JP6063187B2 - プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、光のコヒーレント(干渉性)を利用して物体内部の断層像を撮像する光干渉断層画像生成装置に使用されるプローブに関する。
従来、光干渉断層画像生成装置(Optical Coherence Tomography:以下、OCT装置と称する)は、生体の分野では、眼球の角膜や網膜の断層計測等の眼科医療で応用されている。OCTの方式は、TD(Time Domain)−OCT、FD(Frequency Domain)−OCTに大別され、後者のFD−OCTは、SD(Spectrum Domain)−OCTと、SS(Swept Source)−OCTとに分類されることが知られている。
例えば、SS−OCTは、波長(波数)を連続的に掃引できるレーザ光源を使用し、検出器により取得したスペクトル情報をFFT(Fast Fourier Transform)処理し、光路長を特定する方式である。SS−OCTは、X線撮影装置やCT(Computed Tomography)装置等に比べ、解像度が高く、リアルタイムに計測が行える等の特徴がある。また、SS−OCTはTD−OCTに比べて、高感度かつ高速にデータを取得できることから、モーションアーチファクト(体動によるゴースト)に強いという特徴がある。
歯科の分野のOCT装置では、歯科光診断装置用ハンドピース(プローブ)において、OCT手段を備え、歯部の光診断箇所を位置決めする手段が、カメラによる撮像方式で、内部に、表面画像取得用の撮像カメラを備えている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献1のプローブは、外部で生成された低コヒーレント光の信号光伝送用光ファイバの先端に設置された集光レンズと、集光レンズからの信号光を反射させる光スキャナ(MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー)と、光スキャナを空間を介して覆うように配置された窓ガラス及びカバーと、を長い円筒状のハンドピース内の先端部の口腔内挿入部に集合させて設置して構成されている。
その他のプローブとしては、患者の口腔内の奥にある臼歯部を撮影する際に、プローブの先端部側面に信号光照射用窓がある臼歯部撮影専用プローブや、前歯部を撮影する前歯部撮影専用プローブが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1,2に記載のプローブの先端部や、その他一般のプローブの先端部は、いずれも、先端に計測用窓を有し、円筒形状、半円筒形状あるいは角筒形状に形成されて、患者の口腔に挿入される口腔内挿入部が形成されている。
特開2007−83009号公報(請求項2,3、図2、段落0015) 特開2004−347380号公報(図3、図23〜図29)
特許文献1,2等の一般のプローブは、いずれも、患者の前歯、臼歯等の口腔内組織を撮影する際に、ハウジングの先端部に形成された筒形状の口腔内挿入部の先端の計測用窓を口腔内組織に当接させた状態で撮影している。
しかしながら、患者の被撮影部(口腔内組織)を撮影する際、術者は、プローブの口腔内挿入部を患者の口腔内に挿入して計測用窓を被撮影部に当接させて撮影するので、患者の被撮影部を直視して視認するときに、筒形状の口腔内挿入部が被撮影部を覆ってしまうため、視認し難いという問題点があった。
また、プローブは、患者の口腔内に挿入して使用されることにより、口腔内に挿入した際に、雑菌等が付着することがあるので、使用後に口腔内挿入部等を洗浄したり、殺菌処理したりしている。
しかしながら、プローブは、口腔内挿入部を洗浄、殺菌処理する際、口腔内挿入部が筒形状に形成されているので、口腔内挿入部の内部や、口腔内挿入部内のミラーや、計測用窓に設けられた窓ガラス等を洗浄、殺菌処理が行い難いという問題点があった。
また、特許文献1,2のプローブの口腔内挿入部は、集光レンズ、光スキャナ、ミラー、窓ガラス等が内設されていることにより、内部構造が複雑化しているため、部品点数及び組付工数が多く、組付け難く、コストアップの要因になっていた。
そこで、本発明は、そのような問題を解消すべく発明されたものであって、被写体を撮影する際の被写体の被撮影部の視認性を向上させて、被撮影部を効率よく撮影することができるプローブを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るプローブは、光源から照射されたレーザ光を、被写体に照射する計測光と参照ミラーに照射する参照光とに分配し、前記被写体から反射して戻ってきた散乱光と前記参照ミラーで反射した反射光とを合成させた干渉光を解析して光干渉断層画像を生成する光干渉断層画像生成装置に使用され、前記計測光を前記被写体に照射して前記反射して戻ってきた散乱光を回収するプローブであって、前記計測光及び前記散乱光の光路が設けられたハウジングと、前記ハウジングの先端部に配置され、前記散乱光を回収する開口部付近から前記被写体方向側に向けて延設され、前記被写体に当接させる支持体と、を備え、前記支持体は、軸方向に並行して配設され前記開口部の内径よりも幅の小さい棒状の延設部を有し、前記支持体の先端部には、前記計測光及び前記散乱光を反射する斜鏡が設けられ、前記斜鏡の先端側端部には、リング形状、略半円形状、略C字形状、略U字形状、あるいは、円弧形状に形成され、前記被写体に当接させて支持させるための固定具が設けられていることを特徴とする。
かかる構成によれば、プローブは、ハウジングの開口部付近から被写体方向側に向けて延設され被写体に当接させる支持体が、軸方向に並行して配設され開口部の内径よりも幅の小さい棒状の延設部を有していることにより、術者が被写体を撮影する際、延設部の先端を前歯、臼歯等の被写体の被撮影部に当接させても、被撮影部が延設部によって隠れないため、視認し易く被写体を容易に撮影することができる。
このように、プローブは、被写体を撮影する際、計測光が照射される被撮影部が延設部によって視認し難くなることがないので、被写体の被撮影部を直視して視認しながら撮影できるため、被撮影部の視認性が向上されて効率よく撮影することができる。
また、プローブは、棒状の延設部を採用することにより、構造及び形状がシンプルであるため、プローブの先端部の口腔内に挿入する部位を洗浄、殺菌処理する際の作業が行い易い。
また、かかる構成によれば、支持体は、先端部に計測光及び散乱光を反射する斜鏡が設けられていることにより、プローブで臼歯等の被写体を撮影する際に、斜鏡の先端を被写体に当接させ、斜鏡で計測光及び散乱光を反射させることにより、その被写体を容易に撮影することができる。
また、かかる構成によれば、プローブは、斜鏡の先端側端部に、リング形状、略半円形状、略C字形状、略U字形状、あるいは、円弧形状の固定具が設けられていることによって、その固定具を被写体に当接させて支持させれば、斜鏡を被写体に安定した状態に固定して撮影することができる。特に、臼歯を撮影する場合、固定具を臼歯の被撮影部の周囲等に当接させて支持させることにより、プローブを安定した状態に支持させることがきるので、撮影作業を楽に行うことができる。
また、前記支持体は、前記開口部に着脱可能に設けられていることが好ましい。
かかる構成によれば、支持体は、ハウジングの開口部に着脱可能に設けられていることにより、洗浄、殺菌処理する際に、プローブから取り外して洗浄作業及び殺菌処理作業を行うことができるため、作業性を向上させることができると共に、プローブを容易に清潔にすることができる。
また、前記固定具には、前記被写体に係止させる爪部が形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、プローブは、固定具に爪部が形成されていることによって、撮影する際に、固定具を被写体の表面に当接させると共に、爪部を被写体の側面に当接するなどして係止させることができるため、支持体を安定した状態に被写体に支持させて、撮影することができる。
また、前記支持体には、当該支持体の長さを可変することが可能な可変機構が設けられていることが好ましい。
かかる構成によれば、プローブは、支持体に、この支持体の長さを可変することが可能な可変機構が設けられていることにより、支持体の先端を被写体に押し当てることよって、ハウジングに対する支持体の長さを可変させることができる。プローブは、このようにするなどして支持体の長さを可変することにより、ハウジングに内設された集光レンズの焦点位置を容易に調整することができる。
また、前記可変機構は、前記ハウジングの先端部に配置された係合筒部材と、この係合筒部材と前記支持体との間に介在されて、前記支持体を先端側へ付勢する付勢手段と、この付勢手段を伸縮自在に収納し、基端部側が前記係合筒部材に連結され、先端側が前記支持体を前後方向に所定距離だけ移動可能に支持した付勢手段収納体と、を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、プローブは、係合筒部材と支持体との間に介在され付勢手段を収納した付勢手段収納体を有することにより、被写体の撮影中に、支持体を被写体に押し付けると、付勢手段の伸縮に伴って支持体が可変するため、集光レンズの焦点位置を適宜な位置に調整することができる。
本発明によれば、被写体を撮影する際の被写体の被撮影部の視認性を向上させて、被撮影部を効率よく撮影することができるプローブを提供することができる。
本発明の実施形態に係るプローブが設けられた光干渉断層画像生成装置の外観図であって、(a)は単関節アーム型、(b)は多関節アーム型をそれぞれ示す。 本発明の実施形態に係るプローブが設けられた光干渉断層画像生成装置のユニット構成を模式的に示す構成図である。 本発明の実施形態に係るプローブの斜視図である。 本発明の実施形態に係るプローブの中央部縦断面図である。 本発明の実施形態に係るプローブの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るプローブの支持体を取り外したときの状態を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第1変形例を示す図であり、(a)が側視撮影用支持体の側面図、(b)は側視撮影用支持体の拡大斜視図、(c)は側視撮影用支持体の拡大中央縦断面図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第2変形例を示す概念図であり、(a)は直視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の直視撮影用支持体を示す拡大縦断面図、(c)は被写体を直視撮影用支持体で押圧しているときの状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第3変形例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第3変形例を示す図であり、(a)は側視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の側視撮影用支持体を示す拡大縦断面図、(c)は被写体を側視撮影用支持体で押圧しているときの状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第4変形例を示す図であり、(a)は平常時の直視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(b)は直視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第5変形例を示す図であり、(a)は側視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の側視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(c)は側視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第6変形例を示す図であり、(a)は直視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の直視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(c)は直視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第7変形例を示す図であり、(a)は平常時の側視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(b)は側視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図、(c)は固定具の変形例を示す要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第8変形例を示す図であり、(a)は直視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の直視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(c)は直視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第9変形例を示す図であり、(a)は平常時の側視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(b)は側視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図、(c)は固定具の変形例を示す要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第10変形例を示す図であり、直視撮影用支持体を取り付けたプローブの斜視図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第10変形例を示す図であり、直視撮影用支持体を取り付けハウジング半体を取り外したプローブの分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るプローブの第10変形例を示す図であり、側視撮影用支持体を取り付けたプローブの分解斜視図である。
まず、図1〜図6を参照して本発明の実施形態に係るプローブを説明する。本発明のプローブを説明する前に、プローブが使用されるOCT装置1(光干渉断層画像生成装置)について説明する。
[OCT装置の構成の概要]
図1及び図2に示すOCT装置1の構成の概要について、OCT装置1によって撮影する被写体(前歯部Sa)を、歯科患者の診断対象の歯牙(前歯部Sa)である場合を例に挙げて説明する。OCT装置1は、光学ユニット部10(光学ユニット)と、診断プローブ部30(プローブ)と、制御ユニット部50(制御ユニット)と、を主に備える。
図2に示すように、OCT装置1は、光源11から照射されたレーザ光をサンプルSに照射する計測光と、参照ミラー21(レファレンスミラー)とに照射する参照光にカップラ12(光分割器)で分配し、診断プローブ部30で、計測光をサンプルSに照射しサンプルSの内部から散乱して戻って来た散乱光と、参照ミラー21からの反射光と、をカップラ16(光合波器)で合成させた干渉光を解析して、光干渉断層画像を生成する。
≪光学ユニット部≫
光学ユニット部10は、一般的な光コヒーレンストモグラフィの各方式が適用可能な光源11、光学系、検出部を備えている。図2に示すように、光学ユニット部10は、サンプルSに高帯域な波長のレーザ光を続けて(周期的に)照射する光源11と、レーザ光をサンプルSに照射する計測光と参照ミラー21に照射する参照光に分配するカップラ12と、計測光をサンプルSに照射しサンプルSの内部で散乱して戻って来た散乱光を受光する診断プローブ部30と、参照光が参照ミラー21から反射して戻って来た反射光と散乱光とを合成させて干渉光を生成するカップラ16と、その干渉光からサンプルSの内部情報を検出するディテクタ(検出器)23と、光源11とディテクタ23との間の光路中に設けられた光ファイバ19b,60A(図4参照)やその他光学部品等を備えている。
ここで、光学ユニット部10の概略を説明する。
光源11から射出された光は、光分割器であるカップラ12により計測光と参照光とに分けられる。計測光は、サンプルアーム13のサーキュレータ14から診断プローブ部30に入射する。計測光は、診断プローブ部30のシャッタ機構31のシャッタ312(図5参照)が開状態において、コリメータレンズ32、走査手段33(二次元MEMSミラー)を経て集光レンズ34によってサンプルSに集光され、そこで散乱、反射した後に再び集光レンズ34、走査手段33、コリメータレンズ32を経てサンプルアーム13のサーキュレータ14に戻る。戻ってきた計測光の偏光成分は、偏光コントローラ15によってより偏光の少ない状態に戻され、カップラ16を介してディテクタ23に入力される。
一方、光分割器用のカップラ12で分離された参照光は、レファレンスアーム17のサーキュレータ18からコリメータレンズ19、光路長変更手段24を経て参照光集光レンズ20によって参照ミラー21に集光され、そこで反射した後に再び参照光集光レンズ20、コリメータレンズ19を経てサーキュレータ18に戻る。戻ってきた参照光の偏光成分は、偏光コントローラ22によってより偏光の少ない状態に戻され、光合波器用のカップラ16を介してディテクタ23に入力される。つまり、カップラ16が、サンプルSで散乱、反射して戻ってきた計測光と、参照ミラー21で反射した反射光とを合波するので、合波により干渉した光をディテクタ23がサンプルSの内部情報として検出する。
光源11としては、例えばSS−OCT方式用のレーザ光源を用いることができる。この場合、光源11は、例えば、中心波長1310nm、掃引波長幅100nm、掃引速度50kHz、可干渉距離(コヒーレント長)が14mmの性能のものが好ましい。ここで、可干渉距離とは、パワースペクトルの減衰が6dBとなるときの距離に相当する。
図2に示すように、参照光のコリメータレンズ19は、カップラ12で分割された参照光を平行光に収束させるレンズであり、コリメータレンズユニットのコリメータ19dの略円筒状のレンズホルダ19a内に収容されている。
コリメータ19dは、前記コリメータレンズ19と、コリメータレンズ19を内嵌した略円筒状のレンズホルダ19aと、レンズホルダ19aに取り付けられたコネクタ19cと、一端がコネクタ19cに接続され、他端がレンズホルダ19aとサーキュレータ18とに接続された光ファイバ19bと、を備えている。コリメータレンズ19は、コリメータレンズ19の光軸と光ファイバ19bの光軸を合致させて、一定の距離を保った状態に設置されている。
図2に示すように、参照光の光路長変更手段24は、コリメータ19dを光軸方向に移動させて、カップラ12から参照ミラー21までの光路長を変更して光軸方向に位置を調整したり、光軸方向の位置を初期設定する際に使用する装置である。参照光の光路長変更手段24は、例えば、コリメータ19dが光軸に沿って手動式に進退可能に配置されたコリメータレンズユニットと、前記参照光集光レンズ20と、前記参照ミラー21と、光軸に沿って延設されてコリメータレンズユニット、参照光集光レンズ20及び参照ミラー21を支持する支持フレーム部材(図示省略)と、を備えて構成されている。
≪診断プローブ部≫
図2に示すように、診断プローブ部30(プローブ)は、レーザ光を2次元走査する走査手段33を含み、光学ユニット部10からのレーザ光をサンプルSに導くと共に、サンプルS内で散乱して反射した散乱光を受光して光学ユニット部10に導くものである。診断プローブ部30は、それぞれ後記するケーブル60と、ハウジング3と、フレーム本体300と、シャッタ機構31と、コリメータレンズ32と、走査手段33と、集光レンズ34と、集光点調整機構35と、支持体4(図3参照)と、外環部材38とを有する。
なお、本実施形態では、診断プローブ部30の一例として直視撮影用支持体4A(前歯用支持体)を備えたものを例に挙げて説明する。
ケーブル60(図1参照)は、光学ユニット部10に接続され、計測光及び散乱光を伝送する光ファイバ60A(図3参照)と、制御ユニット部50に接続された通信線60Bとを内蔵している。
撮影時には、術者は、診断プローブ部30を単関節アーム70のホルダ71から外して把持し、手振れ防止等のための診断プローブ部30の先端に設けた支持体4(図3参照)を患者の歯(サンプルS)に対して当接させる。このとき、術者の両手が塞がっていたとしても撮影開始の操作ボタンSW(図4参照)を操作するために、制御ユニット部50に有線または無線で通信可能に接続されたフットコントローラ80(図1参照)を用いることもできる。
図1(b)に示すOCT装置1Aは、撮影中以外のときには、診断プローブ部30を、OCT装置1Aの上部に配置された表示装置54の上部側から水平方向に延伸した多関節アーム70Aの先端のホルダ71に保持させておくことができるようにした点以外は、図1(a)に示すOCT装置1と同様な構成である。
<ハウジング>
図3に示すように、ハウジング3は、フレーム本体300や診断プローブ部30等の構成部品を内設したケース体であり、中央部を縦断面して左右に二分割されたハウジング半体3e(一方を省略)を合致させてなる。ハウジング3は、側面視して略逆L字形状(略ピストル形状)に形成され、その内部に計測光及び散乱光の光路が設けられている。ハウジング3には、それぞれ後記する走査手段収納部3aと、グリップ部3bと、集光レンズ収納部3cと、筒体支持部3dと、が形成されている。ハウジング3は、水平方向に向けて形成された集光レンズ収納部3c及び筒体支持部3dに対して、グリップ部3b及び走査手段収納部3aが下方向に折曲した状態に形成されている。
ハウジング3には、このハウジング3内の略全体にフレーム本体300が配置され、略中央部に走査手段33が収納され、基端部側にケーブル60、コリメータレンズ32及びシャッタ機構31が配置され、先端部側寄りに集光レンズ34、先端に直視撮影用支持体4A(支持体4)が着脱して交換可能に配置されている。
図4〜図6に示すように、走査手段収納部3aは、略逆L字形状のハウジング3の略中央部(折曲部)内に配置され、走査手段33を収納する部位である。走査手段収納部3a内には、走査手段33であるチップ形状の二次元MEMSミラーが、45度に傾けて配置され、二次元MEMSミラーでコリメータレンズ32からのレーザ光が反射される。
グリップ部3bは、術者が手で診断プローブ部30を持つ際に握る部位であると共に、ホルダ71(図1参照)で抱持される部位である。グリップ部3bは、ハウジング3の基端部側に配置されたコリメータレンズ32の配置位置から走査手段33の配置位置までのレーザ光の光軸の方向に延設されて、略円筒状に形成されている。グリップ部3b内には、外周面に設置された操作ボタンSWと、ハウジング3の下面から引き出された状態に配線された光ファイバ60Aと、この光ファイバ60Aによって導入された計測光を受光してレーザ光を平行光に収束させるコリメータレンズ32と、そのレーザ光を遮断するシャッタ機構31と、が主に収納される収納空間が形成されている。
集光レンズ収納部3cは、走査手段33で走査された走査光を集光する集光レンズ34を内設したレンズ収納筒体352を収納する部位であり、走査手段収納部3aから筒体支持部3dに亘って略円筒状に形成されている。
筒体支持部3dは、先端側に、外環部材38及び係合筒部材4Acを介在して支持体4が着脱可能に取り付けられる連結用筒体354が内嵌される円筒形状の部位であり、ハウジング3の先端に形成されている。
図6に示すように、フレーム本体300は、シャッタ機構31、光軸調整機構321、走査手段33及びレンズ収納筒体352を保持する保持部材であり、ハウジング3内にねじ止めされた側面視して略逆L字形状の厚板状部材からなる。フレーム本体300には、中央部に走査手段33が固定されるL字型部300aと、シャッタ機構31及び光軸調整機構321が固定される垂直部300bと、レンズ収納筒体352が固定される水平部300cと、垂直部300bに上下方向に延設された位置調整孔301と、水平部300cに水平方向に延設された位置調整孔302と、が主に形成されている。
フレーム本体300には、コリメータ322の光軸長を可変させて光軸方向の位置を調整可能にした計測光の光路長変更手段39(図4参照)が設けられている。
計測光の光路長変更手段39は、フレーム本体300に光軸方向に延設された位置調整孔301と、コリメータレンズ32を内設したレンズホルダ322aの光軸上の基端側に光ファイバ60Aを備えたコネクタ322bをセットしたコリメータ322を保持するコリメータブラケット324と、位置調整孔301に光軸方向に移動可能に挿入されてコリメータブラケット324を所定位置に締結するブラケット締結具327と、を有する。
図4に示すように、位置調整孔301は、コリメータブラケット324を光軸方向に移動可能及び傾動可能に支持すると共に、そのコリメータブラケット324を所定の向き及び位置に締結するブラケット締結具327を上下動可能に挿入するための長孔である。
位置調整孔302は、集光レンズ34を光軸に沿って進退させる集光点調整機構35を移動自在の設置するための長孔であり、調整ボルト353が移動自在に挿入されている。
図4〜図6に示すように、シャッタ機構31は、サーキュレータ14(図2参照)から送られて来た計測光と、サンプルSに計測光が当たって反射した散乱光とが診断プローブ部30を通過するのを遮断したり、表示画面上に写るノイズ(像)をソフト的に除去するゼロ点補正を行うための装置であり、例えば、グリップ部3b内のコリメータレンズ32と走査手段収納部3a内の走査手段33との間に介在されている。シャッタ機構31は、例えば、シャッタ312及びシャッタ駆動手段313が取り付けられるシャッタ基体311と、透孔311aを通過する計測光及び散乱光の光路を開閉するシャッタ312と、シャッタ312を光軸上に移動させたり、光軸上から退避させたりして開閉駆動させて、透孔311aを開閉させるシャッタ駆動手段313と、シャッタ基体311をフレーム本体300に上下方向に移動可能に固定するシャッタ基体締結具314と、を備えている。
図4〜図6に示すように、コリメータレンズ32は、コリメータレンズ32をレンズホルダ322a内に内設し、レンズホルダ322aに光軸上の一端側に光ファイバ60Aを取り付けたコネクタ322bをセットしたコリメータ322のレンズである。コリメータレンズ32は、カップラ12(図2参照)からサーキュレータ14を介して送られた計測光を受光してレーザ光を平行光に収束させる。
図4〜図6に示すように、光軸調整機構321は、コリメータ322を光軸に対して傾けたり、進退してコリメータ322の向きと位置を調整する装置である。光軸調整機構321は、略筒状のコリメータ322と、コリメータ322を光軸を中心として矢印b方向に回動自在に保持するコリメータホルダ323と、コリメータホルダ323をホルダ締結具326を中心として矢印c方向に回動自在に位置調整可能に取り付けられたコリメータブラケット324と、コリメータホルダ323に回動自在に挿入されたコリメータ322の締め付けが調整可能なユニット締結具325と、コリメータ322の前後方向の傾きを調整可能にコリメータホルダ323を固定するホルダ締結具326と、コリメータブラケット324を上下動及び回動可能に固定にするブラケット締結具327と、を有する。
<走査手段>
図6に示すように、走査手段33は、光ファイバ60Aによって診断プローブ部30内に導入され、コリメータレンズ32を通過したレーザ光の照射方向を変化させるためのミラーであり、コリメータレンズ32を透過した計測光の光軸を変換する二次元MEMSミラーからなる。
二次元MEMSミラーの素子は、例えば、光を全反射するミラーや、電磁力を発生する電磁駆動用の平面コイル等の可動構造体が形成されたシリコン層と、セラミック台座と、永久磁石と、の三層構造に形成されて、コイルへ通電される電流の大きさに比例してX軸方向及びY軸方向に静的、動的傾斜する制御が可能になっている。
なお、走査手段33は、ガルバノミラーであっても構わない。
光源11から照射されたレーザ光は、二次元MEMSミラーを介してサンプルS(図2参照)に照射され、診断プローブ部30の支持体先端が正対するサンプルSの表面から内部に進む深さ方向(A方向)の内部情報をディテクタ23が取得する。後記するように1回のスキャンで1152ポイントからなるA方向のデータ(以下、Aラインデータという)を取得し、その後の周波数解析の画像処理を取得する。
ここで、X方向及びY方向とは、診断プローブ部30の支持体先端が正対するサンプルSの表面において横方向(X軸方向)及び縦方向(Y軸方向)に対応する。
図5及び図6に示すように、集光レンズ34は、走査手段33による走査光を集光すると共に、計測光をサンプルSに集光させて照射するレンズであり、レンズ収納筒体352に内設されている。レンズ収納筒体352は、ハウジング3の集光レンズ収納部3c内に収納され、フレーム本体300に固定されている。
<集光点調整機構>
図4に示すように、集光点調整機構35は、集光レンズ34と支持体4に当接されたサンプルS(被写体)との間の距離を調整して集光点を調整する装置であり、ハウジング3の集光レンズ収納部3cに操作ノブ351を露出した状態で内設されている。集光点調整機構35は、フレーム本体300の水平部300cに水平方向に向けて延設された位置調整孔302と、位置調整孔302に挿入されてレンズ収納筒体352を光軸に沿って形成された位置調整孔302の適宜な位置に固定する調整ボルト353と、レンズ収納筒体352に一体に形成されて集光レンズ34を位置調整孔302の適宜な位置に移動操作するための操作ノブ351と、支持体保持部材36を介在して直視撮影用支持体4A(支持体4)をフレーム本体300に固定するための連結用筒体354と、を備えてなる。
集光点調整機構35は、操作ノブ351を操作して移動させることによって、操作ノブ351と共に集光レンズ34が光軸方向に進退して、集光点の位置を調整可能である。
図6に示すように、支持体保持部材36は、連結用筒体354と後記する直視撮影用支持体4Aとの間に介在されて外環部材38に着脱自在に内嵌される略円筒状部材である。支持体保持部材36は、係合筒部材4Acの係合筒部4Afが係合される係合部36aと、係合筒部4Afに形成された環状溝4Agに係合及び離脱可能に設けられたボールジョイント(ワンタッチジョイント)用の球体SBと、この球体SBを付勢するスプリング(図示省略)と、このスプリング及び球体SBが挿入される球体挿入孔36bと、を有している。
外環部材38は、支持体保持部材36及びスプリング(図示省略)を覆うようにその外側に配置される略筒状の部材であり、その内面に、圧縮された状態のスプリング(図示省略)の先端部を支持するばね受け凸部(図示省略)が形成されている。
<支持体>
図6に示すように、支持体4(直視撮影用支持体4A(前歯用支持体))は、診断プローブ部30で撮影する際に、この支持体4をサンプルSに当接させることにより、診断プローブ部30を安定した状態に支持させるための部材である。支持体4は、集光レンズ34の前方に配置され計測光をサンプルSに照射して散乱光を回収する開口4Adと、撮影の際に、先端をサンプルSに当接させて診断プローブ部30とサンプルSとの間に距離を安定化させる延設部4a(棒状部4Aa)とを有する。支持体4は、ハウジング3の先端部に配置され、散乱光を回収する開口部3gに連結される。直視撮影用支持体4A(前歯用支持体)は、ハウジング3の先端部の集光レンズ収納部3cに、連結用筒体354、支持体保持部材36、スプリング(図示省略)、球体SB及び外環部材38を介在して着脱可能(交換可能)かつ回動自在に装着されている。直視撮影用支持体4Aは、例えば、ステンレス鋼等によって形成されている。
直視撮影用支持体4Aは、開口部3g付近から被写体方向側に向けて延設され、開口部3gの内径d1または開口4Adよりも幅w1の小さくて細長い円柱形状(棒状)の延設部4a(棒状部4Aa)と、棒状部4Aaの基端側に設けられ開口部3g(係合部36a)に着脱可能に内嵌される係合筒部材4Acと、棒状部4Aaと係合筒部材4Acとを連結する連結具4Abと、から主に構成されている。
延設部4aは、ハウジング3の先端の開口部3g付近から被写体方向に向けて形成されて、棒状部4Aaの先端をサンプルSの被撮影部に当接させたときに、計測光を遮らず、かつ、被撮影部を視認する術者の邪魔にならず、見易くすることができるものであれば、その形状、設置位置、本数等は特に限定されない。
棒状部4Aaは、撮影の際に、患者の口腔内に挿入されて先端をサンプルSに当接させるための部材であり、光軸から離れた位置に、光軸に沿って真っすぐに形成されて、基端部が連結部4Aeに係合されると共に、連結具4Abによって係合筒部材4Acに着脱可能に固定されている。棒状部4Aaは、開口4Adの外周に形成されたフランジ部4Ahから突出するように配置され、例えば、フランジ部4Ahの前側上部に突設した1本の部材からなる。なお、棒状部4Aaの幅w1は、鍔形状のフランジ部4Ahの幅w2(フランジ部4Ahのフランジ面)に収まる小径の部材からなる。
連結具4Abは、小さなねじ部材等からなり、連結部4Ae内に係合された棒状部4Aaを連結部4Aeの外側から着脱可能に締結される。
係合筒部材4Acは、直視撮影用支持体4Aの基端側を支持体保持部材36に着脱自在に取り付けるための鍔付円筒形状の部材であり、開口4Adを有する係合筒部4Afと、環状溝4Agと、フランジ部4Ahと、が一体形成されている。
開口4Adは、係合部36a、開口部3g及び集光レンズ収納部3c内に連通する空間であり、係合筒部材4Acの内部に形成され、計測光及び散乱光が通る中空部位である。
連結部4Aeは、フランジ部4Ahの前側上部に縦断面視して凹溝形状に形成された棒状部固定用係合溝であり、下面に連結具4Abを挿設するための設置孔が形成されている。この連結部4Aeの幅w2は、フランジ部4Ahの幅w2と略同じ長さである。つまり、連結部4Aeの幅w2は、フランジ部4Ahの外径d3からフランジ部4Ahの内径d2を引いた長さに収まるように形成されて、棒状部4Aaの幅w1よりも僅かに長い。なお、連結部4Aeは、フランジ部4Ahに溶接して固定したものでも、フランジ部4Ahに一体成形したものでもどちらであっても構わない。
係合筒部4Afは、係合筒部材4Acの基端部側に直視撮影用支持体4Aを支持体保持部材36に内嵌させるための円筒状部位である。
環状溝4Agは、係合筒部4Afの外周面に形成された断面視して半円状の環状溝である。直視撮影用支持体4Aは、環状溝4Agに球体SBが係合・離脱することによって、診断プローブ部30に対して着脱自在になっている。
フランジ部4Ahは、係合筒部材4Acの外周部の中央に、鍔形状に形成された部位であり、外環部材38の前端に配置されている。
制御ユニット部50(制御ユニット)は、図2に示すように、AD変換回路51と、DA変換回路52と、二次元MEMSミラー制御回路53と、表示装置54と、OCT制御装置100とを備える。
AD変換回路51は、ディテクタ23(検出器)のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する回路である。AD変換回路51は、光源11であるレーザ出力装置から出力されるトリガ(trigger)に同期して信号の収得を開始し、同じくレーザ出力装置から出力されるクロック信号ckのタイミングに合わせ、ディテクタ(検出器)23のアナログ出力信号を収得し、デジタル信号に変換してデジタル信号をOCT制御装置100に入力する。
DA変換回路52は、OCT制御装置100のデジタル出力信号をアナログ信号に変換する回路である。DA変換回路52は、光源11であるレーザ出力装置から出力されるトリガ(trigger)に同期して、OCT制御装置100のデジタル信号をアナログ信号に変換する。このアナログ信号は、二次元MEMSミラー制御回路53に入力する。
二次元MEMSミラー制御回路53は、診断プローブ部30の走査手段33を制御するドライバである。二次元MEMSミラー制御回路53は、OCT制御装置100のアナログ出力信号に基づいて、光源11から出照されるレーザ光の出力周期に同期して、二次元MEMSミラーのミラーを水平方向と垂直方向に駆動させる駆動信号を出力する。
二次元MEMSミラー制御回路53は、ミラーの軸を回転させて水平方向にミラー面の角度を変更する処理と、ミラーの軸を回転させて垂直方向にミラー面の角度を変更する処理と、を異なるタイミングで行う。
表示装置54は、OCT制御装置100によって生成される光干渉断層画像(以下、OCT画像という)を表示するものである。表示装置54は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、EL(Electronic Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)等から構成される。
OCT制御装置100は、OCT装置1の制御装置であって、レーザ光に同期して走査手段33を制御することで撮影を行うと共に、ディテクタ23の検出信号を変換したデータからサンプルSのOCT画像を生成する制御を行うものである。OCT制御装置100は、不図示の入出力手段と、記憶手段と、演算手段と、を備えたコンピュータと、このコンピュータにインストールされたプログラムとから構成される。
[作用]
次に、OCT装置1を使用してサンプルS(前歯部Sa)を撮影する場合を説明する。
前歯部Saを撮影する場合は、まず、不図示の電源スイッチをONした後、診断プローブ部30の操作ボタンSWを操作して、図6に示すシャッタ機構31のシャッタ駆動手段313を駆動させてシャッタ312を開放状態にする。
診断プローブ部30は、撮影する際に、集光レンズ34と、直視撮影用支持体4Aの棒状部4Aaの先端に当接させた前歯部Saとの間の距離L(集光点)を集光点調整機構35で調整することにより、撮影する断層画像を前歯部Saの基準面から深さ方向に位置調整して、深さ方向に広い範囲に亘って断層画像を得ることができる。
また、図2に示すように、OCT装置1は、コリメータ19dを光軸方向に移動させて、カップラ12(光分割器)から参照ミラー21までの光路長を変更する光路長変更手段24と、集光レンズ34と前歯部Saとの距離を調整して集光点を調整する集光点調整機構(図示省略)と、を有し、両者を作動させて互いの光路長を一致させることによって、所望の可干渉距離内の鮮明な断層画像を得ることができる。
撮影するときは、図4に示す診断プローブ部30のグリップ部3bを手で握って、棒状部4Aaの先端を前歯部Saに当接させた状態で撮影する。直視撮影用支持体4Aは、診断プローブ部30で前歯部Saの唇側面側を撮影する際に(図4参照)、棒状部4Aaを前歯部Saに当接させて、その間隔を安定した状態に保持しながら計測光を前歯部Saに照射して、反射された散乱光を回収するための部材である。なお、直視撮影用支持体4Aは、前歯部Sa以外に、口腔内組織の撮影にも用いることができる。
このように、診断プローブ部30は、棒状部4Aaの幅が細長いので、術者が口腔内の前歯部Saの被撮影部を視認しながら撮影しても、診断プローブ部30の先端部により被撮影部が視認し難くなるのを解消することができる。また、診断プローブ部30は、前歯部Saを撮影する際の被撮影部の視認性を向上させて、被撮影部を効率よく撮影することができる。また、支持体4は、シンプルな形状をしているので、診断プローブ部30から外して洗浄及び殺菌する際に、洗浄等の作業が行い易い。
≪第1変形例≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態に係るプローブの第1変形例を示す図であり、(a)が側視撮影用支持体の側面図、(b)は側視撮影用支持体の拡大斜視図、(c)は側視撮影用支持体の拡大中央縦断面図である。
図7(a)〜(c)に示すように、診断プローブ部30Bは、ハウジング3Bの走査手段収納部3Baにガルバノミラーからなる走査手段(図示省略)を内設してもよい。
また、前記実施形態では、支持体4の一例として図4に示す前歯部Sa等のサンプルSの撮影に適した直視撮影用支持体4Aを例に挙げて説明したが、図7(a)〜(b)に示すように、臼歯部Sb等の撮影に適した側視撮影用支持体4B(臼歯用支持体)であっても構わない。側視撮影用支持体4Bは、前記した直視撮影用支持体4A(図3〜図6参照)の棒状部4Aaの先端部に、斜鏡4Bjを設けてなる。
つまり、側視撮影用支持体4Bは、図7(a)〜(c)に示すように、開口4Bdを有する係合筒部材4Bcのフランジ部4Bhの上部前側の連結部4Beに、棒状部4Baを係合させて連結具4Bbで連結し、棒状部4Ba(延設部4a)の先端部をへの字状に折曲した折曲部4Biを形成して折曲部4Biに斜鏡4Bjを接合したものである。
係合筒部材4Bcは、前記実施形態の係合筒部材4Acと同一である。棒状部4Baは、例えば、前記実施形態の棒状部4Aa(図4参照)の先端部を斜め下方に約45度折曲した折曲部4Biを有する。斜鏡4Bjは、計測光及び散乱光を反射するミラーであり、集光レンズ34の光軸を直交する方向に90度変換する反射鏡である。斜鏡4Bjは、少なくとも折曲部4Biが接合される背面がステンレス鋼等の接合可能な部材から形成され、反射面にミラーを備えている。
このように、診断プローブ部30Bは、ハウジング3Bに設ける支持体4を側視撮影用支持体4Bに交換すれば、棒状部4Baの先端部に斜鏡4Bjを配置することができるため、臼歯部Sb等のサンプルSの撮影に適したものに容易に変換させることができる。側視撮影用支持体4Bは、口腔内組織撮影や、前記した直視撮影用支持体4Aで撮影困難な部位、例えば、臼歯部Sbの咬合面、舌側面、頬側面の撮影、その他、前歯部Saの舌側面側の断層画像を撮影するのにも適している。
また、支持体4(側視撮影用支持体4B)は、臼歯部Sbを撮影後、新品あるいは洗浄した支持体4と交換することにより、支持体4を常に清潔な状態にすることができる。
≪第2変形例≫
図8は、本発明の実施形態に係るプローブの第2変形例を示す概念図であり、(a)は直視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の直視撮影用支持体を示す拡大縦断面図、(c)は被写体を直視撮影用支持体で押圧しているときの状態を示す拡大縦断面図である。
また、診断プローブ部30の支持体4には、図8(a)〜(c)に示すように、この支持体4(直視撮影用支持体4A1)の長さLを、可干渉範囲内の伸縮調整範囲L1の範囲内で短く可変することができる可変機構40を設けても構わない。
前記可変機構40は、ハウジング3に対して直視撮影用支持体4A1(支持体4)を進退可能に支持する機構であり、ハウジング3の先端部位に配置された係合筒部材4A1cと、この係合筒部材4A1cと棒状部4A1a(延設部4a)との間に介在されたばね収納部4A1i(付勢手段収納部)と、ばね収納部4A1iに内設されて棒状部4A1aを先端側へ付勢するばね部材SP1(付勢手段)と、係合筒部材4A1cとばね収納部4A1iとを連結する連結具4A1bと、ばね収納部4A1iを閉塞する収納部連結ナット4A1jと、を主に備えてなる。
棒状部4A1aは、収納部連結ナット4A1jの内底に穿設した貫通孔の周縁部が係止され、ばね部材SP1を受け止めるばね受部4A1kが基端部側に形成されている。
連結具4A1bは、ばね収納部4A1iを連結部4A1eに着脱可能に固定するねじ等からなる。
係合筒部材4A1cは、開口4A1d、連結部4A1e、係合筒部4A1f、環状溝4A1g及びフランジ部4A1hが一体形成され、前記実施形態の係合筒部材4Acと略同一構造であるので、その説明を省略する。
ばね収納部4A1iは、例えば、直視撮影用支持体4A1を先端側へ付勢する圧縮コイルばねからなるばね部材SP1を伸縮自在に収納する有底円筒状の部材からなり、基端部側が係合筒部材4A1cに連結され、先端側が直視撮影用支持体4A1を前後方向に所定距離だけ移動可能に支持している。ばね収納部4A1iの先端側外周部には、収納部連結ナット4A1jの雌ねじ部が螺合して、収納部連結ナット4A1jをばね収納部4A1iに固定させるための雄ねじからなるねじ部4A1mが形成されている。
直視撮影用支持体4A1は、平常時、図8(b)に示すように、ばね部材SP1のばね力によって先端側へ押圧されている。前歯部Saの断層画像を撮影する場合は、直視撮影用支持体4A1の先端を前歯部Saの表面に押し当てて伸縮させ、集光レンズ34の焦点の位置に合わせて前歯部Saの撮影した位置を合わせてから撮影する。このようにして、直視撮影用支持体4A1をばね部材SP1のばね力に抗して伸縮させることによって、集光レンズ34の焦点位置に撮影したい前歯部Saの部位を移動させて合わせることでピントを調整することができる。
例えば、前歯部Saの表面の先端部に集光レンズ34の焦点がある場合に、図8(b)に示すように、前歯部Saの表面から距離(L1)中側の位置の断層画像を撮影するときは、直視撮影用支持体4Aを前歯部Saに押し当てて、可干渉範囲内の距離(L1)まで圧縮移動させて、集光レンズ34の焦点位置に合わせることにより、ピントが合う。このため、前歯部Saの撮影したい位置の断層画像を鮮明な状態に撮影することができる。
≪第3変形例≫
図9は、本発明の実施形態に係るプローブの第3変形例を示す概念図である。図10は、本発明の実施形態に係るプローブの第3変形例を示す図であり、(a)は側視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の側視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(c)は被写体を側視撮影用支持体で押圧しているときの状態を示す拡大縦断面図である。
また、図9に示すように、前記第2変形例の直視撮影用支持体4A1(前歯用支持体)は、臼歯部Sbを撮影する場合、可変機構40を有する側視撮影用支持体4B1(臼歯用支持体)に取り換えることにより、臼歯部Sbの撮影を行い易くすることができる。
図10(a)〜(c)に示す側視撮影用支持体4B1は、前記第2変形例の直視撮影用支持体4A1の棒状部4A1a(4B1a,延設部4a)の先端部を約45度折曲した折曲部4B1iを形成し、折曲部4B1iに斜鏡4B1jを接合手段等によって取り付けたものである。この場合、斜鏡4B1jの先端側端部には、例えば、サンプルSに当接させて側視撮影用支持体4B1を支持させるためのリング形状の歯牙用の固定具4B11を設けてもよい。固定具4B11は、臼歯部Sbの被撮影部を覆うように配置されるステンレス製等の当接部4B11aと、リング形状の当接部4B11aの先端部に形成されて、斜めに配置された斜鏡4B1jに対して当接部4B11aを水平に固定するための連結部4B11bと、を有している。
なお、第3変形例におけるそれ以外の構成は、第2変形例と同様な構成であるため、その説明を省略する。
このように、診断プローブ部30は、側視撮影用支持体4B1(支持体4)がハウジング3に交換可能に設けられていることにより、撮影するサンプルSの形状や配置状態に応じた形状の支持体4に交換してサンプルSを撮影することで、一つの診断プローブ部30であっても、支持体4を利用用途に合わせることができるため、患者の前歯部Sa、臼歯部Sb等の全ての歯に対して集光レンズ34の焦点を観察部位に合わせながら鮮明に撮影することができる。
また、側視撮影用支持体4B1は、ばね部材SP1のばね力に抗して伸縮させることによって、集光レンズ34の焦点位置に、撮影したい臼歯部Sbの観察部位を移動させて合わせることでピントを調整することができる。
また、診断プローブ部30は、側視撮影用支持体4B1に設けた斜鏡4B1jの先端部に固定具4B11を設けたことにより、その固定具4B11を臼歯部Sbの被撮影部の周辺に当接させて支持させることによって、フラ付くことなく安定した状態で撮影することができる。また、診断プローブ部30は、この固定具4B11を臼歯部Sbに当接させて可変機構40を伸縮させることにより、可変機構40をスムーズに伸縮させながら撮影することができる。
≪第4変形例≫
図11は、本発明の実施形態に係るプローブの第4変形例を示す図であり、(a)は平常時の直視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(b)は直視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図である。
また、前記第2変形例の直視撮影用支持体4A1(図8参照)は、ばね収納部4A1i及びばね部材SP1を備えた可変機構40に代えて、図11(a)、(b)に示すように、圧縮エア(付勢手段)を充填したエアスプリングSP2を備えた可変機構41を有する直視撮影用支持体4A2であっても構わない。
この場合、直視撮影用支持体4A2は、圧縮空気の弾性を利用したエアスプリングSP2からなる可変機構41以外は、前記第2変形例の直視撮影用支持体4A1(図8参照)と同じ構成であり、その説明を省略する。可変機構41は、中空状の空気室(空気ばね)を形成する圧縮エア収納部4A2i(付勢手段収納部)と、圧縮エア収納部4A2i内に進退可能に挿入されたピストン部4A2kを有する棒状部4A2a(延設部4a)と、空気室を閉塞する棒状部係止ナット4A2jと、を備えてなる。
棒状部4A2aは、基端部側に一体形成されたピストン部4A2kを圧縮エア収納部4A2i内に配置し、棒状部係止ナット4A2jに進退可能に挿入されている。
圧縮エア収納部4A2iは、係合筒部材4A2cと棒状部4A2aとの間に介在されて、棒状部4A2aを先端側へ付勢する圧縮エアを収納し、基端部側が係合筒部材4A2cに連結され、先端側が棒状部4A2aを前後方向に所定距離だけ移動可能に支持されている。圧縮エア収納部4A2iは、密閉状態の有底円筒形状の部材からなり、締結具4A2bによって係合筒部材4A2cの連結部4A2eに固定されている。
棒状部係止ナット4A2jは、圧縮エア収納部4A2iの先端側外周面に形成されたねじ部4A2mに螺着されることによって、棒状部4A2aを予め設定した伸縮調整範囲L1だけ進退可能に支持すると共に、空気室を密閉する。
このように、診断プローブ部30は、直視撮影用支持体4A2(支持体4)の長さLを変えることができるので、それに伴って光路の長さ集光レンズ34(図6参照)の焦点も変えられる。このため、撮影する範囲も、サンプルSの深さ方向に広範囲に探せるようになると共に、断層画像の鮮明度も調整できるようになる。
≪第5変形例≫
図12は、本発明の実施形態に係るプローブの第5変形例を示す図であり、(a)は側視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の側視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(c)は側視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図である。
第4変形例の直視撮影用支持体4A2に設けた可変機構41(図11(a)、(b)参照)は、図12(a)〜(c)に示すように、側視撮影用支持体4B2に設けても構わない。
この場合、図12(a)〜(c)に示す側視撮影用支持体4B2は、第4変形例で説明したエアスプリングSP2からなる可変機構41(図11(a)、(b)参照)を、第3変形例の側視撮影用支持体4B1(図10(a)〜(c)参照)に採用したものである。つまり、側視撮影用支持体4B2は、可変機構41の先端側に設けた棒状部4B2a(延設部4a)の先端部に折曲部4B2iを形成し、その折曲部4B2iに斜鏡4B2jを取り付けてなる臼歯部Sb撮影用の支持体4としてもよい。
なお、第3変形例で説明したリング形状の固定具4B11(図10(a)〜(c)参照)は、図12(a)〜(c)に示す固定具B21のように、略半円形状に形成された当接部4B21aを有するものであってもよい。この他、固定具B21は、略C字形状、略U字形状、あるいは、円弧形状に形成されたものであっても構わない。なお、当接部4B21aは、斜鏡4B2jに形成された切欠部に連結部4B21bを係合させて接合される。
≪第6変形例≫
図13は、本発明の実施形態に係るプローブの第6変形例を示す図であり、(a)は直視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の直視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(c)は直視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図である。
本発明の実施形態に係るプローブの第6変形例は、前記第2変形例の可変機構40(図8(a)〜(c)参照)の小径のばね部材SP1に代えて、図13(a)〜(c)に示すように、棒状部4A3a(延設部4a)を伸縮可能にする大径のばね部材SP3(付勢手段)を係合筒部材4A3c内に設け、直視撮影用支持体4A3(前歯用支持体)をハウジング3側に対して着脱自在(交換可能)、回動自在、かつ、伸縮自在に装着した可変機構42を利用したものである。
この場合、直視撮影用支持体4A3は、図13(a)〜(c)に示すように、ばね部材SP3と、棒状部4A3aと、棒状部4A3aを連結部4A3eに固定する連結具4A3bと、係合筒部4A3f、環状溝4A3g及びばね収納部4A3iが一体形成された係合筒部材4A3cと、棒状部4A3aの基端部が係合される連結部4A3eと、連結部4A3e、開口4A3d、開口4A3d及びフランジ部4A3hを有する摺接筒体4A3jと、ばね部材SP3の先端側を支持するばね受環状部材4A3kと、基端部側内縁部がばね収納部4A3i(付勢手段収納部)の外周部に螺着され、先端側内縁部がばね収納部4A3iの外周面に摺動自在に外嵌される係止ナット4A3mと、を備えてなる。
ばね部材SP3は、棒状部4A3aを連結具4A3b、摺接筒体4A3j及びばね受環状部材4A3kを介在して先端側方向に押圧する円筒状の圧縮コイルばねからなり、先端部側がばね受環状部材4A3kに支持され、基端部側が係合筒部材4A3cのばね収納部4A3iに支持されている。
棒状部4A3a、連結具4A3b、連結部4A3e、係合筒部4A3f及び環状溝4A3gは、前記実施形態の棒状部4Aa、連結具4Ab、連結部4Ae、係合筒部4Af及び環状溝4Agと同一構造であり、その説明は省略する。
係合筒部材4A3cは、直視撮影用支持体4A3をハウジング3側に連結するための部材であり、常に、ばね部材SP3のばね力で押圧された状態に設けられている。
開口4A3dは、摺接筒体4A3jに形成され、ばね受環状部材4A3k、係止ナット4A3m及び係合筒部材4A3cの内部空間に連通し、それらの内部空間により計測光及び反射光が通過する光路の一部を形成している。
係合筒部4A3fは、支持体保持部材36(図6参照)の係合部36aに係合される部材であり、前記実施形態の係合筒部4Afとは、この係合筒部4A3fが係止ナット4A3mが螺合される雄ねじ部と、ばね部材SP3の基端部側が収納されるばね収納部4A3iとが一体形成されている点で相違している。
摺接筒体4A3jは、先端部側が連結具4A3bによって棒状部4A3aに固定され、基端部側がばね受環状部材4A3kに固定され、外周面に係止ナット4A3mが摺動自在に外嵌されている。摺接筒体4A3jは、常にばね部材SP3によって先端側に押圧されている。摺接筒体4A3jは、図13(b)に示すように、平常時に、先端部外周面に係止ナット4A3mの小径部が外嵌された位置状態になり、図13(c)に示すように、ばね部材SP3が伸縮調整範囲L1圧縮された際に、フランジ部4A3hに係止ナット4A3mの小径部の先端面が当接した位置状態になる。
ばね受環状部材4A3kは、常に、先端側外周面が摺接筒体4A3jの基端側内周面に螺合され、基端側内部にばね部材SP3の先端部が内嵌されている。ばね受環状部材4A3kは、図13(b)に示すように、平常時に、外側段差部に係止ナット4A3mの小径部が係止し、図13(c)に示すように、ばね部材SP3が圧縮された際に、基端側外周面がばね収納部4A3i内の入り込むように設けられている。
ばね受環状部材4A3kは、先端側外周面が摺接筒体4A3jの基端側開口部に螺着され、基端側の内側段差部にばね部材SP3の先端側が内嵌されて、常に、ばね部材SP3によって先端側に押圧されている。ばね受環状部材4A3kの基端部側大径部は、図13(b)に示すように、平常時に、係止ナット4A3mの小径部が圧接し、図13(c)に示すように、ばね部材SP3が圧縮された際に、係止ナット4A3mが離れてばね収納部4A3i内に入り込む。
係止ナット4A3mは、常時、基端部側が係合筒部材4A3cに固定され、図13(b)に示すように、平常時に、先端側内縁部が摺接筒体4A3jに固定されたばね受環状部材4A3kに当接することによって、棒状部4A3aが固定された摺接筒体4A3jと、支持体保持部材36(図6参照)に係合された係合筒部4A3fと、を伸縮自在に連結している。
このように、可変機構42は、ハウジング3側が固定される係合筒部4A3fと、棒状部4A3aが固定された摺接筒体4A3jとの間に、比較的径が大きいばね部材SP3を設けてもよく、ばね部材SP3の形状、種類、大きさい等は適宜変更しても構わない。
≪第7変形例≫
図14は、本発明の実施形態に係るプローブの第7変形例を示す図であり、(a)は平常時の側視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(b)は側視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図、(c)は固定具の変形例を示す要部拡大斜視図である。
第6変形例の直視撮影用支持体4A3に設けた可変機構42(図13(b)、(c)参照)は、図14(a)、(b)に示すように、側視撮影用支持体4B3に設けても構わない。
この場合、図14(a)、(b)に示す側視撮影用支持体4B3は、第6変形例で説明したばね部材SP3を備えてなる可変機構42(図13(a)〜(c)参照)を、第1変形例の側視撮影用支持体4B(図7(a)〜(c)参照)に採用したものである。つまり、側視撮影用支持体4B3は、可変機構42の先端側に設けた棒状部4B3a(延設部4a)の先端部に折曲部4B3iを形成し、その折曲部4B3iに斜鏡4B3jを取り付けてなる臼歯部Sb撮影用の支持体4としてもよい。
また、図10(a)〜(c)に示す第3変形例の側視撮影用支持体4B1のリング形状の歯牙用の固定具4B11は、図14(a)〜(b)に示す固定具4B31のように、固定具4B31の基端側(可変機構42側)に、撮影の際に、臼歯部Sbの先端側側面に当接させて係止させる爪部4B31aを設けてもよい。
側視撮影用支持体4B3は、斜鏡4B3jの先端部に、爪部4B31aを有する固定具4B31を備えていることにより、撮影する際に、固定具4B31を1歯若しくは複数歯の臼歯部Sbの表面に当接させて支持させ、さらに、爪部4B31aを臼歯部Sbの側面に当接させて係止させることができるため、可変機構42を安定した状態で伸縮させながら撮影することができる。
≪第8変形例≫
図15は、本発明の実施形態に係るプローブの第8変形例を示す図であり、(a)は直視撮影用支持体の斜視図、(b)は平常時の直視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(c)は直視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図である。
本発明の実施形態に係るプローブは、前記第6変形例の可変機構42(図13(a)〜(c)参照)のばね部材SP3に代えて、図15(a)〜(c)に示す第8変形例のように、エアを充填したエアスプリングSP4(付勢手段)からなる可変機構43を有する直視撮影用支持体4A4を備えたものであっても構わない。
この場合、直視撮影用支持体4A4は、圧縮空気の弾性を利用したエアスプリングSP4からなる可変機構43と、係合筒部材4A4c以外は、前記第6変形例の直視撮影用支持体4A3(図13参照)と同じ構成である。このため、第6変形例の直視撮影用支持体4A3(図13参照)と同じ形状の部材は、同一符号を付記してその説明を省略する。
図15(b)、(c)に示すように、可変機構43は、空気室(空気ばね)を形成する圧縮エア収納部4A4i(付勢手段収納部)と、圧縮エア収納部4A4i内に進退可能に挿入されたピストンの機能を果たす第7変形例のばね受環状部材4A3k(ピストン)と、棒状部4A3a(延設部4a)に連結されると共にピストンロッドの機能を果たす摺接筒体4A3j(ピストンロッド)と、圧縮エア収納部4A4iの一部を形成する係合筒部材4A4cと、を備えてなる。
係合筒部材4A4cは、係合筒部4A4fと、環状溝4A4gと、圧縮エア収納部4A4iと、筒状雄ねじ部4A4nと、ガイド筒部4A4oとが一体形成された円筒状の部材からなる。係合筒部材4A4cは、筒状雄ねじ部4A4nとガイド筒部4A4oとばね受環状部材4A3k(ピストン)とでエアスプリングSP4を形成している。
圧縮エア収納部4A4iは、筒状雄ねじ部4A4nとガイド筒部4A4oとの間に形成された環状の空間であり、ばね受環状部材4A3k(ピストン)が進退自在に挿入されている。筒状雄ねじ部4A4nは、内壁面にばね受環状部材4A3k(ピストン)が摺動自在に内嵌され、外壁面に係止ナット4A3mの雌ねじ部が螺合する雄ねじ部が形成されている。ガイド筒部4A4oは、係合筒部4A4fの先端側に連続形成され、外周面にばね受環状部材4A3k(ピストン)が摺動自在に外嵌されている。
直視撮影用支持体4A4(支持体4)は、このような構成の可変機構43を設けて棒状部4A3aを伸縮可能にし、支持体4をハウジング3に対して進退させて、集光レンズ34とサンプルSとの距離を調整する集光点調整機構を形成しても構わない。
≪第9変形例≫
図16は、本発明の実施形態に係るプローブの第9変形例を示す図であり、(a)は平常時の側視撮影用支持体の状態を示す拡大縦断面図、(b)は側視撮影用支持体を圧縮移動させたときの状態を示す拡大縦断面図、(c)は固定具の変形例を示す要部拡大斜視図である。
第8変形例の直視撮影用支持体4A4に設けた可変機構43(図15(a)〜(c)参照)は、図16(a)、(b)に示すように、側視撮影用支持体4B4に設けてもよい。
この場合、図16(a)、(b)に示す側視撮影用支持体4B4は、第8変形例で説明したエアスプリングSP4を備えてなる可変機構43(図15(b)、(c)参照)を、第1変形例の側視撮影用支持体4B(図7(a)〜(c)参照)に採用したものである。つまり、側視撮影用支持体4B4は、可変機構43の先端側に設けた棒状部4B4a(延設部4a)の先端部に折曲部4B4iを形成し、その折曲部4B4iに斜鏡4B4jを取り付けてなる臼歯部Sb撮影用の支持体4としてもよい。
また、図12(a)〜(c)に示す第3変形例の側視撮影用支持体4B2の略半円形状の歯牙用の固定具4B21は、図16(a)〜(b)に示す固定具4B41のように、固定具4B41の基端側(可変機構43側)に、撮影の際に、臼歯部Sbの側面に当接させて係止させる爪部4B41aを設けてもよい。
側視撮影用支持体4B4は、斜鏡4B4jの先端部に、左右先端に被写体方向(斜鏡4B4jとは反対の方向)に向けてそれぞれ突出形成された2つの爪部4B41aを有する半円形の固定具4B41を備えていることにより、撮影する際に、固定具4B41を臼歯部Sbの表面に当接させて支持させ、さらに、2本の爪部4B41aを臼歯部Sbの側面に当接させて係止させることで、支持スパンを長くすることができるため、爪部4B41aを臼歯部Sbにしっかりと係止させて安定させた状態で、可変機構43を伸縮させながら撮影することができる。なお、固定具4B41の2箇所に形成した2本の爪部4B41aは、臼歯部Sbに係止させる際に、2本の爪部4B41aの両方を臼歯部Sbに係止させてもよいし、片方の1本の爪部4B41aを臼歯部Sbに係止させてもよく、撮影する被撮影部の状態や歯の形状等に対応させて多様的な使い方ができる。
≪第10変形例≫
図17は、本発明の実施形態に係るプローブの第10変形例を示す図であり、直視撮影用支持体を取り付けたプローブの斜視図である。図18は、本発明の実施形態に係るプローブの第10変形例を示す図であり、直視撮影用支持体を取り付けハウジング半体を取り外したプローブの分解斜視図である。図19は、本発明の実施形態に係るプローブの第10変形例を示す図であり、側視撮影用支持体を取り付けたプローブの分解斜視図である。
前記実施形態の診断プローブ部30は、図17〜図19に示すように、ストレート型のハウジング3Cに前記した可変機構42(43)を配置したものでもよく、また、直視撮影用支持体4A5及び側視撮影用支持体4B5は、略ノズル状の円筒体に切欠部4A5b,4B5bを設けることで形成された延設部4A5a,4B5aであっても構わない。
この場合、ハウジング3Cは、このハウジング3Cの中央部に走査手段収納部3Caが配置され、基端部にグリップ部3Cbが配置され、中央部の先端側寄りの位置に集光レンズ収納部3Ccが配置され、先端に筒体支持部3Cdが配置されて、ハウジング3C全体が真っ直ぐに配置されたストレートタイプの形状に形成されている。ハウジング3Cは、長さ方向に中央部を縦断面して左右に二分した2つのハウジング半体3Ce,3Cfを合致させて、ハウジング3Cの先端に可変機構42(43)を介在して直視撮影用支持体4A5、あるいは、先端に斜鏡4B5jを有する側視撮影用支持体4B5が配置される。
グリップ部3Cbは、光軸方向に延設されている。走査手段収納部3Ca内では、反射鏡Mで走査手段33に向けて反射され、さらに、走査手段33で反射されたレーザ光の光軸が、グリップ部Cb内の光軸に対して平行線上に反射されるように配置されている。集光レンズ収納部3Ccは、その平行線の方向に延びて形成されている。このため、ハウジング3Cは、グリップ部3Cbから走査手段収納部3Ca及び集光レンズ収納部3Ccを介して直視撮影用支持体4A5までストレートに形成されている。
図18に示すように、反射鏡Mは、光ファイバ60Aから診断プローブ部30C内に入ったレーザ光が、コリメータ322、シャッタ機構31を通ってその反射鏡Mで、走査手段33の中央にあるミラーに向けて反射するように、ハウジング3Cの長さ方向に対してグリップ部3Cb側へ傾けた状態に配置されている。
グリップ部3Cb内には、基端部側にケーブル60、コリメータ322、シャッタ機構31等が主に収納されている。グリップ部3Cbの側面の集光レンズ収納部3Cc寄りの位置には、複数の操作ボタンSW(図17参照)が設けられている。
図18に示すように、筒体支持部3Cdは、連結用筒体354、外環部材38、集光点調整機構35を介在して支持体4(直視撮影用支持体4A5、側視撮影用支持体4B5)が着脱自在、かつ、伸縮可能に取り付けられる部位であり、使用用途に応じて直視撮影用支持体4A5、あるいは、側視撮影用支持体4B5が取り付けられる。筒体支持部3Cdは、集光レンズ収納部3Ccの先端側からハウジング3の先端に亘って形成されている。
このように診断プローブ部30Cは、可変機構42(43)を有することにより、直視撮影用支持体4A5、及び、側視撮影用支持体4B5の長さを可変することができるので、それに伴って光路の長さ集光レンズ34の焦点も変えられるため、撮影可能範囲もサンプルSの深さ方向に広範囲に探せるようになると共に、断層画像の鮮明度も調整できる。
また、直視撮影用支持体4A5及び側視撮影用支持体4B5は、開口4A5d,4B5d(開口部3g)の内径d4よりも幅w3の小さい棒状の延設部4A5a,4B5aと、複数の延設部4A5a,4B5a間に切欠形成された切欠部4A5b,4B5bと、が複数形成されていることにより、切欠部4A5b,4B5bの隙間からサンプルSの被撮影部を視認しながら撮影することができるため、効率よく口腔内の被撮影部を撮影を行うことができる。
延設部4A5a,4B5aは、係合筒部材4A5c,4B5cのフランジ部4A5h,4B5hの内縁部から前方へ向けて突出形成された断面視して円弧形状の棒状部からなり、開口4A5d,4B5dの同心円上に形成されている。
なお、延設部4A5a,4B5a及び切欠部4A5b,4B5bは、1つでも複数でもよく、その数、幅w3の長さ、形状は、適宜変更しても構わない。
[その他の変形例]
例えば、直視撮影用支持体4A,4A1,4A2,4A3,4A4,4A5の先端には、ゴム部材等からなる滑り止部材を設けても構わない。
同様に、側視撮影用支持体4B,4B1,4B2,4B3,4B4,4B5は、先端部に設けた斜鏡4Bj,4B1j,4B2j,4B3j,4B4j,4B5jの先端部位に、撮影時に当接させるサンプルSとの摩擦抵抗を大きくして側視撮影用支持体4Bを滑り難くしたゴム等の低摩擦係数の滑り防止手段を着脱可能に取り付けてもよい。
また、直視撮影用支持体4A及び側視撮影用支持体4Bを先端側へ押し戻す手段としてばね部材SP1,SP3及びエアスプリングSP2,SP4は、支持体4を押し戻す機能があるものであればよく、圧縮コイルばね以外の板ばねや、ゴムスプリングや皿ばね等のその他の弾性部材であっても構わない。
また、図11(a)、(b)、図15(b)、(c)に示す棒状部係止ナット4A2j、圧縮エア収納部4A4iと、摺動する棒状部4A2a、ばね受環状部材4A3kとの間には、空気漏れを防止するためのシール材等を設けてもよい。
1 OCT装置(光干渉断層画像生成装置)
3,3A,3B,3C ハウジング
3d,3Cd 筒体支持部
3g 開口部
11 光源
21 参照ミラー
30,30B,30C 診断プローブ部(プローブ)
33 走査手段(二次元MEMSミラー)
34 集光レンズ
4 支持体
4A,4A1,4A2,4A3,4A4,4A5 直視撮影用支持体(前歯用支持体、支持体)
4A1c,4A2c,4A3c,4A4c 係合筒部材(係合筒部)
4Aa,4A1a,4A2a,4A3a,4Ba,4B1a,4B2a,4B3a,4B4a 棒状部(延設部)
4a,4A5a,4B5a 延設部
4A1i,4A3i ばね部材収納体(付勢手段収納体)
4A2i,4A4i 圧縮エア収納部(付勢手段収納体)
4B,4B1,4B2,4B3,4B4,5B5 側視撮影用支持体(臼歯用支持体、支持体)
4Bj,4B1j,4B2j,4B3j,4B4j,4B5j 斜鏡
4B11,4B21,4B31,4B41 固定具
4B31a,4B41a 爪部
40,41,42,43 可変機構
d1 開口部の内径
L 支持体の長さ
L1 所定距離
S サンプル(被写体)
Sa 前歯部
Sb 臼歯部
SP1,SP3 ばね部材(付勢手段)
SP2,SP4 エアスプリング(付勢手段)
w1,w3 延設部の幅

Claims (5)

  1. 光源から照射されたレーザ光を、被写体に照射する計測光と参照ミラーに照射する参照光とに分配し、
    前記被写体から反射して戻ってきた散乱光と前記参照ミラーで反射した反射光とを合成させた干渉光を解析して光干渉断層画像を生成する光干渉断層画像生成装置に使用され、
    前記計測光を前記被写体に照射して前記反射して戻ってきた散乱光を回収するプローブであって、
    前記計測光及び前記散乱光の光路が設けられたハウジングと、
    前記ハウジングの先端部に配置され、前記散乱光を回収する開口部付近から前記被写体方向側に向けて延設され、前記被写体に当接させる支持体と、を備え、
    前記支持体は、軸方向に並行して配設され前記開口部の内径よりも幅の小さい棒状の延設部を有し
    前記支持体の先端部には、前記計測光及び前記散乱光を反射する斜鏡が設けられ、
    前記斜鏡の先端側端部には、リング形状、略半円形状、略C字形状、略U字形状、あるいは、円弧形状に形成され、前記被写体に当接させて支持させるための固定具が設けられていることを特徴とするプローブ。
  2. 前記支持体は、前記開口部に着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ。
  3. 前記固定具には、前記被写体に係止させる爪部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプローブ。
  4. 前記支持体には、当該支持体の長さを可変することが可能な可変機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のプローブ。
  5. 前記可変機構は、前記ハウジングの先端部に配置された係合筒部材と、
    この係合筒部材と前記支持体との間に介在されて、前記支持体を先端側へ付勢する付勢手段と、
    この付勢手段を伸縮自在に収納し、基端部側が前記係合筒部材に連結され、先端側が前記支持体を前後方向に所定距離だけ移動可能に支持した付勢手段収納体と、を備えたことを特徴とする請求項に記載のプローブ。
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