JP2008278018A - 電話端末およびその制御方法、プログラム - Google Patents

電話端末およびその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】発信側電話端末に対して着信側電話端末の不在解除を適切に通知可能とする。
【解決手段】監視先電話端末3において、不在処理部36Bにより、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末3の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置1に対して送信するとともに、当該状態を記憶部35の不在処理情報35Bへ登録し、不在処理情報35Bに不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、不在処理部36Bにより、当該電話端末3の不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置1に対して送信するとともに、当該電話端末3の不在解除の状態を不在処理情報35Bへ登録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電話制御技術に関し、特に着信側電話端末の状態を発信側電話端末へ通知する端末状態通知技術に関する。
一般的な電話装置では、不在時の着信を確認する機能として、着信履歴をメモリに記憶しておき、利用者の履歴閲覧操作に応じて、メモリから着信履歴を読み出してLCDなどの表示部へ表示する機能がある。
また、このような着信履歴を利用して、利用者の操作に応じて、メモリに着信履歴として記憶されている発信者電話番号を読み出して自動発信する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開平3−268550号公報
このような従来技術では、着信側電話端末での不在モード設定キーなどの特定操作により、利用者の不在/不在解除を設定するものとなっているため、着信側電話端末の利用者が帰宅あるいは帰席した場合、不在解除操作をし忘れた場合、在宅あるいは在席しているにもかかわらず不在状態が継続されてしまい、いつまで経っても発信側電話端末に対して不在解除が通知されないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、発信側電話端末に対して着信側電話端末の不在解除を適切に通知できる電話端末およびその制御方法、プログラムを提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話端末は、通信網を介して呼制御サーバと接続し、当該呼制御サーバとの間で各種制御メッセージを送受信することにより任意の電話端末との通話を実現する電話端末であって、当該電話端末の不在/不在解除の状態を記憶する記憶部と、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを、任意の電話端末における不在/不在解除の状態を他の電話端末へ通知する端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該状態を記憶部へ登録する不在処理部を備え、不在処理部で、記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、当該電話端末の不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該電話端末の不在解除の状態を記憶部へ登録する。
この際、不在処理部で、記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、現在不在状態が登録されている旨を利用者へ報知するようにしてもよい。
また、不在処理部で、記憶部に不在状態が登録されている際に、電話網からの着信を検出した場合は、当該不在着信を示す着信音を定期的に送出するようにしてもよい。
また、本発明にかかる電話端末制御方法は、通信網を介して呼制御サーバと接続し、当該呼制御サーバとの間で各種制御メッセージを送受信することにより任意の電話端末との通話を実現する電話端末で用いられる電話端末制御方法であって、記憶部により、当該電話端末の不在/不在解除の状態を記憶する記憶ステップと、不在処理部により、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを、任意の電話端末における不在/不在解除の状態を他の電話端末へ通知する端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該状態を記憶部へ登録する不在処理ステップと、記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、不在処理部により、当該電話端末の不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該電話端末の不在解除の状態を記憶部へ登録する不在解除ステップとを備えている。
また、本発明にかかるプログラムは、通信網を介して呼制御サーバと接続し、当該呼制御サーバとの間で各種制御メッセージを送受信することにより任意の電話端末との通話を実現する電話端末のコンピュータに、記憶部により、当該電話端末の不在/不在解除の状態を記憶する記憶ステップと、不在処理部により、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを、任意の電話端末における不在/不在解除の状態を他の電話端末へ通知する端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該状態を記憶部へ登録する不在処理ステップと、記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、不在処理部により、当該電話端末の不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該電話端末の不在解除の状態を記憶部へ登録する不在解除ステップとを実行させる。
本発明によれば、不在処理部により、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージが端末状態通知装置に対して送信されるとともに、当該状態が記憶部の不在処理情報へ登録され、不在処理情報に不在状態が登録されている際に、任意の操作が検出された場合には、不在処理部により、当該電話端末の不在解除状態を示す設定メッセージが端末状態通知装置に対して送信されるとともに、電話端末の不在解除の状態が不在処理情報へ登録される。
これにより、利用者が帰宅あるいは帰席して、監視先電話端末において任意の操作を行った時点で、自動的に不在解除の状態を示す不在解除の設定メッセージが端末状態通知装置1へ送信されるため、これに応じて監視元電話端末へ直ちに監視先電話端末の不在解除が通知される。
したがって、利用者が不在解除操作をし忘れていた場合でも、任意の操作に応じてその不在状態を自動的に解除することができ、発信側電話端末に対して着信側電話端末の不在解除を適切に通知することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置の構成を示すブロック図である。
この端末状態通知装置1は、呼制御サーバなどの呼制御装置からなり、電話網(通信網)5を介して電話端末2,3と接続し、これら電話端末2,3との間で各種制御メッセージを送受信することにより、監視対象となる監視先電話端末の状態を監視元電話端末へ通知する機能を有している。なお、本発明の各実施の形態では、理解を容易とするため、監視元電話端末が電話端末2からなり、監視対象となる監視先電話端末が電話端末3からなる場合を例として説明する。
本実施の形態は、監視先電話端末3において、記憶部により、当該電話端末の不在/不在解除の状態を記憶しておき、不在処理部により、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを、任意の電話端末における不在/不在解除の状態を他の電話端末へ通知する端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該状態を記憶部へ登録し、記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、不在処理部により、当該電話端末の不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該電話端末の不在解除の状態を記憶部へ登録するようにしたものである。
[端末状態通知装置(呼制御サーバ)]
次に、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置の構成について詳細に説明する。本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置は、端末状態通知装置が、SIPサーバなどのIP電話システムで用いられる一般的な呼制御サーバに実装されている場合を示しており、以下、第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置を呼制御サーバ1という。
呼制御サーバ(端末状態通知装置)1には、主な機能として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)11、記憶部12、および制御部13が設けられている。
通信I/F部11は、専用のデータ通信回路からなり、電話網5を介して電話端末2,3とデータ通信を行うことにより各種制御メッセージを送受信する機能を有している。
記憶部12は、ハードディスクやメモリなどの記憶装置からなり、制御部13での各種処理に用いる処理情報やプログラム12Pを記憶する機能を有している。プログラム12Pは、制御部13に読み出されて実行されることにより各種処理部を実現するプログラムであり、記録媒体や外装装置から予め読み込まれて記憶部12に格納されている。
記憶部12で記憶される主な処理情報として、呼制御情報12Aおよび監視情報12Bがある。呼制御情報12Aは、制御部13での呼制御に用いる、発着信電話端末の電話番号や制御状態などの各種情報である。監視情報12Bは、制御部13での電話端末の監視に用いる各種情報である。図2は、監視情報の構成例である。ここでは、監視対象となる監視先電話端末の電話番号(識別情報)である監視先電話番号と、監視を要求した監視元電話端末の電話番号(識別情報)である監視元電話番号と、監視先電話端末の不在/不在解除の状態を示す監視先電話端末状態とが組として登録されている。
制御部13は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部12のプログラム12Pを読み今度実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種処理部を実現する機能を有している。
制御部13で実現される主な処理部として、呼制御部13A、監視要求受付部13B、端末状態監視部13C、および端末状態通知部13Dがある。
呼制御部13Aは、電話網5を介して接続された電話端末2,3との間で、通信I/F部11を介して制御メッセージを送受信することにより、電話端末2,3に対する発信、着信、通話などの各種呼制御を行う機能を有している。
監視要求受付部13Bは、任意の電話端末からの監視登録要求メッセージの受信に応じて、指定された監視先電話端末に当該任意の電話端末を監視元電話端末として関連付けて記憶部12の監視情報12Bへ登録する機能と、任意の電話端末からの監視解除要求メッセージの受信に応じて、指定された監視先電話端末に対する当該任意の電話端末による監視元電話端末の登録を監視情報12Bから削除する機能と、任意の電話端末からの状態通知登録メッセージに応じて当該任意の電話端末に関するエントリを監視情報12Bへ初期登録する機能とを有している。
端末状態監視部13Cは、監視先電話端末からの不在/不在解除を示す設定メッセージの受信に応じて、当該監視先電話端末の不在/不在解除の状態を検出する機能と、検出した端末状態を当該監視先電話端末に関連付けて記憶部12の監視情報12Bへ登録する機能とを有している。
端末状態通知部13Dは、端末状態監視部13Cによる監視先電話端末の不在解除の検出に応じて、当該監視先電話端末に対応する監視元電話端末を監視情報で確認する機能と、当該監視元電話端末へ当該監視先電話端末の不在解除を通知する機能とを有している。
[監視元電話端末]
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる監視元電話端末の構成について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態にかかる監視元電話端末の構成を示すブロック図である。
監視元電話端末である電話端末2には、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)21、音声処理部22、表示部23、操作入力部24、記憶部25、および制御部26が設けられている。
通信I/F部21は、専用のデータ通信回路からなり、電話回線2Aおよび電話網5を介して呼制御サーバ1や電話端末3とデータ通信を行うことにより各種制御メッセージや音声パケットを送受信する機能を有している。
音声処理部22は、専用の信号処理回路からなり、通信I/F部21で受信された音声パケットを復号する機能と、この復号により得られた音声信号をスピーカ(図示せず)から出力する機能と、マイク(図示せず)から入力された音声信号を符号化する機能と、この符号化により得られた音声パケットを通信I/F部21へ出力する機能と、制御部26からの指示に応じて着信音などの各種音声信号をスピーカから出力する機能とを有している。
表示部23は、LCDやLEDなどの表示装置からなり、制御部26からの指示に応じて、着信表示、当該電話端末2での監視要求状態を示す監視モードなどの当該電話端末2の状態や、電話網5を介して受信した監視先電話端末の状態や相手電話端末の電話番号などの各種情報を表示する機能を有している。
操作入力部24は、操作キーやスイッチなどの操作検出回路からなり、ダイヤル操作、発信操作、応答操作、監視要求操作、監視解除操作などの利用者による各種操作を検出して制御部26へ出力する機能を有している。
記憶部25は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部26での各種処理に用いる処理情報やプログラム25Pを記憶する機能を有している。プログラム25Pは、制御部26に読み出されて実行されることにより各種処理部を実現するプログラムであり、記録媒体や外装装置から予め読み込まれて記憶部25に格納されている。
記憶部25で記憶される主な処理情報として、呼制御情報25Aおよび監視処理情報25Bがある。呼制御情報25Aは、制御部26での呼制御に用いる、当該電話端末2の制御状態など各種情報である。監視処理情報25Bは、当該電話端末2による監視要求状態すなわち監視モードの設定(監視要求中)/解除(監視非要求)の状態や監視先電話端末の電話番号を示す情報である。図4は、監視処理情報の構成例である。ここでは、監視モードの設定/解除を示す監視モード情報と監視先電話番号とが登録されている。
制御部26は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部25のプログラム25Pを読み今度実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種処理部を実現する機能を有している。
制御部26で実現される主な処理部として、呼制御部26Aおよび監視処理部26Bがある。
呼制御部26Aは、電話網5を介して接続された呼制御サーバ1との間で、通信I/F部11を介して制御メッセージを送受信することにより、当該電話端末2での発信、着信、通話などの各種呼制御を行う機能を有している。
監視処理部26Bは、操作入力部24で検出された利用者による監視モード設定キーなどを用いた監視モード設定操作に応じて、監視対象となる監視先電話端末を指定した監視登録要求メッセージを、通信I/F部21から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する機能と、この監視登録要求メッセージに応じて返送された登録完了メッセージの受信に応じて監視モード設定および監視先電話番号を記憶部25の監視処理情報25Bへ登録する機能とを有している。
これに加え、監視処理部26Bは、操作入力部24で検出された利用者による監視モード設定キーなどを用いた監視モード解除操作に応じて、監視対象となる監視先電話端末を指定した監視解除要求メッセージを、通信I/F部21から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する機能と、この監視解除要求メッセージに応じて返送された登録完了メッセージの受信に応じて監視モード解除を記憶部25の監視処理情報25Bへ登録する機能と、監視モードの状態を表示部23で表示する機能とを有している。
[監視先電話端末]
次に、図5を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末の構成について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末の構成を示すブロック図である。
監視対象となる監視先電話端末である電話端末3には、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)31、音声処理部32、表示部33、操作入力部34、記憶部35、および制御部36が設けられている。
通信I/F部31は、専用のデータ通信回路からなり、電話回線3Aおよび電話網5を介して呼制御サーバ1や電話端末2とデータ通信を行うことにより各種制御メッセージや音声パケットを送受信する機能を有している。
音声処理部32は、専用の信号処理回路からなり、通信I/F部31で受信された音声パケットを復号する機能と、この復号により得られた音声信号をスピーカ(図示せず)から出力する機能と、マイク(図示せず)から入力された音声信号を符号化する機能と、この符号化により得られた音声パケットを通信I/F部31へ出力する機能と、制御部36からの指示に応じて着信音などの各種音声信号をスピーカから出力する機能とを有している。
表示部33は、LCDやLEDなどの表示装置からなり、制御部36からの指示に応じて、着信表示、当該電話端末3での監視要求状態を示す監視モードなどの当該電話端末3の状態や、電話網5を介して受信した相手電話端末の電話番号などの各種情報を表示する機能を有している。
操作入力部34は、操作キーやスイッチなどの操作検出回路からなり、ダイヤル操作、発信操作、応答操作、不在設定操作、不在解除操作などの利用者による各種操作を検出して制御部36へ出力する機能を有している。
図6は、電話端末の外観図である。ここでは、ダイヤルキーや各種機能キーが設けられており、不在モードの設定/解除操作を行う機能キーとして、不在モード設定キー41Aが設けられている。また、不在モード設定キー41Aには、現在の不在モードの設定内容を可視表示するLEDなどの不在モードランプ41Bが対応付けて設けられている。例えば、不在モードが設定されている状態では、不在モードランプ41Bが点灯し、不在モードが解除されている状態では、不在モードランプ41Bが消灯する。
記憶部35は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部36での各種処理に用いる処理情報やプログラム35Pを記憶する機能を有している。プログラム35Pは、制御部36に読み出されて実行されることにより各種処理部を実現するプログラムであり、記録媒体や外装装置から予め読み込まれて記憶部35に格納されている。
記憶部35で記憶される主な処理情報として、呼制御情報35Aおよび不在処理情報35Bがある。呼制御情報35Aは、制御部36での呼制御に用いる、当該電話端末3の制御状態など各種情報である。不在処理情報35Bは、当該電話端末3における利用者不在の設定状態すなわち不在モードの設定(不在中)/解除(不在解除)の状態を示す情報である。図6は、不在処理情報の構成例である。ここでは、不在モードの設定/解除を示す不在モード情報が登録されている。
制御部36は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、記憶部35のプログラム35Pを読み今度実行することにより、上記ハードウェアとプログラムとを協働させて各種処理部を実現する機能を有している。
制御部36で実現される主な処理部として、呼制御部36Aおよび不在処理部36Bがある。
呼制御部36Aは、電話網5を介して接続された呼制御サーバ1との間で、通信I/F部11を介して制御メッセージを送受信することにより、当該電話端末3での発信、着信、通話などの各種呼制御を行う機能を有している。
不在処理部36Bは、操作入力部34で検出された利用者による不在モード設定キー41Aを用いた不在モード設定操作に応じて、利用者不在を示す不在登録メッセージを、通信I/F部31から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する機能と、この不在登録メッセージに応じて返送された登録完了メッセージの受信に応じて不在モード設定を記憶部35の不在処理情報35Bへ登録する機能とを有している。
これに加え、不在処理部36Bは、操作入力部34で検出された利用者による不在モード設定キー41Aを用いた不在モード解除操作に応じて、利用者の在席や在宅を示す不在解除通知メッセージを、通信I/F部31から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する機能と、この不在解除通知メッセージに応じて返送された登録完了メッセージの受信に応じて不在モード解除を記憶部35の不在処理情報35Bへ登録する機能と、不在モードの状態を表示部33の不在モードランプ41Bで表示する機能とを有している。
さらに、不在処理部36Bは、記憶部35の不在処理情報35Bに不在モード設定が登録されている際に、任意の操作を操作入力部34で検出した場合には、利用者の在席や在宅を示す不在解除通知メッセージを、通信I/F部31から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する機能と、この不在解除通知メッセージに応じて返送された登録完了メッセージの受信に応じて不在モード解除を記憶部35の不在処理情報35Bへ登録する機能と、不在モードの状態を表示部33の不在モードランプ41Bで表示する機能と、記憶部35の不在処理情報35Bに不在モード設定が登録されている際に、任意の操作を操作入力部34で検出した場合には、現在不在モードが設定登録されている旨を、表示部33で可視表示し、あるいは音声処理部32で可聴表示することにより、利用者へ報知する機能とを有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図8〜図11を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末の動作について説明する。図8は、本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末での初期登録動作および不在登録動作を示すシーケンス図である。図9は、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置での監視登録動作を示すシーケンス図である。図10は、本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末での不在解除動作および端末状態通知動作を示すシーケンス図である。図11は、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置での監視解除動作を示すシーケンス図である。
[初期登録動作]
まず、図8を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置(呼制御サーバ)1での初期登録動作について説明する。ここでは、監視元電話端末が電話端末2からなり、監視対象となる監視先電話端末が電話端末3からなる場合を例として説明する。
電話端末3の起動あるいは回線接続に応じて(ステップ100)、電話端末3の制御部36は、不在処理部36Bにより、端末状態通知機能の利用を示す状態通知登録メッセージを、通信I/F部31から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ101)。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末3からの状態通知登録メッセージを受信した場合、監視要求受付部13Bにより、その状態通知登録メッセージで指定された監視先の電話端末2に関するエントリを記憶部12の監視情報12Bへ初期登録する(ステップ102)。登録後、監視要求受付部13Bは、通信I/F部11から電話端末3へ登録完了メッセージを返送する(ステップ103)。
その後、電話端末3の制御部36は、通信I/F部31により呼制御サーバ1からの登録完了メッセージを受信した場合、不在処理部36Bにより、利用者不在解除を示す不在解除通知メッセージを、通信I/F部31から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ104)。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末3からの不在解除通知メッセージを受信した場合、端末状態監視部13Cにより、当該電話端末3の不在解除状態を検出し、その不在解除状態を当該電話端末3に関連付けて記憶部12の監視情報12Bへ登録する(ステップ105)。登録後、端末状態監視部13Cは、通信I/F部11から電話端末3へ不在解除通知メッセージを返送する(ステップ106)。
電話端末3の不在処理部36Bは、通信I/F部31により呼制御サーバ1からの不在解除通知メッセージを受信した場合、不在モード解除を記憶部35の不在処理情報35Bへ登録するとともに(ステップ107)、不在モード解除状態を表示部33で表示し(ステップ108)、一連の不在解除動作を終了する。これにより、電話端末3および呼制御サーバ1の双方で不在モード解除状態となる。
[不在登録動作]
次に、図8を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置(呼制御サーバ)1での不在登録動作について説明する。
電話端末3の制御部36は、不在モード解除状態において、不在モード設定キー41Aを用いた利用者による不在設定操作が操作入力部34で検出された場合(ステップ110)、不在処理部36Bにより、利用者不在を示す不在登録メッセージを、通信I/F部31から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ111)。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末3からの不在登録メッセージを受信した場合、端末状態監視部13Cにより、当該電話端末3の不在状態を検出し、その不在状態を当該電話端末3に関連付けて記憶部12の監視情報12Bへ登録する(ステップ112)。登録後、端末状態監視部13Cは、通信I/F部11から電話端末3へ不在登録通知メッセージを返送する(ステップ113)。
電話端末3の不在処理部36Bは、通信I/F部31により呼制御サーバ1からの登録完了メッセージを受信した場合、不在モード設定を記憶部35の不在処理情報35Bへ登録するとともに(ステップ114)、不在モード設定状態を表示部33で表示し(ステップ115)、一連の不在登録動作を終了する。これにより、電話端末3および呼制御サーバ1の双方で不在モード設定状態となる。
[監視登録動作]
次に、図9を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置(呼制御サーバ)1での監視登録動作について説明する。
電話端末2の制御部26は、利用者による電話端末3への発信操作が操作入力部24で検出された場合(ステップ120)、呼制御部26Aにより、その発信操作で指定された電話端末3を発信先とする発信メッセージを、通信I/F部21から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ121)。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末2からの発信メッセージを受信した場合、呼制御部13Aにより、記憶部12の監視情報12Bを参照して、発信先として指定されている電話端末3の端末状態を確認する。ここで、電話端末3について不在登録を確認した場合(ステップ122)、電話端末3が応答できない状態にあることを示すビジーメッセージを電話端末2へ返送する(ステップ123)。
電話端末2の呼制御部26Aは、通信I/F部21により呼制御サーバ1からのビジーメッセージを受信した場合、音声処理部22によりスピーカから話中音(ビジートーン)を出力する。
その後、制御部26は、利用者による監視モード設定操作が操作入力部24で検出された場合(ステップ124)、監視処理部26Bにより、監視対象となる監視先電話端末として電話端末3を指定した監視登録要求メッセージを、通信I/F部21から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ125)。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末2からの監視登録要求メッセージを受信した場合、監視要求受付部13Bにより、その監視登録要求メッセージで指定された監視先の電話端末2に監視要求元の電話端末3を関連付けて記憶部12の監視情報12Bへ登録する(ステップ126)。登録後、監視要求受付部13Bは、通信I/F部11から電話端末2へ登録完了メッセージを返送する(ステップ127)。
電話端末2の監視処理部26Bは、通信I/F部21により呼制御サーバ1からの登録完了メッセージを受信した場合、監視モード設定を記憶部25の監視処理情報25Bへ登録するとともに(ステップ128)、監視モード設定状態を表示部23で表示し(ステップ129)、一連の監視登録動作を終了する。これにより、電話端末2および呼制御サーバ1の双方で監視モード設定状態となる。
[不在解除動作]
次に、図10を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末での不在解除動作について説明する。
電話端末3の制御部36は、不在モード設定状態において、利用者による操作入力部34の任意のキーやハンドセット32Aのオフフック操作が操作入力部34で検出された場合(ステップ130)、不在処理部36Bにより、利用者不在解除を示す不在解除通知メッセージを、通信I/F部31から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ131)。この際、不在モード設定キー41Aを用いた不在モード解除操作であっても、不在処理部36Bにより、上記と同様の動作を行う。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末3からの不在解除通知メッセージを受信した場合、端末状態監視部13Cにより、当該電話端末3の不在解除状態を検出し、その不在解除状態を当該電話端末3に関連付けて記憶部12の監視情報12Bへ登録する(ステップ132)。登録後、端末状態監視部13Cは、通信I/F部11から電話端末3へ不在解除通知メッセージを返送する(ステップ133)。
電話端末3の不在処理部36Bは、通信I/F部31により呼制御サーバ1からの不在解除通知メッセージを受信した場合、不在モード解除を記憶部35の不在処理情報35Bへ登録するとともに(ステップ134)、不在モード解除状態を表示部33で表示し(ステップ135)、一連の不在解除動作を終了する。これにより、電話端末3および呼制御サーバ1の双方で不在モード解除状態となる。
[端末状態通知動作]
次に、図10を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置(呼制御サーバ)1での端末状態通知動作について説明する。
呼制御サーバ1の制御部13は、監視モード設定状態において、端末状態監視部13Cにより、当該電話端末3の不在解除状態が検出された場合、端末状態通知部13Dにより、その電話端末3に対応する監視元の電話端末2を記憶部12の監視情報12Bで確認し、電話端末3での不在解除を示す不在解除通知メッセージを、通信I/F部31から電話網5を介して電話端末2へ送信する(ステップ140)。
電話端末2の制御部26は、通信I/F部21により呼制御サーバ1からの不在解除通知メッセージを受信した場合、監視処理部26Bにより、監視先の電話端末3での不在解除状態を表示部23で表示する(ステップ141)。この後、制御部26は、利用者による発信操作が操作入力部24で検出された場合(ステップ142)、呼制御部26Aにより、不在解除された電話端末3を発信先とする発信メッセージを、通信I/F部21から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ143)。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末2からの発信メッセージを受信した場合、呼制御部13Aにより、記憶部12の監視情報12Bを参照して、発信先である電話端末3の端末状態を確認する。ここで、電話端末3について不在解除を確認した場合(ステップ144)、電話端末2からの発信を通知する着信メッセージを、通信I/F部11から電話網5を介して電話端末3へ送信する(ステップ145)。
電話端末3の制御部36は、通信I/F部31により呼制御サーバ1からの着信メッセージを受信した場合、呼制御部36Aにより、この電話端末2からの着信を表示部33で表示する(ステップ146)。その後、制御部36は、利用者による応答操作が操作入力部34で検出された場合(ステップ147)、呼制御部36Aにより、着信への応答を示す応答メッセージを、通信I/F部から呼制御サーバ1へ返送する(ステップ148)。
これに応じて、この応答メッセージは、呼制御サーバ1の呼制御部11Aを介して電話端末2まで転送され(ステップ149)、電話網5を介して電話端末2,3間でネゴシエーションが行われた後、電話端末2,3間で通話が開始され(ステップ150)、一連の端末状態通知動作およびこれに続く発信動作が終了する。
[監視解除動作]
次に、図11を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置(呼制御サーバ)1での監視解除動作について説明する。
電話端末2の制御部26は、監視モード設定状態において、利用者による監視モード解除操作が操作入力部34で検出された場合(ステップ160)、監視処理部26Bにより、記憶部25の監視処理情報25Bから監視先の電話端末3を確認し、その電話端末3を指定した監視解除要求メッセージを、通信I/F部21から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ161)。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末2からの監視解除要求メッセージを受信した場合、監視要求受付部13Bにより、その監視解除要求メッセージで指定された監視先の電話端末3に対する監視元電話端末2の登録を記憶部12の監視情報12Bから削除することにより監視登録を解除する(ステップ162)。登録解除後、監視要求受付部13Bは、通信I/F部11から電話端末2へ監視解除通知メッセージを返送する(ステップ163)。
電話端末2の監視処理部26Bは、通信I/F部21により呼制御サーバ1からの監視解除通知メッセージを受信した場合、監視モード解除を記憶部25の監視処理情報25Bへ登録するとともに(ステップ164)、監視モード解除状態を表示部23で表示し(ステップ165)、一連の監視解除動作を終了する。これにより、電話端末2および呼制御サーバ1の双方で監視モード解除状態となる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、監視先電話端末3において、不在処理部36Bにより、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末3の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置1に対して送信するとともに、当該状態を記憶部35の不在処理情報35Bへ登録し、不在処理情報35Bに不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、不在処理部36Bにより、当該電話端末3の不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置1に対して送信するとともに、当該電話端末3の不在解除の状態を不在処理情報35Bへ登録している。
これにより、利用者が帰宅あるいは帰席して、監視先電話端末3において任意の操作を行った時点で、自動的に不在解除の状態を示す不在解除の設定メッセージが端末状態通知装置1へ送信されるため、これに応じて監視元電話端末2へ直ちに監視先電話端末3の不在解除が通知される。
したがって、利用者が不在解除操作をし忘れていた場合でも、任意の操作に応じてその不在状態を自動的に解除することができ、発信側電話端末に対して着信側電話端末の不在解除を適切に通知することが可能となる。
また、本実施の形態では、監視先電話端末3において、不在処理情報35Bに不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、現在不在状態が登録されている旨を、可視表示や可聴表示により利用者へ報知するようにしたので、利用者が不在解除操作のし忘れに気付くことができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる端末状態通知装置について説明する。
第1の実施の形態では、監視先電話端末3において、不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、当該電話端末3の不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置1に対して送信する場合について説明した。本実施の形態では、不在状態が登録されている際に、電話網5からの着信を検出した場合は、当該不在着信を示す着信音を定期的に送出する場合について説明する。
本実施の形態にかかる呼制御サーバ(端末状態通知装置)1には、第1の実施の形態の構成に加え、次のような構成を備えている。
端末状態監視部13Cは、端末検査部13Eによる通信可への復帰が検出された監視先電話端末3からの不在解除を示す不在解除設定メッセージに応じて、当該監視先電話端末3の不在解除を記憶部12の監視情報12Bへ登録する機能を有している。
端末状態通知部13Dは、上記端末状態監視部13Cによる監視先電話端末3の不在解除の検出に応じて、当該監視先電話端末3に対応する監視元電話端末2を監視情報で確認する機能と、当該監視元電話端末2へ当該監視先電話端末3の不在解除を通知する機能とを有している。
また、監視先電話端末3の不在処理部36Bは、記憶部35の不在処理情報35Bに不在状態が登録されている際に、通信I/F部31により電話網5を介して呼制御サーバ1からの着信を検出した場合は、音声処理部32から当該不在着信を示す着信音を定期的に送出する機能を有している。
なお、本実施の形態にかかる呼制御サーバ(端末状態通知装置)1および電話端末3に関する上記以外の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図12を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる端末状態通知装置の動作について説明する。図12は、本発明の第2の実施の形態にかかる監視先電話端末の不在着信動作を示すシーケンス図である。
[不在着信動作]
電話端末2の制御部26は、利用者による電話端末3への発信操作が操作入力部24で検出された場合(ステップ200)、呼制御部26Aにより、その発信操作で指定された電話端末3を発信先とする発信メッセージを、通信I/F部21から電話網5を介して呼制御サーバ1へ送信する(ステップ201)。
呼制御サーバ1の制御部13は、通信I/F部11により電話端末2からの発信メッセージを受信した場合、呼制御部13Aにより、記憶部12の監視情報12Bを参照して、発信先として指定されている電話端末3の端末状態を確認する。ここで、電話端末3について不在登録を確認した場合(ステップ202)、その発信側電話端末2が監視先電話端末3の監視元電話端末と一致するか監視情報12Bで確認する(ステップ203)。この一致の確認に応じて、呼制御部13Aは、電話端末2からの発信を通知する着信メッセージを、通信I/F部11から電話網5を介して電話端末3へ送信する(ステップ204)。
電話端末3の制御部36は、通信I/F部31により呼制御サーバ1からの着信メッセージを受信した場合、呼制御部36Aにより、この電話端末2からの不在着信を表示部33で表示する(ステップ205)。この際、電話端末3では利用者が不在の可能性が高いため、不在着信では、例えば数十秒から数分程度の間隔を持って、音声処理部22から着信音を定期的に送出する(ステップ206)。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、監視先電話端末3において、不在処理部36Bにより、記憶部35の不在処理情報35Bに不在状態が登録されている際に、電話網5からの着信を検出した場合は、当該不在着信を示す着信音を定期的に送出するようにしたので、利用者が帰宅あるいは帰席した時点で、不在着信があったことを容易に知ることができ、発信者に対して電話をするなどの適切な対応を行うことが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上の各実施の形態では、電話網5がIP電話網からなるIP電話システムを例として説明したが、これに限定されるものではない。電話網5としては、呼制御サーバ1,10と電話端末2,3との間でデータ通信を行うことにより各種制御メッセージを送受信できる、IP網やISDN網などの公知の通信ネットワークを利用でき、前述と同様の作用効果が得られる。
また、各実施の形態では、端末状態通知装置が呼制御サーバ1に実装されている場合を例として説明したが、端末状態通知装置を呼制御サーバ1から独立した装置として電話網5に接続してもよい。この場合には、各実施の形態で説明した端末状態通知装置から呼制御サーバの機能が分離した構成となる。これにより、端末状態通知装置を電話網5に追加接続するだけで済み、既存の呼制御サーバを変更することなく、端末状態監視サービスを実現できる。
また、第1の実施の形態では、監視先電話端末3において、不在処理情報35Bに不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、現在不在状態が登録されている旨を、可視表示や可聴表示により利用者へ報知するようにしたので、前述のように任意の操作を検出した時点で、不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置1に対して送信してもよいが、上記報知に応じた利用者の不在解除操作に応じて、不在解除状態を示す設定メッセージを端末状態通知装置1に対して送信するようにしてもよい。
また、第2の実施の形態では、不在着信を着信音を用いた可聴表示で行う場合を例として説明したが、この着信音として在席時における通常の着信音を用いる必要はなく、例えば音量を抑えた着信音を用いることにより周囲に対する影響を緩和できる。
また、不在着信は可聴表示に限定されるものではなく、不在着信を可視表示で行うようにしてもよく、両者を組み合わせてもよい。この場合には、例えば図7に示したように、不在モード設定状態に応じて点灯している不在モードランプ41Bを点滅表示させてもよい。特に、可視表示だけの場合には、利用者が不在の場合に着信音が送出されなくなり、電話端末3の周囲に対する影響を緩和できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置の構成を示すブロック図である。 監視情報の構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる監視元電話端末の構成を示すブロック図である。 監視処理情報の構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末の構成を示すブロック図である。 電話端末の外観図である。 不在処理情報の構成例である。 本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末での初期登録動作および不在登録動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置での監視登録動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる監視先電話端末での不在解除動作および端末状態通知動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる端末状態通知装置での監視解除動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる監視先電話端末の不在着信動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1…呼制御サーバ(端末状態通知装置)、11…通信I/F部、12…記憶部、12A…呼制御情報、12B…監視情報、12P…プログラム、13…制御部、13A…呼制御部、13B…監視要求受付部、13C…端末状態監視部、13D…端末状態通知部、2…電話端末(監視元)、2A…電話回線、21…通信I/F部、22…音声処理部、23…表示部、24…操作入力部、25…記憶部、25A…呼制御情報、25B…監視処理部、25P…プログラム、26…制御部、26A…呼制御部、26B…監視処理部、3…電話端末、3A…電話回線、31…通信I/F部、32…音声処理部、33…表示部、34…操作入力部、35…記憶部、35A…呼制御情報、35B…不在処理情報、35P…プログラム、36…制御部、36A…呼制御部、36B…不在処理部。

Claims (5)

  1. 通信網を介して呼制御サーバと接続し、当該呼制御サーバとの間で各種制御メッセージを送受信することにより任意の電話端末との通話を実現する電話端末であって、
    当該電話端末の不在/不在解除の状態を記憶する記憶部と、
    所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを、任意の電話端末における不在/不在解除の状態を他の電話端末へ通知する端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該状態を前記記憶部へ登録する不在処理部を備え、
    前記不在処理部は、前記記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、当該電話端末の不在解除状態を示す設定メッセージを前記端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該電話端末の不在解除の状態を前記記憶部へ登録する
    ことを特徴とする電話端末。
  2. 請求項1に記載の電話端末において、
    前記不在処理部は、前記記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、現在不在状態が登録されている旨を利用者へ報知する
    ことを特徴とする電話端末。
  3. 請求項1に記載の電話端末において、
    前記不在処理部は、前記記憶部に不在状態が登録されている際に、前記電話網からの着信を検出した場合は、当該不在着信を示す着信音を定期的に送出することを特徴とする電話端末。
  4. 通信網を介して呼制御サーバと接続し、当該呼制御サーバとの間で各種制御メッセージを送受信することにより任意の電話端末との通話を実現する電話端末で用いられる電話端末制御方法であって、
    記憶部により、当該電話端末の不在/不在解除の状態を記憶する記憶ステップと、
    不在処理部により、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを、任意の電話端末における不在/不在解除の状態を他の電話端末へ通知する端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該状態を前記記憶部へ登録する不在処理ステップと、
    前記記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、前記不在処理部により、当該電話端末の不在解除状態を示す設定メッセージを前記端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該電話端末の不在解除の状態を前記記憶部へ登録する不在解除ステップと
    を備えることを特徴とする電話端末制御方法。
  5. 通信網を介して呼制御サーバと接続し、当該呼制御サーバとの間で各種制御メッセージを送受信することにより任意の電話端末との通話を実現する電話端末のコンピュータに、
    記憶部により、当該電話端末の不在/不在解除の状態を記憶する記憶ステップと、
    不在処理部により、所定の不在モード設定キーの操作に応じて、当該電話端末の不在/不在解除の状態を示す設定メッセージを、任意の電話端末における不在/不在解除の状態を他の電話端末へ通知する端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該状態を前記記憶部へ登録する不在処理ステップと、
    前記記憶部に不在状態が登録されている際に、任意の操作を検出した場合には、前記不在処理部により、当該電話端末の不在解除状態を示す設定メッセージを前記端末状態通知装置に対して送信するとともに、当該電話端末の不在解除の状態を前記記憶部へ登録する不在解除ステップと
    を実行させるプログラム。
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