JP2008289699A - 両側リクライニング機構及び両側リクライニング機構の組み付け方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1及び第2操作シャフト120、120’と、伝達シャフト(接続部材)351とは固着され、第1操作シャフト120は、第1リクライニングユニット90に対して軸方向の移動が禁止され、第2操作シャフト120’は、第2リクライニングユニット90’に対して軸方向に移動可能とした。
【選択図】図1
Description
ここで、ロアアーム本体69,69’に、シートバック組立体67を取り付けると、第1操作シャフト57、第2操作シャフト57’は軸方向の移動が禁止されているので、第1操作シャフト57、伝達シャフト59、第2操作シャフト57’の軸方向の負荷がかかり、リクライニング操作時の操作フィーリングが悪くなる問題点がある。
請求項2に係る発明は、前記第2操作シャフトの軸方向に弾性変形可能で、前記第2操作シャフトに対して前記第2リクライニングユニットを軸方向に位置決めを行う弾性手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の両側リクライニング機構である。
請求項5に係る発明によれば、シートバック組立体の前記第1操作シャフトは、前記伝達部材の一端に固着されると共に、前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動が禁止され、前記第2操作シャフトは、前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容するように前記伝達部材の他端に固着しているので、操作フィーリングがよい。
最初に、図11に示すように、本形態例のシート1は、着座者の臀部を支持するシートクッション3と、着座者の背部を支持するシートバック5とからなっている。そして、シート1の両側には、同一構造の第1、第2リクライニングユニット90、90’が設けられている。
このような形態例の構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)操作手段としての操作ハンドル353が設けられる第1リクライニングユニット90の第1操作シャフト120は、第1リクライニングユニット90に対して軸方向の移動が禁止されているので、操作フィーリングが良い。
(2)第1操作シャフト120は、伝達シャフト351の一端に固着されると共に、第1リクライニングユニット90に対して軸方向の移動が禁止され、第2操作シャフト120’は、第2リクライニングユニット90’に対する軸方向の相対移動を許容するように伝達シャフト351の他端に固着されていることにより、シートバック組立体355をシートクッション3のロアアーム本体199,199’に取り付ける際に、シートバック組立体355の幅方向の寸法と、シートクッション3のロアアーム本体199,199’間の寸法とに誤差があっても、一体化された第1操作シャフト、伝達部材、第2操作シャフトには軸方向の負荷がかからず、操作性が良い。
(3)伝達部材としての伝達シャフト351は第1操作シャフト120と第2操作シャフト120’とに固着されているので、第1操作シャフト120と伝達シャフト351との接続部分、伝達シャフト351と第2操作シャフト120’の接続部分での周方向のガタがない。よって、これらの部分では、第1リクライニングユニット90と第2リクライニングユニット90’との同期遅れが発生しない。
<第2の実施の形態例>
図12を用いて説明する。
本形態例の操作シャフト120’には、第2リクライニングユニット90’のシートと対向する面、即ち、ラチェットプレート130’に当接可能なつば部としてのプッシュナット401が軸方向に移動不能に取り付けられている。又、操作シャフト120’には、第2リクライニングユニット90’のシートと対向する面と反対側の面、即ち、ベースプレート100’に当接可能な第2つば部としてのつば部120b’が形成されている。
このような構成によれば、第1実施の形態例の効果に加え、下記のような効果を得ることができる。
(1)第1の実施の形態例では、第2操作シャフト120’と、伝達シャフト351とを溶接等で固着する際に、第2リクライニングユニット90’に対する第2操作シャフト120’の位置決めは、作業者が手等で第2操作シャフト120’を保持することで行っていた。しかし、本実施の形態例によれば、ウエーブワッシャ403,405によって、第2操作シャフト120’を中立位置に位置決めすることができ、作業者の手等による位置決めが不要となり、組付が容易となる。
(2)前もって、第2操作シャフト120’を第2リクライニングユニット90’に組み付け、更に、プッシュナット401、ウエーブワッシャ403,405を組み付けることが可能であり、両側リクライニング機構の組付が容易となる。
<第3の実施の形態例>
図13を用いて説明する。
コイルスプリング411は、中間部が第2操作シャフト120’に軸方向に沿って巻回され、一方の端部が第2操作シャフト120’に係止され、他方の端部がシートクッション側であるサブロアアーム201’の第2スプリング係止部301’に係止され、シートバックの傾動を禁止する方向に第2操作シャフト120’を付勢している。
このような構成によれば、第1実施の形態例の効果に加え、下記のような効果を得ることができる。
(1)第1の実施の形態例では、第2操作シャフト120’と、伝達シャフト351とを溶接等で固着する際に、第2リクライニングユニット90’に対する第2操作シャフト120’の位置決めは、作業者が手等で第2操作シャフト120’を保持することで行っていた。しかし、本実施の形態例によれば、コイルスプリング411によって、第2操作シャフト120’を中立位置に位置決めすることができ、作業者の手等による位置決めが不要となり、組付が容易となる。
(2)弾性手段は、中間部が第2操作シャフト120’に軸方向に沿って巻回され、一方の端部が第2操作シャフト120’に係止され、他方の端部がシートクッション側であるサブロアアーム201’の第2スプリング係止部301’に係止され、シートバックの傾動を禁止する方向に第2操作シャフト120’を付勢するコイルスプリング411を用いたことにより、1つの弾性手段で、第2操作シャフト120’の位置決めと、第2操作シャフト120’と第2リクライニングユニットとのガタ取り、即ち、第2リクライニングユニット90’の操作シャフト120’とカム170’とのガタを吸収することができる。
90’第2リクライニングユニット
120 第1操作シャフト
120’第2操作シャフト
351 伝達シャフト
Claims (5)
- シートの一方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第1リクライニングユニットと、
前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第1リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第1リクライニングユニットをアンロック状態とする第1操作シャフトと、
シートの他方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第2リクライニングユニットと、
前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第2リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第2リクライニングユニットをアンロック状態とする第2操作シャフトと、
前記第1操作シャフトに設けられ、前記第1操作シャフトを一方の方向に回転させる操作手段と、
前記第1操作シャフトと、前記第2操作シャフトとを接続し、前記第1操作シャフトの回転を前記第2操作シャフトに伝達する伝達部材と、
を有する両側リクライニング機構において、
前記第1操作シャフトは、前記伝達部材の一端に固着されると共に、前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動が禁止され、
前記第2操作シャフトは、前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容するように前記伝達部材の他端に固着されていることを特徴とする両側リクライニング機構。 - 前記第2操作シャフトの軸方向に弾性変形可能で、前記第2操作シャフトに対して前記第2リクライニングユニットを軸方向に位置決めを行う弾性手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の両側リクライニング機構。
- 前記第2操作シャフトに、
前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面に当接可能な第1つば部と、
前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と反対側の面に当接可能な第2つば部と、
を設け、
前記弾性手段は、
前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と、前記第1つば部とに当接する第1弾性体と、
前記第2リクライニングユニットのシートと対向する面と反対側の面と、前記第2つば部とに当接する第2の弾性体と、
からなることを特徴とする請求項2記載の両側リクライニング機構。 - 前記弾性手段は、
中間部が前記第2操作シャフトに軸方向に沿って巻回され、一方の端部が前記第2操作シャフトに係止され、他方の端部がシート側に係止されたコイルスプリングであることを特徴とする請求項2記載の両側リクライニング機構。 - シートの一方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第1リクライニングユニットと、
前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第1リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第1リクライニングユニットをアンロック状態とする第1操作シャフトと、
シートの他方の側に設けられ、シートクッションに対するシートバックの傾動をロック/アンロックする第2リクライニングユニットと、
前記シートバックの傾動中心軸に沿って設けられ、前記第2リクライニングユニットを挿通し、軸を中心軸として一方の方向に回転させることにより前記第2リクライニングユニットをアンロック状態とする第2操作シャフトと、
前記第1操作シャフトに設けられ、前記第1操作シャフトを一方の方向に回転させる操作手段と、
前記第1操作シャフトと、前記第2操作シャフトとを接続し、前記第1操作シャフトの回転を前記第2操作シャフトに伝達する伝達部材と、
を有する両側リクライニング機構の組付け方法において、
シートクッションフレームの側方に位置するロアアームをロアアーム本体と、該ロアアーム本体に取り付けられるサブロアアームとから構成し、
前記第1操作シャフトの前記第1リクライニングユニットに対して軸方向の移動を禁止し、
前記第2操作シャフトの前記第2リクライニングユニットに対する軸方向の相対移動を許容し、
シートバックフレームの一方の側のアッパアームに前記第1リクライニングユニットを取り付け、
シートバックフレームの他方の側のアッパアームに前記第2リクライニングユニットを取り付け、
前記第1リクライニングユニットにシートクッション側の一方の側のサブロアアームを取り付け、
前記第2リクライニングユニットにシートクッション側の他方の側のサブロアアームを取り付け、
前記第1操作シャフトを前記伝達部材の一端に固着し、前記第2操作シャフトを前記伝達部材の他端に固着することでシートバック組立体を組み立てた後、該組立体をフロア側に固定した前記ロアアーム本体に取り付けることを特徴とする両側リクライニング機構の組み付け方法。
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