JP2008295866A - 吸収性物品 - Google Patents

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【課題】本発明は、排泄物の良好な液体吸収性及び保持性を維持しながら、排尿をするときに装着した物品をずらす必要がなく、男性器を取り出しやすい吸収性物品の提供を目的とする。また、上記の優れた機能を有し、軽度の失禁症患者、排尿に関してリハビリを要する患者、また重度の要介護者まで広く好適に用いられる吸収性物品の提供を目的とする。
【解決手段】外包シートとその内側に部分的に接着固定した吸収体とを有する吸収性物品であって、前記外包シートの前記吸収体を配した領域に該外包シートを破断し開口しうる開口可能部を設け、該開口可能部の周辺においては前記外包シートと前記吸収体とを非接着状態とし、前記開口可能部を破断開口して前記吸収体の非接着部分を浮かして男性器を取り出しうるようにした吸収性物品。
【選択図】図1

Description

本発明は吸収性物品に関し、さらに詳しくは成人男性用の吸収性物品に関する。
吸収性物品としてパンツタイプ・テープタイプの使い捨て紙おむつなどがあるが、これらは自力で排泄が困難な幼児や要介護者用の衛生用品として広く利用されている。そして吸収性物品は、排泄物を確実に吸収して保持することを主要な機能とするため、男性用の下着のように性器を出し入れする開口部は通常設けられていない。
一方、軽度の失禁症の補助具として用いるようなときには、着用者の症状や状態によっては自力で排尿を行うことができることもある。そのような男性着用者であっても、おむつを下ろさなければならず性器を取り出して簡便に排尿をすることができない。排尿のたびにいちいちおむつ等を下ろす必要が生じ、常に個室トイレに入らざるをえず、とりわけ男性着用者にとって不便さを感じさせることがある。また、そのような不便さや抵抗感から、排尿障害初期の男性患者や失禁患者などのリハビリを苦痛なものにすることもある。
おむつをずらす代わりに、サイドシール等を開裂して排尿することも考えうるが、結局おむつをずらすのと同様に手間がかかる。また排尿のたびにおむつが再装着できない状態となるため新品に交換しなければならず、不便なだけでなく、極めて不経済なことともなる。吸収性物品本来の機能である液体吸収性・保持性を維持して、しかも上述のような不便さを解消しうるものが望まれている。
これに対し、人体に接する面側に設けられた内面シートと、人体と接する面と反対側に設けられた外面シートと、前記内面シートと前記外面シートとの間に設けられた中間シートとを備え、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部と、背側に位置する背側部と、前記腹側部と前記背側部との間の股下部とに区分される紙おむつカバーにおいて、前記腹側部の前記内面シートと前記外面シートとに、装着時に男性器を取り出し可能な大きさの開口部、或いは当該開口部を形成するためのミシン目乃至は領域が設けられ、前記中間シートをずらすことにより、前記内面シート及び前記外面シートの前記開口部が連通して前記腹側部に貫通口が形成可能に構成され、前記中間シートにより前記内面シート及び前記外面シートの前記開口部を覆った際、当該中間シートを前記内面シート或いは前記外面シートに止着・剥離自在な止着部材が設けられているものが開示されている(特許文献参照)。しかしながら、ここで開示されたものは吸収体より上部にミシン目が設けられており、結局排尿のためにおむつをずらす必要がある。
特開2005−80996号公報
本発明は、良好な液体吸収性及び保持性を維持しながら、排尿をするときに装着した物品をずらす必要がなく、男性器を取り出しやすい吸収性物品の提供を目的とする。また、上記の優れた機能を有し、軽度の失禁症患者、排尿に関してリハビリを要する患者、また重度の要介護者まで広く好適に用いられる吸収性物品の提供を目的とする。
本発明は、外包シートとその内側に部分的に接着固定した吸収体とを有する吸収性物品であって、前記外包シートの前記吸収体を配した領域に該外包シートを破断し開口しうる開口可能部を設け、該開口可能部の周辺においては前記外包シートと前記吸収体とを非接着状態とし、前記開口可能部を破断開口して前記吸収体の非接着部分を浮かして男性器を取り出しうるようにした吸収性物品により上記の目的を達成した。
本発明の吸収性物品は、良好な液体吸収性及び保持性を維持しながら、着用者が排尿をするときに吸収性物品をずらす必要がなく、男性器を取り出しやすいという優れた作用効果を奏する。また本発明の吸収性物品は上記の優れた機能を維持し、軽度の失禁症患者、排尿に関してリハビリを要する患者、また腰を浮かせた着脱が困難な重度の要介護者にまで好適に用いることができ、とくに男性着用者の排尿における精神的な負担を軽減することができる。
以下、本発明の吸収性物品について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の吸収性物品の好ましい実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつを略装着した状態で模式的に示す斜視図である。以下、本実施形態のおむつ10に基づいて好ましい態様を説明するが、本発明はこれに限定して解釈されるものではない。
本実施形態のおむつ10においては、ウエスト開口部11及び左右一対のレッグ開口部12が設けられている。そしてウエスト開口部11近傍にはウエストギャザーをなす弾性部材9が複数配設され、ウエストを適度に締め付けてフィットするようにされている。また、レッグ開口部12の近傍にもレッグギャザーをなす弾性部材8が複数設けられており、大腿部を適度に締め付けて良好なフィット性が実現される。
本実施形態のおむつ10においては、サイドシール部5が設けられサイド部が接合されているが、この形態の他、サイドシール部5を設けずにテープタイプのおむつとしてもよい。また、本実施形態のおむつ10は成人用のおむつとして例示しているが、幼児用のおむつであってもよく、その他、ニーズに応じて必要な形態とした吸収性物品とすることができる。ただし、後述するように本発明の吸収性物品は男性器の取り出しを容易にする利点を有するため、男性用吸収性物品あるいは男女共用吸収性物品として用いることが好ましい。
本実施形態のおむつ10においては、おむつ腹側fの外包シート3に開口可能部としてのミシン目1が設けられている。このミシン目1が設けられる位置は物品側に設けられた吸収体6が配置された領域であり、このとき図示したもののように着用者の性器を取り出しやすい腹側、より詳しくは下腹部中央及びその近傍であることが好ましい。このようにすることで、常用時の装着状態は、図1に示したように吸収体6が適切に排泄領域に位置し、良好な液体吸収保持性を実現し、排尿時においては的確に性器を取り出すことができる。
本発明において開口可能部は、図示したようなミシン目1に限らず、開口可能なスリットや穿孔を密集して設けたハニカム状の穿孔列であってもよい。なかでも加工性や開口容易性等を考慮し開口可能部をミシン目1とすることが好ましい。ミシン目1は、図示したものにおいては、その長手方向を身丈方向(Y方向)に向けて設けているが、幅方向(X方向)に向けて設けてもよく、その他斜め方向であってもよい。また、図示したもののように直線状のミシン目に限らず、十字に交差させたミシン目、「くの字」や「コの字」に折曲のあるミシン目など、機能に応じて適切な形態としたミシン目にすることができる。
開口可能部をミシン目とするとき、1つの線状穿孔部の長さは特に限定されないが、成人用のおむつの寸法を考慮すると、3〜8mm程度とすることが実際的であり、穿孔部間の間隔(連続部の長さ)は1〜5mm程度とすることが実際的である。ミシン目1全体の長さについても特に限定されないが、同様に成人用おむつの寸法を考慮して、50〜200mm程度とすることが好ましい。
開口可能部としてのミシン目1は、本実施形態のおむつ10のように正中線pに対し左右のいずれかに幾分ずらして配置することが好ましい(本発明において正中線とは、着用者の身体を左半身と右半身とに分断する正中面を想定し、その正中面と装着状態のおむつとが交わってなす線をいう。)。このように正中線pの左右いずれかに幾分ずらすことにより、男性器を取り出すときに、後述する吸収体を浮かせる動作をしやすくなり好ましい。
開口可能部の上部及び/又は下部には口開き防止ギャザーを形成する弾性部材を配設することが好ましく、本実施形態のおむつ10においてはミシン目1の上部に口開き防止ギャザーをなす弾性部材2を設けている。この弾性部材2は図示したものように物品幅方向(X方向)に伸縮するように配設することが好ましい。このようにすることで、一度ミシン目1を分断し開口した後にも、開口部の口開き状態が抑制防止され、継続使用するために好ましい。
図2は図1に示した実施形態のおむつのミシン目1を分断し開口するときの状態を模式的に示す拡大斜視図である。ミシン目1の分断開口態様は図2に示した態様に限定されるものではないが、本実施形態のおむつ10のように身丈方向(Y方向)にその長手方向を向けたミシン目であれば、通常、着用者の左右の手の指22、23、具体的にはそれぞれの親指と人差し指とでミシン目1の両側をつかみ、矢印24の方向に引き離すようにして分断し開口することができる。このようにすることで、介護者等の助力を要さずに着用者自らが容易に開口可能部を分断開口して性器を取り出し排尿する準備をすることができる。このようにして作出した開口部21からは外包シート3内部の吸収体6が露出する。この吸収体6を外包シート3からみて浮かせるように、すなわち図示し開口部21から着用者の肌の方に押し込むようにして変形して、男性器を取り出すことができる。
開口可能部の近傍には再接合手段として例えば接着テープや粘着剤を塗布したシール部を設けてもよい。そのようにすることで、例えば、一度ミシン目1を分断して開口した後にも、その接合手段によって再接合し、外包シートが連続した状態に戻すことができる。ただし、再接合する着用者の作業、物品の製産効率やコストを考慮すると、むしろ再接合手段等を設けずに、上述した口開き防止ギャザーをなす弾性部材2により対応することが実際的であり好ましい。
図3は図1に示した実施形態のおむつを展張して展開したときの状態で模式的に示す平面展開図である。既に述べたように、本実施形態のおむつ10においては、外包シート3の内側に吸収体6が設けられており、ウエスト開口部近傍にはウエストギャザーをなす弾性部材9が複数配設されている(ただし、レッグギャザーをなす弾性部材8及び口開き防止ギャザーをなす弾性部材2(図1参照)は図示していない。)。本実施形態のおむつ10においては、その外包シート3を腹側fより背側rにおいてより広めに配分している。このようにすることで、股下線cを着用者の股間に配置するように装着したときに、通常より張り出しのある臀部を適切に包み込む形態となり好ましい。
本発明の吸収性物品においては、図3に示したもののように吸収体6を長尺なものとし、着用者の腹側fから背側rに亙り沿わされるよう前記外包シート3内側に長尺の吸収体6を配設することが好ましい。ここで外包シート3と吸収体6との接着固定態様についてみると、以下の3つに区別して示すことができる。
接着固定の好ましい態様1としては、外包シート3と吸収体6とを、吸収体6の長手方向の両端部近傍でのみ接着固定する態様が挙げられる。図3に示した実施形態でいえば、接着固定部6a及び6dでのみ接着固定したような固定態様となる。接着固定された以外の吸収体6の広範な中央領域は未固定となり、股下線cの周辺を含め、装着することにより外包シート3と着用者の肌で圧挟されて吸収体6が位置固定された状態となる。
接着固定の別の好ましい態様2としては、外包シート3と長尺吸収体6とを、吸収体6の背側rの略全域及び腹側fの端部近傍でのみ接着固定した態様が挙げられる。図3に示した実施形態でいえば、接着固定部6a、6b、6d、及び接着固定部6cの背側部のみで接着固定したような固定態様となる。なお、このとき装着固定部6a、6b、及び6cの背側部を分割せず1つの装着固定部としてもよい。これにより、図3の形態でいうと、ミシン目1を設けた吸収体6の腹側部分で物品幅方向(X方向)に亙って未接着な状態が実現される。このようにすることで、例えば、図3に示した形態では正中線pに対して右側にミシン目1を設けているが、正中線pの左側にも同時にミシン目(図示せず)を設けることができる。それにより着用者の好みに応じて、右側ミシン目1を使用するか左側ミシン目(図示せず)を使用するかを決定することができ、選択肢が増える点で好ましい。このように左右両側にミシン目を設けるとき、図示した形態では右側にのみ後述する吸収体の折り癖線6fを設けているが、左側にも折り癖線(図示せず)を設けることが好ましい。
接着固定のさらに別の好ましい態様3として、外包シート3と長尺吸収体6とを、上記態様2の接着固定部に加え、さらに吸収体6の腹側fの正中線に対して左右いずれかを接着固定する態様が挙げられる。このときミシン目は吸収体の接着固定された部分を避けるように、接着固定部に対して正中線の左右逆方向にずらして配置することが好ましい。図3に示した実施形態でいうと、接着固定部6a、6b、6c、及び6dを接着固定した態様となる。なお、このとき接着固定部6a、6b、6c、及び6dを分割せず、1つの連続した接着固定部としてもよい。本接着固定態様では吸収体6の腹側fにおいて正中線pの左側を接着固定部6cにより固定し、ミシン目1はその逆の右側に設けられている。ただし、ミシン目1及び接着固定部6cをそれぞれ上記の左右逆に配置してもよい。
吸収体6と外包シート3とを接着固定する方法は通常の方法によればよく、例えばホットメルト接着が挙げられる。
本発明の吸収性物品においては、吸収体に折り癖を設けることが好ましい。本実施態様のおむつ10においては、直線状のミシン目1の上部を2度横切るように「V字」に折れ曲がった折り癖線6fを設けている。このようにすることで、折り癖線6fにそって吸収体6を浮かせやすくなり、的確に男性器を取り出すことができる。
図4は図3のIV−IV線断面を示す拡大断面図である。同図においては、本実施形態のおむつ10の折り癖線を設けた箇所が断面図として示されている。本実施形態においては外包シート3が内側シート3aと外側シート3bとの2層のシート材からなるが、外包シート3の枚数や形態は特に限定されず、十分な強度等を得ることを考慮すると上述のような2層シートとすることが好ましい。
図4に示したおむつの断面位置においては、吸収体6と外包シート3(内側シート3a)とが正中線pの左側領域qにおいて接着固定され、それ以外の領域rにおいては非接着とされている。そして吸収体のミシン目1の上部近傍に折り癖線6fが設けられていることが分かる。吸収体6の折り癖線6fの断面形状は特に限定されないが、例えば同図において示したような、吸収体を圧縮した括れ形状が挙げられる。このような圧縮括れ形状は通常の熱圧着加工によって吸収体を圧密化して形成することができる。これにより、吸収体の一部6eは変形しやすい状態にされている(以下、このように折り癖により変形しやすくされた部分6eを変形自在部という。)。
図5は、本実施形態のおむつにおいてミシン目を分断開口し吸収体を浮かせた態様を物品内側から模式的に示す拡大展開平面図である。そして図6は図5のVI−VI線断面を示す拡大断面図である。両図に示したとおり、本実施形態のおむつはミシン目1を開口した開口部21より指52等を差し込むことができ、吸収体6の変形自在部6eを浮かせることができる。
このように本実施形態においては、効果的な位置に任意の折り癖線6fを設けたため、吸収体の変形自在部6eが的確に浮かされ、物品内部の空間と外部空間とを連続させることができる。また本実施形態においては、V字形状の折り癖線とし(図5参照)しかも断面括れ形状の圧縮成形した折り癖線としたため(図6参照)、変形自在部6eを浮かせやすくかつ戻しやすい。このように吸収体の変形自在部6eを変形しやすく、かつ、元の形状に戻しやすくしたため、装着状態においてあまり隙間のない股間と吸収性物品との間隙においても、確実にかつ素早く男性器を取り出し、また収めることができる。さらには、失禁や尿漏れにより多少吸収体6の中央部が濡れて膨潤していても、変形自在部6eはほぼ影響をうけず簡便且つ適切に変形するため、男性器を取り出して排尿をすることができる。
本発明の吸収性物品は、その好ましい実施形態に示したように着用者自信が開口部を分断開口して男性器を取出し排尿をすることができる。そのため、軽度の失禁症、あるいはそのリハビリ中の患者等に好適に使用される。さらには自力での排尿を諦めざるを得なかったような腰を浮かせたりする動作の難しい男性患者においても、自分で男性器を取出し排尿することを可能にし、精神的な負担の軽減に資するものである。また、幼児のトレーニングおむつとしても利用することができる。
外包シート3は前述のとおり内側シート3aと外側シート3bとからなる2層構造とすることができ、そのとき両シートの材料は特に限定されず、通常吸収性物品に用いられる材料を用いることができる。例えば、外包シート3を構成する内側シート3aと外側シート3bとからなる2層構造のシートにおいては、いずれも撥水性の不織布で構成することが好ましい。また、さらにその両シート間に液不透過性でありながら、例えばムレ防止の観点から蒸気透過性を付与した透湿性のシートをはさんで3層構造のシートにすることも好ましい。
内側シート3a及び外側シート3bには、液漏れ防止性を考慮すれば液不透過性のシートを用いることが好ましく、例えば、ポリエチレン等の防水性を有するシート材が挙げられ、ムレ防止の観点からさらに透湿性を有するシート材であることが好ましい。この防水性と透湿性とを具備するシート材としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
吸収体6は、液体を吸収する働きを有するものであれば特に限定されず、例えば高吸収性ポリマーのような高吸水性樹脂や吸水性繊維、パルプなどから成り、これらの素材でできた単層構造であってもよいし、複数層に分かれた構造でも構わない。
弾性部材2、9、8の材料としては、通常吸収性物品に用いられる弾性材料を用いることができ、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の断面形状は、矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状ないし紐状(平ゴム等)のもの、或いはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
本発明の吸収性物品の好ましい実施形態(本実施形態)のパンツ型使い捨ておむつを略装着した状態で模式的に示す斜視図である。 本実施形態のおむつのミシン目を分断し開口したときの状態を模式的に示す拡大斜視図である。 本実施形態のおむつを展張して展開したときの状態を内側から模式的に示す平面展開図である。 図3のIV−IV線断面を示す拡大断面図である。 本実施形態のおむつのミシン目を分断開口し吸収体を浮かせる態様を物品内側から模式的に示す拡大平面展開図である。 図5のVI−VI線断面を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 開口可能部(ミシン目)
2 口開き防止ギャザーをなす弾性部材
3 外包シート
3a 内側シート
3b 外側シート
5 サイドシール部
6 吸収体
6a、6b、6c、6d 接着固定部
6e 変形自在部
6f 折り癖線
8 レッグギャザーをなす弾性部材
9 ウエストギャザーをなす弾性部材
10 吸収性物品(成人用おむつ)
11 ウエスト開口部
12 レッグ開口部
21 開口部
22、23、52 手の指
24 開口可能部の分断開口方向

Claims (7)

  1. 外包シートとその内側に部分的に接着固定した吸収体とを有する吸収性物品であって、前記外包シートの前記吸収体を配した領域に該外包シートを破断し開口しうる開口可能部を設け、該開口可能部の周辺においては前記外包シートと前記吸収体とを非接着状態とし、前記開口可能部を破断開口して前記吸収体の非接着部分を浮かして男性器を取り出しうるようにしたことを特徴とする吸収性物品。
  2. 外包シートが内側シート及び外側シートからなることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記開口可能部が前記外包シートに設けたミシン目であることを特徴とする請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体に、該吸収体の非接着部分を浮かせやすくする折り癖をつけたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 腹側から背側に亙り前記外包シートに配設した前記吸収体において、その吸収体長手方向の両端部近傍でのみ該吸収体と前記外包シートとを接着固定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収体の背側の略全域及び腹側の吸収体端部近傍でのみ前記外包シートに接着固定したことを特徴とする請求項5記載の吸収性物品。
  7. さらに前記吸収体腹側の正中線の左右いずれかにおいて前記吸収体と外包シートとを接着固定し、その左右の非接着側に前記開口可能部を配置したことを特徴とする請求項6記載の吸収性物品。
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