JP2009010784A - 無線通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】間欠受信動作時における通信システムの捕捉を効率よく行うことにより圏外時の省電力化をはかる。
【解決手段】圏外状態にあると判定された状態にて、間欠的に通信部11に対して複数の通信システムのそれぞれの信号強度の確認を行い、第1の閾値を超える信号強度の通信システムがあれば、当該通信システムに対して圏内復帰処理のための補足処理を通信部11に行わせる制御部18と、通信システム毎にカウント値が対応づけて記憶される記憶部17とを備え、制御部18は、圏外状態にて所定のタイミングが到来すると、通信システムのそれぞれについてカウント値をそれぞれ所定値に均等量近づけた値を順に確認し、所定値に達した通信システムがあれば当該通信システムの信号強度を確認するとともに、当該通信システムのカウント値を信号強度の確認結果、および捕捉処理の成否に基づいて再設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の基地局との間で無線通信を行う、無線通信端末に関する。
CDMA(Code Division Multiple Access)方式の携帯電話は、基地局を待ち受けることにより着信を受け、通話することができる。
逆に、待ち受けできない状態にある場合は、着信を受け、あるいは通話することができないため、基地局をロストすると捕捉動作を実行する。
この捕捉動作は、通常、待ち受けする通信システムを切り替え、数回試行して捕捉できない場合は電波の届かない状態(圏外)にいると判定し、圏内復帰処理を実行する。
上記した圏内復帰処理において、従来、所定周期毎に圏内復帰したことを検出して通常動作に復帰させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術によれば、圏外遷移時、携帯電話は間欠受信動作を行っており、このとき制御部は、受信タイミング以外の期間、RFモジュールやベースバンド等の通信系を省電力化するための制御(スリープ状態に設定)を行っている。
特開2004−15312号公報
最近、1個の無線通信端末で複数の周波数帯(例えば、800MHz、2GHz)が使用可能になり、また、使用できる通信プロトコルについても複数(1x、EVDO)対応可能な無線通信端末が増加してきた。
このため、一旦、圏外と判定された場合、特許文献1に開示された技術と同様、圏内復帰処理を所定の時間間隔で行うが、捕捉すべき対象となる通信システム(周波数帯)の数が多いため、復帰のための捕捉試行に時間を要し、仮に、復帰すべき通信システムがあったとしても、それを見つけるまでにかなりの時間を要していた。このため、無駄な捕捉動作が発生し、省電力化の妨げになっていた。
本発明は、間欠受信動作時における通信システムの捕捉を効率よく行うことにより圏外時の省電力化をはかった無線通信端末を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の無線通信端末は、電池によって駆動され、複数の基地局との間で無線通信を行う無線通信端末であって、複数の通信システムの中から一つを選択して無線通信を行う通信部と、通信を行うことの出来ない圏外状態にあると判定された状態にて、間欠的に前記通信部にて前記複数の通信システムのそれぞれの信号強度の確認を行い、第1の閾値を超える信号強度の通信システムが有れば当該通信システムに対して圏内復帰のための捕捉処理を前記通信部に行わせるよう制御する制御部と、前記通信システムごとに、カウント値が対応付けて記憶される記憶部と、を備え、前記制御部は、前記圏外状態にて所定のタイミングが到来すると、前記複数の通信システムのそれぞれについて前記カウント値をそれぞれ所定値に均等量近づけた値を順に確認し、前記所定値に達した通信システムが有れば当該通信システムの前記信号強度を確認するとともに、当該通信システムのカウント値を信号強度の確認結果および前記捕捉処理の成否に基づいて再設定する。
また、本発明の無線通信端末において、前記記憶部は、前記通信システムごとの優先度をさらに記憶し、前記制御部は、前記複数の通信システムの一つについて前記信号強度を確認した後、当該通信システムについての信号強度の確認結果および前記捕捉処理の成否に基づいて前記優先度を変動させるとともに、変動させた優先度に基づき、優先度の高いものは前記カウント値を前記所定値に近い値に、優先度の低いものは前記カウント値を前記所定値から遠い値に、再設定を行うようにしてもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記信号強度の確認結果が前記第1の閾値以上あるが前記捕捉試行に失敗し、かつ前記確認結果が前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超えていない場合には、当該通信システムの優先度を変動させる際、当該優先度を高くするようにしてもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記信号強度の確認結果が前記第1の閾値以上あるが前記捕捉試行に失敗し、かつ前記確認結果が前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超えている場合には、当該通信システムの優先度を変動させる際、当該優先度を低くするようにしてもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記複数の通信システムの一つについて前記信号強度を確認した後、当該通信システムについてのカウント値を前記優先度と前記電池の残量とに基づいて再設定を行うようにしてもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記複数の通信システムのうち優先度の低い通信システムについてのカウント値を再設定する際、前記電池の残量が少ない場合には残量が多い場合に比して、前記所定値からより遠い値を設定するようにしてもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記電池の残量が多い場合には、前記複数の通信システムのいずれのカウント値も前記所定値から前記均等量だけ離れた値に再設定するようにしてもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記複数の通信システムの一つについて前記信号強度を確認した後、当該通信システムについてのカウント値を前記電池の残量に基づいて再設定を行うようにしてもよい。
本発明によれば、間欠受信動作時における通信システムの捕捉を効率よく行うことにより圏外時の省電力化をはかった無線通信端末を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信端末の内部構成を示すブロック図である。ここでは、無線通信端末として、携帯電話が例示されている。
図1に示されるように、携帯電話は、通信部11と、操作部12と、音声処理部13と、スピーカ(SPという)14と、マイクロフォン(MICという)15と、表示部16と、記憶部17と、制御部18と、電池19とにより構成される。
通信部11は、複数の通信システムを捕捉し、例えば、CDMA2000 1x(以下、単に1xという)やEVDOの通信プロトコルにしたがい、通信網に接続される不図示の基地局を含む網側装置との間で無線通信を行う。
なお、EVDO通信は、1x通信よりも高速であり、1x通信は、EVDO通信と異なり、データ通信の他に音声通信もサポートするといった特徴を有している。
操作部12は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部18に入力する。
音声処理部13は、SP14から出力される音声信号やMIC15において入力される音声信号の処理を行う。
すなわち、音声処理部13は、MIC15から入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部18に出力する。
また、音声処理部13は、制御部18から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してSP14に出力する。
表示部16は、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示デバイスを用いて構成されており、制御部18から供給される映像信号に応じた画像を表示する。
表示部16は、例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、電池残量、発信成否、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。
記憶部17は、制御部18において処理に利用される各種のデータを記憶する。例えば、記憶部17は、制御部18が実行するアプリケーションプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待ち受け画面用の画像ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータなどを保持する。
記憶部17には、更に、図2(a)(b)にそのデータ構造の一例が示されるように、スキャンリスト171、およびスキャンサイクルテーブル172が所定の領域に割り付けられ記憶されている。
スキャンリスト171には、記憶される複数の通信システムA〜Dのそれぞれに対し、スキャン順位が付される。このスキャン順位を付すために、通信システム毎、圏外時間を管理するスキャン許可カウンタ185と、その通信システムの優先度を記憶する優先度バッファ186(プライオリティ[x])とを有する。
なお、デフォルトの状態では、通信システムAの優先度が最も高く、通信システムDの優先度が最も低い値になっている。
また、スキャンサイクルテーブル172は、通信システムの捕捉頻度を決定する条件にバッテリ残量を用いた場合に制御部18(後述する捕捉頻度管理部184)により参照されるテーブルであって、優先度と、電池残量レベルとの対応関係が割り付けられ設定される。スキャンサイクルテーブル172のデータ構造等の詳細については後述する。
なお、記憶部17は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(フラッシュメモリ)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(SRAM、DRAM)等によって構成される。
制御部18は、電池19による駆動電力を得、携帯電話の全体的な動作を統括的に制御する。すなわち、携帯電話の各種の処理(回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWeb(World Wide Web)サイトの閲覧などの制御)が操作部12の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ブロックの動作(通信部11における信号の送受信、音声処理部13における音声の入出力、表示部16における画像の表示など)を制御する。
制御部18は、記憶部17に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。すなわち、記憶部17に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
制御部18はまた、携帯電話が通信を行うことの出来ない圏外状態にあると判定された場合、通信部11に対して複数の通信システムのそれぞれの電波強度を測定し、当該測定された電波強度が第1の閾値以上であれば当該通信システムの捕捉試行を行う間欠受信処理と、捕捉試行において捕捉に成功した場合に位置登録を行う待受け処理と、を実行する機能を有する。
制御部18は、上記した間欠受信処理において、所定のタイミングが到来した場合、記憶部17に記憶された許可値(スキャン許可カウンタ185)をそれぞれ所定値に均等量近づけ(−1更新)、複数の通信システムのうち、許可値が所定値になっているものから順に電波強度を測定し、当該測定した電波強度に基づいて優先度値を制御する。
制御部18は、図1にその内部構成が機能展開されて示されるように、通信システム捕捉部181と、パイロット強度判定部182と、電池残量判定部183と、捕捉頻度管理部184とにより構成される。
通信システム捕捉部181は、捕捉頻度管理部184による管理の下、通信部11を制御して通信システムの捕捉を行い、ここでは、2GHz帯と、新旧の800MHz帯の3つの周波数帯を使用可能であり、更に各周波数帯は各々2つのチャネル(Primary、Secondary)を有しているため、合計11チャネルの捕捉を行うことが可能である。
パイロット強度判定部182は、基地局が互いに拡散タイミングをずらして出力している、各基地局に共通のパイロット信号の電波強度を測定して捕捉頻度管理部184へ供給する。捕捉頻度管理部184には、他に電池残量判定部183から電池残量に関するデータも供給されている。
捕捉頻度管理部184は、各通信システムの圏外滞在時間を管理するスキャン許可カウンタ185と、各通信システムのスキャン優先度を記憶する優先度バッファ186とを監視し、パイロット強度判定部182から取得される電波強度が第1の閾値(後述するA)以上あって、捕捉試行に失敗した場合、電波強度が第1の閾値よりも高い第2の閾値(後述するC)を超えていない場合には、失敗した通信システムに対応する優先度バッファ186を制御して優先度値を上げる処理を実行する機能を有する。
一方、捕捉頻度管理部184は、電波強度が第1の閾値以上あって、捕捉試行に失敗した場合、電波強度が第1の閾値よりも高い第2の閾値を超えている場合には、捕捉試行に失敗した通信システムに対応する優先度バッファ186を制御して優先度値を下げる処理を実行する機能を有する。
また、捕捉頻度管理部184は、電池残量判定部183から電池残量に関するデータを取得し、全ての通信システムの許可値の判定が終わった場合に、その電池残量に応じて優先度バッファ186の値をそれぞれ変更し、通信システム捕捉部181を介して通信部11を制御して圏外状態へ遷移させる。このとき、捕捉頻度管理部184は、電池残量が所定値以上の場合は優先度値を変更せず、電池残量が所定値以下の場合には優先度値を所定値から遠ざけるように変更する。
捕捉頻度管理部184は更に、複数の通信システムのそれぞれに対し、電波強度測定のための優先度管理を行い、最高優先度を有する通信システムについては、電池残量が所定値以下であっても優先度値の変更を行わないように制御する。
なお、優先度値を上げる処理とは、優先度バッファ186に設定された優先度値から任意の定数を減算し、当該減算された優先度値が所定の値になった場合に優先度バッファ186に最高優先度を示す値を設定することであり、優先度を下げる処理とは、優先度バッファ186に設定された優先度値に任意の定数を加算し、当該加算された優先度値が所定の値になった場合に優先度バッファ186に最低優先度を示す値を設定することである。
なお、上記したブロック181〜184が持つ機能は、記憶部17に記憶されるそれぞれのプログラムを制御部18で実行することにより達成されるものであって、制御部18内において実体的に他のブロックと区分され内蔵されるもののみを指すのではなく、あくまで説明の簡略化のために各処理部を分けて表現したものである。特に、スキャン許可カウンタ185と優先度バッファ186については、図面上、捕捉頻度管理部184にあるものとして説明されているが、実際は、記憶部17の所定の領域(スキャンリスト171)に割当てられ記憶されるものである。
以下、図3〜図7を参照しながら本発明の実施の形態に係る無線通信端末の動作について詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る無線通信端末の捕捉処理動作を示す状態遷移図である。
無線通信端末は、1個のチャネルを用いて位置登録(自端末のIDを送信して居場所を網側装置に通知する行為)を行うことにより基地局との通信が可能になる。
すなわち、図3にその状態遷移が示されるように、電源投入時、優先順位にしたがい周辺基地局のチャネルサーチを行い、十分なパイロット強度を持つチャネルが存在すればそのチャネルに時間的同期をとるように動作する。
すなわち、パイロットエネルギー測定状態S31→パイロット捕捉状態S32→同期チャネル受信状態S33の順に遷移する。逆に、存在しなければ、次に優先順位の高い周波数帯のチャネルサーチを行うべくパイロットエネルギーの測定状態S21に遷移する。
ここで、時間的同期とは、PN(Pseudo Noise)符号を用いた同期であり、1xの場合は、報知情報を受信可能な状態、EVDOの場合はコントロールチャネルを受信できる状態をいい、基地局からシンクチャネルメッセージを受信して位置登録を行い、待受け状態に遷移する(S34)。
なお、全通信システムの捕捉に失敗した場合は圏外状態(スリープ状態)に遷移し(S35)、圏外滞在時間を監視する内蔵のタイマがタイムアウトしたときに再度パイロットエネルギー測定状態(S31)に遷移して捕捉処理を繰り返し実行する。図3中、aは捕捉失敗時、bは全通信システムの捕捉失敗時における遷移ルートを示す。
図4は、本発明の実施の形態に係る無線通信端末の基本動作を示すフローチャートである。以下、図4に示すフローチャートを参照しながら図1に示す無線通信端末の基本動作について説明する。
ここでは、図2(a)にスキャンリスト171のデータ構造の一例が示されるように、4個の通信システムが存在する基地局環境を例示して説明する。また、図2(b)にスキャンサイクルテーブル172のデータ構造に示されるように、スキャン優先度を5段階(“1”が最も高い優先度で、“5”が最も低い優先度とする)、電池残量レベルを、0〜20%、21〜40%、41〜60%、61〜80%、81〜100%の5段階としている。更に、測定される通信システムのパイロットエネルギー強度Ecの閾値の大小関係は、C(第2の閾値)>A(第1の閾値)>Bであるものとして以下に説明する。
無線通信端末が圏外状態において、制御部18(捕捉頻度管理部184)は、省電力のため、特段の操作などが生じない限り低消費電力状態(スリープモード)となっている。なお、制御部18は、低消費電力状態において、操作キーなどによる割り込み信号の発生のほか、所定周期タイマのタイムアウトによる割り込みも監視している。
また、制御部18は、圏外状態に遷移して低消費電力状態に入る前に、スキャン許可カウンタ185を初期化する。圏外状態にあって所定周期タイマのタイムアウトが発生すると(ステップS41)、電池残量判定部183を起動して雷池残量をチェックし、スキャン許可判定を開始する。まず、スキャンリスト171の変数Xは、初期値である“0”すなわち通信システムテムAを示していることから、通信システムAから順にスキャン許可判定動作が開始される。
捕捉頻度管理部184は、後述するように順次変数Xの値がインクリメントされるため、まず、変数Xの値が最大値である“3”に達しているかどうか、すなわち全てのシステムについてのスキャンが終了しているか判定を行う(ステップS42)。そして、捕捉頻度管理部184は、全ての通信システムのスキャンが終了しない限り(ステップS42“No”)、スキャン実施の都度、各通信システムに割り当てられたスキャン許可カウンタ185(Q)の値を−1更新する(ステップS43)。そして、スキャン許可カウンタ185(Q)の値が“0”になるまで(ステップS44“No”)通信システム捕捉部181を制御してスキャンリスト171に設定された次の通信システムのスキャン動作を繰り返し実行する(ステップS45)。
すなわち、スキャン許可カウンタ185(Q)の値が“0”にならないかぎりその通信システムのスキャン動作は許可されず(間引き)、インクリメントした変数Xの示すシステムについてのスキャン許可判定に変更する(ステップS45)。そして、スキャン許可カウンタ185(Q)が“0”になった時点ではじめてパイロットエネルギー測定状態に遷移し(ステップS44“Yes”)、捕捉頻度管理部184は、パイロット強度判定部182を起動し、パイロットエネルギー強度の測定を開始する(ステップS47)。
なお、ステップS42において、全通信システムのスキャンが終了したと(変数Xが3を超えた)判定された場合、捕捉頻度管理部184は、電池残量判定部183から電池残量を取得して、スキャン頻度を変更する(ステップS46)。ステップS46の詳細は図7のフローチャートを用いて後述する。
一方、通信システムのパイロットエネルギー強度Ecを測定したパイロット強度判定部182は、そのパイロットエネルギー強度Ecが、あらかじめ設定した第1の閾値であるA以上あるか否かを判定し(ステップS48)、閾値A以下であると判定された場合(ステップS48“No”)、更に、測定したパイロットエネルギー強度Ecを、閾値Aより低い閾値Bと比較する(ステップS49)。
ここで、閾値Bより更に低いと判定された場合は(ステップS49“No”)、その通信システムは存在しないものとみなし後述する優先度バッファ186(プライオリティ[x])を用いてその通信システムに対して優先度を下げるための処理を行う(ステップS50)。優先度を下げるための処理については図5を用いて後述する。
なお、測定したパイロットエネルギー強度が閾値Bより高いと判定された場合は(ステップS49“Yes”)、ステップS45の処理に戻り、通信システム捕捉部181に対し、次に優先度の高い通信システムのスキャンを指示する。
一方、ステップS48において、パイロットエネルギー強度Ecが、あらかじめ設定した第1の閾値であるA以上あると判定された場合(ステップS48“Yes”)、無線通信端末はパイロット捕捉状態に遷移し、このとき捕捉頻度管理部184は、通信システム捕捉部181を制御してパイロットチャネルを捕捉する(ステップS51)。
ここで、捕捉に成功した場合は(ステップS52“Yes”)、プライオリティ[x]に値“0”を設定してスキャン優先度を最高優先度に設定し、シンクチャネル受信状態に遷移して基地局からそのメッセージを受信する(ステップS54)。そして、シンクチャネルメッセージの受信に成功した場合(ステップS55“Yes”)、待受け状態に移行し、失敗した場合はステップS45の処理に戻る。
なお、ステップS52において、パイロットチャネルの捕捉に失敗した場合(ステップS52“No”)、捕捉頻度管理部184は、更に、パイロット強度判定部182から取得されるパイロットエネルギー強度Ecと、閾値Aより高い第2の閾値であるCとを比較する(ステップS56)。
ここで、測定されたパイロットエネルギー強度が閾値C以上であった場合(ステップS56“Yes”)、つまり、十分にパイロットエネルギー強度が有りながら捕捉に失敗した場合は、ノイズとみなし、プライオリティ[x]に定数αを加算してスキャン優先度を下げる処理(優先度ダウン処理)を実行し(ステップS57)、一方、測定されたパイロットエネルギー強度が閾値C以下の場合は(ステップS56“No”)、スキャン優先度を上げる処理(優先度アップ処理)を実行する。優先度アップ処理及び優先度ダウン処理の詳細については図5、図6のフローチャートを用いて後述する。
なお、十分にパイロットエネルギー強度が有りながら捕捉に失敗するケースとしては、例えば、CDMA2000 1xにより捕捉試行したにも係らず、周波数干渉等によりEVD0等の異なるプロトコルの周波数が見えた場合、あるいは他の事業者によるCDMA信号が見えた場合等が考えられる。
図5の優先度ダウン処理において、捕捉頻度管理部184は、各通信システムに対応して管理される優先度バッファ186が記憶している優先度値(プライオリティ[x])に所定の定数αを加算してスキャン優先度を下げる(ステップS501)。続いて、捕捉頻度管理部184は、プライオリティ[x]が“4”以下であるか否かを判定し(ステップS502)、“4”以下の場合には(ステップS502“Yes”)、その優先度値を変更することなく、上記したスキャン優先度を下げるための処理を終了し、“4”以上の場合は、プライオリティ[x]に、“4”を設定してプライオリティ[x]が4を超えることの無いようにして、上記したスキャン優先度ダウン処理を終了する(ステップS503)。
一方、図6の優先度アップ処理において、捕捉頻度管理部184は、各通信システムに対応して管理される優先度バッファ186が記憶している優先度値(プライオリティ[x])に所定の定数αを減算してその通信システムの優先度を上げる処理を実行する(ステップS581)。続いて、捕捉頻度管理部184は、プライオリティ[x]に設定された値が“0”以上か否かを判定し(ステップS582)、“0”以上の場合は(ステップS582“Yes”)、上記したスキャン優先度を上げるための処理を終了し、“0”より低い場合は、”プライオリティ[x]に、最高の優先度値である“0”を設定して0を下回ることの無いようにして上記したスキャン優先度を上げる処理を終了する(ステップS583)。
図7に、電池残量からスキャン頻度を変更する処理(ステップS46)の詳細手順が示されている。
すなわち、図7のフローチャートにおいて、捕捉頻度管理部184は、電池残量判定部183を起動し、電池残量判定部183は、電池の残量を測定して捕捉頻度管理部184に通知する(ステップS461)。
続いて、捕捉頻度管理部184は、通信システムを示す変数Xを“0”に設定し(ステップS462)、該当の通信システムに対応して管理されるスキャン許可カウンタQの値がスキャンを許可する値“0”になっているか否かを判定する(ステップS463)。
ここで、スキャン許可カウンタ185(Q)が値“0”を示していた場合(ステップS463“Yes”)、捕捉頻度管理部184は、測定した電池残量Yと、そのときの通信システムのプライオリティ[x]に設定された値との組み合わせにより初期値を設定する(ステップS464)。
スキャン許可カウンタ185が“0”以外を示していた場合(ステップS463“No”)、あるいは上記のように初期値設定後、捕捉頻度管理部184は、変数Xを+1更新し(ステップS465)、変数Xが“3”になるまで(ステップS466“Yes”)、順次、上記した初期値設定処理(ステップS463〜S465)を繰り返し、電池残量によるスキャン頻度の更新処理を終了する。
ここで、電池残量レベルとプライオリティ[x]により設定されるスキャン優先度との組み合わせによりスキャン許可カウンタQを決定する処理について簡単に説明する。スキャンサイクルテーブル172には、電池残量レベルに対して各々固有の優先度が設定される。ここでは、通信システムのスキャン優先度が高い(プライオリティ[x]が0に近い)ほど、スキャン許可カウンタQの値が小さくなり、通信システムの捕捉が頻繁に行われるようになる。例えば、プライオリティ[x]が0の場合には、いかなる電池残量であってもスキャン許可カウンタQが1となる。ところで、図4のフローチャートにて示したように本発明の実施例においては、スキャン許可を判断する都度、スキャン許可カウンタQがステップS43にて毎回1デクリントされるようになっており、ブライオリティ[x]が0となると実際にエネルギー測定処理を行うようになっている。このため、初期値としてスキャン許可カウンタQを1にすることは、次回のスキャン許可判定にて必ずエネルギー測定処理に入ることを意味している。
ちなみに、スキャン許可カウンタQを初期値2にする場合には、2回目のスキャン許可判定を行うと1回エネルギー測定を行う。同様に、スキャン許可カウンタQの初期値が3、4の場合には、それぞれ3回目と4回目に1回エネルギー測定を行うこととなる。言い換えれば、スキャン許可カウンタQは、検索比率を示していることとなる。
図2(b)のスキャンサイクルテーブルについて、補足して説明を行う。
スキャンサイクルテーブルは基本的に、ブライオリティ[x]が小さい値であるほどスキャン許可カウンタQとして1を与え、ブライオリティ[x]が大きくなるにつれスキャン許可カウンタQの値が大きくなるようにしている。また、電池残量が大きい場合にはスキャン許可カウンタQとして1を与える場合を増やし、電池残量が小さい場合にはスキャン許可カウンタQに1を与える場合を減らすように構成されている。以下、具体的に説明する。
まず、電池残量0〜20%においては、プライオリティ[x]が0(捕捉の可能性の高い)の通信システムについては、スキャン許可カウンタQを1とする。同じく、プライオリティ[x]が1(捕捉の可能性が2番目に高い)の通信システムについては、スキャン許可カウンタQを2とする。また、プライオリティ[x]が2と3と4(それぞれ捕捉の可能性の高さが3、4番目、5番目)の通信システムについては、スキャン許可カウンタQをそれぞれ3と4と5としている。
次に、電池残量21〜40%の場合、プライオリティ[x]が0(捕捉の可能性の高い)とブライオリティ[x]が1(捕捉の可能性が2番目に高い)の通信システムについては、共にスキャン許可カウンタQを1とする。また、プライオリティ[x]が2と3と4(それぞれ捕捉の可能性の高さが3、4番目、5番目)の通信システムについては、スキャン許可カウンタQをそれぞれ2と3と4としている。
つまり、電池残量が0〜20%の場合に比べて41〜60%の場合のほうが、プライオリティ[x]が0(優先度最高)の場合だけでなく、プライオリティ[x]が1(優先度が次に高い)の場合にもスキャン許可カウンタQを1としている。つまり、電池残量に余裕があるときの方が、スキャン許可されやすいカウンタ値Qになるようにしている。逆に、電池残量に余裕が無いときは、プライオリティ[x]が大きい(優先度が低い)システムはスキャン許可カウンタQが大きい値となるようにして、スキャン許可されにくくなるようにしている。
このように、電池残量41〜60%の場合、電池残量71〜80%の場合と、電池残量に余裕が有ればあるほどプライオリティ[x]が1でなくともスキャン許可カウンタQが1になる比率を上げており、電池残量81〜100%の場合にはプライオリティ[x]の値に関わらずスキャン許可カウンタQとして1を与えるように構成している。これにより、電池残量が大きいときには、前回のエネルギー測定結果に関わらず、スリープタイマがタイムアウトするごとに全てのシステムをエネルギー測定することとなる。
つまり、電池残量に余裕のあるときには全ての通信システムについてスキャン許可して圏内復帰する可能性を上げ、逆に電池残量に余裕が無くなってくるとスキャンする通信システムを選定してそれぞれの検索比率を変動させてゆく。このような構成により、結果的には、電池残量が減ってくると、捕捉できる可能性のある程度高いシステムについてのみをスキャンすることとなりスキャンするシステム数を減らすことが出来、さらには制御部18がスリープする時間を延ばすこととなるため、圏内復帰の可能性は残しながらも、省電力化を図って電池を極力温存することが出来る。
以上説明のように本発明の実施の形態に係る無線通信端末によれば、制御部18(捕捉頻度管理部184)は、パイロットエネルギー測定状態(図3のS31)において、捕捉状態に遷移するか否かを判定するための基準として閾値Aと、通信システムが存在する可能性を判定するための基準として閾値Aよりも低い値の閾値Bとを有し、測定されたパイロットエネルギー強度が閾値Bより低い場合はその通信システムは存在しないものと判定して優先度を下げる処理を実行し、また、閾値Bより高く、閾値Aより低い場合は、その通信システムは存在するものと判定し、そのときの優先度を維持する。
また、捕捉頻度管理部184は、ノイズであるか否かを判定するための基準として閾値Cを有し、パイロット捕捉状態(図3のS32)において、閾値Cより高く、通信システムの捕捉が失敗した場合にノイズであると判定し、優先度を下げる処理を実行し、閾値Cより低く、捕捉が失敗した場合、その通信システムは存在するものとして優先度をあげる処理を実行する。
更に、シンクチャネル受信状態(図3のS33)において、CRC(Cyclic Redundancy Check)エラーなどによりシンクチャネルメッセージ受信に失敗する場合があるが、この場合、捕捉頻度管理部184は、通外通信システムを最高優先度の通信システムとして設定し、また、シンクチャネルメッセージを受信した通信システムにて待ち受け状態に遷移させる制御を実行する。
以上説明のように本発明の実施の形態に係る無線通信端末によれば、無線通信端末の電波強度、および電池残量を測定し、その結果を元にスキャン間隔を伸ばすとともにスキャンチャネル数を減らすことにより、スリープ時間(圏外滞在時間)が長くなってより省電力化が図れる。特に、全ての通信システムが存在しない環境下では全通信システムの検索比率が最低になるため、省電力化の効果が最大となる。また、無線通信端末が属する電界状態により、より良いスキャンチャネル、スキャン回数、スキャン間隔が決定されるため、基地局設置の最適化がはかれ、また、無線通信端末の性能に依存することなく、省電力化をはかりながら最適なスキャン動作を行うことができる。
なお、上記した本発明の実施の形態に係る無線通信端末によれば、無線通信端末として携帯電話のみ例示したが、同様の構成を有する、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)、やゲーム機等にも同様に適用が可能である。
また、図1に示す本発明の実施の形態に係る無線通信端末(制御部18)が有する各構成ブロックの機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。例えば、捕捉頻度管理部184におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
通信システム
本発明の実施の形態に係る無線通信端末の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信端末の記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信端末の捕捉処理動作を示す状態遷移図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信端末の基本動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る無線通信端末のスキャン優先度を下げる処理の詳細手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る無線通信端末のスキャン優先度を上げる処理の詳細手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る無線通信端末の電池残量からスキャン頻度を変更する処理の詳細手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11…通信部、12…操作部、13…音声処理部、14…スピーカ、15…マイク、16…表示部、17…記憶部、18…制御部、181…通信システム捕捉部、182…パイロット強度判定部、183…電池残量判定部、184…捕捉頻度管理部、185…スキャン許可カウンタ、186…優先度バッファ

Claims (8)

  1. 電池によって駆動され、複数の基地局との間で無線通信を行う無線通信端末であって、
    複数の通信システムの中から一つを選択して無線通信を行う通信部と、
    通信を行うことの出来ない圏外状態にあると判定された状態にて、間欠的に前記通信部にて前記複数の通信システムのそれぞれの信号強度の確認を行い、第1の閾値を超える信号強度の通信システムが有れば当該通信システムに対して圏内復帰のための捕捉処理を前記通信部に行わせるよう制御する制御部と、
    前記通信システムごとに、カウント値が対応付けて記憶される記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記圏外状態にて所定のタイミングが到来すると、前記複数の通信システムのそれぞれについて前記カウント値をそれぞれ所定値に均等量近づけた値を順に確認し、前記所定値に達した通信システムが有れば当該通信システムの前記信号強度を確認するとともに、当該通信システムのカウント値を信号強度の確認結果および前記捕捉処理の成否に基づいて再設定する
    ことを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記記憶部は、前記通信システムごとの優先度をさらに記憶し、
    前記制御部は、前記複数の通信システムの一つについて前記信号強度を確認した後、当該通信システムについての信号強度の確認結果および前記捕捉処理の成否に基づいて前記優先度を変動させるとともに、変動させた優先度に基づき、優先度の高いものは前記カウント値を前記所定値に近い値に、優先度の低いものは前記カウント値を前記所定値から遠い値に、再設定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記制御部は、前記信号強度の確認結果が前記第1の閾値以上あるが前記捕捉試行に失敗し、かつ前記確認結果が前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超えていない場合には、当該通信システムの優先度を変動させる際、当該優先度を高くする
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 前記制御部は、前記信号強度の確認結果が前記第1の閾値以上あるが前記捕捉試行に失敗し、かつ前記確認結果が前記第1の閾値よりも高い第2の閾値を超えている場合には、当該通信システムの優先度を変動させる際、当該優先度を低くする
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の無線通信端末。
  5. 前記制御部は、前記複数の通信システムの一つについて前記信号強度を確認した後、当該通信システムについてのカウント値を前記優先度と前記電池の残量とに基づいて再設定を行う
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  6. 前記制御部は、前記複数の通信システムのうち優先度の低い通信システムについてのカウント値を再設定する際、前記電池の残量が少ない場合には残量が多い場合に比して、前記所定値からより遠い値を設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信端末。
  7. 前記制御部は、前記電池の残量が多い場合には、前記複数の通信システムのいずれのカウント値も前記所定値から前記均等量だけ離れた値に再設定する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の無線通信端末。
  8. 前記制御部は、前記複数の通信システムの一つについて前記信号強度を確認した後、当該通信システムについてのカウント値を前記電池の残量に基づいて再設定を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
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