JP2008306744A - 動作データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが動作データの保存操作を実行しない場合でも編集された動作データの消失を防止する。
【解決手段】ディジタルミキサ100は、RAM3とSRAM11を備え、SRAM11は、完成したシーン(動作データ)を保存するオリジナル領域111と、一部編集したシーンを保存するシャドウ領域112と、シーン編集の際に使用するカレント領域114とを備える。RAM3の現在番号を保存する領域「c」に記憶されたカレント領域114のシーン番号とは異なるシーン番号がリコールされるときに、カレント領域114に記憶されたシーンが領域「c」のシーン番号のシャドウ領域112に自動保存される。各シーン番号のオリジナル領域111には、同じシーン番号のシャドウ領域112に保存されているシーンの編集前のオリジナルとなるシーンが保存されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数のシーンを記憶可能なディジタルミキサ等の電子機器、特に、動作データを処理する動作データ処理装置に関する。
従来より、複数のシーンやオートミキシングに利用される自動データ中のイベントであるシーン選択イベントを記憶するディジタルミキサが知られている。
上記シーンとは、ディジタルミキサの全設定内容(ないし一部の設定内容でもよい)のことであり、具体的には、入力パッチ設定、出力パッチ設定、各入力チャネルの設定、各出力チャネルの設定、各ステレオ出力チャネルの設定、モニタの設定、及び表示器の設定等の各設定内容である。用意した複数シーンの一つを選択してリコールすることにより、選択されたシーンの全設定内容を、ディジタルミキサの現在の設定内容とすることができる。また、シーンリコールのとき、全設定内容のうちの一部を選択的にディジタルミキサの現在の設定内容としないように制御することもできる。
また、上記自動データは、イベントとそのイベントのタイミングデータの組み合わせの複数を備えており、これらの組み合わせはイベントのタイミングが早いものから順番にメモリに記憶されている。自動データの再生処理では、タイミングデータの示すタイミングで、対応するイベントが再生される。例えば、フェーダ番号やフェーダ位置を示すフェーダの操作イベントが再生されると、ディジタルミキサのフェーダ番号の示すフェーダがフェーダ位置の示す位置に電動で移動するように制御される。
上記シーン選択イベントが再生されると、該シーン選択イベントの指定するシーンの設定がディジタルミキサ上に再現される。
このようなディジタルミキサでは、あるシーンの設定変更を行いたい場合に、まず、そのシーン番号を指定してシーンを呼び出し、それからミキサパネル上でいろいろな操作を行って、設定の変更を行った後、全設定を何れかのシーン番号を指定して保存する。
ここで、従来のディジタルミキサによるシーンの保存処理及び呼出処理について、図12を参照しながら説明する。
従来のデジタルミキサはRAMやCPUを備えており、このRAMは複数の作成されたシーンを保存するための複数のシーン保存領域と、現在のディジタルミキサの動作を制御しているシーンを保存するカレント領域と、シーンに関する直前の操作を取り消すことを可能にするためのアンドゥ領域とを備えている。
この従来のデジタルミキサに対して、ユーザが1つのシーン番号を指定してシーンの保存、即ち、ストアの指示を入力すると、CPUは指定されたシーン保存領域に保存されているシーンをアンドゥ領域にコピーし、その後、カレント領域に保存されているシーンを指定されたシーン保存領域にコピーする。なお、アンドゥ領域へのストア指示はできない。
また、ユーザが1つのシーン番号を指定してシーンの呼出、即ち、リコールを指示入力すると、CPUはカレント領域に保存されているシーンをアンドゥ領域にコピーし、その後、指定されたシーン保存領域に保存されているシーンをカレント領域にコピーする。
ユーザがアンドゥを指示入力すると、直前の操作でアンドゥ領域にコピーされたシーンは元の領域に戻され、ストアやリコールで行われた処理と逆の処理が実行される。
また、従来より、複数の音色データを備えると共に、曲データ中にこれら音色データを選択し、切り替えるイベント、即ち音色選択イベントを備える電子楽器が知られている(下記非特許文献1)。
「DIGITAL MIXING CONSOLE O2R 取扱説明書」ヤマハ株式会社、2000年4月作成、p79〜81(参考〔平成20年6月27日検索〕、インターネット<URL:http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/02RJ.pdf>)
しかしながら、上記従来のディジタルミキサでは、ユーザが保存操作をせずにシーンを切り替えてしまうと、変更の行なわれたカレント領域の設定内容が失われてしまうという問題がある。この問題を解決するために、変更直前の設定内容を記憶するアンドゥバッファを備えるディジタルミキサもあるが、アンドゥの回数は有限である。特に、ディジタルミキサにおいて、複数のシーンを順番に読み出す自動データが組まれている場合には、1シーン毎に保存操作が必要であるため、途中のシーンを保存し忘れすれてしまうという操作ミスが発生しやすく、結果として変更後の設定内容が失われてしまうという問題がある。
また、コンサートや演劇等では、同じ演目を複数の日にわたって上演することや別の会場で同じ演目を上演することがあるが、ある時にディジタルミキサで一度完成した設定内容(以下「オリジナルの設定内容」という)をそのときの会場や出演者に合わせて微調整することが通常行われるため、この微調整が繰り返された後にオリジナルの設定内容に再度設定内容を戻すことは、煩雑な設定作業を強いられることになるという問題がある。
さらに、上記従来の音色選択イベントを備える電子楽器では、例えば、ある音色データを呼び出して編集し、編集後の音色データを保存せずに次の音色データを呼び出すと、編集後の音色データが失われてしまうという問題がある。即ち、上記従来のディジタルミキサと同様に変更後の設定内容が失われてしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザが動作データの保存操作を実行しない場合でも編集された動作データの消失を防止することができる動作データ処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の動作データ処理装置は、パネル操作子と、当該動作データ処理装置の動作を制御するためのn個の動作データを記憶するシャドウ記憶手段と、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データにそれぞれ対応するn個のオリジナル動作データを記憶するオリジナル記憶手段と、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データから選択された1つの動作データを初期データとする、当該動作データ処理装置の現時点での動作制御を行うためのカレント動作データを記憶するカレント記憶手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データの内容を変更するとともに、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データに対応する前記シャドウ記憶手段に記憶された動作データの内容を変更する変更手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データのうちの1つを選択し、該選択された動作データを前記カレント動作データとして前記カレント記憶手段に書き込むシャドウリコール手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記オリジナル記憶手段に記憶されたn個のオリジナル動作データのうちの1つを選択し、該選択された動作データを前記カレント動作データとして前記カレント記憶手段に書き込むオリジナルリコール手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、それぞれ1つの動作データが記憶される記憶エリアであって、前記オリジナル記憶手段のうちの1つの記憶エリア、及び、前記シャドウ記憶手段のうちの前記オリジナル記憶手段の前記選択された記憶エリアに対応する1つの記憶エリアを選択し、前記カレント記憶手段に記憶された前記カレント動作データを、前記それぞれ選択した前記オリジナル記憶手段の前記記憶エリア及び前記シャドウ記憶手段の前記記憶エリアに保存する保存手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8記載の動作データ処理装置は、パネル操作子と、n個の動作データとそれに対応するn個のオリジナル動作データとを記憶する記憶手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記記憶手段に記憶された前記n個の動作データの1つをカレント動作データとして選択する第1の選択手段と、前記カレント動作データに基づいて当該動作データ処理装置を制御する制御手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記カレント動作データの内容を変更する変更手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記カレント動作データとして選択された動作データを、前記記憶手段における、対応するオリジナル動作データの記憶エリアにコピーする保存手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記記憶手段に記憶された前記n個のオリジナル動作データの1つを前記カレント動作データとして選択する第2の選択手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項17記載の動作データ処理装置は、n個の動作データを記憶するシャドウ記憶手段と、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データにそれぞれ対応するn個のオリジナル動作データを記憶するオリジナル記憶手段と、1つのカレント動作データを記憶するカレント記憶手段と、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データのうちの1つ、または、前記オリジナル記憶手段に記憶されたn個のオリジナル動作データのうちの1つを、前記カレント記憶手段に保存される前記1つのカレント動作データとして選択する選択手段と、前記カレント記憶手段に記憶された前記カレント動作データに基づいて当該動作データ処理装置を制御する制御手段と、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データの内容を変更するとともに、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データのうち、前記選択手段により選択された動作データに対応する動作データの内容を変更する変更手段と、前記オリジナル記憶手段のうちの1つの記憶エリア及び該記憶エリアに対応する前記シャドウ記憶手段のうちの1つの記憶エリアを選択し、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データを、前記オリジナル記憶手段のうちの前記選択された記憶エリア及び前記シャドウ記憶手段のうちの前記選択された記憶エリアに保存する保存手段とを備えることを特徴とする。
請求項1によれば、ユーザが動作データの保存操作を実行しない場合でも編集された動作データの消失を防止することができる。特に、カレント記憶手段において編集された動作データが対応するシャドウ記憶手段に自動保存される一方、編集される前のオリジナル動作データもオリジナル記憶手段に保存されているため、ユーザがいちいち保存操作を行わなくてもカレントで編集された動作データが失われず、かつ、その編集された動作データを所望の時点でオリジナルの動作データに戻すことができる。
請求項8によれば、例えば、n個の動作データはそれぞれ独立した領域に記憶され、ユーザ操作による選択された動作データが変更されたものは、ストア操作されずに別の動作データが選択されても、各独立した領域に記憶されたままとなる。また、n個の動作データにそれぞれ対応してオリジナル動作データが保存されており、所望の時点で該動作データをオリジナル動作データに戻すことができる。よって、ユーザが動作データの保存操作を実行しない場合でも編集された動作データの消失を防止することができる。
請求項17によれば、ユーザが動作データの保存操作を実行しない場合でも編集された動作データの消失を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る動作データ処理装置はディジタルミキサや電子楽器等が考えられるが、以下、該動作データ処理装置がディジタルミキサであるとして本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る動作データ処理装置である電子機器、即ちディジタルミキサの概略構成を示す図である。
同図において、ディジタルミキサ100は、ディジタルミキサ100の全体の動作を制御すると共に、ミキシング操作に応じてミキシング制御信号を生成するCPU1と、CPU1が実行するミキシング制御プログラム等の動作ソフトウェアが格納されている書き換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ2と、CPU1のワークエリアや各種データ等が記憶されるRAM(Random Access Memory)3とを備えている。このように、フラッシュメモリ2にディジタルミキサ100用の動作ソフトウェアを格納するので、この動作ソフトウェアをバージョンアップする場合は、フラッシュメモリ2内の動作ソフトウェアを書き換えればよいことになる。また、ディジタルミキサ100は、図示しないコンピュータやハードディスク等の外部記憶装置を接続する接続端子、制御信号入力端子及びタイムコード端子の役割を果たす外部機器接続用インターフェース(I/F)4と、アナログオーディオ信号の入出力及びディジタルオーディオ信号の入出力を行う波形データインタフェース(I/F)5と、多数のDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)を用いて構成され、CPU1の制御の下で波形データI/F5から入力された信号のミキシング処理を行い、該ミキシング処理後の信号を波形データI/F5に出力する信号処理部6とを備えている。
さらに、ディジタルミキサ100は、ミキシングの各過程におけるディジタル信号のレベルをバーグラフ状に表示することができると共に、パネル操作子9を操作して変更したパラメータに合わせて画面を自動的に切り換えて表示することができる液晶の表示器7と、信号処理部6内のミキシングバスへ送り出される信号のレベルや、ミキシングされた信号の出力レベルを調整するフェーダ8と、各信号のイコライジング特性やパン特性等を操作したりシーンの切換を行うための多数の操作子であるパネル操作子9と、各ブロック間でデータをやりとりするための共通路であるバス10と、ディジタルミキサのシーン等のデータを保存する不揮発の(バッテリバックアップされた)SRAM11とを備えている。
フェーダ8は手動又は電動により調整することができ、読み出されたシーンやMIDIメッセージ中のベロシティによりレベルを設定する場合は電動とされ、設定されるレベルに応じてフェーダ8が駆動されて自動的に摘みが移動してレベルが設定される。
SRAM11は、図2に示すように、シーン番号に対応付けられており、ある時に一度完成した複数のシーンを保存するオリジナル領域111と、このオリジナル領域111と同様にシーン番号に対応付けられており、一部編集した複数のシーンを保存するシャドウ領域112と、シーンに関する直前の操作を取り消すためのシーンを保存するアンドゥ領域113と、現在のディジタルミキサの操作を制御しているシーンを保存するカレント領域114とを備えている。
オリジナル領域111及びシャドウ領域112は、それぞれ複数のシーンを保存するために、複数の領域に区分けされており、アンドゥ領域113は後述するアンドゥ処理を実行したときに、オリジナル領域111に保存されているシーンとシャドウ領域112に保存されているシーンとを元に戻すことができるようにするため、それぞれのシーンを別々に保存するオリジナル用の領域とシャドウ用領域の2つの領域を備えている。
図1に戻り、外部機器接続用I/F4には、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、MO等の外部記憶装置が接続でき、この外部記憶装置が接続されたときは、SRAM11のオリジナル領域111とシャドウ領域112とに保存される複数のシーンを当該外部記憶装置にファイルとして保存することが可能であり、実際にシーンを保存する際にはオリジナル領域111とシャドウ領域112とにそれぞれ保存されているシーンを一括して保存する。例えば#01番目のオリジナル領域111に保存されているシーンAと#01番目のシャドウ領域112に保存されているシーンBとは一括して外部記憶装置に保存されている。
図3は、図1における表示器7及びパネル操作子9の各一部を模式的に示す図である。
パネル操作子9は、シーンをSRAM11のオリジナル領域111に保存する指示を入力するためのSTOREボタン91と、オリジナル領域111又はシャドウ領域112に保存されたシーンを呼び出す指示を入力するためのRECALLボタン94と、表示器に表示されているシーン番号を増減する指示を入力するためのUPボタン92及びDOWNボタン93と、アンドゥ指示を入力するためのUNDOボタン95と、SRAM11のシャドウ領域112の使用のオン/オフ等を設定するSETUPボタン96とを備えている。
表示器7は、UPボタン93で増減されるシーン番号を表示すると共に、カレント領域114に保存されている現在のシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとに差異が生じた場合に点灯するEDITマークを表示する。
ユーザがSETUPボタン96を押下すると、表示器7には複数のメニューが表示され、このうち、PREFERENCEメニュー内で、SRAM11のシャドウ領域112を使用するか否かを択一的に切り替えることができる。シャドウ領域112を使用しない場合には、ディジタルミキサ100は従来のディジタルミキサと同様の処理動作を行う。すなわち、ユーザが従来行なわれていたシーンの動作を望む場合は、シャドウ領域を使用しない設定(ストアするまで保存されない)とすることができる。また、Automixのレコーディング中にシャドウ領域が使用されていると、操作の記録のためにユーザがフェーダ等を操作してシーンの異番リコールしたときに、異番リコール直前にカレント領域に記憶されていたシーンが、異番リコール前に指定されていたシーン番号のシャドウ領域112に保存されてしまう。Automixの再生中も同様に、フェーダ移動が再生された後にシーンリコールが再生されると、そのフェーダ移動後のカレント領域のシーンがリコール前に指定されていたシーン番号のシャドウ領域に保存されてしまう。このような不都合を防ぐため、Automixの記録ないし再生動作中は、自動的にシャドウ領域112が使用されない設定となる。
ユーザがUPボタン92ないしDOWNボタン93により所望のシーン番号を選択しSTOREボタン91を操作することにより、CPU1は、カレント領域114に記憶されたシーンを選択されたシーン番号のオリジナル領域111へ保存する(ストア)処理を実行する。また、ユーザがUPボタン92ないしDOWNボタン93により所望のシーン番号を選択しRECALLボタン94を操作することにより、CPU1は、選択されたシーン番号のオリジナル領域に記憶されたシーンをカレント領域へ呼び出す(リコール)処理を実行する。このストア処理とリコール処理について、図4〜図9を参照しながら説明する。
以下の説明においては、ユーザが編集したシーンを保存する場合を「ストアの場合」といい、保存されたシーンを呼び出す場合を「リコールの場合」という。さらに、あるシーン番号、例えば#01番目のリコール(ないしストア)を行なった後に、フェーダ等でカレント領域の編集を行なった行なわないに関わらず、同一シーン番号、即ち#01番目のオリジナル領域111へのストアを行なうことを「同番ストア」といい、あるシーン番号、例えば♯01番目のリコール(ないしストア)を行なった後に、異シーン番号、例えば#02番目のストアを行なうことを「異番ストア」という。また、あるシーン番号、例えば#01番目のリコール(ないしストア)を行なった後に、同一シーン番号、即ち#01♯目のリコールを行なうことを「同番リコール」といい、あるシーン番号、例えば#01番目のリコール(ないしストア)を行なった後に、異シーン番号、例えば#02番目のリコールを行なうことを「異番リコール」という。
図4(A)は、#01番目をストア先として同番ストアが実行されたとき、シーンがどの領域からどの領域へコピーされるかを示す図であり、図4(B)は、♯01番目がカレントの状態で#2番目をストア先として異番ストアが実行されたとき、シーンがどの領域からどの領域へコピーされるかを示す図である。
これらの図において、実線の矢印は、ストアの指示がCPU1に入力された場合に、シーンがどの領域からどの領域へコピーされるかを示し、番号はそのコピー処理の順番を示す。また、点線の矢印は、アンドゥの指示がCPU1に入力された場合に、シーンがどの領域からどの領域へコピーされるかを示し、番号はそのコピー処理の順番を示す。
図4(A)及び図4(B)に示すように、同番ストア及び異番ストアのいずれのストアを実行した場合においても、オリジナル領域111及びシャドウ領域112のそれぞれにカレント領域114に保存されているシーンが保存される。
図5(A)は、#01番目がカレントで、カレント領域114と#01番目のオリジナル領域111のシーンが互いに異なっている状態(EDITマーク点灯)で、#01番目からの同番リコールが実行されたときに、シーンがどの領域からどの領域へコピーされるかを示す図であり、図5(B)は、#01番目がカレントで、カレント領域114と#01番目のオリジナル領域111のシーンが同一である状態(EDITマーク消灯)で、#01番目からの同番リコールが実行されたときに、シーンがどの領域からどの領域ヘコピーされるかを示す図であり、図5(C)は、#01番目がカレントで、#2番目からの異番リコールが実行されたときに、シーンがどの領域からどの領域ヘコピーされるかを示す図である。
これらの図において、実線の矢印は、リコールの指示がCPU1に入力された場合にシーンがどの領域からどの領域ヘコピーされるかを示し、番号はそのコピー処理の順番を示す。
図5(A)に示すように、カレント領域114とオリジナル領域111とに保存されているシーンが互いに異なる場合には、当該同番リコールによりオリジナル領域111に保存されているシーンがカレント領域114に保存され、再度、同番リコールを実行した場合には、カレント領域114に保存されているシーンとオリジナル領域111に保存されているシーンとが同一であるため、図5(B)に示すように、シャドウ領域112に保存されているシーンがカレント領域114に保存される。さらに、同番リコールを実行した場合には、カレント領域114とオリジナル領域111とに保存されているシーンが互いに異なるため、図5(A)に示すように、オリジナル領域111に保存されているシーンがカレント領域114に保存される。従って、カレント領域114とオリジナル領域111とに保存されているシーンが互いに異なる場合に、同番リコールを繰り返すと、オリジナル領域111に保存されているシーンとシャドウ領域112に保存されているシーンとが交互にカレント領域114に保存される、即ち、オリジナル領域111に保存されているシーンとシャドウ領域112に保存されているシーンとを交互にカレント領域114に呼び出すことが可能である。オリジナル領域111とシャドウ領域112のシーンが互いに異なっていれば、オリジナル領域111のシーンがカレント領域114に呼び出されたときEDITマークが消灯し、シャドウ領域112のシーンがカレント領域114に呼び出されたときEDITマークが点灯する。従って、EDITマークを見ることにより、オリジナル領域とカレント領域のシーンが同じか否かを確認でき、また、それが異なっている場合には、オリジナル領域とカレント領域の何れのシーンがカレント領域に呼び出されているかを確認できる。
なお、オリジナル領域とシャドウ領域のシーンが同じであるシーン番号について同番リコールが行なわれた場合、当該リコールの前後でカレント領域、シャドウ領域、オリジナル領域の各シーンは変化しない。その場合、図5(A)や図5(B)に示されるコピー処理を行なっても行なわなくても同じなのでコピー処理を省略してもよい。また、図5(A)〜(C)において、シャドウ用のアンドゥ領域にコピーされているシーンと全く同じシーンが該シャドウ用のアンドゥ領域以外の領域(シャドウ領域111ないしオリジナル領域112)に残っているので、該アンドゥ領域へのコピー処理を省略し、その残っているシーンをアンドゥ領域のシーンの代わりにアンドゥ処理に使用するようにしてもよい。
次に、同番ストア又は異番ストアを実行したときに、CPU1が実行するデータ保存処理を図6のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ユーザがパネル操作子9を操作して、カレント領域114で編集されたシーンの保存先を示す保存先番号を表示器7に入力して、STOREボタン91を押下すると、RAM3の保存先番号を保存する領域「s」に保存先番号がセットされる(ステップS1)。ここで、保存先番号とは、シーンを保存するオリジナル領域111及びシャドウ領域112のシーン番号、例えば、#01番目、#02番目等を示すものである。
次いで、ステップS1で入力された保存先番号に対応する、オリジナル領域111に保存されたシーンをアンドゥ領域113のオリジナル用の領域に、且つシャドウ領域112に保存されたシーンをアンドゥ領域113のシャドウ用の領域に保存する(ステップS2)。ここで、フローチャートに表示されている「DMo(s)」は保存先番号に対応するオリジナル領域111を示し、「DMs(s)」は保存先番号に対応するシャドウ領域112を示す。このステップS2の処理は、図4(A)及び(B)の実線(1)で示される処理に相当する。
次に、カレント領域114に保存されている現在のディジタルミキサの動作を制御しているシーンを保存先番号に対応するオリジナル領域111と、保存先番号に対応するシャドウ領域112と、現在番号に対応するシャドウ領域112とに保存する(ステップS3)。ここで、フローチャートに表示されている「c」はRAM3の現在番号を保存する領域を示す。現在番号とは、カレント領域114に対応するオリジナル領域111及びシャドウ領域112のシーン番号を示すものである。従って、例えば、現在編集中のシーンが#01番目のオリジナル領域111及びシャドウ領域112に対応するものであれば、現在番号は#01となる。また、フローチャートに表示されている「DMs(c)」は現在番号に対応するシャドウ領域112を示す。
また、同番ストアが実行されたときには、ステップS3の処理では、保存先番号と現在番号は同一なので、カレント領域114に保存されている編集後のシーンは保存先番号に対応するオリジナル領域111及び保存先番号に対応するシャドウ領域112にのみ保存される。このステップS3の処理は、図4(A)及び(B)の実線(2)で示される処理に相当する。
最後に、RAM3の1つ前の古くなった現在番号を保存する領域「co」に現在番号を保存し(co←c)、保存先番号と同一の番号を現在番号にして(c←s)、エディットフラグを0にセットし(EF←0)(ステップS4)、本処理を終了する。
領域「co」に現在番号を保存するのは、保存しないと直前の現在番号が不明になり、アンドゥ処理が実行できなくなるためである。また、保存先番号を現在番号に代入しているのは、ストアの操作に応じた保存処理後に、そのときの保存先番号を現在番号とするのが(シーンリコールとの整合がとれ)ユーザに理解されよいからである。なお、この代入を行なわず、保存処理後も、その前の現在番号を継続するようにしてもよい。エディットフラグは、EDITマークの表示のために使用されるもので、カレント領域114に保存されている現在編集中のシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとに差異が生じた場合には1がセットされ、同一の場合には0がセットされる。
次に、同番リコール又は異番リコールを実行したときに、CPU1が実行するデータ呼出処理を図7のフローチャートを参照しながら説明する。
このデータ呼出処理は、大きく分けて、(1)異番リコールを実行したときのデータ呼出処理(ステップS13〜S15)、(2)カレント領域114に保存されたシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとが同一であり、且つ同番リコールを実行したときのデータ呼出処理(ステップS17〜S19)、及び(3)カレント領域114に保存されたシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとが異なり、且つ同番リコールを実行したときのデータ呼出処理(ステップS20〜S22)の計3つの処理からなる。
以下、これらの処理を具体的に説明する。
まず、ユーザがUPボタン92及びDOWNボタン93を操作して表示器7に所望のシーン番号を表示させ、RECALLボタン94を押下すると、RAM3の呼出番号を保存する領域「r」にそのシーン番号が呼出番号としてセットされる(ステップS11)。ここで、呼出番号とは、ユーザが呼び出そうとするシーンを保存するオリジナル領域111及びシャドウ領域112のシーン番号、例えば、#01番目、#02番目等を示すものである。
次に、ステップS11でセットされた呼出番号が現在番号と一致するか否かを判別する(ステップS12)。ここでは、同番リコールであるか否かを判別している。
(1)異番リコールを実行したときのデータ呼出処理(ステップS13〜S15)
ステップS12において、呼出番号が現在番号と一致しない場合、即ち異番リコールの場合には、カレント領域114に保存されているシーンを現在番号に対応するシャドウ領域112と、アンドゥ領域113のシャドウ用の領域とに保存する(ステップS13)。このステップS13の処理は、図5(C)の実線(1)で示される処理に相当する。
次いで、呼出番号に対応するシャドウ領域112に保存されているシーンをカレント領域114に保存する(ステップS14)。このステップS14の処理は、図5(C)の実線(2)で示される処理に相当する。
最後に、RAM3の1つ前の古くなった現在番号を保存する領域「co」に現在番号を保存し(co←c)、呼出番号と同一の番号を現在番号にして(c←r)、カレント領域114に保存されたシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとが同一の場合には、エディットフラグを0にセットし(EF←0)、差異が生じた場合には、エディットフラグを1にセットし(EF←1)(ステップS15)、本処理を終了する。
(2)カレント領域114に保存されたシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとが同一であり、且つ同番リコールを実行したときのデータ呼出処理(ステップS17〜S19)
上記ステップS12の判別の結果、呼出番号が現在番号と一致する場合、即ち同番リコールの場合には、エディットフラグに1がセットされているか否かを判別する(ステップS16)。
上記ステップS16の判別の結果、エディットフラグに1がセットされていない場合、即ち、エディットフラグに0がセットされている場合には、カレント領域114に保存されたシーンをアンドゥ領域113のシャドウ用の領域に保存する(ステップS17)。このステップS17の処理は、図5(B)の実線(1)で示される処理に相当する。
次いで、現在番号に対応するシャドウ領域112に保存されているシーンをカレント領域114に保存する(ステップS18)。このステップS18の処理は、図5(B)の実線(2)で示される処理に相当する。
最後に、カレント領域114に保存されたシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとが同一の場合には、エディットフラグを0にセットし(EF←0)、差異が生じた場合には、エディットフラグを1にセットし(EF←1)(ステップS19)、本処理を終了する。
(3)カレント領域114に保存されたシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとが異なり、且つ同番リコールを実行したときのデータ呼出処理(ステップS20〜S22)
上記ステップS16の判別の結果、エディットフラグに1がセットされている場合には、カレント領域114に保存されているシーンを現在番号に対応するシャドウ領域112と、アンドゥ領域113のシャドウ用の領域とに保存する(ステップS20)。このステップS20の処理は、図5(A)の実線(1)で示される処理に相当する。
次いで、現在番号に対応するオリジナル領域111に保存されているシーンをカレント領域114に保存する(ステップS21)。このステップS20の処理は、図5(A)の実線(2)で示される処理に相当する。
最後に、カレント領域114に保存されたシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとが同一であるので、エディットフラグを0にセットし(EF←0)(ステップS22)、本処理を終了する。
次に、ユーザがフェーダ8やパネル操作子9を操作してシーンを構成するパラメータの値を変更したときに、CPU1が実行する設定値変更処理について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ユーザがフェーダ8やパネル操作子9を操作してシーンを構成するパラメータの値を変更する操作を行なったときは、CPU1はRAM3のパラメータ番号を保存する領域「p」に操作されたフェーダ8ないしパネル操作子9に対応したパラメータの番号をセットすると共に同フェーダ8ないしパネル操作子9の出力値をRAM3の領域「buf」にセットする(ステップS31)。
次いで、CPU1はカレント領域114に保存されているシーンを構成するパラメータの値であって、ステップS31で領域「p」にセットされたパラメータ番号に対応するパラメータの値をステップS31で領域「buf」にセットされた値に変更する(ステップS32)。
最後に、CPU1はエディットフラグを1にセットし(EF←1)(ステップS33)、本処理を終了する。
次に、ユーザがパネル操作子9のUNDOボタン95を押下したときに、CPU1が実行するアンドゥ処理について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、アンドゥ処理では、直前に行なわれた操作がデータ保存処理か、同番リコールのデータ呼出処理か又は異番リコールのデータ呼出処理であるか否かを判別する(ステップS41)。この判別のためには、例えば、過去に行なわれた操作の履歴を保存するようにすればよい。
ステップS41の判別の結果、直前の処理がデータ保存処理である場合には、現在番号に対応するシャドウ領域112に保存されているシーンをカレント領域114に保存する(ステップS42)。
次いで、アンドゥ領域113のシャドウ用の領域に保存されているシーンを現在番号に対応するシャドウ領域112及び現在番号に対応するオリジナル領域111に保存コピーする(ステップS43)。
最後に、領域「co」に保存されていた番号を領域「c」にセットする。即ち、1つ前の古くなった現在番号を新しい現在番号としてセットする。さらに、カレント領域114に保存されたシーンと、対応するオリジナル領域111に保存されているシーンとが同一の場合には、エディットフラグを0にセットし(EF←0)、差異が生じた場合には、エディットフラグを1にセットし(EF←1)(ステップS44)、本処理を終了する。
次に、上記ステップS41の判別の結果、直前の処理が同番リコールのデータ呼出処理の場合には、呼出番号に領域「c」の現在番号をセットし、図7のデータ呼出処理を実行して(ステップS45)、本処理を終了する。ここで、アンドゥ処理として呼出番号に現在番号をセットし、図7のデータ呼出処理を実行するのは、現在番号に対応するシャドウ領域112に保存されたシーンをカレント領域114に保存すればアンドゥの目的は達成されるからである。
最後に、上記ステップS41の判別の結果、直前の処理が異番リコールのデータ呼出処理の場合には、呼出番号に領域「co」に記憶された1つ前の古くなった現在番号をセットし、図7のデータ呼出処理を実行して(ステップS46)、本処理を終了する。ここで、アンドゥ処理として呼出番号に1つ前の古くなった現在番号をセットし、図7のデータ呼出処理を実行するのは、1つ前の古くなった現在番号に対応するシャドウ領域112に保存されたシーンをカレント領域114に保存すればアンドゥの目的は達成されるからである。
上述したように、本実施の形態によれば、領域「c」に記憶されたカレント領域114のシーン番号とは異なるシーン番号がリコールされるときに、該カレント領域114に記憶されたシーンが該領域「c」のシーン番号のシャドウ領域112に自動保存されるので、カレント領域において編集が行なわれていたとしても、その編集されたシーンの消失を防ぐことができる。また、各シーン番号のオリジナル領域111には、同じシーン番号のシャドウ領域112に保存されているシーンの編集前のオリジナルとなるシーンが保存されているため、ユーザは、各シーン番号のシャドウ領域に記憶されているシーンをそのオリジナルのシーンに戻すことができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る動作データ処理装置である電子機器は、カレント領域114を備えていない点で本発明の第1の実施の形態に係る電子機器と異なり、その他の構成は同様であるので、その説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る電子機器では、シーンを編集するためのカレント領域114の代わりに、カレントポインタを使用し、このカレントポインタが差し示すオリジナル領域111又はシャドウ領域112を現在のディジタルミキサの動作を制御しているシーンを保存するカレント領域とする。これにより、カレント領域114に保存されているシーンをオリジナル領域111又はシャドウ領域112にコピーする処理やオリジナル領域111又はシャドウ領域112に保存されているシーンをカレント領域114にコピーする処理がなくなり、シーンのデータとしてのコピー処理が少なくなるため、処理の迅速化を図ることができる。また、SRAM11のカレント領域114を他の領域に割り当てることが可能になる。
但し、オリジナル領域111はシーンの編集を行う領域ではないため、オリジナル領域111がカレント領域としてカレントポインタに指示されている時に、フェーダ8やパネル操作子9が操作された場合には、オリジナル領域111に保存されているシーンをシャドウ領域112にコピーし、このシャドウ領域112においてシーンの編集を行なうようにする。これは、当該シーン番号のシャドウ領域112のシーンが一旦オリジナル領域111のシーンに果された後、編集が行なわれたことに相当する。
図10(A)は、同番ストアが実行されたときに、各領域に保存されているシーンがどこの領域に保存されるかを示す図であり、図10(B)は、異番ストアが実行されたときに、各領域に保存されているシーンがどこの領域に保存されるかを示す図である。
これらの図において、太実線は処理後のカレント領域を示し、破線は処理前のカレント領域を示す。
図10(A)に示すように、同番ストアが実行されたときには、指定されたシーン番号(現在番号に同じ)のオリジナル領域111に保存されているシーンがアンドゥ領域113に保存され、その後、同シーン番号のシャドウ領域112に保存されているシーンが同オリジナル領域111に保存される。アンドゥが実行されたときは、カレントポインタの示す現在番号のオリジナル領域111に記憶されているシーンが現在番号のシャドウ領域に保存され、アンドゥ領域113に保存されているシーンがオリジナル領域111に保存される。なお、現在番号のオリジナル領域とシャドウ領域のシーンは同じなので、前者の処理(オリジナル領域からシャドウ領域へのコピー)は行わなくてもよい。当該同番ストア処理の前後で、カレントポインタの示す位置及び現在番号の値は変化しない。
図10(B)に示すように、異番ストアが実行されたときには、保存先番号の示す保存先のオリジナル領域111及びシャドウ領域112に保存されているシーンがアンドゥ領域113に保存され、その後、現在番号の示す保存元のシャドウ領域112に保存され、カレントポインタが保存元のシャドウ領域から保存先のシャドウ領域へ移されるとともに保存先番号が新たな現在番号とされる。アンドゥが実行されたときには、保存先のオリジナル領域111に保存されているシーンが保存元のシャドウ領域112に保存され、アンドゥ領域113に保存されているシーンが保存先のオリジナル領域111に保存された後、カレントポインタが異番ストアの保存元のシャドウ領域へ移されるとともに現在番号が保存元のシーン番号に変更される。
図11(A)は、シャドウ領域112がカレントポインタに指示されているときには、同番リコールの実行後は、オリジナル領域111がカレントポインタに指示されることを示す。
図11(B)はオリジナル領域111がカレントポインタに指示されている場合に、オリジナルに保存されているシーンの編集が行われるときには、オリジナル領域111に保存されているシーンがシャドウ領域112にコピーされ、このシャドウ領域112がカレントポインタに指示され、このシャドウ領域112に保存されているシーンが編集されることを示す。
図11(C)は、オリジナル領域111がカレントポインタに指示されているときには、同番リコールの実行後は、シャドウ領域112がカレントポインタに指示されることを示す。
図11(D)は、シャドウ領域112がカレントポインタに指示されているときには、異番リコールの実行後は、呼出番号に相当するシャドウ領域112がカレントポインタに指示されることを示す。
図11(E)は、オリジナル領域111がカレントポインタに指示されているときには、異番リコールの実行後は、呼出番号に相当するシャドウ領域112がカレントポインタに指示されることを示す。
図11(A)〜(E)に示すように、リコールのときには、特に、カレントポインタの移動のみで、シーンのデータとしてのコピーが少なくなるため、処理の迅速化を図ることができる。
上述したように、本実施の形態によれば、同番リコールや異番リコールのときには、カレントポインタの移動のみで、上記第1の実施の形態と比べ、シーンのデータとしてのコピーが少なくなるため、処理の迅速化を図ることができる。また、カレントポインタを用いることで、SRAM11のカレント領域114を他の領域に割り当てることが可能になる。
本実施の形態では、カレントポインタでオリジナル領域111又はシャドウ領域112を指示したが、カレントポインタがシャドウ領域112のみを指示するように固定して、オリジナル領域111に保存されているシーンのリコールでは、特別の指示をパネル操作子9よりCPU1に指示し、シャドウ領域112に保存されているシーンをアンドゥ領域113に保存し、オリジナル領域111に保存されているシーンをシャドウ領域112に保存するようにしてもよい。
また、シャドウ領域112に保存されているシーンの全てを、それぞれのシーンに対応するオリジナル領域111に一括して保存する一括保存スイッチをパネル操作子9に設けてもよい。このスイッチを設けることで、例えば、ストアを1回も実行せずに、シャドウ領域112に複数の新たなシーンを作り上げ、最終的に該スイッチを押下して、この複数の新たなシーンをオリジナル領域111に一括して保存することが可能になる。
また、第1及び第2の実施の形態におけるアンドゥ領域113はシャドウ用の領域及びオリジナル用の領域を備えるものが1つであったが、SRAM11が複数個のアンドゥ領域113を備えるようにして、複数回のアンドゥを実行できるようにしてもよい。
さらに、第1及び第2の実施の形態では、同番リコールを繰り返すことで、そのシーン番号のシャドウ領域112とオリジナル領域111を交互に呼び出すことができ、それがオリジナル領域のシーンを呼び出すための方法となっていたが、それに加えて、又は、その代わりに、オリジナル領域111に保存されているシーンを直接呼び出すためのスイッチをパネル操作子9に設けてもよい。同番リコールによりオリジナル領域が呼び出されないようにする場合は、同番リコールによってカレント領域のシーンが変化しないので、シャドウ領域への保存も必要がない。
本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、コンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
シーンリコール時にカレント領域のシーンをシャドウ領域に保存するようになっていたが、そのようにする代わりにフェーダ8やパネル操作子9の操作時にカレント領域のシーンを変更するとともにシャドウ領域のシーンを変更するようにしてもよい。その際、カレント領域は直ちに変更する必要があるが、シャドウ領域の変更は多少遅れても問題ない。
同番リコールのとき、オリジナル領域とシャドウ領域のシーンが交互にリコールされるようになっているが、呼出操作が必ずしも同番リコールである必要はなく、また、必ずしも交互のリコールである必要もない。
本発明は、ディジタルミキサのシーンに限らず、楽音生成装置の音色データ、波形データ、自動演奏装置の自動演奏データ、自動伴奏データ、レジストレーション、エフェクタの効果制御データ、映像機器の画色データなど、様々な電子機器の様々な種類のデータについて適応可能である。本発明において動作データとはこのようなデータを意味する。
本発明の第1の実施の形態に係る動作データ処理装置である電子機器、即ちディジタルミキサの概略構成を示す図である。 図1におけるSRAM11の概略構成を示す図である。 図1における表示器7及びパネル操作子9の各一部を模式的に示す図である。 (A)は、#01番目をストア先として同番ストアが実行されたとき、シーンがどの領域からどの領域へコピーされるかを示す図であり、(B)は、♯01番目がカレントの状態で#2番目をストア先として異番ストアが実行されたとき、シーンがどの領域からどの領域へコピーされるかを示す図である。 (A)は、#01番目がカレントで、カレント領域114と#01番目のオリジナル領域111のシーンが互いに異なっている状態(EDITマーク点灯)で、#01番目からの同番リコールが実行されたときに、シーンがどの領域からどの領域へコピーされるかを示す図であり、(B)は、#01番目がカレントで、カレント領域114と#01番目のオリジナル領域111のシーンが同一である状態(EDITマーク消灯)で、#01番目からの同番リコールが実行されたときに、シーンがどの領域からどの領域ヘコピーされるかを示す図であり、(C)は、#01番目がカレントで、#2番目からの異番リコールが実行されたときに、シーンがどの領域からどの領域ヘコピーされるかを示す図である。 同番ストア又は異番ストアを実行したときに、CPU1が実行するデータ保存処理を示すフローチャートである。 同番リコール又は異番リコールを実行したときに、CPU1が実行するデータ呼出処理を示すフローチャートである。 ユーザがフェーダ8やパネル操作子9を操作してシーンを構成するパラメータの値を変更したときに、CPU1が実行する設定値変更処理を示すフローチャートである。 ユーザがパネル操作子9のUNDOボタン95を押下したときに、CPU1が実行するアンドゥ処理を示すフローチャートである。 (A)は、同番ストアが実行されたときに、各領域に保存されているシーンがどこの領域に保存されるかを示す図であり、(B)は、異番ストアが実行されたときに、各領域に保存されているシーンがどこの領域に保存されるかを示す図である。 (A)は、シャドウ領域112がカレントポインタに指示されているときには、同番リコールの実行後は、オリジナル領域111がカレントポインタに指示されることを示す図であり、(B)はオリジナル領域111がカレントポインタに指示されている場合に、オリジナルに保存されているシーンの編集が行われるときには、オリジナル領域111に保存されているシーンがシャドウ領域112にコピーされ、このシャドウ領域112がカレントポインタに指示され、このシャドウ領域112に保存されているシーンが編集されることを示す図であり、(C)は、オリジナル領域111がカレントポインタに指示されているときには、同番リコールの実行後は、シャドウ領域112がカレントポインタに指示されることを示す図であり、(D)は、シャドウ領域112がカレントポインタに指示されているときには、異番リコールの実行後は、呼出番号に相当するシャドウ領域112がカレントポインタに指示されることを示す図であり、(E)は、オリジナル領域111がカレントポインタに指示されているときには、異番リコールの実行後は、呼出番号に相当するシャドウ領域112がカレントポインタに指示されることを示す図である。 従来のディジタルミキサによるシーンの保存処理及び呼出処理を示す図である。
符号の説明
1 CPU、 2 フラッシュメモリ、 3 RAM、 4 外部機器接続用インターフェース(I/F)、 5 波形データインタフェース(I/F)、 6 信号処理部、 7 表示器、 8 フェーダ、 9 パネル操作子、 10 バス、 11 SRAM

Claims (18)

  1. パネル操作子と、
    当該動作データ処理装置の動作を制御するためのn個の動作データを記憶するシャドウ記憶手段と、
    前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データにそれぞれ対応するn個のオリジナル動作データを記憶するオリジナル記憶手段と、
    前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データから選択された1つの動作データを初期データとする、当該動作データ処理装置の現時点での動作制御を行うためのカレント動作データを記憶するカレント記憶手段と、
    前記パネル操作子の操作に応じて、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データの内容を変更するとともに、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データに対応する前記シャドウ記憶手段に記憶された動作データの内容を変更する変更手段と、
    前記パネル操作子の操作に応じて、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データのうちの1つを選択し、該選択された動作データを前記カレント動作データとして前記カレント記憶手段に書き込むシャドウリコール手段と、
    前記パネル操作子の操作に応じて、前記オリジナル記憶手段に記憶されたn個のオリジナル動作データのうちの1つを選択し、該選択された動作データを前記カレント動作データとして前記カレント記憶手段に書き込むオリジナルリコール手段と、
    前記パネル操作子の操作に応じて、それぞれ1つの動作データが記憶される記憶エリアであって、前記オリジナル記憶手段のうちの1つの記憶エリア、及び、前記シャドウ記憶手段のうちの前記オリジナル記憶手段の前記選択された記憶エリアに対応する1つの記憶エリアを選択し、前記カレント記憶手段に記憶された前記カレント動作データを、前記それぞれ選択した前記オリジナル記憶手段の前記記憶エリア及び前記シャドウ記憶手段の前記記憶エリアに保存する保存手段とを備えることを特徴とする動作データ処理装置。
  2. 前記シャドウ記憶手段を使用するモードと使用しないモードとを選択的に切り替える切替手段を備え、該切替手段により前記シャドウ記憶手段を使用しないモードが選択された場合は、当該動作データ処理装置は、前記シャドウ記憶手段を除いた装置として動作することを特徴とする請求項1記載の動作データ処理装置。
  3. 前記オリジナルリコール手段は、前記オリジナル記憶手段に記憶されたオリジナル動作データのうち、前記シャドウリコール手段により先だって選択されていた動作データに対応する1つのオリジナル動作データを選択して、該選択したオリジナル動作データを前記カレント動作データとして前記カレント記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1記載の動作データ処理装置。
  4. 前記パネル操作子は複数の操作子から構成され、前記シャドウリコール手段と前記オリジナルリコール手段は前記複数の操作子のうちの同一の操作子の操作に応じて動作して、前記n個の動作のデータのうちの同一の動作データを連続して選択する操作に応じて、前記シャドウリコール手段と前記オリジナルリコール手段とが交互に動作することを特徴とする請求項1記載の動作データ処理装置。
  5. 前記シャドウ記憶手段に元々記憶されていた動作データの1つ及び前記オリジナル記憶手段に元々記憶されていたオリジナル動作データの1つを一時的に保持するアンドゥ記憶手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記シャドウ記憶手段の前記選択された前記記憶エリアに記憶された動作データを前記カレント記憶手段に書き込むと共に、前記アンドゥ記憶手段に保持されていた動作データ及びオリジナル動作データを、それぞれ、前記シャドウ記憶手段の前記選択された前記記憶エリア及び前記オリジナル記憶手段の前記選択された前記記憶エリアに復元するアンドゥ手段とを備え、前記保存手段により、前記シャドウリコール手段及び前記オリジナルリコール手段にて最後に選択された記憶エリアと同じ記憶エリアが選択されたとき、前記保存手段は、前記シャドウ記憶手段の前記選択された前記記憶エリアに記憶された動作データと該記憶エリアに対応する前記オリジナル記憶手段の前記選択された前記記憶エリアに記憶されたオリジナル動作データとを前記アンドゥ記憶手段に退避させ、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データを、前記シャドウ記憶手段の前記選択された前記記憶エリア及び該記憶エリアに対応する前記オリジナル記憶手段の前記選択された前記記憶エリアに保存することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の動作データ処理装置。
  6. 前記シャドウ記憶手段に元々記憶されていた動作データの1つ及び前記オリジナル記憶手段に元々記憶されていたオリジナル動作データの1つを一時的に保持するアンドゥ記憶手段と、前記パネル操作子の操作に応じて、前記シャドウ記憶手段の前記選択された前記記憶エリアに記憶された動作データを前記カレント記憶手段に書き込むと共に、前記アンドゥ記憶手段に保持されていた動作データ及びオリジナル動作データを、それぞれ、前記シャドウ記憶手段の前記選択された前記記憶エリア及び前記オリジナル記憶手段の前記選択された前記記憶エリアに復元するアンドゥ手段とを備え、前記保存手段により、前記シャドウリコール手段及び前記オリジナルリコール手段にて最後に選択された記憶エリアと同じ記憶エリア以外の記憶エリアが新たに選択されたとき、前記保存手段は、前記シャドウ記憶手段の前記新たに選択された前記記憶エリアに記憶された動作データと該記憶エリアに対応する前記オリジナル記憶手段の前記新たに選択された前記記憶エリアに記憶されたオリジナル動作データとを前記アンドゥ記憶手段に退避させ、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データを、前記シャドウ記憶手段の前記最後に選択された記憶エリアと、前記シャドウ記憶手段の前記新たに選択された前記記憶エリアと、該記憶エリアに対応する前記オリジナル記憶手段の前記新たに選択された前記記憶エリアとに保存することを特徴とすることを特徴とする請求項1記載の動作データ処理装置。
  7. 前記パネル操作子の操作に応じて、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データのうちの1つまたは前記オリジナル記憶手段に記憶されたn個のオリジナル動作データのうちの1つを前記カレント動作データとして選択するための選択データを入力する入力手段を備え、前記入力手段が、以前に該入力手段により入力していた選択データとは異なる選択データを入力したとき、前記シャドウリコール手段は、前記入力された異なる選択データにより指し示される前記シャドウ記憶手段の動作データを選択して、該選択した動作データを前記異なる選択データの入力に応じて前記カレント記憶手段に書き込み、前記入力手段が、連続して同じ選択データを入力したとき、前記オリジナルリコール手段は、前記入力された同じ選択データにより指し示される前記オリジナル記憶手段に記憶されたオリジナル動作データを選択して、該選択したオリジナル動作データを前記同じ選択データの入力に応じて前記カレント記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1記載の動作データ処理装置。
  8. パネル操作子と、
    n個の動作データとそれに対応するn個のオリジナル動作データとを記憶する記憶手段と、
    前記パネル操作子の操作に応じて、前記記憶手段に記憶された前記n個の動作データの1つをカレント動作データとして選択する第1の選択手段と、
    前記カレント動作データに基づいて当該動作データ処理装置を制御する制御手段と、
    前記パネル操作子の操作に応じて、前記カレント動作データの内容を変更する変更手段と、
    前記パネル操作子の操作に応じて、前記カレント動作データとして選択された動作データを、前記記憶手段における、対応するオリジナル動作データの記憶エリアにコピーする保存手段と、
    前記パネル操作子の操作に応じて、前記記憶手段に記憶された前記n個のオリジナル動作データの1つを前記カレント動作データとして選択する第2の選択手段とを備えることを特徴とする動作データ処理装置。
  9. 前記第2の選択手段は、前記第1の選択手段により選択された動作データに対応するオリジナル動作データを選択することを特徴とする請求項8記載の動作データ処理装置。
  10. 前記パネル操作子は複数の操作子から構成され、前記第1の選択手段と前記第2の選択手段とは、前記複数の操作子のうちの同一の操作子の操作に応じて動作するものであり、前記同一の操作子の初回の操作に応じて前記第1の選択手段が動作し、前記同一の操作子が連続して操作されたことに応じて前記第2の選択手段が動作することを特徴とする請求項8記載の動作データ処理装置。
  11. 前記パネル操作子は複数の操作子から構成され、前記第1の選択手段と前記第2の選択手段とは、前記複数の操作子のうちの同一の操作子の操作に応じて動作するものであり、前記第1の選択手段と前記第2の選択手段とは、前記n個の動作データのうち同一の動作データが連続して選択する操作がある毎に交互に動作することを特徴とする請求項8記載の動作データ処理装置。
  12. 前記パネル操作子の操作に応じて、前記記憶手段にそれぞれ記憶された前記n個の動作データのうちの1つまたは前記n個のオリジナル動作データのうちの1つを前記カレント動作データとして選択するための選択データを入力する入力手段を備え、前記入力手段が、以前に該入力手段により入力していた選択データとは異なる選択データを入力したときは、前記第1の選択手段が、前記入力された異なる選択データにより指し示される動作データを前記カレント動作データとして選択し、前記入力手段が、連続して同一の選択データを入力したときは、前記第2の選択手段が、前記入力された同一の選択データにより指し示されるオリジナル動作データを前記カレント動作データとして選択することを特徴とする請求項8記載の動作データ処理装置。
  13. 前記オリジナル動作データを、前記記憶手段における、対応する動作データの記憶エリアにコピーするコピー手段を備え、前記第2の選択手段によりオリジナル動作データが前記カレント動作データとして選択され且つ前記パネル操作子の操作により前記カレント動作データの変更操作がなされたとき、前記変更手段は、前記コピー手段が前記オリジナル動作データを、前記記憶手段における、対応する動作データの記憶エリアにコピーした後に前記カレント動作データの内容の変更を行い、前記第1の選択手段は、前記対応する動作データを前記カレント動作データとして選択することを特徴とする請求項8記載の動作データ処理装置。
  14. 前記第2の選択手段が、前記記憶手段に記憶された前記n個のオリジナル動作データのうちの1つを前記カレント動作データとして選択し、且つ、前記入力手段により、前記選択されたオリジナル動作データを指し示す選択データと同じ選択データが入力されたとき、前記第1の選択手段は、前記同じ選択データが指し示す動作データに対応する動作データを前記カレント動作データとして選択することを特徴とする請求項12記載の動作データ処理装置。
  15. 前記第1の選択手段が、前記記憶手段に記憶された前記n個の動作データのうちの1つを前記カレント動作データとして選択し、且つ、前記入力手段により、前記選択された動作データを指し示す選択データと異なる選択データが入力されたとき、前記第1の選択手段は、前記異なる選択データが指し示す動作データを前記カレント動作データとして選択することを特徴とする請求項12記載の動作データ処理装置。
  16. 前記第2の選択手段が、前記記憶手段に記憶された前記n個のオリジナル動作データのうちの1つを前記カレント動作データとして選択し、且つ、前記入力手段により、前記選択されたオリジナル動作データを指し示す選択データと異なる選択データが入力されたとき、前記第1の選択手段は、前記異なる選択データが指し示す動作データを前記カレント動作データとして選択することを特徴とする請求項12記載の動作データ処理装置。
  17. n個の動作データを記憶するシャドウ記憶手段と、
    前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データにそれぞれ対応するn個のオリジナル動作データを記憶するオリジナル記憶手段と、
    1つのカレント動作データを記憶するカレント記憶手段と、
    前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データのうちの1つ、または、前記オリジナル記憶手段に記憶されたn個のオリジナル動作データのうちの1つを、前記カレント記憶手段に保存される前記1つのカレント動作データとして選択する選択手段と、
    前記カレント記憶手段に記憶された前記カレント動作データに基づいて当該動作データ処理装置を制御する制御手段と、
    前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データの内容を変更するとともに、前記シャドウ記憶手段に記憶されたn個の動作データのうち、前記選択手段により選択された動作データに対応する動作データの内容を変更する変更手段と、
    前記オリジナル記憶手段のうちの1つの記憶エリア及び該記憶エリアに対応する前記シャドウ記憶手段のうちの1つの記憶エリアを選択し、前記カレント記憶手段に記憶されたカレント動作データを、前記オリジナル記憶手段のうちの前記選択された記憶エリア及び前記シャドウ記憶手段のうちの前記選択された記憶エリアに保存する保存手段とを備えることを特徴とする動作データ処理装置。
  18. 前記オリジナル記憶手段に記憶されたオリジナル動作データを記憶するための第1記憶エリアと前記シャドウ記憶手段に記憶された動作データを記憶するための第2記憶エリアとを有するアンドゥ記憶手段であって、前記保存手段による保存が実行される直前に前記オリジナル記憶手段に記憶されていた1つのオリジナル動作データ及び前記シャドウ記憶手段に記憶されていた1つの動作データの各内容を、それぞれ前記第1記憶エリア及び前記第2記憶エリアに退避させるアンドゥ記憶手段と、前記アンドゥ記憶手段の前記第1記憶エリア及び前記第2記憶エリアに退避されたオリジナル動作データ及び動作データを、それぞれ、前記オリジナル記憶手段及び前記シャドウ記憶手段の、前記保存手段による保存が実行される直前の対応する記憶エリアに復元するアンドゥ手段とを備えることを特徴とする請求項17記載の動作データ処理装置。
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JP2002050129A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Yamaha Corp マルチトラック・ディジタル録音再生装置

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