JP2008289733A - 収納庫の表面部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、しかも深みのある意匠性を実現できる収納庫の表面部材を提供する。
【解決手段】透明樹脂に透明系カラー着色剤を配合した樹脂組成物を成形してなる、有色透明の樹脂パネル1と、その樹脂パネル1の裏面に配設される裏打ち材とを備えていることとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納庫の表面部材に関するものである。
家具やキッチンキャビネット等の扉や引き出しの前板に使用される表面部材は、その本体部分を形成する基材と、その基材を覆うように形成された前面部材とから構成されている。このような表面部材に色や柄を付与するために、例えば、前面部材として透明または半透明の樹脂製のカバーを使用し、前記カバーと基材との間に挿脱自在に設けられた所定の色または柄を有するシートを備えることが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された発明は、表面部材の色や柄を低コストで変えることを主眼とするものであるが、本発明のようにカバーを通してシートの色や柄を見る構成では、高級な質感や奥行き感のある意匠性を実現し難い。これに対し、意匠性を高めるために、例えば、裏面にカラー着色バックアップ塗装を施して隠蔽層を形成してなる、透明または半透明樹脂の前面部材が提案されている(特許文献2参照)。このものでは、透明な前面部材を介して隠蔽層を見ることとなり、表面部材全体に深みのある高級な意匠性を提供している。しかしながら、特許文献2に記載されたものは、隠蔽層形成のための前面部材の裏面へのカラー着色バックアップ塗装に手間がかかり、高コストになる課題があった。特に、前面部材の周囲端面の塗装は細かいマスキング処理をする必要があり手間がかかっていた。
特開2004−105657号公報 特開2006−248013号公報
本発明は、以上の通りの背景から、低コストで、しかも深みのある意匠性を実現できる収納庫の表面部材を提供することを課題としている。
本発明の収納庫の表面部材は、上記の課題を解決するものとして以下のことを特徴とする。
第1には、透明樹脂に透明系カラー着色剤を配合した樹脂組成物で成形してなる、有色透明の樹脂パネルと、その樹脂パネルの裏面に配設される裏打ち材とを備えている。
第2には、上記第1の発明の収納庫の表面部材において、樹脂パネルは、裏面側に凹凸加工したしぼ面を有している。
第3には、上記第1または第2の発明の収納庫の表面部材において、樹脂パネルを構成する樹脂組成物は、さらに光輝粒状フィラーを含有している。
上記第1の発明によれば、有色透明な樹脂パネルとすることで、透明系カラー着色剤配合による遮蔽効果により、前方から裏打ち材が見えない程度に透明感を残しつつ隠蔽性を確保した樹脂パネルとすることでき、高品位で外観に深みのある意匠性に優れた表面部材を実現することができる。また、この表面部材の製造にあたっては、従来のようにバックアップ塗装を施す必要がなく、樹脂パネルの主材料である透明樹脂に透明系カラー着色剤を配合するのみで上記効果を実現することができ、低コストで表面部材を得ることができる。
上記第2の発明によれば、樹脂パネルが裏面側にしぼ面を有していることによって、前方から入射される自然光や照明光等の光が樹脂パネルの樹脂層を透過しても光拡散する。これにより樹脂パネルの前方から裏打ち材が見えないようにすることができる。さらにこのような光拡散隠蔽効果によって、上記第1の発明の効果に加え、より高品位で外観に深みのある意匠性に優れた表面部材を実現することができる。
上記第3の発明によれば、樹脂パネル中に光輝粒状フィラーが含有されることで、前方から入射される自然光や照明光等の光が樹脂パネルの樹脂層で光拡散するので、有色透明にしたこととの相乗効果で表面から裏面側へ向かう深み方向の隠蔽性が向上し、樹脂パネルの前方から裏打ち材が見えないようにすることができる。また、光輝粒状フィラーがきらきらと光る美しい意匠性も表面部材に付加することができる。
以下に、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る収納庫の表面部材を使用したキッチンキャビネットを示した斜視図であり、図2は図1のキッチンキャビネットの引き出しの前板の断面図を示している。図3は図2のA部拡大図である。
この実施形態の表面部材では、図1に示すようにキッチンキャビネットの引き出し5,6,7の前板8として使用されている。なお、図示しないが、引き出し以外にも、吊戸棚やキッチンキャビネットの扉部材、幕板などにも適用できる。
図2は引き出し5の前板8の断面図を示しており、樹脂パネル1と、その樹脂パネル1の裏面に配設される裏打ち材2とから構成されている。樹脂パネル1は略平板状の前面部11と、その両側端縁および下端縁から後方に延設された端面部12とから略箱状に形成され、この樹脂パネル1の裏面には裏打ち材2が配設されている。この略箱状の樹脂パネル1はその背面から前記裏打ち材2を挟むようにして略平板状のABS樹脂製等の裏板3で閉塞される。また、前面部11の上端縁にはアルミニウム製等の断面略コ字状の取っ手4が全長にわたって設けられており、引き出し5の開閉時に指先が係るようになっている。裏打ち材2は、例えば、ABS樹脂発泡体やポリスチレン樹脂発泡体等の発泡樹脂材料、パーティクルボードやMDF等の木質系材料や石膏等の無機材料よりなる平板状に形成したものを挙げることができ、このものは適宜な接着剤で樹脂パネル1の裏面に強固に接着されて裏打ちされる。もちろん、裏打ち材2はこれに限定されるものでなく、流動材料であるウレタン樹脂を充填して発泡硬化させるようにしてもよい。
樹脂パネル1は、アクリル樹脂やスチロール系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等の透明樹脂に透明系カラー着色材を配合した樹脂組成物を射出成形等により前面部11と端面部12とを一体化して得る。得られた樹脂パネル1は有色透明のものとなり、透光性を残しつつ深み方向すなわち表面から裏面側へ向かう方向には透明系カラー着色剤により徐々に失透し、樹脂パネル1の裏側を隠す遮蔽効果を奏する。つまり、前方から裏打ち材2が見えない程度に透明感を残しつつ隠蔽性を確保した樹脂パネル1とすることができるため、このような樹脂パネル1で構成される前板8は、高品位で外観に深みのある意匠性に優れたものとすることができる。また、樹脂パネル1の製造にあたっては、従来のようにバックアップ塗装を施す必要がなく手間がかからないので、低コストで製造することができる。
透明樹脂に配合する透明系カラー着色剤としては、透明樹脂を着色しつつ透明性を維持するものであれば特に限定はないが、染料系よりも顔料系が好適であり、着色剤メーカーより提供される透明性顔料を使用可能である。これを可視光透過率が、例えばパネル厚が3〜5ミリの場合は5〜15%、好ましくは8〜13%の範囲となるように、透明樹脂に対して透明系カラー着色剤を適宜調整して配合するとよい。可視光透過率が5%未満では、遮蔽効果が強くなりすぎて深みのある外観を実現できない場合があり、15%を超えると、樹脂パネル1の前方から裏打ち材2が見えてしまい意匠性に優れた前板8を実現できない場合があるので好ましくない。透明系カラー着色剤の配合割合は、その種類にもよるが、所望する可視光透過率となるよう適宜調整して配合すればよい。
樹脂パネル1の厚みは、材料コスト等の経済性と深みのある外観を確保することを考慮すると3〜5mm程度が好適である。
この実施形態における樹脂パネル1は、図3に示すように、その裏面が凹凸形状であるしぼ面13のように透過防止部14を有していることが好ましい。樹脂パネル1の裏面をしぼ面13とすることで前方から入射される自然光や照明光等の光が乱反射し、裏打ち材2が目立たなくなってその隠蔽効果が高まる(光拡散隠蔽効果)。しぼ面13の凹凸形状は樹脂パネル1の裏面で光拡散するような状態であればよく、例えばディンプル状にシボ形成されたものを例示できる。この凹凸形状は樹脂パネル1の裏面全体にわたって形成されていてもよいが、前面部11の裏面を主体として凹凸形状を設け、端面部12の裏面には設けないようにすることもできる。
さらに、上記樹脂パネル1は、透明系カラー着色材とともに光輝粒状フィラーを透明樹脂に配合した樹脂組成物で成形したものであってもよい。樹脂パネルに光輝粒状フィラーが含有されることで、樹脂パネル1の前方から入射される自然光や照明光等の光が樹脂パネル1の樹脂層15内の光輝粒状フィラーで反射して、樹脂パネル1の前方から裏打ち材2が見えないようにすることができる(反射隠蔽効果)。さらに光輝粒状フィラーの存在により外観が立体的に見え意匠性が高まる。
透明樹脂に配合する光輝粒状フィラーとしては、例えば、金属粉体やガラス粉体などが使用可能であり、特にガラス粉体が透明樹脂に対する分散性が良いため好適である。光輝粒状フィラーは、比較的少ない配合割合(例えば1%未満など)で透明樹脂に対して所望する反射隠蔽効果を付加することが可能である。むしろ過剰に配合すると、パネルの透明性を損ね、意匠性が損なわれてしまう場合があるので好ましくない。
なお、本発明の収納庫の表面部材は、以上に例示したキッチンキャビネットの引き出しの前板に限られるものではなく、キッチンの吊戸棚、洗面化粧台や内装用壁面収納設備等の家具のの引き出し、扉の前板であってもよい。
本発明の一実施形態に係る収納庫の表面部材を使用したキッチンキャビネットを示した斜視図である。 図1のキッチンキャビネットの引き出しの前板の断面図である。 図2のA部拡大図である。
符号の説明
1 樹脂パネル
11 前面部
12 端面部
13 しぼ面
14 透過防止部
2 裏打ち材
3 裏板
8 前板

Claims (3)

  1. 透明樹脂に透明系カラー着色剤を配合した樹脂組成物を成形してなる、有色透明の樹脂パネルと、その樹脂パネルの裏面に配設される裏打ち材とを備えていることを特徴とする収納庫の表面部材。
  2. 樹脂パネルは、裏面側に凹凸加工したしぼ面を有していることを特徴とする請求項1に記載の収納庫の表面部材。
  3. 樹脂パネルを構成する樹脂組成物は、さらに光輝粒状フィラーを含有していることを特徴とする請求項1または2に記載の収納庫の表面部材。
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