JP4822428B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、天板部の上方に調理容器が支持されるコンロ等の加熱調理器に関する。
加熱調理器としては、例えば特許文献1に開示のように、コンロバーナを器体の天板部に設けた開口の中央に配置し、開口の周縁部に、五徳爪を放射状に設けた五徳リングを載置して、五徳爪の上面に載置した鍋等の調理容器の底面をコンロバーナで加熱するコンロがよく知られている。
特開2006−71158号公報
上記コンロにおいては、コンロバーナの燃焼ガスは調理容器底面の中央から五徳爪に沿って放射状に移動して調理容器底面外側へ排出されることになるため、燃焼ガスと調理容器底面との熱交換を十分に行うことができる。しかし、加熱調理器において熱交換の効率向上は非常に重要なテーマであることから、より熱交換のロスを小さくできる加熱調理器が希求されている。
そこで、本発明は、燃焼ガスと調理容器底面との十分な熱交換を可能として熱効率の好適な向上が期待できる加熱調理器を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、天板部と調理容器の底面との間に形成されて燃焼ガスが通過する隙間内で天板部上にプレートを配置し、そのプレートの上面に、上方へ行くに従って小径となるテーパ状に形成され、調理容器の底面に当接して調理容器を天板部の上方で支持する突出部を、燃焼ガスを導く渦巻き状の主流路が形成されるように複数配設する一方、プレートの上面且つ突出部よりも外側で、プレートの中心との同心円上に、突出部と同じ形状の外側突出部を、主流路よりも狭い間隔で複数配設したことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、器体の天板部の上方に調理容器が支持され、天板部と調理容器の底面との間に、バーナからの燃焼ガスが通過する隙間が形成される加熱調理器であって、隙間内で天板部上にプレートを配置し、そのプレートの上面に、上方へ行くに従って小径となるテーパ状に形成され、調理容器の底面に当接して調理容器を天板部の上方で支持する突出部を、燃焼ガスを導く渦巻き状の主流路が形成されるように複数配設する一方、プレートの上面且つ突出部よりも外側で、プレートの中心との同心円上に、平面視長円状の突起を、長軸を同心円の周方向に沿わせて複数配設したことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、突出部の上端面を平坦としたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、調理容器に燃焼熱をより効率よく伝達するために、主流路は、燃焼ガスの通過断面積がバーナからの距離にかかわりなく同等か、或いはバーナから離れるに従って狭くなるように形成したものである。
請求項1乃至3に記載の発明によれば、天板部と調理容器底面との隙間に、天板部側から上方に突出する複数の突出部を設けたことで、燃焼ガスに乱流が生じて燃焼ガスと調理容器底面との接触距離が長くなり、燃焼ガスと調理容器底面との熱交換が十分に行える。よって、高熱効率が達成可能となる。
また、プレートを利用して突出部が簡単に形成可能となる。
さらに、突出部を従来の五徳爪のように調理容器の支持にも兼用した合理的な構成となる。
加えて、テーパ状の突出部により、衝突した燃焼ガスを左右及び上方へ分岐させて乱流を発生しやすくすることができる。
一方、突出部を利用して燃焼ガスの好適なガイドが可能となり、渦巻き状に形成した主流路によって熱効率の向上により有効となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、燃焼ガスの体積流量減少に伴う燃焼ガスの流速低下を招くことがない。従って、高温の燃焼熱が燃焼ガス通路内で拡散せず、調理容器に燃焼熱をより効率良く伝達することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、加熱調理器の一例であるテーブルコンロにおけるコンロ部の説明図で、コンロ部1において、器体の天板部であるトッププレート2に形成した開口3の中央には、円筒状のコンロバーナ4が配置されている。このコンロバーナ4は、図示しない給気ファンによって燃焼に必要な空気の殆どを一次空気として吸入する全一次空気式のバーナで、燃料ガスと燃焼用空気とを混合する図示しないバーナ本体の上方に、上端外周に多数の炎口6,6・・を並設した筒状のバーナヘッド5を備えた構造となっている。
また、トッププレート2上で開口3の周縁には、調理容器Pを載置するためのプレート7が、平面視でコンロバーナ4のバーナヘッド5と同心となるように配置されている。このプレート7は、図2にも示すように、中央にバーナヘッド5よりも大きい開口8を形成した円盤状で、上面には、突出部として高さが等しい多数の突起9,9・・が、プレス成形によって突設されている。この突起9は、上方へ行くに従って小径となり、上端が平坦面10となるテーパ状で、夫々平坦面10の径が3mm、下端の径が10mm、高さが3mmで形成されている。
さらに、各突起9は、プレート7の中心と同心となる4つの円上に所定間隔で配置されている。このうち最外の円S1上の突起9(外側突出部)は、周方向に最も狭い間隔で配置される一方、その内側に位置する3つの各円S2〜S4上の突起9は、プレート7の半径方向から同じ方向(図2で右回り方向)へ傾斜する複数の円弧a上に位置するように所定間隔で配置されている。
図1において11は、バーナヘッド5と同心で配置され、バーナヘッド5よりも一回り大きいガイド筒で、上方へ行くに従って大径となるすり鉢状に形成されて、上端を、プレート7の開口8に近接させている。
以上の如く構成されたコンロ部1においては、プレート7上に調理容器Pを載置すると、調理容器Pの底面は高さが等しい各突起9の平坦面10によって支持されて、プレート7上面と調理容器P底面との間に突起9の高さに相当する隙間Tが形成される。よって、プレート7上には、プレート7上面と各突起9表面と調理容器P底面とによって殆ど外気が流入しない燃焼ガス通路12が形成され、この燃焼ガス通路12は、内側の3つの円S2〜S4上で各円弧aに沿って配置される突起9により、渦巻き状の主流路13,13・・に分割されることになる。
この状態でコンロバーナ4を燃焼させると、燃焼ガスはバーナヘッド5の炎口6から放射状に噴出されて燃焼ガス通路12の主流路13に流入し、突起9と衝突しながらプレート7と調理容器P底面との間を通過する。突起9と衝突した際には、燃焼ガスは左右方向と共に上方向にも分岐して流れを変化させ、調理容器P底面への衝突を繰り返しながら渦巻き旋回状にガイドされて外側に送られていく。
この結果、燃焼ガス通路12内では、燃焼ガスは直線的に排出されることがなく、突起9によって絶えず方向変更の力を受けることにより流れを乱される。よって、調理容器P底面には伝熱境界膜は形成されなくなり、燃焼ガスと調理容器P底面との接触距離も長くなって燃焼ガスの熱が調理容器P底面へ良好に伝わる。特に、燃焼ガス通路12が形成される隙間Tには殆ど外気が流入しないことから、燃焼熱の外気による冷却を抑制することもできる。
加えて、ガイド筒11と共にコンロバーナ4に強制燃焼方式を採用しているため、燃焼ガス通路12の密閉度が高くなり、排気抵抗が高くなっても良好な燃焼性能を維持することができる。
このように、上記形態のコンロ部1によれば、燃焼ガスが通過する隙間Tに、トッププレート2側から上方に突出する複数の突起9を設けたことで、燃焼ガスに乱流が生じて燃焼ガスと調理容器P底面との接触距離が長くなり、燃焼ガスと調理容器P底面との熱交換が十分に行える。よって、高熱効率が達成可能となる。
また、トッププレート2上にプレート7を配置し、そのプレート7の上面に突起9を形成しているので、プレート7を利用して突起9が簡単に形成可能となる。
さらに、突起9は、調理容器Pの底面に当接して調理容器Pをトッププレート2の上方で支持するため、突起Pを従来の五徳爪のように調理容器Pの支持にも兼用した合理的な構成となる。
そして、突起9を、上方へ行くに従って小径となるテーパ状に形成したことで、衝突した燃焼ガスを左右及び上方へ分岐させて乱流が発生しやすい好適な形状とすることができる。
また、突起9は、燃焼ガスを導く主流路13が形成されるように配置されることで、突起9を利用して燃焼ガスの好適なガイドが可能となる。
さらに、主流路13を渦巻き状に形成したことで、熱効率の向上により有効な形態となる。
加えて、主流路13は、燃焼ガスの通過断面積がコンロバーナ4からの距離にかかわりなく同等となるように形成しているため、燃焼ガスの体積流量減少に伴う燃焼ガスの流速低下を招かない。従って、高温の燃焼熱は燃焼ガス通路12内で拡散することがなく、調理容器Pに燃焼熱を効率良く伝達することができる。
なお、突出部は、上記形態の突起に限らず、例えば図3に示すプレート7aのように、突起9の数を増やすと共に、最外の円上の突起9を平面長円状とし、それ以外の突起9を、内側に行くに従って徐々に平面視で小径となるように形成する等、数や形状、大きさは任意に変更できる。また、図4に示すように、内周側を斜め下方に折曲させたガイド部14としたプレート7bとして、バーナからの燃焼ガスをガイド部14によって燃焼ガス通路12へよりスムーズに導くようにしても良い。この場合、ガイド部14上にも上端高さを突起9と一致させた突起9aを設けても差し支えない。勿論突出部の形状は、台形状、平坦部のない山形状、四角形状等、燃焼ガス通路の形成が可能であれば種々の形状変更は可能である。
また、突出部は、全てを調理容器の支持に兼用する必要はなく、調理容器を支持する一部のみをプレート上にバランス良く配置して、他の突起は低く形成して調理容器に当接しないようにしても差し支えない。
さらに、突出部は上記形態の突起のようにプレートにプレス成形するものに限らず、別体で形成した突出部を平板状のプレート上面に溶着等して一体化させることも可能であるし、プレスと溶着とを併用することも可能である。
さらに、燃焼ガスの通過断面積がバーナからの距離にかかわりなく同等となるように形成する他、バーナから離れるに従って狭くなるように形成しても上記形態と同様の効果が得られる。
その他、加熱調理器としてはテーブルコンロに限らず、単体のコンロやビルトインコンロ等の他の器具であっても本発明は適用可能である。
テーブルコンロのコンロ部の説明図である。 コンロ部の平面図である。 プレートの変更例を示す説明図で、(A)が平面、(B)が縦断面を夫々示す。 プレートの変更例を示す説明図で、(A)が平面、(B)が縦断面を夫々示す。
符号の説明
1・・コンロ部、2・・トッププレート、4・・コンロバーナ、7,7a,7b・・プレート、8・・開口、9,9a・・突起、12・・燃焼ガス通路、13・・主流路、P・・調理容器、T・・隙間。

Claims (4)

  1. 器体の天板部の上方に調理容器が支持され、前記天板部と調理容器の底面との間に、バーナからの燃焼ガスが通過する隙間が形成される加熱調理器であって、
    前記隙間内で前記天板部上にプレートを配置し、そのプレートの上面に、上方へ行くに従って小径となるテーパ状に形成され、前記調理容器の底面に当接して前記調理容器を前記天板部の上方で支持する突出部を、前記燃焼ガスを導く渦巻き状の主流路が形成されるように複数配設する一方、
    前記プレートの上面且つ前記突出部よりも外側で、前記プレートの中心との同心円上に、前記突出部と同じ形状の外側突出部を、前記主流路よりも狭い間隔で複数配設したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 器体の天板部の上方に調理容器が支持され、前記天板部と調理容器の底面との間に、バーナからの燃焼ガスが通過する隙間が形成される加熱調理器であって、
    前記隙間内で前記天板部上にプレートを配置し、そのプレートの上面に、上方へ行くに従って小径となるテーパ状に形成され、前記調理容器の底面に当接して前記調理容器を前記天板部の上方で支持する突出部を、前記燃焼ガスを導く渦巻き状の主流路が形成されるように複数配設する一方、
    前記プレートの上面且つ前記突出部よりも外側で、前記プレートの中心との同心円上に、平面視長円状の突起を、長軸を前記同心円の周方向に沿わせて複数配設したことを特徴とする加熱調理器。
  3. 前記突出部の上端面を平坦としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記主流路は、燃焼ガスの通過断面積がバーナからの距離にかかわりなく同等か、或いは前記バーナから離れるに従って狭くなるように形成される請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
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