JP2008312067A - 通信端末装置、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツのダウンロード等リアルタイムに通信を実施しなくても良いアプリケーションにおいて、ユーザが所望する無線アクセス手段が利用可能となるまで通信開始を待機し、利用可能となったら通信を開始する仕組みを擁する通信端末装置及びそれに用いるプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置1において、あらかじめ選択された所望の無線アクセス手段での発信、または通信の継続が困難であると判別された場合に、発信リトライを実施するために必要な発信に関する情報を保存し、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに、保存された発信情報を使用して、バックグラウンドで自動的に発信のリトライ処理を実施するように構成したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末装置の無線アクセスの際における選択に関する。
近年、携帯電話網、無線LAN(Local Area Network)をはじめとする無線ネットワークの普及に伴い、通信端末装置を用いて多種多様なネットワークに接続したいという要求が増大している。
上記のネットワークは、それぞれ異なる特性(具体的には、通信速度、料金、セキュリティレベル等)を持っていることから、通信端末装置に搭載されるアプリケーションソフトウェア(以下アプリケーション)毎に、使用する無線アクセス種類をユーザがあらかじめ選択し、通信処理実施時に、設定された無線通信手段を使用して、通信処理を実施する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、複数の無線アクセス種類に対応した通信端末装置において、選択された無線アクセス種類に応じた通信方式での通信が困難な場合に、自動的に他の無線アクセス種類に切替えて通信を実施する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平09−160855号公報 特開2002−112347号公報
上述した従来のネットワーク選択では、複数のネットワークを利用可能な通信端末装置において、選択された通信方式での通信が困難な場合に、ユーザが所望する無線アクセス種類を使用して通信処理を実施することができないという問題がある。
そこで、本発明は、早急に通信の完了をしなくても良いアプリケーションにおいて、言い換えると、コンテンツのダウンロード等リアルタイムに通信を実施しなくても良いアプリケーションにおいて、ユーザが所望する無線アクセス手段が利用可能となるまで通信開始を待機し、利用可能となったら通信を開始する仕組みを擁する通信端末装置及びそれに用いるプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る通信端末装置は、
複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置であって、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別手段と、
前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別手段と、
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに発信リトライを実施するために必要な発信情報を保存し、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定された場合、保存しておいた発信情報を使用して、前記所望の無線アクセス手段を制御して、発信処理を実施する発信制御手段と、
を備える、ことを特徴とする。
前記発信制御手段による発信処理により発信に成功した場合、所望の無線アクセス手段を使用した発信が成功したことを、ユーザに報知する報知手段を備えてもよい。
上記の目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る通信端末装置は、
複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置であって、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別手段と、
前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別手段と、
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されたときに、所望の無線アクセス手段を使用した発信が可能となったことを、ユーザに報知する報知手段と、
を備える、ことを特徴とする。
前記複数無線アクセス手段のうち、一の無線アクセス手段はサービス提供範囲が所定範囲の第1の基地局を介して通信する無線通信アクセス手段であり、前記一の無線アクセス手段と異なる無線アクセス手段は、第1の基地局に比べてサービス提供範囲が狭い第2の基地局を介して通信する無線通信アクセス手段であってもよい。
前記通信端末装置は、
内部回路への電力の供給を制御する電源コントローラと、を備え、
該電源コントローラは、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が困難であると判別された場合に、それ以降前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されるまで、所望の無線アクセス手段への電力の供給を停止してもよい。
タイマと、
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合に、前記タイマによる計時をスタートさせるタイマ制御手段と、
前記タイマが所定時間を計時したことに応答して、所望の無線アクセス手段から他の無線アクセス手段へ切替えて、発信処理を実施する手段と、
を備えてもよい。
前記タイマが計時する所定時間を、該タイマにセットする手段を備えてもよい。
前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、前記切替判別手段が、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別するための基準情報を複数記憶する情報テーブルと、
前記情報テーブルに記憶された複数の基準情報の何れかを選択する選択手段と、を備え、
前記切替判別手段は、前記選択手段により選択された基準情報に基づいて、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別してもよい。
上記の目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置を制御するコンピュータに、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別機能と、
前記通信可否判別機能により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別機能と、
前記切替判別機能により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに発信リトライを実施するために必要な発信情報を保存する機能と、
前記通信可否判別機能により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定された場合、保存しておいた発信情報を使用して、前記所望の無線アクセス手段を制御して、発信処理を実施する発信制御機能と、
を実現させる。
上記の目的を達成するため、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置を制御するコンピュータに、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別機能と、
前記通信可否判別機能にて、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する無線アクセス手段切替判別機能と、
前記切替判別機能により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、前記通信可否判別機能により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されたときに、所望の無線アクセス手段を使用した発信が可能となったことを、ユーザに報知する報知機能と、
を実現させる。
本発明によれば、ユーザが所望する無線アクセス手段を使用して通信処理を実施することが可能となる。
(実施形態1)
以下に、本発明の実施形態1に係る通信端末装置1を説明する。
通信端末装置1は、図8に示すように、第1の無線基地局BS1及び第2の無線基地局BS2を介し、第1の通信網CN1及び第2の通信網CN2に接続することができる。通信端末装置1は、図1に示す回路構成のように、バス10と、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、音声マイク13aと、音声スピーカ13bと、共通回路部14と、電源部15と、操作部16と、表示部17と、出力部18と、を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、記憶部12に格納された動作プログラムに従って、通信端末装置1の全体的な動作を制御する。
制御部11は、通信制御部111を備える。
通信制御部111は、通信部13が備える第1無線通信部131及び第2無線通信部132に通信機能の動作状態を変更する指示を与え、第1無線通信部131及び第2無線通信部132の動作状態を、例えば、無線信号の送信、受信、受信待機、等に制御する。
通信制御部111の各構成要素について、以下にその詳細を説明する。
通信制御部111は、無線アクセス手段制御部111aと、無線アクセス手段選択部111bと、タイマ制御部111cと、通信状態管理部111dと、発信情報保存処理部111eと、を備える。
無線アクセス手段制御部111aは、通信部13が備える第1無線通信部131及び第2無線通信部132に通信機能の動作状態の変更を実施し、通信端末装置1の通信状態の制御を行う。
無線アクセス手段選択部111bは、通信を実施する際、後述する無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126、無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127及び処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128が保持する情報を参照して、通信部13が使用すべき無線アクセス手段を決定し、その情報を後述する無線アクセス手段選択情報記憶領域129へ記憶させる。
タイマ制御部111cは、無線アクセス手段制御部111aが、通信部13に対して通信機能の動作状態変更の指示を与えるタイミングを制御するのに使用する各種タイマを管理する。
通信状態管理部111dは、後述する通信状態情報記憶領域124に対して、通信部13が備える第1無線通信部131及び第2無線通信部132それぞれの「待受け」、「圏外」「通信中」といった通信状態情報の保存処理を実施する。
発信情報保存処理部111eは、発信時のエラーに対する発信リトライや通信中のエラーに対する通信再開のために使用する通信履歴情報の保存処理を、後述する発信情報記憶領域125に対して実施する。
記憶部12は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)等から構成され、図3のフローチャートに示す処理を制御部11に実行させるためのプログラム等を記憶する。また、記憶部12は、制御部11のワークメモリとして機能する。
記憶部12の各構成要素について、以下その詳細を説明する。
記憶部12は、第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域121と、第2無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域122と、無線アクセス手段切替タイマ情報記憶領域123と、通信状態情報記憶領域124と、発信情報記憶領域125と、無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126と、無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127と、処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128と、無線アクセス手段選択情報記憶領域129と、を備える。
第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域121には、通信端末装置1が第1無線通信部131を介して通信を実施する際、第1無線通信の電波状況や通信相手先の状況等によって通信できない場合、第1無線通信の電波の捕捉、発信のリトライ及び通信の再開等を実施するためのタイミング情報が記憶されている。
第2無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域122には、第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域121同様、通信端末装置1が第2無線通信部132を介して通信できない場合、第2無線通信の電波の捕捉、発信のリトライ及び通信の再開等を実施するためのタイミング情報が記憶されている。
なお、第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域121と第2無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域122が記憶する無線通信の電波の捕捉タイミングと発信のリトライタイミングを別々に設定し、それぞれ別の記憶領域に保持する構成としても良い。そうすることで、電波捕捉と発信リトライの制御をよりきめ細かく実施することができ、通信完了までの時間を短縮し、通信端末装置1の消費電力の低減が可能となるため、ユーザの使い勝手の向上を図ることができる。
無線アクセス手段切替タイマ情報記憶領域123には、使用する無線アクセス手段(通信部13が保持する第1無線通信部131、及び第2無線通信部132)を切替えるタイミングを制御するためのタイマ情報を記憶する。無線アクセス手段制御部111aは、無線アクセス手段切替タイマ情報記憶領域123を参照し、本タイマが満了した際、使用する無線アクセス手段の切替え処理を要求する通知を、無線アクセス手段選択部111bに対して行う。
通信状態情報記憶領域124には、第1無線通信及び第2無線通信の通信状態情報を保持する。通信状態情報とは、通信状態管理部111dの機能説明で前述した通りである。無線アクセス手段制御部111aは、通信を開始する際、通信状態情報記憶領域124を参照することで、発信処理を実施するか否かの制御を行う。
発信情報記憶領域125には、第1無線通信または第2無線通信の電波状況が圏外の場合や、通信相手先の状況等によって通信失敗もしくは通信できない場合に、使用する相手の接続先等の発信に関連する情報が記憶されている。
無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126には、第1無線通信または第2無線通信の電波状況が圏外の場合や通信相手先の状況等によって通信失敗もしくは通信できない場合、使用する無線アクセス手段を別のアクセス手段に切替えるか否かの情報が記憶されている。本無線アクセス手段切替情報は、ユーザにより操作部16から入力され、通信端末装置1に搭載されているアプリケーション毎に設定されている情報である。
無線アクセス手段制御部111aは、決定した無線アクセス手段を使用して通信が出来ない場合、本無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126を参照して、無線アクセス手段を別のものに切替えるか否かの判定を行う。
無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127には、通信を実施する際、通信部13が保持する複数の無線アクセス手段のうち、どの無線アクセス手段情報を使用するかの情報が記憶されている。本無線アクセス手段選択情報は、ユーザにより操作部16から入力され、通信端末装置1に搭載されているアプリケーション毎に設定されている情報である。
無線アクセス手段制御部111aは、ユーザからの通信開始要求を受けた際、本無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127を参照して、使用する無線アクセス手段を決定し使用する。
処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128には、所望の無線アクセス手段を使用して通信が出来ない場合、無線アクセス手段を別のものに切替えずに所望の無線アクセス手段の使用を継続すると判定した際、判定後、所望の無線アクセス手段が使用可能となるまで待機し続ける時間情報が記憶されている。
無線アクセス手段制御部111aは、無線アクセス手段を別のものに切替えないと判定後、本処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128を参照して、設定されている所定の時間を経過した場合のみ、無線アクセス手段を別のものに切替える。
無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126に記憶されている無線アクセス手段切替情報テーブル、及び無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127に記憶されている無線アクセス手段選択情報テーブル、及び処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128に記憶されている処理延長許容時間情報テーブルは、例えば、図2(a)のように構成される。
無線アクセス手段選択情報記憶領域129には、現在アプリケーション21毎に設定されている通信手段を、別の通信手段に切替えて通信するときに使用すべき通信手段の情報が記憶されている。
本実施形態では、3つの情報テーブルを1つの情報テーブルにまとめる構成としたが、3つの情報テーブル別々に分けて構成するようにしても良く、3つのテーブルに分けて構成した場合と1つのテーブルにまとめて構成した場合とで、効果に相違はない。
図2(a)の情報テーブルは、通信端末装置1に搭載されているアプリケーションの名称を表すアプリケーション21、アプリケーション毎に割り当てられた固有のID情報を表すID20、通信時に使用される無線アクセス手段情報を表す通信手段22、無線アクセス手段切替情報を表す切替えフラグ23、及び処理延長許容時間情報を表す処理延長許容時間24で構成され、記憶部12に各アプリケーション毎に関連付けられて記憶されている。
アプリケーション21は、音声・データの送受信を行うアプリケーションであり、具体的には、音声通話、Eメール、SMS(Short Message Service)、音楽送受信アプリ、映像送受信アプリ、及びファイル送受信アプリ等がある。但し、これらは一例であり、音声及びデータ送受信を実施するアプリケーションであれば、上記以外のものであっても良い。
通信手段22は、第1の無線アクセス手段及び第2の無線アクセス手段がある。
切替えフラグ23は、ON又はOFFで表される。
ONに設定されている場合は、決定した無線アクセス手段を使用して通信が出来ない場合、別の無線アクセス手段に切替えて通信をリトライする。
OFFに設定されている場合は、決定した無線アクセス手段を使用して通信が出来ない場合においても、別の無線アクセス手段に切替えず、最初に決定した無線アクセス手段が使用可能となるまで待機する。
処理延長許容時間24は、所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施することが不可であると判定後、所望の無線アクセス手段が使用可能となるまで待機し、通信のリトライをし続けることができる最長の時間を示している。所望の無線アクセス手段が利用不可であることを判定後、処理延長許容時間が経過したら、使用する無線アクセス手段を別のものに切替えなければならない。
ここで、図2(b)に示すように、情報テーブルにおいて切替えフラグ23と処理延長許容時間24の2つの情報に対応付けた優先度25を設け、ユーザは操作部16より優先度を設定することで、図2の情報テーブルに切替えフラグ23と処理延長許容時間24が設定される仕組みとしても良い。
例えば、優先度25を、処理の優先度の高いものから順に「高」「中」「低」の3段階設け、ユーザより「高」と入力されたアプリケーションは、切替えフラグ23はON、処理延長許容時間24は無しに設定され、「中」と入力されたアプリケーションは、切替えフラグ23はOFF、処理許容時間24は10[min]に設定され、「低」と入力されたアプリケーションは、切替えフラグ23はOFF、処理許容時間24は60[min]に設定される、といった要領である。
また、アプリケーションに対して、切替えフラグ23や処理延長許容時間24を、特に設定する必要がない場合に備え、優先度「AUTO」設定を設けても良い。
ユーザより「AUTO」が入力された場合、アプリケーション毎にあらかじめ設定された切替えフラグ23や処理延長許容時間24を使用して通信制御が実施される、といった要領である。通信手段22についても同様である。
上記優先度設定を設けることで、ユーザから情報テーブルを作成するための入力の手間や複雑な操作性を低減することができ、通信端末装置1の使い勝手を向上することが可能となる。
一方、優先度設定を設けず、ユーザが切替えフラグ23と処理延長許容時間24の2つの情報を入力する仕組みとした場合、ユーザ個人の嗜好に合わせた詳細な設定が可能であるため、利便性を向上させることが可能である。
なお、図2(a)及び(b)では、切替えフラグ23、処理延長許容時間24、優先度設定25を、アプリケーション21毎に対応付けて設定する構成を示したが、これはアプリケーションに限定されるものではなく、人、グループ、接続機器等に対応付けて設定する構成としても良い。また、コンテンツの送受信を実施するようなアプリケーションにおいては、コンテンツの種類やコンテンツのファイルサイズに対応付けても良い。
更には、アプリケーション、人、グループ、接続機器、コンテンツの中から複数の条件を組み合わせ、その条件に対応付けて設定する構成としても良い。
これによって、ユーザ個人の嗜好に合わせた詳細な設定が可能であるため、利便性を向上させることが可能である。
通信部13は、第1無線通信部131と、第2無線通信部132と、を備える。
第1無線通信部131は、アンテナ131aを介して第1無線通信方式に対応した基地局と交信し、第1無線通信部132は、アンテナ132bを介して第2無線通信方式に対応した基地局と交信することで、音声信号、映像信号、データ信号等を送受信する。
第1無線通信部131は、CDMA(Code Division Multiple Access)等のセルラー移動通信方式に対応する。ただし、第1無線通信部131は、広帯域無線通信が可能であればどのような方式の通信システムであってもよく、GSM(Global System for Mobile Communications)などの他のセルラー方式移動通信方式であってよい。
第2無線通信部132は、IEEE802.11b、IEEE802.11a、及びIEEE802.11g規格の無線LAN(Local Area Network)通信システム等が考えられる。ただし、第2無線通信部132は、局所無線通信方式であればどのような方式の通信システムであってもよく、UWB(Ultra Wide Band)などの他の局所無線通信システムであってもよい。
これにより、通信端末装置1は、広帯域無線通信方式の特徴である広域の接続性と、局所無線通信方式の特徴である安価で高速なデータ通信性と、を有する。
ここで本実施形態において、通信部13は、2つの無線アクセス手段に対応する構成としたが、セルラー移動通信方式と局所無線通信方式の特徴を有していれば、3つ以上の無線アクセス手段に対応する構成としても良い。これにより、ユーザはアプリケーションに応じてより適当な無線アクセス手段を選択することが出来るため、ユーザニーズに応じた通信を実現することが可能となる。
なお、共通回路部14は、第1無線通信部131、第2無線通信部132に共通する無線信号を処理する回路である。
電源部15は、電源コントローラ151とバッテリ152とを備える。
電源コントローラ151は、第1無線通信部131及び第2無線通信部132の動作用に供給する電力の制御部である。バッテリ152は、通信端末装置1に電力を供給する。
操作部16は、ユーザの指示やデータを入力するための各種のキー若しくはボタンを備え、制御部11への各種の指示やデータを入力する。また、操作部16には、通信端末装置1の電源をオン又はオフにするための電源ボタンが設けられている。
ユーザは操作部16を操作することにより、例えば、アプリケーション毎に無線アクセス手段切替情報を設定するときのフラグ23、通信端末装置1の電源のオン又はオフの指示等の入力が可能である。
表示部17は、ドットマトリクスタイプのLCD(Liquid Crystal Display)パネルとドライバ回路等から構成され、任意の画像を表示する。
音声マイク13aは、通話時等に、音声信号を収集し、通信部13に供給する。
音声スピーカ13bは、通話時等に、復調された音声信号を出力する。
出力部18は、スピーカ181及びバイブレータ182より構成される。これらは、着信があったことをユーザに通知するのに主に使用され、音声信号や振動を出力する。
バス10は、制御部11、記憶部12、表示部17、出力部18、の間で相互にデータを伝送する。
次に、図3のフローチャートを参照して、ユーザ所望の無線アクセス手段を極力使用するために、通信部13を制御するときの通信制御部111の動作について説明する。
図3のフローの処理は、ユーザが、通信端末装置1の発信ボタンを押下して、通信端末装置1の通信開始操作を行うことにより起動される。
なお、図3のフローの起動以前に、通信状態管理部111dは、通信状態情報記憶領域124へ、通信部13が搭載する無線アクセス手段の「待受け」、「通信中」、「圏外」といった通信状態を保存する。通信状態管理部111dは、図3のフローの起動中も必要時に応じて、通信部13が保持する無線アクセス手段の電波の捕捉を実施し、通信状態情報記憶領域124に対して通信状態の更新を行う。
また、ユーザによる操作部16からの入力によって、図2(a)の情報テーブルが作成され、無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126、無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127、処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128にそれぞれ情報が保存されている。
ユーザが操作部16の発信ボタンを押下すると、通信制御部111は、通信開始要求を受信する(ステップS300)。
通信開始要求を受信すると、無線アクセス手段制御部111aは、無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127及び通信状態情報記憶領域124を参照し、ユーザからの通信開始要求のあったアプリケーション21にマッピングされている通信手段22で設定されている無線アクセス手段の通信状態が、発信可能な状態にあるか否かの判定を行う(ステップS301)。
ステップS301において、発信可能な状態でないと判定された場合(ステップS301;No)、無線アクセス手段制御部111aは、発信情報保存処理部111eに対して指定された通信手段22で設定されている無線アクセス手段を使用した通信が不可である旨を通知し、それを受けた発信情報保存処理部111eは、発信に関連する情報を発信情報記憶領域125へ保存する(ステップS304)。
一方、ステップS301において、発信可能な状態であると判定された場合(ステップS301;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、通信手段22で設定されている無線アクセス手段を使用して通信を実施するため、通信部13に対しての通信開始処理を実施する(ステップS302)。
なお、ステップS302にて、発信処理を実施する前に、通信相手先の通信状態を表すプレゼンス情報を取得し、取得したプレゼンス情報によって、発信処理を実行するか否かの判定を実施しても良い。プレゼンス情報を参照することで、通信相手先の通信状態を把握できるため、通信相手先が通信不可な状態にある場合は発信処理をせずに、即ステップS304に遷移することが可能になる。これにより、通信端末装置1は無駄な発信処理やリトライ発信処理を実行しなくて良いため、消費電力の低減を図ることが可能となる。
ここで、プレゼンス情報は、制御部11に備えるプレゼンス情報取得部によって、無線基地局から取得される。
通信開始処理を実施後、無線アクセス手段制御部111aは、発信処理が成功したか否かの判定を行う(ステップS303)。
ステップS303において、発信処理が成功したと判定された場合(ステップS303;Yes)、本フロー処理は終了する(END)。
一方、S303において、発信処理が失敗したと判定された場合(ステップS303;No)、ステップS301において、通信可能な状態でないと判定された場合同様ステップS304へ遷移する。
なお、ステップS304に遷移する前に、ステップS302に遷移し、発信処理を数回リトライするような構成としても良い。これにより、偶然に発信処理が失敗したケースを排除できるため、発信成功率を向上させることが可能である。
ステップS304にて、発信に関連する情報を保存後、無線アクセス手段制御部111aは、無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126を参照し、切替えフラグ23がONであるかOFFであるかの判定、即ち、アプリケーション毎に指定されている無線アクセス手段から通信部13に搭載される別の無線アクセス手段に切替えて発信リトライをするか否かの判定を行う(ステップS305)。
ステップS305にて、切替えフラグ23がOFFである場合(ステップS305;No)、無線アクセス手段制御部111aは、タイマ制御部111cに対して無線アクセス手段の切替えを実施するタイミングを決定するためのタイマのセット要求を行い、それを受けたタイマ制御部111cは、処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128を参照し、ユーザからの通信開始要求のあったアプリケーション21にマッピングされている処理延長許容時間24のタイマを、無線アクセス手段切替タイマ情報記憶領域123へセットする(ステップS306)。
一方、ステップS305にて、切替えフラグがONである場合(ステップS305;Yes)、無線アクセス制御手段111aは、以後使用する無線アクセス手段への選択処理を無線アクセス手段選択部111bへ指示し、それを受けた無線アクセス手段選択部111bは、以後使用する無線アクセス手段を選択し、無線アクセス手段選択情報記憶領域129へ記憶させる(ステップS307)。
ステップS306にて、タイマ制御部111cは、処理延長許容時間24のタイマをセット後、無線アクセス手段切替タイマ情報記憶領域123を参照し、通信手段を切替えるタイマ(以下、通信手段切替用タイマ)が満了したかどうかの判定を行う(ステップS308)。
ステップS308にて、通信手段切替用タイマが満了したと判定された場合(ステップS308;Yes)、無線アクセス制御手段111aは、タイマ制御部111cからの通知を受けて、以後使用する通信手段への選択処理を無線アクセス手段選択部111bへ指示する(ステップS307)。
一方、ステップS308にて、通信手段切替用タイマが満了していないと判定された場合(ステップS308;No)、無線アクセス制御手段111aは、第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域121、または第2無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域122を参照し、通信手段22に設定されている無線アクセス手段がリトライ発信動作を実施するタイミングであるかどうかの判定を行う(ステップS309)。
ステップS309にて、リトライ発信動作を実施するタイミングであると判定された場合(ステップS309;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127、及び通信状態情報記憶領域124を参照し、ユーザからステップS300で通信開始要求のあったアプリケーション21にマッピングされている通信手段22が、通信可能な状態にあるか否かの判定を行う(ステップS310)。
一方、ステップS309にて、リトライ発信動作を実施するタイミングでないと判定された場合(ステップS309;No)、ステップS308に遷移し、無線アクセス手段制御部111aは、通信手段切替用タイマの満了判定処理に戻る。
ステップS310にて、使用する無線アクセス手段の通信状態が、通信可能な状態にあると判定された場合(ステップS310;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、発信情報記憶領域125を参照して、ステップS300にてユーザから要求のあった発信設定を再設定する(ステップS311)。
そして、通信部13に対し通信リトライ発信処理を実施する(ステップS312)。
ステップS312の通信リトライ発信処理は、リトライ発信タイミングにて所望の無線アクセス手段が使用可能となっている場合に自動的に実施されるため、バッググラウンドで処理は実行され、ユーザに対してリトライ通信処理をしていることは通知されない。
なお、ステップS302にて前述したのと同様な理由から、ステップS312にて、通信リトライ発信処理を実施する前に、通信相手先のプレゼンス情報を参照し、プレゼンス情報によって、処理を実行するか否かの判定を実施しても良い。これにより、通信端末装置1は無駄な発信処理やリトライ発信処理を実行しなくて良いため、消費電力の低減を図ることが可能となる。
通信リトライ発信処理を実施後、無線アクセス手段制御部111aは発信処理が成功したか否かの判定を行う(ステップS313)。
ステップS313において、発信処理が成功したと判定された場合(ステップS313;Yes)、本フロー処理は終了する(END)。
一方、ステップS313において、発信処理が失敗したと判定された場合(ステップS313;No)、通信リトライのタイミング待ちとなるため、通信手段切替用タイマが満了したか否かの判定処理ステップS308へ遷移する。
ステップ305及びステップS308からステップS307に遷移し、ステップS307にて、使用する無線アクセス手段切替え処理を実施後、無線アクセス手段制御部111aは、無線アクセス手段選択情報記憶領域129を参照して、無線アクセス手段選択情報記憶領域129に設定されている無線アクセス手段の通信状態が、通信可能な状態にあるか否かの判定を行う(ステップS314)。
ステップS307にて、無線アクセス手段制御部111aは通信機能の動作状態を、第1無線通信部131から第2無線通信部132、もしくは第2無線通信部132から第1無線通信部131に変更する。
ステップS314にて、切替え後の無線アクセス手段の通信状態が、通信可能な状態にあると判定された場合(ステップS314;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、発信情報記憶領域125を参照して、ステップS300にてユーザから要求のあった発信設定を再設定する(ステップS316)。ただし、ステップS311の場合と違って、ここで使用する無線アクセス手段は、ステップS300で要求があったものとは異なる。
そして、通信部13に対し発信リトライ処理を実施する(ステップS317)。
ステップS314にて、使用する無線アクセス手段が、通信可能な状態にないと判定された場合(ステップS314;No)、無線アクセス制御手段111aは、第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域121、または第2無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域122を参照し、通信手段22に設定されている無線アクセス手段がリトライ発信動作を実施するタイミングであるかどうかの判定を行う(ステップS315)。
ステップS315にて、リトライ発信動作を実施するタイミングであると判定された場合(ステップS315;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、ステップS314に遷移し、切替え後の無線アクセス手段が、通信可能な状態にあるか否かの判定を行う(ステップS314)。
一方、ステップS315にて、リトライ発信動作を実施するタイミングでないと判定された場合(ステップS315;No)、ステップS315にリターンして、ステップS315でYesと判別されるまで、判別動作を繰り返してリトライ発信待ちの状態となる。ステップS315で、リトライ発信タイミングになったと判別されると、上述のように、ステップS314に遷移し、発信を行う。
ステップS317にて、通信リトライ処理を実施後、無線アクセス手段制御部111aは、発信処理が成功したか否かの判定を行う(ステップS318)。
なお、ステップS302にて前述したのと同様な理由から、ステップS317にて、通信リトライ処理を実施する前に、通信相手先のプレゼンス情報を参照し、プレゼンス情報によって、処理を実行するか否かの判定を実施しても良い。これにより、通信端末装置1は無駄な発信処理やリトライ発信処理を実行しなくて良いため、消費電力の低減を図ることが可能となる。
ステップS318において、発信処理が成功したと判定された場合(ステップS318;Yes)、本フロー処理は終了する(END)。
一方、ステップS318において、発信処理が失敗したと判定された場合(ステップS318;No)、ステップS315に遷移し、ステップ315でYesと判別されるまで、判別動作を繰り返してリトライ発信待ちの状態となる。ステップS315で、リトライ発信タイミングになったと判別されると、上述のように、ステップS314に遷移し、発信を行う。
ところで、ステップS300にて、通信開始要求受信後、時間が経過して通信が完了した場合、即ち、ステップS313にて発信成功と判定された場合(ステップS313;Yes)と、ステップS308を経由後、ステップS318にて発信成功と判定された場合(ステップS305;NoかつステップS318;Yes)、の2つのケースについては、通信完了後、図4に示すようなコンテンツダウンロード完了通知表示画面40を表示部15より出力し、同時に、スピーカ181又はバイブレータ182経由で音や振動を出力するような仕組みにしても良い。これにより、ユーザはステップS300にて要求した通信が、時間経過後きちんと完了したか否かをわざわざチェックする手間を省略可能である。したがって、ユーザへの利便性を向上出来る効果がある。
さらに、ステップS305において、切替えフラグ23がONとされた場合、ステップS300にて選択された無線通信手段の通信状態がいつまでたっても通信可能な状態にならない場合の回避策として、通信手段切替用タイマ(処理延長許容時間24)を設け、タイマが満了したらステップS307に遷移し、通信手段の切替処理を実施する仕組みとしたが、これ以外に、例えば、通信端末装置1が取得するGPS(Global Positioning System)情報を使用して、ある一定時間Tgの間、通信端末装置1の移動がないと判定した場合、ステップS307に遷移し、通信手段の切替処理を実施するような構成としても良い。Tgはユーザが操作部16より設定できるような構成でも良いし、あらかじめ設定されている時間であっても良い。
このような構成とすることで、通信状態が通信可能に回復する見込みがないことを、通信端末装置1は早期に判定することができるため、無駄な電波の捕捉処理を低減することができ、消費電力の低減が可能となる。
また、本実施形態では、あらかじめユーザによって設定された切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を使用して、図3に示す処理フローを実施する説明をしたが、ユーザが、通信端末装置1の発信ボタンを押下して、通信端末装置1の通信開始操作を行う際、切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を設定する構成としても良い。
例えば、ユーザが発信ボタンを押下後、表示部17に図5に示すようなユーザ優先度選択表示画面50を表示することで、ユーザは切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を設定することが可能となる。
図5では、優先度25を選択することで切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を設定する例を示したが、切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を直接選択・設定するような構成としても良い。
こうすることで、ユーザは事前に切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を設定する手間を省くことが可能となり、利便性を向上することができる。それと同時に、ユーザは、例えばEメールのようなアプリケーションにおいて、発信相手や内容の重要度等、その場の利用状況に応じた優先度を設定した通信が実施できるメリットを享受できる。
更に、本処理フローにおいて、ステップS301において、ユーザが所望する無線アクセス手段を用いて発信不可であると判定された場合(ステップS301;No)、ステップS309にてリトライ発信タイミングであると判定されるまで(ステップS309;Yes)、電源コントローラ151からの上記無線通信部13への電源供給処理を停止するような処理フローとすることも考えられる。
これは、通信端末装置1の制御部11内に電源コントローラ制御部11fを追加することで実現可能である。電源コントローラ制御部11fは、無線アクセス手段制御部111aからの通知を受け、電源コントローラ151の制御を実施する。
このようにすることで、上記無線通信部が消費する電力の低減を図ることができるため、通信端末装置1の駆動時間を長くすることが可能となり、ユーザに対する利便性の向上を図ることが可能できる。
(実施形態2)
次に、図6、7を参照して、本発明の実施形態2について説明する。
実施形態2は、ユーザが設定した無線アクセス手段での発信処理に一度は失敗したが、時間経過後、リトライ発信処理が可能になった場合に、バックグラウンドで自動的に発信処理を実施せず、ユーザに対して通信状態のみを通知するとことを目的とする実施例である。
本実施形態は、通信端末装置1の制御部11にリトライ情報通知処理部112を、記憶部12にリトライ通知表示情報記憶部130を追加することで実現可能である。
なお、図1の通信端末装置1にリトライ情報通知処理部112及びリトライ通知表示情報記憶部130の記載はしていない。
リトライ情報通知処理部112は、無線アクセス手段制御部111aからの指示によって、スピーカ181、又はバイブレータ182を鳴動させ、表示部17へリトライ発信処理が可能である旨を記載した所定フォーマットの表示情報を転送する。ここで、リトライ発信処理が可能である旨を記載した所定フォーマットの表示情報は、リトライ通知表示情報記憶部130にあらかじめ記憶されている。
以下に、図6を使用して、図3と比較し、差分のある処理フローを説明する。
なお、図6において、図3と同様な処理については同一の符号を付している。
ステップS310にて、使用する無線アクセス手段の通信状態が、通信可能な状態にあると判定された場合(ステップS310;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、ステップS300にてユーザから要求のあった発信設定を再設定後、リトライ情報通知処理部112に対して、ユーザに対して通信状態を通知するよう指示する(ステップS311)。それを受けた、リトライ情報通知処理部112は、ユーザに対してリトライ発信処理が可能になった旨を、スピーカ181又はバイブレータ182を鳴動させることで通知すると同時に、リトライ通知表示情報記憶部130を参照して、表示部17へリトライ発信処理が可能である旨を記載した所定フォーマットの表示情報を転送する(ステップS600)。
また、ステップS314にて、使用する無線アクセス手段の通信状態が、通信可能な状態にあると判定された場合(ステップS314;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、ステップS300にてユーザから要求のあった発信設定を再設定後(ステップS316)、切替えフラグ23がONか否かの判定を実施する(ステップS601)。
ステップS601にて、切替えフラグ23がONであると判定された場合(ステップS601;Yes)、ステップS317に遷移し、無線アクセス手段制御部111aは、図3のステップS317で記載した発信処理を行う。
一方、ステップS601にて、切替えフラグ23がONでないと判定された場合(ステップS601;No)、無線アクセス手段制御部111aは、リトライ情報通知処理部112に対して、ユーザに対して通信状態を通知するよう指示する。それを受けた、リトライ情報通知処理部112は、ユーザに対してリトライ発信処理が可能になった旨を、スピーカ181又はバイブレータ182を鳴動させることで通知すると同時に、リトライ通知表示情報記憶部130を参照して、表示部17へリトライ発信処理が可能である旨を記載した所定フォーマットの表示情報を転送する(ステップS602)。
なお、ステップS600やステップS602において、リトライ情報通知処理部112が、表示部17へ転送するコンテンツダウンロード開始通知表示画面70は、例えば図7に示したようなものである。このような表示画面にすることで、ユーザは、そのときの状況に応じて発信するか否かを任意に選択可能なため、使い勝手が良くなる効果がある。
さらに、実施形態1と実施形態2をメリット組み合わせた処理フローを実施することも考えられる。
例えば、ステップS310にて、使用する無線アクセス手段の通信状態が、通信可能な状態にあると判定された場合(ステップS310;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、バッテリ152が保持するバッテリの残容量情報を参照し、バッテリ残容量が任意の閾値(Th)より高いか否かの判定を実施する。
ここで、バッテリ残容量がTh以上であると判定された場合、ステップS311を経て、ステップS312に遷移し、バッググラウンド発信を自動的に実施する。
一方、バッテリ残容量がThより低いと判定された場合、ステップS311を経て、ステップS600に遷移し、ユーザに対して、発信処理を実施するか否かの問い合わせを行う。
このようにすることで、バッテリ残容量が少ない場合でも、自動的に通信が開始されてしまうことに伴う弊害を阻止できると同時に、バッテリ残量量が十分なときは、自動的に通信が実行され、ユーザは操作する手間を省くことができるため、ユーザへの利便性向上の効果が得られる。
なお、実施形態1、2は、ユーザが通信開始操作を行うことにより起動されるフロー処理に関する例であるが、これは、通信を実施している際に起動されるフロー処理としても適用可能である。
以下に図3を使用して通信を実施している際に起動されるフロー処理を説明する。
まず、通信実施時に、接続元または接続先のどちらかで通信状態にエラーが発生し、通信の継続が不可となった場合(ステップS303;No)、ステップS304に遷移し、以後通信再開時に必要な通信情報を保存する。ここで通信情報とは、アプリケーション情報、接続先のアドレス情報等である。そして、ステップS304以降の処理フローは図3に示したものと同様である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
通信部13が備える無線通信部は、第1無線通信部131から第n無線通信部までの無線通信部に拡張することができる。
通信手段22は、第1の無線アクセス手段から第nの無線アクセス手段までの無線アクセス手段に拡張することができ、この場合の処理延長許容時間情報テーブルは、例えば、図9のように構成される。
第1の無線アクセス手段から第nの無線アクセス手段までの無線アクセス手段を備える場合には、図10に示すように、ステップS801にて、リトライ発信動作を実施するタイミングであると判定された場合(ステップS801;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、ステップS314に遷移し、切替え後の無線アクセス手段が、通信可能な状態にあるか否かの判定を行う(ステップS314)。
一方、ステップS801にて、リトライ発信動作を実施するタイミングでないと判定された場合(ステップS801;No)、今まで選択していない無線アクセス手段を選択するため、再びステップS800に遷移する。
なお上記で、今まで選択していない無線アクセス手段を選択するとあるが、通信部13が備える無線アクセス手段がn個に拡張された場合、無線アクセス手段の選択順序を指定するために、図11に示すようなテーブルを設ける必要がある。この無線アクセス手段の選択順序は各アプリケーション毎に設けられており、ステップS800にて、無線アクセス手段111aは本テーブルを参照して、使用すべき無線アクセス手段に通信部13を切替える。
本発明に係る第1、第2の実施形態における通信制御処理を実施する端末の構成を示す図である。 本発明に係る第1、第2の実施形態における通信制御処理を実施するために使用する情報テーブルを示す図である。 本発明に係る第1の実施形態における通信制御部の処理シーケンスを示すフローチャートである。 本発明に係る第1、第2の実施形態における通信処理完了時に表示部に対して表示される図である。 本発明に係る第1、第2の実施形態における通信開始時に表示部に対して表示される図である。 本発明に係る第2の実施形態における通信制御部の処理シーケンスを示すフローチャートである。 本発明に係る第2の実施形態における通信リトライ開始時に表示部に対して表示される図である。 複数の無線アクセス手段を有する通信端末装置を含む無線通信システムを示す概略構成図である。 本発明に係る第1から第nの無線通信手段を有する通信端末の通信制御処理を実施するために使用する情報テーブルを示す図である。 本発明に係る第1から第nの無線通信手段を有する通信端末の通信制御部の処理シーケンスを示すフローチャートの一部である。 本発明に係る第1から第nの無線通信手段を有する通信端末の通信制御処理を実施するために使用する情報テーブルを示す図である。
符号の説明
1…通信端末装置、10…バス、11…制御部、111…通信制御部、111a…無線アクセス手段制御部、111b…無線アクセス手段選択部、111c…タイマ制御部、111d…通信状態管理部、111e…発信情報保存処理部、12…記憶部、121…第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域、122…第2無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域、123…無線アクセス手段切替タイマ情報記憶領域、124…通信状態情報記憶領域、125…発信情報記憶領域、126…無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域、127…無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域、128…処理延長許容時間情報テーブル記憶領域、129…無線アクセス手段選択情報記憶領域、13…通信部、13a…音声マイク、13b…音声スピーカ、131…第1無線通信部、131a、132a…アンテナ、132…第2無線通信部、14…共通回路部、15…電源部、151…電源コントローラ、152…バッテリ、16…操作部、17…表示部、18…出力部、181…スピーカ、182…バイブレータ、20…ID、21…アプリケーション、22…通信手段、23、23a、23b、23c…切替えフラグ、24、24a、24b、24c…処理延長許容時間、25、25a、25b、25c…優先度

Claims (10)

  1. 複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置であって、
    予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別手段と、
    前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別手段と、
    前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに発信リトライを実施するために必要な発信情報を保存し、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定された場合、保存しておいた発信情報を使用して、前記所望の無線アクセス手段を制御して、発信処理を実施する発信制御手段と、
    を備える、ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記発信制御手段による発信処理により発信に成功した場合、所望の無線アクセス手段を使用した発信が成功したことを、ユーザに報知する報知手段を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置であって、
    予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別手段と、
    前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別手段と、
    前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されたときに、所望の無線アクセス手段を使用した発信が可能となったことを、ユーザに報知する報知手段と、
    を備える、ことを特徴とする通信端末装置。
  4. 前記複数無線アクセス手段のうち、一の無線アクセス手段はサービス提供範囲が所定範囲の第1の基地局を介して通信する無線通信アクセス手段であり、前記一の無線アクセス手段と異なる無線アクセス手段は、第1の基地局に比べてサービス提供範囲が狭い第2の基地局を介して通信する無線通信アクセス手段である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  5. 前記通信端末装置は、
    内部回路への電力の供給を制御する電源コントローラと、を備え、
    該電源コントローラは、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が困難であると判別された場合に、それ以降前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されるまで、所望の無線アクセス手段への電力の供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  6. タイマと、
    前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合に、前記タイマによる計時をスタートさせるタイマ制御手段と、
    前記タイマが所定時間を計時したことに応答して、所望の無線アクセス手段から他の無線アクセス手段へ切替えて、発信処理を実施する手段と、
    を備える、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  7. 前記タイマが計時する所定時間を、該タイマにセットする手段を備える、ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。
  8. 前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、前記切替判別手段が、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別するための基準情報を複数記憶する情報テーブルと、
    前記情報テーブルに記憶された複数の基準情報の何れかを選択する選択手段と、を備え、
    前記切替判別手段は、前記選択手段により選択された基準情報に基づいて、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信端末装置。
  9. 複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置を制御するコンピュータに、
    予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別機能と、
    前記通信可否判別機能により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別機能と、
    前記切替判別機能により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに発信リトライを実施するために必要な発信情報を保存する機能と、
    前記通信可否判別機能により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定された場合、保存しておいた発信情報を使用して、前記所望の無線アクセス手段を制御して、発信処理を実施する発信制御機能と、
    を実現させるプログラム。
  10. 複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置を制御するコンピュータに、
    予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別機能と、
    前記通信可否判別機能にて、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する無線アクセス手段切替判別機能と、
    前記切替判別機能により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、前記通信可否判別機能により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されたときに、所望の無線アクセス手段を使用した発信が可能となったことを、ユーザに報知する報知機能と、
    を実現させるプログラム。
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