JP2008312067A - 通信端末装置、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置1において、あらかじめ選択された所望の無線アクセス手段での発信、または通信の継続が困難であると判別された場合に、発信リトライを実施するために必要な発信に関する情報を保存し、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに、保存された発信情報を使用して、バックグラウンドで自動的に発信のリトライ処理を実施するように構成したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
上記のネットワークは、それぞれ異なる特性(具体的には、通信速度、料金、セキュリティレベル等)を持っていることから、通信端末装置に搭載されるアプリケーションソフトウェア(以下アプリケーション)毎に、使用する無線アクセス種類をユーザがあらかじめ選択し、通信処理実施時に、設定された無線通信手段を使用して、通信処理を実施する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置であって、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別手段と、
前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別手段と、
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに発信リトライを実施するために必要な発信情報を保存し、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定された場合、保存しておいた発信情報を使用して、前記所望の無線アクセス手段を制御して、発信処理を実施する発信制御手段と、
を備える、ことを特徴とする。
複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置であって、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別手段と、
前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別手段と、
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されたときに、所望の無線アクセス手段を使用した発信が可能となったことを、ユーザに報知する報知手段と、
を備える、ことを特徴とする。
内部回路への電力の供給を制御する電源コントローラと、を備え、
該電源コントローラは、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が困難であると判別された場合に、それ以降前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されるまで、所望の無線アクセス手段への電力の供給を停止してもよい。
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合に、前記タイマによる計時をスタートさせるタイマ制御手段と、
前記タイマが所定時間を計時したことに応答して、所望の無線アクセス手段から他の無線アクセス手段へ切替えて、発信処理を実施する手段と、
を備えてもよい。
前記情報テーブルに記憶された複数の基準情報の何れかを選択する選択手段と、を備え、
前記切替判別手段は、前記選択手段により選択された基準情報に基づいて、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別してもよい。
複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置を制御するコンピュータに、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別機能と、
前記通信可否判別機能により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別機能と、
前記切替判別機能により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに発信リトライを実施するために必要な発信情報を保存する機能と、
前記通信可否判別機能により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定された場合、保存しておいた発信情報を使用して、前記所望の無線アクセス手段を制御して、発信処理を実施する発信制御機能と、
を実現させる。
複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置を制御するコンピュータに、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別機能と、
前記通信可否判別機能にて、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する無線アクセス手段切替判別機能と、
前記切替判別機能により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、前記通信可否判別機能により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されたときに、所望の無線アクセス手段を使用した発信が可能となったことを、ユーザに報知する報知機能と、
を実現させる。
以下に、本発明の実施形態1に係る通信端末装置1を説明する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)から構成され、記憶部12に格納された動作プログラムに従って、通信端末装置1の全体的な動作を制御する。
通信制御部111は、通信部13が備える第1無線通信部131及び第2無線通信部132に通信機能の動作状態を変更する指示を与え、第1無線通信部131及び第2無線通信部132の動作状態を、例えば、無線信号の送信、受信、受信待機、等に制御する。
通信制御部111の各構成要素について、以下にその詳細を説明する。
記憶部12の各構成要素について、以下その詳細を説明する。
無線アクセス手段制御部111aは、決定した無線アクセス手段を使用して通信が出来ない場合、本無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126を参照して、無線アクセス手段を別のものに切替えるか否かの判定を行う。
無線アクセス手段制御部111aは、ユーザからの通信開始要求を受けた際、本無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127を参照して、使用する無線アクセス手段を決定し使用する。
無線アクセス手段制御部111aは、無線アクセス手段を別のものに切替えないと判定後、本処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128を参照して、設定されている所定の時間を経過した場合のみ、無線アクセス手段を別のものに切替える。
無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126に記憶されている無線アクセス手段切替情報テーブル、及び無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127に記憶されている無線アクセス手段選択情報テーブル、及び処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128に記憶されている処理延長許容時間情報テーブルは、例えば、図2(a)のように構成される。
ONに設定されている場合は、決定した無線アクセス手段を使用して通信が出来ない場合、別の無線アクセス手段に切替えて通信をリトライする。
OFFに設定されている場合は、決定した無線アクセス手段を使用して通信が出来ない場合においても、別の無線アクセス手段に切替えず、最初に決定した無線アクセス手段が使用可能となるまで待機する。
例えば、優先度25を、処理の優先度の高いものから順に「高」「中」「低」の3段階設け、ユーザより「高」と入力されたアプリケーションは、切替えフラグ23はON、処理延長許容時間24は無しに設定され、「中」と入力されたアプリケーションは、切替えフラグ23はOFF、処理許容時間24は10[min]に設定され、「低」と入力されたアプリケーションは、切替えフラグ23はOFF、処理許容時間24は60[min]に設定される、といった要領である。
ユーザより「AUTO」が入力された場合、アプリケーション毎にあらかじめ設定された切替えフラグ23や処理延長許容時間24を使用して通信制御が実施される、といった要領である。通信手段22についても同様である。
上記優先度設定を設けることで、ユーザから情報テーブルを作成するための入力の手間や複雑な操作性を低減することができ、通信端末装置1の使い勝手を向上することが可能となる。
なお、図2(a)及び(b)では、切替えフラグ23、処理延長許容時間24、優先度設定25を、アプリケーション21毎に対応付けて設定する構成を示したが、これはアプリケーションに限定されるものではなく、人、グループ、接続機器等に対応付けて設定する構成としても良い。また、コンテンツの送受信を実施するようなアプリケーションにおいては、コンテンツの種類やコンテンツのファイルサイズに対応付けても良い。
更には、アプリケーション、人、グループ、接続機器、コンテンツの中から複数の条件を組み合わせ、その条件に対応付けて設定する構成としても良い。
これによって、ユーザ個人の嗜好に合わせた詳細な設定が可能であるため、利便性を向上させることが可能である。
第1無線通信部131は、CDMA(Code Division Multiple Access)等のセルラー移動通信方式に対応する。ただし、第1無線通信部131は、広帯域無線通信が可能であればどのような方式の通信システムであってもよく、GSM(Global System for Mobile Communications)などの他のセルラー方式移動通信方式であってよい。
これにより、通信端末装置1は、広帯域無線通信方式の特徴である広域の接続性と、局所無線通信方式の特徴である安価で高速なデータ通信性と、を有する。
電源コントローラ151は、第1無線通信部131及び第2無線通信部132の動作用に供給する電力の制御部である。バッテリ152は、通信端末装置1に電力を供給する。
ユーザは操作部16を操作することにより、例えば、アプリケーション毎に無線アクセス手段切替情報を設定するときのフラグ23、通信端末装置1の電源のオン又はオフの指示等の入力が可能である。
図3のフローの処理は、ユーザが、通信端末装置1の発信ボタンを押下して、通信端末装置1の通信開始操作を行うことにより起動される。
なお、図3のフローの起動以前に、通信状態管理部111dは、通信状態情報記憶領域124へ、通信部13が搭載する無線アクセス手段の「待受け」、「通信中」、「圏外」といった通信状態を保存する。通信状態管理部111dは、図3のフローの起動中も必要時に応じて、通信部13が保持する無線アクセス手段の電波の捕捉を実施し、通信状態情報記憶領域124に対して通信状態の更新を行う。
また、ユーザによる操作部16からの入力によって、図2(a)の情報テーブルが作成され、無線アクセス手段切替情報テーブル記憶領域126、無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127、処理延長許容時間情報テーブル記憶領域128にそれぞれ情報が保存されている。
通信開始要求を受信すると、無線アクセス手段制御部111aは、無線アクセス手段選択情報テーブル記憶領域127及び通信状態情報記憶領域124を参照し、ユーザからの通信開始要求のあったアプリケーション21にマッピングされている通信手段22で設定されている無線アクセス手段の通信状態が、発信可能な状態にあるか否かの判定を行う(ステップS301)。
一方、ステップS301において、発信可能な状態であると判定された場合(ステップS301;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、通信手段22で設定されている無線アクセス手段を使用して通信を実施するため、通信部13に対しての通信開始処理を実施する(ステップS302)。
一方、S303において、発信処理が失敗したと判定された場合(ステップS303;No)、ステップS301において、通信可能な状態でないと判定された場合同様ステップS304へ遷移する。
一方、ステップS305にて、切替えフラグがONである場合(ステップS305;Yes)、無線アクセス制御手段111aは、以後使用する無線アクセス手段への選択処理を無線アクセス手段選択部111bへ指示し、それを受けた無線アクセス手段選択部111bは、以後使用する無線アクセス手段を選択し、無線アクセス手段選択情報記憶領域129へ記憶させる(ステップS307)。
一方、ステップS308にて、通信手段切替用タイマが満了していないと判定された場合(ステップS308;No)、無線アクセス制御手段111aは、第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域121、または第2無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域122を参照し、通信手段22に設定されている無線アクセス手段がリトライ発信動作を実施するタイミングであるかどうかの判定を行う(ステップS309)。
一方、ステップS309にて、リトライ発信動作を実施するタイミングでないと判定された場合(ステップS309;No)、ステップS308に遷移し、無線アクセス手段制御部111aは、通信手段切替用タイマの満了判定処理に戻る。
なお、ステップS302にて前述したのと同様な理由から、ステップS312にて、通信リトライ発信処理を実施する前に、通信相手先のプレゼンス情報を参照し、プレゼンス情報によって、処理を実行するか否かの判定を実施しても良い。これにより、通信端末装置1は無駄な発信処理やリトライ発信処理を実行しなくて良いため、消費電力の低減を図ることが可能となる。
一方、ステップS313において、発信処理が失敗したと判定された場合(ステップS313;No)、通信リトライのタイミング待ちとなるため、通信手段切替用タイマが満了したか否かの判定処理ステップS308へ遷移する。
そして、通信部13に対し発信リトライ処理を実施する(ステップS317)。
ステップS314にて、使用する無線アクセス手段が、通信可能な状態にないと判定された場合(ステップS314;No)、無線アクセス制御手段111aは、第1無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域121、または第2無線通信部リトライ発信動作情報記憶領域122を参照し、通信手段22に設定されている無線アクセス手段がリトライ発信動作を実施するタイミングであるかどうかの判定を行う(ステップS315)。
一方、ステップS315にて、リトライ発信動作を実施するタイミングでないと判定された場合(ステップS315;No)、ステップS315にリターンして、ステップS315でYesと判別されるまで、判別動作を繰り返してリトライ発信待ちの状態となる。ステップS315で、リトライ発信タイミングになったと判別されると、上述のように、ステップS314に遷移し、発信を行う。
一方、ステップS318において、発信処理が失敗したと判定された場合(ステップS318;No)、ステップS315に遷移し、ステップ315でYesと判別されるまで、判別動作を繰り返してリトライ発信待ちの状態となる。ステップS315で、リトライ発信タイミングになったと判別されると、上述のように、ステップS314に遷移し、発信を行う。
このような構成とすることで、通信状態が通信可能に回復する見込みがないことを、通信端末装置1は早期に判定することができるため、無駄な電波の捕捉処理を低減することができ、消費電力の低減が可能となる。
また、本実施形態では、あらかじめユーザによって設定された切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を使用して、図3に示す処理フローを実施する説明をしたが、ユーザが、通信端末装置1の発信ボタンを押下して、通信端末装置1の通信開始操作を行う際、切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を設定する構成としても良い。
例えば、ユーザが発信ボタンを押下後、表示部17に図5に示すようなユーザ優先度選択表示画面50を表示することで、ユーザは切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を設定することが可能となる。
図5では、優先度25を選択することで切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を設定する例を示したが、切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を直接選択・設定するような構成としても良い。
こうすることで、ユーザは事前に切替えフラグ23及び処理延長許容時間24を設定する手間を省くことが可能となり、利便性を向上することができる。それと同時に、ユーザは、例えばEメールのようなアプリケーションにおいて、発信相手や内容の重要度等、その場の利用状況に応じた優先度を設定した通信が実施できるメリットを享受できる。
更に、本処理フローにおいて、ステップS301において、ユーザが所望する無線アクセス手段を用いて発信不可であると判定された場合(ステップS301;No)、ステップS309にてリトライ発信タイミングであると判定されるまで(ステップS309;Yes)、電源コントローラ151からの上記無線通信部13への電源供給処理を停止するような処理フローとすることも考えられる。
これは、通信端末装置1の制御部11内に電源コントローラ制御部11fを追加することで実現可能である。電源コントローラ制御部11fは、無線アクセス手段制御部111aからの通知を受け、電源コントローラ151の制御を実施する。
このようにすることで、上記無線通信部が消費する電力の低減を図ることができるため、通信端末装置1の駆動時間を長くすることが可能となり、ユーザに対する利便性の向上を図ることが可能できる。
次に、図6、7を参照して、本発明の実施形態2について説明する。
本実施形態は、通信端末装置1の制御部11にリトライ情報通知処理部112を、記憶部12にリトライ通知表示情報記憶部130を追加することで実現可能である。
なお、図1の通信端末装置1にリトライ情報通知処理部112及びリトライ通知表示情報記憶部130の記載はしていない。
以下に、図6を使用して、図3と比較し、差分のある処理フローを説明する。
なお、図6において、図3と同様な処理については同一の符号を付している。
一方、ステップS601にて、切替えフラグ23がONでないと判定された場合(ステップS601;No)、無線アクセス手段制御部111aは、リトライ情報通知処理部112に対して、ユーザに対して通信状態を通知するよう指示する。それを受けた、リトライ情報通知処理部112は、ユーザに対してリトライ発信処理が可能になった旨を、スピーカ181又はバイブレータ182を鳴動させることで通知すると同時に、リトライ通知表示情報記憶部130を参照して、表示部17へリトライ発信処理が可能である旨を記載した所定フォーマットの表示情報を転送する(ステップS602)。
なお、ステップS600やステップS602において、リトライ情報通知処理部112が、表示部17へ転送するコンテンツダウンロード開始通知表示画面70は、例えば図7に示したようなものである。このような表示画面にすることで、ユーザは、そのときの状況に応じて発信するか否かを任意に選択可能なため、使い勝手が良くなる効果がある。
例えば、ステップS310にて、使用する無線アクセス手段の通信状態が、通信可能な状態にあると判定された場合(ステップS310;Yes)、無線アクセス手段制御部111aは、バッテリ152が保持するバッテリの残容量情報を参照し、バッテリ残容量が任意の閾値(Th)より高いか否かの判定を実施する。
ここで、バッテリ残容量がTh以上であると判定された場合、ステップS311を経て、ステップS312に遷移し、バッググラウンド発信を自動的に実施する。
一方、バッテリ残容量がThより低いと判定された場合、ステップS311を経て、ステップS600に遷移し、ユーザに対して、発信処理を実施するか否かの問い合わせを行う。
このようにすることで、バッテリ残容量が少ない場合でも、自動的に通信が開始されてしまうことに伴う弊害を阻止できると同時に、バッテリ残量量が十分なときは、自動的に通信が実行され、ユーザは操作する手間を省くことができるため、ユーザへの利便性向上の効果が得られる。
なお、実施形態1、2は、ユーザが通信開始操作を行うことにより起動されるフロー処理に関する例であるが、これは、通信を実施している際に起動されるフロー処理としても適用可能である。
まず、通信実施時に、接続元または接続先のどちらかで通信状態にエラーが発生し、通信の継続が不可となった場合(ステップS303;No)、ステップS304に遷移し、以後通信再開時に必要な通信情報を保存する。ここで通信情報とは、アプリケーション情報、接続先のアドレス情報等である。そして、ステップS304以降の処理フローは図3に示したものと同様である。
一方、ステップS801にて、リトライ発信動作を実施するタイミングでないと判定された場合(ステップS801;No)、今まで選択していない無線アクセス手段を選択するため、再びステップS800に遷移する。
Claims (10)
- 複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置であって、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別手段と、
前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別手段と、
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに発信リトライを実施するために必要な発信情報を保存し、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定された場合、保存しておいた発信情報を使用して、前記所望の無線アクセス手段を制御して、発信処理を実施する発信制御手段と、
を備える、ことを特徴とする通信端末装置。 - 前記発信制御手段による発信処理により発信に成功した場合、所望の無線アクセス手段を使用した発信が成功したことを、ユーザに報知する報知手段を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置であって、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別手段と、
前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別手段と、
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されたときに、所望の無線アクセス手段を使用した発信が可能となったことを、ユーザに報知する報知手段と、
を備える、ことを特徴とする通信端末装置。 - 前記複数無線アクセス手段のうち、一の無線アクセス手段はサービス提供範囲が所定範囲の第1の基地局を介して通信する無線通信アクセス手段であり、前記一の無線アクセス手段と異なる無線アクセス手段は、第1の基地局に比べてサービス提供範囲が狭い第2の基地局を介して通信する無線通信アクセス手段である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
- 前記通信端末装置は、
内部回路への電力の供給を制御する電源コントローラと、を備え、
該電源コントローラは、前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が困難であると判別された場合に、それ以降前記通信可否判別手段により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されるまで、所望の無線アクセス手段への電力の供給を停止する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信端末装置。 - タイマと、
前記切替判別手段により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合に、前記タイマによる計時をスタートさせるタイマ制御手段と、
前記タイマが所定時間を計時したことに応答して、所望の無線アクセス手段から他の無線アクセス手段へ切替えて、発信処理を実施する手段と、
を備える、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信端末装置。 - 前記タイマが計時する所定時間を、該タイマにセットする手段を備える、ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。
- 前記通信可否判別手段により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、前記切替判別手段が、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別するための基準情報を複数記憶する情報テーブルと、
前記情報テーブルに記憶された複数の基準情報の何れかを選択する選択手段と、を備え、
前記切替判別手段は、前記選択手段により選択された基準情報に基づいて、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信端末装置。 - 複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置を制御するコンピュータに、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別機能と、
前記通信可否判別機能により、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する切替判別機能と、
前記切替判別機能により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、所望の無線アクセス手段が利用可能となったときに発信リトライを実施するために必要な発信情報を保存する機能と、
前記通信可否判別機能により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定された場合、保存しておいた発信情報を使用して、前記所望の無線アクセス手段を制御して、発信処理を実施する発信制御機能と、
を実現させるプログラム。 - 複数の無線アクセス手段を備え、前記無線アクセス手段を使用して通信を実施することが可能な通信端末装置を制御するコンピュータに、
予め選択された所望の無線アクセス手段での発信が可能であるか否かを判別する通信可否判別機能と、
前記通信可否判別機能にて、所望の無線アクセス手段での発信ができないと判別された場合に、他の無線アクセス手段に切替えて通信を実施するか否かを判別する無線アクセス手段切替判別機能と、
前記切替判別機能により、他の無線アクセス手段に切替えずに所望の無線アクセス手段を使用して通信を実施すると判別された場合、前記通信可否判別機能により所望の無線アクセス手段での発信が可能であると判定されたときに、所望の無線アクセス手段を使用した発信が可能となったことを、ユーザに報知する報知機能と、
を実現させるプログラム。
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