JP5423534B2 - インターホンシステム、センター装置、および騒音除去方法 - Google Patents

インターホンシステム、センター装置、および騒音除去方法 Download PDF

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Description

本発明は、インターホン制御技術に関し、特にインターホンから入力される周囲騒音を除去するための騒音除去技術に関する。
駅舎、遊技施設、公営競技施設など券売場では、利用者が自動券売機で発生したトラブルの内容を係員に音声で伝えるための設備として、インターホンシステムが広く用いられている。このようなインターホンシステムは、自動券売機側に設置された複数のインターホンと、係員側に設置された電話機とを、センター装置で交換接続する構成を備えている。特に、VoIP技術の普及に伴って、インターホンシステムにおいても、音声パケットを用いて音声通話が可能なIPインターホンやIP電話機が用いられている。
通常、このようなインターホンシステムが設置される環境は、多くの人で混雑しやすい場所であることから、インターホン側の周囲騒音が比較的大きく、利用者の音声とともに周囲騒音がインターホンから入力される。このため、電話機でインターホンと音声通話を開始した係員が、利用者の音声を明瞭に聞き取れない場合が多い。
従来、音声通話時にハンドセットから入力される周囲騒音を除去する技術として、電話機本体にマイクを設けて周囲音を検出し、この周囲音をハンドセットのマイクから入力された送話音に対して逆位相で加算することにより、送話音に含まれる周囲音をキャンセルして、相手電話機へ送信する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開平6−006435号公報
しかしながら、このような従来技術では、音声を送信する側のインターホンに、2つのマイクと周囲騒音を除去するための処理回路とを備える必要があるため、各インターホンの回路規模やコストが増大し、結果としてシステム全体のコストも増大という問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、システム全体のコストアップを抑制しつつ、周囲騒音を除去できる騒音除去技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるインターホンシステムは、通話音声データを送受信することにより通話を行う複数のインターホンと、通話音声データを送受信することにより通話を行う電話機と、これらインターホンのうちいずれかのインターホンでの呼出操作に応じて、当該呼出元インターホンと電話機とを接続して通話を実現するセンター装置とを備えるインターホンシステムであって、センター装置は、呼出元インターホンと電話機とを接続する際、呼出元インターホンおよび電話機との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始するとともに、インターホンのうちから呼出元インターホンとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホンとして選択し、当該モニタ用インターホンから当該モニタ用インターホンのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始する呼制御部と、呼出元インターホンから通話音声データを受信して電話機へ転送するとともに、電話機から通話音声データを受信して呼出元インターホンへ転送し、モニタ用インターホンから周囲音声データを受信して順次一時保存する中継処理部と、中継処理部で電話機へ転送する呼出元インターホンからの通話音声データについて、一時保存した周囲音声データのうち当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去する音声処理部とを備えている。
この際、呼制御部で、インターホンの配置関係を示す配置情報に基づいて、呼出元インターホンの最も近くに配置されているインターホンをモニタ用インターホンとして選択するようにしてもよい。
また、音声処理部で、時刻同期する通話音声データと周囲音声データとについて周波数スペクトラムを解析して、これら通話音声データおよび周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出し、この周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成し、このフィルターを用いて通話音声データから当該周囲音声成分を除去するようにしてもよい。
また、本発明にかかるセンター装置は、音声データを送受信することにより通話を行う複数のインターホンと、音声データを送受信することにより通話を行う電話機とを含むインターホンシステムで用いられて、これらインターホンのうちいずれかのインターホンでの呼出操作に応じて、当該呼出元インターホンと電話機との間の通話を実現するセンター装置であって、呼出元インターホンと電話機とを接続する際、呼出元インターホンおよび電話機との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始するとともに、インターホンのうちから呼出元インターホンとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホンとして選択し、当該モニタ用インターホンから当該モニタ用インターホンのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始する呼制御部と、呼出元インターホンから通話音声データを受信して電話機へ転送するとともに、電話機から通話音声データを受信して呼出元インターホンへ転送し、モニタ用インターホンから周囲音声データを受信して順次一時保存する中継処理部と、中継処理部で電話機へ転送する呼出元インターホンからの通話音声データについて、一時保存した周囲音声データのうち当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去する音声処理部とを備えている。
この際、呼制御部で、インターホンの配置関係を示す配置情報に基づいて、呼出元インターホンに最も近いに配置されているインターホンをモニタ用インターホンとして選択するようにしてもよい。
また、音声処理部で、時刻同期する通話音声データと周囲音声データとについて周波数スペクトラムを解析して、これら通話音声データおよび周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出し、この周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成し、このフィルターを用いて通話音声データから当該周囲音声成分を除去するようにしてもよい。
また、本発明にかかる騒音除去方法は、音声データを送受信することにより通話を行う複数のインターホンと、音声データを送受信することにより通話を行う電話機とを含むインターホンシステムで、これらインターホンのうちいずれかのインターホンでの呼出操作に応じて、当該呼出元インターホンと電話機との間の通話を実現するセンター装置で用いられる騒音除去方法であって、呼制御部が、呼出元インターホンと電話機とを接続する際、呼出元インターホンおよび電話機との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始するとともに、インターホンのうちから呼出元インターホンとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホンとして選択し、当該モニタ用インターホンから当該モニタ用インターホンのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始する呼制御ステップと、中継処理部が、呼出元インターホンから通話音声データを受信して電話機へ転送するとともに、電話機から通話音声データを受信して呼出元インターホンへ転送し、モニタ用インターホンから周囲音声データを受信して順次一時保存する中継処理ステップと、音声処理部が、中継処理ステップで電話機へ転送する呼出元インターホンからの通話音声データについて、一時保存した周囲音声データのうち当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去する音声処理ステップとを備えている。
この際、呼制御ステップで、インターホンの配置関係を示す配置情報に基づいて、呼出元インターホンに最も近いに配置されているインターホンをモニタ用インターホンとして選択するようにしてもよい。
また、音声処理ステップで、時刻同期する通話音声データと周囲音声データとについて周波数スペクトラムを解析して、これら通話音声データおよび周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出し、この周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成し、このフィルターを用いて通話音声データから当該周囲音声成分を除去するようにしてもよい。
本発明によれば、呼出元インターホンと電話機と間でやり取りされる通話音声データのうち、呼出元インターホンから電話機へ転送される通話音声データに含まれる周囲音声成分が、センター装置において、モニタ用インターホンで得られた周囲音声データを用いて除去される。
したがって、音声を送信する側のインターホンに、2つのマイクと周囲騒音を除去するための処理回路とを備える必要がなくなる。このため、各インターホンの回路規模やコストの増大を回避でき、結果としてシステム全体のコストアップを抑制しつつ、周囲騒音を除去することが可能となる。
本実施の形態にかかるインターホンシステムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるインターホンシステムの動作を示すシーケンス図である。 配置情報の構成例である。 騒音除去処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[インターホンシステム]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるインターホンシステムについて説明する。図1は、本実施の形態にかかるインターホンシステムの構成を示すブロック図である。
このインターホンシステム1は、駅舎、遊技施設、公営競技施設など券売場では、利用者が自動券売機で発生したトラブルの内容を係員に音声で伝えるための設備として、広く用いられるシステムである。
インターホンシステム1には、主な構成として、音声データを送受信することにより通話を行う複数のインターホン20(20A,20B,〜,20N)と、音声データを送受信することにより通話を行う電話機30と、これらインターホン20のうちいずれかのインターホンでの呼出操作に応じて、当該呼出元となるインターホン20と電話機30との間の通話を実現するセンター装置10とが設けられている。以下では、理解を容易とするため、インターホン20のうち、インターホン20Aを呼出元インターホンとし、インターホン20Bを後述するモニタ用インターホンとする。
本実施の形態は、センター装置10において、呼出元インターホン20Aと電話機30との通話を開始する際、インターホン20のうちから呼出元インターホン20Aとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホン20Bとして選択して、当該モニタ用インターホン20Bから当該モニタ用インターホン20Bのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データの受信するための音声通信を開始し、電話機30へ転送する呼出元インターホン20Aからの通話音声データについて、当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去するようにしたものである。
[センター装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるセンター装置10の構成について詳細に説明する。
センター装置10は、全体としてサーバ装置などの通信処理装置からなり、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)11、中継処理部12、音声処理部13、記憶部14、および呼制御部15が設けられている。
通信I/F部11は、専用のデータ通信回路からなり、通信回線50を介してインターホン20や電話機30との間でパケット通信を行うことにより、音声データや制御メッセージを送受信する機能を有している。
中継処理部12は、呼出元インターホン20Aと電話機30との間で通話を行う場合、通信I/F部11を介して呼出元インターホン20Aから通話音声データを受信する機能と、受信した呼出元インターホン20Aからの通話音声データを通信I/F部11を介して電話機30へ転送する機能と、通信I/F部11を介して電話機30から通話音声データを受信する機能と、電話機30から受信した通話音声データを通信I/F部11を介して呼出元インターホン20Aへ転送する機能と、呼制御部15で選択されたモニタ用インターホン20Bから通信I/F部11を介して周囲音声データを受信して記憶部14に一時保存する機能とを有している。
音声処理部13は、高速フーリエ変換処理機能を持つデジタル信号処理回路からなり、中継処理部12で電話機30へ転送する呼出元インターホン20Aからの通話音声データについて、記憶部14に一時保存した周囲音声データのうち当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて、当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去する機能を有している。
周囲音声成分を除去する具体的な機能として、音声処理部は、時刻同期する通話音声データと周囲音声データとについて周波数スペクトラムを解析する機能と、これら通話音声データおよび周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出する機能と、この周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成する機能と、このフィルターを用いて通話音声データから当該周囲音声成分を除去する機能とを有している。
記憶部14は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、各機能部での処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。各種処理情報としては、例えば、モニタ用インターホン20Bから受信した周囲音声データや、モニタ用インターホン20Bを選択するための位置情報などがある。
呼制御部15は、SIP(Session Initiation Protocol)などの呼制御プロトコルに基づいて、インターホン20および電話機30の呼制御を行うことにより、インターホン20のうちいずれかの呼出元インターホン20Aでの呼出操作に応じて電話機30を呼び出し、電話機30での応答操作に応じて、RTP(Real-time Transport Protocol)などのデータ転送プロトコルを用いて、呼出元インターホン20Aと電話機30とを接続して通話を実現する機能とを有している。
呼制御部15の具体的な機能としては、呼出元インターホン20Aと電話機30とを接続する際、呼出元インターホン20Aおよび電話機30との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始する機能と、インターホン20のうちから呼出元インターホン20Aとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホン20Bとして選択し、当該モニタ用インターホン20Bから当該モニタ用インターホン20Bのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始する機能とがある。
センター装置10におけるこれら機能部のうち、中継処理部12および呼制御部15は、専用の制御回路で構成してもよく、記憶部14のプログラムを読み込んで実行するCPUで実現してもよい。
[インターホン]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるインターホン20の構成について詳細に説明する。
このインターホン20は、全体としてドアホンなどの通話端末からなり、主な機能部として、通信インターフェース部(以下、通信I/Fという)21、コーデック22、操作入力部23、表示部24、記憶部25、および呼制御部26が設けられている。
通信I/F部21は、専用のデータ通信回路からなり、通信回線50を介してセンター装置10や電話機30との間でパケット通信を行うことにより、音声データや制御メッセージを送受信する機能を有している。
コーデック22は、専用の音声処理回路からなり、通信I/F部21で受信した音声データを音声信号に復号してスピーカSPから出力する機能と、マイクMICから入力された音声信号を音声データに符号化して通信I/F部21へ出力する機能とを有している。
操作入力部23は、呼出ボタンなど各種のボタンやスイッチからなり、利用者の操作を検出して呼制御部26へ出力する機能を有している。
表示部24は、LEDやLCDなどの表示装置からなり、呼制御部26からの出力に応じて通話状態などの各種状態を表示する機能を有している。
記憶部25は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、各機能部での処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
呼制御部26は、SIP(Session Initiation Protocol)などの呼制御プロトコルに基づいてインターホン20に関する呼制御を行う機能を有しており、具体的には、操作入力部23で検出された呼出操作に応じて、通信I/F部21を介してセンター装置10へ発信メッセージを送信する機能と、通信I/F部21を介して受信したセンター装置10からの応答メッセージに応じて、センター装置10との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始する機能と、通信I/F部21を介して受信したセンター装置10からの呼出メッセージに応じて、センター装置10との間で周囲音声データを送信するための音声通信を開始する機能とを有している。
インターホン20におけるこれら機能部のうち、呼制御部15は、専用の制御回路で構成してもよく、記憶部25のプログラムを読み込んで実行するCPUで実現してもよい。
また、電話機30は、通信回線50を介したパケット通信で音声データや制御メッセージを送受信することにより、音声通話を行う一般的なIP電話機であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[本実施の形態の動作]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかるインターホンシステム1の動作について説明する。図2は、本実施の形態にかかるインターホンシステムの動作を示すシーケンス図である。
ここでは、呼出元インターホン20Aでの呼出操作に応じて、センター装置10で、呼出元インターホン20Aと電話機30との間の通話を実現する際、インターホン20Bで得られた周囲音声データを用いて、インターホン20Aの通話音声データから周囲音声成分を除去する場合を例として説明する。
インターホン20Aにおいて、利用者が呼出ボタンを押下して呼出操作を行った場合(ステップ100)、インターホン20Aの呼制御部26は、発信メッセージをセンター装置10へ送信する(ステップ101)。
センター装置10の呼制御部15は、インターホン20Aからの発信メッセージに応じて、電話機30へ呼出メッセージを送信し(ステップ102)、電話機30からの呼出OKメッセージに応じて(ステップ103)、呼出中メッセージをインターホン20Aへ送信する(ステップ104)。
また、電話機30は、センター装置10からの呼出メッセージに応じて、着信音の出力を開始する(ステップ105)。
この後、係員による電話機30での応答操作に応じて(ステップ110)、電話機30からセンター装置10へ応答メッセージが送信される(ステップ111)。
センター装置10の呼制御部15は、電話機30からの応答メッセージに応じて、相手応答メッセージをインターホン20Aへ送信するとともに(ステップ112)、インターホン20Aの最も近くに配置されているインターホンをモニタ用インターホン20Bとして選択し(ステップ113)、選択したモニタ用インターホン20Bに対して呼出メッセージを送信する(ステップ114)。
呼出元インターホンの最も近くに配置されているインターホンを選択する方法としては、記憶部14に予め登録しておいたインターホン20の配置関係を示す配置情報に基づいて、選択すればよい。
図3は、配置情報の構成例である。ここでは、各インターホン20が線状に配置されている場合を例として、これらインターホン20の配置順序を示す位置番号ごとに、当該インターホン20のIPアドレスが登録されている。例えば、インターホン20AのIPアドレスが「192.168.20.5」の場合、位置番号が「2」となるため、これに隣接する位置番号「1」または「3」のインターホンをモニタ用インターホン20Bとして選択すればよい。
図3では、各インターホン20が線状に配置されている場合を例としているが、各インターホン20が平面的に分散して配置されている場合など、位置関係が複雑な場合には、各インターホン20の設置位置を示す座標データを登録しておき、モニタ用インターホンを選択する際に、各インターホンとの距離を座標データから算出して、最も近いインターホンを選択すればよい。また、座標データに代えて各インターホン間の距離を登録しておいてもよい。
また、呼制御部15において、各インターホン20の使用状態が管理されていることから、選択したインターホンが使用されている場合には、次に近いインターホンを選択すればよい。
インターホン20Bの呼制御部26は、センター装置10からの呼出メッセージに応じて、利用者による応答操作を必要とすることなく自動応答し(ステップ115)、応答メッセージをセンター装置10へ送信する(ステップ116)。
これにより、センター装置10の呼制御部15は、呼出元であるインターホン20Aとの間で、通話音声データを送受信するための音声通信を開始するとともに(ステップ120)、呼出先である電話機30との間で、通話音声データを送受信するための音声通信を開始する(ステップ121)。
また、センター装置10の中継処理部12は、インターホン20Aからの通話音声データと電話機30からの通話音声データとを相互に中継転送する。これにより、インターホン20Aと電話機30とが接続されて、インターホン20A側の利用者と電話機30側の係員との間で通話が開始される。
また、センター装置10の呼制御部15は、モニタ用のインターホン20Bとの間で、インターホン20Bからインターホン20Aの周囲音声を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始する(ステップ122)。
これにより、中継処理部12は、インターホン20Bから周囲音声データを受信し、順次、記憶部14に一時保存する。
一方、センター装置10の音声処理部13は、中継処理部12で電話機30へ転送する呼出元インターホン20Aからの通話音声データについて、記憶部14に一時保存した周囲音声データのうち、当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて、インターホン20Aからの通話音声データに含まれる周囲音声成分の除去を開始する(ステップ123)。
これにより、周囲騒音が除去された通話音声データが、中継処理部12によりセンター装置10から電話機30へ転送される。
この後、係員による電話機30での終話操作に応じて(ステップ130)、終話メッセージが電話機30からセンター装置10へ送信される(ステップ131)。
センター装置10の呼制御部15は、この終話メッセージに応じて、インターホン20A,20Bに対して終話メッセージを送信する(ステップ132)。
これにより、センター装置10と、電話機30およびインターホン20A,20Bとの間の通話路が切断されて、通話が終了する。
[騒音除去処理]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるセンター装置10の音声処理部13における騒音除去処理について説明する。図4は、騒音除去処理を示すフローチャートである。
中継処理部12は、呼出元のインターホン20Aから通話音声データを受信した際、電話機30へ転送される前に、音声処理部13で、通話音声データごとに図4の騒音除去処理を実行する。
まず、音声処理部13は、中継処理部12から通話音声データを取得し(ステップ150)、この通話音声データに添付されているタイムスタンプを確認する。通常、RTPなどのデータ転送プロトコルでやり取りする音声パケットには、格納している音声データの処理時刻がタイムスタンプとして記録されている。
次に、音声処理部13は、記憶部14に一時記憶されているモニタ用インターホン20Bからの周囲音声データを参照し、これら周囲音声データのうちから上記通話音声データのタイムスタンプと最も近いタイムスタンプの周囲音声データを取得する(ステップ151)。
続いて、音声処理部13は、これら通話音声データと周囲音声データについて、高速フーリエ変換処理でそれぞれ周波数スペクトラムの解析を行い(ステップ152)、通話音声データと周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出する(ステップ153)。
利用者の通話音声は、インターホン20AのマイクMICからのみ入力されるが、周囲騒音は、インターホン20A,20Bの双方のマイクMICに共通して入力される。このため、通話音声データと周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分と見なすことができる。
このようにして周囲音声成分を検出した後、音声処理部13は、周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成して(ステップ154)、このフィルターを用いて通話音声データから周囲音声を除去し(ステップ155)、周囲音声を除去した後の通話音声データを中継処理部12へ出力して(ステップ156)、一連の騒音除去処理を終了する。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、センター装置10において、呼制御部15により、呼出元インターホン20Aと電話機30とを接続する際、呼出元インターホン20Aおよび電話機30との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始するとともに、インターホンのうちから呼出元インターホン20Aとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホン20Bとして選択し、当該モニタ用インターホン20Bから当該モニタ用インターホン20Bのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始し、中継処理部12により、呼出元インターホン20Aから通話音声データを受信して電話機30へ転送するとともに、電話機30から通話音声データを受信して呼出元インターホン20Aへ転送し、モニタ用インターホン20Bから周囲音声データを受信して順次一時保存し、音声処理部13により、中継処理部12で電話機30へ転送する呼出元インターホン20Aからの通話音声データについて、一時保存した周囲音声データのうち当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去している。
これにより、呼出元インターホン20Aと電話機30と間でやり取りされる通話音声データのうち、呼出元インターホン20Aから電話機30へ転送される通話音声データに含まれる周囲音声成分が、センター装置10において、モニタ用インターホン20Bで得られた周囲音声データを用いて除去される。
したがって、音声を送信する側のインターホンに、2つのマイクと周囲騒音を除去するための処理回路とを備える必要がなくなる。このため、各インターホンの回路規模やコストの増大を回避でき、結果としてシステム全体のコストアップを抑制しつつ、周囲騒音を除去することが可能となる。
また、本実施の形態では、呼制御部15で、インターホン20の配置関係を示す配置情報に基づいて、呼出元インターホン20Aの最も近くに配置されているインターホンをモニタ用インターホン20Bとして選択するようにしたので、呼出元インターホン20Aの周囲騒音とほぼ等しい周囲音声を示す周囲音声データを取得することができ、極めて効果的に周囲騒音を除去することが可能となる。なお、モニタ用として使用中のインターホン20Bで別の利用者が呼出操作を行った場合、呼出元インターホン20Aに対して当該インターホン20Bの次に近いインターホン20をモニタ用として選択し直せばよい。
また、本実施の形態では、音声処理部13で、時刻同期する通話音声データと周囲音声データとについて周波数スペクトラムを解析して、これら通話音声データおよび周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出し、この周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成し、このフィルターを用いて通話音声データから当該周囲音声成分を除去するようにしたので、音声データを音声信号へ復号することなく符号化された音声データのまま、周囲騒音を除去することができ、処理効率を高めることができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1…インターホンシステム、10…センター装置、11…通信I/F部、12…中継処理部、13…音声処理部、14…記憶部、15…呼制御部、20…インターホン、21…通信I/F部、22…コーデック、23…操作入力部、24…表示部、25…記憶部、26…呼制御部、30…電話機、50…通話回線、SP…スピーカ、MIC…マイク。

Claims (9)

  1. 通話音声データを送受信することにより通話を行う複数のインターホンと、通話音声データを送受信することにより通話を行う電話機と、これらインターホンのうちいずれかのインターホンでの呼出操作に応じて、当該呼出元インターホンと電話機とを接続して通話を実現するセンター装置とを備えるインターホンシステムであって、
    前記センター装置は、
    前記呼出元インターホンと前記電話機とを接続する際、前記呼出元インターホンおよび前記電話機との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始するとともに、前記インターホンのうちから前記呼出元インターホンとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホンとして選択し、当該モニタ用インターホンから当該モニタ用インターホンのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始する呼制御部と、
    前記呼出元インターホンから前記通話音声データを受信して前記電話機へ転送するとともに、前記電話機から前記通話音声データを受信して前記呼出元インターホンへ転送し、前記モニタ用インターホンから前記周囲音声データを受信して順次一時保存する中継処理部と、
    前記中継処理部で前記電話機へ転送する前記呼出元インターホンからの通話音声データについて、一時保存した前記周囲音声データのうち当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去する音声処理部と
    を備えることを特徴とするインターホンシステム。
  2. 請求項1に記載のインターホンシステムにおいて、
    前記呼制御部は、前記インターホンの配置関係を示す配置情報に基づいて、前記呼出元インターホンの最も近くに配置されているインターホンを前記モニタ用インターホンとして選択することを特徴とするインターホンシステム。
  3. 請求項1に記載のインターホンシステムにおいて、
    前記音声処理部は、時刻同期する前記通話音声データと前記周囲音声データとについて周波数スペクトラムを解析して、これら通話音声データおよび周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出し、この周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成し、このフィルターを用いて前記通話音声データから当該周囲音声成分を除去することを特徴とするインターホンシステム。
  4. 音声データを送受信することにより通話を行う複数のインターホンと、音声データを送受信することにより通話を行う電話機とを含むインターホンシステムで用いられて、これらインターホンのうちいずれかのインターホンでの呼出操作に応じて、当該呼出元インターホンと電話機との間の通話を実現するセンター装置であって、
    前記呼出元インターホンと前記電話機とを接続する際、前記呼出元インターホンおよび前記電話機との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始するとともに、前記インターホンのうちから前記呼出元インターホンとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホンとして選択し、当該モニタ用インターホンから当該モニタ用インターホンのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始する呼制御部と、
    前記呼出元インターホンから前記通話音声データを受信して前記電話機へ転送するとともに、前記電話機から前記通話音声データを受信して前記呼出元インターホンへ転送し、前記モニタ用インターホンから前記周囲音声データを受信して順次一時保存する中継処理部と、
    前記中継処理部で前記電話機へ転送する前記呼出元インターホンからの通話音声データについて、一時保存した前記周囲音声データのうち当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去する音声処理部と
    を備えることを特徴とするセンター装置。
  5. 請求項4に記載のセンター装置において、
    前記呼制御部は、前記インターホンの配置関係を示す配置情報に基づいて、前記呼出元インターホンに最も近いに配置されているインターホンを前記モニタ用インターホンとして選択することを特徴とするセンター装置。
  6. 請求項4に記載のセンター装置において、
    前記音声処理部は、時刻同期する前記通話音声データと前記周囲音声データとについて周波数スペクトラムを解析して、これら通話音声データおよび周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出し、この周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成し、このフィルターを用いて前記通話音声データから当該周囲音声成分を除去することを特徴とするセンター装置。
  7. 音声データを送受信することにより通話を行う複数のインターホンと、音声データを送受信することにより通話を行う電話機とを含むインターホンシステムで、これらインターホンのうちいずれかのインターホンでの呼出操作に応じて、当該呼出元インターホンと電話機との間の通話を実現するセンター装置で用いられる騒音除去方法であって、
    呼制御部が、前記呼出元インターホンと前記電話機とを接続する際、前記呼出元インターホンおよび前記電話機との間で通話音声データを送受信するための音声通信を開始するとともに、前記インターホンのうちから前記呼出元インターホンとは異なるインターホンを周囲音声取得用のモニタ用インターホンとして選択し、当該モニタ用インターホンから当該モニタ用インターホンのマイクで得られた周囲騒音を示す周囲音声データを受信するための音声通信を開始する呼制御ステップと、
    中継処理部が、前記呼出元インターホンから前記通話音声データを受信して前記電話機へ転送するとともに、前記電話機から前記通話音声データを受信して前記呼出元インターホンへ転送し、前記モニタ用インターホンから前記周囲音声データを受信して順次一時保存する中継処理ステップと、
    音声処理部が、前記中継処理ステップで前記電話機へ転送する前記呼出元インターホンからの通話音声データについて、一時保存した前記周囲音声データのうち当該通話音声データと時刻同期する周囲音声データを用いて当該通話音声データに含まれる周囲音声成分を除去する音声処理ステップと
    を備えることを特徴とする騒音除去方法。
  8. 請求項7に記載の騒音除去方法において、
    前記呼制御ステップは、前記インターホンの配置関係を示す配置情報に基づいて、前記呼出元インターホンに最も近いに配置されているインターホンを前記モニタ用インターホンとして選択することを特徴とする騒音除去方法。
  9. 請求項7に記載の騒音除去方法において、
    前記音声処理ステップは、時刻同期する前記通話音声データと前記周囲音声データとについて周波数スペクトラムを解析して、これら通話音声データおよび周囲音声データの双方に含まれる同一周波数成分を周囲音声成分として検出し、この周囲音声成分を除去するためのフィルターを生成し、このフィルターを用いて前記通話音声データから当該周囲音声成分を除去することを特徴とする騒音除去方法。
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