JP2020057133A - 情報処理装置、危険車両の情報を記憶させる方法、コンピュータプログラム、及び情報配信システム - Google Patents

情報処理装置、危険車両の情報を記憶させる方法、コンピュータプログラム、及び情報配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置を用いて危険車両を検出し、危険車両の情報を残すことが可能な技術を提供する。【解決手段】情報処理装置は、情報処理装置が搭載された自車両の前方と後方との少なくとも一方を撮影する撮影部と、撮影部による撮影画像を用いて、自車両の周囲に位置する他の車両の中から、自車両に危険を及ぼす可能性のある危険車両を検出する危険車両検出部と、検出された危険車両の情報を取得すると共に、危険車両の情報を記憶させる危険車両情報制御部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、危険車両を検出し、危険車両の情報を記憶させる技術に関する。
近年、車両に対してカメラやセンサ等のデバイスを搭載し、車両の情報や、車両の周囲の情報を収集し、利用する技術が知られている。例えば、特許文献1には、車両の監視装置、中継器、及び分析制御装置を備える車両監視制御システムにおいて、分析制御装置が、車載センサからの車両情報を収集、解析して、車両を制御することが記載されている。特許文献2には、車両に搭載されたレーダや撮像装置を利用して、自車両及び他車両の挙動情報を収集し、挙動情報から危険車両を予測する技術が記載されている。特許文献3には、車両に搭載された後方監視カメラを利用して、自車両の後方のつきまとい車両を検出する技術が記載されている。
特開2009−251876号公報 特開2006−85285号公報 特開2005−56068号公報
ところで、昨今、車間距離を狭めて異常接近する、追い回す、無理な割り込みを行う、多数の急ブレーキをかける、ハイビーム灯火やパッシング灯火を向ける、クラクションを鳴らす、幅寄せする、罵声を浴びせて威嚇する等の「あおり運転」による事故が問題となっている。このようなあおり運転は、危険運転の一つに分類され、相手方を事故や死傷に追いやった場合は、危険運転致死傷罪の適用対象となる。このため、あおり運転を行う加害車両(以降、「危険車両」とも呼ぶ)に遭遇した場合に、自車両があおり運転の被害に遭ったという証拠を残しておきたいという要望があった。この点、特許文献1に記載の技術では、危険車両の検出について何ら開示されていない。また、特許文献2,3に記載の技術では、危険車両の情報を残すことについては開示されていない。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、車載の情報処理装置を用いて危険車両を検出し、危険車両の情報を残すことが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、前記情報処理装置が搭載された自車両の前方と後方との少なくとも一方を撮影する撮影部と、前記撮影部による撮影画像を用いて、前記自車両の周囲に位置する他の車両の中から、前記自車両に危険を及ぼす可能性のある危険車両を検出する危険車両検出部と、検出された前記危険車両の情報を取得すると共に、前記危険車両の情報を記憶させる危険車両情報制御部と、を備える。
この構成によれば、危険車両検出部は、自車両に危険を及ぼす可能性のある危険車両を検出し、危険車両情報制御部は、検出された危険車両の情報を取得すると共に、当該危険車両の情報を記憶させるため、危険車両の情報を残すことが可能な情報処理装置を提供できる。
(2)上記形態の情報処理装置では、さらに、利用者から、前記危険車両の指示を取得する指示取得部を備え、前記危険車両情報制御部は、さらに、指示された前記危険車両の情報を取得すると共に、前記危険車両の情報を記憶させてもよい。この構成によれば、指示取得部は、利用者から危険車両の指示を取得し、危険車両情報制御部は、指示された危険車両の情報を取得すると共に、当該危険車両の情報を記憶させる。すなわち、本構成によれば、危険車両検出部の自動検出に拠らず、利用者の指示に基づき危険車両の情報を残すことが可能となるため、利用者における利便性を向上できる。
(3)上記形態の情報処理装置において、前記危険車両情報制御部は、前記危険車両の情報に加えてさらに、前記危険車両以外の前記他の車両の情報を取得し記憶させてもよい。この構成によれば、危険車両情報制御部は、危険車両の情報に加えてさらに、危険車両以外の他の車両の情報を取得し記憶させる。このため、例えば警察署や裁判所において、危険車両を目撃した第三者による証言が必要となった場合に、記憶されている他の車両の情報を用いて、目撃者の特定を容易にできる。
(4)上記形態の情報処理装置において、前記危険車両情報制御部は、さらに、前記危険車両の情報を外部へ送信してもよい。この構成によれば、危険車両情報制御部は、さらに、危険車両の情報を外部へ送信する。このため、危険車両の情報を、例えば巡回中の緊急車両(警察車両、警備車両)や近傍の警察署等へ送信することで、危険車両を通報できる。また、危険車両の情報を、例えば自車両の周囲に位置する一般車両へ送信することで、危険車両の存在を第三者へ知らしめ、注意を喚起することができる。さらに、危険車両の情報を、例えばインターネット上のサーバへ送信することで、危険車両の情報を蓄積し、ブラックリスト等の作成に役立てることができる。
(5)上記形態の情報処理装置において、前記撮影部は、前記自車両の前方を撮影する前方撮影部と、前記自車両の後方を撮影する後方撮影部とを含み、前記危険車両検出部は、前記前方撮影部による撮影画像を用いて前記自車両の前方の前記危険車両を検出し、前記後方撮影部による撮影画像を用いて前記自車両の後方の前記危険車両を検出してもよい。この構成によれば、危険車両検出部は、自車両の前方の危険車両と、自車両の後方の危険車両との両方を検出できる。
(6)本発明の一形態によれば、情報配信システムが提供される。この情報配信システムは、情報処理装置と、情報配信サーバとを備える。前記情報処理装置は、前記情報処理装置が搭載された自車両の周囲に位置する他の車両の中から、前記自車両に危険を及ぼす可能性のある危険車両の情報を取得すると共に、前記危険車両の情報を前記情報配信サーバへ送信する危険車両情報制御部を備える。前記情報配信サーバは、前記情報処理装置から前記危険車両の情報を取得する危険車両情報取得部と、取得した前記危険車両の情報を、予め定められた配信先へと配信する危険車両情報配信部と、を備える。この構成によれば、情報配信サーバの危険車両情報取得部は、情報処理装置から危険車両の情報を収集し、情報配信サーバの危険車両情報配信部は、予め定められた配信先へと危険車両の情報を配信する。このように情報配信サーバを用いれば、配信先の管理が容易であるため、より多くの利用者に対して手軽に危険車両の情報を配信し、注意喚起に役立てることができる。
(7)上記形態の情報配信システムにおいて、前記配信先には、警察への通報先と、一般車両への連絡先と、が含まれていてもよい。この構成によれば、危険車両の情報の配信先には、警察への通報先と、一般車両への連絡先と、が含まれているため、警察に対する危険車両の通報と、一般車両への注意喚起とを同時に実施できる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、情報処理装置、監視及び/又は記録装置、情報配信装置、経路探索及び/又は案内装置、これら各装置の機能を実現するために情報処理装置において実行される方法、これら各装置を含むシステム、これら各装置やシステムの機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを配布するためのサーバ装置、そのコンピュータプログラムを記憶した一時的でない記憶媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としての情報配信システムの概略構成を示す図である。 情報処理装置の概略構成を示す図である。 危険車両判定用DBの一例を示す図である。 危険車両情報記憶部に記憶される危険車両情報の一例を示す図である。 記憶配信処理の手順を示すシーケンス図である。 記憶配信処理(図5)のステップS140について説明する図である。 第2実施形態における記憶配信処理について説明する図である。 第3実施形態の情報配信システムの概略構成を示す図である。 第4実施形態の情報配信システムの概略構成を示す図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の一実施形態としての情報配信システムの概略構成を示す図である。情報配信システム1は、危険車両を検出し、危険車両の情報(以降、「危険車両情報」とも呼ぶ)を記憶し配信するシステムである。なお、本実施形態において「危険車両」とは、他車両に対してあおり運転を行う車両を意味する。「あおり運転」とは、車間距離を狭めて異常接近する、追い回す、無理な割り込みを行う、多数の急ブレーキをかける、ハイビーム灯火やパッシング灯火を向ける、クラクションを鳴らす、幅寄せする、罵声を浴びせて威嚇する等の、他車両に対して危険を及ぼす可能性のある運転の総称である。
情報配信システム1は、サーバ10と、車両V1に搭載された情報処理装置2(図2において後述)とを備えている。サーバ10は、有線通信によってインターネットINTに接続されている。情報処理装置2は、通信キャリアBSを介した無線通信によってインターネットINTに接続されている。通信キャリアBSには、送受信アンテナや、無線基地局、交換局が含まれる。すなわち、サーバ10と情報処理装置2とは、インターネットINTを介して相互に通信することができる。
サーバ10は、車両V1に搭載された情報処理装置2から危険車両情報を取得し、取得した危険車両情報をサーバ10内に記憶し、他の車両V3,V4へと危険車両情報を配信する。サーバ10は「情報配信サーバ」として機能する。サーバ10は、CPU110と、通信部120と、ROM/RAM130と、記憶部140とを備えており、各部は図示しないバスにより相互に接続されている。
CPU110は、ROM130に格納されているコンピュータプログラムをRAM130に展開して実行することにより、サーバ10の各部を制御する。CPU110は、危険車両情報取得部111、危険車両情報配信部112としても機能する。危険車両情報取得部111及び危険車両情報配信部112は、情報処理装置2と協働して、後述の記憶配信処理を実行する。記憶配信処理は、危険車両を検出し、危険車両情報を記憶及び配信する処理である。危険車両情報取得部111は、記憶配信処理において、危険車両を検出した情報処理装置2から危険車両情報を取得する。危険車両情報配信部112は、記憶配信処理において、危険車両情報を配信先情報142に格納されている配信先へと配信する。
通信部120は、他の装置との間における、図示しない通信インターフェースを介した通信を制御する。他の装置には、情報処理装置2のほか、配信先情報142に格納されている各配信先や、図示しない他のサーバ等が含まれ得る。
記憶部140は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカードなどで構成される。記憶部140は、危険車両情報記憶部141と、配信先情報142とを含んでいる。危険車両情報記憶部141は、記憶配信処理において取得した危険車両情報を記憶しておくための記憶領域である。配信先情報142には、記憶配信処理において、危険車両情報を配信するための配信先の情報が予め記憶されている。配信先の情報には、配信に関する種々の情報を含むことができ、例えば、配信先の名称(利用者名)、配信先区分(警察、警備、一般等)、配信先アドレス、配信手段(電子メール、ショートメッセージ、ナビアプリ又は専用アプリによる警告等)が含まれてよい。
図2は、情報処理装置の概略構成を示す図である。情報処理装置2は、図1に示すように、車両V1に搭載され、自車両の前方と後方との少なくとも一方を監視し、危険車両V2を検出し、危険車両V2の情報(危険車両情報)を情報処理装置2内に記憶し、危険車両情報をサーバ10へ送信する。情報処理装置2は、前方レコーダー21及び後方レコーダー22からなるドライブレコーダー20と、スマートフォン30とを備えている。ドライブレコーダー20とスマートフォン30は、例えば無線通信によって相互に通信することができる。
前方レコーダー21は、車両V1のフロントガラス近傍に設置され、自車両V1の前方を撮影することが可能なドライブレコーダーである。前方レコーダー21は、CPU210と、通信部220と、ROM/RAM230と、記憶部240と、入出力部250と、撮影部260とを備えており、各部は図示しないバスにより相互に接続されている。
CPU210は、ROM230に格納されているコンピュータプログラムをRAM230に展開して実行することにより前方レコーダー21の各部を制御する制御部211を備える。通信部220は、スマートフォン30など他の装置との間における、図示しない通信インターフェースを介した通信を制御する。記憶部240は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカードなどで構成され、撮影部260によって撮影された画像(静止画、動画)を記憶する。入出力部250は、例えば、入力部としてのタッチパネル、操作ボタン、出力部としてのタッチパネル、液晶パネル、LED(Light Emitting Diode)インジケータ等である。入出力部250は、図示しないレンズや撮像素子を含み、自車両の前方を撮影し、画像(静止画及び/又は動画)を取得するカメラである。
後方レコーダー22は、車両V1のリアガラス近傍に設置され、自車両の後方を撮影することが可能なドライブレコーダーである。後方レコーダー22の構成は、前方レコーダー21と同じである。なお、前方レコーダー21及び後方レコーダー22は、自車両の前方/後方を撮影可能な限りにおいて任意の構成を採用でき、例えば、記憶部240を備えない単なるカメラであってもよく、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)センサ、加速度センサ、角速度センサ等の計測デバイスをさらに備えていてもよい。
スマートフォン30は、ドライブレコーダー20(前方レコーダー21及び後方レコーダー22)と協働して、危険車両を検出する。スマートフォン30は、CPU310と、通信部320と、ROM/RAM330と、記憶部340と、入出力部350と、現在位置取得部360とを備えており、各部は図示しないバスにより相互に接続されている。
CPU310は、ROM330に格納されているコンピュータプログラムをRAM330に展開して実行することによりスマートフォン30の各部を制御するほか、経路探索部311、危険車両検出部312、危険車両情報制御部313、案内部314として機能する。経路探索部311は、スマートフォン30の利用者からの要求に応じて、設定された出発地から目的地までの経路を探索する。経路の探索は、経路情報DB342に記憶された道路ネットワークデータを用いて、例えば周知のダイクストラ法に基づき実施できる。危険車両検出部312及び危険車両情報制御部313は、サーバ10と協働して、後述の記憶配信処理を実行する。危険車両検出部312は、記憶配信処理において、ドライブレコーダー20による撮影画像を用いて、自車両の周囲に位置する他車両の中から危険車両を検出する。危険車両情報制御部313は、記憶配信処理において、危険車両情報を取得し、危険車両情報記憶部344に記憶させる。案内部314は、経路探索部311により探索された経路や、危険車両情報制御部313により取得された危険車両情報を、利用者へ案内する。
通信部320は、サーバ10や、ドライブレコーダー20など他の装置との間における、図示しない通信インターフェースを介した通信を制御する。
記憶部340は、ハードディスク、フラッシュメモリ、メモリカードなどで構成される。以降の説明では、データベースを単に「DB」とも呼ぶ。記憶部340は、地図情報DB341と、経路情報DB342と、危険車両判定用DB343と、危険車両情報記憶部344とを含んでいる。
地図情報DB341は、地図画像を表すデータを格納するデータベースである。地図画像を表すデータには、地形、建物、道路の形状等、地図表示のために必要な情報が含まれる。経路情報DB342は、道路ネットワークデータが格納されたデータベースである。道路ネットワークデータには、交差点の位置や駅等のランドマークの位置を表す「ノード」に関するノード情報と、ノード間をつなぐ道路を表す「リンク」に関するリンク情報と、が含まれる。ノード情報には、ノードの位置情報、ノードの種類、ノードの名称、その他ノードの情報等が含まれる。リンク情報には、移動手段毎のリンクコスト(当該リンクが表す道路の平均移動時間)、リンクの種類、リンクの名称、リンクの状態、その他リンクの情報等が含まれる。
図3は、危険車両判定用DB343の一例を示す図である。危険車両判定用DB343は、記憶配信処理において、危険車両の検出に使用されるデータを格納するデータベースである。危険車両判定用DB343は、項番を表す「No」と、あおり運転の種類を表す「種類」と、検出処理の対象となる車両を表す「対象」と、検出のための1つ以上の条件を表す「条件1」及び「条件2」とを含んでいる。
例えば、エントリE01の例では、異常接近(種類)は、自車両及び他車両(対象)が同一進行方向かつ同一軸上にあって(条件1)、自車両及び他車両(対象)の各位置情報から導かれる車間距離が所定の閾値以下(条件2)である場合に検出される。また、エントリE02の例では、多数の急ブレーキ(種類)は、他車両(対象)が同一進行方向かつ同一軸上にあって(条件1)、他車両(対象)の表示灯の状態が所定のパターンに該当する場合に検出される。このように、本実施形態の危険車両判定用DB343では、条件1において自車両と他車両との位置関係を規定し、条件2において異常検出のための車両の挙動を規定している。条件2の所定の閾値や所定のパターンは予め設定され、危険車両判定用DB343に記憶されている。
図4は、危険車両情報記憶部344に記憶される危険車両情報の一例を示す図である。危険車両情報には、例えば図示のように、危険車両が検出された日時を表す「時間」と、危険車両が検出された場所の位置情報を表す「位置情報」と、危険車両の自動車登録番号標(ナンバープレート)に記載されている情報を表す「登録番号標」と、危険車両の車種を表す「車種」と、危険車両の車体カラーを表す「色」と、ドライブレコーダー20により撮影された撮影画像(静止画及び/又は動画)を表す「画像データ」と、危険車両による危険運転の種類を表す「危険運転の種類」とを含んでいる。なお、図4に示すように、画像データには、1つ以上の任意の数の画像データを含み得る。また、危険運転の種類は、危険車両判定用DB343(図3)のあおり運転の種類を表すNoとリンクしている。危険運転の種類において「非該当」と格納されている車両は、危険車両の周囲に位置していた一般車両である。
例えば、エントリE01には、2018年8月1日の15時31分に、自動車登録番号標「品川 500 さ XX−XX」の車種AAAの赤色の車両が、自車両に対して異常接近したことと、その際の前方レコーダー21による撮影画像データ(XXX_f.mp4)と、後方レコーダー22による撮影画像データ(XXX_r.mp4)とが記憶されている。また、エントリE02には、エントリE01と同時刻に、自動車登録番号標「相模 330 も XX−XX」の車種BBBの白色の車両が付近に居たことと、その際の前方レコーダー21による撮影画像データ(XXX_f.mp4)と、後方レコーダー22による撮影画像データ(XXX_r.mp4)とが記憶されている。エントリE02に示すように、危険車両情報記憶部344には、危険車両以外の他車両の情報も記憶されてもよい。なお、図4においてX、A、Bの文字は任意の文字列を意味する。
図2に戻り説明を続ける。入出力部350は、スマートフォン30と利用者との間の情報の入出力に使用される種々のインターフェースである。入出力部350としては、例えば、入力部としてのタッチパネル、操作ボタン、マイク、出力部としてのタッチパネル、液晶パネル、スピーカ、LEDインジケータ等を採用できる。現在位置取得部360は、GPSや、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System/準天頂衛星システム)を構成する人工衛星から送信された電波を受信し、スマートフォン30の現在位置を表す現在位置情報(緯度および経度)を取得する。ここで、スマートフォン30は車両V1に搭載されて使用されるため、現在位置取得部360により取得された現在位置は、車両V1の現在位置と同視できる。
図5は、記憶配信処理の手順を示すシーケンス図である。記憶配信処理は、危険車両を検出し、危険車両情報を記憶及び配信する処理であり、任意のタイミングで実行され得る。記憶配信処理は、例えば、スマートフォン30に搭載されている所定のアプリケーションが起動している場合に実行されてよい。
ステップS100において、スマートフォン30からの指示を取得したドライブレコーダー20(前方レコーダー21及び後方レコーダー22)は、撮影部260の撮影画像(静止画及び/又は動画)をスマートフォン30へ送信する。
ステップS102において、スマートフォン30の危険車両検出部312は、ステップS100で取得した撮影画像を用いて、次に示す(a)自車両情報と、(b)他車両情報と、(c)車線情報と、をそれぞれ算出し、ROM/RAM330に記憶させる。なお、自車両の周囲に複数の他車両が存在する場合、危険車両検出部312は、各他車両について、それぞれ他車両情報を記憶させる。
(a)自車両情報:スマートフォン30が搭載されている車両V1の挙動に関する情報であり、a1〜a5に例示する項目の少なくとも一部を含む情報。図1,2に示す本実施形態の構成では、情報a1,a2を用いる。
(a1)現在位置取得部360により取得された「自車両の位置情報」
(a2)現在の位置情報a1と、過去の位置情報a1とから算出された「自車両の進行方向」
(a3)車速センサから取得された「自車両の速度」
(a4)角速度センサから取得された「自車両の角速度」
(a5)加速度センサから取得された「自車両の加速度」
(b)他車両情報:車両V1の周囲に位置する他の車両、それぞれの挙動に関する情報であり、b1〜b7に例示する項目の少なくとも一部を含む情報。図1,2に示す本実施形態の構成では、情報b1,b2,b3を用いる。
(b1)撮影画像を解析し、自車両との相対的な位置関係により得られた「他車両の位置情報」
(b2)現在の位置情報b1と、過去の位置情報b1とから算出された「他車両の進行方向」
(b3)撮影画像を解析して得られた「他車両の表示灯の状態」
(b4)撮影画像を解析して得られた「他車両の車種」
(b5)現在の位置情報b1と、過去の位置情報b1とから算出された「他車両の速度」
(b6)現在の速度b5と、過去の速度b5とから算出された「他車両の加速度」
(b7)現在の進行方向b2と、過去の進行方向b2とから算出された「他車両の角速度」
(c)車線情報:車両V1が走行中の車線を識別するために、撮影画像を解析して得られた「白線/黄線」
危険車両検出部312は、ステップS100及びS102(図5:破線枠)を繰り返し実行して、ROM/RAM330に経時的な自車両情報、他車両情報、及び車線情報を記憶させる。その後、ステップS110において危険車両検出部312は、危険車両の検出を行う。具体的には、危険車両検出部312は、ROM/RAM330に記憶されている経時的な自車両情報、他車両情報、及び車線情報が、危険車両判定用DB343に格納されている条件1,2を満たすか否かを判定する。条件1,2を満たす他車両が存在する場合、危険車両検出部312は、当該他車両が危険車両であると判定する。危険車両を検出していない場合(ステップS112:なし)、危険車両検出部312は、処理をステップS100へ遷移させて上述の処理を繰り返す。
危険車両を検出した場合(ステップS112:あり)、ステップS114において危険車両情報制御部313は、ドライブレコーダー20(前方レコーダー21及び後方レコーダー22)への録画指示を送信する。録画指示を取得したドライブレコーダー20は、撮影部260の撮影画像(静止画及び/又は動画)を、記憶部240に記憶させる。なお、ステップS114での撮影画像には危険車両が含まれているため、記憶部240に記憶された撮影画像にはプロテクトを施してもよい。その後、ステップS116においてドライブレコーダー20は、撮影部260の撮影画像(静止画及び/又は動画)をスマートフォン30へ送信する。
ステップS118において危険車両情報制御部313は、ステップS102でROM/RAM330に記憶された他車両情報や、ステップS116で取得した撮影画像から、危険車両情報(図4で説明した各項目)を抽出する。なお、ステップS118において危険車両情報制御部313は、危険車両以外の周囲の他車両の情報も抽出してよい(図4:エントリE02)。
ステップS120において危険車両情報制御部313は、抽出した危険車両情報を、危険車両情報記憶部344に記憶させる。なお、ステップS120において危険車両情報制御部313は、危険車両以外の周囲の他車両の情報も危険車両情報記憶部344に記憶させてよい(図4:エントリE02)。ステップS122において危険車両情報制御部313は、ステップS120で抽出した危険車両情報を、サーバ10へ送信する。
ステップS130においてサーバ10の危険車両情報取得部111は、スマートフォン30から送信された危険車両情報を取得し、危険車両情報記憶部141に記憶させる。ステップS132において危険車両情報配信部112は、危険車両情報を、配信対象車両V3,V4へと送信する。この際、危険車両情報配信部112は、配信先情報142に予め格納されている配信先アドレスに対して、配信先情報142に予め格納されている配信手段を用いて、危険車両情報を配信する。なお、危険車両情報配信部112は、配信先区分に応じて、配信する危険車両情報の一部/全部を切り替えてもよい。例えば、危険車両情報配信部112は、警察に対しては危険車両情報の全てを配信し、一般に対しては危険車両情報の画像データを省略してもよい。ステップS132において危険車両情報配信部112は、配信が完了した旨の応答をスマートフォン30へ送信する。
図6は、記憶配信処理(図5)のステップS140について説明する図である。以降の説明では、警察車両V3と一般車両V4とには共に、図2で説明した経路探索部311、案内部314、地図情報DB341、及び経路情報DB342と同様の各機能部を有する車載装置が搭載されているとして説明する。図5のステップS140において、警察車両V3の経路探索部311は、出発地を現在位置、目的地を危険車両情報内の位置情報(すなわち、危険車両V2の位置)とした経路探索を行う。ステップS142において、警察車両V3の案内部314は、探索された経路を案内する。これにより、危険車両情報の配信を受けた警察車両V3は、速やかに、危険車両V2の元へと急行することができる(図6:警察車両V3)。
また、図5のステップS140において、一般車両V4の経路探索部311は、出発地と目的地とを一般車両V4の利用者から設定された場所から変更することなく、危険車両情報内の位置情報(すなわち、危険車両V2の位置)を回避した経路の再探索を行う。ステップS142において、一般車両V4の案内部314は、再探索された経路を案内する。これにより、危険車両情報の配信を受けた一般車両V4は、危険車両V2を回避して目的地まで向かうことができる。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置2(スマートフォン30)によれば、危険車両検出部312は、自車両V1に危険を及ぼす可能性のある危険車両V2を検出し(図5:ステップS110)、危険車両情報制御部313は、検出された危険車両V2の情報(危険車両情報)を取得すると共に(図5:ステップS116,S118)、当該危険車両の情報を危険車両情報記憶部344に記憶させる(図5:ステップS120)。このため、危険車両の情報を残すことが可能な情報処理装置2を提供できる。
また、本実施形態の情報処理装置2(スマートフォン30)によれば、危険車両情報制御部313は、危険車両V2の情報(危険車両情報)に加えてさらに、危険車両以外の他の車両の情報を取得し、危険車両情報記憶部344に記憶させる(図4:エントリE02)。このため、例えば警察署や裁判所において、危険車両V2を目撃した第三者による証言が必要となった場合に、記憶されている他の車両の情報を用いて、目撃者の特定を容易にできる。
さらに、本実施形態の情報処理装置2(スマートフォン30)によれば、危険車両情報制御部313は、さらに、危険車両V2の情報(危険車両情報)を外部(例えば、サーバ10、サーバ10を経由した警察車両V3、サーバ10を経由した一般車両V4)へ送信する(図5:ステップS122)。このため、危険車両の情報を、例えば巡回中の緊急車両(警察車両V3、警備車両)や近傍の警察署等へ送信することで、危険車両を通報できる。また、危険車両の情報を、例えば自車両の周囲に位置する一般車両V4へ送信することで、危険車両の存在を第三者へ知らしめ、注意を喚起することができる。さらに、危険車両の情報を、例えばインターネット上のサーバ10へ送信することで、危険車両の情報を蓄積(危険車両情報記憶部141)し、ブラックリスト等の作成に役立てることができる。
さらに、本実施形態の情報処理装置2(ドライブレコーダー20)は、自車両V1の前方を撮影することが可能な前方レコーダー21と、自車両の後方を撮影することが可能な後方レコーダー22とを用いて、自車両V1の前方の危険車両と、自車両V1の後方の危険車両との両方を検出できる(図5:ステップS110)。
さらに、本実施形態の情報配信システム1によれば、情報配信サーバ(サーバ10)の危険車両情報取得部111は、情報処理装置2から危険車両V2の情報(危険車両情報)を収集し(図5:ステップS130)、危険車両情報配信部112は、配信先情報142により予め定められた配信先へと危険車両の情報を配信する(図5:ステップS132)。このように、情報配信サーバ10を用いれば、車両同士のP2P通信(車車間通信)により危険車両情報を伝達する場合と比較して、配信先の管理が容易であるため、より多くの利用者に対して手軽に危険車両の情報を配信し、注意喚起に役立てることができる。また、配信先情報142に記憶されている危険車両の情報の配信先には、図6に示すように、警察への通報先と、一般車両への連絡先と、が含まれているため、警察に対する危険車両の通報と、一般車両への注意喚起とを同時に実施できる。
B.第2実施形態:
図7は、第2実施形態における記憶配信処理について説明する図である。第2実施形態の記憶配信処理では、上述した第1実施形態の記憶配信処理(図5)のステップS100〜S112と並列して、以下に説明する利用者の指示に基づく危険車両の特定を行う。第2実施形態において、スマートフォン30の危険車両情報制御部313は、利用者の要求(例えば、所定のアプリケーションの起動や、アプリケーション内のボタン押下等)に応じて、図7に示す取得画面W1を入出力部350に表示する。
取得画面W1には、自車両に対する危険車両の方向P1を入力する入力欄B1と、自車両に対する危険車両の位置P2を入力する入力欄B2とが含まれている。また、取得画面W1には、押下により危険車両情報を記憶させる記憶実行ボタンB11と、押下によりアプリケーションを終了させる終了ボタンB13と、現在時刻を表示する表示部B14と、押下によりメニュー画面を表示するメニューボタンB15とが含まれている。
利用者は、入力欄B1から、危険車両に指定する車両が自車両から見てどちらの方向に位置するかを選択する。図示の例では、入力欄B1はリスト形式の選択式であり、「前方」、「後方」の2方向から選択する態様とされているが、「右側」、「左側」等の選択肢があってもよい。次に利用者は、入力欄B2に対して、危険車両に指定する車両は自車両から見て何台目に位置するかを入力する。入力欄B1,B2の入力を終えた後、利用者は記憶実行ボタンB11を押下する。
記憶実行ボタンB11が押下された場合、危険車両情報制御部313は、取得画面W1の入力欄B1,B2の値を、危険車両の指示として取得する。この時、危険車両情報制御部313は「指示取得部」として機能する。危険車両情報制御部313は、入力欄B1,B2によって特定される車両(図7の例では、自車両V1の後方1台目に位置する車両)を危険車両であると特定し、当該車両を対象として、記憶配信処理(図5)のステップS114以降の処理を行う。
以上のように、第2実施形態の情報配信システム1及び情報処理装置2においても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第2実施形態の情報処理装置2によれば、指示取得部(危険車両情報制御部313)は、利用者から危険車両の指示を取得し、危険車両情報制御部313は、指示された危険車両の情報を取得すると共に、当該危険車両の情報を、危険車両情報記憶部344に記憶させる。すなわち、第2実施形態の情報処理装置2によれば、危険車両検出部312の自動検出に拠らず、利用者の指示に基づき危険車両の情報を残すことが可能となるため、利用者における利便性を向上できる。
C.第3実施形態:
図8は、第3実施形態の情報配信システムの概略構成を示す図である。第3実施形態では、一般車両V4aには、第1実施形態の図2で説明した情報処理装置2(スマートフォン30及びドライブレコーダー20)と同様の各機能部を有する車載装置が搭載されているとして説明する。第3実施形態の記憶配信処理では、一般車両V4aにおいて、第1実施形態の記憶配信処理(図5)のステップS140及びS142に代えて以下の処理が実行される。
一般車両V4aの危険車両検出部312は、図5のステップS132で配信された危険車両情報(特に、登録番号標、車種、色)を用いて、当該危険車両情報に該当する車両が周囲に存在するか否かを監視する。該当車両を発見した場合、一般車両V4aの危険車両情報制御部313は、サーバ10に対して該当車両を発見した旨と、危険車両情報とを送信する。一般車両V4aからの危険車両情報を取得したサーバ10は、図5のステップS130以降の処理(すなわち、危険車両情報の記憶及び配信)を行う。このため、警察車両V3は、一般車両V4aが報告した新たな位置情報に基づいて、危険車両V2の元へ急行することができる。
以上のように、第3実施形態の情報配信システム1aにおいても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第3実施形態の情報配信システム1aによれば、危険車両情報の配信を受けた一般車両V4aにおいても危険車両V2を監視することができるため、移動する危険車両V2を捕捉しやすい。
D.第4実施形態:
図9は、第4実施形態の情報配信システムの概略構成を示す図である。第4実施形態では、サーバ10bは、CPU110bにおいて経路探索部113を備え、記憶部140bにおいて地図情報DB143及び経路情報DB144を備えている。経路探索部113の機能は、図2で説明した経路探索部311と同様である。地図情報DB143及び経路情報DB144の構成は、図2で説明した地図情報DB341及び経路情報DB342の構成と同様である。
第4実施形態の記憶配信処理では、第1実施形態の記憶配信処理(図5)のステップS140をサーバ10bにおいて実行する。すなわち、サーバ10bの経路探索部113は、危険車両V2の元へ向かう急行経路を探索し、警察車両V3へ送信する。また、サーバ10bの経路探索部113は、危険車両V2を回避する回避経路を探索し、一般車両V4へ送信する。
このように、情報配信システム1bの各機能部の構成は任意に変更することができ、第3実施形態の情報配信システム1bにおいても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
E.変形例:
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されるとした構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されるとした構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。その他、以下のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施形態では、情報配信システム1の構成を例示した。しかし、第4実施形態で説明したように、情報配信システム1の構成は任意の態様を採用できる。例えば、サーバ10を利用せずに、情報処理装置2のみで情報配信システム1を構成してもよい。この場合、情報処理装置2は、3G通信等の移動体通信を用いて近傍の警察署等へ危険車両情報を送信してもよく、車両同士のP2P通信(車車間通信)を用いて警察車両V3や一般車両V4へ危険車両情報を送信してもよい。
例えば、情報処理装置2の前方レコーダー21と、後方レコーダー22とのうちの少なくとも一方は省略してもよい。例えば、情報処理装置2は、更なる計測デバイス(GPSセンサ、加速度センサ、角速度センサ、レーダ等)を備えていてもよい。これらの計測デバイスは、スマートフォン30、前方レコーダー21、後方レコーダー22に組み込まれていてもよく、車両に組み込まれていてもよく、独立した装置として構成され車両に設置されていてもよい。
例えば、情報処理装置2において、ドライブレコーダー20が備えるとした撮影部260は、スマートフォン30に備えられていてもよい。また、情報処理装置2において、スマートフォン30が備えるとした危険車両検出部312及び危険車両情報制御部313、危険車両情報記憶部344は、ドライブレコーダー20に備えられていてもよい。換言すれば、ドライブレコーダー20とスマートフォン30とは、単一の装置として構成されてもよく、複数の装置として構成されてもよい。
例えば、サーバ10に設けた危険車両情報記憶部141と、情報処理装置2に設けた危険車両情報記憶部344との少なくとも一方は省略してもよい。例えば、危険車両判定用DB343(危険車両の検出に使用されるデータ)には種々の変更が可能であり、例示した項目の少なくとも一部が無くてもよく、他の項目が含まれてもよい。例えば、危険車両情報記憶部344に記憶される危険車両情報には種々の変更が可能であり、例示した項目の少なくとも一部が無くてもよく、他の項目が含まれてもよい。
・変形例2:
上記実施形態では、記憶配信処理(図5)について、処理手順の一例を挙げて説明した。しかし、これら処理手順は種々の変更が可能であり、各ステップにおける処理内容の追加/省略/変更をしてもよく、ステップ(手順)の実行順序を変更してもよい。
例えば、スマートフォン30は、危険車両を検出した際(ステップS112:あり)に、入出力部350に対して、自車両V1の利用者に対して注意を喚起するための注意喚起表示及び/又は発話を行ってもよい。例えば、スマートフォン30は、危険車両情報を外部(サーバ10)へ送信しなくてもよい(ステップS122)。
例えば、サーバ10は、危険車両情報を危険車両情報記憶部141に記憶させなくてもよい(ステップS130)。例えば、サーバ10は、危険車両情報を配信しなくてもよい(ステップS132)。例えば、サーバ10は、スマートフォン30への応答を省略してもよい(ステップS134)。例えば、危険車両情報を取得した他車両V3,V4は、危険車両情報に基づく経路探索及び案内をしなくてもよい(ステップS140,S142)。
・変形例3:
上述した第1〜4実施形態、及び、変形例1,2の各特徴は、適宜組み合わせることが可能である。例えば、第2実施形態の構成(利用者からの指示に基づく危険車両情報の記憶、配信)において、第3実施形態で説明した一般車両V4aにおける危険車両の監視や、第4実施形態で説明したサーバ10bにおける経路探索、配信を実施してもよい。
・変形例4:
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1,1a,1b…情報配信システム
2…情報処理装置
10,10b…サーバ
20…ドライブレコーダー
21…前方レコーダー
22…後方レコーダー
30…スマートフォン
110,110b…CPU
111…危険車両情報取得部
112…危険車両情報配信部
113…経路探索部
120…通信部
130…ROM/RAM
140,140b…記憶部
141…危険車両情報記憶部
142…配信先情報
210…CPU
211…制御部
220…通信部
230…ROM/RAM
240…記憶部
250…入出力部
260…撮影部
310…CPU
311…経路探索部
312…危険車両検出部
313…危険車両情報制御部
314…案内部
320…通信部
330…ROM/RAM
340…記憶部
341…地図情報DB
342…経路情報DB
343…危険車両判定用DB
344…危険車両情報記憶部
350…入出力部
360…現在位置取得部

Claims (9)

  1. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置が搭載された自車両の前方と後方との少なくとも一方を撮影する撮影部と、
    前記撮影部による撮影画像を用いて、前記自車両の周囲に位置する他の車両の中から、前記自車両に危険を及ぼす可能性のある危険車両を検出する危険車両検出部と、
    検出された前記危険車両の情報を取得すると共に、前記危険車両の情報を記憶させる危険車両情報制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、さらに、
    利用者から、前記危険車両の指示を取得する指示取得部を備え、
    前記危険車両情報制御部は、さらに、指示された前記危険車両の情報を取得すると共に、前記危険車両の情報を記憶させる、情報処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記危険車両情報制御部は、前記危険車両の情報に加えてさらに、前記危険車両以外の前記他の車両の情報を取得し記憶させる、情報処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記危険車両情報制御部は、さらに、前記危険車両の情報を外部へ送信する、情報処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置であって、
    前記撮影部は、前記自車両の前方を撮影する前方撮影部と、前記自車両の後方を撮影する後方撮影部とを含み、
    前記危険車両検出部は、前記前方撮影部による撮影画像を用いて前記自車両の前方の前記危険車両を検出し、前記後方撮影部による撮影画像を用いて前記自車両の後方の前記危険車両を検出する、情報処理装置。
  6. 危険車両の情報を記憶させる方法であって、情報処理装置が、
    前記情報処理装置が搭載された自車両の前方と後方との少なくとも一方を撮影する工程と、
    撮影された画像を用いて、前記自車両の周囲に位置する他の車両の中から、前記自車両に危険を及ぼす可能性のある車両を前記危険車両として検出する工程と、
    検出された前記危険車両の情報を取得すると共に、前記危険車両の情報を記憶させる工程と、
    を備える、方法。
  7. コンピュータプログラムであって、情報処理装置に、
    前記情報処理装置が搭載された自車両の前方と後方との少なくとも一方を撮影するステップと、
    撮影された画像を用いて、前記自車両の周囲に位置する他の車両の中から、前記自車両に危険を及ぼす可能性のある車両を前記危険車両として検出するステップと、
    検出された前記危険車両の情報を取得すると共に、前記危険車両の情報を記憶させるステップと、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
  8. 情報配信システムであって、
    情報処理装置と、
    情報配信サーバと、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理装置が搭載された自車両の周囲に位置する他の車両の中から、前記自車両に危険を及ぼす可能性のある危険車両の情報を取得すると共に、前記危険車両の情報を前記情報配信サーバへ送信する危険車両情報制御部を備え、
    前記情報配信サーバは、
    前記情報処理装置から前記危険車両の情報を取得する危険車両情報取得部と、
    取得した前記危険車両の情報を、予め定められた配信先へと配信する危険車両情報配信部と、
    を備える、情報配信システム。
  9. 請求項8に記載の情報配信システムであって、
    前記配信先には、警察への通報先と、一般車両への連絡先と、が含まれている、情報配信システム。
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