JP2001509081A - 原料加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 輸送時にあっては、第１車輪付きユニット（３）と第２車輪付きユニット（４）との間に架設状態で連結されるように適合された、破砕機または細断機（２）などの原料加工装置が、第１及び第２ユニットのそれぞれが連結手段を備える。この装置はまた、装置フレームと、装置フレームの前部及び後部のそれぞれに前部連結手段及び後部連結手段とを備える。この装置フレームの前部連結手段及び後部連結手段が第１及び第２連結手段にそれぞれ連結される時、装置（２）が第１及び第２ユニットとの間に架設状態で連結されるように前部及び後部連結手段が配置される。車輪付きユニット（３，４）の一方或いは両方または装置フレームに連結され、装置フレームの連結手段と前部及び後部車輪付きユニットの連結手段のそれぞれを連結するために装置を持ち上げることが可能なリフト手段（３７）をこの装置は備える。

Description

【発明の詳細な説明】 原料加工装置技術分野 本発明は、原料加工装置に関連し、より詳細には、輸送中に２つの独立した車 輪付きユニット間に架設状態で連結されるように適合された原料加工装置に関す る。ただし、これに限定されるものではない。本発明に関する原料加工装置の例 は、破砕機（crusher）、細断機（shredder）、篩い分け装置（screening devic e）、及び破砕機と篩い分け装置との組み合わせ等である。背景技術 篩い分け装置は、公知であり、典型的には装置フレーム、及び篩い分けによっ て取り除かれた異なった部分を別の堆積部に排出するための１つ或いは複数の排 出コンベヤーを有する。篩い分け装置はまた、採石場でこの装置の移動を容易に するクローラー（crawler track）等の推進手段を通常は備える。ただし、この 装置を道路で輸送する際は通常、低床式ローダー（low loader）が必要となる。 篩い分け装置の多くは、高さまたは全長を減じた移送モードに折りたたみ可能で あるが、低床式ローダー手段にこの装置を積載するためには、地面からかなり高 い位置に篩い分け装置を持ち上げなければならない。したがって、低床式ローダ ーとこの装置を組み合わせた全高が、橋或いは生茂った並木道を通過するとき問 題となる可能性がある。好適な実施例 本発明の一実施例によれば、輸送中にあっては、第１連結手段を備えた第１の 車輪付きユニットと第２連結手段を備えた第２の車輪付きユニットとの間に架設 状態で連結されるように、適合された原料加工装置を提供する。 この原料加工装置は、 装置フレームと、 装置フレームの前部及び後部にそれぞれ配設された前部及び後部の連結手段と 装置フレーム或いはこのユニットの片側または両側に設置された昇降手段とを 有し、 前部連結手段が第１連結手段に連結され、後部連結手段が第２連結手段に連結 されたとき、前記装置が第１ユニットと第２ユニットとの間に架設状態で連結さ れるように、前部及び後部の連結手段が適合されており、 昇降手段が、第１連結手段を前部連結手段に、かつ第２連結手段を後部連結手 段に連結するために当該装置を持ち上げることが可能である。 本発明の装置の利点は、２つの独立した車輪付きユニットと連結することによ り、この原料加工装置と低床式ローダーとを組み合わせた高さほど高くない輸送 手段の組み立てが可能となる。 装置は、更なる移動手段を備えることも可能である。この移動手段は、クロー ラーを備えることが可能である。この利点は、装置が車輪付きユニットから独立 して移動ができることである。 好ましくは、リフト手段が、装置フレームの前部及び後部それぞれを持ち上げ るための前部ジャッキ及び後部ジャッキを有する。 前部及び後部のジャッキが、装置フレームの前部及び後部を別々に持ち上げる ように適合可能である。したがって、装置の後部端を持ち上げる前に、装置の前 部を持ち上げて第１ユニットに連結が可能という利点がある。 好適な実施例によれば、第１車輪付きユニットがトラクターユニットであり、 第２車輪付きユニットがボギー（bogie）ユニットである。 前部及び後部の連結手段のどちらか一方が装置フレームにピボットによって連 結され、対応するトラクターまたはボギーの連結手段に連結するための展開した 状態から格納した状態に回動可能であることが望ましい。したがって、装置がト ラクターユニット及びボギーユニットに連結されていない時は、前部及び後部の 連結手段が回動して格納位置に戻ることが可能であり、篩い分け装置の全長が減 じられ、操作性が高まるという利点がある。 この装置には、破砕機または細断機、篩い分け装置、または破砕機／細断機と 篩い分け装置との組み合わせが可能であり、さらに排出コンベヤーを含むことも 可能である。 本発明の別の実施例によれば、トラクター連結手段を備えるトラクターと、ボ ギー連結手段を備えるボギーと、原料加工ユニットとを有する輸送装置を提供す る。 この原料加工ユニットは、 装置フレームと、 装置フレームの前部及び後部それぞれに配設された前部及び後部の連結手段と 、 装置フレームに連結されたリフト手段とを有し、 前部連結手段が第１連結手段に連結され、後部連結手段が第２連結手段に連結 されたとき、この装置がトラクターとボギーユニットとの間に架設状態で連結さ れるように前記前部及び後部の連結手段が適合されており、 前記リフト手段が、トラクター連結手段を前部連結手段に、かつボギー連結手 段を後部連結手段に連結するために当該装置の持ち上げが可能に適合されている 。 本発明の輸送装置は、篩い分け装置を低床式ローダーに積載するのに 比べて、全高が低いという利点がある。 本発明のさらなる別の実施例によれば、トラクター用連結手段を備えるトラク ターユニットと、ボギー用連結手段を備えるボギーユニットと、原料加工ユニッ トとを有する輸送装置の組み立て方法を提供する。 前記原料加工ユニットは、 装置フレームと、 装置フレームの前部及び後部それぞれに配設された前部及び後部の連結手段と 、 装置フレームに設置されたリフト手段とを有し、 前部連結手段が第１連結手段に連結され、後部連結手段が第２連結手段に連結 されたとき、前記装置がトラクターユニットとボギーユニットとの間に架設状態 で連結されるように適合されており、 前記リフト手段が、トラクター連結手段を前部連結手段に、かつボギー連結手 段を後部連結手段に連結するためにこの装置の持ち上げが可能に適合されており 、 前記組み立て方法が、 地面から装置フレームを持ち上げるリフト手段を延長する過程と、 トラクター連結手段を前部連結手段に、ボギー連結手段を後部連結手段に互い に連結する過程と、 トラクターユニットとボギーユニットとの間に装置を架設状態にするためのリ フト手段を収縮する過程とを含む。 装置の後部先端が持ち上げられ後部連結手段がボギー連結手段に連結される前 に、前部先端部が持ち上げられ前部連結手段がトラクター連結手段に連結される のが好ましい。この時、装置の片側端のみが地面から持ち上げられるため、装置 が常に安定しているという利点がある。図面の簡単な説明 例を用いて本発明を説明するが、以下の参照図面に限定されるものではない。 第１図は、原料加工装置、トラクターユニット、ボギーユニットを備える輸送 装置を示す。 第２図は、本発明に基づいたボギーユニットの端面図を示す。 第３図は、本発明に基づいたボギーユニットの側面図を示す。詳細な説明 第１図に示されるのは、破砕装置２、第１及び第２の独立した車輪付きユニッ トを含む輸送装置である。好ましくは第１及び第２車輪付きユニットが、トラク ターユニット３及びボギーユニット４を含む。 破砕機（または細断機）が本発明に関連する原料加工装置の一例にすぎず、例 えば、篩い分け装置、篩い分け装置と破砕機／細断機の組み合わせなど別のタイ プの装置が使用可能であることは、容易に理解されるであろう。 トラクターユニット３が、車輪６，７，８によって支持されるシャーシ５を含 む。このシャーシ５が、車輪６，７，８に駆動力を供給する駆動ユニット９を支 持する。装置２に配設された第５輪タイプの連結手段と連結するための開口（図 示せず）を備えるトラクター連結手段１０が、シャーシ５によって支持され、後 部車輪７，８の上部に位置する。 ボギーユニット４が、複数のボギーの車輪１２，１３，１４に連結されたボギ ーのシャーシ１１を有する。篩い分け装置２とボギーユニット４とを連結するた めのボギーの連結手段１５が、シャーシ１１によって支持される。ボギーユニッ ト４が、第２図に詳細に示されている。 装置２が、矩形ベース部１６、前方支持部１７、及び後方支持部１８を備える 装置フレーム１５を有する。矩形ベース部１６が、モーターユニット１９及び移 動手段２０を支持する。移動手段２０が、矩形ベース 部１６の各側に位置する一対のクローラー２１を備える。クローラー２１が、装 置２の移動に使用される。装置２はさらに、前方支持部１７の上側エッジ２３に 連結されたホッパー２２を含む。このホッパー２２は、その上側表面に位置する 入口部２４、及びその下側表面に位置する出口部２５を備える。等間隔に配置さ れた多数のバーが、入口部２４の全域に渡って延在する。排出用傾斜路２４が、 ホッパーの下側の第１の端部２７から後方支持部１８の後方の第２の端部２８に 延在する。この排出用傾斜路２６が、第１端部２７から供給された原料を第２端 部２８に移送し装置フレーム１５付近にこの供給された原料を排出するコンベヤ ーベルト２９を備える。 破砕する原料を、砕石機によってホッパー２２の入口部２４の上に堆積する。 入口部２４にかかるバーにより、各バー間の隙間より小さく採石された原料のみ がホッパー２２を通過して、排出用傾斜路２６の第１の端部２７の上に落下する 。また、入口部２４にかかる各バーによって、各バー間の隙間より大きい採石原 料が、ホッパー２２を通過するのを妨げる。このバーが、この原料を装置フレー ム１５の側部に寄せる。 ボギーの連結手段１５と互いに連結するように適合された第５輪連結手段（図 示せず）を備える後部連結手段３０が、装置フレーム１５の後方支持部１８の下 側に配設される。 Ｌ型ピボットアーム３２が、装置フレーム１５の前方支持部１８にピボット３ １によって連結される。このピボットアーム３２は、概ね直交する第１アーム３ ３と第２アーム３４を備える。第１アーム３３から遠く離れた第２アーム３４の 端部が、ピボット３１に連結される。トラクター連結手段１８との連結に適した 第５輪タイプ連結手段３６を備える前部連結手段３５が、第２アーム３４から遠 く離れた位置で第１アーム３３に連結される。第１アーム３３が篩い分け装置２ から離れて延在す る水平面に位置する展開した状態のピボットアーム３２が示されている。ピボッ トアーム３２は、展開した位置から９０度時計回りに回動して、格納位置に戻す ことができる。この位置では、第２アーム３４が垂直面に位置し、装置フレーム １５の前方支持部１７に接触している。ピボットアーム３２が、固定装置（図示 せず）を用いてこの位置で、通常は保持可能である。ピボットアーム３２がトラ クターユニット３に連結されていない時は通常、全長が減じられ操作性が高まる ように格納位置で保持する。 装置フレーム１５の矩形ベース部１６の四つの角に概ねそれぞれが位置する４ 個の油圧式ピストン３８，３９を備えるリフト手段３７が、装置フレーム１５か ら突き出ている。地面から離れ収縮された位置にある四つの油圧式ピストンが、 示されている。 第２図及び第３図は、ボギーユニット４の詳細を示す。装置フレーム１５の後 方支持部１８をボギーユニット４に正確に整列して案内する２つの側面壁４０， ４１が、ボギーシャーシ１１から上方に延在する。ボギーシャーシ１１の前方か ら後方に移動するにつれて、シャーシ１１から遠ざかって延在する案内傾斜路４ ２が、側面壁４０と４２との間に延在する。後部連結手段３０を受容するように 適合された開口４３を備えるボギー連結手段１５が、案内傾斜路４２の中に位置 する。 第１図に示される輸送装置１を組み立てるために、前部の一対の油圧式ピスト ンを延長し、前部クローラ２１を持ち上げて地面から離す。続いて、前部連結手 段３５の第５輪連結手段３６を回転して水平面に位置するように、ピボットアー ム３２を伸びる位置まで回動する。続いて、前部連結手段３５がトラクター連結 手段１０と概ね同じ高さになるように、必要に応じて前部ピストン３８をさらに 調節する。続いて、トラクターユニット３を前部連結手段３５に向けてバックさ せ、トラクター連 結手段１０と前部連結手段３５とを互いに連結する。 次ぎに、後部の１対の油圧式ピストン３９を延長し、クローラー２１が地面か ら離れて持ち上げる。後部連結手段３０がボギー連結手段１５と同じ高さになる まで、後部ピストン３９を延長する。続いて、ボギーユニット４を後方連結手段 ３０に向けて移動し、後方連結手段３０とボギー連結手段１５とを互いに連結す る。 最終的には４個のピストンが収縮され、装置２がトラクターユニット３とボギ ーユニット４との間に架設状態で連結される。 輸送装置１をトラクターユニット３、ボギーユニット４、装置２に分解するた めに、地面に接触するまで４個のピストン３８，３９全てを延長し、装置２の重 量を支える。続いて、装置２からトラクターユニット３及びボギーユニット３の 連結を外し、装置２から切り離す。続いて、ピストン３８，３９をゆっくりと収 縮させ、クローラー２１が地面に着いて篩い分け装置２が地面に支えられるまで 下げる。続いて、ピストン３８，３９を地面から十分に離れた位置にくるまで十 分に収縮させる。次ぎに、装置２を移動するのにクローラー２１が使用可能とな る。 装置１を組み立てる他の方法も可能である。たとえば、前部ピストン３８を延 長する前に、後部ピストン３９を延長して後部連結手段３０とボギー連結手段１ ５とを連結することが可能である。別法では、トラクターユニット３またはボギ ーユニット４のどちらか一方を装置２に連結する前に、前部及び後部のピストン ３８，３９の両方を延長し、装置２を持ち上げることも可能である。 装置フレームにリフト手段を設ける別法として、エアーバッグなどの昇降手段 を車輪付きユニットの片方或いは両方に設け、車輪付きユニットに対して装置を 積載したり、下ろしたりする動作が可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＣＡ，Ｄ Ｅ，ＧＢ，ＪＰ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．輸送時にあっては、第１連結手段を備えた第１の車輪付きユニットと第２連 結手段を備えた第２の車輪付きユニットとの間に、架設状態で連結されるように 適合された原料加工装置であって、 装置フレームと、 前記装置フレームの前後に設けられた前部及び後部連結手段と、 前記車輪付きユニットの片側または両側、或いは前記装置フレームに連結され たリフト手段とを有し、 前記前部連結手段が前記第１連結手段に連結され、前記後部連結手段が前記第 ２連結手段に連結されたとき、前記装置が前記第１ユニットと前記第２ユニット との間に架設状態で連結されるように、前記前部及び後部連結手段が適合されて おり、 前記リフト手段が、前記第１連結手段を前記前部連結手段に、かつ前記第２連 結手段を前記後部連結手段に連結するために当該装置を持ち上げる動作が可能に されていることを特徴とする装置。 ２、前記装置が、さらに移動手段を含むことを特徴とする請求項１に記載の装置 。 ３、前記移動手段が、クローラーを含むことを特徴とする請求項２に記載の装置 。 ４、前記リフト手段が、前記前部及び前記後部装置フレームをそれぞれ持ち上げ るために前部ジャッキ及び後部ジャッキを含むことを特徴とする請求項１乃至請 求項３の何れかに記載の装置。 ５、前記前部及び前記後部のジャッキが、前記前部及び前記後部の装置フレーム を別々に持ち上げるように適合されていることを特徴とする請求項４に記載の篩 い分け装置。 ６、前記前部或いは前記後部の連結手段の少なくても一方が、ピボット によって前記装置フレームに連結され、対応する前記第１または前記第２連結手 段と連結するための展開した位置と格納位置との間を回動可能であることを特徴 とする請求項１乃至請求項５の何れかに記載の装置。 ７、前記装置が、さらに排出用コンベヤーを含むことを特徴とする請求項１乃至 請求項６の何れかに記載の装置。 ８、トラクター連結手段を含むトラクターユニットと、ボギー連結手段を含むボ ギーユニットと、原料加工ユニットとを含む輸送装置であって、 前記原料加工ユニットが、 装置フレームと、 前記装置フレームの前後に設けられた前部及び後部連結手段と、 前記装置フレームに連結されたリフト手段とを有し、 前記前部連結手段が前記トラクター連結手段に連結され、前記後部連結手段が 前記ボギー連結手段に連結されたとき、前記装置が前記トラクターユニットと前 記ボギーユニットとの間に架設状態で連結されるように、前記前部及び後部連結 手段が適合されており、 前記リフト手段が、前記トラクター連結手段を前記前部連結手段に、かつ前記 ボギー連結手段を前記後部連結手段に連結するために当該装置を持ち上げるよう に適合されていることを特徴とする輸送装置。 ９、トラクター連結手段を備えるトラクターユニットと、ボギー連結手段を備え るボギーユニットと、原料加工ユニットとを含む輸送装置の組み立て方法であっ て、 前記原料加工ユニットが、 装置フレームと、 前記装置フレームの前後に設けられた前部及び後部連結手段と、 前記車輪付きユニットの片側または両側、或いは前記装置フレームに連結され たリフト手段とを有し、 前記前部連結手段が前記トラクター連結手段に連結され、前記後部連結手段が 前記ボギー連結手段に連結されたとき、前記装置が前記トラクターユニットと前 記ボギーユニットとの間に架設状態で連結されるように、前記前部及び後部連結 手段が適合されており、 前記リフト手段が、前記トラクター連結手段を前記前部連結手段に、かつ前記 ボギー連結手段を前記後部連結手段に連結するために当該装置を持ち上げるよう に適合されており、 前記組み立て方法が、 地面から前記装置フレームを持ち上げる前記リフト手段を延長する過程と、 前記トラクター連結手段を前記前部連結手段と、前記ボギー連結手段を前記後 部連結手段とを互いに連結する過程と、 前記トラクターユニットと前記ボギーユニットとの間に前記篩い分け装置を架 設状態にするようにリフト手段を収縮する過程とを含むことを特徴とする輸送装 置の組み立て方法。 １０、前記フレームの前記後方端部が持ち上げられ前記ボギー連結手段に連結さ れる前に、前記装置フレームの前記前方端部が持ち上げられ、前記前方連結手段 が前記トラクター連結手段に連結されることを特徴とする請求項９に記載の組み 立て方法。