JP2008276143A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Takeshi Sue
猛 須江
Yukio Furuya
幸男 古谷
Akito Wada
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Abstract

【課題】レンズを保持するレンズホルダおよびスリーブを用いて移動体を構成した場合でも、設計の自由度を高めることのできるレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置では、移動体3が、レンズ121を保持する円筒状のレンズホルダ12と、このレンズホルダ12を内側に保持する円筒状のスリーブ13とを備えている。移動体3を構成するにあたっては、スリーブ13の内側にレンズホルダ12を圧入し、スリーブ13の内側にレンズホルダ12を嵌合し、スリーブ13とレンズホルダ12とを同軸状態とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンズを光軸方向に変位駆動して被写体の像を結像させるレンズ駆動装置に
関する。
近年、カメラが搭載されたカメラ付き携帯電話機が普及するにつれ、その携帯電話機を用いて様々な被写体を撮影する機会が増えている。例えば、友人や風景など、カメラのレンズからある程度離れた被写体を撮影(通常撮影)したり、バスの時刻表や花びらなど、カメラのレンズと近接した位置にある被写体を撮影(接写撮影)したりする場合がある。接写撮影(マクロ撮影)の場合、カメラのレンズ位置は、通常撮影時のレンズ位置よりも、僅かに被写体側に近づいた位置にする必要がある。そのため、この種の撮影レンズ系では、レンズを光軸方向に変位駆動する駆動機構を備えており、スイッチの切り替えによってこの駆動機構を駆動し、レンズを光軸方向に移動させることができるようになっている(例えば特許文献1参照)。
このようなレンズ駆動装置において、レンズを保持する移動体については、図4(c)および図10に示すように、レンズ121xを保持する円筒状のレンズホルダ12xの外周面に雄ねじ120xを形成する一方、円筒状のスリーブ13xの内周面に雌ねじ120xを形成しておけば、例えば、使用するレンズ121xをレンズ駆動装置の機種などに応じて変更する場合でも、レンズ駆動装置を組み立てる際に所定のレンズ121xを保持するレンズホルダ12xをスリーブ13x内に螺着すればよく、スリーブ13xの仕様については変更する必要がないという利点がある。
特開2005−37865号公報
しかしながら、図4(c)および図10を参照して説明した移動体3xでは、レンズホルダ12xの外周面およびスリーブ13xの内周面にねじ溝を形成する必要がある分、レンズホルダ12xおよびスリーブ13xの厚さ寸法(半径方向の肉厚)を大きく設定しなければならないという問題点がある。このため、図4(c)および図10を参照して説明した構造は、レンズ駆動装置の小型化に適さないとともに、スリーブ13xの外周側に配置される磁気駆動機構のサイズに大きな制約を及ぼすなど、設計の自由度が低く好ましくない。
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、レンズを保持するレンズホルダおよびスリーブを用いて移動体を構成した場合でも、小型化設計や推進力の向上を図った設計を行うことができるなど、設計の自由度を高めることのできるレンズ駆動装置を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明では、レンズを備えた移動体と、該移動体を前記レンズの光軸方向に移動可能に支持する支持体と、前記移動体を光軸方向に駆動する駆動機構とを有するレンズ駆動装置において、前記移動体は、前記レンズを保持するレンズホルダと、該レンズホルダを内側に保持する筒状のスリーブとを備え、前記レンズホルダは、前記スリーブ内への嵌合により当該スリーブに保持されていることを特徴とする。
本発明において、移動体は、レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダを内側に保持する筒状のスリーブとを備えているため、例えば、使用するレンズをレンズ駆動装置の機種などに応じて変更する場合でも、レンズ駆動装置を組み立てる際、所定のレンズを保持する円筒状のレンズホルダをスリーブ内に保持させればよく、スリーブの仕様については変更する必要がない。また、レンズホルダをスリーブに保持させるにあたって、レンズホルダのスリーブ内への嵌合を利用しているため、レンズホルダの外周面およびスリーブの内周面にねじ溝を形成する必要がない分、レンズホルダおよびスリーブの厚さ寸法(半径方向の肉厚)を小さく設定することができる。従って、スリーブの外周側に配置される磁気駆動機構のサイズをそのままにすれば、レンズ駆動装置の小型化を図ることができる一方、レンズ駆動装置のサイズをそのままにすれば、その分、スリーブの外周側に配置される磁気駆動機構のサイズに大きくできる。
本発明において、前記スリーブ内への前記レンズホルダの嵌合は、例えば、中間ばめあるいはしまりばめである。「中間ばめ」は、スリーブの内径寸法およびレンズホルダの外径寸法の公差によって生じた締めしろを利用した嵌合であり、「しまりばめ」は、常に締めしろが生じるようにスリーブの内径寸法およびレンズホルダの外径寸法を設定した嵌合である。
本発明において、前記レンズホルダの外周面および前記スリーブの内周面のうちのいずれか一方側には、他方側に接触する支持用突起が周方向の3個所に形成されていることが好ましい。このように構成すると、レンズホルダとスリーブとを同軸状に配置でき、かつ、確実な嵌合を実現することができる。
本発明において、前記レンズホルダの外周面および前記スリーブの内周面のうちの少なくとも一方には、シボ面が形成されていることが好ましい。
本発明において、前記レンズホルダは、前記スリーブ内に軽圧入により嵌合されている構成を採用することができる。
本発明において、前記レンズホルダは、前記スリーブ内に圧入により嵌合されている構成を採用することができる。
本発明において、前記レンズホルダと前記スリーブとの間には、前記スリーブ内で前記レンズホルダの軸線方向の傾きを調整するための傾き調整機構が構成されていることが好ましい。このような傾き調整機構は、例えば、前記レンズホルダの外周面および前記スリーブの内周面のうちのいずれか一方に形成されたテーパ面により構成することができる。
本発明において、前記移動体において光軸方向の一方側端部には、前記スリーブ内から前記レンズホルダの取り出しを容易とする取り出し部が形成されていることが好ましい。
本発明においては、移動体は、レンズホルダと、このレンズホルダを内側に保持する筒状のスリーブとを備えているため、例えば、使用するレンズをレンズ駆動装置の機種などに応じて変更する場合でも、レンズ駆動装置を組み立てる際、所定のレンズを保持する円筒状のレンズホルダをスリーブ内に保持させればよく、スリーブの仕様については変更する必要がない。また、レンズホルダをスリーブに保持させるにあたって、レンズホルダのスリーブ内への嵌合を利用しているため、レンズホルダの外周面およびスリーブの内周面にねじ溝を形成する必要がない分、レンズホルダおよびスリーブの厚さ寸法(半径方向の肉厚)を小さく設定することができる。従って、スリーブの外周側に配置される磁気駆動機構のサイズをそのままにすれば、レンズ駆動装置の小型化を図ることができる一方、レンズ駆動装置のサイズをそのままにすれば、その分、スリーブの外周側に配置される磁気駆動機構のサイズに大きくでき、移動体に対する推進力を大きくすることができるなど、設計の自由度が高い。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明するレンズ駆動装置は、カメラ付き携帯電話機の他にも、様々な電子機器に取り付けることが可能である。例えば、薄型のデジタルカメラ、PHS、PDA、バーコードリーダ、監視カメラ、車の背後確認用カメラ、光学的認証機能を有するドア等に用いることができる。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置の正面を斜め上方からみた外観図、および分解斜視図である。
図1(a)、(b)において、本形態のレンズ駆動装置1は、カメラ付き携帯電話機などに用いられる薄型カメラにおいて、例えば3枚のレンズ121を光軸方向に沿って被写体(物体側)に近づくA方向(前側)、および被写体とは反対側(像側)に近づくB方向(後側)の双方向に移動させるためのものであり、略直方体形状を有している。レンズ駆動装置1は、概ね、3枚のレンズ121および固定絞りを内側に備えた円筒状のレンズホルダ12を保持した移動体3と、この移動体3を光軸方向に沿って移動させるレンズ駆動機構5と、レンズ駆動機構5および移動体3などが搭載された支持体2とを有している。移動体3は、円筒状のスリーブ13を備えており、その内側に円筒状のレンズホルダ12が保持されている。従って、移動体3の外形形状はスリーブ13によって規定され、略円柱形状を備えている。なお、レンズホルダ12は、レンズ121に対する窓部128を備えた上底部129を有している。
本形態において、支持体2は、像側で撮像素子(図示せず)を保持するための矩形の撮像素子ホルダ19と、被写体側に位置する矩形のケース11と、ケース11の被写体側を覆う板状カバー18(カバー部)とを備えており、ケース11および板状カバー18の中央には、被写体からの反射光をレンズに取り込むための円形の入射窓110、180が各々形成されている。支持体2は、さらに、撮像素子ホルダ19とケース11との間に挟持された四角筒状のバックヨーク16(枠部)を備えており、バックヨーク16は、後述するマグネット17とともに、コイル30に鎖交磁界を発生させる鎖交磁界発生体4を構成している。なお、スリーブ13を磁性材料により形成すれば、スリーブ13も、鎖交磁界発生体4の一部として利用することができる。
レンズ駆動機構5は、スリーブ13の外周面に巻回されたコイル30と、コイル30に鎖交磁界を発生させる鎖交磁界発生体4とを備え、コイル30および鎖交磁界発生体4により磁気駆動機構5aが構成されている。鎖交磁界発生体4は、コイル30に対して外周側で対向する4つのマグネット17と、鋼板などの強磁性板からなる角筒状のバックヨーク16とを備えている。
バックヨーク16は、撮像素子ホルダ19とケース11との間に挟持された状態にあり、バックヨーク16は、レンズ駆動装置1の側面で露出し、その側面部を構成している。また、バックヨーク16は移動体3の周りを囲んだ状態にある。
レンズ駆動機構5は、さらに、バックヨーク16と撮像素子ホルダ19との間、およびバックヨーク16とケース11との間の各々にバネ部材14x、14yを備えている。2つのバネ部材14x、14yはいずれも金属製であり、所定厚の板材に対するプレス加工、あるいはエッチング加工により形成したものである。なお、2つのバネ部材14x、14yの光軸方向における厚さ(板厚)は、便宜、変えてもよい。また、2つのバネ部材14x、14yを構成する材質が互いに異なるが、厚さを同じにする構成を採用してもよい。ここで、バックヨーク16と撮像素子ホルダ19との間に配置されたバネ部材14xは、バネ片14a、14bに2分割されており、コイル30の2本の端末は各々、バネ片14a、14bに接続される。その際、コイル30の2本の端末のうち、被写体側の端末は、スリーブ13の外周面に形成された溝(図示せず)を通ることにより、コイル30の下を潜ってバネ片14aまで引き回されている。また、バックヨーク16と撮像素子ホルダ19との間に保持されたバネ部材14xにおいて、バネ片14a、14bには各々、端子140a、140bが形成されており、バネ部材14xはコイル30に対する給電部材としても機能する。
本形態において、バネ部材14xは、バネ片14a、14bに2分割されているが、かかる分割は、レンズ駆動装置1に搭載された後、切断されたものであり、切断前の形状、および切断後の機能は、バックヨーク16とケース11との間に配置されたバネ部材14yと略同様である。
バックヨーク16は、コイル30が配置されている領域の光軸方向の寸法、および駆動マグネットの光軸方向の寸法よりも大きい。このため、マグネット17とコイル30との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくすることができ、スリーブ13の移動量と、コイル30に流す電流との間のリニアリティを向上させることができる。従って、本形態のバックヨーク16では、例えば、バックヨーク16の形状をコイル30の側面および下面または上面を覆うような形状にせずとも、上記した漏れ磁束を減少させる等の効果を得ることができる。
バックヨーク16は、外周形状が略長方形であり、対向する一対の側面部161は平面状に形成され、他方の対向する一対の側面部162には、両端部163が内側に凹んでいる分、中央には外側に段差状に突出する凸部16aが形成されている。
なお、レンズ駆動機構5は、スリーブ13の上端に保持されたリング状、棒状、球状の磁性片(図示せず)を有することがあり、このような磁性片は、マグネット17との間に作用する吸引力により移動体3に対して光軸方向の付勢力を印加する。このため、移動体3が無通電時に自重で変位することを防止することができるため、移動体3に所望の姿勢を維持させることが可能である。また、磁性片は、一種のバックヨークとして作用し、マグネット17とコイル30との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくすることができる。
ケース11は、バックヨーク16の被写体側に被さり、中央には入射窓110が形成された板部115を有している。板部115の四隅には、被写体側に突き出た段部111、および撮像素子側に延びる小突起112が形成され、板部115の一対の対向する辺部には、板状カバー18の切り欠き187に嵌る保持部113が形成されている。また、撮像素子ホルダ19には、その四隅に、被写体側に延びる小突起192が形成され、側面から被写体側に向かっては柱状部材191が延びている。なお、撮像素子ホルダ19の小突起192およびケース11の小突起112は、2つのバネ部材14x、14yを各々、支持体2に接続する際に用いられる。
板状カバー18は非磁性の薄板(例えば、SUS304)によって構成されており、ケース11の被写体側に被さる天板部185を有している。天板部185の中央には入射窓180が形成されている。天板部185は略長方形状をしているが、四隅および対向する一辺の中央付近には、それぞれ矩形状の切り欠き186、187が形成されている。天板部185の一対の対向辺部分からは1対の係合脚部181が下方に延びている。また、天板部185の他の一対の対向辺部分では、切り欠き187を挟む両端付近から1対の係合脚部182が各々下方に延びている。係合脚部181、182の各々には、その中央領域付近に貫通穴183が形成されている。
従って、撮像素子ホルダ19、バネ部材14x、バックヨーク16、バネ部材14y、およびケース11を重ねた状態で、板状カバー18を重ね合わせる際、ケース11の保持部113に板状カバー18の切り欠き187を各々、嵌め込むことにより、ケース11の上面に板状カバー18が位置決めされる。その際、天板部185の四隅に形成された切り欠き186内には、ケース11の四隅に形成された段部111が配置される。また、係合脚部181はバックヨーク16の側面部161と当接し、係合脚部182はバックヨーク16の側面部162に当接し、かつ、凸部16aを挟み込むように配置される。このように配置された係合脚部181、182において、例えば、各々が有する貫通穴183より嫌気性接着剤を塗布することで側面部161、162と係合脚部181、182とを固定し、さらにレーザ溶接により側面部161、162と係合脚部181、182とを接合することにより、板状カバー18をバックヨーク16に固定することができる。
本形態において、4つのマグネット17は各々、バックヨーク16の内周面のうち、4つの角部分に固定されている。4つのマグネット17はいずれも光軸方向において2分割されており、いずれにおいても内面と外面とが異なる極に着磁されている。また、4つのマグネット17では、例えば、上半分では内面がN極に着磁され、外面がS極に着磁され、下半分では、内面がS極に着磁され、外面がN極に着磁されている。従って、コイル30は、マグネット17の上半分と下半分に対応して2分割されており、2分割されたコイルの巻回方向は反対である。このように、マグネット17を四隅に分割して配置すれば、バックヨーク16の辺部の中央部分において、バックヨーク16とスリーブ13との隙間が狭くなっている場合でも、マグネット17に薄い部分が発生することを防止でき、マグネット17の強度を高めることができる。また、マグネット17をバックヨーク16の内側に容易に組み込むことができる。
本形態において、スリーブ13の外周面には、被写体側の端部および撮像素子側の端部の各々で外周側に向けて突出する拡張部13a、13bが形成されている。ここで、拡張部13a、13bは、レンズ121(レンズホルダ12)を挟む両側位置において、光軸Xに対して直交する方向に拡張している。このように構成したスリーブ13(移動体3)を支持体2内に配置すると、拡張部13a、13bは、隣接するマグネット17の間において、バックヨーク16の凸部16aの内側に配置される。ここで、凸部16aは、光軸方向に延びており、凸部16aは、移動体3が光軸方向に移動した際、拡張部13a、13bの光軸方向への移動を許容する移動路16eとして機能する。また、衝撃等で移動体3が光軸方向と直交する方向(左右方向や周方向)に変位した場合、拡張部13aがバックヨーク16の凸部16aの内壁に当接するため、それ以上の移動体3の光軸方向と直交する左右方向における変位や、周方向への回転変位を防ぐことができる。なお、スリーブ13の被写体側端部や撮像素子側端部には、バネ部材14x、14yを搭載する際の位置決めを行なうための段部や突起(図示せず)が形成されることもある。
(基本動作)
図2は、図1に示すレンズ駆動装置1の動作を模式的に示す説明図である。特に、図2(a)は、図1に示すレンズ駆動装置1を相対向する辺の中央部分を結んだ線で切断したときの縦断面図に相当し、図2(b)は、図1に示すレンズ駆動装置1を相対向する角部分を結んだ線で切断したときの縦断面図に相当する。なお、図2では、移動体3のうち、レンズホルダ12およびスリーブ13のみを模式的に示してあり、レンズ121の図示を省略してある。また、図2の左半部にはスリーブ(移動体3)が後側に位置する状態を示し、図2の右半部にはスリーブ(移動体3)が前側に位置する状態を示してある。
図2(a)、(b)の左半部に示すように、本形態のレンズ駆動装置1において、移動体3は、通常は撮像素子側(像側/後側)に位置する。具体的には、スリーブ13の下端面が撮像素子ホルダ19の上面に当接した状態である。このような状態において、コイル30に所定方向の電流を流すと、コイル30は、それぞれ上向き(前側)の電磁力を受けることになる。これにより、コイル30が固着されたスリーブ13は、被写体側(前側)に移動し始めることになる。このとき、バネ部材14yとスリーブ13の前端との間、およびバネ部材14xとスリーブ13の後端との間には、それぞれスリーブ13の移動を規制する弾性力が発生する。このため、スリーブ13を前側に移動させようとする電磁力と、スリーブ13の移動を規制する弾性力とが釣り合ったとき、スリーブ13は停止する。従って、バネ部材14x、14yによってスリーブ13に働く弾性力に応じて、コイル30に流す電流量を調整することで、スリーブ13(移動体3)を所望の位置に停止させることができる。
また、図2(a)、(b)の右半部に示す状態で、コイル30に逆方向の電流を流すと、コイル30は、それぞれ下向き(後側)の電磁力を受けることになる。その際、バネ部材14x、14yによってスリーブ13に働く弾性力に応じて、コイル30に流す電流量を調整することで、スリーブ13(移動体3)を所望の位置に停止させることができる。
このような動作を行うにあたって、本形態では、弾性力(応力)と変位量(歪み量)との間に線形関係が成立するバネ部材14x、14yを用いていることから、スリーブ13の移動量とコイル30に流す電流との間のリニアリティを向上させることができる。また、2つのバネ部材14x、14yを用いていることから、スリーブ13が停止したときに光軸Xの方向に大きな釣り合いの力が加わることになり、光軸Xの方向に遠心力や衝撃力等の他の力が働いたとしても、より安定にスリーブ13を停止させることができる。さらに、レンズ駆動装置1では、スリーブ13を停止させるのに、衝突材(緩衝材)等に衝突させて停止させるのではなく、電磁力と弾性力との釣り合いを利用して停止させることとしているので、衝突音の発生を防ぐことも可能である。
(移動体3の詳細構成、および本形態の主な効果)
図3は、本発明を適用したレンズ駆動装置1における移動体3の組み立て方法を示す説明図である。図4は、本発明を適用したレンズ駆動装置1の効果を示す説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置1において小型化を図った場合の説明図、本発明を適用したレンズ駆動装置1において移動体3の推力の向上を図った場合の説明図、および従来のレンズ駆動装置の説明図である。
図1(b)および図3(a)、(b)において、本形態のレンズ駆動装置1では、移動体3が、レンズ121を保持するレンズホルダ12と、このレンズホルダ12を内側に保持する筒状のスリーブ13とを備えている。このため、使用するレンズ121をレンズ駆動装置1の機種などに応じて変更する場合でも、レンズ駆動装置1を組み立てる際、図3(a)に示すように、所定のレンズ121を保持する円筒状のレンズホルダ12を、駆動コイル30が外周面に固着されたスリーブ13の内側に保持させればよく、スリーブ13の仕様については変更する必要がない。
このような移動体3を構成するにあたって、本形態では、レンズホルダ12がスリーブ13内への嵌合によりスリーブ13に保持され、螺着構造が採用されていない。すなわち、図1(b)および図3(a)に示すように、レンズホルダ12の外周面120にはねじ溝が形成されておらず、スリーブ13の内周面130にもねじ溝が形成されていない。
その代わりに、本形態では、レンズホルダ12をスリーブ13の内側に挿入した際、レンズホルダ12の外周面120とスリーブ13の内周面130との間に常に締めしろが生じるように、スリーブ13の内径寸法、およびレンズホルダ12の外径寸法が設定されている。このため、スリーブ13の内側にレンズホルダ12を圧入すると、図3(b)に示すように、スリーブ13の内側にレンズホルダ12がしまりばめ状態で嵌合され、保持される。その際、スリーブ13とレンズホルダ12とが同軸状態となるように、レンズホルダ12の軸線方向の傾きが調整される。
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1に用いた移動体3では、レンズホルダ12をスリーブ13に保持させるにあたって、レンズホルダ12のスリーブ13内への嵌合を利用している。このため、レンズホルダ12の外周面120およびスリーブ13の内周面130にねじ溝を形成する必要がない分、レンズホルダ12およびスリーブ13の厚さ寸法(半径方向の肉厚)を小さく設定することができる。従って、図4(a)に示すように、図4(c)に示す従来構成に比較して、スリーブ13の外周側に配置される磁気駆動機構5aのサイズ(例えば、コイル30のサイズS1)をそのままにして、レンズ駆動装置1の寸法W1を縮小することができる。また、レンズホルダ12およびスリーブ13の厚さ寸法(半径方向の肉厚)を小さく設定した分、移動体3の軽量化を図ることができるので、フォーカス動作などの応答性を高めることができる。
また、図4(b)示すように、図4(c)に示す従来構成に比較して、レンズ駆動装置1のサイズをそのままにして、スリーブ13の外周側に配置される磁気駆動機構5aのサイズ(例えば、コイル30の寸法S1)を大きくでき、移動体2に対する推力を大きくすることができ、フォーカス動作などの応答性を高めることができる。
[実施の形態2]
図5(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置に用いた移動体3の分解斜視図、およびその断面図である。なお、本形態および後述する実施の形態5はいずれも、基本的な構成が実施の形態1と同様であるため、特徴部分のみを説明し、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図5(a)に示すように、本形態のレンズ駆動装置1でも、実施の形態1と同様、移動体3は、レンズ121を保持するレンズホルダ12と、このレンズホルダ12を内側に保持する筒状のスリーブ13とを備えている。このような移動体3を構成するにあたって、本形態では、まず、レンズホルダ12の外周面120には、周方向の等角度間隔に3本の支持用突起122aが同一形状およびサイズをもって形成されており、かかる支持用突起122aは、例えば、レンズホルダ12の軸線方向の寸法の1/2倍以上の長い寸法を備えている。また、本形態では、レンズホルダ12をスリーブ13の内側に挿入した際、支持用突起122aとスリーブ13の内周面130との間に常に締めしろが生じるように、支持用突起122aも含めたレンズホルダ12の外径寸法、およびスリーブ13の内径寸法が設定されている。このため、スリーブ13の内側にレンズホルダ12を圧入すると、図5(b)に示すように、スリーブ13の内側にレンズホルダ12がしまりばめ状態で嵌合され、保持される。その際、スリーブ13とレンズホルダ12とが同軸状態となるように、レンズホルダ12の軸線方向の傾きが調整される。
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1に用いた移動体3では、レンズホルダ12をスリーブ13に保持させるにあたって、レンズホルダ12のスリーブ13内への嵌合を利用しているため、実施の形態1と同様、レンズホルダ12の外周面120およびスリーブ13の内周面130にねじ溝を形成する必要がない分、レンズホルダ12およびスリーブ13の厚さ寸法(半径方向の肉厚)を小さく設定することができる。従って、図4を参照して説明したように、レンズ駆動装置1の小型化や、スリーブ13の外周側に配置される磁気駆動機構5aの大型化を図ることができる。
また、本形態では、レンズホルダ12の外周面120には、スリーブ13の内周面130に接する3本の支持用突起122aが形成されているため、レンズホルダ12とスリーブ13とを確実に同軸状に配置でき、かつ、確実な嵌合を実現することができる。
[実施の形態2の変形例1]
図6(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2の変形例1に係るレンズ駆動装置に用いた移動体3の分解斜視図、およびその断面図である。
図6(a)に示すように、本形態のレンズ駆動装置1でも、実施の形態1と同様、移動体3は、レンズ121を保持するレンズホルダ12と、このレンズホルダ12を内側に保持する筒状のスリーブ13とを備えている。このような移動体3を構成するにあたって、本形態では、まず、レンズホルダ12の外周面120には、周方向の等角度間隔に3本の小さな支持用突起122bが同一形状およびサイズをもって形成されている。また、本形態では、レンズホルダ12をスリーブ13の内側に挿入した際、支持用突起122bとスリーブ13の内周面130との間に常に締めしろが生じるように、支持用突起122bも含めたレンズホルダ12の外径寸法、およびスリーブ13の内径寸法が設定されている。このため、スリーブ13の内側にレンズホルダ12を圧入すると、図6(b)に示すように、スリーブ13の内側にレンズホルダ12がしまりばめ状態で嵌合され、保持される。しかる後に、スリーブ13とレンズホルダ12とが同軸状態となるように、レンズホルダ12の軸線方向の傾きが調整される。その際、支持用突起122bを支点にしてレンズホルダ12の傾きが調整される。すなわち、支持用突起122bは、スリーブ13内でレンズホルダ12の軸線方向の傾きを調整するための傾き調整機構として機能する。
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1に用いた移動体3では、レンズホルダ12をスリーブ13に保持させるにあたって、レンズホルダ12のスリーブ13内への嵌合を利用しているため、実施の形態1と同様、レンズホルダ12の外周面120およびスリーブ13の内周面130にねじ溝を形成する必要がない分、レンズホルダ12およびスリーブ13の厚さ寸法(半径方向の肉厚)を小さく設定することができる。従って、図4を参照して説明したように、レンズ駆動装置1の小型化や、スリーブ13の外周側に配置される磁気駆動機構5aの大型化を図ることができる。
また、本形態では、レンズホルダ12の外周面120には、スリーブ13の内周面130に接する3本の支持用突起122bが形成されているため、レンズホルダ12とスリーブ13とを確実に同軸状に配置でき、かつ、確実な嵌合を実現することができる。しかも、支持用突起122bは、スリーブ13内でレンズホルダ12の軸線方向の傾きを調整するための傾き調整機構として機能するため、レンズホルダ12の傾きを容易に調整することができる。
[実施の形態2の変形例2]
図5および図6を参照して説明した形態では、レンズホルダ12の外周面120に支持用突起122a、122bを形成したが、かかる支持用突起は、レンズホルダ12の外周面120およびスリーブ13の内周面のうちのいずれか一方に形成すればよく、スリーブ13の内周面に支持用突起を形成してもよい。
[実施の形態3]
図7(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置に用いた移動体3の分解斜視図、およびその断面図である。
図7(a)に示すように、本形態のレンズ駆動装置1でも、実施の形態1と同様、移動体3は、レンズ121を保持するレンズホルダ12と、このレンズホルダ12を内側に保持する筒状のスリーブ13とを備えている。このような移動体3を構成するにあたって、本形態では、レンズホルダ12をスリーブ13の内側に挿入した際、レンズホルダ12の外周面120とスリーブ13の内周面130との間に常に締めしろが生じるように、レンズホルダ12の外径寸法、およびスリーブ13の内径寸法が設定されている。また、レンズホルダ12の外周面120は、微細な凹凸が形成されたシボ面123になっている。このため、スリーブ13の内側にレンズホルダ12を圧入すると、図7(b)に示すように、スリーブ13の内側にレンズホルダ12がしまりばめ状態で嵌合され、保持される。その際、スリーブ13とレンズホルダ12とが同軸状態となるように、レンズホルダ12の軸線方向の傾きが調整される。
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1に用いた移動体3では、レンズホルダ12をスリーブ13に保持させるにあたって、レンズホルダ12のスリーブ13内への嵌合を利用しているため、実施の形態1と同様、レンズホルダ12の外周面120およびスリーブ13の内周面130にねじ溝を形成する必要がない分、レンズホルダ12およびスリーブ13の厚さ寸法(半径方向の肉厚)を小さく設定することができる。従って、図4を参照して説明したように、レンズ駆動装置1の小型化や、スリーブ13の外周側に配置される磁気駆動機構5aの大型化を図ることができる。また、本形態では、レンズホルダ12の外周面120がシボ面123になっているため、レンズホルダ12とスリーブ13とを確実に嵌合することができる。
[実施の形態3の変形例]
図7を参照して説明した形態では、レンズホルダ12の外周面120にシボ面123を形成したが、かかるシボ面は、スリーブ13の内周面の側、あるいはレンズホルダ12の外周面120およびスリーブ13の内周面の双方に形成してもよい。
[実施の形態4]
図8(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態4に係るレンズ駆動装置に用いた移動体3の分解斜視図、およびその断面図である。
図8(a)に示すように、本形態のレンズ駆動装置1でも、実施の形態1と同様、移動体3は、レンズ121を保持するレンズホルダ12と、このレンズホルダ12を内側に保持する筒状のスリーブ13とを備えている。このような移動体3を構成するにあたって、本形態では、まず、スリーブ13の内径寸法は軸線方向で一定であるのに対して、レンズホルダ12の外周面120は、下端側に向かって外径が拡張するテーパ面124になっている。また、本形態では、レンズホルダ12をスリーブ13の内側に挿入した際、支持用突起122bとスリーブ13の内周面130との間に常に締めしろが生じるように、レンズホルダ12の下端側の外径寸法、およびスリーブ13の内径寸法が設定されている。このため、スリーブ13の内側にレンズホルダ12を圧入すると、図8(b)に示すように、スリーブ13の内側にレンズホルダ12がしまりばめ状態で嵌合され、保持される。しかる後に、スリーブ13とレンズホルダ12とが同軸状態となるように、レンズホルダ12の軸線方向の傾きが調整される。その際、レンズホルダ12の外周面120がテーパ面124になっていることを利用して、レンズホルダ12の傾きが調整される。すなわち、レンズホルダ12の外周面120(テーパ面124)は、スリーブ13内でレンズホルダ12の軸線方向の傾きを調整するための傾き調整機構として機能する。
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1に用いた移動体3では、レンズホルダ12をスリーブ13に保持させるにあたって、レンズホルダ12のスリーブ13内への嵌合を利用しているため、実施の形態1と同様、レンズホルダ12の外周面120およびスリーブ13の内周面130にねじ溝を形成する必要がない分、レンズホルダ12およびスリーブ13の厚さ寸法(半径方向の肉厚)を小さく設定することができる。従って、図4を参照して説明したように、レンズ駆動装置1の小型化や、スリーブ13の外周側に配置される磁気駆動機構5aの大型化を図ることができる。
また、本形態では、レンズホルダ12の外周面120がテーパ面124になっており、かかるテーパ面124は、スリーブ13内でレンズホルダ12の軸線方向の傾きを調整するための傾き調整機構として機能するので、レンズホルダ12の傾きを容易に調整することができる。
[実施の形態4の変形例]
図8を参照して説明した形態では、スリーブ13の内径寸法が軸線方向で一定であるのに対して、レンズホルダ12の外周面120が下端側に向かって外径が拡張するテーパ面124になっている構成を採用したが、レンズホルダ12の外径寸法が軸線方向で一定であるのに対して、スリーブ13の内周面130が、下端側に向かって内径が縮小するテーパ面になっている構成を採用してもよい。
また、スリーブ13の内径寸法が軸線方向で一定であるのに対して、レンズホルダ12の外周面120が上端側に向かって外径が拡張するテーパ面になっている構成、あるいはレンズホルダ12の外径寸法が軸線方向で一定であるのに対して、スリーブ13の内周面130が、上端側に向かって内径が縮小するテーパ面になっている構成を採用してもよい。このように構成した場合には、レンズホルダ12の下端側を変位させることにより、スリーブ13内でレンズホルダ12の軸線方向の傾きを調整することができる。
[実施の形態1〜4の改良例]
図9(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1〜4に対する改良に係るレンズ駆動装置に用いたスリーブ13の説明図、および移動体3の説明図である。
上記したように、実施の形態1〜4のいずれにおいても、スリーブ13の内側にレンズホルダ12をしまりばめ状態で嵌合した構成を採用したが、本形態では、図9(a)に示すように、スリーブ13の上端側の開口縁には切り欠き130aが形成されている。このため、図9(b)に示すように、スリーブ13の内側にレンズホルダ12を嵌合した状態で切り欠き130aでは、スリーブ13の内周面130とレンズホルダ12の外周面120との間には隙間が発生するので、かかる隙間に冶具を挿入すれば、冶具によって、スリーブ13内からレンズホルダ12を容易に取り出すことができる。
[他の実施の形態]
上記形態では、レンズホルダ12をスリーブ13内に嵌合するにあたって、しまりばめを採用したが、かかる嵌合に中間ばめを利用してもよい。この場合、スリーブ13の内径寸法およびレンズホルダ12の外径寸法の公差によって生じた締めしろを利用するため、レンズホルダ12をスリーブ13内に軽圧入により嵌合することができる。
また、本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記形態では、マグネット17とコイル30とが半径方向で対向していたが、マグネットとコイルとが軸線方向で対向しているレンズ駆動装置に本発明を適用してもよい。
(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置の正面を斜め上方からみた外観図、および分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の動作を模式的に示す説明図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置における移動体の組み立て方法を示す説明図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置の効果を示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置に用いた移動体の分解斜視図、およびその断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2の変形例1に係るレンズ駆動装置に用いた移動体の分解斜視図、およびその断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置に用いた移動体の分解斜視図、およびその断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態4に係るレンズ駆動装置に用いた移動体の分解斜視図、およびその断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1〜4に対する改良に係るレンズ駆動装置に用いたスリーブの説明図、および移動体の説明図である。 従来のレンズ駆動装置に用いた移動体の説明図である。
符号の説明
1 レンズ駆動装置
12 レンズホルダ
13 スリーブ
14x、14y バネ部材
16 バックヨーク
17 マグネット
18 板状カバー
19 撮像素子ホルダ
30 コイル
120 レンズホルダの外周面
130 スリーブの内周面

Claims (9)

  1. レンズを備えた移動体と、該移動体を前記レンズの光軸方向に移動可能に支持する支持体と、前記移動体を光軸方向に駆動する駆動機構とを有するレンズ駆動装置において、
    前記移動体は、前記レンズを保持するレンズホルダと、該レンズホルダを内側に保持する筒状のスリーブとを備え、
    前記レンズホルダは、前記スリーブ内への嵌合により当該スリーブに保持されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記スリーブ内への前記レンズホルダの嵌合は、中間ばめあるいはしまりばめであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記レンズホルダの外周面および前記スリーブの内周面のうちのいずれか一方側には、他方側に接触する支持用突起が周方向の3個所に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記レンズホルダの外周面および前記スリーブの内周面のうちの少なくとも一方には、シボ面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記レンズホルダは、前記スリーブ内に軽圧入により嵌合されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記レンズホルダは、前記スリーブ内に圧入により嵌合されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記レンズホルダと前記スリーブとの間には、前記スリーブ内で前記レンズホルダの軸線方向の傾きを調整するための傾き調整機構が構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記傾き調整機構は、前記レンズホルダの外周面および前記スリーブの内周面のうちのいずれか一方に形成されたテーパ面により構成されていることを特徴とする請求項7に記載のレンズ駆動装置。
  9. 前記移動体において光軸方向の一方側端部には、前記スリーブ内から前記レンズホルダの取り出しを容易とする取り出し部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
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