JP2008275314A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼ガス熱の五徳からの放熱を抑制し、熱効率を向上させるガスコンロを提供する。
【解決手段】五徳リング21を、調理容器と対面する表板21aと、汁受皿およびトッププレートと対面する裏板21bとによる2重構造とする。この表板21aと裏板21bとは、外周端部全周と内周端部全周とにおいて、それぞれ断熱材としてのセラミック21eを挟着して、外周端部および内周端部それぞれ4箇所においてかしめ固定される。このような構成により、表板21aと裏板21bとの間に形成された隙間が断熱層として働き、表板21aに伝熱したバーナ燃焼ガス熱は外部に放熱しない。従って、バーナの燃焼熱を効率よく調理容器に伝えて、熱効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理容器を五徳上に載置してバーナで加熱調理するガスコンロに関する。
従来から、ガスコンロの分野においては、図10、図11に示すようにトッププレート12に設けられる開口の中央位置にバーナ14が配置され、その周囲に汁受皿18が載置されるものが知られている。調理容器Pは、バーナ14の上方周囲に設けられた五徳20に載置され、バーナ14の燃焼により加熱される。
五徳20は、調理容器Pを載置する複数の五徳爪22と各五徳爪22の基盤となる五徳リング21とにより一体的に構成され、トッププレート12上に載置される。
五徳リング21の内周側には、リング中心に向かって下向きに傾斜した傾斜鍔部(以下、単に鍔部と呼ぶ)21cが延設される。
この五徳リング21とトッププレート12との間、及び五徳リング21と汁受皿18との間には、二次空気供給用の隙間が形成される。
また、最近では、特許文献1に示すように、調理容器Pの加熱効率を向上させるため、五徳爪22を低くしてバーナ14と調理容器Pとの間隔を小さくしたガスコンロが実用化されている。
このガスコンロは、図9に示すように、五徳20の鍔部21cをバーナヘッド16の主炎口16a近傍まで延ばした構成により、二次空気を火炎の基部から先端にまで供給する。
そして、バーナ14燃焼ガスを、調理容器Pと五徳リング21との間の隙間から外部に放出する構成としている。
この構造により、燃焼性能を良好に維持したまま、五徳爪22の高さを低くして調理容器Pをバーナヘッド16に接近させるとともに、五徳リング21によってバーナ14の燃焼ガスの拡散を防いで、高温の燃焼ガスと調理容器Pとを確実に接触させて、調理容器Pの加熱効率を上げることができる。
特開2003−161449
しかしながら、このようなガスコンロでは、五徳リング21によって高温の燃焼ガスの拡散を防止した構造としているために、五徳リング21の温度は著しく上昇してしまう。その結果、五徳リング21を通して燃焼ガス熱が放熱してしまうという問題があった。
また、バーナ14に燃焼用空気を強制的に給気したり、バーナ14の燃焼ガスを強制的に排気する強制燃焼式のガスコンロにおいては、バーナ14と調理容器Pとの間の距離をさらに短くすることができ、熱効率を向上させることができる一方、五徳リング21表面を高温の燃焼ガスが通過することから、五徳リング21裏面から外部へ放熱されてしまう熱の割合はいっそう増加していた。そのため、所望の熱効率を得るまでには至っていなかった。
そこで本発明では、ガスコンロにおいて上記課題を解決し、燃焼ガス熱の五徳からの放熱を抑制し、熱効率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガスコンロは、調理容器を加熱するバーナと、
上記炎口の上方周囲に位置するように設けられ、調理容器を載置する複数の五徳爪を五徳リングに立設して構成される五徳と
を備え、
上記調理容器と上記五徳リングとの間に上記バーナの燃焼ガスの通過流路を形成したガスコンロにおいて、
上記五徳リングの裏面からの放熱を抑制する放熱抑制手段を備えたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項2記載のガスコンロは、上記請求項1記載のガスコンロにおいて、上記放熱抑制手段として、上記五徳リングを、上記調理容器底面と対面して上記燃焼ガス通路側となる表板と、該バーナの燃焼ガスと直接接触しない裏板とを所定の間隔をあけて略平行に向かい合わせた二重構造としたことを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項3記載のガスコンロは、上記請求項2記載のガスコンロにおいて、上記表板と上記裏板との間に、内周端部および外周端部全周にわたって断熱材を挟着することを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項4記載のガスコンロは、請求項2または請求項3記載のガスコンロにおいて、上記表板と上記裏板との間は、真空状態であることを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項5記載のガスコンロは、請求項2記載のガスコンロにおいて、上記表板と上記裏板とを、断熱材を介して重ね合わせることを要旨とする。
また、上記課題を解決する本発明の請求項6記載のガスコンロは、請求項1ないし請求項5記載のガスコンロにおいて、上記五徳は、燃焼用空気を強制的に給排気する強制燃焼式バーナを備えたガスコンロに用いられ、上記表板は調理容器底面と対面して上記強制燃焼式バーナの燃焼ガス通路を形成することを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガスコンロによれば、放熱抑制手段が、五徳リングの裏面からの放熱を抑制する。
そのため、調理容器と五徳リングとの間を通過するバーナ燃焼ガスの、五徳リング裏面からの放熱が抑制され、バーナ燃焼ガスの温度低下を防止することができる。
従って、バーナの燃焼ガス熱を調理容器の加熱に有効に用いることができ、熱効率を向上させることができる。
また、五徳からの放熱による調理環境の悪化を抑制することができる。
また、上記構成を有する本発明の請求項2記載のガスコンロによれば、五徳リングを高温のバーナ燃焼ガスと直接接触する表板と、バーナ燃焼ガスとは直接接触しない裏板とによる2重構造としたために、表板と裏板との間に隙間が形成される。そのため、隙間が断熱層として働き、表板に伝熱したバーナ燃焼ガス熱の外部への放熱を抑制し、バーナ燃焼ガスの温度低下を防止することができる。従って、バーナの燃焼ガス熱を調理容器の加熱に有効に用いることができ、熱効率を向上させることができる。
また、五徳からの放熱による調理環境の悪化を抑制することができる。
また、本発明請求項3記載のガスコンロによれば、五徳リングの内周端部および外周端部全周にわたって、表板と裏板との間に断熱材を挟着することによって、表板に伝熱した燃焼ガス熱が、内周及び外周端部より裏板へ伝熱することを抑制することができる。
従って、表板に伝熱したバーナ燃焼ガス熱の裏板への伝熱をより確実に抑制することができる。
そのため、熱効率をいっそう向上させることができるとともに、調理環境の悪化を抑制することができる。
また、本発明請求項4記載のガスコンロによれば、表板と裏板との間が真空状態としたために、真空部が断熱層として作用する。
真空状態においては、表板と裏板との間には分子が存在しないために、分子間の熱移動が起こらない。そのため、確実に断熱できる。
したがって、バーナ燃焼ガス熱の外部への放出を一層確実に抑制し、熱効率を向上させることができるとともに、調理環境の悪化を抑制することができる。
また、本発明請求項5記載のガスコンロによれば、断熱材が表板と裏板との間に挟みこまれるために、表板に伝熱したバーナ燃焼ガス熱は、断熱材によって断熱される。
したがって、バーナ燃焼ガス熱の外部への放出を確実に抑制し、熱効率を向上させることができるとともに、調理環境の悪化を抑制することができる。
また、表板と裏板との間には、空洞が形成されないために、五徳リングの強度を向上させることができる。
また、本発明請求項6記載のガスコンロによれば、燃焼用空気が強制的に給排気されるとともに、バーナの燃焼ガスを調理容器と五徳リング表面との間に形成された燃焼ガス通路から外部に放出するガスコンロにおいて、放熱抑制手段が、五徳リング裏面からの放熱を抑制する。
燃焼用空気が強制的に給気される強制燃焼式ガスコンロは、燃焼用空気を自然ドラフト力により供給する自然燃焼式ガスコンロと比較して、燃焼空間を狭くして調理容器への伝熱効率を向上させることができる。しかしながら、この場合、五徳に接触するバーナ燃焼ガスの燃焼ガス熱についても高温となるために、五徳を通して外部に放熱されてしまう熱の割合はいっそう大きくなってしまう。
本発明では、燃焼ガス通路を形成する五徳リングの裏面からの放熱を抑制する放熱抑制手段を設けたために、燃焼ガス熱の五徳からの放熱を抑制することができる。
このように、燃焼ガス熱の高温となるガスコンロにおいて、放熱抑制手段を備えた五徳は断熱効果をいっそう奏する。
以上説明した本発明の構成、作用を一層明らかにするために、以下、本発明のガスコンロにおける好的な実施例について説明する。
尚、従来例と重複する点については同一符号を付して説明を省略する。
ガスコンロとしてのテーブルコンロは、図3、図4に示すようにトッププレート12に開口が設けられ、その開口の中央位置にバーナ14が配置され、開口外周縁に汁受皿18が載置される。調理容器Pは、汁受皿18の上方に設けられる五徳20に載置される。
バーナ14は、中央に開口部が形成されて環状混合気室を有するバーナ本体15と、バーナ本体15に載置することにより外周縁に多数の主炎口を形成するバーナヘッド16とからなる。
五徳20は、図1、図2に示すように、調理容器Pを載置する複数の五徳爪22と、トッププレート12の開口と汁受皿18との重ね部上部を覆うと共に五徳爪22を立設する基盤となる五徳リング21と、五徳20本体をトッププレート12上に固定するための突起部23とにより一体的に構成される。
五徳リング21はリング板状であり、二次空気を下方からバーナ炎口付近に案内するとともに、調理容器P底面との間に通過流路を形成して、燃焼ガスを外側へ導く。
五徳リング21は、調理容器Pと対面する表板21aと、汁受皿18およびトッププレート12と対面する裏板21bとから形成される2重構造である。
この表板21a、裏板21bは、それぞれ外周側において表板水平面部21g、裏板水平面部21hを有するとともに、内周側において、リング中心に向かって下向きに傾斜した表側傾斜鍔部21c、裏側傾斜鍔部21d(以下、表側鍔部21c、裏側鍔部21dと呼ぶ)が延設される。
鍔部21c、21dの先端は、バーナ14炎口の外周面と接近させ、しかも、鍔部21c、21dの傾斜角度は、バーナ14の主炎口16aにおけるガスの噴出角度とほぼ平行に形成する。
また、この表板21aと裏板21bとは、外周端部全周と内周端部全周とにおいて、それぞれ断熱材としてのセラミック21eを挟着して、外周端部および内周端部それぞれ4箇所においてかしめ固定される。
五徳爪22は、L字形状であり、固定部22aと調理容器載置部22bとからなる。
固定部22aは、下端において表板21aに溶接固定され、調理容器載置部22bは、固定部22a上部から五徳リング21中心に向かって略水平に延びている。
また、突起部23は、2段形状であり、上端において裏板21bに溶接固定されると共に、最下端の小突起23aのみがトッププレート12の孔にはめ込まれる。この突起部23の段差により、裏板21bとトッププレート12との間に二次空気供給用の隙間が形成される。
このテーブルコンロ1は、五徳リング21における鍔部21c、21dの先端を主炎口16aに接近して延設したために、バーナ14の燃焼時においては、図4に示すように、燃焼用二次空気が裏板21bとトッププレート12との間から裏側鍔部21dと汁受皿18との間を通って主炎口16a近傍に導かれる。この結果、二次空気が火炎の基部から先端まで全体にわたって供給されて、燃焼性能が向上する。つまり、五徳爪22を低くして調理容器Pの載置面をバーナ14に近づけて調理容器Pへの加熱効率の向上を図っても、燃焼性能を良好に維持することができる構造のものである。
また、主炎口16aに形成された火炎の燃焼ガスは、五徳リング21の表板21aと調理容器Pの間の隙間を通って外部に排出される。ここで、五徳爪22を低くして表板21aと調理容器Pとの間隔を狭く形成しているために、高温の燃焼ガスは、調理容器Pになめるようにして通過する。従って、調理容器Pはバーナ14燃焼ガスと効率よく接触して加熱される。
なお、二次空気の供給は、五徳リング21の裏板21bとトッププレート12との間に形成した隙間から行う構造のものに限らずに、例えば、汁受皿18に二次空気供給用の孔を形成して行う構造のものについても適用でき、この場合も同様の効果が得られる。
さらに、このような五徳リング21と調理容器Pとを対面させて燃焼ガス通路を形成する五徳20において、五徳リング21を高温の燃焼ガスと直接接触する表板21aと、バーナ燃焼ガスとは直接接触しない裏板21bとによる2重構造としたために、表板21aと裏板21bとの間に形成された隙間が断熱層として働き、表板21aに伝熱したバーナ14燃焼ガスの熱は裏面から放熱しない。
また、五徳リング21の内周端部および外周端部全周にわたって、表板21aと裏板21bとの間にセラミック21eを挟着し、表板21aと裏板21bとの連結部(かしめ固定部)を内周端部、外周端部それぞれ4箇所としたために、表板21aに伝熱した燃焼ガス熱が、内周及び外周端部より裏板21bへ伝熱することを抑制することができる。従って、表板21aに伝熱したバーナ燃焼ガス熱の裏板21bへの伝熱を確実に抑制することができる。
なお、この連結部の面積は、小さいほど断熱効果が得られる。例えば、表板21aおよび裏板21bをそれぞれセラミック21eに接着して、表板21aと裏板21bとの連結面積を0とした場合には、いっそうの効果が得られる。
このような構造により、バーナ14燃焼ガスの温度低下を防止することができ、バーナ14の燃焼ガス熱を調理容器Pの加熱に有効に用いることができる。
これにより、熱効率を向上させることができるとともに、五徳20からの放熱による調理環境の悪化を抑制することができる。
次に実施例2のテーブルコンロについて図5を用いて説明する。
尚、実施例1と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。
実施例2のテーブルコンロ1bは、燃焼用空気を強制的に供給して燃焼を行う強制燃焼式バーナの上方周囲に、実施例1で説明した2重構造の五徳20を設けたものである。
このバーナ14aは、燃焼に必要な空気の殆どを一次空気として吸入する全一次空気式のバーナであり、燃焼面としてのバーナプレート17と、バーナ本体15とを備える。
バーナプレート17は、多孔質セラミックスの平面プレートで多数の貫通孔を有している。
バーナ本体15は、上流端において、燃焼用空気を供給するための給気ファン31が接続されて、空気供給通路の途中に、燃料ガスを噴出するガスノズル32が設けられる。また、ガスノズル32の下流には、燃料ガスと燃焼用空気とを混合させるための混合管15aが形成される。
なお、五徳20の裏板21bとトッププレート12との間には、実施例1のテーブルコンロ1において形成された2次空気供給用の隙間は形成されない。
バーナ14a燃焼時には、バーナ本体15に、ガスノズル32から燃料ガスが供給されるとともに、給気ファン31により一次空気が強制的に供給される。
そして、バーナプレート17上で燃焼後、燃焼ガスは表板21aと調理容器Pの間の隙間を通って外部に排出される。
このように、燃焼用空気を強制的に供給することにより、同じ燃焼量の場合でも、燃焼用空間を狭くして熱効率を向上させることができる。
つまり、燃焼用空気が自然ドラフト力に供給される場合には、燃焼用空間を狭くしてしまうとドラフト力が形成されず、燃焼空気の給気・排気がスムーズに行われないため、燃焼状態が悪化してしまうが、本実施例では燃焼用空気が空気ファン13により強制的に供給されるために、燃焼用空間を狭くしても良好な燃焼状態を得ることができる。
このように、バーナ14aと調理容器Pとの距離を狭くすることができるために、いっそう熱効率を向上させることができる。
また、燃焼用空気供給用の隙間を設ける必要がないために、燃焼熱が二次空気供給用の隙間から逃げ出すことがない。
さらに、このようにバーナ燃焼ガス通路を五徳リング21で形成した場合には、五徳リング21が高温となり、五徳リング21からの外部への放熱量が多くなってしまうが、五徳リング21を表板21aと裏板21bとによる2重構造としたために、燃焼ガスの五徳からの外部への放熱を抑制することができる。つまり、燃焼ガス熱の高温となるガスコンロにおいて、二重構造とした五徳は断熱効果をいっそう奏する。
次に実施例3のテーブルコンロについて説明する。
尚、実施例2と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。
実施例3のテーブルコンロは、調理容器を載置する五徳爪の形状について、図12〜図14に示すように上方から見て渦巻き形状としたものである。
この五徳20aは、五徳リング21と五徳爪22と突起部23とからなり、五徳リング21と突起部23とは、実施例1、2と同様の形状である。
五徳爪22は、調理容器載置部22cと傾斜部22dとを備え、図13に示すように、上方から見て、五徳リング21内周側から外周側に向かって渦巻き状に形成される。この五徳爪22は、下端部全面において表板21aと溶接固定される。
傾斜部22dは、五徳爪22における内周側に形成されて、上端面が中心方向から外周方向に向かって高くなるように傾斜が設けられる。
五徳爪22dの外周側には、調理容器載置部22cが位置する。調理容器載置部22cの上端面は水平に形成される。
この調理容器載置部22cの上端面に、図15に示すように、調理容器Pが載置されて、調理容器載置部22cと調理容器P底面と表板21aとで囲まれる複数の区画された燃焼ガス通路を形成するように構成される。
このテーブルコンロ1aでは、五徳爪22を渦巻き形状としたために、バーナ14の燃焼ガス流は、五徳爪22に沿って渦状に形成される。
そのため、燃焼ガスが外部に排出される前に、その熱を調理容器Pに有効に伝熱させることができる。
またこの場合、燃焼ガスから五徳リング21への伝熱効率も向上するために、表板21aの温度についても上昇してしまうが、五徳リング21を2重構造としたために、五徳リング21の裏面から燃焼ガス熱が放熱してしまうことがない。そのため、熱効率の向上効果をいっそう得ることができる。
さらに、五徳爪22における内周側に傾斜部22dを設けて、五徳爪22がバーナ火炎の形成される領域内に入らないようにしたために、五徳爪22が火炎にあぶられることがない。そのため、火炎が低温の五徳爪22と接触することによる燃焼性の悪化や、熱効率の低下を招くことがない。
次に実施例4のテーブルコンロについて説明する。
尚、実施例1と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。
実施例4のテーブルコンロは、図6に示すように、表板21aと裏板21bとの間の空間に、断熱材としてのセラミックウール21fを隙間なく挟着した構造としたものである。
このような構造により、表板21aに伝熱したバーナ燃焼ガス熱は、セラミックウール21fによって断熱される。
したがって、バーナ燃焼ガス熱の外部への放出を確実に抑制し、熱効率を向上させることができるとともに、調理環境の悪化を抑制することができる。
また、表板21aと裏板21bとの間にセラミックウール21fを詰めて空洞を形成しない構成としたために、五徳リング21の機械的強度を向上させることができる。
さらに、断熱材としてセラミックウール21fを用いたために、セラミックウール21fは緩衝材としても働き、五徳20上に加わった衝撃や振動を吸収する。このため、五徳20をうっかり落としてしまった場合など、五徳20上に衝撃が加わった場合であっても強度を保持することができるとともに、振動による騒音を抑制することができる。
次に実施例5のテーブルコンロについて説明する。
尚、実施例1と異なる部分について説明し、重複する部分に関しては同一符号を付してその説明を省略する。
実施例5のテーブルコンロは、五徳について、表板と裏板との間の空間を真空状態としたものである。
この五徳について、図7、図8を用いて説明する。
この五徳20cは、五徳リング21と五徳爪22と突起部23とからなり、五徳爪22と突起部23とは、実施例1と同様の形状である。
五徳リング21は、調理容器Pと対面する表板21aと、汁受皿18およびトッププレート12と対面する裏板21bとによる2重構造である。
この表板21a、裏板21bは、それぞれ外周側において水平面部21g、21hを有するとともに、内周側において鍔部21c、21dが延設される。
そして、内周端全周と外周端全周とにおいて、それぞれ内側に折曲した絞り部21i、21jおよび内周方向および外周方向に突出した溶接代21k、21lが、表板21aと裏板21bとのそれぞれに形成される。
また、裏板21bの下面には、表板21aと裏板21bとの間を真空状態とするための吸引口Hが形成される。
この表板21aと裏板21bとは、溶接代21k、21lにおいて溶接接合される。
そして、吸引口Hより吸引排気をした後、吸引口Hを蓋体Sにより閉塞して、蓋体Sを裏板21bにろう接接合する。このろう接接合は、表板21aと裏板21bとの間の真空度を所定範囲に保ちながら、接合するために採用されるものである。
このように、表板21aと裏板21bとの間を真空状態としたために、真空部が断熱層として作用する。
真空状態においては、表板21aと裏板21bとの間に分子が存在しないために、分子間の熱移動が起こらない。
したがって、バーナ燃焼ガス熱の外部への放出を一層確実に抑制し、熱効率を向上させることができるとともに、調理環境の悪化を抑制することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、こうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施しうることはもちろんである。
例えば、各実施例におけるバーナの種類と五徳との組み合わせは任意に行うことができ、実施例に限定するものではない。例えば、実施例5の五徳を実施例3
の強制燃焼式バーナを備えたガスコンロに適用してもよい。
また、バーナの種類は、実施例として挙げたものに限定しない。例えば、内炎口バーナについても同様の効果が得られる。また、実施例2、3では、強制燃焼式バーナとして、全一次バーナについて説明をしたが、ブンゼンバーナ・セミブンゼンバーナ・赤火式バーナにおいても効果が得られる。
さらに、実施例1〜4では、断熱材としてセラミック、セラミックウールを用いたが、耐熱性、断熱性を有する材質であればよく、セラミックやセラミックウールに限定しない。
また、表板と裏板との固定方法は、かしめ固定に限定しないし、内周および外周端部それそれ4箇所に限定しない。
本発明は、テーブルガスコンロおよびキッチンユニットに組込まれるビルトインガスコンロ等の種々のガスコンロに適応することができる。
本発明実施例1の五徳を示した断面図である。 本発明実施例1の五徳を示した説明図である。 本発明実施例のテーブルコンロを示した説明図である。 本発明実施例1のテーブルコンロを示した説明図である。 本発明実施例2のテーブルコンロを示した説明図である。 本発明実施例4の五徳を示した断面図である。 本発明実施例5の五徳を示した断面図である。 本発明実施例5の五徳を示した説明図である。 従来のテーブルコンロを示した説明図である。 従来のテーブルコンロを示した説明図である。 従来のテーブルコンロを示した説明図である。 本発明実施例3の五徳を示した説明図である。 本発明実施例3の五徳を示した上面図である。 本発明実施例3の五徳を示した断面図である。 本発明実施例3のテーブルコンロを示した断面図である。
符号の説明
1 テーブルコンロ
P 調理容器
H 吸引口
S 蓋体
12 トッププレート
14 バーナ
15 バーナ本体
16 バーナヘッド
17 バーナプレート
18 汁受皿
20 五徳
21 五徳リング
22 五徳爪
23 突起部
21a 表板
21b 裏板
21c 表側鍔部
21d 裏側鍔部
21e セラミック
21f セラミックウール
21g 裏側水平面部
21h 表側水平面部
21i 絞り部
21k 溶接代
22c 調理容器載置部
22d 傾斜部

Claims (6)

  1. 調理容器を加熱するバーナと、
    上記炎口の上方周囲に位置するように設けられ、調理容器を載置する複数の五徳爪を五徳リングに立設して構成される五徳と
    を備え、
    上記調理容器と上記五徳リングとの間に上記バーナの燃焼ガスの通過流路を形成したガスコンロにおいて、
    上記五徳リングの裏面からの放熱を抑制する放熱抑制手段を備えたことを特徴とするガスコンロ。
  2. 上記放熱抑制手段として、上記五徳リングを、上記調理容器底面と対面して上記燃焼ガス通路側となる表板と、該バーナの燃焼ガスと直接接触しない裏板とを所定の間隔をあけて略平行に向かい合わせた二重構造としたことを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 上記表板と上記裏板との間に、内周端部および外周端部全周にわたって断熱材を挟着することを特徴とする請求項2記載のガスコンロ。
  4. 上記表板と上記裏板との間は、真空状態であることを特徴とする請求項2または請求項3記載のガスコンロ。
  5. 上記表板と上記裏板とを、断熱材を介して重ね合わせることを特徴とする請求項2記載のガスコンロ。
  6. 上記五徳は、燃焼用空気を強制的に給排気する強制燃焼式バーナを備えたガスコンロに用いられ、上記表板は調理容器底面と対面して上記強制燃焼式バーナの燃焼ガス通路を形成することを特徴とする請求項1ないし請求項5記載のガスコンロ。
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