JP2008289699A - 両側リクライニング機構及び両側リクライニング機構の組み付け方法 - Google Patents

両側リクライニング機構及び両側リクライニング機構の組み付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作フィーリングが良い両側リクライニング機構及び両側リクライニング機構の組み付け方法を提供することを課題とする。
【解決手段】第1及び第2操作シャフト120、120’と、伝達シャフト(接続部材)351とは固着され、第1操作シャフト120は、第1リクライニングユニット90に対して軸方向の移動が禁止され、第2操作シャフト120’は、第2リクライニングユニット90’に対して軸方向に移動可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートの一方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第1リクライニングユニットと、前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第1リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第1リクライニングユニットをアンロック状態とする第1操作シャフトと、シートの他方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第2リクライニングユニットと、前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第2リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第2リクライニングユニットをアンロック状態とする第2操作シャフトと、前記第1操作シャフトに設けられ、前記第1操作シャフトを一方の方向に回転させる操作手段と、前記第1操作シャフトと、前記第2操作シャフトとを接続し、前記第1操作シャフトの回転を前記第2操作シャフトに伝達する伝達部材と、を有する両側リクライニング機構及びその組付け方法に関する。
従来の両側リクライニング機構の組み付けは、図14に示すように、アウタ側、インナ側のロアアーム本体51、51’に第1リクライニングユニット53、第2リクライニングユニット53’を取り付け、更に、第1リクライニングユニット53、第2リクライニングユニット53’に、アウタ側、インナ側のアッパアーム55、55’を取り付けている。そして、アウタ側のアッパアーム55と、インナ側のアッパアーム55’とは、他の部材を用いて一体化され、シートバックフレームを構成している。
第1リクライニングユニット53には、シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、第1リクライニングユニット53を挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより第1リクライニングユニット53をアンロック状態とする第1操作シャフト57が設けられている。同様に、第2リクライニングユニット53’にも、シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、第2リクライニングユニット53’を挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより第2リクライニングユニット53’をアンロック状態とする第2操作シャフト57’が設けられている。
第1操作シャフト57には、第1リクライニングユニット53のシート外側の外面に、第1操作シャフト57と一体となって回転する操作ハンドル63を介して当接するつば部57bが形成されている。同様に、第2操作シャフト57’にも、第2リクライニングユニット53’のシート外側の外面に当接するつば部57b’が形成されている。
又、第1操作シャフト57には、第1リクライニングユニット53のシート内側の外面に当接するプッシュナット61が取り付けられ、第1操作シャフト57の軸方向の移動が禁止されている。同様に、第2操作シャフト57’にも、第2リクライニングユニット53’のシート内側の外面に当接するプッシュナット61’が取り付けられ、第1操作シャフト57’の軸方向の移動が禁止されている。
そして、第1操作シャフト57と、第2操作シャフト57’とには、伝達シャフト59が溶接等の手法で固着され、第1操作シャフト57の回転は、伝達シャフト59を介して第2操作シャフト57’に伝達されるようになっている。
近年、図15に示すように、アッパアーム55と、第1リクライニングユニット53と、第1操作シャフト57と、アッパアーム55’と、サブロアアーム65と、第2リクライニングユニット53’と、第2操作シャフト57’と、操作ハンドル63と、伝達シャフト59とサブロアアーム65’とからなるシートバック組立体67を先に組み付け、このシートバック組立体67をすでに組み付けられたシートクッションのロアアーム本体69、69’に取り付けることがなされている。
このような場合、ロアアーム本体69とロアアーム本体69’の幅方向の実寸法と、シートバック組立体67の幅方向の実寸法との間には、寸法誤差の発生が懸念される。
ここで、ロアアーム本体69,69’に、シートバック組立体67を取り付けると、第1操作シャフト57、第2操作シャフト57’は軸方向の移動が禁止されているので、第1操作シャフト57、伝達シャフト59、第2操作シャフト57’の軸方向の負荷がかかり、リクライニング操作時の操作フィーリングが悪くなる問題点がある。
一方、特許文献1に記載された両側リクライニング機構は、第1操作シャフト、第2操作シャフト、伝達部材は、軸方向に位置調整可能となっている。よって、第1操作シャフト、第2操作シャフト間をあらかじめ広めに設定しておくことで、一体化した第1操作シャフト、第2操作シャフト、伝達部材は、軸方向に移動可能となる。よって、特許文献1に記載された両側リクライニング機構を用いることで、シートバック組立体とロアアーム本体との寸法誤差を吸収することができ、第1操作シャフト、第2操作シャフト、伝達部材に軸方向の負荷がかかることは回避できる。
特開2003−189962号公報(図1)
しかし、特許文献1に記載された両側リクライニング機構を用いた場合、一体化した第1操作シャフト、第2操作シャフト、伝達部材が、軸方向に移動可能である。即ち、第1操作シャフトを操作して回転させる場合、第1操作シャフトは軸方向に移動可能であるので、操作フィーリングが悪いという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、操作フィーリングが良い両側リクライニング機構及びその組み付け方法を提供することにある。
請求項1に係る発明は、シートの一方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第1リクライニングユニットと、前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第1リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第1リクライニングユニットをアンロック状態とする第1操作シャフトと、シートの他方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第2リクライニングユニットと、前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第2リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第2リクライニングユニットをアンロック状態とする第2操作シャフトと、前記第1操作シャフトに設けられ、前記第1操作シャフトを一方の方向に回転させる操作手段と、前記第1操作シャフトと、前記第2操作シャフトとを接続し、前記第1操作シャフトの回転を前記第2操作シャフトに伝達する伝達部材と、を有する両側リクライニング機構において、前記第1操作シャフトは、前記伝達部材の一端に固着されると共に、前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動が禁止され、前記第2操作シャフトは、前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容するように前記伝達部材の他端に固着されていることを特徴とする両側リクライニング機構である。
操作手段を操作すると、第1操作シャフトが一方の方向に回転し、第1リクライニングユニットがアンロック状態となる。第1操作シャフトの回転は、伝達部材を介して第2操作シャフトに伝達され、第2操作シャフトが一方の方向に回転し、第2リクライニングユニットもアンロック状態となる。
尚、「固着」とは、溶接、接着、圧接等があるが限定するものではない。
請求項2に係る発明は、前記第2操作シャフトの軸方向に弾性変形可能で、前記第2操作シャフトに対して前記第2リクライニングユニットを軸方向に位置決めを行う弾性手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の両側リクライニング機構である。
請求項3に係る発明は、前記第2操作シャフトに、前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面に当接可能な第1つば部と、前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と反対側の面に当接可能な第2つば部と、を設け、前記弾性手段は、前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と、前記第1つば部とに当接する第1弾性体と、前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と反対側の面と、前記第2つば部とに当接する第2の弾性体と、からなることを特徴とする請求項2記載の両側リクライニング機構である。
請求項4に係る発明は、前記弾性手段は、中間部が前記第2操作シャフトに軸方向に沿って巻回され、一方の端部が前記第2操作シャフトに係止され、他方の端部がシート側に係止されたコイルスプリングであることを特徴とする請求項2記載の両側リクライニング機構である。
請求項5に係る発明は、シートの一方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第1リクライニングユニットと、前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第1リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第1リクライニングユニットをアンロック状態とする第1操作シャフトと、シートの他方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第2リクライニングユニットと、前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第2リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第2リクライニングユニットをアンロック状態とする第2操作シャフトと、前記第1操作シャフトに設けられ、前記第1操作シャフトを一方の方向に回転させる操作手段と、前記第1操作シャフトと、前記第2操作シャフトとを接続し、前記第1操作シャフトの回転を前記第2操作シャフトに伝達する伝達部材と、を有する両側リクライニング機構の組付け方法において、シートクッションフレームの側方に位置するロアアームをロアアーム本体と、該ロアアーム本体に取り付けられるサブロアアームとから構成し、前記第1操作シャフトの前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動を禁止し、前記第2操作シャフトの前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容し、シートバックフレームの一方の側のアッパアームに前記第1リクライニングユニットを取り付け、シートバックフレームの他方の側のアッパアームに前記第2リクライニングユニットを取り付け、前記第1リクライニングユニットにシートクッション側の一方の側のサブロアアームを取り付け、前記第2リクライニングユニットにシートクッション側の他方の側のサブロアアームを取り付け、前記第1操作シャフトを前記伝達部材の一端に固着し、前記第2操作シャフトを前記伝達部材の他端に固着することでシートバック組立体を組み立てた後、該組立体をフロア側に固定した前記ロアアーム本体に取り付けることを特徴とする両側リクライニング機構の組み付け方法である。
請求項1−4に係る発明によれば、操作手段が設けられる前記第1リクライニングユニットの第1操作シャフトは、第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動が禁止されているので、操作フィーリングが良い。
また、前記第1操作シャフトは、前記伝達部材の一端に固着されると共に、前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動が禁止され、前記第2操作シャフトは、前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容するように前記伝達部材の他端に固着されていることにより、両側リクライニング機構をシートに組み付けても、一体化された第1操作シャフト、伝達部材、第2操作シャフトには軸方向の負荷がかからず、操作性が良い。
更に、伝達部材は第1操作シャフトと第2操作シャフトとに固着されているので、第1操作シャフトと伝達部材との接続部分、伝達部材と第2操作シャフトの接続部分での周方向のガタがない。よって、これらの部分では、第1リクライニングユニットと第2リクライニングユニットとの同期遅れが発生しない。
請求項2に係る発明によれば、前記第2操作シャフトの軸方向に弾性変形可能で、前記第2操作シャフトに対して前記第2リクライニングユニットを軸方向に位置決めを行う弾性手段を設けたことにより、両側リクライニング機構の組付が容易となる。
請求項3に係る発明によれば、前記第2操作シャフトに、前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面に当接可能な第1つば部と、前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と反対側の面に当接可能な第2つば部と、を設け、前記弾性手段は、前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と、前記第1つば部とに当接する第1弾性体と、前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と反対側の面と、前記第2つば部とに当接する第2の弾性体とからなることにより、両側リクライニング機構の組付が容易となる。
請求項4に係る発明によれば、前記弾性手段は、中間部が前記第2操作シャフトに軸方向に沿って巻回され、一方の端部が前記第2操作シャフトに係止され、他方の端部がシート側に係止されたコイルスプリングであることにより、両側リクライニング機構の組付が容易となる
請求項5に係る発明によれば、シートバック組立体の前記第1操作シャフトは、前記伝達部材の一端に固着されると共に、前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動が禁止され、前記第2操作シャフトは、前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容するように前記伝達部材の他端に固着しているので、操作フィーリングがよい。
また、前記第1操作シャフトは、前記伝達部材の一端に固着されると共に、前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動が禁止され、前記第2操作シャフトは、前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容するように前記伝達部材の他端に固着されていることにより、シートバック組立体をシートクッションのロアアーム本体に取り付ける際に、シートバック組立体の幅方向の寸法と、シートクッションのロアアーム本体間の寸法とに誤差があっても、一体化された第1操作シャフト、伝達部材、第2操作シャフトには軸方向の負荷がかからず、操作性が良い。
更に、伝達部材は第1操作シャフトと第2操作シャフトとに固着されているので、第1操作シャフトと伝達部材との接続部分、伝達部材と第2操作シャフトの接続部分での周方向のガタがない。よって、これらの部分では、第1リクライニングユニットと第2リクライニングユニットとの同期遅れが発生しない。
<第1実施の形態例>
最初に、図11に示すように、本形態例のシート1は、着座者の臀部を支持するシートクッション3と、着座者の背部を支持するシートバック5とからなっている。そして、シート1の両側には、同一構造の第1、第2リクライニングユニット90、90’が設けられている。
また、図1に示すように、本形態例のシート1のシートクッション3のシートクッションフレームの側方に位置するロアアーム200は、ロアアーム本体199と、該ロアアーム本体199に取り付けられるサブロアアーム201とからなっている。
図5に示すように、サブロアアーム201にベースプレート100が取り付けられ、シートバック5のシートバックフレームの一方の側のアッパアーム202に、ラチェットプレート130が取り付けられる。
ここで、第1リクライニングユニット90、第2リクライニングユニット90’の説明を行う。尚、第1リクライニングユニット90と第2リクライニングユニット90’の構造は同一なので、第1リクライニングユニット90で説明する。
図4〜図7に示すように、円盤状のベースプレート100に対して、円盤状のラチェットプレート130を嵌合することで、両者は相対回転可能に重ねられている。これらベースプレート100・ラチェットプレート130間に、ベースプレート100・ラチェットプレート130間の相対回転をロック/アンロックする調整機構が設けることで、リクライニングユニット90が完成する。
筒状の取り付け金具205は、ベースプレート100とラチェットプレート130とを外側から包み込み、ベースプレート100からラチェットプレート130が離反することを禁止するものである。具体的には、取り付け金具205はその一端がベースプレート100の外周部分に係止され、他端側のラチェットプレート保持部205aがラチェットプレート130を回転中心軸方向から押さえている。
ベースプレート100及びラチェットプレート130の回転中心軸上の位置には、穴101,穴131が形成されており、これら穴101,穴131にシャフトとしての第1操作シャフト120が挿通されている。ラチェットプレート130のベースプレート100との対向面には、図5及び図7に示すように、第1操作シャフト120を中心とする円形状の凹部132が形成され、且つ該凹部132の内周壁面には内歯133が刻設されている。
ベースプレート100上の、ラチェットプレート130の凹部132との対向面にも、図5及び図7に示すように、凹部104が形成され、図8に示すように、この凹部104の底面には、ラチェットプレート130に向けて、一対のガイド突起105,106と、一対のガイド突起107,108とが突設されている。
ベースプレート100におけるラチェットプレート130側とは反対側の面(ベースプレート100外表面)には、複数の突起100aが、穴101(回転中心軸Oと同軸)を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。ラチェットプレート130におけるベースプレート100側とは反対側の面(ラチェットプレート130の外表面)にも、複数の突起130aが、穴131を中心とする同一円周上に等間隔で配設されている。
ポール140は、ラチェットプレート130の内歯133に歯先円の半径方向から係脱可能な外歯141を前端面側に有するもので、図8に示すように、ガイド突起105,106のガイド面105a,106aに挟まれて、ラチェットプレート130の回転中心軸と直交する方向、すなわち内歯133の歯先円の半径方向に摺動案内されている。
ポール150もポール140と全く同様な形状をしており、ガイド突起107,108のガイド面107a,108aに挟まれて、内歯133の歯先円の半径方向に摺動案内され、前端面側の外歯151がラチェットプレート130の内歯133に噛合できるように構成されている。
ポール140,150の後端面146,156側の空間には、第1操作シャフト120と共に回動可能なカム170が配置されている。すなわち、第1操作シャフト120の中間部には、図5に示すように、断面小判形部分123が形成されており、この断面小判形部分123が、カム170の小判穴171に嵌合している。これにより、第1操作シャフト120とカム170とが相対回転不可状態に嵌合し、カム170は第1操作シャフト120と共に回転することになる。
ポール140,150及びカム170は、同一の板厚に形成され、且つ、ベースプレート100の同一平面上に配置されている。カム170には、カム170の回転時にポール140,150の後端面146,156を押圧しポール140,150の外歯141,151をラチェットプレート130の内歯133に噛合させるための傾斜カム面174b,175bが設けられている。
ポール140,150のラチェットプレート130側の面には、カム溝144,154が形成されている(本形態例では、カム溝144,154はベースプレート100側の面まで貫通した穴となっている)。また、レリーズ手段を構成するレリーズプレート180は、その一方の面がポール140,150及びカム170と重なり、他方の面がラチェットプレート130に摺接するように配置されている。レリーズプレート180の中央部には、第1操作シャフト120が挿通する穴181が穿設されている。
図8及び図9に示すようにカム170には、ラチェットプレート130側に突き出た突起176,177が形成されており、この突起176,177が、レリーズプレート180の穴181の縁部に形成され半径方向に延出する小長穴182,183に嵌合されている。このため、カム170とレリーズプレート180とは連動して回転することになる。
さらに図5及び図8に示すように、レリーズプレート180の回転端部には、カム溝144,154に係合する突起183,184がプレス成形等により形成されている。カム溝144,154の形状は、レリーズプレート180が図8における時計方向に回転すると、カム溝144,154と突起183,184との相互作用によって、ポール140,150をカム170の回転中心側に強制的に移動するように設定されている。
図8及び図9に示すように、付勢手段としてのスパイラルスプリング191,195は、内端がベースプレート100のフック111,112に掛止され、外端がカム170の段部178,179に掛止されたもので、カム170がポール140,150の後端面146,156を押すようにカム170を回動付勢するものである。
上記構成のリクライニングユニット90の作動を説明する。ロック状態では、スパイラルスプリング191,195の付勢力により、カム170がポール140,150の後端面146,156を押して、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合した状態にあり、ラチェットプレート(シートバック)130の回転が禁止されている。
このロック状態への移行時の動きについて説明すると、スパイラルスプリング191,195の付勢力を受けたカム170は、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合する方向にまず回転する。これにより、カム170の傾斜カム面174b,175bがポール140,150の後端面146,156を押圧し、ポール140,150は、その外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に噛合する半径方向に移動する。
ロック状態において、スパイラルスプリング191,195の付勢力に抗して、第1操作シャフト120を図9において時計方向に回転させ、カム170も時計方向に回転させると、カム170のポール140,150の後端面146,156への押圧が解除されると共に、レリーズプレート180の突起183,184がポール140,150のカム溝144,154の傾斜壁面に摺接し、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133より離れる方向にポール140,ポール150が後退し、ポール140,150の外歯141,151とラチェットプレート130の内歯133との噛合が解除され、ラチェットプレート(シートバック)130は、傾動可能となる(アンロック状態)。
シートバックを所望の角度まで傾動させ、第1操作シャフト120への操作力を解除すると、スパイラルスプリング191,195の付勢力により、カム170がポール140,150の後端面146,156を押し、ポール140,150の外歯141,151がラチェットプレート130の内歯133に再び噛合し、ラチェットプレート(シートバック)130の回転が禁止された状態に復帰する。
次に、図1、図2、図10、図11を用いて、本形態例のシート1の説明を行う。図11に示すように、シート1の一方の側の構成と、シート1の他方の側の構成は略同じなので、他方の側の一方の側と同一部分には、同一符号にダッシュ(’)を付し、重複する説明は省略する。
図1、図10に示すように、第1リクライニングユニット90の第1操作シャフト120には、操作部としての操作ハンドル353が固着されている。そして、第1リクライニングユニット90の操作シャフト120の回転は、他方の端部側が操作シャフト120’に固着され、一方の端部側が操作シャフト120に固着された伝達部材としての伝達シャフト351を介して、第2リクライニングユニット90’の第2操作シャフト120’に伝達されるようになっている。固着としては、溶接、接着、圧接等があるが限定するものではない。
図2、図10に示すように、サブロアアーム201、アッパアーム202には、操作シャフト120が挿通する穴201a、202aが形成されている。図3に示すように、アッパアーム202には、第1スプリング係止部300が形成されている。
又、図2、図10に示すように、サブロアアーム201の穴201aの周囲には、操作シャフト120の軸を中心とした半円筒状の第2スプリング係止部301が形成されている。この第2スプリング係止部301には、シートバック5の回転中心軸(シャフト120の軸)と平行な直線上に沿った面301aを有している。この面301aには、シートバック5の回転中心軸を中心とした円周上で一方の方向にへこみ、底面が第1係止面301bである第1凹部301cが形成されている。更に、第1凹部301cの第1係止面(底面)301bには、シートバック5の回転中心軸を中心とした円周上で、一方の方向にへこみ、底面が第2係止面301dである第2凹部301eが形成されている。
第1スパイラルスプリング311の内端部が第2スプリング係止部301の第1係止面301bに係止され、外端部がアッパアーム(シートバック5)202の第1スプリング係止部300に係止されている。そして、この第1スパイラルスプリング311の付勢力により、シートバック(アッパアーム202)5は、前傾方向に付勢されている。
又、第2スパイラルスプリング321の内端部が伝達部材としての操作シャフト120の端部形成されたスリ割り部120aに係止され、外端部が第2スプリング係止部301の第2係止面301dに係止されている。そして、この第2スパイラルスプリング321の付勢力により、第1リクライニングユニット90の操作シャフト120とカム170とのガタ、第2リクライニングユニット90’の操作シャフト120’とカム170’とのガタが吸収されている。
そして、図1、図5、図10に示すように、第1リクライニングユニット90の第1操作シャフト120には、操作ハンドル353を介して第1リクライニングユニット90のベースプレート100の外面に当接するつば部120bが形成されている。
同様に、第2リクライニングユニット90’の第2操作シャフト120’にも、第2リクライニングユニット90’のベースプレート100’の外面に当接するつば部120b’が形成されている。
又、第1リクライニングユニット90の第1操作シャフト120には、第1リクライニングユニット90のラチェットプレート130の外面に当接するプッシュナット121が設けられている。従って、第1操作シャフト120は、第1リクライニングユニット90に対して軸方向の移動が禁止されている。
一方、第2リクライニングユニット90’の第2操作シャフト120’には、第2リクライニングユニット90’のベースプレート100’の外面に当接可能なつば部120b’が形成されている。しかし、第1リクライニングユニットの第1操作シャフト120のようにプッシュナット121が設けられていないので、第2操作シャフト120’は、第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容するように、伝達シャフト351の他端に取り付けられている。
そして、一方の側のサブロアアーム201とシートバックフレームの一方の側のアッパアーム202との間に設けられた第1リクライニングユニット90と、第1リクライニングユニット90を挿通した第1操作シャフト120と、他方の側のサブロアアーム201’とシートバックフレームの他方の側のアッパアーム202’との間に設けられた第2リクライニングユニット90’と、第2リクライニングユニット90’を挿通した第2操作シャフト120’と、第1操作シャフト120に設けられ、第1操作シャフト120を一方の方向に回転させる操作ハンドル353と、第1操作シャフト120と、第2操作シャフト120’とを接続し、第1操作シャフト120の回転を第2操作シャフト120’に伝達する伝達シャフト351とで、シートバック組立体355が構成されている。
尚、このシートバック組立体355のアウタ側のアッパアーム202と、インナ側のアッパアーム202’とは、他の部材を用いて一体化され、シートバックフレームを構成している。
このシートバック組立体355の組付けは、シートバックフレームの一方の側のアッパアーム202に第1リクライニングユニット90を取り付け、シートバックフレームの他方の側のアッパアーム202’に第2リクライニングユニット90’を取り付け、第1リクライニングユニット90にシートクッション側の一方の側のサブロアアーム201を取り付け、第2リクライニングユニット90’にシートクッション側の他方の側のサブロアアーム201’を取り付け、第1操作シャフト120を伝達シャフト351の一端に固着し、第2操作シャフト120’を伝達シャフト351の他端に固着する。
シートバック組立体355を前もって先に組み付けておき、フロア側にすでに組み付けられたシートクッション3のロアアーム本体199,199’に取り付ける。
このような形態例の構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)操作手段としての操作ハンドル353が設けられる第1リクライニングユニット90の第1操作シャフト120は、第1リクライニングユニット90に対して軸方向の移動が禁止されているので、操作フィーリングが良い。
(2)第1操作シャフト120は、伝達シャフト351の一端に固着されると共に、第1リクライニングユニット90に対して軸方向の移動が禁止され、第2操作シャフト120’は、第2リクライニングユニット90’に対する軸方向の相対移動を許容するように伝達シャフト351の他端に固着されていることにより、シートバック組立体355をシートクッション3のロアアーム本体199,199’に取り付ける際に、シートバック組立体355の幅方向の寸法と、シートクッション3のロアアーム本体199,199’間の寸法とに誤差があっても、一体化された第1操作シャフト、伝達部材、第2操作シャフトには軸方向の負荷がかからず、操作性が良い。
(3)伝達部材としての伝達シャフト351は第1操作シャフト120と第2操作シャフト120’とに固着されているので、第1操作シャフト120と伝達シャフト351との接続部分、伝達シャフト351と第2操作シャフト120’の接続部分での周方向のガタがない。よって、これらの部分では、第1リクライニングユニット90と第2リクライニングユニット90’との同期遅れが発生しない。
<第2の実施の形態例>
図12を用いて説明する。
本実施の形態例と第1実施の形態例との相違点は、本形態例は、第2操作シャフトに弾性手段を有した点である。
本形態例の操作シャフト120’には、第2リクライニングユニット90’のシートと対向する面、即ち、ラチェットプレート130’に当接可能なつば部としてのプッシュナット401が軸方向に移動不能に取り付けられている。又、操作シャフト120’には、第2リクライニングユニット90’のシートと対向する面と反対側の面、即ち、ベースプレート100’に当接可能な第2つば部としてのつば部120b’が形成されている。
そして、第2リクライニングユニット90’のシートと対向する面であるラチェットプレート130’と、第1つば部であるプッシュナット401との間には、ラチェットプレート130’と、プッシュナット401とに当接するウエーブワッシャ(第1弾性体)403が設けられている。
又、第2リクライニングユニット90’のシートと対向する面と反対側の面であるベースプレート100と、第2つば部であるつば部120b’との間には、ベースプレート100と、第2操作シャフト120’のつば部120b’とに当接するウエーブワッシャ(第2の弾性体)405が設けられている。
このシートバック組立体355の組付けは、シートバックフレームの一方の側のアッパアーム202に第1リクライニングユニット90を取り付け、シートバックフレームの他方の側のアッパアーム202’に第2リクライニングユニット90’を取り付け、第1リクライニングユニット90にシートクッション側の一方の側のサブロアアーム201を取り付け、第2リクライニングユニット90’にシートクッション側の他方の側のサブロアアーム201’を取り付け、第1操作シャフト120を伝達シャフト351の一端に固着し、第2操作シャフト120’を伝達シャフト351の他端に固着する。
シートバック組立体355を前もって先に組み付けておき、フロア側にすでに組み付けられたシートクッション3のロアアーム本体199,199’に取り付ける。
このような構成によれば、第1実施の形態例の効果に加え、下記のような効果を得ることができる。
(1)第1の実施の形態例では、第2操作シャフト120’と、伝達シャフト351とを溶接等で固着する際に、第2リクライニングユニット90’に対する第2操作シャフト120’の位置決めは、作業者が手等で第2操作シャフト120’を保持することで行っていた。しかし、本実施の形態例によれば、ウエーブワッシャ403,405によって、第2操作シャフト120’を中立位置に位置決めすることができ、作業者の手等による位置決めが不要となり、組付が容易となる。
更に、シートバック組立体355をシートクッション3のロアアーム本体199,199’に取り付ける際に、ロアレール本体199とロアアーム本体199’の幅方向の実寸法と、シートバック組立体355の幅方向の実寸法との間には、寸法誤差があっても、ウエーブワッシャ403,405が操作シャフト120’の軸方向に弾性変形することにより、寸法誤差を吸収することができる。
(2)前もって、第2操作シャフト120’を第2リクライニングユニット90’に組み付け、更に、プッシュナット401、ウエーブワッシャ403,405を組み付けることが可能であり、両側リクライニング機構の組付が容易となる。
<第3の実施の形態例>
図13を用いて説明する。
本実施の形態例と第1実施の形態例との相違点は、スパイラルスプリング321’の代わりに、コイルスプリング411を用いた点である。
コイルスプリング411は、中間部が第2操作シャフト120’に軸方向に沿って巻回され、一方の端部が第2操作シャフト120’に係止され、他方の端部がシートクッション側であるサブロアアーム201’の第2スプリング係止部301’に係止され、シートバックの傾動を禁止する方向に第2操作シャフト120’を付勢している。
このシートバック組立体355の組付けは、シートバックフレームの一方の側のアッパアーム202に第1リクライニングユニット90を取り付け、シートバックフレームの他方の側のアッパアーム202’に第2リクライニングユニット90’を取り付け、第1リクライニングユニット90にシートクッション側の一方の側のサブロアアーム201を取り付け、第2リクライニングユニット90’にシートクッション側の他方の側のサブロアアーム201’を取り付け、第1操作シャフト120を伝達シャフト351の一端に固着し、第2操作シャフト120’を伝達シャフト351の他端に固着する。
シートバック組立体355を前もって先に組み付けておき、フロア側にすでに組み付けられたシートクッション3のロアアーム本体199,199’に取り付ける。
このような構成によれば、第1実施の形態例の効果に加え、下記のような効果を得ることができる。
(1)第1の実施の形態例では、第2操作シャフト120’と、伝達シャフト351とを溶接等で固着する際に、第2リクライニングユニット90’に対する第2操作シャフト120’の位置決めは、作業者が手等で第2操作シャフト120’を保持することで行っていた。しかし、本実施の形態例によれば、コイルスプリング411によって、第2操作シャフト120’を中立位置に位置決めすることができ、作業者の手等による位置決めが不要となり、組付が容易となる。
更に、シートバック組立体355をシートクッション3のロアアーム本体199,199’に取り付けるた際に、ロアアーム本体199とロアアーム本体199’の幅方向の実寸法と、シートバック組立体355の幅方向の実寸法との間には、寸法誤差があっても、コイルスプリング411が操作シャフト120’の軸方向に弾性変形することにより、寸法誤差を吸収することができる。
(2)弾性手段は、中間部が第2操作シャフト120’に軸方向に沿って巻回され、一方の端部が第2操作シャフト120’に係止され、他方の端部がシートクッション側であるサブロアアーム201’の第2スプリング係止部301’に係止され、シートバックの傾動を禁止する方向に第2操作シャフト120’を付勢するコイルスプリング411を用いたことにより、1つの弾性手段で、第2操作シャフト120’の位置決めと、第2操作シャフト120’と第2リクライニングユニットとのガタ取り、即ち、第2リクライニングユニット90’の操作シャフト120’とカム170’とのガタを吸収することができる。
第1実施の形態例の発明部分を説明する図である。 図1の第1スプリング係止部、第2スプリング係止部を説明する図で、(a)図は分解斜視図、(b)図は(a)図のG方向矢視図である。 第1実施の形態例のシートの側面図である。 第1実施の形態例におけるシートのリクライニングユニットの正面図である。 アッパアームやロアアームを追加した図4の切断線C−Cでの断面図である。 図4に示したリクライニングユニットの背面図である。 図4の切断線D−Dでの断面図である。 図5の切断線E−Eでの断面図である。 図8のレリーズプレートを取り除いた図である。 第1実施の形態例のシートの主要部の分解斜視図である。 第1実施のの形態例のシートの全体構成を説明する図である。 第2実施の形態例の発明部分を説明する図である。 第3実施の形態例の発明部分を説明する図である。 従来例を説明する図である。 従来例を説明する図である。
符号の説明
90 第1リクライニングユニット
90’第2リクライニングユニット
120 第1操作シャフト
120’第2操作シャフト
351 伝達シャフト

Claims (5)

  1. シートの一方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第1リクライニングユニットと、
    前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第1リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第1リクライニングユニットをアンロック状態とする第1操作シャフトと、
    シートの他方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第2リクライニングユニットと、
    前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第2リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第2リクライニングユニットをアンロック状態とする第2操作シャフトと、
    前記第1操作シャフトに設けられ、前記第1操作シャフトを一方の方向に回転させる操作手段と、
    前記第1操作シャフトと、前記第2操作シャフトとを接続し、前記第1操作シャフトの回転を前記第2操作シャフトに伝達する伝達部材と、
    を有する両側リクライニング機構において、
    前記第1操作シャフトは、前記伝達部材の一端に固着されると共に、前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動が禁止され、
    前記第2操作シャフトは、前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容するように前記伝達部材の他端に固着されていることを特徴とする両側リクライニング機構。
  2. 前記第2操作シャフトの軸方向に弾性変形可能で、前記第2操作シャフトに対して前記第2リクライニングユニットを軸方向に位置決めを行う弾性手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の両側リクライニング機構。
  3. 前記第2操作シャフトに、
    前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面に当接可能な第1つば部と、
    前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と反対側の面に当接可能な第2つば部と、
    を設け、
    前記弾性手段は、
    前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と、前記第1つば部とに当接する第1弾性体と、
    前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と反対側の面と、前記第2つば部とに当接する第2の弾性体と、
    からなることを特徴とする請求項2記載の両側リクライニング機構。
  4. 前記弾性手段は、
    中間部が前記第2操作シャフトに軸方向に沿って巻回され、一方の端部が前記第2操作シャフトに係止され、他方の端部がシート側に係止されたコイルスプリングであることを特徴とする請求項2記載の両側リクライニング機構。
  5. シートの一方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第1リクライニングユニットと、
    前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第1リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第1リクライニングユニットをアンロック状態とする第1操作シャフトと、
    シートの他方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第2リクライニングユニットと、
    前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第2リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第2リクライニングユニットをアンロック状態とする第2操作シャフトと、
    前記第1操作シャフトに設けられ、前記第1操作シャフトを一方の方向に回転させる操作手段と、
    前記第1操作シャフトと、前記第2操作シャフトとを接続し、前記第1操作シャフトの回転を前記第2操作シャフトに伝達する伝達部材と、
    を有する両側リクライニング機構の組付け方法において、
    シートクッションフレームの側方に位置するロアアームをロアアーム本体と、該ロアアーム本体に取り付けられるサブロアアームとから構成し、
    前記第1操作シャフトの前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動を禁止し、
    前記第2操作シャフトの前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容し、
    シートバックフレームの一方の側のアッパアームに前記第1リクライニングユニットを取り付け、
    シートバックフレームの他方の側のアッパアームに前記第2リクライニングユニットを取り付け、
    前記第1リクライニングユニットにシートクッション側の一方の側のサブロアアームを取り付け、
    前記第2リクライニングユニットにシートクッション側の他方の側のサブロアアームを取り付け、
    前記第1操作シャフトを前記伝達部材の一端に固着し、前記第2操作シャフトを前記伝達部材の他端に固着することでシートバック組立体を組み立てた後、該組立体をフロア側に固定した前記ロアアーム本体に取り付けることを特徴とする両側リクライニング機構の組み付け方法。
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