JP2005291583A - ガスコンロ - Google Patents

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勤 丸橋
Shozo Ishitani
省三 石谷
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Abstract

【課題】 鍋等の調理具の外周囲全体から高温の燃焼ガスが放出され難く、且つ燃焼ガスと十分に熱交換させて高い熱効率を確保できるガスコンロを実現する。
【解決手段】 本ガスコンロは、ガスバーナ21の燃焼部210を包囲する包囲筒26と、包囲筒26の上方開放部261を覆う皿状の五徳1とを具備する。五徳1は中央の開孔領域11と、その周囲の非開孔領域12とを有する。開孔領域11は包囲筒26からのガスバーナ21による燃焼ガスを吐出させる排気孔111を設ける。非開孔領域12は外周縁に調理具9Lの底面92Lを支持する土手壁状の隆起部14と、隆起部14の内側に底径の小さな調理具9Sの底面92Sを支持する副隆起部16とを設ける。副隆起部16の高さは隆起部14よりも低く設定される。隆起部14の後部14Bに燃焼ガスを自然排気させる通気部141を形成し、副隆起部16の後部にも燃焼ガスを自然排気させる副通気部161を形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鍋等の調理具の外周囲全体から高温の燃焼ガスが放出され難く、且つ高い熱効率を確保できるようにしたガスコンロに関する。
従来より、ガスコンロは、図12に示すように、本体ケース803に収容するガスバーナ831の外周域に調理具としての鍋9を支持する五徳835が配置されている(特許文献2の図1、特許文献3の図1)。このものでは、五徳835の複数の五徳爪836によって鍋9が載置されるので、ガスバーナ831を燃焼させると、高温の燃焼ガスが鍋9の鍋底面92を接触加熱して鍋9の外周囲全体から放出される。そのため、この高温の燃焼ガスの一部が鍋9の取っ手91を加熱し取っ手91を直接持ちづらくしたり、鍋9内の調理具合を確認するに際して不用意に鍋9の外周囲に手をかざして熱い思いをする等の不具合を生じる。
そこで、図13(a)(b)に示すような燃焼ガス漏出防止型のガスコンロが提案された(特許文献1)。このガスコンロは、ガスバーナ905の炎を囲う筒状の五徳903を設け、この五徳903の平面形状を前側を小径、後側を大径にした略卵形に形成し(図13(b)参照。)、また、本体ケース901内に排気ファン907を配置した排気通路906を設けると共に、この排気通路906に連通する排気窓906bを上記筒状五徳903の内側における後寄りのコンロ天板902部分に設ける(図13(a)参照。)。なお、このガスコンロは、更に、上記筒状の五徳903の内側に、小鍋9’を載置したときの後側への倒れを防止する五徳爪を設けた副五徳908を配置している。そして、上記排気ファン907を作動させると、筒状五徳903で囲われた空間内の燃焼ガスが排気窓906bから強制的に吸引されて排気通路906を介してコンロ天板902後部の排気口906aから排気され、これにより、鍋9(9’)の前部や左右両側部からの燃焼ガスの放出を抑制し、鍋9(9’)の取っ手91(91’)の加熱等を防ぐようにする。
特開平9−250751号公報 特開平9−178179号公報(図1) 特開平8−338634号公報(図1)
しかしながら、図13に示すガスコンロは、筒状五徳903で囲われた空間内における燃焼ガスを排気窓906bから強制的に吸引するため、ガスバーナ905による高温の燃焼ガスが鍋9(9’)の鍋底面92(92’)に接触して十分に熱交換されることなく強引に吸引排気されてしまうことから、熱効率を高く確保するのが難しかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、鍋等の調理具の外周囲全体から高温の燃焼ガスが放出され難く、且つ燃焼ガスと十分に熱交換させて高い熱効率を確保することができるガスコンロを実現することを課題とする。
(1)本発明に係るガスコンロは、
本体ケース内に収容するガスバーナを臨ませた天板の開口に五徳が配置され、鍋等の調理具を上記五徳に載置させて上記ガスバーナによって加熱するようにしたガスコンロにおいて、
上記ガスバーナの燃焼部を包囲する包囲筒と、この包囲筒の上方開放部を覆う皿状の五徳とを具備し、
上記五徳は、
上記包囲筒からの上記ガスバーナによる燃焼ガスを吐出させる排気孔を備えた中央の開孔領域と、この開孔領域の周囲の非開孔領域とを有し、
上記非開孔領域を囲うように設けられて上記調理具の底面を支持する土手壁状の隆起部と、
上記隆起部の後部に設けられてこの隆起部で囲われた空間内の燃焼ガスを自然排気させ る通気部とを備えることを特徴とするものである。
上記構成より、上記五徳に鍋等の調理具を載せると、上記隆起部に調理具の底面周縁が支持され、燃焼ガスが吐出される排気孔を設けた中央の開孔領域がこの調理具底面の略中央に対向される。この調理具の底面と皿状の五徳との間は後部の通気部を除き上記隆起部で囲われた空間が形成される。これにより、ガスバーナの燃焼部からの高温の燃焼ガスは、上記排気孔から吐出されると、調理具底面の略中央に吹き付けられ、この調理具の底面に接触しながら調理具周縁へと流れ、上記隆起部における後部の通気部から自然に放出される。
従って、隆起部で囲われた空間内における高温の燃焼ガスは、強制的に吸引排気されることなく通気部から自然排気される。よって、排気孔から吐出された高温の燃焼ガスは、強制排気される場合に比べて、上記隆起部で囲われた空間内に比較的長い間留まり、この空間内の温度を比較的高温に維持すると共に、調理具底面を広範囲にわたって比較的長い時間接触加熱することができる。
また、上記調理具の底面周縁には、後部の通気部を除き上記隆起部が配置されるので、調理具の後部以外からは燃焼ガスの放出が抑制される。
(2)上記非開孔領域は、上記隆起部の内側にこの隆起部で支持できない底径の調理具の底面を支持すると共に上記開孔領域を囲う副隆起部と、上記副隆起部の後部に設けられてこの副隆起部で囲われた空間内の燃焼ガスを自然排気させる副通気部とを備え、且つ上記副隆起部の高さは上記隆起部の高さよりも低く設定されているようにしてもよい。
これによると、外周縁の上記隆起部で支持できない底径の小さな調理具は、内側の上記副隆起部によって支持することができる。この場合、上記副隆起部に小さな調理具の底面周縁が支持されると、燃焼ガスが吐出される排気孔を設けた中央の開孔領域がこの調理具底面の略中央に対向され、この調理具の底面と五徳との間は後部の副通気部を除き上記副隆起部で囲われた空間が形成される。これにより、ガスバーナの燃焼部からの高温の燃焼ガスは、上記排気孔から吐出されると、小さな調理具の底面の略中央に吹き付けられ、この調理具の底面に接触しながら調理具周縁へと流れ、上記副隆起部における後部の副通気部から自然に放出される。従って、副隆起部で囲われた空間内における高温の燃焼ガスは、強制的に吸引排気されることなく副通気部から自然排気されるので、排気孔から吐出された高温の燃焼ガスは、強制排気される場合に比べて、上記副隆起部で囲われた空間内に比較的長い間留まり、この空間内の温度を比較的高温に維持すると共に、この小さな調理具底面を広範囲にわたって比較的長い時間接触加熱することができる。また、上記小さな調理具の底面周縁には、後部の副通気部を除き上記副隆起部が配置されるので、この調理具の後部以外からは燃焼ガスの放出が抑制される。
しかも、このものでは、上記副隆起部の高さは上記隆起部の高さよりも低く設定されているので、外周縁の上記隆起部に支持される大きな調理具を載せた場合は、この大きな調理具の底面と内側の上記副隆起部との間には隙間が形成される。従って、上記大きな調理具を載せても、排気孔から吐出された燃焼ガスは、上記副隆起部で塞き止められることなくこの大きな調理具の底面に接触しながら調理具周縁へと流れ、この大きな調理具の底面を広範囲に加熱することができる。
(3)上記副隆起部は、複数の小隆起体を周方向に密接させて構成するようにしてもよい。
これによると、中華鍋のような丸底の大きな調理具をこの五徳に載せたとき、上記隆起部と上記副隆起部との高低差等によっては外側の隆起部だけで支持されることもあるが、この隆起部と共に内側の副隆起部によっても支持される場合がある。
この場合、副隆起部は、その上面内側の角部分で上記調理具の丸底を当接支持することとなる。そして、上記副隆起部は、複数の小隆起体を周方向に密接させて構成するので、上記丸底の大きな調理具が当接された場合は、隣接する小隆起体の側面間には半径方向に隙間が形成されると共に、隣接する小隆起体の上面間が開放された状態となる。これにより、副隆起部に上記丸底の大きな調理具が当接されても、排気孔から吐出された燃焼ガスは、上記小隆起体間における側方の隙間に流れ込み、次いで上記小隆起体間における上面間の開放された部分から放出されて、この大きな調理具の丸底面に接触しながら調理具周縁へと流れることとなる。従って、丸底の大きな調理具を載せた場合であっても、その丸底の中央部分しか加熱されないといったことはなく、丸底面の周縁側まで広範囲に加熱することができる。なお、上記中華鍋のような調理具の丸底面が副隆起部に当接しない場合は、その丸底面とこの副隆起部との間には隙間が形成されるので、排気孔から吐出された高温の燃焼ガスは、外側の隆起部で支持された丸底面の周縁側に流されることとなる。
一方、上記五徳に底面が平坦な小さな調理具を載せた場合、隣接する小隆起体間における側方には半径方向に隙間が形成されるものの、隣接する小隆起体の上面間はこの小さな調理具の平坦な底面で閉塞される。従って、底面が平坦な小さな調理具を載せた場合は、上記丸底の調理具とは違い、排気孔から吐出された燃焼ガスは、上記小隆起体間における側方の隙間に流れ込んでも、上面間からの放出が抑制されるから、燃焼ガスのほとんどは圧力損失のない後部の副通気部から排気される。その結果、調理具の前部および左右両側部からの燃焼ガスの放出を抑制することができる。
(4)上記副隆起部は、上記非開孔領域の半径方向に複数に設けられ、且つ内側の副隆起部ほど高さが低く設定されているようにしてもい。
これによると、調理具の底径が中サイズ、小サイズなどの大きさに応じて半径方向の各々の副隆起部のいずれかによって支持することができる。しかも、これらの副隆起部は、内側に設けられるものほど高さが低く設定されているので、外側の副隆起部に支持される中サイズの底径の調理具を載せても、内側の副隆起部とこの中サイズの調理具の底面との間には隙間が形成されるから、排気孔から吐出された燃焼ガスは、上記内側の副隆起部で塞き止められることなくこの中サイズの調理具の底面に接触しながら調理具周縁へと流れ、この中サイズ調理具の底面を広範囲にわたって加熱することができる。
(5)上記非開孔領域の上面は、上記開孔領域に至る中心方向ほど低い傾斜面となっており、且つ上記隆起部後部の通気部に連設する燃焼ガス放出案内用のガイド凹溝が形成されているようにしてもよい。
これによると、非開孔領域に上記副隆起部を設けない場合、外側の上記隆起部で支持できない底径の小さな調理具は、その大きさにかかわらず底面周縁が非開孔領域の上面によって直接支持される。このとき、非開孔領域の上面は、開孔領域に至る中心方向ほど低い傾斜面となっているので、調理具が非開孔領域のどの位置に支持されても調理具の底面全域と五徳との間に空間が形成される。従って、上記開孔領域の排気孔から吐出された高温の燃焼ガスが調理具の底面全域に広がって調理具の底面全域を加熱することができる。そして、燃焼ガスは、上記隆起部後部の通気部に連設する燃焼ガス放出案内用のガイド凹溝を通して調理具後部から自然排気される。
一方、非開孔領域に複数の小隆起体を密接して構成した副隆起部が設けられている場合、この副隆起部の外側に非開孔領域の傾斜面が立ち壁状に配置されるので、この副隆起部を構成する小隆起体間の隙間の外側を狭くすることができる。これにより、この小隆起体間の隙間からの燃焼ガスの放出を抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、上記五徳の排気孔から吐出された高温の燃焼ガスは、強制排気される場合に比べて、上記隆起部で囲われた空間内に比較的長い間留まり、この空間内の温度を比較的高温に維持すると共に、調理具底面の広範囲にわたって比較的長い時間接触加熱することができる。従って、ガスバーナによって発生した燃焼ガスは、隆起部で支持された調理具との間で十分に熱交換されるようになり、その結果、ガスバーナで調理具を加熱するに際しての熱効率を格段に向上することができる。
しかも、上記調理具の底面周縁には後部の通気部を除き上記隆起部が配置されるので、燃焼ガスは、そのほとんどが調理具の後部から放出されて、調理具の取っ手や調理者の手がかざされ易い調理具の前部および左右両側部からの放出を抑制することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明に係るガスコンロは、コンロ台に載置されるようなテーブルコンロや、システムキッチンのカウンタートップに落し込み設置されるようなドロップインコンロ等に適用されるが、以下に述べる実施の形態によるガスコンロは、図1に示すように、一対のガスバーナ21が収容された略直方体状の箱体である本体ケース2の上面開放部をガラス天板20によって閉塞した形式のテーブルコンロに適用したものである。
このものは、上記ガスバーナ21に対応するガラス天板20の各位置に皿状の五徳1を配置する開口22が左右に並設されている。これら開口22の周縁には、上方開放部261を有した包囲筒26およびこの包囲筒26の上方開放部261を覆う皿状の五徳1を載置する為の段落ち部25が形成されている。
また、上記ガスバーナ21の配設部の間には、魚焼き用のグリル部23が配設されており、上記本体ケース2の前面中央には、上記グリル部23の扉が設けられていると共に、その両側にはガスバーナ21及びグリル部23の燃焼操作用の操作部24が設けられている。そして、この操作部24は、ガスバーナ21を点・消火する際には押し込み操作し火力調節の際には回転操作する操作つまみ51と、ガスバーナ21が燃焼状態にあることを報知する燃焼ランプ27とが配設されている。なお、図1中の51Aは、図示しないグリル用ガスバーナの操作つまみである。
以下に、上記ガスバーナ21、上記包囲筒26、上記五徳1の構成を説明する。
<ガスバーナ21について>
ガスバーナ21は、図2に示すように、ベンチュリ21aと、該ベンチュリ21aの下流端に連設されたバーナボディ21bと、該バーナボディ21bの上端内周から突出する炎孔部29とから構成されたブンゼン式の内炎バーナである。上記バーナボディ21bの内周下部に周設された環状フランジ46には汁受皿48の外周が上方から係合していると共に、該汁受皿48の中央にはつまみ47が起立突出している。従って、上方の五徳1を取り外した状態で、上記つまみ47を持ち上げると、汁受皿48が炎孔部29の中央部を介してガラス天板20の上方へ取り出せる。
また、上記ベンチュリ21aのガス供給口28には、燃料ガス供給用のノズル(図示せず)が差し込まれており、このベンチュリ21a内で燃料ガスと一次空気が混合されてバーナボディ21bへ送られ、炎孔部29で燃焼するようになっている。なお、二次空気は、炎孔部29の外周と上記包囲筒26の下端との間隙Gや、環状フランジ46に開設された通気開孔46aから供給される。
また、炎孔部29の近傍には、該炎孔部29から吐出される燃料ガスに点火する為の点火装置Iと、燃焼状態を監視する炎検知器TCとが設けられており、炎検知器TCが炎検知状態にあるときにはガスバーナ21へガス供給する為のガス開閉弁を開弁保持すると共に、本体ケース2の操作部24に設けられた燃焼ランプ27が点灯するようになっている。
<包囲筒26について>
包囲筒26は、ステンレス、真鍮等の金属材料やセラミック材料等からなり、図1、図2に示すように、上方及び底面中央が開放した円筒体に形成され、上記ガスバーナ21の炎孔部29の上方に位置する燃焼部210を包囲する。この包囲筒26の下端260は、炎孔部29に間隙Gを存して遊嵌する大きさに設定されると共に、これを内側にカーリング262して形成されて二次空気が炎孔部29に円滑に案内されるように形成する。従って、ガスバーナ21から吐出される燃料ガスの全部又は殆どは、この包囲筒26内で燃焼される。一方、包囲筒26の上方開放部261の周縁には、外方に張り出した皿状の係合フランジ263が周設されており、この係合フランジ263をコンロ天板20の開口22の周縁に形成された段落ち部25に係合させている。
<五徳1について>
五徳1は、鍛造、鋳造等した金属材料やセラミック材料等からなり、図1〜図4に示すように、包囲筒26の上方開放部261を覆う皿状に形成されている。この五徳1は、前側が丸く後側が矩形に形成されて、前後の向きを容易に判別できるようにしている。また、この五徳1の外径は、上記包囲筒26における上方開放部261から出張らせた係合フランジ263の外径と同一又はこれより大きい寸法に設定されている。従って、包囲筒26の上記係合フランジ263はこの五徳1で完全に覆われて露出しないから、意匠感が向上する。なお、五徳1と上記係合フランジ263との間には気密性確保の為の耐熱性パッキンを介在させてこれらの境界から燃焼ガスが漏出しないようにしてもよい。
また、上記五徳1は、複数の排気孔111を有する中央の開孔領域11と、該開孔領域11の外周から外方に張り出した非開孔領域12とから構成されている。
上記開孔領域11では、その排気孔111によって上記包囲筒26からのガスバーナ21による高温の燃焼ガスが吐出される。なお、この開孔領域11は、中央が上方に盛り上がるように形成されているが、フラットに形成されてもよいし、また、中央が下方に窪むように形成されてもよい。また、上記排気孔111は、複数設けられているが、1つでもよいし、また、この排気孔111の形状は、円形のみならず、三角、四角等その他種々の形状が採用され、更に、排気孔111の大きさも種々設定することができ、さらにまた、上記複数の排気孔11は、後述する通気部141側(開孔領域11の後側部分)には形成しないようにし、燃焼ガスが排気孔111から吐出して直ぐに通気部141を通じて放出され難くすることもできる。
一方、上記非開孔領域12の外周縁には、中央の開孔領域11を囲うようにして土手壁状に隆起部14が設けられている。この隆起部14は、上面が平坦面となっており、内周縁が円形に形成されてこの隆起部14の内径以上の底径を有する大きな鍋9L(調理具)の鍋底面92Lを支持する(図2参照。)。この隆起部後部14Bの直線状部分における中央には、この隆起部14の高さ相当に窪ませた凹状の通気部141が設けられており、この通気部141からは、鍋9Lの鍋底面92Lで塞がれると共に上記隆起部14で囲われた空間内の燃焼ガスを自然に排気させる。なお、この通気部141は、凹状とするが、隆起部14の側壁を貫通する貫通孔(単数・複数を問わない)で形成してもよい。
また、上記非開孔領域12には、上記隆起部14よりも内側に中央の開孔領域11を囲うようにして略楕円形状の複数の小隆起体15を周方向に後部を除いて密接させた副隆起部16が設けられている。上記各小隆起体15は、上面151を平坦面とし側面152を傾斜面とし、これら小隆起体15によって構成される副隆起部16は、外側の上記隆起部14の直径に満たずこの隆起部14では支持できない底径の小さな鍋9S(調理具)の鍋底面92Sを支持することができる(図2参照。)。この副隆起部16の高さは、外側の隆起部14の高さよりも低く設定され、且つ中央の開孔領域11よりも高く設定されており、これにより、上記隆起部14に支持される大きな鍋9Lを載せても、この大きな鍋9Lの鍋底面92Lと上記副隆起部16との間には隙間が形成される(図2参照。)。そして、この副隆起部16を構成する後部の小隆起体15間は、所定間隔空けられて外側の上記隆起部14における通気部141と対向した副通気部161が形成され、この副通気部161からは、鍋9Sの鍋底面92Sで塞がれると共に上記副隆起部16で囲われた空間内の燃焼ガスを自然に排気させる。なお、副隆起部16を構成する各小隆起体15は、非開孔領域12に一体形成するが、非開孔領域12にアタッチメント式に着脱できるようにしてもよいし、また、この小隆起体15の形状は、楕円形状に限らず矩形状等の種々の形状にしてもよい。
また、上記非開孔領域12の上面121は、上記開孔領域11に至る中心方向ほど低い傾斜面となっており、且つ上記隆起部後部14Bの通気部141と上記副隆起部16後部の副通気部161との間に跨って燃焼ガス放出案内用のガイド凹溝122が形成されている。従って、隆起部14に支持される大きな鍋9Lを載せた場合、この隆起部14で囲われた空間内の燃焼ガスは、上記ガイド凹溝122内にも誘導されて後部14Bの通気部141から自然に排気させる。
なお、上記五徳1の表面部には、温度上昇に伴って変色する塗料が塗布されてガスバーナ21からの燃焼ガスで、例えば60℃程度まで五徳1が温まると該五徳1が変色するようにしてもよい。これにより、包囲筒26内の炎が目視困難な場合でも、上記変色によりガスバーナ21が燃焼状態にあることを容易に確認することができる。また、上記五徳1全体あるいは五徳1の中央の開孔領域11を透明材料で構成してもよい。これにより、五徳1を通してガスバーナ21への点火や炎が視認し易くなる。
<使用状態>
次に、上記ガスコンロの使用状態を説明する。
図2を参照して、上記皿状の五徳1に底径の大きな鍋9Lを載せると、上記隆起部14に鍋底面92L周縁が支持され、燃焼ガスが吐出される排気孔111を設けた中央の開孔領域11がこの鍋底面92Lの略中央に対向される。この鍋底面92Lと五徳1との間は後部14Bの通気部141を除き上記隆起部14で囲われた空間が形成される。
従って、ガスバーナ21の燃焼部210からの高温の燃焼ガスは、上記排気孔111から吐出されると、鍋底面92Lの略中央に吹き付けられ、この鍋底面92Lに接触しながら鍋底面92Lの周縁へと流れ、上記隆起部14における後部14Bの通気部141から自然に放出される。
このようにして、鍋底面92Lで塞がれると共に隆起部14で囲われた空間内における高温の燃焼ガスは、強制的に吸引排気されることなく通気部141から自然排気される。これにより、排気孔111から吐出された高温の燃焼ガスは、上記隆起部14で囲われた空間内に比較的長い間留まり、この空間内の温度を比較的高温に維持すると共に、鍋底面92Lを広範囲にわたって比較的長い時間接触加熱することができる。従って、ガスバーナ21によって発生した燃焼ガスは、隆起部14で支持された鍋9Lとの間で十分に熱交換されるようになり、その結果、このガスコンロは、ガスバーナ21で鍋9Lを加熱するに際しての熱効率を格段に向上することができる効果がある。
しかも、このガスコンロは、上記五徳1において上記鍋底面92L周縁には後部14Bの通気部141を除き上記隆起部14が配置されるので、燃焼ガスのほとんどが通気部141を通じて鍋9Lの後部から放出されて、この鍋9Lの取っ手91Lや調理者の手がかざされ易い鍋9Lの前部および左右両側部からの放出を抑制することができる効果もある。
一方、上記外周縁の隆起部14で支持できない底径の小さな鍋9Sは、上記副隆起部16によって支持することができる。この場合、小さな鍋9Sの鍋底面92S周縁を上記副隆起部16によって支持させると、燃焼ガスが吐出される排気孔111を設けた中央の開孔領域11がこの鍋底面92Sの略中央に対向され、この鍋底面92Sと五徳1との間は後部の副通気部161を除き上記副隆起部16で囲われた空間が形成される。従って、ガスバーナ21の燃焼部210からの高温の燃焼ガスは、上記排気孔111から吐出されると、小さな鍋9Sの鍋底面92Sの略中央に吹き付けられ、この鍋底面92Sに接触しながら鍋底面92S周縁へと流れ、上記副隆起部16における後部の副通気部161から自然に放出される。
このようにして、副隆起部16で囲われた空間内における高温の燃焼ガスは、強制的に吸引排気されることなく副通気部161から自然排気されるので、排気孔111から吐出された高温の燃焼ガスは、上記副隆起部16で囲われた空間内に比較的長い間留まり、この空間内の温度を比較的高温に維持すると共に、この小さな鍋底面92Sを広範囲にわたって比較的長い時間接触加熱することができる。また、上記小さな鍋9Sの鍋底面92S周縁には、後部の副通気部161を除き上記副隆起部16が配置されるので、この鍋9Sの後部以外からは燃焼ガスの放出が抑制される。
しかも、このものでは、上記副隆起部16の高さは外側の上記隆起部14の高さよりも低く設定するので、上記隆起部14に支持される大きな鍋9Lを載せた場合、この大きな鍋9Lの鍋底面92Lと上記副隆起部16との間には隙間が形成される。従って、上記大きな鍋9Lを載せても、排気孔111から吐出された燃焼ガスは、上記副隆起部16で塞き止められることなくこの大きな鍋9Lの鍋底面92Lに接触しながら鍋底面92L周縁へと流れ込み、この大きな鍋9Lの鍋底面92Lを広範囲に加熱することができる。
ところで、図5に示すように、中華鍋のような大きな丸底鍋9Aをこの皿状の五徳1に載せたとき、上記隆起部14と上記副隆起部16との高低差等によっては外側の隆起部14だけで支持されることもあるが、この隆起部14と共に内側の上記副隆起部16によっても支持される場合がある。すなわち、大きな丸底鍋9Aを載せたとき、上記副隆起部16だけで支持されることはなく、少なくとも外側の隆起部16によって支持されるように上記隆起部14と上記副隆起部16との高低差が設定されている。
この場合、図6に示すように、副隆起部16は、その上面151内側の角部分で上記丸底鍋9Aの丸底面92Aを当接支持することとなる。そして、上記副隆起部16は、上面151を平坦面とし側面152を傾斜面とした小隆起体15を周方向に複数密接させて構成するので、上記丸底鍋9Aの丸底面92Aが当接された場合は、図7に示すように、隣接する小隆起体15の側面152間には半径方向に隙間Wが形成されると共に(図7(a)参照。)、隣接する小隆起体15の上面151の平坦面間が上記隙間Wにより開放された状態となる(図7(b)参照。)。これにより、副隆起部15に上記丸底鍋9Aの丸底面92Aが当接されても、排気孔111から吐出された燃焼ガスは、上記小隆起体15間における側方の隙間Wに流れ込み、次いで上記小隆起体15間における上面151の平坦面間の開放された部分から放出されて、この丸底鍋9Aの丸底面92Aに接触しながら丸底鍋9A周縁へと流れ込むこととなる(図6中の実線矢印、点線矢印を参照)。従って、中華鍋のような大きな丸底鍋9Aを載せた場合であっても、その丸底面92Aの中央部分しか加熱されないといったことはなく、丸底面92Aの周縁側まで広範囲に加熱することができる。
そして、上記丸底鍋9Aの丸底面92A周縁には後部14Bの通気部141を除き上記隆起部14が配置されるので、燃焼ガスのほとんどが通気部141を通じて丸底鍋9Aの後部から放出されて、この丸底鍋9Aの取っ手や調理者の手がかざされ易い鍋の前部および左右両側部からの放出を抑制することができる。
なお、上述のように、丸底鍋9Aを載せてもその丸底面92Aが副隆起部16に当接しない場合は、その丸底面92Aと副隆起部16との間に隙間が形成されるので、排気孔111から吐出された高温の燃焼ガスは、上記隆起部14で支持された丸底面92Aの周縁側に流されるので、この場合も、丸底面92Aの周縁側まで広範囲に加熱することができる。
一方、鍋底面92Sが平坦な小さな鍋9Sをこの五徳1に載せた場合(図2参照。)、隣接する小隆起体15間における側方には半径方向に隙間W(図7(a)参照。)が形成されるものの、隣接する小隆起体15の上面151の平坦面間は、図8に示すように、この小さな鍋9Sの平坦な鍋底面92Sで閉塞される。しかも、上記非開孔領域12の上面121が中心方向ほど低い傾斜面となっているから、この傾斜面(上面121)が立ち壁状となって小隆起体15間の外側の隙間Wを狭くさせる。これにより、鍋底面92Sが平坦な小さな鍋9Sを載せた場合は上記中華鍋のような丸底鍋9Aとは違い、排気孔111から吐出された燃焼ガスは、上記小隆起体15間における側方の隙間Wに流れ込んでも、上面151の平坦面間からの放出が抑制されるから、燃焼ガスのほとんどは圧力損失のない後部の副通気部161から排気される。従って、小さな鍋9Sを載せた場合でも、鍋底92S周縁からの燃焼ガスの放出を抑制することができる。
また、このものでは、図2に示したように、ガスバーナ21の炎孔部29に形成される炎Fが包囲筒26で包囲されて外気と接触しないから、燃焼ガスが外気で冷却されることがなく、高温状態のままで鍋9側に吐出される。よって、燃焼ガスが外気で冷却されない分、コンロの熱効率が向上する。また、ガスバーナ21の燃焼が継続すると、包囲筒26内が次第に高温になると共に、該包囲筒26の上方開放部261を閉塞している開孔領域11が赤熱され、該開孔領域11から輻射される赤外線で鍋9が加熱され、この点からも、ガスコンロの熱効率の向上が図れる。なお、包囲筒26内をより安定的に高温状態に保つ為に該包囲筒26を断熱材で被覆するようにしてもよい。
<その他>
(1)図9に示すように、上記皿状の五徳1aとして、内側の副隆起部16aは、外側の隆起部14と同じように上面を平坦面とし、隆起部14と同心の略円形の土手壁状に形成してもよい。この場合でも、この土手壁状副隆起部16aの後部は、その高さ程度窪んだ副通気部161aを形成する。そして、この副隆起部16aにおける副通気部161aと隆起部14における通気部141との間には、ガイド凹溝122が形成される。これによれば、上記土手壁状の副隆起部16aに支持されるような小さな鍋9Sを使用した場合は、図4のものと比べてこの土手壁状副隆起部16aで囲われた空間内の密閉性が向上されるから、熱効率を更に向上することができ、また、小さな鍋9Sの前部および左右両側部からの燃焼ガスの漏出をより確実に抑制することができる。
(2)図10に示すように、上記皿状の五徳1bとして、隆起部14と同心の上記副隆起部16b,16b’は、該五徳1bの半径方向に複数段(図10のものは、2段)に設けられ、且つ内側段に設けられる副隆起部16b’ほど高さを低く設定したものとしてもよい。これによれば、鍋9の底径が中サイズ、小サイズなどの大きさに応じて半径方向の各副隆起部16b,16b’のいずれかによって支持することができる。しかも、副隆起部16b,16b’は、内側に設けられるものほど高さを低く設定するので、外側の副隆起部16bに支持される中サイズの鍋9を載せても、この中サイズの鍋9の鍋底面92と内側の副隆起部16b’との間には隙間が形成されるから、中央の排気孔111から吐出された燃焼ガスは、上記内側の副隆起部16b’で塞き止められることなくこの中サイズの鍋9の底面92に接触しながら鍋底面92周縁へと流れ込み、この中サイズの鍋9の鍋底面を広範囲にわたって加熱することができる。また、副隆起部16b(16b’)で囲われた空間内の燃焼ガスは、後部に設けたガイド凹溝122bによって形成される隙間である副通気部161b(161b’)から自然に放出される。
なお、ガイド凹溝122bは、外周縁の通気部141の形成側である外周側ほど徐々に高くなるように傾斜されており、大中小の各鍋を載せたときに上記通気部141やガイド凹溝122bによって形成される隙間の副通気部161b,161b’が、大中小のいずれの鍋を載せたときでも略同じ大きさにすることができ、これにより、大中小のいずれの鍋を載せたときでも、燃焼ガスが上記通気部141、副通気部161b,161b’を通じて排気孔111から吐出されて直ぐに放出され難くしている。
(3)図11(a)(b)に示すように、上記皿状の五徳1cとして、非開孔領域12には上記副隆起部16を設けないようにしてもよい。この場合、上記隆起部14で支持できないような底径の小さな鍋9Sは、その大きさにかかわらず鍋底面92S周縁が非開孔領域12の上面121によって直接支持される。このとき、非開孔領域12の上面121は、開孔領域11に至る中心方向ほど低い傾斜面となっているので、鍋9Sが非開孔領域12のどの位置に支持されても鍋底面92S全域と五徳1cとの間に空間が形成される。従って、上記開孔領域11の排気孔111から吐出された高温の燃焼ガスによって鍋9Sの鍋底面92S全域を加熱することができるから、小さな鍋9Sに対する熱効率を更に向上することができる。そして、燃焼ガスは、上記隆起部後部14Bの通気部141から開孔領域11まで連続した燃焼ガス放出案内用のガイド凹溝122を通して鍋9Sの後部から自然に排気される。
なお、上記副隆起部16を設けないこの五徳1cは、図11(b)に示すように、小さな鍋9Sを載せた場合や中華鍋のような大きな丸底鍋9Aを載せた場合でも、中央の開孔領域11が鍋底面92S,92Aに当接しないようにこの開孔領域11の高さを設定すると共に、中華鍋のような大きな丸底鍋9Aを載せた場合には周縁の隆起部14以外の五徳1上面がこの丸底鍋9Aの鍋底面92Aに当接しないように非開孔領域12の傾斜面(上面121)の傾斜角度を設定するのがよい。
また、この場合も、ガイド凹溝122は、図10で示す上記ガイド凹溝122bと同様に外周縁の通気部141の形成側である外周側ほど徐々に高くなるように傾斜されており、大中小の各鍋を載せたときにガイド凹溝122bによって形成される隙間が、大中小のいずれの鍋を載せたときでも略同じ大きさにすることができ、これにより、大中小のいずれの鍋を載せたときでも、燃焼ガスがガイド凹溝122を通じて排気孔111から吐出されて直ぐに放出され難くしている。
(4)上記包囲筒26の下端をバーナボディ21bの下方まで延長し、ガスバーナ21のバーナボディ21bが包囲筒26内に完全に包囲される構成にしてもよい。これにより、包囲筒26内の熱が漏れにくくなり、熱効率が一層高くなる。
(5)上記包囲筒26の上方にガスバーナ21からの炎で赤熱して赤外線が放出される赤熱板を設けるようにしてもよい。これにより、この赤熱板から放射される赤外線が開孔領域11の排気孔111から鍋9の鍋底面92に照射されるから、鍋9への赤外線の照射量が増加し、熱効率が向上する。なお、上記赤熱板としては、例えば、セラミック、ステンレス、鋳物等のようにガスバーナ21による加熱によって多量の赤外線を放出する材料が使用される。
(6)また、上記ガスバーナ21としては、内炎式のバーナに代えて外炎式バーナを採用してもよいし、また、全一次式バーナを採用してもよいし、さらに、ブンゼンバーナと全一次式バーナを組合せた複合バーナ、ブンゼンバーナと燃料ガスを触媒に接触させて完全燃焼させる触媒バーナを組合せた複合バーナ等を採用してもよい。
実施の形態によるガスコンロの構成を示す斜視図である。 五徳の配設部分における構成を示す拡大断面図である。 五徳の構成を示す平面図である。 五徳の構成を示す斜視図である。 五徳に中華鍋のような丸底鍋を載せた状態を示す断面図である。 図5の一部拡大断面図である。 五徳の副隆起部を構成する小隆起体を内側から見た状態(図7(a))、上側から見た状態(図7(b))をそれぞれ示す模式図である。 五徳に鍋底が平坦な小鍋を載せた状態を一部拡大して示す一部拡大断面図である。 五徳の他の例として副隆起部を土手壁状に形成したものを示す斜視図である。 五徳の他の例として副隆起部を段状に形成したものを示す斜視図である。 五徳の他の例として副隆起部を設けないものを示す斜視図(図11(a))およびその断面図(図11(b))である。 従来の一般的なガスコンロの構成を示す一部切欠側面図である。 従来の燃焼ガス漏出防止型のガスコンロの構成を示す断面図(図13(a))およびその五徳配置部の平面図(図13(b))である。
符号の説明
1 五徳
2 ガスコンロの本体ケース
9 鍋(調理具)
9A 丸底鍋(調理具)
9L 大鍋(調理具)
9S 小鍋(調理具)
11 開孔領域
12 非開孔領域
14 隆起部
14B 隆起部後部
15 小隆起体
16 副隆起部
20 コンロ天板
21 ガスバーナ
22 コンロ天板の開口
25 段落ち部
26 包囲筒
91 取っ手
92 鍋底面
111 排気孔
121 非開孔領域の上面(傾斜面)
122 ガイド凹溝
141 通気部
151 小隆起体の上面
152 小隆起体の側面
161 副通気部
210 燃焼部
261 上方開放部
263 係合フランジ

Claims (5)

  1. 本体ケース内に収容するガスバーナを臨ませた天板の開口に五徳が配置され、鍋等の調理具を上記五徳に載置させて上記ガスバーナによって加熱するようにしたガスコンロにおいて、
    上記ガスバーナの燃焼部を包囲する包囲筒と、この包囲筒の上方開放部を覆う皿状の五徳とを具備し、
    上記五徳は、
    上記包囲筒からの上記ガスバーナによる燃焼ガスを吐出させる排気孔を備えた中央の開孔領域と、この開孔領域の周囲の非開孔領域とを有し、
    上記非開孔領域を囲うように設けられて上記調理具の底面を支持する土手壁状の隆起部と、
    上記隆起部の後部に設けられてこの隆起部で囲われた空間内の燃焼ガスを自然排気させる通気部とを備えることを特徴とするガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
    上記非開孔領域は、上記隆起部の内側にこの隆起部で支持できない底径の調理具の底面を支持すると共に上記開孔領域を囲う副隆起部と、上記副隆起部の後部に設けられてこの副隆起部で囲われた空間内の燃焼ガスを自然排気させる副通気部とを備え、且つ上記副隆起部の高さは上記隆起部の高さよりも低く設定されているガスコンロ。
  3. 請求項2に記載のガスコンロにおいて、
    上記副隆起部は、複数の小隆起体を周方向に密接させて構成するガスコンロ。
  4. 請求項2または3に記載のガスコンロにおいて、
    上記副隆起部は、上記非開孔領域の半径方向に複数に設けられ、且つ内側の副隆起部ほど高さが低く設定されているガスコンロ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のガスコンロにおいて、
    上記非開孔領域の上面は、上記開孔領域に至る中心方向ほど低い傾斜面となっており、且つ上記隆起部後部の通気部に連設する燃焼ガス放出案内用のガイド凹溝が形成されているガスコンロ。
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