JP2008296682A - 車載危険運転監視装置、危険運転集中監視システム、および、危険運転阻止しシステム - Google Patents
車載危険運転監視装置、危険運転集中監視システム、および、危険運転阻止しシステム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】危険運転をより確実に監視して危険運転を阻止することができる車載危険運転監視装置、危険運転集中監視システム、および、危険運転阻止しシステムを提供する。
【解決手段】少なくとも車両の位置情報および危険度測定情報を入力する入力部と、現在時刻を計測する時刻計測部と、入力された危険度測定情報と予め設定された危険度判定基準を用いて運転の危険度を判定する危険度判定部と、危険度が記録条件を満たした時点から、少なくもと前記危険度、位置情報および危険運転発生時刻を備えた危険運転情報を順次記録する記録部と、危険度が通報条件を満たした時点から記録部に記録された危険運転情報に車両情報を加えて遠隔地に設けた上位情報処理装置に対して順次無線送信する送信部とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】少なくとも車両の位置情報および危険度測定情報を入力する入力部と、現在時刻を計測する時刻計測部と、入力された危険度測定情報と予め設定された危険度判定基準を用いて運転の危険度を判定する危険度判定部と、危険度が記録条件を満たした時点から、少なくもと前記危険度、位置情報および危険運転発生時刻を備えた危険運転情報を順次記録する記録部と、危険度が通報条件を満たした時点から記録部に記録された危険運転情報に車両情報を加えて遠隔地に設けた上位情報処理装置に対して順次無線送信する送信部とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、車載危険運転監視装置および危険運転集中監視システムに関するものであり、より詳細には、運転者が危険運転を行うことを安全かつ確実に阻止することにより事故発生を防止することができる車載危険運転監視装置、危険運転集中監視システム、および、危険運転阻止しシステムに関する。
近年、車両の運転者が酒気帯び運転を行うことにより、悲惨な事故が多発しており、これが社会問題となっている。警察などの飲酒運転を阻止する執行機関(本明細書では危険運転阻止執行機関という)は検問などを行って、重罰を科することにより、飲酒運転を撲滅するために尽力しているが、このような努力にもかかわらず、酒気帯び運転などの危険運転が行われているために尊い人命が奪われるという問題が発生し続けている。ここで問題となるのは、泥酔した運転者は自ら正常な判断を行うことができず、危険を意識することなく無謀な飲酒運転を行うという点である。
そこで、特開2004−305494号公報(特許文献1)は、運転者を識別した上でアルコール検出手段を用いて呼気のアルコール濃度を確認することにより、泥酔した状態の運転者には車両のエンジンの始動を阻止する等して走行不能とし、車両の運転を行えないようにする飲酒運転防止システムを提案している。これによって、所定量以上飲酒している運転者は車両を動かすことができないので、飲酒運転を防止することができる。
その他にも、様々な方法を用いて運転者の酒気帯び状態を検出し、危険運転を阻止するために、エンジンの始動を阻止したり、車両を強制的に減速させる安全装置が発明されている。また、非特許文献1に示すように、運転席の座席に運転者の脈をみる圧力センサや呼吸をみる磁気回路センサを取り付けて、居眠り発生の約10分前にみられる予兆となる脈や呼吸の乱れを検出して危険運転を検知し、居眠りをさせないようにする装置が開発されつつある。
しかしながら、車両の所有者の意志に反して車両を制御不能とすることには危険が伴うという問題がある。つまり、装置の誤動作などによってエンジン始動が不能となったり、運転者の意志に反して強制的に減速させられることは、逆に事故発生の要因となる可能性もあるため、実用化は困難であった。ここで問題となっているのは、酒気帯び運転や居眠り運転さらには無謀運転などの危険運転を検出できたとしても、これを阻止することが困難であるという点である。
また、悪質な使用者は酒気帯び運転などの危険運転を検出する装置に検出されないように工夫することにより危険運転を行うこともあり、これらの装置を用いても確実に危険運転を阻止することはできなかった。さらに、酒気帯びの程度によっては測定器が十分に反応せずに装置が機能することなく車両を運転できるにもかかわらず、運転者の判断能力や運転能力には大きな影響が生じている場合があるという問題もある。
さらに、たとえ前記安全装置が正常に機能して車両を安全に停車させることができたとしても、運転者がその場を離れた場合や別の運転者と交代した場合には、危険運転の証拠がないために刑罰を下すことができず、運転者は繰り返し危険運転を続ける可能性があり、またこのような経験から運転者が安全装置によって酒気帯び状態を検出されないようにする方法を学習することも考えられる。
加えて、前記飲酒運転防止システムのような安全装置は、車両の走行に必要な装置ではないにも係わらず多くの新たな装置を必要としており製造コストがかかるため、使用者が車両に危険運転防止のための安全装置を取り付けることを望まないという問題もある。
本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであって、その目的は、危険運転をより確実に監視して危険運転を阻止することができる車載危険運転監視装置、危険運転集中監視システム、および、危険運転阻止しシステムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、少なくとも車両の位置情報および危険度測定情報を入力する入力部と、現在時刻を計測する時刻計測部と、入力された危険度測定情報と予め設定された危険度判定基準を用いて運転の危険度を判定する危険度判定部と、危険度が記録条件を満たした時点から、少なくもと前記危険度、位置情報および危険運転発生時刻を備えた危険運転情報を順次記録する記録部と、危険度が通報条件を満たした時点から記録部に記録された危険運転情報に車両情報を加えて遠隔地に設けた上位情報処理装置に対して順次無線送信する送信部とを有することを特徴とする車載危険運転監視装置を提供する。(請求項1)
前記構成よりなる車載危険運転監視装置によれば、入力部に運転者の飲酒状態などの危険度を判定するための測定値からなる危険度測定情報が入力され、この危険度測定情報と危険度判定基準を用いて危険度が判定され、この危険度が記録条件を満たした時点から、記録部に危険度、位置情報、危険運転発生時刻が順次記録されるので、危険運転の証拠を残すことができる。また、危険度が通報条件を満たした時点で、送信部によって記録部に記録された前記危険運転情報と車両情報が上位情報処理装置に無線送信されるので、この上位情報処理装置によって危険運転の発生状態とその証拠を確認して、これを阻止すべく適切な対応を取ることができる。つまり、危険運転を行っている車両を危険運転阻止執行機関が人間の目によって確認し、安全かつ確実に危険運転を阻止するための通報を可能とし、証拠を残すことができる。
前記入力部は車両に配置された各種測定器に接続されるインターフェースであり、例えば、前記車両の位置情報はGPS受信ユニットから受信される緯度、経度、標高、車両の走行速度、車両の進行方向等の情報であることが好ましい。また、前記危険度測定情報は運転者の呼気、血流、心拍数、瞳孔の大きさ、皮膚からの発汗状態、ハンドル操作角、アクセル開度、ブレーキ操作量、走行速度などの情報、さらには、ドライブレコーダに記録された情報が考えられ、車載危険運転監視装置はアルコール濃度測定器、測定情報は撮像カメラ、光透過または光反射を用いた血流測定器、ハンドル等に取り付けられたロータリーエンコーダ、各種ペダルに取り付けられたポテンショメータ、車載LANに接続されて車両の走行状態に関するメッセージを受信する受信部などを設けることが好ましい。
前記時刻計測部はその他の構成要素から独立した時計回路であることが好ましいが、GPS受信ユニットを時計計測部として用いて、車載危険運転監視装置を簡素にしてもよい。また、時刻計測部を演算処理部において実行可能な時刻計測プログラムによって構成してもよい。
前記危険度判定部は演算処理部において実行可能な危険度判定プログラムであることが好ましい。すなわち、危険度判定プログラムは前記各種測定器を用いて測定した危険度測定情報を用いて危険度を算出するための関数を計算することにより、数値化された危険度を求めるようにプログラムされていることが好ましい。危険度が数値化された値であることにより、危険度を客観的に判定できる。加えて、危険度の判定値は危険度判定基準を設定する人間の判断によって評価することができる。
また、この危険度判定プログラムは危険度判定基準を設定変更可能であることが好ましく、上位情報処理装置からの無線通信によって適宜更新可能とすることが好ましい。このためには車載危険運転監視装置は無線通信によってプログラムを受信する受信部を有する。このように構成することにより、複数の車両に対して危険度判定基準を算出するための危険度判定基準を容易に調整可能とする。
前記記録部は危険運転情報を順次蓄積するように記録するものであるから、ハードディスクユニットのように大量の情報を記録する記録部を備えることが好ましいが、フラッシュメモリのように不揮発性メモリによって構成されていてもよい。また、危険度が記録条件以上であるかどうかの判断は演算処理部において実行可能な記録判定プログラムによって実現することが好ましく、この記録判定プログラムも上位情報処理装置からの無線通信によって適宜更新可能とすることが好ましい。
前記送信部は危険運転情報を携帯電話回線網などを用いて上位情報処理装置に無線送信可能とする携帯通信端末であることが好ましい。また、携帯通信端末が携帯電話回線網の圏外にいる場合には送信部からの通報を行うことはできないので、送信部が繰り返し接続を試みるように構成されていることが好ましい。なお、送信部は危険運転情報の送信を行えるようになった時点で、現在から過去にさかのぼって記録部に記録された危険運転情報を順次無線送信するように構成されていることが好ましい。危険度の通報条件は前記記録条件より高く設定しておくことにより、軽度の危険度による通報を避けると共に、前記記録部の記録のみを証拠として残すことも可能である。
前記危険度測定情報は、運転者の呼気に含まれるアルコールの濃度測定値、撮像情報、運転者の瞳孔の大きさを周囲照度で補正した瞳孔測定値、ハンドルを握る運転者の手における発汗量および/または血液の流速測定値を温度補償した血流測定値、運転者の動作測定情報のうち少なくとも一つを用いて数値化した酒気帯び判定値を含むこと(請求項2)が好ましい。上記構成により、運転者が酒気帯び運転を行っているかどうかを数値化して判断することができる。また、複数の要素を用いて酒気帯び判定値を求めた場合には、酒気帯び判定値の信頼性を高めることができる。
前記危険度測定情報は、ハンドルの操作角、エンジンの回転数、車両の走行速度、撮像情報、運転者の動作測定情報のうち少なくとも一つを用いて数値化した無謀運転判定値を含むこと(請求項3)が好ましい。上記構成により、運転者が無謀運転を行っているかどうかを数値化して判断することができる。また、複数の要素を用いて無謀運転判定値を求めた場合には、無謀運転判定値の信頼性を高めることができる。仮に飲酒運転を行う運転者が巧みに測定器を誤動作させることができたとしても、運転操作に表れる危険要素から危険度を求めることにより、無謀運転を確実に検出することができる。
さらに、撮像情報を用いた画像処理によって運転者が携帯電話を片手に運転している状態や、運転者が居眠りの前兆となる舟こぎの動作をしている状態などを判定し、これを無謀運転として危険度に反映させてもよい。つまり、携帯電話を使用することによって生じる判断能力の低下が運転操作に表れる前に、携帯電話を使用している状態を検出すること
により無謀運転の判定を行うことが可能である。
により無謀運転の判定を行うことが可能である。
前記入力部は運転者の人物認識情報および運転席の着座検知情報を用いて運転者を認証する運転者認証情報を前記位置情報および危険度測定情報と共に入力するものであり、前記記録部は運転者認証情報を前記危険運転情報に加えて記録するものである(請求項4)ことが好ましい。上記構成により、危険運転を行った運転者を確認することができる。なお、着座検知情報は既存のものを用いることができ、人物認識情報は撮像カメラによって撮像された撮像情報、指紋認識情報、ドライブレコーダに記録される撮像情報を用いて求めてもよい。前記運転者認証情報は少なくとも危険度が記録条件を満たした時点において記録部に記録されることが好ましく、また、着座検知情報が運転者の退席を検知し、再び着座を検知した時点で記録部に記録されることが好ましい。
前記危険度が警告条件を満たした時点で運転者に危険運転警告音を出力する警告音出力部を有する(請求項5)ことが好ましい。上記構成により、運転者が無意識のうちに危険運転をしたときに危険運転警告音による警告を発することができ、危険運転を自粛させることができる。前記警告条件は前記通報条件あるいは前記記録条件よりも低く設定することにより、運転者は危険度を軽度のうちに認識でき、安全運転に寄与する。警告条件を通報条件より高く設定することにより、危険運転を行う運転者の通報を優先させて危険運転の現場を確実に抑えることができる。また、前記警告条件は、記録条件を満たさない程度の軽度の警告条件、記録条件を満たし通報条件を満たさない程度の中程度の警告条件、通報条件を満たしたことを示す重度の警告条件というように、段階を設けて設定し、段階的な警告を行なうものであることが好ましい。
前記警告音出力部は危険運転警告音を音声または発信音にして出力するものであり、警告音を音声または発信音にして発生させるための音声発生装置を用いることが好ましい。また、警告音は車載ステレオシステムのスピーカーを用いて発生させることが好ましいが、専用のスピーカーを用いてもよい。さらに、警告音出力部は上位情報処理装置側のオペレータからの音声情報をリアルタイムに再生する音声通信機能を備えることが好ましい。
前記入力部がエンジン動作情報を前記位置情報および危険度測定情報と共に入力するものであり、前記危険度が始動阻止条件を満たすときにエンジン始動を阻止する始動阻止部を有する(請求項6)ことが好ましい。上記構成により、運転者は酒気帯び状態である場合にエンジンの始動を阻止して、危険運転を防止することができる。
本発明は、前記車載危険運転監視装置からの情報を受信可能である受信部と、受信部を介して受信した危険運転情報を車両毎に集計して記録する集計記録部と、前記危険運転情報の車両毎の記録と予め設定された危険運転阻止条件を用いて危険運転阻止要求の要否判定を行なう危険運転判定部と、危険運転阻止要求が必要であると判定した時点から危険運転阻止執行機関に、少なくともこの車両に関する危険運転情報の集計情報と最終位置情報からなる危険運転阻止要請情報を送信する要請情報送信部とを有することを特徴とする危険運転集中監視システムを提供する。(請求項7)
前記構成によれば、受信部が車載危険運転監視装置から危険運転情報を受信したときにこれを集計記録部に車両毎に集計することができる。また、危険運転判定部が危険運転阻止条件を用いて各車両の危険阻止要求を出力し、要請情報送信部が危険運転阻止要請情報を危険運転阻止執行機関に送信する。なお、危険運転阻止執行機関とは、警察などの組織であっても、主に高速道路などの有料道路の通行ゲートを有する料金所であってもよい。
前記受信部は携帯電話回線網に接続されるインターフェースであり、例えば固定電話回線網を介して携帯電話回線網に接続される複数の端末などが考えられる。前記集計記録部
はハードディスクドライブのように容量の大きな記録媒体であることが好ましい。また、前記危険運転判定部は演算処理部によって実行される危険運転判定プログラムであることが好ましい。この危険運転評価プログラムは前記受信部を介して受信した危険運転情報を危険運転阻止条件と比較することにより、危険運転阻止要求を出力する。
はハードディスクドライブのように容量の大きな記録媒体であることが好ましい。また、前記危険運転判定部は演算処理部によって実行される危険運転判定プログラムであることが好ましい。この危険運転評価プログラムは前記受信部を介して受信した危険運転情報を危険運転阻止条件と比較することにより、危険運転阻止要求を出力する。
前記要請情報送信部はインターネット、イントラネット、LANなどのデータ通信網を介して危険運転阻止要請情報を送信するものであり、種々の形態が考えられるが、危険運転阻止要請情報の情報公開用サーバを用いることが好ましい。すなわち、情報公開用WWWサーバにリアルタイムに危険運転車両の位置情報およびその軌跡を地図上に開示した画像を動画として表示可能なビットストリームに変調してリアルタイムに公開させる一方、情報公開用メールサーバを用いて電子メールの形で情報公開ページのURLを送信することが好ましい。
前記要請情報送信部は、車両の位置情報の変化から車両の進行方向および走行速度を求め、移動方向の前方に位置する危険運転阻止執行機関に対して前記危険運転阻止要請情報を送信するものであること(請求項8)が好ましい。上記構成により、危険運転阻止要請情報の送信後、車両が通過するであろう地点において危険運転を阻止することができる。
前記車両情報と対応する車両の契約者情報の関係を記録する契約者情報記録部と、車両毎に集計した危険運転情報を用いて評価基準に従ったリスク評価値を算出するリスク評価部と、予め設定された間隔でまとめたリスク評価値を前記契約者情報と合わせて保険業務者に送信するリスク評価送信部とを有する(請求項9)ことが好ましい。上記構成により、リスク評価部が車両毎に集計した危険運転情報を用いて評価基準に従ったリスク評価値を算出し、リスク評価送信部が車両毎の前記リスク評価値を予め設定された間隔でまとめ、契約者情報記録部に記録された契約者情報と合わせて保険業務者に送信する。
前記リスク評価部は演算処理部によって実行されるリスク評価プログラムであることが好ましい。このリスク評価プログラムは、インターネットなどのデータ通信網を介して更新することにより、評価基準を更新可能としている。
前記リスク評価送信部はインターネットなどのデータ通信網を介してリスク評価値を送信するものであり、種々の形態が考えられるが、電子メールの形でリスク評価値を定期的に送信するためのリスク評価用メールサーバを用いることが好ましい。
本発明は、上述の車載危険運転監視装置と、上述の危険運転集中監視システムと、危険運転阻止執行機関の情報処理装置と、これらを通信可能に接続する通信回線網とを有することを特徴とする危険運転阻止システムを提供する。(請求項10)
また、本発明は、上述の車載危険運転監視装置と、上述の危険運転集中監視システムと、保険事業者の情報処理装置と、これらを通信可能に接続する通信回線網とを有することを特徴とする危険運転阻止システムを提供する。(請求項11)
前述したように、本発明によれば、入力部に入力された危険度測定情報を用いて判定した危険度が記録条件を満たした時点から、危険度と位置情報と危険運転発生時刻が記録部に記録されるので、危険運転の証拠を確実に残すことができる。また、危険度が通報条件を満たした時点から記録部に記録された危険運転情報が上位情報処理装置に無線送信されるので、この上位情報処理装置の管理者は危険運転を行う車両の位置を特定することができる。したがって、例えば警察官などの危険運転阻止執行機関が、現場に向かって危険運転を阻止することができる。
このとき、危険運転を阻止するのはあくまでも危険運転阻止執行機関の担当者の判断によるので、周囲の交通状態などに合わせて安全に危険運転を阻止させることができる。また、運転者が危険運転を認めない場合にも記録部に記録された危険運転情報を証拠とすることができるので、危険運転阻止執行機関の担当者は確固とした証拠の下に危険運転を改めさせることができる。また、入力部にドライブレコーダによって記録された情報が入力される場合には、ドライブレコーダに記録された情報がより確実な証拠となる。
前記危険度が警告条件を満たした時点で運転者に危険運転警告音を出力する警告音出力部を有する場合には、運転者が危険運転を認識できるので、自らの危険運転を抑制することを期待できる。とりわけ、酒気帯び運転など、運転者が飲酒したことを失念している場合にも、これに気付かせることができる。なお、警告音として上位情報処理装置側のオペレータからの音声を出力することにより、機械による警告音よりも効果的に危険運転を自粛させることができる。
前記車載危険運転監視装置からの情報を受信する上位情報処理装置が、受信した危険運転情報を車両毎に集計し、危険運転阻止要求の要否判定を行い、危険運転阻止要請情報を送信する危険運転集中監視システムである場合には、危険運転の発生時に警察や料金所などの危険運転阻止執行機関に危険運転阻止要請情報が送信されるので、危険運転を行なう運転者を確実かつ安全に阻止することができる。
前記車載危険運転監視装置からの情報を受信する危険運転集中監視システムが、車両毎に危険運転情報をまとめたリスク評価値を求めて保険業務者に送信するものである場合には、保険業務者が保険料を定めるための基準として重要な意味をもつリスク評価値を得ることができ、各車両の所有者に適切な保険掛け金を設定することができる。また、車両の所有者は本発明の車載危険運転監視装置を車両に搭載し、安全運転を心がけることにより、保険料を下げる可能性が生じる。
図1〜8は本発明の実施形態に係る車載危険運転監視装置1、危険運転集中監視システム2および危険運転阻止システム3を説明する図である。
図1は前記危険運転阻止システム3の全体構成を示す図であり、この危険運転阻止システム3は、車両Veにそれぞれ設けた複数の前記車載危険運転監視装置1と、これらの車載危険運転監視装置1と無線接続される前記危険運転集中監視システム2と、この危険運転集中監視システム2に接続されるインターネット4と、このインターネット4を介して危険運転集中監視システム2に接続される警察官Poや検問所および有料道路の料金所にある通行ゲートGeなどの危険運転阻止執行機関Obの情報処理装置5と、前記インターネット4を介して危険運転集中監視システム2に接続される保険業務者Inの情報処理装置6とを有する。
前記車載危険運転監視装置1は既存の車両Veに取り付け可能に構成されたものであることが好ましく、車両Veに既存の各種測定器や車載LANシステムおよびドライブレコーダなどの記録手段に接続されることにより、車両Veに既存の各種測定器による検出値を危険運転測定情報として入力可能に構成されている。また、車載危険運転監視装置1は危険運転を監視するための物理量を測定して危険運転測定情報として入力するための各種測定器Sa,Sb…を備えることにより、既存の車両Veに取り付けられるものである。しかしながら、車載危険運転監視装置1は車両Veの製造段階において車両Veに取り付けられるものであってもよい。
前記危険運転集中監視システム2は据え置き型の情報処理装置であり、複数の車載危険運転監視装置1から無線受信する危険運転情報Infを車両情報Id毎に集計して記録する集計記録部2aと、地図情報Mapを記録する地図記録部2bと、前記危険運転情報Infに従って各車両Veの所在地などを地図情報Mapと共に表示する表示部2cと、危険運転集中監視システム2を制御して必要な情報を入力可能とする入力部2dとを有し、少なくとも前記危険運転情報Infに基づいて危険運転阻止要請情報Reqを出力するものである。また、本実施形態の危険運転集中監視システム2は危険運転情報Infに基づいて危険運転を行う車両Veの所在地を表示部2cに表示する。
前記インターネット4は電話回線および光通信回線などからなる有線通信回線網4Aおよび携帯電話回線などの無線通信回線網4Bを用いて構成される通信回線であり、本実施形態では危険運転集中監視システム2と各情報処理装置5,6および車載危険運転監視装置1との間で双方向の通信を行うことができるものである。なお、各車載危険運転監視装置1と危険運転集中監視システム2の間の通信は無線機などを用いて直接的に行われるように構成してもよい。また、本明細書におけるインターネット4とは多数の端末1,2,4〜6間における双方向通信を可能とする通信ネットワークを示すものであり、インターネット4の代わりに利用者を制限したイントラネットやLANを用いても良いことはいうまでもない。
前記危険運転阻止執行機関Obの情報処理装置(端末)5は前記有線通信回線網4Aによってインターネット4に接続可能であり派出所に設置される据え置き型またはノート型の情報処理装置からなる端末5Aと、前記無線通信回線網4Bによってインターネット4に接続可能であり危険運転の取り締まりを行う警察官が所持する携帯電話などの端末5Bとからなる。また、前記端末5Bの表示画面5cは市販の携帯電話の表示画面を用いても良いが、警察官が交通取り締まり用のオートバイに乗車した状態で危険運転阻止対象車両の所在地を確認できる映像を表示可能なヘッドセット型ディスプレイHdを用いることが好ましい。さらに、前記端末5Aを無線通信回線4Bによってインターネット4に接続してもよい。
保険業務者Inの情報処理装置6は前記無線通信回線網4Bによってインターネット4に接続可能でありノート型情報処理装置からなる端末であり、前記危険運転集中監視システム2にアクセスして検索情報Schを送信することにより前記集計記録部2aに記録された危険運転情報Infから求めたリスク評価値Rskを検索結果Resとして受信するものである。なお、情報処理装置6はノート型情報処理装置であることにより、外出時においても必要な情報を得ることが可能であるが、情報処理装置6を据え置き型の情報処理装置からなる端末として、有線の通信回線網4Aに接続されてもよい。
図2は前記車載危険運転監視装置1の構成を説明する図であり、この車載危険運転装置1は、車両Veの位置情報Pおよび種々の危険度測定情報Deなどを入力する入力部10と、現在時刻Tを計測する時刻計測部11と、入力された危険度測定情報Deと予め設定された危険度判定基準D1を用いて運転の危険度Dlを判定する危険度判定部12と、危険度Dlが記録条件D2を満たしているかどうかを判定する記録判定部13と、危険度Dlが記録条件D2を満たした時点から、少なくもと前記危険度Dl、位置情報Pおよび危険運転発生時刻Tを備えた危険運転情報Infを順次記録するハードディスクドライブHddなどの記録媒体からなる記録部14と、前記危険度Dlが通報条件D3を満たしているかどうかを判定する通報判定部15と、危険度Dlが通報条件D3を満たした時点から記録部14に記録された危険運転情報Infに車両情報Idを加えて遠隔地に設けた上位情報処理装置である前記危険運転集中監視システム2に対して順次無線送信する携帯端末カードからなる送信部16と、前記危険度Dlが警告条件D4を満たしているかどうかを判定する警告判定部17と、危険度Dlが警告条件D4を満たしたときに警告音を発生す
る警告音出力部18と、エンジン始動時に危険度Dlが始動阻止条件を満たすときにエンジン始動を阻止する始動阻止部19を有する。
る警告音出力部18と、エンジン始動時に危険度Dlが始動阻止条件を満たすときにエンジン始動を阻止する始動阻止部19を有する。
Cは車載危険運転監視装置1の中央処理装置であり、前記危険度判定部12と、記録判定部13と、通報判定部15と、警告判定部17とを実現するための危険度判定プログラムP1と、記録判定プログラムP2と、通報判定プログラムP3と、警告判定プログラムP4とを実行するものである。つまり、本実施形態における前記危険度判定部12、記録判定部13、通報判定部15、および警告判定部17は何れもコンピュータによって実行可能に構成されたソフトウェアによって実現される例を示しており、これによって、車載危険運転監視装置1の小型化を達成しているが、電子回路などのハードウェアによって形成されてもよい。なお、前記プログラムP1〜P4および車両情報Idは製造時または出荷時に記録部14に記録されるものであることが好ましい。
前記入力部10は車両Veに配置された各種測定器Sおよび車内LANシステムLに接続されるインターフェースである。前記測定器Sは、車両Veの位置情報Pに加えて走行速度V、進行方向D、現在時刻T’を出力するGPS受信ユニットSa、ハンドル操作角θの検出用のロータリーエンコーダSb、アクセル開度Akの検出用のポテンショメータSc、ブレーキ操作量Blの検出用のポテンショメータSd、アルコール濃度Alの測定器Se、運転者の顔の認識情報(人物認識情報の一例)Fsや運転者の動作測定情報Mvを撮像した撮像情報Imを出力する撮像カメラSf、運転者の手の平における血流量Bvと発汗量Swと心拍数Btと指紋情報(人物認識情報の一例)Fmなどを出力するハンドル部などに設けた血流測定器Sgからなる。
また、前記入力部10は車載LANシステムLに接続されることにより、運転席に既存の着座検知情報Ex、タイヤの回転数から求めた走行速度V’、エンジンの回転数Rtを入力するメッセージ受信部10aを有する。加えて、説明を簡潔にするために図示を省略するが、車載危険運転監視装置1は、室内温度、室内空気の流速、周囲照度など、前記危険度測定情報Deを補正するため物理量からなる測定値を出力する測定器を備える。さらに、運転席の座席に運転者の脈をみる圧力センサや呼吸をみる磁気回路センサなどの測定器Sを取り付けることにより、運転者の脈や呼吸を検知し、これらを危険度測定情報Deとしてもよい。加えて、入力部10に車両Veに備えたドライブレコーダDrを測定器Sとして接続し、ドライブレコーダから出力される撮像情報Im2などを入力する。
前記時刻計測部11はGPS受信ユニットSaとは別に現在時刻Tを計測する時計ユニットであり、GPS受信ユニットSaから受信する現在時刻T’によって定期的に補正されることにより、常に正確な時刻を計測できるように構成されている。なお、時刻計測部11は時刻情報を示す標準電波などを受信することによって補正されるものであってもよい。
前記危険度判定部12は前記危険度判定プログラムP1を前記中央処理装置Cによって実行することにより実現されるものであり、危険度測定情報Deとして各測定器Sによって測定して入力した値を用いて演算処理を行って危険度Dlを求めるものである。また、この危険度判定プログラムP1には危険度判定基準(データ)D1が含まれる。前記危険度判定基準データD1は危険運転を監視するための複数の物理量を用いて危険度Dlを判定するための基準を示すものである。より具体的に、危険度判定基準データD1は、危険度測定情報De(V,V’,Q,Ak,Bl,Bv,Sw,Pu,Rt…)を変数として酒気帯び運転判定値Jaおよび無謀運転判定値Jrを求め、これらを総合して危険度Dlを求めるための関数を示すデータである。
また、前記危険度判定プログラムP1は撮像情報Im,Im2の解析を行って携帯電話
の使用動作や居眠り運転の特徴的な船こぎ動作などの運転者の動作測定情報Mvを獲得したり、運転者の脈や呼吸の変化から居眠り運転の判定値を求めて、これらを前記無謀運転判定値Jrおよび危険度Dlに反映させてもよい。さらに、エンジン始動前に危険度判定部12が高い危険度Dlを判定した場合には、エンジンの始動を阻止することが好ましいことはいうまでもない。
の使用動作や居眠り運転の特徴的な船こぎ動作などの運転者の動作測定情報Mvを獲得したり、運転者の脈や呼吸の変化から居眠り運転の判定値を求めて、これらを前記無謀運転判定値Jrおよび危険度Dlに反映させてもよい。さらに、エンジン始動前に危険度判定部12が高い危険度Dlを判定した場合には、エンジンの始動を阻止することが好ましいことはいうまでもない。
前記記録判定部13は前記記録判定プログラムP2を前記中央処理装置Cによって実行することにより実現されるものであり、前記危険度Dlが記録条件を満たしているかどうかを判定し、記録条件(データ)D2を満たした時点から少なくとも危険度Dlと現在位置Pと現在時刻(危険運転発生時刻)Tを危険運転情報Infとして記録部14に順次記録するものである。また、この記録判定プログラムP2には記録条件データD2が含まれる。前記記録条件データD2は危険運転を記録部14に記録するための条件を定めるものである。
前記記録部14は大容量の情報を記録可能であるハードディスクなどの外部記録装置であることが好ましいが、不揮発性を備えたメモリであってもよい。さらに、前記記録部14は、前記着座検知情報Exを用いて運転者が運転席に着座したときを検出するなどして運転者を確認するときに、前記人物認識情報Fs、Fmを運転者認証情報として記録部14に記録する。なお、人物識別情報Fs,Fmは運転者の着座時における前記撮像情報Imや、運転者がハンドルやイグニッションキーを握ったときに測定される血流測定器Sgの出力を用いて契約者を判別した会員番号などの文字情報であることが好ましい。
前記通報判定部15は前記通報判定プログラムP3を前記中央処理装置Cによって実行することにより実現されるものであり、前記危険度Dlが通報条件を満たしているかどうかを判定し、通報条件(データ)D3を満たした時点から前記送信部16を介して前記危険運転情報Infを危険運転集中監視システム1に送信させるものである。また、この通報判定プログラムP3には通報条件データD3が含まれ、通報条件データD3は通報するための条件を定めるものである。
前記送信部16は例えばカード型の携帯電話端末であり、無線による安定したデータの送受信を行なうために電磁波を受信しやすい位置に設置される外部アンテナ16aを備える。従って、本実施形態における送信部16は危険運転集中監視システム2から設定値などの情報を無線受信する受信機能を備えるので、以下、送受信部16と言う。
さらに、前記警告判定部17は前記警告判定プログラムP4を前記中央処理装置Cによって実行することにより実現されるものであり、前記危険度Dlが警告条件を満たしているかどうかを判定し、警告条件(データ)D4を満たした時点で前記警告音出力部18を介して警告音を出力させるものである。また、この警告判定プログラムP4には警告条件データD4が含まれ、警告判定データD4は警告を出力するための条件を定めるものである。
前記警告音出力部18は車載危険運転監視装置1に内蔵または外付けされたスピーカであり、音声または発振音からなる警告音を出力するものである。しかしながら、車載危険運転監視装置1を車載ステレオ装置に接続することにより車両Veに既存のスピーカを用いて警告音を出力させてもよい。また、本実施形態では警告音出力部18は危険運転集中監視システム2側のオペレータからの音声情報をリアルタイムに再生する音声通信機能を備える。なお、警告音が発振音である場合にはスピーカの代わりにブザーを用いてもよい。
前記始動阻止部19はエンジン始動時に前記危険度Dlが始動阻止条件を満たすことを
検出し、エンジン始動を阻止するために例えばイモビライザーに始動阻止信号を出力するものである。
検出し、エンジン始動を阻止するために例えばイモビライザーに始動阻止信号を出力するものである。
また、前記危険度判定基準データD1、記録条件データD2、通報条件データD3、警告判定データD4および指導阻止部19を実現するためのプログラムやデータは前記携帯電話端末が前記送受信部16を介して設定情報Setを受信するときに変更可能であることが好ましく、この設定情報Setは危険運転集中監視システム2の入力部2dを操作することにより危険運転集中監視システム2から各危険運転集中監視システム1に一斉に送信されるものであることが好ましい。さらに、前記危険度判定基準データD1はインターネット4を介して前記情報処理装置5から設定情報Setを送ることにより遠隔操作によって変更可能とし、危険運転阻止執行機関の判断によって危険度の基準を変更可能に構成することが好ましい。
図3は前記危険運転集中監視システム2の構成を説明する図である。
図3に示すように、前記危険運転集中監視システム2には、前記危険運転情報Infを順次記録する集計記録部2aおよび地図記録部2bに加えて危険運転阻止執行機関ObのリストL1を記録する阻止執行機関リスト記録部2eと、車載危険運転監視装置1の所有者情報(契約者情報)Usrを示す契約者のリストL2を記録する契約者リスト記録部2fと、保険業務者InのリストL3を記録する保険業務者リスト記録部2gとを備える。
図3に示すように、前記危険運転集中監視システム2には、前記危険運転情報Infを順次記録する集計記録部2aおよび地図記録部2bに加えて危険運転阻止執行機関ObのリストL1を記録する阻止執行機関リスト記録部2eと、車載危険運転監視装置1の所有者情報(契約者情報)Usrを示す契約者のリストL2を記録する契約者リスト記録部2fと、保険業務者InのリストL3を記録する保険業務者リスト記録部2gとを備える。
20はインターネット4に接続されてデータの送受信を行う通信部、21は通信部20および前記集計記録部2aに接続されて各車載危険運転監視装置1から受信した危険運転情報Infを用いて危険運転阻止要請情報Reqの送信が必要であるかどうかの判定を危険運転阻止条件(データ)D5に従って行う危険運転判定部、22は前記通信部10と集計記録部2aと地図記録部2bと表示部2cと阻止執行機関リスト記録部2eに接続されて前記危険運転阻止要請が必要であると判定した時点で車両Veの進行方向前方(走行速度Vと走行方向θを用いて求められる)の派出所Obの情報処理装置5に危険運転阻止要請情報Reqを送信する要請情報送信部、23は契約者リスト記録部2fに接続されて集計記録部2aに記録された危険運転情報Infを用いて評価基準(データ)D6に従ったリスク評価値Rskを各契約者の識別情報Id毎に算出するリスク評価部、24は前記通信部20、リスク評価部23および保険業務者リスト記録部2gに接続されて少なくともリスク評価値Rskと契約者情報Usrからなるリスク評価情報Irを保険業務者に送信するリスク評価送信部、25は車載危険運転監視装置1および危険運転集中監視システム2における危険運転監視の条件を設定する条件設定部である。
前記集計記録部2aは少なくとも各車両Veから順次受信する危険運転情報Infを車両識別情報Id毎(つまり車両Ve毎)にまとめて記録するものであり、最低でも各車両Veの現在位置Pを示す現在の緯度および経度と、危険運転を開始してから現在に至るまでの履歴を記録するものである。
前記地図記録部2bは少なくともサービス提供エリヤ内の位置情報Pとその周辺地図Mapを対応して記録するものであり、複数の縮尺率による地図情報Mapを記録していることが好ましい。
前記阻止執行機関リスト記録部2eは少なくとも危険運転執行機関Obの現在の位置情報(経度、緯度)Pと、メールアドレスなどの連絡先とを危険運転阻止執行機関ObのリストL1として記録するものであり、危険運転阻止執行機関Obの種類(派出所、交通取り締まり官、通行ゲート)および各危険運転阻止執行機関Obが危険運転集中監視システム2にアクセスするためのパスワードなどの情報を含むことが好ましい。
前記契約者リスト記録部2fは車両情報Idと契約者情報(識別番号、住所、氏名など)Usrおよびそのリスク評価値Rskの関係を契約者のリストL2として記録するものであり、各車両Veのプレートナンバー、および、利用者が危険運転集中監視システム2にアクセスするためのパスワードなどの情報を含むことが好ましい。
前記保険業務者リスト記録部2gは少なくとも保険業務者Inの連絡先およびリスク評価値の報告時期や報告周期を保険業務者InのリストL3として記録するものであり、各保険業務者Inの情報処理装置6から危険運転集中監視システム2にアクセスするためのパスワードなどの情報を含むことが好ましい。
前記各記録部2a,2b,2e〜2gはハードディスクなどの大容量の外部記憶装置を用いて構成され、集計記録部2a、地図記録部2b、および、各リストの記録部2e〜2fはそれぞれ異なるハードディスクHdd1〜Hdd5に形成することが好ましい。しかしながら、複数の記録部2a,2b,2e〜2gを1〜3台のハードディスクにまとめて形成しても、ハードディスクに代えて光磁気ディスクや不揮発性を持たせたメモリを用いても良いことは言うまでもない。
前記通信部20は例えばイーサネット(登録商標)の接続ポートなどからなり、有線通信回線網4Aに接続されるものである。なお、車載危険運転監視装置1がインターネット4を介することなく危険運転集中監視システム2に直接的に接続される場合には、通信部20は車載危険運転監視装置1との間で無線通信を行う無線機を含む。
前記危険運転判定部21、要請情報送信部22、リスク評価部23、リスク評価送信部24、条件設定部25は何れも危険運転集中監視システム2を構成する情報処理部(図示していない)によって実行可能に構成された危険運転判定プログラムP5、要請情報送信プログラムP6、リスク評価プログラムP7、リスク評価送信プログラムP8、条件設定プログラムP9によって実現されるものである。危険運転判定部21、要請情報送信部22、リスク評価部23、リスク評価送信部24、条件設定部25は少なくとも2台の異なる情報処理装置によって実行されるようにして、処理を分担して行ってもよい。
前記危険運転判定部21(危険運転判定プログラムP5)は危険運転情報Infを用いて車両Ve毎に危険運転阻止要請が必要であるかどうかを危険運転阻止条件データD5に定めた条件によって判別し、停車要請Strおよびゲート閉鎖要請Clrを出力するものである。このとき、危険運転阻止条件データD5は危険運転阻止執行機関Obによって過去の事故発生状況に合わせて定められるものであり、危険運転阻止執行機関Ob側の情報処理装置5から危険運転集中監視システム2にアクセスしたり、危険運転集中監視システム2の入力部2dを操作することにより、前記条件設定部25によって変更可能とすることが好ましい。
前記要請情報送信部22(要請情報送信プログラムP6)は前記停車要請Strおよびゲート閉鎖要請Clrが与えられた場合に、危険運転阻止要請Reqを危険運転阻止執行機関Obの情報処理装置5,6に電子メールの形で送信するためのメールサーバプログラムを含むものである。さらに、要請情報送信プログラムP6は阻止執行機関リストL1に記録されている派出所や通行ゲートの位置情報および警察官のリアルタイムの位置情報と、危険運転阻止の対象となる車両Veのリアルタイムの位置情報Pおよび進行方向θと走行速度Vを用いて、危険運転阻止の対象車両Veの走行方向前方に位置する最も適切な危険運転阻止執行機関Obを抽出するプログラムと、この車両Veの進行方向前方に所在する派出所、通行ゲート、警察官に対して、地図記録部2bに記録された地図情報Map上に車両Veの現在位置情報Pおよび走行方向Vをリアルタイムに表示する動画を作成して配信するためのWebサーバプログラムとを含む。なお、このWebサーバプログラムに
は前期危険運転阻止要請Reqを受けていない情報処理装置5からの検索コマンドSchを受信するときに、各車両Veの進行方向V前方に位置する情報処理装置5に近い順に危険運転をしている車両Veを表示する機能を備えることがこのましい。
は前期危険運転阻止要請Reqを受けていない情報処理装置5からの検索コマンドSchを受信するときに、各車両Veの進行方向V前方に位置する情報処理装置5に近い順に危険運転をしている車両Veを表示する機能を備えることがこのましい。
前記リスク評価部23(リスク評価プログラムP7)は集計記録部2aに車両Ve毎に記録された危険運転情報Infをリスク評価基準データD6に定めた評価基準によって判別してリスク評価値Rskを識別情報Id(車両Ve)毎に求めると共に、契約者リスト記録部2fを用いて各車両Veの所有者(契約者情報Usr)毎の評価値Rskを出力するものである。なお、前記リスク評価値Rskは前記契約者リストL2に追記することが好ましい。
前記リスク評価送信部24(リスク評価送信プログラムP8)は前記保険業務者リストL3に従って前記リスク評価値Rskを、保険業務者Inの求める報告時期および報告周期で、その連絡先に送信するものである。なお、本実施形態のリスク評価送信プログラムP8は少なくともリスク評価値Rskの平均値や履歴を契約者情報Usr毎にまとめたリスク評価情報Irを電子メールの形で送信するためのメールサーバプログラムを含むものであり、かつ、前記保険事業者In側の情報処理装置6からの検索コマンドSch(図1参照)を受信したときには前記リスク評価情報Irを応答情報Res(図1参照)として受信するためのDBサーバプログラムである。
なお、前記リスク評価基準データD6および保険業務者リストL3は、保険業務者In側の情報処理装置6から危険運転集中監視システム2にアクセスしたり、危険運転集中監視システム2の入力部2dを操作することにより、前記条件設定部25によって変更可能として、リスク評価情報Irの算出方法や報告時期および報告周期を設定変更可能とすることが好ましい。
前記条件設定部25(条件設定プログラムP9)は通信部20を介して、危険運転阻止執行機関Ob側の情報処理装置5および保険業務者In側の情報処理装置6に接続され、また、危険運転集中監視システム2側の入力部2dを直接操作することによって、前記データD1〜D6の変更による条件設定を可能とするものである。なお、情報処理装置5,6または入力部2dにより入力された変更が前記危険運転集中監視システム1内のデータD1〜D3に対するものである場合には、条件設定部25は各車載危険運転監視装置1に対して前記設定情報Setを送信することができるように構成されている。
また、本実施形態の条件設定プログラムP9は前記データD1〜D6を変更するための画面を情報処理装置5,6の表示部に表示させて、この画面上でデータD1〜D6の変更を可能とするWebサーバプログラムを含む。なお、本実施形態では説明を簡単にするために、条件設定プログラムP9はデータD1〜D6を変更可能とするものである例を示しているが、条件設定はプログラムP1〜P8のアップデートによって行ってもよい。
図4は前記危険運転集中監視システム2の入力部2dを操作して、危険度判定基準データD1、記録条件データD2、通報条件データD3、および、警告条件データD4を設定する画面W1を示す図である。なお、この画面W1はインターネット4を介して危険運転集中監視システム2に接続する情報処理装置5,6に表示されるものであってもよい。
図4に示す例では、画面W1に、前記酒気帯び運転を判定するための幾つかのパラメータとなる危険運転情報De(Al,Im,Sw,Bv,Bt…)を用いるかどうか、また、これらの危険運転情報Deを室内空気の流速、周囲照度、周囲温度で補正するかどうかを選択設定するためのチェックボックスCb1〜Cb6と、これらの重みを数値入力するためのエディットボックスEb1〜Eb3とを表示している。
同様に、画面W1には、前記無謀運転評価値を判定するための幾つかのパラメータとなる危険運転情報De(θ,Ak,Bl,Im…)を用いるかどうか、また、アクセル開度Akやブレーキ操作量Blの場合はその変化量および大きさを判定基準とするかどうか、および、法定速度で補正するかどうかを設定するためのチェックボックスCb7〜Cb14と、これらの重みを入力するためのエディットボックスEb4〜Eb8とを表示している。さらに、画面1には、上述のようにして求めた酒気帯び判定値Jaおよび無謀運転判定値Jrを危険度Dlとして用いる重み付けを行うためのエディットボックスEb9,Eb10とを表示している。
加えて、画面W1には、求められた危険度Dlを用いて3段階の警告を出力するための閾値と、危険度Dlの履歴を記録するための閾値と、通報するための閾値を入力するためのエディットボックスEb11〜Eb15を表示し、かつ、前記3段階の警告を出力するかどうかを設定するチェックボックスCb15〜Ch17を表示している。
すなわち、前記条件設定プログラムP9は、画面W1において、これらのチェックボックスCb1〜Cb17およびエディットボックスEb1〜Eb15への入力が行われることにより、酒気帯び状態および無謀運転の判定値を適正に求めるための関数を生成して、適切なデータD1〜D4を生成し、前記設定情報Setとして各車載危険運転監視装置1に配信するものである。
つまり、複数の車載危険運転監視装置1が一定の判定基準で危険度Dlを判定し、一定の基準で記録部14に記録したり、通報させることが可能となるだけでなく、実情に合わせて判定基準や記録および通報の基準をアップデートすることが可能である。したがって、酒気帯び運転のみならず、居眠り運転および居眠り運転に至る予兆となる状態、無謀運転、携帯電話を使用しながらの運転など、危険運転を有効に検出できる測定器Sが生じた場合には、これに伴ってデータD1〜D4またはプログラムP1〜P4を変更する事により、最も有効な危険度Dlの判定を行うことができる。
図5は前記危険運転監視装置2の入力部2dを操作して、危険運転阻止条件データD5およびリスクの評価基準データD6を設定する画面W2を示す図である。なお、この画面W2はインターネット4を介して危険運転集中監視システム2に接続する情報処理装置5,6に表示されるものであってもよい。
図5に示す例では、画面W2に、警察Poなどの危険運転阻止執行機関Obに危険運転阻止要請(停車要請Str)Reqを出力するための条件を定めるチェックボックスCb20と、エディットボックスEb20,21と、有料道路の料金所や検問所の通行ゲートGからなる危険運転阻止執行機関Obにゲートを通させない危険運転阻止要請(ゲート閉鎖要請Clr)Reqを出力するための条件を定めるチェックボックスCb21と、エディットボックスEb22と、危険運転阻止要求Reqに含める情報を選択するためのチェックボックスCb22〜Cb30を表示している。
すなわち、前記条件設定プログラムP9は、画面W2において、これらのチェックボックスCb20〜Cb30およびエディットボックスEb20〜Eb22への入力が行われることにより、前記危険運転阻止条件データD5(または危険運転判定プログラムP5)を生成し、これを危険運転判定部21に出力する。つまり、危険運転阻止要請Reqを危険運転阻止執行機関Obに送信するタイミングや、危険運転阻止要請Reqの内容を任意に調整することができる。
さらに、前記画面W2には、リスク評価値Rskを求めるための計算式を入力するため
のエディットボックスEb30と、リスク評価情報Irとする情報を指定するためのチェックボックスCb31,Cb32とを表示している。すなわち、前記条件設定プログラムP9は、画面W2において、これらのチェックボックスCb31,Cb32およびエディットボックスEb30,Eb31への入力が行われることにより、前記評価基準データD6(またはリスク評価プログラムP7)を生成し、これをリスク評価部23に出力する。また、保険業務者リストL3にリスク評価情報Irの送信タイミングを設定する。
のエディットボックスEb30と、リスク評価情報Irとする情報を指定するためのチェックボックスCb31,Cb32とを表示している。すなわち、前記条件設定プログラムP9は、画面W2において、これらのチェックボックスCb31,Cb32およびエディットボックスEb30,Eb31への入力が行われることにより、前記評価基準データD6(またはリスク評価プログラムP7)を生成し、これをリスク評価部23に出力する。また、保険業務者リストL3にリスク評価情報Irの送信タイミングを設定する。
上述のように画面W2を用いて、危険運転阻止条件データD5、評価基準データD6およびリスク評価情報Irの送信タイミングを変更可能に構成することにより、危険運転集中監視システム2および各情報処理装置5,6から実情に最も適した条件設定を行うことができる。
次に、図1〜図5を用いて前記構成の車載危険運転監視装置1および危険運転集中監視システム2を用いた危険運転阻止システム3の動作を説明する。
利用者が危険運転集中監視システム1を搭載した車両Veに乗車すると、入力部10は着座検知情報Exを入力することにより運転者が着座したことを検知し、危険度判定部12は前記撮像カメラSfを用いて撮像した運転者の顔の撮像情報ImやドライブレコーダDrから得られる撮像情報Im2を用いて運転者の瞳孔の開度を測定し、これを周囲照度で補正することにより酒気帯び状態を判定するための瞳孔測定値Puを求め、ハンドルに設けた血流測定測定器Sgによって求めた血流量Bv、発汗量Sw、心拍数Btを室内温度によって補正し、アルコール濃度測定器Seによって求めた運転者の息に含まれるアルコール濃度Alを室内における空気の流量で補正する。次いで、前記瞳孔測定値Pu、血流量Bv、発汗量Swおよびアルコール濃度Al、また、運転者の動作測定情報Mvなどを用いて前記危険度判定基準データD1に定めた基準によって酒気帯び判定値Jaおよび危険度Dlを求める。
一方、記録判別部13は前記危険度Dlが記録条件データD2に定めた記録条件を満たしているかどうかを判断し、記録条件を満たしたときから例えば前記撮像情報Im、運転者の顔の識別情報Fsや指紋情報Fmなどの人物認識情報のうち少なくとも一つと、危険度(酒気帯び運転判定値および危険運転判定値を含む)Dl、車両Veの位置情報P、進行方向Dおよび危険運転の発生時刻Tとを危険運転情報Infとして記録部14に記録する。例えば、図4に示すように設定した場合には、エディットボックスEb14にそれぞれ20が入力されているので、危険度Dlが20%になった時点で記録部14に記録する。
さらに、通報判断部15は前記危険度Dlが通報条件データD3に定めた通報条件を満たしているかどうかを判断し、通報条件を満たした時点から記録部14に記録された危険運転情報Infに車両Veの識別情報Idを加えて送信部16に出力し、送信部16はこれらの危険運転情報Infと識別情報Id携帯電話回線網4Bを用いて危険運転集中監視システム2に送信する。例えば、図4に示すように設定した場合には、エディットボックスEb15にそれぞれ30が入力されているので、危険度Dlが30%になった時点で危険運転の通報を行う。
また、警告判定部17は前記危険度Dlが警告条件データD4に定めた警告条件を満たしているかどうかを判断して警告音出力部18に警告音を発生させる。例えば、図4に示すように設定した場合には、エディットボックスEb11に10が入力されてチェックボックスCb15にチェックが入っているので、危険度Dlが10%になった時点で、音声による軽度の警告を発生させ、エディットボックスEb13に40が入力されてチェックボックスCb17にチェックが入っているので、危険度Dlが40%になった時点で、音
声による重度の警告を発生させる。また、本実施形態では警告判定部17が警告条件を満たしていると判断する場合に、これを危険運転集中監視システム2に通知することにより、危険運転集中監視システム2側のオペレータが車載危険運転監視装置1を介してドライブレコーダDrで映し出された画像を確認し、オペレータから運転者に音声によって注意を喚起する。
声による重度の警告を発生させる。また、本実施形態では警告判定部17が警告条件を満たしていると判断する場合に、これを危険運転集中監視システム2に通知することにより、危険運転集中監視システム2側のオペレータが車載危険運転監視装置1を介してドライブレコーダDrで映し出された画像を確認し、オペレータから運転者に音声によって注意を喚起する。
すなわち、上述の例では、車載危険運転監視装置1において危険度Dlを判定し、これが10%になった時点で音声による軽度の警告を与えて、運転者に安全運転を促すことができる。つまり、運転者が飲酒したことを失念している場合にも、その危険性を警告されるので、無謀な運転を行うことを防止できる。また、危険度Dlが20%になった時点から危険運転の記録を記録部14に残すことができる。そして、さらに危険度Dlが30%に達した時点で危険運転集中監視システム2への通報を開始し、危険度Dlが40%に達した時点で運転者に音声による重度の警告を与えて運転中止を促す。本実施形態のように警告音出力部18からオペレータによる音声が再生され、注意が喚起されることにより、危険運転の中止をより確実に行うことができる。
また、前記車載危険運転監視装置1から無線通信による通報を受けた危険運転集中監視システム2は受信した危険運転情報Infを識別情報Id毎に集計記録部2aに記録する。そして、危険運転判定部21が前記危険運転情報Infが危険運転阻止条件データD5に定めた条件を満たしていることを判断して危険運転阻止要請を出力する。例えば、図5に示す設定例では、危険度Dlが20%以上が1分続いた時点で警察官Poなどの危険運転阻止執行機関Obに対する停車要請Strを出力する。あるいは、危険度Dlが30%以上になった時点で通行ゲートGeなどの危険運転阻止執行機関Obに対するゲート閉鎖要請Clrを出力する。
一方、前記危険運転判定部21から危険運転阻止要請を受けた要請情報送信部22は対象となる車両Veの位置情報Pと走行速度Vと進行方向Dを、前記危険運転阻止執行機関リストL1に記録されている危険運転阻止執行機関Obの位置情報と比較することにより、車両Veの進行方向前方に位置する危険運転阻止執行機関Obを選出し、これに危険運転阻止要請情報Reqを送信する。なお、図5に示すように設定した場合には、危険運転阻止要請情報Reqには車両情報Id、所有者情報、危険運転開始時からの履歴、現在位置Pのリアルタイム情報、走行速度V、危険度Dlの判定値、地図情報Mapが含まれる。
図6は前記危険運転集中監視システム1および車載危険運転監視装置2の動作と利用方法を説明する図である。危険運転集中監視システム2側の表示部2cには危険運転阻止システム3が監視中の危険運転を行っている各車両Veの位置Pa,Pb,Pc,Pdとその走行速度Va,Vb,Vc,Vdおよび進行方向Da,Db,Dc,Ddと危険運転阻止執行機関Oba〜Obgが地図情報Mapと共に表示される。なお、危険運転阻止執行機関Oba〜Obgは、警察官Poからなる危険運転阻止執行機関Oba、Obb、Obd〜Obgと、有料道路の通行ゲートを備えた料金所からなる危険運転阻止執行機関Obcとからなる。
また、前記危険運転の通報のあった車両Veのうち、停車要請Strまたはゲート閉鎖要請Clrが必要と判断した、位置Pa,Pbにある車両Veについては、その進行方向Dの前方にある阻止執行機関Oba,Obc,Obdに対して、前記危険運転阻止の要請情報送信メールサーバから電子メールMa,Mb,Mcにして危険運転阻止要請情報Reqを送信する。なお、これらの電子メールMa,Mb,Mcには、前記要請情報送信部22の動画配信Webサーバに接続するためのアドレスURLa〜URLcが記載されている。
前記電子メールMa,Mb,Mcに記載されたアドレスURLa〜URLcをそれぞれの情報処理装置5を用いて指定すると、各情報処理装置5は要請情報送信部22の動画配信Webサーバに接続することができ、要請情報送信部22から対象車両Veとこの情報処理装置5の位置を地図情報Map上で確認することができる。とりわけ、本実施形態では図5においてチェックボックスCb30にチェックが入っている例を示しており、動画の情報をビットストリームによるライブ映像La,Lb,Lcとして得ることができる。
さらに、このライブ映像La,Lb,Lcに加えて、図5のチェックボックスCb22〜Cb29において選択された種々の文字情報Ta,Tb,Tcが表示される。また、警察官Poが所持する携帯電話などの情報処理装置5にはヘッドセット型ディスプレイHdを設けているので、対象車両Veを移動しながら追いかける事が可能である。また、各情報処理装置5の位置と車両Veの位置を地図情報Map上に表示するだけでなく、車両情報(ナンバープレート番号)などの文字情報Ta,Tb,Tcが同時に表示されているので、対象となる車両Veを容易に見いだすことができる。なお、携帯電話などの移動する情報処理装置5はその位置情報を危険運転集中監視システム2にリアルタイムに送信することにより、危険運転集中監視システム2が車両Veの位置Peとの比較を行えるようにしている。
このようにして、危険運転阻止執行機関Obを構成する警察官Poは周囲の状況を確認しながら、危険運転を行う車両Veを安全のうちに停車させ、危険運転を阻止する事が可能である。なお、このときに運転者が危険運転を認めない場合にも、車載危険運転監視装置1の記録部14に客観的な数値によって求められた危険度Dlや酒気帯び判定値Jaおよび無謀運転判定値Jrが記録されているので、これを証拠として用いることができる。さらに、危険度Dlが記録条件を満たした時点の撮像情報Imが記録部14に記録されるので、停車後に運転者が逃亡したり、他者と入れ替わった場合にも、危険運転を行った運転者を確実に知ることができる。なお、図示を省略するが、車載危険運転監視装置1には記録部14の記録内容を警察官Poなどが容易に取り出せるように出力ポートを備えることが好ましい。
図7は前記危険運転集中監視システム2の別の動作とその利用方法を説明する図である。図7に示すように、前記リスク評価送信部24は図5のエディットボックスEb31に定めた周期毎に、チェックボックスCb31,Cb32に定められたリスク評価値の平均値をまとめて、リスク評価情報を生成し、そのリスク評価送信メールサーバがリスク評価メールMrを送信する。
一方、リスク評価メールMrにはリスク評価送信部24のリスク評価DBサーバに接続することができるアドレスURLrを記載している。したがって、保険常務者In側の情報処理装置6はこのアドレスURLrにアクセスすることにより、インターネット4を介して危険運転集中監視システム2のリスク評価送信部24のリスク評価DBサーバに接続することができる。
リスク評価送信部24のリスク評価DBサーバは、契約者情報記録部2fから少なくとも各契約者毎にその氏名Nm、車両のナンバープレート番号Nbなどの個人情報Usr、リスク評価値Rskを基に求めた所定期間内のリスク評価の平均値Arをリスク評価情報Irとして出力し、情報処理装置6の画面W3にこれらを表示させる。
また、この画面W3に各契約者の詳細情報を表示させるためのボタンBを表示し、このボタンBを操作することによりリスク評価DBサーバに検索命令Schを実行させ、前記集計記録部2aおよび契約者情報記録部2fを検索させることができる。前記リスク評価
送信部は集計記録部2aおよび契約者情報記録部2fを検索することにより、少なくとも危険度の高い運転を記録した時刻情報T、記録されている危険度Dl、位置情報P、酒気帯び判定値Ja、無謀運転判定値Jrなどを検索結果Resとして出力する。そして、前記情報処理装置5は受信した結果情報Resを用いて、前記画面W4,W5に示すように各契約者毎の詳細情報を表示することができる。
送信部は集計記録部2aおよび契約者情報記録部2fを検索することにより、少なくとも危険度の高い運転を記録した時刻情報T、記録されている危険度Dl、位置情報P、酒気帯び判定値Ja、無謀運転判定値Jrなどを検索結果Resとして出力する。そして、前記情報処理装置5は受信した結果情報Resを用いて、前記画面W4,W5に示すように各契約者毎の詳細情報を表示することができる。
図7に示す一例では、酒尾飲三氏については危険運転を短い間隔で繰り返し行っており、その多くが軽い酒気帯び運転によるものであることを判断できる。したがって、リスク評価情報Irに含まれるリスク評価の平均値Arは63%と、高い値となっている。一方、安全守氏については危険運転として記録されることは少なく、かつ、短い間に突発的に起きていることが分かり、何らかの突発的な急ブレーキなどによって一時的に高い危険度が検出されたと判断できる。したがって、リスク評価情報Irに含まれるリスク評価の平均値Arは3%と、低い値となっている。
上述の例に示すように、保険事業者Inは本発明の危険運転集中監視システム2から前記リスク評価情報Irを得ることにより、情報処理装置6を用いて各契約者の事故発生確率を適正に算出することができる。つまり、保険事業者In側の情報処理装置6を用いて、各契約者毎の保険料の値下げ割合を適正に設定する事が可能となる。そこで、リスク評価送信部24は保険事業者Inに送信したリスク評価情報Irおよび前記検索命令Schに伴う検索結果Resの送信に対して課金することが可能であり、この課金量の演算をリスク評価送信部24に行わせることが好ましい。
また、車両Veの運転者は本発明の車載危険運転監視装置1を自らが所有する車両Veに取り付けて、保険事業者Inとの間に契約を交わした後に、安全運転を心がけることにより、自動車保険の特別割引を受けることができる。つまり、本発明の車載危険運転監視装置1を自分の車両Veに取り付けることに伴う初期投資を上回る保険料の割引を期待できるので、この車載危険運転監視装置1を取り付けることを望む運転者が多くなることを期待できる。ひいては安全運転意識の向上につながる。
なお、上述の例では、リスク評価送信部24が保険事業者Inの求める間隔でリスク評価値Rskをまとめることにより、リスク評価情報Irを生成する例を示しているが、リスク評価部23によって評価されたリスク評価値Rskをリアルタイムに保険事業者Inに送信するようにしてもよいことはいうまでもない。
また、本実施形態における危険運転集中監視システム2は一台の情報処理装置によって形成される例を示しているが、危険運転情報Infを集計記録するサーバと、前記地図情報Mapを用いて表示部2cへの表示を行うサーバと、危険運転情報Infに基づいて危険運転要請情報Reqを出力するサーバを少なくとも2台以上の情報処理装置に分けて形成してもよい。
すなわち、前記危険運転集中監視システム2は図8に示すように、インターネット4によって接続された複数の情報処理装置2X,2Y,2Zを用いて行ってもよく、これによって処理の集中を避け、危険運転阻止システム3の規模を大きくすることが可能となる。
1 車載危険運転監視装置
2 危険運転集中監視システム(上位情報処理装置)
3 危険運転阻止システム
4 通信回線網
10 入力部
12 危険度判定部
13 記録判定部
14 記録部
15 通報判定部
16 送信部
17 警告音出力部
19 始動阻止部
20 受信部
2a 集計記録部
2f 契約者情報記録部
21 危険運転判定部
22 要請情報送信部
23 リスク評価部
24 リスク評価送信部
D1 危険度判定基準
D2 記録条件
D3 通報条件
D4 警告条件
D5 危険運転阻止条件
D6 評価基準
Dl 危険度
De 危険度測定情報
Fm 指紋情報(人物認識情報)
Fs 顔の認識情報(人物認識情報)
Inf 危険運転情報
Im 撮像情報
Ja 酒気帯び判定値
Jr 無謀運転判定値
Mv 動作測定情報
Ob 危険運転阻止執行機関
Req 危険運転阻止要請情報
P 位置情報
T 現在時刻
Al アルコール濃度測定値
Sw 発汗量
Bv 血流
Bt 心拍数
Im 撮像情報
Pu 瞳孔測定値
Rt エンジン回転数
V 走行速度
Ve 車両
θ ハンドル操作角
2 危険運転集中監視システム(上位情報処理装置)
3 危険運転阻止システム
4 通信回線網
10 入力部
12 危険度判定部
13 記録判定部
14 記録部
15 通報判定部
16 送信部
17 警告音出力部
19 始動阻止部
20 受信部
2a 集計記録部
2f 契約者情報記録部
21 危険運転判定部
22 要請情報送信部
23 リスク評価部
24 リスク評価送信部
D1 危険度判定基準
D2 記録条件
D3 通報条件
D4 警告条件
D5 危険運転阻止条件
D6 評価基準
Dl 危険度
De 危険度測定情報
Fm 指紋情報(人物認識情報)
Fs 顔の認識情報(人物認識情報)
Inf 危険運転情報
Im 撮像情報
Ja 酒気帯び判定値
Jr 無謀運転判定値
Mv 動作測定情報
Ob 危険運転阻止執行機関
Req 危険運転阻止要請情報
P 位置情報
T 現在時刻
Al アルコール濃度測定値
Sw 発汗量
Bv 血流
Bt 心拍数
Im 撮像情報
Pu 瞳孔測定値
Rt エンジン回転数
V 走行速度
Ve 車両
θ ハンドル操作角
Claims (11)
- 少なくとも車両の位置情報および危険度測定情報を入力する入力部と、
現在時刻を計測する時刻計測部と、
入力された危険度測定情報と予め設定された危険度判定基準を用いて運転の危険度を判定する危険度判定部と、
危険度が記録条件を満たした時点から、少なくもと前記危険度、位置情報および危険運転発生時刻を備えた危険運転情報を順次記録する記録部と、
危険度が通報条件を満たした時点から記録部に記録された危険運転情報に車両情報を加えて遠隔地に設けた上位情報処理装置に対して順次無線送信する送信部とを有することを特徴とする車載危険運転監視装置。 - 前記危険度測定情報は、運転者の呼気に含まれるアルコールの濃度測定値、撮像情報、運転者の瞳孔の大きさを周囲照度で補正した瞳孔測定値、ハンドルを握る運転者の手における発汗量および/または血液の流速測定値を温度補償した血流測定値、運転者の動作測定情報のうち少なくとも一つを用いて数値化した酒気帯び判定値を含む請求項1に記載の車載危険運転監視装置。
- 前記危険度測定情報は、ハンドルの操作角、エンジンの回転数、車両の走行速度、撮像情報、運転者の動作測定情報のうち少なくとも一つを用いて数値化した無謀運転判定値を含む請求項1または請求項2に記載の車載危険運転監視装置。
- 前記入力部は運転者の人物認識情報および運転席の着座検知情報を用いて運転者を認証する運転者認証情報を前記位置情報および危険度測定情報と共に入力するものであり、前記記録部は運転者認証情報を前記危険運転情報に加えて記録するものである請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車載危険運転監視装置。
- 前記危険度が警告条件を満たした時点で運転者に危険運転警告音を出力する警告音出力部を有する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車載危険運転監視装置。
- 前記危険度が始動阻止条件を満たすときにエンジン始動を阻止する始動阻止部を有する請求項1〜請求項5のいずれかに記載の車載危険運転監視装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の車載危険運転監視装置からの情報を受信可能である受信部と、
受信部を介して受信した危険運転情報を車両毎に集計して記録する集計記録部と、
前記危険運転情報の車両毎の記録と予め設定された危険運転阻止条件を用いて危険運転阻止要求の要否判定を行なう危険運転判定部と、
危険運転阻止要求が必要であると判定した時点から危険運転阻止執行機関に、少なくともこの車両に関する危険運転情報の集計情報と最終位置情報からなる危険運転阻止要請情報を送信する要請情報送信部とを有することを特徴とする危険運転集中監視システム。 - 前記要請情報送信部は、車両の位置情報の変化から車両の進行方向および走行速度を求め、移動方向の前方に位置する危険運転阻止執行機関に対して前記危険運転阻止要請情報を送信するものである請求項7に記載の危険運転集中監視システム。
- 前記車両情報と対応する車両の契約者情報の関係を記録する契約者情報記録部と、
車両毎に集計した危険運転情報を用いて評価基準に従ったリスク評価値を算出するリスク評価部と、
予め設定された間隔でまとめたリスク評価値を前記契約者情報と合わせて保険業務者に
送信するリスク評価送信部とを有する請求項7または請求項8に記載の危険運転集中監視システム。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の車載危険運転監視装置と、請求項7〜9のいずれかに記載の危険運転集中監視システムと、危険運転阻止執行機関の情報処理装置と、これらを通信可能に接続する通信回線網とを有することを特徴とする危険運転阻止システム。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の車載危険運転監視装置と、請求項9に記載の危険運転集中監視システムと、保険事業者の情報処理装置と、これらを通信可能に接続する通信回線網とを有することを特徴とする危険運転阻止システム。
Priority Applications (1)
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JP2007143496A JP2008296682A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 車載危険運転監視装置、危険運転集中監視システム、および、危険運転阻止しシステム |
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JP2007143496A JP2008296682A (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 車載危険運転監視装置、危険運転集中監視システム、および、危険運転阻止しシステム |
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