JP2008520261A - 改良型フライパン - Google Patents

Abstract

【課題】調理品を油が除去された状態でフライパンから取り出すことを可能とし、内部の汚れを除去することができる改良型フライパンを提供する。
【解決手段】本発明に係る改良型フライパンは、移動及び着脱することができ、大きめの開口部（１．１）が設けられた上部領域（１．１）と、不純物のフィルターとして機能し、フライパンに戻る油から不純物を除去することができる小さめの開口部が設けられた下部領域（１．２）と、を有するグリル（１）によって食品調理領域から分離された油回収用貯蔵部（２）を有する。
【選択図】図３

Description

本発明は、皿又はトレーに移すために調理品をフライパンから取り出す際に、調理品から余分な油を取り除くことができる改良型フライパンに関する。

フライパンは、フライパンを傾けて調理品を取り出す際に油を貯蔵する油貯蔵部を有することを特徴とする。

また、フライパンは、使用済みの油をその後の使用に備えて濾過するグリルを有することを特徴とする。

台所用品市場、より詳細には食品の炒め調理に関連する分野では、様々な用途に応じた多様なフライパンが市販されている。

油を除去した状態で調理品を取り出す様々な方法があるが、フライパンと同一形状を有するステンレス製グリルを通常のフライパンに単に取り付ける方法が広く知られている。

スペイン実用新案公報第Ｕ８９０１４２０号は、取っ手を有する油切りバスケットを備え、バスケットを支持手段によってフライパンに取り付けることを特徴とするフライパンを開示している。

この場合、油が濾過されず、不純物が油から除去されないため、使用後に油を廃棄するか、別の手段によって濾過しなければならない。

これらの欠点は、以下に開示する発明によって克服することができる。
スペイン実用新案公報第Ｕ８９０１４２０号

本発明は、調理品を皿又はトレーに移すためにフライパンを傾けた際に、調理品を油切りした状態でフライパンから取り出すことを可能とする改良型フライパンに関する。

本発明のフライパンは、貯蔵部の内部から汚れを除去することができるように移動及び着脱することができるグリルによって食品調理領域から分離された油回収用貯蔵部を有する。

グリルは、使用後の油が不純物と共に通過する大きめの開口部が設けられた上部領域と、不純物のフィルターとして機能し、不純物が除去された油をフライパンに戻すための小さめの開口部が設けられた下部領域と、を有する。

貯蔵部はフライパンの底部に対して傾きを有し、油をフライパンの底部に容易に戻すことができる。

また、上記傾きにより、油から不純物を濾過する小さめの開口部を有するグリルの底部領域に油が流れる。

フライパンの底部から一定の高さの位置には、投入することができる油の最大量を示す油量マークが円周に沿って設けられている。そのため、調理品を取り出すためにフライパンを傾けた際にフライパンの縁から油がこぼれることはなく、貯蔵部内に油を完全に収容することができる。

以下、本発明の好適な実施形態を例示し、本発明を限定するものではない図面を参照して本発明について説明する。

上述したように、本発明は、調理品を油が除去された状態でフライパンから取り出すことを可能とするグリル（１）が設けられたフライパンである。

本発明のフライパンは片側に油貯蔵部（２）を有する。

貯蔵部の内面は、２つの異なる開口部を有するグリル（１）で塞がれている。開口部は、調理品を取り出すためにフライパンを傾けた際に油と不純物が通過する大きめの矩形の開口部（１．１）と、フライパンに戻る際に油が濾過されながら通過する小さめの円形の開口部（１．２）からなる。

貯蔵部（２）の底は、調理品を取り出した際に油（５）がフライパンに容易に戻ることを可能とする１０°〜１５°の傾き（２．１）を有する。

このようにして、油は使用できる状態でフライパンに残り、完全に不純物が除去されている。

フライパンの下部には、油量マーク（３）として、フライパンのその他の部分とは異なる曲率半径を有する部分が図示されている。

油量は、貯蔵部（２）内に保持することができる油（５）の最大量を示す。従って、油量マーク（３）を守れば、フライパンを傾けた際に油（５）がフライパンからこぼれることはない。

フライパンは、調理品を取り出す連続した部分として凹状の口部（４）を貯蔵部（２）の上部に有することができる。

本発明のフライパンはアルミニウム製である。

非限定的に説明した構成部材の材料、形状、大きさ及び配置を、本発明を再現するために当業者が変形したとしても、本発明の本質的な特性が変わることはない。

調理品を取り出すための口部を有する本発明のフライパンの斜視図である。 傾きが異なるフライパンの断面図である。 調理品を取り出すための口部を有していない本発明のフライパンの斜視図である。

符号の説明

１ グリル
２ 油貯蔵部
１．１ 大きめの開口部
１．２ 小さめの開口部
２．１ 傾き
３ 油量マーク
４ 口部
５ 油

Claims (5)

1. 改良型フライパンであって、
   前記フライパンの底部に対して傾き（２．１）を有する油回収用の貯蔵部（２）を有し、
   前記貯蔵部は、大きめの上部開口部（１．１）と、油から不純物を濾過する小さめの下部開口部（１．２）とを備えた移動及び着脱可能なグリル（１）によって食品調理領域から分離され、
   前記貯蔵部が保持することができる油の最大量を示すマーク（３）をさらに有することを特徴とする改良型フライパン。
2. 請求項１において、前記上部開口部（１．１）が矩形であることを特徴とする改良型フライパン。
3. 請求項１において、前記下部開口部（１．２）が円形であることを特徴とする改良型フライパン。
4. 請求項１において、前記傾き（２．１）が前記フライパンの底部に対して１０゜〜１５゜であることを特徴とする改良型フライパン。
5. 請求項１において、調理品を取り出す際に前記調理品を外部に送り出す口部（４）を前記貯蔵部（２）の上部にさらに有することを特徴とする改良型フライパン。

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