JP2008510535A - 歯科用パノラマx線装置における患者の目標相対位置、または該装置が患者を基準として移動する目標軌道を特定する方法、ならびに、この目的に適した装置 - Google Patents

歯科用パノラマx線装置における患者の目標相対位置、または該装置が患者を基準として移動する目標軌道を特定する方法、ならびに、この目的に適した装置 Download PDF

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Abstract

歯科用パノラマX線装置(10)における患者の目標相対位置を特定する方法において、患者の歯列弓(68、70)の前部域(72、74)の湾曲度を求める。そこから、また、投影アーチ面(88)から、患者の顎に関する目標位置座標を算出する。さらに、歯列弓(68、70)の中間部域(76、78)および/または後部域(80、82)の湾曲度を求め、目標位置座標の算出の際に考慮する。診断ユニット(20)の目標軌道を特定する方法において、患者の歯列弓(68、70)の前部域(72、74)の湾曲度を求め、X線装置において、X線放射源(14)および検出ユニット(16)が走査する空間の中にある一箇所に患者の歯列弓を固定する。さらに、そこで患者の歯列弓の中間部域(76、78)および/または後部域(80、82)の湾曲度を求め、測定された湾曲度から診断ユニット(20)にとっての目標軌道曲線を算出する。方法の実施に適した装置も本発明の対象である。
【選択図】図1

Description

本発明は、
a)患者の歯列弓の前部域の湾曲度を求め;
b)そこから、およびパノラマX線装置の投影アーチ面から、患者の顎に関する目標位置座標を算出する、
歯科用パノラマX線装置における患者の目標相対位置を特定する方法に関する。
さらに、本発明は、
a)患者の歯列弓の前部域の湾曲度を求め;
b)パノラマX線装置において、X線放射源およびこれと共に移動する剛体の検出ユニットが走査する空間の中にある一箇所に患者の歯列弓を固定する、
歯科用パノラマX線装置が患者を基準として移動する目標軌道を特定する方法に関する。
本発明はまた、歯科用パノラマX線装置における患者の目標相対位置、またはパノラマX線装置において固定された患者の顎を基準とする診断ユニットの目標軌道を特定する装置であって、
a)患者の顎の前部域において患者の歯と協働し、患者の歯の位置の特徴を示す顎形状信号を準備するセンサユニットと;
b)センサユニットからの顎形状信号を受け取り、これから、およびパノラマX線装置の投影アーチ面を特定するパノラマX線装置の検出ユニットおよびX線放射源の軌道から、患者の顎の目標位置座標を算出する計算ユニットと、
を備えた装置に関する。
投影アーチ面(略して、投影アーチ)とは、パノラマX線装置の撮影結果であるX線画像において鮮明に写し出されたアーチ面を言う。すなわち、X線画像が示すのは、X線撮影の間、投影アーチ面の中にある患者の組織である。
歯科用パノラマX線装置の撮影では、患者の頭はX線放射源とX線検出器の間にあり、両者がアーチ形の軌道において患者の頭の周囲を回る。加えて、X線放射源と検出ユニットは通例、水平面内で互いに一定の間隔をあけて垂直回転軸を中心として回転し、回転軸の方は、回転動作の間、特定の軌道の上を走行する。
この軌道の理想的推移は、患者の歯列弓幾何形状から明らかとなる。歯列弓は、前方の歯の部域で大きい湾曲度を見せるのに対し、中間ないしは後方の歯の部域では湾曲度が比較的小さい。
X線放射源と検出ユニットが患者の頭の周囲を回る間に多数の個別写真が作製され、相応の計算ユニットにより1つの全体画像にまとめられる。
個別写真は各々、X線が透過した患者の組織を鮮明に写し出した細幅の平坦な投射領域に割り当てられる。つまり、単純な表現をするならば、パノラマX線画像を作るために、個別画像のそれぞれ相対的に細幅の水平領域が1つにまとめられ、その際、標準の顎形状に従ってX線放射源と検出ユニットの回転軸の移動が行われる。
パノラマX線装置の投影アーチ面は、個別画像ないしは帯画像のそれぞれの投影面の、1つにまとめられた水平部域から明らかとなる。全体として、パノラマX線装置の投影アーチ面は、X線放射源と検出ユニットが患者の頭の周囲を回る軌道から結果として得られるが、これは通例、手動で、またはデータバンクからのデータに則して設定できる。
さらになお、歯科用パノラマX線装置の撮影条件が設定できるが、ここでX線放射源のパラメータとして数えられるのは、特にX線管電圧、露出時間、ビーム電流およびビーム断面積である。
合成のX線画像が患者の望みの部域を示すよう、患者は、パノラマX線装置においてある一定の目標相対位置、すなわち患者の歯列弓が可能な限り大きい領域で位置決めされなければならない。
パノラマX線装置の設定と並んで、患者の位置決めも普通に手動で行われる。そのためにパノラマX線装置は、患者が咬む形の咬合ホルダを使えるようにしている。そこで、大抵は光学装置を使って、患者の上顎と下顎の間の平面が水平に走るように位置を調整する。次に、オペレータが目視で把握した患者の歯列弓に合せて投影アーチを手動で調整し、該歯列弓をX線放射源とX線検出器の間で垂直と水平の両方向において、パノラマX線装置の投影アーチ面が可能な限りうまく患者の歯根を通過するような位置にもっていく。
上に挙げた手動設定は、一方で時間がかかりすぎ、他方で大いに誤差を伴う。位置アーチ面が望み通りに歯根を通過せず、それゆえ、これが鮮明に写し出されないと、作製されたX線写真の半分以上は不適切である。
誤差の源を小さくすることは、独国特許第3 808 009C2号明細書において述べられた通りの冒頭に挙げた種類の装置によって達成された。この装置では、各種のセンサを使って患者の切歯および/または犬歯の位置が検出される。検出された歯相互の相対位置は、パノラマX線装置における患者の目標相対位置を特定するための基礎として役立つ。患者の歯列弓を特定するためには、生理学的な患者データが記憶されているデータバンクを利用する。このデータバンクから、診察すべき患者の切歯および/または犬歯の位置から求められた歯列弓形状と可能な限り一致する歯列弓形状データを選び出し、診察すべき患者に割り当てる。
患者の歯列弓を特定するために把握されるのは該患者の切歯および/または犬歯だけであるから、患者には、該患者の実際の歯列弓形状と異なる歯列弓幾何形状、とりわけ顎の中間部域と後部域において該患者の実際のものとは別の推移を呈する幾何形状が割り当てられる可能性がある。
その結果、撮影されたX線画像は、大臼歯および小臼歯の部域を満足し得るほど鮮明には描き出さず、続いて処置する歯科医による診断にとって適当でないということが起こり得る。
よって、本発明の課題は、歯科用パノラマX線装置における患者の目標相対位置、または歯科用パノラマX線装置が患者を基準として移動する目標軌道がより良く求め得るような、冒頭に挙げた種類の方法ならびに装置を提供することである。
方法に関しては、本発明の課題は、目標相対位置に基づき、
c)さらに、患者の歯列弓の中間部域および/または後部域の湾曲度を求め、顎に関する目標位置座標の算出の際に考慮することで達成される。
歯科用パノラマX線装置が患者を基準として移動する目標軌道に基づき、上に挙げた課題は、
c)さらに、患者の歯列弓の中間部域および/または後部域の湾曲度を求め、
d)測定された歯列弓の前部域および中間部域および/または後部域の湾曲度から、X線放射源と検出ユニットにより作られた診断ユニットにとっての目標軌道曲線を算出することによって達成される。
装置に関しては、上に挙げた課題は、
c)センサユニットがさらに、患者の顎の中間部域および/または後部域において該患者の歯と協働することによって達成される。
追加的に患者の歯列弓の中間部域および/または後部域の湾曲度を求めることにより、またはセンサユニットが患者の顎の中間部域および/または後部域と協働することにより、患者の歯列弓全体の幾何形状を高い精度で特定することが可能である。これにより、患者の目標位置座標を算出するとき、データバンクに記憶されている生理学的な患者データを利用せずに済む。また、患者の歯列弓幾何形状を目視で特定する誤差を伴う作業がもはや必要でなくなる。患者の目標相対位置の特定は、患者の実際に存在する歯列弓幾何形状と一致する測定された歯列弓幾何形状を基礎にして行われる。これにより、算出された患者の目標相対位置は不要となり、パノラマX線撮影の際、パノラマX線装置の投影アーチ面は患者の歯列弓と高い精度で一致することになる。
X線放射源と検出ユニットにより作られた診断ユニットにとっての目標軌道曲線を、歯列弓の前部域および中間部域および/または後部域の測定された湾曲度に則して算出することにより、投影アーチ面を患者の実際の歯列弓幾何形状に適合させることが可能となる。
本発明による装置の有利な実施形態が従属請求項に記載されている。
以下、本発明の実施形態を添付図面に則して詳細に説明する。
図1は、X線放射源14およびCCDセンサ16の形の検出ユニットを具備するフレーム12を備えた歯科用パノラマX線装置10を示す。X線放射源と検出ユニットは、垂直軸Aを中心として回転でき、回転アーム18を介して互いに剛結合し、そこで同じ高さで向き合っている。Eで表されているのは、垂直軸Aの上に垂直に立つ撮影平面で、これが、CCDセンサ16の中心と、同じ高さにあるX線放射源14の窓の中心とを横切る。図1に示すxyz座標系はフレーム固定形である。そのz軸が回転軸Aに平行に走り、そのxy平面が撮影平面Eに平行である。X線放射源14とCCDセンサ16と回転アーム18が一体となって診断ユニット20を作る。
顎をパノラマX線装置で撮影しようとする患者を、撮影に備えて、X線放射源14から発せられたX線がCCDセンサ16に当たる前に該患者の頭22、より厳密には上顎24と下顎26を貫通するようにX線放射源14の高さ、ないしは、CCDセンサ16の高さで位置決めする。
回転アーム18は、患者の上方で垂直回転軸Aを中心として回転できるように支承されており、駆動モータ28を使ってねじり回転可能である。ここで、回転軸Aは、さらに少なくとも1つの方向、好ましくは2つの独立した方向において座標駆動装置30により水平走行可能である。X線放射源14とCCDセンサ16は、これで、パノラマX線撮影時に患者の頭22の周囲を、水平平面E内に存在する特定の湾曲軌道に沿って回る。
X線管電圧、露出時間、ビーム電流またはビーム断面積などの撮影パラメータの設定値は、計算ユニット32からデータ伝送線34を介してX線放射源14に伝送される。
回転軸Aの軌道とX線放射源14の撮影パラメータ設定値は、データ伝送線38を使って計算ユニット32と通信するキーボード36を介して計算ユニット32に入力することができる。入力されたコマンドは、データ伝送線42を介して相応の信号を計算ユニット32から受け取るディスプレイモニタ40に表示される。
計算ユニット32は、線路44を介して駆動モータ28を制御し、線路46を介して座標駆動装置30を制御する。
また、計算ユニット32は、データ伝送線48を介してCCDセンサ16の出力信号を受信し、必要に応じて、読み出しのサイクル、積分時間、消去などの制御コマンドを該CCDセンサに伝送する。
全体として、計算ユニット32は、パノラマ撮影画像を調整し、CCDセンサ16から受信した信号を再処理し、これを、モニタ40に描出される可視画像に変換する中間制御ユニットとして役立つ。
X線撮影の前に患者の頭22をパノラマX線装置10に関して相応の目標相対位置にもっていき、撮影中、位置決め装置50で固定する。
位置決め装置50は、垂直方向と2つの独立した水平方向に走行できるようにフレーム12に取り付けられた顎受け52を具備し、これが、望みの水平位置ないしは垂直位置に達した後、固定できるようになっている。
さらに、位置決め装置50は、垂直方向で位置調整でき、望みの位置で固定できる支持棒56を介して顎受け52と結合した咬合ホルダ54を具備し、これ自体がまた、水平平面内を直線軌道に沿って走行でき、それで望みの位置で固定できるようになっている。
咬合ホルダ54と支持棒56が走行できることは、そのとき、個々のコンポーネント52、54および56の相対位置を患者の生理学的特徴に適合させるのに役立つ。
咬合ホルダ54と支持棒56の位置は、先ず、患者が自分の顎を顎受け52の上に乗せた状態で咬合ホルダ54を咬み得るようにオペレータが手動で設定する。
次に、全体として、患者の顎部域24、26がX線放射源14とCCDセンサ16の高さに位置するように位置決め装置50の垂直位置を設定する。
周知の位置決め用補助手段、大抵は光学系を使って、患者の上顎24と下顎26の間の平面が水平に走るようにする。
つまり全体として、位置決め装置50は、必要なすべての方向において患者個々人の頭および顎の生理学的特徴に合わせて設定でき、それにより、該患者の顎部域24、26がフレーム12に関して特定の相対位置で固定できるように形作られている。
咬合ホルダ54の上に咬合センサ58が配置されている。これが線路60を介して顎形状認識回路62と結合しており、この回路が、咬合センサ58の出力信号から顎形状信号を発生させ、データ伝送線34を介して計算ユニット32に伝送する。咬合センサ58と顎形状認識回路62は一体となって顎形状センサユニット66を作る。
患者の顎の生理学的特徴に応じて、歯列弓における歯並びは各自異なる。図2では、一方において相異なる歯列弓幾何形状の例として図2Aに相対的に幅の狭い歯列弓68が、他方で相対的に幅の広い歯列弓70が、それぞれ上顎歯列に則して描かれている。
そこで分かる通り、歯列弓68、70は、それぞれの前部域72、74が、それぞれの中間部域76、78および後部域80、82と比べて大きい湾曲度を見せている。これと比べて、中間部域76、78の湾曲度は小さく、後部域80、82に至っては湾曲度がごく僅かでしかない。
回転アーム18を回転させると、その垂直回転軸Aは同期で1つの湾曲軌道、すなわち、図2Bに歯列弓70の例において概略的に描かれ、参照符号84を付けられた湾曲軌道の上を走行する。回転軸Aの軌道84は、下向きに開いた凸状のV字形にほぼ相当する。歯列弓形状に応じて別様の形になることもあろうが、ほぼこの軌道推移により、X線放射源14とCCDセンサ16との間隔は一定であるから、患者の個別画像の投影平面86は該患者の歯列弓68ないしは70の内側にあることが保証される。
図3Aおよび3Bならびに図4Aおよび4Bは、投影アーチ面88a、88bおよび88cを図2の歯列弓70との比較において示す。投影アーチ面88と患者の歯列弓70と可能な限り重なり合うよう、先ず、診察すべき患者の実際の歯列弓幾何形状を求めることが必要である。これは、咬合センサ58を使って行う。
図5は、咬合センサ58を患者の上顎24に面した側から見た平面図である。
咬合センサ58は、その上に平面的に配置された感圧体を具備し、そのうちの1つが図5において参照符号90で表されている。患者が咬合ホルダ54を咬み、それで、その上に配置された咬合センサ58を咬むと、患者の歯列弓に応じて多数の感圧体90が圧迫される。
図5において黒く塗られた感圧体90は、図2、3および4に示した通りの歯列弓70を持つ患者が咬合センサ58を咬んだとき圧迫されると予測される感圧体90を表す。
圧迫された感圧体90は各々1つの信号を発生させ、これが通信線60を介して顎形状認識回路62に伝送される。この回路もまた、圧迫された感圧体90の全体像に対応する顎形状信号を発生させる。
患者の上顎歯に対して圧迫された咬合センサ58の感圧体90について上で述べたことは、患者の下顎歯について適宜当てはまる。そのため、咬合センサ58は、患者の下顎部域に面した側に同じく平面的に配置された感圧体90を具備し、患者が咬合センサ58を咬んだときに該患者の下顎歯によってこの感圧体が圧迫され、相応に顎形状認識回路62と通信することになる。
圧迫された感圧体90は、つまり、検出された歯の位置に相対する位置にあり、この位置に基づいて顎形状認識回路62は、上顎24と下顎26を基準とする患者の歯列弓に対応する顎形状信号を発生させる。この顎形状信号が、計算ユニット32が患者の歯列弓幾何形状を算出するときの基礎として役立つ。
計算ユニット32は今や、パノラマX線装置10の回転軸Aの軌道84によりプリセットされた投影アーチ面(ここでは、図3Aに描かれた投影アーチ面88aを選んでおきたい)を患者の歯列弓形状と比較し、両方の形状を互いに合わせることができる。これは、例えば、歯列弓と本装置にとって設定可能な標準投影アーチの間の距離を歯列弓の並進および/または回転による最小二乗適合(least square fit)によって行われる。
結果として、計算ユニット32は、患者の顎部域24、26にとっての目標位置座標、特に、顎受け52の目標水平位置座標を算出してみせる。この適合の結果として、図3Aに示す通り、患者の歯列弓70は、算出された目標水平位置座標に到達し、患者の歯列弓70が投影アーチ面88aと可能な限り大きい領域において重なり合うまで、矢印92に沿って走行させられる。投影アーチ面88aは図3Bに描かれている通りである。
患者の歯列弓をパノラマX線装置10から離して、例えば石膏模型に則して求めると、計算ユニット32は、パノラマX線装置10を基準とする空間内の目標位置座標を算出することになる。
本発明のさらなる形態では、個々のコンポーネント52、54および56の別々の位置がサーボモータを使って設定でき、その実際位置信号を計算ユニット32に伝送し、それで目標位置を制御できるようにすることが可能である。これで、患者の合成の目標相対位置も自動的に設定できることになる。
こうして患者の相対位置を既存の位置アーチ面に合わせることのほかに、計算ユニット32は、投影アーチ面が、求められた患者の歯列弓にほとんど合っていない形(例えば図4Aに投影アーチ面88bの形で描かれているような)から、患者の歯列弓の推移に大いに合致する投影アーチ面88c(図4B)の形に変えられるように診断ユニット20の軌道84を算出することができる。
投影アーチ面を患者の歯列弓に合わせるこのプロセスは、ここでは計算ユニット32、咬合センサ58および各種の位置表示器によって、また場合によっては、コンポーネント52、54、56と協働するサーボモータによって自主的に実行されるので、全体として、患者の目標相対位置と特にパノラマX線装置10の診断ユニット20の回転軸Aの軌道84は全自動で合わせられることになる。
咬合センサ58の感圧体90により、図5から分かる通り、歯列弓70の湾曲度の大きい前部域74に加えて、それより湾曲度の小さい中間部域78も、最も湾曲度の小さい後部域82もそれぞれ把握される。これにより、患者の歯列弓形状は、高い精度で該患者の実際の歯列弓形状の通りに検出できることになる。
従って、患者の歯列弓幾何形状に合わせられる投影アーチ面は、患者の実際に存在する歯列弓をベースにするので、患者個々人に大いに合った形でパノラマX線装置10の投影アーチ面88と患者の歯列弓68または70との重なり合いが得られることになる。
図6および7は、歯科用パノラマX線装置における患者の目標相対位置、ないしは、パノラマX線装置において固定された患者の顎を基準とする診断ユニットの目標軌道を特定する装置の更なる実施例を示す。これらの図では、図1の実施例に対応するコンポーネントが同じ参照符号で表されている。
図1の実施例と異なり、咬合ホルダ54の上にセンサが配置されていない。
顎形状センサユニット66は、むしろ、電気機械式プローブとして形作られた複数の位置表示器92を具備し、これが、対応するデータ伝送線60を介して顎形状認識回路62と通信する。図7では、例として3つの並置された位置表示器92a、92b、92cが平面図で描かれている。
位置表示器92は、直線軌道94a、94bないしは94cに沿って水平に走行でき、望みの位置で固定できる。1つの位置表示器92のプローブチップ96の位置は、データ伝送線60を介して顎形状認識回路62に伝送される。
患者の顎形状を求めるには、患者を位置決め装置50において固定した状態で顎形状センサユニット66を患者に向けて移動させ、位置表示器92のプローブチップ96が外見上、上唇のすぐ上の高さで患者の頭22と接触するまで前進させる。そのために、患者を前もって相応の適当な垂直位置にもっていく必要がある。
位置表示器92の出力信号は、顎形状認識回路62に与えられる。受信した回路は、位置表示器92の位置に見合った、患者の歯列弓に近い見本歯列弓に相当する顎形状信号を発生させる。
計算ユニット32は、データ伝送線64を介して顎形状信号を受け取った後、上で述べたのと同様の仕方で、例えば最小二乗適合法によって患者の目標相対位置を算出する。これ以外、第1の実施例について図1−5に則して述べたことは、図6および7の第2の実施例に適宜当てはまる。
位置表示器92の数を増やすことにより、患者の歯列弓幾何形状を特定する精度を高めることができる。
図8は更なる実施例の概略を示し、ここでも、図1の実施例に対応するコンポーネントが同じ参照符号を付けている。
この実施例では、パノラマX線装置に相対する患者の目標相対位置を求めるとき、2台のカメラ98および100を使って患者の口腔102を、そして歯を別々の2つの角度から撮影し、それで、患者の歯列弓幾何形状を特定する。カメラ98および100の信号は、対応するデータ伝送線104および106を介して顎形状認識回路62に伝送され、これが、適当な画像処理アルゴリズムを実行した上で、結果として顎形状信号を計算ユニット32に送る。その信号から、計算ユニットは患者の歯列弓幾何形状を算出する。
患者の目標相対位置またはパノラマX線装置10の診断ユニット20の目標軌道のさらなる計算は、再び、上で述べたプロセスに従って行われる。
図9に示す、全体として410で表された装置は、X線放射源14、CCDセンサ16および回転アーム18を具備するパノラマX線装置10の診断ユニット20を撮影平面において、X線装置10の投影アーチ88が診察すべき患者の歯列弓68、70と一致するように案内するのに役立つ。
X線装置のフレームの静止セクション412により、互いに間隔をあけた2本の垂直案内棒416、418が支持されており、zスライド422の案内穴418、420と協働する。zスライドにはさらにねじ穴424が設けられており、その中をねじ付きスピンドル426が走る。このねじ付きスピンドルは、位置表示器430と結合した電動機428によって駆動される。位置表示器は、例えば、光バリヤと協働するストロボディスクを具備し、その光バリヤの出力がカウンタと結合しているものであってよい。これで、位置表示器430の出力信号は一義的にzスライド422の位置と結合したことになる。
zスライド422の方は、yスライド440の穴436、438の中を走る2本の案内棒432、434を支持する。yスライドにはさらにねじ穴442が設けられており、その中をねじ付きスピンドル444が走る。このねじ付きスピンドルは、位置表示器448とインタロックされた電動機446によって駆動される。位置表示器448は、位置表示器430とまったく同じ構造を持つ。
yスライド440は、xスライド458の穴454、456の中を走る2本の案内棒450、452を支持する。xスライドにはさらにねじ穴460が設けられており、その中をねじ付きスピンドル462が走る。このねじ付きスピンドルは、位置表示器466がフランジ結合した電動機464によって駆動される。
xスライド458は、患者の顎を支えるのに役立ち、薄肉のたわみ性受板468を備えている。
上の説明から明らかな通り、相異なるスライドとその上で駆動する電動機とによって受板468はx方向、y方向およびz方向において調整できる。xスライド458の下側にはシャフト470が支承され、これが旋回アーム472と固定連結されている。旋回アーム472は、その最外のセクションの上側で長さ可変のストラット474を支持し、これがz方向に延び、割り当てられた電動機476によって長さ調節できるようになっている。電動機476はまた、位置表示器478とインタロックされている。
ストラット474の上端は、ばねシリンダの様式で形作られたプローブヘッド480を付けている。ばねによってプリテンションをかけられたプローブロッド482が、その自由端に、垂直軸を中心として回転するフリーホイール形ローラ484を付けている。ローラ484の軸方向寸法は、それが平均的な歯の平均的な高さより幾分小さくなるように決められている。ローラ484の直径は、それが歯列弓を覆う柔軟組織の外側をうまく転動するように決められている。
接触プローブ480はさらに、プローブロッド482の位置を求める位置表示器486を具備する。
接触プローブ480が歯列弓68を越えて旋回していけるよう、シャフト470と電動機488が結合しており、これが位置表示器490とインタロックされている。
相異なる位置表示器430、448、466、478および490はすべて同じ構造を持つ。位置表示器486は、その入力シャフトが、プローブロッド482の上に形作られたラックと協働するピニオンを備えているとき、基本的に同様の構造を持つことができる。あるいは代わりに、位置表示器486は、プローブロッド482によって移動させられる目盛格子と協働する光バリヤを具備してもよい。
相異なる位置表示器の信号出力部は、制御ユニット492の入力部と結合しており、制御ユニットの方は、電動機428、446、464、476および488のための制御信号を準備する更なる出力部を有する。
図9に示した装置を使って、パノラマX線装置10における歯列弓68の実際位置と実際形状を測定することができる。
それには先ず、電動機428、446および464を然るべく起動させることにより、歯列弓が受容平面Eに入るように受板468をセットする。
その状態で患者の頭を固定する。次に電動機476を起動させ、それで、プローブヘッド480のローラ484が測定すべき歯列弓ないしは顎と同じ高さになる位置までストラット474を前進させる。
そこで電動機488を励起し、旋回アーム472を180°回転させる。この運動のとき、ローラ484は、プローブヘッド480のばね張力のもとで歯列弓ないしは顎の外形輪郭に追従する。
位置表示器486の相応の出力信号は、位置表示器490の出力信号と共に制御ユニット492に記憶される。
制御ユニットは、そこで顎ないしは歯列弓の実際の外形輪郭と実際の位置をディジタルの形で取得する。位置表示器448および466の出力信号を介して、制御ユニット492はxy平面における歯列弓の絶対位置も取得する。また、位置表示器430および位置表示器478の出力信号を加算することにより、歯列弓のz座標も取得できる。これらは、受容平面Eのz座標に合致するはずである。
本発明による装置の単純化した実施形態では、zスライド422とyスライド440を省略し、xスライド458だけを設け、これが、手動であれサーボモータによってであれ、垂直方向にだけ調整できるものとしてもよい。
制御ユニット492は、上で述べた歯列弓の測定結果から、パノラマX線装置10の投影アーチ面88が測定された歯列弓と重なり合うよう軸Aがxy平面内を移動しなければならないその軌道84を算出する。相応の制御信号が、x方向において働く座標駆動装置30−xと、y方向において働く座標駆動装置30−yに与えられ、これで、両方の座標駆動装置が共同でxy平面における軸Aの位置を調整する。
X線放射源とCCDセンサ16の間のビーム路内にあるコンポーネント、すなわち位置決め装置50ならびにセンサ58、92および98、100は、材質的には主に、X線吸収率の低い材料、特にプラスチック材料からなる。
前記実施例において挙げた顎形状認識回路62は、直接的に計算ユニット32の構成部分であっても、その中で実行されるプログラムの形であってもよく、それで、センサ58、92および98、100がそれぞれの出力信号を直接、計算ユニット32に伝送するような作りであってよい。
センサ58、92および98、100は、患者の歯列弓を位置決め装置50において固定することなくそれを測定するのにも適している。そのときは、その歯列弓をパノラマX線装置10の外で特定した後に初めて、患者を、然るべく算出された目標相対位置にもっていく。
また、患者がその場に居なくても、センサ58、92および98、100によって歯列弓を特定することが可能である。これが可能となるのは、例えば、患者の顎の型を取り、その印象を相応のセンサによって本物の顎のように計測、検出できるときである。
図1は、患者の目標相対位置ないしは診断ユニットの目標軌道を特定する装置の第一の実施形態を備えた歯科用パノラマX線装置の側面図である。 図2Aは、患者の歯列弓幾何形状の一例、ならびに、X線放射源と検出ユニットの回転軸の軌道の概略図である。 図2Bは、患者の歯列弓幾何形状の一例、ならびに、X線放射源と検出ユニットの回転軸の軌道の概略図である。 図3Aは、図1に示すパノラマX線装置の投影アーチ面を基準とする患者の相対位置の変化の概略である。 図3Bは、図1に示すパノラマX線装置の投影アーチ面を基準とする患者の相対位置の変化の概略である。 図4Aは、パノラマX線装置の投影アーチ面を患者の歯列弓幾何形状に合わせるプロセスの概略である。 図4Bは、パノラマX線装置の投影アーチ面を患者の歯列弓幾何形状に合わせるプロセスの概略である。 図5は、図1に示す装置のセンサユニットの平面図である。 図6は、図1に示す装置の、センサユニットを変更した第2の実施例を備えた歯科用パノラマX線装置の側面図である。 図7は、図6に示す装置のセンサユニットの平面図である。 図8は、図1に示す装置の、センサユニットをさらに変更した第3の実施形態である。 図9は、パノラマX線装置の診断ユニットの目標軌道曲線を特定する装置の概略図である。

Claims (11)

  1. 歯科用パノラマX線装置における患者の目標相対位置を特定する方法であって、
    a)患者の歯列弓(68、70)の前部域(72、74)の湾曲度を求め;
    b)そこから、および前記パノラマX線装置(10)の投影アーチ面(88)から、該患者の顎(24、26)に関する目標位置座標を算出する方法において、
    c)さらに該患者の歯列弓(68、70)の中間部域(76、78)および/または後部域(80、82)の湾曲度を求め、前記顎(24、26)に関する目標位置座標の算出の際に考慮することを特徴とする、
    特定方法。
  2. 歯科用パノラマX線装置が患者を基準として移動する目標軌道を特定する方法であって、
    a)患者の歯列弓(68、70)の前部域(72、74)の湾曲度を求め;
    b)前記パノラマX線装置(10)において、X線放射源(14)およびこれと剛結合した検出ユニット(16)が走査する空間の中にある一箇所に該患者の歯列弓(68、70)を固定する方法において、
    c)さらに該患者の歯列弓の中間部域(76、78)および/または後部域(80、82)の湾曲度を求め;
    d)測定された前記歯列弓(68、70)の前部域(72、74)および中間部域(76、78)および/または後部域(80、82)の湾曲度から、X線放射源(14)と検出ユニット(16)により作られた診断ユニット(20)にとっての目標軌道曲線を算出することを特徴とする、
    特定方法。
  3. 歯科用パノラマX線装置における患者の目標相対位置、ないしはパノラマX線装置において固定された該患者の顎(24、26)を基準とする診断ユニット(20)の目標軌道を特定する装置であって、
    a)該患者の顎(24、26)の前部域(72、74)において該患者の歯と協働し、該患者の歯の位置にとって特徴的な顎形状信号を準備するセンサユニット(66)と;
    b)前記センサユニット(66)から前記顎形状信号を受け取り、これから、また前記パノラマX線装置(10)の投影アーチ面(88)を特定する該パノラマX線装置の検出ユニット(16)およびX線放射源(14)の軌道(84)から、該患者の顎(24、26)に関する目標位置座標を算出する計算ユニット(32)を備えたものにおいて、
    c)前記センサユニット(66)がさらに、該患者の顎(24、26)の中間部域(76、78)および/または後部域(80、82)において該患者の歯と協働することを特徴とする、
    特定装置。
  4. 前記センサユニット(66)は、少なくとも1つのセンサ(58;92;98;100;480)と、これと通信し且つ前記センサ出力信号に対応し該患者の歯列弓幾何形状の特徴を示す顎形状信号を発生させる顎形状認識回路(62)を備えることを特徴とする、請求項3に記載の特定装置。
  5. 前記センサユニット(66)は、前記パノラマX線装置(10)の咬合ホルダ(54)上に配置された咬合センサ(58)を備えることを特徴とする、請求項3−4のいずれか一項に記載の特定装置。
  6. 前記咬合センサ(58)は、該患者の上顎(24)および/または下顎(26)に面する側に複数の感圧体(90)を備えることを特徴とする、請求項5に記載の特定装置。
  7. 前記センサユニット(66)は、走行可能なプローブチップ(96;484)と、その位置を示す位置表示器(92a、92b、92c;486)を備えることを特徴とする、請求項3−4のいずれか一項に記載の特定装置。
  8. 前記センサ(480)は、走査する方向に垂直の方向に走行でき(470、472)、またさらなる位置表示器(490)は走行方向のセンサ位置を定めることを特徴とする、請求項7に記載の特定装置。
  9. 前記センサユニット(66)は、該患者の顎(24、26)の画像を作成するように配置される少なくとも1つのカメラ(98、100)を備えることを特徴とする、請求項3−4のいずれか一項に記載の特定装置。
  10. 前記センサユニット(66)は、主に低いX線吸収率を示す材料から成ることを特徴とする、請求項3−9のいずれか一項に記載の特定装置。
  11. 前記顎形状認識回路(62)は、前記計算ユニット(32)に内蔵されていることを特徴とする、請求項4−10のいずれか一項に記載の特定装置。
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