JP2008285928A - ブラシ式路面清掃車 - Google Patents

ブラシ式路面清掃車 Download PDF

Info

Publication number
JP2008285928A
JP2008285928A JP2007133120A JP2007133120A JP2008285928A JP 2008285928 A JP2008285928 A JP 2008285928A JP 2007133120 A JP2007133120 A JP 2007133120A JP 2007133120 A JP2007133120 A JP 2007133120A JP 2008285928 A JP2008285928 A JP 2008285928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
dust
brush
lift arm
conveyor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007133120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4941090B2 (ja
Inventor
Haruyuki Kato
治之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP2007133120A priority Critical patent/JP4941090B2/ja
Priority to CN200810097197XA priority patent/CN101307594B/zh
Publication of JP2008285928A publication Critical patent/JP2008285928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941090B2 publication Critical patent/JP4941090B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Abstract

【課題】保安基準を満たしつつ、製造コストを低減してホッパーへの塵埃の積載重量も大きく確保する。
【解決手段】ブラシ式路面清掃車1のシャシ2上に搭載されるホッパー16を、コンベヤ装置8よりも前方に配置して塵埃を回収可能とする一方、シャシ2に、ホッパー16をコンベヤ装置8及び主ブラシ6の上方を通過して車体の後方へ移動させて塵埃を排出可能とするホッパー移動装置18を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、路面上の塵埃を主ブラシでコンベヤ装置へ掃き上げ、コンベヤ装置で搬送してホッパーへ回収するブラシ式路面清掃車に関する。
ブラシ式路面清掃車は、特許文献1に示すように、車体後部に設けた主ブラシで路面上の塵埃を掃き上げて、主ブラシの前方に設けたコンベヤ装置で上方に搬送し、シャシ上に搭載されたホッパーに回収する構成がよく知られている。このホッパーは、車体の後輪よりも後方となる最後尾に設けられて、ホッパー内の塵埃を排出する際には、ホッパーをリフト機構により斜め上後方へ持ち上げた後、傾動機構によって車体後方側へ傾動させるようになっている。
特許第2792547号公報
このように従来のブラシ式路面清掃車は、ホッパーが車体の最後尾に設けられるので、リヤオーバーハングが極めて大きくなる。しかし、道路運送車両の保安基準によってリヤオーバーハングをホイルベースの2/3以下にすることが定められていることから、ホッパーをできるだけ後輪側へ近づけるために、特殊なエア式サスペンションのシャシを製造している。特に、後輪よりも後方にホッパーが配置されると、ホッパー内への塵埃の積載時と非積載時とでの後輪荷重の変動が大きく、塵埃の積載時に後輪側の車高が大きく低下してコンベヤ装置の下端が路面に接近しすぎるため、エア式サスペンションを用いると車高を上昇させてコンベヤ装置下端の地上高を確保できる利点もある。
しかし、エア式サスペンションは、板バネ式のサスペンションに比べて高価であり、製造コストが高くなる問題があった。
さらに、ホッパー内への塵埃の積載時の後輪荷重が大きくなると、総重量に対する前輪荷重の割合が減少することになるが、これも前記した保安基準によって前輪荷重の割合が総重量の20%以上と定められていることから、この基準を満たすためにホッパーへの塵埃の積載重量の制限を余儀なくされていた。
また、従来のブラシ式路面清掃車では、塵埃回収用のコンベヤ装置の押上板によって斜め上前方へ移送した塵埃を上端部での押上板の回動力により後方のホッパー内に投入する構成であるため、コンベヤ装置の移送速度を速くする必要があり、コンベヤ装置の寿命が短くなる問題があった。
さらに、従来のブラシ式路面清掃車では、斜め上後方へ持ち上げたホッパーを傾動させてホッパー内の塵埃をダンプカーの荷台に排出するようになっているので、ホッパーを斜め上後方へ持ち上げた後、清掃車又はダンプカーを移動させて荷台をホッパーの真下に位置させる必要があり、塵埃の排出作業が面倒となっていた。
そこで、本発明は、リヤオーバーハングや前輪荷重の割合等の保安基準を満たしつつ、製造コストを低減してホッパーへの塵埃の積載重量も大きく確保でき、而も、コンベヤ装置の移送速度を低速にして寿命を長くでき、併せて塵埃の排出作業も容易となるブラシ式路面清掃車を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ホッパーを、コンベヤ装置よりも前方に配置して塵埃を回収可能とする一方、シャシに、ホッパーをコンベヤ装置及び主ブラシの上方を通過して車体の後方へ移動させて塵埃を排出可能とするホッパー移動装置を設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、ホッパー移動装置を簡単且つ合理的に形成するために、ホッパー移動装置は、基端がシャシ側へ、先端がホッパーへ夫々回転可能に軸着され、ホッパーがコンベヤ装置の前方で塵埃を回収可能となる塵埃回収位置と、車体の後方で塵埃を排出可能となる塵埃排出位置との間を旋回可能なリフトアームと、そのリフトアームを塵埃回収位置と塵埃排出位置との間で任意に旋回させる旋回駆動機構と、リフトアームの基端側でその回転軸と同軸に配置され、シャシ側に固着される第1円盤体と、リフトアームの先端側でその回転軸と同軸に配置され、ホッパーと一体回転可能に設けられる第2円盤体と、第1、第2円盤体間に張設される無端状体とからなるホッパー姿勢維持機構と、を含むことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の目的に加えて、塵埃排出位置でのホッパーからの塵埃の排出を迅速且つ容易に行わせるために、第1円盤体の径を、第2円盤体の径よりも小さくして、ホッパーの塵埃排出位置では、ホッパーが塵埃排出側へ傾くようにしたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3の目的に加えて、リフトアームの旋回を支障なく行わせるために、旋回駆動機構を、基端がシャシ側へリフトアームと同軸且つ別体で回転可能に連結される補助アームと、その補助アームとシャシ側との間に架設され、伸縮動作によって補助アームを旋回させる第1アクチュエータと、補助アームとリフトアームとの間に架設され、伸縮動作によってリフトアームを旋回させる第2アクチュエータとから形成したことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4の何れかの目的に加えて、塵埃の排出をより確実に行うために、第2円盤体にその半径方向へガイド部材を突設し、ガイド部材の先端側とホッパーとの間に、伸縮動作によってホッパーを傾動させる第3アクチュエータを架設したことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、塵埃回収位置でホッパーは従来よりも前方へ配置されることになるため、リヤオーバーハングが小さくなると共に、塵埃の積載時と非積載時とでの後輪荷重の変動が少なくなり、塵埃の積載時に後輪側の車高が大きく低下してコンベヤ装置下端が路面に接近しすぎることがない。従って、板バネ式の安価なサスペンションを用いることができ、製造コストの低減に繋がる。
また、塵埃の積載時に前輪荷重の減少が少なくなるので、保安基準によるホッパーへの塵埃の積載重量の制限を受けにくくなり、当該積載重量を大きく確保可能となる。
さらに、ホッパーをコンベヤ装置よりも前方に配置しているので、コンベヤ装置により斜め上前方へ移送した塵埃を前方のホッパーへ容易に供給でき、コンベヤ装置の移送速度を低速にしてコンベヤ装置の寿命を長くできる。
加えて、ホッパーをコンベヤ装置と主ブラシの上方から車体の後方へ移動させて塵埃を排出するようにしたので、車体の後方に移動させたダンプカー等の荷台の上方へホッパーを直接移動させることができ、塵埃排出作業途中での清掃車やダンプカー等の移動を省くことができて塵埃排出作業が容易となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、リフトアーム等の採用により、コンベヤ装置及び主ブラシの上方を通過させるホッパー移動装置を簡単且つ合理的に形成可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、第1、第2円盤体の径差の設定により、塵埃排出位置での塵埃の排出がより迅速且つ容易に行える。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3の効果に加えて、補助アームを利用したことで、大きな旋回角度でもリフトアームの旋回が支障なく行える。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2乃至4の何れかの効果に加えて、ホッパーの傾動角度が広範囲で設定可能となり、塵埃の排出が確実に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のブラシ式路面清掃車の一例を示す全体図で、ブラシ式路面清掃車(以下単に「路面清掃車」という。)1は、シャシ2の左右両サイドで前後輪3,4(図1の左側を前方とする。)の間に、一対の側ブラシ5,5を、回転可能且つ上下動可能に設ける一方、シャシ2の後方に主ブラシ6を配置して、側ブラシ5,5によってシャシ2の下部中央に掃き寄せた路面上の塵埃を、主ブラシ6によって前側上方に掃き上げるようにしている。7は、シャシ2の上方左右及び主ブラシ6の上方を覆うカバーである。
主ブラシ6は、その前方に縦姿勢で設けられたコンベヤ装置8の下端後方に回転可能に組み付けられるもので、掃き上げた塵埃はコンベヤ装置8によって上方へ搬送される。このコンベヤ装置8は、図2にも示すように、シャシ2の後方上部へ一体に組み付けられた支持フレーム9内で、シリンダ11を用いた昇降機構10によって上下動可能に支持されるもので、この昇降機構10により、主ブラシ6及びコンベヤ装置8は、夫々下端が路面に接地する清掃位置(図1の二点鎖線位置)と、下端が路面から離れる待機位置(同図の実線位置)との間を昇降可能となっている。
また、支持フレーム9は、図4にも示すように、四角形の枠体12と、その枠体12の後端左右に立設された一対の支柱13,13と、その支柱13,13の上端間を連結する左右方向の連結バー14と、各支柱13の上端と枠体12の前端とを連結する一対のブレース15,15とを有してなり、枠体12の上部前方に、ホッパー16が設けられている。このホッパー16は、後輪4よりも前方に位置して、上方後部に開口させた塵埃の受入口17を、清掃位置にあるコンベヤ装置8の上部に臨ませて、コンベヤ装置8の上部から前方へ排出される塵埃を受入口17から回収可能としたものである。
さらに、ホッパー16は、ホッパー移動装置18により、塵埃を回収する図1の塵埃回収位置と、図3のようにコンベヤ装置8及び主ブラシ6の上方を通過して車体の後方に突出し、回収した塵埃を排出する塵埃排出位置との間で旋回移動可能に支持されている。以下に、ホッパー移動装置18の詳細を説明するが、このホッパー移動装置18は左右対称であるので、主に左側の機構で説明する。
まず、支持フレーム9の連結バー14の左右上方には、図5にも示す如く、上ブラケット19,19を介して支点軸20が左右方向に支持され、その支点軸20に、リフトアーム21の基端が回転可能に軸着されて、リフトアーム21の先端が、ホッパー16の左右に突設した支持軸22に回転可能に連結されている。また、支点軸20には、リフトアーム21の左右でリフトアーム21よりも短い一対の板体を有し、その板体の先端同士をリフトアーム21の下側で互いに連結してなる補助アーム23が回転可能に軸着されて、この補助アーム23の中間部位と、枠体12の下方に連結した下ブラケット24の下端との間に、第1アクチュエータとしての第1シリンダ25が、同じく補助アーム23の中間部位と、リフトアーム21の先端寄り部位との間に、第2アクチュエータとしての第2シリンダ26が、夫々伸縮動作可能に架設されている。
この第1、第2シリンダ25,26の収縮状態では、リフトアーム21及び補助アーム23は夫々前側下方への旋回位置にあって、補助アーム23は、枠体12の略中央で左右方向へ架設された支持バー27に当接して下方への回転が規制されている。この状態では、図6に示すように、ホッパー16は図1に示す塵埃回収位置に支持されることになり、ここから第1、第2シリンダ25,26が夫々伸長すると、補助アーム23は第1シリンダ25によって上方へ旋回し、リフトアーム21は第2シリンダ26によってさらに後方へ旋回することになる。この補助アーム23、第1、第2シリンダ25,26が本発明の旋回駆動機構となる。なお、第1、第2シリンダの駆動は、エアや作動油等による周知の流体供給回路によって行われる。
一方、補助アーム23の内側で上ブラケット19には、支点軸20と同軸で第1スプロケット(第1円盤体)28が固着され、支持軸22側には、第1スプロケット28よりも大径となる第2スプロケット(第2円盤体)29が、支持軸22と同軸で回転可能に設けられて、両スプロケット28,29間にチェーン(無端状体)30が張設されている。また、第2スプロケット29の内側には、ホッパー16の塵埃回収位置で前側上方へ斜めに突出するガイド部材としてのガイドバー31が一体に設けられ、そのガイドバー31の先端側上方と、ホッパー16における支持軸22の上方部位との間に、第3アクチュエータとしての第3シリンダ32が、第1、第2シリンダと同様に伸縮動作可能に架設されている。この第3シリンダ32は、支持軸22が回転可能となるリフトアーム21に対してホッパー16の傾きを決定するもので、図1,5に示す塵埃回収位置では、収縮状態となってホッパー16を受入口17がコンベヤ装置8からの塵埃を回収する姿勢に維持するようになっている。この第1、第2スプロケット28,29及びチェーン30、ガイドバー31、第3シリンダ32が本発明のホッパー姿勢維持機構となる。
以上の如く構成された路面清掃車1においては、図1及び図6に示すホッパー16の塵埃回収位置では、先述のように主ブラシ6及びコンベヤ装置8の駆動によってホッパー16に塵埃を回収できる。この場合、ホッパー16の上方開口の受入口17をコンベヤ装置8の上部に臨ませ、コンベヤ装置8によって斜め上前方へ移送した塵埃をコンベヤ装置8の上部から前方へ排出して受入口17に供給するので、コンベヤ装置8の移送速度が低速であっても塵埃をホッパー16へ容易に回収でき、コンベヤ装置8の移送速度を低速にすることでコンベヤ装置8の寿命を長くできる。
回収終了後、図示しない排出スイッチを操作すると、ホッパー移動装置18が塵埃の排出動作を行う。まず、図7に示すように第2シリンダ26が先に伸長動作してリフトアーム21を上方へ旋回させてホッパー16を持ち上げ、第2シリンダ26が最長となって図2及び図8のようにリフトアーム21が略起立姿勢となると、次に第1シリンダ25が伸長動作して補助アーム23を旋回させる。よって、図9のように補助アーム23及び第2シリンダ26を介してリフトアーム21がさらに後方へ旋回する。第1シリンダ25が最長となると、図3及び図10のようにホッパー16は車体の後方へ移動する(塵埃排出位置)。
このリフトアーム21の旋回の間は、第3シリンダ32は収縮状態を維持しているが、リフトアーム21に対して回転可能となる第2スプロケット29は、支持フレーム9側へ固着される第1スプロケット28との間のチェーン30によって左回転方向へ徐々に回転することになるため、図11に示すように、ホッパー16は、塵埃回収位置から塵埃排出位置まで受入口17が上側となる姿勢が略維持され、受入口17から塵埃が溢れることはない。但し、第1、第2スプロケット28,29間の径差の設定により、塵埃排出位置では、ホッパー16は塵埃回収位置での姿勢よりも後方側へ僅かに傾くようになっている。
こうしてホッパー16が塵埃排出位置に達すると、第3シリンダ32が伸長する。すると、図3の二点鎖線で示すように、ホッパー16が右回転方向へさらに傾動して受入口17を下側へ向けるため、回収されていた塵埃は路面清掃車1の後方で待機していた回収用トラックや台車等に排出される。前述のように、ホッパー16をリフトアーム21の旋回によりコンベヤ装置8や主ブラシ6の上方から車体の後方へ移動させて塵埃を排出するので、ホッパー16を車体後方に位置したダンプカー等のトラックの荷台上方へ直接移動させることができ、その結果、塵埃排出作業途中での清掃車やダンプカー等の移動を省くことができて塵埃排出作業が容易となる。
排出が終わって復帰スイッチを操作すると、上記動作と逆に、第3シリンダ32が収縮してホッパー16の姿勢を戻し、第1シリンダ25及び第2シリンダ26を収縮させてリフトアーム21及び補助アーム23を前方へ旋回させる。第1、第2シリンダ25,26が収縮して補助アーム23の先端が支持バー27に当接すると、図1に示すように、ホッパー16は塵埃回収位置に復帰する。
このように、上記形態の路面清掃車1によれば、ホッパー16を、コンベヤ装置8よりも前方に配置して塵埃を回収可能とする一方、シャシ2に、ホッパー16をコンベヤ装置8及び主ブラシ6の上方を通過して車体の後方へ移動させて塵埃を排出可能とするホッパー移動装置18を設けたことで、塵埃回収位置でホッパー16は従来よりも前方へ配置されることになる。よって、リヤオーバーハングが小さくなると共に、塵埃の積載時と非積載時とでの後輪荷重の変動が少なくなり、塵埃の積載時に後輪4側の車高が大きく低下してコンベヤ装置8下端が路面に接近しすぎることがない。従って、板バネ式の安価なサスペンションを用いることができ、製造コストの低減に繋がる。
また、塵埃の積載時に前輪荷重の減少が少なくなるので、保安基準によるホッパー16への塵埃の積載重量の制限を受けにくくなり、当該積載重量を大きく確保可能となる。
特にここでは、ホッパー移動装置18を、基端がシャシ2側へ、先端がホッパー16へ夫々回転可能に軸着されホッパー16の塵埃回収位置と塵埃排出位置との間を旋回可能なリフトアーム21と、そのリフトアーム21を塵埃回収位置と塵埃排出位置との間で任意に旋回させる旋回駆動機構と、リフトアーム21の基端側で支点軸20と同軸に配置され、シャシ2側に固着される第1スプロケット28と、リフトアーム21の先端側で支持軸22と同軸に配置され、ホッパー16と一体回転可能に設けられる第2スプロケット29と、第1、第2スプロケット28,29間に張設されるチェーン30とからなるホッパー姿勢維持機構と、を含むようにしたことで、コンベヤ装置8及び主ブラシ6の上方を通過するホッパー移動装置18が簡単且つ合理的に構成可能となる。
一方、第1スプロケット28の径を、第2スプロケット29の径よりも小さくして、ホッパー16の塵埃排出位置では、ホッパー16が塵埃排出側へ傾くようにしたことで、塵埃排出位置での塵埃の排出がより迅速且つ容易に行える。
また、旋回駆動機構を、基端がシャシ2側へリフトアーム21と同軸且つ別体で回転可能に連結される補助アーム23と、その補助アーム23とシャシ2側との間に架設され、伸縮動作によって補助アーム23を旋回させる第1シリンダ25と、補助アーム23とリフトアーム21との間に架設され、伸縮動作によってリフトアーム21を旋回させる第2シリンダ26とから形成したことで、大きな旋回角度でもリフトアーム21の旋回が支障なく行える。
さらに、第2スプロケット29にその半径方向へガイドバー31を突設し、ガイドバー31の先端側とホッパー16との間に、伸縮動作によってホッパー16を傾動させる第3シリンダ32を架設したことで、ホッパー16の傾動角度が広範囲で設定可能となり、塵埃の排出が確実に行える。
なお、上記形態の旋回駆動機構では、第2シリンダ、第1シリンダの順で伸長させてリフトアームを旋回させるようにしているが、これを逆にしてもよいし、両シリンダを同時に伸長させてもよい。収縮の際も同様である。また、補助アームは、一対の板体を設けるものに限らず、単一の板体で形成しても差し支えない。勿論アクチュエータとしてはこれらの流体圧シリンダに限らず、ボールねじ等も採用可能である。
一方、ここでは左右一対のリフトアームによってホッパーを両持ちして移動させているが、強度等に問題がなければ何れか一方のリフトアームのみで片持ちとしてホッパーを移動させることもできる。
そして、ホッパー姿勢維持機構では、円盤体はスプロケットに代えてプーリやローラも使用できるし、無端状体も、チェーン以外にワイヤーやベルト等も使用可能である。
また、ガイドバーや第3シリンダをなくして第2スプロケットをホッパーに固着しても差し支えない。
さらに、シャシ側の第1スプロケットを回転可能とし、ホッパー側の第2スプロケットをホッパーに固定して、リフトアームの旋回に伴って第1スプロケットを駆動ギヤ等によって回転させることで、チェーン及び第2スプロケットを介してホッパーの姿勢を維持するようにしてもよい。この場合もガイドバーや第3シリンダは不要となる。
路面清掃車の側面図である(ホッパーは塵埃回収位置)。 路面清掃車の側面図である(ホッパーは持ち上げ状態)。 路面清掃車の側面図である(ホッパーは塵埃排出位置)。 支持フレーム部分の平面図である。 図4のA矢視拡大図である。 ホッパー移動装置の側面図である(ホッパーは塵埃回収位置)。 ホッパー移動装置の側面図である(ホッパーは持ち上げ状態)。 ホッパー移動装置の側面図である(ホッパーは持ち上げ状態)。 ホッパー移動装置の側面図である(ホッパーは持ち上げ状態)。 ホッパー移動装置の側面図である(ホッパーは塵埃排出位置)。 ホッパー移動時の傾きを示す説明図である。
符号の説明
1・・ブラシ式路面清掃車、2・・シャシ、3・・前輪、4・・後輪、5・・側ブラシ、6・・主ブラシ、8・・コンベヤ装置、9・・支持フレーム、10・・昇降装置、12・・枠体、13・・支柱、16・・ホッパー、17・・受入口、18・・ホッパー移動装置、20・・支点軸、21・・リフトアーム、22・・支持軸、23・・補助アーム、25・・第1シリンダ、26・・第2シリンダ、28・・第1スプロケット、29・・第2スプロケット、30・・チェーン、31・・ガイドバー、32・・第3シリンダ。

Claims (5)

  1. 後輪よりも後方位置に、路面上の塵埃を掃き上げる主ブラシと、その主ブラシによって掃き上げられた塵埃を搬送するコンベヤ装置とを備え、シャシ上に、前記コンベヤ装置で搬送された塵埃を回収するホッパーを搭載したブラシ式路面清掃車であって、
    前記ホッパーを、前記コンベヤ装置よりも前方に配置して塵埃を回収可能とする一方、前記シャシに、前記ホッパーを前記コンベヤ装置及び主ブラシの上方を通過して車体の後方へ移動させて塵埃を排出可能とするホッパー移動装置を設けたことを特徴とするブラシ式路面清掃車。
  2. ホッパー移動装置は、基端がシャシ側へ、先端がホッパーへ夫々回転可能に軸着され、前記ホッパーがコンベヤ装置の前方で塵埃を回収可能となる塵埃回収位置と、前記車体の後方で塵埃を排出可能となる塵埃排出位置との間を旋回可能なリフトアームと、
    前記リフトアームを前記塵埃回収位置と塵埃排出位置との間で任意に旋回させる旋回駆動機構と、
    前記リフトアームの基端側でその回転軸と同軸に配置され、前記シャシ側に固着される第1円盤体と、前記リフトアームの先端側でその回転軸と同軸に配置され、前記ホッパーと一体回転可能に設けられる第2円盤体と、前記第1、第2円盤体間に張設される無端状体とからなるホッパー姿勢維持機構と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のブラシ式路面清掃車。
  3. 第1円盤体の径を、第2円盤体の径よりも小さくして、ホッパーの塵埃排出位置では、前記ホッパーが塵埃排出側へ傾くようにしたことを特徴とする請求項2に記載のブラシ式路面清掃車。
  4. 旋回駆動機構を、基端がシャシ側へリフトアームと同軸且つ別体で回転可能に連結される補助アームと、その補助アームと前記シャシ側との間に架設され、伸縮動作によって前記補助アームを旋回させる第1アクチュエータと、前記補助アームとリフトアームとの間に架設され、伸縮動作によって前記リフトアームを旋回させる第2アクチュエータとから形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載のブラシ式路面清掃車。
  5. 第2円盤体にその半径方向へガイド部材を突設し、前記ガイド部材の先端側とホッパーとの間に、伸縮動作によって前記ホッパーを傾動させる第3アクチュエータを架設したことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のブラシ式路面清掃車。
JP2007133120A 2007-05-18 2007-05-18 ブラシ式路面清掃車 Active JP4941090B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133120A JP4941090B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 ブラシ式路面清掃車
CN200810097197XA CN101307594B (zh) 2007-05-18 2008-05-19 刷式路面清扫车

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133120A JP4941090B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 ブラシ式路面清掃車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008285928A true JP2008285928A (ja) 2008-11-27
JP4941090B2 JP4941090B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=40124237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007133120A Active JP4941090B2 (ja) 2007-05-18 2007-05-18 ブラシ式路面清掃車

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4941090B2 (ja)
CN (1) CN101307594B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196395A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Howa Mach Ltd ブラシ式路面清掃車のホッパ移動装置
WO2013001648A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 豊和工業株式会社 路面清掃車
JP2013019113A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Howa Mach Ltd ホッパー移動装置及びブラシ式路面清掃車
CN110904896A (zh) * 2019-12-20 2020-03-24 烟台海德专用汽车有限公司 一种清扫机构及清扫设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227201B2 (ja) * 1982-09-30 1987-06-12 Fmc Corp
JPH0198221A (ja) * 1988-01-23 1989-04-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 薄膜形成装置
JPH01154908A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Howa Mach Ltd 清掃車
JPH1085681A (ja) * 1996-09-11 1998-04-07 Yanoguchi Jikou Kk グリーンカット作業車
JP2003293337A (ja) * 2002-04-04 2003-10-15 Howa Mach Ltd 路面清掃車における主ブラシの接地荷重調整装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5054152A (en) * 1989-06-30 1991-10-08 Sweeprite Manufacturing Inc. Mechanical street sweeper
CN2773164Y (zh) * 2005-04-05 2006-04-19 于义学 牵引式路面清扫车

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227201B2 (ja) * 1982-09-30 1987-06-12 Fmc Corp
JPH01154908A (ja) * 1987-12-10 1989-06-16 Howa Mach Ltd 清掃車
JPH0198221A (ja) * 1988-01-23 1989-04-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 薄膜形成装置
JPH1085681A (ja) * 1996-09-11 1998-04-07 Yanoguchi Jikou Kk グリーンカット作業車
JP2003293337A (ja) * 2002-04-04 2003-10-15 Howa Mach Ltd 路面清掃車における主ブラシの接地荷重調整装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196395A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Howa Mach Ltd ブラシ式路面清掃車のホッパ移動装置
WO2013001648A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 豊和工業株式会社 路面清掃車
JPWO2013001648A1 (ja) * 2011-06-30 2015-02-23 豊和工業株式会社 路面清掃車
JP2013019113A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Howa Mach Ltd ホッパー移動装置及びブラシ式路面清掃車
CN110904896A (zh) * 2019-12-20 2020-03-24 烟台海德专用汽车有限公司 一种清扫机构及清扫设备

Also Published As

Publication number Publication date
CN101307594A (zh) 2008-11-19
CN101307594B (zh) 2010-12-22
JP4941090B2 (ja) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6447239B2 (en) Independent wheel-lift having a chassis mounted pivot point
US8359695B2 (en) Mechanical sweeper
JP4941090B2 (ja) ブラシ式路面清掃車
JP2000288032A (ja) 車椅子
US8132282B2 (en) Mechanical sweeper
JPS59501831A (ja) 多段受板エレベ−タ−装置
US6931771B1 (en) Fold-down chute for snow blower
JP5534546B2 (ja) ブラシ式路面清掃車のホッパ移動装置
JP2001509081A (ja) 原料加工装置
WO2013001648A1 (ja) 路面清掃車
JP2019535937A (ja) 街路清掃車
JP5509180B2 (ja) ハイダンプ機構を有するスイーパー
JP3856909B2 (ja) 清掃車両の清掃装置支持機構
JP2005029983A (ja) 道路清掃車
JP2010202160A (ja) アスファルトフィニッシャー対応可能リヤバンパー
JPS59118612A (ja) ベルトロ−ダ
JP5803358B2 (ja) ホッパー移動装置及びブラシ式路面清掃車
JP4354440B2 (ja) クローラ式作業車両
JP4033629B2 (ja) 産業車両
US20020139595A1 (en) Selectively bypassing skid steering function
CN213061848U (zh) 一种纯电动洗扫车的吸盘结构
JPH106841A (ja) 車両用リフター
JP2000144664A (ja) 清掃車
JP3364919B2 (ja) 車両用リフタ
CN115070607A (zh) 一种地坪研磨机的研磨头抬升装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4941090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3