JP4251658B2 - 電子装置、プレゼンス通信システム、及びプログラム - Google Patents

電子装置、プレゼンス通信システム、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4251658B2
JP4251658B2 JP2007299802A JP2007299802A JP4251658B2 JP 4251658 B2 JP4251658 B2 JP 4251658B2 JP 2007299802 A JP2007299802 A JP 2007299802A JP 2007299802 A JP2007299802 A JP 2007299802A JP 4251658 B2 JP4251658 B2 JP 4251658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
wireless communication
unit
electronic device
online
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007299802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008154225A (ja
Inventor
光博 木谷
Original Assignee
株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ filed Critical 株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ
Priority to JP2007299802A priority Critical patent/JP4251658B2/ja
Priority to US11/986,260 priority patent/US8135782B2/en
Priority to KR20070119282A priority patent/KR100917555B1/ko
Publication of JP2008154225A publication Critical patent/JP2008154225A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4251658B2 publication Critical patent/JP4251658B2/ja
Priority to US13/416,833 priority patent/US8504632B2/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/54Presence management, e.g. monitoring or registration for receipt of user log-on information, or the connection status of the users
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1069Session establishment or de-establishment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、複数の通信部を備える電子装置等に関する。
複数の通信システムを介して通信可能な移動端末が、下記の特許文献1に開示されている。
具体的には、その移動端末は、複数の通信システムを介して通信可能な複数の無線通信部を備える。その移動端末は、各通信システムの通信品質に応じて、使用する通信システムを切り替える。
特開2002−199426号公報
上述の移動端末においては、複数の無線通信部のすべてに、常時、電力が供給される。そのため、その移動端末は、1つの無線通信部のみを備える移動端末に比べて、消費電力が増大する。
移動端末等の電子装置においては、動作用の電力を供給する電源としてバッテリが使用されることが多い。そのため、そのような電子装置においては、バッテリで動作可能な時間が大幅に減少してしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、複数の通信部を備える電子装置において、電力の消費を抑えることが可能な電子装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る電子装置は、
第1の通信網と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網と、を含む複数の通信網を介して通信する電子装置であって、
前記第1の通信網を介して通信する第1の通信手段と、前記第2の通信網を介して通信する第2の通信手段と、を含む複数の通信手段と、
前記第2の通信手段に代わって前記第2の通信網を介して通信する通信装置である代替通信装置の通信状態を示すプレゼンス情報を取得するプレゼンス情報取得手段と、
前記プレゼンス情報取得手段により取得されたプレゼンス情報に基づき、前記代替通信装置がオンラインか否かを判別するオンライン判別手段と、
前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、前記第2の通信手段により消費される電力を抑える消費電力制御手段と、
を備える。
また、本発明の第2の観点に係るプレゼンス通信システムは、
通信装置の通信状態を管理するプレゼンスサーバと、第1の通信網と該第1の通信網とは異なる第2の通信網とを含む複数の通信網を介して通信する電子装置と、を備えるプレゼンス通信システムであって、
前記プレゼンスサーバは、前記第2の通信手段に代わって前記第2の通信網を介して通信する通信装置である代替通信装置の通信状態を示すプレゼンス情報を前記電子装置に送信し、
前記電子装置は、
前記第1の通信網を介して通信する第1の通信手段と、前記第2の通信網を介して通信する第2の通信手段と、を含む複数の通信手段と、
前記複数の通信網の何れか1つを介して、前記プレゼンスサーバが送信した代替通信装置のプレゼンス情報を取得するプレゼンス情報取得手段と、
前記プレゼンス情報取得手段により取得されたプレゼンス情報に基づき、前記代替通信装置がオンラインか否かを判別するオンライン判別手段と、
前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、前記第2の通信手段により消費される電力を抑える消費電力制御手段と、を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
第1の通信網を介して通信する第1の通信部と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信する第2の通信部と、を含む複数の通信部を備え、前記第1の通信網と前記第2の通信網とを含む複数の通信網を介して通信するコンピュータに、
前記第2の通信部に代わって前記第2の通信網を介して通信する通信装置である代替通信装置の通信状態を示すプレゼンス情報を取得するプレゼンス情報取得ステップと、
前記プレゼンス情報取得ステップにより取得されたプレゼンス情報に基づき、前記代替通信装置がオンラインか否かを判別するオンライン判別ステップと、
前記オンライン判別ステップにより代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、前記第2の通信部により消費される電力を抑える消費電力制御ステップと、
を実行させる。
本発明によれば、複数の通信手段を備える電子装置において、電力の消費を抑えることができる。
(実施形態1)
以下、図を参照して、本発明の実施形態1を説明する。
実施形態1では、電子装置として、通信装置である携帯電話装置1及び携帯電話装置2を用いる。
先ず、図1を参照して、実施形態1に係るプレゼンス通信システムPSの全体構成について説明する。
プレゼンス通信システムPSは、携帯電話装置1、携帯電話装置2、第1無線通信システム3、第2無線通信システム4、呼制御サーバ5、位置登録サーバ6、プレゼンスサーバ7、番号対照DB(Database)サーバ8、ネットワークN、を備える。第1無線通信システム3は、第1基地局3aと、プレゼンス情報通知装置3bと、を含む。第2無線通信システム4は、第2基地局4aを含む。
携帯電話装置1、携帯電話装置2、第1基地局3a、プレゼンス情報通知装置3b、第2基地局4a、呼制御サーバ5、位置登録サーバ6、プレゼンスサーバ7、番号対照DBサーバ8、は、ネットワークNを通じて相互にデータを伝送する。
携帯電話装置1は、実施形態1に係る電子装置であり、複数の無線通信部を備える。携帯電話装置1は、それらの複数の無線通信部を用いて、第1無線通信システム3及び第2無線通信システム4を介して、音声信号又はデータ信号を受信する。更に、携帯電話装置1は、SIP(Session Initiation Protocol)に従って通信可能である。
携帯電話装置1の回路構成については、詳細を後述する。
携帯電話装置2は、図示しない1つの無線通信部を備える電子装置である。携帯電話装置2は、その1つの無線通信部を用いて第2無線通信システム4を介して、音声信号又はデータ信号を受信する。更に、携帯電話装置2は、SIPに従って通信可能である。なお、携帯電話装置1と携帯電話装置2の所有者は同一である。
第1無線通信システム3は、広域無線通信網であり、第1基地局3a、プレゼンス情報通知装置3b、を備える。第1無線通信システム3は、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)等のセルラー方式の移動通信システムである。
第1基地局3aは、第1無線通信システム3を介する複数の電子装置間の通信を中継する。
プレゼンス情報通知装置3bは、第1無線通信システム3を介して通信する携帯電話装置1が、トラフィックチャネルを切断して待ち受ける「間欠受信」待機を行っているときに、後述するプレゼンスサーバ7から送信されるプレゼンス情報を携帯電話装置1へ通知する。
第2無線通信システム4は、局所無線通信網であり、第2基地局4aを備える。第2無線通信システム4は、例えば、IEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11b規格等の無線LAN(Local Area Network)通信システムである。
第2基地局4aは、第2無線通信システム4を介する複数の電子装置間の通信を中継する。
呼制御サーバ5は、SIPに従って生成されたメッセージを処理する呼制御用のサーバである。
位置登録サーバ6は、電子装置に付与されている電話番号等の装置識別子と、IPアドレス等の場所情報と、を対応付けた情報を記憶する。
プレゼンスサーバ7は、通信網上の電子装置の動作状態(通信状態を含む)を管理するサーバ装置である。プレゼンスサーバ7は、電子装置毎にその動作状態を示すプレゼンス情報を格納しており、プレゼンス通信システムPSを利用して通信する電子装置に、他の電子装置のプレゼンス情報を送信する。また、プレゼンス通信システムPS内の通信網上の電子装置は、自己が備える無線通信部の動作状態が変化したときに、変化後の動作状態を示すプレゼンス情報をプレゼンスサーバ7に送信する。
ここに、プレゼンス情報とは、具体的には、電話、電子メール等による通信に用いられる電子装置の無線通信部の通信状態と、その電子装置のユーザの状態と、を示す情報である。プレゼンス情報は、例えば、電子装置が通信可能な状態であることを示す「オンライン」、電子装置が通信中であることを示す「通信中」、電子装置は通信可能な状態であるがユーザが離席している状態であることを示す「オンライン(離席中)」、電子装置が通信不可能な状態であることを示す「オフライン」、等である。
プレゼンス情報は、図3Aに示すように、電子装置を特定する装置識別子AI(例えば、電話番号、IPアドレス、ユーザが電子装置毎に決定して付与する固有の名称、等)と、電子装置の無線通信部及びその電子装置のユーザの状態を示すプレゼンスPRと、電子装置のユーザ(所有者)を示すユーザ識別子UIと、を対応付ける。
番号対照DBサーバ8は、ある電子装置への着信を他の電子装置へ転送させるための転送先情報を格納する。番号対照DBサーバ8は、着信転送時に、呼制御サーバ5により参照される。
ここで、転送先情報は、図3Cに示すように、ユーザが所有する複数の電子装置の中で、転送元の電子装置と転送先の電子装置とを相互に、各電子装置に付与された装置識別子により対応付けた情報である。例えば、携帯電話装置1のユーザは、携帯電話装置1の第2無線通信部132への着信を、ユーザが有する携帯電話装置2へ転送させたいときに、番号対照DBサーバ8に、転送元として「携帯電話装置1_第2無線通信部132」を、転送先として「携帯電話装置2」を対応付けて格納させる。このような転送先情報が番号対照DBサーバ8に格納されている場合には、任意の電子装置が携帯電話装置1の第2無線通信部132に発信すると、転送元である携帯電話装置1の第2無線通信部132に代わって、転送先の携帯電話装置2が着信し、発信側の電子装置と通信する。
次に、実施形態1に係る携帯電話装置1を説明する。
携帯電話装置1は、図2に示すように、制御部11、記憶部12、通信部13、共通回路部14、電源部15、操作部16、表示部17、音声マイクロフォン18、音声スピーカ19、バス10、を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部12に格納された動作プログラムに従って、携帯電話装置1の全体的な動作を制御する。
また、制御部11は、通信制御部111、電力供給制御部112、を備える。
通信制御部111は、通信部13が備える第1無線通信部131及び第2無線通信部132に通信機能の動作状態を変更する指示を与えて、それらの無線通信部を制御する。通信制御部111は、第1無線通信部131及び第2無線通信部132を、例えば、無線信号の送信、受信、受信待機、等の動作状態に制御する。
また、待ち受け時の無線信号にはタイムスロットTSが定義されており、タイムスロットTSの時間間隔毎に、受信するべき情報が含まれている。
通信制御部111は、電源部15が備えるバッテリ15bの電力消費を低減するために、第1無線通信部131及び第2無線通信部132へ、タイムスロットTSにタイミングを合わせて電力の供給を行い、それ以外のタイミングにおいては電力の供給を停止する。
電力供給制御部112は、通信制御部111からユーザが使用する全ての電子装置のプレゼンス情報を受け取り、プレゼンス情報に応じて電源部15の動作状態を制御する。
更に、電力供給制御部112は、プレゼンス情報取得制御部112a、プレゼンス特定部112b、電力供給判別部112c、転送制御部112d、を備える。電力供給制御部112の各構成要素については、詳細を後述する。
記憶部12は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)等から構成され、図4A〜図4C、図5A〜図5C、及び図6のフローチャートに示す処理を制御部11に実行させるためのプログラム等を記憶する。また、記憶部12は制御部11のワークメモリとして機能する。
更に、記憶部12は、プレゼンス情報記憶領域121、プレゼンス監視対象情報記憶領域122、電力供給状態記憶領域123、通信状態記憶領域124、転送先情報記憶領域125、間欠受信間隔記憶領域126、を備える。
プレゼンス情報記憶領域121には、プレゼンスサーバ7から受信した図3Aに示すプレゼンス情報が記憶されている。
プレゼンス情報の内、電子装置を特定するための装置識別子AIには、携帯電話装置1が備える第1無線通信部131及び第2無線通信部132も登録されている。このように、1つの電子装置が複数の通信部を備えている場合には、通信部毎に装置識別子AIが割り当てられる。
なお、電子装置のプレゼンスPRは、「オンライン」、「オフライン」、「通信中」等であり、電子装置の電力供給状態と通信状態とを組み合わせた情報により定められる。また、ユーザ識別子UIにより、携帯電話装置1の所有者が通信太郎氏であることが識別できる。
プレゼンス監視対象情報記憶領域122には、図3Bに示すプレゼンス監視対象情報が記憶されている。プレゼンス監視対象情報は、プレゼンス情報を監視する対象となる電子装置のリストであり、ユーザにより操作部16から入力された情報である。具体的には、ユーザが所有する電子装置の中で、第2無線通信部132に代わって第2無線通信システム4を介して通信することができる電子装置(代替電子装置)が、監視対象として、プレゼンス監視対象情報に登録される。
プレゼンス監視対象情報は、図3Bに示すように、プレゼンスを監視する対象となる電子装置を示す装置識別子AIと、電子装置の所有者を示すユーザ識別子UIと、を対応付けた情報である。図3Bでは、例えば、携帯電話装置2、PDA(Personal Digital Assistants)等が登録されている。なお、ユーザ識別子UIは必ずしも登録しなくてもよい。また、図1では、監視対象の電子装置の例として携帯電話装置2を示している。しかしながら、監視対象の電子装置は、図3Bに列挙したような第2無線通信システム4を介して通信することができる電子装置であれば良く、一台のみの登録でも良いし、複数台登録しても良い。
プレゼンス監視対象情報は、携帯電話装置1がプレゼンスサーバ7からプレゼンス情報を受信したときに、受信したプレゼンス情報を有する電子装置が監視対象であるか否かを判別するために、プレゼンス特定部112bにより参照される。
電力供給状態記憶領域123は、通信部13が備える複数の無線通信部への電力供給状態を示す電力供給情報を記憶する。
電力供給状態は、通信部13の無線通信部に電力が供給されていれば「オンライン」であり、通信部13の無線通信部に電力が供給されていなければ「オフライン」である。
通信状態記憶領域124は、通信部13が備える複数の無線通信部による通信機能の動作状態を示す通信状態情報を、通信制御部111から受け取って記憶する。
通信状態情報は、例えば、「受信待機中」、「通信中」、「アクセス中」、「無線通信部切替中」、等である。
携帯電話装置1の動作状態を示すプレゼンスPRは、電力供給情報と通信状態情報とを組み合わせて構成される。なお、「オンライン(転送データ有)」のようなプレゼンスPRを設けるようにしてもよい。このようなプレゼンスPRを設けた場合には、ユーザは、データの転送先として設定した電子装置に、転送データがあるか否かを容易に把握できる。
転送先情報記憶領域125には、着信を受ける電子装置と着信の転送先である電子装置とを対応付ける転送先情報が記憶されている。
転送先情報は、図3Cに示すように、着信を受ける電子装置を示す装置識別子AIと、着信の転送先となる電子装置を示す転送先識別子TIと、を対応付ける。
なお、転送先情報は、ユーザによる操作部16からの入力によって変更可能である。
転送先識別子TIは、音声信号の着信が転送される第1転送先を示す第1転送先識別子TI1と、データ信号の着信が転送される第2転送先を示す第2転送先識別子TI2と、を含む。
これにより、図3Cに示す転送先情報の例においては、会社で使用するノートPC宛に送信された音声信号はそのままそのノートPCで受信され、そのノートPC宛に送信されたデータ信号はユーザの自宅にあるPCへ転送される。
間欠受信間隔記憶領域126には、待ち受け時に第1無線通信部131及び第2無線通信部132の通信機能を動作させるために、バッテリ15bから待ち受け時の第1無線通信部131及び第2無線通信部132へ電力が供給されるタイミングを示す「間欠受信間隔」が記憶されている。
実施形態1における間欠受信間隔記憶領域126には、予め定められた間欠受信間隔T1が記憶されている。間欠受信間隔T1は、第1無線通信部131及び第2無線通信部132の通信機能が通常の待ち受け動作をするときに参照される。そのため、以下、T1を「通常受信間隔」と称する。
通信部13は、第1無線通信部131、第2無線通信部132、を備える。
第1無線通信部131は、第1無線通信システム3を介して通信を行う広域無線通信部である。第2無線通信部132は、第2無線通信システム4を介して通信を行う局所無線通信部である。なお、携帯電話装置2が備える無線通信部も、第2無線通信部132と同様に、第2無線通信システム4を介して通信を行う局所無線通信部である。
第1無線通信部131は、アンテナ131aを介して第1基地局3aと交信し、音声信号、映像信号、データ信号を送受信する。例えば、第1無線通信部131は、プレゼンスサーバ7からプレゼンス情報を定義する信号を受信して復調し、出力する。
第2無線通信部132は、アンテナ132aを介して第2基地局4aと交信し、音声信号、映像信号、データ信号を送受信する。例えば、第2無線通信部132は、プレゼンスサーバ7からプレゼンス情報を定義する信号を受信して復調し、出力する。
携帯電話装置1は、第1無線通信部131を用いることにより、広域無線通信システムである第1無線通信システム3を介して、他の電子装置と通信可能である。また、携帯電話装置1は、第2無線通信部132を用いることにより、局所無線通信システムである第2無線通信システム4を介して、他の電子装置と通信可能である。
これにより、携帯電話装置1は、広域無線通信システムの特徴である広域の接続性と、局所無線通信システムの特徴である安価で高速なデータ通信性と、を有する。
なお、共通回路部14は、第1無線通信部131及び第2無線通信部132に共通する、無線信号に対する処理を行う回路である。
電源部15は、電源コントローラ15aとバッテリ15bとを備える。
電源コントローラ15aは、電力供給制御部112の制御指示に応じて、第1無線通信部131及び第2無線通信部132、に動作用の電力を供給する。
更に、電源コントローラ15aは、電力供給制御部112からの指示に従って、携帯電話装置1の電源オン時には、携帯電話装置1内の各構成要素に電力を供給する。また、電源オフ時には、制御部11と操作部16とに待機用の電力を供給する。
操作部16は、ユーザが指示やデータを入力するための各種のキー若しくはボタンを備える。操作部16には、制御部11への各種の指示やデータが入力される。また、操作部16には、携帯電話装置1の電源をオン及びオフにするための電源ボタンが設けられている。
ユーザは操作部16を操作することにより、例えば、電子装置に固有の名称を付与するときの入力、携帯電話装置1の電源のオン又はオフの指示、等が可能である。
表示部17は、ドットマトリクスタイプのLCD(Liquid Crystal Display)パネル、ドライバ回路等から構成され、任意の画像を表示する。
音声マイクロフォン18は、通話時等に、音声信号を収集し、通信部13に供給する。
音声スピーカ19は、通話時等に、復調された音声信号を出力する。
バス10は、制御部11、記憶部12、表示部17、の間で相互にデータを伝送する。
次に、電力供給制御部112の各構成要素について詳細に説明する。
プレゼンス情報取得制御部112aは、通信部13がプレゼンスサーバ7から受信した図3Aに示すプレゼンス情報を受け取り、プレゼンス情報記憶領域121に記憶させる。これにより、ユーザはプレゼンス情報を目視したときに、プレゼンス通信システムPS内の通信網上の電子装置が備える無線通信部の通信状態を確認することができる。なお、携帯電話装置1は、プレゼンスサーバ7から、プレゼンスPRに変更があった電子装置のプレゼンス情報だけを受信しても良い。そのような場合には、プレゼンス情報取得制御部112aは、受信したプレゼンス情報に基づき、プレゼンス情報記憶領域121に既に記憶されているプレゼンス情報の中の変更部分だけを書き替えれば良い。
また、プレゼンス情報取得制御部112aは、プレゼンス情報を受け取ったときに、プレゼンス情報を受け取ったことをプレゼンス特定部112bへ通知する。
プレゼンス特定部112bは、プレゼンス情報記憶領域121に記憶されている図3Aのプレゼンス情報と、プレゼンス監視対象情報記憶領域122に記憶されている図3Bのプレゼンス監視対象情報と、を比較して、プレゼンス情報により通信状態が示された電子装置が監視対象の電子装置か否かを判別する。
電力供給判別部112cは、プレゼンス特定部112bが監視対象であると判別した電子装置のプレゼンスPRと、電力供給状態記憶領域123が記憶する通信部13の電力供給情報と、通信状態記憶領域124が記憶する通信部13の通信状態情報と、に基づいて、第1無線通信部131又は第2無線通信部132への電力供給を継続又は停止するかを判別する。
また、電力供給判別部112cは、判別した結果に応じて、バッテリ15bから第1無線通信部131及び第2無線通信部132への電力供給を制御するよう、電源コントローラ15aに指示を与える。
転送制御部112dは、呼制御サーバ5に対して、転送先情報に従って携帯電話装置1への着信を他の電子装置へ転送するよう要求する。
次に、図4A〜図4Cのフローチャートを参照して、携帯電話装置1がバッテリ15bの電力消費を抑制するために第2無線通信部132をオンからオフに制御するときの、プレゼンス通信システムPSの各構成要素の動作について説明する。
なお、前提として、携帯電話装置1の電源がオンされたときには、第1無線通信部131及び第2無線通信部132は、共に、電力が供給され、オンラインの状態で起動するものとする。
図4A〜図4Cのフローチャートに示される処理は、ユーザが、携帯電話装置1の電源ボタンを押下して、携帯電話装置1の電源オン操作を行うと、開始される。なお、図4A〜図4Cでは、携帯電話装置1の動作のうち、第2無線通信部132に関連する動作を中心に説明する。
ユーザにより電源オン操作が行われると(図4AのステップA10)、電力供給制御部112は、第2無線通信部132に、動作用の電力を供給する(ステップA11)。なお、電力供給制御部112は第1無線通信部131にも同様に動作用の電力を供給する。
第2無線通信部132は、第2基地局4aを介し、呼制御サーバ5にセッションの確立要求を送信する(ステップA12)。呼制御サーバ5は、セッションの確立要求を受信して(ステップA50)、セッションの確立処理を実行する(ステップA51)。これにより、第2無線通信部132と呼制御サーバ5との間に、セッションが確立される(ステップA13)。
また、第2無線通信部132は、セッションの確立要求の送信時に、呼制御サーバ5を介して位置登録サーバ6へ位置情報の登録を要求する。この処理のために、呼制御サーバ5は位置登録サーバ6に携帯電話装置1の第2無線通信部132の位置情報の登録を要求する(ステップA52)。位置登録サーバ6は、位置情報の登録要求を受信して(ステップA60)、位置情報の登録処理を実行する(ステップA61)。
更に、第2無線通信部132は、セッションの確立要求の送信時に、呼制御サーバ5を介してプレゼンスサーバ7へプレゼンス情報の登録を要求する。この処理のために、呼制御サーバ5はプレゼンスサーバ7に携帯電話装置1の第2無線通信部132のプレゼンス情報の登録を要求する(ステップA53)。
プレゼンスサーバ7は、プレゼンス情報の登録要求を受信して(ステップA70)、プレゼンス情報の登録処理を実行する(ステップA71)。プレゼンスサーバ7は、ステップA53での呼制御サーバ5からの要求により、携帯電話装置1の第2無線通信部132がオンライン(有効)であることを認識する。
第2無線通信部132は、位置情報の登録とプレゼンス情報の登録とを要求した後、他の電子装置からの無線信号の受信を待機する(ステップA14)。なお、第1無線通信部131も、第2無線通信部133と同様に、呼制御サーバ5とセッションを確立する。そして、第1無線通信部131の位置情報及びプレゼンス情報が、位置登録サーバ6及びプレゼンスサーバ7に登録される。
第2無線通信部132が受信待機状態に移行した後、ユーザが携帯電話装置2の電源オン操作を行ったものとする。ユーザにより電源オン操作が行われると(図4BのステップA20)、携帯電話装置2の無線通信部に動作用の電力が供給される。
このとき、携帯電話装置2(携帯電話装置2の無線通信部)は、第2基地局4aを介して呼制御サーバ5にセッションの確立要求を送信する(ステップA21)。呼制御サーバ5は、セッションの確立要求を受信して(ステップA54)、セッションの確立処理を実行する(ステップA55)。これにより、携帯電話装置2と呼制御サーバ5との間に、セッションが確立される(ステップA22)。
また、携帯電話装置2は、セッションの確立要求の送信時に、呼制御サーバ5を介して、位置登録サーバ6へ位置情報の登録を要求し、プレゼンスサーバ7へプレゼンス情報の登録を要求する。この処理のために、呼制御サーバ5は、位置登録サーバ6に携帯電話装置2の位置情報の登録を要求し(ステップA56)、プレゼンスサーバ7に携帯電話装置2のプレゼンス情報の登録を要求する(ステップA57)。ステップA57での呼制御サーバ5からの要求により、プレゼンスサーバ7は携帯電話装置2が備える無線通信部がオンライン(有効)であることを認識する。
携帯電話装置2は、セッションを確立すると、受信待機状態に移行し(ステップA23)、次の処理が要求されるまで待機する。
位置登録サーバ6は、位置情報の登録要求を受信して(ステップA62)、位置情報の登録処理を実行する(ステップA63)。
プレゼンスサーバ7は、プレゼンス情報の登録要求を受信して(ステップA72)、プレゼンス情報の登録処理を実行する(ステップA73)。
プレゼンスサーバ7は、登録処理された携帯電話装置2のプレゼンス情報、即ち携帯電話装置2がオンラインに移行したことを示すプレゼンス情報を、第2無線通信システム4を介して携帯電話装置1に通知する(図4CのステップA74)。
ここで、プレゼンスサーバ7が、携帯電話装置1に「第2無線通信システム4」を介してプレゼンス情報を通知するのは、ステップA53の処理により、第2無線通信システム4を介して通信する第2無線通信部132がオンライン(有効)であることを認識しているためである。なお、プレゼンスサーバ7は、第1無線通信部131がオンライン(有効)であることを認識している場合には、第1無線通信システム3を介して携帯電話装置1にプレゼンス情報を通知しても良い。
第2無線通信部132は、プレゼンス監視対象情報に登録されている携帯電話装置2がオンライン状態であることを示すプレゼンス情報を受信する(ステップA15)。
携帯電話装置1は、受信したプレゼンス情報を分析する(ステップA16)。分析の結果、携帯電話装置1は、第2無線通信部132と同様に第2無線通信システム4を介して通信する携帯電話装置2が、オンライン状態にあることを認識する。そこで、携帯電話装置1は、第2無線通信部132の電源をオフにするためのステップA17及びA18の処理を実行する。
まず、携帯電話装置1は、他の電子装置からの第2無線通信部132に対する着信を、オンライン状態の携帯電話装置2に転送させるために、呼制御サーバ5に対して着信転送を要求する(ステップA17)。このとき、携帯電話装置1は、第1無線通信部131及び第2無線通信部132のいずれを用いて、着信転送を要求してもよい。
呼制御サーバ5は、携帯電話装置1からの要求に応じて、番号対照DBサーバ8に着信転送の設定を要求する(ステップA58)。番号対照DBサーバ8は、着信転送の設定要求を受信し(ステップA80)、着信転送を設定する(ステップA81)。呼制御サーバ5は、着信転送の実行時に、番号対照DBサーバ8に設定された情報を参照する。
携帯電話装置1において、転送制御部112dが、呼制御サーバ5に対して着信転送を要求した後、電力供給制御部112は、第2無線通信部132への電力供給を停止する(ステップA18)。
これにより、第2無線通信部132は、次に電力が供給されるまで、電源オフ状態となる。
ステップA16〜A18の処理内容については、図6のフローチャートを参照して詳細を後述する。
なお、発信側の電子装置が、着信側の電子装置のプレゼンスPRを確認してから発呼を行う機能を有する場合には、発信側のユーザは通信相手が有する電子装置の中からオンライン状態の電子装置を選んで発呼すればよいため、ステップA17、A58、A80、及びA81の着信転送のための処理は、必ずしも行わなくてよい。また、このような場合には、携帯電話装置1は、転送先情報記憶領域125及び転送制御部112dを備えなくてもよい。
ただし、携帯電話装置1に転送先情報記憶領域125及び転送制御部112dが設けられている場合には、通信先の電子装置がオフライン状態であっても他の電子装置に着信が転送されるため、発信側のユーザは、通信先の電子装置のプレゼンスPRに留意することなく発呼することができる。
次に、図5A〜図5Cのフローチャートを参照して、携帯電話装置1が第2無線通信部132をオフからオンに制御するときの、プレゼンス通信システムPSの各構成要素の動作について説明する。
なお、前提として、図5A〜図5Cのフローチャートに示される処理が開始されるときの携帯電話装置1及び携帯電話装置2の動作状態は、図4A〜図4Cのフローチャートに示される処理が終了したときの状態とする。即ち、第1無線通信部131には電力が供給されており、第2無線通信部132への電力供給は停止されている。
更に、携帯電話装置2は、電源がオンにされて受信待機状態にある。
この状態において、ユーザにより携帯電話装置2の電源オフ操作が行われると(図5AのステップB20)、図5A〜図5Cのフローチャートに示される処理が開始される。
携帯電話装置2は、ユーザにより電源オフ操作が行われると、第2基地局4aを介して呼制御サーバ5にセッションの切断要求を送信する(ステップB21)。呼制御サーバ5は、セッションの切断要求を受信して(ステップB50)、セッションの切断処理を実行する(ステップB51)。これにより、携帯電話装置2と呼制御サーバ5との間に確立されていたセッションが切断される(ステップB22)。携帯電話装置2は、セッションを切断すると、電源をオフにし(ステップB23)、次の処理が要求されるまで待機する。具体的には、携帯電話装置2は、無線通信部への電力供給を停止し、電源オン操作が行われるまで待機する。
また、携帯電話装置2は、セッションの切断要求の送信時に、呼制御サーバ5を介して、位置登録サーバ6へ位置情報の登録削除を要求し、プレゼンスサーバ7へプレゼンス情報の変更を要求する。この処理のために、呼制御サーバ5は、位置登録サーバ6に携帯電話装置2の位置情報の登録削除を要求し(ステップB52)、プレゼンスサーバ7に携帯電話装置2のプレゼンス情報の変更を要求する(ステップB53)。
位置登録サーバ6は、位置情報の登録削除要求を受信して(ステップB60)、位置情報の登録削除処理を実行する(ステップB61)。プレゼンスサーバ7は、プレゼンス情報の変更要求を受信して(ステップB70)、プレゼンス情報の変更処理を実行する(ステップB71)。これにより、プレゼンスサーバ7は、携帯電話装置2がオフラインに移行したことを認識する。
プレゼンスサーバ7は、携帯電話装置2がオフラインに移行したことを示すプレゼンス情報を、呼制御サーバ5及び第1無線通信システム3を介して、携帯電話装置1の第1無線通信部131に通知する(図5BのステップB72)。
プレゼンス情報が第1無線通信部131に通知されるのは、第1無線通信部131と呼制御サーバ5との間でセッションが確立される際に、プレゼンスサーバ7が、携帯電話装置1の第1無線通信部131のプレゼンス情報の登録要求を呼制御サーバ5から受信しており、携帯電話装置1の第1無線通信部131がオンライン(有効)であることを認識しているためである。
なお、プレゼンス情報を通知される第1無線通信部131が、トラフィックチャネルを切断して待ち受ける「間欠受信」待機状態にある場合には、プレゼンス情報通知装置3bは、プレゼンス情報が存在することを通知する際、例えば、SMS(Short Message Service)等を利用すればよい。
携帯電話装置1の第1無線通信部131は、プレゼンス監視対象情報に登録されている携帯電話装置2がオフライン状態であることを示すプレゼンス情報を受信する(ステップB10)。
携帯電話装置1は、受信したプレゼンス情報を分析する(ステップB11)。分析の結果、携帯電話装置1は、第2無線通信部132と同様に第2無線通信システム4を介して通信する携帯電話装置2が、オフライン状態であることを認識する。そこで、携帯電話装置1は、第2無線通信部132の通信機能を動作させるため、第2無線通信部132に電力を供給する(ステップB12)。
なお、ステップB11及びB12の処理内容については、図6のフローチャートを参照して詳細を後述する。
第2無線通信部132は、第2基地局4aを介して、呼制御サーバ5にセッションの確立要求を送信する(ステップB13)。呼制御サーバ5は、セッションの確立要求を受信して(ステップB54)、セッションの確立処理を実行する(ステップB55)。これにより、第2無線通信部132は、呼制御サーバ5とセッションを確立する(ステップB14)。
また、第2無線通信部132は、セッションの確立要求の送信時に、呼制御サーバ5を介して、位置登録サーバ6へ位置情報の登録を要求し、プレゼンスサーバ7へプレゼンス情報の登録を要求する。この処理のために、呼制御サーバ5は、位置登録サーバ6に第2無線通信部132の位置情報の登録を要求し(ステップB56)、プレゼンスサーバ7に第2無線通信部132のプレゼンス情報の登録を要求する(ステップB57)。
位置登録サーバ6は、位置情報の登録要求を受信して(ステップB62)、携帯電話装置1の第2無線通信部132の位置情報の登録処理を実行する(ステップB63)。
プレゼンスサーバ7は、ステップB57での呼制御サーバ5からの要求により、携帯電話装置1の第2無線通信部132がオンライン(有効)であることを認識する。プレゼンスサーバ7は、プレゼンス情報の登録要求を受信して(ステップB73)、携帯電話装置1の第2無線通信部132のプレゼンス情報の登録処理を実行する(ステップB74)。
携帯電話装置1は、呼制御サーバ5に、番号対照DBサーバ8に設定されている、第2無線通信部132宛の着信を携帯電話装置2に転送する旨の着信転送の解除を要求する(図5CのステップB15)。呼制御サーバ5は、携帯電話装置1からの要求に応じて、番号対照DBサーバ8に着信転送の設定解除を要求する(ステップB58)。
番号対照DBサーバ8は、着信転送の設定解除要求を受信し(ステップB80)、着信転送の設定を解除する(ステップB81)。
このように、第2無線通信部132が電源オフの間に、第2無線通信部132宛の着信が転送されていた携帯電話装置2が電源オフになると、本来着信を受けるべき第2無線通信部132を動作させ、かつ、携帯電話装置2を転送先とする着信転送の設定を解除する。
第2無線通信部132は、着信転送の解除を要求すると、受信待機状態に移行し(ステップB16)、次の処理が要求されるまで待機する。
なお、図5A〜図5CのフローチャートにおけるステップB11、B12及びB15の処理内容について、図6のフローチャートを参照して、詳細を説明する。また、図6のフローチャートは、図5A〜図5CにおけるステップB11、B12及びB15の処理だけでなく、図4A〜図4CにおけるステップA16〜A18の処理も含む。
なお、図4A〜図4C及び図5A〜図5Cにおいては、第2無線通信部132への電力供給を制御するために監視する電子装置の例として、携帯電話装置2を取り上げた。しかし、監視する電子装置は、プレゼンス監視対象情報として図3Bに例として列挙した第2無線通信システム4を介して通信することができる電子装置であれば良い。また、複数の電子装置が同時に監視されるような場合には、監視対象の電子装置が何れか一つでもオンラインとなれば、図4A〜図4Cに示すように、第2無線通信部132への電力供給を停止する。更に、監視対象の電子装置がすべてのオフラインとなった場合に、図5A〜図5Cに示すように、第2無線通信部132に電力を供給する。
図6のフローチャートに示す電力供給制御処理は、携帯電話装置1の第1無線通信部131又は第2無線通信部132が、第1無線通信システム3又は第2無線通信システム4を介して、プレゼンス情報を、プレゼンスサーバ7から受信することにより開始される。
即ち、この電力供給制御処理は、図4CのステップA15又は図5BのステップB10で、携帯電話装置1がプレゼンス情報を受信すると、開始される。また、図6の後述するステップC10〜18の処理が、図4CのステップA16及び図5BのステップB11の処理に相当する。
第1無線通信部131又は第2無線通信部132がプレゼンス情報を受信すると、プレゼンス情報取得制御部112aは、第1無線通信部131又は第2無線通信部132から、受信されたプレゼンス情報を取得し(ステップC10)、プレゼンス情報記憶領域121に記憶させる(ステップC11)。
続いて、プレゼンス情報取得制御部112aは、プレゼンス情報を取得したことをプレゼンス特定部112bへ通知する(ステップC12)。
プレゼンス特定部112bは、プレゼンス監視対象情報記憶領域122に記憶されているプレゼンス監視対象情報を参照して、プレゼンス情報記憶領域121に監視対象のプレゼンス情報が含まれているか否かを判別する(ステップC13)。例えば、プレゼンス特定部112bは、プレゼンス情報記憶領域121に記憶されている装置識別子AIの中に、図3Bに示したプレゼンス監視対象情報により示される監視対象(代替電子装置)の装置識別子AIが含まれているかを判別する。プレゼンス情報記憶領域121に監視対象のプレゼンス情報が含まれていなければ(ステップC13;No)、制御部11はこの電力供給制御処理を終了して、次のプレゼンス情報を受信するまで待機する。
プレゼンス情報記憶領域121に監視対象のプレゼンス情報が含まれていれば(ステップC13;Yes)、電力供給判別部112cは、電力供給状態記憶領域123を参照して、第2無線通信部132に電力が供給されているか否かを判別する(ステップC14)。
第2無線通信部132に電力が供給されており、第2無線通信部132が動作していれば(ステップC14;Yes)、電力供給判別部112cは、プレゼンス情報記憶領域121内の監視対象のプレゼンス情報を参照して、オンライン状態の監視対象が有るか否かを判別する(ステップC15)。例えば、電力供給判別部112cは、プレゼンス情報記憶領域121に複数の監視対象のプレゼンス情報が含まれている場合には、プレゼンスPRが「オンライン」の監視対象が1つでも存在するか否かを判別する。
オンライン状態の監視対象が一つもなければ(ステップC15;No)、制御部11はこの電力供給制御処理を終了して、次のプレゼンス情報を受信するまで待機する。
オンライン状態の監視対象が一つでもあれば(ステップC15;Yes)、電力供給判別部112cは、更に、通信状態記憶領域124を参照して、第2無線通信部132の通信状態が「通信中」であるか否かを判別する(ステップC16)。
第2無線通信部132の通信状態が通信中であれば(ステップC16;Yes)、電力供給判別部112cは、第1無線通信部131又は第2無線通信部132が新たなプレゼンス情報を受信したか否かを判別する(ステップC17)。
新たなプレゼンス情報が受信されていない場合には(ステップC17;No)、制御部11は処理をステップC16に移し、電力供給判別部112cは、第2無線通信部132の通信状態が通信中でなくなるのを待つ。新たなプレゼンス情報が受信された場合には(ステップC17;Yes)、制御部11は処理をステップC10に移し、電力供給制御部112は、新たなプレゼンス情報に基づきこの電力供給制御処理を最初からやり直す。
第2無線通信部132の通信状態が通信中でなければ(ステップC16;No)、転送制御部112dは、他の電子装置からの第2無線通信部132に対する着信を、オンライン状態の監視対象に転送させるために、呼制御サーバ5に対して着信転送を要求する(ステップA17)。例えば、オンライン状態の監視対象が複数ある場合には、その中の何れか1つに着信を転送させるために、転送制御部112dは呼制御サーバ5に着信転送を要求する。
転送制御部112dが、呼制御サーバ5に対して着信転送を要求した後、電力供給判別部112cは、第2無線通信部132への電力供給を停止する(ステップA18)。これにより、第2無線通信部132は、次に電力が供給されて起動するまで、電源オフ状態となる。
一方、ステップC14において、第2無線通信部132に電力が供給されておらず、第2無線通信部132が動作していないと判別された場合にも(ステップC14;No)、ステップC15と同様に、電力供給判別部112cは、プレゼンス情報記憶領域121内の監視対象のプレゼンス情報を参照して、オンライン状態の監視対象が有るか否かを判別する(ステップC18)。
オンライン状態の監視対象が一つでもあれば(ステップC18;Yes)、第2無線通信部132を動作させる必要がないため、制御部11はこの電力供給制御処理を終了して、次のプレゼンス情報を受信するまで待機する。
オンライン状態の監視対象が一つもなければ(ステップC18;No)、第2無線通信部132からの転送が監視対象で着信されないため、第2無線通信部132で着信するために第2無線通信部132を動作させる必要がある。
このとき、電力供給判別部112cは、第2無線通信部132への電力供給を開始するために、電源コントローラ15aに対して、第2無線通信部132への電力供給を指示する指示信号を出力する。電源コントローラ15aは、指示信号を受け取り、バッテリ15bを制御して第2無線通信部132に電力を供給する(ステップB12)。
転送制御部112dは、呼制御サーバ5に、番号対照DBサーバ8に設定されている、第2無線通信部132宛の着信を携帯電話装置2に転送する旨の着信転送の解除を要求する(ステップB15)。
携帯電話装置1は、次のプレゼンス情報を受信するまで待機する。
なお、ステップC16にて、更に、第1無線通信部131による無線信号の受信状態が良好か否かを更に判定してもよい。第1無線通信部131の受信状態が不良であるときには、第2無線通信部132が電源オフ状態に移行した後、第1無線通信部131によるプレゼンス情報の受信ができないためである。この場合には、第1無線通信部131の通信状態が不良であると判別されたときに、電力供給判別部112cは、第1無線通信部131の通信状態が良好になるまで、第2無線通信部132への電力供給を停止しないようにすればよい。
また、ステップC16の処理の実行時点で、第1無線通信部131による無線信号の受信状態が良好であったとしても、第2無線通信部132を電源オフ状態に移行した後に、第1無線通信部131による無線信号の受信状態が不良になるおそれもある。これを解決するためには、第1無線通信部131の通信状態が不良と判別されたときに、第2無線通信部132への電力供給を直ちに開始すれば良い。これにより、第1無線通信部131及び第2無線通信部132が共に無線信号を受信できなくなる状態を回避できる。
更に、第2無線通信部132が電源オフ状態にある際に、ユーザが第2無線通信部132を使用して通信しようとするときには、第2無線通信部132への電力供給を直ちに再開するようにしてもよい。
このとき、第2無線通信部132を使用した通信の開始を検出するために、例えば、ユーザにより操作部16から第2無線通信部132を使用した通信の実行命令が入力されたことを検出するようにすれば良い。具体的には、操作部16は、ユーザの操作に応答して、第2無線通信部132による通信を開始する指示情報の入力を受け付ける。電力供給制御部112は、第2無線通信部132への電力の供給を停止している場合に、操作部16に指示情報が入力されたときに、第2無線通信部132への電力の供給を再開する。また、第2無線通信部132を使用した通信の開始を検出するために、記憶部12に第2無線通信部132に関連付けられたアプリケーションを備えておき、アプリケーションがユーザによって起動されたことを検出するようにしても良い。これにより、ユーザは、希望するときに、第2無線通信部132を使用して通信することができる。
以上説明したように、実施形態1に係る携帯電話装置1は、第1無線通信システム3を介して通信する第1無線通信部131と、第2無線通信システム4を介して通信する第2無線通信部132と、を備える。携帯電話装置1は、第2無線通信部132に代わって第2無線通信システム4を介して通信する電子装置(代替電子装置)を監視対象とする。プレゼンス情報取得制御部112aは、監視対象の通信状態を示すプレゼンス情報をプレゼンスサーバ7から取得する。電力供給判別部112cは、取得されたプレゼンス情報に基づき、監視対象が、通信可能なオンライン状態であるか否かを判別する。電力供給判別部112cは、監視対象がオンライン状態であると判別すると、第2無線通信部132により消費される電力を抑える。
従って、実施形態1に係る携帯電話装置1によれば、監視対象である電子装置がオンライン状態のときには、その電子装置が第2無線通信部132に代わって通信可能であるため、第2無線通信部132により消費される電力を抑えることができる。よって、実施形態1によれば、携帯電話装置1の全体的な電力の消費を抑えることができる。
また、実施形態1においては、プレゼンス情報取得制御部112aは、第2無線通信部132の消費電力が抑えられていない場合には、第1無線通信システム3及び第2無線通信システム4の何れか1つを介して、プレゼンスサーバ7からプレゼンス情報を取得する。一方で、第2無線通信部132の消費電力が抑えられている場合には、プレゼンス情報取得制御部112aは、第1無線通信システム3を介してプレゼンスサーバ7からプレゼンス情報を取得する。そして、電力供給判別部112cは、第2無線通信部132の消費電力を抑えている間に、監視対象がオンライン状態でない旨のプレゼンス情報を取得すると、第2無線通信部132の消費電力の抑制を解除する。
従って、実施形態1に係る携帯電話装置1によれば、監視対象が通信できない状態に移行したときには、第2無線通信部132の消費電力を元に戻すことにより、監視対象及び第2無線通信部132の少なくとも1つは通信可能な状態としながら電力の消費を抑えることができる。
また、実施形態1においては、プレゼンス監視対象情報記憶領域122は、監視対象の装置識別子AIを示すプレゼンス監視対象情報を記憶する。プレゼンス情報取得制御部112aは、第1無線通信システム3及び第2無線通信システム4の何れか1つを介して、プレゼンスサーバ7から、通信網上の電子装置を識別するための装置識別子AIと、その装置識別子で特定される電子装置のプレゼンスPRと、を互いに関連付けて取得する。プレゼンス特定部112bは、プレゼンス情報取得制御部112aにより取得された装置識別子AIが、プレゼンス監視対象情報記憶領域122に記憶されているか否かを判別する。プレゼンス特定部112bによりプレゼンス監視対象情報記憶領域122に記憶されていると判別された装置識別子AIに関連付けられているプレゼンスPRが、監視対象のプレゼンス情報とされる。
従って、実施形態1に係る携帯電話装置1によれば、監視対象のプレゼンス情報を適切に取得することができる。
また、実施形態1においては、電力供給判別部112cは、監視対象がオンラインでないときには、第2無線通信部132への電力の供給を実行する。また、電力供給判別部112cは、監視対象がオンラインのときには、第2無線通信部132への電力の供給を停止する。
従って、実施形態1に係る携帯電話装置1によれば、第2無線通信部132への電力の供給を制御することにより、携帯電話装置1の電力の消費を抑えることができる。
また、実施形態1においては、第1無線通信部131は、広域無線通信網である第1無線通信システム3を介して通信する広域無線通信部である。第2無線通信部132は、局所無線通信網である第2無線通信システム4を介して通信する局所無線通信部である。局所無線通信網は、広域無線通信網の基地局より電波が届く範囲が狭い基地局を有する。
従って、実施形態1に係る携帯電話装置1によれば、局所無線通信部により消費される電力を抑えることができる。
また、実施形態1においては、電力供給判別部112cにより監視対象がオンラインであると判別されたときに、転送制御部112dが、第2無線通信システム4を介して第2無線通信部132に送信される情報をその監視対象に転送させるための転送要求を、転送サーバとしての番号対照DBサーバ8に、呼制御サーバ5を介して、送信する。
従って、実施形態1によれば、番号対照DBサーバ8を参照する呼制御サーバ5によって転送が自動的に実行されるため、発信者は、第2無線通信部132に代わって通信する電子装置を探すことなく、通信を行うことができる。
(実施形態2)
次に、図1、図7、及び図8を参照して、本発明の実施形態2について説明する。
実施形態2は、無線通信部の通信機能が待ち受け時に動作するタイミングの間隔を示す間欠受信間隔を変更して、第1無線通信部131及び第2無線通信部132へ動作用に供給されるバッテリ15bに蓄えられた電力の消耗を低減する例である。なお、図7及び図8において、図2及び図6に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
先ず、図7を参照して、実施形態2に係る携帯電話装置1の回路構成について説明する。
実施形態2では、制御部11は、間欠受信間隔判別部112e、タイマ部113、を備える。
間欠受信間隔判別部112eは、プレゼンス特定部112bの判別結果と、記憶部12に記憶されている間欠受信間隔情報と、通信状態記憶領域124内の通信部13の通信状態と、を参照して、第1無線通信部131及び第2無線通信部132の通信機能が間欠的に動作する間隔を示す間欠受信間隔を定める。更に、間欠受信間隔判別部112eは、定めた間欠受信間隔を間欠受信間隔記憶領域126に記憶させる。
ここに、間欠受信間隔とは、第1無線通信部131及び第2無線通信部132の通信機能を動作させるために、バッテリ15bから第1無線通信部131及び第2無線通信部132に電力が供給されるタイミングの間隔を示す所定の時間間隔である。
なお、間欠受信間隔は、第1無線通信部131及び第2無線通信部132が待ち受け時に受信する無線信号が定義するタイムスロットTSと同期するように定められている。その無線信号は、タイムスロットTSの時間間隔毎に受信するべき情報を含んでいる。
タイマ部113は、直前に行われた受信処理の完了時刻からの経過時間を計時して、経過時間が間欠受信間隔に達したことを検出する。
実施形態2における間欠受信間隔記憶領域126には、通常受信間隔T1と、通常受信間隔T1よりも大きな値を有するように予め定められた省電力受信間隔T2と、が記憶されている。
更に、間欠受信間隔記憶領域126には、現在、通常受信間隔T1又は省電力受信間隔T2のどちらの間欠受信間隔に基づいて第1無線通信部131が動作しているかを示す第1受信間隔フラグF1と、通常受信間隔T1又は省電力受信間隔T2のどちらに基づいて第2無線通信部132が動作しているかを示す第2受信間隔フラグF2と、が記憶されている。
通信制御部111は、第1受信間隔フラグF1及び第2受信間隔フラグF2を参照して、第1受信間隔フラグF1及び第2受信間隔フラグF2が示す間欠受信間隔に基づいて、第1無線通信部131及び第2無線通信部132による通信を制御する。
また、電源コントローラ15aも、間欠受信間隔記憶領域126に記憶されている間欠受信間隔に基づいて、第1無線通信部131及び第2無線通信部132への電力供給を継続又は停止する。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7の電力供給制御部112が、携帯電話装置1が受信するプレゼンス情報に基づいて第2無線通信部132の間欠受信間隔を制御する間欠受信間隔制御処理を説明する。
図8のフローチャートに示す間欠受信間隔制御処理は、携帯電話装置1の第1無線通信部131又は第2無線通信部132が、第1無線通信システム3又は第2無線通信システム4を介して、プレゼンス情報を、プレゼンスサーバ7から受信することにより開始される。
第1無線通信部131又は第2無線通信部132がプレゼンス情報を受信すると、プレゼンス情報取得制御部112aは、第1無線通信部131又は第2無線通信部132から、受信されたプレゼンス情報を取得し(ステップC10)、プレゼンス情報記憶領域121に記憶させる(ステップC11)。
続いて、プレゼンス情報取得制御部112aは、プレゼンス情報を取得したことをプレゼンス特定部112bへ通知する(ステップC12)。
プレゼンス特定部112bは、プレゼンス監視対象情報記憶領域122に記憶されているプレゼンス監視対象情報を参照して、プレゼンス情報記憶領域121に監視対象のプレゼンス情報が含まれているか否かを判別する(ステップC13)。プレゼンス情報記憶領域121に監視対象のプレゼンス情報が含まれていなければ(ステップC13;No)、制御部11はこの間欠受信間隔制御処理を終了して、次のプレゼンス情報を受信するまで待機する。
プレゼンス情報記憶領域121に監視対象のプレゼンス情報が含まれていれば(ステップC13;Yes)、間欠受信間隔判別部112eは、間欠受信間隔記憶領域126に記憶されている第2受信間隔フラグF2を参照して、第2無線通信部132の通信機能が動作する間欠受信間隔が通常受信間隔T1又は省電力受信間隔T2のどちらであるかを判別する(ステップD10)。
第2無線通信部132が通常受信間隔T1に基づいて動作していれば(ステップD10;Yes)、間欠受信間隔判別部112eは、プレゼンス情報記憶領域121内の監視対象のプレゼンス情報を参照して、オンライン状態の監視対象が有るか否かを判別する(ステップC15)。
オンライン状態に監視対象が1つもなければ(ステップC15;No)、制御部11はこの間欠受信間隔制御処理を終了して、次のプレゼンス情報を受信するまで待機する。
オンライン状態の監視対象が一つでもあれば(ステップC15;Yes)、間欠受信間隔判別部112eは、更に、通信状態記憶領域124を参照して、第2無線通信部132の通信状態が「通信中」であるか否かを判別する(ステップC16)。
第2無線通信部132の通信状態が通信中であれば(ステップC16;Yes)、間欠受信間隔判別部112eは、第1無線通信部131又は第2無線通信部132が新たなプレゼンス情報を受信したか否かを判別する(ステップC17)。
新たなプレゼンス情報が受信されていない場合には(ステップC17;No)、制御部11は処理をステップC16に移し、間欠受信間隔判別部112eは、第2無線通信部132の通信状態が通信中でなくなるのを待つ。新たなプレゼンス情報が受信された場合には(ステップC17;Yes)、制御部11は処理をステップC10に移し、電力供給制御部112は、新たなプレゼンス情報に基づきこの間欠受信間隔制御処理を最初からやり直す。
第2無線通信部132の通信状態が通信中でなければ(ステップC16;No)、転送制御部112dは、他の電子装置からの第2無線通信部132に対する着信を、オンライン状態の監視対象に転送させるために、呼制御サーバ5に対して着信転送を要求する(ステップA17)。
転送制御部112dが、呼制御サーバ5に対して着信転送を要求した後、間欠受信間隔判別部112eは、第2無線通信部132が通信する間欠受信間隔を長くするために、第2受信間隔フラグF2が示す内容を省電力受信間隔T2に書き換える(ステップD11)。通信制御部111は、書き換えられた後の第2受信間隔フラグF2を参照して、第2無線通信部132を省電力受信間隔T2で動作させる。
一方、ステップD10において、第2無線通信部132が省電力受信間隔T2に基づいて動作していると判別された場合にも(ステップD10;No)、ステップC15と同様に、間欠受信間隔判別部112eは、プレゼンス情報記憶領域121内の監視対象のプレゼンス情報を参照して、オンライン状態の監視対象が有るか否かを判別する(ステップC18)。
オンライン状態の監視対象が一つでもあれば(ステップC18;Yes)、第2無線通信部132を通常受信間隔T1で動作させる必要がないため、制御部11はこの間欠受信間隔制御処理を終了して、次のプレゼンス情報を受信するまで待機する。
オンライン状態の監視対象が一つもなければ(ステップC18;No)、第2無線通信部132からの転送が監視対象で着信されないため、第2無線通信部132で確実に着信するために、間欠受信間隔判別部112eは、第2無線通信部132を通常受信間隔T1に基づいて動作させる。
そのため、間欠受信間隔判別部112eは、第2無線通信部132が通信する間欠受信間隔を短くするために、第2受信間隔フラグF2が示す内容を通常受信間隔T1に書き換える(ステップD12)。通信制御部111は、書き換えられた後の第2受信間隔フラグF2を参照して、第2無線通信部132を通常受信間隔T1で動作させる。
転送制御部112dは、呼制御サーバ5に、番号対照DBサーバ8に設定されている、第2無線通信部132宛の着信を携帯電話装置2に転送する旨の着信転送の解除を要求する(ステップB15)。
携帯電話装置1は、次のプレゼンス情報を受信するまで待機する。
以上説明したように、実施形態2に係る携帯電話装置1においては、間欠受信間隔判別部112eは、監視対象がオンラインでないときには、第2無線通信部132の間欠受信間隔を、基準間隔である通常受信間隔T1に設定する。また、間欠受信間隔判別部112eは、監視対象がオンラインのときには、第2無線通信部132の間欠受信間隔を、基準間隔より長い間隔である省電力受信間隔T2に設定する。第2無線通信部132が省電力受信間隔T2で動作する場合には、通常受信間隔T1で動作する場合に比べて、消費される電力は少ない。
従って、実施形態2に係る携帯電話装置1によれば、第2無線通信部132の間欠受信間隔を制御することにより、携帯電話装置1の電力の消費を抑えることができる。
また、実施形態2においては、通常受信間隔T1と省電力受信間隔T2とを予め定められた固定値としたが、ユーザにより変更可能としてもよい。この場合、ユーザは、電力消費を更に低減したいときに省電力受信間隔T2の値を大きくすればよい。
また、バッテリ15bの電力消耗よりも、通信の適時性及び高速性を優先させて使用したいときには、省電力受信間隔T2の値を小さく変更すればよい。
この場合、操作部16は、ユーザの操作に応答して、省電力受信間隔T2を変更するための変更情報の入力を受け付ける。ユーザの操作により操作部16に入力された省電力受信間隔T2の変更情報に基づき、制御部11は、間欠受信間隔記憶領域126に記憶されている省電力受信間隔T2の値を変更する。間欠受信間隔判別部112eは、間欠受信間隔記憶領域126に記憶されている変更された省電力受信間隔T2を用いて、図8に示した間欠受信間隔制御処理を実行する。
また、実施形態2においては、電力消費を低減するために間欠受信間隔を変更する対象を第2無線通信部132としたが、間欠受信間隔を変更する無線通信部を、ユーザが操作部16により選択可能としてもよい。この場合、携帯電話装置1は、複数の無線通信部の中からユーザにより選択された無線通信部の間欠受信間隔を、電力消費を低減するために制御する。具体的には、操作部16は、ユーザの操作に応答して、第1無線通信部131又は第2無線通信部132を特定する選択情報の入力を受け付ける。電力供給制御部112は、操作部16に入力された選択情報により特定される通信部により消費される電力を抑える。
これにより、ユーザは無線通信部の利用状況や利用頻度等に応じて、間欠受信間隔を変更する無線通信部を選択することができる。
また、無線通信部の電力消費を低減するための動作を実行するか否かを、ユーザが選択できるようにしてもよい。この場合、操作部16は、ユーザの操作に応答して、第2無線通信部132による通信を開始する指示情報の入力を受け付ける。第2無線通信部132の間欠受信間隔が省電力受信間隔T2に設定されているときに、ユーザの操作により操作部16に第2無線通信部132による通信を開始する指示が入力されると、間欠受信間隔判別部112eは、第2無線通信部132の間欠受信間隔を通常受信間隔T1に再設定する。
これにより、バッテリに残存する電力量が少ない際であっても通信の確実性をなるべく確保したいときに、通信の確実性を優先することができる。
本発明の実施形態における第1無線通信システム3は、GSM(Global System Mobile Communications)等のセルラー方式の移動通信システムであってもよい。また、第2無線通信システム4は、例えば、UWB(Ultra Wide Band)等の局所無線通信システムであってもよい。
本発明の実施形態に従ったプレゼンス通信システムPSによれば、例えば、携帯電話装置1を携帯しているユーザが外出先でノートパソコンを使用してデータ通信を実施したときに、そのノートパソコンが携帯電話装置1の第2無線通信部132に代わって着信を受けることにより、第2無線通信部132への電力供給を停止することができる。
なお、プレゼンス監視対象情報に登録する装置識別子AIに対応付けられる電子装置はデータ通信が可能な電子装置であればよく、図3Bで例示した、PC、PDA、カーナビゲーション装置、テレビジョン装置、以外にも、通信機能を搭載した電子腕時計、白物家電、AV機器、等であってもよい。
また、上記実施形態に係る携帯電話装置1を、複数の通信部を備えるコンピュータによって実現することもできる。
例えば、上記実施形態では、携帯電話装置1において、動作プログラムが記憶部12に予め記憶されているものとして説明した。しかし、上述の処理動作を実行させるためのプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理動作を実行する装置を構成してもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。さらに、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
本発明の実施形態1に係るプレゼンス通信システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る携帯電話装置の回路構成を示すブロック図である。 プレゼンス情報を示す図である。 プレゼンス監視対象情報を示す図である。 転送先情報を示す図である。 本発明の実施形態1において、携帯電話装置が第2無線通信部をオンからオフにするときの、プレゼンス通信システムの各構成要素の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1において、携帯電話装置が第2無線通信部をオンからオフにするときの、プレゼンス通信システムの各構成要素の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1において、携帯電話装置が第2無線通信部をオンからオフにするときの、プレゼンス通信システムの各構成要素の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1において、携帯電話装置が第2無線通信部をオフからオンにするときの、プレゼンス通信システムの各構成要素の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1において、携帯電話装置が第2無線通信部をオフからオンにするときの、プレゼンス通信システムの各構成要素の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1において、携帯電話装置が第2無線通信部をオフからオンにするときの、プレゼンス通信システムの各構成要素の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1において、無線通信部への電力供給を制御するときの携帯電話装置の詳細な動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る携帯電話装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2において、間欠受信間隔を制御するときの携帯電話装置の詳細な動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1,2…携帯電話装置、3…第1無線通信システム、3a…第1基地局、3b…プレゼンス情報通知装置、4…第2無線通信システム、4a…第2基地局、5…呼制御サーバ、6…位置登録サーバ、7…プレゼンスサーバ、8…番号対照DBサーバ、10…バス、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、14…共通回路部、15…電源部、15a…電源コントローラ、15b…バッテリ、16…操作部、17…表示部、18…音声マイクロフォン、19…音声スピーカ、111…通信制御部、112…電力供給制御部、112a…プレゼンス情報取得制御部、112b…プレゼンス特定部、112c…電力供給判別部、112d…転送制御部、112e…間欠受信間隔判別部、113…タイマ部、121…プレゼンス情報記憶領域、122…プレゼンス監視対象情報記憶領域、123…電力供給状態記憶領域、124…通信状態記憶領域、125…転送先情報記憶領域、126…間欠受信間隔記憶領域、131…第1無線通信部、131a,132a…アンテナ、132…第2無線通信部、N…ネットワーク

Claims (13)

  1. 第1の通信網と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網と、を含む複数の通信網を介して通信する電子装置であって、
    前記第1の通信網を介して通信する第1の通信手段と、前記第2の通信網を介して通信する第2の通信手段と、を含む複数の通信手段と、
    前記第2の通信手段に代わって前記第2の通信網を介して通信する通信装置である代替通信装置の通信状態を示すプレゼンス情報を取得するプレゼンス情報取得手段と、
    前記プレゼンス情報取得手段により取得されたプレゼンス情報に基づき、前記代替通信装置がオンラインか否かを判別するオンライン判別手段と、
    前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、前記第2の通信手段により消費される電力を抑える消費電力制御手段と、
    を備える電子装置。
  2. 前記プレゼンス情報取得手段は、
    前記第2の通信手段の消費電力が抑えられていない場合には、前記代替通信装置のプレゼンス情報を、前記複数の通信網の何れか1つを介して取得し、
    前記消費電力制御手段により前記第2の通信手段の消費電力が抑えられている場合には、前記代替通信装置のプレゼンス情報を、前記複数の通信網の中の前記第2の通信網以外の通信網の何れか1つを介して取得し、
    前記消費電力制御手段は、
    前記第2の通信手段の消費電力を抑えている間に、前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインでないと判別されたときに、前記第2の通信手段の消費電力の抑制を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記代替通信装置の装置識別子を記憶する代替装置識別子記憶手段を更に備え、
    前記プレゼンス情報取得手段は、
    前記複数の通信網の何れか1つを介して、通信網上の通信装置の通信状態を管理するプレゼンスサーバから、通信装置を識別するための装置識別子と、該装置識別子で特定される通信装置のプレゼンス情報と、を互いに関連付けて取得する通信装置情報取得手段と、
    前記通信装置情報取得手段により取得された装置識別子が、前記代替装置識別子記憶手段に記憶されているか否かを判別する代替判別手段と、
    前記代替判別手段により装置識別子が前記代替装置識別子記憶手段に記憶されていると判別されたときに、該装置識別子に関連付けられて前記通信装置情報取得手段により取得されたプレゼンス情報を、代替通信装置のプレゼンス情報として取得する代替通信装置プレゼンス情報取得手段と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子装置。
  4. 前記消費電力制御手段は、前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインでないと判別されたときに、前記第2の通信手段への電力の供給を実行し、前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、前記第2の通信手段への電力の供給を停止する電力供給制御手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子装置。
  5. 前記消費電力制御手段は、前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインでないと判別されたときに、前記第2の通信手段の間欠受信間隔を所定の基準間隔に設定し、前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、該間欠受信間隔を前記所定の基準間隔より長い間隔である省電力間隔に設定する間欠受信間隔制御手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子装置。
  6. 前記第1の通信網は広域無線通信網であり、前記第1の通信手段は該広域無線通信網の基地局を介して通信する広域無線通信手段であり、前記第2の通信網は、該広域無線通信網の基地局より電波が届く範囲が狭い基地局を有する局所無線通信網であり、前記第2の通信手段は該局所無線通信網の基地局を介して通信する局所無線通信手段である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電子装置。
  7. 前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、前記第2の通信網を介して前記第2の通信手段に送信される情報を該代替通信装置に転送させるための転送要求を、前記第2の通信網に接続されている転送サーバに送信する転送要求手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電子装置。
  8. ユーザの操作に応答して、前記複数の通信手段の内から選択された1つの通信手段を特定する選択情報の入力を受け付ける操作手段を備え、
    前記消費電力制御手段は、前記操作手段に入力された選択情報により特定される通信手段により消費される電力を抑える、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電子装置。
  9. ユーザの操作に応答して、前記第2の通信手段による通信を開始する指示情報の入力を受け付ける操作手段を備え、
    前記電力供給制御手段は、前記第2の通信手段への電力の供給を停止している場合に、前記操作手段に指示情報が入力されたときに、前記第2の通信手段への電力の供給を再開する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
  10. 前記省電力間隔を記憶する間欠受信間隔記憶手段と、
    ユーザの操作に応答して、前記省電力間隔を変更するための変更情報の入力を受け付ける操作手段と、
    前記操作手段に入力された変更情報に基づき、前記間欠受信間隔記憶手段に記憶されている省電力間隔を変更する間欠受信間隔変更手段と、を備え、
    前記間欠受信間隔制御手段は、前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、間欠受信間隔を、前記間欠受信間隔記憶手段に記憶されている省電力間隔に設定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
  11. ユーザの操作に応答して、前記第2の通信手段による通信を開始する指示情報の入力を受け付ける操作手段を備え、
    前記間欠受信間隔制御手段は、間欠受信間隔を省電力間隔に設定している場合に、前記操作手段に指示情報が入力されたときに、該間欠受信間隔を前記所定の基準間隔に再設定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
  12. 通信装置の通信状態を管理するプレゼンスサーバと、第1の通信網と該第1の通信網とは異なる第2の通信網とを含む複数の通信網を介して通信する電子装置と、を備えるプレゼンス通信システムであって、
    前記プレゼンスサーバは、前記第2の通信手段に代わって前記第2の通信網を介して通信する通信装置である代替通信装置の通信状態を示すプレゼンス情報を前記電子装置に送信し、
    前記電子装置は、
    前記第1の通信網を介して通信する第1の通信手段と、前記第2の通信網を介して通信する第2の通信手段と、を含む複数の通信手段と、
    前記複数の通信網の何れか1つを介して、前記プレゼンスサーバが送信した代替通信装置のプレゼンス情報を取得するプレゼンス情報取得手段と、
    前記プレゼンス情報取得手段により取得されたプレゼンス情報に基づき、前記代替通信装置がオンラインか否かを判別するオンライン判別手段と、
    前記オンライン判別手段により代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、前記第2の通信手段により消費される電力を抑える消費電力制御手段と、を備える、
    ことを特徴とするプレゼンス通信システム。
  13. 第1の通信網を介して通信する第1の通信部と、前記第1の通信網とは異なる第2の通信網を介して通信する第2の通信部と、を含む複数の通信部を備え、前記第1の通信網と前記第2の通信網とを含む複数の通信網を介して通信するコンピュータに、
    前記第2の通信部に代わって前記第2の通信網を介して通信する通信装置である代替通信装置の通信状態を示すプレゼンス情報を取得するプレゼンス情報取得ステップと、
    前記プレゼンス情報取得ステップにより取得されたプレゼンス情報に基づき、前記代替通信装置がオンラインか否かを判別するオンライン判別ステップと、
    前記オンライン判別ステップにより代替通信装置がオンラインであると判別されたときに、前記第2の通信部により消費される電力を抑える消費電力制御ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2007299802A 2006-11-22 2007-11-19 電子装置、プレゼンス通信システム、及びプログラム Expired - Fee Related JP4251658B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299802A JP4251658B2 (ja) 2006-11-22 2007-11-19 電子装置、プレゼンス通信システム、及びプログラム
US11/986,260 US8135782B2 (en) 2006-11-22 2007-11-20 Electronic apparatus, presence communication system, and computer-readable recording medium
KR20070119282A KR100917555B1 (ko) 2006-11-22 2007-11-21 전자장치, 프레즌스 통신장치, 및 컴퓨터 판독 가능한기록매체
US13/416,833 US8504632B2 (en) 2006-11-22 2012-03-09 Electronic apparatus, presence communication system, and computer-readable recording medium

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006315481 2006-11-22
JP2007299802A JP4251658B2 (ja) 2006-11-22 2007-11-19 電子装置、プレゼンス通信システム、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008154225A JP2008154225A (ja) 2008-07-03
JP4251658B2 true JP4251658B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=39480965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007299802A Expired - Fee Related JP4251658B2 (ja) 2006-11-22 2007-11-19 電子装置、プレゼンス通信システム、及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4251658B2 (ja)
KR (1) KR100917555B1 (ja)
CN (1) CN101188834B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5282495B2 (ja) 2008-09-05 2013-09-04 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 移動無線端末
KR101490680B1 (ko) * 2008-10-30 2015-02-09 에스케이플래닛 주식회사 전파식별을 이용한 트랙엔트레이스 서비스 제공 방법, 장치및 시스템
JP5119215B2 (ja) * 2009-07-07 2013-01-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 通信端末および通信制御方法
JP5505601B2 (ja) * 2009-07-13 2014-05-28 日本電気株式会社 携帯電話機の自動転送システム、携帯電話機及び携帯電話機の自動転送方法
US10362495B2 (en) 2013-09-27 2019-07-23 Nec Corporation Communications system, service common apparatus, mobile network node apparatus, and data communication method
JP2014042323A (ja) * 2013-10-10 2014-03-06 Nec Corp 携帯電話機の自動転送システム、携帯電話機及び携帯電話機の自動転送方法
JP6383996B2 (ja) * 2014-07-23 2018-09-05 シャープ株式会社 端末装置
CN108353215B (zh) * 2015-09-29 2021-07-30 Whill株式会社 移动设备、移动设备维护系统及服务器装置
JP6341192B2 (ja) * 2015-12-22 2018-06-13 カシオ計算機株式会社 情報処理装置、制御方法及びプログラム
JP6631592B2 (ja) * 2017-06-19 2020-01-15 カシオ計算機株式会社 通信機器、通信方法及びプログラム
CN108206993B (zh) * 2018-01-29 2022-04-29 中兴通讯股份有限公司 业务共享方法、装置、存储介质及电子装置
CN108551453B (zh) * 2018-04-23 2023-06-20 德阳国创智慧能源有限公司 设备状态信息接管方法及装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030067319A (ko) * 2002-02-08 2003-08-14 박종태 무선 인터넷 기반의 인스턴트 메시지 시스템에서단문전송서비스를 이용한 실시간 사용자 상태정보 관리 방법
KR20040080492A (ko) * 2003-03-12 2004-09-20 주식회사 네이블커뮤니케이션즈 무선 IP망에서 인스턴트 메신저와 Push-To-Talk 서비스를 제공하기 위한 시스템
JP2005080199A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Sharp Corp 無線通信システム
JP2005136553A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体通信端末及び通信管理装置
US20050198545A1 (en) 2004-02-12 2005-09-08 Sony Corporation Automatic user device presence registration system
JP4352931B2 (ja) * 2004-02-26 2009-10-28 日本電気株式会社 移動無線lan端末およびその省電力方法、およびlanシステム
KR100666943B1 (ko) * 2005-01-11 2007-01-11 삼성전자주식회사 복합 무선 단말의 소비전력 감소 방법 및 그 장치

Also Published As

Publication number Publication date
KR20080046596A (ko) 2008-05-27
KR100917555B1 (ko) 2009-09-16
CN101188834B (zh) 2010-12-22
CN101188834A (zh) 2008-05-28
JP2008154225A (ja) 2008-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4251658B2 (ja) 電子装置、プレゼンス通信システム、及びプログラム
US8385252B2 (en) Mobile terminal and communication control method
EP2605558B1 (en) Controlling radio access technology switch in a user equipement supporting multiple radio access technology
EP1804426B1 (en) Multi-mode mobile communication terminal and method for reducing power consumption thereof
US8068883B2 (en) Hands-free apparatus
EP2649859B1 (en) Automatically enabling wireless communication
JP5348072B2 (ja) 無線通信装置およびコンピュータプログラム
US8725200B2 (en) Communication operating method for dual standby mobile terminal and dual standby mobile terminal supporting the same
JP2009044309A (ja) 無線通信端末およびその無線通信方法
JP2009060250A (ja) 移動通信端末、無線通信システム、及び周波数割当方法
JP2008312067A (ja) 通信端末装置、及び、プログラム
JP7247374B2 (ja) モニタリング方法、シグナリング下り送信方法及び装置、通信機器及び記憶媒体
JP2007221381A (ja) 移動端末、リソース配置マネージャ、及び通信制御方法
CN106535150B (zh) 一种来电转接的方法及装置
EP3547752A1 (en) Cell switching method and terminal device
US8504632B2 (en) Electronic apparatus, presence communication system, and computer-readable recording medium
JP2009182656A (ja) 無線通信端末、プログラム及び無線通信端末の通信機能の制御方法
JPWO2014061600A1 (ja) 通信端末、通信システム、通信端末の制御方法及びプログラム
WO2021128925A1 (zh) 信息处理方法、装置、设备及计算机可读存储介质
JP2011211613A (ja) 無線アクセスポイント装置、アクセスポイント制御方法、およびアクセスポイント制御プログラム
JP5225636B2 (ja) 携帯端末装置
JP5008947B2 (ja) 無線通信端末及び無線通信方法
US20160044478A1 (en) Service Processing Method, Terminal Device, and Service Roaming Network
EP4072199A1 (en) Method and device for cell handover
JP2006115166A (ja) 無線通信システム、無線通信端末、端末状態管理サーバ、および無線通信システムの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4251658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees