JP2008141260A - 無線通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の通信方式に対応可能な無線通信端末において、圏外と判定された状態にあっても発信操作が行なわれたときに通信システムの捕捉を効率的に行う。
【解決手段】無線通信端末は、制御部8と通信部1と、記憶部7とで構成され、制御部8は、複数の通信システムのうち、捕捉に成功した通信システムを特定する情報を記憶部7に成功履歴として記憶させ、通信を行なうことのできない圏外状態にあると判定された状態において通信開始の要求がなされると、成功履歴にて特定される通信システムを捕捉対象として通信部1に捕捉試行させ、当該捕捉試行に失敗した場合、複数の通信システムのうち成功履歴にて特定されない通信システムを捕捉対象として通信部1に捕捉試行させ、通信部1による捕捉試行に成功すると通信を開始させるように構成したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に、マルチバンド対応の無線通信システムに用いて好適な、無線通信端末に関する。
CDMA(Code Division Multiple Access)通信に適用される無線通信端末は、発着信やデータ通信を行なう際に、チャネルの捕捉動作を開始する。そして、捕捉したチャネルの構成情報、タイミング情報を取得し、また、捕捉したチャネルのタイミングに同期させて位置登録情報等を取得する。
ところで、チャネルの受信電界強度は、無線通信端末の使用環境(地形や建物等)によっては著しく低下することがあり、チャネルの受信電界強度が低い場合には、チャネルの電波を受信したにもかかわらず、当該チャネルが捕捉できなかったものと判定され、圏内復帰処理に移行する。この圏内復帰処理において、無線通信端末は所定の周期でチャネルの捕捉動作を行なうシステムスキャンを実行する。
ところで、無線通信端末が圏外にある場合、無線通信端末は、内部的に圏外であることを示すフラグ(圏外フラグ)をONする。このような状況にあって、ユーザが発信操作を行なっても圏外フラグがONしている間は発信できる可能性が低く、また、省電力のために発信処理を起動していなかった。
また、一旦、圏外と判定された場合、圏内復帰処理を所定周期で行うが、復帰のためのシステムスキャンを試行する通信方式が限定的であったりして、圏内復帰のために要する時間は無視できないものとなっている。例えば、無線通信端末を金属製コインロッカーなどへ収納する場合を考えると、金属コインロッカーなどは、入れてしまうと電波障害物に囲まれて圏外となってしまうが、出すと電波環境は良好な環境である。このように、無線通信端末の周辺の電波環境が極端に異なる場合、例えば、コインロッカーから出してすぐに圏内復帰できればよいが、圏内復帰捕捉動作のタイミングにならない限りすぐには復帰できないため、通信可能となるまでしばらく時間がかかってしまう。また、圏内復帰捕捉処理を より短い周期で行えば、圏内への復帰は早いが、圏外時における消費電力が増大してしまう。さらに、圏内復帰処理を行うにしても、効率よく捕捉対象を特定できなければ、圏内復帰にも時間を要してしまう。
上記した問題を解決するために、圏外と判定された場合でも発信操作がなされればチャネルの捕捉動作を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−23665号公報
上記した特許文献1に開示された技術によれば、圏内復帰処理において発呼成功率を向上させることができる。しかしながら、最近、1個の無線通信端末で複数の周波数帯(例えば、800MHz、2GHz)が使用可能になってきており、また、使用できる通信プロトコルについても複数(1x、EVDO)対応可能な無線通信端末が増加してきており、単一の通信システムについての複数チャネルの圏内復帰捕捉処理だけでは、ユーザが希望する通信方式での発信がなされるとは限らない。
本発明は上記した課題に基づいてなされたものであり、複数の通信方式に対応可能な無線通信端末において、圏外と判定された状態にあっても発信操作が行なわれたときに通信システムの捕捉を効率的に行い、極力、ユーザが希望する通信方式による接続を試行することのできる無線通信端末を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の無線通信端末は、複数の通信システムを捕捉可能であり、かつ通信プロトコルによる通信を実行可能な通信部と、通信開始が指示されたときに、前記複数の通信システムのいずれかで前記通信プロトコルを用いて前記通信部による通信を制御する制御部と、記憶部と、を備える無線通信端末であって、前記制御部は、前記複数の通信システムのうち、捕捉に成功した通信システムを特定する情報を前記記憶部に成功履歴として記憶させ、通信を行なうことのできない圏外状態にあると判定された状態において通信開始の要求がなされると、前記成功履歴にて特定される通信システムを捕捉対象として前記通信部に捕捉試行させ、当該捕捉試行に失敗した場合、前記複数の通信システムのうち前記成功履歴にて特定されない通信システムを捕捉対象として前記通信部に捕捉試行させ前記通信部による捕捉試行に成功すると通信を開始させる、ように構成したものである。
また、本発明の無線通信端末において、前記記憶部は、前記通信部が捕捉に成功した通信システムを特定する情報を、捕捉に成功した順に、前記成功履歴として複数件を記憶し、 前記制御部は、前記通信部に前記成功履歴に基づいて捕捉試行を実行させる際、前記成功履歴にて特定される通信システムのうち最も新しいものから順に捕捉対象とするように構成してもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記通信部に、捕捉させる通信システムを指示する通信システム選択部と、前記通信部に、前記通信プロトコルによる捕捉を指示するプロトコル実行部と、前記通信システム選択部に、前記通信システムの捕捉試行処理開始指示を行う捕捉指示機能実行部と、を有し、前記捕捉指示機能実行部は、通信を行うことのできない圏外状態にあると判定される状態において通信開始の要求がなされると、前記通信システム選択部に前記成功履歴に格納される情報が特定する通信システムを選択させるとともに、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記プロトコル実行部に行わせ、前記プロトコル実行部による捕捉試行に失敗した場合、前記複数の通信システムのうち前記成功履歴に無い通信システムを前記通信システム選択部に選択させるとともに、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記プロトコル実行部に行わせるように構成してもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記制御部は、前記通信部が捕捉に成功した通信システムについて、捕捉が成功した順に、前記成功履歴として複数件を記憶し、前記通信システム選択部は、前記成功履歴に基づいて捕捉対象を選択する際、前記成功履歴にて特定される通信システムのうち最も新しいものから順に選択するように構成してもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記通信プロトコルは、第1の通信プロトコルと第2の通信プロトコルを含み、前記プロトコル実行部は、前記通信部に対し、前記第1の通信プロトコルによる捕捉を指示する第1プロトコル実行部と、前記第1の通信プロトコルより捕捉試行処理のための優先度が低い第2の通信プロトコルによる捕捉を指示する第2プロトコル実行部と、を含み、前記捕捉指示機能実行部は、前記圏外状態において通信開始の要求がなされ、前記通信システム選択部に前記成功履歴に基づいて通信システムを選択させると、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第1プロトコル実行部に行わせ、前記第1プロトコル実行部による捕捉試行に失敗すると、前記成功履歴に基づいて通信システムを選択させるとともに、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第2プロトコル実行部に行わせるように構成してもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記捕捉指示機能実行部は、前記圏外状態において通信開始の要求がなされ、前記成功履歴に基づいて選択された通信システムの捕捉試行が、前記第1プロトコル実行部と前記第2プロトコル実行部がともに失敗した場合、前記複数の通信システムのうち前記成功履歴にて特定されない通信システムを前記通信システム選択部に選択させ、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第1プロトコル実行部に行わせ、前記第1プロトコル実行部による捕捉試行に失敗すると、前記成功履歴に基づいて通信システムを選択させるとともに、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第2プロトコル実行部に行わせるように構成してもよい。
また、本発明の無線通信端末において、前記記憶部は、前記成功履歴を記憶する際、捕捉に成功した通信システムを示す情報とともに、前記第1プロトコル実行部と前記第2プロトコル実行部のいずれによって捕捉に成功したかを示す情報が格納され、前記捕捉指示機能実行部は、前記圏外状態において通信開始の要求がなされ、前記通信システム選択部に前記成功履歴に基づいて通信システムを選択する際、前記第1プロトコル実行部により捕捉成功した通信システムを選択して前記第1プロトコル実行部に捕捉指示させ、当該選択された通信システムについて捕捉試行に失敗すると、前記成功履歴に基づいて前記第2プロトコル実行部により捕捉成功した通信システムを選択して当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第2プロトコル実行部に行わせるように構成してもよい。
本発明によれば、極力、消費電力を大きくしてしまうことなく、圏外と判定された状態にあっても、発信操作が行なわれたときに通信システムの捕捉を効率的に行い、極力、ユーザが希望する通信方式による接続を試行可能な無線通信端末を提供することができる。
本発明の実施の形態の説明に先立ち、本発明の実施の形態にかかわる無線通信端末が適用可能な通信システムについての補足説明を行う。
近年、無線通信システムにおいて、使用する周波数帯の有効利用をはかるとともに、使用周波数を世界標準仕様に合わせるために周波数帯の再編が検討されている。
例えば、CDMA2000 1x使用の無線通信システムにおいて、現在、日本国内では、日本仕様の800MHz帯(以下、旧800MHz帯)が用いられているが、この周波数帯が世界標準仕様である新800MHz帯へ再編される予定である。なお、旧800MHz帯と新800MHz帯とでは、使用する周波数帯のうち、上り、下りの周波数割り当て等が相違している。こうした背景から、現行の周波数帯(旧800MHz)、新たな周波数帯(新800MHz)、および高周波の周波数帯(2GHz)での通信が可能なマルチバンド対応の無線通信端末が開発されている。
マルチバンド対応の無線通信端末は、基地局によって割当てられるチャネルを介して当該基地局との間で無線通信を行なう。このとき、無線通信端末は、複数の周波数帯で無線信号の送受信が可能であり、具体的には、現行の周波数帯(旧800MHz)、新たな周波数帯(新800MHz)、および高周波の周波数帯(2GHz)を用いて無線信号の送受信が可能である。
上記したそれぞれ異なる周波数帯の通信システムには、基地局と無線通信端末間で周波数帯を識別するための識別番号として、3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)で規定されたバンドクラスが付与されている。
例えば、基地局から無線通信端末に通知される情報の中の近隣基地局リスト等において、無線通信端末の周辺に存在する通信システムを報知する等のためにこのバンドクラスが使用される。なお、現行の周波数帯(旧800MHz)はバンドクラス3、新たな周波数帯(新800MHz)はバンドクラス0、高周波の周波数帯(2GHz)はバンドクラス6にそれぞれ分類されている。また、各バンドクラスには、プライマリチャンネルとセカンダリチャンネルが割当てられ(但し、バンドクラス6のEVDO通信においてはプライマリチャンネルのみ)、更に、プロトコルの違い(EVDO)を考慮すれば、合計で11パターンの通信システムが存在することになる。
以下、上記した11パターンの通信システムを有するマルチバンド対応の無線通信端末の発信処理(1)について、図1に示す動作フローチャートを参照しながら説明する。
無線通信端末は、ユーザ操作等による発信要求があった場合、CDAMA2000_1x通信(以下、単に1xという)より高速なEVDO通信を優先的に選択して行なう。無線通信端末は、発信要求を受信して通信システムの捕捉試行処理を行い、失敗した場合、無線通信端末が捕捉可能な全ての通信システムについての情報(バンドクラス・周波数、プライマリ/セカンダリチャネル識別子、1x/EVDOプロトコル識別子、使用チャネル特定コードなど)が格納されたPRL(Preferred Roaming List)の中から次に捕捉試行処理を実行すべき代替の通信システムを探すが、このとき、代替EVDO通信システムを優先的に選択して再発信を行う。全ての代替EVDO通信システムでの発信が失敗した場合に、PRL中の1x通信システムを選択しで再発信による捕捉試行処理を実行する。
具体的に、無線通信端末は、図1に示されるように、ユーザ操作により、あるいはアプリケーションから発信要求が検出されると(S101)、PRLに格納されているEVDO通信システムを選択し、ここで選択されたEVDO通信システムによる捕捉試行処理を実行する(S102)。ここで、捕捉が成功した場合は(S103“Yes”)、成功したEVDO通信システムを用いて発信処理を実行するが(S104)、失敗した場合(S103“No”)、再度PRLを参照して代替EVDO通信システムがあるか否かを判定する(S105)。ここで、代替EVDO通信システムがある場合(S105“Yes”)、その代替EVDO通信システムを選択してS102以降の捕捉試行処理を実行する(S106)。
一方、代替EVDO通信システムの全ての通信システムの捕捉試行処理を実行し、いずれも失敗した場合に(S105“No”)、はじめてPRLに格納された1x通信システムによる捕捉試行処理を実行する(S107)。ここで、捕捉が成功した場合は(S108“Yes”)、成功した1x通信システムを用いて発信処理を実行するが(S109)、失敗した場合(S108“No”)、再度PRLを参照して代替1x通信システムがあるか否かを判定する(S110)。ここで、代替1x通信システムがある場合(S110“Yes”)、その代替1x通信システムを選択してS107以降の捕捉試行処理を実行する(S111)。そして、代替1x通信システムによる全ての通信システムの捕捉試行処理を実行し、いずれも失敗した場合に(S110“No”)、発信の失敗を通知する(S112)。
なお、上記した発信処理はその継続時間に制限が設けられ、所定時間内に捕捉試行処理が成功しない場合には発信処理自体が終了される。例えば、40秒発信動作を続けても基地局と通信できない場合は自動的に発信終了となる。
上記した無線通信端末の発信処理(1)によれば、全てのEVDO通信システムを全ての1x通信システムより優先的に捕捉試行処理するため、これまで捕捉に成功したことがなく、捕捉成功の可能性が低いEVDO通信システムでも、捕捉に成功したことがあり、捕捉成功の可能性が高いと思われる1x通信システムより先に捕捉試行処理を実行する。そのため、実際にはEVDO通信システムが圏外等により全く成功しないような状態では、発信要求から全てのEVDO通信システムでの捕捉処理試行を経由して1x通信システムによる捕捉試行処理までの時間が長くなり、1x通信システムでしか発信が成功しないような状態では発信機会を逸し、ユーザビリティを低下させる可能性がある。
また、発信の開始から発信処理を継続するのに制限時間を設けている場合等は、1x通信システムによる補捉試行処理が完了する前にタイムアウトしてしまい、発信成功率を低下させる可能性がある。
このため、以下に説明する発信処理(2)では、1x通信システム、EVDO通信システムに関わらず、発信成功率が高いと思われる通信システムを優先的に選択する仕組みを構築することにより、発信要求から発信成功までの時間を短縮して発信機会を増やし、ユーザビリティの向上をはかるとともに、発信開始から発信試行を継続することに制限時間を設けている場合においても、発信成功率が高いと思われる通信システムを先に選択することで発信成功率を上げ、一層のユーザビリティの向上をはかったものである。
図2は、上記した発信処理(2)を実現する無線通信端末の内部構成を示すブロック図である。ここでは、無線通信端末として携帯電話が例示されており、この携帯電話は、通信部1と、操作部2と、音声処理部3と、スピーカ4と、マイク5と、表示部6と、記憶部7と、制御部8とを有する。
通信部1は、複数の通信システムを捕捉し、第1の通信プロトコル(例えば、EVDO)と第2の通信プロトコル(例えば、1x)にしたがい、通信ネットワークに接続される不図示の基地局との間で無線通信を行う。なお、EVDO通信は、1x通信よりも高速であり、1x通信は、EVDO通信と異なり、データ通信の他に音声通信もサポートするといった特徴を有している。
特徴的には、通信部1は、後述する制御部8による制御により、いずれかの通信システムが捕捉できたときにその通信システムを成功履歴(MRU:Most Recently Used)に格納するとともに、捕捉試行処理が指示されたとき、成功履歴に格納された通信システムの捕捉試行処理を実行し、捕捉試行処理に失敗した場合、成功履歴に無い通信システムの捕捉試行処理を実行する機能を持つ。詳細は後述する。
操作部3は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部8に入力する。
音声処理部3は、スピーカ4から出力される音声信号やマイク5において入力される音声信号の処理を行う。すなわち、マイク5から入力される音声を増幅し、アナログ−デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部8に出力する。また、制御部8から供給される音声データに復号化、デジタル−アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカ4に出力する。
表示部6は、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示デバイスを用いて構成されており、制御部8から供給される映像信号に応じた画像を表示する。例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、バッテリ残量、発信成否、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。
記憶部7は、制御部8において処理に利用される各種のデータを記憶する。例えば、制御部8に備わるコンピュータのプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待ち受け画面用の画像ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータなどを保持する。なお、上記した記憶部7は、例えば不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
制御部8は、携帯電話の全体的な動作を統括的に制御する。すなわち、携帯電話の各種の処理(回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWeb(World Wide Web)サイトの閲覧など)が操作部2の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ブロックの動作(通信部1における信号の送受信、音声処理部3における音声の入出力、表示部6における画像の表示など)を制御する。
制御部8は、記憶部7に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。すなわち、記憶部7に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
特徴的には、制御部8は、携帯電話が通信を行なうことのできない圏外状態にあると判定された状態において通信開始の要求がなされると、通信部1に対して複数の通信システムのいずれかの捕捉を指示する捕捉指示を行う機能を有し、キー検出部81と、表示制御部82と、EVDOプロトコル実行部83と、1xプロトコル実行部84と、通信システム選択部85と、捕捉指示機能実行部86と、スキャンリスト格納部87とにより構成される。
なお、これらのブロックが持つ機能は、記憶部7に記憶されるそれぞれのプログラムを制御部8で実行することにより達成されるものであって、制御部8内において実体的に他のブロックと区分され内蔵されるもののみを指すのではなく、あくまで説明の簡略化のために各処理部を分けて表現したものである。
キー検出部81は、操作部2からの発信操作を検出して捕捉指示機能実行部86による捕捉処理を起動する機能を持ち、また、表示制御部82は、捕捉指示機能実行部86を介して出力される発信の成否を表示部6に表示する機能を持つそれぞれユーザインタフェースとしての役割を果たす。
EVDOプロトコル実行部83は、通信部1に第1の通信プロトコル(EVDO)による捕捉を指示する第1プロトコル実行部として機能し、また、1xプロトコル実行部84は、通信部1に第2の通信プロトコル(1x)による捕捉を指示する第2プロトコル実行部として機能し、基地局との間でそれぞれ通信を実行する。
通信システム選択部85は、通信部1に対して捕捉させる通信システムを指示する機能を持ち、具体的には、捕捉指示機能実行部86から捕捉試行処理開始指示がなされ、当該捕捉試行処理を行う際に、いずれかの通信システムが捕捉できたときにその通信システムをスキャンリスト記憶部87に成功履歴として格納する。ここで、成功履歴とは、捕捉に成功した最新の1件分だけではなく、FIFO的に複数件分の通信システムを特定する情報(バンドクラス・周波数、プライマリ/セカンダリチャネル識別子、1x/EVDOプロトコル識別子、使用チャネル特定コードなど)が捕捉に成功した順に前述したMRUとして格納されるものである。また、MRUとは、通信圏内において、使用中の通信システムの信号強度が弱まったことが検出されてハンドオーバするときなどに、次の使用チャネルを特定するなどのために格納されるものである。
その後、通信を 行うことのできない圏外状態に遷移した状態で、捕捉試行処理が指示されたとき、スキャンリスト格納部87に成功履歴として格納された通信システムの捕捉試行処理を実行し、捕捉試行処理に失敗した場合、成功履歴に無い通信システムの捕捉試行処理を実行する。なお、MRUを更新する処理は常に行われているため、実質的には圏外に移行する直前までの最新の成功履歴が格納されることになる。
ところで、本発明の実施の形態における「圏外状態」とは、いずれの通信システムからも通信可能な強度の信号が検出されなくなった状態になって圏外フラグをONして以降を指すものであり、圏内への復帰のための捕捉処理が別途間欠的に実行され、圏内に復帰して圏外フラグをOFFすることができていない状態のことである。圏内への復帰処理は、所定周期で行われるものであるため、周辺の電波環境が良好な状態に遷移していても、圏内復帰処理のなされていない周期においては「圏外」状態として判定される状態が継続することとなる。また、制御部8は、通信部1により捕捉中の通信システムからの信号強度に基づいて、受信電波状況として表示部6上にアンテナ記号を表示するが、このアンテナ記号上も圏外としてユーザに通知される状態になっている。
捕捉指示機能実行部86は、通信システム選択部85に対して通信システムの捕捉試行処理開始指示を行う機能を有し、具体的には、通信を行なうことのできない圏外状態にあると判定された状態において通信開始の要求がなされると、通信システム選択部85に対し、複数の通信システムのいずれかの捕捉を指示する捕捉試行処理開始指示を行い、当該捕捉試行処理開始指示に対して捕捉成功が通知される前に所定時間が経過した場合には、通信システム選択部85に対して、再度、捕捉試行処理開始指示を行う。また、当該捕捉試行処理開始指示に対して捕捉成功が通知された場合には、捕捉が成功した通信システムによる通信開始の処理を行う。
スキャンリスト格納部87のデータ構造の一例が図3に示されている。まず、ここでは、スキャンリストとしてPRLを使用することとする。PRLは、EVDOと1xのそれぞれに複数の通信システムを対応づけて格納され、EVDOと1xは、EVDOではEVDOが優先されるように、複数の通信システムの中では2GHz、新800MHz、旧800MHzの順に優先されるように、さらには、セカンダリチャネルよりもプライマリチャネルを優先的に選択されるように順序が定義づけられたデータである。
図3に示されるように、スキャンリスト格納部87には、PRL中のEVDO通信システムと1x通信システムがともに、捕捉試行処理に成功したことのある成功履歴(MRUに格納される情報にて特定される通信システムと一致する通信システム)としての通信システムMと、捕捉試行処理に成功したことのない(MRUに特定する情報の格納されてない通信システムである)通信システムOとに分割され格納されるものとする。すなわち、MRUに格納されている情報(バンドクラス・周波数、プライマリ/セカンダリチャネル識別子、1x/EVDOプロトコル識別子など)により特定される通信システムと、一致するPRL上の通信システムを通信システムMとして抽出し、一致しない通信システムを通信システムOとする。また、通信システムMは、MRUに格納された順に対応する順番に格納され、通信システムOは、MRUに格納される通信システムを除いた形でPRL上での格納順序を保持している。以降、EVDO通信システムに関し、前者をEVDO(M)、後者をEVDO(O)とし、1x通信システムに関し、前者を1x(M)、後者を1x(O)と称する。
なお、スキャンリスト格納部87は、電源投入時に記憶部7の所定の記憶領域に割当てられ、通信システム選択部85によって選択され、EVDOプロトコル実行部83または1xプロトコル実行部84と基地局との間で実行される捕捉試行処理の都度、捕捉に成功した通信システム、あるいは捕捉に失敗した通信システムがともに履歴としてリスト形式で格納されるものとする。
以下、図4、図5に示すフローチャートを参照しながら図2に示す無線通信端末による発信処理(2)について詳細に説明する。
まず、ユーザが操作部2を介して発信キーを操作することにより発信要求が生成される。この発信要求は、キー検出部81により検出され、このことにより、捕捉指示機能実行部86が起動される(図4のS401)。
ここで、捕捉指示機能実行部86は、通信システム選択部85に対し、EVDO(M)による捕捉試行処理の開始を指示する(S402)。通信システム選択部85はこれを受け、スキャンリスト格納部87に格納された通信システムのうち、EVDO(M)の最新のものを選択し、ここで選択されたEVDO通信システムによる捕捉を実行させるべくEVDOプロトコル実行部83に対して捕捉指示を行い、捕捉可否の通知を待つ(S403)。
EVDOプロトコル実行部83は、図示せぬ基地局との間でEVDO通信システムによる捕捉試行処理を実行し、捕捉可否の結果を通信システム選択部85に通知する。通信システム選択部85は、捕捉成功が通知された場合(S403“成功”)、捕捉指示機能実行部86に対し、捕捉が成功したEVDO(M)を用いた発信処理を要求し、これを受けた捕捉指示機能実行部86は、発信処理を実行する(S404)。
一方、捕捉に失敗した場合(S403“失敗”)、通信システム選択部85は、再度スキャンリスト格納部87を参照して代替EVDO(M)があるか否か(他に、MRUに格納されるEVDOの通信システムが存在するか)を判定する(S405)。ここで、代替EVDO(M)があると判定された場合(S405“Yes”)、通信システム選択部85は、その代替EVDO通信システムを選択し(S406)、ここで選択されたEVDO通信シテムによる捕捉を実行させるべく、EVDOプロトコル実行部83に対して捕捉指示を行い、捕捉可否の通知を待つ。EVDOプロトコル実行部83は、図示せぬ基地局との間でEVDO通信システムによる捕捉試行処理を実行し、捕捉可否の結果を通信システム選択部85に通知する。
上記した一例の理を繰り返し(S402〜S406)、スキャンリスト格納部87に格納された代替EVDO(M)の全ての通信システムの捕捉試行処理を実行し、いずれも失敗した場合に(S405“No”)、通信システム選択部85から失敗の通知を受けた捕捉指示機能実行部86は、通信システム選択部85に対して、スキャンリスト記憶部87に格納された1x(M)の最新のものによる捕捉試行処理の開始を指示する(S407)。
通信システム選択部85はこれを受け、スキャンリスト格納部87に格納された1x(M)を選択し、ここで選択された1x通信システムによる捕捉を実行させるべく1xプロトコル実行部84に対して捕捉指示を行い、捕捉可否の通知を待つ(S408)。
1xプロトコル実行部84は、図示せぬ基地局との間で選択された1x(M)による捕捉試行処理を実行し、捕捉可否の結果を通信システム選択部85に通知する。通信システム選択部85は、捕捉成功が通知された場合(S408“成功”)、捕捉指示機能実行部86を起動し、捕捉指示機能実行部86による捕捉が成功した1x通信システムを用いた発信処理が実行される(S409)。
一方、捕捉に失敗した場合(S408“失敗”)、通信システム選択部85は、再度スキャンリスト格納部87を参照して代替1x(M)があるか否かを判定する(S410)。ここで、代替1x通信システムがあると判定された場合(S410“Yes”)、通信システム選択部85は、その代替1x通信システムを選択し(S411)、S407の処理に戻り、ここで選択された1x通信システムによる捕捉を実行させるべく、1xプロトコル実行部84に対して捕捉指示を行い、捕捉可否の通知を待つ(S408)。
1xプロトコル実行部83は、図示せぬ基地局との間で選択された1x通信システムによる捕捉試行処理を実行し、捕捉可否の結果を通信システム選択部85に通知する。
上記した一例の理を繰り返し(S407〜S411)、スキャンリスト格納部87に格納された代替1x(M)の全ての通信システムの捕捉試行処理を実行し、いずれも失敗した場合に(S410“No”)、通信システム選択部85から失敗の通知を受けた捕捉指示機能実行部86は、通信システム選択部85に対して、スキャンリスト記憶部87に格納されたEVDO(O)による捕捉試行処理の開始を指示する(図4の412)。
通信システム選択部85はこれを受け、スキャンリスト格納部87に格納されたEVDO(O)を選択し、ここで選択されたEVDO通信システムによる捕捉を実行させるべくEVDOプロトコル実行部83に対して捕捉指示を行い、捕捉可否の通知を待つ(S413)。
EVDOプロトコル実行部83は、図示せぬ基地局との間で選択されたEVDO通信システムによる捕捉試行処理を実行し、捕捉可否の結果を通信システム選択部85に通知する。通信システム選択部85は、捕捉成功が通知された場合(S413“成功”)、捕捉指示機能実行部86を起動し、捕捉指示機能実行部86による捕捉が成功したEVDO通信システムを用いた発信処理を実行する(S414)。
一方、失敗した場合(S413“失敗”)、通信システム選択部85は、再度スキャンリスト格納部87を参照して代替EVDO(O)があるか否かを判定する(S415)。ここで、代替EVDO通信システムがある場合(S415“Yes”)、その代替EVDO通信システムを選択し(S416)、ここで選択されたEVDO通信システムによる捕捉を実行させるべく、EVDOプロトコル実行部83に対して捕捉指示を行い、捕捉可否の通知を待つ(S413)。続いて、EVDOプロトコル実行部83は、図示せぬ基地局との間で選択されたEVDO通信システムによる捕捉試行処理を実行し、捕捉可否の結果を通信システム選択部85に通知する。
上記した一例の理を繰り返し(S412〜S416)、スキャンリスト格納部87に格納された代替EVDO(O)の全ての通信システムの捕捉試行処理を実行し、いずれも失敗した場合に(S415“No”)、通信システム選択部85から失敗の通知を受けた捕捉指示機能実行部86は、通信システム選択部85に対して、スキャンリスト記憶部87に格納された1x(O)による捕捉試行処理の開始を指示する(S417)。
通信システム選択部85はこれを受け、スキャンリスト格納部87に格納された1x(O)を選択し、ここで選択された1x通信システムによる捕捉を実行させるべく1xプロトコル実行部84に対して捕捉指示を行い、捕捉可否の通知を待つ(S418)。1xプロトコル実行部84は、図示せぬ基地局との間で選択された1x(O)による捕捉試行処理を実行し、捕捉可否の結果を通信システム選択部85に通知する。通信システム選択部85は、捕捉成功が通知された場合(S418“成功”)、捕捉指示機能実行部86を起動し、捕捉指示機能実行部86による捕捉が成功した1x通信システムを用いた発信処理を実行する(S419)。
一方、捕捉に失敗した場合(S418“失敗”)、通信システム選択部85は、再度スキャンリスト格納部87を参照して代替1x(O)があるか否かを判定する(S420)。ここで、代替1x通信システムがある場合(S420“Yes”)、その代替1x通信システムを選択し(S421)、ここで選択された1x通信システムによる捕捉を実行させるべく、1xプロトコル実行部84に対して捕捉指示を行い、捕捉可否の通知を待つ(S418)。そして、代替1x(O)による全ての通信システムの捕捉試行処理を実行し、いずれも失敗した場合(S420“失敗”)、クライアントに対して発信の失敗を通知する(S422)。捕捉指示機能実行部86は、発信の失敗の通知を受け、表示制御部82を制御して表示部6に、発信の失敗を示すメッセージ(アイコンでも可)を表示する。
上記した発信処理(2)によれば、EVDO通信システム、1x通信システム等の通信プロトコルに関わらず、発信成功率が高いと考えられる成功履歴にある通信システムを優先的に選択することで(捕捉試行処理に成功したことのある1x通信システムを、捕捉試行処理が成功したことのないEVDO通信システムより優先的に処理する)、発信要求から発信処理に至るまでの時間が短縮され、発信の機会が増えるためユーザビリティを改善することができる。
すなわち、圏外に遷移してから発信要求が生じるまでの時間がほとんど経過していなかったり、ユーザがほとんど移動していなかったりする場合も多いため、圏外における発信時には必ずしもPRLに則って、すべての通信システムを規定の順序どおりに捕捉試行することが好ましいとはいえない。このような場合には、周辺電波環境が圏外遷移直前と同じ状態に近いことも多いので、圏外に遷移する直前まで捕捉に成功した履歴の格納を更新し続けているMRUにしたがった捕捉試行処理のみにて、充分に発信可能な条件の通信システムを見つけられる可能性も高い。特に、MRUにしたがって捕捉候補を決める際、EVDO通信システムについて失敗が続いてもさらに1x通信システムについても捕捉試行するため、EVDO/1xを問わず成功履歴のあるものを優先して捕捉する。また、MRUに基づいた捕捉試行処理に失敗しても、重複した捕捉試行処理を省略しつつPRLに基づいて他の通信システムについての捕捉試行処理を続けて行う。このため、一通りの通信システムについて、必要時間を増大させることなく捕捉試行処理を行うことができる。また、発信開始から発信処理試行を継続する時間に制限を設けている場合等は、発信成功率が高いと考えられる通信システムを優先的に選択して捕捉試行処理を実行することにより発信成功率を上げることができる。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、無線通信端末として携帯電話を例示したが、他に、PDA(Personal Digital Assistants)、PC(Personal Computer)、ゲーム機に適用しても同様の効果が得られる。
また、本発明の無線通信端末の各構成ブロックの機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。例えば、制御部8における処理や、通信部1、音声処理部3におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、EVDOと1xを通信プロトコルに用いる例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の通信プロトコルを用いた無線通信端末にも適用可能であることはいうまでもない。
マルチバンド対応の無線通信端末の発信処理(1)を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかわる無線通信端末の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかわる無線通信端末で使用されるスキャンリスト記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかわる無線通信端末の動作(発信処理2)を説明するために引用したフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかわる無線通信端末の動作(発信処理2)を説明するために引用したフローチャートである。
符号の説明
1…通信部、2…操作部、3…音声処理部、4…スピーカ、5…マイク、6…表示部、7…記憶部、8…制御部、81…キー検出部、82…表示制御部、83…EVDOプロトコル実行部(第1プロトコル実行部)、84…1xプロトコル実行部(第2プロトコル実行部)、85…通信システム選択部、86…捕捉指示機能実行部、87…スキャンリスト格納部

Claims (7)

  1. 複数の通信システムを捕捉可能であり、かつ通信プロトコルによる通信を実行可能な通信部と、通信開始が指示されたときに、前記複数の通信システムのいずれかで前記通信プロトコルを用いて前記通信部による通信を制御する制御部と、記憶部と、を備える無線通信端末であって、
    前記制御部は、
    前記複数の通信システムのうち、捕捉に成功した通信システムを特定する情報を前記記憶部に成功履歴として記憶させ、
    通信を行なうことのできない圏外状態にあると判定された状態において通信開始の要求がなされると、前記成功履歴にて特定される通信システムを捕捉対象として前記通信部に捕捉試行させ、当該捕捉試行に失敗した場合、前記複数の通信システムのうち前記成功履歴にて特定されない通信システムを捕捉対象として前記通信部に捕捉試行させ、
    前記通信部による捕捉試行に成功すると通信を開始させる、
    ことを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記記憶部は、
    前記通信部が捕捉に成功した通信システムを特定する情報を、捕捉に成功した順に、前記成功履歴として複数件を記憶し、
    前記制御部は、
    前記通信部に前記成功履歴に基づいて捕捉試行を実行させる際、前記成功履歴にて特定される通信システムのうち最も新しいものから順に捕捉対象とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記制御部は、
    前記通信部に、捕捉させる通信システムを指示する通信システム選択部と、
    前記通信部に、前記通信プロトコルによる捕捉を指示するプロトコル実行部と、
    前記通信システム選択部に、前記通信システムの捕捉試行処理開始指示を行う捕捉指示機能実行部と、
    を有し、
    前記捕捉指示機能実行部は、
    通信を行うことのできない圏外状態にあると判定される状態において通信開始の要求がなされると、前記通信システム選択部に前記成功履歴に格納される情報が特定する通信システムを選択させるとともに、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記プロトコル実行部に行わせ、前記プロトコル実行部による捕捉試行に失敗した場合、前記複数の通信システムのうち前記成功履歴に無い通信システムを前記通信システム選択部に選択させるとともに、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記プロトコル実行部に行わせる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  4. 前記制御部は、
    前記通信部が捕捉に成功した通信システムについて、捕捉が成功した順に、前記成功履歴として複数件を記憶し、
    前記通信システム選択部は、
    前記成功履歴に基づいて捕捉対象を選択する際、前記成功履歴にて特定される通信システムのうち最も新しいものから順に選択する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信端末。
  5. 前記通信プロトコルは、第1の通信プロトコルと第2の通信プロトコルを含み、
    前記プロトコル実行部は、
    前記通信部に対し、前記第1の通信プロトコルによる捕捉を指示する第1プロトコル実行部と、前記第1の通信プロトコルより捕捉試行処理のための優先度が低い第2の通信プロトコルによる捕捉を指示する第2プロトコル実行部と、
    を含み、
    前記捕捉指示機能実行部は、
    前記圏外状態において通信開始の要求がなされ、前記通信システム選択部に前記成功履歴に基づいて通信システムを選択させると、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第1プロトコル実行部に行わせ、前記第1プロトコル実行部による捕捉試行に失敗すると、前記成功履歴に基づいて通信システムを選択させるとともに、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第2プロトコル実行部に行わせる
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の無線通信端末。
  6. 前記捕捉指示機能実行部は、
    前記圏外状態において通信開始の要求がなされ、前記成功履歴に基づいて選択された通信システムの捕捉試行が、前記第1プロトコル実行部と前記第2プロトコル実行部がともに失敗した場合、前記複数の通信システムのうち前記成功履歴にて特定されない通信システムを前記通信システム選択部に選択させ、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第1プロトコル実行部に行わせ、前記第1プロトコル実行部による捕捉試行に失敗すると、前記成功履歴に基づいて通信システムを選択させるとともに、当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第2プロトコル実行部に行わせる
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信端末。
  7. 前記記憶部は、
    前記成功履歴を記憶する際、捕捉に成功した通信システムを示す情報とともに、前記第1プロトコル実行部と前記第2プロトコル実行部のいずれによって捕捉に成功したかを示す情報が格納され、
    前記捕捉指示機能実行部は、
    前記圏外状態において通信開始の要求がなされ、前記通信システム選択部に前記成功履歴に基づいて通信システムを選択する際、前記第1プロトコル実行部により捕捉成功した通信システムを選択して前記第1プロトコル実行部に捕捉指示させ、当該選択された通信システムについて捕捉試行に失敗すると、前記成功履歴に基づいて前記第2プロトコル実行部により捕捉成功した通信システムを選択して当該選択された通信システムの捕捉指示を前記第2プロトコル実行部に行わせる
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信端末。
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