JP2007286571A - 音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム - Google Patents

音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007286571A
JP2007286571A JP2006213222A JP2006213222A JP2007286571A JP 2007286571 A JP2007286571 A JP 2007286571A JP 2006213222 A JP2006213222 A JP 2006213222A JP 2006213222 A JP2006213222 A JP 2006213222A JP 2007286571 A JP2007286571 A JP 2007286571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parameter
synchronization
parameters
value
musical instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006213222A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007286571A5 (ja
JP4862545B2 (ja
Inventor
Toru Kitayama
徹 北山
Hiroto Fushimi
洋人 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2006213222A priority Critical patent/JP4862545B2/ja
Priority to US11/726,811 priority patent/US8874800B2/en
Publication of JP2007286571A publication Critical patent/JP2007286571A/ja
Publication of JP2007286571A5 publication Critical patent/JP2007286571A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4862545B2 publication Critical patent/JP4862545B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
    • G10H1/0058Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】 パラメータを分割してそれぞれ異なる方向へ転送して同期させる。
【解決手段】 音源回路28を制御するカレントパラメータの設定値について同期させる際に、同期させるパラメータを、カレントパラメータ中の一部のパラメータや機能別のパラメータパックあるいはボイスバッファに保存されているファイルとされている組のパラメータとすることができる。また、カレントパラメータ中の一部のパラメータ毎や、機能別のパラメータパックやファイルとされている組のパラメータ毎に同期させる方向をそれぞれ独立して選択することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、音響機器を制御するための複数のパラメータの設定値を、外部接続された音響機器との間で同期可能な音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラムに関する。
従来、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)に電子楽器を外部接続して、電子楽器をコントロールできるソフトウェアをPCにおいて起動させることで、PCにより電子楽器をリモートコントロールすることが行われていた。この場合、PCにおいて電子楽器のパラメータを編集可能なエディタを起動させて、電子楽器のパラメータを操作子を操作することにより編集することができる。PCには現在設定されている使用中のパラメータとされるカレントパラメータが記憶されるカレントバッファと、カレントバッファに記憶されているカレントパラメータにボイス名を付けたファイルとして保存するボイスバッファとが記憶手段に少なくとも用意されている。操作子を操作して編集できるパラメータはカレントパラメータであり、操作子の操作に応じて編集されたカレントパラメータがカレントバッファに記憶されることになる。このようにして編集されたカレントパラメータであって、お気に入りのカレントパラメータにボイス名を付けたファイルとしてボイスバッファに保存することができる。これにより、ボイスバッファに保存されている複数のボイスファイルによりお気に入りのライブラリが構成されるようになる。
また、電子楽器においても操作子を操作することによりカレントパラメータを編集することができる。電子楽器にもカレントパラメータが記憶されるカレントバッファと、カレントバッファに記憶されているカレントパラメータにボイス名を付けたファイルとして保存するボイスバッファとが記憶手段に用意されている。
ところで、PCに電子楽器を外部接続した際には、PCにおけるカレントバッファおよびボイスバッファの内容と電子楽器におけるカレントバッファおよびボイスバッファの内容が不一致とされている場合があり、バッファの内容の不一致を防止するために、PCに電子楽器が接続された際等にPCと電子楽器とのバッファの内容の同期を取るようにしていた。これにより、PCと電子楽器とのバッファの内容が一致するようになり、不都合が生じないようになる。
従来においては、PCと電子楽器との間でパラメータの設定値の同期を取る際に、同期方向を選択することができ、PCのカレントバッファおよびボイスバッファの内容を電子楽器へ転送することによりPCに同期させたり、逆に電子楽器のカレントバッファおよびボイスバッファの内容をPCへ転送させることにより電子楽器に同期させたりすることができる。しかしながら、カレントバッファおよびボイスバッファの内容を一括して選択された方向へ転送して同期するようにされており、カレントバッファの内容とボイスバッファの内容とを独立してそれぞれ異なる方向へ転送して同期することができないという問題点があった。さらに、カレントバッファおよびボイスバッファの内容を一括して同期していることから、カレントバッファの内容の一部やボイスバッファの内容の一部を選択して選択した内容についてのみ同期したり、同期する方向を設定することができないという問題点があった。
そこで、本発明はパラメータセット毎にそれぞれ異なる方向へ転送して同期することができる音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラムは、複数のパラメータ中の一部のパラメータの設定値と、異なる他の一部のパラメータの設定値について、同期するか否かを選択する選択手段と、同期が指示された時に、記憶手段に記憶されている一部のパラメータの設定値と、当該一部のパラメータに対応して音響機器に記憶されている設定値とを、および、記憶手段に記憶されている異なる他の一部のパラメータの設定値と、当該異なる他の一部のパラメータに対応して音響機器に記憶されている設定値とを、同期値として選択されている設定値へ一致させる初期設定手段を備えることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、複数のパラメータ中の一部のパラメータの設定値と、異なる他の一部のパラメータの設定値について、同期するか否かを選択する選択手段と、同期が指示された時に、記憶手段に記憶されている一部のパラメータの設定値と、当該一部のパラメータに対応して音響機器に記憶されている設定値とを、および、記憶手段に記憶されている異なる他の一部のパラメータの設定値と、当該異なる他の一部のパラメータに対応して音響機器に記憶されている設定値とを、同期値として選択されている設定値へ一致させる初期設定手段を備えていることから、一部のパラメータ毎に同期することを選択できると共に、同期する際に、同期する方向を一部のパラメータ毎に設定することができるようになる。従って、同期させる際に、一部のパラメータ毎にパラメータ管理装置から音響機器へ同期させたり、または、その逆に音響機器からパラメータ管理装置へ同期させたりすることができるようになる。
本発明の実施例の音響機器を電子楽器とした際のパラメータ管理プログラム等がインストールされているパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)1および電子楽器2の構成を示すブロック図を図1に示す。この電子楽器のパラメータ管理プログラムがPC1において実行されることにより本発明にかかる電子楽器のパラメータ管理装置が実現される。
図1に示すパラメータ管理装置1において、処理回路(CPU:Central Processing Unit)10はPC1の全体の動作を制御すると共に、パラメータ管理プログラム等の動作ソフトウェアを実行している。記録回路11は、処理回路10が実行するパラメータ管理プログラム等の動作ソフトウェアが少なくとも格納されているROM(Read Only Memory)と、処理回路10のワークエリアや後述する電子楽器2に設定される各種パラメータを保存するバッファの記憶エリアが設定されているRAM(Random Access Memory)とを備えている。なお、記録回路11におけるROMをフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアを書き換え可能となり動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。
通信インタフェース(I/F)12は、PC1をLAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク3に接続するインタフェースであり、該通信ネットワーク3を介して、PC1と電子楽器2とを接続することができる。また、通信インタフェース(I/F)12をUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等のインタフェースとして、PC1に電子楽器2を直接接続するようにしても良い。検出回路14は、キーボードやポインタデバイス等の操作子13を走査することによって操作子13のイベントを検出して、イベントのあった操作子13に対応するイベント出力を出力している。表示回路16は液晶等の表示部15を備え、この表示部15に起動しているアプリケーションに対応する各種の画面が表示されている。例えば、PC1においてパラメータ管理プログラムが起動されると、電子楽器2のパラメータを設定する画面が表示される。設定の画面では、GUI(Graphical User Interface)を利用してユーザがパラメータ種類やパラメータの設定値等の各種設定を行えるようになる。これらの各部は通信バス17に接続されている。
次に、図1に示す電子楽器2において、処理回路(CPU:Central Processing Unit)20は電子楽器2の全体の動作を制御すると共に、発音制御プログラム等の動作ソフトウェアを実行している。記録回路21は、処理回路20が実行する発音制御プログラム等の動作ソフトウェアが少なくとも格納されているROM(Read Only Memory)と、処理回路20のワークエリアや音源回路28を制御するための複数のパラメータを保存するバッファの記憶エリアが設定されているRAM(Random Access Memory)とを備えている。なお、記録回路21におけるROMをフラッシュメモリ等の書き換え可能なROMとすることで、動作ソフトウェアを書き換え可能となり動作ソフトウェアのバージョンアップを容易に行うことができる。通信インタフェース(I/F)22は、電子楽器2をLAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク3に接続するインタフェースであり、該通信ネットワーク3を介して、PC1と接続することができる。また、通信インタフェース(I/F)22をUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等のインタフェースとして、PC1に電子楽器2を直接接続するようにしても良い。
検出回路24は、鍵盤、パネル操作子やポインタデバイス等の操作子23を走査することによって操作子23のイベントを検出して、イベントのあった操作子23に対応するイベント出力を出力している。操作子23では、音源回路28を制御するための音量や音色等のパラメータの設定値を設定したり編集したりすることができる。表示回路26は液晶等の表示部25を備え、この表示部25に音源回路28を制御するための音量や音色等のパラメータ管理の画面等を表示している。設定の画面では、GUI(Graphical User Interface)を利用してユーザが各種設定を行える画面や、演奏データの再生の開始や終了を指示する等の画面とされている。音源回路28は波形メモリを備える波形メモリ音源やFM音源等とされ、処理回路20の制御の基で楽音生成処理を行うことにより設定されたパラメータに基づく楽音波形データを生成している。音源回路28において生成された楽音波形データは、サウンドシステム27に供給されアナログ信号に変換されて放音される。サウンドシステム27では、音量制御や音質制御を行うことが可能とされている。これらの各部は通信バス29に接続されている。
図1に示すように、PC1と電子楽器2とが通信ネットワーク3により接続されていることから、PC1においてシーケンサーのアプリケーションを起動させた際に、PC1から電子楽器2に演奏データを供給して電子楽器2において再生することができるようになる。また、PC1においてパラメータ管理プログラムを起動させることでPC1で動作するパラメータ管理装置により、電子楽器2における音源回路28を制御するための音量や音色等のパラメータを設定したり編集したりすることができるようになる。また、PC1に電子楽器2を外部接続した際には、PC1の記録回路11に記録されているパラメータの設定値と、電子楽器の記録回路21に格納されているパラメータの設定値の内容が不一致とされている場合があることから、両者のパラメータの設定値の同期を取って一致させる同期の機能が用意されている。
この場合、PC1の記録回路11にはカレントバッファとボイスバッファとが少なくとも用意されており、電子楽器2の記録回路21にも同様にカレントバッファとボイスバッファとが少なくとも用意されている。カレントバッファには、電子楽器2を制御するためのパラメータであるカレントパラメータとその設定値が記録されている。カレントパラメータとその設定値は、現在使用中のパラメータとその設定値であり、カレントバッファから読み出されて電子楽器2の音源回路28に設定されている。このカレントパラメータは、種々のパラメータからなり音色を設定するボイス機能の複数のパラメータが含まれている。カレントパラメータのそれぞれの設定値はユーザが操作子を操作することにより設定することができ、例えば、お気に入りの音色に設定されているボイス機能の複数のパラメータとその設定値に、ボイス名を付けてファイル化したボイスファイルをボイスバッファに保存することができる。このようにして、ボイスバッファに保存された複数のボイスファイルによりユーザ定義のライブラリが構成されるようになる。
このようにPC1の記録回路11と電子楽器2の記録回路21は同様の構成で電子楽器2に設定される各種パラメータを記録しており、その構成の一例を図2に示す。
記録回路11(21)は図2に示すように、カレントバッファ42とボイスバッファ43に加えてプリセットバッファ41を備えている。プリセットバッファ41には、予め設定値がプリセットされている複数のパラメータからなるプリセットパラメータとその設定値が記録されている。このプリセットパラメータは、機能別とされるプリセットボイス41aとプリセットパフォーマンス41bとプリセットマスター41cに分けられており、それぞれ複数のパラメータとその設定値から構成されている。例えば、プリセットボイス41aはパラメータA,B,C,D,・・・・とそのプリセット値からなるボイス毎のパラメータパックとされて、プリセットボイス41aには複数のパラメータパックが含まれている。また、プリセットパフォーマンス41bはパラメータ1,2,3,4,・・・・とそのプリセット値からなるパフォーマンス毎のパラメータパックとされて、プリセットパフォーマンス41bには複数のパラメータパックが含まれている。さらに、プリセットマスター41cはパラメータい,ろ,は,に,・・・・とそのプリセット値からなるマスター毎のパラメータパックとされて、プリセットマスター41cには複数のパラメータパックが含まれている。
また、カレントバッファ42には、現在使用中の複数のパラメータからなるカレントパラメータとその設定値が記録されている。このカレントパラメータも機能別とされるボイス機能42aとパフォーマンス機能42bとマスター機能42cに分けられており、それぞれ複数のパラメータとその設定値から構成されている。例えば、ボイス機能42aはパラメータA,B,C,D,・・・・とその現在値からなるボイスのパラメータパックとされている。また、パフォーマンス機能42bはパラメータ1,2,3,4,・・・・とその現在値からなるパフォーマンスのパラメータパックとされている。さらに、マスター機能42cはパラメータい,ろ,は,に,・・・・とその現在値からなるマスターのパラメータパックとされている。このカレントバッファ42に記録されているそれぞれのパラメータパックは、プリセットバッファ41に記録されている同種のパラメータパックのいずれかにより上書きすることができる。すなわち、プリセットボイス41aのパラメータパックはパラメータ種類が一致しているボイス機能42aのパラメータパックへ上書きでき、上書きした際にプリセットボイス41aのパラメータのプリセット値でボイス機能42aのパラメータの現在値が上書きされるようになる。
また、プリセットパフォーマンス41bのパラメータパックはパラメータ種類が一致しているパフォーマンス機能42bのパラメータパックへ上書きでき、上書きした際にプリセットパフォーマンス41bのパラメータのプリセット値でパフォーマンス機能42bのパラメータの現在値が上書きされるようになる。さらに、プリセットマスター41cのパラメータパックはパラメータ種類が一致しているマスター機能42bのパラメータパックへ上書きでき、上書きした際にプリセットマスター41cのパラメータのプリセット値でマスター機能42cのパラメータの現在値が上書きされるようになる。この場合、プリセットボイス41aとプリセットパフォーマンス41bとプリセットマスター41cにおいて、複数のパラメータパックが記録されている場合はその内の選択した1つのパラメータパックにより上書きすることができる。また、カレントバッファ42に記録されているカレントパラメータとその設定値をファイル化してボイスバッファ43に記録することができる。この場合、全てのカレントパラメータとその設定値を1ファイルにすることも、機能別とされるパラメータパック毎のファイルとしてボイスバッファ43に記録することができる。
なお、ボイス機能42aとパフォーマンス機能42bとマスター機能42cにおけるそれぞれのパラメータの設定値は、操作子40を操作することにより任意の設定値に書き換えることができるようにされて、所望の音色等が得られるようにされている。
さらに、ボイスバッファ43には、ボイスパラメータとその設定値がファイルとされて記録されている。このファイルは機能別とされるボイスファイル(ユーザボイス)43aとパフォーマンスファイル(ユーザパフォーマンス)43bとマスターファイル(ユーザマスター)43cに分けられており、それぞれ複数のファイルから構成されている。例えば、ボイスファイル43aはパラメータA,B,C,D,・・・・とその保存値からなるボイスのファイルとされている。また、パフォーマンスファイル43bはパラメータ1,2,3,4,・・・・とその保存値からなるパフォーマンスのファイルとされている。さらに、マスターファイル43cはパラメータい,ろ,は,に,・・・・とその保存値からなるマスターのファイルとされている。
そして、ボイス機能42aのパラメータパックをファイル化してボイスバッファ43に保存したファイルがボイスファイル43aであり、パフォーマンス機能42bのパラメータパックをファイル化してボイスバッファ43に保存したファイルがパフォーマンスファイル43bであり、マスター機能42cのパラメータパックをファイル化してボイスバッファ43に保存したファイルがマスターファイル43cとされている。前述したように、カレントパラメータの各設定値を操作子40により書き換えて編集することができることから、カレントパラメータの各設定値の編集が完了する毎にファイル化してボイスバッファ43に保存することができる。これにより、図示するように、ボイスバッファ43に記録されているボイスファイル43aとパフォーマンスファイル43bとマスターファイル43cには設定値が異なるファイルが複数ファイルずつ記録されるようになる。上記したように機能別のパラメータパックは、それぞれ独立にファイル化してボイスバッファ43に保存することができるが、機能別に分けることなく全てのカレントパラメータとその設定値からなる1つのファイルをボイスバッファ43に保存するようにしてもよい。
なお、プリセットボイス41a、ボイス機能42aおよびボイスファイル43aのパラメータパックあるいはファイルを構成しているパラメータは、音色(ボイス)に関連するパラメータとされている。また、パフォーマンスとは、最大4個のボイスを組み合わせて作った音色セットであり、プリセットパフォーマンス41b、パフォーマンス機能42bおよびパフォーマンスファイル43cのパラメータパックあるいはファイルを構成しているパラメータには、最大4個のボイスを指定する指定情報が含まれている。この場合の指定されるボイスは、プリセットボイス41aやボイスファイル43a内のボイスとされ、指定されたボイスのパラメータとその設定値がカレントバッファ42のボイス機能42aに読み出されるようになる。プリセットマスター41c、マスター機能42c、マスターファイル43cのパラメータパックあるいはファイルを構成しているパラメータには、出力される全体音量を調節するマスターボリュームや全ボイス共通のイコライザとされるマスターイコライザ等のパラメータが含まれている。
ところで、PC1に電子楽器2を外部接続した際には、PC1と電子楽器2の間においてカレントバッファ42に記録されているカレントパラメータの設定値、および、ボイスバッファ43に保存されているファイルやファイルの内容が不一致とされている場合がある。そこで、上記したように構成されているPC1の記録回路11と電子楽器2の記録回路21において、カレントバッファ42に記録されているカレントパラメータの設定値およびボイスバッファ43に記録されているファイルやファイルの内容の同期を取ることができるようにされている。ただし、プリセットバッファ41に記録されているプリセットパラメータとその設定値は固定とされていることから同期する必要はない。
PC1の記録回路11と電子楽器2の記録回路21との間において、それぞれのカレントバッファ42に記録されているカレントパラメータの設定値を同期させる際には、同期させるカレントパラメータを機能別のパラメータパックを単位としてパラメータパック毎に同期するか否かを選択することができると共に、選択されたパラメータパック毎に同期させる方向を選択することができる。この場合、同期させることが選択されているパラメータパックをPC1側に同期させる場合は、PC1のカレントバッファ42に記録されている当該パラメータパックを同期値として電子楽器2に送り、電子楽器2は受信した当該パラメータパックに対応してカレントバッファ42に記録されているパラメータパックを受信した当該パラメータパックで上書きすることにより同期させる。また、同期させることが選択されているパラメータパックを電子楽器2側に同期させる場合は、電子楽器2のカレントバッファ42に記録されている当該パラメータパックを同期値としてPC1に送り、PC1は受信した当該パラメータパックに対応してカレントバッファ42に記録されているパラメータパックを受信した当該パラメータパックで上書きすることにより同期させる。このように、カレントパラメータの設定値を同期させる際には、同期させるパラメータパックを選択することができると共に、同期させる方向をパラメータパックに応じてパラメータパック毎に選択することができる。
また、PC1の記録回路11と電子楽器2の記録回路21との間において、それぞれのボイスバッファ43に保存されているファイルやファイルの内容を同期させる際には、ファイルを単位として同期させるか否かを選択することができると共に、選択されたファイル毎に同期させる方向を選択することができる。この場合、同期させることが選択されているファイルをPC1側に同期させる場合は、PC1のボイスバッファ43に保存されている当該ファイルを同期値として電子楽器2に送り、電子楽器2は受信した当該ファイルに対応してボイスバッファ43に保存されているファイルを受信した当該ファイルで上書きすることにより同期させる。また、同期させることが選択されているファイルを電子楽器2側に同期させる場合は、電子楽器2のボイスバッファ43に保存されている当該ファイルを同期値としてPC1に送り、PC1は受信した当該ファイルに対応してボイスバッファ43に保存されているファイルを受信した当該ファイルで上書きすることにより同期させる。なお、同期先側に対応するファイルがない場合は受信したファイルをボイスバッファ43にコピーする。
上記したように、カレントバッファ42に記録されているカレントパラメータの設定値およびボイスバッファ43に記録されているファイルやファイルの内容の同期を取る場合には、パラメータパックやファイルとされるパラメータの組とされているパラメータの設定値について、組を単位として同期するか否かを選択することができると共に、同期する際の同期値を組を単位として選択することができる。これにより、同期すると選択された組については、組に応じてPC1側に同期化させたり、電子楽器2側に同期化させることができる。具体的には、パラメータパックとファイルとを共にPC1側に同期、共に電子楽器2側に同期、ファイルはPC1側にパラメータパックは電子楽器2側に同期、ファイルは電子楽器2側にパラメータパックはPC1側に同期の4通りの同期方向のいずれかとすることができる。
なお、パラメータパックやファイルに替えて、複数のパラメータ中の一部のパラメータとその設定値とすることができ、同期させる一部のパラメータとその設定値を選択することができると共に、同期させる方向を一部のパラメータとその設定値に応じて一部のパラメータとその設定値毎に選択するようにしてもよい。さらに、バッファ単位でバッファ毎にPC1側に同期化させたり、電子楽器2側に同期化させることができる。
なお、図2における操作子40は電子楽器2においては操作子23に相当し、電子楽器2の操作子23の操作によりカレントパラメータの各設定値を制御することができる。特定のカレントパラメータを選択して操作子23を操作すると、その操作量に応じて該当するカレントパラメータの設定値が変更されるようになる。編集されたカレントパラメータの設定値は電子楽器2の記録回路21におけるカレントバッファ42に格納される。また、操作子23の操作によりカレントパラメータとその設定値を記録回路21におけるボイスバッファ43に新たなファイルとして保存したり、記録回路21におけるボイスバッファ43から所望のファイルを読み出して記録回路21におけるカレントバッファ42にカレントパラメータとその設定値として設定することができる。カレントパラメータとその設定は音源回路28へ反映され、音源回路28はカレントパラメータで設定されている設定値にしたがって楽音を合成し、合成された楽音がサウンドシステム27から発音されるようになる。
さらに、図2における操作子40はPC1においては操作子13に相当し、PC1においてパラメータ管理プログラムを起動させることで、PC1の操作子13の操作によりカレントパラメータの各設定値を制御することができる。特定のカレントパラメータを選択して操作子13を操作すると、その操作量に応じて該当するカレントパラメータの設定値が変更されるようになる。編集されたカレントパラメータの設定値はPC1の記録回路11におけるカレントバッファ42に格納される。また、操作子13の操作によりカレントパラメータとその設定値を記録回路11におけるボイスバッファ43に新たなファイルとして記録したり、記録回路11におけるボイスバッファ43から所望のファイルを読み出して記録回路11におけるカレントバッファ42にカレントパラメータとその設定値として設定することができる。
上記したように、PC1と電子楽器2の間においてカレントバッファ42に記録されているカレントパラメータの設定値、および、ボイスバッファ43に記録されているファイルやファイルの内容を同期させることができる。しかし、同期している状態において、PC1(電子楽器2)において操作子13(23)の操作により選択されたカレントパラメータの設定値を変更した場合には、当該カレントパラメータにおける両者の設定値が不一致となる。そこで、PC1(電子楽器2)において操作子13(23)を操作することによりカレントパラメータの設定値を変更した場合には、PC1と電子楽器2の間において自動的に同期を取る。例えば、PC1において操作子13を操作してPC1の記録回路11に記録されているカレントパラメータの設定値を変更した際には、変更されたカレントパラメータの設定値を含む内容を電子楽器2へ転送し、電子楽器2においてはPC1から受信した内容で電子楽器2における記録回路21のカレントバッファ42における該当するカレントパラメータの設定値を更新することにより同期を取るようにする。また、電子楽器2において操作子23を操作してカレントパラメータの設定値を変更した際には、変更されたカレントパラメータの設定値を含む内容をPC1へ転送し、PC1においては電子楽器2から受信した内容でPC1における記録回路11のカレントバッファ42におけるカレントパラメータの設定値を更新することにより同期を取るようにする。
さらに、PC1において操作子13を操作してカレントパラメータとその設定値をファイル化してPC1における記録回路11のボイスバッファ43に保存した際には、該ボイスバッファ43に新たに保存されたファイルの内容を電子楽器2へ転送し、電子楽器2においては受信したファイルを電子楽器2における記録回路21のボイスバッファ43に保存することにより同期を取るようにする。逆に、電子楽器2において操作子23を操作してカレントパラメータとその設定値をファイル化して電子楽器2における記録回路21のボイスバッファ43に記録した際には、該ボイスバッファ43に新たに保存されたファイルの内容をPC1へ転送し、PC1においては受信したファイルをPC1における記録回路11のボイスバッファ43に保存することにより同期を取るようにする。
次に、本発明のパラメータ管理装置(PC1)において実行される操作子によるパラメータ設定処理のフローチャートを図3に示す。
PC1において操作子13が操作されてカレントパラメータの設定値の変更が指示されたとき、あるいはカレントパラメータとその設定値をファイル化してボイスバッファ43へ記録することが指示された際に、操作子によるパラメータ設定処理が起動され、ステップS10にて操作子13の操作に応じてカレントパラメータの設定値が変更されると、その設定値が記録回路11におけるカレントバッファ42に記録される。あるいは、操作子13の操作によりカレントバッファ42に記録されているカレントパラメータとその設定値がファイル化されてボイスバッファ43に記録される。次いで、ステップS11にて電子楽器2がPC1に外部接続されているか否かが判定される。ここで、電子楽器2がPC1に外部接続されていないと判定された場合は、そのまま操作子によるパラメータ設定処理は終了するが、電子楽器2がPC1に外部接続されていると判定された場合は、ステップS12に進む。ステップS12では、カレントパラメータの設定値が変更された場合は、変更されたカレントバッファ42内におけるカレントパラメータとその設定値の内容が少なくとも電子楽器2へ送信される。また、ファイルがボイスバッファ43に記録された場合は、ボイスバッファ43に記録されたファイルの内容が電子楽器2へ送信される。そして、ステップS12の処理が終了すると操作子によるパラメータ設定処理は終了する。
電子楽器2においても、同様の操作子によるパラメータ設定処理が実行される。電子楽器2において実行される操作子によるパラメータ設定処理は、電子楽器2において操作子23が操作されてカレントパラメータの設定値の変更が指示されたとき、あるいはカレントパラメータとその設定値がファイル化されてボイスバッファ43へ記録することが指示された際に起動され、電子楽器2から変更されたカレントパラメータとその設定値の内容あるいはボイスバッファ43に記録されたファイルの内容がPC1へ送信されるようになる。ただし、電子楽器2において実行されるパラメータ設定処理における外部機器とはPC1となる。
次に、PC1あるいは電子楽器2において変更されたカレントパラメータの設定値の内容あるいはボイスバッファ43に記録されたファイルの内容が受信された際に起動されるパラメータ受信処理のフローチャートを図4に示す。パラメータ受信処理が起動されると、ステップS20にてカレントパラメータの設定値が受信された場合は自機の記録回路におけるカレントバッファ42における該当するカレントパラメータの設定値が、受信されたカレントパラメータの設定値に更新される。また、ファイルが受信された場合は、受信されたファイルが自機の記録回路におけるボイスバッファ43に保存されるようになる。これにより、パラメータ受信処理は終了する。
次に、本発明のパラメータ管理装置(PC1)において実行される新たな外部機器の接続処理のフローチャートを図5に示す。
新たな外部機器の接続処理は、電子楽器2とされる外部機器の接続が指示されたとき、例えばPC1においてパラメータ管理プログラムを起動した際や、PC1に電子楽器2を接続して、その接続をPC1におけるパラメータ管理プログラムに認識させる際に起動する。
新たな外部機器の接続処理が起動されると、ステップS31にてPC1の表示部15に同期方法の設定を提示する設定画面が表示される。そして、この設定画面において同期方法の設定がユーザにより確定されたか否かが判定される。同期方法は、同期させるパラメータが選択されると共に、同期させるパラメータを同期させる方向が選択された際に確定される。同期方法における同期させるパラメータは、カレントパラメータ中の一部のパラメータや機能別のパラメータパックあるいはボイスバッファ43に保存されているファイルとされている組のパラメータとすることができる。また、同期させる方向は同期させるパラメータ毎にPC1側に同期化させたり、電子楽器2側に同期化させたり選択することができる。すなわち、カレントパラメータ中の一部のパラメータ毎や、機能別のパラメータパックやファイルとされている組のパラメータ毎に同期させる方向をそれぞれ独立して選択することができる。また、同期方法においてカレントパラメータに関してのみ同期、ファイルについてのみ同期や全てのパラメータを同期させないことも選択することができる。
ここで、いずれかの同期方法が選択されて確定されたと判定されるとステップS33に進み、カレントパラメータに関して同期することが設定されているか否かが判定される。そして、カレントパラメータ中の一部のパラメータや、機能別のパラメータパックについて同期することが設定されていると判定された場合は、ステップS34に分岐しPC1のカレントパラメータに関して電子楽器2へ同期させることが設定されているか否かが判定される。そして、PC1のカレントパラメータに関して電子楽器2へ同期させることが設定されていると判定された場合は、ステップS35へ進みPC1におけるカレントバッファ内の同期することが設定されたカレントパラメータとその設定値をPC1に外部接続されている電子楽器2へ送信する。これにより、電子楽器2は同期することが設定されたカレントパラメータの設定値を受信するようになり、上述したパラメータ受信処理が電子楽器2において起動されて、受信したカレントパラメータの設定値により、電子楽器2におけるカレントバッファ42において同期することが設定されたカレントパラメータの設定値の内容が更新されるようになる。
また、ステップS34にてPC1のカレントパラメータに関して電子楽器2へ同期させることが設定されていないと判定された場合は、電子楽器2のカレントパラメータに関してPC1へ同期させるように設定されていることになるから、ステップS36に分岐して外部接続された電子楽器2へカレントバッファ42内の同期することが設定されたカレントパラメータの設定値の送信を要求する。次いで、ステップS37にて電子楽器2から受信した同期することが設定されたカレントパラメータの設定値により、PC1におけるカレントバッファ42において同期することが設定されたカレントパラメータの設定値の内容が更新される。
この場合、カレントパラメータの中の一部のパラメータや、機能別のパラメータパックについて同期するよう設定できると共に、同期するよう設定されたカレントパラメータ中の一部のパラメータ毎や、機能別のパラメータパック毎に同期させる方向を選択することができる。すなわち、同期することが設定されたカレントパラメータの中の一部のパラメータや、機能別のパラメータパックについてPC1側へ同期するよう設定されている場合は、同期することが設定されたカレントパラメータの中の一部のパラメータがステップS35にて電子楽器2へ送信されて同期される。また、同期することが設定されたカレントパラメータの中の一部のパラメータや、機能別のパラメータパックについて電子楽器2側へ同期するよう設定されている場合は、同期することが設定されたカレントパラメータの中の一部のパラメータがステップS36,S37にてPC1へ送信されて同期される。
ステップS33においてカレントパラメータの設定値を同期することが設定されていないと判定された場合、もしくは、ステップS35の処理またはステップS37の処理が終了した場合はステップS38にてボイスバッファ43に記録されているファイルを同期することが設定されているか否かが判定される。ここで、上記ファイルを同期することが設定されていると判定された場合は、ステップS39に分岐しPC1のボイスバッファ43に記録されているファイルを電子楽器2へ同期させることが設定されているか否かが判定される。そして、PC1の上記ファイルを電子楽器2へ同期させることが設定されていると判定された場合は、ステップS40へ進みPC1におけるボイスバッファ43に記録されている同期することが設定されたファイルをPC1に外部接続されている電子楽器2へ送信する。これにより、電子楽器2は同期することが設定されたファイルを受信するようになり、上述したパラメータ受信処理が電子楽器2において起動されて、受信した同期することが設定されたファイルにより、電子楽器2におけるボイスバッファ43に記録されている同期することが設定されたファイルが更新され、当該ファイルにおける各パラメータの設定値が更新されることになる。
また、ステップS39にてPC1のボイスバッファ43における同期することが設定されたファイルを電子楽器2へ同期させることが設定されていないと判定された場合は、電子楽器2のボイスバッファ43に記録されているファイルをPC1へ同期させるように設定されていることになるから、ステップS41に分岐して外部接続された電子楽器2へ同期することが設定されたファイルの送信を要求する。次いで、ステップS42にて電子楽器2から受信した同期することが設定されたファイルにより、PC1のボイスバッファ43における同期することが設定されたファイルが更新され、当該ファイルにおける各パラメータの設定値が更新されることになる。
この場合、ボイスバッファ43に記録されているファイル毎に同期するか否かを設定できると共に、同期するよう設定されたファイル毎に同期させる方向を選択することができる。すなわち、同期することが設定されたファイルについてPC1側へ同期するよう設定されている場合は、同期することが設定されたファイルがステップS40にて電子楽器2へ送信されて同期される。また、同期することが設定されたファイルについて電子楽器2側へ同期するよう設定されている場合は、同期することが設定されたファイルがステップS41,S42にてPC1へ送信されて同期される。
そして、ステップS38にてボイスバッファ43に記録されているファイルを同期することが設定されていないと判定された場合、あるいは、ステップS40の処理またはステップS42の処理が終了した場合は新たな外部機器の接続処理は終了する。なお、新たな外部機器の接続処理はPC1でのみ実行され、電子楽器2においては実行されない。
本発明は以上のように構成されているので、複数のパラメータ中の一部のパラメータ、あるいは、パラメータパックあるいはファイルの組とされているパラメータ毎に、同期するか否かおよび同期させる方向を設定して同期することができるようになる。例えば、音色に関連する種類のパラメータについては電子楽器2で設定されたパラメータの設定値を使用(電子楽器2側へ同期)し、それ以外のパラメータはパラメータ設定装置として動作するPC1で設定されたパラメータの設定値を使用(PC1側へ同期)する、といった複雑なパラメータ設定を簡単な同期の操作で迅速に実現することができるようになる。
以上説明した本発明においては、電子楽器のパラメータ管理を行うようにしたが、電子楽器は音源装置であっても良い。また、PCに複数の電子楽器や音源装置を外部接続して、PCが電子楽器や音源装置の各々のパラメータの設定値を管理するようにしても良い。この場合、ネットワークでそれぞれの電子楽器や音源装置を識別することにより、PCとそれぞれの電子楽器や音源装置との間においてパラメータの設定値の同期を取るようにする。なお、PCと電子楽器に記録されているパラメータの設定値を同一とすることを同期としたが、同期を行う機器の間でパラメータの種類が異なってしまうケースがある場合は、まず、パラメータの種類を合わせておいて、その後でパラメータの設定値を揃えることを同期を行うこととしてもよい。
また、PCと電子楽器を利用する状況に応じて、パラメータの設定値の同期については、必ずしもすべてのパラメータの設定値を同期させたいとは限らない状況がある。さらに、初期設定としてPCと電子楽器のどうちらの設定値に揃えるかも状況に応じて異なる。そこで、PCから制御できるパラメータの種類を限定しておきたい状況では、PCで制御できるパラメータだけを同期させるようにしてもよい。さらにまた、PCと電子楽器との所有者が異なるユーザであってPCと電子楽器の操作に関しては同期させたいのだが、ボイスバッファに保存されている例えばボイスファイルについては同期することに問題がある状況では、ボイスファイルは同期せずにカレントパラメータの設定値だけを同期させるようにしてもよい。さらにまた、ある電子楽器の設定を他の電子楽器へ移行させたいときなどは、ある電子楽器をPCへつないである電子楽器に記録されている必要とするパラメータの設定値を同期値として同期させた後、ある電子楽器に替えて他の電子楽器をPCへつないでPCに記録されているある電子楽器に記録されていたパラメータの設定値を同期値として、他の電子楽器に同期させることである電子楽器のパラメータの設定値を他の電子楽器へコピーすることができるようになる。
さらにまた、本発明に係る電子楽器のパラメータ管理装置において、記録回路にパラメータ管理プログラムが記憶されていない場合、ハードディスク装置やCD−ROMにパラメータ管理プログラムやデータを記憶させておいてそれを記録回路に読み込んだり、通信ネットワークを介してサーバコンピュータと接続してサーバコンピュータからパラメータ管理プログラムやデータをダウンロードすることで、記録回路にパラメータ管理プログラムやデータを記憶している場合と同様の動作を処理回路にさせることができる。
本発明の実施例の電子楽器のパラメータ管理プログラム等がインストールされているパーソナルコンピュータおよび電子楽器の構成を示すブロック図である。 本発明にかかるPCあるいは電子楽器にかかる記録回路のバッファの構成を示す図である。 本発明のパラメータ管理装置において実行される操作子によるパラメータ設定処理のフローチャートである。 本発明にかかるPCあるいは電子楽器においてカレントパラメータあるいはボイスパラメータが受信された際に起動されるパラメータ受信処理のフローチャートである。 本発明のパラメータ管理装置において実行される新たな外部機器の接続処理のフローチャートである。
符号の説明
1 パラメータ管理装置(PC)、2 電子楽器、3 通信ネットワーク、10 処理回路、11 記録回路、12 通信インタフェース、13 操作子、14 検出回路、15 表示部、16 表示回路、17 通信バス、20 処理回路、21 記録回路、22 通信インタフェース、23 操作子、24 検出回路、25 表示部、26 表示回路、27 サウンドシステム、28 音源回路、29 通信バス、40 操作子、41 プリセットバッファ、41a プリセットボイス、41b プリセットパフォーマンス、41c プリセットマスター、42 カレントバッファ、42a ボイス機能、42b パフォーマンス機能、42b マスター機能、42c マスター機能、43 ボイスバッファ、43a ボイスファイル、43b パフォーマンスファイル、43c パフォーマンスファイル、43c マスターファイル

Claims (4)

  1. 音響機器を制御するための複数のパラメータの設定値を、外部接続された音響機器との間で同期可能な音響機器のパラメータ管理装置であって、
    前記複数のパラメータそれぞれの設定値を記憶する記憶手段と、
    前記複数のパラメータ中の一部のパラメータの設定値について、同期するか否かを選択することができると共に、同期する際の同期値を選択することができる第1の選択手段と、
    前記複数のパラメータ中の前記一部のパラメータとは異なる他の一部のパラメータの設定値について、同期するか否かを選択することができるとともに、同期する際の同期値を選択することができる第2の選択手段と、
    前記同期を指示する指示手段と、
    前記指示手段により同期が指示された時であって、前記第1の選択手段によって同期することが選択されている場合に、前記記憶手段に記憶されている前記一部のパラメータの設定値と、当該一部のパラメータに対応して前記音響機器に記憶されている設定値とを、前記第1の選択手段によって同期値として選択されている設定値へ一致させる第1の初期設定手段と、
    前記指示手段により同期が指示された時であって、前記第2の選択手段によって同期することが選択されている場合に、前記記憶手段に記憶されている前記他の一部のパラメータの設定値と、当該他の一部のパラメータに対応して前記音響機器に記憶されている設定値とを、前記第2の選択手段によって同期値として選択されている設定値へ一致させる第2の初期設定手段と、
    を備えることを特徴とする音響機器のパラメータ管理装置。
  2. 音響機器を制御するための複数のパラメータの設定値を、外部接続された音響機器との間で同期可能な音響機器のパラメータ管理装置であって、
    複数の前記パラメータの設定値を記憶する記憶手段と、
    前記複数のパラメータ中の一部のパラメータの設定値について、同期するか否かを選択することができると共に、同期する際の同期値を選択することができる第1の選択手段と、
    前記複数のパラメータにおける組とされているパラメータの設定値について、前記組を単位として同期するか否かを選択することができると共に、同期する際の同期値を前記組を単位として選択することができる第2の選択手段と、
    前記同期を指示する指示手段と、
    前記指示手段により同期が指示された時であって、前記第1の選択手段によって同期することが選択されている場合に、前記記憶手段に記憶されている前記一部のパラメータの設定値と、当該一部のパラメータに対応して前記音響機器に記憶されている設定値とを、前記第1の選択手段によって同期値として選択されている設定値へ一致させる第1の初期設定手段と、
    前記指示手段により同期が指示された時であって、前記第2の選択手段によって同期することが選択された組がある場合は、前記記憶手段に記憶されている当該選択された組におけるパラメータの設定値と、当該選択された組に対応して前記音響機器に記憶されている該当する組におけるパラメータの設定値とを、前記第2の選択手段によって同期値として選択されている前記組におけるパラメータの設定値へ一致させる第2の初期設定手段と、
    を備えることを特徴とする音響機器のパラメータ管理装置。
  3. 前記第1の選択手段および前記第2の選択手段において同期するか否かを選択できるパラメータの設定値は、ユーザが定義することのできるパラメータの設定値とされていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の音響機器のパラメータ管理装置。
  4. 音響機器との間で同期可能な複数のパラメータそれぞれの設定値を記憶する記憶手段を備えるコンピュータを、
    前記複数のパラメータ中の一部のパラメータの設定値について、同期するか否かを選択することができると共に、同期する際の同期値を選択することができる第1の選択手段、
    前記複数のパラメータ中の、前記一部のパラメータとは異なる、他の一部のパラメータの設定値について、同期するか否かを選択することができるとともに、同期する際の同期値を選択することができる第2の選択手段、
    前記同期を指示する指示手段、
    前記指示手段により同期が指示された時であって、前記第1の選択手段によって同期することが選択されている場合に、前記記憶手段に記憶されている前記一部のパラメータの設定値と、当該一部のパラメータに対応して前記音響機器に記憶されている設定値とを、前記第1の選択手段によって同期値として選択されている設定値へ一致させる第1の初期設定手段、
    前記指示手段により同期が指示された時であって、前記第2の選択手段によって同期することが選択されている場合に、前記記憶手段に記憶されている前記他の一部のパラメータの設定値と、当該他の一部のパラメータに対応して前記音響機器に記憶されている設定値とを、前記第2の選択手段によって同期値として選択されている設定値へ一致させる第2の初期設定手段、
    として機能させるようにしたことを特徴とする音響機器のパラメータ管理プログラム。
JP2006213222A 2006-03-23 2006-08-04 音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム Expired - Fee Related JP4862545B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006213222A JP4862545B2 (ja) 2006-03-23 2006-08-04 音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム
US11/726,811 US8874800B2 (en) 2006-03-23 2007-03-22 Parameter management apparatus for acoustic apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080136 2006-03-23
JP2006080136 2006-03-23
JP2006213222A JP4862545B2 (ja) 2006-03-23 2006-08-04 音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007286571A true JP2007286571A (ja) 2007-11-01
JP2007286571A5 JP2007286571A5 (ja) 2011-05-26
JP4862545B2 JP4862545B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=38534646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006213222A Expired - Fee Related JP4862545B2 (ja) 2006-03-23 2006-08-04 音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8874800B2 (ja)
JP (1) JP4862545B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024162165A1 (ja) * 2023-01-30 2024-08-08 株式会社エフノート 楽音制御装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4862545B2 (ja) * 2006-03-23 2012-01-25 ヤマハ株式会社 音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム
US20220366918A1 (en) * 2019-09-17 2022-11-17 Nokia Technologies Oy Spatial audio parameter encoding and associated decoding

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62187396A (ja) * 1986-02-13 1987-08-15 ヤマハ株式会社 電子楽器のパラメ−タ編集装置
JPH0345055A (ja) * 1989-07-13 1991-02-26 Toshiba Corp データ伝送システムにおける接続機器状態の通知方法
JP2000347661A (ja) * 1999-06-02 2000-12-15 Yamaha Corp 楽音編集方法
JP2005202138A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Yamaha Corp 外部機器の制御方法、外部機器の制御装置およびプログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5666530A (en) * 1992-12-02 1997-09-09 Compaq Computer Corporation System for automatic synchronization of common file between portable computer and host computer via communication channel selected from a plurality of usable channels there between
US6636897B1 (en) * 1999-09-28 2003-10-21 Microsoft Corporation Selective information subset synchronization based on single user action
US6505214B1 (en) * 1999-09-28 2003-01-07 Microsoft Corporation Selective information synchronization based on implicit user designation
US6615276B1 (en) * 2000-02-09 2003-09-02 International Business Machines Corporation Method and apparatus for a centralized facility for administering and performing connectivity and information management tasks for a mobile user
US20050044196A1 (en) * 2003-08-08 2005-02-24 Pullen Benjamin A. Method of and system for host based configuration of network devices
JP4862545B2 (ja) * 2006-03-23 2012-01-25 ヤマハ株式会社 音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62187396A (ja) * 1986-02-13 1987-08-15 ヤマハ株式会社 電子楽器のパラメ−タ編集装置
JPH0345055A (ja) * 1989-07-13 1991-02-26 Toshiba Corp データ伝送システムにおける接続機器状態の通知方法
JP2000347661A (ja) * 1999-06-02 2000-12-15 Yamaha Corp 楽音編集方法
JP2005202138A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Yamaha Corp 外部機器の制御方法、外部機器の制御装置およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024162165A1 (ja) * 2023-01-30 2024-08-08 株式会社エフノート 楽音制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8874800B2 (en) 2014-10-28
US20070225985A1 (en) 2007-09-27
JP4862545B2 (ja) 2012-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1841108B1 (en) Music processing apparatus and management method therefor
US7009942B2 (en) Connection setting apparatus
US7279628B2 (en) Editing apparatus of setting information for electronic music apparatuses
JP2007293312A (ja) 音楽処理装置
JP4862545B2 (ja) 音響機器のパラメータ管理装置およびパラメータ管理プログラム
JP2004157260A (ja) ミキシング記録装置およびその制御方法を実現するためのプログラム
JP4548292B2 (ja) 音源設定装置及び音源設定プログラム
US7414634B2 (en) Audio signal processing system
JP4735373B2 (ja) ネットワークを介して接続された複数の機器で構成される音楽システムの制御装置及び該音楽システムを制御するための統合的なソフトウェアプログラム
US8761914B2 (en) Audio apparatus
JP4135624B2 (ja) 構成要素データの管理方法
JP4222236B2 (ja) 接続設定装置及びプログラム
JP3988730B2 (ja) プログラム及び音響信号処理装置
JP4161962B2 (ja) 音響信号処理システム及びプログラム
JP4952023B2 (ja) ネットワークを介して接続された複数の機器で構成される音楽システムの制御装置及び該音楽システムを制御するための統合的なソフトウェアプログラム
JP4957324B2 (ja) 音楽処理装置
JP4134870B2 (ja) エフェクト設定装置およびエフェクト設定プログラム
JP2005100131A (ja) パラメータ設定装置およびパラメータ設定プログラム
JP2005031450A (ja) 電子楽器
JP3161464B2 (ja) カラオケ装置
JP2005148648A (ja) 電子音楽装置およびコンピュータプログラム
JP5206001B2 (ja) 電子音楽装置及び音楽コンテンツ利用プログラム
JP4434001B2 (ja) 楽音と画像の同期再生装置および同期再生プログラム
JP2008242621A (ja) 波形編集装置及びプログラム
JP2003044044A (ja) 演奏情報編集装置及び演奏情報編集プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111024

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees