JP5803358B2 - ホッパー移動装置及びブラシ式路面清掃車 - Google Patents

ホッパー移動装置及びブラシ式路面清掃車 Download PDF

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Description

本発明は、路面上の塵埃をシャシの後部に設けた主ブラシでコンベヤ装置へ掃き上げ、コンベヤ装置で搬送してホッパーへ回収するブラシ式路面清掃車において、ホッパーをシャシ上の設置位置から塵埃の排出位置まで移動させるために用いられるホッパー移動装置と、そのホッパー移動装置を備えたブラシ式路面清掃車とに関する。
ブラシ式路面清掃車は、左右に側ブラシを、後部に主ブラシをそれぞれ設けると共に、主ブラシの前方にコンベヤ装置及びホッパーをそれぞれ設置してなる。これらの構成部を市販の標準トラックのシャシに搭載してブラシ式路面清掃車を製造する場合、シャシ中央部では配置の制約を受けることから、これらの構成部はトラックの後部に搭載され、ホッパーは後輪の上方に配置されている(特許文献1,2参照)。
また、ホッパーに回収した塵埃をダンプ車両の荷台等に移送するため、特許文献1,2のブラシ式路面清掃車には、ホッパーを清掃車両の後方へ移動させて後方に傾けて排出するリヤダンプ方式のホッパー移動装置が設けられている。
一方、特許文献3〜5に開示の如く、ブロワを用いた吸引式路面清掃車においては、ホッパーがシャシの前部に配置されることから、ホッパーを清掃車両の前方へ移動させて前方へ傾けて排出するフロントダンプ方式が採用されている。
特開2010−196395号公報 特開2008−285928号公報 特開昭64−90306号公報 特開平1−154908号公報 特開平3−103516号公報
上記従来のリヤダンプ式のホッパー移動装置においては、清掃車両とダンプ車両とをT字状配置、或いは後部同士を対向させた直線状配置にして塵埃の移送を行うため、作業時の視認性が低く、車両同士の適正な配置や荷台等に対するホッパーの適正な位置決めがしにくい等作業性に問題があった。
そこで、特許文献3〜5に開示のようなフロントダンプ方式の採用が考えられるが、ホッパーが後部に配置されるブラシ式路面清掃車では、前方へのホッパーの移動量が大きくなるため、旋回アーム等を用いたホッパー移動装置では、ホッパー移動時の最大高さが大きくなってしまう。よって、道路上に電線や照明等が多い日本の道路事情では採用されなかった。
そこで、本発明は、フロントダンプ方式でもホッパー移動時の最大高さを低く抑えてブラシ式路面清掃車にも好適に採用できるホッパー移動装置及びブラシ式路面清掃車を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ブラシ式路面清掃車のシャシ上の前部に立設されるフレームと、シャシ上の後部に所定の設置姿勢で搭載されるホッパーと、基端がフレームに、先端がホッパーにそれぞれ回転可能に連結されるリフトアームと、リフトアームを旋回させてホッパーをブラシ式路面清掃車前方の排出位置へ移動させる旋回機構と、旋回機構によるホッパーの移動中でもホッパーを設置姿勢に維持させる姿勢維持機構と、排出位置でホッパーを排出姿勢に回転させる傾動機構とを備えたホッパー移動装置であって、
リフトアームを、フレームに基端が回転可能に連結された第1アームと、その第1アームの先端へ回転可能に連結されて先端がホッパーへ回転可能に連結される第2アームとから形成して、旋回機構に、伸縮動作によってリフトアームを旋回させる旋回用アクチュエータと、伸縮動作によってリフトアームを屈伸させる関節用アクチュエータとを設けて、旋回用アクチュエータによるリフトアームの旋回時で、シャシ上後部の設置位置とフレーム上方の最大高さ位置との間でのホッパーの移動範囲では、関節用アクチュエータによってリフトアームを、第2アームが下向きとなってその先端が第1アームの先端以下の高さに位置するように屈曲させて、旋回時の第1アームの先端の最大高さ以下で第2アームとホッパーとの連結位置を移動させることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、フレームの後方に、シャシ上の設置位置と、リフトアームの旋回によって設置位置から上方へ引き上げられる取り出し位置との間でのホッパーの上下移動を案内するガイドフレームを設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、旋回機構は、第1アームの旋回中心と同軸上で基端がフレームへ回転可能に連結される補助アームをさらに備え、旋回用アクチュエータを、シャシ又はフレームと補助アームとの間に架設される第1アクチュエータと、補助アームと第1アームとの間に架設される第2アクチュエータとで構成したことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、姿勢維持機構は、第1アームの旋回中心と同軸上でフレームに固定される第1円盤体と、第1アームと第2アームとの連結部の回転中心と同軸上で同調して回転可能に設けられる一対の第2、第3円盤体と、第2アームとホッパーとの連結部の回転中心と同軸上で回転可能な第4円盤体と、第1円盤体と第2円盤体との間に張設される第1無端状体と、第3円盤体と第4円盤体との間に張設される第2無端状体と、を含んでなる一方、傾動機構は、第4円盤体と一体に設けられてその半径方向へ突出するレバー部材と、そのレバー部材の突出端とホッパーとの間に架設されてホッパーと第4円盤体とを回転方向で連結し、伸縮動作する傾動アクチュエータと、を含んでなり、傾動アクチュエータの収縮状態で第1アームを旋回させることで、第1円盤体を相対回転させて第1、第2無端状体を介して第4円盤体を回転させて、ホッパーの設置姿勢を維持させる一方、排出位置での傾動アクチュエータの伸長により、ホッパーを排出姿勢に回転させることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、姿勢維持機構は、第1アームの旋回中心と同軸上でフレームへ回転可能に設けられる第1円盤体と、第1アームと第2アームとの連結部の回転中心と同軸上で同調して回転可能に設けられる一対の第2、第3円盤体と、第2アームとホッパーとの連結部の回転中心と同軸上でホッパーと一体に回転可能な第4円盤体と、第1円盤体と第2円盤体との間に張設される第1無端状体と、第3円盤体と第4円盤体との間に張設される第2無端状体と、を含んでなる一方、傾動機構は、第1円盤体に同軸で一体回転可能に設けられる延長軸と、その延長軸と一体に設けられてその半径方向へ突出するレバー部材と、そのレバー部材の突出端とフレームとの間に架設されて第1円盤体の回転を規制し、伸縮動作する傾動アクチュエータと、を含んでなり、傾動アクチュエータの収縮状態で第1アームを旋回させることで、第1円盤体を相対回転させて第1、第2無端状体を介して第4円盤体を回転させて、ホッパーの設置姿勢を維持させる一方、排出位置での傾動アクチュエータの伸長により、レバー部材を介して延長軸及び第1円盤体を回転させ、第1、第2無端状体を介して第4円盤体を回転させてホッパーを排出姿勢に回転させることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5の構成において、第1円盤体の径を、第4円盤体の径よりも小さくして、移動中のホッパーの回収口が設置姿勢よりも排出姿勢側へ傾くようにしたことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、シャシの左右に側ブラシを、シャシの後部に主ブラシをそれぞれ設けると共に、シャシ上で主ブラシの前方にコンベヤ装置を、その前方にホッパーをそれぞれ設置したブラシ式路面清掃車であって、
シャシ上に、請求項1乃至6の何れかに記載のホッパー移動装置を搭載したことを特徴とするものである。
請求項1及び7に記載の発明によれば、ホッパーが設置位置から排出位置まで移動する際の最大高さを低く抑えることができる。よって、ホッパーの移動量が大きくなるブラシ式路面清掃車にもフロントダンプ方式が好適に採用でき、塵埃排出作業の安全性と効率とを向上させることができる。勿論上方障害物との干渉も未然に防止可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、ガイドフレームの採用により、設置位置と取り出し位置との間でホッパーが上下移動する際の横方向の動作を規制できるので、安定した上下動が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、補助アーム及び2つのアクチュエータの採用により、リフトアームの旋回角度を広範囲に設定可能となり、塵埃の排出が確実に行える。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、姿勢維持機構と傾動機構とを別々に構成したことで、姿勢維持機構の負荷を軽減できる上、コンパクト化も期待できる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、フレーム側に傾動機構を設けたことで、フレーム側での傾動アクチュエータの配管の施工はフレーム側で済み、ホッパー側まで配設する必要がなくなるので、配管の取り回しが簡単となる。また、ホッパーの重量が小さくなるため、小さな力でホッパーを移動させることができ、移動速度の向上にも繋がる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5の効果に加えて、円盤体の径差の設定により、排出位置での塵埃の排出がより迅速且つ容易に行える。
形態1のブラシ式路面清掃車の側面図である。 ホッパー移動装置の側面図である(ホッパーは設置位置)。 ホッパー部分の側面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図3のC−C線断面図である。 図3のD−D線断面図である。 (a)〜(f)はホッパー移動装置の動作を示す説明図である。 ホッパー移動装置の説明図である(ホッパーは排出位置)。 形態2のホッパー移動装置の説明図である。 ホッパー部分の側面図である。 図10のE−E線断面図である。 図11のF−F線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[形態1]
図1は、ブラシ式路面清掃車の一例を示す側面図である。このブラシ式路面清掃車(以下単に「路面清掃車」という。)1は、シャシ2の左右両側に側ブラシ3,3が、シャシ2の後部(図1の左側を前方とする。)に主ブラシ4が設けられ、主ブラシ4の前方にはコンベヤ装置5が、その前方にホッパー6がそれぞれ搭載されている。すなわち、側ブラシ3,3によってシャシ2の下方へ掃き寄せられた路面上の塵埃を、主ブラシ4によってコンベヤ装置5へ掃き上げ、コンベヤ装置5によって上方へ搬送してホッパー6に回収する周知の構成である。7は前輪、8は後輪、9はキャビンで、ホッパー6は後輪8の上方に設置されている。
そして、シャシ2上には、図2,3にも示すように、シャシ2上の前部に立設されるフレーム11と、シャシ2上の後部に設置されるホッパー6と、基端がフレーム11に、先端がホッパー6にそれぞれ回転可能に連結されるリフトアーム(第1、第2アーム12,15)と、リフトアームを旋回させてホッパー6を路面清掃車1前方の排出位置へ移動させる旋回機構と、旋回機構によるホッパー6の移動中でもホッパー6を設置姿勢に維持させる姿勢維持機構と、排出位置でホッパー6を排出姿勢に回転させる傾動機構とを備えたホッパー移動装置10が設けられている。以下、ホッパー移動装置10について詳細に説明する。なお、構成部であるリフトアームやスプロケット等はホッパー6を挟んで左右一対で設けられているが、説明の便宜上図1,2で表れる片方の構成部を主に説明する。
まず、フレーム11は、シャシ2の前端で正面視四角形状に立設されて、左右の上端はキャビン9の上面よりも上方に位置している。フレーム11の上端左右には、図4にも示すように、第1アーム12の基端が、フレーム11に固定された第1支持軸13によって旋回可能に連結されて、第1アーム12よりも内側へ突出させた第1支持軸13の端部には、第1円盤体としての第1スプロケット14が同軸でフレーム11の一部に固定されている。また、第1アーム12の先端は、第2アーム15の中間部に固定された第2支持軸16に回転可能に連結されている。さらに、内側へ突出させた第2支持軸16の端部には、図5にも示すように、左右方向に併設される一対の円盤体としての第2スプロケット17及び第3スプロケット18が、互いに同調して回転可能に設けられている。
また、第2アーム15の先端は、図6にも示すように、ホッパー6の側面に固着して左右方向へ突出させた第3支持軸19の外側部に回転可能に連結されている。第3支持軸19において第2アーム15の内側には、第3支持軸19の半径方向へ突出する中間レバー21が回転可能に外装されると共に、中間レバー21には、同じく半径方向へ突出して中間レバー21よりも長いレバー部材22が、中間レバー21と同軸で回転可能に外装されている。また、レバー部材22における第2アーム15側の側面には、第3支持軸19と同軸の第4円盤体としての第4スプロケット20が固定されている。ここでは中間レバー21と、レバー部材22及びこれと一体の第4スプロケット20とは、ホッパー6に対して互いに回転可能となっている。
さらに、第1スプロケット14と第2スプロケット17との間には、第1無端状体としての第1チェーン23が張設され、第3スプロケット18と第4スプロケット20との間には、第2無端状体としての第2チェーン24が張設されている。
なお、第2、第3スプロケット17,18及び第4スプロケット20は、第1スプロケット14よりも大径となっている。
一方、第1支持軸13には、図4にも示すように、第1アーム12よりも長さの短い補助アーム25の基端が旋回可能に軸着されている。フレーム11の後方でシャシ2上には、後方へ旋回した補助アーム25の先端が当接してそれ以上の旋回を規制する支持バー26が立設されている。また、フレーム11の上端中央とシャシ2との間には、フレーム11から支持バー26の上方を超える付近まで後方へ延びる水平部分28と、水平部分28の後端から下向きに緩傾斜する第1傾斜部分29と、第1傾斜部分29の下端から下向きに急傾斜してシャシ2上に連結される第2傾斜部分30とからなるガイドフレーム27が立設されている。
また、フレーム11の下端際と補助アーム25の中間部との間には、第1アクチュエータ31が架設され、補助アーム25の中間部と第1アーム12の先端との間には、第2アクチュエータ32が架設されている。さらに、第1アーム12の基端と第2アーム15の基端との間には、第3アクチュエータ33が架設されている。
そして、ホッパー6は、設置位置での姿勢(設置姿勢)で後面上部に位置する塵埃の回収口6aを備えており、中間レバー21の先端と、回収口6aに近いホッパー6の上端面には、第4アクチュエータ34が架設され、中間レバー21の先端とレバー部材22の先端との間には、第5アクチュエータ35が架設されている。これらのアクチュエータは、ここでは油圧シリンダが用いられている。
さらに、ホッパー6の前面で左右方向の中央には、上下に所定間隔をおいて一対の転動ローラ36,37が設けられている。この転動ローラ36,37は、ガイドフレーム27の第1傾斜部分29と略平行な直線上に配置されるもので、ガイドフレーム27の後面には、図3及び図7に示すように、転動ローラ36,37をガイドフレーム27に沿って案内するレール部材38が設けられている。
以上の如く構成されたホッパー移動装置10においては、ホッパーの設置位置では、図1,2及び図8(a)に示すように、各アクチュエータはそれぞれ収縮状態で、第1、第2アーム12,15はフレーム11よりも後方下部への傾斜姿勢となって略直線状に伸長している。このとき、補助アーム25は先端を支持バー26の上端に当接させて、ホッパー6の前面では、上側の転動ローラ36がガイドフレーム27の第2傾斜部分30のレール部材38に当接している。よって、側ブラシ3及び主ブラシ4で集塵されてコンベヤ装置5で搬送された塵埃は、ホッパー6の回収口6aから回収可能となる。
ここからホッパー6内の塵埃を路面清掃車1の前方に位置させたダンプ車両の荷台に排出する場合、ホッパー移動装置10は、まず第2アクチュエータ32に、図示しない油圧ポンプから油圧を供給して伸長させる。すると、上記構成により発生するモーメントによって第1アーム12が図2,8(a)の状態から第1支持軸13を中心に反時計回りで上方へ旋回する一方、第2アーム15は、ホッパー6の自重で第2支持軸16を中心として時計回りで下方へ旋回する。このとき第3アクチュエータ33は、伸長するのみで油圧は供給されない。この結果、図8(b)に示すように、第1、第2アーム12,15は、への字状に屈曲した状態となる。
このとき、第1アーム12の旋回に伴って第1スプロケット14は第1アーム12に対して相対回転することになるため、第1チェーン23を介して第2スプロケット17が時計回りに徐々に回転し、これと同調して回転する第3スプロケット18から第2チェーン24を介して第4スプロケット20が時計回りで徐々に回転し、第2アーム15を時計回りに旋回させる。従って、ホッパー6は、図8(b)に実線で示すようにガイドフレーム27に沿った格好で上方且つ前方への取り出し位置へ上昇する。
よって、第4スプロケット20が上昇しながら時計回りで徐々に回転し、これと一体のレバー部材22の初期角度を維持する。ホッパー6は、第4スプロケット20に対して回転可能であるが、収縮状態の第4、第5アクチュエータ34,35を介してレバー部材22と回転方向では一体となるため、ホッパー6も設置姿勢を変えることなく第2アーム15によって引き上げられてガイドフレーム27に沿って上昇する。このとき転動ローラ36,37は、第2傾斜部分30では上側の転動ローラ36のみがレール部材38上を転動し、第1傾斜部分29では上下の転動ローラ36,37がレール部材38上を転動することになる。
次に、第1アクチュエータ31が油圧の供給を受けて伸長すると、図8(c)に実線で示すように、補助アーム25が、第1支持軸13を中心として上方へ旋回して第2アクチュエータ32を介して第1アーム12をフレーム11を超えた前方位置まで旋回させる。このとき、第2アクチュエータ32は最大長さに伸長すると共に、第3アクチュエータ33も最大長さに伸長して第2アーム15を略水平姿勢に位置させる。よって、第1、第2アーム12,15は、必要以上に屈曲することなく、ホッパー6を、ガイドフレーム27の水平部分28よりも上方へ離れて前方へ移動させることが可能となる。このように、第2アーム15が第1アーム12に対して屈曲した状態で旋回するため、ホッパー6は、取り出し位置から図8(c)の最大高さ位置までは、第3支持軸19が第2支持軸16の旋回軌跡の最大高さより下側で移動することとなる。また、このときも第1、第2チェーン23,24を介して第4スプロケット20及びレバー部材22が時計回りへ回転するため、ホッパー6はやや反時計回り方向へ傾くものの、略設置姿勢が維持される。
ここからさらに第1アクチュエータ31が伸長すると、図8(d)に実線で示すように、補助アーム25がさらに上方へ旋回して第2アクチュエータ32を介して第1アーム12をさらに前方へ旋回させる。この前向き突出姿勢では、第1アーム12の先端はキャビン9の前面の略真上に位置している。この旋回の際、第3アクチュエータ33の収縮側に油圧を供給して第3アクチュエータ33を収縮させて、ホッパー6を同図(c)と同じ最大高さのまま前方へ水平移動させる。このときも第1、第2チェーン23,24を介して第4スプロケット20及びレバー部材22が時計回りへ回転してホッパー6の略設置姿勢が維持される。
そして、ここから第3アクチュエータ33がさらに収縮すると、同図(e)に実線で示すように、第2アーム15が第2支持軸16を中心に反時計回りで下方へ旋回し、第3アクチュエータ33が最短長さにまで収縮すると、第1、第2アーム12,15は、略直線状に伸長する。このとき、ホッパー6は、第1、第2チェーン23,24によって略設置姿勢を維持したまま前方下側へ平行移動して、キャビン9よりも前方へ突出した排出位置となる。
このようにホッパー6は、設置位置から排出位置まで、回収口6aが後方上向きとなる姿勢が略維持されるため、回収口6aから塵埃が溢れることはない。さらには第1スプロケット14と、第2、第3スプロケット17,18及び第4スプロケット20との間の径差の設定により、移動中並びに排出位置では、ホッパー6は設置位置での姿勢よりも前方側である塵埃排出側へ僅かに傾くようになっている。
この状態で、第4、第5アクチュエータ34,35が同時に伸長すると、中間レバー21とレバー部材22との間の第5アクチュエータ35の伸長によって中間レバー21が反時計回りへ回転すると共に、中間レバー21とホッパー6の上端との間の第4アクチュエータ34の伸長により、ホッパー6は、第3支持軸19を中心に反時計回りへ回転する。そして、略180°回転すると、同図(f)及び図9に示すように、回収口6aが前方下向きとなる排出姿勢となる。よって、ダンプ車両50の荷台51に塵埃を排出することができる。
なお、ホッパー6の設置位置への収納は、排出時と逆の動作で各アクチュエータを伸縮させてリフトアームを旋回及び屈伸させる。すなわち、ホッパー6を略設置姿勢にまず傾動させた後(図8(e))、第2アーム15及び第1アーム12をそれぞれ後方へ旋回させてホッパー6を最大高さへ一旦持ち上げて後方へ水平移動させ(同図(d)(c))、さらなる旋回でガイドフレーム27上に戻し(同図(b))、第1アーム12の旋回と共に第2アーム15を第1アーム12に沿って伸ばせば、同図(a)の設置位置に戻すことができる。
このように、上記形態1のホッパー移動装置10及び路面清掃車1によれば、リフトアームを、フレーム11に基端が回転可能に連結された第1アーム12と、その第1アーム12の先端へ回転可能に連結されて先端がホッパー6へ回転可能に連結される第2アーム15とから形成して、旋回機構に、伸縮動作によってリフトアームを旋回させる旋回用アクチュエータ(第1、第2アクチュエータ31,32)と、伸縮動作によってリフトアームを屈伸させる関節用アクチュエータ(第3アクチュエータ33)とを設けて、旋回用アクチュエータによるリフトアームの旋回時には、関節用アクチュエータによってリフトアームを屈曲させて、旋回時の第1アーム12の先端の最大高さ以下で第2アーム15とホッパー6との連結位置(第3支持軸19)を移動させるようにしたことで、ホッパー6が設置位置から排出位置まで移動する際の最大高さを低く抑えることができる。よって、ホッパー6の移動量が大きくなるブラシ式路面清掃車にもフロントダンプ方式が好適に採用でき、塵埃排出作業の安全性と効率とを向上させることができる。勿論上方障害物との干渉も未然に防止可能となる。
特にここでは、フレーム11の後方に、シャシ2上の設置位置と、リフトアームの旋回によって設置位置から上方へ引き上げられる取り出し位置との間でのホッパー6の上下移動を案内するガイドフレーム27を設けているので、設置位置と取り出し位置との間でホッパー6が上下移動する際の横方向の動作を規制でき、安定した上下動が可能となる。
また、旋回機構に、第1アーム12の旋回中心と同軸上で基端がフレーム11へ回転可能に連結される補助アーム25をさらに備え、旋回用アクチュエータを、フレーム11と補助アーム25との間に架設される第1アクチュエータ31と、補助アーム25と第1アーム12との間に架設される第2アクチュエータ32とで構成したことで、リフトアームの旋回角度を広範囲に設定可能となり、塵埃の排出が確実に行える。
さらに、姿勢維持機構を、第1アーム12の旋回中心(第1支持軸13)と同軸上でフレーム11に固定される第1スプロケット14と、第1アーム12と第2アーム15との連結部の回転中心(第2支持軸16)と同軸上で同調して回転可能に設けられる一対の第2、第3スプロケット17,18と、第2アーム15とホッパー6との連結部の回転中心(第3支持軸19)と同軸上で回転可能な第4スプロケット20と、第1スプロケット14と第2スプロケット17との間に張設される第1チェーン23と、第3スプロケット18と第4スプロケット20との間に張設される第2チェーン24と、を含んでなる構成とする一方、傾動機構を、ホッパー6の第3支持軸19に外装されてその半径方向へ突出する中間レバー21と、その中間レバー21に外装されて同じく半径方向へ突出し、第4スプロケット20と一体に設けられるレバー部材22と、中間レバー21及びレバー部材22の突出端とホッパー6との間に架設されてホッパー6と第4スプロケット20とを回転方向で連結し、伸縮動作する傾動アクチュエータ(第4、第5アクチュエータ34,35)と、を含んでなる構成とし、傾動アクチュエータの収縮状態で第1アーム12を旋回させることで、第1スプロケット14を相対回転させて第1、第2チェーン23,24を介して第4スプロケット20を回転させて、ホッパー6の設置姿勢を維持させる一方、傾動アクチュエータの伸長により、ホッパー6を排出姿勢に回転させるようにしている。
このように、姿勢維持機構と傾動機構とを別々に構成したことで、姿勢維持機構の負荷を軽減できる上、コンパクト化も期待できる。
そして、第1スプロケット14の径を、第4スプロケット20の径よりも小さくして、移動中のホッパー6の回収口6aが設置姿勢よりも排出姿勢側へ傾くようにしているので、排出位置での塵埃の排出がより迅速且つ容易に行える。
なお、上記形態1において、傾動機構は、2つのレバーと2つのアクチュエータとを用いる構造に限らず、例えば中間レバーと第4アクチュエータとを省略して、レバー部材とホッパーとの間に一つのアクチュエータ(上記形態1での第5アクチュエータ)を架設することで、当該アクチュエータの収縮状態でのホッパーの設置姿勢の維持と伸長状態でのホッパーの排出姿勢への回転とを行うようにしてもよい。
[形態2]
次に、本発明の他の形態を説明する。但し、路面清掃車の構成やホッパー移動装置の基本構成は形態1と同じであるため、重複する説明は省略してホッパー移動装置の異なる構成について説明する。
図10は、ホッパー移動装置10Aにおける第1アーム12の基端部分を示す側面図、図11はホッパーの側面図である。
まず、このホッパー移動装置10Aにおいては、第1スプロケット14は第1支持軸13に対して回転可能に設けられており、第1スプロケット14の端面には、第1スプロケット14と同軸の延長軸40が一体に固着されて、延長軸40に、半径方向へ突出するレバー部材41が固定されている。
一方、フレーム11には、側面視J字状の中間レバー42の下端が、ピン43,43によって回転可能に軸着されて、中間レバー42の上端とレバー部材41の先端との間に第4アクチュエータ44が架設されている。また、中間レバー42の中間部とフレーム11の中間部との間には、第5アクチュエータ45が架設されている。
さらに、ホッパー6において、第4スプロケット20は、ホッパー6の側面へ一体に固着されている。
以上の如く構成されたホッパー移動装置10Aにおいては、設置位置から第1〜第3アクチュエータ31〜33の伸長によって第1、第2アーム12,15が旋回してホッパー6を設置位置から引き上げて前方へ移動させる動作は形態1と同じであるが、このとき第4、第5アクチュエータ44,45は伸縮動作せず、レバー部材41及び中間レバー42も動作しないため、延長軸40を介して連結される第1スプロケット14は回転しない。よって、ホッパー6は、相対回転する第1スプロケット14によって第1、第2チェーン23,24を介して第4スプロケット20が回転するのに伴って回転し、設置姿勢を維持することになる。
そして、ホッパー6が排出位置に達すると、第4、第5アクチュエータ44,45が伸長する。すると、第5アクチュエータ45の伸長によって中間レバー42がピン43を中心に図10において反時計回りへ回転すると共に、第4アクチュエータ44の伸長によってレバー部材41も反時計回りへ回転し、延長軸40を介して第1スプロケット14を反時計回りへ回転させる。よって、第1、第2チェーン23,24を介して第4スプロケット20も反時計回りへ回転し、これと一体のホッパー6を排出姿勢へ回転させることになる。設置位置への復帰は逆の動作となる。
このように、上記形態2のホッパー移動装置10A及び路面清掃車1においても、ホッパー6が設置位置から排出位置まで移動する際の最大高さを低く抑えることができる。よって、ホッパー6の移動量が大きくなるブラシ式路面清掃車にもフロントダンプ方式が好適に採用でき、塵埃排出作業の安全性と効率とを向上させることができる。勿論上方障害物との干渉も未然に防止可能となる。
特にここでは、姿勢維持機構を、第1アーム12の旋回中心と同軸上でフレーム11へ回転可能に設けられる第1スプロケット14と、第1アーム12と第2アーム15との連結部の回転中心と同軸上で同調して回転可能に設けられる一対の第2、第3スプロケット17,18と、第2アーム15とホッパー6との連結部の回転中心と同軸上でホッパー6と一体に回転可能な第4スプロケット20と、第1スプロケット14と第2スプロケット17との間に張設される第1チェーン23と、第3スプロケット18と第4スプロケット19との間に張設される第2チェーン24と、を含んでなる構成とする一方、傾動機構を、第1スプロケット14に同軸で一体回転可能に設けられる延長軸40と、その延長軸40と一体に設けられてその半径方向へ突出するレバー部材41と、そのレバー部材41の突出端とフレーム11との間に架設されて第1スプロケット14の回転を規制し、伸縮動作する傾動アクチュエータ(第4、第5アクチュエータ44,45)と、を含んでなり、傾動アクチュエータの収縮状態で第1アーム12を旋回させることで、第1スプロケット14を相対回転させて第1、第2チェーン23,24を介して第4スプロケット20を回転させて、ホッパー6の設置姿勢を維持させる一方、傾動アクチュエータの伸長により、レバー部材41を介して延長軸40及び第1スプロケット14を回転させ、第1、第2チェーン23,24を介して第4スプロケット20を回転させてホッパー6を排出姿勢に回転させるようにしている。
よって、フレーム11側での傾動アクチュエータの配管の施工はフレーム11側で済み、ホッパー6側まで配設する必要がなくなるので、配管の取り回しが簡単となる。また、ホッパー6の重量が小さくなるため、小さな力でホッパー6を移動させることができ、移動速度の向上にも繋がる。
なお、上記形態2においても、傾動機構は、2つのレバーと2つのアクチュエータとを用いる構造に限らず、例えば中間レバーと第5アクチュエータとを省略して、一つのアクチュエータ(上記形態2での第4アクチュエータ)をフレームとレバー部材との間に架設することで、当該アクチュエータの収縮状態でのホッパーの設置姿勢の維持と伸長状態でのホッパーの排出姿勢への回転とを行うようにしてもよい。
一方、上記形態1,2に共通して、リフトアーム及び関節用アクチュエータは、第1アームの先端に第2アームの中間部を連結して第1アームと第2アームの基端との間に関節用アクチュエータを架設したものとしているが、第1アームと第2アームとの端部同士を連結し、両アームの中間部間に関節用アクチュエータを架設してリフトアームを屈伸させるようにしても差し支えない。
また、補助アームの数を増やして補助アーム間にもアクチュエータを架設したり、逆に補助アームをなくしてフレームと第1アームとの間に直接旋回用アクチュエータを架設したりすることも可能である。勿論旋回用アクチュエータは下端をシャシに連結することもできる。
さらに、ガイドフレームは、2つの傾斜部分の一方のみで形成してもよいし、曲線状としてもよい。ガイドフレームを省略することもできる。
そして、アクチュエータとしては、油圧シリンダに限らず、空圧シリンダやボールネジ等も採用可能で、円盤体や無端状体も歯付プーリー、歯付ベルト等が使用できる。
また、上記形態では、左右一対のリフトアームでホッパーを支持しているが、フレームの左右方向の中央に一つの第1アームの基端を連結し、第1アームの先端に、Y字状の第2アームの基端を連結して、第2アームの両先端でホッパーを保持させるような設計変更も考えられる。
1・・ブラシ式路面清掃車、2・・シャシ、3・・側ブラシ、4・・主ブラシ、5・・コンベヤ装置、6・・ホッパー、6a・・回収口、7・・前輪、8・・後輪、9・・キャビン、10,10A・・ホッパー移動装置、11・・フレーム、12・・第1アーム、13・・第1支持軸、14・・第1スプロケット、15・・第2アーム、16・・第2支持軸、17・・第2スプロケット、18・・第3スプロケット、19・・第3支持軸、20・・第4スプロケット、21,42・・中間レバー、22,41・・レバー部材、23・・第1チェーン、24・・第2チェーン、25・・補助アーム、26・・支持バー、27・・ガイドフレーム、28・・水平部分、29・・第1傾斜部分、30・・第2傾斜部分、31・・第1アクチュエータ、32・・第2アクチュエータ、33・・第3アクチュエータ、34,44・・第4アクチュエータ、35,45・・第5アクチュエータ、40・・延長軸、50・・ダンプ車両、51・・荷台。

Claims (7)

  1. ブラシ式路面清掃車のシャシ上の前部に立設されるフレームと、前記シャシ上の後部に所定の設置姿勢で搭載されるホッパーと、基端が前記フレームに、先端が前記ホッパーにそれぞれ回転可能に連結されるリフトアームと、前記リフトアームを旋回させて前記ホッパーを前記ブラシ式路面清掃車前方の排出位置へ移動させる旋回機構と、前記旋回機構による前記ホッパーの移動中でも前記ホッパーを前記設置姿勢に維持させる姿勢維持機構と、前記排出位置で前記ホッパーを排出姿勢に回転させる傾動機構とを備えたホッパー移動装置であって、
    前記リフトアームを、前記フレームに基端が回転可能に連結された第1アームと、その第1アームの先端へ回転可能に連結されて先端が前記ホッパーへ回転可能に連結される第2アームとから形成して、前記旋回機構に、伸縮動作によって前記リフトアームを旋回させる旋回用アクチュエータと、伸縮動作によって前記リフトアームを屈伸させる関節用アクチュエータとを設けて、
    前記旋回用アクチュエータによる前記リフトアームの旋回時で、前記シャシ上後部の設置位置と前記フレーム上方の最大高さ位置との間での前記ホッパーの移動範囲では、前記関節用アクチュエータによって前記リフトアームを、前記第2アームが下向きとなってその先端が前記第1アームの先端以下の高さに位置するように屈曲させて、旋回時の前記第1アームの先端の最大高さ以下で前記第2アームと前記ホッパーとの連結位置を移動させることを特徴とするホッパー移動装置。
  2. 前記フレームの後方に、前記シャシ上の設置位置と、前記リフトアームの旋回によって前記設置位置から上方へ引き上げられる取り出し位置との間での前記ホッパーの上下移動を案内するガイドフレームを設けたことを特徴とする請求項1に記載のホッパー移動装置。
  3. 前記旋回機構は、前記第1アームの旋回中心と同軸上で基端が前記フレームへ回転可能に連結される補助アームをさらに備え、前記旋回用アクチュエータを、前記シャシ又は前記フレームと前記補助アームとの間に架設される第1アクチュエータと、前記補助アームと前記第1アームとの間に架設される第2アクチュエータとで構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のホッパー移動装置。
  4. 前記姿勢維持機構は、前記第1アームの旋回中心と同軸上で前記フレームに固定される第1円盤体と、前記第1アームと前記第2アームとの連結部の回転中心と同軸上で同調して回転可能に設けられる一対の第2、第3円盤体と、前記第2アームと前記ホッパーとの連結部の回転中心と同軸上で回転可能な第4円盤体と、前記第1円盤体と前記第2円盤体との間に張設される第1無端状体と、前記第3円盤体と前記第4円盤体との間に張設される第2無端状体と、を含んでなる一方、
    前記傾動機構は、前記第4円盤体と一体に設けられてその半径方向へ突出するレバー部材と、そのレバー部材の突出端と前記ホッパーとの間に架設されて前記ホッパーと前記第4円盤体とを回転方向で連結し、伸縮動作する傾動アクチュエータと、を含んでなり、
    前記傾動アクチュエータの収縮状態で前記第1アームを旋回させることで、前記第1円盤体を相対回転させて前記第1、第2無端状体を介して前記第4円盤体を回転させて、前記ホッパーの前記設置姿勢を維持させる一方、排出位置での前記傾動アクチュエータの伸長により、前記ホッパーを前記排出姿勢に回転させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のホッパー移動装置。
  5. 前記姿勢維持機構は、前記第1アームの旋回中心と同軸上で前記フレームへ回転可能に設けられる第1円盤体と、前記第1アームと前記第2アームとの連結部の回転中心と同軸上で同調して回転可能に設けられる一対の第2、第3円盤体と、前記第2アームと前記ホッパーとの連結部の回転中心と同軸上で前記ホッパーと一体に回転可能な第4円盤体と、前記第1円盤体と前記第2円盤体との間に張設される第1無端状体と、前記第3円盤体と前記第4円盤体との間に張設される第2無端状体と、を含んでなる一方、
    前記傾動機構は、前記第1円盤体に同軸で一体回転可能に設けられる延長軸と、その延長軸と一体に設けられてその半径方向へ突出するレバー部材と、そのレバー部材の突出端と前記フレームとの間に架設されて前記第1円盤体の回転を規制し、伸縮動作する傾動アクチュエータと、を含んでなり、
    前記傾動アクチュエータの収縮状態で前記第1アームを旋回させることで、前記第1円盤体を相対回転させて前記第1、第2無端状体を介して前記第4円盤体を回転させて、前記ホッパーの前記設置姿勢を維持させる一方、排出位置での前記傾動アクチュエータの伸長により、前記レバー部材を介して前記延長軸及び前記第1円盤体を回転させ、前記第1、第2無端状体を介して前記第4円盤体を回転させて前記ホッパーを前記排出姿勢に回転させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のホッパー移動装置。
  6. 前記第1円盤体の径を、前記第4円盤体の径よりも小さくして、移動中の前記ホッパーの回収口が前記設置姿勢よりも前記排出姿勢側へ傾くようにしたことを特徴とする請求項4又は5に記載のホッパー移動装置。
  7. シャシの左右に側ブラシを、前記シャシの後部に主ブラシをそれぞれ設けると共に、前記シャシ上で前記主ブラシの前方にコンベヤ装置を、その前方にホッパーをそれぞれ設置したブラシ式路面清掃車であって、
    前記シャシ上に、請求項1乃至6の何れかに記載のホッパー移動装置を搭載したことを特徴とするブラシ式路面清掃車。
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