JP2008267808A - 五徳および該五徳を備えたガスコンロ - Google Patents

五徳および該五徳を備えたガスコンロ Download PDF

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Abstract

【課題】燃焼ガスと調理容器との間の伝熱効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】 五徳爪22の形状を上方から見て渦巻き形状とし、バーナ14の燃焼ガス通路を五徳リング21上面と五徳爪22と調理容器P底面とにより囲まれる渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路に分割して、燃焼ガスを五徳爪22の壁面に衝突させながら外側に排出するようにした。
さらに、バーナ中心と五徳爪22の内側先端とを結ぶ直線が、隣接する五徳爪22に対してバーナ中心から70mm以内のところで交差するように五徳爪22を配置して、小鍋にも対応させた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コンロバーナ上で調理容器を支持する五徳およびその五徳を用いたガスコンロに関する。
一般に、加熱調理するためのガスコンロは、図8に示すように、燃料ガスを燃焼するバーナ140と、バーナ140上で調理容器を支持する五徳200とを備える。五徳200は、バーナ140の周囲に設けられるリング板状の五徳リング210と、五徳リング210上に所定間隔で配置され調理容器を載置支持するL字状の五徳爪220とから一体構成される。
こうしたガスコンロにおいては、熱効率の向上技術に関して多数の提案がなされている。その一例として、五徳の構成に特徴を有するものがある。
例えば、特許文献1に示すものでは、五徳リング上面に渦巻き状の仕切壁を形成し、その仕切壁の中間位置に上方へ突出した突起を設けて鍋載置部とした五徳が提案されている。
また、特許文献2に示すものでは、外炎式バーナの火炎噴出方向をバーナの中心と炎口とを結ぶ直線に対してバーナ周方向に所定角度傾けると共に、五徳爪の形成方向も同様に傾けることによって火炎と調理容器との接触距離を長くしようとしたガスコンロが提案されている。
実開平2−140210 特開2003−166718
しかしながら、特許文献1の五徳では、仕切壁に設けた突起に調理容器を載置するため、調理容器底面と五徳リングとの間の燃焼ガス通路は、分割されていなく上部で連通していることになり、調理容器底面部においては、バーナの燃焼ガス(火炎も含む)は旋回せずにそのまま放射方向に流れてしまう。
また、特許文献2のコンロでは、燃焼ガスの噴出方向を傾け、それと同じ方向に五徳爪の形成方向も傾けるものであるため、燃焼ガスが放射方向に対して斜めに流れるだけで、調理容器との接触が充分に得られない。
つまり、これらの何れのコンロにおいても、燃焼ガスが層流状態のまま調理容器の下方を外側に流れることになる。
この場合、調理容器底面には薄い空気層による伝熱境界膜が形成されてしまい、この伝熱境界膜が断熱層として働き、燃焼ガスの調理容器への伝熱が妨げられていた。
この結果、高い熱効率が得られなかった。
そこで本発明は、上記課題を解決し、燃焼ガスと調理容器との間の伝熱効率を向上させて高い熱効率を得ることを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載の五徳は、
コンロバーナの周囲に設けられる五徳リング上面に、調理容器底面を支持する複数の五徳爪を所定間隔で立設した五徳において、
上記各五徳爪は、コンロバーナの中心から放射状に向けた直線に対してバーナ周方向に所定角度傾斜して外側に延びる板状縦壁を、その内側先端から外側先端にかけて上記五徳リング上面から立設して形成され、
調理容器を載置した時に、上記各五徳爪の上端が調理容器底面と線状に当接して、上記コンロバーナの燃焼ガスの通路を、上記五徳リング上面と上記五徳爪と調理容器底面とにより囲まれて区画形成された複数の燃焼ガス通路に分割して、燃焼ガスを五徳爪の壁面に衝突させながら外側に排出することを要旨とする。
上記課題を解決する本発明の請求項2記載の五徳は、請求項1記載の五徳において、上記五徳爪は、円弧状に外側に延び、調理容器を載置した時に、その上端が調理容器底面と円弧ライン上で当接することを要旨とする。
上記課題を解決する本発明の請求項3記載の五徳は、請求項1または2記載の五徳において、上記五徳リングの下面からの放熱を抑制する断熱手段を備えたことを要旨とする。
上記課題を解決する本発明の請求項4記載の五徳は、請求項1ないし3の何れかに記載の五徳において、上記コンロバーナの中心と上記五徳爪における調理容器載置部の内側先端とを結ぶ直線が、隣接する五徳爪に対して上記コンロバーナの中心から70mm以内のところで交差するように各五徳爪を配設したことを要旨とする。
上記課題を解決する本発明の請求項5記載のガスコンロは、
請求項1ないし4の何れかに記載の五徳を備えたことを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載の五徳によれば、コンロバーナの燃焼ガス(火炎も含む)は、五徳リング上面と五徳爪と調理容器底面とにより囲まれ区画された複数の燃焼ガス通路に流入すると、所定角度傾斜して延びる五徳爪の側面に衝突する。そして、五徳爪に衝突した燃焼ガスは、水平方向から上方向に向きを変え、調理容器底面に衝突する。この結果、燃焼ガス通路内では、燃焼ガスが乱流状態となって流れ、調理容器底面には伝熱境界膜(薄い空気断熱層)は形成されなくなり、燃焼ガスの熱が調理容器底面に良好に伝わる。
また、燃焼ガスと調理容器底面の接触距離を長くとることができる。
さらに、燃焼ガスは、五徳爪に衝突して上方向に流れを変えながら外側に送られるため、調理容器よりも外周部に達すると、そのまま上方向に送られ調理容器側面に沿って流れる。このため、調理容器の外側(横方向)へ燃焼ガスが逃げにくく、燃焼ガスの熱を有効に利用できる。
これらの結果、極めて高い熱効率が得られる。
また、本発明の請求項2記載の五徳によれば、五徳爪が円弧状に外側に延び、その上端が調理容器底面と円弧ライン上で当接するため、燃焼ガスは五徳爪側壁に衝突しながらスムーズに外側へ送られると共に、五徳リング面全体としては渦巻き状に流れるため、調理容器底面との接触距離が長くても排気抵抗が少なく、熱分布も偏りが少なくなる。
これらの結果、一層熱効率が向上する。
また、本発明請求項3記載の五徳によれば、燃焼ガスが五徳爪に衝突するため、五徳爪だけでなく五徳リングも高温になるが、断熱手段が五徳リングの下面からの放熱を抑制するため、バーナの燃焼ガスの温度低下を防止することができる。
従って、燃焼ガス熱を調理容器の加熱に有効に利用することができ、一層、熱効率を向上させることができる。
また、五徳からの放熱による調理環境の悪化を抑制することができる。
また、本発明請求項4記載の五徳によれば、一般的な調理容器であれば、必ず
燃焼ガスが五徳爪に衝突して調理容器底面に衝突するようになる。
つまり、五徳爪の配設間隔やその傾斜角度によっては、燃焼ガスが五徳爪に衝突することなくそのまま外側へ排出されてしまう領域ができてしまうが、コンロバーナの中心(五徳リングの中心)と五徳爪の調理容器載置部の内側先端とを結ぶ直線が、隣接する五徳爪に対してバーナ中心から70mm以内のところで交差するように五徳爪が配設されているため、直径160mm(半径80mm、その外周部の曲率半径R=10mm)の一般的な小鍋においても、全周にわたって燃焼ガスの調理容器底面への衝突が得られる。
従って、一般的な調理容器であれば、確実に上記請求項1〜3の効果が得られる。
また、本願請求項5記載のガスコンロによれば、上記本発明の五徳と同様の効果が得られる。
以上説明した本発明の構成、作用を一層明らかにするために、以下、本発明の五徳を用いたガスコンロにおける好適な実施例について説明する。
尚、従来例と重複する点については同一符号を付して説明を省略する。
ガスコンロとしてのテーブルコンロは、図1、図2に示すようにトッププレート12に開口が設けられ、その開口の中央位置に円筒状のバーナ14が配置される。バーナ14の上方周囲には、調理容器Pを載置するための五徳20が設けられる。
このバーナ14は、燃焼に必要な空気の殆どを一次空気として吸入する全一次空気式のバーナであり、燃焼面としてのバーナプレート17と、バーナ本体15とを備える。
バーナプレート17は、多孔質セラミックスの平面プレートで多数の貫通孔を有し、その燃焼面を水平方向に配置して、火炎を上方向に向けて燃焼するように設けられる。
バーナ本体15は、上流端において、燃焼用空気を供給するための給気ファン31が接続されて、空気供給通路の途中に、燃料ガスを噴出するガスノズル32が設けられる。また、ガスノズル32の下流には、燃料ガスと燃焼用空気とを混合させるための混合管15aが形成される。
次に、五徳20の構成について、図3〜図5を用いて説明する。
五徳20は、調理容器Pを載置支持する複数の五徳爪22と、バーナ14の周囲に設けられトッププレート12の開口と汁受皿18との重ね部上部を覆うと共に五徳爪22を立設する基盤となる五徳リング21と、五徳リング21外周部上面に上向きに突出して設けられる環状の整流板24と、五徳20本体をトッププレート12上に固定するための突起部23とにより一体的に構成される。
五徳リング21はリング板状であり、五徳爪22上面に当接される調理容器P底面との間にリング状の燃焼ガスの通過流路を形成して外側へ導く。
五徳リング21は、調理容器Pと対面する表板21aと、汁受皿18およびト
ッププレート12と対面する裏板21bとから形成される2重構造である。
この表板21a、裏板21bは、それぞれ外周側において水平面部21g、21hを有するとともに、内周側において、リング中心に向かって下向きに傾斜した傾斜鍔部21c、21dが延設される。傾斜鍔部21c、21dの先端は、バーナ14の外周側面に近接して設けられ、五徳リング21とバーナ14との間には、隙間が殆ど形成されない。
従って、五徳リング21上面とバーナ14と調理容器P底面とによって上下面を殆ど隙間なく囲んで殆ど外気が流入しない燃焼ガス通路(バーナの燃焼領域も含む)が形成される。
また、バーナ14周囲の五徳リング21上面と調理容器P底面とによって上下面を囲んだリング状の燃焼ガス通路においては、その通路断面積Aが、バーナ14からの距離が遠くなるほど狭くなるように傾斜鍔部21c,dの角度が設定されている。
つまり、通路断面積Aは、バーナ中心(五徳リング中心)からの距離をr、五徳リング21から調理容器P底面までの高さをhとすると、
A=2πrh
として表わされ、rが大きい場所ほど、この通路断面積Aが小さくなるようにhが設定、つまり傾斜鍔部21c,dの角度が設定されている。
また、五徳リング21の表板21aと裏板21bとは、外周端部全周と内周端部全周とにおいて、それぞれ断熱材としてのセラミック21eを挟着して、外周端部および内周端部それぞれ4箇所においてかしめ固定される。
五徳爪22は、それぞれバーナ14の中心(五徳リング21の中心)から放射状に向けた直線に対してバーナ周方向に所定角度傾斜して外側に延びる円弧状の板状縦壁を、その内側先端から外側先端にかけて五徳リング21上面から立設して形成される。
従って、この五徳爪22を五徳リング21上面に所定間隔(リング中心に所定角度ピッチ)で配置することにより、上方から見て、五徳爪22が五徳リング21上面に渦巻き状に形成される。
この五徳爪22は、その内周側の傾斜部22dと、外周側の調理容器載置部22cとからなる。
傾斜部22dは、上端面が内側端から外方向に向かって高くなるように傾斜が設けられる。
調理容器載置部22cは、その上端面が略水平に形成され、調理容器Pが載置される部分となる。
各五徳爪22は、同一形状をしているため、夫々の調理容器載置部22cの上端は同一水平面上に位置することとなり、調理容器Pの底面と円弧状に延びた曲線上で直接当接して、その左右空間を区分する。
こうして、リング状の燃焼ガス通路は、五徳爪22により、渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路に分割される。
調理中においては、バーナ14の燃焼により上方向に形成される火炎は、調理容器P底面中央部に当たると、横方向(バーナ中心から放射方向)に広がる。このため、燃焼ガス(火炎を含む)は、渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路に流入し、五徳爪22と衝突しながら通過する。そして、この五徳爪22と衝突した際に、燃焼ガスは水平方向から上方向に流れを変化させ、調理容器P底面への衝突を繰り返しながら外側に送られていく。
このため、区画された燃焼ガス通路内では、燃焼ガスが乱流して調理容器P底面には伝熱境界膜が形成されなくなり、調理容器P底面と燃焼ガスとの間の伝熱効率を向上させることができる。
また、調理容器Pの大きさが五徳リング21の径よりも小さい場合には、燃焼ガスは調理容器Pよりも外周部に達すると、渦巻き状の五徳爪22に衝突して、そのまま上方向に送られ、調理容器P側面に沿って流れるため、調理容器P底面に加えて調理容器P側面においても良好に燃焼ガスとの熱交換が行われる。
さらに、五徳爪22が円弧状に外側に延び、五徳リング21面全体としては渦巻き状に形成されているため、燃焼ガスは五徳爪22側壁に衝突しながらスムーズに外側へ送られると共に、調理容器P底面との接触距離が長くても排気抵抗が少なく、熱分布も偏りが少なくなる。
また、バーナ14の燃焼ガスを、バーナ14と五徳リング21と調理容器P底面とによって殆ど隙間なく囲んだ燃焼ガス通路を通過させ、その外周部から燃焼ガスを排出する構成としたために、燃焼ガス通路に外気が流入することがなく、燃焼熱の外気による冷却を抑制することができる。
さらに、五徳リング21に傾斜鍔部21cを設けて、バーナ14からの距離が遠くなるほど燃焼ガス通路の通路面積を狭くする構成としたために、バーナ14からの距離が近い、つまり燃焼空間に近い箇所においては、バーナ14の燃焼性を損なわせないとともに、バーナ14から遠い箇所においては、燃焼ガス通路の通路面積を狭くして、燃焼ガスの流速を速くすることができる。
そのため、バーナ14の燃焼性を良好に保ちつつ、調理容器Pと燃焼ガスとの間の伝熱効率を向上させることができる。
さらに、燃焼ガスの体積流量は、バーナ14からの距離が遠くなるほど、燃焼ガスの温度低下に伴い減少する。そのため、燃焼ガス通路の面積がバーナ14からの距離が遠くなっても変化しなかった場合には、燃焼ガスは減速して拡散してしまい、熱効率は低下するが、本実施例では、バーナ14からの距離が遠くなるほど燃焼ガス通路の通路面積を狭くしたために、燃焼ガスの体積流量減少に伴う燃焼ガスの流速低下を招かない。
したがって、高温の燃焼熱は燃焼ガス通路内で拡散することがなく、調理容器Pに燃焼熱を効率良く伝達することができる。
また、強制燃焼方式を採用しているため、燃焼ガス通路の密閉度を高くして排気抵抗が高くなっても、良好な燃焼性能を維持することができる。
また、五徳リング21の外周端に設けた整流板24により、燃焼ガスの流れは、その全周に渡って確実に上向きに変化する。
そのため、調理容器Pの径が整流板24よりも大きい場合には、図6に示すように、燃焼ガスは調理容器P底面に衝突した後、整流板24上端面と調理容器P底面との間の隙間を通過して外部に放出される。従って、燃焼ガスと調理容器P底面との伝熱効率を向上させることができる。
また、調理容器Pの径が整流板24よりも小さい場合には、燃焼ガスは、渦巻き状の五徳爪22により区画形成された燃焼ガス通路を通過中に上方に送られるものの、その一部は上方に送られずに整流板24まで達することがある。こうした場合でも、整流板24により燃焼ガスは、上方に案内される。
そのため、燃焼ガスと調理容器P側面との伝熱効率を向上させることができる。
これらの結果、熱効率が極めて向上する。
更に、五徳爪22の内側の上部を斜めにカットした傾斜部22dを形成しているため、五徳爪22が火炎に直接あぶられてしまうことがない。このため、火炎が五徳爪22によって冷却され、燃焼性が悪化してしまい、一酸化炭素ガスを発生させてしまうということがない。また、五徳20の耐久性が失われるということもない。
また、調理容器Pとを対面して燃焼ガス通路を形成する五徳リング21において、高温の燃焼ガスと直接接触する表板21aと、バーナ燃焼ガスとは直接接触しない裏板21bとによる2重構造としたために、表板と裏板との間に形成された隙間が断熱層として働き、表板21aに伝熱したバーナ14燃焼ガスの熱は裏面から放熱しない。
また、五徳リング21の内周端部および外周端部全周にわたって、表板21aと裏板21bとの間にセラミック21eを挟着し、表板21aと裏板21bとの連結部(かしめ固定部)を内周端部、外周端部それぞれ4箇所としたために、表板21aに伝熱した燃焼ガス熱が、内周及び外周端部より裏板21bへ伝熱することを抑制することができる。従って、表板21aに伝熱したバーナ燃焼ガス熱の裏板21bへの伝熱を確実に抑制することができる。
このような構造により、バーナ燃焼ガスの温度低下を防止することができ、バーナの燃焼ガス熱を調理容器Pの加熱に有効に用いることができる。
これにより、熱効率を向上させることができるとともに、五徳20からの放熱による調理環境の悪化を抑制することができる。
尚、この五徳リング21の2重構造においては、表板と裏板との間の空間を真空にして、いわゆる魔法瓶のような断熱構造をとれば、更に、その効果が高くなる。
次に実施例2のテーブルコンロについて図7を用いて説明する。
実施例2のテーブルコンロ1は、調理容器を載置する五徳爪の配置に関して特徴を有するもので、他の構成については、全て第1実施例と同一である。
この第2実施例の五徳20は、一般的な調理容器であれば、必ず燃焼ガスが五徳爪22に衝突して調理容器P底面に衝突するようにしたものである。
つまり、小鍋を用いた場合には、五徳爪2の配設間隔やその傾斜角度によっては、燃焼ガスが五徳爪22に衝突することなくそのまま外側へ排出されてしまう領域ができてしまうが、この実施例では、コンロバーナ14の中心(五徳リング21の中心)と五徳爪22の調理容器載置部22cの内側先端Aとを結ぶ直線が、隣接する五徳爪22に対してバーナ中心Oから水平方向に70mm以内のところで交差(交点X)するように五徳爪を配設している。
一般に、調理鍋は、直径160mm以上のものが使用される。そして、鍋の外周部の曲率半径を10mmとすると、バーナ中心から半径70mm以内の範囲は必ず鍋底載置面となる。
従って、燃焼ガスが五徳爪22に衝突することなくそのまま外側へ排出されてしまう領域ができないようにするためには、バーナ中心Oから水平面上での放射方向のどの角度においても、この半径70mmの領域内で調理容器載置部22cが存在すれば良いことになる。
そこで、本実施例では、バーナ中心Oと五徳爪22の調理容器載置部22cの内側先端Aとを結ぶ直線が、隣接する五徳爪22に対してバーナ中心Oから水平方向に70mm以内のところで交差するように五徳爪を配設するのである。
このため、小鍋を用いた場合であっても、全周にわたって燃焼ガスの五徳爪22への衝突を生じさせることができ、先の実施例で示した作用効果を確実に得ることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、こうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施しうることはもちろんである。
たとえば、本実施例では円弧状の板で五徳爪を形成したが、直線板状の五徳爪をコンロバーナ中心から放射状に向けた直線に対して周方向に所定角度傾斜させて設けてもよい。
また、五徳リングは、2重構造のものに限定せず、1枚板で形成したものについても適用できるし、整流板を備えない構成であってもよい。
また、各実施例におけるバーナは燃焼用空気の殆どを一次空気として給気する全一次バーナに限定せず、ブンゼンバーナ、セミブンゼンバーナ、赤火式バーナを搭載したテーブルコンロについても適用できる。
本発明は、テーブルガスコンロおよびキッチンユニットに組込まれるビルトインガスコンロ等の種々のガスコンロに適応することができる。
実施例1のテーブルコンロの斜視図である。 実施例1のテーブルコンロの機能を表わす説明図である。 実施例1の五徳の斜視図である。 実施例1の五徳の上面図である。 実施例1の五徳の縦断面図である。 実施例1のテーブルコンロの機能を表わす説明図である。 実施例2の五徳の上面図である。 従来のテーブルコンロの斜視図である。
符号の説明
1 テーブルコンロ
P 調理容器
12 トッププレート
14 バーナ
20 五徳
21 五徳リング
22 五徳爪
22c 調理容器載置部

Claims (5)

  1. コンロバーナの周囲に設けられる五徳リング上面に、調理容器底面を支持する複数の五徳爪を所定間隔で立設した五徳において、
    上記各五徳爪は、コンロバーナの中心から放射状に向けた直線に対してバーナ周方向に所定角度傾斜して外側に延びる板状縦壁を、その内側先端から外側先端にかけて上記五徳リング上面から立設して形成され、
    調理容器を載置した時に、上記各五徳爪の上端が調理容器底面と線状に当接して、上記コンロバーナの燃焼ガスの通路を、上記五徳リング上面と上記五徳爪と調理容器底面とにより囲まれて区画形成された複数の燃焼ガス通路に分割して、燃焼ガスを五徳爪の壁面に衝突させながら外側に排出することを特徴とする五徳。
  2. 上記五徳爪は、円弧状に外側に延び、調理容器を載置した時に、その上端が調理容器底面と円弧ライン上で当接することを特徴とする請求項1記載の五徳。
  3. 上記五徳リングの下面からの放熱を抑制する断熱手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の五徳。
  4. 上記コンロバーナの中心と上記五徳爪における調理容器載置部の内側先端とを結ぶ直線が、隣接する五徳爪に対して上記コンロバーナの中心から70mm以内のところで交差するように各五徳爪を配設したことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の五徳。
  5. 上記請求項1ないし4の何れかに記載の五徳を備えたガスコンロ。

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