JP2008289131A - 送信装置と、これを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、増幅器からの放熱性を向上させることにより、安定して動作する送信装置の提供を目的とする。
【解決手段】基板の上面又は内層に実装された増幅器と、基板の下面に実装されると共に増幅器に接続された半導体集積回路と、基板の下面に配置されたスペーサ基板とを備え、少なくとも増幅器の下方には、スペーサ基板が配置されている。これにより、増幅器から発生される熱は、スペーサ基板を介して効率よく放熱させることができるため、熱による増幅器の特性劣化を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明はLAN(Local Area Network)通信またはMAN(Metropolitan Area Network)通信等の無線通信に用いる送信装置とこれを用いた電子機器に関するものである。
従来の送信装置について、図5を用いて説明する。図5の左上に示した図は、従来の送信装置における基板の上面斜視図であり、図5の右下に示した図は、従来の送信装置におけるスペーサ基板及び半導体集積回路の上面斜視図である。
図5において、従来の送信装置1は、基板2と、この基板2の下面に配置され、送信信号を生成する半導体集積回路4と、半導体集積回路4の高さより高いスペーサ基板5と、基板2の上面に配置され、この半導体集積回路4の出力側に接続されたRF半導体回路9と、RF半導体回路9の出力側に接続された増幅器3と、RF半導体回路9に接続され、送信信号の基準信号を生成する発振回路10とを有していた。
そして、スペーサ基板5の下面が例えばマザーボード(図示せず)に実装されていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報として、例えば、特許文献1が知られている。
特開2006−73673号公報
上記従来の送信装置1において、増幅器3の下方にスペーサ基板5が配置されていない、若しくは増幅器3の下方にスペーサ基板5が部分的にしか配置されていないことにより、増幅器3とマザーボード(図示せず)との間に空隙が存在した。これにより、増幅器3を十分にマザーボード(図示せず)に対し放熱させることが困難であった。
このため、増幅器3から発生する熱により、増幅器3の容量が増加し、増幅器3自身の利得が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、熱による増幅器の特性劣化を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の送信装置は、基板と、この基板の上面又は内層に実装された増幅器と、基板の下面に実装されると共に増幅器に接続された半導体集積回路と、基板の下面に配置されたスペーサ基板とを備えており、スペーサ基板の高さは半導体集積回路の高さより高く、少なくとも増幅器の下方には、スペーサ基板が配置された構成である。
上記構成により、増幅器から発生する熱は、基板の下面に配置されたスペーサ基板を介して効率よく放熱させることができるため、熱による増幅器の特性劣化を抑制することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明における実施の形態1について図1を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における送信装置の上面からみた分解斜視図である。図1の左上部分は、主基板12の分解斜視図であり、図1の右下部分は、主基板12のすぐ下に位置するスペーサ基板15及び半導体集積回路14の分解斜視図である。図1において、送信装置11はチップ型であり、パソコンや携帯電話等の電子機器(図示せず)に接続されて、LAN通信やMAN通信等の無線通信に用いられる。
この送信装置11は、主基板12と、この主基板12の上面又は内層に実装された増幅器13と、主基板12の下面に実装されると共に増幅器13に接続された半導体集積回路14と、主基板12の下面に配置されたスペーサ基板15とを有する。
主基板12は矩形であり、ガラスエポキシなどの樹脂からなる厚さ0.5mm以下の多層基板である。増幅器13はICであり、半導体集積回路14から出力される送信信号を所望の出力レベルまで増幅する。
スペーサ基板15の外形は、主基板12と同じサイズの矩形フレーム形状であり、スペーサ基板15の高さ(厚み)は半導体集積回路14の高さ(厚み)よりも高い。そして、スペーサ基板15の下面がパソコンや携帯電話等の電子機器のマザーボード(図示せず)に実装される。
このスペーサ基板15があることで、送信装置11は、主基板12の上面および下面に部品が実装された両面実装でありながら、マザーボード(図示せず)に面実装することが可能なチップ型部品となる。
また、スペーサ基板15において、矩形フレームの四辺のうち少なくとも一辺は、他の辺に比べて幅が広い。この幅広の部分が増幅器13の真下に位置する。上記構成により、増幅器13から発生する熱は、主基板12の下面に配置されたスペーサ基板15を介して効率よく放熱させることができるため、熱による増幅器13の特性劣化を抑制することができる。
また、スペーサ基板15の幅が広い一辺には、増幅器13の下方に第1グランドパターン16が配置されている。さらに、増幅器13と第1グランドパターン16との間を電気的に接続するため、第1スルーホール17を介して、スペーサ基板15の上面に第2グランドパターン18が配置されている。
主基板12は、主基板12の下面の増幅器13の下方に配置された第3グランドパターン19を有している。第3グランドパターン19とスペーサ基板15の上面に配置された第2グランドパターン18とは、スペーサ基板15と主基板12を合わせて半田付けすることで、電気的に接続されている。また、主基板12は、主基板12の上面に配置された増幅器13の下方であって、主基板12の上面に配置された第4グランドパターン20を有しており、第3グランドパターン19と第4グランドパターン20とは、主スルーホール21により電気的に導通状態となっている。
上記構成により、スペーサ基板15が主基板12の下面に配置され、特に増幅器13の下方に配置されることによって、半導体集積回路14の配線に邪魔されることなく、主基板12の下面に配置された第3グランドパターン19の面積を広くとることができる。
増幅器13から発生する熱は、主基板12の上面に配置された第4グランドパターン20から主スルーホール21を介して、主基板12の下面に配置された第3グランドパターン19へと伝えられる。さらに、第3グランドパターン19と第2グランドパターン18とは、半田付けにより電気的に導通状態であり、金属同士が接していることにより熱伝導率もよいので、この熱は、スペーサ基板15の上面に配置された第2グランドパターン18から、第1スルーホール17を介して、第1グランドパターン16へと伝えられる。この伝熱により、増幅器13から発生する熱を、主基板12からスペーサ基板15を介して効率よく放熱させることができる。そのため、熱による増幅器13の特性劣化を抑制することができる。さらに、スペーサ基板15がマザーボード(図示せず)に密着して実装されることにより、第1グランドパターン16からマザーボードに熱が逃げ、放熱が更によくなる。
なお、図1に示すように、半導体集積回路14は、主基板12の上面に配置されたRF半導体回路22のように、ベースバンド部からRF部を分離して2つのチップ構成にしても構わない。また、送信信号の基準信号を生成する発振回路23を、主基板12の上面、または下面に配置しても構わない。
更に、第1スルーホール17の径は、主スルーホール21の径よりも大きくなるように設計することが好ましい。主スルーホール21は、増幅器13の端子部分の形状や大きさに規制され、大きさを大きくすることが困難な場合が多いが、第1スルーホール17は、そのような形状への制約が少ないので大きくできる。大きなスルーホールでは大きい分だけ熱伝導も大きくなる。これにより、第1スルーホール17の熱の伝導効率を向上させる事ができ、熱による増幅器13の特性劣化を更に抑制することができる。このような構成を実現する上で、本実施の形態の通信装置は、非常に有利な構成を有している。図1に示すように、主基板12とスペーサ基板15とは、別ピースにより構成されているため、主基板12の設計ルールとスペーサ基板15の設計ルールとを異ならせる事が可能となる。故に、半導体集積回路14やRF半導体回路22等の部品が実装される主基板12は、微細な導体パターンや微細なスルーホールの形成が可能な設計ルールを適用し、RF半導体回路22等の部品実装が想定されないスペーサ基板15は、大きな径を持つスルーホールが形成可能な設計ルールを適用する事が可能となる。このように、主基板12とスペーサ基板15とが、別ピースであるという本発明の通信装置の構造的特徴を活用することにより、スペーサ基板15に形成される第1スルーホール17の径を主基板12に形成される主スルーホール21の径よりも大きく設計できる。従って、増幅器13において発生した熱を効率よく放熱させる事ができる。
また、第1グランドパターン16及び第2グランドパターン18の内、少なくとも一方は、第4グランドパターン20よりも面積を広く設計しても良い。これにより、第1グランドパターン16及び第2グランドパターン18の放熱効果を高める事ができるため、増幅器13において発生した熱を効率よく放熱させる事ができる。上記と同様の理由により、このような構造を実現する上で、本実施の形態の通信装置は、非常に有利な構成を有している。
更に、スペーサ基板15は、分割された多数の基板により実現されていてもよい。このような構成において、増幅器13の下方に配置される分割された内の一部のスペーサ基板15のみ、放熱効率の高い基板を用いても良い。これにより、比較的高価であると共に、比較的加工性に劣る放熱効率の高い基板を、必要な部位のみに使用することが可能となり、結果、安価で、生産し易い放熱効率の高い送信装置を実現する事が可能となる。
(実施の形態2)
以下、本発明における実施の形態2について図2を用いて説明する。図2は本発明の実施の形態2における送信装置の分解斜視図である。なお、実施の形態1と同様の構成については、同一の符号をつけてその説明を省略し、相違点について詳述する。
図2の左上の部分は実施の形態2の送信装置における主基板12部分であり、図2の右下の部分は、主基板12のすぐ下に位置するスペーサ基板15部分及び半導体集積回路14である。図2において、送信装置11は、主基板12の上面に配置されると共に増幅器13に接続された半導体スイッチ24を有し、少なくとも半導体スイッチ24の下方には、スペーサ基板15が配置されている。スペーサ基板15は、スペーサ基板15の下面に半導体スイッチ24の下方に配置された第5グランドパターン25を有している。また、第1グランドパターン16と、第5グランドパターン25とは、スペーサ基板15において、電気的に絶縁状態で配置されている。さらに、半導体スイッチ24と第5グランドパターン25との間を第2スルーホール26を介して電気的に接続するため、スペーサ基板15の上面に第6グランドパターン27が配置されている。
主基板12は、主基板12の下面であって半導体スイッチ24の下方に配置された第7グランドパターン28を有している。第7グランドパターン28とスペーサ基板15の上面に配置された第6グランドパターン27とは、スペーサ基板15と主基板12を合わせて半田付けすることで、電気的に導通状態で配置されている。
また、主基板12は、主基板12の上面に配置された半導体スイッチ24の下方であって、主基板12の上面に配置された第8グランドパターン29を有しており、第7グランドパターン28と第8グランドパターン29とは、副スルーホール21aにより電気的に導通状態となっている。
上記構成により、スペーサ基板15が主基板12の下面に配置されると共に、半導体スイッチ24の下方に配置されることによって、半導体集積回路14の配線に邪魔されることなく、主基板12の下面に配置された第7グランドパターン28の面積を広くとることができる。
また、半導体スイッチ24を送信信号が通過する際の損失(通過ロス)は、そのまま半導体スイッチ24から熱を発生することとなる。この熱は、主基板12の上面に配置された第8グランドパターン29から副スルーホール21aを介して、主基板12の下面に配置された第7グランドパターン28へと伝えられる。さらに、第7グランドパターン28と第6グランドパターン27とは半田付けされており電気的に導通状態であり、金属同士が接していることから熱伝導率も良く、スペーサ基板15の上面に配置された第6グランドパターン27から第2スルーホール26を介して、第5グランドパターン25へと熱が伝えられる。これにより、半導体スイッチ24から発生する熱を、主基板12からスペーサ基板15を介して効率よく放熱させることができる。さらに、スペーサ基板15がマザーボード(図示せず)に密着して実装されることにより、第5グランドパターン25からマザーボードに熱が逃げ、放熱が更によくなる。
また、第1グランドパターン16と、第5グランドパターン25とは、スペーサ基板15において、電気的に絶縁状態であることから、増幅器13から発生する熱が、半導体スイッチ24へ影響する度合を小さくする事ができる。これらのことから、熱による半導体スイッチ24の特性劣化を抑制することができる。
更に、第2スルーホール26の径は、主スルーホール21の径よりも大きくなるように設計することが好ましい。副スルーホール21aは、半導体スイッチ24の端子部分の形状や大きさに規制され、大きさを大きくすることが困難な場合が多いが、第2スルーホール26は、そのような形状への制約が少ないので大きくできる。大きなスルーホールでは大きい分だけ熱伝導も大きくなる。これにより、第2スルーホール26の熱の伝導効率を向上させる事ができ、熱による半導体スイッチ24の特性劣化を抑制することができる。このような構成を実現する上で、本実施の形態の通信装置は、非常に有利な構成を有している。
図2に示すように、主基板12とスペーサ基板15とは、別ピースにより構成されているため、主基板12の設計ルールとスペーサ基板15の設計ルールとを異ならせる事が可能となる。故に、半導体集積回路14やRF半導体回路22等の部品が実装される主基板12は、微細な導体パターンや微細なスルーホールの形成が可能な設計ルールを適用し、RF半導体回路22等の細かな部品実装が想定されないスペーサ基板15は、大きな径を持つスルーホールが形成可能な設計ルールを適用する事が可能となる。このように、主基板12とスペーサ基板15とが、別ピースであるという本発明の通信装置の構造的特徴を活用することにより、スペーサ基板15に形成される第2スルーホール26の径を主基板12に形成される主スルーホール21の径よりも大きく設計できるので、半導体スイッチ24において発生した熱を効率よく放熱させる事ができる。
また、第5グランドパターン25及び第6グランドパターン27の内、少なくとも一方は、第8グランドパターン29よりも面積を広く設計しても良い。これにより、第5グランドパターン25及び第6グランドパターン27の放熱効果を高める事ができるため、半導体スイッチ24において発生した熱を効率よく放熱させる事ができる。上記と同様の理由により、このような構造を実現する上で、本実施の形態の通信装置は、非常に有利な構成を有している。
(実施の形態3)
以下、本発明における実施の形態3について、実施の形態と同様に、図2を用いて説明する。なお、実施の形態1、2と同様の構成については、同一の符号をつけてその説明を省略し、実施の形態3に関連する点について詳述する。
図2において、送信装置11で、主基板12の上面に配置されたRF半導体回路22と、このRF半導体回路22に接続された発振回路23とを備え、増幅器13と発振回路23とは、主基板12の同一面上において、対角の位置に配置されている。即ち、概略矩形の主基板12の上で、出来るだけ双方の距離が遠いように位置している。
このように、大信号の振幅レベルを出力する増幅器13と発振回路23とは、相互の間にRF半導体回路22を挟んで距離を離すことにより、互いの電磁結合や干渉を抑制することができ、増幅器13および発振回路23のそれぞれの特性劣化を防ぐことができる。なお、増幅器13と発振回路23とは、主基板12の反対面上即ち上面と下面に配置しても、距離が遠ければ良い。
(実施の形態4)
以下、本発明における実施の形態4について図3を用いて説明する。図3は本発明の実施の形態4における送信装置の分解斜視図である。なお、実施の形態1〜3と同様の構成については、同一の符号をつけてその説明を省略し、相違点について詳述する。図3の左上部分は、実施の形態4の送信装置11における主基板12であり、図3の右下部分は、実施の形態4の送信装置11におけるスペーサ基板15及び半導体集積回路14である。
図3の送信装置11では、半導体スイッチ24とRF半導体回路22との間に接続されると共に不要な信号を抑圧するためのフィルタ30と低雑音増幅器31を有している。また、RF半導体回路22は、送信機能と受信機能の両方を備えている。フィルタ30は、チップ部品から成るバンドパスフィルタである。これにより、所望外の周波数を選択的に除去する事で、例えば携帯電話などの他システムと同時動作させることができる。低雑音増幅器31は、微小な受信信号を増幅する。この低雑音増幅器31は、化合物半導体プロセスで集積化されたIC若しくはバイポーラトランジスタで構成され、その電気的性能は、利得:10dB以上、雑音指数:2dB以下、3次相互変調歪み特性:−5dBm以上の特性を有する。なお、低雑音増幅器31は、半導体集積回路14、またはRF半導体回路22に含まれてIC化されても構わない。
(実施の形態5)
以下、本発明における実施の形態5について図4を用いて説明する。図4は本発明の実施の形態5における送信装置および電子機器の分解斜視図である。なお、実施の形態1〜4と同様の構成については、同一の符号をつけてその説明を省略し、相違点について詳述する。図4の左上部分は、実施の形態5の送信装置における主基板12であり、図4の右下部分は、実施の形態5の送信装置におけるスペーサ基板15及び半導体集積回路14である。更に右下部分には、インターフェースバス35とそれに接続されているCPU33とを図示している。この全てのシステムを電子機器32と呼ぶことにする。
図4において、電子機器32のインターフェース端子34は、CPU33を持つマイコンから、SDIO,SPI等のインターフェースバス35に接続される。また、アンテナ端子36には、アンテナ37が接続される。これにより、送信装置11が電子機器32に搭載されるCPU33により制御することができるため、実施の形態1から4で示した送信特性の向上した送信装置11を有する電子機器32を具現化することが可能となる。
以上、図面に基づいて数例の本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。
なお、各グランドパターンは上面である場合かまたは下面である場合のみを説明したが、積層基板においてはグランドパターンが内層にあっても、本発明の効果は同様である場合がある。第1グランドパターン16と第5グランドパターン25とについては、それを内層に設置しても、放熱面では上記実施の形態と同様の効果を発揮する。
なお、増幅器13と半導体スイッチ24とは、その一部分が主基板12の内層や表面層に設けられた受動素子として存在していても良い。一般に多層基板は、インダクター成分や抵抗成分などを内層または表面層に設けることができる。
それらの受動素子を増幅器13と半導体スイッチ24との一部の要素として用いることが出来る。受動素子よりも熱に対しての影響を受けやすい能動素子部分について、各グランドパターンおよび各スルーホールで熱を逃がす構造が実現できていれば、本発明の目的は達せられる。
本件の発明は、言葉を換えると、発熱しやすい回路素子(増幅器13)を上面に装着した両面実装基板(12)と、この両面実装基板(12)の下面に装着される回路素子のうち最大の高さのもの(半導体集積回路14)より厚いスペーサ基板15と、スペーサ基板15が密着するマザーボードとで構成される。スペーサ基板15は、両面実装基板(12)の下面に密着している。スペーサ基板15の、両面実装基板(12)の下面に装着される回路素子に相当する位置部分は、邪魔にならないように、穴開きの空隙となっている。そして、発熱しやすい回路素子の下面に相当する部分は、スペーサ基板15と密着している。このようにして、発熱しやすい回路素子は、空中に放熱すると共に、基板側にも密着したスペーサ基板とその下のマザーボードに熱を逃がすものである。熱を逃がすのに、スルーホールなど金属を多く用いて熱放散の効率を上げている。
本発明の送信装置は、熱による増幅器の特性劣化を抑制することができるため、送信装置の送信特性を向上させるという効果を有し、携帯端末用や車に搭載される電子機器において有用である。
本発明の実施の形態1における送信装置の分解斜視図 本発明の実施の形態2、3における送信装置の分解斜視図 本発明の実施の形態4における送信装置の分解斜視図 本発明の実施の形態5における送信装置、および電子機器の分解斜視図 従来の送信装置の分解斜視図
符号の説明
11 送信装置
12 主基板
13 増幅器
14 半導体集積回路
15 スペーサ基板
16 第1グランドパターン
17 第1スルーホール
18 第2グランドパターン
19 第3グランドパターン
20 第4グランドパターン
21 主スルーホール
21a 副スルーホール
22 RF半導体回路
23 発振回路
24 半導体スイッチ
25 第5グランドパターン
26 第2スルーホール
27 第6グランドパターン
28 第7グランドパターン
29 第8グランドパターン
30 フィルタ
31 低雑音増幅器
32 電子機器
33 CPU
34 インターフェース端子
35 インターフェースバス
36 アンテナ端子
37 アンテナ

Claims (21)

  1. 基板と、
    この基板の上面又は内層に実装された増幅器と、
    前記基板の下面に実装されると共に前記増幅器に接続された半導体集積回路と、
    前記基板の下面に配置されたスペーサ基板とを備え、
    前記スペーサ基板の高さは前記半導体集積回路の高さより高く、
    少なくとも前記増幅器の下方には、前記スペーサ基板が配置された送信装置。
  2. 前記スペーサ基板は、前記スペーサ基板の下面若しくは内層であって前記増幅器の下方に配置された第1グランドパターンを有する請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記スペーサ基板は、前記増幅器と前記第1グランドパターンとの間を電気的に接続する第1スルーホールを有する請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記スペーサ基板は、前記スペーサ基板の上面であって前記増幅器の下方に配置された第2グランドパターンを有する請求項1に記載の送信装置。
  5. 前記基板は、前記基板の下面であって前記増幅器の下方に配置された第3グランドパターンを有し、前記第3グランドパターンと前記スペーサ基板の下面に配置された前記第1グランドパターンとは電気的に連続な状態で配置された請求項2に記載の送信装置。
  6. 前記基板は、前記基板の上面に配置された前記増幅器の下方であって前記基板の上面に配置された第4グランドパターンを有する請求項1に記載の送信装置。
  7. 前記基板の上面又は内層に配置されると共に前記増幅器に接続された半導体スイッチを有し、
    少なくとも前記半導体スイッチの下方には、前記スペーサ基板が配置され、
    前記スペーサ基板は、前記スペーサ基板の下面若しくは内層であって前記半導体スイッチの下方に配置された第5グランドパターンを有する請求項2に記載の送信装置。
  8. 前記第1グランドパターンと前記第5グランドパターンとは、前記スペーサ基板の下面若しくは内層において、電気的に不連続な状態で配置された請求項7に記載の送信装置。
  9. 前記スペーサ基板は、前記半導体スイッチと前記第5グランドパターンとの間を電気的に接続する第2スルーホールを有する請求項7に記載の送信装置。
  10. 前記スペーサ基板は、前記スペーサ基板の上面であって前記半導体スイッチの下方に配置された第6グランドパターンを有する請求項7に記載の送信装置。
  11. 前記基板は、前記基板の下面であって前記半導体スイッチの下方に配置された第7グランドパターンを有し、前記第7グランドパターンと前記スペーサ基板の下面に配置された前記第5グランドパターンとは電気的に連続な状態で配置された請求項7に記載の送信装置。
  12. 前記基板は、前記基板の上面に配置された前記増幅器の下方であって前記基板の上面に配置された第8グランドパターンを有する請求項7に記載の送信装置。
  13. 前記基板はスルーホールを有し、
    前記第1スルーホールの径は、前記スルーホールの径よりも大きい請求項3に記載の送信装置。
  14. 前記基板はスルーホールを有し、
    前記第2スルーホールの径は、前記スルーホールの径よりも大きい請求項9に記載の送信装置。
  15. 前記スペーサ基板は、前記スペーサ基板の下面若しくは内層であって前記増幅器の下方に配置された第1グランドパターンと、
    前記スペーサ基板の上面であって前記増幅器の下方に配置された第2グランドパターンとを備え、
    前記第1グランドパターン及び前記第2グランドパターンの内、少なくとも一方は前記第4グランドパターンよりも面積が広い請求項6に記載の送信装置。
  16. 前記スペーサ基板は、前記スペーサ基板の下面若しくは内層であって前記増幅器の下方に配置された第5グランドパターンと、
    前記スペーサ基板の上面であって前記増幅器の下方に配置された第6グランドパターンとを備え、
    前記第5グランドパターン及び前記第6グランドパターンの内、少なくとも一方は前記第8グランドパターンよりも面積が広い請求項12に記載の送信装置。
  17. 前記基板の上面に配置されたRF半導体回路と、
    このRF半導体回路に接続された発振回路とを備え、
    前記増幅器と前記発振回路とは、前記基板の同一面上若しくは異なる面上において、対角をなして配置された請求項1に記載の送信装置。
  18. 前記半導体スイッチと前記RF半導体回路との間に接続されると共に不要な信号を抑圧するためのフィルタと低雑音増幅器を有し、
    前記RF半導体回路は、送信機能と受信機能の両方を備えた請求項1に記載の送信装置。
  19. 矩形の基板と、
    この基板の上面又は内層に実装された増幅器と、
    前記基板の下面に実装されると共に前記増幅器に接続された半導体集積回路と、
    前記基板の下面に前記半導体集積回路を囲むように配置された矩形フレーム形状のスペーサ基板とを備え、
    前記スペーサ基板の高さは前記半導体集積回路の高さより高く、
    前記スペーサ基板の四辺のうち少なくとも一辺は、他の辺に比べて幅が広く、
    前記増幅器は、前記スペーサ基板の幅が広い辺の上方に配置された送信装置。
  20. 請求項1に記載の送信装置が搭載された電子機器。
  21. 発熱しやすい回路素子を上面に装着した両面実装基板と、
    前記両面実装基板の下面に装着される回路素子のうち最大の高さのものより厚いスペーサ基板と、
    前記スペーサ基板が密着するマザーボードと、を有し、
    前記スペーサ基板は、前記両面実装基板の下面に密着し、
    前記スペーサ基板の、前記両面実装基板の下面に装着される回路素子に相当する位置部分は空隙となっており、
    前記発熱しやすい素子の下面に相当する部分は、前記スペーサ基板と密着している電子機器。
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