JP2008279187A - 物干し具 - Google Patents

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JP2008279187A
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Seizo Shimizu
誠造 清水
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Abstract


【課題】
物干し具の干し物を押さえるためのピンチが物干し具枠体に絡まることもなく、また、接触しうる位置に配置された物干し具の干し物を押さえるためのピンチ同士も絡むことがないようにすることを可能にする 。
【解決手段】
フック部を有する吊り下げ装置によって吊り下げられた物干し具枠体と、前記枠体に取り付けた接続部材に吊り下げ部材を吊し、ピンチの支点となる中心部分に円環状ピンチ回転部材を貫通させ、この円環状ピンチ回転部材を前記吊り下げ部材に吊り下げることによって構成される物干し具であって、円環状ピンチ回転部材はピンチ支点となる中心部分を貫通させる事により、ピンチを円環状ピンチ回転部材の円環内をくぐるように自由回転することで、物干し具枠体とピンチの絡まりを防止し、ピンチとピンチの絡まりも防止する。

【選択図】 図1

Description

本発明は物干し具であり、物干し具枠体に吊り下げ部材を介して吊り下げられた干し物を押さえるためのピンチが前記物干し具枠体に絡まなくし、また、接触しうる位置に配置した干し物を押さえるためのピンチ同士も絡まないようにした物干し具に関する。
図5および図6で示すように、従来の物干し具は物干し具枠体1に取り付けた接続部材2に吊り下げられた吊り下げ部材3を介して吊り下げられた干し物を押さえるためのピンチ5とに形成され、前記吊り下げ部材3に前記ピンチ5の片方の摘み部51が係合されているものが知られている。
特許第10−336097
図5および図6で示すように、従来は物干し具の干し物を押さえるためのピンチ5の摘み部51が前記物干し具枠体1に絡み易く、また、接触しうる位置に設置されたピンチ5の摘み部51同士も絡み易かった。
従来はピンチ5を吊り下げるための吊り下げ部材3をピンチ5の片方の摘み部分51に係合させるために、摘み部51を摘む際に吊り下げ部材3を一緒に摘まなくてはならなく指などへの負担があった。
本発明は上記の問題点を解決し、特に干し物を押さえるためのピンチが物干し具枠体に絡むことなく、また接触しうる位置に設置されたピンチ同士も絡まることもない物干し具を提案することを課題とする。
フック部を有する吊り下げ装置によって吊り下げられた物干し具枠体と、前記枠体に取り付けた連結部材に吊り下げられた円環状や鎖状或いは紐状等の吊り下げ部材を介して吊り下げられた干し物を押さえるためのピンチを複数個有し構成された物干し具において、前記ピンチと係合する吊り下げ部材の形状は円環状であり、前記ピンチの支点となる中心部分を円環状ピンチ回転部材が貫通し、前記円環状ピンチ回転部材の内径を前記ピンチの支点となる中心部分から末端までの最大距離よりも大きくすることにより、前記円環状ピンチ回転部材の円環内をくぐるように前記ピンチが容易に自由回転出来ることを特徴とする。
ピンチの支点となる中心部分を円環状ピンチ回転部材が貫通し、且つ円環状ピンチ回転部材の円環内をくぐるように前記ピンチの摘み部および押さえ部が容易に自由回転することにより、前記ピンチの摘み部が物干し具枠体および接触しうる位置に配置したピンチの摘み部同士が絡みあってもピンチが円環状ピンチ回転部材の円環内を容易に回転する事により絡まりが解け問題が解消される。また、ピンチの摘み部に吊り下げ部材が係合していないので、摘み部を摘む際に吊り下げ部材を一緒に摘ままなくてすみ、指などへの負担を軽減する事が出来る。
以下に本発明の実施例の一例を説明する
図1で示すように、吊り下げ装置61と吊り下げ装置62によって吊り下げられた物干し具枠体1と、前記枠体に接続部材2を取り付け、吊り下げ部材3を吊り下げる、ピンチ5の支点となる中心部分52を円環状ピンチ回転部材4が貫通し、この円環状ピンチ回転部材4を前記吊り下げ部材3に吊り下げる構造である。
物干し具枠体1は金属製線材以外にも樹脂製やパイプ形状の金属部材でも構わない。接続部材2も同様に金属製線材以外の素材、例えば樹脂製などでも構わない。また吊り下げ部材3の形状もV字型に限る事無く円環状や菱形或いは特異な形状でも構わない。
吊り下げ部材3は1本の金属製線材を円環状の構造にし、接続部材2と円環状ピンチ回転部材4を繋ぐ事を目的とする。前記目的をはたす事が可能であれば、前記吊り下げ部材3は金属製線材に限ることなく樹脂製などでも構わなく、また形状も円環状に限ることなく、鎖状や特異な形状でも構わない。またピンチ一つに対して係合する吊り下げ部材3の取り付け数量を増加減する事によりピンチの取り付け位置の高低を可能なものとする。また吊り下げ部材3を取り付けず直接円環状ピンチ回転部材4を接続部材2と係合することも可能である。
ピンチ5は1本の金属製線材からなり、一対の摘み部51と一対の挟み部53を有し、前記ピンチの支点となる中心部分52にはコイル状に巻き上げられたバネ構造を有する。
ピンチ5は金属製線材から構成される物に限らず、樹脂製或いは金属製板状材などを使用しても構わない。但し、ピンチの中心部分に円環状ピンチ回転部材4を容易に通す事が可能な径の穴構造を有さなくてはならない。
円環状ピンチ回転部材4は干し物の重量を考慮すると金属製線材を用いる事が望ましく特にステンレスなどの防錆性に富む素材が適当である。
円環状ピンチ回転部材4は円環状の形状であり直径はピンチ5がこの円環状ピンチ回転部材の円環内を容易にくぐるように自由回転する事を考慮した寸法を有する。ゆえにピンチ5の支点となる中心部分52から摘み部51およびピンチ5の支点となる中心部分52から摘み部53の寸法と吊り下げ部材3の素材の厚みを考慮した寸法となる。
また物干し具である性質上複数個のピンチ5が設けられる。その為、円環状ピンチ回転部材4の直径は全て同一とし、且つ真円状の形状とする事で隣同士或いは接触しうる円環状ピンチ回転部材4同士がくぐり抜けてしまう事による絡まりも無くなる。但し、円環状ピンチ回転部材4同士が接触しうる位置に配置しない場合においては、円環状ピンチ回転部材4の直径は不均等であっても、楕円形などの形状であっても構わない。
物干し具を設置、使用する時には、円環状ピンチ回転部材4に取り付けるピンチ5は天地方向で摘み部51が上方向き、押さえ部53が下方向きになる事が好ましく、ピンチ5の支点となる中心部分52から摘み部51とピンチ5の支点となる中心部分52から押さえ部53では押さえ部53の方が重量で重く設計されている事が望ましい。
円環状ピンチ回転部材4はピンチ5がこの円環内を容易にくぐるように自由回転することを目的とするために線材の両端が重なるリング形状でも構わない。
本発明に係る物干し具の全体斜視図 前記物干し具の主要部斜視図 前記物干し具の主要部正面図 前記物干し具の主要部側面図 従来の物干し具の全体斜視図 従来の物干し具の主要部斜視図
符号の説明
1物干し具枠体
2連結部材
3吊り下げ部材
4円環状ピンチ回転部材
5ピンチ
6吊り下げ装置



Claims (1)

  1. フック部を有する吊り下げ装置によって吊り下げられた物干し具枠体と、前記枠体に取り付けた連結部材に吊り下げられた円環状や鎖状或いは紐状等の吊り下げ部材を介して吊り下げられた干し物を押さえるためのピンチを複数個有し構成された物干し具において、前記ピンチと係合する吊り下げ部材の形状は円環状であり、前記ピンチの支点となる中心部分を円環状ピンチ回転部材が貫通し、前記円環状ピンチ回転部材の内径を前記ピンチの支点となる中心部分から末端までの最大距離よりも大きくすることにより、前記円環状ピンチ回転部材の円環内をくぐるように前記ピンチが容易に自由回転出来ることを特徴とする物干し具。




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