JP2008305114A - ケーシング付ワイヤケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤ露出部に曲げ癖が付くのを防止する機能を有するケーシング付ワイヤケーブルを提供する。
【解決手段】ケーシング2内にワイヤが通されたケーシング付ワイヤケーブル1であって、前記ワイヤのうちケーシング2で覆われていない両端のワイヤ露出部3A,3Bのうち、ワイヤ露出部3Aを円筒形状のキャップ10で覆い、ワイヤ露出部3Bをすり鉢状の穴8を有する円柱部材7で覆う。
【選択図】図2

Description

本発明はケーシング付ワイヤケーブルに関する。
一般に、ケーシング付ワイヤケーブルにおいては、チューブ状のケーシングの内部にワイヤが通され、ワイヤはケーシングの軸方向に移動自在となっている。ワイヤの長さはケーシングの長さよりも大きく設定されており、ワイヤの両端部には、ケーシングで覆われていないワイヤ露出部が設けられている。そして、ワイヤ露出部の先端には球状のワイヤエンドが取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−105337号公報
しかしながら、従来の技術では、上述したようにワイヤの長さがケーシングの長さよりも大きく設定されているので、ケーシング付ワイヤケーブルを搬送する際に、ケーシングで覆われていないワイヤ露出部を何かにぶつけて、ワイヤに無理な力を加えると、ワイヤ露出部に曲げ癖が付いてしまうという問題がある。
ワイヤ露出部に曲げ癖が付いてしまうと、ワイヤをケーシング内でその軸方向に移動させたときに、ワイヤとケーシング内面とが擦れて、ワイヤがスムーズに移動できない。
本発明の課題は、ワイヤ露出部に曲げ癖が付くのを防止する機能を有するケーシング付ワイヤケーブルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ケーシング内にワイヤが通されたケーシング付ワイヤケーブルであって、前記ワイヤのうち前記ケーシングで覆われていない両端のワイヤ露出部を覆い、前記ワイヤ露出部単独の変形を防止する被覆体を設けたことを特徴としている。
上記構成によれば、ワイヤ両端のワイヤ露出部が被覆体で覆われているので、搬送時に当該被覆体を何かにぶつけてしまっても、ワイヤ露出部に直接無理な力が加わることはなく、ワイヤ露出部に曲げ癖が付くのを防止することができる。
本発明によれば、ワイヤ露出部に曲げ癖が付くのを防止する機能を有するケーシング付ワイヤケーブルを実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1〜図5は、本発明に係るケーシング付ワイヤケーブルを示しており、該ワイヤケーブルの搬送時に、ワイヤの両端部を被覆体で覆う手順を表している。
本発明に係るケーシング付ワイヤケーブル1は、図1に示すように、合成樹脂からなるチューブ状のケーシング2内にワイヤ3が通されている。ワイヤ3の長さはケーシング2の長さよりも長く、ワイヤ3の両端部はケーシング2で覆われていないワイヤ露出部3A,3Bとなっている。ここでは、ワイヤ露出部3Aは一側のワイヤ露出部であり、ワイヤ露出部3Bは他側のワイヤ露出部である。なお、ケーシング2の内表面とワイヤ3の外表面との間には隙間があり、ワイヤ3はケーシング2内を軸方向に移動自在となっている。
一側のワイヤ露出部3Aの先端にはワイヤエンド4が設けられ、このワイヤエンド4は円柱状となっている。ワイヤエンド4内にはワイヤ露出部3Aの先端が埋め込まれ、かつワイヤ露出部3Aはワイヤエンド4の外周面に法線方向に取り付けられている。つまり、ワイヤエンド4はその中心軸がワイヤ露出部3Aの中心軸と直角になるように取り付けられている(図6(c)参照)。
図6はワイヤエンド4を示しており、(a)はその上面図を、(b)は正面図を、(c)は側面図をそれぞれ表している。ワイヤエンド4の一側は、図6(c)に示すように、ワイヤエンド4が台形に見えるように斜めにカットされている。この斜めにカットされた傾斜端面4Aには、中央部に上下方向に稜線4Bが形成されている。つまり、傾斜端面4Aは、図6(b)において、稜線4Bの部分が最も手前側に突出しており、稜線4B両側の半円部分4C,4Dは稜線4Bから離れるにつれて奥側に入り込んでいる(図6(a)及び(c)も参照)。なお、ワイヤエンド4の他側は、ワイヤエンド4の中心軸に対して垂直にカットされた垂直端面4Eとなっている。
ワイヤ露出部3Aは、ワイヤエンド4に偏心して取り付けられている。すなわち、ワイヤ露出部3Aの中心軸からワイヤエンド4の傾斜端面4Aの下端縁部までの距離をL1とし、ワイヤ露出部3Aの中心軸からワイヤエンド4の垂直端面4Eまでの距離をL2としたとき、L1>L2に設定されている。
図1〜図5に示すように、他側のワイヤ露出部3Bの先端にはワイヤエンド5が設けられ、このワイヤエンド5は球状となっている。ワイヤエンド5内にはワイヤ露出部3Bの先端が埋め込まれ、かつワイヤ露出部3Bはワイヤエンド5の外面に法線方向に取り付けられている。
ここで、ケーシング2の両端部のうち、ワイヤ露出部3Aに近い側をケーシング一側端部2Aとし、ワイヤ露出部3Bに近い側をケーシング端部2Bとする。ケーシング一側端部2Aにはピン6を有するリング部材6Aが固定されている。また、ケーシング端部2Bには被覆体としての円柱部材7が設けられている。この円柱部材7はすり鉢状の穴8を有している。すり鉢状の穴8は下部が開放され、この開放端部8Aの内径は球状のワイヤエンド5の直径よりも大きく設定されている。また、すり鉢状の穴8の上部はケーシング2の内部に連通している。
また、円柱部材7の外周面にはリング状の溝7Aが形成されている。この溝7Aには円柱部材7を支持するための支持板9(図14や図15参照)が嵌合される。
ケーシング一側端部2Aには、図2〜図5に示すように、被覆体としての円筒形状のキャップ10が着脱自在に取り付けられている。このキャップ10の内部には、図7に示すように、円柱状のワイヤエンド4を係止するためのキャップ内係止部11が設けられている。
キャップ10は、その挿入部(下部開放端10C)が円柱状のワイヤエンド4を包含する円形に形成されている。キャップ10の内部には、上下方向の中央部から上部にかけて互いに接近する方向に傾斜した傾斜面10A,10Bがそれぞれ形成され、これら傾斜面10A,10Bの上方に、キャップ内係止部11として貫通穴11Aが形成されている。そして、貫通穴11Aは、円柱状のワイヤエンド4を上方から見たときの当該ワイヤエンド4の外形に倣った略矩形状を徐変させてつないだ形状をなしている。また、貫通穴11Aはワイヤエンド4の外形よりも若干大きく形成されている。
キャップ10の上部は開口され、その開口部に前記略矩形状の開口穴11Aに平行に桟部12が形成されている。
また、キャップ10の下部には、図8に示すように、垂直部分13Aと水平部分13Bとを有する屈曲したスリット13が形成されている。このスリット13の垂直部分13Aは下部が開放され開放端13Cとなっている。そして、ケーシング一側端部2Aに固定されたピン6を、開放端13Cからスリット13内に入れることができる。すなわち、ピン6はスリット13に係合することができる。
スリット13の垂直部分13Aは水平部分13Bよりも若干上方へ突き出た形状となっている。また、スリット13の水平部分13Bには、その奥部にピン6の外径よりも狭い狭小部13Dが形成されている。
なお、図1及び図2に示すように、キャップ10内部の貫通穴11Aの上端部とキャップ10の下部開口端10Cとの距離をL3は、ワイヤ露出部3Aの長さ(円柱状のワイヤエンド4の下部表面とケーシング一側端部2Aの上端面との距離)をL4とし、さらにワイヤ露出部3Bの長さ(円柱部材7内のすり鉢状の穴8の開放端部8Aと球状のワイヤエンド5の上部表面との距離)をL5としたとき、L3≒L4+L5の関係が成り立つように設定されている。
次に、本実施例におけるケーシング付ワイヤケーブルの作用について説明する。
先ず、図1に示すように、ケーシング2の両端部からワイヤ露出部3A,3Bがはみ出しているケーシング付ワイヤケーブル1を搬送する場合、円柱状のワイヤエンド4を把持して、図2に示すように、ワイヤ露出部3Aを矢印A方向に引っ張るとともに、球状のワイヤエンド5を円柱部材7のすり鉢状の穴8の内部に矢印Bのように押し込む。この場合、すり鉢状の穴8の内径は球状のワイヤエンド5の直径よりも大きく設定されているので、球状のワイヤエンド5をすり鉢状の穴8の内部に容易に押し込むことができる。
そして、図3に示すように、引っ張り出したワイヤ露出部3Aに矢印Cのようにキャップ10を被せる。このとき、キャップ10の内部形状は下部開口端10C側が円形であり、上下方向中央部から上部にかけて傾斜面10A,10Bで囲まれた略矩形状に徐変しているので、円柱状のワイヤエンド4がどのような向きであっても、当該ワイヤエンド4の向きを所定の方向に正すことができる。すなわち、ワイヤエンド4の向きが略矩形状の貫通穴11Aに平行(ワイヤエンド4の長手方向と貫通穴11Aの長手方向とが平行)であれば、ワイヤエンド4はそのままの状態で、つまり向きを変えること無く貫通穴11Aに達するが、ワイヤエンド4の向きが貫通穴11Aに平行でない場合、例えばワイヤエンド4の向きが貫通穴11Aに対して傾いていたり直角であったりした場合、ワイヤエンド4は、傾斜面10A,10Bを通過する際に、これら傾斜面10A,10Bに案内されて貫通穴11Aに平行となる。
しかも、ワイヤエンド4には、その一側に傾斜端面4Aが、他側に垂直端面4Eがそれぞれ形成されているので、ワイヤエンド4が貫通穴11Aに直角な状態(ワイヤエンド4の長手方向と貫通穴11Aの長手方向とが直角な状態)で傾斜面10A,10B間に挿入されても、ワイヤエンド4は右又は左に容易に向きを変えることができ(このとき、ワイヤ露出部3Aは捻られる)、最終的にはワイヤエンド4は貫通穴11Aに平行な状態となる。
さらに、キャップ10を矢印C方向に更に押し込み、図4に示すように、スリット13の垂直部分13A内にピン6を係合させ、このピン6がスリット13の水平部分13B付近まで達するようにする。そうすると、円柱状のワイヤエンド4はキャップ10内部の貫通穴11Aを通過して、貫通穴11Aよりも上位に位置する。
この状態で、図5に示すように、キャップ10を矢印D方向に回動させると、ピン6がスリット13の水平部分13B内に入り込むとともに、キャップ10を更に矢印D方向に回動させると、ピン6は狭小部13D(図8参照)を通過して、狭小部13Dによってロックされる。このとき、円柱状のワイヤエンド4の向きと貫通穴11Aの向きは互いに直角となる。つまり、ワイヤエンド4の長手方向と貫通穴11Aの長手方向とが互いに直角となる。その結果、ワイヤエンド4は貫通穴11Aによって係止され、これにより、キャップ10はワイヤ露出部3Aを覆うとともに、ケーシング一側端部2A(図1参照)から外れなくなる。
そして、図5に示すように、ワイヤ露出部3Aをキャップ10で、ワイヤ露出部3Bを円筒部材7でそれぞれ覆うことにより、ワイヤ露出部3A,3Bが保護されるため、ケーシング付ワイヤ1の搬送時にキャップ10や円柱部材7を何かにぶつけても、ワイヤ露出部3A,3Bに曲げ癖が付くことはない。
図9〜図11は円柱状のワイヤエンド4がキャップ内係止部11に係止された状態を示しており、図9はその上面図、図10は図9のSA−SA線に沿った断面図、図11は図9のSB−SB線に沿った断面図である。
桟部12の下面中央には、図10及び図11に示すように、円錐状の小突起12Aが形成されている。この小突起12Aは円柱状のワイヤエンド4の外周面上部に当接して、ワイヤエンド4を貫通穴11Aの上端部に押さえ込み、当該ケーシング付ワイヤエンドの搬送時に、ワイヤエンド4が振動するのを抑制している。
キャップ10を取り外す場合は、キャップ10を矢印D(図5参照)と反対方向に回動させて、キャップ10上面の桟部12を貫通穴11Aに平行にする。このとき、ピン6はスリット13の水平部分13Bから垂直部分13Aへと移動する。そして、キャップ10を一旦下方へ(図4における矢印C方向)押すことにより、桟部12が円柱状のワイヤエンド4の上面を押圧し、円柱状のワイヤエンド4を貫通穴11Aから押し出すことができる。このとき、スリット13の垂直部分13Aは水平部分13Bよりも若干上方へ突き出た形状となっているので、キャップ10を下方へ押したときに、この上方へ突き出た部分にピン6が入り込み、キャップ10を下方へ押す操作を容易に行うことができる。
本実施例によれば、ケーシング2の内表面とワイヤ3の外表面との間に隙間があるので、毛細管現象で水がケーシング2の内部に吸い上げられることはなく、ケーシング2内に浸入した水が冬場に凍結してワイヤ3が動かなくなってしまうという不具合を未然に防止できる。
次に、上記ケーシング付ワイヤケーブル1を実際にドア内に取り付けた一例について説明する。
図12は、ケーシング付ワイヤケーブル1をドア20のドアラッチ21とドアプルハンドル22間に取り付けた様子を示す斜視図である。また、図13は図12のE部付近の拡大斜視図である。
図12に示すように、ドアアウタパネル23の外表面上部にはドアプルハンドル22が取り付けられている。また、ドア20の内部にはドア端面付近にドアラッチ21が設けられている。
ドアラッチ21には支軸24を介してドアラッチ解除レバー25が取り付けられ、このドアラッチ解除レバー25は支軸24を中心にして矢印F1,F2方向に回動自在である。ケーシング付ワイヤケーブル1は、ケーシング一側端部2Aがドアプルハンドル22付近に配設され、その一側のワイヤ露出部3Aがドアプルハンドル22に接続されている。また、ケーシング付ワイヤケーブル1は、ケーシング端部2Bの円柱部材7がドアラッチ21近傍の支持板9に固定されている。
図12及び図13に示すように、ドアラッチ解除レバー25はL字型を成し、その先端部が直角に折り曲げられている。折り曲げ部25Aの先端には切欠き穴25Bが形成されており、ケーシング付ワイヤケーブル1のワイヤ露出部3Bが折り曲げ部25Aまで延設されて、ワイヤ露出部3B先端の球状のワイヤエンド5が切欠き穴25Bに係合している。
また、ドアラッチ解除レバー25の折り曲げ部25Aには、車幅方向外側に突出した突出部25Cが形成され、他車両が側突してドアアウタパネル23が内側へ変形したときに、ドアアウタパネル23の内面が当該突出部25Cにぶつかるようになっている。さらに、ドアラッチ解除レバー25には、支軸24に近い側に、上下方向から切り込まれたフューズ部分25Dが形成されている。
図14及び図15は円柱部材7を支持板9に取り付けたときの断面図であり、図14は球状のワイヤエンド5をドアラッチ解除レバー25の切欠き穴25Bにまだ係合させていないときの様子を、図15は球状のワイヤエンド5をドアラッチ解除レバー25の切欠き穴25Bに係合させたときの様子をそれぞれ示している。
図15において、ドア20(図12参照)が閉まっている状態(つまり、ドアプルハンドル22が操作されていない状態)のときは、球状のワイヤエンド5及びドアラッチ解除レバー25の折り曲げ部25Aは実線の位置にある。ドア20を開けるためにドアプルハンドル22を操作すると、ワイヤ3が引っ張られて、球状のワイヤエンド5及びドアラッチ解除レバー25の折り曲げ部25Aは破線の位置まで変位する。このとき、ドアラッチ解除レバー25は矢印F1方向(図12参照)に回動し、ドアラッチ21によるロックが解除される。
ドアプルハンドル22から手を離すと、ドアラッチ21内の付勢手段の付勢力によって、ドアラッチ解除レバー25は矢印F2方向に回動し、球状のワイヤエンド5及びドアラッチ解除レバー25の折り曲げ部25Aは実線で示した元の位置に復帰する。このとき、ドア20はドアラッチ21によってロックされる。
次に、上記ドアラッチ解除レバー25の車両側面衝突時における動作について説明する。
他車両の側突によりドアアウタパネル23が内側へ変位して、ドアアウタパネル23の内面がドアラッチ解除レバー25の突出部25Cにぶつかると、ドアラッチ解除レバー25はフューズ部分25Dで折れ曲がり、図13に二点鎖線で示すように変形する。このとき、ドアラッチ解除レバー25は、その先端部側(つまり、折れ曲がり部25A)が斜め上方に押し上げられるため、矢印F1方向(図12参照)に回動し、ドアラッチ21のロックが解除されてしまう虞がある。
本実施例では、ケーシング付ワイヤケーブル1のケーシング端部2Bに円柱部材7を設けたので、ドアラッチ解除レバー25がフューズ部分25Dで折れ曲がっても、図15に二点鎖線で示すように、ドアラッチ解除レバー25の上部が円柱部材7の下端面に当たって、ドアラッチ解除レバー25及び球状のワイヤエンド5の上昇が制限され、ドアラッチ21のロックが解除されてしまうのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、本発明のケーシング付ワイヤケーブルはドアのラッチ機構以外(エンジンや駆動系の制御機構)にも適用できる。
本発明に係るケーシング付ワイヤケーブルの搬送時に、ワイヤの両端部を被覆体で覆う手順を示す図である。 図1の次の手順を示す図である。 図2の次の手順を示す図である。 図3の次の手順を示す図である。 図4の次の手順を示す図である。 円柱状のワイヤエンドを示しており、(a)はその上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 被覆体としてのキャップの上部斜視図である。 キャップの下部斜視図である。 円柱状のワイヤエンドがキャップ内係止部に係止されたときのキャップの上面図である。 図9のSA−SA線に沿った断面図である。 図9のSB−SB線に沿った断面図である。 ケーシング付ワイヤケーブルをドアラッチとドアプルハンドル間に取り付けた様子を示す斜視図である。 図12のE部付近の拡大斜視図である。 円柱部材を支持板に取り付けたときの図であり、球状のワイヤエンドをドアラッチ解除レバーの切欠き穴にまだ係合させていないときの様子を示す断面図である。 円柱部材を支持板に取り付けたときの図であり、球状のワイヤエンドをドアラッチ解除レバーの切欠き穴に係合させたときの様子を示す断面図である。
符号の説明
1 ケーシング付ワイヤケーブル
2 ケーシング
2A ケーシング一側端部
2B ケーシング端部
3 ワイヤ
3A,3B ワイヤ露出部
4A 傾斜端面
4 円柱状のワイヤエンド
5 球状のワイヤエンド
6 ピン
7 円柱部材
8 すり鉢状の穴
9 支持板
10 キャップ
11 キャップ内係止部
12 桟部
13 スリット
13A 水平部分
13B 垂直部分
13D 狭小部

Claims (10)

  1. ケーシング内にワイヤが通されたケーシング付ワイヤケーブルであって、前記ワイヤのうち前記ケーシングで覆われていない両端のワイヤ露出部を覆い、前記ワイヤ露出部単独の変形を防止する被覆体を設けたことを特徴とするケーシング付ワイヤケーブル。
  2. 前記両端のワイヤ露出部にワイヤエンドが設けられ、前記被覆体は前記ワイヤエンドを被覆することを特徴とする請求項1に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
  3. 前記被覆体のうち一側の被覆体は円筒形状のキャップであり、該キャップは、前記一側のワイヤ露出部に近い側のケーシング一側端部に着脱自在に取り付けられ、
    かつ前記被覆体のうち他側の被覆体はすり鉢状の穴を有する円柱部材であり、該円柱部材は、前記他側のケーシング端部に固定されていることを特徴とする請求項2に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
  4. 前記一側のワイヤエンドは円柱状であり、前記キャップの内部には前記円柱状のワイヤエンドを係止するキャップ内係止部が設けられ、かつ前記他側のワイヤエンドは球状であり、
    前記キャップを前記ケーシング一側端部に装着し、前記円柱状のワイヤエンドを前記キャップ内係止部で係止したとき、前記球状のワイヤエンドは前記円柱部材のすり鉢状の穴に係止されることを特徴とする請求項3に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
  5. 前記キャップを前記ケーシング一側端部に装着したとき、前記ケーシング一側端部から前記キャップ内係止部までの距離が、前記ワイヤ両端の各ワイヤ露出部の長さを加えた長さに略等しくなるよう設定されていることを特徴とする請求項4に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
  6. 前記ケーシング一側端部にはピンが固定され、該ピンは、前記キャップを前記ケーシング一側端部に装着したとき、前記キャップの下部に形成された屈曲したスリットに係合することを特徴とする請求項3,4又は5に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
  7. 前記スリットのうち略水平部分の奥部には前記ピンの外径よりも狭い狭小部が形成され、前記キャップを前記ケーシング一側端部に装着後に該キャップを捻ると、前記ピンは前記狭小部を乗り越えて前記スリットの水平部分奥部にロックされることを特徴とする請求項6に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
  8. 前記キャップ内は、挿入部は前記円柱状のワイヤエンドを包含する円形であり、且つ係止部は、前記円柱状のワイヤエンドを上方から見たときの当該ワイヤエンドの外形に倣った略矩形状を徐変させてつないだ貫通穴を有し、前記キャップを前記ワイヤエンドに挿入すると前記貫通穴により前記ワイヤエンドを係止部までガイドすることを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
  9. 前記円柱状のワイヤエンドは、一側の端面が斜めに形成されていることを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
  10. 前記キャップの上部は開口され、その開口部に前記略矩形状の貫通穴に平行に桟部が形成されていることを特徴とする請求項3〜9のいずれか一項に記載のケーシング付ワイヤケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011127346A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Alpha Corp 車両のハンドル装置
CN114508271A (zh) * 2022-01-13 2022-05-17 浙江极氪智能科技有限公司 一种车门解锁装置和具有该装置的车辆

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