JP6949383B2 - 歯科用撮像画像取得装置 - Google Patents
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また、デンタルミラーを使用した場合には、デンタルミラーに映り込んだ歯牙(鏡像)にオートフォーカスがかかるので、焦点を合焦させるのに手間がかかるという問題点があった。
ここで、「特定領域」とは、取得した画像のうち、デンタルミラーの領域を指す。
また、本発明は、口腔内の被写体を撮影する撮像手段と、前記撮像手段によって撮影された画像の画像処理を行う画像処理手段と、前記画像または前記画像処理手段によって画像処理された画像を表示する表示手段と、を有する歯科用撮像画像取得装置であって、予め定められたクラスに分類されたデンタルミラーの画像を記憶している記憶手段と、前記被写体の画像をデンタルミラーを介して前記撮像手段に取り込んで撮影する際に、前記記憶手段に記憶されている前記デンタルミラーの画像と、取得した画像内のデンタルミラーの画像とを比較して識別することで、前記取得した画像内のデンタルミラーのミラー形状をパターン認識するミラー形状認識手段と、前記ミラー形状認識手段で形状をパターン認識された前記デンタルミラーのミラー面にフォーカス領域を限定するフォーカス領域限定手段と、前記フォーカス領域限定手段によって限定されたフォーカス領域の範囲内の特定領域に、前記撮像手段の焦点が自動的に合焦するように制御する自動焦点制御手段と、を備え、前記特定領域が、前記デンタルミラーのミラー面中央部であって、前記自動焦点制御手段は、前記撮像手段から前記デンタルミラーのミラー面中央部に写った鏡像までの距離を前記撮像手段に取り付けられた距離センサによって測定し、前記距離が前記撮像手段の焦点距離と合致するように焦点位置を自動で制御することを特徴とする。
また、本発明は、口腔内の被写体を撮影する撮像手段と、前記撮像手段によって撮影された画像の画像処理を行う画像処理手段と、前記画像または前記画像処理手段によって画像処理された画像を表示する表示手段と、を有する歯科用撮像画像取得装置であって、予め定められたクラスに分類されたデンタルミラーの画像を記憶している記憶手段と、前記被写体の画像をデンタルミラーを介して前記撮像手段に取り込んで撮影する際に、前記記憶手段に記憶されている前記デンタルミラーの画像と、取得した画像内のデンタルミラーの画像とを比較して識別することで、前記取得した画像内のデンタルミラーのミラー形状をパターン認識するミラー形状認識手段と、前記ミラー形状認識手段で形状をパターン認識された前記デンタルミラーのミラー面にフォーカス領域を限定するフォーカス領域限定手段と、前記フォーカス領域限定手段によって限定されたフォーカス領域の範囲内の特定領域に、前記撮像手段の焦点が自動的に合焦するように制御する自動焦点制御手段と、を備え、前記特定領域が、前記デンタルミラーのミラー面中央部であって、前記自動焦点制御手段は、前記デンタルミラーのミラー面中央部に写った鏡像からの入射光を分割し受光センサによって受光することで、前記撮像手段から前記デンタルミラーのミラー面中央部に写った鏡像までの距離と、前記撮像手段の焦点方向と、を測定し、前記距離が前記撮像手段の焦点距離と合致するように焦点位置を自動で制御することを特徴とする。
なお、本実施形態では、図3に示す画像取得装置4において、操作パネル部91側を前方向、二つの把持部42がある方向を左右方向、撮像手段6がある方向を下方向として説明する。
図1に示す歯科診療装置100は、腔内カメラ等から成る画像取得装置4(歯科用撮像画像取得装置)と、画像取得装置4を移動可能に支持するためのアーム3と、アーム3を支持する支柱2と、表示部5(表示手段)と、を備えた医療機器である。
なお、歯科診療装置100は、画像取得装置4と、表示部5と、を備えて、歯科等の医療の診断及び治療を行う装置であればよく、使用用途、設置場所、アーム3及び支柱2の構造等は特に限定されない。以下、歯科診療装置100の一例として、画像取得装置4を着脱自在に取り付けた歯科用治療ユニット1によって、口腔内の歯牙等を被写体Sとする場合を例に挙げて説明する。
歯科用治療ユニット1は、診療台10と、診療台10に立設された支柱2と、支柱2の上部に軸支されたアーム3と、アーム3の先端部に取り付けた画像取得装置4と、支柱2に設けた表示部5と、を備えている。歯科用治療ユニット1は、診療台10、支柱2、アーム3及び画像取得装置4を有するものであればよく、型式、種類等は特に限定されない。
アーム3は、支柱2から画像取得装置4に延びて配置されて、所定以上の力(予め設定された回転方向の任意の力)を移動方向に加えることで、画像取得装置4を上下前後左右方向に移動可能に弾性支持する支持力を有するバランスアームから成る。アーム3は、複数の関節を有する多関節アームから成る。アーム3は、例えば、支柱2に配置された第1アーム31と、第1アーム31の先端部に配置された第2アーム32と、第2アーム32の先端部に配置されて画像取得装置4を支持する第3アーム33と、を回動自在に連結して成る。アーム3内には、前記した電線35が配線されている。
図1または図4に示すように、表示部5(表示手段)は、画像取得装置4に備えられた撮像手段6で撮影された画像または処理部71によって画像処理された画像を表示したり、オートフォーカスされた画像を表示したり、被写体Sを撮影するときにオートフォーカスをかける特定領域SAの指定箇所を表示したりするための表示装置である。表示部5は、支柱2に回動可能に設置されている。表示部5は、制御部7の処理部71を介して画像取得装置4の撮像手段6に電気的に接続されている(図2参照)。このため、歯科診療装置100は、表示部5によって、歯科診療装置100で使用する診療情報の表示と、画像取得装置4の映像情報の表示等を表示可能である。
図1に示すように、画像取得装置4(歯科用撮像画像取得装置は、口腔外から口腔内を撮影する歯科用口腔外カメラ、口腔内から口腔内を撮影する口腔内カメラ、歯科手術用のデジタル式カメラ、デジタル式顕微鏡(デジタル式マイクロスコープ)、無影灯カメラ、光学式カメラ、光学式顕微鏡等から成る。画像取得装置4は、アーム3の先端に着脱自在に取り付けられる。
以下、画像取得装置4の一例として、口腔外から口腔内を撮影する歯科用口腔内カメラの場合を例に挙げて説明する。
図2または図3に示すように、画像取得装置4は、筐体41と、把持部42と、撮像手段6と、制御部7と、記憶部8と、操作入力部9と、照明手段(図示省略)と、を備えている。
図3または図4に示すように、操作入力部9は、撮像手段6を操作するための操作部である。操作入力部9は、被写体SまたはデンタルミラーDM内に写った被写体Saを撮影する際に、オートフォーカスをかける特定領域SAを指定するための操作部材でもある。図3に示すように、操作入力部9は、操作入力部9は、筐体41の前面に配置した操作パネル部91と、左右の把持部42に配置したスイッチ部92と、を備えて構成されている。操作入力部9(操作パネル部91及びスイッチ部92)は、図2に示すように、制御部7の処理部71に電気的に接続されている。
図2に示すように、撮像手段6は、患者の口腔内の被写体Sを撮影するための撮像装置部である。撮像手段6は、AFレンズ61と、撮像部62と、AFレンズ駆動部63と、撮像部駆動部64と、距離センサ65と、受光センサ66と、を備えて構成されている。撮像手段6は、オートフォーカス機能を有している。撮像手段6のオートフォーカスは、パッシブ式のコントラストオートフォーカス、パッシブ式の位相差オートフォーカス、コントラストオートフォーカスと位相差オートフォーカスとの両方の機能を有するオートフォーカス、あるいは、アクティブ式の距離センサ65によるオートフォーカスのいずれかである。また、撮像手段6は、二つ以上のオートフォーカスを組み合わせてもよい。
以下、撮像手段6の一例として、画像情報から焦点距離を検出するパッシブ方法の場合を例に挙げて説明する。
撮像部62は、被写体Sを撮影するための撮像素子である。撮像部62は具体的には、CMOS、CCD等の受像センサから成る。
AFレンズ駆動部63は、AFレンズ61を光軸方向に駆動させて、配置位置を変えることで、焦点を合焦させるための駆動部である。
距離センサ65は、赤外線、超音波あるいはレーザーを被写体Sに照射して、その反射光を受光することにより、被写体Sとの距離を測定する距離計測装置である。
図2に示すように、制御部7は、撮像手段6を制御するための制御装置である。制御部7は、処理部71(画像処理部)と、コントラスト検出部72と、AFレンズ移動量制御部73と、フォーカス領域限定部74(フォーカス領域限定手段)と、自動焦点制御部75(自動焦点制御手段)と、ミラー形状認識部76(ミラー形状認識手段)と、メモリ77と、を備えて構成されている。制御部7を構成する電気回路は、筐体41(図3参照)内に設置された回路基板に設けられている。この他、制御部7には、表示部5に撮影画像を表示するための制御を行う表示制御手段(図示省略)が設けられている。
処理部71(画像処理手段)は、撮像手段6によって撮影された画像の画像処理を行う画像処理装置である。処理部71では、特定領域SAのコントラストが最も高くなる焦点位置にAFレンズ61を移動させるための移動量を算出する。
コントラスト検出部72は、撮像部62から出力される信号に基づいてAFレンズ61による画像のコントラストを検出する検出部である。コントラスト検出部72は、画像のミラー面DMaのうち、特定領域SAのコントラストが最も高くなる焦点位置を検出する。
AFレンズ移動量制御部73は、コントラスト検出部72により検出されたコントラストに基づいて、AFレンズ駆動部63を自動制御してAFレンズ61の焦点位置を変更する駆動制御装置である。AFレンズ移動量制御部73は、処理部71で算出したAFレンズ61の移動量に基づき、AFレンズ駆動部63にその移動量だけ動作するように制御する。AFレンズ移動量制御部73は、AFレンズ駆動部63に電気的に接続されている。
フォーカス領域限定部74(フォーカス領域限定手段)は、被写体Sの画像にフォーカス領域FAを限定する装置である。図2または図4に示すように、フォーカス領域限定部74は、被写体Sの画像をデンタルミラーDMを介して撮像手段6に取り込んで撮影する際に、デンタルミラーDMのミラー形状を認識して、デンタルミラーDM内の鏡像にフォーカス領域FAを限定する。
図2または図4に示すように、自動焦点制御部75(自動焦点制御手段)は、フォーカス領域限定部74によって限定されたフォーカス領域FAの特定領域SAに自動的に焦点が合焦するように制御する装置である。自動焦点制御部75は、フォーカス領域限定部74によって限定されたフォーカス領域FAの特定領域SAに自動的に焦点が合焦するように制御して、デンタルミラーDMに写った被写体Saをオートフォーカスする機能を備えている。また、自動焦点制御部75は、特定領域SAが被写体S、デンタルミラーDMのミラー面DMaの全領域、あるいは、その一部において、被写体S、ミラー面DMaの全領域、あるいは、その一部のコントラストが最も高くなるように焦点位置を自動で制御する機能を備えている。
また、自動焦点制御部75は、撮像手段6で拡大動作または縮小動作直後に自動焦点制御を行う機能を備えている。
図2または図4に示すように、ミラー形状認識部76(ミラー形状認識手段)は、デンタルミラーDMのミラー形状を認識する装置である。ミラー形状認識部76は、デンタルミラーDMの形状をパターン認識する機能を備えている。
メモリ77は、撮像手段6で撮像した画像データを保存するための後付け用の記録媒体である。メモリ77は、筐体41内に着脱可能に取り付けられる。
図2に示す記憶部8は、被写体Sである種々の形状の歯牙の画像や、デンタルミラーDM内に写った被写体Sa(種々の歯牙)の特定形状の画像や、デンタルミラーDMの形状の画像や、スケーラー等の歯科用器具の画像等のデータを記憶する記憶手段である。記憶部8は、クラス辞書81を備えている。
図4に示すように、デンタルミラーDMは、口腔内に挿入して口腔上部から見えない歯牙の裏側や、歯牙の側面や、臼歯部分を撮影する際に使用する鏡である。デンタルミラーDMは、例えば、丸いミラー面DMaと、ミラー面DMaの外周部に設けられた枠部DMbと、枠部DMbから延設された柄部DMcと、を有している。なお、ミラー面DMa及び枠部DMbの形状は、円形のものに限定されず、楕円形、長円形、卵形状、半円形、正方形、長方形、菱形等であってもよい。
次に、図5を主に、図1〜図4を参照しながら本実施形態に係る歯科診療装置100の作用を、患者の口腔内の歯牙を被写体Sとして撮影する場合を例に挙げて説明する。
このようにして、撮像手段6は、オートフォーカスをかけて撮影した被写体Sの画像を表示部5に映し出す。
図2及び図4を主に参照しながら、オートフォーカスの認識向上のため、コントラストが低い画像を画像処理する場合を説明する。
次に、処理部71は、特定領域SAの形状認識を行い、その画像に対して、色調変換や、ネガポジ変換等の画像処理を行う。これにより、コントラストが低い画像を、コントラストの高い画像に調整することができる。コントラストオートフォーカスでは、レンズを光軸方向に自動的に移動しながらコントラストの高い箇所を探索するので、特定領域SA内でコントラストが最も高い箇所を明確にしておくことで、動作の時短に繋がる。
このようにすることで、オートフォーカスの認識を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態に係る画像取得装置4の第2変形例を示す図で、画像の中央部の十字マークFAaでオートフォーカスの対象箇所を表示したときの歯牙を示す要部拡大斜視図である。
図8は、本発明の実施形態に係る画像取得装置4の第3変形例を示す図で、根管Sbが露出されたときの状態を示す要部拡大斜視図である。
図9は、本発明の実施形態に係る画像取得装置4の第4変形例を示す図で、オートフォーカスをかける特定領域SAをマスキングしたときの歯牙を示す要部拡大斜視図である。
図10は、本発明の実施形態に係る画像取得装置4の第5変形例を示す図で、歯牙以外をオートフォーカスの対象としたときの工程を示すフローチャートである。
歯牙における特定形状とは、中切歯、側切歯、前歯、門歯、犬歯、糸切り歯、第1小臼歯または第2小臼歯、第1大臼歯から第3大臼歯を指す。これらの歯牙は、図6及び図7に示すように、1〜3個連なった形状や、図8に示すように、根管治療のために、歯牙を切削して根管Sbが露出された形状のものも含む。
かかる構成によれば、操作入力部9は、ジョイスティックであることで、多方向に操作できるので、フォーカス領域を限定するときの操作等が行い易く、操作性を良好にすることができる。
かかる構成によれば、操作入力部9は、操作レバーと操作ボタンとを備えたジョイスティック、操作パネル部、フットコントローラー、あるいは、リモコンスイッチ等にすることで、さらに、操作性を向上させることができる。
また、歯牙以外における特定形状とは、図10のステップS111,S114,S116に示すように、齲蝕、プラーク、歯牙切削箇所に充填するコンポジットレジン、歯石、銀歯、歯周ポケット、イスムスまたはフィンと呼ばれる根管間の溝、第4根管、クラック等である。これらの場合でも、形状、色、質感等の特徴を認識することで、特定形状とすることができる。図2に示す記憶部8のクラス辞書81には、これらの特定形状が特定領域SA(図9参照)として、記憶されている。
図10に示すように、齲蝕、プラーク及びコンポジットレジンの場合は、特定波長の励起光を照射して蛍光発色させる(ステップS111〜S112)。また、コンポジットレジンの場合は、青色LED等の紫外線を照射して、蛍光発光させた画像を取得する(ステップS111〜S113)。この取得した画像は、歪みやノイズを除去する画像処理の前処理を行い(ステップS118)、取得画像から形状、色、質感の特徴と抽出して(ステップS119)、特定領域SAの画像の形状認識及び識別を行う(ステップS120)。その後、特定領域SAでコントラストが最も高くなるように焦点位置を自動で制御して自動焦点合わせを行って、画像を出力する(ステップS121,S122)。
このようにして、撮像手段6は、歯牙以外における特定形状のものであっても、オートフォーカスをかけて撮影した画像を表示部5に映し出すことができる。
図11は、本発明の実施形態に係る画像取得装置4を備えた歯科診療装置100Aの第6変形例を示すブロック図である。
ここで、「歯科用器具」とは、プローブ、スケーラー、シリンジ、バキューム、超音波スケーラー等の歯科用診療器具や、根管治療用ファイル等の手用切削器具や、歯科用タービン、歯科用モーター、歯科用コントラアングル等の機械切削器具である。
かかる構成によれば、撮像手段6Aは、距離センサ65Aを備えていることで、距離センサ65Aで撮像手段6から被写体Sまでの距離を計測して、計測した距離に基づいてオートフォーカスをかけることが可能である。
次に、AFレンズ移動量制御部73は、デンタルミラーDMの形状認識をする前に、デンタルミラーDMと撮像手段6Aまたは撮像手段6に組み込まれたAFレンズ61の同軸上に、歯科用器具が入ったとき、歯科用器具よりもデンタルミラーDMを優先して認識し、自動的に焦点を合焦させる。
続いて、制御部7で特定領域SAの形状認識を行う。距離センサ65Aで被写体Sとの距離を検出し、焦点位置を自動で制御してオートフォーカスをかける。
これらの処理を経て、表示部5には、オートフォーカスされた画像が表示される。
図12は、本発明の実施形態に係る画像取得装置4Bを備えた歯科診療装置100Bの第7変形例を示すブロック図である。
また、前記した画像取得装置4,4A,4Bは、歯科用治療ユニット1の無影灯を画像取得装置とし、複数の照明灯を配置して成る無影灯の中央部に撮像手段6Bを設けて照明手段を兼ねるようにしてもよい。
実施形態では、画像取得装置4の設置例として、歯科用治療ユニット1(図1参照)のアーム3の先端部に配置した場合を説明したが、それに限定されるものではない。
例えば、画像取得装置4は、スタンドのアームの先端部や、歯科診療室の天井面に設置した天井面設置タイプのアームや、歯科診療室の床面に設置した床面設置タイプのアームや、歯科診用テーブル等のテーブル上に配置したスタンドタイプのアーム等に取り付けてもよい。
4,4A,4B 画像取得装置(歯科用撮像画像取得装置)
5 表示部(表示手段)
6,6A,6B 撮像手段
7 制御部
8 記憶部
9 操作入力部
65,65A 距離センサ
66 受光センサ
71 処理部(画像処理手段)
74 フォーカス領域限定部(フォーカス領域限定手段)
75 自動焦点制御部(自動焦点制御手段)
76 ミラー形状認識部(ミラー形状認識手段)
100,100A,100B 歯科診療装置
DM デンタルミラー
DMa ミラー面
FA フォーカス領域
S 被写体
Sa 被写体(鏡像)
SA 特定領域
Claims (13)
- 口腔内の被写体を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮影された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像または前記画像処理手段によって画像処理された画像を表示する表示手段と、を有する歯科用撮像画像取得装置であって、
予め定められたクラスに分類されたデンタルミラーの画像を記憶している記憶手段と、
前記被写体の画像をデンタルミラーを介して前記撮像手段に取り込んで撮影する際に、前記記憶手段に記憶されている前記デンタルミラーの画像と、取得した画像内のデンタルミラーの画像とを比較して識別することで、前記取得した画像内のデンタルミラーのミラー形状をパターン認識するミラー形状認識手段と、
前記ミラー形状認識手段で形状をパターン認識された前記デンタルミラー内の鏡像にフォーカス領域を限定するフォーカス領域限定手段と、
前記フォーカス領域限定手段によって限定されたフォーカス領域の範囲内の特定領域に、前記撮像手段の焦点が自動的に合焦するように制御する自動焦点制御手段と、
を備えていることを特徴とする歯科用撮像画像取得装置。 - 前記特定領域が、デンタルミラーのミラー面の一部であって、
前記自動焦点制御手段は、前記ミラー面の一部のコントラストが最も高くなるように、前記撮像手段の焦点位置を自動で制御すること
を特徴とする請求項1に記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 口腔内の被写体を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮影された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像または前記画像処理手段によって画像処理された画像を表示する表示手段と、を有する歯科用撮像画像取得装置であって、
予め定められたクラスに分類されたデンタルミラーの画像を記憶している記憶手段と、
前記被写体の画像をデンタルミラーを介して前記撮像手段に取り込んで撮影する際に、前記記憶手段に記憶されている前記デンタルミラーの画像と、取得した画像内のデンタルミラーの画像とを比較して識別することで、前記取得した画像内のデンタルミラーのミラー形状をパターン認識するミラー形状認識手段と、
前記ミラー形状認識手段で形状をパターン認識された前記デンタルミラーのミラー面にフォーカス領域を限定するフォーカス領域限定手段と、
前記フォーカス領域限定手段によって限定されたフォーカス領域の範囲内の特定領域に、前記撮像手段の焦点が自動的に合焦するように制御する自動焦点制御手段と、を備え、
前記特定領域が、前記デンタルミラーのミラー面中央部であって、
前記自動焦点制御手段は、前記撮像手段から前記デンタルミラーのミラー面中央部に写った鏡像までの距離を前記撮像手段に取り付けられた距離センサによって測定し、前記距離が前記撮像手段の焦点距離と合致するように焦点位置を自動で制御すること
を特徴とする歯科用撮像画像取得装置。 - 口腔内の被写体を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮影された画像の画像処理を行う画像処理手段と、
前記画像または前記画像処理手段によって画像処理された画像を表示する表示手段と、を有する歯科用撮像画像取得装置であって、
予め定められたクラスに分類されたデンタルミラーの画像を記憶している記憶手段と、
前記被写体の画像をデンタルミラーを介して前記撮像手段に取り込んで撮影する際に、前記記憶手段に記憶されている前記デンタルミラーの画像と、取得した画像内のデンタルミラーの画像とを比較して識別することで、前記取得した画像内のデンタルミラーのミラー形状をパターン認識するミラー形状認識手段と、
前記ミラー形状認識手段で形状をパターン認識された前記デンタルミラーのミラー面にフォーカス領域を限定するフォーカス領域限定手段と、
前記フォーカス領域限定手段によって限定されたフォーカス領域の範囲内の特定領域に、前記撮像手段の焦点が自動的に合焦するように制御する自動焦点制御手段と、を備え、
前記特定領域が、前記デンタルミラーのミラー面中央部であって、
前記自動焦点制御手段は、前記デンタルミラーのミラー面中央部に写った鏡像からの入射光を分割し受光センサによって受光することで、前記撮像手段から前記デンタルミラーのミラー面中央部に写った鏡像までの距離と、前記撮像手段の焦点方向と、を測定し、前記距離が前記撮像手段の焦点距離と合致するように焦点位置を自動で制御すること
を特徴とする歯科用撮像画像取得装置。 - 前記特定領域が、デンタルミラー内に写った特定形状であって、
前記自動焦点制御手段は、予め記憶装置に登録された特定形状と、前記デンタルミラー内に写った特定形状と、が合致した場合に、前記特定領域のコントラストが最も高くなるように前記撮像手段の焦点位置を自動で制御すること
を特徴とする請求項1記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 前記特定領域が、デンタルミラー内に写った特定形状であって、
前記自動焦点制御手段は、予め記憶装置に登録された特定形状と、前記デンタルミラー内に写った特定形状が合致し、前記フォーカス領域限定手段の操作入力部で前記特定領域が指定された場合に、新たな前記特定領域の指定または指定の解除まで、前記表示手段で指定箇所を表示し、
前記特定領域のコントラストが最も高くなるように焦点位置を自動で制御するコントラストオートフォーカス方式、距離センサで計測した前記特定領域までの距離に基づくアクティブ式オートフォーカス方式、あるいは、前記特定領域の位相差に基づく位相差オートフォーカス方式のいずれかで、自動的に焦点を合焦させる制御をすること
を特徴とする請求項1に記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 前記フォーカス領域内に前記被写体以外の異物が写り込んだ場合は、前記異物を排除する画像処理を行った後に、前記自動焦点制御手段によって焦点を自動的に合焦させること
を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 前記歯科用撮像画像取得装置は、口腔外から口腔内を撮影する口腔外カメラ、口腔内から口腔内を撮影する口腔内カメラ、あるいは、歯科用デジタル顕微鏡であること
を特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 前記自動焦点制御手段は、前記撮像手段または前記撮像手段に組み込まれたAFレンズを光軸方向に移動することによって焦点を自動で合焦させること
を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 赤外線あるいはレーザーを前記デンタルミラーのミラー面中央部に写った鏡像に照射し、その反射光を受光することにより前記デンタルミラーのミラー面中央部に写った鏡像との距離を測定する前記距離センサを備えていること
を特徴とする請求項3に記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 前記自動焦点制御手段は、前記撮像手段で拡大動作または縮小動作直後に焦点を自動的に合焦させること
を特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 操作入力部は、ジョイスティックであること
を特徴とする請求項6に記載の歯科用撮像画像取得装置。 - 操作入力部は、操作レバーと操作ボタンとを備えたジョイスティック、液晶パネルのタッチスイッチまたは物理キーを備えた操作パネル部、フットコントローラー、あるいは、リモコンスイッチのいずれかであること
を特徴とする請求項6に記載の歯科用撮像画像取得装置。
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