JP7240702B2 - 治療状況イメージングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、歯科診療における口腔部の撮影システムに係り、特に、歯科治療の対象部位と治療状況の映像を同一のモニター上に高精細で撮影し、表示するための歯科治療状況イメージングシステムに関する。
歯科治療では、治療前の映像(以下、静止画、動画を含む)、あるいは治療途上や治療後の映像を撮影することが行われている。従来のこの種の映像撮影には、術者(オペレーター、歯科医、歯科アシスタント等)が手持ちのデジタルカメラで行っていた。その他に、歯科診療ではスチル写真の撮影も行われている。一つのフレーム(画角)に一枚の写真(スチル映像)を記録するものに限らず、複数の写真を一つのフレーム内に記録する、所謂5枚法、9枚法、12枚法、等・・と称する写真は、所定の撮影条件、所定のパターン(一枚のフレームに複数の画像を決められた配置で作成)で所定数の写真を集合的に撮影し、これを保存して診療、あるいは将来の検診に利用できるようにしている。
なお、口腔の撮影(歯列の撮影に限らず、義歯を入れる場合に当該患者の顔に合わせたプロファイル(形、サイズ、配列、色合い等))をするために患者の顔全体を撮影する場合もある。
また、歯科診療用チェアユニット(歯科チェア)に設けられ、治療対象(患部等)照明用の照明装置(無影灯)を移動可能に取り付けたアームを備え、照明装置にカメラを搭載して患者の口腔内を撮影できるようにしたものも実用化されている(特許文献1)。この文献に記載のカメラは、照明装置の一部に装荷したモニターにカメラで撮影した映像を表示して口腔内の観察を行うようにしたものである。
歯科診療用チェアユニットの治療対象照明用の照明装置を移動可能に取り付けたアームに、当該照明装置と一体化したカメラとモニター(表示装置)を設置し、口腔内の映像をモニターで観察しながら歯科医(術者)が撮影条件を設定して患者の口腔内を撮影する歯科用光学撮影装置も提案されている(特許文献2)。
図13は、本願の出願人が先に提案した口腔撮影機能付きの歯科診療用チェアユニットを説明する模式図である。図13において、参照符号1は歯科診療用チェアユニット、2は患者が座るチェア(座面)である。そして、3は背もたれ、4はフットレスト、5はヘッドレスト、6はアームレストで、チェア2に連結している。以下では、特に個々のパーツの説明が必要な場合を除いて、座面2、背もたれ3、フットレスト4、ヘッドレスト5及びアームレスト6で構成されるこのチェアをチェア2として説明する。また、参照符号7は昇降台座で、チェア2の全体を昇降させる機能を備えている。昇降台座7も含めてチェア2とする場合もある。チェアの一方側にはスピットン8が設けられている。
また、参照符号9はメインポール、10は可動ポール、11はアーム(多関節アーム)で、アーム11の遊端にライト・カメラユニット20が取り付けられている。ライト・カメラユニット20の詳細構成については後述する。なお、本実施例では、昇降台座7の側面に歯科治療用チェアユニット1のメイン電源スイッチ625を設けているが、歯科治療用チェアユニット1に備えるフットスイッチ19の一部にメイン電源スイッチ625を設けてもよいし、操作パネル15に設けてもよいものである。
参照符号12は操作パネル連結梁で、テーブル13やモニター58を支持している。テーブル13の上面にはトレー14を有し、治療の際の各種器具、薬品、その他の用具を載置できるようになっている。操作パネル15はチェア2の姿勢や昇降を制御する各種スイッチ/ボタン類、ライト・カメラユニット20を制御する各種スイッチ/ボタン類が配置されている。なお、チェア2やライト・カメラユニット20の制御の一部にフットスイッチ19を用いることもできる。参照符号16は治療器具受(ハンドピース)を設置するハンドピースホルダー、17はハンドピース、58は液晶ディスプレイを好適とするビデオモニター(ディスプレイ、単にモニターとも称する)である。
患者(図示せず)は、チェア2に仰臥あるいは座位の姿勢で、かつ口腔(図示せず)はヘッドレスト5の位置にある如く着座する。図13は患者が仰臥したときのチェアの状態であり、口腔はヘッドレスト5の上で図の上方に開くようになっている。ライト・カメラユニット20は、可動ポール10、アーム11で患者の口腔に正対する位置に術者の手によって移動可能とされている。この移動には、術者がハンドル22を持って行う。
図14は、図13におけるライト・カメラユニットを用いた口腔内撮影のためのカメラ位置設定の説明図である。術者(オペレーター)はライト・カメラユニット20のハンドル22を持ってそのカメラ25の前面を患者の面前近くに移動させる。ライト・カメラユニット20の枠状筐体23の中央部にはカメラ25が設置され、その周りに無影灯24が設けてある。カメラ25は静止画(スチルモード)、動画(ビデオモード)の何れも撮影可能なものを用いるのが望ましい。そして、枠状筐体23の外周頂上部分にターゲットマーカー37が取り付けられている。
このターゲットマーカー37から患者70の顔面71に向けてターゲットマーク73が投射される。ターゲットマーク73の投射対象部位は、先ずは患者の口唇72位置とされる。この状態で患者に開口させ、口腔にカメラのピント(焦点)を合わせて所要の撮影を行う。この作業でのカメラの映像をモニター58に表示して確認を行うこともできる。
枠状筐体23の矩形状の外縁内部には患者側に対向した多数のLEDからなる無影灯24が配置されている。なお、無影灯はLEDに限るものでなく、各種の放電管、あるいは白熱電球であってよい。
特許第5483252号 WO2016/108276号公報
歯科治療では、治療中の映像を撮影し、治療の状況を、対象部位と歯科医等が持つ治療具の操作と共に実況映像としてモニターに表示しつつ当該治療の実況を、術者(歯科医、歯科衛生士等、オペレーターとも称する)自身で確認し、あるいは研修医などの周囲の医療従事者(アテンダント)に見せることで、治療技術の進歩に資することができる。ここで言うモニターは、液晶パネルあるいは有機ELディスプレイを好適とするビデオモニターである。
さらに、別室等に設置した他のモニターで付添人などに上記映像を提供することで医療従事者への信頼を増進させることも可能である。そして、このような映像を記録し、後日再生し検証することで施術した医師本人の技術向上の助けにもなる。
特許文献1に開示された先行技術は、歯科用チェアユニットに設置されたアームで手動操作可能とした口腔照明装置の一部にモニターとカメラを取り付けて、当該カメラで撮影した口腔内の映像をモニター上で観察するということ以上の具体的な技術内容については説明がなされていない。
また、特許文献2に開示の歯科用光学撮影装置は、上記と同様のアームにカメラとモニターを取り付け、術者がカメラの映像をモニター上で観察しながらズーミング、焦点、照明光、あるいは絞りなどの撮影条件を設定した後に撮影を行い、またはモニターを見ながら治療を行うようにしたものである。
この種の歯科用写真撮影では、カメラの焦点(ピント)は当然のことながら治療対象である特定の歯及びその周辺に合わせている。歯科の治療に限るものではないが、治療に用いるハンドピース(処置のための器具)の動きはカメラの光軸上の近傍で前後左右に動く。したがって、カメラの被写界深度が浅い場合にはピントを合わせた歯は鮮明に撮影されるが、特にハンドピースの前後の動きはカメラ側に近づくほどピンボケ(焦点ズレ)になり、治療(処置)中の精細な映像が得られなくなる。
治療や処置をする側にとっては、ハンドピースの先端に保持したインレーなどの状態確認の容易さ等、アテンダントや別室の付添人などにとっては治療の内容を正確に観察できることで、医師等への信頼感の醸成も期待できる。
また、口腔内撮影においては、カメラと被写体(患者の口腔内特定部位)との距離が規定(固定)された状態での写真が必要とされる場合がある。例えば、5枚法、9枚法、・・などの写真撮影がそれである。そのためには、所定の画角(構図)に合うようにカメラを動かし、その位置で焦点(ピント)合わせを複数回行うという術者にとっては繁雑な作業が求められる。
前記した手持ちのカメラを用いた撮影距離固定の口腔内写真撮影では、チェアに着座した患者に対する撮影姿勢の調整、歯科ユニットの操作、カメラの準備、撮影データの記録やプリンター等の機器の操作などの複数作業を必要とするために、これを術者一人で行うことは極めて困難であり、このような口腔写真撮影の簡素化が求められている。
本発明の目的は上記した従来技術の諸課題を解決することにあり、第1の目的は、歯科治療の対象部位と治療具操作状況の映像をモニターの同一画面上に高精細映像で実況表示あるいは再生表示するための歯科治療状況イメージングシステムの提供にある。
また、本発明の第2目的は、カメラと被写体(患者の口腔内特定部位)との距離が規定(固定)された状態での5枚法、9枚法、・・の静止画あるいは動画などの口腔内等撮影を、歯科治療の対象部位とカメラ位置の調整のみで、使用カメラのオートフォーカス機能を用いて所定画角において適正な焦点(ピント)合わせ作業を容易にした歯科治療状況イメージングシステムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの特徴的な構成例を以下のように記述する。なお、本発明の構成の理解に資するため、発明の主たる構成要素に実施例の対応する部分に付した符号を付記した。なお、下記における「対象部位」とは歯科医による治療、歯科衛生士や看護師などにより処置される口唇近傍、歯や歯肉を含む口腔内組織付近あるいは顔面を意味する。まず、本発明の第1の目的を達成するための発明の代表的な構成を記述する。
(イ)オートフォーカスと外部指示信号による可変フォーカス機能及び可変絞り機能を有するカメラ25、歯科治療の対象部位に光学的なターゲットマークを照射すると共に、前記対象部位のターゲットマーク投射位置73からの反射光を受光するターゲットマーカー370及び前記対象部位を照明する無影灯24を備えたライト・カメラユニット20と、
測距回路380、カメラ制御回路85、無影灯コントローラ240、絞り信号生成回路86及びフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841を備えた撮影制御回路84と、
前記カメラ25の撮影信号を表示すると共に前記フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841に指示を与えるオペレーター用情報端末83を備え、
前記フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841は、前記オペレーター用情報端末83からの指示の下に前記ターゲットマーカー370の反射光に基づいて前記測距回路380で得た前記対象部位までの距離に応じて前記絞り信号生成回路86で生成した絞り値に依存する前方被写界深度と後方被写界深度の境界近傍に前記カメラのフォーカスポイントをロックして前記映像を撮影し、表示することを特徴とする。
(ロ)オートフォーカスと外部指示信号による可変フォーカス機能及び可変絞り機能を有するカメラ25、同一パターンで互いに色が異なる色光のターゲットマークを照射する第1のターゲットマーカー370aと第2のターゲットマーカー370b及び前記歯科治療の対象部位を照明する無影灯24を備えたライト・カメラユニット20と、
測距回路380、カメラ制御回路85、無影灯コントローラ240、絞り信号生成回路86及びフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841を備えた撮影制御回路84と、前記カメラ25の撮影信号を表示すると共に前記フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841に指示を与えるオペレーター用情報端末83を備え、
前記フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841は、前記オペレーター用情報端末83からの指示の下に前記第1のターゲットマーカー370aと前記第2のターゲットマーカー370bからのターゲットマーク投射位置73a、73bの前記対象部位上での一致に基づいて前記測距回路380で得た前記対象部位までの距離に応じて前記絞り信号生成回路86で生成した絞り値に依存する前方被写界深度と後方被写界深度の境界近傍に前記カメラ25のフォーカスポイントをロックして前記映像を撮影することを特徴とする。
(ハ)前記(イ)における前記ターゲットマーカー370に、前記対象部位上のターゲットマーク投射位置73を調整するアクチュエータ381を具備し、前記オペレーター用情報端末83からの指示の下に前記対象部位の所定の位置に照射される如く前記ターゲットマークの照射位置を調整することを特徴とする。
(ニ)前記(ロ)における前記第1のターゲットマーカー370aに前記対象部位上の所定の位置に第1のターゲットマーク投射位置73aを調整する第1のアクチュエータ381aを具備し、前記第2のターゲットマーカー370bに前記対象部位上の所定の位置に第2のターゲットマーク投射位置73bを調整する第2のアクチュエータ381bを具備し、
前記オペレーター用情報端末83からの指示の下に前記対象部位に照射された前記第1のターゲットマーク投射位置73aと前記第2のターゲットマーク投射位置73bとを前記対象部位の所定の位置で一致させる如く調整することを特徴とする。
(ホ)前記(イ)乃至(ニ)の何れかにおける前記撮影制御回路84に外部出力回路38を備え、前記カメラ25の撮影映像を前記外部出力回路38を介して治療現場から離れた場所の遠隔モニター580に表示することを特徴とする。
(ヘ)前記(イ)乃至(ホ)の何れかにおける前記オートフォーカスと外部指示信号によるフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841は、前記治療の対象部位に要求される精細表示の程度に応じて前記絞り信号生成回路86に与える絞り値を制御することで前記被写界深度を変更することを特徴とする。
(ト)前記(イ)乃至(ヘ)における前記オペレーター用情報端末83は画面直接入力機能を有するタッチパネルを具備し、前記対象部位上の所定の位置の画像に前記ターゲットマーク投射位置73(73a、73b)の画像を重ねる調整を行うことを特徴とする。
(チ)前記(イ)乃至(ト)における移動可能な支持台82に下端を保持して植立された伸縮ポール80と、前記伸縮ポール80の上部に一端を支持して他端に前記撮影制御回路84を備えた前記ライト・カメラユニット20を搭載した多関節アーム81を有し、前記対象部位に対する前記ライト・カメラユニット20に有するカメラ25の撮影位置を調整可能としたことを特徴とする。
(リ)前記(ト)における前記撮影制御回路84を備えた前記ライト・カメラユニット20の操作を制御する前記オペレーター用情報端末83を備えたことを特徴とする。
(ヌ)前記(チ)における前記オペレーター用情報端末83は、歯科診療用チェアユニット1のシステム制御回路50との間で映像を含むデータの通信が可能であることを特徴とする。
(ル)前記(リ)又は(ヌ)における前記歯科診療用チェアユニット1にモニター58を備え、前記撮影制御回路84に外部出力回路38を有し、前記ライト・カメラユニット20に有するカメラ25の撮影映像を前記外部出力回路38を通して前記モニター58に表示可能としたことを特徴とする。
(オ)前記(ヌ)における前記歯科診療用チェアユニット1にモニター58を備え、前記オペレーター用情報端末83に表示される映像を前記モニター58に表示可能としたことを特徴とする。
(ワ)前記(ル)又は(オ)における前記歯科診療用チェアユニット1に遠隔モニター580を接続してなり、前記モニター58に表示される映像を前記遠隔モニター580に表示可能としたことを特徴とする。
次に、本発明の第2目的を達成するための代表的な構成を記述する。第2の目的は、カメラと被写体(患者の口腔内特定部位)との距離が規定(固定)された状態での5枚法、9枚法、・・の静止画あるいは動画などの口腔内撮影を、歯科治療の対象部位とカメラ位置の距離調整のみで、使用カメラのオートフォーカス機能を用いて所定画角において適正な焦点(ピント)合わせ作業を容易にした歯科治療状況イメージングシステムを提供することにある。
(カ)歯科治療の対象部位と治療具操作状況の映像をモニターの同一画面上に高精細映像で表示するための歯科治療状況イメージングシステムであって、
オートフォーカスと外部指示信号による可変フォーカス機能及び可変絞り機能を有するカメラ25、対象部位を照明する無影灯24、カメラ制御回路85、及び無影灯コントローラ240を有する撮影制御回路84を備えたライト・カメラユニット20と、
前記カメラ25の撮影信号を表示するオペレーター用情報端末83を具備し、
オペレーターが前記ライト・カメラユニット20を前記対象部位に向けて移動させ、所望の位置で前記ライト・カメラユニット20の移動を止めることで前記対象部位に前記カメラ25のフォーカスポイントをロックして映像を撮影し、表示することを特徴とする。
(ヨ)前記(カ)における前記ライト・カメラユニット20にターゲットマーカー370を備え、前記所望の位置を予め前記ターゲットマーカー370から照射されるターゲットマークの投射位置73を予め前記所望の位置に設定し、前記対象部位に前記ターゲットマークの投射位置73を重なった状態で前記ライト・カメラユニット20の移動を止め、前記対象部位に前記カメラ25のオートフォーカス機能でフォーカスポイントをロックして映像を撮影し、表示することを特徴とする。
(タ)歯科治療の対象部位と治療具操作状況の映像をモニターの同一画面上に高精細映像で表示するための歯科治療状況イメージングシステムであって、
オートフォーカスと外部指示信号による可変フォーカス機能及び可変絞り機能を有するカメラ25、対象部位を照明する無影灯24、前記対象部位に対して互いに色が異なるターゲットマークを照射する第1と第2のターゲットマーカー370a,370bを備えたライト・カメラユニット20と、
カメラ制御回路85、及び無影灯コントローラ240を備えた撮影制御回路84と、
前記カメラの撮影信号を表示するオペレーター用情報端末83を具備し、
オペレーターが前記ライト・カメラユニット20を移動させて、前記第1と第2のターゲットマーカー370a,370bから照射されたターゲットマーク投射位置73a、73bが前記対象部位上で一致した距離で前記ライト・カメラユニット20の停止に伴う前記カメラ25のオートフォーカスポイントがロックした状態で、前記オペレーター用情報端末83からの前記オペレーターの指示により前記映像を撮影することを特徴とする。
(レ)前記(タ)における前記第1と第2のターゲットマーカー370a,370bから照射されたターゲットマーク投射位置73a、73bが前記対象部位上で一致する距離は所定の画角で、かつ予め決められた撮影パターンの撮影距離であることを特徴とする。
(ソ)前記(イ)乃至(レ)における前記ライト・カメラユニットに有するカメラが3D撮影カメラであることを特徴とする。
本発明は、上記の構成及び後述する実施の形態に説明される構成に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱することなく種々の変形が可能である。
本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの実施例1を説明する機能ブロック図である。 カメラの被写界深度の説明図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの具体的な構成例1を説明する模式図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例1を説明する斜視図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例2を説明する正面図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例3に用いる3Dカメラの正面図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例4を説明する正面図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例5を説明する正面図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの実施例1におけるターゲットマーカーがカメラの光軸上にない場合のターゲットマーカーの光投射位置調整の説明図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの実施例2を説明する機能ブロック図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの実施例2におけるターゲットマーカーがカメラの光軸上にない場合のターゲットマーカーの光投射位置調整の説明図である。 本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの具体的な構成例2を説明する模式図である。 本願発明に先立って提案した提案した口腔撮影機能付きの歯科診療用チェアユニットを説明する模式図である。 図13に示した歯科診療用チェアユニットでのターゲットマークによる撮影位置設定の説明図である。
以下、本発明に係る口腔内写真撮影システムの実施の形態を実施例の図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの実施例1を説明する機能ブロック図である。このシステムは、患者の対象部位(口唇、口腔)72を撮影のターゲットとして初期の撮影位置設定を行い、その後に精密な撮影対象部分(歯牙、歯茎などの口腔内組織、等)のピント合わせと手術などの処置での医療具の動きの映像を焦点ズレ無しに撮影するものである。撮影した映像は各種のモニターに表示し、あるいは記憶手段に記録する。
参照符号20はライト・カメラユニットで、基本的には前記図13、図14に示したものと同様な構成を有する。すなわち、図1には図示しない枠状筐体にカメラ25、無影灯24、ターゲットマーカー370が設置されている。カメラ25はレンズ26と絞り39を備えている。レンズ26は可変フォーカスであり、オートフォーカスモードとマニュアルフォーカスモードが選択できる。マニュアルフォーカスモードを選択したときは、カメラ制御回路85からのフォーカス信号(焦点調整信号)SFで焦点(フォーカスポイント)が調節可能とされる。絞り39はオペレーターの手操作で、あるいはカメラ制御回路85からの絞り信号SAで絞り量(イメージセンサーに到達する光量)が可変である。また、撮影制御回路84はライト・カメラユニット20の枠状筐体23(図4)に取り付けて一体化するのが望ましい。なお、イメージ的には、ライト・カメラユニット20に撮影制御回路84を組み込んで一体化したものが「ライト・カメラユニット20」である。
ターゲットマーカー370はカメラ制御回路85からのターゲットマーカー指向制御信号SHで患者の顔面上(好ましくは、口唇近傍)に投射されるターゲットマーク投射位置73が移動するように駆動される。この駆動は、患者の顔面71上の左右方向(水平方向:口唇裂の長手方向)、上下方向(垂直方向:鼻梁の長手方向)、回転方向(照射光の光軸周り)にオペレーター用情報端末(スマートホン、タブレットなど、以下「スマホ」と略記する)83の画面入力によって指示される撮影部位指示信号STに基づいて行われる。なお、オペレーターが手作業でターゲットマーク投射位置73を調整することも可能である。
本実施例では、フォーカス信号(焦点調整信号)SFはカメラ制御回路85の制御のもとにフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841から出力される。また、絞り信号SAもカメラ制御回路85の制御のもとに絞り信号生成回路86で生成される。
なお、無影灯24の明るさ(必要に応じて色相や彩度など)をカメラ制御回路85の制御のもとに無影灯コントローラ240で可変とされる。絞りによって被写界深度の調整ができることから、カメラ光軸上の撮影対象(口腔内組織)と処置器具や手術器具等の動きの予測に基づいて、映像品質が所要の範囲内に収まるよう無影灯の明るさ等を制御する。
この実施例では、カメラ25で撮影した患者の顔面71の映像を撮影信号処理回路40で所定のビデオ信号(RGB信号,あるいはコンポジット信号など)としてスマホ83に供給し、あるいは必要に応じて外部出力回路(出力I/F)を介して後述する歯科診療用チェアのモニターや遠隔モニターに送信する。
オペレーター用情報端末としてのスマホ83は、タッチ入力データ処理プログラムを実行するタッチパネル入力データ処理回路832、絞り設定プログラム(被写界深度設定プログラム)を実行する絞り設定回路(被写界深度設定)833、汎用の通信及びデータ処理プログラムなどを実行する通信及びデータ処理信号理回路834を有し、画面に表示される顔面71上のターゲットマーク73を口唇72の上に重なるように画面上のターゲットマークを手指831で移動させる。また、カメラの撮影モードなどの操作もこのスマホ83の表示画面から選択できる。
ターゲットマーク投射位置73の中心部が口唇72の中央部と重畳した状態で、ターゲットマーカー370が送信したターゲットマーク投射位置73の口唇72から受信した反射光から測距回路380でカメラ25と口唇72との間の距離を測定する。測定した距離データをカメラ制御回路85に与える。カメラ制御回路85は、この距離データに基づいて絞り信号生成回路86とフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841に適正な被写界深度のための絞り値を生成し、その絞り値に対応した被写界深度の範囲内にフォーカスをロックさせる(ピントを固定する)。
このとき、前方被写界深度が後方被写界深度より浅いことを考慮して、被写界深度の前端と後端の間の後端側にピントを固定することで、処置器具の精細な動きの範囲を大きくすることもできる。本実施例では、被写界深度と絞りチェア及びカメラレンズの明るさの相関データはカメラ制御回路85にルックアップテーブルとして格納されている。
図2はカメラの被写界深度を説明する図で、ある絞り値におけるレンズ26の焦点深度と被写界深度の関係を示す。説明を簡単にするため、レンズの明るさと被写体の照度は考慮していない。この図から、後方被写界深度の遠端を口腔の深部になるように絞り値を設定することにより、治療個所(診療の対象部位)と共に、カメラ光軸上での手術器具等の動きを精彩に撮影することが可能となることがわかる。
図3は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの具体的な構成例1を説明する模式図である。この構成例1では、キャスター付き支持台82に植立した伸縮ポール80にライト・カメラユニット20を取り付け、オペレーター(術者等)が必要個所(患者の顔面に正対する位置など)に移動して撮影操作ができるようにしたものである。
ライト・カメラユニット20は多関節アーム81で伸縮ポール80に取り付けられており、ハンドル22で横方向(患者の顔面横方向:口唇裂方向)X-X、縦方向(患者の顔面縦方向:鼻梁の長さ方向)Y-Y、パンニング方向θ―θ、チルティング方向φ-φ、及び前後方向(・を○で囲ったものが前側、×を○で囲ったものが後側)に姿勢調整が容易になっている。
伸縮ポール80にはスマホ83を設置できるブラケットが設けてあり、オペレーターの操作で映像の撮影作業ができるようにしている。スマホ83はオペレーターが手に持って操作してもよい。スマホ83とライト・カメラユニット20とは撮影制御回路84の通信・データ処理回路40との間で、無線通信網87又は有線を介して接続され、映像の送受・制御データの授受を行う。また、後述する歯科診療用チェアユニット1との間でも通信することができるようになっている。
図4は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例1を説明する斜視図で、図3に示したライト・カメラユニット20として使用できるもので、前記図13、図14で説明したものと概略構造ではおおよそ同じである。このライト・カメラユニット20には、枠状筐体23の前面内周に無影灯24を設けてある。本構成例では無影灯24は多数のLEDで構成される。
枠状筐体23にカメラ25、無影灯24、アクチュエータ381で駆動されるターゲットマーカー370が設置されている。アクチュエータは図示していない。カメラ25はレンズ26と絞り39を備えている。レンズ26と絞り39については図1で説明した。枠状筐体23の内側に撮影制御回路84が収納されている。なお、この例ではレンズ26の周りに撮影用ライト27がとりつけられているが、必須ではない。
枠状筐体23にはハンドル22が固定されており、上下可動支持部28でY字状ブラケット21の開放腕端に取り付けられており、Y字状ブラケット21の根本は左右及び傾斜回転支持部29で図3に示した多関節アームの端部に取り付けられている。
図5は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例2を説明する正面図である。この構成例では、市販のデジタルカメラ25を枠上筐体23に装荷したものである。その他の構成は図4と同様である。
図6は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例3を示し、図5のカメラに3Dアダプタレンズ260を用いたものを示す。
図7は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例4を説明する正面図である。この構成例では、枠状筐体23の内側に二個のカメラ(右カメラ251、左カメラ252)を装荷し、両カメラの間にターゲットマーカー370を設置した3D撮影用のライト・カメラユニット23を構成している。
この構成例では、右カメラ251と左カメラ252による3D映像撮影の合成光軸はターゲットマーカー370の光軸とほぼ一致するため、図1で説明したターゲットマーカー370のターゲットマーカーの光投射方向の制御は基本的には不要で、両カメラのフォーカスロック調整のみが必要となる(図1で説明したフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路のルートを二系統用意する)。しかしながら、例えば左右視差を利用するサイドバイサイド方式の3D撮影の場合にはモニターも同方式のものを用意する必要がある。後述する遠隔モニターには左右映像を並列して表示することで汎用のモニター(2Dモニター)をそのまま使用することもできる。
図8は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムを構成するライト・カメラユニットの構成例5を説明する正面図である。この構成例はカメラ25とターゲットマーカー370を枠状筐体23の中央部分に上下に重ねて収納したものである。ここでのカメラ25は、スマホなどにも組み込まれているレンズ部にカメラ制御回路を組み込んだ小型デジタルカメラ(SoCイメージセンサー)を採用した。
本構成例では、カメラの光軸とターゲットマーカー370の光軸ズレが小さいので、患者の顔面71の口唇72上へのターゲットマーク移動調整は少なく、操作は容易になる。
図9は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの実施例1におけるターゲットマーカーがカメラの光軸上にない場合のターゲットマーカーの光投射位置調整を例示的に説明する模式図である。同図(a)は光学系の説明図、同図(b)はターゲットマーカー370の光投射の調整方向の説明図(図1で既述)、同図(c)はカメラレンズとターゲットマーカーの配置説明図、同図(d)は患者の顔面の合焦位置(ピント位置)上でフォーカスロックした状態の説明図である。
図9(a)に示したQ0は合焦すべき位置74にターゲットマーク73が重なった状態で、カメラ25側から見た正面図(図(d))であるこの時のカメラ―合焦位置間距離はL1である。図3で説明したイメージングシステムを患者の近くに移動させたときのカメラ―合焦位置間距離がL2であるとすると、Q1に示したようにターゲットマーク73は合焦すべき位置74からズレた位置になる。
図1に示したフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841は、上記の状態が表示されたスマホ83からのターゲットマーカー位置調整指示に基づいてアクチュエータ381に図9(b)に示した駆動信号を与え、ターゲットマーカー370の指向位置を調整して同図(a)のQ0と同様の操作を行う。Q0と同様の状態が得られた時点でカメラにフォーカスロック信号を与える。
本実施例により、歯科治療の対象部位と治療具操作状況の映像を極めて容易な操作でモニターの同一画面上に高精細映像で実況表示あるいは記録した後に再生表示することができる。
図10は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの実施例2を説明する機能ブロック図である。本実施例は実施例1で説明したターゲットマーカー370をカメラ25の上下に各一個ずつ配置したものである。このターゲットマーカー370a(上側)、370b(下側)のそれぞれは、アクチュエータ381a、381bで顔面71上に投射されたターゲットマーク投射位置73a、73bが対象部位(口唇)上で重なるように調整される。すなわち、スマホ83の表示画面にオペレーターの手指831でのドラッグに従って生成されるカメラ制御回路85からの調整信号でターゲットマーク投射位置73a、73bが調整される。他の構成は図1と同様なので重複説明は省略する。
なお、カメラ25と対象部位(口唇)間の距離は、一方のターゲットマーカー370aのみで実施例1と同様に測距回路380で測定する。この測距結果でカメラ25にフォーカス信号を与えてピント調整を行い、患者に口腔を開かせた状態で絞り値に応じた被写界深度の中央付近(好ましくは、中央よりも若干奥(後方被写界深度側)にフォーカスをロックする。なお、患者に口腔を開かせた状態で測距回路380を稼働させることで、より精密なフォーカスのロックを行うことができる。
フォーカスロック信号は測距回路380の測定完了信号に基づいてフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841が自動的に出力することができるが、測定結果をスマホに表示し、それに従ってオペレーターがスマホ画面からフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841に出力指示をするようにしてもよい。各手順はカメラ制御回路85に有する情報処理チップのメモリに格納されている。実施例1及び後述する他の実施例についても同様である。
図11は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの実施例2におけるターゲットマーカーがカメラの光軸上にない場合のターゲットマーカーの光投射位置調整例の説明図である。なお、カメラ(結像面:イメージセンサ受光面)と対象部位(口唇)間の距離として図示するL0,L1,L2はカメラレンズのフォーカス距離を疑似的示すものでカメラ―顔面(対象部位)間の実距離を表すものではない。
参照符号75はカメラ(レンズ)の光軸を示す。実施例2に設けられた一方のターゲットマーカー370aと他方のアクチュエータ381bは異なる色相のターゲットマーク73aと73bを患者の顔面71に投射する。投射位置は患者の眼の位置を避けるのが肝要あるが、患者にアイマスクを付けさせることでターゲットマークによる眼へのダメージを回避できる。特にターゲットマークの光源にレーザーを(LED)を使用したものの場合は注意すべきである。
本実施例では、一方のターゲットマーカー370aの投射光と他方のターゲットマーカー370bの投射光は違う色に設定するが、これらは互いに補色の関係にある色光とするのが好ましい。例えば、一方のターゲットマーカー370aの投射光を赤色とし、他方のターゲットマーカー370bの投射光を青緑にして投射する。図11のL1の状態は、所謂前ピンで、顔面71上でターゲットマーカー370aのターゲットマーク73aはターゲットマーカー370bのターゲットマーク73bの下側になっている。図ではターゲットマーク73aとターゲットマーク73bは一部で重なっている。重なった部分は加色混合により白色になっている。
図11のL2の状態は、所謂後ピンであり、顔面71上でターゲットマーカー370aのターゲットマーク73aはターゲットマーカー370bのターゲットマーク73bの上側になっている。同様に、ターゲットマーク73aとターゲットマーク73bは一部で重なっており、重なった部分は白色になっている。なお、ターゲットマーク73aとターゲットマーク73bの色相は、必ずしも補色の関係にあるものに限らない。2つが重なった状態で色相変化を識別できるものであればよい。
前記したように、オペレーターはスマホ83の画面上に表示された顔面の2つのターゲットマーク投射位置73aと73bを、手指を使って患者の口唇上で重なるように操作する。図11のL0の状態は、ピントが合った状態を示し、顔面71上でターゲットマーカー370aのターゲットマーク73aはターゲットマーカー370bの重なりで全体が白色になっている。図11の下側に図中B方向から見たターゲットマーク73aと73bの重なり状態を示す。図11の上側は顔面を側面から見たターゲットマーク73aと73bの重なり状態を疑似的示したもので、解り易くするため、2つのターゲットマークを光軸上で前後にずらせて示す。言うまでもなく、実際はこのようなずれはない。
図12は本発明に係る歯科治療状況イメージングシステムの具体的な構成例2を説明する模式図である。この構成例では、図13で説明した歯科診療用チェアユニット1のライト・カメラユニット20として図4に示したものを採用したものである。また、図3と同様のスマホ83を可動ポール10に取り付けてある。スマホ83は本システムの使用時にオペレーターが手に持って操作することも図3と同様である。
歯科診療用チェアユニット1の基本構成は図13と同様であるので、繰り返しの説明は省略する。
オペレーター用情報端末83は、歯科診療用チェアユニット1のシステム制御回路50との間で映像を含むデータの通信が可能であり、歯科診療用チェアユニット1に備えた映像モニター58に撮影制御回路84に外部出力回路38からシステム制御回路50を介してカメラ25の撮影映像を表示できる。
また、歯科診療用チェアユニット1に接続された遠隔モニター580にも、映像モニター58に表示される映像を表示可能とした。
ライト・カメラユニット20に有するカメラ25は3D撮影カメラとして、スマホやモニターを裸眼3D表示可能なデバイスとすることで臨場感のある映像を提供することができる。アナグリフ方式も使用できるが、赤青メガネを必要とすることから、取扱いが煩雑であり、望ましいものではない。
上記したように、この構成例では、歯科診療用チェアユニット1に設置されるモニター58とは別に、離れた場所に設置した他のモニター580にもライト・カメラユニット20で撮影した映像を必要に応じて転送し、表示することを可能にしている。このモニター580への映像の転送は図示したようなケーブルに限るものではなく、LANを介在した伝送、その他の任意の方法でもよい。
本実施例によっても、歯科治療の対象部位と治療具操作状況の映像を極めて容易な操作でモニターの同一画面上に高精細映像で実況表示あるいは記録した後に再生表示することができる。
上記した実施例で説明した本発明により、治療中の映像を撮影し、治療の状況を、対象部位と歯科医等が持つ治療具の操作と共に実況映像としてモニターに表示しつつ当該治療の実況を、術者(歯科医、歯科衛生士等、オペレーターとも称する)自身で確認し、あるいは研修医などの周囲の医療従事者(アテンダント)に見せることができるため、治療技術の進歩に資することができる。
さらに、別室等に設置した他のモニターで付添人などに提供することで医療従事者への信頼を増進させることも可能である。そして、このような映像を記録し、後日再生し検証することで施術した医師本人の技術向上の助けにもなる。
上記した実施例1及び実施例3は、主として治療中の映像を撮影し、これをオンラインでもモニターに表示できるようにするためのイメージングシステムに本発明を適用したものである。これに対し、次に説明する実施例3、実施例4は、上記した実施例のシステムの一部を用いて主として所定の静止画の撮影を容易に行うようにしたものである。
本実施例は、基本的には図1に示した構成の一部を用いることで実現できる。すなわち、歯科医療の分野では、カメラと被写体(患者の口腔内特定部位)との距離が規定された状態(所定の画角内に収まる状態)での5枚法、9枚法、・・の所定の映像(静止画あるいは動画など)の口腔内撮影を行うことが要求される。歯科治療の対象部位とカメラ位置の距離調整のみで、使用カメラのオートフォーカス機能を用いて所定画角において適正な焦点(ピント)合わせ作業を容易にした歯科治療状況イメージングシステムを提供することにある。
本実施例は、オートフォーカスと外部指示信号による可変フォーカス機能及び可変絞り機能を有するカメラ25を備える。図1に示したカメラ25、対象部位を照明する無影灯24、ターゲットマーカー370でライト・カメラユニット20を構成する。外観的には、このライト・カメラユニット20に撮影制御回路84を組み込んだものがライト・カメラユニット20である。
撮影制御回路84は、カメラ制御回路85、無影灯コントローラ240を有する。また、カメラ25の撮影信号を表示するスマホ(オペレーター用情報端末)83が接続されている。カメラ25はオートフォーカスモードに設定する。モード設定はスマホ83からカメラ制御回路85、フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841を通して行うか、カメラ25本体のモード設定ダイヤルで直接行うようにしてもよい。
ターゲットマーカー370からのターゲットマークの投射位置73を予め所定位置(所定の映像の画角)となる位置(図9の「Q0」の位置、すなわち、図9の(d)に示した投射位置関係になるように設定しておく。オペレーターが前記ライト・カメラユニット20を前記対象部位に向けて移動させ、上記所定位置で前記ライト・カメラユニット20の移動を止める。
この移動の停止で、前記カメラ25のオートフォーカス機能が動作し、映像を撮影する。撮影結果はカメラのメモリに格納される。これらの一連の動作はスマホ83で観察できるが、上記所定位置で前記ライト・カメラユニット20の移動を止める作業をオペレーターの目視のみで行う場合は、スマホはなくてもよい。また、ターゲットマークの投射位置73を目視で行う場合は、アクチェーター381も不要である。
すなわち、ターゲットマーカー370から照射されるターゲットマークの投射位置73が予め前記所望の位置(患者の口唇部分等)を通るカメラ25の光軸上75(図9)に設定しておく。ライト・カメラユニット20を移動させて所望の位置(対象部位)にターゲットマークの投射位置73が重なった状態で前記ライト・カメラユニット20の移動を止めることで、カメラ25のオートフォーカス機能が動作し、フォーカスポイントがロックして映像を撮影する。本実施例では、図1の測距回路380の機能をロックしておく。
これにより、歯科治療の対象部位とカメラ位置の距離調整のみで、使用カメラのオートフォーカス機能を用いて所定画角において適正な焦点(ピント)合わせ作業を容易にした所要の映像を得ることができる。
本実施例は、基本的には図10に示した構成の一部を用いることで実現できる。すなわち、ライト・カメラユニット20は、オートフォーカスと外部指示信号による可変フォーカス機能及び可変絞り機能を有するカメラ25、対象部位を照明する無影灯24、前記対象部位に対して互いに色が異なるターゲットマークを照射する第1と第2のターゲットマーカー370a,370b、アクチェーター381a、381bを備えている。ライト・カメラユニット20の枠状筐体23(図4参照)にはカメラ制御回路85、及び無影灯コントローラ240を備えた撮影制御回路84が一体的に組み込まれている。
カメラ25の撮影信号を表示するスマホ(オペレーター用情報端末)83が接続されている。カメラ25はオートフォーカスモードに設定する。モード設定はスマホ83からカメラ制御回路85、フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路841を通して行うか、カメラ25本体のモード設定ダイヤルで直接行うようにしてもよい。
ターゲットマーカーはカメラレンズの上下に各一個(370a、370b)設けられている。これら2個のターゲットマーカー370a、370bからのターゲットマークの投射位置73a、73bを予め所定位置(所定の映像の画角)となる位置(図9の「Q0」の位置、すなわち、図9の(d)に示した投射位置関係)になるように設定しておく。オペレーターがライト・カメラユニット20を前記対象部位に向けて移動させ、上記所定位置でライト・カメラユニット20の移動を止める。
この移動の停止で、前記カメラ25のオートフォーカス機能が動作し、映像を撮影する。撮影結果はカメラのメモリに格納される。これらの一連の動作はスマホ83で観察できるが、上記所定位置で前記ライト・カメラユニット20の移動を止める作業をオペレーターの目視のみで行う場合は、スマホはなくてもよい。また、ターゲットマークの投射位置73を目視で行う場合は、アクチェーター381a、381bも不要である。
すなわち、ターゲットマーカー370a、370bから照射されるターゲットマーク投射位置73a、73bが予め所望の位置(患者の口唇部分等)を通るカメラ25の光軸上75(図9)にあるように設定しておく。ライト・カメラユニット20を移動させて所望の位置(対象部位)にターゲットマークの投射位置73a、73bが重なった状態で前記ライト・カメラユニット20の移動を止めることで、カメラ25のオートフォーカス機能が動作し、フォーカスポイントがロックして映像を撮影する。本実施例では、図10の測距回路380の機能を無効にしておくか、取り除いた構成とする。
これにより、歯科治療の対象部位とカメラ位置の距離調整のみで、使用カメラのオートフォーカス機能を用いて所定画角において適正な焦点(ピント)合わせ作業を容易にした所要の映像を得ることができる。
第1と第2のターゲットマーカー370a,370bから照射されたターゲットマーク投射位置73a、73bが対象部位上で一致する距離は所定の画角で、かつ予め決められた撮影パターンの撮影距離である。
以上説明した実施例3と実施例4は、図1と図2の一部機能をロックすることに限定されない。すなわち、上記の説明で用いられる機能のみでライト・カメラユニット20と撮影制御回路84を構成して専用機とすることもできる。
実施例3、4により、歯科治療の対象部位とカメラ位置の距離調整のみで、使用カメラのオートフォーカス機能を用いて所定画角において適正な焦点(ピント)合わせ作業を容易にした所要の映像を得ることができ、オペレーターの撮影作業を大幅に軽減することができる。
1・・歯科診療用チェアユニット
2・・チェア(座面)
3・・背もたれ
4・・フットレスト
5・・ヘッドレスト
6・・アームレスト
7・・昇降台座
8・・スピットン
9・・メインポール
10・・可動ポール
11・・アーム
12・・操作パネル連結梁
13・・テーブル
14・・トレー
15・・操作パネル
16・・ハンドピースホルダー
17・・ハンドピース
18・・モニター(ディスプレイ)
19・・フットスイッチ
20・・ライト・カメラユニット
21・・ブラケット
22・・ハンドル
23・・枠状筐体(枠状のカメラ収納部)
24・・無影灯
240・・無影灯コントローラ
25・・カメラ
251・・・右カメラ
252・・・左カメラ
26・・カメラレンズ
260・・3Dアダプタレンズ
27・・撮影用ライト
28・・上下可動支持部
29・・左右及び傾斜回転支持部
31・・内側筐体
32・・外側筐体
33・・光学系
34・・撮像素子
35・・自動焦点調節機構
36・・自動構図(画角)調節機構
370、370a,370b・・ターゲットマーカー
38・・外部出力回路
380・・測距回路
381、381a、381b・・アクチェーター
39・・絞り
40・・撮影信号処理回路
40・・ライト・カメラサブユニット
42・・通信・データ処理回路
50・・システム制御回路
51・・中央制御部
511・・構図判定回路
512・・合焦判定回路
513・・演算回路
514・・チェア姿勢制御回路
515・・統括制御回路
52・・メモリ
521・・ROM
522・・RAM
53・・モニター制御回路
54・・プリンター制御回路
55・・ブザー制御回路
56・・ブザー
57・・プリンター
58・・モニター
580・・遠隔モニター
60・・歯科治療ユニット
61・・チェア制御回路
63・・フットスイッチ制御回路
621・・ライト・カメラユニット電源スイッチ
622・・カメラユニット電源スイッチ
623・・カメラモード切り替えスイッチ
624・・ガイド光スイッチ
625・・メイン電源スイッチ
626・・歯科ユニット制御スイッチ群
70・・患者
71・・顔面
72・・対象部位(口唇)
73(73a,73b)・・ターゲットマーク投射位置
74・・合焦位置(ピント位置)
80・・伸縮ポール
81・・多関節アーム
82・・(キャスター付き)支持台
83・・オペレーター用情報端末(スマートホン、タブレット、等)
831・・手指
832・・タッチパネル入力データ処理回路
833・・絞り設定回路(被写界深度設定)
834・・通信及びデータ処理信号理回路
84・・撮影制御回路
841・・フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路
85・・カメラ制御回路
86・・絞り信号生成回路
87・・通信網(インターネット、ブルートゥース、等)

Claims (8)

  1. 歯科治療の対象部位と治療具操作状況の映像をモニターの同一画面上に高精細映像で表示するための歯科治療状況イメージングシステムであって、
    オートフォーカスと外部指示信号による可変フォーカス機能及び可変絞り機能を有するカメラ、歯科治療の対象部位に光学的なターゲットマークを照射すると共に、前記対象部位の投射位置からの反射光を受光するターゲットマーカー及び前記対象部位を照明する無影灯を備えたライト・カメラユニットと、
    測距回路、カメラ制御回路、無影灯コントローラ、絞り信号生成回路及びフォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路を備えた撮影制御回路と、
    前記カメラの撮影信号を表示すると共に前記フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路に指示を与えるオペレーター用情報端末を備え、
    前記ターゲットマーカーに、前記オペレーター用情報端末からの指示の下に前記対象部位の所定の位置に照射される如く前記ターゲットマークの投射位置を調整するアクチュエータを具備し、
    前記フォーカス・フォーカスロック設定信号生成回路は、前記オペレーター用情報端末からの指示の下に前記ターゲットマーカーの反射光に基づいて前記測距回路で得た前記対象部位までの距離に応じ前記絞り信号生成回路で生成した絞り値に依存する前方被写界深度と後方被写界深度の境界近傍に前記カメラのフォーカスポイントをロックして前記映像を撮影し、表示することを特徴とする治療状況イメージングシステム。
  2. 前記撮影制御回路に外部出力回路を備え、前記カメラの撮影映像を、前記外部出力回路を介して治療現場から離れた場所の遠隔モニターに表示可能としたことを特徴とする請求項1に記載の治療状況イメージングシステム。
  3. 前記オペレーター用情報端末は画面直接入力機能を有するタッチパネルを具備し、前記対象部位上の所定の位置の画像に前記ターゲットマーク投射位置の画像を重ねる調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の治療状況イメージングシステム。
  4. 移動可能な支持台に下端を保持して植立された伸縮ポールと、前記伸縮ポールの上部に一端を支持して他端に前記撮影制御回路を備えた前記ライト・カメラユニットを搭載した多関節アームを有し、前記対象部位に対する前記ライト・カメラユニットに有するカメラの撮影位置を調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載の治療状況イメージングシステム。
  5. 歯科診療用チェアユニットとシステム制御回路を有し、前記オペレーター用情報端末は、前記歯科診療用チェアユニットの前記システム制御回路との間で映像を含むデータの通信が可能であることを特徴とする請求項1に記載の治療状況イメージングシステム。
  6. 歯科診療用チェアユニットを有し、前記歯科診療用チェアユニットにモニターを備え、前記撮影制御回路に外部出力回路を有し、前記ライト・カメラユニットに有するカメラの撮影映像を、前記外部出力回路を通して前記モニターに表示可能としたことを特徴とする請求項1に記載の治療状況イメージングシステム。
  7. 歯科診療用チェアユニットを有し、前記歯科診療用チェアユニットにモニターを備え、前記オペレーター用情報端末に表示される映像を前記モニターに表示可能としたことを特徴とする請求項1に記載の治療状況イメージングシステム。
  8. 前記ライト・カメラユニットに有するカメラが3D撮影カメラであることを特徴とする請求項1に記載の治療状況イメージングシステム。
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