JP2008506189A - 多目的不揮発性メモリカード - Google Patents

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Abstract

通常はそのメモリセルを複数の記憶ステートで動作させるフラッシュ不揮発性メモリシステムに、そのメモリセルブロックのうちの選択されたいくつか、または全てを、2ステートで動作させる機能が設けられる。この2ステートは、複数のステートの中で最も遠く離れたものとして選択されているため、2ステートの動作中は十分なマージンが設けられる。これにより、プログラミングが高速化でき、2ステートで動作されているメモリセルの動作寿命が増す。これらの利点は、マルチステート動作で得られるデータ記憶密度の増加よりもこちらの利点を提供する方が望ましい場合に提供される。例証的な実施形態は、ユーザが2ステート動作とマルチステート動作の一方を選択できるメモリカードとしてのものである。

Description

本発明は、一般的には不揮発性メモリおよびその動作に関し、特に、動作可能な数よりも少ないステート数でマルチステートメモリを選択的に動作させる技術に関する。
本発明の原理は、現存するもの、および開発中の新規技術を用いるように考案されたもののような、様々なタイプの不揮発性メモリに適用できる。しかし、本発明の実施例は、代表的な、記憶素子がフローティングゲートであるフラッシュ形の電気的に消去可能でプログラム可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)に関連して説明される。
現在の商業製品では、1個のフラッシュEEPROMアレイのそれぞれのフローティングゲート記憶素子が、バイナリモードで動作することでシングルビットのデータを記憶することが一般的であり、この場合、フローティングゲートトランジスタのしきい値レベルの2つの範囲が記憶レベルとして定義されている。フローティングゲートトランジスタのしきい値レベルは、フローティングゲートに蓄積された電荷レベルの範囲に対応している。最近の傾向は、メモリアレイのサイズを縮小することに加えて、それぞれのフローティングゲートトランジスタに1ビット以上のデータを記憶させることで、このようなメモリアレイのデータ記憶密度をさらに増加させるというものである。これは、各フローティングゲートトランジスタに、記憶ステートとしての2つ以上のしきい値レベルを定義することで達成でき、現在、商業製品にはこのようなステートが4個(1個のフローティングゲート記憶素子につき2ビットのデータ)設けられている。1個の記憶素子についてさらに多くの記憶ステート、例えば16個のステートを設けることが考えられている。各フローティングゲートメモリトランジスタには実際に動作できる特定の総範囲(ウインドウ)しきい値電圧があり、この範囲がこのトランジスタに定義されているステート数、およびマージンに分けられる。マージンは、ステートとステートの間に設けられ、各ステート同士を明確に区別できるようにするためのものである。
各メモリセルに記憶されるステートの数が増加するに従い、フローティングゲート記憶素子にプログラムされた電荷レベルのシフトの許容度が減少する。各メモリセル記憶素子に記憶されるステートの数が増えるに従い、各記憶ステートに対して指定された電荷の範囲は狭く設定されなければならず、また、これらをタイトに配置する必要があるため、プログラミングを高い精度で実行しなければならず、また、プログラミング後の記憶された電荷レベルにおける許容可能なプログラミング後の全ての(実際のまたは明らかな)シフトの範囲が低減する。1個のセルに記憶されている電荷における実際のシフトは、そのセルのステートにあるときであり、このセルとある程度の電気結合を有する、例えば同じ列か行内にあるか、ラインまたはノードを共有している別のセルが読み出し、プログラミング、消去を行われる際に妨害される可能性がある。
記憶された電荷内の明らかなシフトが、記憶素子間のフィールド結合によって生じる。集積回路製造技術の向上によりメモリセルアレイのサイズが縮小するに従って、この結合の度数を上げる必要がある。異なるタイミングでプログラムされた隣接するセルの2組の間において、この問題は最も顕著である。1組のセルは、そのフローティングゲートに、1組のデータに関連した電荷レベルを追加するようにプログラムされる。2組目のセルが第2の組のデータに関連してプログラムされた後、第2の組のフローティングゲートの電荷が第1のフローティングゲートの電荷と結合している影響から、第1の組のセルのフローティングゲートから読み出された電荷レベルが、プログラムされた電荷レベルと異なって現れることが頻繁にある。これは、ユーピン効果として知られ、米国特許第5,867,429号(特許文献1)、第5,930,167号(特許文献2)に説明されている。これら特許は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。これら特許では、2組のフローティングゲートの相互からの物理的な分離、または第1の組のフローティングゲートの電荷の読み出しの際に、第2の組のフローティングゲート上の電荷の影響を考慮することのいずれかを説明している。さらに、米国特許第5,930,167号(特許文献2)は、最初にデータをプログラムする必要がある時間を短縮するために、マルチステートメモリの一部をキャッシュメモリとして、2ステートのみで、あるいはマージンを狭くして、選択的にプログラムする方法を説明している。このデータは後に読み出され、メモリに2つ以上のステートで、またはマージンを拡大して再度プログラムされる。
この効果は様々なタイプのフラッシュEEPROMセルアレイに見ることができる。或る設計によるNORアレイでは、メモリセルが、隣接するビット(列)ラインと、ワード(行)ラインに接続したコントロールゲートとの間に接続している。それぞれのセルは、選択トランジスタと直列に形成された、もしくは選択トランジスタを設けていない1個のフローティングゲートトランジスタ、または1個の選択トランジスタによって分離されている2個のフローティングゲートトランジスタのいずれかを装備している。記憶システムにおけるこのようなアレイとその使用の例は、次に示すサンディスク コーポレイションの米国特許および特許出願に見ることができる。これら特許および特許出願とは、米国特許第5,095,344号(特許文献3)、第5,172,338号(特許文献4)、第5,602,987号(特許文献5)、第5,663,901号(特許文献6)、第5,430,859号(特許文献7)、第5,657,332号(特許文献8)、第5,712,180号(特許文献9)、第5,890,192号(特許文献10)、第6,151,248号(特許文献11)、2000年2月17日に出願された米国特許出願第09/505,555号(特許文献12)、2000年9月22日に出願された米国特許出願第09/667,344号(特許文献13)である。これら特許および特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
或るデザインのNANDアレイは、8個、16個、さらには32個といった多数のメモリセルを設け、これらのメモリセルは、いずれかの端部の選択トランジスタを介して、ビットラインと基準電位の間で直列ストリング状に接続している。ワードラインはセルのコントロールゲートと、異なる直列ストリング状に接続している。このようなアレイおよびその動作に関する例は、米国特許第5,570,315号(特許文献14)、第5,774,397号(特許文献15)、第6,046,935号(特許文献16)に見ることができる。これら特許は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。簡潔に言えば、入力されたデータの別々の論理ページからの2ビットのデータが、次の2つのステップによって、各セルの4ステートの1つにプログラムされる。まずセルを1つのビットのデータに従って1つのステートにプログラムし、次に、入力されたデータの第2のビットに従って、必要であれば、このセルを、4つのうちの別のステートに再度プログラムする。
これ以外の、それぞれのメモリセルのプログラミングステート数を増やす際の不利な影響の潜在的なものは、メモリセルが耐え得る消去/プログラミングサイクルの数に関連したメモリセルの寿命の短縮である。これは、1個のセルに複数のステートを記憶するために要求されるプログラミングの高い精度が原因で起こる。繰り返しの使用後に誘電体内にトラップされる電荷と、他の要因とにより、メモリセルが多数のサイクルを経験するとプログラミングに長い時間がかかるようになり、また、必要な高精度を維持しながらマルチステートで動作することが困難になる。
米国特許第5,867,429号 米国特許第5,930,167号 米国特許第5,095,344号 米国特許第5,172,338号 米国特許第5,602,987号 米国特許第5,663,901号 米国特許第5,430,859号 米国特許第5,657,332号 米国特許第5,712,180号 米国特許第5,890,192号 米国特許第6,151,248号 米国特許出願第09/505,555号 米国特許出願第09/667,344号 米国特許第5,570,315号 米国特許第5,774,397号 米国特許第6,046,935号 米国特許出願第09/893,277号 米国特許第5,043,940号 米国特許出願第09/662,032号 米国特許第5,851,881号 米国特許出願第10/280,352号 米国特許出願第09/924,185号 米国特許出願第10/302,009号 米国特許出願第10/732,149号 「多レベルのNAND EEPROMのための高速で精密なプログラミング方法」,VLSI技術に関する1995年のシンポジムウムの摘要,129〜130頁 チャンら著,「真正単一トランジスタ酸化物−窒化物−酸化物EEPROMデバイス」,IEEE電子デバイス・レターズ,EDL−8巻,第3号,1987年3月,93〜95頁 ノザキら著,「半導体ディスク・アプリケーション用のMONOSメモリセルを有する1MbのEEPROM」,IEEE固体回路ジャーナル,26巻,第4号,1991年4月,497〜501頁 エイタンら著,「NROM:新規の局所化トラッピング、2ビット不揮発性メモリセル」,IEEE電子デバイス・レターズ,21巻,第11号,2000年11月,543〜545頁 ディマリアら著,「Si濃厚SIO2 インジェクターと浮動多結晶珪素記憶層とを用いる電気的に変更可能なリードオンリメモリ」,J.Appl.Phys.52(7),1981年7月,4825〜4842頁 ホリら著,「不揮発性メモリ・アプリケーション用のSi打ち込みゲート−SIO2 絶縁体を有するMOSFET」,IEDM92,1992年4月,469〜472頁
簡潔および一般的には、不揮発性システムおよびその動作方法を提供し、ここで、各メモリセル記憶素子に通常少なくとも4ステートがプログラムされ、これにより、各セルにつき少なくとも2ビットが記憶されるが、プログラミング性能を向上させること、またはメモリの一部の寿命を、メモリが耐え得る消去およびプログラミングサイクルに関連して延ばすこと、もしくはその他の何らかの利益を得ることが必要あるいは望ましい場合は、各記憶素子にこれよりも少ない数のステートを、選択的に記憶させることができる。通常、セルの記憶素子を、しきい値レベルの動作ウインドウにわたって相互から分離されている少なくとも4個のしきい値レベル範囲のうちの1個にプログラムすることにより、1つのメモリセルに少なくとも4ステートが設けられる。通常よりも少ない数のステートを記憶する一例として、2個のみのステートの記憶に切り替えた場合には、少なくとも4個のしきい値レベル範囲のうち、互いから最も離れた2個を使用する。前述した4ステートNAND形メモリで実現する場合、一度に1ページのみからのビットが、相互から最大距離で離間している2個のしきい値レベルにプログラムされる。選択されたメモリセルグループにおいて、選択されたセルについて、第2のページのデータビットをプログラムするステップを単純に省略することにより、プログラミングが4ステートから2ステートへ切り替えられる。
本発明の様々な態様は、ホストシステムのはめ合いソケット内に取り外し可能に挿入できるメモリカードとして実現することができる。より詳細には、本発明の特定の実施形態は、ユーザデータを、ユーザコマンドに応じてバイナリモードまたはマルチステートモードで記憶できる集積回路カードである。これにより、ユーザは、シングルメモリカードを、需要者の好みやカードの用途に従って、大容量カードまたは高性能カードのどちらとして動作させるかを選択できる。
本発明のさらなる態様、特徴、利点、用途は、添付の図面と共に考慮されるべきである以下の例証的な実施形態の説明に含まれている。
不揮発性メモリシステムの例
図1〜7を参照しながら、本発明の様々な態様を実現する特定の不揮発性メモリシステムを説明し、具体的な例を提供する。図1は、フラッシュメモリシステムのブロック図である。メモリセルアレイ1は、行列に配列された複数のメモリセルMを、列制御回路2、行制御回路3、cソース制御回路4、c−pウェル制御回路5で制御するものである。列制御回路2は、メモリセル(M)に記憶されたデータを読み出すため、プログラミング動作中にメモリセル(M)のステートを決定するため、また、プログラミングを促進あるいは禁止するべくビットライン(BL)の電位レベルを制御するために、メモリセルアレイ1のビットライン(BL)に接続されている。行制御回路3は、ワードライン(WL)の1つを選択し、読み出し電圧を印加し、列制御回路2によって制御されるビットライン電位レベルと合わせたプログラム電圧を印加し、メモリセル(M)が上に形成されたp形領域(図3では「c−pウェル」と表記されている)の電圧と組み合わせた消去電圧を印加するためにワードラインに接続されている。cソース制御回路4は、メモリセル(M)に接続されている共通のソースライン(図2では「cソース」と表記されている)を制御する。c−pウェル制御回路5はc−pウェル電圧を制御する。
列制御回路2によってメモリセル(M)に記憶されているデータが読み出され、これをI/Oラインとデータ入出力バッファ6を介して外部I/Oラインへ出力される。メモリセルに記憶されるプログラムデータは、外部I/Oラインを介してデータ入出力バッファ6に入力され、列制御回路2へ転送される。外部I/Oラインはコントローラ20に接続されている。
コントローラ20に接続されている外部制御ラインに接続されるコマンドインターフェイスに対して、フラッシュメモリデバイスを制御するためのコマンドデータが入力される。コマンドデータはどの動作が要求されたかをフラッシュメモリに知らせる。この入力されたコマンドは、列制御回路2、行制御回路3、cソース制御回路4、c−pウェル制御回路5、データ入出力バッファ6を制御するステートマシン8に転送される。ステートマシン8は、レディー(READY)/ビジー(BUSY)またはパス(PASS)/フェイル(FAIL)のような、フラッシュメモリのステートデータを出力できる。
コントローラ20は、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、個人用携帯情報端末(PDA)のようなホストシステムに接続されているか、または接続させることができる。メモリアレイ1との間でデータの記憶または読み出しを行う旨のコマンドを開始し、このようなデータの提供または受信を行うのがこのホストである。コントローラは、このようなコマンドを、コマンド回路7によって解釈および実行されることが可能なコマンド信号に変換する。コントローラはまた、典型的には、メモリアレイへ書き込み中、またはメモリアレイから読み出し中のユーザデータのためのバッファメモリを実装している。典型的なメモリシステムは、コントローラ20を実装した1個の集積回路チップ21と、1個または複数の集積回路チップ22とを設け、後者の集積回路チップは、各々がメモリアレイおよびこれに関連する制御回路、入出力回路、ステートマシン回路を備えている。一般的な傾向は、無論、メモリアレイとシステムのコントローラ回路を1個または複数の集積回路チップ上に集積するものである。メモリシステムは、ホストシステムにその一部として組み込まれてもよいし、ホストシステムのはめ合いソケット内に取り外し可能に挿入可能なメモリカードに含まれてもよい。このようなカードは、メモリシステム全体を含んでもよいし、または関連する周辺回路を備えた状態でコントローラおよびメモリアレイを別個のカードに設けてもよい。
図2を参照すると、メモリセルアレイ1の例証的な構造が示されている。NAND形のフラッシュEEPROMを一例として説明する。この特定の例では、メモリセル(M)は、1,024ブロックに区切られている。各ブロックに記憶されているデータは同時に消去される。すなわち、ブロックは、同時消去できるいくつかのセルから成る最小のユニットである。この例では、各ブロックに、偶数列と奇数列に分割される8,512列が含まれている。ビットラインも偶数ビットライン(BLe)と奇数ビットライン(BLo)に分割される。各ゲート電極にてワードライン(WL0〜WL3)に接続されている4個のメモリセル同士が直列接続されてNANDセルユニットを形成している。NANDセルユニットの1個の端末は、第1の選択トランジスタ(S)を介して対応するビットライン(BL)に接続され、別の端末は第2の選択トランジスタ(S)を介してcソースに接続されている。第1の選択トランジスタのゲート電極は第1の選択ゲートライン(SGD)に接続され、第2の選択トランジスタのゲート電極は第2の選択ゲートライン(SGS)に接続されている。簡略化の目的で、各セルユニット内に4個のフローティングゲートトランジスタを搭載した状態を示しているが、実際にはこれよりも多い8個、16個、さらには32個といった数のトランジスタを使用する。
ユーザデータの読み出しおよびプログラミング動作中に、この例では4,256個のセル(M)が同時に選択される。選択されたセル(M)は全て同じワードライン(WL)、例えばWL2と、同種のビットライン(BL)、例えば偶数ビットラインBLe0〜BLe4255とを含んでいる。これにより、532バイトのデータを同時に読み出しまたはプログラムすることが可能である。同時に読み出しまたはプログラムされたこの532バイトのデータが論理上「ページ」を形成する。したがって、1個のブロックが少なくとも8ページを記憶できる。各メモリセル(M)が2ビットのデータを記憶すれば、すなわちマルチレベルセルであれば、セル毎に2ビット記憶される場合には、1個のブロックが16ページを記憶することになる。この場合には各メモリセルのフローティングゲートである各メモリセルの記憶素子が、この実施形態においては2バイトのユーザデータを記憶する。
図3は、図2で概略的に示されているタイプのNANDセルユニットを、ビットライン(BL)の方向にて示す断面図である。p形半導体基板9の表面にp形領域c−pウェル11が形成され、c−pウェルはn形領域10で包囲されてp形基板からc−pウェルを電気的に隔離している。n形領域10は、第1のコンタクトホール(CB)とn形拡散層12とを介して、第1の金属M0から成るc−pウェルラインに接続している。p形領域c−pウェル11も、第1のコンタクトホール(CB)とp形拡散層13とを介して、c−pウェルラインに接続されている。c−pウェルラインはc−pウェル制御回路5に接続されている(図1)。
各メモリセルは、セル内に記憶されているデータに対応した量の電気負荷を記憶できるフローティングゲート(FG)と、ゲート電極を形成しているワードライン(WL)と、p形拡散層12から成るドレイン電極/ソース電極とを実装している。フローティングゲート(FG)は、トンネル酸化膜(14)を介してc−pウェルの表面上に形成されている。ワードライン(WL)は、絶縁膜(15)を介してフローティングゲート(FG)上に重ねられている。ソース電極は、第2の選択トランジスタ(S)と第1のコンタクトホール(CB)を介して、第1の金属(M0)から成る共通ソースライン(cソース)に接続されている。共通ソースラインはcソース制御回路(4)に接続されている。ドレイン電極は、第1の選択トランジスタ(S)、第1のコンタクトホール(CB)、第1の金属製の中間配線(M0)、第2のコンタクトホール(V1)を介して、第2の金属(M1)から成るビットライン(BL)に接続されている。ビットラインは列制御回路(2)に接続されている。
図4と図5は、それぞれ、メモリセル(図3の断面4−4)と選択トランジスタ(図3の断面5−5)をワードライン(WL2)の方向において見た断面図である。各列は、基板内に形成され分離材料で充填されたトレンチによって近隣の列から隔離されている。この隔離はシャロートレンチ分離(STI)と呼ばれている。フローティングゲート(FG)は、STIと絶縁膜15とワードライン(WL)によって、他のフローティングゲートから互いに分離されている。最近では、フローティングゲート(FG)間の空間は0.1um未満となり、フローティングゲート間の容量結合が増加している。選択トランジスタ(S)のゲート電極(SG)も、フローティングゲート(FG)およびワードライン(WL)と同じ形成プロセスステップで形成され、積層ゲート構造を呈する。これら2本の選択ゲートライン(SG)はそのラインの端部にて短絡されている。
図6の表は、各メモリセルのフローティングゲートが2ビットを記憶し、ステート「11」、「10」、「01」、「00」のうち1つを含んでいる特定の例において、メモリセルアレイ1を動作させるために印加される電圧をまとめたものである。この表は、読み出しとプログラミングに、ワードライン「WL2」と「BLe」のビットラインが選択された場合を示す。c−pウェルを20Vの消去電圧にまで上昇させ、選択されたブロックのワードライン(WL)を接地させることによって、選択されたブロックのデータが消去される。選択されないブロックのワードライン(WL)、ビットライン(BL)、選択ライン(SG)、cソースは全てフローティングステートに置かれるので、c−pウェルとの容量結合によって、これらもまた約20Vに上昇する。これにより、選択されたメモリセル(M)のトンネル酸化膜14(図4、図5)だけに強力な電場が付加され、トンネル酸化膜14にトンネル電流が流れるので、選択されたメモリセルのデータが消去される。この例では、消去されたセルは、4つのプログラム可能なステートのうちの1つ、すなわち、「11」である。
プログラミング動作中にフローティングゲート(FG)に電子を記憶するために、選択されたワードラインWL2をプログラムパルスVpgmに接続し、選択されたビットラインBLeを接地する。その一方で、プログラミングが発生すべきでないメモリセル(M)へのプログラミングを禁止するために、対応するビットラインBLeを、例えば3Vの電源のVddと、選択されないビットラインBLoに接続する。選択されないワードラインWL0、WL1、WL3は10Vに接続され、第1の選択ゲート(SGD)はVddに接続され、第2の選択ゲート(SGS)は接地される。この結果、プログラミング中のメモリセル(M)のチャネル電位が0Vに設定される。チャネル電位がワードライン(WL)との容量結合によって引き上げられることで、プログラミングを禁止されたチャネル電位が6V付近にまで上昇する。前述したように、プログラミング中に、強力な電場がメモリセル(M)のトンネル酸化膜14だけに印加され、トンネル電流がトンネル酸化膜14に消去とは逆の方向に向かって流れ、これにより、論理ステートが「11」から別のステート「10」、「01」、または「00」のうちの1つに変更される。
読み出しおよびベリファイ動作では、選択ゲート(SGD、SGS)と選択されないワードライン(WL0、WL1、WL3)が、4.5Vの読み出しパス電圧にまで上昇されてパスゲートとなる。選択されたワードライン(WL2)が電圧に接続される。また、選択されたワードライン(WL2)は、読み出し動作、ベリファイ動作のそれぞれに対して指定されたレベルの電圧に上昇させられ、選択されたメモリセルのしきい値電圧がそのレベルに達したかどうかが判断される。例えば、読み出し10動作では、選択されたワードラインWL2が接地することによって、しきい値電圧が0Vよりも高いかどうかが判断される。この読み出しの場合では、読み出しレベルは0Vであると言える。ベリファイ01動作では、選択されたワードラインWL2は2.4Vに接続することによって、しきい値電圧が2.4Vに達したかどうかがベリファイされる。このベリファイの場合では、ベリファイレベルは2.4Vであると言える。
選択されたビットライン(BLe)は、例えば0.7Vのような高レベルにプレチャージされる。しきい値電圧が読み出しまたはベリファイレベルよりも高い場合には、非伝導性メモリセル(M)のために、該当するビットライン(BLe)の電位レベルを高レベルに維持する。一方、しきい値電圧が読み出しまたはベリファイレベルよりも低い場合は、該当するビットライン(BLe)の電位レベルを、伝導性メモリセル(M)のために、例えば0.5V未満の低いレベルにまで低下させる。読み出しおよびベリファイ動作について以下でさらに詳細に説明する。
図7は、図1の列制御回路2の一部を示す。ビットラインの各々の対(BLeとBLo)が、それぞれ1ビットのデータを記憶できる2個のデータ記憶(DS1とDS2)レジスタを持つデータ記憶部16と結合している。読み出しまたはベリファイ動作中に、データ記憶部16が、選択されたビットライン(BL)の電位レベルを感知し、その後、このデータをバイナリで記憶して、プログラミング動作時にビットライン電圧を制御する。信号「EVENBL」「ODDBL」のうちの一方を選択することで、データ記憶部16が選択されたビットライン(BL)に選択的に接続される。データ記憶部16はまた、読み出しデータを出力し、プログラムデータを記憶するために、I/Oラインにも結合している。図1に関連して前述したように、I/Oラインはデータ入出力バッファ6に接続している。
1個の記憶素子につき2個より多いステートを設けたメモリシステムの動作
図8は、各々のフローティングゲート記憶素子が2ビットのデータ、詳細には4個のデータステートを各メモリセル(M)に記憶するメモリセルアレイ1のしきい値電圧分布を示す。曲線25は、消去ステート(「11」データステート)にあるアレイ1内のセルのしきい値レベルVTの分布を表し、負のしきい値電圧レベルにある。「10」「00」のユーザデータを記憶するメモリセルのしきい値電圧分布26、27は、それぞれ0Vと1Vの間、1Vと2Vの間に位置するものとして示されている。曲線28は、「01」データステートにプログラムされたセルの分布を示し、2Vより大きく、読み出しパス電圧である4.5V未満に設定された最高しきい値電圧レベルとなっている。
この例では、単一のメモリセル(M)に記憶された2ビットのそれぞれのビットは、異なる論理ページからのものである。すなわち、各メモリセルに記憶された2ビットのそれぞれのビットが、もう一方のものとは別の論理ページアドレスを含んでいる。下位ページアドレス(=0,2,4,...,16,382)が入力されると、図8に示す右側のビットがアクセスされる。上位ページアドレス(=1,3,5,...,16,383)が入力されると、左側のビットがアクセスされる。
分布が引き締まっていれば読み出しマージン(分布同士の間の距離)が広くなるので、信頼性を向上させるために個々の分布を引き締める(分布を狭める)ことが好ましい。本発明によれば、プログラミング速度を著しく低下させずに分布幅を引き締めている。
本願明細書において参照により援用されているVLSI技術に関する1995年のシンポジムウムの摘要,129〜130頁に記載されている論文「多レベルのNAND EEPROMのための高速で精密なプログラミング方法」(“Fast and Accurate Programming Method for Multi-level NAND EEPROMs", Digest of 1995 Symposium on VLSI Technology, pp.129-130)(非特許文献1)によれば、原則的に、分布を0.2V幅に制限するには、通常の反復プログラミングパルスを、ステップとステップの間において0.2Vずつ増分させる必要がある。分布を0.05V幅以内に引き締めるためには、0.05Vのステップアップパルスが必要である。このような小規模のステップ増分を持つプログラム電圧でセルをプログラムするためには、プログラミング時間が4倍に延長される。しかし、以降で説明している本発明の本質的な態様によれば、しきい値電圧分布の幅を縮小するために、プログラミング時間はこれほど延長される必要はない。
図9は、既存のプログラミングパルス技術を示す。プログラミング電圧Vpgm波形が図示されている。プログラミング電圧Vpgmは多数のパルスに分割され、パルス毎に0.2V増分される。この特定の例では、Vpgmの開始レベルは12Vである。
パルス同士の間の期間において、ベリファイ(読み出し)動作が実行される。すなわち、並行してプログラムされている各セルのプログラムレベルが、各プログラミングパルス同士の間で読み出されて、プログラムされるべきベリファイレベル以上であるかが判断される。所与のメモリセルのしきい値電圧がベリファイレベルを超えたと判断された場合には、所与のセルの、直列のセルユニットが接続するビットラインの電圧を0VからVddにまで上昇させることによって、Vpgmが除去される。並行してプログラムされている他のセルのプログラミングは、これらが順番にベリファイレベルに達するまで継続する。セルの最終プログラミングパルスの最中に、しきい値電圧がベリファイレベル未満からこれよりも高いレベルへ移動する場合には、しきい値電圧のシフトは0.2VのVpgmステップサイズと等しい。したがって、しきい値電圧は0.2V幅内で制御される。
図10A、図10Bは、前述したタイプのアレイ内の4ステートNANDメモリセルをプログラムするためのある既存技術を示す。第1のプログラミングパスにおいて、セルのしきい値レベルを下位論理ページからのビットに従って設定する。このビットが「1」である場合、これは既に消去された結果のステートにあるため何も行う必要はない。しかし、このビットが「0」である場合、セルのレベルを第1のプログラムされたステート34に上昇させる。これにより第1のプログラミングパスが終了する。
第2のプログラミングパスでは、セルのしきい値レベルは、上位論理ページからのセルに記憶されようとしているビットに従って設定される。そのビットが「1」である場合には、下位ページビットのプログラミングに従って上位ページビットが「1」であるステート33または34のいずれかにあるため、プログラミングは行われない。しかし、上位ページビットが「0」の場合には、このセルの2回目のプログラミングが実行される。第1のパスによりセルが消去ステート33のままである場合には、図10Bの上方の矢印が示すように、セルはこのステートから最高ステート36へプログラムされる。しかし、第1のプログラミングパスによってセルがステート34にプログラムされた場合、図10Bの下方の矢印が示すように、セルを第2のパスにてこのステートからステート35へさらにプログラムする。第2のパスの結果は、第1のパスプログラミングの結果を変更することなく上位ページからの「0」を記憶するようなステートにセルをプログラムするものである。
無論、メモリを4つよりも多いステートで動作させる場合には、メモリセルの定義された電圧しきい値ウィンドウ内には、ステートの数と等しい数の分布が存在する。さらに、特定のビットパターンが各分布に指定されているが、同様に別のビットパターンを指定することもできる。この場合には、間にプログラミングが行われる2つのステートは、図10A、図10Bに示されているものとは違うステートであってよい。このような変更例が数例、前にNANDシステムの背景技術において参照された特許で説明されている。さらに、複数のステートで動作されるNANDおよび別タイプのメモリアレイでのユーピン効果を低減する技術が、ジアン・チェン、トモハル・タナカ、ユーピン・フォンおよびカハンドカー・エヌ.・クオダーによる「多数のデータ状態で動作される不揮発性メモリの記憶素子間の結合の効果を減少させる動作手法」という2001年6月27日出願の米国特許出願第09/893,277号(特許文献17)に説明されている。この特許出願は、本願明細書において参照により援用されている。
図11は、セルが4つのしきい値ステートのうち、どのステートにあるかを決定するために各セルを読み出す目的で使用される電圧を示す。電圧VV10 、VV00 、VV01 は、プログラミング中にそのステートをベリファイするために、メモリセルの記憶ステート10、00、01をそれぞれ読み出す目的で使用される基準電圧である。通常、このベリフィケーションはプログラミングパルス同士の間で行われる。図に示されているように、プログラムされた結果の分布は、それぞれ分布の下方縁と一致するプログラム/ベリファイ電圧のうちの1つを持つ。
分布33〜36の近接する分布同士のほぼ中間に位置する電圧0、VR00 、VR01 を使用して、メモリセルアレイからデータを読み出す。これらはしきい値電圧であり、これを読み出し中の各セルのしきい値電圧ステートと対比させる。これは、セルから測定された電流または電圧を基準電流または電圧とそれぞれ比較することで達成できる。これらの読み出し電圧とプログラムされたしきい値電圧分布との間にはマージンがあるため、読み出された電圧0、VR00 、VR01 のいずれにも分布が重ならない限り、前述したような妨害などによる分布の拡散が許容される。しかし、このマージンは記憶ステート分布の数が増加すると共に減少するので、そうなった時には、より優れた精度でプログラミングを実行し、このような拡散を防止することが好ましくなる。
1つの記憶素子につき2つのステートを設けたメモリシステムの動作
図12に、前述したマルチステートメモリを2ステートで動作させる様子を示す。図10、図11の最初の2つのステート33、36のみがプログラムされ、図12では、これにそれぞれ符号33’、36’を付している。セルに記憶される1つのデータビットが「1」である場合は、プログラミング動作中にこのセルに関連して何の動作も実行されない。そのしきい値レベルは消去しきい値レベル分布33’のまま変わらない。しかし、セルに記憶させるデータビットが「0」である場合には、セルを図9に示されている方法でプログラムして、そのしきい値レベルを分布36’内に移動させる。これは、図10Bに示されている、「0」の上位ページビットが消去ステート33からプログラミングステート36にプログラムされる場合と同じ方法で行う。基準電圧VV01 を使用して、マルチステートの場合と同じ方法でプログラミングのベリファイを行う。この技術の1つの利点は、前述した技術に従って、容易に、多くのメモリを複数のステートにプログラムする一方で、いくつかのセルを2ステートにプログラムできることである。あるいは、ステートマシン8内のヒューズまたはファームウェア設定によって、メモリセルアレイ全体をマルチステートまたは2ステートで動作するように設定できるメモリ集積回路チップを製造することもできる。2ステートのみで動作している際に下位ページのプログラミングを省略した場合を除き、2ステートの動作時のプログラミングは2以上のステートで動作しているプログラミングと同じである。
それぞれのセルの読み出しに基準VR00 を使用して、これらのしきい値ステートが消去分布33’内またはプログラム分布36’内のどちらに含まれるかを判断する。これは、0ボルトの下方基準と高い基準VR01 を使用して(図11)、セルがステート33または36の一方にプログラムされているかを判断するマルチステート読み出しとは異なる。2ステート動作(図12)の最中にマルチステート分布34または35(図11)にプログラムされるデータはないため、分布33’と36’のほぼ中間に位置する非ゼロ基準VR00を使用して、2ステートにプログラムされたメモリセルを読み出す。これにより、マルチステート読み出し動作中と比較して、これら分布と、読み出し中に使用する基準との間のマージンが、著しく増加する。これによって、2ステートモードでは、これら分布が現実かつ明白に、さらに拡散および移動することが許容される。
この技術の主な利点は、プログラミング、読み出し、および/または消去動作によって生じたプログラムまたは消去されたセルの電荷レベルの妨害によって引き起こされる影響が低減されることである。特に、非ゼロで正の読み出ししきい値レベルVR00 を使用すれば、読み出し妨害による影響に対するメモリセルの許容度が増加する。同一行内の多様なセルを読み出すことで、消去分布33’が正方向へ移動する傾向にあることが知られている。また、メモリセルが数多くの消去/プログラミングサイクルに晒されるに従い、この効果はより有効となる。大多数のアプリケーションでは、消去ステートもまたプログラムステートの1つである。図11に関連して説明したように、負のしきい値分布33’内のセルを読み出すために、ゼロボルトをしきい値ブレークポイントレベルとして使用する場合には、その分布が時間の経過と共に正へシフトすることで、ゼロボルトに達し、さらには正となる望ましくない影響が生じる可能性がある。また、これは、読み出し中にゼロボルトを2つのしきい値レベル間のブレークポイントとして使用するメモリセルがプログラムされる既存の2ステート(バイナリ)メモリシステムでも生じる可能性がある。しかし、VR01 ベリファイレベルでのプログラミングの結果、図12の第2のプログラムステート分布36’は大きなマージンによって消去分布33’から分離されているため、より高い読み出ししきい値ブレークポイントVR00 を用いれば、分布33’をより正の方向にシフトしても分布33’の記憶ステートが間違って読み出されることはない。これは、2ステート動作にマルチステート動作と同じしきい値ウインドウを維持することによる大きな利点である。
図12の増加したマージンの使用における別の利点は、データを保持する時間が延長していることである。分布33’、36’は、しきい値VR00 によってデータレベルが誤って読み出しされない範囲で、より大きくシフトすることができる。このようなシフトの発生率は、メモリセルが消去/プログラミングサイクルに晒される頻度が増すに従って増加する。したがって、読み出し妨害の削減および/またはデータ保持時間の増加によって、メモリの寿命が伸びるという結果をもたらす。
マージンを幅広く設けるほど、2ステートの場合におけるビット毎のプログラミングが、複数ビットプログラミングの場合と比べて遥かに高速化する。これは、この結果生じた各プログラムセルのしきい値レベルを、このような狭い分布内に収める必要がないためである。高いΔVpgm(図9)または高い絶対電圧を使用して、セルのプログラミングにかかる時間を短縮することができ、これにより分布36’が拡大し、より高いマージンを許容することが可能となる。
前述した方式でのバイナリ動作も提供するマルチステートメモリ構造の用途が数多くある。メモリシステムのいくつかのブロック1(図2)を2ステート記憶用に指定し、これ以外のブロックをマルチステート記憶用にしてもよい。これはステートマシン8内で設定され、この場合、プログラミングおよび読み出し中の記憶ステートの数は、データのプログラミングまたは読み出し中であるブロックの物理アドレス、またはこの物理アドレスに関連するアドレスによって異なる。
特定の用途では、最もデータ書き込み頻度が高いメモリセルブロックを2ステートで動作させ、データの再書き込み頻度の低いこれ以外のブロックをマルチステートで動作させる。頻繁に再度書き込まれるデータの例には、システムファイル割当テーブル(FAT)のような、ユーザデータが記憶されるメモリのブロックのテーブルと、ブロックサイクルカウントや、その他フラッシュEEPROMシステムの動作の一部として記憶されるオーバーヘッドデータとが挙げられる。FATテーブルに関して言えば、ホストシステムにおいて、FATテーブル更新時にはユーザデータ記憶時よりもデータ書き込み量が少ないことから、FATテーブルの頻繁な更新は容易に識別され得る。このように識別されたFATテーブルデータは、コントローラ20(図1)によって、2ステートで動作している1つのブロックへ導かれる。メモリセルブロックの経験カウント、その他、そのようなオーバーヘッドデータに関して言えば、コントローラ20は、このようなデータの書き込み先であるブロックを知っているため、これらブロックの動作は2ステートに設定される。耐久限度に達しようとするブロックは、その前にすべて排除されるか、あるいは、少なくともいくらかは制御される必要がある。
本発明の別の用途は、メモリアレイのブロックのうち少なくとも数個を、そうすることがメモリの寿命内において有利となった時に、マルチステートから2ステート動作へ切り替えるというものである。これは、例えば、他のブロックよりも遥かに多量のデータ書き込みを受信するブロックについて動的に行うことができる。別の用途の例は、マルチステートでの動作時に、消去/プログラミングサイクルの耐久限度数に達しようとする選択されたブロックの動作を、2ステートへ切り替えるというものである。メモリセルの条件によって、それ以上マルチステートで動作することは不可能な場合であっても、図12に関連して説明した技術に従って2ステートで動作することができる場合がある。無論、同量のデータを2ステートに記憶するためには4ステートの場合の2倍の数のブロックの使用が必要となる。したがって、或る動作形態から別の動作形態へ切り替えるタイミングを判断するためのデータをステートマシン8に提供するために、個々のブロックまたはブロックのグループの消去/プログラミング数をカウントし続ける必要がある。個々のブロックにおけるこのようなカウントの継続は、米国特許第5,043,940号(特許文献18)に説明されている。あるいは、2000年2月17日に出願された米国特許出願第09/505,555号(特許文献12)で説明されているように、カウントされているブロックとは異なるブロックにおいてサイクルカウントを維持してもよい。サイクルカウントを生成する特定の技術が、2000年9月14日に出願された米国特許出願第09/662,032号(特許文献19)に説明されている。これら特許および特許出願は、本願明細書において参照により援用されている。
前述した本発明の特定の例の説明では、マルチステート動作は4つのステートを含んでいる。無論、マルチステート動作は、8または16のような4つよりも多いステートを含むことができる。この場合、図10、図11に示されている4ステートのものと比べてしきい値電圧分布は遥かに狭く、しきい値電圧分布同士の間のマージンも小さくされている。さらに、2ステートモードを、より大きなマージンと、寿命の延長と、プログラミング効率性の増加とを提供するための代替形として説明したが、この代替形においても、通常の動作で使用するステートよりも少ない数であれば2つ以上の記憶ステートを使用することができる。例えば、通常のマルチステート動作が16ステートのプログラミング/読み出しを行うとすると、代替形では、それらの記憶ステートのうち、なるべく離れた4つ、すなわち最大ステート、最小ステート、その間で同等の間隔を持つ2つのステート、のみに制限できる。
誘電性記憶素子の変更例
前述したフラッシュEEPROMメモリセルの例は、伝導性フローティングゲートを電荷記憶素子として利用するタイプのセルに関連して説明した。しかし、本発明は、フローティングゲートの代わりに、各メモリセル内の記憶素子として電荷トラップ誘電体を使用するシステムにおいても利用可能である。セルのチャネル領域内の、伝導性コントロールゲートと基板の間に誘電性記憶素子を挟設する。この誘電体は、フローティングゲートと同じサイズおよび配置にて各素子に分割することができるが、この誘電体によって電荷は局所的にトラップされるため、通常は分割する必要はない。電荷トラップ誘電体は、選択トランジスタ等が占有する範囲を除くアレイ全体にわたって広げることができる。
誘電性記憶素子メモリセルは、次の技術論文および特許において説明されている。これら技術論文および特許とは、チャンら著,「真正単一トランジスタ酸化物−窒化物−酸化物EEPROMデバイス」,IEEE電子デバイス・レターズ,EDL−8巻,第3号,1987年3月,93〜95頁 (Chan et al., “A True Single-Transistor Oxide-Nitride-Oxide EEPROM Device", IEEE Electron Device Letters, Vol. EDL-8, No. 3, March 1987, pp.93-95) (非特許文献2)、ノザキら著,「半導体ディスク・アプリケーション用のMONOSメモリセルを有する1MbのEEPROM」,IEEE固体回路ジャーナル,26巻,第4号,1991年4月,497〜501頁 (Nozaki et al., “A 1-Mb EEPROM with MONOS Memory Cell for Semiconductor Disk Application", IEEE Journal of Solid State Circuits, Vol. 26, No. 4, April 1991, pp.497-501) (非特許文献3)、エイタンら著,「NROM:新規の局所化トラッピング、2ビット不揮発性メモリセル」,IEEE電子デバイス・レターズ,21巻,第11号,2000年11月,543〜545頁 (Eitan et al., “NROM: A Novel Localized Trapping, 2-Bit Nonvolatile Memory Cell", IEEE Electron Device Letters, Vol.21, No.11, November 2000, pp.543-545) (非特許文献4)、および米国特許第5,851,881号(特許文献20)である。これらの論文および特許は、本願明細書において参照により援用されている。
実用的な特定の電荷トラッピング誘電性材料および配列が2つ存在する。一方は3層式誘電体であり、これは、最初に基板上に酸化シリコンを成膜し、この上に窒化シリコン層を堆積させ、さらにこの窒化シリコン層の上に別の酸化シリコン層を成膜および/または堆積させたものである(「ONO」)。第2の代替形は、ゲートと半導体基板面の間に、シリコンリッチな二酸化シリコンの単層を挟んだものである。この後者の材料は、次の2つの論文で説明されている。これら2つの論文とは、ディマリアら著,「Si濃厚SIO2 インジェクターと浮動多結晶珪素記憶層とを用いる電気的に変更可能なリードオンリメモリ」,J.Appl.Phys.52(7),1981年7月,4825〜4842頁 (DiMaria et al., “Electrically-alterable read-only-memory using Si-rich SIO2 injectors and a floating polycrystalline silicon storage layer", J. Appl. Phys. 52(7), July 1981, pp. 4825-4842)(非特許文献5)、およびホリら著,「不揮発性メモリ・アプリケーション用のSi打ち込みゲート−SIO2 絶縁体を有するMOSFET」,IEDM92,1992年4月,469〜472頁 (Hori et al., “A MOSFET with Si-implanted Gate-SiO2 Insulator for Nonvolatile Memory Applications", IEDM92, April 1992, pp. 469-472) (非特許文献6)である。これら論文は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。また、誘電性記憶素子は、2002年10月25日に出願された米国特許出願第10/280,352号(特許文献21)でより詳細に説明されている。この特許出願は、本願明細書において参照により援用されている。
メモリカードによる実施例
前述したように、本発明の様々な態様は、ホストシステムのはめ合いソケット内に取り外し可能に挿入できるメモリカードとして実現可能である。このようなカードは、コントローラが、ファームウェア25に従ってメモリを管理するコントローラチップ21(図1)のメモリシステム全体と、データをバイナリモードまたはマルチステートモードのいずれかで記憶できるメモリチップ22を含んでもよい。あるいは、関連する周辺回路を備えた状態でコントローラとメモリアレイを別個のカードで提供することもできる。メモリチップ22は、前述した実施形態、またはモード選択が可能な別の実施形態に従って構成される。
より詳細には、本発明の特定の実施形態は、ユーザの命令に対応してユーザデータをバイナリモードまたはマルチステートモードのいずれかで記憶できる集積回路カードとして実現できる。これにより、カードが選択された例えばデジタルカメラのようなホストのユーザは、信号メモリカードが大容量カードとして動作するか、または高性能カードとして動作するかをカードの用途に応じて選択することが可能になる。
集積回路の様々な態様が、2001年8月2日に出願された米国特許出願第09/924,185号(特許文献22),2002年11月21日に出願された米国特許出願第10/302,009号(特許文献23)、2003年12月9日に出願された米国特許出願第10/732,149号(特許文献24)で説明されている。前述した関連出願は、本願明細書において参照により援用されている。
従来技術にも、マルチステートメモリを使用して動作し、また、ユーザデータを記憶するためにバイナリセルメモリセルを使用して動作する、メモリカードが存在するが、これらのカードは一方のタイプでしか使用できないようになっている。そのため、需要者は、フラッシュメディアカードを購入した際に、性能の比較的低い大容量カードか比較的容量の少ない高性能カードのいずれかを強制的に選択させられる。需要者は、適切な選択を行うために、カードを使用する用途を事前に知っておく必要がある場合もある。本発明によれば、ユーザは1枚のカードで高性能または大容量の両方を選択できる。
例えば、前述した主要な例である、メモリセルを4ステートモードまたはバイナリモードで動作させる機能を備えたNAND形マルチステートメモリを考える。大容量カードを購入し、その容量を半分にして高性能カードに変えることができるため、ユーザは、大容量と高性能のどちらかを選択するオプションを得ることができる。したがって、1枚のカードで、例えば256MBの高密度カード、または128MBの高性能カードのいずれかとして動作させることができ、ユーザはその後のカードの用途に従ってどちらかを選択できる。
バイナリモードによってより優れたステート同士の分離が可能になるため、より高速な読み出し/書き込み、または、頑健で耐久性の高いメモリを提供する場合に、高性能モードが選択される。NAND形構造を利用したフラッシュメモリ内であっても、前述した方法、あるいは別の方法で複数のマルチステートから選ばれたバイナリモードとして1対のマルチステートを選択することができる。さらに、このメモリは、これ以外の、NAND形およびAND形の構成を使用したり、誘電セルのような別タイプのセルを使用することもできる。
1つの変更例では、メモリへのデータの記憶およびアクセスを管理するファームウェアは、マルチレベルNANDとバイナリNANDの両方を扱う機能を備えている。このオプションでは、両方のモードに対応したファームウェアがカード上に搭載され、これにはファームウェアダウンロードが関与していないが、カードへの特定の命令によって動作モードが決定される。別の変更例では、バイナリで機能するものと、マルチステートで機能するものとの、2個の別個のファームウェアファイルを使用する。この場合、選択されたモードが現在カード上にあるファームウェアに対応していなければ、ファームウェアダウンロードアプリケーションが用いられる。この第2の変更例には、より単純なファームウェアを使用できるという利点があるが、モード変更時にはファームウェアも変更しなければならないという欠点もある。
図13は、例証的なメモリカードの実施形態の動作を図示したフローチャートである。このプロセスは、カードをホストに取り付けるステップ131から開始する。この時点では、ユーザが、積極的に変更を行う、あるいはカード挿入先のホストに変更を行わせるかのいずれかによってモード変更を開始しない限り、カードは通常のメモリカードとして動作できる。新規のカードはデフォルトモードにあってもよいし、または初期選択を要求してもよい。
ステップ133では、カードが、2つ以上のモードで動作できる旨をホストに通知する。この通知を受けて、ユーザは多様な動作モードに関連した多数の相対的性能基準から選択を行うことができる。
次に、ステップ135で需要者は動作特徴を選択し、ステップ137でこの動作特徴と関連する選択されたモードを、ホストがコマンドを発行することによってカードに送る。これによってメモリが再構成されるため、既にカードのメモリにユーザデータが記憶されている場合には、典型的にはデータが消去される。これを避けるには、データを一時的にホストに転送しておき、メモリ再構成の後、新規モードにて再度書き込みを行う。ユーザによって積極的に、あるいはホストがアプリケーションに従って決定を行うことで間接的に、再度の選択が行われ得る。例えば、デジタルビデオ記憶装置のような高速書き込み装置の場合には、高性能モードを選択しながら、一方で、静止画像は高密度モードで記憶して、カードが保存できる写真の枚数を増加させることも可能である。
ステップ139では、必要に応じて、ホストから適切なファームウェアセットをコントローラにロードする。例えば、バイナリモードにしか対応していないファームウェアを用いてメモリがバイナリモードにあり、マルチステートに切り替えられた場合には、マルチステートファームウェアをダウンロードし、またこの逆の場合も同様である。必要があれば、ファームウェアと動作特徴を定義する構成ファイルもこの時点でロードする。ファームウェアが両方のモードに対応している場合には、ステップ135のコマンドのみが必要であり、ステップ139はとばされる。
この時点で、ステップ141にて選択されたモードで、ユーザデータでの転送および記憶が可能である。その後、選択されたモードにおけるコントローラによってデータの管理およびデータへのアクセスが、ホストに透過的な方法で行われる。コマンドの発行と、必要であれば適切なファームウェアの転送の他、このプロセスおよび後続の動作もホストに透過である。一旦カードを選択したモードにフォーマットすれば、このカードは全てのホストにおいて、同じモードで使用できるようになる。
前述したのは、メモリを、第1の大容量バイナリモード、または第2の高性能マルチステートモードのいずれかで動作できる場合について説明したものである。より一般的には、モード数を増やすことができる。例えば、各メモリセルが4ビットを記憶できる場合には、各セルにつき4ビットを記憶する大容量モードと、高性能バイナリモードだけでなく、各セルにつき2ビットを使用する中間モードも存在しうる。これによれば、大容量モードでは不十分であっても中間モードがその用途に適した十分な性能を備えている場合に、ユーザは比較的小容量のバイナリモードではなく、中間モードを使用することができる。
バイナリモードとマルチステートモードを備えるメモリカードに関連した本発明の様々な態様は、前述したユーザが選択した動作モードの代わりに、またはこれに加えて、動的かつセルフアダプティブな方法で実現することも可能である。また、これらの態様は、メモリの一部を、バイナリモードで動作させるキャッシュとして使用し、その後マルチステートモードで書き込みされることを示す米国特許第5,930,167号(特許文献2)と組み合わせることもできる。
結論
本発明を特定の例およびその変更例に関連して説明してきたが、本発明は添付の特許請求の範囲の全範囲内においてその権利が保護されるものであることが理解されよう。
本発明の様々な態様の適用を説明する不揮発性メモリシステムのブロック図である。 既存の回路と、NAND形である場合の図1のメモリアレイの構成とを示す。 半導体基板上に形成したNAND形メモリアレイの列に沿った断面図を示す。 図3のメモリアレイを、断面4−4で切り取った断面図である。 図3のメモリアレイを、断面5−5で切り取った断面図である。 図2〜図5のNANDメモリセルアレイの例証的な動作電圧の表を示す。 図2〜図5のNANDメモリセルアレイの別の特徴を示す。 4ステートで動作している、図2〜図5のNANDメモリセルアレイのしきい値電圧の存在分布の一例を示す。 図2〜図5のメモリセルアレイに使用できるプログラミング電圧信号の一例を示す。 図2〜図5のメモリセルアレイをプログラムするマルチステート技術を示す電圧しきい値レベル分布図である。 図2〜図5のメモリセルアレイをプログラムするマルチステート技術を示す電圧しきい値レベル分布図である。 図10A、図10Bのマルチステート電圧しきい値レベル分布を、読み出しおよびベリファイ基準電圧を追加したステートにおいて再現している。 2ステートにプログラムされた、図2〜5のメモリセルアレイの電圧しきい値レベル分布を示す。 例証的なメモリカードの実施形態の動作を示すフローチャートである。

Claims (14)

  1. データおよびコマンドをホストとの間で転送するために前記ホストに接続可能な電気回路カードにおいて、
    各記憶素子が正確に2個のデータステートのうちの1個を記憶するバイナリモード、または前記各記憶素子が2個以上のデータステートを記憶するマルチステートモードのどちらか一方で動作できる複数の前記記憶素子を備えた不揮発性メモリと、
    前記メモリへのデータの記憶およびアクセスを管理するコントローラであって、外部からカードへのコマンドに応じて、前記メモリは、前記バイナリモードまたは前記マルチステートモードで管理される、コントローラと、
    を備える電気回路カード。
  2. 請求項1記載の電気回路カードにおいて、
    前記カードが接続されているホストのユーザによって前記データが記憶されるのに先立って、外部からの前記コマンドが起動される電気回路カード。
  3. 請求項1記載の電気回路カードにおいて、
    前記コントローラは、前記バイナリモードとマルチステートモードの両方のための1個のファームウェアファイルに従って、前記メモリへのデータの記憶およびアクセスを管理する電気回路カード。
  4. 請求項1記載の電気回路カードにおいて、
    前記コントローラは、前記バイナリモードのための第1のファームウェアファイルと、前記マルチステートモードのための第2のファームウェアファイルとに従って、前記メモリへのデータの記憶およびアクセスを管理する電気回路カード。
  5. 請求項4記載の電気回路カードにおいて、
    前記カードが接続されているホストのユーザによって前記データが記憶されるのに先立って、外部からの前記コマンドが起動され、前記第1および第2のファームウェアファイルのうちの1個は、外部からの前記コマンドに応じて前記コントローラによって、前記ホストからダウンロードされる電気回路カード。
  6. 請求項5記載の電気回路カードにおいて、
    前記第1および第2のファームウェアファイルのうちの前記1個を定義する構成ファイルも、外部からの前記コマンド応じて前記コントローラによって、前記ホストからダウンロードされる電気回路カード。
  7. システムにおいて、
    ホストと、
    ホストデータを記憶するために前記ホストに接続可能な電気回路カードと、を備え、前記カードは、
    多様な動作特徴を有する複数のモードで動作できる複数の記憶素子を備える不揮発性メモリと、
    前記メモリへの前記ホストによるデータの記憶およびアクセスを管理するコントローラであって、前記システムのユーザからの入力に応じて、前記メモリは、前記モードのうちの1つで管理される、コントローラと、
    を備えるシステム。
  8. 請求項7記載のシステムにおいて、
    前記動作特徴は、前記不揮発性メモリの容量を含むシステム。
  9. 請求項7記載のシステムにおいて、
    前記動作特徴は、前記不揮発性メモリにデータを記憶する相対速度を含むシステム。
  10. 多様な動作特徴を有する複数のデータ記憶モードで動作できる不揮発性メモリを含む電子回路カードの動作方法において、
    カードをホストに取り付けるステップと、
    前記取り付けるステップに応じて、前記カードから前記ホストへモード選択要求を送信するステップと、
    前記モード選択要求に応じて、ホストのユーザが前記動作特徴の中から選択するステップと、
    前記ユーザによるモード選択を前記ホストから前記カードへ送信するステップと、
    前記ホストから前記カードへデータを転送し、さらに、前記選択された動作特徴に対応する、選択された前記データ記憶モードに従って、前記データを前記カードに記憶するステップと、
    を含む方法。
  11. 請求項10記載の方法において、
    前記動作特徴は、前記不揮発性メモリの相対容量を含む方法。
  12. 請求項10記載の方法において、
    前記動作特徴は、前記転送データの相対速度を含む方法。
  13. 請求項10記載の方法において、
    前記選択の前記転送に応じ、また前記データを転送するステップの前に、前記カードを前記選択されたデータ記憶モードに従って動作させるためのファームウェアファイルを、前記ホストから前記カードへ転送するステップをさらに含む方法。
  14. 請求項13記載の方法において、
    前記選択の前記転送に応じ、また前記データを転送するステップの前に、前記転送されたファームウェアファイルカードの動作特徴を定義する構成ファイルを、前記ホストから前記カードへ転送するステップをさらに含む方法。
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