JP5543865B2 - 口腔内撮影システム - Google Patents
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Description
特開2001−212081号公報には、口腔外に歯列撮影用の補助器具を設けて、歯列全般を撮影するための構成が示されている。
山形状に半円形の凹面鏡7 aおよび平面鏡8 aが配置された二面構成とし、他方の面を一枚の凸面鏡9 が配置された構成が開示され、主に局所拡大用に用いられるデンタルミラーが示されている。
特開2003−144465号公報には、湾曲した鏡(凹面鏡)を介して口腔内を撮影する歯列撮影用ビデオカメラが開示されている。
特開2002−365520には、デジタルカメラで取得した画像データの特定のエリアの画素間で差分二乗をとりその総数と、他の差分総数から、フォーカス設定をおこなう事が記載されている。
また口腔内は、唾液により常に濡れており、直接照明をあてると反射光が強すぎて、明確な画像が得られない、
口腔内は、空間が限られており、全歯の撮影を行おうとしてもなかなか、一枚の画像に収まる様な撮影はカメラの配置、性能等から難しく、画像をつなぎ合わせる等の画像処理によって解決する必要が生じ、手間がかかり、煩雑さがある。
更に、口腔内カメラは、主にカメラ部、レンズ部を口腔内へ挿入使用されることから、使用後は、十分な洗浄をする必要があり、カメラプローブを丸洗いするか、ビニール袋で覆い使用するか、或いは、カメラ部にカバーを形成して、口腔内に挿入し、使用後、カバーを取り外して、洗浄する手法が提案されている。
レンズ部、カメラ部の洗浄は、精密機器である点で、なるべく避けたいところであり、洗浄する部分は、より洗浄しやすく、破損しても安価な交換で済むことが望ましい。
以下、既に述べた各課題について、本発明の口腔内カメラ及び歯科情報入力器を用いて具体的に解決する方法について詳述する。
まず第一の課題である焦点合わせの方法について説明する。既に述べたように、口腔内にカメラを挿入できるようにするためには、レンズなどの光学系は可能な限り単純で小型化された構造でなければならない。したがって、手ぶれを補正するためにレンズ位置を自動調整するといった機構を組み込むことは容易ではない。
本発明は、撮影ユニットに対し、簡素化された交換可能な反射部材により、一般的な拡大撮影による口腔内画像の習得のみならず、広角度で広範囲な口腔内情報も得られる。さらに、口腔内に挿入されるのは反射部材のみであるから、反射部材を着脱して高圧蒸気滅菌を実施することも容易であり、衛生面でも非常に優れた撮影システムとなる。
本発明の口腔内カメラでは、焦点の合った良好な画像が容易に撮影できることにより、小さな症状も見逃すことなく正しい診断が行われ、患者にも適切な指導が実行される。さらに画像の方向が実際に肉眼で見える方向と一致していることにより、患者にとってもわかりやすく、また画像を記録保存する際にも誤った命名をするようなミスを防ぐことができる。また、画像を利用した情報入力を実行できるようにすることで、操作や記録を容易にし、患者とのコミュニケーションにより多くの時間を費やすことができるようになる。
口腔内を撮影する際、複数の画像を撮影して、これらの画像データから、最適な画像を差分二乗処理によるソフトウエア処理により求め、常に診断に最適な画像を口腔内カメラとしての簡素化された構成で得ることができる。
本発明における口腔内カメラは、更に凸状の球面反射部材を介して口腔内を撮影することで、上顎、下顎の全歯を1回の操作で撮影する事が出来るなど一つの画像に広範囲の口腔内データを収容することができる。
そして、本発明は、ドーム型照明部材を介して口腔内を撮影することで、唾液などによる乱反射を抑え、安定した撮影データを得ることを可能とする。
上述した本発明を実現するために口腔内カメラ及び歯科情報入力器は、ソフトウェアも含めた図1でしめすシステムを完成させたものである。
口腔内撮影部
図2に本発明の一実施例を示し説明する。図2(a)(b)の201は、把持部であって、プラスチック材、金属材等で形成され、持ちやすいように細長い棒状で形成され、後端には、USBケーブル、その他の外部モニタとの接続のための電気リード線204が接続する。
202は、平面鏡、凸面鏡等の鏡面部203を所定の角度(レンズ面に対し40〜50度)で配置したミラー部であり、口腔内に挿入される部位であって、先端に反射鏡が形成され、後端は、撮影ユニットが着脱自在に装着される円筒状の装着部208が形成されている。
207は、操作スイッチであり、電源のオンオフ、倍率の変更等の指示を、押圧方式、スライド方式、タッチパネル方式などで形成する。操作スイッチは必要に応じて複数配置され、主に撮影および選択の決定に用いるメインスイッチと、主に状態および選択肢の切り替えに用いるサブスイッチといった組み合わせで利用される。
図2(c)において、把持部201の先端にミラー部202が装着され、ミラー部202の先端はレンズ205に対して40〜50度傾いて形成され、ここに鏡面部203が配置されることで、撮影対象である口腔内組織Hの像がレンズ205に接続されたカメラ部206内部のイメージセンサ上に結像する。カメラ部206は鏡面部203方向が正面となるように配置されるため、メイン基板209に対しては90度傾いて接続される。カメラ部206で取得される画像情報はメイン基板209上の画像処理用マイクロコンピュータ210で滴切に受信および加工され、USBケーブル204を通じてパーソナルコンピュータへと転送される。実際の撮影操作は操作スイッチ207を利用して実行される。なお、口腔内カメラの動力となる電気エネルギーはUSBケーブル204を介してパーソナルコンピュータから供給される。
把持部202上に配置する操作スイッチ207の位置としては、なるべく前方にある方が扱いやすいが、メイン基板209の前方は撮像部との接続や処理のための構成に面積を要するため、スイッチ素子を配置することは難しい。そこで、スイッチ基板215を別に用意し、ここにスイッチ素子216や電源投入確認用LED217を配置した上で、把持部202の内部に組み込むことで配置の問題を解決する。実際にはスイッチ素子216の上部にゴムカバー217を被せることで防水性を確保し、さらにその上にスイッチ部材207を配置することになる。
なお最後になるが、口腔内カメラのように数十万画素以上の画像情報を動画として耐えうるフレームレートで転送する必要がある場合、撮像デバイスおよび基板上の各デバイスはかなり高速な動作を要求されることになり、必然的に高周波ノイズを周囲に放出する。口腔内カメラは医療用機器でもあるため、高周波ノイズの放出を一定レベル以下に防がなければならず、必要に応じてシールド部材220でメイン基板および撮像デバイスを覆う構造を採用する。シールド部材は薄いアルミニウム板等で形成される他、把持部201の内面を導電コーティングすることで代用してもよい。
304は、円筒状の装着部Aを示し、305は、反射鏡を示す、装着部Aと反射鏡305は、硬質性プラスチック材で形成された反射部支持部材303であり、装着部A304から、反射鏡305までは、開放されており、又、装着部A304から反射鏡305が支持された部位まで、流線形状をしており、口腔内に刺激を与えない形状となっている。 306は、把持部であり、307は、撮影ユニットである。これは、図2の205および206と同じものである。
反射部材301は、撮影ユニット307と着脱自在であることから、高温蒸気滅菌が可能であることや光学距離が長くなり焦点を合わせやすいという利点があることは既に述べたが、口腔内組織の撮影態様に応じて、ミラー特性を容易に変更できるという利点も得られる。例えば反射鏡305として平面ではなく凸面ミラー310を使用すれば、撮影対象である口腔内組織がより広範囲に映ることになる。歯科の臨床としては歯の咬合面全体を写した画像や、正面および側面の全体画像も極めて重要であるが、これらの画像は凸面ミラーを使用することで容易に得ることができる。
尚、このような凸状で球面状の反射鏡は一例であっても良く、目的に応じて、凹面鏡であってもよい場合もある。
図3(b)は、撮影ユニット307の一例を示す図である。308は、撮影部であり、趣向レンズ、CCDカメラなどで形成されている。
309は、照明部であり、LED、発光ダイオード等で形成されている。照明部309の個数は、任意であり、反射鏡305を介して組織を照らす場合に応じ適宜選択される。
本実施例は、上顎又は下顎の全歯等広範囲の画像データを得るためのものである。
図4(a)において、401は、円盤状の反射鏡であり、鏡面402が凸面鏡等の凸状の球面状に形成されている。球面状に形成された鏡面402の半径は9〜13mm、曲率半径は15〜30mmで示されるが、単に球面ではなく、これを用いて撮影された画像の目的等に応じ、異なる半径の球面を持つ場合もある。
403は、連結部材であり、反射鏡401と、把持部404を連結する金属、プラスチック状の棒状の部材であり、連結部材403と、反射鏡401は、所定の角度407(130〜140度)で接続している。把持部404は、硬質状のプラスチック等で形成され、連結部材403の反射鏡401と接続する端部と、反対の端部と、摺動調整可能に接続する。連結部材403は基本的に樹脂でよいが、ステンレス等の金属、または樹脂内に金属棒をインサート成型した構造であってもよい。
図4(b)に、図4(a)を斜視図的に示した。入射光4nに対し、反射鏡401が反射してレンズ405に入射する口腔内の像4hは、平面鏡に比べ、広範囲にわたる為、上顎又は下顎の全歯を一度に撮影可能としている。この範囲を拡大して得られる画像を模式的に示したのが図5である。
図5でしめす模式的な図の様に広範囲の口腔内501Aを一度に撮影可能としているため、いわゆるパノラマ写真よりもより手軽で、しかも口腔内の様な限られた空間内でも自在に撮影可能とする。501Bは、舌、501Dは下顎全歯列、501Cは唇であり、撮影範囲は全歯以上の幅広い範囲となる。通常、このような写真を撮影するためには口腔内に幅80mm程度の大きな平面ミラーを挿入し、口腔外からマクロレンズを接続したカメラで撮影しているが、患者にとってはかなりの苦痛を伴う撮影法であった。
第二の補正法としては、曲面ミラーによって撮影された画像に対し、ミラー面と撮影対象がなす仮定の角度を少しずつ、例えば1度ずつ変化させながら変換処理を行って得られる複数の変換画像の中から、撮影者が最適な画像を選択できるようにする方法である。複数の想定角度に対する変換アルゴリズムはミラーの曲面形状が決まっていれば理論的に求められるものであるから、通常の撮影におけるミラー面の角度がせいぜい0度から30度の範囲に収まることを考慮すれば、複数の変換画像を生成し、撮影者が選択する手間はそれほど大きくない。したがってこの方法によっても、容易に最適な変換画像を得ることができる。
図7について詳細に説明する。
700は、撮影用プローブであって、把持部702の撮影ユニット702Aと着脱自在に接続する反射部701よりなる。撮影ユニット702Aは、照明部及び撮影部の組み合わせで形成されている。
反射部701には、反射鏡701kが所定の角度で配置されている。撮影ユニット702Aは、連続的に画像を撮り込み、パーソナルコンピュータ等の画像処理システムへと画像データを転送する。撮り込み速度としては、動画表示としても違和感のない毎秒15〜30枚の画像データを取得および転送できる必要がある。
702Sは、撮影開始用のシャッターボタンであり、プッシュスイッチ、スライドスイッチ等で形成されており、把持部702を把持した手の指で操作できる位置に形成されている。 シャッターボタン702Sは、押す指等、押圧状態が解除されると、戻り、静止画像形成動作が停止するような構成が好ましいが、場合によっては、押した状態が維持され、再度押すと元に戻るような構成であっても良い。
703は、電気信号用ケーブルであり、USBのような汎用性の着脱可能なケーブルの他、着脱せずに、そのまま組込も固定されているものであっても良い。
704以降は画像処理システム側の構成となる。704は、画像データ形成手段であり、前記撮影開始用のシャッターボタン702Sが押されたタイミングで、静止画を画像データとして出力する手段である。前述の通り、画像データは常に動画として表示するのに十分な速度で転送され続けているが、画像データと共に転送されるスイッチの状態情報に応じて動画表示、静止画表示等を切り替える。
706は、画素データ読出手段であり、画像データ記憶手段705から静止画を読み出して、個々の静止画ごとに、その一部又は全部の画素データの主に輝度値を検出し、一時的に記憶するのである。
707は、輝度値差分二乗手段であり、前に読み出した画素データの輝度値と、後に読み出した画素データの輝度値との差分値を二乗した値を出力するものである。
708は、積算手段であり、前記輝度値差分二乗値を積算していく手段であり、709は、積算データ記憶手段であり、この積算値を静止画毎に記憶していく記憶手段である。
710は、積算データ比較判定手段であり、前記積算データ記憶手段709で記憶された静止画ごとの積算データの値を比較し、最大値となる静止画を判定する手段である。
711は、最適画像データ決定手段であり、前記積算データ比較判定手段710で最大値となる静止画の判定に基づいて、前記画像データ記憶手段705から、対応する画像データを決定し、図1のディスプレイ104に出力するか、一時的に記憶する為に出力端712に出力する。なお、705〜711の処理は撮影用のスイッチを押している間は継続的に実行されるため、ディスプレイ等への表示も同時に行われる。すなわち、撮影操作中に一時的に最適となった画像の表示が行われ、その後にさらに評価値の高い画像が取得されれば、表示画像もその画像へと更新される。これにより、撮影者は満足できる画像が得られるまで撮影スイッチを押しながら、撮影ユニットの角度や位置を微調整すればよく、直感的に使用しやすいシステムとなるのである。
最適と思われる位置に反射鏡701kが配置できたと思えるタイミングでシャッターボタン702Sを押す。
このシャッターボタン702Sが押されたタイミングで、画像データ形成手段704は、一定時間間隔で、自動的に静止画を画像データ記憶手段705に出力し、記憶する。
積算手段708は、画像毎に差分二乗値を積算していき、積算データ記憶手段709に出力する。
積算データ記憶手段709で記憶された画像毎の積算データを積算データ比較判定手段710に出力し、画像毎の積算データを比較し、その最大値に対応する画像データを判定する。
最適画像データ決定手段711は、積算データ比較判定手段710で、判定された画像を画像データ記憶手段705から読み出して、出力端712に出力し、状況に応じて図1で示したディスプレイ104に表示する。
図7でしめすブロック図からなる口腔内の最適画像判定手段は、コンピュータを用いるのであれば、ソフトウエアによる処理、ハードウエアであれば、ゲートアレイ等のカスタム、セミカスタムな電気回路で構成されてもよい。
第一の特徴として、撮影スイッチが押されている間、一定時間間隔で画像をストックしていく機能を有する口腔内カメラまたは画像処理システムである。
第二の特徴として、ストックされた画像群からその時点での暫定最良画像を自動的に選択し、表示する機能を有する口腔内カメラまたは画像処理システムである。
第三の特徴として、撮影スイッチが離された後に、前記暫定最良画像も含めて最終的な最良画像を決定し、表示する機能を有する口腔内カメラまたは画像処理システムである。
第四の特徴として、前記最良の画像とは、焦点が最も合っている画像であることを特徴とする口腔内カメラまたは画像処理システムである。
また、本発明で用いる撮影ユニットも含め、一般的な口腔内カメラが動画データを取得する機能を有していることから、意識的に共通する部位が映るように撮影を行わずに済む方式も実現できる。すなわち、動画撮影状態において撮影者が咬合面や正面、側面などの歯列をなぞるように撮影ユニットを動かせば、毎秒15〜30枚という速度で連続する画像群を容易に得ることができるので、よほど高速に撮影ユニットを動かさない限り、これらの画像群はわずかずつ撮影部位が連続的に変位している像を有していることになる。したがって前後の画像とは共通部分が大きく、画像を合成することはそれほど難しくはない。
なお、歯科医療で患者口腔をカメラで撮影する場合、単に情報として記録するだけではなく、より高度な情報活用が行われる場合もある。その例として、患者歯牙表面のシェードパターン撮影が挙げられる。最近の歯科医療では、単に患者の歯牙を治療するのみならず、その審美性も重要視する傾向が高まっている。すなわち、治療された歯牙であっても天然歯と見分けがつかないような自然な色合いが求められているのである。人口歯への着色作業は主に歯科技工士によって行われるが、患者を治療する歯科医院に歯科技工士がいない場合、患者の歯牙表面の写真を歯科技工士に送信して着色作業を依頼することになる。この場合、人口歯の審美性の質は、歯科技工士の技量以上に天然歯の写真が適切な条件で撮影されたかどうかに依存する傾向が強くなる。当然ながら写真の色合いには周囲の照明条件やカメラの性質が大きく影響するため、できるだけこれらを一定にした条件で撮影が行われる事が好ましい。
本発明の口腔内カメラを利用して、天然歯の色合いまで管理できる条件で撮影を行うためには、周囲の光を遮断して、口腔内カメラに内蔵された光源のみで撮影が行われることが必要条件となる。さらに、LEDのような点光源を直接歯牙に照明すると、例え光拡散体を利用したとしても、撮影対象までの距離が短いため均一な照明を行うことは難しい。したがって、口腔内カメラの光源を利用しつつも、歯牙に対しては間接的な照明を行うことが望ましい。
尚、光学基板804には、遮光体807より更に対向する縁部方向へ延びた部分809を形成し、この部分の撮影用カメラレンズマウント801方向に、RGB、CMYK等の標準データが貼り付けてもよい。これは任意であるが、撮影画像の基準色とのずれを補完校正する場合に役立つ場合がある。
一般的なカメラレンズのレンズマウントに接続できる筒状構造と、当該筒状構造に接続された円弧あるいは放物線状の断面を有するドーム構造体と、当該ドーム構造体の撮影対象側に接続された中心部に開口部をもつ白色光源基板を有し、白色光源からの光が前記ドーム構造体の内面に反射された後に白色光源基板の開口部から放出され、撮影対象物に照射される構造となっている歯牙表面撮影用照明器。
前記ドーム構造体の内面の色が、白色または黒色、あるいはその他の無彩色である歯牙表面撮影用照明器。
図9(a)は、底面図、(b)は、右側面図であり、右側面図と左側面図は、同じ形状である。(c)は、平面図であり、(d)は、左側面図である。
図10は、(a)は、正面図、(b)は、背面図であり、(c)は、斜視図である。
図9及び図10でしめす形状は、本発明における好適な一実施態様となり得る。
101 筐体
101a 反射部材
101b 照明ユニット
102 コンピュータ
103 ケーブル
104 ディスプレイ
105 キーボード
106 マウス
Claims (5)
- 口腔内を撮影のタイミングで複数の静止画を形成記憶する画像データ形成記憶手段、前記画像データ形成記憶手段で形成記憶された静止画の画素情報について隣接する画素情報の差分二乗値を算出する差分二乗値算出手段、前記差分二乗値を静止画毎に積算する積算手段、前記積算手段で得られた積算データから最大値を備えた静止画を判定してこれを最適画像データと決定する最適画像データ決定手段の組み合わせよりなる最適画像決定ユニットよりなる口腔内撮影システム。
- 前記複数の静止画の撮影が、撮影開始の為の操作が開始した時点から自動的に行われる請求項1に記載の口腔内撮影システム。
- 照明部材と撮影部材を組み合わせた撮影ユニットを先端に配置した手持ち把持可能な筐体、前記照明部材の照明光を反射させて、口腔内の撮影組織面を照らすと共に、照らされた組織面を前記撮影部材へ伝達する鏡面部を所定の角度で配置した反射部材、 一端には前記筐体に着脱可能に装着されるための装着部が形成され、他端には前記反射部材が接続し、両端を前記反射部材だけが口腔内に入るような長さを備えて連結するものであって連結している部分以外は開放された形状を有する反射部支持部材よりなる口腔内撮影ユニットにより口腔内を撮影する請求項1及び2に記載の口腔内撮影システム。
- 前記鏡面部が凸面で且つ湾曲した面を持つ請求項3に記載の口腔内撮影システム。
- 前記鏡面部を介して撮影されたデータを前記鏡面部の湾曲度に応じた補正手段を更に具備してなる請求項4に記載の口腔内撮影システム。
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