及び101(#q)は、DAC702(#i)及び702(#q)の各アナログ出力に、補正値検出部102(#i)及び102(#q)から出力される各強制オフセット成分を重畳する回路であり、例えば、オペアンプ加算器である。
図3は、第1の実施形態における、DAC702(#i)又は702(#q)の入出力特性とMOD703等におけるキャリアリーク特性との相対的な位置関係を示した図である。
図3と図11を比較するとわかるように、第1の実施形態では、DAC702(#i)又は702(#q)の入力側でのDCオフセット補正値がゼロ又はゼロ近傍値となった場合であっても、DAC702(#i)又は702(#q)の後段のオフセット発生部101(#i)又は101(#q)にて強制的にDCオフセット成分が重畳されることにより、キャリアリーク特性の最適点301が、DAC702(#i)又は702(#q)への入力値がゼロ又はゼロ近傍値となる部分からずれるため、DCオフセット補正部701(#i)及び701(#q)において、ゼロ又はゼロ近傍値でないDCオフセット補正値によって最適なキャリアリーク抑制処理を実行することが可能となる。
なお、DCオフセット補正値(キャリアリーク)は、温度などの環境条件により変動が大きいため、オフセット発生部101(#i)及び101(#q)にて強制的にDCオフセット成分を発生させた後のDCオフセット補正値が、再度ゼロ又はゼロ近傍値となった場合は、図2のステップS204→S206の処理によって、強制的に発生させられていたDCオフセットの重畳処理が中止させられることにより、環境変動にも強いDCオフセット補正処理が可能となる。
図4は、本発明の第2の実施形態の構成図である。
図1の第1の実施形態では、補正値検出部102(#i)及び102(#q)の各出力に基づいて、DAC702(#i)及び702(#q)の後段に配置された各オフセット発生部101(#i)及び101(#q)によって、各強制DCオフセット成分が重畳された。図4の第2の実施形態は、DAC702(#i)及び702(#q)をそれぞれ置
き換えたDAC401(#i)及び401(#q)が、オフセット設定処理を行う素子である場合に、補正値検出部102(#i)及び102(#q)の各出力に基づいて、DAC401(#i)及び401(#q)において直接DCオフセット成分が重畳される。この場合には、回路部品を削減することができる。
図5は、強制オフセット成分の重畳処理が行われない場合において、DCオフセット補正値がゼロ振幅となった場合における、DAC出力のスペクトラムとコンスタレーション、及びMOD出力のスペクトラムとコンスタレーションを示す図である。一方、図6は、強制オフセット成分の重畳処理が行われる第1又は第2の実施形態において、DCオフセット補正値がゼロ振幅となった場合における、DAC出力のスペクトラムとコンスタレーション、及びMOD出力のスペクトラムとコンスタレーションを示す図である。
図5に示されるように、強制オフセット成分の重畳処理が行われない場合は、DAC出力がゼロ又はゼロ近傍値となった場合にはDCオフセット補正処理が実質的に行われないことにより、MOD出力においてキャリアリークが発生して位相ずれが起こっている。
これに対して、図6に示されるように、第1又は第2の実施形態では、DAC出力がゼロ又はゼロ近傍値となった場合に、Iチャネル又はQチャネル別に強制的にDCオフセット成分が重畳されることにより、MOD出力においてキャリアリークが効果的に抑制され位相ずれが発生しないことがわかる。
第1の実施形態の構成図である。 CPU712及び補正値検出部102(#i)及び102(#q)の動作を示す動作フローチャートである。 第1の実施形態における、DAC702(#i)又は702(#q)の入出力特性とMOD703等におけるキャリアリーク特性との相対的な位置関係を示した図である。 第2の実施形態の構成図である。 強制オフセット成分の重畳処理が行われない場合の、DAC出力のスペクトラムとコンスタレーション、及びMOD出力のスペクトラムとコンスタレーションを示す図である。 第1及び第2の実施形態における、DAC出力のスペクトラムとコンスタレーション、及びMOD出力のスペクトラムとコンスタレーションを示す図である。 従来技術の構成図である。 DACにおけるノンリニア特性の説明図である。 DAC出力とキャリアリーク特性の関係図である。 DAC入出力とキャリアリーク特性の関係図である。 キャリアリーク特性の最適点が、DAC入力値がゼロ値をとる付近になるような関係となった場合における、DAC入出力とキャリアリーク特性の関係図である。
符号の説明
101 オフセット発生部
102 補正値検出部
401、702 DAC(ディジタル/アナログ変換器)
701 DCオフセット補正部
703 MOD(直交変調器)
704、707 発振器
705 PA(電力増幅器)
706 周波数変換器
708 ADC(アナログ/ディジタル変換器)
709 DEM(直交復調器)
710 NCO(数値制御発振器)
711 フィードバック信号メモリ

Claims (6)

  1. ディジタル信号をディジタル/アナログ変換器によってアナログ信号に変換した後、該変換したアナログ信号に対して直交変調及び電力増幅を行って変調出力信号を得ると共に、該変調出力信号をフィードバックさせて復調信号を取得し、該復調信号に基づいて前記変調出力信号において発生するキャリアリークの逆特性成分を直流オフセット補正値(DCオフセット補正値)として算出し、該DCオフセット補正値に基づいて前記ディジタル/アナログ変換器の前段において前記直流オフセット補正(DCオフセット補正)を行うDCオフセット補正装置において、
    前記DCオフセット補正値がゼロ又はゼロ近傍値であることを検出する補正値検出部と、
    該補正値検出部の検出結果に基づいて、前記ディジタル/アナログ変換器の後段において、前記アナログ信号に前記直流オフセット成分を重畳するオフセット発生部と、
    を含むことを特徴とするDCオフセット補正装置。
  2. 前記補正値検出部が前記DCオフセット補正値がゼロ又はゼロ近傍値であることを検出した時、
    前記オフセット発生部が前記DCオフセット成分を前記アナログ信号に重畳中でなければ、前記オフセット発生部は前記DCオフセット成分を前記アナログ信号に重畳し、
    前記オフセット発生部が前記DCオフセット成分を前記アナログ信号に重畳中であれば、前記オフセット発生部は前記DCオフセット成分の前記アナログ信号への重畳を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のDCオフセット補正装置。
  3. 前記オフセット発生部は、オペアンプ加算器である、
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載のDCオフセット補正装置。
  4. 前記オフセット発生部は、前記ディジタル/アナログ変換器により実現される、
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載のDCオフセット補正装置。
  5. ディジタル信号をディジタル/アナログ変換器によってアナログ信号に変換した後、該変換したアナログ信号に対して直交変調及び電力増幅を行って変調出力信号を得ると共に、該変調出力信号をフィードバックさせて復調信号を取得し、該復調信号に基づいて前記変調出力信号において発生するキャリアリークの逆特性成分を直流オフセット補正値(DCオフセット補正値)として算出し、該DCオフセット補正値に基づいて前記ディジタル/アナログ変換器の前段において前記直流オフセット補正(DCオフセット補正)を行うDCオフセット補正方法において、
    前記DCオフセット補正値がゼロ又はゼロ近傍値であることを検出する補正値検出ステップと、
    該補正値検出ステップでの検出結果に基づいて、前記ディジタル/アナログ変換器の後段において、前記アナログ信号に前記直流オフセット成分を重畳するオフセット発生ステップと、
    を含むことを特徴とするDCオフセット補正方法。
  6. 前記補正値検出ステップが前記DCオフセット補正値がゼロ又はゼロ近傍値であることを検出した時、
    前記オフセット発生ステップが前記DCオフセット成分を前記アナログ信号に重畳中でなければ、前記オフセット発生ステップは前記DCオフセット成分を前記アナログ信号に重畳し、
    前記オフセット発生ステップが前記DCオフセット成分を前記アナログ信号に重畳中で
    あれば、前記オフセット発生ステップは前記DCオフセット成分の前記アナログ信号への重畳を解除する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のDCオフセット補正方法。
JP2008208204A 2008-08-12 2008-08-12 Dcオフセット補正装置及び方法 Expired - Fee Related JP5092982B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008208204A JP5092982B2 (ja) 2008-08-12 2008-08-12 Dcオフセット補正装置及び方法
US12/538,321 US7911254B2 (en) 2008-08-12 2009-08-10 Offset correction device and method
EP09167576.9A EP2154852B1 (en) 2008-08-12 2009-08-10 DC Offset correction in a transmitter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008208204A JP5092982B2 (ja) 2008-08-12 2008-08-12 Dcオフセット補正装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010045596A true JP2010045596A (ja) 2010-02-25
JP5092982B2 JP5092982B2 (ja) 2012-12-05

Family

ID=41338596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008208204A Expired - Fee Related JP5092982B2 (ja) 2008-08-12 2008-08-12 Dcオフセット補正装置及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7911254B2 (ja)
EP (1) EP2154852B1 (ja)
JP (1) JP5092982B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013523045A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 レイセオン カンパニー デジタル/アナログ変換器(dac)
JP7449802B2 (ja) 2020-07-21 2024-03-14 ニチコン株式会社 電源装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4241765B2 (ja) * 2006-03-01 2009-03-18 株式会社日立国際電気 送信機及びキャリアリーク検出方法
JP2010114717A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Nec Electronics Corp 通信装置及びオフセットキャンセル方法
WO2011135807A1 (ja) * 2010-04-27 2011-11-03 日本電気株式会社 無線通信装置、高周波回路システム及びローカルリーク低減方法
US9166839B2 (en) * 2013-02-13 2015-10-20 Aviat U.S., Inc. Systems and methods for reducing effects of local oscillator leakage

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0983587A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Fujitsu Ltd 歪補償方式
JPH10136048A (ja) * 1996-10-29 1998-05-22 Hitachi Denshi Ltd 負帰還増幅器
JP2000244596A (ja) * 1999-02-23 2000-09-08 Japan Radio Co Ltd トレーニング機能付送信機
JP2003125014A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Nec Corp 変調装置
WO2005025168A1 (ja) * 2003-09-05 2005-03-17 Fujitsu Limited オフセット補償装置
JP2005295376A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Japan Radio Co Ltd 直交変調器のエラー補償回路

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4222107A (en) * 1979-01-22 1980-09-09 Burr-Brown Research Corporation Method and apparatus for automatically calibrating a digital to analog converter
FI96811C (fi) * 1993-11-30 1996-08-26 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä ja piirijärjestely D/A-muuntimen DC-erojännitteen kompensoimiseksi
US5903823A (en) * 1995-09-19 1999-05-11 Fujitsu Limited Radio apparatus with distortion compensating function
US6313769B1 (en) * 2000-05-03 2001-11-06 Agere Systems Guardian Corp. Baseband digital offset correction
US6801581B1 (en) * 2000-09-13 2004-10-05 Intel Corporation DC offset cancellation
US6560447B2 (en) * 2001-03-05 2003-05-06 Motorola, Inc. DC offset correction scheme for wireless receivers
US7505744B1 (en) * 2005-07-28 2009-03-17 Rf Micro Devices, Inc. DC offset correction using multiple configurable feedback loops
US7561864B2 (en) * 2006-12-03 2009-07-14 General Dynamics C4 Systems, Inc. RF receiver with NLMS channel estimator and method therefor

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0983587A (ja) * 1995-09-19 1997-03-28 Fujitsu Ltd 歪補償方式
JPH10136048A (ja) * 1996-10-29 1998-05-22 Hitachi Denshi Ltd 負帰還増幅器
JP2000244596A (ja) * 1999-02-23 2000-09-08 Japan Radio Co Ltd トレーニング機能付送信機
JP2003125014A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Nec Corp 変調装置
WO2005025168A1 (ja) * 2003-09-05 2005-03-17 Fujitsu Limited オフセット補償装置
JP2005295376A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Japan Radio Co Ltd 直交変調器のエラー補償回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013523045A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 レイセオン カンパニー デジタル/アナログ変換器(dac)
JP7449802B2 (ja) 2020-07-21 2024-03-14 ニチコン株式会社 電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2154852A2 (en) 2010-02-17
US7911254B2 (en) 2011-03-22
EP2154852B1 (en) 2015-08-12
EP2154852A3 (en) 2014-03-19
JP5092982B2 (ja) 2012-12-05
US20100039158A1 (en) 2010-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5092982B2 (ja) Dcオフセット補正装置及び方法
JP4637850B2 (ja) 送信装置、通信機器、及び移動無線機
JP5121691B2 (ja) 歪補償器、送信機、歪補償方法
US9054642B2 (en) Systems and methods to provide compensated feedback phase information
US20080118000A1 (en) Transmitter arrangement and signal processing method
US8077799B2 (en) Apparatus and method to adjust a phase and frequency of a digital signal
US20060182197A1 (en) Blind RF carrier feedthrough suppression in a transmitter
JP4901679B2 (ja) 無線送受信装置及び無線送信方法
JPWO2007148753A1 (ja) 送信回路及び通信機器
JP4686412B2 (ja) 無線通信装置
US10225118B1 (en) Carrier leakage correction method for quadrature modulator
US7564921B2 (en) DC offset correction apparatus and method
JP2004222259A (ja) 送信機の負帰還増幅器、送信機、及び負帰還増幅器の誤差補正方法
US9954627B2 (en) Quadrature demodulator and wireless receiver
JP5263081B2 (ja) 送信回路
JP2007173896A (ja) オフセット補正装置及び無線装置
JP2001007869A (ja) キャリアリーク抑制回路
JP4574531B2 (ja) 送信機
JP2005117436A (ja) 送信機
JP6264149B2 (ja) 無線装置及び無線アクセスシステム
JP6148728B2 (ja) 送信機
JP2000196689A (ja) 無線送信装置
JP5618863B2 (ja) 無線受信装置
JP2007235643A (ja) Iqオフセット調整装置及びプログラム並びに直交変調器の調整装置
JP5387001B2 (ja) カルテシアンフィードバック増幅器のための位相弁別器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees