JP2005274024A - ガスこんろ - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼ガスと調理容器との間の伝熱効率を向上させて高い熱効率を得ることを目的とする。
【解決手段】調理中においては、バーナ14の燃焼により上方向に形成される火炎は、調理容器P底面中央部に当たると、横方向(バーナ14中心から放射方向)に広がる。このため、燃焼ガス(火炎を含む)は、渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路に流入し五徳爪22と衝突して、水平方向から上方向に流れを変化させ、調理容器P底面への衝突を繰り返しながら外側に送られていく。さらに、燃焼ガス通路の途中には、乱流板19が設けられているため、燃焼ガスは流れの途中で乱流板19にあたり、流れが上方向に激しく乱される。このため、区画された燃焼ガス通路内では、燃焼ガスが乱流して調理容器P底面には伝熱境界膜が形成されなくなり、熱効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理容器を五徳上に載置してバーナで加熱調理するガスこんろに関する。
最近、ガスこんろの分野においては、特許文献1に示すように、バーナと調理容器との間隔を小さくして調理容器の加熱効率を向上させたものが知られている。
このようなガスこんろとしてのテーブルこんろは、図7、図8に示すように、トッププレート12に設けられる開口の中央位置にバーナ14が配置され、その周囲に汁受皿18が載置される。調理容器Pは、バーナ14の上方周囲に設けられた五徳20に載置され、バーナ14の燃焼により加熱される。
バーナ14は、自然燃焼式ブンゼンバーナで、中央に開口部が形成されて環状混合気室を有するバーナ本体15と、バーナ本体15に載置することにより外周縁に多数の主炎口を形成するバーナヘッド16とからなる。
バーナ本体15は、燃料ガスと燃焼用空気とを混合させるための混合管15aが形成され、混合管15aの基端にはダンパキャップ31が被せられる。そして、このダンパキャップ31には、中心部に燃料ガスを噴出するガスノズル32と、ガスノズル32の周囲に一次空気が供給される一次空気口33とが形成される。
五徳20は、調理容器Pを載置する複数の五徳爪22と各五徳爪22の基盤となる五徳リング21とにより一体的に構成され、トッププレート12上に載置される。
五徳リング21の内周側には、リング中心に向かって下向きに傾斜した傾斜鍔部21cが延設される。
この五徳リング21とトッププレート12との間、及び五徳リング21と汁受皿18との間には、二次空気供給用の隙間が形成される。
このテーブルこんろは、五徳20の傾斜鍔部21cにより二次空気を火炎の基部から先端にまで供給して、燃焼を行う。
この構造により、燃焼性能を良好に維持したまま、五徳爪22の高さを低くして調理容器Pをバーナヘッド16に接近させることができる。つまり、バーナ14の燃焼空間を自然燃焼の許容限界まで狭くして、調理容器Pの加熱効率を上げることができる。
特開2003−161449
しかしながら、こうした従来のガスこんろでは、調理容器Pをバーナヘッド16に接近させることは考えられていても、五徳リング21上面と調理容器P底面との間に形成されるリング状の燃焼ガス通路における燃焼ガスの流し方によって熱効率を更に向上させることは考えられてなく、改善の余地を残していた。
一般に、バーナで発生した燃焼ガスは、層流状態のまま調理容器の下方を外側に向かって流れることになる。
この場合、調理容器底面には薄い空気層による伝熱境界膜が形成されてしまい、この伝熱境界膜が断熱層として働き、燃焼ガスの調理容器への伝熱が妨げられていた。
この結果、高い熱効率が得られなかった。
そこで本発明は、上記課題を解決し、燃焼ガスと調理容器との間の伝熱効率を向上させて高い熱効率を得ることを目的とする。
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガスこんろは、
調理容器を加熱するバーナと、
上記バーナの周囲に設けられるリング板と調理容器底面を支持する複数の五徳爪とを有する五徳と
を備え、上記リング板の上面と調理容器の底面との間にリング状の燃焼ガス通路を形成するガスこんろにおいて、
上記燃焼ガス通路内に、燃焼ガスの流れを乱して乱流とする乱流発生手段を備えたことを要旨とする。
また、本発明の請求項2記載のガスこんろは、上記請求項1記載のガスこんろにおいて、
上記乱流発生手段として、上記リング板の上面又は上記五徳爪の側面に燃焼ガスの流れを乱す乱流発生突起を形成したことを要旨とする。
また、本発明の請求項3記載のガスこんろは、上記請求項1又は請求項2記載のガスこんろにおいて、
上記乱流発生手段は、燃焼ガスの流れを上方向にかえることを要旨とする。
また、本発明の請求項4記載のガスこんろは、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスこんろにおいて、
上記リング板は、その上面に上記五徳爪を立設した五徳リングであり、
上記五徳爪は、上から見て内側から外側に向かって広がる渦巻き状で、その内側先端から外側先端にかけて上記五徳リング上面から立設される板状壁を形成し、調理容器を載置した時に、上記五徳爪の上端が上記調理容器と渦巻ライン状に当接して、上記燃焼ガス通路を、上記五徳リング上面と上記五徳爪と調理容器底面とにより囲まれる渦巻き状に区画形成された複数の燃焼ガス通路に分割し、
上記区画形成された複数の燃焼ガス通路内に乱流発生手段を設けたことを要旨とする。
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガスこんろによれば、バーナから噴出した燃焼ガスはリング状の燃焼ガス通路内を調理容器底面に沿って外周方向に向かって排出される。この際、燃焼ガス通路内では、燃焼ガスは乱流発生手段によってその流れが乱されて乱流とされるため、調理容器底面には伝熱境界膜(薄い空気断熱層)は形成されにくくなり、燃焼ガスの熱が調理容器底面に良好に伝わる。この結果、高熱効率が達成される。
また、本発明の請求項2記載のガスこんろによれば、乱流発生手段としてリング板の上面や五徳爪の側面に設けた乱流発生突起に燃焼ガスが衝突することによって、燃焼ガスの流れは乱され伝熱境界膜は破壊される。
このように、燃焼ガスの流れを乱すためには、リング板の上面や五徳爪の側面に突起を形成するだけでよく、複雑な構成を必要としないため、製造コストの上昇を抑制できる。
また、本発明の請求項3記載のガスこんろは、乱流発生手段が燃焼ガスの流れを上向き方向にかえることによって燃焼ガスの流れを乱す。従って、燃焼ガスを調理容器の底面に衝突させることにより、伝熱境界膜を破壊し燃焼ガスを調理容器の底面と接触しやすくして、より一層熱効率を向上させる。
また、本発明の請求項4記載のガスこんろは、五徳爪が上から見て内側から外側に向かって広がる渦巻き状で、その内側先端から外側先端にかけて五徳リング上面から立設される板状壁を形成しており、調理容器を載置した時に、五徳爪の上端が調理容器と渦巻ライン状に当接して、燃焼ガス通路を、五徳リング上面と五徳爪と調理容器底面とにより囲まれる渦巻き状に区画形成された複数の燃焼ガス通路に分割する。
このため、バーナの燃焼ガスは、渦巻き状に夫々区画形成された燃焼ガス通路に流入し、そこで、五徳爪と衝突しながら通過する。そして、燃焼ガスは五徳爪と衝突した際に、水平方向から上方向に流れを変化させ、調理容器底面への衝突を繰り返しながら外側に送られていく。
さらに、燃焼ガス通路の途中には、乱流発生手段が設けられているため、燃焼ガスは流れの途中で乱流発生手段によって、流れが激しく乱される。
この結果、区画された燃焼ガス通路内では、それぞれ燃焼ガスが確実に乱流状態となって流れ、調理容器底面には伝熱境界膜(薄い空気断熱層)は形成されなくなり、燃焼ガスの熱が調理容器底面に良好に伝わる。
また、燃焼ガスと調理容器底面の接触距離を長くとることもできる。
さらに、燃焼ガスは、五徳爪に衝突して上方向に流れを変えながら外側に送られるため、調理容器よりも外周部に達すると、そのまま上方向に送られ調理容器側面に沿って流れる。このため、調理容器の外側(横方向)へ燃焼ガスが逃げにくく、燃焼ガスの熱を有効に利用できる。
これらの結果、極めて高い熱効率が得られる。
以上説明した本発明の構成、作用を一層明らかにするために、以下、本発明のガスこんろにおける好適な実施例について説明する。
ガスこんろとしてのテーブルこんろ1は、図1に示すようにトッププレート12に開口が設けられ、その開口の中央位置に円筒状のバーナ14が配置される。バーナ14の上方周囲には、調理容器Pを載置するための五徳20が設けられる。
このバーナ14は、燃焼に必要な空気の殆どを一次空気として吸入する全一次空気式のバーナであり、燃焼面としてのバーナプレート17と、バーナ本体15とを備える。
バーナプレート17は、多孔質セラミックスの平面プレートで多数の貫通孔を有し、その燃焼面を水平方向に配置して、火炎を上方向に向けて燃焼するように設けられる。
バーナ本体15は、上流端において、燃焼用空気を供給するための給気ファン31が接続されて、空気供給通路の途中に、燃料ガスを噴出するガスノズル32が設けられる。また、ガスノズル32の下流には、燃料ガスと燃焼用空気とを混合させるための混合管15aが形成される。
次に、五徳20の構成について、図2、図3を用いて説明する。尚、図2は、図3中の一点鎖線A−Aでの断面である。
五徳20は、調理容器Pを載置支持する複数の五徳爪22と、バーナ14の周囲に設けられトッププレート12の開口と汁受皿18との重ね部上部を覆うと共に五徳爪22を立設する基盤となる五徳リング21と、五徳リング21の上面に設けられ燃焼ガスの流れを乱す乱流板19と、五徳リング21外周部上面に上向きに突出して設けられる環状の整流板24と、五徳20本体をトッププレート12上に固定するための突起部23とにより一体的に構成される。
五徳リング21はリング板状であり、五徳爪22上面に当接される調理容器P底面との間にリング状の燃焼ガスの通過流路を形成して外側へ導く。
五徳リング21は、調理容器Pと対面する表板21aと、汁受皿18およびト
ッププレート12と対面する裏板21bとから形成される二重構造である。
この表板21a、裏板21bは、それぞれ外周側において水平面部21g、21hを有するとともに、内周側において、リング中心に向かって下向きに傾斜した傾斜鍔部21c、21dが延設される。傾斜鍔部21c、21dの先端は、バーナ14の外周側面に近接して設けられ、五徳リング21とバーナ14との間には、隙間が殆ど形成されない。
従って、五徳リング21上面とバーナ14と調理容器P底面とによって上下面を殆ど隙間なく囲んで殆ど外気が流入しない燃焼ガス通路(バーナ14の燃焼領域も含む)が形成される。
また、バーナ14周囲の五徳リング21上面と調理容器P底面とによって上下面を囲んだリング状の燃焼ガス通路においては、その通路断面積Aが、バーナ14からの距離が遠くなるほど狭くなるように傾斜鍔部21c、21dの角度が設定されている。
つまり、通路断面積Aは、バーナ14中心(五徳リング21中心)からの距離をr、五徳リング21から調理容器P底面までの高さをhとすると、
A=2πrh
として表わされ、rが大きい場所ほど、この通路断面積Aが小さくなるようにhが設定、つまり傾斜鍔部21c、21dの角度が設定されている。
また、五徳リング21の表板21aと裏板21bとは、外周端部全周と内周端部全周とにおいて、それぞれ断熱材としてのセラミック21eを挟着して、外周端部および内周端部それぞれ四箇所においてかしめ固定される。
五徳爪22は、それぞれバーナ14の中心(五徳リング21の中心)から放射状に向けた直線に対してバーナ周方向に所定角度傾斜して外側に延びる円弧状の板状縦壁を、その内側先端から外側先端にかけて五徳リング21上面から立設して形成される。
従って、この五徳爪22を五徳リング21上面に所定間隔(リング中心に所定角度ピッチ)で配置することにより、上方から見て、五徳爪22が五徳リング21上面に渦巻き状に形成される。
この五徳爪22は、その内周側の傾斜部22dと、外周側の調理容器載置部22cとからなる。
傾斜部22dは、上端面が内側端から外方向に向かって高くなるように傾斜が設けられる。
調理容器載置部22cは、その上端面が略水平に形成され、調理容器Pが載置される部分となる。
各五徳爪22は、同一形状をしているため、夫々の調理容器載置部22cの上端は同一水平面上に位置することとなり、調理容器Pの底面と円弧状に延びた曲線上で直接当接して、その左右空間を区分する。
こうして、リング状の燃焼ガス通路は、五徳爪22により、渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路に分割される。
乱流板19は、上述したように渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路の途中にそれぞれ一つずつ設けられる。乱流板19は、断面が略くの字状に形成された平板であり、その一辺が外側に向かって上向くように、表板21の上面にスポット溶接されて固定される。このため、燃焼ガス通路内を外周側へ向かって横方向で流れていた燃焼ガスは、その途中で乱流板19に衝突し流れが上方向へと乱されて、調理容器Pの底面にぶつかりながら排出されていく。
調理中においては、バーナ14の燃焼により上方向に形成される火炎は、調理容器P底面中央部に当たると、横方向(バーナ14中心から放射方向)に広がる。このため、燃焼ガス(火炎を含む)は、渦巻き状に区画された複数の燃焼ガス通路に流入し、五徳爪22と衝突しながら通過する。そして、この五徳爪22と衝突した際に、燃焼ガスは水平方向から上方向に流れを変化させ、調理容器P底面への衝突を繰り返しながら外側に送られていく。
さらに、燃焼ガス通路の途中には、乱流板19が設けられているため、燃焼ガスは流れの途中で乱流板19にあたり、流れが上方向に激しく乱される。
このため、区画された燃焼ガス通路内では、燃焼ガスが乱流して調理容器P底面には伝熱境界膜が形成されなくなり、調理容器P底面と燃焼ガスとの間の伝熱効率を向上させることができる。この結果、高熱効率が達成される。
しかも、乱流板19は、流れを乱して伝熱境界膜を破壊するだけでなく、燃焼ガスを調理容器Pの底面に衝突させることにより、調理容器P底面と接触しやすくしてより一層熱効率を向上させる。
加えて、乱流板19は、五徳リング21上面に板片をスポット溶接するだけでよく、複雑な構成を必要としないため、製造コストの上昇を抑制できる。
また、調理容器Pの大きさが五徳リング21の径よりも小さい場合には、燃焼ガスは調理容器Pよりも外周部に達すると、渦巻き状の五徳爪22に衝突して、そのまま上方向に送られ、調理容器P側面に沿って流れるため、調理容器P底面に加えて調理容器P側面においても良好に燃焼ガスとの熱交換が行われる。
さらに、五徳爪22が円弧状に外側に延び、五徳リング21面全体としては渦巻き状に形成されているため、燃焼ガスは五徳爪22側壁に衝突しながらスムーズに外側へ送られると共に、調理容器P底面との接触距離が長くても排気抵抗が少なく、熱分布も偏りが少なくなる。
また、バーナ14の燃焼ガスを、バーナ14と五徳リング21と調理容器P底面とによって殆ど隙間なく囲んだ燃焼ガス通路を通過させ、その外周部から燃焼ガスを排出する構成としたために、燃焼ガス通路に外気が流入することがなく、燃焼熱の外気による冷却を抑制することができる。
さらに、五徳リング21に傾斜鍔部21cを設けて、バーナ14からの距離が遠くなるほど燃焼ガス通路の通路面積を狭くする構成としたために、バーナ14からの距離が近い、つまり燃焼空間に近い箇所においては、バーナ14の燃焼性を損なわせないとともに、バーナ14から遠い箇所においては、燃焼ガス通路の通路面積を狭くして、燃焼ガスの流速を速くすることができる。
そのため、バーナ14の燃焼性を良好に保ちつつ、調理容器Pと燃焼ガスとの間の伝熱効率を向上させることができる。
さらに、燃焼ガスの体積流量は、バーナ14からの距離が遠くなるほど、燃焼ガスの温度低下に伴い減少する。そのため、燃焼ガス通路の面積がバーナ14からの距離が遠くなっても変化しなかった場合には、燃焼ガスは減速して拡散してしまい、熱効率は低下するが、本実施例では、バーナ14からの距離が遠くなるほど燃焼ガス通路の通路面積を狭くしたために、燃焼ガスの体積流量減少に伴う燃焼ガスの流速低下を招かない。
したがって、高温の燃焼熱は燃焼ガス通路内で拡散することがなく、調理容器Pに燃焼熱を効率良く伝達することができる。
また、強制燃焼方式を採用しているため、燃焼ガス通路の密閉度を高くして排気抵抗が高くなっても、良好な燃焼性能を維持することができる。
また、五徳リング21の外周端に設けた整流板24により、燃焼ガスの流れは、その全周に渡って確実に上向きに変化する。
そのため、調理容器Pの径が整流板24よりも大きい場合には、図4に示すように、燃焼ガスは調理容器P底面に衝突した後、整流板24上端面と調理容器P底面との間の隙間を通過して外部に放出される。従って、燃焼ガスと調理容器P底面との伝熱効率を向上させることができる。
また、調理容器Pの径が整流板24よりも小さい場合には、燃焼ガスは、渦巻き状の五徳爪22により区画形成された燃焼ガス通路を通過中に上方に送られるものの、その一部は上方に送られずに整流板24まで達することがある。こうした場合でも、整流板24により燃焼ガスは、上方に案内される。
そのため、燃焼ガスと調理容器P側面との伝熱効率を向上させることができる。
これらの結果、熱効率が極めて向上する。
更に、五徳爪22の内側の上部を斜めにカットした傾斜部22dを形成しているため、五徳爪22が火炎に直接あぶられてしまうことがない。このため、火炎が五徳爪22によって冷却され、燃焼性が悪化してしまい、一酸化炭素ガスを発生させてしまうということがない。また、五徳20の耐久性が失われるということもない。
また、調理容器Pとを対面して燃焼ガス通路を形成する五徳リング21において、高温の燃焼ガスと直接接触する表板21aと、バーナ燃焼ガスとは直接接触しない裏板21bとによる二重構造としたために、表板21と裏板21との間に形成された隙間が断熱層として働き、表板21aに伝熱したバーナ14燃焼ガスの熱は裏面から放熱しない。
また、五徳リング21の内周端部および外周端部全周にわたって、表板21aと裏板21bとの間にセラミック21eを挟着し、表板21aと裏板21bとの連結部(かしめ固定部)を内周端部、外周端部それぞれ四箇所としたために、表板21aに伝熱した燃焼ガス熱が、内周及び外周端部より裏板21bへ伝熱することを抑制することができる。従って、表板21aに伝熱したバーナ燃焼ガス熱の裏板21bへの伝熱を確実に抑制することができる。
このような構造により、バーナ燃焼ガスの温度低下を防止することができ、バーナの燃焼ガス熱を調理容器Pの加熱に有効に用いることができる。
これにより、熱効率を向上させることができるとともに、五徳20からの放熱による調理環境の悪化を抑制することができる。
尚、この五徳リング21の二重構造においては、表板21と裏板21との間の空間を真空にして、いわゆる魔法瓶のような断熱構造をとれば、更に、その効果が高くなる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、こうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施しうることはもちろんである。
例えば、本実施例では、略くの字状の平板からなる乱流板19を五徳リング21上面にスポット溶接することによって、本発明の乱流発生手段及び乱流発生突起を形成しているが、これに限ったものではなく、図5に示すように、五徳リング21の表面に上側に凸な絞り部を形成することによって、乱流発生部119を形成してもよい。また、図6に示すように、五徳爪220の一部に切り込みを入れ折り曲げることによって、燃焼ガス通路内に障害物を形成して乱流発生部219としても構わない。
また、本実施例では円弧状の板で五徳爪を形成したが、直線板状の五徳爪をバーナ中心から放射状に向けたものでもよく、更にその五徳爪を中心から周方向に所定角度傾斜させて設けてもよい。
また、五徳リングは、二重構造のものに限定せず、一枚板で形成したものについても適用できるし、整流板を備えない構成であってもよい。
また、各実施例におけるバーナは燃焼用空気の殆どを一次空気として給気する全一次バーナに限定せず、ブンゼンバーナ、セミブンゼンバーナ、赤火式バーナを搭載したテーブルこんろについても適用できる。また、バーナは、給気ファンを用いる強制燃焼式のバーナでの例を示したが、給気ファンを用いない自然燃焼式のバーナであってもよい。
本発明は、テーブルガスこんろおよびキッチンユニットに組込まれるビルトインガスこんろ等の種々のガスこんろに適応することができる。
実施例1のテーブルこんろの機能を表わす説明図である。 実施例1の五徳の縦断面図である。 実施例1の五徳の平面図である。 実施例1のテーブルこんろの機能を表わす説明図である。 別の実施例の五徳の縦断面図である。 別の実施例の五徳の平面図である。 従来のテーブルこんろの機能を表わす説明図である。 従来のテーブルこんろの斜視図である。
符号の説明
1 テーブルこんろ
P 調理容器
14 バーナ
19 乱流板
20 五徳
21 五徳リング
22、220 五徳爪
119、219 乱流発生部

Claims (4)

  1. 調理容器を加熱するバーナと、
    上記バーナの周囲に設けられるリング板と調理容器底面を支持する複数の五徳爪とを有する五徳と
    を備え、上記リング板の上面と調理容器の底面との間にリング状の燃焼ガス通路を形成するガスこんろにおいて、
    上記燃焼ガス通路内に、燃焼ガスの流れを乱して乱流とする乱流発生手段を備えたことを特徴とするガスこんろ。
  2. 上記乱流発生手段として、上記リング板の上面又は上記五徳爪の側面に燃焼ガスの流れを乱す乱流発生突起を形成したことを特徴とする請求項1記載のガスこんろ。
  3. 上記乱流発生手段は、燃焼ガスの流れを上方向にかえることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガスこんろ。
  4. 上記リング板は、その上面に上記五徳爪を立設した五徳リングであり、
    上記五徳爪は、上から見て内側から外側に向かって広がる渦巻き状で、その内側先端から外側先端にかけて上記五徳リング上面から立設される板状壁を形成し、調理容器を載置した時に、上記五徳爪の上端が上記調理容器と渦巻ライン状に当接して、上記燃焼ガス通路を、上記五徳リング上面と上記五徳爪と調理容器底面とにより囲まれる渦巻き状に区画形成された複数の燃焼ガス通路に分割し、
    上記区画形成された複数の燃焼ガス通路内に乱流発生手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスこんろ。
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