JP4660394B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズを光軸方向に変位駆動して被写体の像を結像させるレンズ駆動装置に関する。
近年、カメラが搭載されたカメラ付き携帯電話機が普及するにつれ、その携帯電話機を用いて様々な被写体を撮影する機会が増えている。例えば、友人や風景など、カメラのレンズからある程度離れた被写体を撮影(通常撮影)したり、バスの時刻表や花びらなど、カメラのレンズと近接した位置にある被写体を撮影(接写撮影)したりする場合がある。
接写撮影(マクロ撮影)の場合、カメラのレンズ位置は、通常撮影時のレンズ位置よりも、僅かに被写体側に近づいた位置にする必要がある。そのため、この種の撮影レンズ系では、レンズを光軸方向に変位駆動する駆動機構を備えており、スイッチの切り替えによってこの駆動機構を駆動し、レンズを光軸方向に移動させることができるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたレンズ駆動装置は、レンズを保持するレンズホルダと、このレンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる磁気駆動部(マグネットとコイルを備えている)と、レンズホルダと磁気駆動部の全部又は一部を覆うカバー部と、から構成されている。そして、レンズ駆動装置の凡そ中心に位置するレンズホルダが円筒形状であることから、その周辺を囲む部品(マグネットやコイル)も円環形状(ドーナツ形状)となっている。
特開2005−37865号公報(図7)
しかしながら、近年のレンズ駆動装置の外形デザインは位置決め、組立て性を考慮して四角(角柱)形状としているため、上述したようにマグネットやコイルが円環形状では、レンズ駆動装置内の四隅において、無駄な空間が生まれるという欠点があった。すなわち、マグネットやコイルの形状を設計する際には、それらの内周形状をレンズホルダの形状(円筒形状)に沿うような形にする必要がある、との意識が先行しているのが実情である。そのため、マグネットやコイルの外周形状も、内周形状と同様に円環形状に形成され、マグネットやコイルと、四角形状に形成されたレンズ駆動装置(カバー部)との間に、無駄な空間が生じてしまっていた。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、無駄な空間を少なくして様々な効率性を高めることが可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。
(1) レンズを保持するレンズホルダと、マグネット及びコイルを備え、前記レンズホルダの外側に設けられ、前記レンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる磁気駆動部と、前記レンズホルダと前記磁気駆動部の全部又は一部を覆うカバー部と、前記コイルに電流を供給して電磁力を発生させたとき、当該電磁力に基づく前記レンズホルダの移動を規制する規制手段と、を有するレンズ駆動装置であって、前記マグネットは、その外周形状が略四角形状であって前記カバー部の内周形状に沿って形成されるとともに、その内周形状が前記レンズホルダの外周形状に沿って円形状に形成され、前記規制手段の形状は、前記カバー部の内周形状に沿った形状であることを特徴とするレンズ駆動装置。
本発明によれば、レンズホルダと、マグネット及びコイルを備え、レンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる磁気駆動部と、レンズホルダ及び磁気駆動部の全部又は一部を覆うカバー部と、を有するレンズ駆動装置で、マグネットの形状をカバー部の内周形状に沿った形状にしたので、従来のレンズ駆動装置では無駄な空間となっていた場所にマグネットを充填することができる。
従って、レンズ駆動装置(カバー部)内の四隅で、マグネットとカバー部との間の無駄な空間を少なくすることができ、その分、マグネットの磁気力を強化することができ、ひいてはレンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる際の駆動力を強化することができる。
そして、従来のレンズ駆動装置と比べて、コイルに流す電流を変えることなくレンズホルダの駆動力を強化することができるので、レンズホルダの駆動効率を高めることができる。一方で、コイルに流す電流を小さくしても、レンズホルダの駆動力を従来同様に確保することができるので、省エネ効率を高めることもできる。
(2) レンズを保持するレンズホルダと、マグネット及びコイルを備え、前記レンズホルダの外側に設けられ、前記レンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる磁気駆動部と、前記レンズホルダと前記磁気駆動部の全部又は一部を覆うカバー部と、前記コイルに電流を供給して電磁力を発生させたとき、当該電磁力に基づく前記レンズホルダの移動を規制する規制手段と、を有するレンズ駆動装置であって、前記カバー部の内周形状は、少なくとも1の平面を含んでおり、前記マグネットは、その外周形状が略四角形状であって前記カバー部の内周形状に沿って形成されるとともに、その内周形状が前記レンズホルダの外周形状に沿って円形状に形成され、前記規制手段の形状は、前記カバー部の内周形状に沿った形状であることを特徴とするレンズ駆動装置。
本発明によれば、レンズホルダと、マグネット及びコイルを備え、レンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる磁気駆動部と、レンズホルダ及び磁気駆動部の全部又は一部を覆うカバー部と、を有するレンズ駆動装置で、マグネットの形状をカバー部の内周形状(少なくとも1の平面を含む)に沿った形状にしたので、従来のレンズ駆動装置では無駄な空間となっていた場所にマグネットを充填することができ、ひいてはレンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる際の駆動効率を高めることができる。
(3) 前記マグネットと前記カバー部とは、互いの角部において位置決めされていることを特徴とする(1)又は(2)記載のレンズ駆動装置。
本発明によれば、マグネットとカバー部とは、互いの角部において位置決めされているので、マグネットをカバー部に位置決めするための治具等が不要になり、作業効率を高めることができる。
(4) 前記コイルの形状は、前記カバー部の内周形状に沿った形状であることを特徴とする(1)から(3)のいずれか記載のレンズ駆動装置。
本発明によれば、上述したコイルの形状も、カバー部の内周形状に沿った形状であることとしたので、従来のレンズ駆動装置では無駄な空間となっていた場所にコイルを配置することができる。
従って、レンズ駆動装置(カバー部)内の四隅で、コイルとカバー部との間の無駄な空間を少なくすることができ、その分、多くのコイルを巻くことができ、ひいてはレンズホルダの駆動効率を高めたり、省エネ効率を高めたりすることができる。
記コイルに電流を供給して電磁力を発生させたとき、当該電磁力に基づく前記レンズホルダの移動を規制する規制手段を有し、前記規制手段の形状は、前記カバー部の内周形状に沿った形状であることを特徴とする。
本発明によれば、レンズ駆動装置に、コイルに電流を供給して電磁力を発生させたとき、この電磁力に基づくレンズホルダの移動を規制する規制手段を設け、規制手段の形状をカバー部の内周形状に沿った形状であることとしたので、従来のレンズ駆動装置では無駄な空間となっていた場所に規制手段を配置することができる。従って、従来のレンズ駆動装置よりも大きな規制力を得ることができ、ひいてはレンズホルダを保持する際の安定性を高めることができる。
(5) 前記カバー部の外周形状及び内周形状は、角部に面取り部を備えた略四角形状であることを特徴とする(1),(3)及び(4)のいずれか記載のレンズ駆動装置。
本発明によれば、上述したカバー部の外周形状及び内周形状を、角部に面取り部を備えた略四角形状としたので、マグネットやコイルをカバー部に挿入し易くなり、ひいては作業性を向上させることができる。
記マグネットの外周形状は、略四角形状であって前記カバー部の内周面に沿って形成されるとともに、その内周形状は、前記レンズホルダの外周形状に沿って円形状に形成されていることを特徴とする。
(6) 前記磁気駆動部は、前記レンズの光軸方向に対向して配置したマグネット及びコイルを備えることを特徴とする(1)から(5)のいずれか記載のレンズ駆動装置。
本発明によれば、マグネットの外周形状を略四角形状とし、カバー部の内周面に沿って形成するとともに、その内周形状をレンズホルダの外周形状に沿って円形状に形成することとしたので、一般的なレンズホルダの形状(円筒形状)に沿った形状にしつつ、マグネットとカバー部との間の無駄な空間を少なくすることができ、ひいてはレンズホルダの駆動効率を向上させることができる。また、電流利用効率や省エネ効率を高めることもできる。さらには、マグネット等の位置決めを容易にすることができる。
本発明に係るレンズ駆動装置によれば、レンズ駆動装置内のマグネットやコイルを、カバー部の内周形状に沿った形状にすることとしたので、従来のレンズ駆動装置では無駄な空間となっていた場所にマグネットを充填したりコイルを配置したりすることができ、ひいてはレンズホルダの駆動効率を高めたり、その他、電流利用効率や省エネ効率を高めたりすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るレンズ駆動装置10の外観構成を示す外観図である。図2は、図1に示すレンズ駆動装置10の内部構成を示す断面図である。特に、図2(a)は、図1に示すレンズ駆動装置10をレンズの光軸方向に切断したときの縦断面図である。また、図1(a)の縦断面図で示されるレンズ駆動装置10において、A−A'の一点鎖線で切断したときの平面断面図が図2(b)であって、B−B'の一転鎖線で切断したときの平面断面図が図2(c)である。なお、図2(a)において、説明の便宜上、上を被写体に近い前側とし、下をカメラボディ背面に近い後ろ側とする。また、図2(a)に示すレンズ駆動装置10は、右側が非通電時、左側が通電時を示している。
図1及び図2において、レンズ駆動装置10は、主に、レンズ(を含む鏡筒)を保持するレンズホルダ12と、レンズホルダ12及びコイル14,14'並びにマグネット17を覆うカバー部(本実施形態では、上カバー11とヨーク16とホルダ受け19)と、から構成されている。なお、コイル14,14'及びマグネット17は、レンズホルダ12をレンズの光軸方向に移動させる磁気駆動部の一例として機能する。
図1に示すように、上カバー11とホルダ受け19は、それぞれヨーク16に嵌め込み可能となっている。そして、このヨーク16の内周面には、マグネット17が固着されている。すなわち、マグネット17は、ヨーク16の内周面から内側に突出するように、ヨーク16に固着されており(図2(a)参照)、レンズの光軸方向と直交する方向に着磁されている(ラジアル方向内向きがN極、ラジアル方向外向きがS極となっている)。ヨーク16は、例えば鋼板などの強磁性体からなる。
図2(a)に示すように、レンズホルダ12の外周において、前側に、コイル14が固着されており、後ろ側に、コイル14'が固着されている。すなわち、レンズホルダ12の外周において、マグネット17よりも前側に、このマグネット17に対向するようにコイル14が配置されており、このコイル14との関係でレンズの光軸方向にマグネット17が介在するように、コイル14'が配置されている。その結果、コイル14の後端面とマグネット17の前端面とが対向し、コイル14'の前端面とマグネット17の後端面とが対向するようになっている。なお、本実施形態ではコイル14,14'の巻き数は同じにしてあるが、両者が異なっていても構わない。
マグネット17のN極から出た磁束は、例えば、レンズホルダ12,コイル14,ヨーク16を通過して、再びマグネット17に戻ってくる。また、マグネット17のN極から出た磁束は、例えば、レンズホルダ12,コイル14',ヨーク16を通過して、再びマグネット17に戻ってくる。従って、レンズホルダ12,コイル14,コイル14',ヨーク16といった部材によって、磁気回路(磁路)が形成されることになる。この場合、レンズホルダ12の材料としては、磁性材料を用いることが好ましい。なお、レンズホルダ12は、磁気回路(磁路)を構成する材料から除くことも可能である。
コイル14とコイル14'の対向面間距離は、マグネット17のレンズの光軸方向の厚さよりも大きく、マグネット17とコイル14(又はコイル14')との間には、レンズの光軸方向に間隙が生じていて、この間隙の範囲内で、コイル14及びコイル14'と一体化されたレンズホルダ12が、レンズの光軸方向に移動することができる。
上カバー11の前側の中央には、被写体からの反射光をレンズに取り込むための円形の入射窓18が設けられている。
レンズホルダ12は、板バネ13及び板バネ13'によって移動が規制されるようになっている。すなわち、コイル14及びコイル14'に電流を供給して電磁力を発生させたとき、電磁力に基づくレンズホルダ12の移動が、板バネ13及び板バネ13'によって規制されるようになっている。このうち板バネ13'について、図2(c)を用いて詳細に説明する。
図2(c)において、ホルダ受け19に取り付けられた板バネ13'は、ホルダ受け19に形成された回転防止溝19aと係合している。板バネ13'は、電流を流す金属製のバネであって、最も内側の円周部分13'aに、レンズホルダ12の後端が載置されるようになっている。また、円周部分13'aには、コイル14'を通電するための端子13'bが3箇所形成されており(図2(c)参照)、端子13'bを通じてコイル14'に電流を供給することができる。
なお、ここでは詳細な説明を省略するが、板バネ13についても板バネ13'と同様に、コイル14を通電するための端子が形成されており、その端子を通じてコイル14に電流を流すことができる。これにより、板バネ13及び板バネ13'を、コイル14及びコイル14'の通電用配線として機能させることができるようになっている。
また、図2(a)では図示しないが、レンズホルダ12に沿って、コイル14及びコイル14'の通電用配線を設けている。これにより、コイル14に流れる電流とコイル14'に流れる電流とを等しくすることができ、電流制御を容易にしている。
ここで、図2(b)に示すように、本実施形態に係るレンズ駆動装置1では、マグネット17が、カバー部(ヨーク16)の内周形状に沿った形状となっている。すなわち、マグネット17の外周形状は、略四角形状であって、ヨーク16の内周面に沿って形成されている。また、マグネット17の内周形状は、レンズホルダ12の外周形状に沿って円環形状(円形状)に形成されている。また、マグネット17とカバー部(ヨーク16)とは、角部に形成された面取り部16aによって位置決めされている。さらに、マグネット17は四分割されており、各マグネット17の間には隙間Xが形成されている。
一方で、図2(b)に示すように、レンズ駆動装置1では、コイル14'(図中の点線部参照)の形状は、カバー部(ヨーク16)の内周形状に沿った形状となっており、コイル14'とカバー部(ヨーク16)とは、角部に形成された面取り部16aによって位置決めされている。
以上説明したような構成からなるレンズ駆動装置1において、図2(a)を用いて、その動作を説明する。上述したように、図2(a)では、右側が非通電時、左側が通電時を示している。
図2(a)の右側(非通電時)において、マグネット17のN極から出た磁束は、レンズホルダ12→コイル14→ヨーク16の順番で通過する。勿論、漏れ磁束を考慮すれば、マグネット17のN極から出た磁束は、コイル14だけを通過して戻ってくるものもある。一方で、マグネット17のN極から出た磁束は、レンズホルダ12→コイル14'→ヨーク16の順番で通過する。勿論、漏れ磁束を考慮すれば、マグネット17のN極から出た磁束は、コイル14'だけを通過して戻ってくるものもある。従って、レンズホルダ12,コイル14,コイル14',ヨーク16といった部材によって、磁気回路(磁路)が形成される。
このような状態において、コイル14及びコイル14'に同方向の電流を流す。そうすると、磁界の中におかれた通電中のコイル14及びコイル14'は、それぞれ上向き(前側)の電磁力を受けることになる。これにより、コイル14及びコイル14'が固着されたレンズホルダ12は、前側に移動し始める。なお、本実施形態では、上述したように、レンズホルダ12に通電用配線(図示せず)を設けており、コイル14に流れる電流とコイル14'に流れる電流とを等しくしている。そのため、コイル14とコイル14'には、ほぼ等しい電磁力が働く。また、レンズ駆動装置10の大きさは小さいため(例えば、外径略10mm×高さ略5mm)、コイル14を通過する磁束とコイル14'を通過する磁束とは、ほぼ等しいと考えられる。
レンズホルダ12が前側に移動し始めると、板バネ13とレンズホルダ12の前端との間、板バネ13'とレンズホルダ12の後端との間に、それぞれレンズホルダ12の移動を規制する力が発生する。このため、レンズホルダ12を前側に移動させようとする電磁力と、レンズホルダ12の移動を規制する弾性力とが釣り合ったとき、レンズホルダ12は停止する。このようにして、コイル14及びコイル14'に流す電流量と、板バネ13及び板バネ13'によってレンズホルダ12に働く弾性力とを調整することで、レンズホルダ12を所望の位置に停止させることができる。
ここで、図2(b)を用いて説明したように、レンズ駆動装置10では、マグネット17が、カバー部(ヨーク16)の内周形状に沿った形状となっていることから、レンズホルダ12の駆動効率を強化することができる。すなわち、図3を用いて詳細に説明すると、図3(a)に示す従来のレンズ駆動装置10'では、レンズホルダ12の外側にあるマグネット17は円環形状(リング形状)になっていたことから、レンズ駆動装置10内の四隅に、マグネット17とヨーク16により形成された無駄な空間30が存在していた。しかし、図3(b)に示すように、本実施形態に係るレンズ駆動装置10によれば(説明の便宜上、ヨーク16の面取り部16aは省略している)、従来のレンズ駆動装置10'における無駄な空間30(図3(a)参照)があった場所にマグネット17を充填することができるので、その分だけ、マグネット17の磁気力を強化することができる。従って、上述した磁気回路(磁路)において、レンズホルダ12→コイル14・コイル14'→ヨーク16の順で通過する磁束量を増加させることができる結果、コイル14とコイル14'に流す電流を大きくしなくても、コイル14とコイル14'に働く電磁力を大きくすることができ、ひいてはレンズホルダ12の駆動効率を強化することができる。また、磁気回路における磁束量が増加する、ということは、コイル14とコイル14'に流す電流を小さくしても、レンズホルダ12の駆動力を従来と同様に得ることができるので、省エネ効率を高めることができる。
また、マグネット17とカバー部(ヨーク16)とは、互いの角部において位置決めされていることから、治具等が不要になり、作業効率を高めることができる。また、図2(b)に示すように、レンズ駆動装置10では、コイル14とコイル14'の形状もカバー部(ヨーク16)の内周形状に沿った形状としているので、コイル14及びコイル14'と、ヨーク16との間における無駄な空間を少なくすることができ、その分、多くのコイルを巻くことができ、ひいてはレンズホルダ12の駆動効率を高めたり、省エネ効率を高めたりすることができる。
さらに、カバー部(ヨーク16)の外周形状及び内周形状を、角部に面取り部16aを備えた略四角形状としているので、マグネット17やコイル14及びコイル14'をカバー部(ヨーク16)に挿入し易くなり、ひいては作業性を向上させることができる。
[変形例]
上述したレンズ駆動装置10では、板バネ13,13'を円環形状(リング形状)にすることとしたが(図2(c)参照)、例えば、これらもカバー部(ヨーク16又はホルダ受け19)の内周形状に沿った形状としても構わない。これにより、従来は無駄な空間となっていた場所にも板バネ13,13'を配置することができることから、従来よりも大きな規制力を得ることができ、ひいてはレンズホルダ12を保持(或いは規制)する際の安定性を高めることができる。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るレンズ駆動装置10Aの機械構成を示す平面断面図である。なお、図4では、コイル14'を省略している。
レンズ駆動装置10Aでは、ヨーク16の内周形状に1の平面16bが含まれている。従って、このようなカバー部をもつレンズ駆動装置10Aであっても、無駄な空間を省くことができ、ひいてはレンズホルダ12をレンズの光軸方向に移動させる際の駆動効率を高めることができる。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係るレンズ駆動装置10Bの機械構成を示す平面断面図である。
図5に示すように、レンズ駆動装置10Bでは、マグネット17は、ヨーク16の内周形状に沿った形状であるものの、コイル14'は円環形状(リング形状)となっている。このように、マグネット17のみをヨーク16の内周形状に沿った形状にすることも可能である。
図6は、本発明の第4の実施の形態に係るレンズ駆動装置10Cの機械構成を示す平面断面図である。
図6に示すように、レンズ駆動装置10Cでは、コイル14'は円環形状(リング形状)である一方で(図2(b)に示す形状と同じである一方で)、マグネット17は、長方形となっている。これにより、コイル14'(コイル14)との対向面積は小さくなるものの、マグネット17の接着面積を大きくとることができる。
以上説明したようなレンズ駆動装置10〜10Cは、カメラ付き携帯電話機の他にも、様々な電子機器に取り付けることが可能である。例えば、PHS,PDA,バーコードリーダ,薄型のデジタルカメラ,監視カメラ,車の背後確認用カメラ,光学的認証機能を有するドア等である。
本発明に係るレンズ駆動装置は、無駄な空間を少なくして様々な効率性を高めることが可能なものとして有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るレンズ駆動装置の外観構成を示す外観図である。 図1に示すレンズ駆動装置の内部構成を示す断面図である。 従来のレンズ駆動装置と図1に示すレンズ駆動装置との比較図である。 本発明の第2の実施の形態に係るレンズ駆動装置の機械構成を示す平面断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るレンズ駆動装置の機械構成を示す平面断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るレンズ駆動装置の機械構成を示す平面断面図である。
符号の説明
10〜10C レンズ駆動装置
11 上カバー
12 レンズホルダ
13,13' 板バネ
14,14' コイル
16 ヨーク
17 マグネット
18 入射窓
19 ホルダ受け

Claims (6)

  1. レンズを保持するレンズホルダと、
    マグネット及びコイルを備え、前記レンズホルダの外側に設けられ、前記レンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる磁気駆動部と、
    前記レンズホルダと前記磁気駆動部の全部又は一部を覆うカバー部と、
    前記コイルに電流を供給して電磁力を発生させたとき、当該電磁力に基づく前記レンズホルダの移動を規制する規制手段と、を有するレンズ駆動装置であって、
    前記マグネットは、その外周形状が略四角形状であって前記カバー部の内周形状に沿って形成されるとともに、その内周形状が前記レンズホルダの外周形状に沿って円形状に形成され、
    前記規制手段の形状は、前記カバー部の内周形状に沿った形状であることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. レンズを保持するレンズホルダと、
    マグネット及びコイルを備え、前記レンズホルダの外側に設けられ、前記レンズホルダをレンズの光軸方向に移動させる磁気駆動部と、
    前記レンズホルダと前記磁気駆動部の全部又は一部を覆うカバー部と、
    前記コイルに電流を供給して電磁力を発生させたとき、当該電磁力に基づく前記レンズホルダの移動を規制する規制手段と、を有するレンズ駆動装置であって、
    前記カバー部の内周形状は、少なくとも1の平面を含んでおり、
    前記マグネットは、その外周形状が略四角形状であって前記カバー部の内周形状に沿って形成されるとともに、その内周形状が前記レンズホルダの外周形状に沿って円形状に形成され、
    前記規制手段の形状は、前記カバー部の内周形状に沿った形状であることを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. 前記マグネットと前記カバー部とは、互いの角部において位置決めされていることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記コイルの形状は、前記カバー部の内周形状に沿った形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記カバー部の外周形状及び内周形状は、角部に面取り部を備えた略四角形状であることを特徴とする請求項1,3及び4のいずれか記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記磁気駆動部は、前記レンズの光軸方向に対向して配置したマグネット及びコイルを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか記載のレンズ駆動装置。
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