JP3219989B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP3219989B2 JP34976195A JP34976195A JP3219989B2 JP 3219989 B2 JP3219989 B2 JP 3219989B2 JP 34976195 A JP34976195 A JP 34976195A JP 34976195 A JP34976195 A JP 34976195A JP 3219989 B2 JP3219989 B2 JP 3219989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テーブルコンロのよ
うな調理器に関し、さらに詳しくは、テーブルコンロな
どのトッププレート面に配設されるガスバーナの火炎口
に向けて燃焼用の二次空気を効率良く供給するための二
次空気導入構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の調理器として挙げられる
テーブルコンロは、良く知られているように、それぞれ
トッププレート面に設けられる開口部の中央位置に配置
され、この開口部にはガスバーナの周囲に装着されるし
る受け皿がいろいろな形態で備えられている。そしてこ
のトッププレートのガスバーナ上に位置するように五徳
が置かれ、この五徳上に調理鍋を載せガスバーナの火炎
によりその調理鍋を加熱し鍋の中の被調理物などを加熱
調理する構成となっている。
【0003】このような従来一般に知られている調理器
において、ガスバーナの燃焼効率を上げるために二次空
気をこのガスバーナの火炎口(あるいは火炎)に向けて
導入する構造が種々提案されている。例えば、図5に示
したテーブルコンロ50aは、五徳60aの複数設けら
れる鍋支持部材62の間から二次空気を導入し、燃焼ガ
スはその鍋支持部材62の間を通して排出するようにし
たものである。
【0004】しかしこの図5の構成のものは、二次空気
の導入と燃焼ガスの排出とが五徳60aの同じ鍋支持部
材62の間を通して行われるため、二次空気の導入量を
増すためには五徳60aを高くしなければならない。そ
のため調理鍋の鍋底位置がガスバーナより離れ加熱効率
が悪く、また排出される燃焼ガスの一部が二次空気の導
入によって再び流入し、加熱効率の一層の低下を招いて
いた。
【0005】一方、図6に示したテーブルコンロ50b
は、ガスバーナ54bの周面としる受け皿58bの内周
縁との間に二次空気の通気路64bを形成し、この通気
路64bを介して二次空気を導入し、燃焼ガスは五徳6
0bの鍋支持部材62の間を通して排出するようにした
ものである。しかしこの図6の構成のものは、二次空気
の導入路と燃焼ガスの排出路とを分けたので五徳の高さ
を低くできるが、煮こぼれした汁などが通気路64bを
通して器具内に落ち込むという問題があった。
【0006】図7に示したテーブルコンロ50cは、五
徳60cのトッププレート52c面への載置基盤61の
周壁面に二次空気の通気口64cを形成し、その通気口
64cを介して二次空気を導入するようにしたものであ
る。この図7の構成によれば、燃焼ガスが二次空気の導
入によって再び流入してくるという上述の図5に説明し
たような問題は緩和されるが、五徳60cの高さを低く
できないという問題はそのまま残されている。
【0007】図8に示したテーブルコンロ50dは、実
公昭60−32484号公報に開示されるもので、しる
受け皿58dの底面に二次空気の通気口64dを設けて
いる。しかし、その通気口64dを通して煮こぼれ汁が
器具内に落ち込んでくるという問題は解消されず、前述
の図6に述べた欠点はやはりそのまま残っている。
【0008】図9に示したテーブルコンロ50eは、実
開平4−53106号公報の図面に開示されるもので、
トッププレート52のガスバーナ54eが配置される四
角形の開口縁の4隅角部にその開口縁上に支持されるし
る受け皿58eとの間に二次空気口64eが形成された
ものである。しかしこの図9の構成では、五徳がないと
器具内が丸見えとなるし、やはりその通気口64eより
器具内へ煮こぼれ汁が落ち込むという問題は解消されな
い。
【0009】さらに図10に示したテーブルコンロ50
fは、しる受け皿58fの内周縁をガスバーナ54fの
周面に設けられる段部55に支持させ、しる受け皿58
fの外周縁とトッププレート52面との間に二次空気の
通気路64fが形成されたものである。
【0010】しかしこの図10の構成によっても、しる
受け皿58fの外周縁がトッププレート52面より低い
位置となるのでその外周縁を越えて煮こぼれ汁が器具内
に落ち込むという問題は残されていた。またこれを回避
するためしる受け皿58fの外周縁の高さをトッププレ
ート52面の高さに近づけようとすると二次空気の流入
面積を十分に確保できないという問題があった。
【0011】この発明は、このような種々の問題点を解
決するためになされたものであり、その目的とするとこ
ろは、トッププレート面に配置されるガスバーナへ燃焼
用の二次空気を導入するに際し、トッププレート上の五
徳の高さを低く抑えてその総面積を制限する事により低
温の吸気は五徳の下を通り、高温の排気は五徳の上を通
るようになり、吸気と排気が混ざらないようにすると共
に、吸気面積を制限して吸気量を最適にする事によりそ
の加熱効率を高め、しかも煮こぼれ汁の器具内への落ち
込みも生じない調理器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
この発明の調理器は、ガスバーナが配置される開口部を
有するトッププレートの前記開口内周縁上に前記ガスバ
ーナの周囲に備えられるしる受け皿の外周縁が支持さ
れ、前記ガスバーナ上に位置するように五徳が前記トッ
ププレート上に載置される構成の調理器であって、前記
トッププレートの開口内周縁を該トッププレートの五徳
載置面よりも低位置なるように下向き段状に形成すると
共に、該トッププレートの開口内周縁と前記しる受け皿
の外周縁との間に前記ガスバーナの燃焼用の二次空気を
導入する通気路を形成し、二次空気が該通気路を通って
前記五徳の下側へ抜けガスバーナの火炎へ向けて導入さ
れるように構成したことを要旨とするものである。
【0013】この場合に二次空気導入用の通気路は、前
記しる受け皿の外周縁下面に部分的に前記トッププレー
トの開口内周縁上に受止させる下向き段部又は折り曲げ
部を設けることにより形成してもよいし、前記二次空気
導入用の通気路は、前記トッププレートの開口内周縁上
面に部分的に前記しる受け皿の外周縁下面を受止する上
向き段部又は折り曲げ部を設けることにより形成しても
よい。
【0014】
【作用】このような構成を有するこの発明の調理器によ
れば、ガスバーナの火炎により五徳上の調理鍋を加熱す
るに際し、二次空気がトッププレートの開口内周縁とそ
の上に支持されるしる受け皿の外周縁との間に形成され
る通気路を介してガスバーナの火炎に向けて導入され
る。そしてこの通気路はトッププレートの五徳載置面
対して低位置に設けられるから低い高さの五徳を使用で
き、低温の吸気と高温の排気は別々の通路を通り、互い
に混じり合うことがなくなる。また、しる受け皿の外周
縁はトッププレートの開口内周縁上に覆いかぶさり、し
かもトッププレートの五徳載置面と同程度の高さ位置に
あるため、煮こぼれ汁がしる受け皿の外周縁を越えて二
次空気の通気路に侵入し器具内に落下するようなことも
回避される。
【0015】
【実施例】以下にこの発明を具体化した一実施例を図面
を参照して説明する。図1及び図2は、この発明の一実
施例に係る調理器としてのテーブルコンロを示してい
る。図示されるようにこのテーブルコンロ10は、器具
本体のトッププレート12面に適数(この実施例では2
つ)のガスバーナ14、14が配置される。
【0016】したがって、トッププレート12面にはそ
れぞれのガスバーナ14(便宜上、符号は1つのみとす
る。)を配置させるための方形状の開口部16が形成さ
れ、その開口部16に同じく方形状の、かつ浅皿状のし
る受け皿18がガスバーナ14の周面に密接した状態で
かつその外周縁が開口部16の内周縁上に受止されて支
持された状態で載置される。そして方形フレーム状の載
置基盤21a上に適数の鍋支持部材21bが設けられて
五徳20がガスバーナ14上に位置するように、かつし
る受け皿18の外周縁上に覆いかぶさるようにトッププ
レート12上に置かれる構成となっている。
【0017】トッププレート12の開口部16の内周縁
部位の構造は、図2に(a)及び(b)に示したよう
に、五徳20を位置決めのため上向き突条辺22が前記
開口部16の内周縁と平行に屈曲形成され、この上向き
突条辺22の内側にしる受け皿18の外周縁を受止して
支持するための下向きに屈曲形成されたしる受け皿支持
縁24が開口部16の内周縁に沿って設けられている。
このしる受け皿支持縁24の高さ位置は、トッププレー
ト12の五徳載置面よりも低位置となるように構成され
ている。
【0018】一方、前記しる受け皿18は、その中央に
ガスバーナ14の周面に密接して挿通されるバーナ挿通
孔26が穿設形成される。そしてそのバーナ挿通孔26
の内周部はその隙間から煮こぼれ汁が器具内へ洩れ落ち
ないようにやや上向きの盛り上がり縁28が周設される
が、このしる受け皿18の外周部は外周壁の上端縁より
外向きのフランジ30が周設され、かつそのフランジ3
0の適宜箇所には前記トッププレート12の開口部16
の内周縁のしる受け皿支持縁24上に受止させるための
下向き段部32が部分的に屈曲形成されている。
【0019】したがって、図2(a)に示すように、し
る受け皿18のバーナ挿通孔26にガスバーナ14を通
し、しる受け皿18の外周縁フランジ30に形成される
下向き段部32をトッププレート12の開口部16に形
成されるしる受け皿支持縁24上に受止させ、さらに五
徳20をガスバーナ14上に位置してトッププレート1
2面の上向き突条辺22に沿って所定の位置に置いたと
きにそのしる受け皿支持縁24としる受け皿18のフラ
ンジ30との間に通気路34が形成され、器具内よりガ
スバーナ14の燃焼用二次空気がその通気路34を通
り、さらに五徳20の下を通り抜けてガスバーナ14の
火炎口へ向けて導入されることとなる。
【0020】また図2(c)はこのしる受け皿18の変
形例を示したものであるが、この変形例においてはしる
受け皿18の外周縁フランジ30に下向きの折り曲げ部
32aを形成し、この折り曲げ部32aをしる受け皿支
持縁24上に受止されることによりしる受け皿18とト
ッププレート12との間に二次空気の通気路34が形成
されるようにしたものである。
【0021】尚、器具本体の前面には左右のガスバーナ
14、14を点火するためのバーナ点火スイッチ36、
36が設けられる。またこの実施例のテーブルコンロ1
0はグリル付きであるため器具本体にはグリル庫38が
設けられるが、そのグリル庫38内のグリルバーナ(図
示せず)を点火するためのグリルバーナ点火スイッチ4
0がやはり器具本体の前面に設けられ、さらにトッププ
レート12の奥行側にはグリル庫38内の燃焼ガスを排
出させるための排気口42が設けられている。
【0022】しかしてこのように構成されたテーブルコ
ンロ10によれば、バーナ点火スイッチ36を入れてガ
スバーナ14を点火させたときにバーナ燃焼用の二次空
気が、図2中矢印で示すように、トッププレート12の
開口部16内周縁であるしる受け皿支持縁24としる受
け皿18の外周縁に形成されるフランジ30との間に形
成される通気路34を通り、さらにしる受け皿18のフ
ランジ30と五徳20の載置基盤21aとの間の通気間
隙を通り抜けてガスバーナ14の火炎に向けて導入され
る。そしてガスバーナ14の火炎は二次空気の導入によ
りその燃焼エネルギーが高められ、五徳20上の調理鍋
44の加熱に供された後、その燃焼ガスは五徳20の鍋
支持部材21b間を通って排出される。
【0023】この燃焼ガスの排出に伴いガスバーナ14
の燃焼領域は負圧になるため二次空気は、トッププレー
ト12開口部16のしる受け皿支持縁24としる受け皿
18のフランジ30との間の通気路34を通って定常的
にガスバーナ14の火炎に向けて供給されることとな
り、五徳20上の調理鍋44はガスバーナ14の安定し
た火炎熱により加熱され続ける。
【0024】このような二次空気の導入形態において、
トッププレート12の開口部16に設けられるしる受け
皿支持縁24としる受け皿18のフランジ30との間の
通気路34はトッププレートの五徳載置面より低い位置
あるいは同程度の高さ位置に設けられているため、五徳
20の鍋支持部材21bの高さはそれ程高くする必要は
なく、比較的低い高さのものとすることができる。
【0025】しかも二次空気の通気路34と燃焼ガスの
排出路とが五徳20の載置基盤21aによって仕切られ
ていてお互いの混入が生じないため二次空気と燃焼ガス
の混入が生じないことから、二次空気の安定した供給、
並びにその供給量の確保によってガスバーナ14の燃焼
効率は高い状態に保たれ、五徳20上の調理鍋44は短
い時間で速やかに加熱されることとなる。
【0026】一方、調理中に調理鍋44より煮こぼれし
た汁はしる受け皿18に溜められるが、しる受け皿18
のバーナ挿通孔26とガスバーナ14の周面とは密接し
ており、かつバーナ挿通孔26の内周縁は盛り上がり縁
28としているのでその間から器具内へ煮こぼれ汁が洩
れ落ちることがないばかりか、しる受け皿18の外周に
形成されるフランジ30の高さがトッププレート12の
プレート面とほぼ同じ高さ位置にあるため、そのしる受
け皿18のフランジ30を越えて煮こぼれ汁が通気路3
4へ侵入することはなく、その通気路34から器具内へ
煮こぼれ汁が洩れ落ちてくることも回避される。
【0027】しかも二次空気がトッププレート12の開
口部16内周縁としる受け皿18の外周縁との間の通気
路34を通ることによって器具内部はもとよりしる受け
皿18そのもの並びにトッププレート12の開口部16
の内周縁部位は常に冷やされているのでこれらの部材が
長時間の使用によって過熱されることはなく、長い時間
の使用にも耐え得るものである。
【0028】さらにまたトッププレート12としる受け
皿18との接触は、トッププレート12の開口部16の
しる受け皿支持縁24に支承されるしる受け皿18のフ
ランジ30に形成された下向き段部32によってのみな
されるものであるから、トッププレート12としる受け
皿18との間の接触面積は小さく、したがってガスバー
ナ14の火炎熱がしる受け皿18を介してトッププレー
ト12へ放出されることも抑制され、熱エネルギー損失
はほとんど生じない。
【0029】また器具本体の下側に開閉扉付きのカウン
タが備えられているいわゆるビルトインコンロにおいて
は、時折使用者が開閉扉を開くことがあるが、そのとき
に器具内が負圧となり通気路34の二次空気が器具内に
引き込まれることがあっても、その二次空気の通気路3
4はガスバーナ14の火炎より遠く離れたしる受け皿1
8の外周縁側に設けられているため、ガスバーナ14の
火炎が二次空気の吸引によって不用意に消えるというト
ラブルも回避されるものである。
【0030】図3(a)及び(b)は、この発明の他の
実施例に係るテーブルコンロ10aの構造を示してい
る。この図3(a)及び(b)に示すテーブルコンロ1
0aは、トッププレート12aの開口部16aのしる受
け皿支持縁24a上にしる受け皿18aのフランジ30
aを支承する上向き段部33aが適数部分的に形成さ
れ、その上向き段部33a上にしる受け皿18aのフラ
ンジ30aが支承された構成のものである。
【0031】この図3(a)及び(b)に示した構成に
よっても、前述の図1及び図2に示した実施例の場合と
同様、トッププレート12aの内周縁のしる受け皿支持
縁24aとしる受け皿18aの外周縁のフランジ30a
との間に燃焼用の二次空気をガスバーナ14の火炎に向
けて導入するための通気路34aが形成されることとな
り、最初の実施例の場合と全く同様の効果が得られる。
【0032】また図示しないが、図2(c)に対応する
変形例として、トッププレート12aのしる受け皿支持
縁24a上に上向きの折り曲げ部を形成し、この折り曲
げ部上にしる受け皿18aのフランジ30aを支承させ
ることによりトッププレート12aとしる受け皿18a
との間に二次空気導入用の通気路34aを形成しても全
く同様である。
【0033】図4に示したテーブルコンロ10bはさら
に別の実施例に係るものであり、この実施例では、トッ
ププレート12bの開口部16b内周縁に設けられるし
る受け皿支持縁24bを開口部16bの内方に向けて下
向き傾斜状に形成し、その下向き傾斜状のしる受け皿支
持縁24b状に部分的に適数の上向き段部33aを屈曲
形成すると共に、その上向き段部33a上にしる受け皿
18のフランジ30の下面に屈曲形成される下向き段部
32を受止させて支持させるように構成したものであ
る。
【0034】この図4に示した構成のものによれば、ト
ッププレート12bの内周縁としる受け皿18の外周縁
との間の通気路34bの通気面積をより大きく取れるた
め、二次空気のガスバーナ14への供給量を増すことが
できる。そのためガスバーナ14の一層の燃焼効率の向
上が図られることとなる。
【0035】以上いくつかの実施例についてこの発明を
説明したが、この発明は上記実施例に何ら限定されるも
のではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の
変形改良が可能であることは容易に推察できるものであ
る。要するにトッププレートの開口部内周縁の高さ位置
五徳載置面より低くし、その上に支承されるしる受け
皿の外周縁との間に通気間隙を設けてそこに形成される
通気路を介して器具内側からの燃焼用二次空気の導入を
図り、これにより五徳の高さを低く抑えることにこの発
明の趣旨があるものである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、こ
の発明の調理器によれば、ガスバーナの火炎に向けての
燃焼用二次空気の通気路をトッププレートの五徳載置面
より低い位置あるいは同程度の高さ位置にもってくるこ
とを可能とし、またその二次空気の通気路と燃焼ガスの
排気路とが区別されるように構成されたものであるか
ら、五徳の高さ位置を低くできて調理鍋をガスバーナに
より近づけた位置で、しかも安定した二次空気の導入に
より高燃焼効率での加熱調理が達成される。またガスバ
ーナの周囲に備えられるしる受け皿の外周縁高さもトッ
ププレートの五徳載置面とほぼ同程度であるため煮こぼ
れ汁が器具内へ落下することもなく器具内の汚損の問題
も解消される。さらに前述の実施例でも述べたように二
次空気の導入形態から、器具内部、しる受け皿、あるい
はトッププレートの過熱防止の効果があり、さらにはビ
ルトインコンロにおいてはカウンタの扉開閉時の不意の
消火原因も解消される等多くの効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る調理器であるテーブ
ルコンロの要部を分解して示した全体の外観斜視図であ
る。
【図2】図1に示したテーブルコンロの要部を示したも
ので、(a)はその部分拡大断面図、(b)はしる受け
皿の斜視図である。また(c)はその変形例としてのし
る受け皿の斜視図である。
【図3】この発明の他の実施例に係るテーブルコンロの
要部を示したもので、(a)は部分拡大断面図、(b)
はトッププレートの斜視図である。
【図4】この発明のさらに第3の実施例としてのテーブ
ルコンロの要部の部分拡大断面図である。
【図5】従来例としてのテーブルコンロの要部断面図で
ある。
【図6】同じく従来例としてのテーブルコンロの他の例
を示す要部断面図である。
【図7】同じく従来例としてのテーブルコンロの他の例
を示す要部断面図である。
【図8】同じく従来例としてのテーブルコンロの他の例
を示す要部断面図である。
【図9】同じく従来例としてのテーブルコンロの他の例
を示す要部断面図である。
【図10】同じく従来例としてのテーブルコンロの他の
例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10、10a、10b テーブルコンロ 12、12a、12b トッププレート 14 ガスバーナ 16、16a 開口部 18、18a しる受け皿 20 五徳 24、24a、24b しる受け皿支持縁 30、30a フランジ 32 下向き段部 33a 上向き段部 34、34a、34b 通気路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−86522(JP,A) 特開 昭61−86523(JP,A) 特開 昭64−75820(JP,A) 実開 昭59−116707(JP,U) 実開 昭62−97408(JP,U) 実開 平2−100103(JP,U) 実開 平4−53106(JP,U) 実公 昭60−32484(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 3/02 F24C 15/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバーナが配置される開口部を有する
    トッププレートの前記開口内周縁上に前記ガスバーナの
    周囲に備えられるしる受け皿の外周縁が支持され、前記
    ガスバーナ上方周囲に位置するように五徳が前記トップ
    プレート上に載置される構成の調理器であって、前記ト
    ッププレートの開口内周縁を該トッププレートの五徳載
    置面よりも低位置なるように下向き段状に形成すると共
    に、該トッププレートの開口内周縁と前記しる受け皿の
    外周縁との間に前記ガスバーナの燃焼用の二次空気を導
    入する通気路を形成し、二次空気が該通気路を通って前
    記五徳の下側へ抜けガスバーナの火炎へ向けて導入され
    るように構成したことを特徴とする調理器。
  2. 【請求項2】 前記二次空気導入用の通気路は、前記し
    る受け皿の外周縁下面に部分的に前記トッププレートの
    開口内周縁上に受止させる下向き段部又は折り曲げ部を
    設けることにより形成されてなることを特徴とする請求
    項1に記載の調理器。
  3. 【請求項3】 前記二次空気導入用の通気路は、前記ト
    ッププレートの開口内周縁上面に部分的に前記しる受け
    皿の外周縁下面を受止する上向き段部又は折り曲げ部を
    設けることにより形成されてなることを特徴とする請求
    項1に記載の調理器。
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