JP2009006764A - 貨物自動車用荷台昇降装置、およびこれを備える貨物自動車 - Google Patents

貨物自動車用荷台昇降装置、およびこれを備える貨物自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、メンテナンスを簡素化可能であり、作動音を低減し得る貨物自動車用荷台昇降装置を提供する。
【解決手段】この荷台昇降装置は、荷台3をシャシフレーム2上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能なスライド移動機構6を備え、このスライド移動機構6は、前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11相互を、支軸を介して繋ぐ乗換フレーム9と、荷台3をシャシフレーム2上の前方で案内する前方案内レール31と、乗換フレーム9をシャシフレーム2後方から自車両後方に降ろした位置まで案内する後方案内レール33,34と、前方案内レール31に案内される荷台3を乗換フレーム9上に乗り換えさせる乗換機構と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、貨物を積み下ろすための荷台を自車両の後方に降ろした位置までスライド移動させて、積み下ろしを容易に行えるようにする貨物自動車用荷台昇降装置、および、これを備えた貨物自動車に関する。
この種の貨物自動車としては、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
同文献に記載の技術では、シャシフレーム上に、後方に向けて傾斜可能なリフトフレームを備えており、このリフトフレーム上に、ローラに案内されてリフトフレーム上をスライド移動可能な荷台(ボデー)が設けられている。
この荷台には、その前端に、駆動用のスプロケットおよびアイドラが設けられ、これにチェーンが巻回されている。そして、このチェーンの一端が、上記リフトフレーム前端に固定され、他端がリフトフレーム後端に固定されている。そして、上記駆動用のスプロケットが油圧モータによって駆動されるとスプロケットがチェーンに沿って走行されるようになっており、これにより、リフトフレームの全体に渡って荷台がスライド移動可能になっている。特に、このリフトフレームは、その後端側に斜め下方に屈曲した屈曲部を有し、荷台をリフトフレームの屈曲部に沿って下降させることによって、荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすことができるようになっている。
特開平05−338485号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、荷台をチェーンによってスライド移動させるようになっているので、例えば小石等の異物がチェーンに噛み込むことによって作動不良を起こすおそれがある。また、チェーンは使用により延びが生じるため、頻繁にメンテナンスする必要がある。さらに、このチェーンは、リフトフレームの全域に亘って張設されているので、チェーンが断裂して故障する可能性もある。しかも、駆動時には、チェーンとスプロケットとの接触により比較的に大きな作動音が発生するため、例えば夜間の住宅地等、静かさが求められる状況では使用できない場合もある。
ここで、チェーンを用いないで、例えば複数の油圧シリンダを用いて荷台をスライド移動させようとする場合、同文献でのチェーンによる駆動部分を、単に油圧シリンダに置き換えることは難しい。なぜなら、チェーンによる駆動であれば、荷台を後方に向けてスライド移動させつつ傾斜させ、さらに、その荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすという回動運動を含む複雑な運動をさせた場合であっても、チェーンが自在に屈曲することによってスライド移動および回動に応じて移動する支点の位置に追従可能なものの、複数の油圧シリンダを用いる場合には、支点自体が移動してしまうと複数の油圧シリンダ相互を単純に連結することができないからである。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減し得る貨物自動車用荷台昇降装置およびこれを備えた貨物自動車を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち第一の発明は、荷台を自車両の後方に降ろして車両等の貨物を積載するとともに、その積載した貨物を、前記荷台を格納して運搬する貨物自動車に用いられ、複数の油圧シリンダとして、シャシフレーム側に連結される前方シリンダと、荷台側に連結される後方シリンダとを有し、これら前方シリンダおよび後方シリンダを用いて前記荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動させるスライド移動機構を備える荷台昇降装置であって、前記スライド移動機構は、荷台をシャシフレーム上の前方で案内する前方案内レールと、その前方案内レールから荷台を乗り換えさせる乗換フレームと、その乗換フレームをシャシフレーム後方から自車両の後方に降ろした位置まで案内する後方案内レールとを有する乗換機構を備え、当該乗換機構は、前記前方シリンダおよび後方シリンダの間に設けられて、前記前方シリンダおよび後方シリンダ相互を複数の支軸を介して繋いでいることを特徴としている。
第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置によれば、スライド移動機構を構成する前方シリンダおよび後方シリンダ相互は、乗換機構によって複数の支軸を介して繋がれているので、スライド移動や回動に応じて支点が移動しても、乗換フレームで繋がれている部分で所定の範囲内で追従可能である。
そして、この荷台昇降装置によれば、前方案内レールに案内される荷台を乗換フレーム上に乗り換えさせる乗換機構を備えているので、この乗換機構によって、シャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能な荷台を、前方案内レールで案内し、次いで、乗換フレーム上に乗り換えて引き続き後方案内レールに沿ってシャシフレーム後方から自車両の後方に降ろした位置まで移動させることができる。
そのため、荷台をスライド移動させる機構が、例えば一本の軌道上のみに拘束されてスライド移動や回動をさせるように構成した場合と違って、スライド移動や回動に応じて支点が移動するような動きに対しても、その動きに複数の油圧シリンダを追従させる自由度を比較的に大きく得られる。そのため、チェーンを用いずに、複数の油圧シリンダを用いて荷台をスライド移動させることを可能としている。そして、チェーンを用いずに、複数の油圧シリンダを用いて荷台をスライド移動させているので、上述のように、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減することができる。
ここで、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置において、前記乗換機構は、前記荷台の前端部に設けられた係合フックと、前記乗換フレームに設けられた係合軸とを備えて構成されており、前記係合軸は、前記係合フックに対向する位置に設けられ、前記後方シリンダの作動に応じて自車両の後方にスライド移動してきた前記係合フックに係合するようになっていることは好ましい。
このような構成であれば、荷台が自車両の後方にスライド移動する動きを利用して係合フックおよび係合軸相互を係合させられるので、簡単な構成で乗換機構を構成する上で好適である。
さらに、前記乗換機構は、前記荷台の前端部に設けられて前記前方案内レールに案内されつつ転動する荷台前側ローラと、前記乗換フレームに設けられた係合溝とを更に備えて構成されており、前記係合溝は、前記前方案内レールの端部に対向する位置に設けられ、自車両の後方に前記前方案内レールに沿って転動してきた前記荷台前側ローラを、当該係合溝に係合させるようになっていることは好ましい。
このような構成であれば、乗り換え後の係合状態を、上記係合軸および係合フック相互による係合と、当該荷台前側ローラおよび係合溝相互による結合とによって係合させることができる。つまり、この乗換機構によれば、二重の係合手段によって係合させることができる。したがって、スライド移動時において、例えば荷台の横ずれや振れ等をより確実に防止可能であり、確実な乗り換えをする上でより好適である。
また、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置において、前記乗換機構は、前記前方シリンダの作動に応じてシャシフレーム上の後方且つ自車両の前後方向に沿って移動する移動フレームと、その移動フレーム上に回動可能に設けられた傾斜フレームと、その傾斜フレームをシャシフレームに沿って倒した倒伏位置と自車両後方に傾斜した傾斜位置とにそれぞれ回動させる傾斜シリンダと、前記傾斜フレーム後方に設けられて前記乗換フレームをスライド移動可能に支持するとともに前記後方案内レールの前半部分を受け持つ第一案内レールと、シャシフレーム後方に回動可能に設けられて前記後方案内レールの後半部分を受け持つ第二案内レールを有するリヤステーと、そのリヤステーを地上から離間した離間位置と地上に接地した接地位置とにそれぞれ回動させるリヤステーシリンダと、前記傾斜フレームに設けられて前記乗換フレームを前記後方案内レールに沿ってスライド移動させるスライド移動シリンダと、を備えており、当該乗換機構は、前記傾斜フレームが前記傾斜位置のときに且つ前記リヤステーが前記接地位置のときに、前記第一案内レールおよび前記第二案内レール相互を連続させて一の後方案内レールを構成し、前記スライド移動シリンダの作動に応じて、前記乗換フレームに乗り換えた前記荷台を、当該後方案内レールに沿ってシャシフレーム上から自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持するようになっていることは好ましい。
このような構成であれば、上記乗換機構による荷台の乗り換えを円滑に行わせる構成として好適であり、さらに、その乗り換え後に、荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすようにする構成として好適である。
また、本発明のうち第二の発明は、荷台を自車両の後方に降ろして車両等の貨物を積載するとともに、その積載した貨物を前記荷台を格納して運搬するための貨物自動車であって、前記荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能なスライド移動機構を有する荷台昇降装置を備え、前記荷台昇降装置として、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置が装備されていることを特徴としている。
第二の発明に係る貨物自動車によれば、第一の発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置が装備されているので、チェーンを用いずに、油圧シリンダを用いて荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動させることができる。したがって、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減することができる。
上述のように、本発明によれば、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減し得る貨物自動車用荷台昇降装置およびこれを備えた貨物自動車を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置を備える貨物自動車の一実施形態である車両運搬車の側面図である。また、図2は、その車両運搬車の荷台を説明する側面図である。
図1に示すように、この車両運搬車1は、そのシャシフレーム2上に荷台3を備えている。この荷台3は、図2に示すように、その前部に、いわゆる鳥居5が一体に設けられており、また、荷台3の後部には、後煽り4が装備されている。この後煽り4は、前後に回動可能に取付けられており、同図に示す垂直な閉じ位置、および後方に回動して車両を乗り入れるときのスロープとなる開き位置(後述する)のそれぞれに位置可能になっている。
また、この荷台3は、その車両幅方向両側に、図2に示すように、荷台縦根太25をそれぞれ備えている。この荷台縦根太25は、溝形鋼状の長尺の部材である。そして、この荷台縦根太25は、溝形鋼の溝側を幅方向での内側に向けて対向配置されている(後に示す図7参照)。そして、この荷台3の後端下部には、荷台3が自車両の後方に降ろされたときに地上GLに当接してスライド移動方向(自車両の前後方向でもある)への移動を補助する荷台接地ローラ26が設けられている。
ここで、この荷台3の荷台縦根太25の下面は、図1に示すように、荷台縦根太受けローラ39(後に詳述)に当接して荷台3の後方へのスライド移動を案内する移動案内面25aになっている。
詳しくは、本実施形態では、図2に示すように、この移動案内面25aは、荷台3の後方側に形成された第一の移動案内面25rと、その第一の移動案内面25rに連続して荷台3の前方側に形成された第二の移動案内面25fとを有して形成されている。
そして、この第二の移動案内面25fが形成される位置は、荷台スライドシリンダ11が全伸長したときに、荷台縦根太受けローラ39に対向する位置に設けられている。さらに、第二の移動案内面25fの車両上下方向での位置は、第一の移動案内面25rの車両上下方向での位置よりも車両上方側にオフセット量Tだけ偏倚した位置に設けられている。なお、第一の移動案内面25rと第二の移動案内面25fとの間には、図2に示すように、相互の面を繋ぐ斜面25sが形成され、これにより、第一の移動案内面25rと第二の移動案内面25fとは、なだらかに連続する面として設けられている。
さらに、この荷台3の前端部には、車両幅方向両側に、図2に示すように、係合フック23および荷台前側ローラ24がそれぞれ対をなして設けられている。係合フック23は、荷台3前部の裏面から下方に向けて張り出して設けられている。この係合フック23は、略鉤型をなしており、その略鉤型の凹円形部23kが係合のための溝になっている。この凹円形部23kは、その中心の軸線が車両幅方向を向いている。そして、この凹円形部23kが車両後方側を向いて取り付けられている。また、荷台前側ローラ24は、左右の荷台縦根太25の幅方向内側の面に、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能に装着されている。なお、係合フック23の凹円形部23kの中心の軸線と荷台前側ローラ24の軸心とは、ほぼ同軸に位置するように設けられている(図7参照)。
そして、図1に示すように、この車両運搬車1は、上記荷台3とシャシフレーム2との間に、スライド移動機構6を備える荷台昇降装置を装備している。
この荷台昇降装置は、そのスライド移動機構6によって、荷台3を、シャシフレーム2上に格納した同図に示す格納位置、およびその格納位置から荷台3を自車両の後方に且つ地上GLと略水平となる位置まで降ろした乗込位置(後述する図9(g)参照)までスライド移動可能に構成されている。これにより、この車両運搬車1は、乗込位置で車両を荷台3に積載するとともに、その積載した車両を、荷台3を格納位置に格納して運搬可能になっている。
以下、上記スライド移動機構6についてより詳しく説明する。なお、図3は、そのスライド移動機構の平面図である。
同図に示すように、このスライド移動機構6は、アクチュエータ部7およびフレーム部8を備えている。フレーム部8は、上記シャシフレーム2の上面に固定されており、前方案内レール31および後述する移動フレーム15を案内するための移動フレーム案内レール35を備えて構成されている。
一方、アクチュエータ部7は、このフレーム部8と上記荷台3との間に装備され、前方シリンダ10、荷台スライドシリンダ11および乗換フレーム9等を備えて構成されている。
まず、上記フレーム部8について詳しく説明する。なお、図4は、そのフレーム部の説明図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図である。
このフレーム部8は、図4に示すように、上記シャシフレーム2側に固定される梯子型の固定フレーム本体29を備えて構成されている。この固定フレーム本体29は、二本の固定フレーム縦根太28を有し、これら二本の固定フレーム縦根太28は、上記荷台3がスライド移動するスライド方向(自車両前後方向でもある)に沿って且つ車両幅方向に適宜の距離を隔てて相対向して設けられている。そして、これら二本の固定フレーム縦根太28は、上記スライド方向に適宜離間して設けられた複数(この例では8本)の固定フレーム横根太27によって、相互が幅方向に連結されており、これら固定フレーム縦根太28および固定フレーム横根太27によって梯子型をなしている。
そして、この固定フレーム本体29には、その幅方向中央且つ車両前方側から二番目に位置する固定フレーム横根太27の上面に、上記前方シリンダ10を連結するための前方シリンダ連結ブラケット19が設けられている。また、フレーム部8には、シャシフレーム2の後端に位置する、固定フレーム本体29の後端上部に、一対の荷台縦根太受けローラ39がブラケット39aを介して設けられている。
この荷台縦根太受けローラ39は、上記荷台3をその下側から支持する支持ローラであり、荷台3の荷台縦根太25の下面である上記移動案内面25aを、シャシフレーム2側の下方から支持可能な位置に設置され、荷台3のスライド方向に沿って転動可能に軸支されており、これにより、スライド移動する荷台3を円滑にスライド移動させられるようになっている。
さらに、この梯子型の固定フレーム本体29には、固定フレーム本体29の後端、つまり、シャシフレーム後方の位置に、上記ブラケット39aを介してリヤステー60が装着されている。このリヤステー60は、同図(b)に示すように側面視が略「へ」字形をなし、同図(a)に示すように、一対をなすリヤステーアーム62を有している。
詳しくは、この一対のリヤステーアーム62は、その基端部側が、ブラケット39aに支軸61を介して回動可能に連結されており、各リヤステーアーム62の先端には、地上に接地するための車輪64が設けられている。この一対のリヤステーアーム62は、略コ字型をなす溝形鋼から形成され、そのコ字型の内側の面が、後述する後方案内レールの後半部分を受け持つ第二案内レール34として構成されている。
さらに、このリヤステー60は、トラニオン型の油圧シリンダであるリヤステーシリンダ12を幅方向中央に有し、このリヤステーシリンダ12は、そのシリンダ側が一対のブラケット39a相互を繋ぐシリンダ側連結部12gに回動可能に支持され、ロッド12r側が一対のリヤステーアーム62同士を繋ぐロッド側連結部64aに支軸を介して連結されている。そして、このリヤステー60は、リヤステーシリンダ12を駆動することによって、そのロッド12rを伸長させたときには、一対のリヤステーアーム62を地上から離間した離間位置(図1および図4(b)に示す位置)に位置させ、また、ロッド12rを縮小させたときには、一対のリヤステーアーム62をその車輪64を地上に接地させた接地位置(後述の図6参照)に位置させるようになっている。
そして、固定フレーム本体29には、図4(b)に示すように、その上面(高さ方向での上側)に、上記前方案内レール31が複数の第一案内レール支柱30で支持されて固定フレーム本体29の上方に適宜離間して設けられる。
詳しくは、この前方案内レール31は、図4(a)に示すように、シャシフレーム2上での車両前方側に一対をなして設けられている。各前方案内レール31は、荷台3をスライド移動させるべきスライド方向に沿って車両幅方向の両側にそれぞれ設けられている。各前方案内レール31は、略コ字型をなす溝形鋼であり、その溝側を幅方向での外側にそれぞれ向けて配置されることで対をなしている。
そして、この一対の前方案内レール31の略コ字状の溝に、上述した荷台3の前端部に設けられた荷台前側ローラ24が、スライド方向に移動可能に嵌合され、これにより、この一対の前方案内レール31は、同図(b)に示す、上記荷台3をシャシフレーム2上の前方側の所定の架設範囲である前方架設範囲W1でスライド方向に沿って案内するようになっている。なお、この前方案内レール31は、同図(b)に示すように、車両前側に、前端から後方に向けて高さ方向上方に傾斜する傾斜部32を有しており、この傾斜部32の後端よりも後方の部分は、シャシフレーム2上面と略並行に形成された水平部になっている。
さらに、固定フレーム本体29上面の後方には、移動フレーム案内レール35が設けられている。この移動フレーム案内レール35は、図4(a)に示すように、上記前方案内レール31よりもシャシフレーム2上での車両後方側に一対をなして設けられ、各移動フレーム案内レール35は、荷台3をスライド移動させるべきスライド方向に沿って車両幅方向の両側にそれぞれ設けられている。各移動フレーム案内レール35は、略コ字型をなす溝形鋼であり、その溝側を幅方向での内側にそれぞれ向けて配置されることで対をなしている。
そして、この一対の移動フレーム案内レール35の略コ字状の溝に、上記移動フレーム15の前後端部にそれぞれ設けられた移動フレームローラ15t(後述する図5参照)が、スライド方向に移動可能に嵌合され、これにより、この一対の移動フレーム案内レール35は、同図(b)に示すように、固定フレーム本体29上面での後方側の所定の架設範囲である後方架設範囲W2でスライド方向に沿って上記移動フレーム15を案内可能になっている。ここで、この移動フレーム案内レール35と上記前方案内レール31とは連続しておらず、同図(b)に示す高さ方向において、前方案内レール31は、移動フレーム案内レール35よりも高い位置に設けられており、それぞれ別個の軌道を構成している。なお、前方案内レール31の前方架設範囲W1の後端と移動フレーム案内レール35の後方架設範囲W2の前端とは、スライド方向では互いにオーバーラップしている。
次に、上記アクチュエータ部7について図3ないし図5を適宜参照しつつ詳しく説明する。なお、図5は、そのアクチュエータ部の説明図であり、同図(a)はその側面図、同図(b)は同図(a)でのA矢視図、また、同図(c)は同図(a)での傾斜シリンダ14が伸長された状態の図である。
このアクチュエータ部7は、図5(a)に示すように、前方シリンダ10、および荷台スライドシリンダ11を備え、これら前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11は、車両幅方向での中央に且つスライド方向に沿って配置されている。そして、前方シリンダ10は、その車両前方側のシリンダ先端10aが、上記の前方シリンダ連結ブラケット19に支軸を介して回動可能に連結されるようになっている。
また、この前方シリンダ10のロッド先端10bは、上記移動フレーム15の前端部の幅方向中央に、支軸を介して回動可能に連結されている。この移動フレーム15は、略梯子型をなして形成されたフレーム構造を有し、移動フレーム15の前後端部には、移動フレームローラ15tが幅方向両側それぞれに設けられており、この移動フレームローラ15tが、上記フレーム部8側に設けられた移動フレーム案内レール35に、スライド移動可能に嵌合している(図3参照)。これにより、この移動フレーム15は、前方シリンダ10の作動に応じ、前方シリンダ10を伸長すると移動フレーム案内レール35に沿ってシャシフレーム2上の後方へ、自車両の前後方向に沿ってスライド移動するようになっている。
さらに、この移動フレーム15上には、図5に示すように、移動フレーム15に対して回動可能に設けられた長尺の傾斜フレーム18が設けられている。
詳しくは、この傾斜フレーム18には、図5(a)および(c)に示すように、車両後方側の端部下面に連結ブラケット18bが固定されており、この連結ブラケット18bが支軸18aを介して移動フレーム15の車両後方側の端部に回動可能に連結されている。また、移動フレーム15と傾斜フレーム18との間には、相互を繋ぐ傾斜シリンダ14が設けられている。この傾斜シリンダ14は、そのシリンダ側の端部が支軸14aを介して移動フレーム15の前後方向前側に固定され、また、ロッド先端が、支軸14bを介して傾斜フレーム18の略中央に設けられた連結ブラケット18cに回動可能に連結されている。これにより、この傾斜シリンダ14を駆動させることによって、傾斜フレーム18をシャシフレーム2に沿って倒した倒伏位置(図5(a)参照)と自車両後方に傾斜した傾斜位置(図5(c)参照)とにそれぞれ回動させるようになっている。
そして、この傾斜フレーム18上には、図5に示すように、スライド移動シリンダ13および乗換フレーム9が更に設けられている。
詳しくは、図5(a)および(c)に示すように、スライド移動シリンダ13は、シリンダ端部が、支軸13bを介して傾斜フレーム18の前側先端の連結ブラケット18sに回動可能に支持されており、また、そのロッド先端13aが、乗換フレーム9前側の幅方向中央の位置に、支軸を介して回動可能に連結されている。
さらに、この傾斜フレーム18の後方には、上記乗換フレーム9をスライド移動可能に支持するとともに後方案内レールの前半部分を受け持つ一対の第一案内レール33が傾斜フレーム18に沿って幅方向両側に固定されている。
この一対の第一案内レール33は、上記他のレール同様に、略コ字型をなす溝形鋼であり、その溝側を幅方向での内側にそれぞれ向けて配置されることで対をなしている。
乗換フレーム9は、図5(b)に示すように、車両前後方向に沿って且つ車両幅方向に適宜の間隔を隔てて設けられた二本の乗換フレーム縦根太42を有し、これら二本の乗換フレーム縦根太42相互が二本の乗換フレーム横根太41によって連結されることで平面視が略矩形の枠型をなしている。
そして、この乗換フレーム9には、図5(b)にも示すように、係合フック嵌合ピン22がそれぞれ設けられている。この左右の係合フック嵌合ピン22は、上記荷台3の係合フック23に係合する係合軸であり、荷台3の係合フック23に対向する高さに位置するように設けられている。また、この乗換フレーム9には、左右の係合フック嵌合ピン22よりもさらに車両幅方向外側の位置に、略コ字型をなす溝形鋼を用いて構成された荷台前側ローラ係合溝21を備えており、この荷台前側ローラ係合溝21は、上記荷台3の荷台前側ローラ24に係合可能な位置に、係合溝の開口部が対向する高さに位置するようになっている。
また、この乗換フレーム9には、その前後方向での後端中央の位置に、荷台スライドシリンダ11のロッド先端11bが支軸を介して回動可能に連結されている。この荷台スライドシリンダ11は、図3に示すように、前方シリンダ10よりも車両後方側に、上記スライド方向に沿って配置されており、そのシリンダ本体の基端部11aが、上記荷台3に連結するためのブラケットである荷台連結ブラケット20を介して、上記荷台3の、車両後方側の裏面に且つ幅方向での中央の位置に、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能に連結されている。
つまり、図5(a)に示すように、この乗換フレーム9を備えて構成される乗換機構は、前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11の間に設けられており、これら前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11相互を、上述のように、複数の支軸を介して繋いでいる。なお、本実施形態の例では、この荷台スライドシリンダ11が上記後方シリンダに対応している。
さらに、この乗換フレーム9は、図5ないし図6に示すように、乗換フレーム後ローラ16および乗換フレーム前ローラ17を備えている。
詳しくは、図5に示すように、乗換フレーム後ローラ16は、スライド方向での車両後方側に設けられ、また、乗換フレーム前ローラ17は、スライド方向での車両前方側に設けられている。そして、これら乗換フレーム後ローラ16および乗換フレーム前ローラ17は、乗換フレーム9の外側面から幅方向外側に向けて張り出しており、車両幅方向を向く支軸を介してその軸まわりに回動可能になっている。
そして、図5(b)にも示すように、乗換フレーム9の前後端部にそれぞれ設けられた乗換フレーム後ローラ16および乗換フレーム前ローラ17は、図3に示すように、上述したフレーム部8の一対の第一案内レール33の略コ字状の溝に嵌合して転動可能に支持され、この第一案内レール33に沿って、乗換フレーム9を、傾斜フレーム18上の第一案内レール33の架設範囲で案内するようになっている。
ここで、上述したリヤステー60は、シャシフレーム2の後方に回動可能に設けられ、後方案内レールの後半部分を受け持つ第二案内レール34を有する点について既に説明したが、本実施形態の乗換機構は、上記傾斜フレーム18が図5(c)に示す傾斜位置のときに且つリヤステー60が図6に示す接地位置のときに、図6に拡大図示するように、第一案内レール33の後端部33aおよび第二案内レール34の先端部34a相互が連続して一の後方案内レール33,34を構成するようになっている。
詳しくは、上記リヤステー60の第二案内レール34は、上記のように略「へ」字形をなすようにして、その後端部を下方に向けて湾曲して形成しており、乗換フレーム9を自車両の後方に必要な高さまで降ろす際に、滑らかに移動させるための曲線部をもたせている。そして、後述する動作の説明でより明らかにするように、第一案内レール33および第二案内レール34は、相互間に掛け渡されてスライド移動する乗換フレーム9後端を、図6に要部(後述する図9(g)でのG部)を拡大して示すように、乗換フレーム9で支持する荷台3を自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持するようになっている。
つまり、第一案内レール33および第二案内レール34から構成される、この後方案内レール33,34は、上記傾斜フレーム18上のスライド移動シリンダ13の伸長により、乗換フレーム9に乗り換えた荷台3を、当該連続して一のレールとなっている後方案内レール33,34に沿ってシャシフレーム2上から自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持するようになっている。
そして、このスライド移動機構6は、前方案内レール31に案内される荷台3を、前方案内レール31から乗換フレーム9上に乗り換えさせる乗換機構を備えて構成されている。
以下、この乗換機構について説明する。
この乗換機構は、既に上述した、図2に示す荷台3の前端部に設けられた係合フック23と、前記乗換フレーム9に設けられた係合フック嵌合ピン22とを備えて構成されている。この係合フック嵌合ピン22は、係合フック23に係合可能な係合軸として設けられている。すなわち、上記荷台スライドシリンダ11を伸長させると、その伸長に応じて荷台3は前方案内レール31に案内されつつ車両後方にスライド移動するが、このとき、係合フック嵌合ピン22は、上述のように、係合フック23にスライド方向で対向する位置に設けられているため、自車両の後方にスライド移動してきた係合フック23に係合可能になっている。
さらに、この乗換機構は、係合フック23および係合フック嵌合ピン22相互を係合させるのみでなく、荷台前側ローラ24を、それまで案内されていた前方案内レール31から乗換フレーム9に形成されている荷台前側ローラ係合溝21に挿入させるようになっている。
すなわち、上述のように、乗換フレーム9は、荷台前側ローラ係合溝21を備えており、この荷台前側ローラ係合溝21は、上記前方案内レール31の端部に対向する位置に位置している。これにより、上記荷台スライドシリンダ11を伸長させると、その伸長に応じて荷台3は前方案内レール31に案内されつつ車両後方にスライド移動するが、このとき、荷台3の荷台前側ローラ24は、前方案内レール31から乗換フレーム9側の荷台前側ローラ係合溝21に挿入されて係合される。そのため、前方案内レール31に案内される荷台3を、前方案内レール31から乗換フレーム9上に乗り換えさせ、その乗り換えた状態をより確実に支持可能になっている。なお、不図示であるが、対向方向での前方案内レール31端部と荷台前側ローラ係合溝21との隙間は、荷台前側ローラ24が荷台前側ローラ係合溝21に円滑に進入させて自身の溝に係合可能なように、ローラの直径よりも狭い隙間に設けられている。ここで、上記係合溝には、この荷台前側ローラ係合溝21が対応している。
次に、上記荷台昇降装置およびこれを備える車両運搬車1の作用・効果について図1、および図9(a)〜(g)を適宜参照しつつ説明する。なお、図9(a)〜(g)は、スライド移動機構の動作を説明する図である。
この車両運搬車1が走行状態のときには、図1に示すように、その荷台3は、シャシフレーム2上に格納された格納位置にある。そして、この車両運搬車1は、その荷台3を自車両の後方に降ろして、例えば他の車両を積車する際には、まず、リヤステーシリンダ12を駆動してロッド12rを縮小させ、これにより、一対のリヤステーアーム62を、図9(a)に示すように、同図の符号A方向に回動させて、一対のリヤステーアーム62の車輪64を地上GLに接地させる。
次に、図9(b)に示すように、上記荷台スライドシリンダ11が伸長される。これにより、荷台3は、前方案内レール31に沿って同図の符号B方向にスライド移動し、自車両の後方に後退を開始する。このとき、前方案内レール31は、その車両前方部分に傾斜部32を有するので、荷台3は、その荷台前側ローラ24が前方案内レール31の傾斜部32に沿って一端上昇し、これにより、荷台3は、傾斜部32の高さだけ僅かに後ろ下がりに傾斜しつつ自車両の後方にスライド移動していく。
そして、荷台スライドシリンダ11を更に伸長すると、荷台3前側の係合フック23は、係合フック23に対向するように、前方案内レール31の案内高さに合わせて設けられた乗換フレーム9の係合フック嵌合ピン22に対して自車両前後方向に対向する係合位置に移動していく。そして、荷台スライドシリンダ11が全伸長したとき、荷台前側ローラ24は、それまで案内されていた前方案内レール31から乗換フレーム9に形成されている荷台前側ローラ係合溝21に入るとともに、荷台3前側の係合フック23が乗換フレーム9に形成されている係合フック嵌合ピン22と嵌合する。これにより、荷台3は、前方案内レール31に案内されていた状態から乗換フレーム9上に乗り換える。
なお、このスライド移動の際には、図9(b)に示すように、荷台スライドシリンダ11が伸長されることにより、荷台3は前方案内レール31に沿って自車両の後方にスライド移動して乗換フレーム9上に乗り換えるが、このとき、同図に示すように、荷台3は、その荷台縦根太25の下面両側が、シャシフレーム2側に設けられた荷台縦根太受けローラ39によって案内されつつスライド移動する。
次いで、荷台スライドシリンダ11が全伸長後に、図9(c)に示すように、移動フレーム15上の傾斜シリンダ14が同図の符号C方向に伸長されて、傾斜フレーム18が自車両後方に傾斜し、これにより、傾斜フレーム18が初めの倒伏位置から同図に示す傾斜位置に位置し、荷台3の後端である荷台接地ローラ26を地上GLに接地させる。
ここで、荷台3の荷台縦根太25の下面は、上述のように、荷台縦根太受けローラ39に当接して荷台3の後方へのスライド移動を案内する移動案内面25aになっており、この移動案内面25aは、図2に示すように、荷台3の後方側に形成された第一の移動案内面25rと、その第一の移動案内面25rに連続して荷台3の前方側に形成された第二の移動案内面25fとを有して形成され、さらに、第二の移動案内面25fの車両上下方向での位置は、第一の移動案内面25rの車両上下方向での位置よりも車両上方側にオフセット量Tだけ偏倚した位置に設けられているので、荷台3の後端である荷台接地ローラ26を可及的速やかに地上GLに接地させて、荷台3の後端が接地する間の荷台3の片持ち状態を早期に解消することができる。
次いで、図9(d)に示すように、前方シリンダ10が同図の符号D方向に伸長され、移動フレーム15が移動フレーム案内レール35に沿ってシャシフレーム2上の後方へ自車両の前後方向に沿ってスライド移動する。これにより、移動フレーム15上の傾斜フレーム18も同時にスライド移動するため、荷台3も後方にスライド移動していく。
ここで、この前方シリンダ10による移動フレーム15の移動によって、傾斜フレーム18後方の第一案内レール33の後端部33aが、上記接地位置のリヤステー60側の第二案内レール34の先端部34aに対し相互に当接する。これにより、上述のように、第一案内レール33の後端部33aおよび第二案内レール34の先端部34a相互が連続して一の後方案内レール33,34を構成する。
次いで、図9(e)に示すように、傾斜フレーム18上のスライド移動シリンダ13が伸長され、乗換フレーム9が同図の符号E方向に第一案内レール33に沿って移動を開始する。これにより、乗換フレーム9に乗り換えてこれに支持されている荷台3も後方に更にスライド移動していく。
次いで、図9(f)に示すように、傾斜フレーム18上のスライド移動シリンダ13が更に伸長されると、第一案内レール33の後端部33aおよび第二案内レール34の先端部34a相互が当接して、連続した一の後方案内レール33,34を構成しているので、乗換フレーム9の後端部に設けられた乗換フレーム後ローラ16は、第一案内レール33から第二案内レール34に乗り移り、乗換フレーム9が後ろ下がりに傾斜していく。これにより、乗換フレーム9に支持されている荷台3もその前方が次第に下がり、自車両の後方で地上GLに対し水平となる方向に降下を開始する。
次いで、図9(g)ないし図6に示すように、傾斜フレーム18上のスライド移動シリンダ13が更に伸長されて全伸長すると、乗換フレーム9は、後方案内レール33,34に沿ってシャシフレーム2上から自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下がり、これにより、乗換フレーム9に支持される荷台3は、自車両の後方に略水平姿勢となる乗込位置まで降ろされる。
最後に、同図に示すように、後煽り4を後方に回動して車両を乗り入れるときのスロープとなる開き位置にし、その後、積載する貨物である車両を積車することができる。また、初めに積車されていれば、車両を降ろすことができる。なお、上記乗込位置から格納位置まで車両を積み込む際には、上述した手順とは逆の手順によって、車両を積み込む。
上述のように、この車両運搬車1によれば、その荷台昇降装置は、スライド移動機構6を構成する前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11相互が、乗換フレーム9を含む乗換機構によって複数の支軸を介して繋がれているので、スライド移動の際の回動に応じて前方シリンダ10および荷台スライドシリンダ11等の複数の油圧シリンダを追従させる自由度を比較的に大きく得られる。したがって、スライド移動の際の回動に応じて支点の相対的な位置が移動しても、乗換機構で回動可能に繋がれている部分で所定の範囲内で追従可能である。
そして、この荷台昇降装置によれば、前方案内レール31に案内される荷台3を乗換フレーム9上に乗り換えさせる乗換機構を備えているので、この乗換機構によって、シャシフレーム2上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動する荷台3は、まず、前方案内レール31に案内され、次いで、乗換フレーム9上に乗り換えて、引き続き後方案内レール33,34に沿ってスライド移動させることができる。そのため、例えば一本の連続する軌道上のみに拘束されてスライド移動させるように構成した場合と違って、回動に応じて支点が移動するような動きに対しても、より好適に追従させることが可能である。したがって、チェーンを用いずに、複数の油圧シリンダ10,11を用いて荷台3をスライド移動させる上でより好適である。
さらに、チェーンを用いずに、複数の油圧シリンダ10,11を用いて荷台3をスライド移動させているので、上述のように、チェーンを用いることに起因する作動不良や故障を解消し、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減することができる。
また、この荷台昇降装置によれば、前記乗換機構は、荷台3の前端部に設けられた係合フック23と、乗換フレーム9に設けられた係合軸である係合フック嵌合ピン22とを備えて構成されており、係合フック嵌合ピン22は、前方案内レール31の端部に対向する位置に位置するように設けられ、自車両の後方にスライド移動してきた係合フック23に係合可能になっているので、荷台3が自車両の後方にスライド移動する動きを利用して係合フック23および係合フック嵌合ピン22相互を係合させることができる。そのため、簡単な構成で乗換機構を構成することを可能としている。
さらに、この乗換機構は、係合フック23および係合フック嵌合ピン22相互を係合させるのみでなく、荷台前側ローラ24は、それまで案内されていた前方案内レール31から乗換フレーム9に形成されている荷台前側ローラ係合溝21に入るようになっているので、乗り換え後の係合状態を二重の係合手段によって係合させている。したがって、スライド移動時において、例えば荷台3の横ずれや振れ等が確実に防止されており、一層確実な乗り換えを可能としている。
また、この荷台昇降装置によれば、乗換機構は、前方シリンダ10の作動に応じてシャシフレーム2上の後方且つ自車両の前後方向に沿って移動する移動フレーム15と、その移動フレーム15上に回動可能に設けられた傾斜フレーム18と、その傾斜フレーム18をシャシフレーム2に沿って倒した倒伏位置と自車両後方に傾斜した傾斜位置とにそれぞれ回動させる傾斜シリンダ18と、傾斜フレーム18にその後方に設けられて乗換フレーム9をスライド移動可能に支持するとともに後方案内レール33,34の前半部分を受け持つ第一案内レール33と、シャシフレーム2の後方に回動可能に設けられて後方案内レール33,34の後半部分を受け持つ第二案内レール34を有するリヤステー60と、そのリヤステー60を地上から離間した離間位置と地上に接地した接地位置とにそれぞれ回動させるリヤステーシリンダ12と、傾斜フレーム18に設けられて乗換フレーム9を後方案内レール33,34に沿ってスライド移動させるスライド移動シリンダ13と、を備えており、更に、この乗換機構は、傾斜フレーム18が傾斜位置のときに且つリヤステー60が接地位置のときに、第一案内レール33および第二案内レール34相互を連続させて一の後方案内レール33,34を構成し、スライド移動シリンダ13の作動に応じて、乗換フレーム9に乗り換えた荷台3を、当該後方案内レール33,34に沿ってシャシフレーム2上から自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持するようになっているので、上記乗換機構による荷台3の乗り換えを円滑に行わせる上で好適であり、さらに、その乗り換え後に、荷台3を地上にほぼ水平状態に降ろす上で好適である。
また、この荷台昇降装置によれば、シャシフレーム2側の後端上部には、スライド移動する荷台3の荷台縦根太25を下方から支持可能な荷台縦根太受けローラ39が設けられており、荷台3の後端下部には、荷台3が自車両の後方に降ろされたときに地上GLに当接してスライド移動方向への移動を補助する荷台接地ローラ26が設けられているので、これら荷台縦根太受けローラ39および荷台前側ローラ26によって、荷台3のスライド移動の際の荷重を支えることが可能であり、また、これらローラ39、26の転動によって、より円滑にスライド移動させることができる。
また、この荷台昇降装置によれば、荷台3の荷台縦根太25の下面は、荷台縦根太受けローラ39に当接して荷台3の後方へのスライド移動を案内する移動案内面25aになっており、この移動案内面25aは、荷台3の後方側に形成された第一の移動案内面25rと、その第一の移動案内面25rに連続して荷台3の前方側に形成された第二の移動案内面25fとを有して形成され、さらに、第二の移動案内面25fの車両上下方向での位置は、第一の移動案内面25rの車両上下方向での位置よりも車両上方側にオフセット量Tだけ偏倚した位置に設けられているので、荷台3の後端である荷台接地ローラ26を可及的速やかに地上GLに接地させて、荷台3の後端が接地する間の荷台3の片持ち状態を早期に解消することができる。
したがって、荷台接地ローラ26の接地によって荷台3が可及的速やかに両持ち状態になり、荷台縦根太受けローラ39部分に集中的に掛かる荷重が分散され、一の高さのみからなる移動案内面を設ける場合に比べて、荷台3に生じる曲げ応力の集中も可及的速やかに緩和することができる。
なお、第一の移動案内面25rと第二の移動案内面25fとの間には、図2に示すように、相互の面を繋ぐ斜面25sが形成され、これにより、第一の移動案内面25rと第二の移動案内面25fとがよりなだらかに連続する面として設けられているので、オフセット量Tを設けて偏倚させた移動案内面25aであっても、荷台3をスムーズにスライド移動させることができる。
特に、本実施形態の例では、荷台スライドシリンダ11が全伸長した位置に対応して、この第二の移動案内面25fが形成される位置は、荷台縦根太受けローラ39に対向する位置に設けられているので、傾斜フレーム18が傾斜位置に位置する際の後傾量を少なくし、早期に荷台3の後端である荷台接地ローラ26を接地させられるので、図9(c)に示すように、傾斜フレーム18の先端の高さが高くなる程度を抑えることができ、これにより、本実施形態の例では、傾斜フレーム18の先端の高さを自車両の最大高さHT以下に収めることをも可能としている。
以上説明したように、この荷台昇降装置およびこれを備える車両運搬車1によれば、チェーンを用いずに、作動不良や故障を少なくし、また、メンテナンスを簡素化可能であり、さらに、作動音を低減することができる。
なお、本発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置およびこれを備えた貨物自動車は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
例えば上記実施形態では、前記乗換機構は、荷台3の前端部に設けられた係合フック23と、乗換フレーム9に設けられた係合フック嵌合ピン22とを備えて構成されており、係合フック嵌合ピン22は、前方案内レール31の端部に対向する位置に位置するように設けられ、自車両の後方にスライド移動してきた係合フック23に係合可能になっている例で説明したが、これに限定されず、荷台3を前方案内レール31から後方案内レール33上の乗換フレーム9に受け渡し可能であれば、種々の構成が採用可能である。しかし、簡単な構成で乗換機構を構成可能とする上では、上記実施形態のように、乗換機構を、荷台3の前端部に設けられた係合フック23と、乗換フレーム9に設けられた係合フック嵌合ピン22とを備えて構成することは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、乗換機構は、係合フック23および係合フック嵌合ピン22相互を係合させるのみでなく、さらに、荷台前側ローラ24は、それまで案内されていた前方案内レール31から乗換フレーム9に形成されている荷台前側ローラ係合溝21に入るようになっており、いわば二重の係合手段によって係合させている例で説明したが、これに限定されず、例えば荷台前側ローラ24を係合させずに、一つの係合手段のみによって乗換機構を構成してもよい。しかし、スライド移動時において、例えば荷台3の横ずれや振れ等が確実に防止し、一層確実な乗り換えを可能とする上では、上記実施形態のように、二重の係合手段によって係合させることは好ましい。
さらには、例えば上記実施形態では、リヤステー60を地上GLから離間した離間位置と地上GLに接地した接地位置とにそれぞれ回動させる回動手段としてリヤステーシリンダ12を用いた例で説明したが、これに限定されず、例えばリヤステーシリンダ12に代えてモータを用いてもよい。
本発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置を備える貨物自動車の一実施形態である車両運搬車の側面図である。 図1での荷台の側面図である。 荷台昇降装置のスライド移動機構の平面図である。 スライド移動機構のフレーム部の説明図であり、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図である。 スライド移動機構のアクチュエータ部の説明図であり、同図(a)はその側面図、同図(b)は同図(a)でのA矢視図、同図(c)は同図(a)での傾斜シリンダが伸長された状態の図である。 荷台を自車両の後方に降ろした際の要部を説明する図であり、同図は図9(g)での要部を拡大した図を示してもいる。 図6でのE−E断面図である。 図1での要部断面図(a)〜(d)であり、同図(a)は図1でのA−A断面図、同図(b)は図1でのB−B断面図、同図(c)は図1でのC−C断面図、また、同図(d)は図1でのD−D断面図である。 スライド移動機構の動作を説明する図(a)〜(g)であり、各図は、図1の側面図に対応する図をそれぞれ示している。
符号の説明
1 車両運搬車(貨物自動車)
2 シャシフレーム
3 荷台
4 後煽り
5 鳥居
6 スライド移動機構
7 アクチュエータ部
8 フレーム部
9 乗換フレーム
10 前方シリンダ
11 荷台スライドシリンダ(後方シリンダ)
12 リヤステーシリンダ
13 スライド移動シリンダ
14 傾斜シリンダ
15 移動フレーム
16 乗換フレーム後ローラ
17 乗換フレーム前ローラ
18 傾斜フレーム
19 前方シリンダ連結ブラケット
20 荷台連結ブラケット
21 荷台前側ローラ係合溝
22 係合フック嵌合ピン(係合軸)
23 係合フック
24 荷台前側ローラ
25 縦根太
26 荷台接地ローラ
27 固定フレーム横根太
28 固定フレーム縦根太
29 固定フレーム本体
30 第一案内レール支柱
31 前方案内レール
32 (前方案内レールの)傾斜部
33 第一案内レール(後方案内レール)
34 第二案内レール(後方案内レール)
35 移動フレーム案内レール
39 荷台縦根太受けローラ
41 乗換フレーム横根太
42 乗換フレーム縦根太
60 リヤステー

Claims (5)

  1. 荷台を自車両の後方に降ろして車両等の貨物を積載するとともに、その積載した貨物を、前記荷台を格納して運搬する貨物自動車に用いられ、複数の油圧シリンダとして、シャシフレーム側に連結される前方シリンダと、荷台側に連結される後方シリンダとを有し、これら前方シリンダおよび後方シリンダを用いて前記荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動させるスライド移動機構を備える荷台昇降装置であって、
    前記スライド移動機構は、荷台をシャシフレーム上の前方で案内する前方案内レールと、その前方案内レールから荷台を乗り換えさせる乗換フレームと、その乗換フレームをシャシフレーム後方から自車両の後方に降ろした位置まで案内する後方案内レールとを有する乗換機構を備え、当該乗換機構は、前記前方シリンダおよび後方シリンダの間に設けられて、前記前方シリンダおよび後方シリンダ相互を複数の支軸を介して繋いでいることを特徴とする貨物自動車用荷台昇降装置。
  2. 前記乗換機構は、前記荷台の前端部に設けられた係合フックと、前記乗換フレームに設けられた係合軸とを備えて構成されており、
    前記係合軸は、前記係合フックに対向する位置に設けられ、前記後方シリンダの作動に応じて自車両の後方にスライド移動してきた前記係合フックに係合するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  3. 前記乗換機構は、前記荷台の前端部に設けられて前記前方案内レールに案内されつつ転動する荷台前側ローラと、前記乗換フレームに設けられた係合溝とを更に備えて構成されており、
    前記係合溝は、前記前方案内レールの端部に対向する位置に設けられ、自車両の後方に前記前方案内レールに沿って転動してきた前記荷台前側ローラを、当該係合溝に係合させるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  4. 前記乗換機構は、前記前方シリンダの作動に応じてシャシフレーム上の後方且つ自車両の前後方向に沿って移動する移動フレームと、その移動フレーム上に回動可能に設けられた傾斜フレームと、その傾斜フレームをシャシフレームに沿って倒した倒伏位置と自車両後方に傾斜した傾斜位置とにそれぞれ回動させる傾斜シリンダと、前記傾斜フレーム後方に設けられて前記乗換フレームをスライド移動可能に支持するとともに前記後方案内レールの前半部分を受け持つ第一案内レールと、シャシフレーム後方に回動可能に設けられて前記後方案内レールの後半部分を受け持つ第二案内レールを有するリヤステーと、そのリヤステーを地上から離間した離間位置と地上に接地した接地位置とにそれぞれ回動させるリヤステーシリンダと、前記傾斜フレームに設けられて前記乗換フレームを前記後方案内レールに沿ってスライド移動させるスライド移動シリンダと、を備えており、
    当該乗換機構は、前記傾斜フレームが前記傾斜位置のときに且つ前記リヤステーが前記接地位置のときに、前記第一案内レールおよび前記第二案内レール相互を連続させて一の後方案内レールを構成し、前記スライド移動シリンダの作動に応じて、前記乗換フレームに乗り換えた前記荷台を、当該後方案内レールに沿ってシャシフレーム上から自車両の後方に降ろす上で必要な高さまで下げるように移動させつつ支持するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の貨物自動車用荷台昇降装置。
  5. 荷台を自車両の後方に降ろして車両等の貨物を積載するとともに、その積載した貨物を、前記荷台を格納して運搬するための貨物自動車であって、
    前記荷台をシャシフレーム上に格納した位置から自車両の後方に降ろした位置までスライド移動可能なスライド移動機構を有する荷台昇降装置を備え、前記荷台昇降装置として、請求項1〜4のいずれか一項に記載の貨物自動車用荷台昇降装置が装備されていることを特徴とする貨物自動車。
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