JP2008523535A - 光記録担体システムにおいて使用される装置及び方法 - Google Patents

光記録担体システムにおいて使用される装置及び方法 Download PDF

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Abstract

光ディスクシステム(30)におけるフォーカスアクチュエータ(309)を制御する信号処理装置(301)であって、信号処理装置(301)はフォーカスアクチュエータ(309)に供給されるフォーカスアクチュエータ制御信号(CS)を発生する。フォーカスアクチュエータ制御信号(CS)は、フォーカスエラー信号(FE)と中心開口信号(CA)に基づく。中心開口信号(CA)がある閾値以上であるとき、フォーカスアクチュエータ制御信号はフォーカスエラー信号(FE)に対応する。しかし、中心開口信号がその閾値より下であるとき、フォーカスアクチュエータ制御信号は所定レベルを有する。このフォーカスアクチュエータ制御信号(CS)を提供することにより、焦点と記録媒体(304)のデータレイヤとの間の相対距離が正しく表されていないフォーカスエラー信号の領域を拡張することができる。制御信号(CS)により、特に振動状態下での光ディスクシステムの立ち上がり及び回復の性能が改善できる。

Description

発明の詳細な説明
本発明は概して、しかし排他的ではなく、光ディスクシステムにおいて使用される装置と方法に関する。具体的に、本発明は、光ディスクシステムにおいてフォーカスアクチュエータを制御する信号処理装置と、光ディスクシステムにおいてフォーカスアクチュエータを制御する方法とに関する。本装置と方法により、特に振動の影響下において、光ディスクシステムの立ち上がりと回復がよくなる。
オーディオ情報、ビデオ情報、及びデータ用の従来の記録媒体の1つとして、光ディスクが現在では広く使用されている。光ディスクからは記録情報が光ビームを用いて読み出され、または光ディスクへは情報が光ビームを用いて書き込まれる。かかる光ディスク、すなわちコンパクトディスク(CD)やデジタルバーサタイルディスク(DVD)等は、単一のプラスチック板状の基板により形成されている。光ディスクはディスク上にデジタルデータとして情報を格納し、大きな記憶容量を有している。光ディスクの最内周部分はデータを保持しない。その代わりに、デジタルデータが、ディスクの上面上のらせんトラックまたは多数の円形トラックにそって配置されたピットに物理的に含まれている。これらのピットは非常に薄い金属層でカバーされている。データが含まれている層は情報層またはデータ層としてよく知られている。光ディスクのデジタルデータは、レーザビーム等の光ビームにより、光ディスクシステムによりアクセスされる。これは、透明基板を透過して戻るように光ビームを下から照射することにより実現される。光ビームは光ディスク中に組み込まれた金属化されたデータ層にフォーカスされ、光ディスクからのデータの読み出しが可能となる。
光ディスクは光ディスクシステムで再生される。従来の光ディスクシステムは、レーザユニットを有する光ピックアップ装置を有し、その光ビームはディスクにより反射・変調されたものが検出され、電気信号に変換される。その電気信号は、それから元のオーディオ情報を回復する信号処理装置に入力される。レーザユニットはさらに対物レンズを有する。その目的は、例えば、光ディスクの屈折率を考慮して、光ディスクのデータレイヤにレーザビームをフォーカスすることである。さらに、光ピックアップ装置は、対物レンズをフォーカス方向に動かして(actuates)して、ディスクのデータレイヤにある点に対応するディスクの点に光ビームをフォーカスさせる。ラジアルトラッキングを実行するために、レーザユニットは光ディスク上をラジアル方向に動くことができる。ラジアルトラッキングの目的は、前述のらせんトラックまたは円周トラックに追随(follow/track)することである。さらにまた、ラジアルトラッキングはいろいろな方法で実現でき、これらの方法は当該技術分野で知られている。レーザビームがトラックを非常に正確に追随することが重要である。この目的のため、システムはトラッキング制御装置を有する。その装置は、光ピックアップ装置からのラジアルエラー信号に応答して、そのエラー信号を減らすようにレーザユニットのラジアル位置を制御する。また、レーザビームは、ディスクが平坦でなくてもそれに正確にフォーカスしていなければならない。この目的のため、システムはフォーカス制御装置を有する。この装置は、光ピックアップ装置からのフォーカスエラー信号に応答して、レーザビームがディスクにフォーカスされているようにする。原理的には、上記の制御装置は、検出されたエラーに応答してそのエラーを減らすように補正がされるフィードバックシステムである。これらの制御装置は、光ディスクシステムの通常の使用中に生じるエラーには対応することができる。
しかし、光ディスクシステムは振動に敏感であることが分かっている。例えば、光ディスクシステムがポータブルディスクシステムとして構成されている場合、またはディスクシステムが車に搭載されている場合、振動とショックが発生し、光ディスクシステムに本来備わっている制御装置により除去することができないことがある。特に、振動とショックにより、光ピックアップ装置の光ディスクに対する位置に比較的大きな変化が生じることがある。この結果、立ち上がりや回復のプロセスが失敗することもある。悪ければ、光ピックアップ装置と光ディスクが損傷を受けることも可能性としてはある。
先行技術において、振動に敏感でない装置を提供するための異なる方法が示唆されている。例えば、光ディスクシステムにおいてフォーカシングとスピードを制御することが提案されている。かかる装置の1つは欧州特許第0217460号で示唆されている。この装置は、光ディスク(CD等)の立ち上がりと再生時に、ショックと振動を低減するために加速トランスデューサを使用する。しかし、この装置には付随する不利益がある。例えば、トランスデューサは非常に高価である。
さらにまた、新しい世代の光ディスクシステムでは、サイズが縮小されてよりコンパクトになっており、光ピックアップ装置の加速度は振動状態では大幅に大きくなることが分かっている。よって、フォーカスアクチュエータが振動にさらされている時、立ち上がりと回復状態の間に、光ディスクシステムにおいてフォーカスアクチュエータを制御する制御装置は、フォーカスエラーを、位置情報が制御装置に利用可能である領域内に留めることが必ずしもできないことが分かっている。これを図1と図2を参照してさらに詳しく説明する。
図1は、フォーカスエラー信号を示している。この信号は、光ピックアップ装置から放射され光ディスクのデータレイヤで反射された光ビームに基づいて生じるものである。フォーカスエラー信号は焦点(focus point)の周りの比較的小さな範囲で利用可能である。本明細書では、焦点(focus point)とは、対物レンズの焦点(focal point)がある点を指す。フォーカスエラー信号は、いわゆるS形状特性を有し、焦点と光ディスクのデータレイヤの間の相対距離として示される。フォーカスエラー信号は、対物レンズが適当なフォーカス位置(focasing position)にあるとき、すなわち焦点がディスクのデータレイヤにあるときにゼロ交差Oを有する。そこで、レーザビームが正しくフォーカスしていない場合、対物レンズは間違って位置決めされ、フォーカスエラー(すなわち、焦点と光ディスクのデータレイヤの間の相対距離)はゼロにならない。レーザビームが正しくフォーカスされていないと、対物レンズは、正しいフォーカス位置に対して負の方向(図1においてXで示す)または正の方向(Yで示す)の2つの方向のいずれかに、正しいフォーカス位置からずれる。対物レンズが負の方向にずれた時、フォーカスエラーは負の符号を有すると言う。対物レンズが正の方向にずれた時、フォーカスエラーは正の符号を有すると言う。例示のみを目的として、S形状カーブを領域A、B、Cに分割する。光ディスクシステムでは、S形状カーブにより、フォーカスアクチュエータを制御して対物レンズの位置決めを実行する制御装置に位置情報が利用できる範囲が決まる。位置情報は対物レンズの焦点と記録媒体のデータレイヤの間の相対距離に関する情報である。制御装置がフォーカスエラー信号を直接使用する場合、Aで示した領域においてのみアクティブとなり得ることが分かっている。領域Aにおいて、焦点と光ディスクのデータレイヤの間の相対距離は正しく表される。しかし、図1のSカーブの領域BとCにおいて、焦点と光ディスクのデータレイヤの間の相対距離は正しく表されない。振動外乱が小さい場合、フォーカスアクチュエータを制御する制御装置は、フォーカスエラーをA領域内に留めることができるだろう。しかし、光ディスクシステムが他の振動外乱にさらされている場合、制御装置はフォーカスエラーをA領域内に必ずしも留めることができないことが分かっている。このように、かかる振動条件下では、フォーカスエラーがA領域内にないところまで対物レンズが正しいフォーカス位置からずれると、制御装置はもはやアクティブではなくなり、制御装置により対物レンズを光ディスクのデータレイヤまで戻す制御ができない。これにより、例えば立ち上がりや回復が失敗することとなる。従って、システムの立ち上がりと回復の性能はよくない。頻繁に振動にさらされる光ディスクシステム(例えば自動車機器)の場合、かかる性能の悪さは満足できるものではない。
図2は中心開口信号を示す。この信号は、光ピックアップ装置から放射され光ディスクのデータレイヤで反射された光ビームに基づいて生じるものである。これは反射光の強さの尺度である。中心開口信号は、フォーカスエラー信号と同様に、焦点(focus point)の周りの比較的小さな範囲で利用可能である。対物レンズが正しいフォーカス位置にある時、反射光の量はピーク値に近づく。このように、図2は、焦点とディスクのデータレイヤとの間の相対距離の関数として、反射光の強さを示している。対物レンズが正しいフォーカス位置にある場合、中心開口信号の信号値はその最大レベルにある。対物レンズが正しいフォーカス位置からずれればずれるほど、信号値は小さくなる。これは、対物レンズが正しいフォーカス位置(proper focusing position)からずれると、反射光の量が減少するからである。
その結果、図1に示したフォーカスエラー信号と図2に示した中心開口信号との間には明らかな関係がある。図1から分かるように、領域Bはフォーカスエラー信号がそれぞれ最小レベルと最大レベルに達したところで始まる。A領域からB領域への移行は、図2に示した中心開口信号の一定の閾値に対応する。閾値以上の信号値を有する中心開口信号は、フォーカスエラーがフォーカスエラー信号の領域A内にある場合に対応する。同様に、閾値より下の信号値を有する中心開口信号は、フォーカスエラーがフォーカスエラー信号の領域A外にある場合に対応する。従って、中心開口信号がこの一定の閾値より下であるとき、対物レンズを制御装置により光ディスクのデータレイヤに戻す制御はできない。
よって、振動等の外乱にさらされている光ディスクシステムの立ち上がり及び/または回復性能を改善する装置及び方法を提供することは有利である。
本発明の一目的は、当該技術における上記の欠点及び不利益の1つ以上を単一または組み合わせて軽減または除去する、改良された装置と方法を提供することである。
この目的は、独立請求項1による信号処理装置により達成される。その信号処理装置は、フォーカスエラー信号と中心開口信号に基づきフォーカスアクチュエータを制御するフォーカスアクチュエータ制御信号を発生することができる。中心開口信号がある閾値以上であるとき、フォーカスアクチュエータ制御信号はフォーカスエラー信号に対応する。しかし、中心開口信号がその閾値より下であるとき、所定レベルを有するフォーカスアクチュエータ制御信号が信号処理装置により発生される。本発明によると、フォーカスエラー信号は、一般的に、焦点と光ディスクシステムにより読み出しまたは書き込みされる記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離に対応する。さらにまた、中心開口信号は、一般的に前記光ディスクシステムにより読み出される記録媒体からの反射光量に対応する。
このように、焦点と、記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離がフォーカスエラー信号により正しく表されない領域において、フォーカスエラー信号を拡張するフォーカスアクチュエータ制御信号を提供する信号処理装置を提供する。振動状態では、フォーカスエラーが焦点と記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離がフォーカスエラー信号により正しく表される領域の外にあるくらい対物レンズが正しいフォーカス位置からずれているとき、フォーカスアクチュエータ制御信号の提供得により、フォーカスアクチュエータを制御する少なくとも1つのコントローラが、正しいフォーカス位置を再度見つけるために、対物レンズをどちらの方向に動かすべきか決定することができるという利点を有する。
本発明の一実施形態では、この信号処理装置が実施される光ディスクシステムは、さらにフォーカスアクチュエータを制御する少なくとも1つのコントローラを有する。前記少なくとも1つのコントローラは、前記フォーカスアクチュエータのダンピング動作とトラッキング動作を制御することができる。フォーカスアクチュエータ制御信号はこの少なくとも1つのコントローラに供給される。このように、光ディスクシステムが振動にさらされる場合、上記少なくとも1つのコントローラは、立ち上がり及び/または回復時にまずフォーカスアクチュエータをダンプするが、そのダンプ後にトラッキング動作を再び実行できる程度にそのダンプを行う少なくとも1つのコントローラを有する光ディスクシステムを提供することができる。
本発明の他の実施形態では、光ディスクシステムは、2つのコントローラをさらに有する。それらの一方はダンピングコントローラであり、もう一方はトラッキングコントローラである。好ましくは、ダンピングコントローラはPDコントローラであり、トラッキングコントローラはPIDコントローラである。さらにまた、信号処理装置は、記録媒体のデータレイヤに対する対物レンズの頂点の速さを決定し、記録媒体が焦点を通り過ぎて前記速さが所定値より低いとき、トラッキングコントローラをアクティベートするように構成されていることが好ましい。よって、この状態では、フォーカスアクチュエータのトラッキング動作がアクティベートされる。代替的、または追加的に、前記信号処理装置は、前記フォーカスエラー信号(FE)の2つ以上の連続したゼロ交差の時に前記中心開口信号(CA)が前記しきい値以上であるとき、前記ダンピングコントローラ(513a)をデアクティベートして前記トラッキングコントローラ(513b)をアクティベートするようにさらに構成されている。この状態では、焦点と記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離が、フォーカスエラー信号の2つ以上の連続したゼロ交差の間にフォーカスエラー信号により正しく表されている領域に、フォーカスエラーがある。これは、フォーカスアクチュエータのダンピングが十分であり、フォーカスアクチュエータのトラッキング動作がアクティベートされることを意味する。しかし、中心開口信号が所定値より下であるとき、ダンピングコントローラがアクティベートされ、トラッキングコントローラがデアクティベートされる。よって、フォーカスエラーがフォーカスエラー信号により正しく表される領域ではないところまで対物レンズが正しいフォーカス位置からずれている時に、その対物レンズの速さを減少させることができる。このように速さを減少するので、広い範囲の振動において対物レンズをフォーカスさせておくことができる。
本発明の第2の態様によると、独立請求項16に記載した方法が提供される。この方法は、中心開口信号がある閾値以上であるとき、フォーカスエラー信号FEに対応するフォーカスアクチュエータ制御信号を発生する段階を有する。さらにまた、この方法は、中心開口信号が前記しきい値より下であるとき、所定レベルを有するフォーカスアクチュエータ制御信号を発生する段階を有する。
本発明の第3の態様によると、独立請求項23に記載したコンピュータ読み取り可能媒体が提供される。
本発明の第4の態様によると、独立請求項24に記載したフォーカスアクチュエータ制御信号が提供される。フォーカスアクチュエータ制御信号は、フォーカスエラー信号と中心開口信号に基づく。フォーカスアクチュエータ制御信号は、さらに、中心開口信号が一定の閾値以上であるとき、フォーカスエラー信号と対応する。さらにまた、フォーカスアクチュエータ制御信号は、中心開口信号が閾値より下であるとき、所定レベルを有する信号である。
よって、本発明の基本的なアイデアは、光ディスクシステムに含まれるフォーカスアクチュエータを制御するフォーカスアクチュエータ制御信号を提供することである。そのフォーカスアクチュエータ制御信号は、フォーカスエラー信号と中心開口信号とに基づく。これによるフォーカスアクチュエータ制御信号を提供することにより、すなわち、前記中心開口信号が閾値以上である時フォーカスエラー信号に対応し、前記中心開口信号が前記しきい値より下である時所定レベルを有する信号であるフォーカスアクチュエータ制御信号を提供することにより、焦点と記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離がフォーカスエラー信号により正しく表されないときに、フォーカスエラー信号の領域を拡張することができる。これにより、特に振動状態下での光ディスクシステムの立ち上がり及び回復の性能が改善できる。
本発明による信号処理装置、方法、コンピュータ読み取り可能媒体、及び制御信号は、先行技術に対する多くの利点を提供する。本発明の利点は、光ディスクシステムの立ち上がりと回復の際に、振動の影響を低減する改良された装置と方法を提供することである。先行技術に対する本発明の他の利点は、広い範囲の振動外乱において光ディスクの改良された立ち上がりと回復を提供することである。 本発明のさらに別の利点は、小型でさらにコンパクトな光ディスクシステムで実施できることである。 本発明のさらに別の利点は、低コストで改良された装置と方法を提供できることである。
留意すべきことは、本発明の好ましい特徴は独立項に記載されていることである。
本明細書と請求項では、「有する」という用語は他の要素やステップの存在を排除するものではない。さらに、個別的に列挙されていても、複数の手段、要素、方法ステップは、例えば単一のユニットまたはプロセッサにより実施してもよい。また、個々の機能(feature)は異なる請求項に含まれていても、これらを有利に組み合わせることが可能であり、異なる請求項に含まれていても、機能を組み合わせられないとか、組み合わせても有利ではないということを示唆するものでもない。また、単数扱いをしても複数の場合を排除するものではない。請求項中の参照符号は、明りょうにするために設けており、請求項の範囲を限定するものと解してはならない。
本発明による上記その他の態様、特徴、利点は、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に関する以下の説明により明らかになり、説明される。
本発明の第1の態様によると、光ディスクシステムにおいてフォーカスアクチュエータを制御する信号処理装置が得られる。本発明による信号処理装置をここで2つの実施形態とともに説明する。
図3は、本発明による信号処理装置301が組み込まれた光ディスクシステム30の第1の実施形態を示す図である。従って、当業者には言うまでもなく、信号処理装置301は光ディスクシステムにおいて実施することができる。さらにまた、光ディスクシステム30は、本発明に関係する限りにおいて、図3を参照して説明する。
光ディスクシステム30は、記録媒体304を回転するモータ303を有する光ディスクプレーヤまたはレコーダ302を有する。記録媒体304は、デジタル情報を含むピットのトラックが備えられている。記録媒体304は、必ずではないが好ましくはCDまたはDVD等の光ディスクである。光ディスクシステム30は光ピックアップ装置305も有する。光ピックアップ装置305は、レーザユニット306が備えられており、駆動モータ307によりラジアル(radial)方向に記録媒体304にわたって動くことができる。ラジアルトラッキングはいろいろな方法で実施することができる。さらに、当業者には言うまでもなく、駆動モータ307は主にラジアル方向の粗い動きに使用される。細かい動きにはいわゆるボイスコイルタイプの構成等を使用することが好ましい。レーザユニット306は、さらに、記録媒体の屈折率等を考慮してレーザビーム308を記録媒体304のデータレイヤにフォーカスするために備えられた対物レンズ306aを有する。レーザユニット306からのレーザビーム308は、記録媒体304上にフォーカスされる。さらにまた、309で示したフォーカスアクチュエータは、ボイスコイル構成であることが好ましいが、記録媒体304に対して垂直方向に対物レンズ306aを動かすことができる。フォーカスアクチュエータ309は、このように、対物レンズをフォーカス方向に、すなわち記録媒体304に遠近する方向に動かし(actuates)、レーザビーム308を記録媒体304のデータレイヤにフォーカスさせる。フォーカスアクチュエータ309は、焦点の位置を制御するように構成されている。図3において、光ディスクシステムは、レーザユニット306の直下にフォーカスアクチュエータ309を有するように示されている。それにも係わらず、フォーカスアクチュエータ309は例えばレーザユニット306の中に配置することもできる。さらにまた、レーザビーム308は、記録媒体304により反射・変調されるが、検出ユニット310により検出されて電気信号に変換され、処理装置311に送られる。処理装置311は、データを復号・訂正して、最終的にユーザが利用できるようにする。さらにまた、処理装置311は、光ピックアップ装置305からフォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAを発生する。フォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAは、図1と図2を参照してすでに説明した。再度、フォーカスエラー信号FEは、一般的に、焦点と、光ディスクシステム30により読み書きされる記録媒体304のデータレイヤとの間の相対的距離を表す。一方、中心開口信号CAは、一般的に、光ディスクシステム30により読み書きされる記録媒体304からの反射光量を表す。
ここまで説明した光ディスクシステム30は、既知の光ディスクシステムと同様である。光ディスクシステム30はさらに信号処理装置301を有し、この信号処理装置301にフォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAが供給される。本発明によると、信号処理装置301は、フォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAとに基づいて、フォーカスアクチュエータ309を制御するフォーカスアクチュエータ制御信号CSを発生する。フォーカスアクチュエータ制御信号CSは、中心開口信号が一定の閾値以上であるとき、フォーカスエラー信号FEと一致(corresponds)する。さらにまた、制御信号CSは、中心開口信号CSが一定の閾値より下であるとき、所定レベルを有する信号である。閾値は、図1に示したフォーカスエラー信号FEのA領域からB領域への移行を表すように選択されることが好ましい。しかし、その閾値は、図1においてB*で示したフォーカスエラーを表す値に選択することも、同様に可能である。B*は、フォーカスエラー信号FEのA領域からB領域への移行を正確に表すものではない。しかし、B*はこの移行に近い値を表すように選択することが重要である。さらにまた、もちろんB*は領域Aの(A領域からB領域への移行に近い)少し内側の値を表すように選択することもできるが、ほとんどの光ディスクシステムではこれは好ましくない。要するに、閾値以上の中心開口信号CAの信号値は、フォーカスエラーがフォーカスエラー信号のA領域内にある、すなわちデータレイヤと焦点との間の相対距離が正しく表せる領域内にある場合を表すと言える。
制御信号CSは、中心開口信号が閾値より下である時に信号処理装置301で発生される。この制御信号CSを図4を参照してここで詳しく説明する。図1に示したフォーカスエラー信号FEと同様に、制御信号CSはS形状特性を有する。例示のみを目的として、制御信号CSをフォーカスエラー信号FEのように対応する領域A′、B′、C′に分割する。さらにまた、この例では、図2に示した中心開口信号CAの閾値を、フォーカスエラー信号FEの信号値B′*を表す値を有するように選択した。信号は領域A′と、領域B′の一部(すなわちB′*まで)ではS形状である。しかし、図1に示したフォーカスエラー信号FEと比べて、制御信号は領域B′と領域C′のほとんどでは所定レベルを有している。所定レベルは図4に示したように、S曲線の所定レベルである。言い換えると、制御信号は領域B′と領域C′のほとんどで拡張S曲線エラーを有する。それゆえ、この信号は「拡張」S曲線と呼ぶ。所定レベルは、対物レンズが正しいフォーカス位置(proper focusing position)から負の方向(X)にずれた時、負の信号値を有する。同様に、所定レベルは、対物レンズが正しいフォーカス位置(proper focusing position)から正の方向(Y)にずれた時、正の信号値を有する。
対物レンズが負の側で正しいフォーカス位置Oからずれたとき、制御信号は領域B′と領域C′において所定の負の信号値に拡張(extended)される。同様に、対物レンズが正の方向に正しいフォーカス位置Oからずれたとき、制御信号は図4にはっきりと示されているように、領域B′と領域C′のほとんどにおいて所定の正の信号値に拡張(extended)される。制御信号の最大拡張レベルは、図1に示したフォーカスエラー信号のピーク値に対応する。例えば、フォーカスエラー信号FEのピーク値は4μmのS曲線エラーを表す絶対値を有し、制御信号の(領域B′と領域C′のほとんどにおける)最大拡張レベルは4μmである。結果的に、フォーカスエラーが負のとき、所定レベルは−4μmに拡張される。同様に、対物レンズのずれが正しいフォーカス位置から正の方向にあるとき、領域B′と領域C′において+4μmに拡張できる。制御信号の最大拡張レベルはフォーカスエラー信号のS曲線エラーのピーク値に対応するが、言うまでもなく他の拡張レベルが同様に可能である。振動状態下では、対物レンズが正しいフォーカス位置からフォーカスエラーがA領域の外になるくらいずれた時、制御信号を領域B′とC′に拡張すると、正しいフォーカス位置を見つけるためにどの方向に対物レンズを動かさねばならないか少なくとも1つのコントローラが決定できるという有利性がある。上記の少なくとも1つのコントローラについて以下に説明する。必ずではないが好ましくは、制御信号の所定レベルは可変である。言い換えると、S曲線エラーの拡張レベルは好ましくは可変である。図4において、これは矢印で示した。これは、制御信号の所定レベルは必ずしも一定信号値に保持されなくてもよいことを意味する。むしろ、時間的にゆっくり増加または減少する拡張(extension)を用いることができる。
図3に示した光ディスクシステム30は、フォーカスアクチュエータ309を制御するように構成された少なくとも1つのコントローラ313をさらに有する。図3では、これは、信号処理装置301が動作可能に少なくとも1つのコントローラ313に接続されている点で示されている。それでもなお、言うまでもなく、少なくとも1つのコントローラ313は、信号処理装置301に組み込まれてもよい。好ましくは、少なくとも1つのコントローラ313は、フォーカスアクチュエータ309のダンピング動作を制御し、フォーカスアクチュエータ309のトラッキング動作を制御するように構成されている。このように、光ディスクシステム30が振動またはショックにさらされた場合、上記少なくとも1つのコントローラは、立ち上がり及び/または回復時にまずフォーカスアクチュエータ309をダンプするが、そのダンプ後にトラッキング動作を再び実行できる程度にそのダンプを行う。さらにまた、制御信号CSは信号処理装置301から上記少なくとも1つのコントローラ313に供給される。中心開口信号CAが閾値より上であるとき、フォーカスエラー信号FEは少なくとも1つのコントローラ313に直接供給される。しかし、フォーカスエラーがフォーカスエラー信号の領域A内にないほど対物レンズが正しいフォーカス位置からずれた場合、反射光の強さは減少し、中心開口信号CAの信号値が閾値より下になる。その結果、信号処理装置は、図4に示したように、所定レベルを有する制御信号CSを発生し、上記少なくとも1つのコントローラ313に供給する。領域B′と領域C′における制御信号の拡張により、少なくとも1つのコントローラは、正しいフォーカス位置を再び見つけるためにどの方向に対物レンズを動かすべきか決定することができる。
少なくとも1つのコントローラ313は、ランプ(ramp)312を介して光ピックアップ装置305に動作可能に接続されている。ランプ312は立ち上がり(start-up)と回復(recovery)の際に使用されるが、通常再生時には使用されない。ランプはランプ信号RSを供給する。この信号は、記録媒体304のデータレイヤに焦点(focus point)を戻すために制御信号CSに付加される。このように、ランプは光ディスクシステム30の振る舞いを十分に制御するために使用される。
図5は、本発明による信号処理装置501が組み込まれた光ディスクシステム50の第2の実施形態を示す図である。第2の実施形態は第1の実施形態と同様である。それゆえ、対応するブロックは図5の対応する参照符号により参照されている。しかし、第2の実施形態は、2つの特定(specific)コントローラを有する点で第1の実施形態と異なる。すなわち、ダンピングコントローラ513aは、フォーカスアクチュエータのダンピング動作を制御する。トラッキングコントローラ513bは、フォーカスアクチュエータのトラッキング動作を制御する。必ずではないが好ましくは、ダンピングコントローラ513aはいわゆるPDコントローラであり、トラッキングコントローラ513bはいわゆるPIDコントローラである。第2の実施形態の以下の説明において、ダンプコントローラ513aはPDコントローラであり、トラッキングコントローラ513bはPIDコントローラである。それにもかかわらず、言うまでもなく、それぞれPDコントローラとPIDコントローラ以外のダンピングコントローラとトラッキングコントローラを使用することも可能である。
通常、光ディスクシステム50においてフォーカスアクチュエータ309を制御するための制御装置としてPDコントローラを使用するとき、フォーカスエラーが図1に示したフォーカスエラー信号のA領域内にある時、PDコントローラの比例「P」動作(proportional “P” action)によりスプリングのようにフォーカスアクチュエータが押し戻され、微分「D」動作(differential “D” action)によりフォーカスアクチュエータ309がダンプ(damp)される。Bで示した領域では、P動作がフォーカスアクチュエータ309をまだ押し戻すが、焦点と記録媒体304との間の距離が大きくなるのでその力は弱くなる。しかし、D動作は間違った方向にアクチュエータ309を加速する。C領域の場合、PDコントローラをアクティブにはできない。図1においてBとCで示した領域におけるPDコントローラの振る舞いは好ましくない。
しかし、本発明の基本的なアイデアによると、信号処理装置501は、フォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAに基づきフォーカスアクチュエータ309を制御する制御信号CSを発生することができる。制御信号CSは、中心開口信号が閾値以上であるとき、フォーカスエラー信号FEに対応する。さらにまた、制御信号は、中心開口信号CAが閾値より下であるとき、所定レベルを有する信号である。それにより、「拡張」S曲線を、第1の実施形態に関して前述したように対応したやり方で発生させる。
光ディスクシステムの第2の実施形態によると、信号処理装置501は、さらに記録媒体304のデータレイヤに対する対物レンズ306aの焦点の速さを決定することができる。ほとんどの光ディスクシステム30では、フォーカスアクチュエータ309は対物レンズ306aとその焦点と固く接続(rigidly connected)されており、記憶媒体304のデータレイヤに対するフォーカスアクチュエータ309の速さを決定すれば十分である。しかし、対物レンズ306aの焦点を動かせる他のシステム30では、記録媒体304のデータレイヤに対する対物レンズ306aの焦点の速さを決定することができる。さらに、第1のスイッチング基準により、記録媒体が焦点を通り過ぎて、(記録媒体304のデータレイヤに対する対物レンズ306aの焦点の)速さが所定値より低いとき、信号処理装置501は、PDコントローラ513aをデアクティベートし、PIDコントローラ513bをアクティベートする。これはトラッキング動作のスイッチがオンになることを意味している。さらに、上記の速さは、例えば、図1に示したフォーカスエラー信号FEのS曲線の傾きを用いて計算することができる。さらにまた、信号処理装置は、中心開口信号が閾値より下であり、すなわちフォーカスエラーがフォーカスエラー信号のA領域外になるまで対物レンズがずれているとき、PIDコントローラ513bからPDコントローラ513bにスイッチするように構成されている。それにより、フォーカスアクチュエータをダンプするダンピング動作のスイッチがオンになる。光ディスクシステム50がPDコントローラ513aとPIDコントローラ513bを有する場合、スイッチングメカニズムが重要である。
追加的または代替的に、本発明によると第2のスイッチング基準を使用してもよい。この第2の基準により、信号処理装置501は、中心開口信号CAがS曲線の2つのゼロ交差の間で閾値以上であるとき、すなわち中心開口信号CAがフォーカスエラー信号の2つ以上の連続するゼロ交差の間に閾値より上に留まるとき、PDコントローラ513aからPIDコントローラ513bに切り換えることができる。言い換えると、フォーカスエラーがフォーカスエラー信号の2つ以上の連続するゼロ交差の間に領域Aに留まるとき、すなわちフォーカスアクチュエータが十分にダンプされているとき、PDコントローラ513aをデアクティベートし、PIDコントローラ513bをアクティベートすることができ、これによりさらにトラッキング動作が可能となる。再度、フォーカスエラーがフォーカスエラー信号のA領域外になるまで対物レンズ306がずれているとき、PIDコントローラ513bがデアクティベートされ、PDコントローラ513aがアクティベートされて、フォーカスアクチュエータのダンピング動作が可能となる。
PDコントローラ513aとPIDコントローラ513bとの間のスイッチングを可能とすることにより、記録媒体304が焦点を通過する時の、記録媒体304のデータレイヤに対する対物レンズ306aの焦点の速さを十分に制御することができる。これは、光ディスクシステム50の立ち上がり及び回復の性能にとって重要である。
結論として、「拡張」S曲線と、PDコントローラ513aとPIDコントローラ513bの制御の組み合わせにより、必要に応じてフォーカスアクチュエータ309の速さを低減し、光ディスクシステム50の立ち上がり及び/または回復時の振る舞いを改善することが可能である。
信号処理装置501の好ましい実施形態をここで説明する。図6は、光ディスクシステム50で実施される信号処理装置501の好ましい実施形態を示す概略的ブロック図である。図から分かるように、信号処理装置501はいくつかのブロックを有する。
前置きとして、フォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAが信号処理装置501に供給される。信号処理装置501はこれらの信号を検出する。信号処理装置501は一点鎖線で表した第1の回路部501aを有する。第1の回路部501aは、2つの入力端子を有する合計ブロック601aを有する。合計ブロック601aの第1の入力端子には中心開口信号CAが供給される。第2の入力端子には一定信号が供給される。その一定信号はCAレベル信号と呼ぶ。このCAレベル信号は、中心開口信号CAの閾値に対応し、CAレベルブロック602aから供給される。中心開口信号CAは合計ブロック601aにおいてCAレベル信号から減算され、その結果の信号がゼロ検出ブロック603aに供給される。結果の信号がゼロであるとき、すなわち中心開口信号がCAレベル信号と等しいとき、ゼロ検出ブロック603aからの出力信号はデジタルの1である。さらにまた、第1の回路部501aは、2つの入力端子を有する比較ブロック604aを有する。比較ブロック604aの第1の入力端子には、光ピックアップ装置305からのフォーカスエラー信号FEが供給され、一方、第2の端子には、発生ブロック605aから出力された一定信号が供給される。一定信号(constant signal)は発生ブロック605aで発生され、0であり、フォーカスエラー信号が0であること、すなわち対物レンズが正しいフォーカス位置にあることを表す。比較ブロック604aは、フォーカスエラー信号FEがゼロより下(<)であれば、デジタルの1を有する信号を出力する。よって、その時点のフォーカスエラーがゼロより下であるとき、比較ブロックから出力される信号はデジタルの1になる。よって、その時点のフォーカスエラーがゼロより上であるとき、比較ブロックから出力される信号はデジタルの0になる。さらに、回路部501aは、2つの入力端子を有するANDブロック606aを有する。ANDブロック606aの第1の入力端子には、ゼロ検出ブロック603aから出力される信号が供給され、第2の端子には、比較ブロック604aから出力される信号が供給される。さらにまた、ANDブロック606aは、両方の入力信号がデジタルの1であるとき、デジタルの1を有する信号を出力する。そうでなければ、出力される信号はデジタルの0である。
信号処理装置501は、他の一点鎖線で表した第2の回路部501bも有する。第2の回路部501bは、2つの入力端子を有する合計ブロック601bを有する。合計ブロック601bの第1の入力端子には中心開口信号CAが供給される。第2の入力端子には、第1の回路部501aと同様に、一定のCAレベル信号が供給される。同様に、CAレベル信号は中心開口信号の閾値に対応する。これはCAレベルブロック602bから供給される。中心開口信号CAは合計ブロック601bにおいてCAレベル信号から減算され、その結果の信号がゼロ検出ブロック603bに供給される。結果の信号がゼロであるとき、すなわち中心開口信号がCAレベル信号と等しいとき、ゼロ検出ブロック603bからの出力信号はデジタルの1を有する。
さらにまた、第2の回路部501bは、2つの入力端子を有する比較ブロック604bを有する。比較ブロック604bの第1の入力端子には、フォーカスエラー信号FEが供給され、一方、第2の端子には、発生ブロック605bから出力された一定信号が供給される。一定信号(constant signal)は発生ブロック605bで発生され、0であり、対物レンズが正しいフォーカス位置にあることを表す。比較ブロック604bは、フォーカスエラー信号FEがゼロ以上であれば、すなわちずれが正方向であれば、デジタルの1を有する信号を出力する。よって、その時点のフォーカスエラーがゼロより上であるとき、比較ブロックから出力される信号はデジタルの1になる。よって、その時点のフォーカスエラーがゼロより下であるとき、比較ブロック604bから出力される信号はデジタルの0になる。さらに、回路部501bは、2つの入力端子を有するANDブロック606bを有する。ANDブロック606bの第1の端子には、ゼロ検出ブロック603bから出力される信号が供給され、第2の端子には、比較ブロック604bから出力される信号が供給される。さらにまた、ANDブロック606bは、両方の入力信号がデジタルの1であるとき、デジタルの1を有する信号を出力する。そうでなければ、出力される信号はデジタルの0である。
信号処理装置501は、一点鎖線で表した第3の回路部501cも有する。この回路部は、2つの入力端子を有する比較ブロック604cを有する。第1の端子には中心開口信号CAが供給され、第2の入力端子には一定のCAレベル信号が供給される。再び、CAレベル信号は中心開口信号の閾値に対応する。CAレベル信号はCAレベルブロック602cから供給される。比較ブロック604cは、中心開口信号CAがCAレベル信号以上であるとき、デジタルの1を有する信号を出力する。そうでなければ、出力される信号はデジタルの0である。よって、中心開口信号がその時点で閾値以上であるとき、比較ブロックから出力される信号はデジタルの1になる。一方、中心開口信号がその時点でCAレベル信号より下であるとき、すなわち閾値より下であるとき、比較ブロックから出力される信号はデジタルの0になる。
ANDブロック606aからの出力信号は第1のセット・リセットブロック607aの第1の入力端子に供給される。セット・リセットブロック607aの第2の入力端子には比較ブロック604cからの出力信号が供給される。第1のセット・リセットブロック607aは、第1の入力端子がデジタルの1であるとき、デジタルの1を出力し、この値を第2の入力端子にデジタルの1の値を受け取るまで保持する。
ANDブロック606bからの出力信号は第2のセット・リセットブロック607bの第1の入力端子に供給される。セット・リセットブロック607bの第2の入力端子には比較ブロック604cからの出力信号が供給される。第2のセット・リセットブロック607bは、第1の入力端子がデジタルの1であるとき、デジタルの1を出力し、この値を第2の入力端子にデジタルの1の値を受け取るまで保持する。
さらにまた、信号処理装置501は、第1の発生ブロック608aと第2の発生ブロック608bとを有する。これらの発生ブロックは、中心開口信号が閾値より下であるとき、所定レベルを有する制御信号を発生する。換言すると、中心開口信号がCAレベル信号より下であるとき、これらの発生ブロックは所定レベルを有する制御信号を発生するように構成されている。よって、「拡張」S曲線を発生することができる。発生ブロック608aは、フォーカスエラーの符号が負であるときに使用され、発生ブロック608bは、フォーカスエラーの符号が正であるときに使用される。したがって、対物レンズが正しいフォーカス位置からずれている場合、そのずれの符号が最初に決定される。これは、比較ブロック604aと604bによりそれぞれ実行される。符号が負であれば、第1の発生ブロック608aはアクティベート(activated)できる。一方、フォーカスエラーの符号が負であるとき、第2の発生ブロック608bがアクティベートされる。
信号処理装置501は、さらに2つのスイッチングブロック609aと609bを有する。スイッチングブロック609bは3つの入力端子を有する。第1の入力端子には発生ブロック608bからの出力信号が供給される。第2の端子には、第2のセット・リセットブロック607bの出力信号が供給される。第3の入力端子にはフォーカスエラー信号FEが供給される。スイッチングブロック609bは、第2の入力端子の信号に基づいて、第1の入力端子と第3の入力端子の信号の間でスイッチする。セット・リセットブロック607bがセットされている(デジタルの1を与える)とき、スイッチングブロック609aは第3の入力端子からの出力を第1の入力端子にスイッチして、正の側に拡張レベル(extension level)を有する制御信号を出力する。スイッチングブロック609aはスイッチングブロック609bと同様に動作する。スイッチングブロック609aも3つの入力端子を有する。第1の入力端子には発生ブロック608aからの出力信号が供給される。第2の端子には、第1のセット・リセットブロック607aの出力信号が供給される。第3の入力端子にはスイッチング手段609bからの出力信号が供給される。スイッチングブロック609aは、第2の入力端子の信号に基づいて、第1の入力端子と第3の入力端子の信号の間でスイッチする。結果として、セット・リセットブロック607aがセットされている(デジタルの1を与える)とき、スイッチングブロック609bは第3の入力端子からの出力を第1の入力端子にスイッチして、負の側に拡張レベル(extension level)を有する制御信号を出力する。さらにまた、スイッチングブロック609aからの出力信号は、信号処理装置501が実施される光ディスクシステムにおいて、フォーカスアクチュエータを制御するために使用される制御信号である。
結果として、信号処理装置501のこの実施形態によると、中心開口信号CAがCAレベルブロック602cから供給されるCAレベル信号を越えると、比較ブロック604cがデジタルの1を出力し、それによりセット・リセットブロック607aと607bがそれぞれリセットされる。これらのブロックがそれぞれの第2の端子でデジタルの1を受け取ると、これらのブロックからの出力信号はデジタルの0を有する。これにより、フォーカスエラー信号FEが制御信号CSとして通される。中心開口信号が前記しきい値よりも下である場合、対物レンズのずれの符号を検出することができる。これは、前述のように、比較ブロック604aと604bにより実現される。符号が正であるとき、正の「拡張」所定レベルを有する制御信号CSを発生ブロック608bにより発生することができる。同様に、対物レンズのずれの符号が負であるとき、負の信号値を有する制御信号CSを発生ブロック608aにより発生することができる。
以上で、光ディスクシステム50において実施する信号処理装置501の好ましい実施形態を説明したが、当業者には言うまでもなく、信号処理装置501には他にも複数の可能な実施形態がある。例えば、フォーカスエラー信号FEの可能な信号値と中心開口信号CAとの所定のレベルのリストを有するルックアップテーブルを備えた代替的信号処理装置501を考えることができる。フォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAとを検出した後、その検出した信号の信号値に応じて、信号処理装置501により制御信号を発生することができる。
本発明の第2の態様によると、フォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAとに基づき光ディスクシステムにおいてフォーカスアクチュエータを制御する方法が提供される。再度、フォーカスエラー信号は、主に焦点と光ディスクシステムにより読み出される記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離に対応する。また、中心開口信号は、前記光ディスクシステムにより読み書きされる記録媒体からの反射光量に対応する。
図7は、本発明による方法70の第1の実施形態を示すフローチャートである。本方法の第1の実施形態は、必ずではないが好ましくは、上記の第1の実施形態による光ディスクシステム30で使用される。ステップ701において、中心開口信号CAとフォーカスエラー信号FEが検出される。必ずではないが好ましくは、このステップは上記の信号処理装置301により実行される。さらにまた、次のステップ702において、中心開口がある閾値以上であるか決定する。再度、この閾値は、図1に示したフォーカスエラー信号FEのA領域からB領域への移行を表すことが好ましい。中心開口信号の信号値が閾値以上であるとき、本方法はステップ704に進み、制御信号を発生する。しかし、中心開口信号値が閾値より下であるとき、フォーカスエラー信号の符号がどちらであるか決定する。これはステップ703で行われる。対物レンズが図1に示した正の方向にずれているとき、符号は正である。同様に、対物レンズが正しいフォーカス位置から負の方向にずれた時、符号は負である。
本方法の最重要ステップはステップ704である。このステップでは、制御信号CSが発生される。制御信号CSは、中心開口信号が閾値以上であるとき、すなわちフォーカスエラーがフォーカスエラー信号の領域A内にあるとき、フォーカスエラー信号FEに対応する。そうでないとき、すなわち中心開口信号の信号値が閾値より下であるとき、所定レベルを有する制御信号が発生される。中心開口信号CAが閾値より下であるときに発生される制御信号CSは、図4を参照して詳しく説明したので、本発明による方法とともにさらに詳しく説明はしない。ステップ704は、フォーカスエラー信号の符号に応じて制御信号を発生するさらに別のステップを有する。その符号はステップ703で決定されたものである。符号が正であるとき、正の拡張を有する制御信号が発生される。同様に、対物レンズが正しいフォーカス位置から負の方向にずれた場合、負の所定信号値を有するフォーカスアクチュエータ制御信号が発生される。
ステップ705において、制御信号CSに基づきフォーカスアクチュエータを制御するために、制御信号CSが少なくとも1つのコントローラに供給される。必ずではないが好ましくは、ステップ705において、フォーカスアクチュエータのダンピング動作の制御と、フォーカスアクチュエータのトラッキング動作の制御を有する。このように、光ディスクシステムが振動またはショックにさらされた場合、立ち上がり及び/または回復時にまずフォーカスアクチュエータ309をダンプするが、そのダンプ後にトラッキング動作を再び実行できる程度にそのダンプを行うことができる。
本方法80の第2の実施形態による方法の第2の実施形態を、図8を参照してここで説明する。本方法の第2の実施形態は、図テップ704までは本方法の第1の実施形態と同様である。それゆえ、図7に示された対応する方法ステップに対して、図8では対応する参照符号を使用した。第2の実施形態による方法は、好ましくは、上記の第2の実施形態による光ディスクシステム50で使用される。
この実施形態による方法は、ステップ805、806、807をさらに有する点で、第1の実施形態とことなる。まず、ステップ702において、中心開口信号が閾値以上であるかどうか決定する。中心開口信号が閾値より下であるとき、フォーカスアクチュエータのダンピング動作を制御するダンピングコントローラ(PDコントローラ等)をアクティベート(activate)する。さらにまた、この状態で、フォーカスアクチュエータのトラッキング動作を制御するトラッキングコントローラ(PIDコントローラ)をデアクティベート(deactivate)する。それにより、フォーカスアクチュエータのダンピング動作のスイッチがオンになる。これは図8に示したステップ807で実行される。中心開口信号CAが閾値以上である場合、ステップ805において、記録媒体のデータレイヤに対する対物レンズの焦点の速さが検出される。光ディスクシステムにより読み書きされる記録媒体が光ディスクシステムの焦点を通過し、前記速さが所定値より低いとき、ステップ806において、ダンピングコントローラがデアクティベートされ、トラッキングコントローラがアクティベートされる。よって、トラッキング動作のスイッチがオンになる。
あるいは、ステップ805において、第2のスイッチング基準を第1の第1のスイッチング基準と組み合わせて使用してもよい。さらに別の代替案として、ステップ805において、第1のスイッチング基準を第2のスイッチング基準で置き換えてもよい。この第2の基準により、中心開口信号CAがS曲線の2つのゼロ交差の間で閾値以上であるとき、すなわち中心開口信号CAがフォーカスエラー信号の2つ以上の連続するゼロ交差の間に閾値より上に留まるとき、ダンピングコントローラがデアクティベートされ、トラッキングコントローラがアクティベートされる。言い換えると、フォーカスエラーがフォーカスエラー信号の2つ以上の連続するゼロ交差の間に領域Aに留まるとき、すなわちフォーカスアクチュエータが十分にダンプされているとき、ダンピングコントローラをデアクティベートし、トラッキングコントローラをアクティベートすることができる。それにより、「拡張」フォーカスアクチュエータ制御信号CSを使用することなく、フォーカスアクチュエータのトラッキング動作のスイッチをオンにすることができる。
本発明による方法は、「拡張」S曲線と、ダンピングコントローラとトラッキングコントローラの制御とを組み合わせることにより、光ディスクの立ち上がり及び/またはリカバリ時の振る舞いを改善することができる。
本発明の第3の態様によると、光ディスクシステムにおいて実施されるコンピュータ読み取り可能媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能媒体に化体された、コンピュータにより処理されるコンピュータプログラムである。本発明によると、このコンピュータプログラムは、本発明の第2の態様による方法を実行するコードセグメントを有する。本発明による方法はすでに説明したので、ここではさらには説明しない。
本発明のさらに別の態様によると、光ディスクシステムにおいてフォーカスアクチュエータを制御する制御信号CSが提供される。制御信号CSは、フォーカスエラー信号FEと中心開口信号CAとに基づく。再度、フォーカスエラー信号FEは、一般的に、焦点と光ディスクシステムにより読み出しまたは書き込みされる記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離に対応する。また、中心開口信号CAは、前記光ディスクシステムにより読み出される記録媒体からの反射光量に対応する。さらにまた、制御信号CSは、中心開口信号が閾値以上であるとき、フォーカスエラー信号FEに対応する。また、この閾値は、図1に示したフォーカスエラー信号FEのA領域からB領域への移行を表すように選択されることが好ましい。さらにまた、制御信号は、中心開口信号が閾値より下であるとき、所定レベルを有する信号として発生される。中心開口信号CAが閾値より下であるときに発生される制御信号は、図4を参照して詳しく説明したので、ここではさらに詳しく説明はしない。
ここまでは、記録媒体が光ディスクシステムにより実質的に完全に読み書きされたときに、本発明をその異なる態様を参照して説明してきた。しかし、光ディスクシステムが読み書きする記録媒体には、黒点、キズ、指紋等があることもある。信号処理装置が焦点を登録(registering)せずに、記録媒体が焦点を通り過ぎることがある。欠陥の時に記録媒体が焦点と交差すると、フォーカスエラーが間違った符号を有するかも知れない。そうであれば、この結果制御入力の符号が間違い、フォーカスアクチュエータは、望ましい方向ではなく、記録媒体のデータレイヤから遠ざかるように押されることになる。これにより、フォーカスアクチュエータは、一方向で記録媒体に達するまで、または他方向で光ピックアップのシャーシに達するまで押され、この位置に留まる。制御入力は一定値に留まり、フォーカスアクチュエータはオーバーヒートするかも知れない。さらに、フォーカスアクチュエータは、記録媒体に向けて押されると、記録媒体にぶつかり、記録媒体とフォーカスアクチュエータの両方が大きく損なわれる。以下では、本発明によりこれらのシナリオを以下に防止するか説明する。この例では、言うまでもなく、第2の実施形態による信号処理装置501を使用する。
オーバーヒートの防止:光ピックアップ装置305を通る最大許容電流は、使用する光ピックアップ装置の仕様書で分かる。例えば、光ピックアップ305の最大許容連続電流は120mAであり得る。それゆえ、2秒間なら240mAの電流が許容される。7.6Ωのコイル抵抗(resistance of a coil)Rを使用するとき、許容電圧は図9の式1で計算できる。従って、最大許容連続電圧は0.912Vである。それゆえ、2秒間なら1.824Vの電圧が許容される。図4に示した制御信号の「拡張」部分は4μmの値において一定であるとする。拡張部分におけるPDコントローラの電圧は、PDコントローラの「s↓0」のP動作により決まる(これは拡張レベルが一定である場合であることに留意せよ)。これにより図9の式2が得られる。ここでPはPDコントローラの利得である。PDコントローラ利得は制御される光ディスクシステム50の所望帯域幅に依存する。PDコントローラ利得は、光ピックアップ装置305とPDコントローラ513aの伝達関数を用いて、所望の帯域幅ωBW[rad/s]の関数として計算できる。光ピックアップ装置の伝達関数は図9の式3に示した。さらに、図9の式4は、ローパスフィルタを有するPDコントローラ513aの伝達関数を示す。この例では、PDコントローラ513aは、ωBW/3にゼロを有し、ωBW*3に極(pole)を有するリードフィルタ(lead filter)と、ωBW*10に極を有するローパスフィルタとして実施できる。
PDコントローラ513aの利得は、図8の式5に示したオープンループの伝達関数が所望の帯域幅において0dBの振幅を有するような値でなければならない、すなわち
Figure 2008523535
オープンループ伝達関数は式5に示した。式5と、
Figure 2008523535
とを用いて、モデルパラメータと帯域幅の関数としてPDコントローラ利得Pを求める異ができる。s=jωBWである帯域幅の周波数において振幅は1なので、式6と式7が得られる。
さらに、図9の式9を用いて、ローパスフィルタを有するPDコントローラのゲインを各帯域幅ωBW[rad/s]について計算することができる。拡張部分におけるPDコントローラ513aの電圧は、式9と式2を用いて、帯域幅の関数として計算できる。例えば、0.912Vの最大許容連続電圧は約1kHzの帯域幅で達成できる。1.824V、2秒間の最大許容電圧は、約1.4kHzの帯域幅で達成できる。ある時間の最大許容電圧が分かると、それを用いて、オーバーヒートを防止するために、制御信号CSの拡張部分にフォーカスアクチュエータがどれくらい長く留まれるかを決定することができる。
CDとの衝突防止:フォーカスアクチュエータ306と記録媒体304との間の最大距離は、使用する光ピックアップに依存する。例えば、光ピックアップ装置305は、この距離が1.61mmと指定され得る。この例では、0.5mmの記録媒体304の最大垂直ずれにより、この距離は1.11mmに減少する(しかし、記録媒体の最大垂直ずれは媒体の種類によって異なることに留意せよ)。S曲線の拡張部分におけるPDコントローラの電圧は、図9の式2を用いて計算できる。再度、PDコントローラの利得は、制御される光ディスクシステムの帯域幅に依存し、図9の式9を用いて計算できる。ランプ312により到達するフォーカスアクチュエータ位置Dは、
Figure 2008523535
を用いて計算できる。記録媒体304までの残りの距離は、
Figure 2008523535
の値を有する。記録媒体304に到達する時間は、ステップの終了値がS曲線の拡張部分のコントローラ電圧であるステップ応答を用いて、決定できる。位置dに到達する時間は、記録媒体304に衝突する前に、フォーカスアクチュエータが制御信号CSの拡張部分にいる最大時間の目安である。
各帯域幅についてすべてのランプ値にわたる最小時間と最大時間をトラッキングすることにより、記録媒体304に到達するまでの時間範囲を帯域幅の関数として決定することができる。この例では、356Hzの帯域幅まで、記録媒体304には決して到達しなかった。これは、S曲線の拡張部分におけるPDコントローラ513aの電圧によりフォーカスアクチュエータ位置が、常に1.11mmより小さい。
最大値において、ランプは1.28Vの電圧である。1.28Vの電圧は、0.95mmのフォーカスアクチュエータ位置に対応する。記録媒体までの最小距離は0.15mmである。356Hzの帯域幅までの拡張部分のPDコントローラ電圧により、位置は0.15mmより小さい。例えば、356Hzの帯域幅が与えられると、この例によるPDコントローラの電圧は、S曲線の「拡張」部分において0.1152Vである。
この例では、正の側の最大許容できる所定の「拡張」S曲線レベルは、制御される光ディスクシステムの帯域幅に依存し、正の「拡張」部分のPDコントローラの電圧は0.1152Vである。このように、フォーカスアクチュエータは記録媒体304と決して衝突しない。この例では、負の側の「拡張」S曲線には最大可能拡張レベルが与えられている。
当業者には言うまでもなく、本発明はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを含む任意の好適な形式で実施できる。しかし、本発明は、1つ以上のデータプロセッサ及び/またはデジタル信号プロセッサ上で実行されるコンピュータソフトウェアとして実施することが好ましい。本発明の実施形態の構成要素は、いかなる好適な方法で物理的、機能的、論理的に実施してもよい。機能は単一のユニット、複数のユニット、または他の機能ユニットの一部として実施することもできる。このように、本発明は、単一ユニットで実施することもできるし、異なる複数のユニットやプロセッサに物理的かつ機能的に分散して実施することもできる。
本発明の具体的な態様や実施形態を参照して本発明を説明したが、ここに記載した具体的な形式に限定することを意図したものではない。むしろ、本発明は添付した請求項によってのみ限定され、上記の実施形態以外の実施形態も添付した請求項の範囲に等しく入りうる。例えば、中心開口信号が閾値以上である時にフォーカスエラー信号に対応し、中心開口信号がその閾値より下である時に所定レベルを有する信号に対応するフォーカス制御信号の生成を可能にする信号処理装置の異なる構成も上記の実施形態以外の実施形態も添付した請求項の範囲に等しく入りうる。
フォーカスエラー信号における振動を示す波形チャートである。フォーカスエラー信号は焦点と記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離の関数として示される。 中心開口信号における振動を示す波形チャートである。中心開口信号は、焦点と記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離の関数として示される。 本発明による信号処理装置が実施される光ディスクシステムの第1の実施形態を示す図である。 図2の中心開口信号が一定の閾値より下である時に制御信号の変化を示す波形チャートである。 本発明による信号処理装置が実施される光ディスクシステムの第2の実施形態を示す図である。 図5の光ディスクシステムで実施される信号処理装置の好ましい実施形態を示すブロック図である。 光ディスクシステムにおけるフォーカスアクチュエータの制御方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。 光ディスクシステムにおけるフォーカスアクチュエータの制御方法の第2の実施形態を示すフローチャートである。 数式を示す図である。

Claims (24)

  1. 光ディスクシステムにおけるフォーカスアクチュエータを制御する信号処理装置であって、
    前記信号処理装置は、フォーカスエラー信号と中心開口信号に基づき前記フォーカスアクチュエータを制御するフォーカスアクチュエータ制御信号を発生するように構成され、
    前記フォーカスアクチュエータ制御信号は、前記中心開口信号が閾値以上であるとき前記フォーカスエラー信号に対応し、前記中心開口信号が前記閾値より下であるとき所定レベルを有する信号である、信号処理装置。
  2. 前記フォーカスエラー信号は焦点と前記光ディスクシステムにより読み書きされる記録媒体のデータレイヤとの間の相対距離に対応し、前記焦点は対物レンズの焦点である、請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記中心開口信号は前記光ディスクシステムにより読み書きされる記録媒体からの反射光量に対応する、請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記フォーカスアクチュエータ制御信号の前記所定レベルは可変である、請求項1に記載の信号処理装置。
  5. 前記中心開口信号を検出し、
    前記中心開口信号が前記しきい値以上かどうか決定するようにさらに構成された、
    請求項1に記載の信号処理装置。
  6. 前記フォーカスエラー信号を検出し、
    前記中心開口信号が前記しきい値より下であるとき、前記フォーカスエラー信号の符号が正か負かさらに決定し、
    前記符号に応じて前記フォーカスアクチュエータ制御信号を発生するようにさらに構成された、請求項5に記載の信号処理装置。
  7. 前記フォーカスアクチュエータを制御するように構成された少なくとも1つのコントローラをさらに有する、請求項1に記載の信号処理装置。
  8. 前記少なくとも1つのコントローラは、前記フォーカスアクチュエータのダンピング動作とトラッキング動作を制御するように構成された、請求項7に記載の信号処理装置。
  9. 前記フォーカスアクチュエータのダンピング動作を制御するように構成されたダンピングコントローラと、
    前記フォーカスアクチュエータのトラッキング動作を制御するように構成されたトラッキングコントローラとをさらに有する、請求項1に記載の信号処理装置。
  10. 前記信号処理装置は、前記記録媒体のデータレイヤに対する対物レンズの頂点の速さを決定し、前記記録媒体が前記焦点を通り過ぎて前記速さが所定値より低いとき、前記トラッキングコントローラを起動するようにさらに構成された、請求項9に記載の信号処理装置。
  11. 前記信号処理装置は、前記フォーカスエラー信号の2つ以上の連続したゼロ交差の時に前記中心開口信号が前記しきい値以上であるとき、前記ダンピングコントローラをデアクティベートして前記トラッキングコントローラをアクティベートするようにさらに構成された、請求項9または10に記載の信号処理装置。
  12. 前記中心開口信号が前記しきい値より下であるとき、前記ダンピングコントローラをアクティベートし、前記トラッキングコントローラをデアクティベートするようにさらに構成された、請求項9ないし11いずれか一項に記載の信号処理装置。
  13. 前記ダンピングコントローラはPDコントローラであり、前記トラッキングコントローラはPIDコントローラである、請求項9ないし12いずれか一項に記載の信号処理装置。
  14. 前記フォーカスアクチュエータは、前記焦点の位置を制御するように構成されている、請求項2ないし13いずれか一項に記載の信号処理装置。
  15. 前記信号処理装置は光ディスクシステムに組み込まれた、請求項1ないし14いずれか一項に記載の信号処理装置。
  16. フォーカスエラー信号と中心開口信号とに基づき光ディスクシステムにおいてフォーカスアクチュエータを制御する方法であって、
    前記中心開口信号が閾値以上である時に前記フォーカスエラー信号FEに対応するフォーカスアクチュエータ制御信号を発生する段階と、
    前記中心開口信号が前記しきい値より下であるとき、所定レベルを有するフォーカスアクチュエータ制御信号を発生する段階とを有する方法。
  17. 前記中心開口信号を検出する段階と、
    前記中心開口信号が前記しきい値以上かどうか決定する段階とを有する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記フォーカスエラー信号を検出する段階と、
    前記中心開口信号が前記しきい値より下であるとき、前記フォーカスエラー信号の符号が正か負かさらに決定する段階と、
    前記符号に応じて前記フォーカスアクチュエータ制御信号を発生する段階とを有する、請求項17に記載の方法
  19. 前記フォーカスアクチュエータ制御信号に基づき前記フォーカスアクチュエータをさらに制御するために、少なくとも1つのコントローラに前記フォーカスアクチュエータ制御信号を供給する段階をさらに有する、請求項16に記載の方法
  20. 前記光ディスクシステムにより読み書きされる記録媒体のデータレイヤに対する対物レンズの焦点の速さを決定する段階と、
    前記記録媒体が前記光ディスクシステムの焦点を通り過ぎ前記速さが所定値より低いとき、
    前記フォーカスアクチュエータのダンピング動作を制御するダンピングコントローラをデアクティベートし、
    前記フォーカスアクチュエータのトラッキング動作を制御するトラッキングコントローラをアクティベートする段階をさらに有する、請求項16に記載の方法
  21. 前記中心開口信号が前記フォーカスエラー信号の2つ以上の連続するゼロ交差の際、前記所定の閾値以上であるかどうか決定する段階と、
    そうであるとき、前記フォーカスアクチュエータのダンピング動作を制御するダンピングコントローラをデアクティベートし、
    前記フォーカスアクチュエータのトラッキング動作を制御するトラッキングコントローラをアクティベートする段階とを有する、請求項16または20に記載の方法。
  22. 前記中心開口信号が前記しきい値より下である時、
    前記フォーカスアクチュエータのダンピング動作を制御するダンピングコントローラをアクティベートし、
    前記フォーカスアクチュエータのトラッキング動作を制御するトラッキングコントローラをデアクティベートする段階とを有する、請求項16、20、または21いずれか一項に記載の方法。
  23. 光ディスクシステムに組み込まれ、コンピュータにより処理されるコンピュータプログラムを化体したコンピュータ読み取り可能媒体であって、前記コンピュータプログラムが請求項16乃至22いずれか一項による方法を実行するコードセグメントを有する媒体。
  24. フォーカスアクチュエータを制御する光ディスクシステムにおいて使用されるフォーカスアクチュエータ制御信号であって、
    前記フォーカスアクチュエータ制御信号は、フォーカスエラー信号と中心開口信号に基づき、
    前記フォーカスアクチュエータ制御信号は、前記中心開口信号が閾値以上であるとき前記フォーカスエラー信号に対応し、前記中心開口信号が前記閾値より下であるとき所定レベルを有する信号である信号。
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