JP2008269206A - 交通システム、車両および交通信号制御機 - Google Patents

交通システム、車両および交通信号制御機 Download PDF

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Abstract

【課題】信号機の表示に関する信号情報を提供する交通システムにおいて、当該信号情報の内容の確定性を高める。
【解決手段】交通信号制御機1Aは、所定の周期毎に信号制御プランを決定し、当該信号制御プランに基づいて、信号灯器2Aaの現在の信号灯色やその継続時間、及び将来表示する予定の信号灯色やその継続時間等に関する信号情報を作成し、通信領域Qに送信している。道路Rを走行する車両Cの車載機6は、前記通信領域Qにおいて前記信号情報を受信し、前記信号情報から停止線到達時の信号灯色を予測する。この場合、交通信号制御機1Aは、前記所定周期の長さに相当する時間分だけ前の時点において信号制御プランを決定するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載機に対して信号灯器の表示に関する信号情報を提供する交通システムに関する。
交通信号制御においては、1サイクル毎に、各信号灯色を点灯等するための信号制御プランを作成し、当該信号制御プランに従って信号灯器を制御するテーブル制御方式が普及している。
1サイクルとは信号機の表示が一巡することを意味し、サイクル長とは1サイクルの所要時間を指す。交差点に設置されている信号機の場合は、主道路側に対する青信号表示の開始を1サイクルの開始時点とし、信号の表示が一巡して、次に主道路側に対する青信号表示を開始するまでの期間を1サイクルとすることが多い。また、サイクル長は、概ね90秒〜150秒程度に設定されていることが多く、交通状況や時間帯等に応じて随時変更される。
テーブル制御方式では、通常、1サイクルの開始直前の時点において、交通信号制御機が当該1サイクルの信号制御プランを決定(作成)し、当該信号制御プランに従って、信号灯器の表示が行われる。
この場合、交通信号制御機は、交通管制センターに設置された信号制御装置等の中央装置から送られる信号制御指令情報に基づいて信号制御プランを決定する。中央装置は、随時、前記信号制御指令情報を送信することができ、交通信号制御機は、信号制御プラン作成時点(1サイクルの開始時点)において、中央装置から最後に受信した信号制御指令情報を採用する。なお、信号制御プランは、信号制御指令情報のみではなく、交通信号制御機が予め記憶している各種パラメータの値も加味して決定される。
また、近年、交通安全の促進や交通事故の防止を目的として、路上等に設置されたインフラ装置から情報を受信し、当該情報を活用することで、車両の安全性を向上させるシステムが検討されている。
そのようなシステムとして、例えば、信号機の作動情報を無線で車両に送信し、前記作動情報に含まれる青信号の残表示時間に応じて車両がブレーキ制御を行う安全運転支援システムが提案されている(特許文献1参照)。
特許第2806801号公報
テーブル制御方式では、1サイクルの開始直前の時点において、交通信号制御機が当該1サイクルの信号制御プランを決定(作成)するため、1サイクルの開始時点ではサイクル長に相当する時間分だけ未来の時点までの信号機の表示予定は決められているが、それ以降については未定である。
つまり、前記安全運転支援システムにおける信号機の作動情報(以下、信号情報という。)では、1サイクル分については確定情報として、例えば「青:65秒、黄:5秒、赤:50秒」などとすることができるが、当該1サイクル終了以降の信号機の表示予定については未確定となってしまう。
この場合、1サイクルの開始時点では、当該1サイクルに相当する時間経過後の未来の時点までの表示予定(概ね90秒〜150秒程度未来までの情報)を車両に提供することができるが、前記1サイクルの終了間際の時点では、確定した情報はほとんどなく、車両に対して有用な信号情報を提供することができない。
例えば、主道路の青信号開始時点から開始する1サイクルの場合、当該1サイクルの終了間際(例えば終了3秒前)に主道路上を交差点に向かって進行する車両に対して提供される信号情報では、「現在表示されている灯色が赤信号であり、その継続時間は3秒である」という部分のみが確定しており、その次に表示される青信号の継続時間については未確定の状態である。
そのため、例えば約1分後に交差点に到着すると予想される車両が前記信号情報を受信した場合、青信号の表示時間が不明なため、当該交差点を安全に通過しうるのか、停止しなければならないのかを判断することができない、という問題がある。
一方、同様に主道路の青信号開始時点から開始する1サイクルの場合、当該1サイクルの終了間際(例えば終了3秒前)に従道路上を交差点に向かって進行する車両に対しては、現在表示されている赤信号の継続時間すら提供することができない。
というのも、従道路側では、1サイクルの最後に表示する信号灯色とその次のサイクルの先頭で表示する信号灯色の双方が赤信号であるから、次のサイクルの表示予定が不明である以上、この赤信号の継続時間すら確定させることができないためである。
そのため、従道路上を交差点に向かって進行する車両が前記信号情報を受信した場合にも、交差点に到着する時点における信号灯色の表示を予想することができないという問題がある。
そこで、本発明は、1サイクルの終了間際の時点においても、一定程度未来の時点までの信号機の表示予定が確定した信号情報を車両に対して提供できる交通システムとすることを目的とする。
第一の発明にかかる交通システムは、1サイクル分の信号制御プランを前記1サイクルが開始する以前の時点で作成する信号制御プラン作成手段と、作成した前記信号制御プランに従って、前記1サイクルにおいて信号灯器の各信号灯色を切り替える信号灯器制御手段と、作成された複数の信号制御プランに基づいて、現在及び将来の前記信号灯器の表示に関する信号情報を作成する信号情報作成手段とを有する交通信号制御機と、前記信号情報を道路上の所定領域に送信する送信手段とを含み、前記信号情報は、1サイクルの長さよりも長い期間にわたる前記信号灯器の表示に関する情報を含んでいる(請求項1)。
また、第二の発明にかかる交通信号制御機は、1サイクル分の信号制御プランを前記1サイクルが開始する以前の時点で作成する信号制御プラン作成手段と、作成した前記信号制御プランに従って前記1サイクルにおいて信号灯器の各信号灯色を切り替える信号灯器制御手段と、作成された複数の信号制御プランに基づいて現在及び将来の前記信号灯器の表示に関する信号情報を作成する信号情報作成手段とを有し、前記信号情報は1サイクルの長さよりも長い期間にわたる前記信号灯器の表示に関する情報を含んでいる(請求項11)。
これらの発明によれば、車両に対して提供される信号情報を、より遠くの未来の時点までの情報として作成することができるため、交差点に接近する車両に対する情報提供の有用性を高めることができ、交通安全のさらなる促進を図ることができる。
ここで、前記信号制御プラン作成手段が前記1サイクルの前記信号制御プランを作成するのは、前記1サイクルの直前の直前1サイクルが開始される時点、又は、当該直前1サイクルが開始される時点よりも以前の時点であることが好ましい(請求項2、請求項12)。
前記1サイクルの信号制御プランに従って、実際に前記1サイクルの前記信号灯器の制御を開始する直前の直前1サイクルが開始される時点かそれよりも前の時点において、予め前記1サイクルの信号制御プランを決定しておくことで、車両側に提供する信号情報の確定性をより高いものとすることができる。
また、第一の発明にかかる交通システムには、前記信号制御プランの作成に用いる信号制御指令情報を作成する信号制御指令作成手段と、前記信号制御指令情報を前記交通信号制御機に対して送信する指令送信手段とを有する信号制御装置が含まれていても良い(請求項3)。
前記交通信号制御機が前記信号制御プランを作成するに当たって、随時信号制御装置から送信される信号制御指令情報を用いることで、より一層交通状況に適した信号制御を行うことができるようになる。
この場合、前記交通信号制御機は、信号制御プランを作成する時点に関する通知情報を作成して前記信号制御装置に通知することが好ましく(請求項4)、この通知情報には、その通知の時点において既に決定されている信号制御プランに関する情報が含まれていても良い(請求項5)。そして、前記信号制御装置は、前記通知情報に基づいて前記信号制御指令情報の送信時点を決定すると良い(請求項6)。
これらの発明によれば、前記信号制御装置が信号制御プランの作成時点を正確に把握することができるようになるため、前記交通信号制御機が信号制御プランを作成するタイミングに応じて、信号制御装置が適切なタイミングで信号制御指令情報を送信することができるようになる。
また、前記信号制御装置は、前記信号制御指令情報を用いて作成された信号制御プランに従って実際に前記信号灯色が制御される未来の時点における交通状況を予測する交通状況予測手段をさらに備え、前記信号制御指令作成手段は、予測した前記交通状況に応じた信号制御指令情報を作成することが望ましい(請求項7)。
このように、前記信号制御装置が、信号制御指令情報の作成に当たって、当該信号制御指令情報に基づいて決められる信号制御プランに従って実際に交通信号制御が行われる未来の時点における交通状況を予測することにより、当該未来の交通状況に応じた適切な指令を交通信号制御機に与えることができるようになる。
また、第一の発明にかかる交通システムには、前記所定領域において前記信号情報を受信し、受信した当該信号情報に基づいて安全運転支援制御を行う車載機が含まれていても良い(請求項8)。
車載機が、有用性の高い信号情報に基づいて、安全運転支援制御を行うことにより、交通の安全性がさらに高まる。なお、ここにいう安全運転支援制御とは、信号情報に基づいて信号機の表示を正確に予測し、その予測に応じて当該信号機の設置された地点を安全に通過できるか否かを判断した上で、ドライバに対して前記結果に応じた情報を報知したり、車両を制動したりすることを指す。
また、第一の発明にかかる交通システムに用いられる車載機や、当該車載機を搭載した車両についても、同じように安全性を高めることができる(請求項9、請求項10)。
以上のように、本発明の交通システム、交通信号制御機、車載機、および車両によれば、1サイクルの終了間際の時点においても、所定以上未来の時点まで確定した信号機の表示予定を車両側に提供することができるため、1サイクルの終了間際の時点において交差点に向かって進行する車両であっても、交差点を安全に通過しうるかどうかを判断することができるようになり、安全性が高まる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る交通システムの機器配置の概要を示す模式図であり、交通信号制御機1A、信号制御装置5、車両C、及び車両Cに搭載された車載機6を含むものである。また、図3は交通信号制御機1Aの機能ブロックを示すブロック図である。
〔システムの全体構成〕
交差点Aに接続する道路Rには、交差点Aの手前に停止線Pが描かれている。
交差点Aには交通信号制御機1Aが設置されており、信号灯器2Aaを含む信号灯器の各信号灯色を点灯、消灯、及び点滅させて、交差点Aに向かって進行する1又は複数の車両(図中の車両Cを含む)に対して交通権を表示する。
交通信号制御機1Aには車両に対して無線で通信データを送信するための送信機7(図3)が内蔵されており、当該送信機に接続された通信アンテナ1Aaから道路Rに向けて通信データが送信される。道路R上を走行する車両Cは、通信領域Q(図1において斜線で示す範囲)において、通信アンテナ1Aaを介して送信される前記通信データを受信することができる。
前記通信データには、交通信号制御機1Aが制御する信号灯器2Aaの表示灯色やその継続秒数の予定に関する信号情報が含まれる。
ここにいう信号情報には、例えば、現在表示中の青信号の継続期間や、その後に表示する黄信号、右折矢や赤信号等の表示の順序やその継続予定期間等が格納される。なお、当該信号情報には、2サイクル分の信号機の表示予定の情報が含まれている。また、道路R上を交差点Aに向かって進行する車両に対して青信号の表示を開始する時点を、サイクルの開始時点とする。
そして、前記通信データには、道路Rの車線数や勾配といった道路の形状等に関する道路形状情報や道路Rの路面状態を通知する路面状態情報等が含まれている。
なお、前記送信機7は交通信号制御機1Aに内蔵しなくても良く、例えば、送信機7を独立した路上装置(例えば、光ビーコンやDSRC路上機等)として別途道路R上等に設置して用いても良い。
この場合、交通信号制御機1Aは、作成した信号情報等を、前記路上装置に対して別途通信回線等を通じて送信すれば良い。
また、前記信号情報等はどのような形式であっても良く、例えば信号情報と道路形状情報をあわせて1つの情報としても良いし、逆に信号情報を2つ以上の複数の情報としても良い。また、送信機は送信するデータの種類毎に用意しても良く、信号情報と道路形状情報が異なる送信機から送信されていても良い。
一方、交通管制センターには信号制御装置5が設置され、ルータ4や通信回線を通じて、交通信号制御機1Aとの間で情報を交換する。
交通信号制御機1Aは、信号制御装置5からの信号制御指令情報に基づいて信号制御プランを決定し、決定した前記信号制御プランに基づいて、信号灯器2Aa等の各信号灯色を点灯等する機能を有する。
ここにいう信号制御指令情報には、例えば主道路と従道路のそれぞれに対して割り当てるべき青信号の時間又はその割合に関する情報、サイクル長、地点感応制御(例えば、右折感応制御、バス感応制御やジレンマ感応制御等)を実施してよいか否かに関する情報等が格納される。
そして、道路Rを走行する車両Cは、前記信号情報等を受信して安全運転支援動作を行う機能を有する。
ここにいう安全運転支援動作とは、前記信号情報や道路形状情報等に基づいて、車両Cが停止線Pを通過する時点における信号機の表示状態を予測した上で、例えば前記時点で赤信号になっていると予測される場合には、停止線Pの手前に車両を停止させるように自動的にブレーキを制御したり、ドライバに対して停止を促すような警告を発したりすることをいう。
なお、道路Rを走行する全ての車両が前記安全運転支援動作の機能を有する必要はなく、また、前記機能を有する車両であっても当該機能を停止していても良い。
〔信号情報の内容〕
図2に前記信号情報の一例を示す。
(a)は信号情報の基本構造の一例であり、ヘッダ部、データ部、及びフッタ部によって構成されることを示す。
(b)は情報の詳細を示す一例である。
ヘッダ部には、信号情報のデータサイズや、交通信号制御機1Aが車両に対して情報提供する対象となる灯色数(08)が格納されており、後続の領域に各表示灯色の表示予定秒数が、前記灯色数分格納されている。
そして、フッタ部にはCRCやSUM値等が格納される。
また、データ部には、ヘッダ部に格納された前記灯色数分の灯色の表示予定秒数が格納される。この例では、現在表示している信号灯色は青信号(コード「01」)で、その表示予定秒数は22秒(16進数で「16」)であり、青信号の次に表示するのは黄信号(コード「02」)で、その表示予定秒数は8秒(16進数で「08」)であり、黄信号の次に表示するのは右折矢(コード「13」)で、その表示予定秒数は10秒(16進数で「0A」)であり、右折矢の次に表示するのは赤信号(コード「03」)で、その表示予定秒数は64秒(16進数で「40」)であることを示している。
なお、表示予定秒数は、100msや10ms単位で表現しても良い。また、表示予定秒数が不明の場合には、秒数のところに秒数が不明であることを示す「FF」などを格納すれば良い。
本発明の信号情報に2サイクル分の表示予定を格納する場合、通常は、主道路側に対して送信される信号情報の前記灯色数のフィールドには、1サイクル実行する間に表示される信号灯色数の2倍の値が設定される。また、従道路側に対して送信される信号情報では、サイクル開始時とサイクル終了時に表示する信号灯色(赤信号)が同じであるため、1サイクル実行する間に表示される信号灯色数の2倍から1つ減じた値が設定される。
なお、交通信号制御では、交通量の少ない夜中の時点などにおいて、閃光表示(主道路側に黄点滅信号、従道路側に赤点滅信号を表示)を行うことがあるため、灯色数が常に同じになるとは限らない。
また、信号情報には2サイクル分よりも多くの表示予定を格納しても良いし、少なくても良い。その一部の内容が未確定とされている場合があっても良い。
〔交通信号制御機の基本的動作〕
以下、交通信号制御機1Aの基本的動作を図3〜図5を用いて説明する。
交通信号制御機1Aは、通信回線やルータ等を通じて信号制御装置5と情報をやりとりしており、中央装置情報受信手段131は、信号制御装置5の送信する信号制御指令情報を受け取る。
交通信号制御機1Aの信号制御プラン作成手段101は、従来の交通信号制御機のように、1サイクル(以下、次サイクルという。)の開始直前に次サイクルの信号制御プランを決定するのではなく、次サイクルの1つ前のサイクル(現在実行されているサイクルであり、以下、当サイクルという。)の開始直前に次サイクルの信号制御プランを決定する。前記次サイクルの信号制御プランは、当サイクル開始直前の時点において、最後に信号制御装置5から受信した信号制御指令情報に基づいて決定する。すなわち、当サイクルよりも1つ前のサイクル(以下、前サイクルという。)が終了するまでの間に到着する1又は複数の信号制御指令情報のうち、もっとも遅く到着したものを採用して決定する。
つまり、1サイクルの信号制御プランは、そのサイクルよりも1つ前のサイクルが開始される直前(または直後でも良い)に決定されることになる。
図4は、前記信号制御プランの決定タイミングと、信号制御装置5等の中央装置から送信される信号制御指令情報との関係を示す図である。
前サイクル開始直前の時点(T1の時点)において、当該時点までに到着した信号制御指令情報のうち最後の信号制御指令情報(指令X)を用いて、当サイクルの信号制御プランを決定する。
また、当サイクル開始直前の時点(T2の時点)においては、当該時点までに到着した信号制御指令情報のうち最後の信号制御指令情報(指令Z)を用いて、次サイクルの信号制御プランを決定する。
前記次サイクルの信号制御プランを決定したら、次信号制御プランテーブル103に格納する(図5の(b))。この場合、次信号制御テーブル103への格納に先立って、それまで次信号制御プランテーブルに記憶されていたプランを現信号制御プランテーブル102にコピーする。この現信号制御プランテーブル102にコピーされた信号制御プランは、これから開始する当サイクルの信号制御プラン(前サイクル開始直前のT1の時点において決定されたプラン)である(図5の(a))。
そして、信号灯器制御手段111は、当サイクルが開始されたら、現信号制御プランテーブル102に格納された当サイクルのプランにおける状態1乃至7の順番及び継続時間で信号灯器2Aa等を制御し、各信号灯色の点灯や消灯等を行う。
このように1つ前のサイクルの開始直前に信号制御プランを決定する方法を用いることにより、当サイクル開始時点において、当サイクルと次サイクルの2サイクル分の信号制御プランが決定された状態とすることができる。
なお、前記次サイクルの信号制御プランを決定するタイミングは、当サイクル開始直前(T2の時点)でなくても良く、例えば前記T2の時点より所定時間だけ前(例えば10秒前)の時点であっても良い。また、前サイクル開始直前や前サイクル実行中のいずれかの時点、前サイクルより1つ前のサイクル(以下、前々サイクルという。)の開始直前等であっても良い。すなわち、2つ前や3つ前のサイクルの実行中等の時点で、次サイクルの信号制御プランを決定することもできる。
この場合、プラン決定時点通知手段141により、信号制御指令情報を送信する信号制御装置5等に対して、どのタイミングで信号制御プランを決定するかについての情報を信号制御装置5等に送信しても良い。また、信号制御プランを決定するタイミングが近づいたら、信号制御装置5等に対して信号制御指令情報の送信を促す情報を通知しても良い。通常、信号制御装置5は、複数の交通信号制御機を制御しているから、交通信号制御機ごとに信号制御プランの決定タイミングが異なっているような場合には、前記決定タイミングを通知することで、交通信号制御機ごとの信号制御指令情報の適切な送信時点を知ることができ、大変有効である。
なお、例えば次サイクルの信号制御プランを決定する時点を通知するに当たっては、その通知時点で既に確定している当サイクルの制御プランに関する情報を同時に通知することが好ましい。
けだし、間もなく決定される次サイクルの信号制御プランに従って実際に信号灯器を制御するのは、これから実行する当サイクルの実行後であるから、当サイクルの制御の内容やそのサイクル長が分かっていれば、信号制御装置5が、次サイクルの開始時点における交通状況をより一層正確に予測することができるようになり、その正確な予測に応じて信号制御指令情報を作成することで、より一層実際の交通状況に応じた適切な交通信号制御を行うことができるようになるためである。
なお、既に確定している当サイクルの制御プランに関する情報は、その制御プランを決定した時点で逐次送信するようにしても良く、必ずしも前記決定タイミングの通知と同時でなくても良い。
また、信号情報作成手段121は、所定の周期毎(例えば1秒毎)に、現信号制御プランテーブル102及び次信号制御プランテーブル103に基づいて2サイクル分の信号情報を作成する。そして、作成された前記信号情報は、送信機7を通じて通信領域Qに対して送信される。
この場合、信号情報に含まれる「現在表示中の信号灯色(1)の表示予定秒数」は、時間の経過とともにその秒数が減じられていき、0秒となった時点で、現在表示中の信号灯色は次の信号灯色に置き換えられる。
このような方法によれば、例えば、前サイクルを約半分程度実行した時点(T1とT2の間の時点)においては、当該時点〜T2までの間の前サイクルのプランと、当サイクル全部のプランが確定しているから、おおよそ1サイクル半の期間分の信号灯色の表示が確定した信号情報を車両に対して提供することが可能となる。
なお、作成される前記信号情報は、2サイクル分の場合に限られず、2サイクル分よりも多くの信号灯色の情報を含めていても良い。例えば、次サイクルの信号制御プランを当サイクルの開始直前よりも以前の時点で作成していた場合であれば、2サイクル分よりも多くの信号灯色の継続期間が確定する場合もあり、より遠くの未来の時点までの確定情報を車両側に提供することができる。
また、サイクル長が十分に長く設定されているような場合には、2サイクル分ではなく、1サイクル以上2サイクル未満の情報としても良い。信号情報のデータ量を必要限度にとどめることで、路車間通信の情報量を減らし、車両側へのデータ到達の確実性を向上させることや、通信帯域を効率よく使用することが可能となる。
また、信号制御装置5から信号制御指令情報によらず交通信号制御機1Aが単独で信号制御プランを作成するように指示された場合や、通信回線が切断されて信号制御装置5との通信ができない状態の場合には、交通信号制御機1Aが自身の記憶装置等に記憶する制御パラメータ等のみに基づいて信号制御プランを作成するように構成されていても良い。
〔信号制御装置の動作〕
次に、信号制御装置5の動作を説明する。
図5は、信号制御装置5の機能ブロックの概略図である。
信号制御装置5は、交通信号制御機1A及び他の交通信号制御機(図示せず)を含む複数の交通信号制御機との間で、送信手段501及び受信手段511により、通信回線を通じて情報を送受信している。
交通状況取得手段531は、道路上に設置された1又は複数の車両感知器(図示せず)から送信されてくる感知器情報を収集し、交通情報データベース532に蓄積する。そして、これらの感知器情報に基づいて車両感知器の設置された道路やその周辺における交通状況を把握する。この場合、交通状況の把握は例えば5分毎や信号機のサイクル時間毎等の周期で行われる。前記交通状況の把握に当たっては、各道路における交通量、占有時間、平均走行速度、車群の待ち行列長等の指標が用いられる。
例えば、ある交差点では主道路側と従道路側の交通量の比率が大幅に変動したことや、別の交差点では流入交通量が交差点の飽和交通流率を上回り飽和状態に達していること等の状況を把握する。
次に、前記交通状況に基づいて、各交差点の現示に割り当てる青時間、サイクル長やオフセット等を決定し、信号制御指令作成手段521がこれらを含む前記信号制御指令情報を作成する。前記青時間の割当ての決定に当たっては、例えば、交差点における流入路ごとの飽和度や負荷率を算出し、それらの比率に応じて割当てを決定する方法が考えられる。そして、前記作成された信号制御指令情報を随時各交通信号制御機に送信することで、各交通信号制御機の動作に関する指示を与える。
当該信号制御指令情報を受信した各交通信号制御機は、前述の方法等で信号制御プランを決定する。
この場合、例えば交通信号制御機1Aが当サイクルの開始直前の時点で次サイクルの信号制御プランを決定するのであれば、当該時点において、信号制御装置5は次サイクルが実行される未来の時点における交通状況を予測した上で、当該交通状況に応じた信号制御指令情報を作成して送信することが好ましい。そうすることで、実際に信号機が制御される時点における交通状況に応じた適切な信号制御指令情報を作成することができるようになる。
なお、前記交通状況の予測は、例えば交差点に流入する交通量の予測であれば、当該交差点よりも上流側に設置された車両感知器の計測結果から、近未来に前記交差点に流入する台数を見積もる方法を用いることが出来る。また、記憶している過去の統計データを用いて、現時点における交通状況と類似した過去のデータをサーチし、時間帯や日種等の条件を加味して渋滞長や旅行時間等を予測することもできる。
また、指令送信時点決定手段541は、交通信号制御機1Aが信号制御プランを決定すると予想されるタイミングに近づいた時点を前記信号制御指令情報の送信時点として決定した上で、信号制御指令情報を送信することが好ましい。交通状況は時々刻々と変化するから、なるべく最新の交通状況に基づいて作成された信号制御指令情報を交通信号制御機1Aに採用させた方が、交通の円滑化に資するためである。
なお、交通信号制御機1Aが信号制御装置5に対して信号制御プランの決定タイミングに関する通知情報を送信している場合には、前記決定タイミングの直前等の時点で信号制御指令情報を交通信号制御機1Aに対して送信すれば良い。このような方法によれば、交通信号制御機ごとに信号制御プランの決定タイミングを予想する必要がなく、交通信号制御機ごとに決定タイミングが異なるような場合であっても、それぞれの交通信号制御機に応じた適切なタイミングで信号制御指令情報を送信することができるようになる。
さらに、前記通知情報に、その通知時点で既に確定している当サイクルの制御プランに関する情報が含まれている場合には、その当サイクルの制御プランに関する情報を活用することが好ましい。
けだし、間もなく交通信号制御機1Aが決定する次サイクルの信号制御プランに従って実際に信号灯器が制御されるのは、交通信号制御機1Aがこれから実行する当サイクルの実行後となるためである。
具体的には、例えば、次サイクルの実行開始時間は当サイクルのサイクル長分だけ未来の時点であるから、当サイクルのサイクル長の情報を活用することにより、次サイクルの開始時点を正確に把握できるようになる。また、当サイクルの青時間の配分に応じて、当サイクル実行時間内に捌かれる交通量を正確に見積もることができるため、次サイクルの実行時点における交通状況をより一層正確に予測することも可能となる。
〔車載機の基本的動作〕
以下、車載機6の基本的動作を詳しく説明する。
図7は、車載機6と車載機6を搭載した車両Cの機能ブロックの概略図である。
車両Cには車載機6の他に、車両Cを進行させるためのエンジンと制動するためのブレーキが備えられている。前記エンジンやブレーキは、ドライバがアクセルペダルやブレーキペダル等を操作することによって制御できるが、この他にも、車載機6からの指示等に基づいて自動的に制御することができる。
また、車両Cには、車載機6からの情報等に基づいて、搭乗者に対して画像や音声等によって各種情報を報知するためのディスプレイ(ヘッドアップディスプレイやカーナビゲーション装置の表示機等)やスピーカが備えられている。
信号情報等取得手段601は、通信アンテナ1Aaから所定の通信方式で送出される前記信号情報や道路形状情報等を、車両Cに搭載した受信アンテナ(図示せず)等を介して受信して取得する。
この場合、路車間通信に用いられる通信方式では、長波帯や短波帯等いずれの周波数帯を使用しても良く、変調方式もOFDMやCDMA等いかなる方法を用いても良いし、手順についてもCSMA/CA等どのような方法でも良い。
また、信号情報等が異なる送信機から送信される場合には、情報毎に受信手段を備えていても良い。
次に、取得した前記信号情報等に基づく安全運転支援制御について詳しく説明する。なお、前記安全運転支援制御とは、停止線P到達時の信号灯器2Aaの表示灯色を予測し、当該予測結果に応じて、ドライバの安全運転を支援することを指す。
具体的には、報知情報作成手段611が搭乗者に対する音声情報を作成してスピーカを通じて報知したり、画像情報を作成してディスプレイを通じて報知したりする。また、速度制御手段621が、エンジンやブレーキを制御し、車両Cを自動的に制動したり、ドライバの運転をアシストしたりする。
まず、現在の車両Cの走行速度を車輪速センサ等の速度取得手段(図示せず)によって取得すると共に、受信した道路形状情報等に基づいて停止線Pまでの距離を取得する。そして、取得した前記走行速度で走行した場合の停止線Pまでの所要時間を取得する。
そして、前記所要時間経過後の信号灯器2Aaの表示灯色を予測する。
例えば、前記所要時間が30秒と算出された場合、図2に示す信号情報を受信していれば30秒後には信号機は赤信号に変わっているから、車両Cは停止線Pの手前で停止すべきと判断できる。
この場合、報知情報作成手段611は、ドライバへの報知情報として「まもなく信号が赤に変わる」や「停止線の手前で停止すべき」といった音声情報を作成し、スピーカ等を通じて報知する。さらに、これらを文字情報としてヘッドアップディスプレイに表示したり、カーナビゲーション装置の表示機に対して停止を促す文字や図柄を表示したりする。
また、速度制御手段621は、アクセルやブレーキに対して制御信号を送り、車両Cがこれ以上加速しないようにしたり、減速させたりしてドライバの運転をアシストする。この場合、自動的に減速等を行っている旨を別途表示機等に表示したり、音声でドライバに通知したりしても良い。
また、ドライバが完全に自動的な運転に委ねているような場合には、停止線Pの手前で安全かつスムーズに停止するように、ブレーキやアクセルを継続して制御しても良い。
なお、停止線Pに到達する時点で青信号が表示されていると判断される状況であれば、報知情報作成手段611は、報知情報を作成しなくても良いし、「このまま安全に交差点を通過できるため落ち着いて運転するように」といった音声情報等を作成して報知するようにしても良い。また、速度制御手段621は、特にブレーキアシスト等の動作をする必要はない。
以上のように、本発明によれば、あるサイクルの信号制御プランを作成する時点を、当該サイクルが開始される直前ではなく、1サイクル分だけ前の時点とすることで、1サイクルの終了間際に交差点に向かって進行する車両に対してであっても、有用な信号情報を提供することを可能となった。このようにすることで、信号情報を活用して安全運転支援を行う車両の安全性をより一層高めることができるようになる。
また、信号制御プランの作成時点を信号制御装置等の中央装置に通知することによって、当該時点における交通状況を予測した上で、当該予測に基づいた適切な交通信号制御を実現することも可能となる。
なお、本発明のように、サイクル開始直前の時点よりも以前の時点で当該サイクルの信号制御プランを作成する新しい方式と、サイクル開始直前の時点で当該サイクルの信号制御プランを作成する従来の方式とを、状況に応じて切り替えるようにしても良く、その切替えは、信号制御装置等の中央装置から指示する方法でも良いし、交通信号制御機自身が判断する方法でも良い。また、方式を切り替えた場合には、方式を切り替えた旨を中央装置等の外部装置に通知しても良い。
例えば、ある時間帯において交通事故の発生確率が高いということが分かっている場合には、当該時間帯でのみ本発明の新しい方式を採用し、当該時間帯以外では従来の方式を用いる方法でも良い。
また、交通量が交差点の捌くことができる能力を超えた飽和交通流状態に陥った場合には、信号情報の確定性よりも交通渋滞の解消のために交通状況に応じてよりリアルタイムに交通信号制御を行うのに適した従来の方式を用いる一方で、交通流が閑散に近づいて車両の走行速度が所定の速度以上となり、交通事故防止の必要性が高まったと判断される状況になれば、本発明の新しい方式を用いるようにする方法等が考えられる。
このように、交通状況や時間帯などに応じて方式を切り替えることで、目的に応じて、高度で柔軟性の高い交通システムを構築することが可能となる。
なお、本発明における交通信号制御機や信号制御装置等は、1の筐体によって実現されていても良いし、複数の筐体の組み合わせによって実現されても良い。また、これらは、それぞれ1つのコンピュータによって実現されていても良いし、複数のコンピュータを組み合わせて実現されていても良い。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る交通システムの機器配置の概要を示す模式図である。 (a)は本発明に係る信号情報のフォーマットの一例を示す図、(b)は信号情報の一例を示す図である。 交通信号制御機1Aの機能ブロック構成の一例を示す図である。 信号制御プランの決定タイミングと、中央装置から送信される信号制御指令情報との関係を示す図である。 (a)は現信号制御プランテーブル102に格納される信号制御プランの一例を示す図、(b)は次信号制御プランテーブル103に格納される信号制御プランの一例を示す図である。 信号制御装置5の機能ブロック構成の一例を示す図である。 車載機6の機能ブロック構成の一例を示す図である。
符号の説明
1A 交通信号制御機
1Aa 通信アンテナ
2Aa 信号灯器
4 ルータ
5 信号制御装置
6 車載機
7 送信機
101 信号制御プラン作成手段
102 現信号制御プランテーブル
103 次信号制御プランテーブル
111 信号灯器制御手段
121 信号情報作成手段
131 中央装置情報受信手段
141 プラン決定時点通知手段
501 送信手段
511 受信手段
521 信号制御指令作成手段
531 交通状況取得手段
532 交通情報データベース
541 指令送信時点決定手段
601 信号情報等取得手段
611 報知情報作成手段
621 速度制御手段

Claims (12)

  1. 1サイクル分の信号制御プランを前記1サイクルが開始する以前の時点で作成する信号制御プラン作成手段と、
    作成した前記信号制御プランに従って、前記1サイクルにおいて信号灯器の各信号灯色を切り替える信号灯器制御手段と、
    作成された複数の信号制御プランに基づいて、現在及び将来の前記信号灯器の表示に関する信号情報を作成する信号情報作成手段とを有する交通信号制御機と、
    前記信号情報を道路上の所定領域に送信する送信手段とを含む交通システムであって、
    前記信号情報は、1サイクルの長さよりも長い期間にわたる前記信号灯器の表示に関する情報を含んでいること
    を特徴とする交通システム。
  2. 前記信号制御プラン作成手段は、
    前記1サイクルの直前の直前1サイクルが開始される時点、又は、当該直前1サイクルが開始される時点よりも以前の時点において、前記1サイクルの信号制御プランを作成すること
    を特徴とする請求項1に記載の交通システム。
  3. 前記信号制御プランの作成に用いる信号制御指令情報を作成する信号制御指令作成手段と、
    前記信号制御指令情報を前記交通信号制御機に対して送信する指令送信手段とを有する信号制御装置をさらに備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の交通システム。
  4. 前記交通信号制御機は、
    前記信号制御プラン作成手段が信号制御プランを作成する時点に関する通知情報を作成し前記信号制御装置に通知する通知手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項3に記載の交通システム。
  5. 前記通知情報には、
    前記通知時点において既に作成されている信号制御プランに関する情報が含まれること
    を特徴とする請求項4に記載の交通システム。
  6. 前記信号制御装置は、
    前記通知情報に基づいて、前記信号制御指令情報の送信時点を決定すること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の交通システム。
  7. 前記信号制御装置は、
    前記信号制御指令情報を用いて作成された信号制御プランに従って実際に前記信号灯器が制御される未来の時点における交通状況を予測する交通状況予測手段をさらに備え、
    前記信号制御指令作成手段は、予測した前記交通状況に応じた信号制御指令情報を作成すること
    を特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の交通システム。
  8. 前記所定領域において前記信号情報を受信し、受信した当該信号情報に基づいて安全運転支援制御を行う車載機をさらに備えること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の交通システム。
  9. 請求項8に記載の交通システムに用いられることを特徴とする車載機。
  10. 請求項9に記載の車載機を搭載した車両。
  11. 1サイクル分の信号制御プランを前記1サイクルが開始する以前の時点で作成する信号制御プラン作成手段と、
    作成した前記信号制御プランに従って、前記1サイクルにおいて信号灯器の各信号灯色を切り替える信号灯器制御手段と、
    作成された複数の信号制御プランに基づいて、現在及び将来の前記信号灯器の表示に関する信号情報を作成する信号情報作成手段とを有する交通信号制御機であって、
    前記信号情報は、1サイクルの長さよりも長い期間にわたる前記信号灯器の表示に関する情報を含んでいること
    を特徴とする交通信号制御機。
  12. 前記信号制御プラン作成手段は、
    前記1サイクルの直前の直前1サイクルが開始される時点、又は、当該直前1サイクルが開始される時点よりも以前の時点において、前記1サイクルの信号制御プランを作成すること
    を特徴とする請求項11に記載の交通信号制御機。
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