JP2009047935A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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勇一 武居
Hisahiro Ishihara
久寛 石原
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Abstract

【課題】レンズの光軸方向又は径方向における薄型化を図ることが可能なレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズを保持する保持部材(スリーブ13)を備えた移動体と、バネ部材(第2の板バネ15など)を介して移動体を光軸方向に移動可能に支持する固定体(バックヨーク11など)と、移動体を光軸方向に駆動するコイル(第2のコイル182を含む)と、を有し、バネ部材は、保持部材の近傍に配設されて、コイルと半田付けされ、保持部材には前記コイルを係止する係止部が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、レンズを光軸方向に変位駆動して被写体の像を結像させるレンズ駆動装置に関する。
近年、カメラが搭載されたカメラ付き携帯電話機が普及するにつれ、その携帯電話機を用いて様々な被写体を撮影する機会が増えている。例えば、友人や風景など、カメラのレンズからある程度離れた被写体を撮影(通常撮影)したり、バスの時刻表や花びらなど、カメラのレンズと近接した位置にある被写体を撮影(接写撮影)したりする場合がある。
接写撮影(マクロ撮影)の場合、カメラのレンズ位置は、通常撮影時のレンズ位置よりも、僅かに被写体側に近づいた位置にする必要がある。そのため、この種の撮影レンズ系では、レンズを光軸方向に変位駆動する駆動機構を備えており、スイッチの切り替えによってこの駆動機構を駆動し、レンズを光軸方向に移動させることができるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたレンズ駆動装置は、鏡筒と、可動レンズを有し鏡筒に対して光軸方向へ移動される可動部と、厚み方向が光軸方向に一致された付勢用板バネと、を有している。また、この付勢用板バネは、可動部を保持する保持部と弾性変形可能とされ、可動部を光軸方向へ付勢するバネ部と、鏡筒に取り付けられる被取付け部と、を有している。そして、付勢用板バネのバネ部が、光軸方向に直交する面内において可動部に生じる移動力を抑制するように構成されている。
ここで、付勢用板バネのコイル接続部は、コイルホルダーのコイル巻回用突部と隣接して位置されている。そして、コイル巻回用突部に巻回された駆動用コイルの各端部は、コイル接続部と半田によって接続されている。
特開2006−227103号公報(段落番号[0088])
しかしながら、特許文献1に開示された従来のレンズ駆動装置1において、更なる小型化を図ろうとした場合、コイルホルダーのコイル巻回用突部は、径方向に突出するように形成されており、径方向における小型化の妨げになる。径方向における小型化が妨げられると、レンズの大口径化に対応できない虞がある。また、付勢用板バネに径方向のアーム部を設け、そのアーム部に駆動用コイルを巻回する場合も同様に、このアーム部によって径方向における小型化の妨げとなる。
一方で、例えば付勢用板バネの光軸方向における表面に、駆動用コイルの端部を半田付けすることも考えられる。具体的には、付勢用板バネにおける撮像素子との対向面に、半田付けすることが考えられる。しかし、駆動用コイルの端部及び半田が露出しているので、駆動時に他の部品等と接触し、最悪の場合、コイルが断線するという問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄型化を図ることが可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。
(1) レンズを保持する保持部材を備えた移動体と、バネ部材を介して前記移動体を光軸方向に移動可能に支持する固定体と、前記移動体を光軸方向に駆動するコイルと、を有し、前記バネ部材は、前記保持部材の近傍に配設されて、前記コイルと半田付けされ、前記保持部材には前記コイルを係止する係止部が形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
本発明によれば、レンズを保持する保持部材を備えた移動体と、移動体を光軸方向に移動可能に支持する固定体と、コイルと、を有し、保持部材の近傍に配設されたバネ部材は、コイルと半田付けされ、加えて、保持部材には、コイルを係止する係止部が形成されていることとしたので、レンズ駆動装置を薄型化することができる。
すなわち、従来のように、コイルホルダーに径方向に突出するように形成されたコイル巻回用突部や、板バネのアーム部などに巻回して固定するのではなく、保持部材に形成された係止部に固定するので、径方向の厚みをできるだけ薄くすることができ、ひいてはレンズ駆動装置の小型化を図ることができる。なお、これにより、レンズの大口径化にも対応しやすくなる。
また、従来のように、板バネの軸方向における表面に固定するわけではないので、軸方向の厚みを薄くすることも可能となり、ひいてはレンズ駆動装置の小型化を図ることができる。なお、これにより、携帯電話に搭載されたカメラにレンズ駆動装置を組み込む場合、実装効率を高めることができる。
(2) 前記係止部は、前記コイルを前記バネ部材まで引導する引き回し部と、前記コイルを仮止めする引き掛け部と、を備えることを特徴とするレンズ駆動装置。
本発明によれば、上述した係止部に、コイルをバネ部材まで引導する引き回し部と、コイルを仮止めする引き掛け部と、を設けることとしたので、まず、他の部材と接触しないところにある引き回し部によってコイルの断線を防止することができる。また、引き掛け部によってコイルを仮止めできるので、製造工程を簡易化することができる。
ここで、「引き回し部」の形状については、その種類の如何を問わない。例えば、傾斜面を備える形状であってもよし、段差を備える形状であっても構わない。
(3) 前記係止部は、前記バネ部材と面する側に形成されているとともに、前記バネ部材には、前記係止部に対応する位置に、前記コイルの厚み分を調節する逃げ部が形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
本発明によれば、上述した係止部は、バネ部材と面する側に形成されているとともに、バネ部材にはコイルの厚み分を調節する逃げ部が形成されていることとしたので、この逃げ部によってコイルの厚み分を吸収することができる。すなわち、逃げ部があることによって、コイルをバネ部材の表面(上面)に半田付けしないで済むため、光軸方向における薄型化を実現することができる。
(4) 前記逃げ部は、前記引き掛け部の面積より大きい凹形状であることを特徴とするレンズ駆動装置。
本発明によれば、上述した逃げ部は、前記引き掛け部の面積より大きい凹形状であるので、部品点数が増えるのを防ぎつつ薄型化を図ることができる。詳細には、レンズ駆動装置に必要とされるバネ部材に逃げ部を設けることで、余計な部品点数を増やすことなく、光軸方向における薄型化を実現することができる。
ここで、「逃げ部」の構造・大きさ等の如何は問わない。すなわち、コイルが逃げることができる構造であれば、如何なる構造であってもよい。隙間のない凹形状であってもよいし、隙間部を有する凹形状であってもよい。
(5) 前記逃げ部は、前記引き掛け部の面積より大きい開口部を備えた孔形状であることを特徴とするレンズ駆動装置。
本発明によれば、上述した逃げ部は、前記引き掛け部の面積より大きい開口部を備えた孔形状であるので、コイルを逃がす逃げ部の体積(コイルの収納体積)をより大きくすることができる。また、引き掛け部の面積より大きい開口部を備えることで、開口部には、引き掛け部以外の空間が生まれる。そして、その空間をコイルの通過穴とすることで、バネ部材に接触することなく、引き掛け部にコイルを引導することができる。その結果、コイルの断線を防止することができる。さらに、逃げ部を孔形状とすることで、逃げ部に対して外から簡易に半田付けすることができ、ひいては製造工程の容易化に資することができる。
(6) 前記引き回し部は、傾斜面を備えることを特徴とするレンズ駆動装置。
本発明によれば、上述した引き回し部には、傾斜面が設けられることとしたので、コイルの巻き線から引き掛け部まで自然な形で引導することができる。
本発明に係るレンズ駆動装置によれば、レンズを保持する保持部材に、コイルを係止する係止部が形成されていることとしたので、薄型化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
[機械構成]
図1は、本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置1の外観構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置1の機械構成を示す分解斜視図である。
図1及び図2において、レンズ駆動装置1は、バックヨーク11と、カバー12と、スリーブ13と、第1の板バネ14と、第2の板バネ15と、ワイヤースプリング16と、マグネット17と、コイル18と、台座19と、を有している。なお、レンズ駆動装置1は、スリーブ13を光軸方向Lに沿って、被写体(撮像対象)に近づくA方向(前側)、被写体とは反対側(像側)に近づくB方向(後側)の双方向に移動させるものである(図1参照)。また、スリーブ13によって保持されるレンズは、説明の便宜上、図示を省略している。また、「保持部材」の一例としてのスリーブ13は、ワイヤースプリング16等と併せて「移動体」を構成する。また、バックヨーク11,台座19は、第2の板バネ15を介して、スリーブ13等を光軸方向に移動可能に支持する「固定体」の一例として機能する。
バックヨーク11は、例えば鋼板などの強磁性板から構成され、角筒状を呈している。また、バックヨーク11は、レンズ駆動装置1の側面で露出し、その側面部を構成している。カバー12は、バックヨーク11に取付けられ、固定体の被写体側を覆うものであって、その中央には、被写体からの反射光をレンズに取り込むための円形の入射窓が形成されている。台座19は、像側で撮像素子(図示せず)を保持するものである。
コイル18は、第1のコイル181及び第2のコイル182から構成され、これらは光軸Lの方向に2段に配置され、いずれも円環状となっている。そして、スリーブ13に巻き付けられるとともに、移動体を光軸方向に駆動する。また、8個のマグネット17が光軸方向に2段に重ねて配置されており、各段のマグネット17は、第1のコイル181及び第2のコイル182に対して外周側で対向し、バックヨーク11の内周面のうち4箇所の角部分に固定される。
本実施の形態では、8個のマグネット17は、いずれにおいても内面と外面とが異なる極に着磁されている。例えば、前側に配置された4個のマグネット17は、その内面がN極に着磁され、外面がS極に着磁され、後側に配置された4個のマグネット17は、その内面がS極に着磁され、外面がN極に着磁されている。
第1の板バネ14及び第2の板バネ15は、双方とも金属製の薄板から形成されており、光軸方向における厚さを同じにしている。
バックヨーク11は、第1のコイル181及び第2のコイル182が配置されている領域の光軸方向の寸法、および、マグネット17の光軸方向の寸法よりも大きくなっているため、マグネット17と第1のコイル181との間に構成される磁路、及び、マグネット17と第2のコイル182との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくすることができ、その結果、スリーブ13の移動量と、第1のコイル181及び第2のコイル182に流す電流との間のリニアリティを向上させることができるようになっている。
レンズ駆動装置1は、円環状のワイヤースプリング(磁性部材)16を備えている。ワイヤースプリング16は、マグネット17との間に作用する磁気吸引力により、スリーブ13に対して光軸方向の付勢力を印加する。このため、移動体(スリーブ13等)が無通電時に自重で変位することを防止することができ、ひいては移動体(スリーブ13等)に所望の姿勢を維持させることができる。
スリーブ13は、光軸方向を軸方向として形成され、コイル18が巻かれる第1のコイル巻回部131及び第2のコイル巻回部132(いずれも凹部形状)と、コイル18を案内する第1のコイルガイド部133,第2のコイルガイド部134,及び第3のコイルガイド部135と、を有している(図2参照)。
ここで、本実施形態に係るレンズ駆動装置1では、スリーブ13のうちの第3のコイルガイド部135が特徴的である。具体的には、第2の板バネ15は、スリーブ13の近傍に配設されて、第2のコイル182と半田付けされるとともに、上述した第3のコイルガイド部135には、第2のコイル182を係止する係止部135aが形成されている(図2参照)。以下、図3〜図8を用いて詳述する。
[係止部]
図3は、レンズ駆動装置1からバックヨーク11及び台座19を取り外し、後ろ側から見たときの様子を示す斜視図である。図4は、スリーブ13、および第一のコイル181、第二のコイル182を示す図である。
図4に示すように、係止部135aは、第3のコイルガイド部135の一部として形成され、突起状の形状となっている。なお、係止部135aは、径方向に突出させているが、コイルガイド部135よりは径方向に突出していないので、レンズ駆動装置1の径方向への大型化とはなっていない。この係止部135a付近を拡大した様子を図5〜図8を用いて説明する。
図5は、係止部135a付近を拡大したときの拡大図である。
図5において、突起形状の係止部135aは、コイル18を仮止めする引き掛け部135bと、コイル18を第2の板バネ15まで引導する引き回し部135cと、を有している。特に、この引き回し部135cについては、第3のコイルガイド部135のうちの第2の板バネ15と対向する面に対し、所定角度(ここでは30度)で傾斜した傾斜面となっている。この傾斜面の径方向の幅としては、例えば100μmとすることができる。
また、引き回し部135cは、引き掛け部135bを挟むようにして周方向に2個形成されており、両者は対称形状をしている。なお、本実施形態では傾斜面としたが、引き回し部135cの形状の如何は問わない。例えば、R面からなる形状としてもよいし、段差面からなる形状としてもよい。
図6は、コイル18が巻回されていないスリーブ13において、係止部135a付近を拡大したときの拡大図である。図7は、図6に示すスリーブ13に、第2のコイル182を巻回したときの様子を示す拡大図である。
図7に示すように、係止部135aの径方向外側の外周面は、第2のコイル182の外周面とほぼ一致するように構成されている。このような状態の下、第3のコイルガイド部135に対して第2の板バネ15を取り付けたときの様子について説明する。
図8は、スリーブ13に第2の板バネ15が取り付けられたときの様子を示す拡大図である。
図8において、第2の板バネ15には、矩形状の開口部15aが形成されており、上述した引き掛け部135bの面積よりも大きい孔形状となっている。より具体的には、第2の板バネ15には、係止部135aに対応する位置に、第2のコイル182の厚み分を調節する「逃げ部」として、開口部15aが形成されている。したがって、開口部15aの厚み(すなわち、第2の板バネ15の厚み)は、第2のコイル182の直径よりも大きくなっている。本実施形態では、60μmの厚みがある。このため、引き掛け部135bに載置された第2のコイル182は第2の板バネ15よりも突出することはないので、断線の防止となっている。
また、係止部135aは、第2の板バネ15と面する側に形成されているところ、上述したように、開口部15aは係止部135aのうち引き掛け部135bの面積よりも大きくなっているため、引き掛け部135bの両端に隙間ができている。したがって、一方の引き回し部135cに沿って引導された第2のコイル182は、その隙間から引き掛け部135bに載置される。そして、他方の引き回し部135cへ引き回される。このあと半田付けを行う。
半田付けは、具体的には、開口部15aに、手半田つけ又はクリーム半田でリフロー処理を行い(このとき、300度の高温処理を行う)、開口部15aに対して所定量の半田付けを行う。これにより、引き掛け部135bに載置された第2のコイル182と第2の板バネ15とが半田によって電気的に接続されるようになっている。この場合、第2の板バネ15の厚みが、第2のコイル182の直径よりも大きいので、半田付けした場合でも、従来に比べて、第2の板バネ15の表面から半田が突出量は少なくすることができる。
このようにして、半田付けが終了すると、給電用の第2の板バネ15より、第2のコイル182に電流が流れ、これと繋がっている第1のコイル181にも電流が流れるようになる。なお、本実施形態では、「逃げ部」として開口部15aを考えたが、それ以外にも例えば、引き掛け部135bの面積より大きい凹形状を呈した「逃げ部」を採用してもよい。すなわち、第2のコイル182の厚み分を調整することができるような空間を有する形状であれば、如何なる形状であっても構わない。
[基本動作]
本実施形態に係るレンズ駆動装置1において、移動体は、通常(第1のコイル181及び第2のコイル182の無通電時)は、撮像素子側(像側)に位置する。このとき、ワイヤースプリング16は、マグネット17との間に作用する磁気吸引力によって、移動体の変位を規制している。ただし、ワイヤースプリング16とマグネット17との距離はある程度保たれているため、ワイヤースプリング16とマグネット17との磁気吸引力が強くなり過ぎることはない。これにより、移動体の中心軸がずれるのを防ぎ、ひいてはチルト特性の悪化を防ぐことができる。
このような状態において、第1のコイル181及び第2のコイル182に電流を流すと、第1のコイル181及び第2のコイル182は、それぞれ上向き(前側)の電磁力を受けることになる。これにより、第1のコイル181及び第2のコイル182並びにスリーブ13は、被写体側(前側)に移動し始める。
このとき、第1の板バネ14とスリーブ13の前端との間、及び第2の板バネ15とスリーブ13の後端との間には、それぞれスリーブ13の移動を規制する弾性力が発生する。このため、スリーブ13を前側に移動させようとする電磁力と、スリーブ13の移動を規制する弾性力が釣り合ったとき、スリーブ13は停止する。また、第1のコイル181及び第2のコイル182に、逆方向の電流を流すと、第1のコイル181及び第2のコイル182は、それぞれ下向き(後側)の電磁力を受けることになる。
その際、第1のコイル181及び第2のコイル182に流す電流量と、第1の板バネ14及び第2の板バネ15によってスリーブ13に働く弾性力を調整することで、スリーブ13(移動体)を所望の位置に停止させることができる。なお、電磁力と弾性力との釣り合いを利用してスリーブ13を停止させることで、衝突音の発生を防ぐことができるようになっている。
[実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係るレンズ駆動装置1によれば、スリーブ13に、コイル18を係止するための係止部135aを形成しているので、径方向の厚みが厚くなるのを防ぐことができ、また、径方向の厚みを薄くできれば、レンズの大口径化にも対応しやすくなる。なお、係止部135aは、スリーブ13のストッパーの構造の一部に形成されている。
また、第2の板バネ15に開口部15aを形成しておくことで、光軸方向の厚みが厚くなるのを防ぐこともできる。その結果、レンズ駆動装置1の小型化を図ったり、他の機器への実装効率を高めたりすることができる。なお、第2の板バネ15は、レンズ駆動装置1に必須の部材であるため、全体的な部品点数の増加を防ぐことができる。
また、係止部135aには、引き掛け部135bが設けられており、コイル18の仮止めが可能なので、製造工程の簡易化に資することができる。また、引き回し部135cには傾斜面が設けられているので、コイル18の巻き線から引き掛け部135bまで、力が集中してかかるようなこともなく、自然な形で引導することができる。
さらに、本実施形態に係るレンズ駆動装置1では、逃げ部として、引き掛け部135bよりも面積の大きい孔形状の開口部15aを採用している。これにより、余計な部品点数を増やすことなく、光軸方向における薄型化を実現することができる。
なお、レンズ駆動装置1は、カメラ付き携帯電話機の他にも、様々な電子機器に取り付けることが可能である。例えば、PHS,PDA,バーコードリーダ,薄型のデジタルカメラ,監視カメラ,車の背後確認用カメラ,光学的認証機能を有するドア等である。
本発明に係るレンズ駆動装置は、薄型化を図ることが可能なレンズ駆動装置として有用である。
本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置の機械構成を示す分解斜視図である。 レンズ駆動装置からバックヨーク及び台座を取り外し、後ろ側から見たときの様子を示す斜視図である。 図3から、コイルが巻回されたスリーブだけを取り出したときの様子を示す図である。 係止部付近を拡大したときの拡大図である。 コイルが巻回されていないスリーブにおいて、係止部付近を拡大したときの拡大図である。 図6に示すスリーブに、第2のコイルを巻回したときの様子を示す拡大図である。 スリーブに第2の板バネが取り付けられたときの様子を示す拡大図である。
符号の説明
1 レンズ駆動装置
11 バックヨーク
12 カバー
13 スリーブ
14 第1の板バネ
15 第2の板バネ
16 ワイヤースプリング
17 マグネット
18 コイル
19 台座

Claims (6)

  1. レンズを保持する保持部材を備えた移動体と、
    バネ部材を介して前記移動体を光軸方向に移動可能に支持する固定体と、
    前記移動体を光軸方向に駆動するコイルと、を有し、
    前記バネ部材は、前記保持部材の近傍に配設されて、前記コイルと半田付けされ、前記保持部材には前記コイルを係止する係止部が形成されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記係止部は、前記コイルを前記バネ部材まで引導する引き回し部と、前記コイルを仮止めする引き掛け部と、を備えることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記係止部は、前記バネ部材と面する側に形成されているとともに、
    前記バネ部材には、前記係止部に対応する位置に、前記コイルの厚み分を調節する逃げ部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記逃げ部は、前記引き掛け部の面積より大きい凹形状であることを特徴とする請求項3記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記逃げ部は、前記引き掛け部の面積より大きい開口部を備えた孔形状であることを特徴とする請求項3記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記引き回し部は、傾斜面を備えることを特徴とする請求項2から5のいずれか記載のレンズ駆動装置。
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