JP5348072B2 - 無線通信装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本願は、WLAN(Wireless Local Area Network)を介するパケット通信が可能な無線通信装置および無線通信装置において実行されるコンピュータプログラムに関する。
WLANに接続するためのWLANインタフェースを内蔵した携帯電話端末が実用化されている。この種の携帯電話端末は、基本機能である携帯電話のための回線交換式の通信に加えて、WLANを用いるパケット通信を行うことができる。
携帯電話端末におけるWLANの用途は、音声通話(音声系動作)とそれ以外のデータ通信(データ系動作)とに大別される。音声系動作は、パケット化した音声情報をVoIP(Voice over Internet Protocol)を用いて送受信するIP電話の手法によって実現される。音声系動作は、例えば企業における内線電話機としての携帯電話端末の利用を可能にする。データ系動作の代表例は、インターネット上のウェブサイトのブラウジングである。フルブラウザを備える携帯電話端末は、パーソナルコンピュータ向けに設計されたウェブサイトのブラウジングが可能である。
音声系動作では、何時あるか判らない着信に対応するため、WLANの無線局であるアクセスポイント(以下、APという)との通信が可能な状態を常に保つのが好ましい。APから遠ざかるかまたは他の何らかの原因でAPからのビーコンの受信強度が低下すると、携帯電話端末はAPを探索するスキャン動作を行う(特許文献1)。ただし、通信圏外でのスキャン動作は結果的に不要である。不要なスキャン動作による無駄な電力消費を抑える方法として、スキャン間隔を徐々に広げてスキャン回数を減らす方法が知られている(特許文献2)。
一方、ブラウジングのようなデータ系動作については、ユーザの意識的な操作によって開始されるのが通例である。したがって、音声系動作を実行する機能を備えていない携帯電話端末においては、データ系動作の終了時点または終了から所定の待ち時間が経過した時点でWLANインタフェースをオフ状態にすることによって消費電力を低減することができる。
特開2005−175932号公報 特開2006−13549号公報
WLANインタフェースを備える無線通信装置において、音声系動作を行う機能およびデータ系動作を行う機能を共に実装することは、多機能化の上で好ましい。そして、様々な通信環境での使用を想定して消費電力の低減を図ることによって無線通信装置の実用性が高まる。
そこで、本願は、無線局を介するデータ通信に関わる通信環境に応じて、無線局との接続による消費電力を低減するよう動作することが可能な無線通信装置を提案する。
無線局を介して他の装置とデータ通信をする無線通信装置は、接続候補に設定された無線局の識別情報および前記無線局が音声通話に対応するか否かを示す種別情報を含む無線局プロファイルを管理するプロファイル管理部と、前記無線局または他の無線局が発する識別情報を含んだ信号を受信する受信部と、前記無線局プロファイルにおける音声通話に対応する無線局を対象として、当該無線局との接続のためのスキャン動作をする第1走査部と、前記無線局プロファイルにおける音声通話に対応しない無線局を対象として、当該無線局との接続のためのスキャン動作でありかつ前記第1走査部によるスキャン動作とは時間設定が異なるスキャン動作をする第2走査部と、前記無線局プロファイルにおける前記受信部によって受信された信号に含まれる識別情報に該当する無線局の種別情報に応じて、前記第1走査部および前記第2走査部の双方または片方にスキャン動作を実行させる走査管理部とを備える。
無線局が音声通話に対応するか否か、および無線局の通信圏内に位置するか否かといった通信環境に応じて、スキャン動作の体系を切り替えることができる。
無線通信装置の使用環境の一例を示す図である。 無線通信装置の構成を示す図である。 実施例1における通信圏内での動作を示す図である。 実施例1における状態変化に対応した動作を示す図である。 実施例1における音声系およびデータ系の各走査部の動作を示す図である。 プロファイル登録処理の流れを示す図である。 AP判定処理の流れを示す図である。 AP判定処理の変形例の流れを示す図である。 実施例1における音声系スキャン処理の流れを示す図である。 実施例1におけるデータ系スキャン処理の流れを示す図である。 実施例1における待機状態からの復帰動作の流れの一部を示す図である。 実施例1における待機状態からの復帰動作の流れの一部を示す図である。 実施例1における待機状態からの復帰動作の流れの一部を示す図である。 実施例1における待機状態からの復帰動作の流れの一部を示す図である。 実施例2における通信圏内での動作を示す図である。 実施例2における状態変化に対応した動作を示す図である。 実施例2における音声系およびデータ系の走査部の動作を示す図である。 実施例2における音声系スキャン処理の流れを示す図である。 実施例2におけるデータ系スキャン処理の流れの一部を示す図である。 実施例2におけるデータ系スキャン処理の流れの一部を示す図である。 実施例2における待機状態からの復帰処理の流れを示す図である。
無線通信装置として携帯電話端末を例に挙げる。図1に示す携帯電話端末1は、通信事業者によって構築された携帯電話サービスエリア内で回線交換式の通信を行うことができるとともに、WLANの無線局であるAP(アクセスポイント)の通信圏内でパケット通信を行うことができる。携帯電話端末1にはパケット通信機能として、音声通話を可能にする音声系機能、およびインターネットを経由するブラウジングを可能にするデータ系機能の双方が実装されている。音声通話は、図示しないSIP(Session Initiation Protocol)サーバを有するIP電話ネットワークに接続された音声系AP2の通信圏で利用可能な通信サービスである。ブラウジングは、音声通話に対応しないデータ系AP3の通信圏および音声系AP2の通信圏で利用可能な通信サービスである。
WLANの通信圏は、音声系とデータ系とにかかわらず、単一または複数のAP2,3によって形成される。例えばIEEE 802.11b/gに準拠する複数のAPを用いて一つの通信圏を形成する場合、14個または13個のチャンネルから最大4個のチャンネルを適切に選んで各APに割り当てることにより、AP間の電波の干渉を防ぐことができる。隣接するAPのチャンネルが異なりかつ個々のAPの通信可能領域が重なるように複数のAPを適切に配置すれば、任意の大きさの通信圏を形成することができる。任意数のAPによって形成される一つの通信圏には、識別子として一つのESSID(Extended Service Set Identifier)が付与される。
携帯電話端末1の音声系機能は、例えば企業の内線電話システムに利用することができる。会社の音声系AP通信圏では内線電話端末として、自宅やホットスポットのデータ系AP通信圏ではインターネット端末として使用するといった使用形態が考えられる。ただし、内線電話端末に限らず、インターネットを介して任意の相手と通話するパーソナルユースのIP電話端末として携帯電話端末1を使用することも可能である。
図1では一つの音声系AP通信圏とデータ系AP通信圏とが一つずつ描かれているが、通信圏の数は任意である。例えば、内線電話ネットワークにおいて、部署ごとや部屋ごとに音声系AP通信圏が形成される場合がある。その場合、後述のように複数の音声系AP通信圏をプロファイルに登録しておけば、ユーザは複数の音声系AP通信圏のそれぞれにおいて携帯電話端末1を使用することができる。
また、図1では音声系AP通信圏およびデータ系AP通信圏が携帯電話サービスエリアに包含されているが、これに限らない。音声系AP通信圏およびデータ系AP通信圏の一方または両方が全体的または部分的に携帯電話サービスエリアに含まれなくてもよい。WLANを用いるパケット通信に関わる動作では、音声系AP通信圏内、データ系AP通信圏内、およびAP通信圏外のいずれに携帯電話端末1が位置するかが重要である。携帯電話サービスエリアの内でも外でもいずれでもよい。
さらに、音声系AP2であっても携帯電話端末1においてSIP登録設定がなされなければ、携帯電話端末1から見てデータ系APになる。逆にデータ系AP3であっても、SIP登録設定が可能でかつその設定がなされたならば、音声系AP2となる。
図2は携帯電話端末1の構成を示す。携帯電話端末1は、制御部10、記憶部20、無線通信部22、入力部24、出力部26、および図示しない駆動電源としてのバッテリを備える。制御部10は、ハードウェア要素として図示しないCPU(central processing unit)を有するコンピュータシステム部であり、携帯電話端末1の動作を制御する。記憶部20は、図示しない不揮発性メモリを有し、制御プログラムおよびユーザデータを含む各種データを記憶する。無線通信部22は、WLANに接続するためのWLANインタフェース(図ではWLAN−IFと表記されている)23を備え、携帯電話通信およびWLAN通信のための高周波の送受信を担う。入力部24は、操作キー群およびタッチパネルを有する操作入力のためのユーザインタフェースである。入力部24には通話のためのマイクが含まれる。出力部26は、液晶パネルおよびLED(Light Emitting Diode)を有する表示のためのユーザインタフェースである。出力部26には通話のためのスピーカが含まれる
制御部10は、WLANとの接続に関わる四つの機能要素を有する。それらは、プロファイル管理部12、音声系走査部14、データ系走査部16、および走査管理部18である。これら四つの要素は、制御部10においてプログラムが実行されることによって実現される。
プロファイル管理部12は、記憶部20によって記憶されるプロファイル設定情報T1を管理する。プロファイル設定情報T1は、「プロファイルの名称」「ESSID」「SIP接続情報」および図示しない「チャンネル」などの項目を有するデータテーブルであり、接続候補となる通信ネットワークを示す。このプロファイル設定情報T1に関連する種別情報として、記憶部20には音声系プロファイルリストL1およびデータ系プロファイルリストL2が記憶される。音声系プロファイルリストL1は、プロファイル設定情報T1に登録されたプロファイル(ネットワーク設定)のうちで音声通話に対応するプロファイルである音声系プロファイルを示す。データ系プロファイルリストL2は、プロファイル設定情報T1に登録されたプロファイルのうちで音声通話に対応しないプロファイルであるデータ系プロファイルを示す。プロファイル管理部12は、ユーザによる所定のプロファイル登録操作に応答して、各項目の入力情報をプロファイル設定情報T1に記録する。そのとき、プロファイル管理部12は、項目「SIP接続情報」の設定内容によってプロファイルを音声系プロファイルとデータ系プロファイルとのいずれかに分類する。本実施形態では、項目「SIP接続情報」にSIPサーバと接続するための有効な情報が記録されたプロファイルが音声系プロファイルとされ、それ以外がデータ系プロファイルとされる。また、プロファイル管理部12は、APからの信号を受信してAPのESSIDを取得すると、取得したESSIDに該当するプロファイルが音声系かデータ系かを判定し、判定結果に応じて音声系プロファイルリストL1またはデータ系プロファイルリストL2を作成する。
なお、音声系プロファイルリストL1およびデータ系プロファイルリストL2については、図2に示されるようにプロファイル設定情報T1と分けて記録してもよいし、プロファイル設定情報T1に項目を設けて音声系かデータ系かの種別を記録してもよい。つまり、音声系プロファイルとデータ系プロファイルとの区別を取得するデータ参照に適するよう記録形式を適宜選定することができる。
音声系走査部14は、音声系プロファイルリストL1が示す音声系プロファイルのみを対象として、APを探索しまたはAPとの接続を維持するためのスキャン動作を実行する。例えば、図2の例では名称が「office3F」と「office2F」の二つのプロファイルが音声系走査部14によるスキャン動作の対象となる。音声系走査部14は、対象プロファイルの一つに注目し、登録されているチャンネルでAPと通信可能か否かをWLANインタフェース23と連携して調べる。通信可能であれば、音声系走査部14はAPと交信して接続を確立する。電波強度が不十分で通信不能であれば、音声系走査部14は注目している対象プロファイルにおいて登録されている他のチャンネルでの通信を試みる。登録されている全てのチャンネルで通信不能であれば、音声系走査部14は他の対象プロファイルに注目して同様に通信の可否を調べる。全ての対象プロファイルにおいて通信不能である状態は、携帯電話端末1が音声系AP通信圏外に位置しまたはそれに相当する状態である。この状態において、音声系走査部14は、WLANインタフェース23の使用頻度の小さいスキャン動作(圏外スキャン)を実行する。
データ系走査部16は、データ系プロファイルリストL2が示すデータ系プロファイルのみを対象として、APを探索しまたはAPとの接続を維持するためのスキャン動作を実行する。例えば、図2の例では名称が「eigyosho-1」と「home」の二つのプロファイルがデータ系走査部16によるスキャン動作の対象となる。登録されているチャンネルごとに通信の可否を調べる手順は、音声系走査部14によるスキャン動作と同様である。
これら音声系走査部14およびデータ系走査部16が実行するスキャン動作には、広く知られる二つの形式がある。一つはAPからのビーコンを待ち受けるパッシブスキャンであり、他の一つはESSIDを含むプローブ要求をブロードキャストするアクティブスキャンである。本実施形態の携帯電話端末1では、スキャン動作に関して「自動(Auto)」「パッシブ(Passive)」および「アクティブ(Active)」の三つのモードが設けられている。省電力の観点では「パッシブ」が有利であり、接続の早さの観点では「アクティブ」が有利である。デフォルトはパッシブとアクティブとを使い分ける「自動(Auto)」である。ユーザはこれら三つのモードのいずれかを指定することができる。各モードの動作の詳細について後述する。
走査管理部18は、携帯電話端末1に関わる状況変化に応じて、音声系走査部14およびデータ系走査部16の片方または両方を動作させたり停止させたりする。例えば、あるAPとの接続が維持されている状態では、走査管理部18は音声系走査部14およびデータ系走査部16の一方のみを動作させて他方を停止させる。すなわち、走査管理部18は、音声系APと接続している場合にデータ系走査部16を停止させ、データ系APと接続している場合に音声系走査部14を停止させる。
以上の構成の携帯電話端末1においては、通信可能なAPが音声系APであるかデータ系APであるかによってスキャン動作の体系が切り替えられる。音声系AP通信圏内では、音声通話の着信に即座に応答できるように接続を維持する体系が適用される。これに対して、データ系AP通信圏内では、基本的にはWLAN通信が行われるときのみ接続を維持する体系が適用される。本実施形態では、音声系AP通信圏でありかつデータ系AP通信圏でもある場合には、音声系が優先とされて、常に接続を維持する体系が適用される。
携帯電話端末1の使用に際して、WLANに関係する様々な状態が起き得る。例えば、APとの接続が維持されている接続状態、節電のために機能の一部を停止させた待機状態、待機状態を解除する操作が行われた状態、通信圏の内から外へまたは外から内へ移動した状態などがある。次に、このような様々な状態を想定した動作の二つの例(実施例1、実施例2)を挙げる。
実施例1、2の説明において、電力供給を停止することまたは停止された状態を「OFF」と表現し、電力供給を開始することまたは電力が供給されている状態を「ON」と表現することがある。また、以下の説明で参照する図面において、「WLAN:OFF」の表記はWLANインタフェース23への電力供給が停止された状態を意味する。音声系AP通信圏内を「音声系圏内」と略し、音声系AP通信圏外を「音声系圏外」と略し、データ系AP通信圏内を「データ系圏内」と略し、データ系AP通信圏外を「データ系圏外」と略す。そして、音声系圏外でありかつデータ系圏外である領域を「圏外」という。
実施例1は、音声系動作時の圏外状態において、WLANインタフェース23への駆動電力の供給を停止する動作例である。図3に通信圏内の動作が示される。
[場合1] 音声系圏内においてビーコンの受信電界強度が十分に大きい場合(強電界強度)、音声系走査部14は帰属しているAPから一定周期(例えば100ms)で発信されるビーコンを例えば1秒間隔で受信して受信電界強度を監視する(ビーコン受信)。データ系走査部16は動作を停止している。
[場合2] 音声系圏内においてビーコンの受信電界強度が比較的に小さい場合(弱電界強度)、音声系走査部14は、他のAPを探索するスキャン動作(いわゆるハンドオーバ動作)を実行する。このとき、対象となるAPは上述のとおり音声系プロファイルリストL1に記録されたプロファイルに該当するAPのみである。データ系走査部16は動作を停止しており、データ系プロファイルリストL2に記録されたプロファイルに該当するAPの探索は行われない。探索の対象が音声系APに限定されるので、データ系APを含む全てのAPを探索する場合と比べて、好ましいAPをより早期に検出する確率が大きい。このことは、電力削減効果に加え、音声通話中にAP探索が行われたときにノイズ音として現れるおそれのある通話の寸断をより短くして音声品質を向上させる効果を奏する。
[場合3] データ系圏内においてWLANインタフェース23がONであれば、データ系走査部16はビーコンを受信する。データ系圏内では音声系走査部14は通常は動作を停止している。節電のために液晶パネルのバックライトが消灯(画面OFF)すると、画面OFFから一定時間(例えば15分)が経過した時点で、WLANインタフェース23がOFFとされ、データ系走査部16が動作を停止する。
[場合4] データ系圏内においてWLANインタフェース23がOFFである場合、音声系走査部14およびデータ系走査部16は共に停止している。
[場合5] データ系圏内でWLANインタフェース23がOFFの状態でユーザ操作に呼応して画面がOFFからONに遷移した場合、データ系走査部16はAPを探索するスキャン動作を実行する。探索の対象は、データ系プロファイルリストL2に記録されたプロファイルに該当するAPである。これと並行して、音声系走査部14は圏外スキャン動作を実行する。この場合の圏外スキャンの形態は、ビーコンの受信(Passiveのとき)またはプローブ要求のブロードキャスト(Activeのとき)を一定の間隔で繰り返す間隔固定型である。そして、その間隔は後述する間隔変更型における最大間隔(例えば5分)と等しい。つまり、音声系APを検出できないと予想されるので、電力を消費するAP探索の実行回数が最小限とされる。データ系走査部16がAPを検出すると、APとの間で認証およびアソシエーションが行われ、当該APに携帯電話端末1が帰属する。データ系走査部16から走査管理部18に帰属が通知されると、直ちに走査管理部18は音声系走査部14の動作を停止させる。
図4に種々の状態変化に対応した動作が示される。
[場合6] 図中に波線矢印で示されるように携帯電話端末1が音声系圏内から圏外へ移動した場合、音声系走査部14は圏外スキャンを開始する。データ系走査部16は動作を停止している。この場合の圏外スキャンの形態は、ビーコンの受信またはプローブ要求のブロードキャストをスキャン開始直後は頻繁に実行し、その後は徐々に実行間隔を長くする間隔変更型である。例えば、2秒間隔から5分間隔へと間隔が変更される。この形態では、AP探索の実行密度が時間の経過につれて密から疎に変化する。間隔変更型であれば、圏外に移動して直ぐに音声系圏内に戻るという状況において、音声系圏内に戻ると直ぐにAPとの接続を確立することができる。このような圏外スキャンの開始から一定時間(例えば30分)が経過してもAPが検出されない場合、WLANインタフェース23がOFFとされ、音声系走査部14が動作を停止する。
[場合7] 圏外においてWLANインタフェース23がOFFである状態で画面OFFを解除するユーザ操作が行われた場合、音声系走査部14は圏外スキャンを開始する。この場合の圏外スキャンは間隔固定型である。この場合も、圏外スキャンの開始から一定時間(例えば30分)が経過してもAPが検出されない場合、WLANインタフェース23がOFFとされ、音声系走査部14が動作を停止する。音声系走査部14による圏外スキャンと並行して、データ系走査部16はスキャン動作をする。登録されているデータ系プロファイルに関わるチャンネルでひと通りAPを探索して検出できなければ、データ系走査部16は動作を停止する。
[場合8] 通信中にデータ系圏内から圏外へ移動した場合、データ系走査部16は履歴情報に基づいて接続実績のあるAPが属するデータ系圏内のAPを探索するスキャン動作をする。音声系走査部14は動作を停止している。この場合、APは検出されない。画面がOFFとなって一定時間(例えば15分)が経過した時点で、WLANインタフェース23がOFFとされ、データ系走査部16が動作を停止する。
[場合9] WLANインタフェース23がOFFの状態のままデータ系圏内から圏外へ移動し、圏外で画面OFFを解除するユーザ操作が行われた場合、音声系走査部14は圏外スキャンを開始し、これと並行してデータ系走査部16はスキャン動作をする。音声系走査部14による圏外スキャンの形態は最初から間隔を最大値とする間隔固定型である。この場合、APは検出されず、音声系走査部14は一定時間(例えば15分)が経過した時点で動作を停止し、データ系走査部16はひと通りのAP探索を終えると動作を停止する。音声系走査部14の動作の停止を受けて走査管理部18がWLANインタフェース23をOFFとする。
[場合10] 圏外においてWLANインタフェース23がOFFの状態で画面OFFを解除するユーザ操作が行われ、その後に圏外から音声系圏内へ移動した場合、音声系走査部14は圏外スキャンを開始し、これと並行してデータ系走査部16はスキャン動作をする。音声系走査部14による圏外スキャンの形態は最初から間隔を最大値とする間隔固定型である。音声系圏内で音声系走査部14がAPを検出すると、APとの間で認証およびアソシエーションが行われ、当該APに携帯電話端末1が帰属する。音声系走査部14から走査管理部18に帰属が通知されると、直ちに走査管理部18はデータ系走査部16の動作を停止させる。
[場合11] WLANインタフェース23がOFFの状態のまま圏外から音声系圏内へ移動し、その後に音声系圏内で画面OFFを解除するユーザ操作が行われた場合、音声系走査部14およびデータ系走査部16はスキャン動作をする。音声系走査部14がAPを検出し、当該APに携帯電話端末1が帰属すると、走査管理部18はデータ系走査部16の動作を停止させる。
図5は、音声系走査部14およびデータ系走査部16のモード設定別の動作を示す。
[音声系走査部の動作] 音声系走査部14は、音声系圏内において、AutoまたはActiveの場合には5秒間隔でアクティブスキャンを行い、Passiveの場合には同じく5秒間隔でパッシブスキャンを行う。圏外において、音声系走査部14は、AutoまたはPassiveの場合には間隔変更型のパッシブスキャンを行い、Activeの場合には同じく間隔変更型のアクティブスキャンを行う。WLANインタフェース23のONに呼応して、音声系走査部14は、AutoまたはPassiveの場合には5分間隔でパッシブスキャンを行い、Activeの場合には同じく5分間隔でアクティブスキャンを行う。データ系走査部16によってAPが検出されると、モード設定がいずれであっても、音声系走査部14はスキャン動作を停止する。また、音声系走査部14は、ユーザ操作に呼応してWLAN接続可能リストを表示するときには、モード設定がいずれであっても、音声系プロファイルを対象にパッシブスキャンを行う。
[データ系走査部の動作] データ系走査部16は、APに接続している状態において、モード設定がいずれであっても、画面OFFから15分後にWLANインタフェース23をOFFにする。接続状態で圏外に移動したとき、データ系走査部16は、AutoまたはPassiveの場合には履歴の示すAPを対象にパッシブスキャンを行い、Activeの場合には同じく履歴の示すAPを対象にアクティブスキャンを行う。WLANインタフェース23のONに呼応して、データ系走査部16は、AutoまたはPassiveの場合には履歴の示すAPを対象にパッシブスキャンを行い、Activeの場合には同じく履歴の示すAPを対象にアクティブスキャンを行う。APを検出した後は、モード設定がいずれであっても、データ系走査部16はビーコン受信動作に移行する。音声系走査部14によってAPが検出されると、モード設定がいずれであっても、データ系走査部16はスキャン動作を停止する。WLAN接続可能リストを表示するときには、モード設定がいずれであっても、データ系走査部16はデータ系プロファイルを対象にパッシブスキャンを行う。そして、データ系走査部16は、接続状態でビーコン受信強度が低下してもハンドオーバ動作をせずに、ビーコン受信動作を続ける。
次にフローチャートを参照して携帯電話端末1の動作を説明する。例示するフローチャートは、スキャン形式に関わるモード設定が「Auto」である場合の動作の流れを示している。
図6に示されるプロファイル登録処理がプロファイル管理部12によって実行される。プロファイル管理部12は、ユーザが所定の操作で入力したプロファイルをプロファイル設定情報T1として記録し(#10)、入力されたプロファイルにおけるSIP設定の有無をチェックする(#11)。プロファイル管理部12は、SIP設定があるプロファイルを音声系プロファイルリストL1に追記し(#12)、SIP設定がないプロファイルをデータ系プロファイルリストL2に追記する(#13)。
図7に示されるAP判定処理が走査管理部18によって実行される。走査管理部18は、WLANインタフェース23を介してビーコンを受信し(#20)、APとの通信が既に確立しているか否かをチェックする(#21)。既に通信が確立している場合、走査管理部18は、ビーコン受信動作中の音声系走査部14またはデータ系走査部16にビーコンを引き続き受信させる(#28)。一方、通信が確立していない場合(#21でNO)、走査管理部18は次のとおりAPとの接続のための処理を実行する。
走査管理部18は、ビーコンからESSIDを抽出し(#22)、プロファイル設定情報T1を参照してESSIDが音声系とデータ系とのいずれのプロファイルに該当するかを判定する(#23、#24)。抽出したESSIDが音声系プロファイルに該当する場合、走査管理部18はSIPサーバに接続する処理を行い(#25)、音声系走査部14に接続維持のための動作を開始させる。このとき、データ系走査部16が動作中であれば、走査管理部18はその動作を停止させる(#26)。抽出したESSIDがデータ系プロファイルに該当する場合、走査管理部18は、データ系走査部16に接続維持のための動作を開始させる(#27)。このとき、音声系走査部14が動作中であれば、走査管理部18はその動作を停止させる。
図8に示されるAP判定処理の変形例では、プロファイル管理部12によるプロファイルリスト作成がAPとの接続時に自動的に実行される。図7と同様の流れで走査管理部18が音声系走査部14またはデータ系走査部16に動作を開始させた後(#20〜#27)、プロファイル管理部12が音声系プロファイルリストL1またはデータ系プロファイルリストL2を作成する(#29)。ビーコンから抽出されたESSIDがSIP設定を有する音声系プロファイルに該当する場合に音声系プロファイルリストL1が作成され、SIP設定を有していないデータ系プロファイルに該当する場合にデータ系プロファイルリストL2が作成される。
図9は音声系走査部14が実行する音声系スキャン処理の流れを示す。音声系走査部14は、音声系APとの通信が確立された接続状態において、APからの着信通知を待つ通常のビーコン処理を実行する(#30)。音声系走査部14は定期的にWLANインタフェース23からビーコンの受信強度を取得し(#31)、受信強度の強弱を判定する(#32、#33)。受信強度が第1閾値よりも大きい強受信強度であれば(#32でYES)、流れは#30に戻る。受信強度が第1閾値よりも小さくかつ接続維持の下限である第2閾値(第2閾値<第1閾値)よりも大きい弱受信強度であれば(#32でNOかつ#33でYES)、音声系走査部14は圏内スキャン(#35〜#38)を実行する。圏内スキャンに先だって、音声系走査部14は音声系プロファイルリストL1を参照する(#34)。
音声系走査部14による圏内スキャンでは音声系APが対象となる。モード設定がAutoである場合のスキャン形式はアクティブスキャンである。この場合、音声系走査部14は、APからのプローブ応答を受信し(#36)、所定の条件を満たせば(#37でYES)、当該APとの通信を確立するハンドオーバ処理を実行する(#38)。ハンドオーバ処理を実行しない場合(#37でNO)は直ちに流れは#30に戻り、ハンドオーバ処理を実行する場合はその処理の終了後に流れは#30に戻る。
一方、ビーコンの受信強度が第2閾値よりも小さい場合(#33でNO)、音声系走査部14は圏外スキャン(#42〜#45)を実行する。圏外スキャンに先立って、音声系走査部14は圏外スキャンの継続時間を規定する30分タイマをチェックし(#39)、動作中でなければ(#39でNO)、30分タイマをスタートさせる(#40)。
音声系走査部14は音声系プロファイルリストL1を参照し(#41)、音声系APをスキャンの対象とする(#42)。モード設定がAutoである場合のスキャン形式はパッシブスキャンである。音声系走査部14は、プロファイル設定情報T1に登録されているESSIDを有した十分な強度のビーコンを受信したか否かをチェックする(#43、#44)。このチェックでYESであれば、音声系走査部14は、APと通信を確立する帰属処理を行って30分タイマを停止させる(#45)。帰属処理が終われば、流れは#30に戻る。十分な強度のビーコンが受信できない場合(#44でNO)、流れは#39に戻る。30分タイマのスタートから30分が経過するまでの間は、圏外スキャンが繰り返される。30分が経過すると(#46でYES)、音声系走査部14はWLANインタフェース23をOFFする(#47)。
図10はデータ系走査部16が実行するデータ系スキャン処理の流れを示す。データ系走査部16は、データ系APとの通信が確立された接続状態において、APからのビーコンを監視する通常のビーコン処理を実行する(#50)。データ系走査部16は定期的にWLANインタフェース23からビーコンの受信強度を取得し(#51)、受信強度の強弱を判定する(#52)。
受信強度が第2閾値よりも大きい場合、すなわち圏外でない場合(#52でNO)、データ系走査部16はディスプレイのバックライトの状態をチェックする(#53)。バックライトが点灯している状態(画面ON)は、ユーザがデータ系の通信サービスを利用している状態かまたは利用しようとしていると見なされる状態である。画面ONである場合(#53でYES)、データ系走査部16はスキャン動作の継続時間を規定する15分タイマが動作中であればそれを停止させる(#54、#55)。画面OFFである場合(#53でNO)、データ系走査部16は15分タイマが動作中でなければそれをスタートさせる(#56、#57)。また、データ系走査部16は、画面OFFであって15分タイマのスタートから15分が経過している場合に(#58でYES)、WLANインタフェース23をOFFする(#59)。
一方、圏外である場合(#52でYES)、データ系走査部16は圏外スキャン(#65〜#68)を実行する。圏外スキャンに先立って、データ系走査部16は15分タイマをチェックし(#60)、動作中でなければ(#60でNO)、15分タイマをスタートさせる(#61)。
データ系走査部16はデータ系プロファイルリストL2を参照し(#64)、データ系APをスキャンの対象とする(#65)。モード設定がAutoである場合のスキャン形式はパッシブスキャンである。データ系走査部16は、プロファイル設定情報T1に登録されているESSIDを有した十分な強度のビーコンを受信したか否かをチェックする(#66、#67)。このチェックでYESであれば、データ系走査部16は、APと通信を確立する帰属処理を行って15分タイマを停止させる(#68)。帰属処理が終われば、流れは#50に戻る。十分な強度のビーコンが受信できない場合(#67でNO)、流れは#60に戻る。15分タイマのスタートから15分が経過するまでの間は、圏外スキャンが繰り返される。15分が経過すると(#625でYES)、データ系走査部16はWLANインタフェース23をOFFする(#68)。
図11〜図14はAPとの通信が確立している待機状態からの復帰動作の流れを示す。待機状態では、ユーザが携帯電話端末1を使用していない状態であるので、節電のために画面がOFFとなっている。
図11のように、走査管理部18は、画面ONの契機となるユーザによるロック解除操作を待つ(#70)。ロック解除操作があると、走査管理部18はWLANインタフェース23の状態をチェックする(#71)。WLANインタフェース23がONでなければ、走査管理部18によってWLANインタフェース23がONとされ(#73)、その後に後述する図13〜図14に示される処理が実行される。WLANインタフェース23がONであれば(#71でYES)、WLANインタフェース23を介して接続しているAPが音声系かデータ系かがチェックされる(#72)。接続しているAPが音声系であれば既にAPと接続中であるため復帰動作は行なわない。接続しているAPがデータ系である場合、図11および図12に示されるデータ系スキャン処理(#74〜#92)がデータ系走査部16によって実行される。このデータ系スキャン処理(#74〜#92)は図10の#50〜#68の処理と同様であるので、処理内容の説明を省略する。
図13において、走査管理部18は、まずデータ系走査部16を起動する(#94)。データ系走査部16は、データ系APを対象として注目し(#95)、プロファイル設定情報T1に登録されているESSIDを有した十分な強度のビーコンを受信したか否かをチェックする(#96、#97)。このチェックでYESであれば、データ系走査部16は帰属処理を実行する(#98)。十分な強度のビーコンが受信できない場合(#97でNO)、走査管理部18は音声系走査部14を起動する(#99)。
音声系走査部14は、音声系APを対象として注目し(#100)、プロファイル設定情報T1に登録されているESSIDを有した十分な強度のビーコンを受信したか否かをチェックする(#101、#102)。このチェックでYESであれば、音声系走査部14は帰属処理を実行する(#103)。十分な強度のビーコンが受信できない場合(#102でNO)、処理の流れは図14の#104に移る。
図14において、音声系走査部14は圏外スキャンの継続時間を規定する30分タイマをチェックし(#104)、動作中でなければ(#104でNO)、30分タイマをスタートさせる(#105)。その後、音声系走査部14は音声系APを対象としてスキャンを始める(#108)。モード設定がAutoである場合のスキャン形式はパッシブスキャンである。音声系走査部14は、プロファイル設定情報T1に登録されているESSIDを有した十分な強度のビーコンを受信したか否かをチェックする(#109、#110)。このチェックでYESであれば、音声系走査部14は、帰属処理を行って30分タイマを停止させる(#111)。十分な強度のビーコンが受信できない場合(#110でNO)、流れは#104に戻る。30分タイマのスタートから30分が経過するまでの間は、圏外スキャンが繰り返される。30分が経過すると(#106でYES)、音声系走査部14はWLANインタフェース23をOFFする(#107)。
実施例2は、音声系動作時の圏外状態において、WLANインタフェース23への駆動電力の供給を継続する動作例である。図15に通信圏内の動作が示され、図16に種々の状態変化に対応した動作が示される。上述の実施例1との差異の理解を容易にするため、図15および図16では図3および図4と異なる動作に下線を付してある。
[場合1b] 音声系圏内においてビーコンの受信電界強度が十分に大きい場合(強電界強度)、音声系走査部14は帰属しているAPから一定周期(例えば100ms)で発信されるビーコンを例えば5秒間隔で受信して受信電界強度を監視する(ビーコン受信)。データ系走査部16は動作を停止している。
[場合2b] 音声系圏内においてビーコンの受信電界強度が比較的に小さい場合(弱電界強度)、音声系走査部14は、他のAPを探索するスキャン動作(いわゆるハンドオーバ動作)を実行する。このとき、対象となるAPは上述のとおり音声系プロファイルリストL1に記録されたプロファイルに該当するAPのみである。データ系走査部16は動作を停止しており、データ系プロファイルリストL2に記録されたプロファイルに該当するAPの探索は行われない。探索の対象が音声系APに限定されるので、データ系APを含む全てのAPを探索する場合と比べて、好ましいAPをより早期に検出する確率が大きい。このことは、音声通話中にAP探索が行われたときにノイズ音として現れるおそれのある通話の寸断をより短くして音声品質を向上させる効果を奏する。
[場合3b] データ系圏内においてAPとの通信が確立されている場合、音声系走査部14は動作を停止しており、データ系走査部16はビーコン受信動作をする。
[場合4b] データ系走査部16がビーコン受信をしている状態で節電のために液晶パネルのバックライトが消灯(画面OFF)すると、画面OFFから一定時間(例えば15分)が経過した時点で、データ系走査部16はビーコン受信動作を停止する。データ系走査部16の動作が停止すると、音声系走査部14は間隔固定型の圏外スキャン動作を始める。
[場合5b] データ系圏内においてデータ系走査部16が動作を停止している状態でユーザ操作に呼応して画面がOFFからONに遷移した場合、データ系走査部16はAPを探索するスキャン動作を実行する。探索の対象は、データ系プロファイルリストL2に記録されたプロファイルに該当するAPである。これと並行して、音声系走査部14は以前に開始した圏外スキャン動作を継続する。データ系走査部16がAPを検出すると、APとの間で認証およびアソシエーションが行われ、当該APに携帯電話端末1が帰属する。データ系走査部16から走査管理部18に帰属が通知されると、直ちに走査管理部18は音声系走査部14の動作を停止させる。
図16では場合6b〜11bのそれぞれにおける動作が示される。
[場合6b] 図16中に波線矢印で示されるように携帯電話端末1が音声系圏内から圏外へ移動した場合、音声系走査部14は圏外スキャンを開始する。データ系走査部16は動作を停止している。この場合の圏外スキャンの形態は、ビーコンの受信またはプローブ要求のブロードキャストをスキャン開始直後は頻繁に実行し、その後は徐々に実行間隔を長くする間隔変更型である。例えば、2秒間隔から5分間隔へと間隔が変更される。上述した実施例1とは違って、この場合の圏外スキャンはAPが検出されずに一定時間(例えば30分)が経過しても停止されない。
[場合7b] 圏外において画面OFFを解除するユーザ操作が行われた場合、音声系走査部14は以前に開始した圏外スキャンを継続する。音声系走査部14による圏外スキャンと並行して、データ系走査部16はスキャン動作をする。登録されているデータ系プロファイルに関わるチャンネルでひと通りAPを探索して検出できなければ、データ系走査部16は動作を停止する。
[場合8b] 通信中にデータ系圏内から圏外へ移動した場合、データ系走査部16は履歴情報に基づいて最後に接続していたAPが属するデータ系圏内のAPを探索するスキャン動作をする。音声系走査部14は動作を停止している。この場合、APは検出されない。画面がOFFとなって一定時間(例えば15分)が経過した時点で、データ系走査部16は動作を停止する。その後、音声系走査部は、停止から圏外スキャンを開始する。
[場合9b] 画面OFFの状態のままデータ系圏内から圏外へ移動し、圏外で画面OFFを解除するユーザ操作が行われた場合、データ系走査部16はスキャン動作を開始する。このとき、音声系走査部14は以前に開始した圏外スキャンを継続する。この場合、APは検出されず、データ系走査部16はひと通りのAP探索を終えると動作を停止する。WLANインタフェース23はONのままであり、音声系走査部14は圏外スキャンを継続する。
[場合10b] 音声系走査部14が圏外スキャンをしている状態で圏外から音声系圏内へ移動した場合、音声系走査部14はAPを検出して帰属処理を開始する。データ系走査部16は動作を停止している。
[場合11b] 音声系走査部14が圏外スキャンをしている状態で圏外から音声系圏内へ移動し、その後に音声系圏内で画面OFFを解除するユーザ操作が行われた場合、データ系走査部16はスキャン動作をする。音声系走査部14がAPを検出して帰属処理を行い、それによって当該APに携帯電話端末1が帰属すると、走査管理部18はデータ系走査部16の動作を停止させる。
図17は、音声系走査部14およびデータ系走査部16のモード設定別の動作を示す。
[音声系走査部の動作] 音声系走査部14は、音声系圏内において、AutoまたはActiveの場合には5秒間隔でアクティブスキャンを行い、Passiveの場合には同じく5秒間隔でパッシブスキャンを行う。圏外において、音声系走査部14は、AutoまたはPassiveの場合にはパッシブスキャンを行い、Activeの場合にはアクティブスキャンを行う。圏外におけるスキャン動作の形態は待機状態では間隔変更型であり、画面ON時では間隔固定型である。データ系圏内においてデータ系APとの通信が確立している接続状態では、音声系走査部14はモード設定がいずれであっても動作を停止している。データ系圏内において接続状態でないとき、音声系走査部14は、AutoまたはPassiveの場合にはパッシブスキャンを行い、Activeの場合にはアクティブスキャンを行う。音声系走査部14は、ユーザ操作に呼応してWLAN接続可能リストを表示するときには、モード設定がいずれであっても、音声系プロファイルを対象にパッシブスキャンを行う。
[データ系走査部の動作] データ系走査部16は、接続状態において画面OFFから15分が経過すると、モード設定がいずれであっても、ビーコン受信動作を停止する。これにより接続状態は解除される。接続状態で圏外に移動したとき、データ系走査部16は、AutoまたはPassiveの場合には履歴の示すAPを対象にパッシブスキャンを行い、Activeの場合には同じく履歴の示すAPを対象にアクティブスキャンを行う。画面ONに呼応して、データ系走査部16は、AutoまたはPassiveの場合には履歴の示すAPを対象にパッシブスキャンを行い、Activeの場合には同じく履歴の示すAPを対象にアクティブスキャンを行う。APを検出した後は、モード設定がいずれであっても、データ系走査部16はビーコン受信動作に移行する。音声系走査部14によってAPが検出されると、モード設定がいずれであっても、データ系走査部16はスキャン動作を停止する。WLAN接続可能リストを表示するときには、モード設定がいずれであっても、データ系走査部16はデータ系プロファイルを対象にパッシブスキャンを行う。そして、データ系走査部16は、接続状態でビーコン受信強度が低下してもハンドオーバ動作をせずに、ビーコン受信動作を続ける。
次にフローチャートを参照して携帯電話端末1の動作を説明する。例示するフローチャートは、スキャン形式に関わるモード設定が「Auto」である場合の動作の流れを示している。
図18は音声系走査部14が実行する音声系スキャン処理の流れを示す。音声系走査部14は、音声系APとの通信が確立された接続状態において、APからの着信通知を待つ通常のビーコン処理を実行する(#221)。音声系走査部14は定期的にWLANインタフェース23からビーコンの受信強度を取得し(#222)、受信強度の強弱を判定する(#223、#224)。受信強度が第1閾値よりも大きい強受信強度であれば(#223でYES)、流れは#221に戻る。受信強度が第1閾値よりも小さくかつ接続維持の下限である第2閾値(第2閾値<第1閾値)よりも大きい弱受信強度であれば(#223でNOかつ#224でYES)、音声系走査部14は圏内スキャン(#225〜#228)を実行する。
音声系走査部14による圏内スキャンでは音声系APが対象となる(#225)。モード設定がAutoである場合のスキャン形式はアクティブスキャンである。この場合、音声系走査部14は、APからのプローブ応答を受信し(#226)、受信強度が所定の条件を満たせば(#227でYES)、当該APとの通信を確立するハンドオーバ処理を実行する(#228)。ハンドオーバ処理を実行しない場合(#227でNO)は直ちに流れは#221に戻り、ハンドオーバ処理を実行する場合はその処理の終了後に流れは#221に戻る。
一方、ビーコンの受信強度が第2閾値よりも小さい場合(#224でNO)、音声系走査部14は圏外スキャン(#229〜#232)を実行する。音声系走査部14は音声系プロファイルリストL1を参照して音声系APをスキャンの対象とする(#229)。モード設定がAutoである場合のスキャン形式はパッシブスキャンである。音声系走査部14は、プロファイル設定情報T1に登録されているESSIDを有した十分な強度のビーコンを受信したか否かをチェックする(#230、#231)。このチェックでYESであれば、音声系走査部14は、APと通信を確立する帰属処理を行う(#232)。帰属処理が終われば、流れは#221に戻る。十分な強度のビーコンが受信できない場合(#231でNO)、流れは#229に戻り、圏外スキャンが継続される。
図19および図20はデータ系走査部16と音声系走査部14によって実行されるデータ系スキャン処理の流れを示す。データ系走査部16は、データ系APとの通信が確立された接続状態において、APからのビーコンを監視する通常のビーコン処理を実行する(#240)。データ系走査部16は定期的にWLANインタフェース23からビーコンの受信強度を取得し(#241)、受信強度の強弱を判定する(#242)。
受信強度が第2閾値よりも大きい場合、すなわち圏外でない場合(#242でNO)、データ系走査部16はディスプレイのバックライトの状態をチェックする(#243)。バックライトが点灯している状態(画面ON)は、ユーザがデータ系の通信サービスを利用している状態かまたは利用しようとしていると見なされる状態である。画面ONである場合(#243でYES)、データ系走査部16はスキャン動作の継続時間を規定する15分タイマが動作中であればそれを停止させる(#244、#245)。画面OFFである場合(#243でNO)、データ系走査部16は15分タイマが動作中でなければそれをスタートさせる(#246、#247)。また、画面OFFでありかつ15分タイマのスタートから15分が経過している場合(#248でYES)、データ系走査部16は動作を停止し、音声系走査部14が圏外スキャン(#249〜#251)を実行する。
音声系走査部14は音声系プロファイルリストL1が示す音声系APを対象として圏外スキャン処理を行う(#249)。モード設定がAutoである場合のスキャン形式はパッシブスキャンである。音声系走査部14は、プロファイル設定情報T1に登録されているESSIDを有した十分な強度のビーコンを受信したか否か、すなわち帰属条件を満たすか否かをチェックする(#250、#251)。帰属条件が満たされるまで、音声系走査部14は圏外スキャンを継続する。ただし、走査管理部18からの指示があれば、音声系走査部14は動作を停止する。
一方、圏外である場合(#242でYES)、データ系走査部16および音声系走査部14が図20のように圏外スキャンを実行する。圏外スキャンに先立って、データ系走査部16は15分タイマをチェックし(図19の#252)、動作中でなければ(#252でNO)、15分タイマをスタートさせる(#253)。
図20において、データ系走査部16はデータ系APを対象としてスキャン処理を行い(#255)、音声系走査部14は音声系APを対象としてスキャン処理を行う(#256)。モード設定がAutoである場合のスキャン形式はパッシブスキャンである。対象APからのビーコンを受信したデータ系走査部16または音声系走査部14は、受信強度が帰属条件を満たすか否かをチェックする(#257、#258)。帰属条件が満たされた場合、データ系走査部16または音声系走査部14は、帰属処理を行って15分タイマを停止させる(#259)。帰属処理が終われば、流れは#240に戻り、通常のビーコン処理が実行される。帰属条件が満たされない場合(#258でNO)、流れは#252に戻る。15分タイマのスタートから15分が経過するまでの間は、データ系走査部16および音声系走査部14によって圏外スキャンが行われ、15分経過後は音声系走査部14のみによって圏外スキャン(#249〜#251)が行われる。
図21はAPとの通信が確立したままの待機状態からの復帰動作の流れを示す。待機状態では、ユーザが携帯電話端末1を使用していない状態であるので、節電のために画面がOFFとなっている。
図21に示される待機状態からの復帰のルーチンは、画面OFFを解除するユーザ操作が行われたときに実行される。ユーザ操作が行われた時点でデータ系APを介する通信が行われている場合(#260でYES)、上述した図19、20のデータ系スキャン処理が実行される。これに対して、データ系APを介する通信が行われていない場合(#260でNO)、走査管理部18がデータ系走査部16を起動する(#261)。
データ系走査部16は、データ系APを対象としてスキャン処理を行う(#262)。対象APからのビーコンを受信したデータ系走査部16は、受信強度が帰属条件を満たすか否かをチェックする(#263、#264)。帰属条件が満たされた場合、データ系走査部16は、帰属処理を行う(#265)。帰属条件が満たされない場合(#264でNO)、上述した図18の音声系スキャン処理が実行される。
以上の実施形態では、携帯電話端末1を無線通信装置として例に挙げたが、WLANインタフェースを有した他の各種の機器において、通信環境に応じてWLANインタフェースを使用するスキャン動作の体系を切り替えることができる。ノート型パーソナルコンピュータおよびPDA(Personal Digital Assistant)を含む情報機器は無線通信装置となり得る。必ずしも無線通信装置が可搬型である必要はなく、据え置き型の無線通信装置においてスキャン動作の体系を切り替えることができる。
上述の実施形態では無線通信圏を音声通話に対応するかしないかによって2種に分類したが、3以上の種類に通信圏を分類して各種類に適したスキャン動作の体系を無線通信装置に選択させるようにしてもよい。特有のスキャン動作を設定すべき通信圏として、電子メールの送受に特化した通信圏、および無線通信装置の周囲の温度その他の環境情報をサーバに送るための通信圏が考えられる。
1 携帯電話端末(無線通信装置)
2,3 AP(無線局)
T1 プロファイル設定情報(無線局プロファイル)
L1 音声系プロファイルリスト(種別情報)
L2 データ系プロファイルリスト(種別情報)
12 プロファイル管理部
23 WLANインタフェース(受信部)
14 音声系走査部(第1走査部)
16 データ系走査部(第2走査部)
18 走査管理部

Claims (5)

  1. 無線局を介して他の装置とデータ通信をする無線通信装置であって、
    接続候補に設定された無線局の識別情報および前記無線局が音声通話に対応するか否かを示す種別情報を含む無線局プロファイルを管理するプロファイル管理部と、
    前記無線局または他の無線局が発する識別情報を含んだ信号を受信する受信部と、
    前記無線局プロファイルにおける音声通話に対応する無線局を対象として、当該無線局との接続のためのスキャン動作をする第1走査部と、
    前記無線局プロファイルにおける音声通話に対応しない無線局を対象として、当該無線局との接続のためのスキャン動作でありかつ前記第1走査部によるスキャン動作とは時間設定が異なるスキャン動作をする第2走査部と、
    前記無線局プロファイルにおける前記受信部によって受信された信号に含まれる識別情報に該当する無線局の種別情報に応じて、前記第1走査部および前記第2走査部の双方または片方にスキャン動作を実行させる走査管理部と、を備える
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記受信部が下限値以上の強度の信号を受信できない状態において、前記走査管理部は、前記第1走査部に前記第2走査部よりも長くスキャン動作を実行させる
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 並行してスキャン動作をしている前記第1走査部および前記第2走査部の一方が検出した無線局と接続が確立した場合、前記走査管理部は他方の走査部のスキャン動作を停止させる
    請求項2記載の無線通信装置。
  4. 音声通話に対応する無線局と接続している状態において、当該無線局からの信号の受信強度が前記下限値より大きい閾値以下に低下した場合に、前記走査管理部は前記第1走査部にスキャン動作を実行させて前記第2走査部にスキャン動作を実行させない
    請求項1ないし3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 無線局を介して他の装置とデータ通信をする無線通信装置において実行されるコンピュータプログラムであって、
    接続候補に設定された無線局の識別情報および前記無線局が音声通話に対応するか否かを示す種別情報を含む無線局プロファイルを管理するプロファイル管理部と、
    前記無線局プロファイルにおける音声通話に対応する無線局を対象として、当該無線局との接続に特有のスキャン動作をする第1走査部と、
    前記無線局プロファイルにおける音声通話に対応しない無線局を対象として、当該無線局との接続のためのスキャン動作でありかつ前記第1走査部によるスキャン動作とは時間設定が異なるスキャン動作をする第2走査部と、
    前記無線局プロファイルにおける受信された信号に含まれる識別情報に該当する無線局の種別情報に応じて、前記第1走査部および前記第2走査部の双方または片方にスキャン動作を実行させる走査管理部と、を備える装置として前記無線通信装置を動作させる
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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