JP3207073B2 - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

Info

Publication number
JP3207073B2
JP3207073B2 JP07194495A JP7194495A JP3207073B2 JP 3207073 B2 JP3207073 B2 JP 3207073B2 JP 07194495 A JP07194495 A JP 07194495A JP 7194495 A JP7194495 A JP 7194495A JP 3207073 B2 JP3207073 B2 JP 3207073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging
patient
display
photographing
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP07194495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07327985A (ja
Inventor
隆弘 吉村
英一 新井
興一 園部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26413065&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3207073(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by J Morita Manufaturing Corp filed Critical J Morita Manufaturing Corp
Priority to JP07194495A priority Critical patent/JP3207073B2/ja
Priority to DE19513803A priority patent/DE19513803C2/de
Priority to KR1019950008573A priority patent/KR950030742A/ko
Priority to FI951769A priority patent/FI115440B/fi
Priority to US08/420,578 priority patent/US5692027A/en
Publication of JPH07327985A publication Critical patent/JPH07327985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3207073B2 publication Critical patent/JP3207073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Clinical applications
    • A61B6/501Clinical applications involving diagnosis of head, e.g. neuroimaging, craniography
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/461Displaying means of special interest
    • A61B6/463Displaying means of special interest characterised by displaying multiple images or images and diagnostic data on one display
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/461Displaying means of special interest
    • A61B6/465Displaying means of special interest adapted to display user selection data, e.g. graphical user interface, icons or menus
    • A61B6/51
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/46Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient
    • A61B6/467Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient characterised by special input means
    • A61B6/469Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment with special arrangements for interfacing with the operator or the patient characterised by special input means for selecting a region of interest [ROI]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば歯科または耳
鼻科などの診療時において用いられ、患者の歯列、顎
骨、または顔面骨などを撮影することができるX線撮影
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図50は、従来のX線撮影装置100の
構成を示す側面図である。また図51は、従来の他のX
線撮影装置120の構成を示す斜視図である。各X線撮
影装置100,120は、操作パネル119が設けられ
ている位置が異なる以外は同様に構成され、同様の部材
には同じ参照符を付している。
【0003】前記X線撮影装置100,120は、大略
的に、旋回アーム101と、昇降本体102と、患者フ
レーム103と、支柱104と、基台105とを備えて
構成されている。
【0004】旋回アーム101は、大略的に逆U字状に
形成され、一端部101a内には、X線源およびスリッ
ト板などが取付けられており、また他端部101bに
は、フィルムカセッテ、スリット板および前記フィルム
カセッテの変位駆動機構などを含んで実現されるX線検
出手段が設けられている。
【0005】また、旋回アーム101の中央部101c
付近は旋回機構107を介して保持フレーム108に懸
架されており、この保持フレーム108は前記昇降本体
102から延設されている。前記旋回機構107内に
は、旋回アーム101を歯列弓に沿って旋回させる旋回
手段が内蔵されている。したがって、旋回機構107を
患者の歯列弓の形状に対応させて旋回を行わせることが
でき、パノラマ撮影などが可能となる。
【0006】前記昇降本体102は、基台105から立
設された支柱104上を上下方向に変位可能に構成され
ている。前記支柱104には案内レール106などが設
けられており、この案内レール106などを介して患者
フレーム103が昇降本体102と一体的に昇降変位自
在に取付けられている。患者フレーム103は、ロック
ハンドル109を操作することによって、該患者フレー
ム103もしくは昇降本体102内に設けられているブ
レーキ手段が支柱104に作用し、こうして昇降本体1
02と一体となっている該患者フレーム103の位置決
めを行うことができる。また、患者フレーム103の下
面には、把手118が取付られており、この把手118
を把持させることによって、撮影時の患者112の姿勢
を安定させることができるとともに、患者112の肩が
下がり、旋回アーム101の旋回を阻害することもな
い。
【0007】患者112の頭部113を位置決めして保
持する頭部保持装置114は、患者112の頭部113
の前額面に当接される前頭部押え115と、患者112
の頭部113の両側頭部にそれぞれ当接される一対の側
頭部押え116と、患者112の下顎が載置されるチン
レスト117aを備えるチンレスト支持部材117とを
含んで構成される。
【0008】前頭部および側頭部押え115,116
は、前記旋回アーム101の中央部101cから下方に
向けて取付けられている。一方の側頭部押え116は他
方の側頭部押え116とによって患者112の頭部11
3を挟持する。一対の側頭部押え116は、その間隔を
調節することが可能なように、前記旋回アーム101の
中央部101cに取付けられている。
【0009】チンレスト117aは、チンレスト支持部
材117によつて前記患者フレーム103に固定されて
おり、チンレスト117aに患者112の下顎が載置さ
れる。チンレスト支持部材117は、患者フレーム10
3から患者112に向かって伸縮自在に構成されてい
る。
【0010】このようなX線撮影装置100,120の
撮影条件の入力操作は、操作パネル119から行われ
る。一方のX線撮影装置100では、操作パネル119
が前記昇降本体102の一側面に設けられている。また
他方のX線撮影装置120では、操作パネル119が前
記旋回アーム101の一端部101aに設けられてい
る。操作パネル119は、撮影条件の入力操作に必要な
複数の操作キーなどを備える。
【0011】前記X線撮影装置100,120を操作す
る術者は、所望とする部位のX線写真を得るために、所
定の撮影位置に最適な状態で配置されるように、患者1
12の位置付けをする。この際、術者は患者112に対
して、すぐ斜め前で、患者位置付け用ビーム発生器12
1,122からの患者位置付け用光ビーム123,12
4を患者112の顔に写し、そのビーム123,124
を参考にして患者112の頭部113を位置付けする。
【0012】前記X線撮影装置100,120では、操
作パネル119が、昇降本体102の一側面あるいは旋
回アーム101の一端部101aに設けられる。すなわ
ち、比較的、患者112から遠い位置に設けられる。し
たがって、術者は、患者112を位置付けしながら撮影
条件の入力操作を行う際に、患者112とは異なる方向
を見ながら操作することになり、また1、2歩離れた位
置から入力操作することになるので、操作性に劣る。
【0013】また従来の上述のようなX線撮影装置10
0,120を含む歯科用多機能・多断層X線撮影装置で
は、撮影条件の入力操作を行うにあたって、数多くの撮
影プログラムから目的の撮影プログラムを選択するため
に、次のような方法が採用されている。すなわち、各
撮影プログラムに予めプログラム番号を振り当て、マニ
ュアルまたはコード表などを用いて操作者が目的の撮影
プログラムを検索し、テンキーなどの入力手段によって
選択したプログラム番号を入力し、目的とする撮影プロ
グラムを設定するか、またはX線撮影装置に組み込ま
れた液晶表示装置などによって実現される表示手段と、
タッチパネルなどによって実現される入力手段とを用い
て、階層構造的に構築されている画面を順次的に見なが
ら、その画面に表示される質問に順次的に答えてゆくこ
とによって目的とする撮影プログラムの全ての設定条件
を設定し終えることができるという方法である。
【0014】上記の方法の問題点として、の場合、操
作者がマニュアルまたはコード表などを参照しながら撮
影プログラムを入力するため、目的とする撮影プログラ
ムを捜し出すために長い時間を要し、入力時に誤操作す
る可能性が高く、またX線撮影装置にどのような撮影形
態があるのかを認識するためには、その操作のマニュア
ルなどの説明書を一通り読まなければならず、きわめて
手間を要する。またの場合には、撮影プログラムが階
層構造になっているため、操作者が入力を間違えたとき
には、データを最初から入力し直さなければならず、利
便性が悪い。また画面を見ながらデータを入力するたび
に、次の画面に切換えられてしまうため、すでに入力し
た撮影状態がどうなっているかを確認することができ
ず、利便性が悪いという問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、良好
な操作性で撮影条件の入力操作を行うことができるX線
撮影装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台と、基台
に立設される支柱と、支柱に上下方向に昇降変位可能に
設けられる昇降本体と、X線源と、前記X線源から発せ
られたX線を検出する検出手段と、X線源と検出手段と
が互いに対向して配置される旋回アームと、前記昇降本
体と前記旋回アームとの間に介在され、前記旋回アーム
を所望とする軌跡に沿って旋回駆動する手段と、前記X
線源と前記検出手段との間の所定の撮影位置に患者の頭
部を位置付けして保持する手段と、昇降本体に設けら
れ、前記保持手段が取付けられる患者フレームと、撮影
条件に設定するための操作パネルとを含むX線撮影装置
において、操作パネルは、撮影条件を決定する入力情報
を入力する入力手段と、入力手段による入力操作を支援
する情報を表示する表示手段とを含み、入力手段は、複
数の予め定める撮影形態のうちいずれか1つを選択する
撮影形態選択手段と、撮影形態選択手段によって選択さ
れた撮影形態の設定条件を選択して設定する設定条件選
択手段と、設定条件選択手段によって選択された設定条
件のパラメータを設定するパラメータ設定手段とを備
え、表示手段は、撮影形態選択手段によって選択された
撮影形態を表示する撮影形態表示領域と、撮影形態表示
領域に表示された撮影形態の設定条件を表示する設定条
件表示領域と、設定条件表示領域に表示された設定条件
のパラメータを表示する表示領域と、撮影関連情報を図
形およびキャラクタで模式的に表示する表示領域とを有
し、前記撮影関連情報は、撮影部位、X線源の投影角度
および断層形態とを含み、表示手段は、撮影部位の断層
位置を示す複数の断層位置表示ラインを表示し、各断層
位置表示ラインは、設定条件選択手段によって選択され
た設定条件のパラメータ設定手段によって選択されたパ
ラメータに応答して撮影部位を移動することを特徴とす
るX線撮影装置である。また本発明は、撮影形態選択手
段によって選択される複数の撮影形態は、少なくともパ
ノラマ撮影、顎骨・歯列横断面断層撮影、歯列平行面断
層撮影、上顎洞断層撮影、顎関節前額面方向断層撮影、
顎関節前側方断層撮影、顎関節間距離計測撮影、顎関節
頭角度計測撮影、上顎洞スキャノグラム撮影、顎関節ス
キャノグラム撮影、リニアスキャン撮影およびセファロ
撮影の中から1つの撮影形態を選択可能であることを特
徴とする。また本発明は、入力手段は、撮影形態選択手
段によって設定された撮影形態、設定条件選択手段によ
って選択された設定条件およびパラメータ設定手段によ
って設定されたパラメータを記憶する不揮発性メモリを
備えることを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明に従えば、患者は、互いに対向して配置
されるX線源と、前記X線源からのX線を検出する検出
手段との間の所定の撮影位置に、患者フレームの保持手
段によって、位置決め保持される。前記患者フレーム
は、たとえば前記X線源と検出手段とを備える旋回アー
ムを支持する昇降本体に昇降変位自在に取付けられ、該
患者フレームを昇降させることによって、患者の身長な
どに応じた高さで患者を保持固定することができる。ま
た、昇降本体を昇降することによって、撮影部位の高さ
に応じて旋回アームを配置することができる。
【0018】患者の位置付け固定時において、術者は、
患者フレームの横の患者の極近傍で、所定の撮影位置に
最適な状態に配置されるように、患者にビームなどを照
射しながら、患者を位置付けする。撮影条件を入力操作
する操作パネルは、患者に比較的近い位置である前記患
者フレームの上部に設けられるので、術者は前述したよ
うに患者を位置付けしながら、良好な操作性で撮影条件
の入力操作を行うことができる。
【0019】前記操作パネルは表示手段を備え、該表示
手段には撮影条件の入力操作を支援するための画像が表
示される。たとえば、歯列弓と撮影断層面の部位などを
表す画像が表示され、術者は前記画像と、エリアコード
を参照しながら、撮影しようとする歯牙を指定すること
ができる。前記旋回手段は、操作パネルから入力された
撮影条件に基づいて旋回アームを旋回駆動する。したが
って術者は、表示される画像を見ながら撮影条件を入力
操作することができるので、画像表示されない場合と比
較すると、撮影条件の入力操作が容易となる。
【0020】また本発明に従えば、前記入力手段は、撮
影形態選択手段、設定条件選択手段およびパラメータ設
定手段を有し、また前記表示手段は撮影形態表示領域、
設定条件表示領域およびパラメータ表示領域を有する。
撮影形態選択手段によって、予め定める複数の撮影形態
のうちのいずれか1つが選択されると、前記撮影形態表
示領域には選択された撮影形態が保持されるとともに、
設定条件表示領域には前記選択された撮影形態に対応す
る設定条件が表示される。これによって操作者は、選択
した設定条件を容易に認識することができる。このよう
にして表示手段の設定条件表示領域に表示された設定条
件を見ながら操作者は、パラメータ設定手段によって各
設定条件に対応するパラメータを設定することができ
る。このパラメータは、各設定条件に対応するパラメー
タ表示領域に表示される。このように複数の撮影条件を
設定するにあたって、その撮影条件を、撮影形態と、設
定条件と、パラメータとに分割し、これらの撮影形態、
設定条件およびパラメータについて個別に選択しまたは
設定することができるので、入力ミスを生じても、表示
手段の各表示領域に表示された設定直後の表示内容を見
て認識し、容易に訂正することが可能となる。
【0021】さらに本発明に従えば、前記撮影形態選択
手段、設定条件選択手段およびパラメータ設定手段によ
ってそれぞれ設定された撮影形態、設定条件およびパラ
メータは、不揮発性メモリに記憶される。これによって
実務上、頻繁に用いられる撮影形態、設定条件およびパ
ラメータをX線撮影装置による撮影の有無にかかわらず
記憶しておくことができ、したがって再び同じ撮影を行
うにあたって前回と同様な設定操作を繰り返し行う必要
がなく、これによって無駄な設定作業に要する時間を削
減し、診療時間を短縮することができる。
【0022】さらに本発明に従えば、前記表示手段には
撮影部位、投影角度および断層形態を含む撮影関連情報
を図形およびキャラクタによって模式的に表示する領域
が備えられる。そのような表示領域によって、前記撮影
関連情報を視覚によって直感的に認識することができ、
撮影条件の設定作業の円滑化および容易化を図ることが
できる。
【0023】また本発明に従えば、X線撮影装置には、
撮影形態選択手段、設定条件選択手段、パラメータ設定
手段および表示手段が設けられる。操作者は、まず撮影
形態選択手段によって予め定める複数の撮影形態のうち
からいずれか1つを選択し、この選択された撮影形態が
表示手段によって表示されるとともに、その撮影形態に
対応して設定条件が表示される。この設定条件を見て操
作者は前記設定条件設定手段によって設定条件を選択
し、その選択される設定条件に対応するパラメータを前
記パラメータ設定手段によって設定する。こうして設定
された撮影形態、設定条件およびパラメータは表示手段
によって表示される。操作者が入力操作の途中で誤操作
を生じても、各手段毎に誤操作の内容を容易に訂正する
ことができ、これによって誤操作による入力ミスの訂正
に要する時間を短縮し、X線撮影装置の撮影条件の入力
操作を支援することができる。
【0024】
【0025】
【0026】さらに本発明に従えば、撮影部位の断層位
置を示す複数の断層位置表示ラインが表示される。これ
らの断層位置表示ラインは、パラメータ設定手段によっ
て任意の撮影部位へ移動させることができるとともに、
各断層位置表示ライン間の間隔を変化させて、着目した
1つの断層から希望する距離だけ離れた断層像を得るこ
とができる。
【0027】さらに本発明に従えば、前記支援装置の撮
影形態選択手段は、予め定める複数の撮影形態として、
パノラマ撮影、顎骨・歯列横断面断層撮影、歯列平行面
断層撮影、上顎洞断層撮影、顎関節前額面方向断層撮
影、顎関節側方断層撮影、顎関節間距離計測撮影、顎関
節頭角度計測撮影、上顎洞スキャノグラム撮影、顎関節
スキャノグラム撮影、リニアスキャン撮影およびセファ
ロ撮影を備える。これによって撮影形態の選択上の自由
度が高く、広範囲の撮影形態の中から希望する撮影形態
を選択することが可能となる。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるX線撮影装置
40を示す斜視図であり、図2は前記X線撮影装置40
の使用状態を説明するための一部を切欠いて示す側面図
である。前記X線撮影装置40は、大略的に、旋回アー
ム1と、昇降本体2と、患者フレーム3と、支柱4と、
基台5と、椅子6とを備えて構成されている。
【0032】旋回アーム1は、大略的に略U字状に形成
され、一端部1a内には、X線源37およびスリット板
などが取付けられており、また他端部1bには、フィル
ムカセッテ21およびスリット板22が取付けられると
ともに、前記フィルムカセッテ21の変位駆動機構およ
び電荷結合素子などで実現されるX線検出手段が内蔵さ
れている。
【0033】また、前記旋回アーム1の中央部1c付近
は、旋回機構7を介して保持フレーム8に懸架されてお
り、この保持フレーム8は前記昇降本体2から延設され
ている。前記旋回機構7内には、旋回アーム1を旋回さ
せる旋回手段およびXYテーブルなどが内蔵されてい
る。したがって、旋回アーム1を患者の歯列弓の形状に
沿わせて旋回駆動を行わせることができ、パノラマ撮影
などが可能となるとともに、歯および頭骸の任意の断面
での平面断層撮影が可能となる。
【0034】前記昇降本体2は、支柱4上を上下方向に
変位可能に構成されており、その内部には動滑車23が
設けられている。この動滑車23は、軸24によって前
記昇降本体2に回転自在に取付けられるとともに、図示
しないモータおよび動力伝達機構によって回転駆動され
る。前記動滑車23には、一端が支柱4の頂部4aに固
定されたワイヤ25が巻掛けられており、このワイヤ2
5は、前記動滑車23を経て、前記頂部4a内に設けら
れた固定滑車26を介して、その他端がバランスウエイ
ト27に連結されている。前記バランスウエイト27
は、支柱4内を昇降変位自在に案内されている。したが
って、前述のように動滑車23が回転駆動されると、昇
降本体2は上下方向に昇降変位される。
【0035】前記昇降本体2には図示しない案内レール
などが設けられており、この案内レールなどを介して患
者フレーム3が昇降本体2とは独立して上下方向に昇降
変位自在に取付けられている。患者フレーム3は、ロッ
クハンドル9を操作することによって、該患者フレーム
3内に設けられているブレーキ手段が支柱4に作用し、
こうして該患者フレーム3の位置決めを行うことができ
る。
【0036】この患者フレーム3の上面3aには、入力
操作のための支援画面を表示する表示手段を備える操作
パネル19が設けられている。またさらに患者フレーム
3の下面3bには、把手18が取付けられており、この
把手18を把持させることによって、撮影時の患者12
の姿勢を安定させることができるとともに、患者12の
肩が下がり、旋回アーム1の旋回を阻害することもな
い。
【0037】前記支柱4は基台5から立設されており、
この基台5には回転軸10によって揺動変位自在に揺動
部材11が取付けられている。揺動部材11には前記椅
子6が取付けられており、撮影にあたって患者12は、
前記揺動部材11の揺動変位によって矢符28方向に所
定の撮影位置に導入され、これによって頭部13付近に
位置する旋回アーム1に対して、恐怖感や圧迫感を抱く
ことなく、患者12の円滑な導入が可能となる。
【0038】患者12の頭部13を位置付けして保持す
るための頭部保持手段14は、大略的に、患者12の両
側頭部に対応した左右一対の側頭部押え部材15,16
と、チンレスト17とを備えて構成される。前記一対の
側頭部押え部材15,16およびチンレスト17は、前
記患者フレーム3の遊端部に取付けられる。
【0039】側頭部押え部材15,16はその基端部が
相互に近接・離反変位可能に取付けられ、またその遊端
部にはイヤロッド29,30がそれぞれ取付けられてい
る。前記側頭部押え部材15,16とイヤロッド29,
30とは、アクリル樹脂、カーボンファイバを用いた繊
維強化プラスチックおよびポリカーボネイト等の、X線
透過率が高く、剛性を有する材料から成る。
【0040】チンレスト17は、前記側頭部押え部材1
5,16間に取付けられ、該チンレスト17の載置部3
1には患者12の下顎32が載置される。チンレスト1
7は、前記側頭部押え部材15,16に平行な方向に伸
縮可能に構成されている。患者位置付け用光ビーム発生
器35,36は、眼耳水平ビーム33や正中線ビーム3
4を患者12の顔面に投射し、患者12の位置付けを行
う際の参考にするものである。
【0041】図3は、主電源スイッチ41を備えるスイ
ッチボックス42およびX線照射スイッチ43を示す正
面図である。スイッチボックス42およびX線照射スイ
ッチ43は、昇降本体2の一側部2aに設けられ(図1
参照)、前記スイッチボックス42の一側部には、主電
源スイッチ41が設けられる。スイッチボックス42の
他側部には、X線照射スイッチ43を着脱自在に保持す
るホルダ44が固定され、さらにスイッチボックス42
の前壁44には照射中ランプ44、レディランプ45お
よびメインランプ46が上から下へこの順序で設けられ
る。前記X線照射スイッチ43は、いわゆるデッドマン
スイッチであって、上部に設けられる照射ボタン47を
押圧し続けると、旋回アーム1が撮影部位に適応する照
射方向に移動し、2.5秒間のX線管の予熱時間が経過
した後、旋回アーム1およびフィルムカセッテ21が平
行移動し、X線照射が開始される。このX線照射中は、
照射中ランプ44がたとえば赤色に点灯し、ブザーが鳴
動するように構成される。照射ボタン47を離すと、X
線の照射はいなかる場合においても同時に停止される。
メインランプ46は、前記主電源スイッチ41をオン操
作すると、たとえば緑色に点灯して、電源が投入された
ことを表示する。またレディランプ45は、前記主電源
スイッチ41によって電源が投入された後、たとえば黄
色に点灯して、前述したように照射ボタン47の押圧操
作によってX線照射が可能であることを表示する。
【0042】図4は、操作パネル19を示す平面図であ
る。前記操作パネル19は、たとえば液晶表示素子など
によって実現される表示手段63と、表示手段63上に
積重される入力手段64とを有する。入力手段64は、
たとえば透明でかつ電気絶縁性を有する可撓性の2枚の
合成樹脂製シートの相互に対向する表面に、直交する格
子状の透明電極が離間した状態で積重された構成を有
し、市販のシートスイッチとして容易に入手することが
できる。このような入力手段64は、前記透明電極によ
って複数のスイッチング素子を構成し、操作者によって
選択的に押圧操作される。この入力手段64は、下方に
前記表示手段63が配置される透明な表示部51が形成
される。この入力手段64は、「パノラマ」キー52、
「歯牙横断面」キー55、「歯列平行」キー56、「上
顎洞」キー57、「顎関節前額面方向」キー58、「顎
関節側方」キー59、「リニアスキャン」キー60、
「セファロ」キー61、「関節間距離」キー66、「関
節頭角度」キー67、「上顎洞」キー68、「顎関節」
キー69、上カーソルキー70、下カーソルキー71、
左カーソルキー72、右カーソルキー73、「メモリ
ー」キー74および「NOX−ray」キー75を有す
る。
【0043】上述の「パノラマ」キー52、「歯牙横断
面」キー55、「歯列平行」キー56、「上顎洞」キー
57、「顎関節前額面方向」キー58、「顎関節側方」
キー59、「リニアスキャン」キー60、「セファロ」
キー61、「関節管距離」キー66、「関節頭角度」キ
ー67、「上顎洞」キー68、および「顎関節」キー6
9によって、撮影形態選択手段が構成される。また前記
上カーソルキー70および下カーソルキー71によっ
て、設定条件選択手段が構成される。さらに左カーソル
キー72および右カーソルキー73によって、パラメー
タ入力手段が構成される。
【0044】入力手段64はまた、上記各種のキーの
他、予め定める基準位置から旋回アーム1を図2の左右
方向となる前方および後方に移動するための「前方」キ
ー76、「後方」キー77、および患者の咬合状態によ
ってX線管の管電圧および管電流などを個別に設定する
ための複数の切端咬合キー82,83,84,85を備
える。操作パネル19にはまた、前記「前方」キー76
の左方でかつ「パノラマ」キー52の下方には、図示し
ない測距センサによって計測された予め定める基準面か
ら患者の前歯までの距離を表示する測距表示部87が設
けられる。
【0045】パノラマ撮影は、前述したように旋回手段
やX−Yテーブルなどを用いて旋回アーム1を旋回させ
ることによって実施される。これによって、たとえば下
顎骨に沿って配列されている歯列を含む撮影領域におけ
る曲面断層画像が得られる。このようなパノラマ撮影に
あたっての支援画像は、前記操作パネル19の「パノラ
マ」キー52を押下することによって表示される。
【0046】また、図4の表示画面51には、平面断層
撮影条件を入力する際に表示される画像の一例を示して
いる。平面断層撮影は、直線軌道方式によって実施さ
れ、たとえば図示されるように歯列81の歯列弓方向8
6に対して垂直な複数の平面における断層画像が連続的
に得られる。このような表示画像は、前記操作パネル1
9の複数の平面断層撮影用キー55〜54のうちの「歯
牙横断面」キー55を押下することによって表示され
る。
【0047】また、歯列弓方向86に対して平行な複数
の平面における断層画像を連続的に得ることもできる。
このような表示画像は、前記操作パネル19の複数の平
面断層撮影用キー55〜59のうちの「歯列平行」キー
56を押下することによって表示される。
【0048】さらに、上顎洞を含む領域における前額面
に対して平行な複数の平面における断層画像を連続的に
得ることもできる。このような表示画像は、前記操作パ
ネル19の複数の平面断層撮影用キー55〜59のうち
の「上顎洞」キー57を押下することによって表示され
る。
【0049】さらにまた、顎関節を含む領域において、
各種方向からの断層画像を連続的に得ることもできる。
このような表示画像は、前記操作パネル19の複数の平
面断層撮影用キー55〜59のうちの「顎関節前額面方
向」キー58あるいは「顎関節側方」キー59を押下す
ることによって表示される。なお、図4で示される「リ
ニアスキャン」キー60からは、前述した平面断層撮影
時において、撮影する断層面の走査が指示される。
【0050】「セファロ」キー61からは、セファロ撮
影が指示される。セファロ撮影とは、X線撮影装置40
に被写体である患者12の頭部13を固定するための図
示しないセファロスタットと称される頭部固定手段を取
付け、X線源と被写体との位置関係を常に一定の条件と
して撮影するものである。
【0051】図5は、フィルムカセット21に設けられ
るスリット板22の細隙スリット90および広域スリッ
ト91の形状を示す図である。同図において、図5
(1)は細隙スリット90を示し、図5(2)は広域ス
リット91を示す。これらのスリット90,91の選択
によって、図6(1)〜図6(7)に示されるように、
フィルムカセット21内に装填されたX線フィルム92
には参照符93a〜93gで示される画像領域にX線画
像が形成される。
【0052】図7は、本実施例のX線撮影装置40の制
御手段95の概略的な電気的構成を示すブロック図であ
る。制御手段95は、主に表示手段63、入力手段64
およX線源37を制御する出入力制御ユニット96と、
X線撮影装置40に備えられる複数のモータM1〜M7
などの機械的動作を制御する駆動系制御ユニット97と
を有する。2つのユニット96,97は、通信回線98
によって電気的に接続され、相互にデータの通信を行う
ことができる。入出力制御ユニット96は、第1入出力
インタフェイス回路121と、第1信号処理回路122
とを有し、第1信号処理回路122はEEPROMによ
って実現される不揮発性メモリ123を備える。
【0053】また駆動系制御ユニット97は、第2入出
力インタフェイス回路124と、第2信号処理回路12
5と、ROMによって実現される駆動制御データ記憶用
メモリ126とを有する。第1入出力インタフェイス回
路121には、前記入力手段64からの入力信号が与え
られ、この信号は第1信号処理回路122によって信号
処理された後、通信回線98を介して第2信号処理回路
125に転送される。第2信号処理回路125では、第
2入出力インタフェイス回路124を介して複数の状体
検知センサS1〜S13からの検出信号に応答して撮影
の可否判断を行い、その結果を通信回線98を介して再
び第1信号処理回路122に転送する。このような第1
および第2信号処理回路122,125間のデータの送
受信は割込み処理によって行われる。
【0054】図8は、制御手段95の動作を説明するた
めのフローチャートである。ステップs1で撮影作業が
開始され、主電源スイッチ41が投下されると、ステッ
プs2で表示部51には予め定める条件設定画面が表示
される。この条件設定画面は、本実施例ではパノラマ撮
影時の画面に選ばれる。このようなパノラマ撮影に関す
る撮影条件に関するデータは、不揮発性メモリ123に
記憶されている。ステップs3で、第1信号処理回路1
22は表示部51に表示されている撮影条件の内容を第
2信号処理回路125に転送する。この第2信号処理回
路125は、前記複数の状態検知センサS1〜S13か
らの検出信号を、第1信号処理回路122から受取った
データと対比し、撮影の可否を判断した後、その結果を
第1信号処理回路122に転送する。この状態では、ス
イッチボックス42の照射中ランプ44およびレディラ
ンプ45は消灯しており、メインランプ46だけが点灯
している。X線照射スイッチ43がオフ状態であれば、
ステップs5へ移り、表示部51に表示された内容が上
カーソルキー70、下カーソルキー71、左カーソルキ
ー72および右カーソルキー73によって変更されたか
否かが判断される。上カーソルキー70または下カーソ
ルキー71によって設定条件が変更されたときにはステ
ップs8へ移る。左カーソルキー72または右カーソル
キー73によってパラメータが変更されたときには、ス
テップs7へ移り、そのパラメータを変更して、その表
示形態を白黒反転表示し、ステップs3へ戻る。
【0055】ステップs4において、X線照射スイッチ
43の照射ボタン47を押下したときには、ステップs
9へ移り、駆動系制御ユニット97における撮影の可否
が判断され、撮影が可能であればレディランプ45は点
灯しており、次のステップs10へ移り、照射中ランプ
44を点灯するとともに、X線源37からX線が照射さ
れる。このとき、照射ボタン47の押下によって旋回ア
ーム1が回転し、X線源37からX線が照射されて、旋
回アーム1が最終位置に達すると、旋回アーム1の回転
およびX線の照射は自動的に停止するけれども、何らか
の異常が生じたときあるいは照射ボタン47を押し続け
た場合であっても、約20秒間でX線の照射が停止する
ように構成されている。
【0056】ステップs4において、X線照射スイッチ
43がオンしなければ、ステップs5へ移り、設定条件
の変更がなければステップs11で撮影形態の変更、す
なわち撮影形態選択手段を構成する複数のキー52,5
5〜61;66〜69のいずれかが押圧操作されたか否
かが判断される。撮影形態の変更がなければステップs
4へ移り、変更されたときにはステップs2へ移り、上
述のステップs3〜ステップs11が繰返される。
【0057】本実施例のX線撮影装置40は、複数の撮
影形態として、以下に説明するパノラマ撮影、顎骨・歯
列横断面断層撮影、歯列平行面断層撮影、上顎洞断層撮
影、顎関節前額面方向断層撮影、顎関節側方断層撮影、
顎関節間距離計測撮影、顎関節頭角度計測撮影、上顎洞
スキャノグラム撮影、顎関節スキャノグラム撮影、リニ
アスキャン撮影およびセファロ撮影などの各種の撮影形
態を選択することが可能であり、以下に各撮影形態につ
いて表1〜表5を参照しながら詳述する。
【0058】まず、パノラマ撮影について説明する。
【0059】
【表1】
【0060】上記の表1からも明らかなように、パノラ
マ撮影には、像拡大率が1.3倍の歯列標準パノラマ撮
影、像拡大率が1.7倍の歯列拡大パノラマ撮影、およ
び像拡大率が1.5倍の上顎洞パノラマ撮影の3種類が
ある。
【0061】図9は歯列標準パノラマ撮影による撮影領
域を示す図であり、図10は歯列標準パノラマ撮影時の
表示手段63によって表示部51に表示される内容を示
す図であり、図11は歯列標準パノラマ撮影の手順を説
明するためのフローチャートである。歯列標準パノラマ
撮影では、像拡大率が1.3倍に設定されており、図9
の仮想線128で囲まれた歯列81および顎骨88を含
む領域の全顎総覧像が得られる。歯列標準パノラマ撮影
の撮影手順について説明する。
【0062】まず、主電源スイッチ4をオンにすると、
撮影形態が自動的にパノラマ撮影モードに設定されると
ともに、スイッチボックス42のメインランプ46が点
灯する。表示部51の撮影形態表示領域130には「パ
ノラマ撮影」が表示され、この撮影形態表示領域130
の下方には、設定条件である「撮影部位」、「モー
ド」、「露出」、「オートレベル」および「拡大率;」
がそれぞれ表示される複数の設定条件表示領域131a
〜131e(総称する場合には添字a,b,c,…は省
略する)が設けられ、各設定条件表示領域131a〜1
31eの右側には各設定条件に対応したパラメータ「歯
列 上顎洞〜前・後」、「標準 拡大」、「オート マ
ニュアル」、「0」、および「1.3倍」がそれぞれ表
示されるパラメータ表示領域132a〜132e(総称
する場合には添字a,b,c,…は省略する)が設けら
れる。
【0063】このような図10に示されるような表示状
態は、他の撮影形態から「パノラマ」キー52を押下し
たときにも同様に表示される。また「パノラマ」キー5
2を押下しないときには、前回の撮影形態に対応した表
示内容が表示される。この表示内容は、前回の撮影時に
おいて、「メモリー」キー74を押圧操作することによ
って制御手段95内の不揮発性メモリ123に記憶され
ていたものである。
【0064】図11を参照して、撮影手順について説明
する。まずステップa1で、フィルムカセッテ21を旋
回アーム1の他端部1bに装着する。このフィルムカセ
ッテ21には、図6(1)に示されるスケール付のX線
フィルム92が装填されている。次にステップa2で、
術者はチンレスト17が最下位にあるかを確認した後、
ステップa3でレディランプ45が点灯しているかを確
認する。ステップa4で、スリット板22を手作業で切
換えて、図5(1)に示される細隙スリットに設定す
る。次にステップa5でロックハンドル9によって患者
フレーム3を固定した後、ステップa6で昇降本体2の
矢印134(図2参照)と患者フレーム3の目盛135
の0値とを合わせ、ロックハンドル9をパノラマロック
側に操作する。ここで、患者の位置付けを行うにあたっ
ては、側頭部押え部材15,16を用いて眼耳平面で撮
影する場合と、イヤロッド29,30を用いてカンペル
平面で撮影する場合とでは、操作手順が異なる。
【0065】すなわち側頭部押え部材15,16を用い
て眼耳平面で撮影する場合には、ステップa7へ移り、
患者12を椅子6に座らせて、ステップa8で昇降本体
2を移動させてチンレスト17の高さが患者12の顎に
合うように高さを合わせる。次にステップa9で、患者
12にマウスピースを噛ませた後、ステップa10で患
者12を撮影位置に導入し、ステップa11でチンレス
ト17を上げて顎を載せ、ステップa12で患者の頭の
傾きに注意しながら正中線ビーム34によって患者の頭
の正中線を位置付けし、ステップa13で図示しない頬
骨プレートを用いて患者の頭部を固定する。
【0066】次にステップa14で、眼耳水平ビーム3
3に患者12の眼耳平面を合わせた後、ステップa15
で照射野ビームが下唇下縁にあることを確認し、ステッ
プa16で測距センサのビームをマウスピースのセンタ
ーに合わせ、その患者12に対応する切歯咬合キー82
〜85を選択して押下する。
【0067】ステップa17で、再びレティランプ45
が点灯しているかを確認した後、ステップa18で照射
ボタン47を押して撮影する。撮影後は、ステップa1
9で、旋回アーム1を初期位置に復帰させ、ステップa
20でフィルムカセッテ21を取外し、歯列標準パノラ
マ撮影が終了する。
【0068】また、イヤロッド29,30を用いてカン
ペル平面で撮影する場合には、ステップa6〜ステップ
a21へ移り、前述のステップa13で用いた頬骨プレ
ートを外してイヤロッド29,30に差換える。
【0069】次にステップa22〜ステップa27にお
いて、前述のステップa7〜ステップa12と同様な操
作を行い、ステップa28でイヤロッド29,30を耳
穴に差込み、患者12を固定する。次にステップa29
で、チンレスト17をスライドさせて眼耳水平ビーム3
3にカンペル平面を合わせ、ステップa30でロックハ
ンドル9によって患者フレーム3を固定する。ステップ
a31に移ると、昇降本体2を移動させて照射野ビーム
を下唇下縁に合わせ、その次は前述のステップa16〜
ステップa20と同様な操作を行い、歯列標準パノラマ
撮影が終了する。
【0070】再び図10を参照して、上述の歯列標準パ
ノラマ撮影では、下カーソルキー71によって選択され
た設定条件を示す枠表示137を移動させることなく、
また自動設定によって各パラメータ表示領域132d内
のカーソル138a〜138dを移動させることなく撮
影作業を行ったけれども、各設定条件のパラメータを変
えたい場合には、下カーソルキー71によって枠表示1
37を順次的に移動させながら、その枠表示137によ
って囲まれた設定条件に対応するパラメータを右カーソ
ルキー73を押下して移動することによって、撮像部位
はこうして歯列から「上顎洞〜前・後」に、またモード
は「標準」から「拡大」へ、さらに露出は「オート」か
ら「マニュアル」へ、さらにオートレベルが「0」〜
「4」、「3」、「2」、「1」、「−1」、「−
2」、「−3」、「−4」の残余の8段階に切換えるこ
とができる。「マニュアル」を選択したときには、後に
詳述するけれども、X線源37の管電圧および管電流を
患者に合った値に設定し、中央濃度補正、すなわち画像
診断を向上させるためにX線フィルムの中央部における
X線の胴を上げるように作動させることができる。また
拡大率は、前記モード「標準」に選択したときには1.
3倍に設定され、「拡大」を選択したときには1.7倍
に自動的に設定される。
【0071】図12は歯列拡大パノラマ撮影による撮影
領域を示す図であり、図13は表示部51の表示状態を
示す図である。なお、歯列拡大パノラマ撮影の撮影手順
は、前述の歯列標準パノラマ撮影と同様であるため、撮
影手順についての説明は省略し、操作パネル19の操作
手順について説明する。歯列拡大パノラマ撮影時には、
図12に示されるように、撮影領域128は1.7倍に
拡大されるため、顎関節139a,139付近が撮影対
象から外れ、歯列81だけが撮影される。このような歯
列拡大パノラマ撮影時には、操作者は図10に示される
歯列標準パノラマ撮影時における操作パネル19の表示
部51の表示を見て、下カーソルキー71を操作し、設
定条件を「撮影部位」から「モード」に移動させ、右カ
ーソルキー73を押下してパラメータを「標準」から
「拡大」に設定する。これによって最下段のパラメータ
表示領域132eは「1.3倍」から「1.7倍」に書
換えられる。このようにして像拡大率を1.7倍に設定
した状態で、前述の図11に示される撮影手順に従って
フィルムカセッテ21を装着し、患者を位置付けして歯
列拡大パノラマ撮影が行われる。
【0072】図14は上顎洞パノラマ撮影による上顎洞
前面と後面との撮影領域128a,128bを示す図で
あり、図15は上顎洞前面に設定された表示部51の表
示状態を示す図であり、図16は上顎洞パノラマ撮影の
撮影手順を説明するためのフローチャートである。
【0073】上顎洞パノラマ撮影には、図4(1)の撮
像領域128aで示される上顎洞前面パノラマ撮影と、
図4(2)の撮影領域128bで示される上顎洞後面パ
ノラマ撮影とがあり、主電源スイッチ41を押下したと
きには撮影形態表示領域130には「パノラマ撮影」が
表示されるため、下カーソルキー71を押下して枠表示
137を「撮影部位」に移動させた後、右カーソルキー
73を押下して、パラメータ表示領域132a内のカー
ソル138を「歯列」から「上顎洞」、「前」に移動さ
せ、上顎洞前面パノラマ撮影に設定する。残余の設定条
件「モード」、「露出」、「オートレベル」のパラメー
タは「標準」、「オート」、「0」のままである。この
場合には、拡大率は自動的に1.5倍に設定される。ま
た上顎洞後面パノラマ撮影を行うときには、枠表示13
7を「撮影部位」に移動させた状態で、右カーソルキー
73を押下して、パラメータを「前」から「後」に変更
する。
【0074】このようにして操作パネル19によって設
定条件を設定した後、ステップb1に移る。このステッ
プb1では、旋回アーム1の他端部1bに、フィルムカ
セッテ21を装着し、前述した図11のステップa1〜
ステップa6と同様にして、ステップb1〜ステップb
6の操作を行い、撮影準備を完了した後、ステップb7
で、患者を椅子6に座らせ、ステップb8で昇降本体2
を移動させて、チンレスト17の高さが患者の顎に合う
ように高さを合わせ、ステップb9で患者にマウスピー
スを噛ませる。ステップb10で患者を撮影位置に導入
し、ステップb11でチンレスト17を上げて顎を載
せ、ステップb12で患者の顔に正中線ビーム34を合
わせ、ステップb13で頬骨プレートによって患者の頭
部を固定する。次にステップb14で、眼耳水平ビーム
33に眼耳平面を合わせた後、ステップb15でロック
ハンドル9によって患者フレーム3を固定する。ステッ
プb16で昇降本体2を移動させて照射野ビームを鼻翼
に合わせ、ステップb17で測距センサのビームをマウ
スピースの中心に合わせ、切歯咬合キー82〜85を選
択して押下する。ステップb18で、再びレディランプ
45が点灯しているかを確認した後、ステップb19で
照射ボタン47を押下して撮影する。このとき表示部5
1の画面の右上隅にはX線照射時間が参照符140で示
されるように表示される。こうして撮影が終了した後、
ステップb20で旋回アーム1の側部に設けられる図示
しないリターンスイッチを押圧操作して、旋回アーム1
を初期位置に復帰させ、ステップb21でフィルムカセ
ッテ21を取外して撮影作業が終了する。
【0075】次に表2を参照して、リニア断層撮影につ
いて説明する。
【0076】
【表2】
【0077】図17は、顎骨・歯列横断面リニア断層撮
影による撮影領域を示す図であり、図18は表示部51
の表示内容を示す図であり、図19は顎骨・歯列横断面
リニア断層撮影の撮影手順を説明するためのフローチャ
ートである。顎骨・歯列横断面リニア断層撮影では、図
17の仮想線141a〜141cで示される3つの断層
面で切断した断層像が得られる。この撮影には、断層位
置を選択するために、前述の図9〜図16に関連して説
明した歯列標準パノラマ撮影、歯列拡大パノラマ撮影を
行う必要がある。
【0078】操作パネル19の操作手順は、まず「歯牙
横断面」キー55を押下して、表示部51の撮影形態表
示領域131に「顎骨・歯列横断面断層撮影」と表示さ
れ、枠表示137によって囲まれた設定条件「モード」
に対応するパラメータ「上顎」、「下顎」、「顎骨」お
よび「前額面」の中から左カーソルキー72および右カ
ーソルキー73によってカーソル138を移動させて選
択する。本実施例ではカーソル138が「上顎」を示
し、この操作の後に下カーソルキー71を押下して枠表
示137を「断層幅・間隔」に切換える。そのパラメー
タ「LT」は断層幅を示し、またパラメータ「SD」は
移動間隔を示す。操作パネル19の表示部51には、撮
影部位、投影角度および断層形態を含む撮影関連情報を
図形およびキャラクタによって模式的に表示するイラス
ト表示領域142が設けられる。このイラスト表示領域
142内で歯列81に沿って前記断層面表示141a〜
141cを移動させることができる。これらの断層幅L
Tおよび間隔SDは、3,5,7,9mmの4段階で選
択することができる。
【0079】次に、下カーソルキー71を押下して、枠
表示137を「エリア」に移動させ、撮影位置を選択す
る。この撮影位置は、図17に示される断層面141a
〜141cが顎骨および歯列に沿って移動した位置を選
択することができ、上顎および下顎は1〜21の範囲で
1ステップずつ21段階で撮影位置を移動させることが
できる。また顎骨および前額面は1〜7および15〜2
1の範囲で1ステップずつ14段階で撮影位置を移動さ
せて設定することができる。次に下カーソルキー71を
押下して、枠表示137を「患者サイズ」に移動させ
る。この患者サイズは、0〜9の範囲で1ステップずつ
10段階で患者に合ったサイズを設定することができ
る。さらに下カーソルキー71を押下すると、枠表示1
37は「管電圧」に移り、そのパラメータの表示領域1
32fの値を60〜80kVの範囲で1kVずつ増減さ
せて設定することができる。さらに下カーソルキー71
を押下すると、枠表示137は「管電流」に移動し、そ
のパラメータ表示領域132gに5〜10mAの範囲で
1mAずつ6段階で増減させて設定することができる。
【0080】このようにして、操作パネル19によって
撮影条件を設定した後、撮影準備が開始される。この顎
骨・歯列横断面リニア断層撮影では、撮影領域を選択す
るために、予め図9〜図16に関連して説明したパノラ
マ撮影が行われる。次に撮影手順について述べる。
【0081】ステップc1でパノラマ撮影されたフィル
ムを現像処理して、ステップc2で前記フィルム状で読
影し、撮影領域を選択する。ステップc3で、フィルム
カセッテ21を旋回アーム1の他端部1bに装着する。
このフィルムカセッテ21には、図6(2)に示される
断層用低感度X線フィルム92が装填される。ステップ
c4で、チンレスト17が最下位にあるか否かを確認
し、ステップc5でレディランプ45が点灯しているか
否かを確認する。ステップc6で、スリット板22を図
5(1)に示す細隙スリット90から広域スリット91
に切換え、ステップc7で昇降体2の矢印134が患者
フレーム3のメモリ135の0値に合っているか否かを
確認し、ステップc8で頬骨プレートを外し、イヤロッ
ド29,30に差換える。
【0082】次に患者を位置付けるにあたって、ステッ
プc9で、患者を椅子6に座らせ、ステップc10でイ
ヤロッド29,30が患者の耳穴に合うように高さを合
わせ、ステップc11で患者にマウスピースを噛ませた
後、ステップc12で患者を撮影位置に導入する。ステ
ップc13で、チンレスト17を上げて顎を載せ、ステ
ップc14で正中線ビーム34に患者の顔を合わせ、ス
テップc15でイヤロッド29,30を耳穴に差込み、
患者を固定する。次にステップc16で、眼耳水平ビー
ム33に眼耳水平またはカンペル平面を合わせ、ステッ
プc17でロックハンドル9によって患者フレーム3を
固定し、ステップc18で照射野ビームを撮像されるべ
き各部位の中心に合わせ、ステップc19で位置センサ
ビームをマウスピースの中心に合わせ、患者にあった切
歯咬合キー82〜85を押下する。ステップc20で、
再びレディランプ45を確認し、ステップc21で照射
ボタン47を押下し、撮影を開始する。撮影が終了した
後には、ステップc22で、旋回アーム1を初期位置に
復帰させ、ステップc23でフィルムカセッテ21を取
外し、撮影作業が終了する。
【0083】図20は、顎骨・歯列平行面リニア断層撮
影による撮影領域を示す図であり、図21は顎骨・歯列
平行面リニア断層撮影時の表示部51の表示内容を示す
図であり、図22は顎骨・歯列平行面リニア断層撮影の
撮影手順を説明するためのフローチャートである。本実
施例の顎骨・歯列平行面リニア断層撮影では、図20に
示されるように、顎骨および歯列と平行な3つの断層面
143a,143b,143cの断層像が撮影される。
【0084】まず「歯列平行」キー56を押下すると、
表示部51には図21に示されるように、表示される。
すなわち、撮影形態表示領域131には「歯列平行面断
層撮影」が表示され、枠表示137は「修正歯列弓」に
表示されており、左カーソルキー72または右カーソル
キー73を操作して、撮影位置を舌側、標準、頬側のう
ちいずれかを選択する。次に下カーソルキー71を押下
して、枠表示137を「断層幅・間隔」に切換え、断層
幅LTおよび間隔SDを前述の顎骨・歯列横断面リニア
断層撮影と同様にして設定する。以下同様に、設定条件
「エリア」、「患者サイズ」、「管電圧」、「管電流」
の各設定条件のパラメータを設定し、操作パネル19に
よる撮影条件設定作業を終了する。
【0085】次に、撮影準備に移ると、まずこの撮影に
は、撮影領域を選択するために、前述のパノラマ撮影を
行う。次にステップd1で、パノラマ撮影のフィルムを
現像処理し、ステップd2でフィルム状で撮影領域を選
択する。ステップd3でフィルムカセッテ21を旋回ア
ーム1の他端部1bに装着する。このとき、フィルムカ
セッテ21には図6(2)に示される断層用X線フィル
ム92が装填される。ステップd4で、チンレスト17
が最下位にあるかを確認し、ステップd5でレディラン
プ45が点灯しているかを確認し、ステップd6でスリ
ット板22のスリットを広域スリット91に切換え、ス
テップd7で昇降本体2の矢印134と患者フレーム3
のメモリ135の0値が合っているか否かを確認する。
【0086】次に患者の位置付けに移る。ステップd8
で、患者を椅子6に座らせ、ステップd9で、チンレス
ト17の高さが患者の顎に合うように高さを合わせ、ス
テップd10で患者にマウスピースを噛ませ、ステップ
d11で患者を撮影位置に導入する。この状態でステッ
プd12に移り、チンレスト17を上げて顎を載せ、ス
テップd13で正中線ビーム34に合わせ、ステップd
14で頬骨プレートによって患者を固定し、ステップd
15で眼耳水平ビーム33に眼耳平面を合わせ、ステッ
プd15でロックハンドル9によって患者フレーム3を
固定し、ステップd17で照射野ビームを撮影されるべ
き各部位の中心に合わせ、ステップd18で位置センサ
ビームをマウスピースの中心に合わせた後、切歯咬合キ
ー82〜85のうち患者に対応するキーを押下し、ステ
ップd19で再びレディランプ40が点灯しているかを
確認した後、ステップd20に移り、照射ボタン47を
押下して撮影を開始する。撮影が終了した後には、ステ
ップd21に移り、旋回アーム1でを初期位置に復帰さ
せ、ステップd22でフィルムカセッテ21を取外し、
撮影作業が終了する。
【0087】図23は、上顎洞リニア断層撮影による撮
影領域を示す図であり、図24は上顎洞リニア断層撮影
の表示部51の表示内容を示す図である。なお、上顎洞
リニア断層撮影の撮影手順は、前述の顎骨・歯列平行面
リニア断層撮影と同様であるため、図22に示されるフ
ローチャートを引用して、撮影手順に関する説明は省略
する。上顎洞リニア断層撮影では、図23に示されるよ
うに、上顎骨144の上顎洞145a,145b付近の
平面断層像を撮影するため、前述の顎骨・歯列横断面リ
ニア断層撮影および顎骨・歯列平行面リニア断層撮影と
同様に、3つの断層面146a,146b,146cが
撮影される。操作パネル19の操作手順について述べ
る。
【0088】まず、「上顎洞」キー57を押下すると、
表示部51の撮影形態表示領域130には、「上顎洞断
層撮影」が表示され、枠表示137は「投影方向」の設
定条件を示している。この状態で左カーソルキー72お
よび右カーソルキー73によって前額面、側方、斜位を
選択し、下カーソルキー71を押下する。これによって
枠表示137は「断層幅・間隔」の設定条件の表示領域
131bに移り、パラメータを設定する。このパラメー
タは、断層幅LTと間隔SDとを設定する必要があり、
それぞれ3,5,7,9mmの4段階で左カーソルキー
72および右カーソルキー73によって選択することが
できる。次に下カーソルキー71を押下すると、枠表示
137は「エリア」が表示された設定条件表示領域13
1cに移り、前述と同様にして4〜7および15〜18
の8段階で前記3つの断層面146a〜146cを移動
させて設定する。このような断層面146a〜146c
の移動は、左カーソルキー72および右カーソルキー7
3によって行うことができる。
【0089】次に下カーソルキー71を押下すると、枠
表示137は各設定条件表示領域に順次的に移動し、患
者サイズ、管電圧および管電流のパラメータをそれぞれ
設定する。なお、管電圧は患者サイズを「5」にする
と、72kVに自動的に設定され、また管電流は患者サ
イズを「5」にすると、7mAを自動的に設定する。こ
のような患者サイズ、管電圧および管電流の各パラメー
タは、左カーソルキー72および右カーソルキー73に
よって選択することができる。
【0090】図25は顎関節前額面方向リニア断層撮影
による撮影領域を示す図であり、図26は顎関節前額面
方向リニア断層撮影時の表示部51の表示内容を示す図
であり、図27はイヤロッド29,30の中心から顎関
節頭が前後にずれている状態を示す図であり、図28は
顎関節前額面方向リニア断層撮影の撮影手順を説明する
ためのフローチャートである。
【0091】顎関節前額面方向リニア断層撮影では、図
25に示されるように、各3つの断層面147a〜14
7c,148a〜148cにおける断層像が撮影され
る。操作パネル19の操作手順について述べる。まず
「顎関節前額面方向」キー58を押下すると、表示部5
1の撮影形態表示領域130には「顎関節前額面方向断
層撮影」と表示され、枠表示137は「撮影部位」に表
示される。次に左カーソルキー72および右カーソルキ
ー73を操作して、撮像部位を「左側」または「右側」
に設定した後、下カーソルキー71を押下して次の設定
条件「顎関節の状態」に枠表示137を移動させ、左カ
ーソルキー72および右カーソルキー73を操作してパ
ラメータを「閉口」または「開口」を選択する。さらに
下カーソルキー71を押下して、枠表示137を次の設
定条件「前後シフト」に移動させ、左カーソルキー72
および右カーソルキー73を操作して前後シフト量を設
定する。
【0092】このようにして前後シフト量の設定が終わ
ると、下カーソルキー71を押下して、枠表示137を
次の設定条件「断層幅・間隔」に移動させ、そのパラメ
ータ表示領域132d内に断層幅LTおよび間隔SDを
左カーソルキー72および右カーソルキー73によって
設定する。さらに下カーソルキー71を押下して、枠表
示137を次の設定条件「入射角度」に移動させ、その
パラメータ表示領域132e内の入射角度を設定する。
この入射角度は、0,5,10,15,20,25,3
0,35(度)の8段階で選択することができ、上述し
た顎関節頭角度計測撮影によって撮影されたX線フィル
ム92のX線画像93dに基づいて決定する。以下、同
様にして下カーソルキー71、左カーソルキー72およ
び右カーソルキー73によって残余の設定条件「患者サ
イズ」、「管電圧」および「管電流」を設定する。
【0093】次に図28を参照して、撮影手順について
説明する。まずステップe1で、フィルムカセッテ21
を旋回アーム1の他端部1bに装着する。このフィルム
カセッテ21には、図6(2)に示されるX線フィルム
92が装填される。次に、ステップe2でチンレスト1
7が最下位にあるか否かを確認し、ステップe3でレデ
ィランプ45が点灯しているか否かを確認する。ステッ
プe4で、スリット板21を図5(2)に示される広域
スリット91に切換え、ステップe5で昇降本体2の矢
印134と患者フレーム3のメモリ135の0値とが合
っているか否か確認し、ステップe6で頬骨プレートを
外し、イヤロッド29,30に差換え、ステップe7で
チンレスト17を外し、別途に準備された鼻下点レスト
に差換える。
【0094】このようにして撮影準備が完了すると、患
者の位置付けを行う。ステップe8で、患者を椅子6に
座らせ、ステップe9でイヤロッド29,30が患者の
耳穴に合うように高さを合わせ、ステップe10で患者
を撮影位置に導入する。次にステップe11で、前記鼻
下点レストを患者の鼻下点に合わせ、ステップe12で
患者に自然咬合させ、ステップe13で正中線ビームを
合わせ、ステップe14でイヤロッド29,30を耳穴
に差込み患者を固定する。
【0095】さらにステップe15で、眼耳水平ビーム
33に眼耳平面を合わせ、ステップe16でロックハン
ドル9によって患者フレームを固定した後、ステップe
17で照射野ビームを照射野の最上位に合わせ、ステッ
プe18で再びレディランプ45が点灯しているか否か
を確認する。点灯していればステップe19に移り、照
射ボタン47を押下して撮影を開始する。こうして撮影
を終えると、ステップe20に移り、旋回アーム1を初
期位置に復帰させ、ステップe21でフィルムカセッテ
21を取外し、撮影作業が終了する。
【0096】図29は顎関節側方リニア断層撮影の表示
部51の表示内容を示す図である。なお、顎関節側方リ
ニア断層撮影は前述の顎関節前額面方向リニア断層撮影
と同様な撮影領域を撮影するため、撮影領域は図25と
同様であり、また撮影手順は図28と同様である。操作
パネル19の操作手順について述べる。まず「顎関節側
方」キー59を押下すると、表示部51には図29に示
されるように、その撮影形態表示領域130に「顎関節
側方断層撮影」が表示され、枠表示137は最も上方の
設定条件表示領域131aの「撮影方向」に表示され
る。そのパラメータ表示領域132aには撮影方向を示
す「左側」および「右側」が表示され、左カーソルキー
72および右カーソルキー73によってそのいずれかを
選択し、下カーソルキー71を押下して枠表示137を
次の設定条件「顎関節の状態」に移動させる。ここで
は、パラメータ表示領域132bに顎関節の状態を示す
「閉口」および「開口」が表示され、左カーソルキー7
2および右カーソルキー73によってそのいずれかを選
択する。次に下カーソルキー71を押下して、次の設定
条件「顎関節間距離」に枠表示137を移動させ、その
パラメータ表示領域132cに顎関節間距離を設定す
る。この顎関節管距離は、84mm、92mm、100
mm、108mm、116mmの5段階の中で患者に合
った距離を後述する顎関節間距離計測撮影によって決定
する。
【0097】さらに下カーソルキー71を押下し、次の
設定条件「断層幅・間隔」に枠表示137を移動させ、
そのパラメータである断層幅LTおよび間隔SDを左カ
ーソルキーおよび右カーソルキー73によって選択す
る。続いて下カーソルキー71を押下して枠表示137
を次の設定条件「入射角度」に移動させ、そのパラメー
タ表示領域132eに入射角度を設定する。この入射角
度は、55,60,65,70,75,80,90,1
00の8段階の中から撮影する角度を上述の顎関節頭角
度計測撮影に基づいて決定する。
【0098】下カーソルキー71を押下して、枠表示1
37を下げ、前述と同様にして患者サイズ、管電圧およ
び管電流の各設定条件に対応するパラメータを設定し、
操作パネル19による設定作業が終了する。
【0099】次にスキャノグラム撮影について説明す
る。このスキャノグラム撮影には、表3に示されるよう
に、上顎洞スキャノグラム撮影と顎関節スキャノグラム
撮影とがある。
【0100】
【表3】
【0101】図30は、上顎洞スキャノグラム撮影によ
る撮影領域150a,150bを示す図であり、図31
は上顎洞スキャノグラム撮影の表示部51の表示内容を
示す図であり、図32は上顎洞スキャノグラム撮影の撮
影手順を説明するためのフローチャートである。上顎洞
スキャノグラム撮影には、撮影方向について図30
(1)に示される側方の撮影領域150aと、図30
(2)に示される前額面の撮影領域150bとがある。
操作パネル19の操作手順について述べる。まず、「上
顎洞」キー68を押下すると、表示部51には図31に
示されるように、撮影形態表示領域130に「上顎洞ス
キャノグラム撮影」が表示され、枠表示137は設定条
件「投影方向」に表示される。投影方向のパラメータ
は、左カーソルキー72および右カーソルキー73によ
って「側方」または「前額面」を選択する。下カーソル
キー71を押下して、枠表示137を次の設定条件「撮
影部位」に移動させた後、そのパラメータを左カーソル
キー72および右カーソルキー73によて「左側」また
は「右側」を選択する。さらに下カーソルキー71を押
下すると、枠表示137は下の設定条件表示領域131
へ移り、設定条件「露出」に表示され、ここでもそのパ
ラメータを左カーソルキー72および右カーソルキー7
3によって「オート」または「マニュアル」に設定す
る。さらに下カーソルキー71を押下すると、枠表示1
37は下方の設定条件「オートレベル」に移り、前述し
たようにパラメータを4〜−4の範囲で1ステップの9
段階の中から選択して設定する。このとき、拡大率は自
動的に1.7倍に設定される。また設定条件「露出」に
おいて「マニュアル」を選択したときには、管電圧およ
び管電流の各設定条件が表示される。
【0102】次に撮影手順について述べる。ステップf
1で、フィルムカセッテ21を旋回アーム1の他端部1
bに装着する。このフィルムカセッテ21には、図6
(3)に示されるX線フィルム92が装填される。次
に、ステップf2で、チンレスチト17が最下位にある
か否かを確認し、ステップf3でレディランプ45が点
灯しているか否かを確認する。ステップf4で、スリッ
ト板22を図5(1)に示される細隙スリット90に切
換え、ステップf5で昇降体2の矢印134が患者フレ
ーム3のメモリ135の0値にあっているか否かを確認
し、撮影準備が終了する。
【0103】次に、ステップf6で、患者を椅子6に座
らせ、ステップf7でチンレスト17の高さが患者の顎
に合うように高さを合わせ、ステップf8で患者にマウ
スピースを噛ませ、ステップf9で患者を撮影位置に導
入する。次にステップf10で、チンレスト17を上げ
て顎を載せ、ステップf11で正中線ビーム34を患者
の正中線に合わせ、ステップf12で頬骨プレートによ
って患者を固定し、ステップf13で眼耳水平ビーム3
3に患者の眼耳平面を合わせる。その後、ステップf1
4で、ロックハンドル9によって患者フレーム3を固定
した後、ステップf15で昇降本体2を移動させて照射
野ビームを鼻翼に合わせ、ステップf16で位置センサ
ビームをマウスピースの中心に合わせ、患者に対応する
切端咬合キー82〜85を選択して押下する。ステップ
f17で、再びレディランプ45が点灯しているか否か
を確認して、ステップf18で照射ボタン47を押下
し、操作パネル19によって設定された撮影条件に従っ
て上顎洞のスキャノグラム撮影が開始される。
【0104】撮影が終了すると、ステップf19で、旋
回アーム1を初期位置に復帰させ、ステップf20でフ
ィルムカセッテ21を取外し、撮影作業が終了する。
【0105】図33は、顎関節スキャノグラム撮影によ
る撮影領域151a,151bを示す図であり、図34
は顎関節スキャノグラム撮影の表示部51の表示内容を
示す図であり、図35は顎関節スキャノグラム撮影の撮
影手順を説明するためのフローチャートである。顎関節
スキャノグラム撮影では、顎関節を開口位で左右各1
枚、閉口位で左右各1枚の4分割撮影が1枚のフィルム
状に撮影される。操作パネル19の操作手順について述
べる。まず「顎関節」キー69を押下すると、表示部5
1には図34に示されるように、撮影形態表示領域13
0に「顎関節スキャノグラム撮影」が表示され、表示枠
137は設定条件「投影方向」に表示される。投影方向
のパラメータは、「側方」または「前額面」のいずれか
が左カーソルキー72または右カーソルキー73の押下
によって選択され、次いで下カーソルキー71を押下し
て枠表示137を次の設定条件「露出」に移動させる。
ここでは、パラメータとして「オート」または「マニュ
アル」が選択され、さらに続いて下カーソルキー71を
押下して、枠表示137を次の設定条件「オートレベ
ル」に移動させ、そのパラメータを前述と同様に4〜−
4の中から選択して設定する。さらに下カーソルキー7
1を押下すると、次の設定条件「顎関節4分割」に枠表
示137が移る。ここでは、閉口位での撮影が終了すれ
ば、自動的に開口位の撮影に切換えられ、パラメータ表
示領域132dには「開口」が表示される。このような
顎関節スキャノグラム撮影では、予め拡大率が1.7倍
に設定されている。
【0106】図35を参照して、撮影手順について説明
する。ステップg1で、フィルムカセッテ21を旋回ア
ーム1の他端部1bに装着する。このフィルムカセッテ
21には投影方向が側方に選択されているため、図6
(4)に示されるX線フィルム92が装填される。な
お、投影方向前額面に設定したときには、図6(5)に
示されるX線フィルム92が装填される。ステップg2
で、チンレスト17が最下位にあるか否かを確認し、ス
テップg3でレディランプ45が点灯しているか否かを
確認する。ステップg4で、スリット板22を図5
(1)に示される細隙スリット90に切換え、ステップ
g5で昇降本体2の矢印134が患者フレーム3の目盛
135の0値に合っているか否かを確認し、ステップg
6で頬骨プレートを外し、イヤロッド29,30に差替
え、ステップg7でチンレスト17を外して鼻下点レス
トに差替える。
【0107】こうして撮影準備が完了すると、ステップ
g8へ移り、患者を椅子6に座らせ、ステップg9でイ
ヤロッド29,30が患者の耳穴に合うように高さを合
わせ、ステップg10で患者を撮影位置に導入する。次
にステップg11で鼻下点レストを患者の鼻下点に合わ
せ、ステップg12で患者に自然咬合させる。ステップ
g13で正中線ビーム34を合わせ、ステップg14で
イヤロッド29,30を耳穴に差込んで患者を固定し、
ステップg15で眼耳水平ビーム33に眼耳平面を合わ
せ、ステップg16でロックハンドル9によって患者フ
レーム3を固定し、ステップg17で昇降本体2を移動
させて照射野ビームを照射野の最上位に合わせる。
【0108】こうして患者の位置付けが完了すると、ス
テップg18へ移り、患者を閉口位にさせ、ステップg
19で再びレディランプ45が点灯しているか否かを確
認した後、ステップg20で照射ボタン47を押下し、
前述した操作パネル19の設定条件に従って撮影が行わ
れる。
【0109】こうして閉口位の顎関節撮影が終了した
後、ステップg21に移り、患者を開口位にさせ、ステ
ップg22で再びレディランプ45が点灯しているか否
かを確認し、点灯していれば照射ボタン47を押下し
て、開口位の状態で顎関節を撮影する。このようにして
閉口位および開口位での顎関節撮影が終了すると、ステ
ップg24で旋回アーム1を初期位置に復帰させ、ステ
ップg25でフィルムカセッテ21を取外し、撮影作業
が終了する。
【0110】図36は、顎関節スキャノグラム撮影にお
いて投影方向を前額面に設定したときの表示部51の表
示内容を示す図であり、図37は、顎関節スキャノグラ
ム撮影で投影方向を前額面に設定したときの撮影手順を
説明するためのフローチャートである。顎関節スキャノ
グラム撮影において、投影方向を前額面に設定したとき
には、顎関節の前額面方向で1枚のフィルム状に左右各
1枚が撮影される。操作パネル19の操作手順について
述べる。まず「顎関節」キー69が押下されると、表示
部51には撮影形態表示領域132(前述と同様に)
「顎関節スキャノグラム撮影」が表示され、枠表示13
7は設定条件「投影方向」に表示される。ここで右カー
ソルキー73を押下して、パラメータを「側方」から
「前額面」に切換える。次に下カーソルキー71を押下
して、枠表示137を次の設定条件「露出」に移動さ
せ、そのパラメータを「オート」または「マニュアル」
に選択する。さらに下カーソルキー71を押下すると、
枠表示137は次の設定条件「オートレベル」に移動
し、前述したように4〜−4の9段階のうちから1つの
レベルを選択し、設定作業が終了する。この場合もま
た、拡大率は1.7倍に設定されている。
【0111】次に撮影手順について述べる。ステップh
1〜ステップh7は、前述の図35のステップg1〜ス
テップg7と同様に撮影準備が行われ、次にステップh
8〜ステップh17で、図35のステップg8〜ステッ
プg17と同様にして患者が位置付けされ、ステップh
18でレディランプ47が点灯しているか否かを確認し
た後、ステップh19で照射ボタン47を押下して顎関
節の前額面方向の撮影が行われ、ステップh20で旋回
アーム1を初期位置に復帰させ、ステップh21でフィ
ルムカセッテ21を取外し、撮影作業が終了する。
【0112】次に頭蓋骨リニアスキャン撮影について説
明する。頭蓋骨リニアスキャン撮影には、表4に示され
るように、患者の頭部に対して左側部から右側部に投影
する側方(ラテラル)撮影と、後頭部から前額面に向け
て投影する正面(P/Aと略記する)撮影とがあり、こ
れらのラテラル撮影およびP/A撮影について述べる。
【0113】
【表4】
【0114】図38は、頭蓋骨リニアスキャン撮影にお
ける投影方向ラテラルにしたときの撮影領域152を示
す図であり、図39は頭蓋骨リニアスキャン撮影におい
て投影方向をラテラルにしたときの表示部51の表示内
容を示す図であり、図40は頭蓋骨リニアスキャン撮影
の投影方向ラテラルにしたときの撮影手順を説明するた
めのフローチャートである。頭蓋骨リニアスキャン撮影
において、投影方向をラテラル、すなわち患者頭部の左
側面から右側面への投影画像を得るための撮影である。
操作パネル19の操作手順について述べる。まず「リニ
アスキャン」キー60を押下すると、表示部51には、
撮影形態表示領域130に「リニアスキャン撮影」が表
示され、枠表示137は設定条件「投影方向」に表示さ
れる。投影方向のパラメータには「ラテラル」と「P/
A」とがあり、前述と同様に左カーソルキー72または
右カーソルキー73によって選択する。次に下カーソル
キー71を押下して、次の設定条件「露出」に枠表示1
37を移動させ、そのパラメータ「オート」か「マニュ
アル」かを選択する。続いて下カーソルキー71を押下
すると、枠表示137は次の設定条件「オートレベル」
に移動し、前述と同様に4〜−4の9段階の1つを選択
し、設定作業が終了する。この頭蓋骨リニアスキャン撮
影では、拡大率が自動的に1.5倍に設定されている。
【0115】次に投影方向ラテラルに設定したときの撮
影手順について述べる。まずステップi1で、フイルム
カセッテ21を旋回アーム1の他端部1bに装着する。
このフイルムカセッテ21には、図6(6)に示すX線
フィルム92が装填される。ステップi2で、チンレス
ト17が最下位にあるか否かを確認し、ステップi3で
レディランプ45が点灯しているか否かを確認し、ステ
ップi4でスリット板21を図5(1)に示される細隙
スリット90に切換え、ステップi5でロックハンドル
9によって患者フレーム3を固定し、ステップi6で昇
降本体2の矢印134と患者フレーム3の目盛135の
0値とを合わせ、ロックハンドル9をパノラマロック側
に設定する。
【0116】このようにして撮影準備が終了すると、ス
テップi7で、患者を椅子6に座らせ、ステップi8で
昇降本体2を移動させてチンレスト17の高さが患者の
顎に合うように高さを調整し、ステップi9で患者を撮
影位置に導入する。次にステップi10で、チンレスト
17を上げて顎を載せ、ステップi11で正中線ビーム
34を合わせ、ステップi12で顎骨プレートによって
患者を固定し、ステップi13で眼耳水平ビーム33に
眼耳平面を合わせ、ステップi14で照射野ビームが下
唇下縁にあることを確認し、ステップi15で再びレデ
ィランプ15が点灯しているか否かを確認する。点灯し
ていればステップi16で照射ボタン47を押下して、
撮影を行う。その後ステップi17で旋回アーム1を初
期位置に復帰させ、フィルムカセッテ21を取外し、撮
影作業が終了する。
【0117】図41は頭蓋骨リニアスキャン撮影におい
て投影方向P/Aにしたときの撮影領域153を示す図
であり、図42は頭蓋骨リニアスキャン撮影における投
影方向をP/Aに設定したときの表示部51の表示内容
を示す図である。なお、投影方向P/A撮影では、操作
パネル19の操作だけが異なり、撮影手順は前述の図4
0に示される撮影手順と同様である。頭蓋骨リニアスキ
ャン撮影において、投影方向をP/Aにしたとき、すな
わち患者頭部の後頭部から前額面の投影画像が得られ
る。操作パネル19の操作手順について述べる。まず
「リニアスキャン」キー60を押下すると、表示部51
には、撮影形態表示領域130に「リニアスキャン撮
影」が表示され、枠表示137は設定条件「投影方向」
に表示される。このとき、パラメータをラテラルからP
/Aに切換えるために、右カーソルキー73を押下し、
カーソル138を「ラテラル」から「P/A」に移動さ
せる。次に下カーソルキー71を押下して、枠表示13
7を次の設定条件「露出」に移動させ、そのパラメータ
を「オート」または「マニュアル」を選択する。さらに
下カーソルキー71を押下して、枠表示137を次の設
定条件「オートレベル」に移動させ、このパラメータを
4〜−4の9段階の1つを設定する。この場合にも、拡
大率は1.5倍に設定されている。
【0118】このようにして操作パネル19によって撮
影条件を設定した後、前述の図40のフローチャートに
示される撮影手順と同様にして、撮影準備および患者の
位置付けを行い、照射ボタン47を押下して、撮影作業
が終了する。
【0119】次に顎関節計測リニア断層撮影について述
べる。この撮影では、表5に示されるように、顎関節間
距離計測リニア断層撮影と顎関節頭角度計測リニア断層
撮影とがあり、各撮影について以下に説明する。
【0120】
【表5】
【0121】図43は、顎関節間距離計測リニア断層撮
影による撮影領域154a,154bを示す図であり、
図44は顎関節間距離リニア計測断層撮影を表示部51
の表示内容を示す図であり、図45は顎関節間距離計測
リニア断層撮影の撮影手順を説明するためのフローチャ
ートである。この撮影では、左右の顎関節139a,1
39b付近の断層像が得られる。この画像から、各顎関
節139a,139b間の距離Lが顎関節間距離であ
る。操作パネル19の操作手順について述べる。まず
「関節間距離」キー66を押下すると、表示部51に
は、撮影形態表示領域130に「顎関節間距離計測撮
影」が表示され、枠表示131は設定条件「患者サイ
ズ」に表示される。患者サイズのパラメータは、0〜9
の範囲の1ステップ毎に10段階で患者にあったサイズ
を左カーソルキー72および右カーソルキー73によっ
て設定することができる。この患者サイズをたとえば
「5」に設定したときには、次の設定条件「管電圧」の
パラメータ表示領域132bには「76kV」が表示さ
れ、また次の設定条件「管電流」のパラメータ表示領域
132cには「9mA」が表示される。これらの管電圧
および管電流は左カーソルキー72および右カーソルキ
ー73によって増減することも可能である。さらに次の
設定条件「断層幅」は、予め9mmに設定されている。
【0122】図45を参照して、撮影手順について述べ
る。まずステップj1で、フィルムカセッテ21を旋回
アーム1の他端部1bに装着する。このフィルムカセッ
テ21には、図6(5)に示されるX線フィルム92が
装填される。ステップj2で、チンレスト17が最下位
にあるか否かを確認し、ステップj3でレディランプ4
5が点灯しているか否かを確認し、ステップj4でスリ
ット板22を図5(2)の広域スリット91に切換え
る。ステップj5で、昇降本体2の矢印134が患者フ
レーム3の目盛135の0値に合っているか否かを確認
し、ステップj6で頬骨プレートを外し、イヤロッド2
9,30に差換える。
【0123】こうして撮影準備が終了すると、ステップ
j7で、患者を椅子6に座らせ、ステップj8で昇降本
体2を移動させてイヤロッド29,30が患者の耳穴に
合うように高さを調整し、ステップj9で患者を撮影位
置に導入する。次にステップj10で、チンレスト17
を上昇させて患者の顎を載置し、ステップj11で患者
に自然咬合をさせ、ステップj12で正中線ビーム34
を合わせ、ステップj13でイヤロッド29,30を耳
穴に差込んで、患者を固定する。次にステップj4で眼
耳水平ビーム33に眼耳平面を合わせ、ステップj15
でロックハンドル9によって患者フレーム3を固定し、
ステップj16で昇降体2を移動させて照射野ビームを
照射野の最上位に合わせ、ステップj17で再びレディ
ランプ45が点灯しているか否かを確認した後、ステッ
プj18で照射ボタン47を押下して撮影する。撮影が
終了すると、ステップj19で、旋回アームを初期位置
に復帰させ、ステップj20でフィルムカセッテ21を
取外し、撮影作業が終了する。
【0124】図46は、顎関節頭角度リニア断層撮影に
よる撮影領域155a〜155dを示す図であり、図4
7は顎関節頭角度計測リニア断層撮影の表示部51の表
示内容を示す図である。なお、この撮影の撮影手順は前
述の顎関節間距離計測リニア断層撮影と同様であるた
め、図45を参照して説明は省略する。この顎関節頭角
度計測リニア断層撮影では、予め定める角度、すなわち
投影方向を60度、65度、70度、75度の4つの各
角度に設定し、撮影した顎関節139の画像が得られ
る。操作パネル19の操作手順について述べる。まず、
「関節頭角度」キー67を押下すると、表示部51に
は、撮影形態表示領域130に「顎関節頭角度計測撮
影」が表示され、枠表示137は設定条件「撮影部位」
に表示される。設定部位のパラメータは左カーソルキー
72および右カーソルキー73によって行い、「左側」
または「右側」のいずれかを選択する。次に下カーソル
キー71を押下すると、枠表示137は次の設定条件
「患者サイズ」に移り、そのパラメータを前述と同様に
して0〜9の範囲で1ステップ毎の10段階で患者にあ
ったサイズを選択して設定する。このとき患者サイズを
たとえば「5」に設定すると、前述したように、管電圧
が76kVに設定され、管電流は9mAに設定される。
これらの管電圧および管電流は左カーソルキー72およ
び右カーソルキー73によって増減することが可能であ
る。また断層幅は予め25mmに設定されており、表示
部51における下方の表示領域133には投影角度など
の撮影関連情報を表示して撮影状態を支援するために、
「入射角度はフィルムの向かって左から〔75度│70
度│65度│60度〕の順番に投影されます」が表示さ
れる。
【0125】このようにして操作パネル19に撮影条件
を設定した後、図45に示されるフローチャートと同様
な手順によって顎関節頭角度計測リニア断層撮影が行わ
れる。この撮影によって得られる画像は、図6(4)の
X線フィルム92上で4つのX線画像93dとして75
度、70度、65度、60度の各角度の撮影像が映し出
される。
【0126】図48はセファロ撮影における投写方向ラ
テラルに設定したときの表示部51の表示内容を示す図
である。セファロ撮影には投影方向がラテラル(側方)
に設定するものと、P/A(正面)に設定するものとが
ある。まず投影方向をラテラルに従って行うときの照射
パネルの操作手順について述べる。まず「セファロ」キ
ー61を押下すると、表示部51には、撮影形態表示領
域130に「セファロ撮影」が表示され、枠表示137
は設定条件「投影方向」に表示され、この撮影方向のパ
ラメータ「ラテラル」、および「P/A」は「ラテラ
ル」に選ばれる。下カーソルキー71を押下すると、枠
表示137は次の設定条件「露出」に移動し、パラメー
タを「オート」または「マニュアル」のいずれかに設定
する。次に下カーソルキー71を押下して枠表示137
を設定条件「オートレベル」に移動させ、前述の操作で
「オート」に選ばれたときには4〜−4の範囲で1ステ
ップ毎の9段階の1つのレベルを設定する。残余の設定
条件「管電圧」は予め80kVに設定され、また「管電
流」は予め10mAに設定される。また「軟組織フィル
タ」は、予め「16」に設定されており、この数値は8
〜30の範囲で1ステップ毎に23段階で患者にあった
目盛に設定することができる。前記設定条件「露出」に
おいて「マニュアル」が選択されたときには、画面の右
上隅の照射時間表示領域140には照射時間が自動的に
「0.3」と表示され、この照射時間は0.3〜4.0
の範囲で0.1秒毎の21段階で左カーソルキー72お
よび右カーソルキー73によって設定することができ
る。
【0127】図49は、セファロ撮影において投影方向
がP/Aに選択されたときの表示部51の表示内容を示
す図である。この撮影では、設定条件「投影方向」を
「ラテラル」から「P/A」に右カーソルキー73によ
って切換えることによって設定することができ、残余の
設定条件「露出」、「オートレベル」、「管電圧」、
「管電流」は前述のラテラル撮影と同様に設定すること
ができる。なおこの撮影では、ラテラル撮影における
「軟組織フィルタ」に関する設定条件は表示されない。
【0128】以上のようにして複数の撮影形態、すなわ
ち歯列標準パノラマ撮影、歯列拡大パノラマ撮影、上顎
洞パノラマ撮影、顎骨・歯列横断面リニア断層撮影、上
顎洞リニア断層撮影、顎骨・歯列平行面リニア断層撮
影、顎関節前額面方向リニア断層撮影、顎関節側方リニ
ア断層撮影、上顎洞スキャノグラム撮影、顎関節スキャ
ノグラム撮影、顎関節間距離計測リニア断層撮影、顎関
節頭角度計測リニア断層撮影およびセファロ撮影を複数
のキー52,55〜61,66〜69によって設定し、
これらの各キー52,55〜61,66〜69の1つに
よって選択された撮影形態に対応する複数の設定条件を
1つの画面に表示し、上カーソルキーおよび下カーソル
キー70,71によって順次的に選択し、各設定条件の
パラメータを左カーソルキー72および右カーソルキー
73によって設定することができる。また「メモリー」
キー74を押下することによって、設定した撮影条件を
記憶しておくことができ、したがって再度設定し直す必
要はなく、設定操作の手間を省くことができる。しかも
1つの画面に複数の設定条件およびそのパラメータが表
示されるので、誤って設定したパラメータを容易に修正
することができ、従来のようにマニュアルやコード表な
どを参照することなしに目的とするプログラムをいわば
装置との対話形式によって入力することができる。
【0129】上述の実施例では、表示手段63として液
晶表示素子を用いるようにしたけれども、この液晶表示
素子に代えて陰極線管(略称CRT)であってもよく、
またプラズマ表示管やエレクトロルミネッセンス(略称
EL)を用いるようにしてもよい。
【0130】
【発明の効果】本発明によれば、患者は、互いに対向し
て配置されるX線源と、前記X線源からのX線を検出す
る検出手段との間の所定の撮影位置に、患者フレームの
保持手段によって、位置決め保持される。前記患者フレ
ームは、たとえば前記X線源と検出手段とを備える旋回
アームを支持する昇降本体に昇降変位自在に取付けら
れ、該患者フレームを昇降させることによって、患者の
身長などに応じた高さで患者を保持固定することができ
る。また、昇降本体を昇降することによって、撮影部位
の高さに応じて旋回アームを配置することができる。
【0131】患者の位置付け固定時において、術者は、
患者フレームの横の患者の極近傍で、所定の撮影位置に
最適な状態に配置されるように、患者にビームなどを照
射しながら、患者を位置付けする。撮影条件を入力操作
する操作パネルは、患者に比較的近い位置である前記患
者フレームの上部に設けられるので、術者は前述したよ
うに患者を位置付けしながら、良好な操作性で撮影条件
の入力操作を行うことができる。
【0132】前記操作パネルは表示手段を備え、該表示
手段には撮影条件の入力操作を支援するための画像が表
示される。たとえば、歯列弓と撮影断層面の部位などを
表す画像が表示され、術者は前記画像を参照しながら、
撮影しようとする歯牙を指定することができる。前記旋
回手段は、操作パネルから入力された撮影条件に基づい
て旋回アームを旋回駆動する。したがって術者は、表示
される画像を見ながら撮影条件を入力操作することがで
きるので、画像表示されない場合と比較すると、撮影条
件の入力操作が容易となる。
【0133】また本発明によれば、前記入力手段は、撮
影形態選択手段、設定条件選択手段およびパラメータ設
定手段を有し、また前記表示手段は撮影形態表示領域、
設定条件表示領域およびパラメータ表示領域を有する。
撮影形態選択手段によって、予め定める複数の撮影形態
のうちのいずれか1つが選択されると、前記撮影形態表
示領域には選択された撮影形態が保持されるとともに、
設定条件表示領域には前記選択された撮影形態に対応す
る設定条件が表示される。これによって操作者は、選択
した設定条件を容易に認識することができる。このよう
にして表示手段の設定条件表示領域に表示された設定条
件を見ながら操作者は、パラメータ設定手段によって各
設定条件に対応するパラメータを設定することができ
る。このパラメータは、各設定条件に対応するパラメー
タ表示領域に表示される。このように複数の撮影条件を
設定するにあたって、その撮影条件を、撮影形態と、設
定条件と、パラメータとに分割し、これらの撮影形態、
設定条件およびパラメータについて個別に選択しまたは
設定することができるので、入力ミスを生じても、表示
手段の各表示領域に表示された設定直後の表示内容を見
て認識し、容易に訂正することが可能となる。
【0134】さらに本発明によれば、前記撮影形態選択
手段、設定条件選択手段およびパラメータ設定手段によ
ってそれぞれ設定された撮影形態、設定条件およびパラ
メータは、不揮発性メモリに記憶される。これによって
実務上、頻繁に用いられる撮影形態、設定条件およびパ
ラメータをX線撮影装置による撮影の有無にかかわらず
記憶しておくことができ、したがって再び同じ撮影を行
うにあたって前回と同様な設定操作を繰り返し行う必要
がなく、これによって無駄な設定作業に要する時間を削
減し、診療時間を短縮することができる。
【0135】さらに本発明によれば、前記表示手段には
撮影部位、投影角度および断層形態を含む撮影関連情報
を図形およびキャラクタによって模式的に表示する領域
が備えられる。そのような表示領域によって、前記撮影
関連情報を視覚によって直感的に認識することができ、
撮影条件の設定作業の円滑化および容易化を図ることが
できる。
【0136】また本発明によれば、X線撮影装置には、
撮影形態選択手段、設定条件選択手段、パラメータ設定
手段および表示手段が設けられる。操作者は、まず撮影
形態選択手段によって予め定める複数の撮影形態のうち
からいずれか1つを選択し、この選択された撮影形態が
表示手段によって表示されるとともに、その撮影形態に
対応して設定条件が表示される。この設定条件を見て操
作者は前記設定条件設定手段によって設定条件を選択
し、その選択される設定条件に対応するパラメータを前
記パラメータ設定手段によって設定する。こうして設定
された撮影形態、設定条件およびパラメータは表示手段
によって表示される。操作者が入力操作の途中で誤操作
を生じても、各手段毎に誤操作の内容を容易に訂正する
ことができ、これによって誤操作による入力ミスの訂正
に要する時間を短縮し、X線撮影装置の撮影条件の入力
操作を支援することができる。
【0137】
【0138】
【0139】さらに本発明によれば、撮影部位の断層位
置を示す複数の断層位置表示ラインが表示される。これ
らの断層位置表示ラインは、パラメータ設定手段によっ
て任意の撮影部位へ移動させることができるとともに、
各断層位置表示ライン間の間隔を変化させて、着目した
1つの断層から希望する距離だけ離れた断層像を得るこ
とができる。
【0140】さらに本発明によれば、前記支援装置の撮
影形態選択手段は、予め定める複数の撮影形態として、
パノラマ撮影、顎骨・歯列横断面断層撮影、歯列平行面
断層撮影、上顎洞断層撮影、顎関節前額面方向断層撮
影、顎関節前側方断層撮影、顎関節間距離計測撮影、顎
関節頭角度計測撮影、上顎洞スキャノグラム撮影、顎関
節スキャノグラム撮影、リニアスキャン撮影およびセフ
ァロ撮影を備える。これによって撮影形態の選択上の自
由度が高く、広範囲の撮影形態の中から希望する撮影形
態を選択することが可能となる。
【0141】
【0142】
【0143】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のX線撮影装置40を示す斜
視図である。
【図2】X線撮影装置40の使用状態を示す一部を切欠
いた側面図である。
【図3】主電源スイッチ41を備えるスイッチボックス
42およびX線照射スイッチ43を示す図である。
【図4】X線撮影装置40の操作パネル19を示す平面
図である。
【図5】スリット板22のスリットの形状を示し、図5
(1)は細隙スリット90を示し、図5(2)は広域ス
リット91を示す。
【図6】X線フィルム92のX線画像93a〜93gを
示す正面図である。
【図7】X線撮影装置40に備えられる制御手段95の
概略的構成を示すブロック図である。
【図8】制御手段95の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】歯列標準パノラマ撮影による撮影領域を示す図
である。
【図10】歯列標準パノラマ撮影の表示部51の表示内
容を示す図である。
【図11】歯列標準パノラマ撮影の撮影手順を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】歯列拡大パノラマ撮影による撮影領域を示す
図である。
【図13】歯列拡大パノラマ撮影の表示部51の表示内
容を示す図である。
【図14】上顎洞パノラマ撮影による撮影領域128
a,128bを示す図である。
【図15】上顎洞パノラマ撮影の表示部51の表示内容
を示す図である。
【図16】上顎洞パノラマ撮影の撮影手順を説明するた
めのフローチャートである。
【図17】顎骨・歯列横断面リニア断層撮影による断層
面141a〜141cを示す図である。
【図18】顎骨・歯列横断面リニア断層撮影の表示部5
1の表示内容を示す図である。
【図19】顎骨・歯列横断面リニア断層撮影の撮影手順
を説明するためのフローチャートである。
【図20】顎骨・歯列平行面リニア断層撮影による断層
面143a〜143cを示す図である。
【図21】顎骨・歯列平行面リニア断層撮影の表示部5
1の表示内容を示す図である。
【図22】顎骨・歯列平行面リニア断層撮影の撮影手順
を説明するためのフローチャートである。
【図23】上顎洞リニア断層撮影による断層面146a
〜146cを示す図である。
【図24】上顎洞リニア断層撮影の表示部51の表示部
内容を示す図である。
【図25】顎関節前額面方向リニア断層撮影による断層
面147a〜147c,148a〜148cを示す図で
ある。
【図26】顎関節前額面方向リニア断層撮影の表示部5
1の表示内容を示す図である。
【図27】イヤロッド29,30の中心から顎関節頭が
前後にずれている状態を示す図である。
【図28】顎関節前額面方向リニア断層撮影の撮影手順
を説明するためのフローチャートである。
【図29】顎関節側方リニア断層撮影の表示部51の表
示内容を示す図である。
【図30】上顎洞スキャノグラム撮影による撮影領域1
50a,150bを示す図である。
【図31】上顎洞スキャノグラム撮影の表示部51の表
示内容を示す図である。
【図32】上顎洞スキャノグラム撮影の撮影手順を説明
するためのフローチャートである。
【図33】顎関節スキャノグラム撮影による撮影領域1
52a,152bを示す図である。
【図34】顎関節スキャノグラム撮影の表示部51の表
示内容を示す図である。
【図35】顎関節スキャノグラム撮影の撮影手順を説明
するためのフローチャートである。
【図36】顎関節スキャノグラム撮影における投影方向
前額面に設定したときの表示部51の表示内容を示す図
である。
【図37】顎関節スキャノグラム撮影における投影方向
前額面に設定したときの撮影手順を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図38】頭蓋骨リニアスキャン撮影において投影方向
を側方に設定したときの撮影領域152を示す図であ
る。
【図39】頭蓋骨リニアスキャン撮影において投影方向
を側方に設定したときの表示部51の表示内容を示す図
である。
【図40】頭蓋骨リニアスキャン撮影において投影方向
を側方にしたときの撮影手順を説明するためのフローチ
ャートである。
【図41】頭蓋骨リニアスキャン撮影において投影方向
を正面に設定したときの撮影領域153を示す図であ
る。
【図42】頭蓋骨リニアスキャン撮影において投影方向
を正面に設定したときの表示部51の表示内容を示す図
である。
【図43】顎関節間距離計測リニア断層撮影による撮影
領域154a,154bを示す図である。
【図44】顎関節間距離計測リニア断層撮影の表示部5
1の表示内容を示す図である。
【図45】顎関節間距離計測リニア断層撮影の撮影手順
を説明するためのフローチャートである。
【図46】顎関節頭角度計測リニア断層撮影による撮影
領域155a〜155dを示す図である。
【図47】顎関節頭角度計測リニア断層撮影の表示部5
1の表示内容を示す図である。
【図48】セファロ撮影において投影方向を側方に設定
したときの表示部51の表示内容を示す図である。
【図49】セファロ撮影において投影方向を正面に設定
したときの表示部51の表示内容を示す図である。
【図50】従来のX線撮影装置100を示す側面図であ
る。
【図51】従来の他のX線撮影装置120を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 旋回アーム 2 昇降本体 3 患者フレーム 3a 患者フレームの上面 4 支柱 5 基台 6 椅子 7 旋回機構 8 保持フレーム 9 ロックハンドル 12 患者 13 頭部 14 頭部保持手段 15,16 側頭部押え部材 17 チンレスト 19 操作パネル 21 フィルムカセッテ 22 スリット板 29,30 イヤロッド 32 下顎 33 眼耳水平ビーム 34 正中線ビーム 37 X線源 40 X線撮影装置 45 レディランプ 47 照射ボタン 51 表示部 52 「パノラマ」キー 55 「歯牙横断面」キー 56 「歯列平行」キー 57 「上顎洞」キー 58 「顎関節前額面」キー 59 「顎関節側方」キー 60 「リニアスキャン」キー 61 「セファロ」キー 63 表示手段 64 入力手段 70〜73 カーソルキー 74 「メモリー」キー 130 撮影形態表示領域 131a〜131g 設定条件表示領域 132a〜132e パラメータ表示領域 137 枠表示 138 カーソル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−261431(JP,A) 特開 昭50−66192(JP,A) 特開 平3−106346(JP,A) 実開 平3−3307(JP,U) 実開 昭63−62105(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 基台に立設される支柱と、 支柱に上下方向に昇降変位可能に設けられる昇降本体
    と、 X線源と、 前記X線源から発せられたX線を検出する検出手段と、 X線源と検出手段とが互いに対向して配置される旋回ア
    ームと、 前記昇降本体と前記旋回アームとの間に介在され、前記
    旋回アームを所望とする軌跡に沿って旋回駆動する手段
    と、 前記X線源と前記検出手段との間の所定の撮影位置に患
    者の頭部を位置付けして保持する手段と、 昇降本体に設けられ、前記保持手段が取付けられる患者
    フレームと、 撮影条件に設定するための操作パネルとを含むX線撮影
    装置において、 操作パネルは、 撮影条件を決定する入力情報を入力する入力手段と、 入力手段による入力操作を支援する情報を表示する表示
    手段とを含み、 入力手段は、 複数の予め定める撮影形態のうちいずれか1つを選択す
    る撮影形態選択手段と、 撮影形態選択手段によって選択された撮影形態の設定条
    件を選択して設定する設定条件選択手段と、 設定条件選択手段によって選択された設定条件のパラメ
    ータを設定するパラメータ設定手段とを備え、 表示手段は、 撮影形態選択手段によって選択された撮影形態を表示す
    る撮影形態表示領域と、 撮影形態表示領域に表示された撮影形態の設定条件を表
    示する設定条件表示領域と、 設定条件表示領域に表示された設定条件のパラメータを
    表示する表示領域と、 撮影関連情報を図形およびキャラクタで模式的に表示す
    る表示領域とを有し、 前記撮影関連情報は、撮影部位、X線源の投影角度およ
    び断層形態とを含み、 表示手段は、撮影部位の断層位置を示す複数の断層位置
    表示ラインを表示し、 各断層位置表示ラインは、設定条件選択手段によって選
    択された設定条件のパラメータ設定手段によって選択さ
    れたパラメータに応答して撮影部位を移動することを特
    徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】 撮影形態選択手段によって選択される複
    数の撮影形態は、少なくともパノラマ撮影、顎骨・歯列
    横断面断層撮影、歯列平行面断層撮影、上顎洞断層撮
    影、顎関節前額面方向断層撮影、顎関節前側方断層撮
    影、顎関節間距離計測撮影、顎関節頭角度計測撮影、上
    顎洞スキャノグラム撮影、顎関節スキャノグラム撮影、
    リニアスキャン撮影およびセファロ撮影の中から1つの
    撮影形態を選択可能であることを特徴とする請求項1記
    載のX線撮影装置。
  3. 【請求項3】 入力手段は、撮影形態選択手段によって
    設定された撮影形態、設定条件選択手段によって選択さ
    れた設定条件およびパラメータ設定手段によって設定さ
    れたパラメータを記憶する不揮発性メモリを備えること
    を特徴とする請求項1または2記載のX線撮影装置。
JP07194495A 1994-04-13 1995-03-29 X線撮影装置 Expired - Lifetime JP3207073B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07194495A JP3207073B2 (ja) 1994-04-13 1995-03-29 X線撮影装置
DE19513803A DE19513803C2 (de) 1994-04-13 1995-04-11 Röntgengerät und Unterstützungsvorrichtung
KR1019950008573A KR950030742A (ko) 1994-04-13 1995-04-12 X선촬영장치와 그 지원장치 및 방법
FI951769A FI115440B (fi) 1994-04-13 1995-04-12 Röntgenkuvauslaitteisto ja tukilaite sekä menetelmä
US08/420,578 US5692027A (en) 1994-04-13 1995-04-12 Radiographic apparatus and supporting device and method for the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-75135 1994-04-13
JP7513594 1994-04-13
JP07194495A JP3207073B2 (ja) 1994-04-13 1995-03-29 X線撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07327985A JPH07327985A (ja) 1995-12-19
JP3207073B2 true JP3207073B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=26413065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07194495A Expired - Lifetime JP3207073B2 (ja) 1994-04-13 1995-03-29 X線撮影装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5692027A (ja)
JP (1) JP3207073B2 (ja)
KR (1) KR950030742A (ja)
DE (1) DE19513803C2 (ja)
FI (1) FI115440B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034306A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 放射線撮影装置

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11299766A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Toshiba Medical Seizo Kk X線診断装置
US6222907B1 (en) * 1999-07-12 2001-04-24 General Electric Company Image quality optimization using an X-ray model based optimization
JP5177926B2 (ja) * 1999-09-21 2013-04-10 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 動作パラメータ値の入力中に実行可能レベルを動的に知らせる臨床用x線装置及び方法
FI116269B (fi) * 2000-02-18 2005-10-31 Ge Healthcare Finland Oy Menetelmä pään alueen kuvaamiseksi
JP3926120B2 (ja) * 2001-02-16 2007-06-06 株式会社モリタ製作所 被写体のx線撮影位置設定手段、この手段を備えたx線撮影装置
US6863440B2 (en) * 2001-02-22 2005-03-08 B.F. Wehmer Co., Inc. Head positioning apparatus and method for cephalometric imaging
DE10118194A1 (de) * 2001-04-11 2002-12-05 Siemens Ag Verfahren zur Vorbereitung einer Magnetresonanzaufnahme unter Verwendung bereits erfolgter Aufnahmen sowie Kernspintomographievorrichtung, die das Verfahren verwendet
EP1551302B1 (en) 2002-07-25 2012-02-08 Gendex Corporation Real-time digital x-ray imaging apparatus and method
DE10335119A1 (de) * 2003-07-31 2005-02-24 Siemens Ag Automatisierte Steuerung eines Computertomographen
US20050053199A1 (en) * 2003-09-04 2005-03-10 Miles Dale A. Portable x-ray device and method
DE102004041440A1 (de) * 2004-08-27 2006-03-02 Dürr Dental GmbH & Co. KG Verfahren zur Bestimmung der Soll-Relativlage eines Patienten in einem dentalen Panorama-Röntgengerät bzw. der Soll-Bahn, auf welcher dieses bezüglich eines Patienten bewegt wird sowie eine dafür geeignete Vorrichtung
JP2006314774A (ja) * 2005-04-11 2006-11-24 Morita Mfg Co Ltd スカウトビュー機能を備えたx線撮影装置
JP2007054372A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ct装置
KR100781116B1 (ko) * 2006-10-10 2007-11-30 주식회사바텍 엑스선 촬영장치
FI20075182L (fi) * 2007-03-20 2008-11-10 Planmeca Oy Panoraamaröntgenlaite
JP5203761B2 (ja) * 2007-03-30 2013-06-05 株式会社東芝 X線診断装置
JP4739278B2 (ja) * 2007-05-11 2011-08-03 株式会社モリタ製作所 X線ct撮影装置
KR100923097B1 (ko) 2008-01-15 2009-10-22 (주)이우테크놀로지 X선 촬영장치
US20090285356A1 (en) * 2008-05-16 2009-11-19 Sirona Dental Systems Gmbh System and method for patient positioning in cone-beam tomography
JP5506015B2 (ja) * 2008-12-25 2014-05-28 株式会社吉田製作所 撮像条件・位置付け支援システムおよび該システムを備えるx線撮像装置
JP2010214023A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 歯科用x線撮影装置における頭部固定装置
KR101034676B1 (ko) * 2009-03-24 2011-06-13 (주)바텍이우홀딩스 이비인후과 및 치과 겸용 x선 촬영장치
KR101033249B1 (ko) * 2009-04-17 2011-05-06 (주)포인트닉스 치과용 파노라마 및 씨티 겸용 엑스선 촬영장치
US8509381B2 (en) * 2009-12-15 2013-08-13 Midmark Corporation Patient positioning system for panoramic dental radiation imaging system
KR101109911B1 (ko) * 2010-01-19 2012-02-29 가톨릭대학교 산학협력단 치과용 rf 코일, 머리고정 유닛, 및 그것들을 구비한 자기공명영상 시스템
FI20105934A (fi) * 2010-09-08 2012-03-09 Palodex Group Oy Menetelmä ja järjestelmä tietokonetomografiakuvauksen ohjaamiseksi
JP5881967B2 (ja) * 2011-04-07 2016-03-09 株式会社モリタ製作所 制御装置、及び当該制御装置を備えたx線撮影装置
KR101460536B1 (ko) * 2012-02-15 2014-11-13 삼성전자주식회사 엑스선 장치 및 그 제어방법
US9265466B2 (en) * 2012-07-26 2016-02-23 Cephmedical Corporation X-ray radiographic apparatus, method of measuring head tilt in taking radiograph, stand for X-ray radiographic apparatus, chair for X-ray radiographic apparatus, and head tilt setting device
JP5709820B2 (ja) 2012-11-08 2015-04-30 株式会社モリタ製作所 X線撮影装置
USRE48415E1 (en) 2012-11-08 2021-02-02 J. Morita Manufacturing Corporation X-ray photography apparatus
JP5746132B2 (ja) * 2012-12-26 2015-07-08 株式会社モリタ製作所 医療用x線撮影装置
JP5805688B2 (ja) * 2013-03-07 2015-11-04 株式会社モリタ製作所 医療用x線撮影装置
JP6142321B2 (ja) * 2013-10-25 2017-06-07 朝日レントゲン工業株式会社 X線撮影装置及びx線撮影方法
JP6299010B2 (ja) * 2013-10-25 2018-03-28 朝日レントゲン工業株式会社 X線撮影装置及びx線撮影方法
KR102285553B1 (ko) * 2014-07-29 2021-08-05 주식회사 바텍 2차원 단층 영상 촬영장치 및 그 방법
US10556129B2 (en) * 2015-10-02 2020-02-11 Varian Medical Systems, Inc. Systems and methods for treating a skin condition using radiation
US20170289523A1 (en) * 2016-03-30 2017-10-05 Vatech Co., Ltd. Dental intraoral scanner system
JP6938322B2 (ja) 2016-10-14 2021-09-22 株式会社モリタ製作所 医療用x線撮影装置の操作パネル表示装置、医療用x線撮影装置、医療用x線撮影装置の操作パネル表示装置における表示方法及び表示プログラム
US20210128088A1 (en) * 2016-12-22 2021-05-06 Trophy A dental imaging apparatus with an integrated movable seat arrangement
FI127695B (fi) * 2017-03-17 2018-12-14 Planmeca Oy Röntgenkuvauslaite ja potilastukijärjestely
US11375967B2 (en) 2017-03-17 2022-07-05 Palodex Group Oy Automatic protocol selection for an imaging device
KR102163226B1 (ko) * 2018-12-12 2020-10-08 주식회사 아이오바이오 치과용 촬영 장치 및 이를 이용한 치아 촬영 방법
CN113180716B (zh) * 2021-05-11 2023-06-16 深圳市深图医学影像设备有限公司 一种可以实现智能摆位的医用数字化x射线系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4160906A (en) * 1977-06-23 1979-07-10 General Electric Company Anatomically coordinated user dominated programmer for diagnostic x-ray apparatus
DE2747659A1 (de) * 1977-10-24 1979-04-26 Siemens Ag Roentgendiagnostikeinrichtung fuer roentgenologische aufnahmen
DE3609260A1 (de) * 1986-03-19 1987-09-24 Siemens Ag Zahnaerztliches roentgendiagnostikgeraet zur erstellung von panorama-schichtaufnahmen vom kiefer eines patienten
JP2557502B2 (ja) * 1988-11-08 1996-11-27 株式会社モリタ製作所 医療用パノラマx線撮影装置
US4974243A (en) * 1989-12-04 1990-11-27 Axialtome Corporation Positioning system for a X-ray tomography

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034306A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 放射線撮影装置
JP4615265B2 (ja) * 2004-07-22 2011-01-19 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 放射線撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07327985A (ja) 1995-12-19
KR950030742A (ko) 1995-11-24
FI951769A0 (fi) 1995-04-12
FI951769A (fi) 1995-10-14
FI115440B (fi) 2005-05-13
DE19513803C2 (de) 2001-11-22
DE19513803A1 (de) 1995-11-23
US5692027A (en) 1997-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3207073B2 (ja) X線撮影装置
JP3926120B2 (ja) 被写体のx線撮影位置設定手段、この手段を備えたx線撮影装置
JP4786685B2 (ja) X線画像表示方法、x線撮影装置、及びx線画像表示装置
US7978813B2 (en) X-ray CT imaging apparatus
US20160242623A1 (en) Apparatus and method for visualizing data and images and for controlling a medical device through a wearable electronic device
JPWO2002028285A1 (ja) 医療用x線ct画像表示方法、表示装置、医療用x線ct装置及びこの表示方法を実現するプログラムを記録した記録媒体
JP4594572B2 (ja) パノラマx線ct撮影装置
KR20070017670A (ko) 파노라마 및 씨티 겸용 엑스선 촬영장치
KR101268243B1 (ko) 파노라마 엑스선 장치 및 파노라마 이미징을 위한 이미징될 층의 위치 설정
JP2014094091A (ja) X線撮影装置
JP6040503B2 (ja) X線撮影装置
JP2014171670A (ja) X線ct撮影装置及びx線ct撮影方法
JP2019037393A (ja) X線撮影装置及びx線撮影方法
JP2013244145A5 (ja)
KR20100011301A (ko) 치과용 엑스선촬영장치의 검진자 두부 정렬시스템 및정렬시스템의 제어방법
US4242585A (en) Dental panoramic radiographic apparatus capable of concurrently taking normal picture of temporomandibular joint
JP3658010B2 (ja) 医療用x線撮影装置
JP6040504B2 (ja) X線撮影装置
JPH08112277A (ja) X線ct装置
JP2521120B2 (ja) 医療用パノラマx線撮影装置の患者位置付け装置
KR101836839B1 (ko) 엑스선 영상 촬영장치
JP2013244146A5 (ja)
JP3023700U (ja) X線撮影装置
JP6244815B2 (ja) X線撮影方法
JP7240702B2 (ja) 治療状況イメージングシステム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term