JP4612064B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズを光軸方向に変位駆動して被写体の像を結像させるレンズ駆動装置に関する。
近年、カメラが搭載されたカメラ付き携帯電話機が普及するにつれ、その携帯電話機を用いて様々な被写体を撮影する機会が増えている。例えば、友人や風景など、カメラのレンズからある程度離れた被写体を撮影(通常撮影)したり、バスの時刻表や花びらなど、カメラのレンズと近接した位置にある被写体を撮影(接写撮影)したりする場合がある。
接写撮影(マクロ撮影)の場合、カメラのレンズ位置は、通常撮影時のレンズ位置よりも、僅かに被写体側に近づいた位置にする必要がある。そのため、この種の撮影レンズ系では、レンズを光軸方向に変位駆動する駆動機構を備えており、スイッチの切り替えによってこの駆動機構を駆動し、レンズを光軸方向に移動させることができるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたレンズ駆動装置は、レンズを備えたレンズバレルと、レンズバレルを保持する移動レンズ体と、この移動レンズ体をレンズの光軸方向に移動可能に支持する支持体とを備えており、移動レンズ体には、駆動マグネットが設けられ、支持体には、駆動コイルと2個の磁性片(ヨーク)とが設けられている。そして、駆動コイルへの通電を停止したときには、駆動マグネットと磁性片との磁気吸着を利用して、移動体を、上述した2個の磁性片のいずれか近い方の位置に保持するようにしている。
ここで、特許文献1によれば、移動レンズ体がレンズの光軸方向に移動する範囲は、所定の範囲に限られている。より具体的には、特許文献1に示されているように、移動レンズ体(レンズバレル)は、第1ケース分割体の後端に内向きに形成された突出縁に当接する。従って、これ以上、レンズバレルは後端側に移動することはない。また、一般的に、突出縁付近には、レンズバレルの凸部(または凹部)と係合する凹部(または凸部)からなる案内機構を形成することが多い。これは、レンズ移動体が衝撃を受けたり振動を受けたりして、レンズバレルが回転してしまうのを防ぐ回り止め構造を形成するためである。
また、上述したレンズ駆動装置では、移動レンズ体と支持体とをバネ部材によって接続した構成が多く採用され、かかるバネ部材としては、支持体に接続された外側連結部と、移動レンズ体に接続された円環枠状の内側連結部と、外側連結部と内側連結部とを繋ぐアーム部とを備え、アーム部が移動レンズ体の外周側で幾重にも蛇行しているものが提案されている(特許文献2、3参照)。
このようなバネ部材において、アーム部は外側連結部と内側連結部との間でバネ性を発揮し、これにより、バネ部材は、移動レンズ体が光軸方向に移動する際、移動レンズ体の光軸方向の移動量を制御する。また、携帯機器は、携帯されるという性質上、振動や衝撃を受ける機会が多いが、かかる振動や衝撃は、アーム部で吸収されることになる。
特開2005−37865号公報(図2) 特開2006−201525号公報 特開2006−227103号公報
本願発明者は、レンズ駆動装置の外形形状が直方体である場合などに対応可能な形状を有するバネ部材を提案するものであり、この場合、バネ部材は、光軸に対して直交する断面が略四角筒形状の支持体の枠部と、外周が円柱状の移動レンズ体とに挟まれた狭い領域内に配置することになる。しかしながら、かかる構造のレンズ駆動装置に対して、特許文献2、3に記載のバネ部材を用いると、支持体に接続された外側連結部と移動レンズ体に接続された内側連結部との間が狭いため、アーム部の形状などについては設計の自由度が低く、十分なバネ性を確保できない。また、レンズ駆動装置において落下衝撃などの強い衝撃を受けて移動レンズ体が光軸方向と直交する方向(左右方向および周方向)や、光軸方向に対して斜め方向(チルト方向)に激しく動いた際、従来のバネ部材では塑性変形や破断が発生しやすく、レンズ駆動装置においてストローク不良などといった不具合が発生しやすいという問題点がある。
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、本発明の課題は、バネ部材のアーム部を狭い領域内に配置せざるを得ない場合でも、落下衝撃などの強い衝撃を受けた際のバネ部材の塑性変形や破断などといった不具合の発生を防止することが可能なレンズ駆動装置を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明のレンズ駆動装置では、レンズを保持する移動レンズ体と、バネ部材を介して当該移動レンズ体を前記レンズの光軸方向に移動可能に支持する支持体と、前記移動レンズ体を光軸方向に駆動する駆動機構とを有するレンズ駆動装置において、前記支持体は、前記移動レンズ体の周りを囲む多角筒状の枠部を備え、前記バネ部材は、前記支持体に連結された外側連結部と、前記移動レンズ体に連結された内側連結部と、該内側連結部および前記外側連結部に接続されたアーム部とを備え、前記アーム部は、互いに略平行に延びた3本以上の複数の伸長部が折り返し部分によって直列に接続された蛇行部を備えているとともに、前記移動レンズ体の外周面と前記枠部において隣接する側壁面とによって形成された複数の角部のうちの少なくとも2箇所に配置されており、前記蛇行部において、前記複数の伸長部は、半径方向で並列して周方向に延びており、半径方向内側に位置する部分が半径方向外側に位置する部分よりも長く、前記アーム部は、半径方向内側に底辺を備え、前記角部の奥に頂点を備えた略三角形の外周輪郭形状を備えていることを特徴とする。
本発明では、移動レンズ体を光軸方向に移動可能に支持するバネ部材として、外側連結部と内側連結部との間にアーム部を備え、アーム部は、多角筒状の枠部において隣接する側壁面と移動レンズ体の外周面とによって形成された複数の角部のうちの少なくとも2箇所内に配置されている。従って、枠部の内周と移動レンズ体の外周とによって囲まれる空間が狭い場合でも、比較的、広い角部にアーム部を配置したため、伸長部および折り返し部分の数を増やすことができる。それ故、衝撃等によって、移動レンズ体の光軸方向への過度に変位、移動レンズ体の光軸に対して直交する左右方向への変位、移動レンズ体の周方向への回転変位、移動レンズ体の光軸に対して斜め方向(チルト方向)の変位が発生した場合でも、バネ部材は優れた耐振性および耐衝撃性を発揮する。また、バネ部材は、衝撃等によって、移動レンズ体の光軸方向への過度に変位、移動レンズ体の光軸に対して直交する左右方向への変位、移動レンズ体の周方向への回転変位、移動レンズ体の光軸に対して斜め方向(チルト方向)の変位が発生した場合でも、かかる変位に起因する応力に十分、耐え得る剛性を備えているので、アーム部が塑性変形してしまう事態を確実に回避することができる。
本発明において、前記蛇行部では、前記複数の伸長部が周方向に延びている。従って、伸長部および折り返し部分の数を増やすことができる。それ故、衝撃等によって、移動レンズ体の光軸方向への過度変位、移動レンズ体の光軸に対して直交する左右方向への変位、移動レンズ体の周方向への回転変位、移動レンズ体の光軸に対して斜め方向(チルト方向)の変位が発生した場合でも、バネ部材は優れた耐振性および耐衝撃性を発揮する。また、かかる変位に起因する応力に十分、耐え得る剛性を備えているので、アーム部が塑性変形してしまう事態を確実に回避することができる。
本発明では、前記蛇行部において、前記伸長部は、3本以上が半径方向で並列しているこのように、伸長部および折り返し部の数を増やすと、移動レンズ体が光軸方向に直交する方向に移動した際、あるいは光軸に対して斜め方向に傾いた際に受ける応力にも耐えることができる。
本発明では、前記複数の伸長部は、互いに略平行に延びた伸長部を含んでいる。従って、アーム部が変形した場合でも伸長部同士が接触し、損傷することを防止することができる。
本発明では、前記複数の伸長部は、半径方向内側に位置する部分が半径方向外側に位置する部分よりも長い。従って、伸長部および折り返し部分の数を増やすことができる。それ故、バネ部材は優れた耐振性および耐衝撃性を発揮するとともに、十分な剛性を備えているので、アーム部が塑性変形してしまう事態を確実に回避することができる。
本発明では、前記アーム部は、半径方向内側に底辺を備え、前記角部の奥に頂点を備えた略三角形の外周輪郭形状を備えている。従って、伸長部および折り返し部分の数を増やすことができる。それ故、バネ部材は優れた耐振性および耐衝撃性を発揮するとともに、十分な剛性を備えているので、アーム部が塑性変形してしまう事態を確実に回避することができる。
本発明において、前記蛇行部は、前記内側連結部と前記アーム部との接続部分の半径方向外側に位置する部分から周方向にずれた領域に形成されていることが好ましい。このように構成すると、アーム部の形成範囲を広く確保できるので、十分に長い伸長部を形成することができる。
本発明において、前記内側連結部と前記アーム部との接続部分の幅寸法は、前記蛇行部の幅寸法よりも広いことが好ましい。このように構成すると、内側接続部分に大きな負荷が加わっても破損しない。また、内側接続部分を幅広に形成すると、移動レンズ体が光軸方向に直交する方向に移動した際、あるいは光軸に対して斜め方向に傾いた際の応力はアーム部の方に加わるので、移動レンズ体が光軸方向に直交する方向に移動した際、あるいは光軸に対して斜め方向に傾いた際の応力を効率よく吸収することができる。
本発明において、光軸方向からみたとき、前記移動レンズ体の外周形状は円形であり、前記移動レンズ体の外周面は、前記枠部において隣接する辺の中心を結んだ仮想多角形の少なくとも1辺よりも外周側に張り出している構成を採用することができる。本発明によれば、バネ部材のアーム部は移動レンズ体の外周と枠部の内周とに囲まれた空間に配置されるため、移動レンズ体および枠部のサイズによって、アーム部を配置可能な空間の広さも変化する。特に、移動レンズ体の外周が、枠部の各辺の中心を結んだ仮想多角形の少なくとも1辺よりも外周側に配置された構成においては、前述した空間がより狭くなる。しかるに本発明では、バネ部材のアーム部は枠部を構成する側壁面において、隣接する側壁面同士によって形成される角部に配置されるため、移動レンズ体の外周と枠部の内周とに囲まれた空間が狭い場合でも対応することができる。
本発明において、光軸方向からみたとき、前記移動レンズ体の外周面は、前記仮想多角形のいずれの辺よりも外周側に張り出している構成を採用することもできる。
本発明において、前記複数の角部のうちの少なくとも2箇所には、前記駆動機構を構成するマグネットが各々配置されていることが好ましい。本発明によれば、隣接する側壁面同士によって形成される角部内にマグネットを配置すれば、マグネットを移動レンズ体の外周と枠部の内周とに囲まれた空間が狭い場合でも、十分な体積をもったマグネットを配置でき、移動レンズ体に十分な推力を付与することができる。
本発明において、前記複数の角部のうちの少なくとも2箇所には、前記アーム部および前記マグネットが前記光軸方向において重ねて配置されていることが好ましい。このように構成すると、アーム部とマグネットとが占有する面積を狭くすることができるので、レンズ駆動装置全体の小型化を図ることができる。
本発明に係るレンズ駆動装置では、枠部の内周と移動レンズ体の外周とによって囲まれる空間が狭い場合でも、比較的、広い角部にバネ部材のアーム部を配置したため、伸長部および折り返し部分の数を増やすことができる。従って、衝撃等によって、移動レンズ体の光軸方向への過度に変位、移動レンズ体の光軸に対して直交する左右方向への変位、移動レンズ体の周方向への回転変位、移動レンズ体の光軸に対して斜め方向(チルト方向)の変位が発生した場合でも、バネ部材は優れた耐振性および耐衝撃性を発揮する。また、バネ部材は、衝撃等によって、移動レンズ体の光軸方向への過度に変位、移動レンズ体の光軸に対して直交する左右方向への変位、移動レンズ体の周方向への回転変位、移動レンズ体の光軸に対して斜め方向(チルト方向)の変位が発生した場合でも、かかる変位に起因する応力に十分、耐え得る剛性を備えているので、アーム部が塑性変形してしまう事態を確実に回避することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明するレンズ駆動装置は、カメラ付き携帯電話機の他にも、様々な電子機器に取り付けることが可能である。例えば、薄型のデジタルカメラ、PHS、PDA、バーコードリーダ、監視カメラ、車の背後確認用カメラ、光学的認証機能を有するドア等に用いることができる。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置の正面を斜め上方からみた外観図、および分解斜視図である。
図1(a)、(b)において、本形態のレンズ駆動装置1は、カメラ付き携帯電話機などに用いられる薄型カメラにおいて、例えば3枚のレンズ121を光軸方向に沿って被写体(物体側)に近づくA方向(前側)、および被写体とは反対側(像側)に近づくB方向(後側)の双方向に移動させるためのものであり、略直方体形状を有している。レンズ駆動装置1は、概ね、3枚のレンズ121および固定絞りを内側に備えた円筒状のレンズバレル12を保持した移動レンズ体3と、この移動レンズ体3を光軸方向に沿って移動させるレンズ駆動機構5と、レンズ駆動機構5および移動レンズ体3などが搭載された支持体2とを有している。移動レンズ体3は、円筒状のスリーブ13を備えており、その内側に円筒状のレンズバレル12が固着されている。従って、移動レンズ体3の外形形状はスリーブ13によって規定され、略円柱形状を備えている。
本形態において、支持体2は、像側で撮像素子(図示せず)を保持するための矩形のホルダ19と、被写体側に位置する矩形のケース11と、ケース11の被写体側を覆う板状カバー18(カバー部)とを備えており、ケース11および板状カバー18の中央には、被写体からの反射光をレンズに取り込むための円形の入射窓110、180が各々形成されている。支持体2は、さらに、ホルダ19とケース11との間に挟持された四角筒状のバックヨーク16(枠部)を備えており、バックヨーク16は、後述するマグネット17とともに、コイル30に鎖交磁界を発生させる鎖交磁界発生体4を構成している。なお、スリーブ13を磁性材料により形成すれば、スリーブ13も、鎖交磁界発生体4の一部として利用することができる。
レンズ駆動機構5は、スリーブ13の外周面に巻回されたコイル30と、コイル30に鎖交磁界を発生させる鎖交磁界発生体4とを備え、コイル30および鎖交磁界発生体4により磁気駆動機構5aが構成されている。鎖交磁界発生体4は、コイル30に対して外周側で対向する4つのマグネット17と、鋼板などの強磁性板からなる角筒状のバックヨーク16とを備えている。
バックヨーク16は、ホルダ19とケース11との間に挟持された状態にあり、バックヨーク16は、レンズ駆動装置1の側面で露出し、その側面部を構成している。また、バックヨーク16は移動レンズ体3の周りを囲んだ状態にある。
レンズ駆動機構5は、さらに、バックヨーク16とホルダ19との間、およびバックヨーク16とケース11との間の各々にバネ部材14x、14yを備えている。2つのバネ部材14x、14yはいずれも金属製であり、所定厚の板材に対するプレス加工、あるいはエッチング加工により形成したものである。なお、2つのバネ部材14x、14yの光軸方向における厚さ(板厚)は、便宜、変えてもよい。また、2つのバネ部材14x、14yを構成する材質が互いに異なるが、厚さを同じにする構成を採用してもよい。ここで、バックヨーク16とホルダ19との間に配置されたバネ部材14xは、バネ片14a、14bに2分割されており、コイル30の2本の端末は各々、バネ片14a、14bに接続される。その際、コイル30の2本の端末のうち、被写体側の端末は、スリーブ13の外周面に形成された溝(図示せず)を通ることにより、コイル30の下を潜ってバネ片14aまで引き回されている。また、バックヨーク16とホルダ19との間に保持されたバネ部材14xにおいて、バネ片14a、14bには各々、端子140a、140bが形成されており、バネ部材14xはコイル30に対する給電部材としても機能する。
本形態において、バネ部材14xは、バネ片14a、14bに2分割されているが、かかる分割は、レンズ駆動装置1に搭載された後、切断されたものであり、切断前の形状、および切断後の機能は、バックヨーク16とケース11との間に配置されたバネ部材14yと同様である。
バックヨーク16は、コイル30が配置されている領域の光軸方向の寸法、および駆動マグネットの光軸方向の寸法よりも大きい。このため、マグネット17とコイル30との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくすることができ、スリーブ13の移動量と、コイル30に流す電流との間のリニアリティを向上させることができる。従って、本形態のバックヨーク16では、例えば、バックヨーク16の形状をコイル30の側面および下面または上面を覆うような形状にせずとも、上記した漏れ磁束を減少させる等の効果を得ることができる。
バックヨーク16は、外周形状が略長方形であり、対向する一対の側面部161は平面状に形成され、他方の対向する一対の側面部162には、両端部163が内側に凹んでいる分、中央には外側に段差状に突出する凸部16aが形成されている。
なお、レンズ駆動機構5は、スリーブ13の上端に保持されたリング状、棒状、球状の磁性片(図示せず)を有することがあり、このような磁性片は、マグネット17との間に作用する吸引力により移動レンズ体3に対して光軸方向の付勢力を印加する。このため、移動レンズ体3が無通電時に自重で変位することを防止することができるため、移動レンズ体3に所望の姿勢を維持させることが可能である。また、磁性片をリング状に形成した場合、一種のバックヨークとして作用し、マグネット17とコイル30との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくすることができる。
ケース11は、バックヨーク16の被写体側に被さり、中央には入射窓110が形成された板部115を有している。板部115の四隅には、被写体側に突き出た段部111、および撮像素子側に延びる小突起112が形成され、板部115の一対の対向する辺部には、板状カバー18の切り欠き187に嵌る保持部113が形成されている。また、ホルダ19には、その四隅に、被写体側に延びる小突起192が形成され、側面から被写体側に向かっては柱状部材191が延びている。なお、ホルダ19の小突起192およびケース11の小突起112は、2つのバネ部材14x、14yを各々、支持体2に接続する際に用いられる。
板状カバー18は非磁性の薄板(例えば、SUS304)によって構成されており、ケース11の被写体側に被さる天板部185を有している。天板部185の中央には入射窓180が形成されている。天板部185は略長方形状をしているが、四隅および対向する一辺の中央付近には、それぞれ矩形状の切り欠き186、187が形成されている。天板部185の一対の対向辺部分からは1対の係合脚部181が下方に延びている。また、天板部185の他の一対の対向辺部分では、切り欠き187を挟む両端付近から1対の係合脚部182が各々下方に延びている。係合脚部181、182の各々には、その中央領域付近に貫通穴183が形成されている。
従って、ホルダ19、バネ部材14x、バックヨーク16、バネ部材14y、およびケース11を重ねた状態で、板状カバー18を重ね合わせる際、ケース11の保持部113に板状カバー18の切り欠き187を各々、嵌め込むことにより、ケース11の上面に板状カバー18が位置決めされる。その際、天板部185の四隅に形成された切り欠き186内には、ケース11の四隅に形成された段部111が配置される。また、係合脚部181はバックヨーク16の側面部161と当接し、係合脚部182はバックヨーク16の側面部162に当接し、かつ、凸部16aを挟み込むように配置される。このように配置された係合脚部181、182において、例えば、各々が有する貫通穴183より嫌気性接着剤を塗布することで側面部161、162と係合脚部181、182とを固定し、さらにレーザ溶接により側面部161、162と係合脚部181、182とを接合することにより、板状カバー18をバックヨーク16に固定することができる。
本形態において、4つのマグネット17は各々、バックヨーク16の内周面のうち、4つの角部分に固定されている。4つのマグネット17はいずれも光軸方向において2分割されており、いずれにおいても内面と外面とが異なる極に着磁されている。また、4つのマグネット17では、例えば、上半分では内面がN極に着磁され、外面がS極に着磁され、下半分では、内面がS極に着磁され、外面がN極に着磁されている。従って、コイル30は、マグネット17の上半分と下半分に対応して2分割されており、2分割されたコイルの巻回方向は反対である。このように、マグネット17を四隅に分割して配置すれば、バックヨーク16の辺部の中央部分において、バックヨーク16とスリーブ13との隙間が狭くなっている場合でも、マグネット17に薄い部分が発生することを防止でき、マグネット17の強度を高めることができる。また、マグネット17をバックヨーク16の内側に容易に組み込むことができる。
また、詳しくは後述するが、本形態では、スリーブ13の外周面には、被写体側の端部および撮像素子側の端部の各々で外周側に向けて突出する拡張部13a,13bが形成されている。ここで、拡張部13a、13bは、レンズ121(レンズバレル12)を挟む両側位置において、光軸Xに対して直交する方向に拡張している。このように構成したスリーブ13(移動レンズ体3)を支持体2内に配置すると、拡張部13a,13bは、隣接するマグネット17の間において、バックヨーク16の凸部16aの内側に配置される。ここで、凸部16aは、光軸方向に延びており、凸部16aは、移動レンズ体3が光軸方向に移動した際、拡張部13a、13bの光軸方向への移動を許容する移動路16eとして機能する。また、衝撃等で移動レンズ体3が光軸方向と直交する方向(左右方向や周方向)に変位した場合、拡張部13aがバックヨーク16の凸部16aの内壁に当接するため、それ以上の移動レンズ体3の光軸方向と直交する左右方向における変位や、周方向への回転変位を防ぐことができる。なお、スリーブ13の被写体側端部や撮像素子側端部には、バネ部材14x、14yを搭載する際の位置決めを行なうための段部や突起(図示せず)が形成されることもある。
(スリーブの詳細な構成)
図2(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置のカバー部を外したときの斜視図、および平面図である。図3は、図2に示すレンズ駆動装置1を真上から見たときの図である。特に、図3(a)は、その外観構成を示しており、図3(b)は、レンズ駆動装置1の高さ中央付近で水平方向に切断したときの切断面を示している。また、図4は、図3に示すレンズ駆動装置1を所定方向に切断したときの様子を模式的に示す説明図である。特に、図4(a)は、図3に示すレンズ駆動装置1をA−A′の一点鎖線で切断したときの縦断面図に相当し、図4(b)は、図3に示すレンズ駆動装置1をB−B′の一点鎖線で切断したときの縦断面図に相当する。なお、図3および図4では、スリーブ13の内部にレンズバレル12を組み込んだ状態を示してある。
図2(a)に示すように、本実施形態に係るレンズ駆動装置1では、スリーブ13の外周にレンズの光軸Xに対して直交する方向に拡張した拡張部13aが形成されている。この拡張部13aの機能について、以下詳細に説明する。
図3(a)に示すように、レンズ駆動装置1を上から(前側から)見ると、ケース11の形が正方形(または長方形)になっていない。これは、例えばレンズ、アクチュエータ、センサや回路素子を含む基板などのカメラモジュールを専用のソケットに入れて固定する場合に、従わなければならない規格(SMIA85と呼ばれる規格)の存在に起因している。ソケットの脱着を容易にするためである。
図3(b)に示すように、レンズバレル12、スリーブ13、マグネット17は、バックヨーク16によって囲まれており、このバックヨーク16はケース11と同様の形状をしている。そして、マグネット17やコイル30の外周側に位置するバックヨーク16の一部には、凸部16aが形成されており、この凸部16aの内側によって上述した拡張部13a、13b(図1(b)参照)の移動路16eが確保されている。拡張部13a、13bは、レンズ(レンズバレル12)を介在するように被写体側および撮像素子側の各々において2つずつ形成されている。
なお、移動レンズ体3において、被写体側および撮像素子側の拡張部13a、13bは、光軸方向からみたとき略同一の外周形状を有しているため、以下、拡張部13aの側を中心に説明する。
本形態において、凸部16aの内側には、拡張部13aが当接可能な度当たり部16b、度当たり部16cが形成されている。度当たり部16bと度当たり部16cは凡そ直交する関係にあり、度当たり部16cのうち、スリーブ13が回転したときに拡張部13aが当接する角部分は、R面よりなっている。なお、拡張部13aにおいて、バックヨーク16の凸部16aの内壁と当接する面は、R面によって構成してもよいし、角面によって構成してもよい。
図4(a)の左半分は、スリーブ13が無限遠の位置(通常撮影位置)にあるときの図を示しており、図4(a)の右半分は、スリーブ13がマクロ位置(接写撮影位置)にあるときの図を示している。図4(a)に示すように、スリーブ13には拡張部13a、13bが形成されており、スリーブ13が通常撮影位置にあるときには、拡張部13a、13bのうちの後側の拡張部13bの後端面13dがホルダ19と当接することになる。一方で、スリーブ13がマクロ撮影位置にあるときには、拡張部13aの前端面13cがケース11と当接することになる。このように、レンズバレル12から離れた外周側位置で、スリーブ13と、ケース11またはホルダ19が当接し、ケース11およびはホルダ19は各々、拡張部13a、13bに対する度当たり部として機能する。それ故、移動レンズ体3は、光軸方向において過度に変位することがない。
また、図4(b)に示すように、マグネット17は前後2個のバネ部材14x、14yの間に介在している。これらのバネ部材14x、14yは、スリーブ13の移動を規制するものであって、駆動機構(コイル30等)において発生する電磁力と釣り合う位置で、スリーブ13を停止させることができる。なお、図4(b)に示す断面図では、左半分の通常撮影位置であっても、右半分のマクロ位置であっても、スリーブ13の円筒状胴部の後端面または前端面は、ホルダ19およびケース11に当接していない。
また、図5(a)に示すように、例えばスリーブ13が何らかの衝撃等によって図中の上方向に変位した場合(矢印参照)、スリーブ13の拡張部13a、13bは、バックヨーク16の度当たり部16bに当接する。そして、当接した後は、それ以上拡張部13aが半径方向外側(光軸Xに直交する方向)に変位するのを防ぐことができることから、拡張部13aおよび度当たり部16bはストッパとしての役割を有する。
図5(b)に示すように、例えばスリーブ13が何らかの衝撃等によって図中の右方向に変位した場合(矢印参照)、スリーブ13の拡張部13a、13bは、バックヨーク16の度当たり部16cに当接する。そして、当接した後は、それ以上拡張部13aが右方向に変位するのを防ぐことができることから、拡張部13aおよび度当たり部16cはストッパとしての役割を有する。
度当たり部16cは、スリーブ13の回転方向における回り止め機能も発揮する。具体的には、例えば図5(c)に示すように、例えばスリーブ13が何らかの衝撃等によって図中の右回りに変位した場合(矢印参照)、スリーブ13の拡張部13aは、バックヨーク16の度当たり部16cに当接する。そして、当接した後は、それ以上拡張部13aが右回転するのを防ぐことができることから、拡張部13aおよび度当たり部16cはストッパとしての役割を有する。
なお、スリーブ13に何も力が加わっていない正常な状態を、図5(d)に示しておく。
(バネ部材の詳細構成)
図1(b)に示すように、レンズ駆動装置1には、駆動機構において電磁力が発生したとき、その電磁力に基づくスリーブ13の移動を規制するバネ部材14x、14yが配置されている。本形態において、バネ部材14x、14yは、ジンバルバネ状に形成されている。
バネ部材14x、14yは金属製のバネであって、まず、バックヨーク16とホルダ19との間に配置されたバネ部材14x、およびバックヨーク16とケース11との間に配置されたバネ部材14yのうち、バックヨーク16とケース11との間に配置されたバネ部材14yの構成を説明する。
本形態において、バネ部材14yは、図2(b)に示すように、支持体2においてバックヨーク16とケース11との間に保持される4つの小さな円環状の外側連結部141a、141b、141c、141dと、スリーブ13の前端に連結されたリング状の内側連結部142と、内側連結部142と外側連結部141a、141b、141c、141dとを連結する4本のアーム部143a、143b、143c、143dとを備えている。4つの外側連結部141a〜141dは各々、支持体2を構成する矩形状のバックヨーク16(枠部)の四隅に配置され、外側連結部141a〜141dの内部にケース11に形成された小突起112を挿入することにより、バネ部材14yはケース11とバックヨーク16との間に挟持される。その際、バックヨーク16とバネ部材14yとの間には絶縁が施される。なお、バックヨーク16の四隅には、4つのマグネット17(一点鎖線で示す)が各々配置され、4本のアーム部143a〜143dは、マグネット17と光軸方向にて重なるようにして配置される。
ここで、内側連結部142の外周面の一部は、バックヨーク16を構成する側壁面の各中点を結ぶことにより形成される仮想四角形S(図2(b)中では二点鎖線で示す)よりも外側(バックヨーク16側)に位置している。
また、バネ部材14yでは、4本のアーム部143a〜143dが、光軸Xを通りバネ部材14yを二等分割するL1に対して線対称の構造を備えている。
これらのアーム部143a〜143dのうち、まず、アーム部143aは、図2(b)に示すように、内側連結部142に対して内側接続部分144aを介して接続し、外側連結部141aに対して外側接続部分149aを介して接続している。
アーム部143aは、内側連結部142の周方向に延びた計3本の直線状あるいは円弧状の伸長部146aが折り返し部分147aによって直列に接続された蛇行部145aを備えている。ここで、3本の伸長部146aは、互いにほぼ平行に延び、半径方向で複数本が並列している。また、内側接続部分144aは、蛇行部145aの幅寸法よりも広い。このように構成することにより、バネ部材14yにおけるラジアル剛性を高めることができる。
また、複数の伸長部146aは、半径方向内側に位置する部分が半径方向外側に位置する部分よりも長い。このため、アーム部141aは、半径方向内側に底辺を備え、角部の奥に頂点を備えた略三角形の外周輪郭形状を備えている。従って、アーム部141aは、狭い領域内に配置されているが、多くの伸長部146aおよび折り返し部分147aを備えている。
なお、アーム部143b〜143dは、内側連結部142に対して内側接続部分144b〜144dを介して接続し、外側連結部141b〜141dに対して外側接続部分149b〜149dを介して接続しており、その蛇行部145b〜145dの構造などは、アーム部143aと同様であるため、説明を省略する。
このように構成したバネ部材14yにおいて、アーム部143b、143dでは、蛇行部145b、145dが内側接続部分144b、144dの半径方向外側には形成されておらず、内側接続部分144b、144dの半径方向外側から周方向の一方側(図2(b)において時計回りCWの側)にずれた位置に形成されている。また、アーム部143a、143cにおいても、アーム部143b、143dと同様、蛇行部145a、145cが内側接続部分144a、144cの半径方向外側には形成されておらず、内側接続部分144a、144cの半径方向外側から周方向の一方側(図2(b)において反時計回りCCWの側)にずれた位置に形成されている。このように構成することにより、内側接続部分144から伸びる伸長部146aの長さをより長くとることができるため、バネ部材14yにおけるラジアル剛性を高めることができる。
また、本形態では、複数のアーム部143a〜143dの各々において、内側接続部分の延長線が、内側連結部142の中心位置を挟む領域側で互いにほぼ平行に伸びている。このように構成することにより、アーム部143a〜143dが移動レンズ体にバネ性を付与する箇所が光軸Xと直交する面内で分散し、バネ部材14yのバネ定数を一定することができるため、移動レンズ体3のチルト方向への振動を効率よく抑えることができる。
以上のように構成されたバネ部材14yは、4本のアーム部143a〜143dにおいて発生する弾性力を通じて、スリーブ13の前端または後端の方向へ付勢する。なお、図2では、説明の都合上スリーブ13の前端に配置されるバネ部材14yのみに着目したが、スリーブ13の後側に配置されるバネ部材14xと同様の構成である。それ故、スリーブ13の後側に配置されるバネ部材14xについては説明を省略する。
(基本動作)
このように構成したレンズ駆動装置1において、移動レンズ体3は、通常は撮像素子側(像側)に位置する。具体的には、スリーブ13の下端面(像側面)がホルダ19の上面(前側面)に当接した状態である。
このような状態において、コイル30に所定方向の電流を流すと、コイル30は、それぞれ上向き(前側)の電磁力を受けることになる。これにより、コイル30が固着されたスリーブ13は、被写体側(前側)に移動し始めることになる。このとき、バネ部材14yとスリーブ13の前端との間、およびバネ部材14xとスリーブ13の後端との間には、それぞれスリーブ13の移動を規制する弾性力が発生する。このため、スリーブ13を前側に移動させようとする電磁力と、スリーブ13の移動を規制する弾性力とが釣り合ったとき、スリーブ13は停止する。また、コイル30に逆方向の電流を流すと、コイル30は、それぞれ下向き(後側)の電磁力を受けることになる。
その際、バネ部材14x、14yによってスリーブ13に働く弾性力に応じて、コイル30に流す電流量を調整することで、スリーブ13(移動レンズ体3)を所望の位置に停止させることができる。
さらに、本形態では、弾性力(応力)と変位量(歪み量)との間に線形関係が成立するバネ部材14x、14yを用いていることから、スリーブ13の移動量とコイル30に流す電流との間のリニアリティを向上させることができる。また、2つのバネ部材14x、14yを用いていることから、スリーブ13が停止したときに光軸Xの方向に大きな釣り合いの力が加わることになり、光軸Xの方向に遠心力や衝撃力等の他の力が働いたとしても、より安定にスリーブ13を停止させることができる。さらに、レンズ駆動装置1では、スリーブ13を停止させるのに、衝突材(緩衝材)等に衝突させて停止させるのではなく、電磁力と弾性力との釣り合いを利用して停止させることとしているので、衝突音の発生を防ぐことも可能である。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のレンズ駆動装置1によれば、スリーブ13が衝撃等によって所定距離以上に変位(例えば図5(c)に示すように、所定角度以上に回転)してしまうのを防ぐことができる(図5参照)。特に、本実施形態に係るレンズ駆動装置1は、上下左右回転のストッパを一箇所(凸部16a)に設けている点で、製造コストの削減、製造工程の簡易化、また、レンズ駆動装置1全体の小型化に適応し、実用的メリットをもたらす。また、従来のレンズ駆動装置のように、複雑な形状をした案内機構を設けなくても、スリーブ13に拡張部13a、13bを形成するだけで回り止め機能を付加することができ、ひいては実用性を高めることができる。
また、従来のレンズ駆動装置と比べて、拡張部13a、13bが度当たり部16b、16c(図5参照)に当接するのは、外周側では、レンズ近傍ではない。従って、拡張部13a、13bが度当たり部16b、16cに当接したときに磨耗粉が発生しても、磨耗粉がホルダ19側の撮像素子のセンサ面に付着するのを防ぐことができる。
また、バックヨーク16の度当たり部16cは、拡張部13a、13bが当接する部分がR面よりなっているので、この部分が角面よりなる場合と比べて磨耗粉が発生する量を低減することができる。
また、内側に度当たり部16b、16cが形成されたバックヨーク16の凸部16aは、レンズを介在するように2箇所形成されているので、1箇所形成されている場合と比べて度当たりの効果を高めることができる。また、レンズ駆動装置1に対する衝撃等によって、スリーブ13がレンズの光軸方向に対する左右方向に所定範囲以上ずれたり(変位したり)、また、スリーブ13が回転方向に所定角度以上回転したりすることを防ぐことができる。
さらに、本実施形態に係るレンズ駆動装置1では、バネ部材14x、14yによってスリーブ13の移動を規制しているが、拡張部13aと度当たり部16b、16cの作用によって、バネ部材14x、14yの変形を防ぐことができる。つまり、スリーブ13が所定距離以上に変位してしまうと、バネ部材14x、14yが塑性変形しやすいが、本形態によれば、かかる不具合の発生を防止することができる。
さらにまた、本形態では、移動レンズ体を光軸方向に移動可能に支持するためのバネ部材14x,14yは、外側連結部141a〜141dと内側連結部142との間に4本のアーム部143a〜143dを備え、アーム部143aは、周方向に延びた複数の伸長部146aが折り返し部分147aによって直列に接続された蛇行部145aを備えている。その他のアーム部143b、143c、143dも同様である。また、4本のアーム部143a〜143dは、略矩形状のバックヨーク16の四隅に配置されている。このように、バックヨーク16の内周と移動レンズ体の外周とによって囲まれる空間において、比較的、面積の広いバックヨーク16の四隅にアーム部143a〜143dをそれぞれ配置することにより、アーム部143a〜143dをバックヨーク16の四隅以外の箇所に配置する構成と比べて、伸長部146aを多数、配置できる分、折り返し部分147aの数を増やすことができる。また、伸長部146aを移動レンズ体3の周方向に沿って配置することによっても、伸長部146aを多数、配置できるようになるため、同様の効果を得ることができる。従って、移動レンズ体3が光軸方向に直交する方向に移動した際、あるいは光軸に対して斜め方向(チルト方向)に傾いた際などの耐振性および耐衝撃性に優れている。また、移動レンズ体3が光軸方向に直交する方向に移動した際、あるいは光軸に対して斜め方向に傾いた際に受ける応力にも十分、耐え得る剛性を備えているので、アーム部143a〜143dが塑性変形してしまう事態を確実に回避することができる。
また、アーム部143a〜143dにくらべて内側接続部分144a〜144dが幅広に形成されているので、内側接続部分144a〜144dに大きな負荷が加わっても破損しない。また、内側接続部分144a〜144dを幅広に形成すると、移動レンズ体3が光軸Xに直交する方向に移動した際、あるいは光軸Xに対して斜め方向に傾いた際の応力は蛇行部145a〜145dの方に加わるので、移動レンズ体3が光軸Xに直交する方向に移動した際、あるいは光軸Xに対して斜め方向に傾いた際などの応力を効率よく吸収することができる。
[実施の形態1の変形例]
図6は、本発明の実施の形態1の変形例に係るレンズ駆動装置の横断面図である。図2に示すレンズ駆動装置1では、磁気回路としてバックヨーク16、マグネット17、およびコイル30を考えたが、図6(a)に示すレンズ駆動装置1Aのように、内ヨーク21を磁気回路に加えても構わない。これにより、磁束を所望の向きに誘導し(漏れ磁束を減らすことができ)、安定的な電磁力を得ることができる。
また、図6(b)に示すレンズ駆動装置1Bのように、コイル30の形状を変形させ、コイル30をストッパ代わりにしても構わない。すなわち、ムービングコイルタイプのレンズ駆動装置1Bでは、コイル30はスリーブ13と一体になって移動する。そこで、例えば、スリーブ13が何らかの衝撃等によって図中の上方向に変位した場合、コイル30も変位することになり、コイル30の変形部30a(拡張部の一例)がバックヨーク16の度当たり部16bに当接する。また、スリーブ13が何らかの衝撃等によって図中の右方向(或いは左方向)や右回転方向(或いは左回転方向)に変位した場合も同様である。コイル30の変形部30aと凸部16a(度当たり部16bまたは度当たり部16c)との作用によって、コイル30がストッパの代わりになる。
また、図示を省略するが、スリーブ13の拡張部13aを設けてこれをバックヨーク16の度当たり部16bに当接するようにしてもよい。上記のとおり、コイル30を変形させてコイル30をストッパとする場合においても、コイル30を変形させつつ、スリーブ13の拡張部13aでストッパを構成した場合でも、コイルを変形することによってコイルの全長を増加させることができるため、磁気力が向上する。
なお、図6(a)に示すレンズ駆動装置1Aにおいて、点線枠Yの変形例を図6(c)に示す。図6(c)に示す変形例によれば、スリーブ13の拡張部13aが図中の右方向または右回転方向に変位したとき、拡張部13aと当接する度当たり部は、マグネット17の度当たり部17gとなっている。このように、度当たり部17gは、バックヨーク16に設けられていても(凸部16a参照)、マグネット17に設けられていてもバックヨーク16(凸部16a)、その他、ケース11やホルダ19に設けられていてもよい。すなわち、拡張部13aと当接する度当たり部は、駆動機構5のうち、支持体2側に配置されている部材、あるいは支持体2のいずれの側に構成してもよい。
[実施の形態2]
図7は、本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置において、カバーを外したときの平面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、全体構成は、図1(a)、(b)を参照して説明するとともに、共通する部分には同一の符号を付して図示することにして、それらの説明を省略する。
図1(a)、(b)に示すように、本形態のレンズ駆動装置1にも、実施の形態1と同様、バックヨーク16とホルダ19との間、およびバックヨーク16とケース11との間にバネ部材14x、14yが配置されている。これらのバネ部材14x、14yの基本的な構成は同一であるため、バックヨーク16とケース11との間に配置されたバネ部材14yの構成を説明する。
図7に示すように、バネ部材14yは、実施の形態1と同様、支持体2においてバックヨーク16とケース11との間に保持される4つの小さな円環状の外側連結部141a、141b、141c、141dと、スリーブ13の前端に連結されたリング状の内側連結部142と、内側連結部142と外側連結部141a、141b、141c、141dとを連結する4本のアーム部143a、143b、143c、143dとを備えている。本形態でも、バックヨーク16の四隅には、4つのマグネット17(一点鎖線で示す)が各々配置され、4本のアーム部143a〜143dは、マグネット17と光軸方向にて重なるようにして配置されている。また、内側連結部142の外周面の一部は、バックヨーク16を構成する側壁面の各中点を結ぶことにより形成される仮想四角形S(図7中では二点鎖線で示す)よりも外側(バックヨーク16側)に位置している。
本形態において、アーム部143aは、内側連結部142に対して内側接続部分144aを介して接続し、外側連結部141aに対して外側接続部分149aを介して接続している。また、アーム部143aは、内側連結部142の周方向に延びた計3本の直線状あるいは円弧状の伸長部146aが折り返し部分147aによって直列に接続された蛇行部145aを備えている。3本の伸長部146aは、互いにほぼ平行に延び、半径方向で複数本が並列している。また、内側接続部分144aは、蛇行部145aの幅寸法よりも広い。なお、アーム部143b〜143dも、アーム部143aと同様、内側連結部142に対して内側接続部分144b〜144dを介して接続し、外側連結部141b〜141dに対して外側接続部分149b〜149dを介して接続しており、その蛇行部145b〜145dの構造などは、アーム部143aと同様であるため、説明を省略する。
このように構成したバネ部材14yにおいて、本形態では、4本のアーム部143a〜143dが、光軸Xを中心とする略回転対称に形成されている。すなわち、1つのアーム部を光軸Xを中心に対して所定の角度分、例えば、約90°分だけ回転させると、他のアーム部と重なる。
なお、スリーブ13の後側にも同様なバネ部材14xが配置されているが、バネ部材14xにおいても各アーム部は、光軸Xを中心とする略回転対称に形成されている。また、2つのバネ部材14x、14yは同一方向に配置されているため、バネ部材14yのアーム部143a〜143d、およびバネ部材14xのアーム部は、互いに光軸Xを中心とする略回転対称に形成されている。
このように構成すると、移動レンズ体3が光軸方向に移動した際にアーム部143a〜143dが変形した場合でも、全てのアーム部143a〜143dが同様に変形する。従って、移動レンズ体3の周りに狭い隙間しかないためにアーム部143a〜143dの形状などに制約があっても、移動レンズ体3が傾かない。また、移動レンズ体3が光軸方向に移動する際、レンズの収差が問題とならない範囲で移動レンズ体3を周方向に回転させる構成を採用することもできる。
[実施の形態3]
図8は、本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置の横断面図である。図2に示すレンズ駆動装置1では、図3(a)に示すように、レンズ駆動装置1を上から(前側から)見ると、ケース11の形が正方形(または長方形)になっておらず、規格(SMIA85と呼ばれる規格)に基づいて設計されていたが、本実施例ではケース11の形状が正方形(または長方形)である場合を説明する。
図8(a)に示すレンズ駆動装置1Cのように、平面で構成されたケース11の内周面に沿ってスリーブ13の拡張部13aと当接するようにバックヨーク16に度当たり部16bを設けるようにしてもよい。
また、図8(b)に示すレンズ駆動装置1Dのように、度当たり部16bが形成されたバックヨーク16の外周面に形成された平面部16dとケース11の平面部を面一となるように構成してもよい。
また、図8(c)に示すレンズ駆動装置1Eのように、平面で構成されたケース11の内周面に沿って度当たり部17aを備えたマグネット17を配置し、度当たり部17aにスリーブ13の拡張部13aを度当たりさせるように構成してもよい。
上記いずれの実施例においても、レンズ駆動装置1C〜1Eまでの外形形状が正方形(または長方形)となるため、機器への組み込みがしやすい。
[その他の実施の形態]
上記形態においては、マグネット17の数は4つであり、バックヨーク16の四隅にマグネット17を1つずつ配置する構成であったが、本発明では、マグネット17の数を2つとし、バックヨーク16の四隅のうち、対向する隅部にそれぞれ配置する構成を採用してもよい。同様に、バネ部材14x、14yにおいて、アーム部の本数を2本とし、バックヨーク16の四隅のうち、対向する隅部にそれぞれ配置する構成を採用してもよい。この際、マグネット17とアーム部とを光軸方向にて重なるように配置してもよいし、マグネット17が配置されている箇所とは異なる位置にアーム部を配置してもよい。
上記形態においては、バックヨーク16の外周は略矩形状であったが、本発明では、バックヨーク16の外周の形状は、移動レンズ体の外周の接線と平行な複数の面により形成されているのであれば任意である。従って、バックヨーク16を構成する側壁面の各中点を結ぶことにより形成される仮想多角形は、正方形(図2(b)参照)に限定されるものではない。
本発明では、移動レンズ体の外周を、移動レンズ体の外周とバックヨーク16の内周との最も近い距離を基準として仮想正四角形を想定した時、該仮想正四角形の各辺の中点を結んだ四角形の少なくとも一辺よりも外側(バックヨーク側)に配置する構成を採用してもよい。
(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係るレンズ駆動装置の正面を斜め上方からみた外観図、分解斜視図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置のカバーを外したときの斜視図、および平面図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置を真上から見たときの図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置を所定方向に切断した様子を模式的に示す説明図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置において、拡張部と拡張部の作用を説明するための説明図である。 本発明の他の実施の形態に係るレンズ駆動装置の横断面図である。 本発明の実施の形態2に係るレンズ駆動装置において、カバー部を外したときの平面図である。 本発明の実施の形態3に係るレンズ駆動装置の横断面図である。
符号の説明
1、1A〜1E レンズ駆動装置
11 ケース
12 レンズバレル
13 スリーブ
14x、14y バネ部材
16 バックヨーク
17 マグネット
18 板状カバー(カバー部)
19 ホルダ
30 コイル
21 内ヨーク
141a、141b、141c、141d 外側連結部
142 内側連結部
143a、143b、143c、143d アーム部
145a、145b、145c、145d 蛇行部
146a 直線部分(伸長部)
147a 折り返し部分

Claims (7)

  1. レンズを保持する移動レンズ体と、バネ部材を介して当該移動レンズ体を前記レンズの光軸方向に移動可能に支持する支持体と、前記移動レンズ体を光軸方向に駆動する駆動機構とを有するレンズ駆動装置において、
    前記支持体は、前記移動レンズ体の周りを囲む多角筒状の枠部を備え、
    前記バネ部材は、前記支持体に連結された外側連結部と、前記移動レンズ体に連結された内側連結部と、該内側連結部および前記外側連結部に接続されたアーム部とを備え、
    前記アーム部は、互いに略平行に延びた3本以上の複数の伸長部が折り返し部分によって直列に接続された蛇行部を備えているとともに、前記移動レンズ体の外周面と前記枠部において隣接する側壁面とによって形成された複数の角部のうちの少なくとも2箇所に配置されており、
    前記蛇行部において、前記複数の伸長部は、半径方向で並列して周方向に延びており、半径方向内側に位置する部分が半径方向外側に位置する部分よりも長く、
    前記アーム部は、半径方向内側に底辺を備え、前記角部の奥に頂点を備えた略三角形の外周輪郭形状を備えていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記蛇行部は、前記内側連結部と前記アーム部との接続部分の半径方向外側に位置する部分から周方向にずれた領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記内側連結部と前記アーム部との接続部分の幅寸法は、前記蛇行部の幅寸法よりも広いことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 光軸方向からみたとき、
    前記移動レンズ体の外周形状は円形であり、
    前記移動レンズ体の外周面は、前記枠部において隣接する辺の中心を結んだ仮想多角形の少なくとも1辺よりも外周側に張り出していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  5. 光軸方向からみたとき、
    前記移動レンズ体の外周面は、前記仮想多角形のいずれの辺よりも外周側に張り出していることを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記複数の角部のうちの少なくとも2箇所には、前記駆動機構を構成するマグネットが各々配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記複数の角部のうちの少なくとも2箇所には、前記アーム部および前記マグネットが前記光軸方向において重ねて配置されていることを特徴とする請求項6に記載のレンズ駆動装置。
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