JP2008311455A - 半導体装置の耐熱応力評価方法、及び評価素子を有する半導体ウエハ - Google Patents
半導体装置の耐熱応力評価方法、及び評価素子を有する半導体ウエハ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】半導体チップのサイズの設計変更に対応できる特性評価用チップを提供する。
【解決手段】ウエハ上に、各々が評価用のTEGを有する単位チップをアレイ状に形成する。単位チップの縦をA倍、横をB倍(A、Bは整数)したものが評価用チップの縦及び横のサイズである。半導体チップのサイズが設計変更された場合、その設計変更後のサイズに合うようにA、Bの値を変更することにより、半導体チップと同じ大きさの評価用チップを得ることができる。
【選択図】図5
【解決手段】ウエハ上に、各々が評価用のTEGを有する単位チップをアレイ状に形成する。単位チップの縦をA倍、横をB倍(A、Bは整数)したものが評価用チップの縦及び横のサイズである。半導体チップのサイズが設計変更された場合、その設計変更後のサイズに合うようにA、Bの値を変更することにより、半導体チップと同じ大きさの評価用チップを得ることができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、耐熱応力性の評価などの半導体装置の評価方法に関する。本発明はまた、評価素子を有する半導体ウエハに関する。
半導体装置の製造において、ウエハ上に半導体チップが形成される。半導体チップは、ダイシングされた後、パッケージに装着されて製品として出荷される。パッケージに組み立てられた製品が出荷後に良好に動作することを保証するために、温度サイクル試験など種々の試験が行われる。
(A)チップコーナーの配置禁止領域
温度サイクル試験において、製品において避けられるべき現象が発生する場合がある。そうした現象の例として、温度変化により生じるパッシベーション膜のクラック及び金属配線スライドの発生が挙げられる。こうした膜クラックや配線スライドは、半導体チップのパッシベーション膜および金属配線と半導体チップの上を覆うモールド樹脂(他の材質の場合もある)との熱膨張率の違いにより熱応力が発生することに起因する。
温度サイクル試験において、製品において避けられるべき現象が発生する場合がある。そうした現象の例として、温度変化により生じるパッシベーション膜のクラック及び金属配線スライドの発生が挙げられる。こうした膜クラックや配線スライドは、半導体チップのパッシベーション膜および金属配線と半導体チップの上を覆うモールド樹脂(他の材質の場合もある)との熱膨張率の違いにより熱応力が発生することに起因する。
こうした現象を避けるため、半導体装置のチップコーナーに素子や金属配線の配置を禁止する場合がある。熱応力の分布は、図1に示されるように、半導体チップのセンターから最も離れたチップコーナー領域で最大となる。そのため、チップコーナーへの素子や金属配線の配置を禁止する予防措置を採ることにより、上記現象を避けることができる。この配置禁止領域のサイズは、経験的に決定される。
(B)評価用TEG
パッケージ化された製品が良品であることを保証するために、評価用のTEG(Test Element Group)を有する評価チップが用いられる。図2、図3は、ウエハ上に形成される評価チップの例を示す。
パッケージ化された製品が良品であることを保証するために、評価用のTEG(Test Element Group)を有する評価チップが用いられる。図2、図3は、ウエハ上に形成される評価チップの例を示す。
評価チップ3は、製品である半導体チップの設計寸法と同じ寸法でウエハ1上に形成される。図2の例では、半導体チップのサイズはA×B(横幅A、縦幅B)で表される。そのため、こうした半導体チップを評価するための評価チップ3のサイズもA×Bである。図3の例では、半導体チップのサイズはC×Bである。そのため、こうした半導体チップを評価するための評価チップ3のサイズもC×Bである。
半導体チップの設計中のある段階において、パッケージ化したときの特性を検証するために、その段階における半導体チップの設計サイズに合わせた評価チップが形成され、パッケージに搭載される。このパッケージ化された評価チップの特性を評価した結果が良好であることが確認された後で、製品となる半導体チップがパッケージに装着される。
[先行技術文献1]
特許文献1には、樹脂封止型半導体装置の耐熱ストレス性評価方法が記載されている。この文献に記載のTEGパターンは、図4に示されるように、チップの2辺に平行で、且つ、チップの対角線上で直角に屈曲し、チップ端から中心に向って一定間隔105でくり返し配線された配線101を備える。こうしたTEGチップを用いることにより、パッシベーション膜クラック、金属配線スライドに対する各種要因を定量的且つ体系的に評価することができると記載されている。
特許文献1には、樹脂封止型半導体装置の耐熱ストレス性評価方法が記載されている。この文献に記載のTEGパターンは、図4に示されるように、チップの2辺に平行で、且つ、チップの対角線上で直角に屈曲し、チップ端から中心に向って一定間隔105でくり返し配線された配線101を備える。こうしたTEGチップを用いることにより、パッシベーション膜クラック、金属配線スライドに対する各種要因を定量的且つ体系的に評価することができると記載されている。
[先行技術文献2]
特許文献2には、評価用の素子が複数個設けられた半導体装置において、素子が形成される活性化領域を、格子状に形成されたスクライブ領域にて複数の領域に分離させて画成し、このように画成された複数の領域に1又は2以上のボンディングパッドを配置したことを特徴とする評価用半導体装置が記載されている。
特開平2−179486号公報
特開平6−5663号公報
特許文献2には、評価用の素子が複数個設けられた半導体装置において、素子が形成される活性化領域を、格子状に形成されたスクライブ領域にて複数の領域に分離させて画成し、このように画成された複数の領域に1又は2以上のボンディングパッドを配置したことを特徴とする評価用半導体装置が記載されている。
(A)チップコーナーに配置禁止領域を形成すると、その領域の分、チップサイズを縮小することが妨げられる。そのため、配置禁止領域は、必要最小限であることが望まれる。配置禁止領域のサイズがデータに基づいて定量的に決定されることが望まれる。
(B)評価チップを用いる場合、評価チップのサイズは半導体チップの設計サイズに合わせて形成される。しかし、半導体チップのサイズは、設計上の都合により変更されることがある。評価チップのサイズを半導体チップの設計に応じて変更できる技術が望まれる。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による半導体装置の耐熱応力評価方法は、ウエハ(1)上にアレイ状に配置される複数の単位領域の各々のコーナー領域(4)にテスト用回路(5)を形成するステップと、複数の単位領域を2以上含む所定の形状でグループ化したTEGチップ領域をダイシングすることによりTEGチップ(2)を形成するステップと、TEGチップ(2)をパッケージに装着して温度サイクル試験を行うステップとを備える。
本発明による半導体ウエハは、基板と、基板上に形成された複数の評価素子(5、6)と、基板上に形成され、それぞれに複数の評価素子のうちの第1評価素子(5)が形成され、単独で組立及び評価可能な複数の単位チップ(2)と、複数の単位チップの各々を囲み、複数の評価素子のうち第1評価素子と同じ構成を有する第2評価素子(6)が形成されたスクライブ線(7)とを備える。
ここで、「単独で組立及び評価可能」とは、その単位チップのみを単独でダイシングして、所定の評価パッケージ等に実装し、その単位チップが備えるパッドを介して、その単位チップ上の前述の評価素子の電気的特性等を評価することができるということである。
ここで、「単独で組立及び評価可能」とは、その単位チップのみを単独でダイシングして、所定の評価パッケージ等に実装し、その単位チップが備えるパッドを介して、その単位チップ上の前述の評価素子の電気的特性等を評価することができるということである。
本発明により、チップコーナーのレイアウト制限に関するデータをチップサイズに依存した定量的なデータとして得ることが可能になる。その結果、空き領域となっていた製品チップのコーナー領域を有効に活用することが可能になる。
また本発明により、評価対象となる半導体チップの設計サイズが変更されたとき、その半導体の特性を評価するための評価チップを設計しなおす必要がなく、サイズ変更後に適合した評価チップを得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。図5は、実施の第1形態において、ウエハ上に形成される評価チップ(TEGチップ)を示す。本実施の形態における評価チップ3は、ウエハ1上に形成された単位チップ2を2以上含む所定の形状でグループ化することによって形成される。単位チップ2は、ウエハ1上に、x方向とそれに直交するy方向の2方向に沿ってアレイ状に配置される。複数の単位チップ2のサイズは互いに等しいことが好ましい。以下の説明において、単位チップ2のx方向のサイズはa、y方向のサイズはbと表される。
a、bはそれぞれ、半導体チップがパッケージ化されたときの特性の評価を行うための評価チップの大きさの数分の1の大きさである。図5の例では、2行3列計6個の単位チップ2が1つの評価チップ3に対応する。即ち、評価チップ3のx方向のサイズをA、y方向のサイズをBとすると、A=3*a、B=2*bである。図6は、評価チップ3のサイズの他の例を示す。この例では、2行2列計4個の単位チップ2が1つの評価チップ3に対応する。即ち、評価チップ3のx方向のサイズをC、y方向のサイズをB(図5の例と同じ)とすると、C=2*a、B=2*bである。
各々の単位チップ2は、4つのコーナー領域を有する。コーナー領域とは、各々の単位チップ2の内部で中心から最も遠い位置の付近、すなわち、ウエハ表面上で四角形の領域を占める単位チップ2の4つの頂点に近い領域を示す。各々の単位チップ2に対して、少なくともいずれかのコーナー領域にTEGが形成される。好ましくは各々の単位チップ2の四隅にTEGが形成される。これらのTEGは、製品となる半導体チップの特性を検証するために、ある程度大きなサイズのセルアレイのトランジスタパターンや抵抗・容量パターンが組み込まれていることが望ましい。すなわち、複数の電極パッドとそれらの間に接続される半導体素子を含む回路が形成される程度の大きさであることが望ましい。
単位チップ2は、単独で組立及び評価可能である。すなわち、各々の単位チップ2を単独でダイシングして、所定の評価パッケージ等に実装し、その単位チップ2が備えるパッドを介して、その単位チップ2上に形成される評価素子(後述の評価素子5)の電気的特性等を評価することができる。
図7は、単位チップ2のコーナー領域を示す。各々の単位チップ2はスクライブ線7に囲まれている。コーナー領域4はスクライブ線7に隣接する。単位チップ2のコーナー領域4にはTEGが形成されている。図7にはTEGを構成する評価素子5が描かれている。このように評価素子5が形成された単位チップ2のコーナー領域4は、また評価チップ3のコーナー領域ともなる。
このような評価チップ3は、半導体装置の設計・製造において、次のように使用される。まず、半導体チップの設計が開始される。設計のある段階において、半導体チップのサイズの設計値が、図6の説明において使用したBとCを用いてC*B(x方向にC、y方向にB)で表されたとする。
この設計段階における半導体チップの特性を評価するためには、単位チップ2が形成されたウエハ1を、2行2列の単位チップ2を含む領域を単位としてダイシングすることにより、半導体チップと同サイズの評価チップ3を形成すればよい。
半導体チップのサイズは、必要に応じて設計変更されることがある。例えば、半導体チップのサイズの設計値が、C*Bから、図5の説明において使用したAとBを用いてA*Bに変更されたとする。
この場合、設計変更された後の半導体チップの特性を評価するためには、単位チップ2が形成されたウエハ1を、3行2列の単位チップ2を含む領域を単位としてダイシングすることにより、半導体チップと同サイズの評価チップ3を形成すればよい。
すなわち、評価チップ3のサイズは単位チップ2のサイズの整数倍で指定できるので、下記のXサイズおよびYサイズの組み合わせの範囲で評価チップ3のサイズを選択できる。
評価チップXサイズ=単位チップXサイズ×整数
評価チップYサイズ=単位チップYサイズ×整数
従って、評価チップ3を再設計すること無く、評価チップ3のサイズを変更できる。
評価チップXサイズ=単位チップXサイズ×整数
評価チップYサイズ=単位チップYサイズ×整数
従って、評価チップ3を再設計すること無く、評価チップ3のサイズを変更できる。
さらに、第1の縦横サイズの評価チップ3をウエハ1から切り出した後で、半導体チップの設計が変更されたとき、その設計変更に応じて、第2の縦横サイズの評価チップ3をそのウエハ1からさらに切り出すことにより、ひとつのウエハ1から異なるサイズの評価チップ3を形成することも可能である。
こうして形成された評価チップ3が評価対象のパッケージに載せられ、評価素子5を含むTEGにボンディング配線が接続されて、評価用パッケージが形成される。この評価用パッケージを用いて、さまざまな試験、たとえば温度サイクル試験が行われる。また、温度サイクル試験の前後に評価パターン(TEG)の電気的特性が測定され、温度サイクル試験前後の特性の差異が比較及び確認される。更に、温度サイクル試験後にパッケージを開封し、チップ表面の観察を行うことにより、パッシベーション膜のクラックや金属配線スライドの有無及びスライドの程度が確認される。
図8は実施の第2形態における単位チップ2のコーナー付近を、図9はその単位チップ2によって構成される評価チップ3の一部を示す。この実施の形態においては、実施の第1形態の構成に加えて、単位チップ2のコーナー領域4に隣接するウエハ1上に設定されるスクライブ線7(ダイシング工程においてスクライブが施されるための領域としてチップ間に設定される線)に評価素子6が形成される。この評価素子6は、耐熱応力性を評価するための評価パターンを構成する。この評価パターンとして、トランジスタや抵抗素子または金属配線が単位チップ2の中心に対して対称に配置される。もしくは、各々の単位チップ2の4コーナーの付近に配置される。図9には、一の評価チップ3に隣接する評価素子6と、ウエハ1上でそれに隣接する他の評価チップ3に隣接する評価素子6とが描かれている。評価素子6は、ある単位チップ2、その単位チップ2を囲むスクライブ線7、そのスクライブ線7を挟んでに配置された他の評価素子2に、一定の間隔で配置されていることが望ましい。
このような単位チップ2及び評価素子5、6が形成されたウエハ1が、実施の第1形態と同様に、製品となる半導体チップの設計寸法に合わせてダイシングされる。ダイシングによって切り出された評価チップ3は、その内側の単位チップ2の縁部に形成された評価素子5、6を有する。このダイシングされないスクライブ線7に形成されている評価素子5、6を用いて、隣接した素子間の特性ばらつきや特性ばらつきの差を評価することができる。また、温度サイクル試験を行って、このような位置の評価素子5、6を用いて温度サイクル試験前後の特性の差や特性ばらつきの差を評価することも可能である。
さらに、ダイシング後に、評価チップ3のコーナー領域に位置する評価素子5と、ダイシングされないスクライブ線7に位置する評価素子、たとえば評価素子5の中央付近に位置する単位チップ2の評価素子5、6との特性差を温度サイクル試験の前後で評価することにより、熱応力の分布に依存した特性変動を評価することができる。
なお、ここまでは熱応力評価を例として記載してきたが、本願発明の複数の単位チップ及びその単位チップに挟まれたスクライブで構成された評価用チップを応用すれば、様々な評価が可能となる。たとえば、評価チップを本チップに対して大きく作成する。そして、本チップの配線抵抗やTr特性のばらつきなどの面積依存を強く有する特性評価を加速的に実施することも可能となる。
1 ウエハ
2 単位チップ
3 評価チップ
4 コーナー領域
5 評価素子
6 評価素子
7 スクライブ線
101 金属配線
105 配線間隔
2 単位チップ
3 評価チップ
4 コーナー領域
5 評価素子
6 評価素子
7 スクライブ線
101 金属配線
105 配線間隔
Claims (11)
- ウエハ上にアレイ状に配置される複数の単位領域の各々のコーナー領域にテスト用回路を形成するステップと、
前記複数の単位領域を2以上含む所定の形状でグループ化したTEGチップ領域をダイシングすることによりTEGチップを形成するステップと、
前記TEGチップをパッケージに装着して温度サイクル試験を行うステップ
とを具備する半導体装置の耐熱応力評価方法。 - 請求項1に記載の半導体装置の耐熱応力評価方法であって、
更に、半導体チップの回路設計を行うステップと、
前記回路設計に応じて前記所定の形状を設定するステップ
とを具備する半導体装置の耐熱応力評価方法。 - 請求項1又は2に記載の半導体装置の耐熱応力評価方法であって、
前記テスト用回路は、前記複数の単位領域の各々の4隅に形成される
半導体装置の耐熱応力評価方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置の耐熱応力評価方法であって、
前記テスト用回路は、半導体素子と、第1のパッドと、前記半導体素子を介して前記第1のパッドに接続された第2のパッドとを含む
半導体装置の耐熱応力評価方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置の耐熱応力評価方法であって、
前記複数の単位領域はダイシングにおいてスクライブされるスクライブ領域によって互いに仕切られ、
更に、前記スクライブ領域にスクライブ領域テスト用回路を形成するステップと、
前記TEGチップをパッケージに装着して、ダイシングの後で残った前記スクライブ領域テスト用回路について温度サイクル試験を行うステップ
とを具備する半導体装置の耐熱応力評価方法。 - 基板と、
前記基板上に形成された複数の評価素子と、
前記基板上に形成され、それぞれに前記複数の評価素子のうちの第1評価素子が形成され、単独で組立及び評価可能な複数の単位チップと、
前記複数の単位チップの各々を囲み、前記複数の評価素子のうち前記第1評価素子と同じ構成を有する第2評価素子が形成されたスクライブ線
とを具備する半導体ウエハ。 - 請求項6に記載された半導体ウエハであって、
前記複数の単位チップから選択される複数の被選択単位チップが前記スクライブ線を介して隣接する第1単位チップと第2単位チップとそれらの間の前記スクライブ線に所定の方向に並んで配置された
半導体ウエハ。 - 請求項7に記載された半導体ウエハであって、
前記複数の評価素子は前記所定の方向に一定の間隔で配置された
半導体ウエハ。 - 前記複数の単位チップのサイズは互いに等しい
半導体ウエハ。 - 請求項6に記載された半導体ウエハを提供するステップと、
前記半導体ウエハをダイシングして前記複数の単位チップのうち2以上の単位チップからなる評価用チップを製造するステップと、
前記評価用チップを前記半導体パッケージに実装するステップ
とを具備する半導体の組み立て方法。 - 請求項10に記載された半導体の組み立て方法であって、
更に、前記評価用チップが形成された前記半導体ウエハをダイシングして、前記複数の単位チップのうち2以上であり前記評価用チップが含む前記単位チップの数とは異なる数の単位チップからなる他の評価用チップを製造するステップ
を具備する半導体の組み立て方法。
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