JP2010008946A - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レンズ駆動装置1において、ケース18の天板部18bに形成した開口部18cの内径寸法は、レンズ121の有効径よりも大きくてレンズ121の外径寸法よりも小さいため、天板部18bとして残っている部分が広い。ケース18において、筒状部18aは両端で開口する筒状部材180によって構成され、天板部18bは、筒状部材180の被写体側端部180aに固定された天板部材185からなる。
【選択図】図1
Description
(レンズ駆動装置の全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、および分解斜視図である。図2(a)、(b)は、図1に示すレンズ駆動装置1の動作を模式的に示す説明図、および筒状部材と天板部材との接合部分を拡大して示す断面図である。なお、図2の左半分は、スリーブ13が無限遠の位置(通常撮影位置)にあるときの図を示しており、図2の右半分は、スリーブ13がマクロ位置(接写撮影位置)にあるときの図を示している。
本形態のレンズ駆動装置1において、移動体3は、通常は撮像素子側(像側)に位置しており、このような状態において、駆動コイル30に所定方向の電流を流すと、駆動コイル30は、それぞれ上向き(前側)の電磁力を受けることになる。これにより、駆動コイル30が固着されたスリーブ13は、被写体側(前側)に移動し始めることになる。このとき、バネ部材14yとスリーブ13の前端との間、およびバネ部材14xとスリーブ13の後端との間には、それぞれスリーブ13の移動を規制する弾性力が発生する。このため、スリーブ13を前側に移動させようとする電磁力と、スリーブ13の移動を規制する弾性力とが釣り合ったとき、スリーブ13は停止する。その際、バネ部材14x、14yによってスリーブ13に働く弾性力に応じて、駆動コイル30に流す電流量を調整することで、スリーブ13(移動体3)を所望の位置に停止させることができる。本形態では、弾性力(応力)と変位量(歪み量)との間に線形関係が成立するバネ部材14x、14yを用いていることから、スリーブ13の移動量と駆動コイル30に流す電流との間のリニアリティを向上させることができる。また、2つのバネ部材14x、14yを用いていることから、スリーブ13が停止したときに光軸Xの方向に大きな釣り合いの力が加わることになり、光軸Xの方向に遠心力や衝撃力等の他の力が働いたとしても、より安定にスリーブ13を停止させることができる。さらに、レンズ駆動装置1では、スリーブ13を停止させるのに、衝突材(緩衝材)等に衝突させて停止させるのではなく、電磁力と弾性力との釣り合いを利用して停止させることとしているので、衝突音の発生を防ぐことも可能である。
本形態において、ケース18は、筒状部18aを構成する横断面矩形の筒状部材180と、天板部18bを構成する矩形の天板部材185とからなる2つの部品によって構成されており、筒状部材180の被写体側端部180aに対して天板部材185を固定した構造になっている。このため、天板部材185は、筒状部材180の被写体側端部180aの平面形状と同一の平面形状を備えており、端部185a、185bのうち、端部185bには、筒状部材180(筒状部18a)の凸部182bと重なるように張り出した凸部185cが形成されている。
以上説明したように、本形態では、支持体2に用いたケース18の天板部18bに形成した開口部18cの内径寸法Dcは、レンズ121の有効径Daよりも大きくてレンズ121の外径寸法Dbよりも小さい。すなわち、本形態では、開口部18cの大きさはレンズ121の有効径Daよりも大きければ、レンズ121の外径寸法Dbよりも小さくてもレンズ121に対する光路を十分確保することができることに着目して、開口部18cの内径寸法Dcについてはレンズ121の外径寸法Dbよりも小さくしてある。このため、本形態では、レンズ121が大型化した場合でも、天板部18bとして残っている部分が広い。
図3(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、およびその要部の分解斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略するとともに、図3(b)には、図1(b)に示すレンズ駆動装置の構成要素のうち、レンズ121、レンズホルダ12、およびケース18(筒状部材180および天板部材185)のみを示してある。
図4は、本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置に用いた筒状部材180の被写体側端部180aおよび天板部材185の端部185bを拡大して示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1、2と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図5(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態4に係るレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、およびその要部の分解斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略するとともに、図5(b)には、図1(b)に示すレンズ駆動装置の構成要素のうち、レンズ121、レンズホルダ12、およびケース18(筒状部材180および天板部材185)のみを示してある。
図6(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態5に係るレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、およびその要部の分解斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略するとともに、図6(b)には、図1(b)に示すレンズ駆動装置の構成要素のうち、レンズ121、レンズホルダ12、およびケース18(筒状部材180および天板部材185)のみを示してある。
図7(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態6に係るレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、およびその要部の分解斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略するとともに、図7(b)には、図1(b)に示すレンズ駆動装置の構成要素のうち、レンズ121、レンズホルダ12、およびケース18(筒状部材180および天板部材185)のみを示してある。
図6に示すように、実施の形態5では、筒状部材180の被写体側端部180aに、内側に張り出した張り出し部180iを設けたが、例えば、図7(b)に示すように、天板部材185の一方の端部185sを筒状部材180から外周側に張り出させた場合には、図7(b)に一点鎖線で示すように、筒状部材180の被写体側端部180aから外側に向けて張り出した張り出し部180uを形成し、かかる張り出し部180uと天板部材185の端部185sとの間でも溶接を行なってもよい。このように構成すると、筒状部材180と天板部材185との重なり面積が広いので、天板部材185を筒状部材180に強固に固定することができる。
図8(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態7に係るレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、およびその要部の分解斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略するとともに、図8(b)には、図1(b)に示すレンズ駆動装置の構成要素のうち、レンズ121、レンズホルダ12、およびケース18のみを示してある。
上記実施の形態は、一枚のレンズ121を使用した単焦点のオートフォーカスタイプのレンズ駆動装置や、複数枚のレンズ121の相対位置が切り換わらない単焦点のオートフォーカスタイプのレンズ駆動装置に本発明を適用した例であったが、複数枚のレンズ121の相対位置を切り換え可能なズームレンズを用いた可変焦点タイプのレンズ駆動装置に本発明を適用してもよい。この場合も、上記実施の形態と同様、天板部材185に形成する開口部18cの内径寸法は、複数枚のレンズ121より小さく設定する。例えば、開口部18cの内径寸法は、最も被写体側に位置するレンズ121の外径寸法よりも小さく設定する。但し、開口部18cの内径寸法Dcは、レンズ121の全動作範囲における画角、レンズ121の有効径、およびレンズ121の全動作範囲におけるレンズ121と開口部18cの距離を考慮して、レンズ121の全動作範囲にわたって天板部18bに起因する画像のケラレが発生させない大きさに設定する。このため、レンズ121を広角側に変位させたときでも、画像に開口部18cの内周縁が写り込むことがない。
2 支持体
3 移動体
5 レンズ駆動機構
14x、14y バネ部材
17 マグネット
18 ケース
18a 筒状部
18b 天板部
18c 開口部
30 駆動コイル
121 レンズ
180 筒状部材
185 天板部材
Claims (10)
- レンズを備えた移動体と、該移動体の周りを囲む筒状部、および当該移動体を被写体側で覆う天板部を備えた支持体と、前記移動体をレンズ光軸に沿って磁気駆動するレンズ駆動機構と、を有し、前記天板部には、前記レンズに対する光路を確保する開口部が形成されたレンズ駆動装置において、
前記開口部の内径寸法は、前記レンズの外径寸法よりも小さいことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記開口部の内径寸法は、前記レンズの全動作範囲にわたって前記天板部に起因する画像のケラレが発生させない大きさであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
- 前記支持体は、前記筒状部および前記天板部が金属製であることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
- 前記支持体は、前記筒状部および前記天板部が磁性材からなることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
- 前記筒状部は筒状部材から構成され、
前記天板部は、前記筒状部材とは別体の天板部材から構成され、
前記天板部材は、前記筒状部材の被写体側端部に固定されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。 - 前記天板部材は、前記筒状部材の被写体側端部に溶接されていることを特徴とする請求項5に記載のレンズ駆動装置。
- 前記筒状部材の被写体側端部および前記天板部材のうちの一方側には他方側に向けて突出する突部が形成され、他方側には前記突部が嵌る凹部が形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載のレンズ駆動装置。
- 前記筒状部材は、被写体側端部で内側あるいは外側に張り出した張り出し部を備えており、
前記天板部材は、前記被写体側端部および前記張り出し部に重なっていることを特徴とする請求項5または6に記載のレンズ駆動装置。 - 前記天板部材の端部は、前記筒状部材から外周側に張り出していることを特徴とする請求項5乃至8の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
- 前記支持体において、前記筒状部と前記天板部とは一体の部品からなることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
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JP2008171374A JP2010008946A (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | レンズ駆動装置 |
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2008
- 2008-06-30 JP JP2008171374A patent/JP2010008946A/ja active Pending
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