JP2008282904A - モールドパッケージおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アウターリードレスタイプのモールドパッケージにおいて、モールド樹脂の一面と他面の両面側から、溶接によるリード接続を可能とする。
【解決手段】モールド樹脂40の下面42における周辺部にリード30の下面32が露出するアウターリードレスタイプのモールドパッケージ100において、モールド樹脂40の上面41側において当該上面41の周辺部を切り欠かれた形状とし、この切り欠かれた部分を介して、リード30の上面31の一部を、モールド樹脂40の上面41側に露出する露出部31aとして構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モールド樹脂の上面からパッケージをみたとき、モールド樹脂の外周端部からリードが外側に突出していないモールドパッケージ、すなわち、QFN(クワッドフラットノンリードパッケージ)などのアウターリードレスタイプのモールドパッケージおよびその製造方法に関する。
従来より、この種のモールドパッケージとしては、電子部品および電子部品と電気的に接続されたリードを、モールド樹脂にて封止してなり、モールド樹脂の下面における周辺部にリードの下面が露出するアウターリードレスタイプのものが提案されている。このものは、モールド樹脂の上面からパッケージをみたとき、モールド樹脂の外周端部からリードが外側に突出していないものである。
そして、このものを配線基板などに実装するときには、モールド樹脂の下面を基板に対向させ、そこから露出するリードの下面にて、当該配線基板とはんだ付けを行うようにしている。
特許第3428591号公報
ところで、今後、電子部品の大電流対応化が進んだ場合、リードと外部との接続は、従来のはんだに代えて、溶接で行うことが好ましいと考えられる。
しかし、アウターリードレスタイプのモールドパッケージでは、リードにおけるモールド樹脂からの露出は、当該モールド樹脂の下面とその周囲の外周端部のみである。ここで、モールド樹脂の外周端部にて露出するリードの部分は、面積が小さいため、実質的に溶接可能な方向は、モールド樹脂の下面側に限られてしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、アウターリードレスタイプのモールドパッケージにおいて、モールド樹脂の一面と他面の両面側から、溶接によるリード接続を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、モールド樹脂(40)の一面(42)における周辺部にリード(30)の一面(32)が露出するアウターリードレスタイプのモールドパッケージにおいて、モールド樹脂(40)の一面(42)とは反対側に位置するモールド樹脂(40)の他面(41)側において当該他面(41)の周辺部を切り欠かれた形状とし、この切り欠かれた部分を介して、リード(30)の一面(32)とは反対側に位置するリード(30)の他面(31)の一部を、モールド樹脂(40)の他面(41)側に露出する露出部(31a)として構成したことを特徴とする。
それによれば、アウターリードレスタイプのモールドパッケージにおいて、モールド樹脂(40)の一面(42)側、他面(41)側から、それぞれ、リード(30)の一面(32)、他面(31)が露出しているため、モールド樹脂(40)の一面(42)、他面(41)の両面側から溶接によるリード接続が可能となる。
ここで、リード(30)の他面(31)における露出部(31a)と当該露出部(31a)以外の部位との間を区画するモールド樹脂(40)の端面(44)を、露出部(31a)の外方に向かって広がるように傾斜した傾斜面としてもよい(後述の図12参照)。それによれば、溶接時のアライメントが容易になる。
また、複数本のリード(30)が配列されている場合、複数本のリード(30)のすべてのリードに渡ってモールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部が連続して切り欠かれた形状とし、当該すべてのリード(30)の他面(31)において露出部(31a)が設けられていてもよい(後述の図3参照)。
また、複数本のリード(30)が配列されている場合、複数本のリード(30)のうちの一部のリードについてモールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部が切り欠かれた形状とし、当該一部のリードの他面(31)において露出部(31a)が設けられていてもよい(後述の図16等参照)。
また、リード(30)の他面(31)における露出部(31a)は、リード(30)の他面(31)における中間部からモールド樹脂(40)の外周端寄りの端部までの連続した領域であるものにできる(後述の図1、図3等参照)。
また、リード(30)の他面(31)における露出部(31a)は、リード(30)の他面(31)における中間部の領域であり、リード(30)の他面(31)におけるモールド樹脂(40)の外周端寄りの端部は、露出部ではなくモールド樹脂(40)にて封止されているものにできる(後述の図14、図15参照)。
また、リード(30)の他面(31)における露出部(31a)を、露出部(31a)以外のリード(30)の他面(31)における部位に比べて、凹んだ状態で薄くなっているものとしてもよい(後述の図20参照)。溶接性を確保する点を考慮すれば、このようにすることが好ましい。
また、リード(30)の溶接性およびモールド樹脂(40)との剥離防止を考慮すれば、リード(30)の他面(31)における露出部(31a)の長さ(l)を、リード(30)の厚さ(t)以上であってリード(30)の長さ(L)の1/2以下であるものにすることが好ましい(後述の図19参照)。
また、上記特徴を有するモールドパッケージを製造する方法としては、リード(30)の連結部にてリードフレーム(300)およびモールド樹脂(40)を切断する切断工程において、ブレード(401)を用いて、モールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部を、リード(30)の他面(31)に到達するまで切削することで除去し、露出部(31a)を形成するようにしてもよい。
それによれば、適切に露出部(31a)を形成し、上記特徴を有するモールドパッケージを適切に製造できる。
ここで、切断工程では、ブレードとして第1のブレード(401)および第1のブレード(401)よりも刃幅の小さい第2のブレード(402)を用意し、第1のブレード(401)によりモールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部の切削・除去を行った後、第2のブレード(402)によりリード(30)の切断を行うようにしてもよい(後述の図5参照)。
また、切断工程では、ブレードとして上記第1のブレード(401)および上記第2のブレード(402)を用意し、第2のブレード(402)によりリード(30)の切断を行った後、第1のブレード(401)によりモールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部の切削・除去を行うようにしてもよい(後述の図6参照)。
また、ブレード(403)として、リード(30)の切断を行うための第1の刃部(403a)と、第1の刃部(403a)よりも切断方向において引っ込んだ位置に設けられ且つ第1の刃部(403a)よりも両側に突出して刃幅の大きい第2の刃部(403b)とを有するものを用いてもよい。
この場合、切断工程では、第1の刃部(403a)によってリード(30)の切断を行うとともに、第2の刃部(403b)によってモールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部の切削・除去を行うようにすれば(後述の図7、図8参照)、一括して、リード(30)の切断と露出部(31a)の形成を行える。
また、リード(30)の他面(31)における露出部(31a)となる部位に、剥離材(500)を設けて、モールド樹脂(40)による封止を行い、ブレード(402)によってモールド樹脂(40)に対してリード(30)の他面(31)まで到達する切れ込み(K)を入れた後に、この切れ込み(K)を介して、モールド樹脂(40)を剥離材(500)とともにリード(30)から剥離させるようにしてもよい(後述の図9参照)。この場合、リード(30)に対してブレード(402)による傷を極力与えることなくモールド樹脂(40)の除去を行える。
また、リード(30)の他面(31)における露出部(31a)となる部位に、予め凸部(31b)を設け、切断工程では、ブレード(401)によってモールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部を切削・除去することで、凸部(31b)を露出部(31a)として露出させるようにしてもよい(後述の図10参照)。
リード(30)の他面(31)の露出部(31a)において凸部(31b)を露出させることで、露出部(31a)以外の部位におけるリード(30)の削りすぎを防止し、リード(30)の厚さを確保できる。
さらに、この場合、凸部(31b)を、リード(30)の厚さ方向において幅が変化しているものとし、凸部(31b)を切削・除去する量を変えることにより、露出部(31a)の露出面積を制御するようにしてもよい(後述の図11参照)。それによれば、ブレードによる削り量を変えることで、露出部(31a)の面積を調整できる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るモールドパッケージ100の概略断面構成を示す図であり、図2において(a)、(b)は、それぞれ図1のモールドパッケージ100の上面図、下面図である。なお、以下、各構成要素における上面、下面とは、図1中の各構成要素において上側に位置する面、下側に位置する面を意味するものにすぎず、実際の上下関係まで限定するものではない。
本実施形態のモールドパッケージ100は、大きくは、ヒートシンク10の上面11上に回路基板20を搭載し、この回路基板20とリード30とを電気的に接続し、ヒートシンク10の上面11側にて回路基板20およびリード30を、モールド樹脂40によって封止してなる。
ヒートシンク10は、回路基板20の熱を放熱する板状のものであり、放熱性に優れた銅、モリブデン、アルミニウム、鉄などの材料よりなる。そして、ヒートシンク10の上面11とは反対側の下面12は、モールド樹脂40の下面42から露出しており、放熱面として構成されている。
回路基板20は、セラミック基板やプリント基板などよりなる。この回路基板20の上面21には、電子部品50、51が搭載されている。また、回路基板20の下面22とヒートシンク10の上面11との間には、接着剤60が介在し、回路基板20とヒートシンク10とは接着されている。この接着剤60としては、シリコーン系樹脂などよりなる一般的な接着剤が挙げられる。
また、電子部品50、51としては、ICチップ、コンデンサ、抵抗素子などの表面実装部品であればよい。図1に示される例では、回路基板20の上面21には、電子部品としてICチップ50、コンデンサ51が搭載されている。
これら電子部品50、51は、はんだや導電性接着剤などよりなるダイマウント材55を介して、回路基板20の上面21上に固定され、必要に応じてボンディングワイヤ70を介して回路基板20に電気的に接続されている。
また、リード30は、モールド樹脂40の内部にて回路基板20の周囲に配置されている。このリード30は、銅などのリードフレーム材料よりなるものであり、回路基板20の上面21とリード30の上面31とは、ボンディングワイヤ70により電気的に接続されている。
ここで、上記ボンディングワイヤ70は、一般的なAuやアルミニウムなどよりなるもので、通常のワイヤボンディングにより形成される。そして、本モールドパッケージ100においては、電子部品50、51とリード30とは、回路基板20およびボンディングワイヤ70を介して電気的に接続されている。
モールド樹脂40は、通常、この種のモールドパッケージに用いられるモールド材料、例えばエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂などを採用できる。そして、このモールドパッケージ100は、図示しないケースなどの基材に搭載されて使用されるが、このとき、モールド樹脂40から露出するヒートシンク10の下面12を当該基材に接触させ、放熱を図るようにしている。
ここで、図1に示されるように、モールド樹脂40の外表面のうち、上面41は、回路基板20の上面21を被覆する面であり、下面42はヒートシンク10の下面12が露出する面である。そして、モールド樹脂40は、これら上下両面41、42を矩形状の主面とする矩形板状のものである(図2参照)。
また、モールド樹脂40の下面42は、上記基材等へモールドパッケージ100を搭載するときの当該基材と対向する実装面42である。そして、図1、図2(b)に示されるように、リード30の下面32はモールド樹脂40の下面42にて露出している。
ここで、リード30は、モールド樹脂40の下面42における周辺部にて露出している。具体的には、個々のリード30は、回路基板20側からモールド樹脂40の外周端部に向かってのびる平面短冊形状の板材であり、複数個のリード30が、矩形をなすモールド樹脂40の下面42の各辺に沿って配列されている。
そして、アウターリードレスタイプのモールドパッケージの特徴として、本実施形態においても、モールド樹脂40の上面41からパッケージ100をみたとき、モールド樹脂40の外周端43からリード30が外側に突出していない(図2参照)。
ここにおいて、本実施形態のモールドパッケージ100では、図1、図2(a)に示されるように、通常のこの種のモールドパッケージとは異なり、リード30の下面32だけでなく上面31も、モールド樹脂40から露出している。ここで、図3は、本モールドパッケージ100にてリード30の上面31における露出部31aを拡大して示す概略斜視図である。
図1、図2(a)、図3に示されるように、モールド樹脂40の下面42とは反対側に位置するモールド樹脂40の上面41側において当該上面41の周辺部が切り欠かれた形状となっている。
そして、この切り欠かれた部分を介して、リード30の下面32とは反対側に位置するリード30の上面31の一部が、モールド樹脂40の上面41側に露出し、この露出する部位が露出部31aとして構成されている。
つまり、本実施形態では、従来であればモールド樹脂40の上面41側にてリード30の端部寄りの部分を封止していたモールド樹脂40の部分を除去することにより、リード30の上面31における端部寄りの部位がモールド樹脂40の上面41側に露出している。
特に、ここでは、図2(a)および図3に示されるように、隣り合うリード30の間に位置する部位も含めて複数本のリード30のすべてのリードに渡ってモールド樹脂40の上面41の周辺部を、連続して切り欠かれた形状としている。それにより、複数本のリード30のすべてのリード30の上面31において露出部31aが設けられた状態となっている。
ここでは、この切り欠かれた部位は、モールド樹脂40の上面41の周辺部において、矩形枠状に形成されている。それにより、図2に示されるように、モールド樹脂40の上面41は、これとは反対側の下面42よりも一回り小さな矩形面となっており、上面41の端部は、下面42の端部よりも引っ込んでいる。
このようにして、リード30は、モールド樹脂40の上面41側および下面42側の両方に露出した状態となっている。そして、モールド樹脂40から露出するリード30の上面31の露出部31aおよび下面32は、外部と溶接される面とされている。
図4は、本モールドパッケージ100と外部配線部材200とを溶接した例を示す概略断面図であり、(a)はモールド樹脂40の下面42側から溶接によるリード接続を行った例、(b)はモールド樹脂40の上面41側から溶接によるリード接続を行った例を示している。
ここで、外部配線部材200としては、リン青銅などよりなるバスバーなど、リード30と溶接できるものであればよい。また、溶接方法としては、一般的なレーザ溶接、抵抗溶接、プラズマ溶接などが挙げられる。
本実施形態のモールドパッケージ100によれば、アウターリードレスタイプのモールドパッケージにおいて、モールド樹脂40の下面42側、上面41側から、それぞれ、リード30の下面32、上面31が露出しているため、モールド樹脂40の上下両面41、42側から溶接によるリード接続が可能となる。そして、結果的に、モールドパッケージ100における溶接方向の制約が少なくなる。
図4(a)、(b)には溶接方向が矢印にて表してある。溶接方向とは、たとえばレーザ溶接におけるレーザの照射方向などであり、溶接エネルギーの印加方向である。なお、図4では、外部配線部材200に比べて薄いリード30側を溶接方向としたが、図4(a)、(b)のそれぞれにおいて、図中の矢印とは反対に、外部配線部材200側を溶接方向としてもよい。
また、上述したが、この場合、図2(a)および図3に示されるように、各リード30の間にはモールド樹脂40が存在しており、モールド樹脂40の上面41からパッケージ100を見たとき、モールド樹脂40の外周端43は、リード30におけるモールド樹脂40の外周端43寄りの端部(すなわち先端面)と実質的に同一面にあり、リード30はモールド樹脂40の外周端43の外側に突出していない。そのため、本パッケージ100もアウターリードレスタイプの特徴を有している。
また、図1〜図3に示されるように、本実施形態では、リード30の露出部31aは、リード30の上面31における中間部からモールド樹脂40の外周端43寄りの端部までの連続した領域である。
次に、本実施形態のモールドパッケージ100の製造方法について述べる。本製造方法は、MAP成型技術に基づくものである。全体の流れを述べると、まず、ヒートシンク10の上面11に、接着剤60を介して、電子部品50、51が搭載された回路基板20を固定する。
一方で、複数個のリード30がその端部にて連結されたリードフレーム300、いわゆる多連のリードフレーム300を用意する(後述の図5参照)。そして、各リード30に対して、ヒートシンク10を配置し、ヒートシンク10上の回路基板20と各リード30とをワイヤボンディングすることにより、電子部品50、51とリード30との電気的接続を行う。
その後、このものを成形金型に投入し、モールド樹脂40による封止工程を行う。図5は、この封止工程およびその後の切断工程を示す工程図であり、各工程におけるワークを断面的に示している。
封止工程では、モールド樹脂40の下面42からリード30の下面32が露出するように、リードフレーム300および図示しない電子部品、回路基板、ヒートシンク、ボンディングワイヤを、モールド樹脂40により封止する。
次に、切断工程では、モールド樹脂40およびリードフレーム300を、ブレード401、402を用いてリード30の連結部にて切断し、個々のパッケージの単位に個片化する。
図5(a)に示されるように、ダイシングラインDLでは、異なるパッケージ単位のリード30同士が連結されている。ここで、図示しないが、リードフレーム300における下側には、ダイシングテープが貼り付けられ、リードフレーム300を含むワークを支持している。切断工程では、このリード30の連結部を切断するとともに、当該連結部に位置するモールド樹脂40を切断する。
ここにおいて、本実施形態の切断工程では、まず、図5(b)に示されるように、第1のブレード401を用いて、モールド樹脂40の上面41の周辺部すなわち上記連結部に位置するモールド樹脂40を、リード30の上面31に到達するまで切削して除去する。こうすることで、露出部31aが形成される。
次に、図5(c)に示されるように、第1のブレード401よりも刃幅の小さい第2のブレード402を用意し、モールド樹脂40が除去された部位にて、第2のブレード402によりリード30の切断を行う。それにより、個々のパッケージ単位に個片化されるとともに露出部31aを有するモールドパッケージ100ができあがる。
(第2実施形態)
図6(a)〜(c)は、本発明の第2実施形態に係るモールドパッケージの製造方法の要部を示す工程図であり、本実施形態の切断工程を示している。本実施形態は、上記第1実施形態に比べて、この切断工程を変形したところが相違する。
本実施形態の切断工程でも、ブレードとして第1のブレード401および第1のブレード401よりも刃幅の小さい第2のブレード402を用意するが、本実施形態では、上記第1実施形態とは、リード30の切断とモールド樹脂40の切削・除去との順序を反対にしている。
すなわち、本実施形態の切断工程では、図6(a)、(b)に示されるように、まず、刃幅の小さい第2のブレード402によって、モールド樹脂40およびリード30の連結部の切断を行い、予め、個々のパッケージ単位に個片化する。この時点では、上記ダイシングテープにより、ワークは一体化されている。
その後、このリード30の切断面よりも内側に位置するモールド樹脂40を、刃幅の大きい第1のブレード401によって除去する。この第1のブレード401による切削は、モールド樹脂40の上面41から行っていき、第1のブレード401がリード30の上面31に到達した時点で停止する。
こうすることにより、第1のブレード401によるモールド樹脂40の上面41の周辺部の切削・除去が行われ、リード30の上面31における露出部31aが形成される。こうして、本実施形態においても、上記第1実施形態に示したものと同様のモールドパッケージを製造することができる。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態に係るモールドパッケージの製造方法におけるブレード403を示す概略断面図であり、図8(a)、(b)は本実施形態の切断工程を示す工程図である。本実施形態も、上記第1実施形態に比べて、切断工程を変形したところが相違する。
本実施形態の切断工程では、図7に示されるように、ブレード403として段付き形状のものを用いる。このブレード403は、リード30の切断を行うための第1の刃部403aと、第1の刃部403aよりも切断方向において引っ込んだ位置に設けられ且つ第1の刃部403aよりも両側に突出して刃幅の大きい第2の刃部403bとを有するものである。
そして、本実施形態の切断工程では、図8(a)、(b)に示されるように、第1の刃部403aによってリード30の切断を行うとともに、第2の刃部403bによってモールド樹脂40の上面41の周辺部の切削・除去を行う。ここでは、第2の刃部403bがリード30の上面31に当たった時に、ダイシングを停止する。
これにより、個々のパッケージ単位への個片化および露出部31aの形成が一括して行える。そして、本実施形態の製造方法によっても、上記第1実施形態に示したものと同様のモールドパッケージを製造することができる。
(第4実施形態)
図9(a)、(b)は、本発明の第4実施形態に係るモールドパッケージの製造方法の要部を示す工程図であり、本実施形態の切断工程を示している。上記第1実施形態の製造方法との相違点を中心に述べる。
本実施形態では、まず、封止工程では、リード30の上面31における露出部31aとなる部位に、リード30よりもモールド樹脂40との密着性の小さい剥離材500を設けた状態で、モールド樹脂40による封止を行う。
この剥離材500としては、たとえば、シリコン系樹脂やAuメッキ、Niメッキなど、さらには、樹脂よりなるテープなどが挙げられる。その配置方法は、リード30の上面31における露出部31aとなる部位にのみ配置してもよいが、上記したテープの場合には、各リード30の間をつなぐように配置してもよい。
こうして、剥離材500を設けた状態で封止工程を行った後、切断工程では、まず、上記同様に、ブレードを用いて、モールド樹脂40およびリード30の連結部を切断し、個々のパッケージ単位に個片化する。
その後、図9(a)に示されるように、ダイシングブレードによってモールド樹脂40に対してリード30の上面31まで到達する切れ込みKを入れる。このときのブレードとしては、たとえば上記各実施形態に示したようなリード切断用の第2のブレード402を用いる。
その後、この切れ込みKを介して、剥離材500上のモールド樹脂40に力を加え、当該モールド樹脂40を剥離材500とともにリード30の上面31から剥離させる。それにより、図9(b)に示されるように、上記第1実施形態に示したものと同様のモールドパッケージを製造することができる。
そして、この場合、リード30に対してブレード402による傷を極力与えることなく、モールド樹脂40の除去を行うことができる。なお、上記切れ込みKを入れるタイミングは、リード30の切断による個片化を行う前であってもよい。また、上記切れ込みKを入れることは、ブレード402を用いる以外にも、たとえばレーザによる切削を用いて行ってもよい。
(第5実施形態)
図10(a)、(b)は、本発明の第5実施形態に係るモールドパッケージの製造方法の要部を示す工程図であり、本実施形態の切断工程を示している。上記第1実施形態の製造方法との相違点を中心に述べる。
本実施形態も、上記図5や上記図6などに示したように、第1のブレード401によりモールド樹脂40の上面41の周辺部の切削・除去を行うことにより、リード30の露出部31aを形成するものである。
ここで、本実施形態の製造方法では、図10(a)に示されるように、リード30の上面31における露出部31aとなる部位に、当該上面31から突出する凸部31bを、予め設けておく。そして、このものに対して、上記同様に封止工程を行い、モールド樹脂40による封止を行う。
続いて、切断工程では、上記図5または上記図6に示した方法と同様に、上記第1および第2のブレード401、402を用いて、リード30の切断および露出部31aの形成を行う。ここで、本実施形態では、図10(b)に示されるように、図示しない上記第1のブレードによってモールド樹脂40の上面41の周辺部を切削・除去することで、凸部31bを露出部31aとして露出させる。
それにより、本実施形態のモールドパッケージができあがる。なお、本実施形態のモールドパッケージは、図10に表されていない部分は、上記図1のものと同様である。本実施形態によれば、凸部31bを多少削ったとしても、露出部31a以外のリード30の部位を傷つけることがなく、リード30の厚さを確保する上で好ましい。
ここで、本実施形態における上記凸部31bの形状は、上記図10に示されるものに限定されるものではなく、次の図11(a)、(b)、(c)などに示される各種の形状が可能である。
図11(a)に示される例では、凸部31bを、リード30の上面31からその外方に向かって窄まる円錐形状としている。また、図11(b)に示される例のように、凸部31bはリード30における先端まで広がっていてもよい。また、図11(c)では、凸部31bは、テーパ状の側面を持つものとなっている。
ここで、図11(a)および(c)に示される凸部31bは、リード30の厚さ方向(図11中の上下方向)において幅が変化しているものである。具体的には、当該厚さ方向においてリード30の上面31から離れるに連れて、当該凸部31bの幅が小さくなっている。
この場合、凸部31bを切削・除去する量を変えることにより、露出部31aの露出面積を制御することができる。たとえば、図11(a)に示される凸部31bでは、凸部31bを切削・除去する量を大きくするに連れて、露出部31aの露出面積が大きくなっていく。
(第6実施形態)
図12は、本発明の第6実施形態に係るモールドパッケージ101の概略断面構成を示す図である。上記第1実施形態のモールドパッケージ100(上記図1等参照)との相違点を中心に述べる。
上記第1実施形態では、リード30の上面31における露出部31aと露出部31a以外の部位との間を区画するモールド樹脂40の端面44が、露出面31aに垂直な面であったが、本実施形態においては、図12に示されるように、当該モールド樹脂40の端面44を、露出部31aの外方に向かって広がるように傾斜面としている。
それによれば、レーザ溶接時に照射されるレーザの垂直アライメントの調整精度が低くてもよくなる。つまり、図12中の矢印Y1、Y2に示される方向から、溶接が可能となる。上記第1実施形態の場合、当該矢印Y2のように傾いた方向からは、レーザ照射が行えない。
また、図13は、本実施形態における切断工程を示す工程図であり、傾斜したモールド樹脂40の端面44を製造する方法を示すものである。この場合、上記図7に示したようなブレード403において、さらに、図13に示されるように、端面44に対応した傾斜を有するブレード403を用いればよい。
(第7実施形態)
図14は、本発明の第7実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。上記各実施形態では、リード30の上面31における露出部31aは、リード30の上面31における中間部からモールド樹脂40の外周端寄りの端部までの連続した領域であった。
それに対して、本実施形態では、リード30の上面31における露出部31aは、リード30の上面31における中間部の領域のみである。この場合、リード30の上面31におけるモールド樹脂40の外周端寄りの端部は、露出部ではなく、モールド樹脂40にて封止されている。このような露出部31aは、モールド樹脂40に対してレーザなどによる穴あけ加工を行うことにより、形成可能である。
また、本実施形態の他の例を、図15(a)、(b)、(c)を示す。これら図15に示されるように、本実施形態においても、リード30の上面31における露出部31aと露出部31a以外の部位との間を区画するモールド樹脂40の端面44が、露出部31aの外方に向かって広がるように傾斜した傾斜面であってもよい。この場合も、上記図12のものと同様の効果が期待される。
(第8実施形態)
図16は、本発明の第8実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略斜視図であり、同パッケージにてリード30の上面31における露出部31aを拡大して示すものである。
上記各実施形態では、上記図2(a)や図3に示したように、すべてのリード30に渡ってモールド樹脂40の上面41の周辺部を、連続して切り欠かれた形状とすることで、すべてのリード30の上面31において露出部31aを設けていた。
それに対して、図16に示されるように、複数本のリード30のうちの一部のリード30について、モールド樹脂40の上面41の周辺部を切り欠いた形状とすることで、当該一部のリード30の上面31において露出部31aを設けてもよい。
このような構成は、レーザやブレードなどによるモールド樹脂40の切削・除去により形成可能である。そして、この場合も、この露出部31aを介して、モールド樹脂40の上下両面41、42側から溶接によるリード接続が可能となる。なお、本実施形態は、上記の各実施形態に適用してもよい。
また、図17は本実施形態の他の例を示す概略斜視図である。このように、露出部31aは、1本のリード30の上面31について形成し、隣り合うリード30の間のモールド樹脂40を残すようにした場合について、さらに、具体的な構成について述べておく。図18(a)、(b)はそれぞれ、この場合における露出部31a近傍の部分的な概略断面図である。
つまり、この場合、図18(a)に示されるように、露出部31aを構成する1本のリード30に対して、当該リード30の上面31の両端部よりもさらに外側まで、モールド樹脂40が除去されていてもよいし、図18(b)に示されるように、当該リード30の上面31の両端部がモールド樹脂40で被覆されていてもよい。
(第9実施形態)
図19は、本発明の第9実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。ここでは、リード30の上面31における露出部31aの寸法関係について述べることとする。なお、本実施形態の寸法関係は、上記した各実施形態に適用することが可能である。
図19には、リード30に関する各種の寸法l、t、Lが示されている。寸法lは、リード30の他面31における露出部31aの長さl、寸法tは、リード30の厚さt、寸法Lは、リード30の長さLである。
そして、本実施形態では、リード30の溶接性およびモールド樹脂40との剥離防止を考慮して、露出部31aの長さlを、リード30の厚さt以上であってリード30の長さLの1/2以下としている。つまり、これら寸法の間には、t≦l≦0.5L、という関係が成り立っている。
溶接は、リード30の厚さtの方向に行われ、この方向に溶かし込むものである。そのため、露出部31aの長さlが、リード30の厚さtよりも短いと、溶接強度の確保が困難になる。一方、露出部31aの長さlが、リード30の長さLの1/2よりも長いと、モールド樹脂40によるリード30の支持が不十分となって、モールド樹脂40とリード30とが剥離しやすくなる。そのため、上記寸法関係が好ましい。
(第10実施形態)
図20は、本発明の第10実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。本実施形態は、上記各実施形態のうち、上記図10などに示した凸部31bを有するもの以外ならば、適用することが可能である。
図20に示されるように、本実施形態では、リード30の上面31における露出部31aは、当該露出部31a以外のリード30の他面31における部位に比べて、モールド樹脂40の上面41側から下面42側へ向かって凹んだ状態で薄くなっている。この薄くなっている部位の厚さdは、たとえば0.01mm〜0.5mmとする。
このような構成は、たとえば、上記ブレードによる切削を、過剰に行うことにより、容易に形成できる。この場合、露出部31aの部分を薄くできるので、この部分の溶接性の向上が期待できる。また、露出部31a以外のリード30の部分は、厚さを確保できるので、放熱性の確保も可能である。
(第11実施形態)
図21は、本発明の第11実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。
図21に示されるように、リード30の他面31における露出部31aとしては、外部との溶接ができる程度に薄い層状のモールド樹脂40が露出部31aの上に付着した状態のものも含んでもよい。この場合、薄い層状のモールド樹脂40の厚さt’は、たとえば0.001mm〜0.3mm程度とする。
このように、モールド樹脂40を露出部31aの表面に薄く残すことにより、レーザ溶接を実施する際にモールド樹脂40が熱を吸収し、溶接性が向上したり、溶接時に相手部材に押し付けた時、リード30のゆがみやバタツキを防止できるなどの効果を得ることが可能となる。
(他の実施形態)
図22は、本発明の他の実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。上述したように、リード30は、その上下両面31、32にてモールド樹脂40から露出する構成となっているがゆえ、モールド樹脂40によるリード30の支持強度が低下し、剥離が懸念される。
そこで、図22(a)〜(c)に示されるように、リード30のうちモールド樹脂40と密着する部位に、凹凸部33を設け、モールド樹脂40とリード30との密着性を高めることが望ましい。
図22において(a)に示される例では、リード30の下面32の一部に、切り欠き状の凹凸部33を設けており、(b)に示される例では、リード30の上面31に溝状の凹凸部33を設けており、(c)に示される例では、リード30を貫通する孔としての凹凸部33を設けている。
なお、モールドパッケージとしては、電子部品およびこれと電気的に接続されたリードを、モールド樹脂にて封止し、モールド樹脂の一面における周辺部にリードの一面が露出するアウターリードレスタイプのものであればよく、上記実施形態のものに限定されるものではない。
たとえば、上記したヒートシンクや回路基板は無いものであってもよく、電子部品とリードとの電気的接続についても、ワイヤボンディング以外の電気的接続方法、たとえばバンプなどによるものであってもよい。
本発明の第1実施形態に係るモールドパッケージの概略断面図である。 (a)は図1のモールドパッケージの上面図、(b)は図1のモールドパッケージの下面図である。 図1に示されるモールドパッケージにてリードの上面における露出部を拡大して示す概略斜視図である。 図1に示されるモールドパッケージと外部配線部材とを溶接した例を示す概略断面図であり、(a)はモールド樹脂の下面側からの例、(b)はモールド樹脂の上面側からの例を示す。 上記第1実施形態に係るモールドパッケージの製造方法における封止工程および切断工程を示す工程図である。 本発明の第2実施形態にかかるモールドパッケージの製造方法の要部を示す工程図である。 本発明の第3実施形態に係るモールドパッケージの製造方法におけるブレードを示す概略断面図である。 上記第3実施形態の切断工程を示す工程図である。 本発明の第4実施形態にかかるモールドパッケージの製造方法の要部を示す工程図である。 本発明の第5実施形態にかかるモールドパッケージの製造方法の要部を示す工程図である。 上記第5実施形態における凸部の他の形状を示す概略断面図である。 本発明の第6実施形態に係るモールドパッケージの概略断面図である。 上記第6実施形態における切断工程を示す工程図である。 本発明の第7実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。 上記第7実施形態の他の例を示す概略断面図である。 本発明の第8実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略斜視図である。 上記第8実施形態の他の例を示す概略斜視図である。 図17の構成を採用した場合における露出部近傍の部分的な概略断面図である。 本発明の第9実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。 本発明の第10実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。 本発明の第11実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。 本発明の他の実施形態に係るモールドパッケージの要部を示す概略断面図である。
符号の説明
30…リード、31…リードの他面としての上面、
31a…リードの上面における露出部、31b…凸部、
32…リードの一面としての下面、40…モールド樹脂、
41…モールド樹脂の他面としての上面、42…モールド樹脂の一面としての下面、
44…モールド樹脂の端面、50…電子部品としてのICチップ、
51…電子部品としてのコンデンサ、300…リードフレーム、
401…第1のブレード、402…第2のブレード、403…ブレード、
403a…第1の刃部、403b…第2の刃部、500…剥離材。

Claims (15)

  1. 電子部品(50、51)および前記電子部品(50、51)と電気的に接続されたリード(30)を、モールド樹脂(40)にて封止してなり、前記モールド樹脂(40)の一面(42)における周辺部に前記リード(30)の一面(32)が露出するアウターリードレスタイプのモールドパッケージにおいて、
    前記モールド樹脂(40)の前記一面(42)とは反対側に位置する前記モールド樹脂(40)の他面(41)側において当該他面(41)の周辺部が切り欠かれた形状となっており、
    この切り欠かれた部分を介して、前記リード(30)の前記一面(32)とは反対側に位置する前記リード(30)の他面(31)の一部が、前記モールド樹脂(40)の前記他面(41)側に露出する露出部(31a)として構成されていることを特徴とするモールドパッケージ。
  2. 前記リード(30)の前記他面(31)における前記露出部(31a)と前記露出部(31a)以外の部位との間を区画する前記モールド樹脂(40)の端面(44)は、前記露出部(31a)の外方に向かって広がるように傾斜した傾斜面とされていることを特徴とする請求項1に記載のモールドパッケージ。
  3. 複数本の前記リード(30)が配列されており、
    前記複数本の前記リード(30)のすべてのリードに渡って前記モールド樹脂(40)の前記他面(41)の周辺部が連続して切り欠かれた形状となっており、
    当該すべての前記リード(30)の前記他面(31)において前記露出部(31a)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のモールドパッケージ。
  4. 複数本の前記リード(30)が配列されており、
    前記複数本の前記リード(30)のうちの一部のリードについて前記モールド樹脂(40)の前記他面(41)の周辺部が切り欠かれた形状となっており、
    当該一部のリードの前記他面(31)において前記露出部(31a)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のモールドパッケージ。
  5. 前記リード(30)の前記他面(31)における前記露出部(31a)は、前記リード(30)の前記他面(31)における中間部から前記モールド樹脂(40)の外周端寄りの端部までの連続した領域であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。
  6. 前記リード(30)の前記他面(31)における前記露出部(31a)は、前記リード(30)の前記他面(31)における中間部の領域であり、
    前記リード(30)の前記他面(31)における前記モールド樹脂(40)の外周端寄りの端部は、前記露出部ではなく前記モールド樹脂(40)にて封止されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。
  7. 前記リード(30)の前記他面(31)における前記露出部(31a)は、前記露出部(31a)以外の前記リード(30)の前記他面(31)における部位に比べて、凹んだ状態で薄くなっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。
  8. 前記リード(30)の前記他面(31)における前記露出部(31a)の長さ(l)は、前記リード(30)の厚さ(t)以上であって前記リード(30)の長さ(L)の1/2以下であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載のモールドパッケージ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載のモールドパッケージを製造する方法であって、
    複数個の前記リード(30)がその端部にて連結されたリードフレーム(300)を用意し、前記リード(30)と前記電子部品(50、51)とを電気的に接続した後、前記モールド樹脂(40)の前記一面(42)から前記リード(30)の前記一面(32)が露出するように前記リードフレーム(300)および前記電子部品(50、51)を前記モールド樹脂(40)により封止する封止工程と、
    しかる後、前記モールド樹脂(40)および前記リードフレーム(300)を、ブレード(401〜403)を用いて前記リード(30)の連結部にて切断する切断工程とを備え、
    前記切断工程では、前記ブレード(401)を用いて、前記モールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部を、前記リード(30)の前記他面(31)に到達するまで切削して除去することで、前記露出部(31a)を形成することを特徴とするモールドパッケージの製造方法。
  10. 前記切断工程では、前記ブレードとして第1のブレード(401)および前記第1のブレード(401)よりも刃幅の小さい第2のブレード(402)を用意し、
    前記第1のブレード(401)により前記モールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部の切削・除去を行った後、前記第2のブレード(402)により前記リード(30)の切断を行うことを特徴とする請求項9に記載のモールドパッケージの製造方法。
  11. 前記切断工程では、前記ブレードとして第1のブレード(401)および前記第1のブレード(401)よりも刃幅の小さい第2のブレード(402)を用意し、
    前記第2のブレード(402)により前記リード(30)の切断を行った後、前記第1のブレード(401)により前記モールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部の切削・除去を行うことを特徴とする請求項9に記載のモールドパッケージの製造方法。
  12. 前記ブレード(403)として、前記リード(30)の切断を行うための第1の刃部(403a)と、前記第1の刃部(403a)よりも切断方向において引っ込んだ位置に設けられ且つ前記第1の刃部(403a)よりも両側に突出して刃幅の大きい第2の刃部(403b)とを有するものを用い、
    前記切断工程では、第1の刃部(403a)によって前記リード(30)の切断を行うとともに、前記第2の刃部(403b)によって前記モールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部の切削・除去を行うことを特徴とする請求項9に記載のモールドパッケージの製造方法。
  13. 前記封止工程では、前記リード(30)の前記他面(31)における前記露出部(31a)となる部位に、前記リード(30)よりも前記モールド樹脂(40)との密着性の小さい剥離材(500)を設けた状態で、前記モールド樹脂(40)による封止を行い、
    前記モールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部の切削・除去は、前記ブレード(402)によって前記モールド樹脂(40)に対して前記リード(30)の前記他面(31)まで到達する切れ込み(K)を入れた後に、
    この切れ込み(K)を介して、前記モールド樹脂(40)を前記剥離材(500)とともに前記リード(30)から剥離させることを特徴とする請求項9に記載のモールドパッケージの製造方法。
  14. 前記リード(30)の前記他面(31)における前記露出部(31a)となる部位に、予め凸部(31b)を設け、
    前記切断工程では、前記ブレード(401)によって前記モールド樹脂(40)の他面(41)の周辺部を切削・除去することで、前記凸部(31b)を前記露出部(31a)として露出させるようにしたことを特徴とする請求項9ないし12のいずれか1つに記載のモールドパッケージの製造方法。
  15. 前記凸部(31b)は、前記リード(30)の厚さ方向において幅が変化しているものであり、前記凸部(31b)を切削・除去する量を変えることにより、前記露出部(31a)の露出面積を制御するようにしたことを特徴とする請求項14に記載のモールドパッケージの製造方法。
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