JP2008265285A - 記録装置および液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線硬化性を有するインクを用いるインクジェット式記録装置において、インクの種類に応じて紫外線照射条件を変える。
【解決手段】記録用紙150を支持しつつ回転する支持ドラム140と、ガイド軸132、134に案内されて往復移動する記録部キャリッジ170と、記録部キャリッジ170に搭載されて紫外線硬化型インクを吐出する記録ヘッド180と、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射する紫外線照射部162とを備え、紫外線硬化型インクにより形成された画像を形成する記録装置であって、紫外線照射部162は、ガイド軸132、134の延在方向に配置され、それぞれが個別に紫外線を発生する複数の紫外線発光素子を有して、紫外線発光素子の各々は、紫外線の強度、波長および照射時間の少なくともひとつが互いに異なる照射条件で紫外線を発生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置および液体噴射装置に関する。より詳細には、紫外線硬化型インクを用いる記録装置および液体噴射装置に関する。
紫外線硬化型インクを用いて被記録媒体に画像またはパターンを形成する記録装置または液体噴射装置がある。紫外線硬化型インクは、紫外線を照射するまでは硬化が非常に遅く、紫外線を照射すると急速に硬化するという、印刷インクとして好ましい特性を有する。また、硬化にあたって溶剤を揮発させることがないので環境負荷が小さいという利点もある。
更に、紫外線硬化型インクは、ビヒクルの組成により種々の被記録媒体に高い付着性を発揮すると共に、硬化した後は化学的に安定で、接着性、耐薬剤性、耐候性、耐摩擦性等が高く、屋外環境にも耐える等、優れた特性を有する。このため、紙、樹脂フィルム、金属箔等の薄いシート状の被記録媒体の他、光記録媒体のレーベル面、テキスタイル製品など、ある程度立体的な表面形状を有するものに対しても画像を形成できる。
紫外線硬化型インクを被記録媒体に付着させる方法としては、塗布、印刷等もあり得るが、刷版なしに任意の画像またはパターンを精度よく形成できるインクジェット式記録装置の利用も期待される。インクジェット式記録装置では、インクを吐出する記録ヘッドの往復移動と、記録ヘッドの往復移動の方向に対して交差する方向への被記録媒体の移動とを組み合わせる構造により、限られた寸法のノズルを用いて、長尺あるいは面積の広い被記録媒体に対しても任意の領域に画像が記録できる。
下記特許文献1には、インクジェット記録装置において、インクに紫外線硬化剤を含有させて、記録直後の記録面に紫外線を照射することにより、記録面の速乾性を向上させることが記載される。より具体的には、インクジェットプリンタにおいて、インクとして紫外線硬化型インクを使用して、記録ヘッドの主走査方向の両端に設置された紫外線ランプにより被記録媒体に付着させたインクを即座に硬化させて定着させることが記載される。
また、特許文献2および特許文献3には、紫外線照射により硬化するインクを吐出する記録ヘッドと、その記録ヘッドに連結された紫外線照射部とを有して、画像支持体、記録ヘッドおよび紫外線照射部が相対的に移動する画像形成装置に関する記載がある。ここに記載された画像形成装置では、入力されたデジタル画像を画像支持体上に複数の記録ヘッドのスキャンによって形成して、スキャン毎の紫外線照射によりインクを個々に硬化させる構造が記載される。更に、下記の特許文献4には、互いに色の異なる紫外線硬化型インクをノズルから吐出してカラー印刷をする記録装置において、色毎に個別に紫外線照射装置を設けることが記載される。
特開2004−155046号公報 特開2005−324443号公報 特開2005−125513号公報 特開2004−042548号公報
紫外線硬化型インクは、異なる種類、例えば異なる色毎に紫外線の透過特性が異なり、そのために硬化速度も異なる。また、被記録媒体に付着した状態の紫外線硬化型インクの厚さに応じても紫外線の透過特性が変化する。このため、カラー印刷等のために異種のインクにより記録動作を実行した場合、特定の種類のインクの硬化が遅くなる場合がある。しかしながら、硬化していないインクが被記録媒体の表面で混合すると、硬化後の画像のにじみとなり画像品質が低下する。
また、最も硬化し難いインクに併せて紫外線を照射した場合は、無駄な照射エネルギーが消費されるばかりではなく、他種のインクの硬化速度が過剰に早くなる場合がある。紫外線硬化型インクはそれ自体が硬化して固定されるので、付着後に体積が減少することがない。このため、硬化速度が早過ぎると、被記録媒体の表面からインクが盛り上がった状態で硬化して画像の表面性状が粗くなる。
上記のような紫外線硬化型インクの種類相互の特性の相違を、例えばインクに含まれる紫外線硬化成分の組成を調整して補償することも提案されているが、実際には補償し切れていない。また、記録ヘッドの各々が吐出するインクに応じて個別の紫外線照射装置を設けることも提案されるが、複数のキャリッジに記録ヘッドと複数の紫外線照射装置とを搭載させる構造では、キャリッジの重量および寸法が著しく大きくなり、装置の規模が大きくなる上、動作速度の向上が制限されるという問題が生じる。
そこで、上記課題の解決を目的として、本発明の第1の形態として、支持面に被記録媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、支持面に沿って、支持ドラムの回転軸と平行に延在するガイド軸と、ガイド軸に案内されて、支持面に沿って往復移動するキャリッジと、キャリッジに搭載され、ガイド軸の延在方向に沿って互いに異なる位置に、互いに異なる種類の紫外線硬化型インクを吐出する複数のヘッドユニットを有して、支持面に支持された被記録媒体に向かって紫外線硬化型インクを吐出する記録ヘッドと、支持ドラムの回転方向についてキャリッジの下流側に配置され、記録ヘッドから吐出されて被記録媒体に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射する紫外線照射部とを備え、支持ドラムが少なくとも1回転する毎にキャリッジがガイド軸に沿って移動することにより、支持ドラムに支持された被記録媒体の表面全体に紫外線硬化型インクにより画像を形成する記録装置であって、紫外線照射部は、ガイド軸の延在方向に配置され、それぞれが個別に紫外線を発生する複数の紫外線光源を有し、紫外線光源の各々は、紫外線の強度、波長および照射時間の少なくともひとつが互いに異なる照射条件で紫外線を発生する記録装置が提供される。これにより、紫外線硬化型インクの種類に応じて適切な照射条件で紫外線を照射できるので、硬化不良または表面性状の劣化を防止できる。また、無駄な紫外線を照射することが避けられる。更に、記録装置の動作速度を向上させることもできる。
また、上記記録装置において、複数のヘッドユニットの少なくともひとつは、互いに異なる種類のインクを吐出する複数のノズルを有し、互いに異なる条件は、前記互いに異なる種類のインクに応じてもよい。これにより、記録ヘッド毎に個別の照射条件で紫外線を照射できる。従って、紫外線の照射条件を、記録ヘッドの各々が吐出する紫外線硬化型インクの特性に個別に適合させることができる。
更に、上記記録装置において、紫外線照射部は、被記録媒体において最も上層に付着した紫外線硬化型インクに対して、当該紫外線硬化インクが被記録媒体に付着した後に、支持ドラムが1回転を越えて回転した後に紫外線を照射してもよい。これにより、画像の最上層に形成される紫外線硬化型インクの硬化開始を遅れさせて、当該インクの表面を平滑にさせることができる。
また更に、上記記録装置において、紫外線照射部は、他の紫外線光源に対して、ガイド軸の延在方向に沿って変位する可動紫外線光源を含んでもよい。これにより、可動紫外線光源は、他の紫外線光源に対して、紫外線照射のタイミングを大幅に変更できる。従って、例えば、画像の最上層に形成される紫外線硬化型インクの硬化開始を遅れさせて、当該インクの表面を平滑にすることができる。
また更に、上記記録装置において、紫外線照射部は、ガイド軸と平行に配置された照射部ガイド軸に案内されて、キャリッジと同期して往復移動しつつ紫外線光源を搭載する照射部キャリッジを有してもよい。これにより、記録ヘッドを搭載して往復移動させるキャリッジと、紫外線照射部を搭載する照射部キャリッジとを分離して、キャリッジの移動を駆動する機構に対する負荷を軽減できる。また、それにより、記録装置全体の規模、重量等も低減できる。
また更に、上記記録装置において、紫外線光源の各々は、支持ドラムの回転方向に配列された複数の紫外線発光素子を含み、複数の紫外線発光素子は、少なくともその一部を個別に点灯または消灯されてもよい。これにより、個別の紫外線発光素子に対する電気的な制御で、紫外線の照射量および照射時間を調節できる。
また更に、上記記録装置において、紫外線光源の各々は、ガイド軸の延在方向と平行に配列された複数の紫外線発光素子を含み、複数の紫外線発光素子は、少なくともその一部を個別に点灯または消灯されてもよい。これにより、単位時間当たりの紫外線照射量も、個別の紫外線発光素子に対する電気的な制御で調節できる。
また更に、上記記録装置において、紫外線光源は、互いに異なる発光波長を有する複数の紫外線発光素子を含んでもよい。これにより、インクの種類に応じて様々な波長の紫外線を照射して、紫外線照射条件を最適化することができる。
また更に、上記記録装置において、紫外線光源の各々は、支持フレームと、支持フレームに対して個別に脱着でき、支持フレームに装着した場合に個別に紫外線を発生する複数の紫外線発光素子ユニットとを有し、紫外線発光素子ユニットを任意に脱着することにより、被記録媒体に付着したインクに対する紫外線の強度、波長および照射時間の少なくともひとつを含んでもよい。これにより、紫外線光源の各々において、発光波長、照射時間、照射強度を変更することができる。また、紫外線発光素子ユニットを装着することにより、当初は想定されていなかった紫外線照射条件を広い範囲で実現できる。
また更に、上記記録装置において、紫外線光源の各々は、支持フレームと、支持フレームに対して個別に脱着でき、支持フレームに装着した場合に個別に紫外線を発生する複数の紫外線発光素子ユニットとを有し、複数の紫外線発光素子ユニットは互いに同じ形状と寸法を有して装着位置を交換されてもよい。これにより、さまざまな発光波長、発光強度の紫外線発光素子ユニットを任意に配置して任意の紫外線照射条件を設定できる。また、任意の紫外線発光素子ユニットを任意の位置に装着できるので、紫外線照射条件の柔軟性が一層高くなる。
また更に、上記記録装置において、紫外線光源の各々は、支持フレームと、支持フレームに対して個別に脱着でき、支持フレームに装着した場合に個別に紫外線を発生する複数の紫外線発光素子ユニットと、支持フレームに対して個別に着脱でき、紫外線を発生しないブランクユニットとを有し、複数の紫外線発光素子およびブランクユニットは互いに同じ形状と寸法を有して支持フレームに対する装着位置を交換されてもよい。これにより、これにより、支持ドラム表面における層流を乱すことなく紫外線の照射条件を変更でき、紫外線硬化型インクの吐出により形成される画像の品質を低下させることがない。
また更に、上記記録装置において、複数の紫外線発光素子ユニットの一部は、発光強度および発光波長の少なくとも一方が他の紫外線発光素子ユニットと異なってもよい。これにより、紫外線照射条件の設定範囲を一層拡大できる。
また、本発明の第2の形態として、支持面に被記録媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、支持面に沿って、支持ドラムの回転軸と平行に延在するガイド軸と、ガイド軸に案内されて、支持面に沿って往復移動するキャリッジと、キャリッジに搭載され、ガイド軸の延在方向に沿って互いに異なる位置に、互いに異なる種類の紫外線硬化成分を含む液体を噴射する複数のヘッドユニットを有して、支持面に支持された被記録媒体に向かって紫外線硬化型液体を噴射する液体噴射ヘッドと、支持ドラムの回転方向についてキャリッジの下流側に配置され、液体噴射ヘッドから噴射されて被記録媒体に付着した紫外線硬化型液体に紫外線を照射する紫外線照射部とを備え、支持ドラムが少なくとも1回転する毎にキャリッジがガイド軸に沿って移動することにより、支持ドラムに支持された被記録媒体の表面全体に紫外線硬化型液体により画像を形成する液体噴射装置であって、紫外線照射部は、ガイド軸の延在方向に配置され、それぞれが個別に紫外線を発生する複数の紫外線光源を有し、紫外線光源の各々は、紫外線の強度、波長および照射時間の少なくともひとつが互いに異なる照射条件で紫外線を発生する液体噴射装置が提供される。これにより、液体噴射装置においても上記効果を享受できる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決に必須であるとは限らない。
図1は、ひとつの実施形態に係るインクジェット式記録装置100の構造を模式的に示す斜視図である。同図に示すように、対面して直立した一対の記録部フレーム130の間に形成された記録部120と、給紙部112および排紙部114を含む給排紙部110とから形成される。
記録部120は、互いに平行な一対の記録部フレーム130の間に支持された、支持ドラム140およびガイド軸132、134、136、138を有する。支持ドラム140は、その水平な回転軸142を記録部フレーム130から軸支され、記録用紙150を支持面144に保持した状態で、図中に示す矢印Rの方向に回転する。なお、支持ドラム140を回転駆動する部材の図示は省略した。
一方、互いに平行な2対のガイド軸132、134、136、138のうちの一対であるガイド軸132、134は、記録部キャリッジ170を貫通して、往復移動させることができる状態で記録部キャリッジ170を支持する。記録部キャリッジ170は、記録ヘッド180を搭載する。
他方の一対のガイド軸136、138は、照射部キャリッジ160を、やはり往復移動できる状態で支持する。照射部キャリッジ160は、後述する紫外線照射部162を搭載する。なお、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を移動させる駆動機構は図示を省略する。
上記のような構造を有する記録部120に対して、給紙部112は、シート状の記録用紙150を1枚ずつ供給する。記録部120に供給された記録用紙150は、支持ドラム140の支持面144に巻き付けられ、支持ドラム140と共に回転する。
支持ドラム140に支持された状態で回転する記録用紙150に対して、記録部キャリッジ170に搭載された記録ヘッド180は、紫外線硬化型インクを吐出して付着させる。更に、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに対して紫外線照射部162から紫外線が照射される。こうして、記録用紙150の表面に、紫外線硬化型インクにより形成された画像が固定される。
更に、支持ドラム140が1回転以上して、支持ドラム140長手方向の一部領域において記録用紙150に画像が記録されると、記録部キャリッジ170はガイド軸132、134に沿って移動して、上記領域に隣接した領域に対して同様の記録動作を実行する。以下、記録ヘッド180が記録動作をしながら支持ドラム140が1回転以上する毎に記録部キャリッジ170が移動するという動作を繰り返すことにより、記録用紙150表面全体に画像を形成できる。
換言すれば、このインクジェット式記録装置100においては、支持ドラム140の回転方向が主走査方向であり、記録部キャリッジ170の移動方向が副走査方向となる。これは、キャリッジの移動方向が主走査方向となり、記録用紙150の搬送方向がキャリッジの副走査方向と一致する多くの記録装置と異なる。
なお、紫外線照射部162を搭載する照射部キャリッジ160は、記録部キャリッジ170の移動に略同期して移動して、記録ヘッド180から記録用紙150上に吐出された直後の紫外線硬化型インクに対して紫外線を照射する。ただし、好ましくは、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170の移動開始のタイミングを僅かにずらすことにより、インクジェット式記録装置100の電源部に対する負荷のピークを軽減できる。
即ち、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を一体とした場合、キャリッジの移動を開始する場合に加速の対象となる慣性質量が著しく大きくなるので、駆動機構への負荷が極端に大きくなる。また、大きな質量を安定に加速・減速させる場合には、強度が高く、重量の大きな記録部フレーム130が求められる。
従って、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170を分離して個別に移動させる構造により、電源装置の容量を低減して、記録装置全体の装置規模の縮小、コストダウン等を図ることができる。こうして画像を記録された記録用紙150は、支持ドラム140から取り外されて、排紙部114に取り込まれて蓄積される。
図2は、図1に示したインクジェット式記録装置100の記録部120の構造を示す断面図である。同図に示すように、記録部120において、記録部キャリッジ170は、一対のガイド軸132、134に支持されると共に、インクタンク174を備えて、記録ヘッド180を支持する。
インクタンク174は、図示されていないインクカートリッジから補給されるインクを所定量保持して、記録ヘッド180にインクを安定的に供給する。記録ヘッド180は、支持ドラム140の支持面144に保持された記録用紙150の直近に配置され、記録用紙150に向かってインクを吐出する。
紫外線照射部162は、支持ドラム140の回転方向に沿って延在する紫外線光源161を有する。これにより、個々の紫外線出力が小さな発光素子を用いた場合でも、記録用紙150が回転する間に紫外線を照射し続けることにより照射時間を長くとり、十分な紫外線照射量が得られる。
上記のような記録部120において、記録ヘッド180から吐出されたインクが付着した記録用紙150は、支持ドラム140の回転に従って、図中に矢印Rにより示す方向に回転移動する。照射部キャリッジ160に支持された紫外線照射部162は、回転方向について記録ヘッド180の下流側に配置される。従って、記録ヘッド180から吐出されて記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクは、即座に紫外線を照射されて硬化し始める。
図3は、記録ヘッド180を搭載した記録部キャリッジ170を単独で示す斜視図である。同図に示すように、記録部キャリッジ170は、ガイド軸132、134を挿通される一対の水平な貫通穴176と、インクタンク174とを備えたキャリッジ本体172を有する。記録ヘッド180は、キャリッジ本体172の上面に搭載される。なお、後述するように、記録ヘッド180は5個のヘッドユニット181〜185を備える。ヘッドユニット181〜185の各々は、互いに種類の異なるインクを吐出する。
図4は、記録ヘッド180を、図3に矢印Fで示す方向から見た様子を示す正面図である。同図に示すように、記録ヘッド180は、5個のヘッドユニット181〜185を含む。ヘッドユニット181〜185の各々は、支持ドラム140に支持された記録用紙150に対向する面に、ノズルプレート191〜195を備える。ノズルプレート191〜195の各々には、紫外線硬化型インクを吐出するノズルが形成される。なお、ヘッドユニット181〜185からインクを吐出させる駆動構造としては、静電力等によりインクの液滴を吸引する方式、水晶振動子、圧電素子等を用いてインクを打ち出す方式など、種々の方法が既に知られており、用途に応じて適宜選択できる。
図5は、照射部キャリッジ160に搭載された紫外線照射部162を単独で抜き出して示す斜視図である。同図に示すように、紫外線照射部162は、共通の照射部フレーム164に装着された複数の紫外線光源161、163、165、167、169を備える。記録ヘッド180のヘッドユニット181〜185に対応して5列に配置された紫外線光源161、163、165、167、169の各々は、支持ドラム140の支持面144の形状に倣って円弧状の形状を有する。
図6は、紫外線照射部162を、図5とは反対の側から見た様子を示す斜視図である。同図に示すように、紫外線光源161、163、165、167、169の各々においては、その支持ドラム140に対向する面に、多数の紫外線発光素子166が配列されて素子列261、263、265、267、269を形成する。また、紫外線発光素子166は、紫外線光源161、163、165、167、169の各々の長手方向について、後述する制御単位となる6つの素子グループ201〜206にグルーピングされる(図6では素子グループ201〜203が見える)。
また、紫外線光源161、163、165、167、169の各々は、その上面に形成された放熱フィン208と、内部に形成された流通孔207とを有する。このような構造により、紫外線光源161、163、165、167、169の各々は、重量を増加することなく高い機械的強度を有すると共に、紫外線発光素子166から発生した熱を効率よく放散する。
なお、紫外線光源161、163、165、167、169個々の照射範囲の幅は、ヘッドユニット181〜185の個々の記録幅よりも広くすることが好ましい。これにより、照射部キャリッジ160および記録部キャリッジ170の移動のタイミングをずらした場合においても、記録用紙150に付着した紫外線硬化型インクに十分な照射量の紫外線を照射できる。
また、紫外線発光素子166としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等をいずれも例示できる。より具体的には、Fusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものを用いることができる。
更に、紫外帯域で発光するLEDを用いることもできる。特に、図6に示すように多数の紫外線発光素子166を配列する場合には、主に素子寸法の観点からLEDの使用が有利になる。
また、上記のような紫外線発光素子166が発生する紫外線を照射して硬化させることができる紫外線硬化型インクは、ビヒクル、光重合開始剤および顔料の混合物に、消泡剤、重合禁止剤等の補助剤を添加して調合される。ビヒクルは、光重合硬化性を有するオリゴマー、モノマー等を、反応性希釈剤により粘度調整して調合される。従って、インクを硬化させ目的で溶媒を揮発させることはない。
ビヒクルとしては、単官能あるいは多官能の重合性化合物が使用できる。より具体的には、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等のオリゴマー(プレポリマー)を例示でき、インクとしての粘度を調整する反応性希釈剤もこれらの材料を用いることができる。
光重合開始剤としては、ベンゾフェノン系、ベンゾイン系、アセトフェノン系、チオキサントン系が広く用いられる。より具体的には、4−benzoyl−N,N,N−trimethyl benzene methaneannmonium chloride、2−hydroxy 3−(4−benzoyl−phenoxy)−N,N,N− trimethyl 1−propane annmonium chloride、4−benzoyl−N,N−dimethyl N−[2− (1−oxo−2−propenyloxy) ethyl] benzene methammonium bromide等、第4級アンモニウム塩型の水溶性有機物等を用いることができる。この種の光重合開始剤は、その組成に応じて、紫外線吸収特性、反応開始効率、黄変性等が異なるので、インクとしての色等に応じて使い分けられる。
重合禁止剤としては、ラジカル捕捉能力を有してラジカル重合を阻害する化合物であれば何れも使用できる。ただし、インクジェット式記録装置における吐出適性等を配慮すると、ハイドロキノン類、カテコール類、ヒンダードアミン類、フェノール類、フェノチアジン類、縮合芳香族環のキノン類から選択された少なくとも1種類以上の化合物が好ましい。
ハイドロキノン類としては、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、1−o−2,3,5−トリメチルハイドロキノン、2−tert−ブチルハイドロキノン等を例示できる。カテコール類としては、カテコール、4−メチルカテコール、4−tert−ブチルカテコール等を例示できる。ヒンダードアミン類としては、テトラメチルピペリジニル基を有する化合物等を例示できる。
また、フェノール類としては、フェノール、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ピロガロール、没食子酸、没食子酸アルキルエステル等を例示できる。フェノチアジン類としては、フェノチアジン等を例示できる。前記縮合芳香族環のキノン類としては、ナフトキノン等を例示できる。
更に、重合禁止剤は、カーボンブラックまたは表面に重合防止官能基を導入した無機・有機微粒子であってもよい。重合防止官能基としては、例えば、ヒドロキシフェニル基、ジヒドロキシフェニル基、テトラメチルピペリジニル基、縮合芳香族環等を例示できる。
図7は、紫外線照射部162における紫外線発光素子166の点灯状態200を模式的に示す図である。なお、図7においては、点灯した紫外線発光素子166を白丸で、消灯した紫外線発光素子166を黒丸で表示する。
まず、図7に示すように、紫外線照射部162は多数の紫外線発光素子166を有する。従って、個々の紫外線発光素子166の発光強度が低くても全体としては十分な紫外線照射量が得られる。また、同じく図7に示すように、紫外線照射部162においては、紫外線発光素子166の各々を個別に点灯または消灯できる。
そこで、図7に示す点灯状態200においては、素子列261の全ての素子グループ201〜206が点灯される。これにより、素子列261に対応するヘッドユニット181から吐出された紫外線硬化型インクに対しては、高い照射強度と長い照射時間とで紫外線が照射される。これにより、ヘッドユニット181から吐出された紫外線硬化型インクは、十分に硬化すると共に、その表面性状は粗くなる。このような紫外線照射特性は、記録用紙150上で画像が形成される領域全体において、記録用紙150の直上に形成されるアンダーコート層の形成に有利になる。
また、紫外線照射部162の素子列263、265、267では、一部の素子グループ201〜206が点灯する。これにより、ヘッドユニット182、183、184から吐出されたインクに対しては、それぞれ異なるタイミングで照射が開始される。また、単位時間当たりの照射強度は素子列261と同じになるが、それぞれの照射時間は短い。これにより、ヘッドユニット182、183、184から吐出された紫外線硬化型インクは、増粘してはいるものの完全には硬化してはいないインク層を形成する。従って、ヘッドユニット182、183、184から吐出された紫外線硬化型インクの各々は、相互に混ざり合うことがなく、また、インク相互の層間剥離も生じ難い。なお、紫外線硬化型インクの硬化は進行し続けるので、ヘッドユニット182、183、184から吐出された紫外線硬化型インクも最終的には完全に硬化する。
更に、素子列269では、全ての素子グループ201〜206において、半分の紫外線発光素子166が消灯される。従って、ヘッドユニット185から吐出された紫外線硬化型インクに対しては紫外線照射量も低下する。これにより、ヘッドユニット185から吐出されたインクは、記録用紙150上で十分に拡がってからゆっくりと硬化され、平滑な表面を形成する。このような紫外線照射特性は、画像の最表面に形成されるオーバコート層の形成に有利になる。
図8は、紫外線照射部162自体の他の形態を、その紫外線発光素子166の点灯状態200により示す図である。なお、図8においても、点灯した紫外線発光素子166を白丸で、消灯した紫外線発光素子166を黒丸で表示する。
同図に示すように、この紫外線照射部162においては、最側部に配置された素子列269を形成する紫外線光源169が、他の紫外線光源161、163、165、167から、図中に矢印Sで示す副走査方向に対して後方に離れて配置される。この場合、素子列267および素子列269の間に形成される間隙の幅Wは、記録ヘッド180におけるヘッドユニット185の副走査方向の幅に等しい。従って、インクジェット式記録装置100の記録動作において、ヘッドユニット185のノズル195から吐出された紫外線硬化型インクは、当該主走査期間においては紫外線を照射されない。
また、記録ヘッド180が、その副走査において図中に矢印Sに示す方向に移動すると、素子列269は照射部キャリッジ160の最後尾において移動する。これにより、ヘッドユニット185のノズル195から吐出された紫外線硬化型インクに対しては、支持ドラム140が1回転以上回転して、照射部キャリッジ160が移動した後に、素子列269から放射された紫外線が投射される。
こうして、ノズル195から吐出された紫外線硬化型インクは、記録用紙150に付着してから硬化開始までに拡散する十分な時間があり、最終的に得られる硬化したインク層の表面が平坦になる。このような特性は、特に、画像の最表面に透明なインクにより形成されるオーバコート層の形成に有利になる。なお、図中に示すように、素子列269の素子グループ201、202に含まれる紫外線発光素子166の一部を消灯させることにより、紫外線の照射開始タイミングを更に遅らせることもできる。
なお、図示は省略したが、紫外線光源161、163、165、167、169の各々において、装着する紫外線発光素子166に、発光波長、発光強度等が異なるものを混在させることもできる。これにより、紫外線発光素子166を点灯または消灯させる電気的な制御により、照射開始タイミング、照射強度および照射時間に加えて、照射波長も変化させることができる。
図9は、他の構造を有する紫外線照射部300の外観を示す斜視図である。同図に示すように、この紫外線照射部300は、支持フレーム310と、支持フレーム310に対して装着された紫外線発光素子ユニット320またはブランクユニット330を備える。なお、紫外線照射部300は、全体としては図5および図6に示した紫外線照射部162と同じ形状を有して、紫外線照射部162に換えてインクジェット式記録装置100に装着できる。
図10は、図9に示した紫外線照射部300の他の状態を示す図である。同図に示すように、紫外線照射部300は、支持フレーム310から、紫外線発光素子ユニット320およびブランクユニット330を個別に着脱できる。また、後述するように、紫外線発光素子ユニット320は紫外線発光素子302を有するが(図12参照)、ブランクユニット330は発光素子を有していない(図13参照)。従って、適切な位置に紫外線発光素子ユニット320を装着することにより、紫外線照射部300としての照射開始タイミング、紫外線照射量および紫外線照射時間を設定できる。
図11は、紫外線照射部300の支持フレーム310の形状を単独で示す斜視図である。同図に示すように、支持フレーム310は、複数の支持リブ317を、一対の連結リブ311、313により連結して形成される。また、支持リブ317の各々には、後述する位置決めピン303(図12、図13参照)と嵌合して紫外線発光素子ユニット320およびブランクユニット330を位置決めする位置決め溝315を有する。なお、図示は省略したが、位置決め溝315の各々の内部には、紫外線発光素子ユニット320の紫外線発光素子302に発光電力を供給する電源端子を有する。
図12は、ブランクユニット330を単独で示す斜視図である。同図に示すように、ブランクユニット330は、中空の角柱状の形状を有するユニットブロック309と、ユニットブロック309の側面にそれぞれ形成された位置決めピン303および位置決めリブ305を有する。また、ユニットブロック309の下面には、紫外線発光素子302に換えて、ダミープレート307が装着される。
上記のようなブランクユニット330を、図11に示した支持フレーム310に装着する場合、位置決めピン303を位置決め溝315に滑り込ませる。やがて、位置決めリブ305が支持リブ317の上面に当接すると、ブランクユニット330は、支持フレーム310に対して所定の高さで位置決めされる。
なお、図示は省略したが、位置決めピン303は、位置決め溝315内の電源端子に接する中継端子をその先端に有する。これにより、支持フレーム310にブランクユニット330を装着した場合に、ブランクユニット330自体を介して隣接する装着位置への電気的接続を形成する。換言すれば、支持フレーム310において、全ての装着位置に紫外線発光素子ユニット320またはブランクユニット330が装着されない限り、電気的な接続が絶たれる。
図13は、紫外線発光素子ユニット320を単独で示す斜視図である。同図に示すように、紫外線発光素子ユニット320も、中空の角柱状の形状を有するユニットブロック309と、ユニットブロック309の側面に形成された位置決めピン303および位置決めリブ305を有する。ユニットブロック309の下面には、多数の紫外線発光素子302が装着される。また、ユニットブロック309の上面には、放熱フィン308が形成される。
更に、紫外線発光素子ユニット320では、ユニットブロック309の内部において、その上面と下面が連結リブ306により結合されると共に、ユニットブロック309の両端を連通する流通孔304が連結リブ306の間隙に形成される。このような構造により、紫外線発光素子302において発生した熱が、放熱フィン308に効率よく伝達される。
また更に、紫外線発光素子ユニット320においても、位置決めピン303は、位置決め溝315内の電源端子に接する接続端子をその先端に有する。これにより、支持フレーム310に紫外線発光素子ユニット320を装着した場合に、支持フレーム310並びに他の紫外線発光素子ユニット320およびブランクユニット330を介して、紫外線発光素子302の発光電力が供給される。
以上のような構造を有する紫外線照射部300は、支持フレーム310の任意の位置に紫外線発光素子ユニット320を装着して、紫外線の照射開始タイミング、紫外線照射量および照射時間を設定される。また、支持フレーム310の全ての装着位置に紫外線発光素子ユニット320またはブランクユニット330のいずれかを装着した状態で、インクジェット式記録装置100の照射部キャリッジ160に搭載される。
従って、支持フレーム310に対して紫外線発光素子ユニット320が装着された領域では、支持ドラム140に支持された記録用紙150に紫外線が照射される。また、紫外線発光素子ユニット320の各々の紫外線発光素子302とブランクユニット330のダミープレートにより、紫外線照射部300の支持ドラム140に対向する面は滑らかに連続するので、支持ドラム140が回転した場合に支持面144近傍に発生する層流が乱れない。
図14は、上記のような紫外線照射部300において、支持フレーム310に装着できる他の紫外線発光素子ユニット340の構造を示す斜視図である。同図に示すように、放熱フィン308、位置決めリブ305、位置決めピン303および連結リブ306を有するユニットブロック309は、図12に示した紫外線発光素子ユニット320と同じ形状を有する。
この紫外線発光素子ユニット340の固有の特徴は、ユニットブロック309の下面に、3種類の紫外線発光素子302、312、322を備える点にある。このような構造により、発光帯域が広い紫外線光源を容易に形成できる。これにより、紫外線発光素子ユニット320に換えて支持フレーム310に装着することにより、紫外線の照射条件の選択範囲を更に拡大することができる。
図15は、他の実施形態に係る紫外線照射部400の構造を示す斜視図である。紫外線照射部400は、支持フレーム410、紫外線発光素子ユニット320およびブランクユニット330を有する。なお、以下に説明する部分を除く部分は、他の実施形態と共通の構造と機能を有する。また、他の実施形態と共通の要素には同じ参照番号を付して説明の重複を避ける。
支持フレーム410は、固定支持フレーム411、スライド軸412および可動支持フレーム413を含む。固定支持フレーム411は、図示を省略した照射部キャリッジ160から支持され、支持ドラム140の周面に沿って移動する。
スライド軸412は、一端を固定支持フレーム411に摺動自在に支持され、照射部キャリッジ160の移動方向と並行に、固定支持フレーム411に対して伸縮する。可動支持フレーム413は、スライド軸412の他端に結合され、スライド軸412の伸縮に応じて、固定支持フレーム411に対して接近または離間する。
また、固定支持フレーム411は、支持ドラム140の周方向に沿って配列された紫外線発光素子ユニット320およびブランクユニット330を、複数列搭載している。これに対して、可動支持フレーム413は、一列の紫外線発光素子ユニット320およびブランクユニット330を搭載する。なお、このような紫外線発光素子ユニット320およびブランクユニット330の組み合わせおよび搭載数は一例に過ぎず、このような分布に限定されるわけではない。
図16は、紫外線照射部400のある一時点におけるレイアウトを示す正面図である。この場合、スライド軸412は、可動支持フレーム413の幅に略等しい長さまで、固定支持フレーム411から繰り出されている。これにより、可動支持フレーム413は、固定支持フレーム411から、紫外線発光素子ユニット320一列分に相当する間隔をおいて離れている。
図17は、上記のような紫外線照射部400が、インクジェット式記録装置100に装着された状態を示す図である。この図においても、他の実施形態と共通の要素には同じ参照番号を付して説明の重複を避ける。
インクジェット式記録装置100において支持ドラム140に支持された記録用紙150に画像を記録する場合、紫外線照射部400は、記録部キャリッジ170と同期して、支持ドラム140の周面に沿って、その長手方向に移動する。一方、支持ドラム140は、記録用紙150を支持しつつ、図中に矢印Rで示す方向に回転する。
記録ヘッド180から記録用紙150に向かって吐出された紫外線硬化型インクは、記録用紙150に付着した直後に紫外線照射部400の下を通過する。これにより、紫外線硬化型インクの硬化が直ちに開始される。
ただし、既に説明したように、可動支持フレーム413は、固定支持フレーム411に対して、紫外線発光素子ユニット320一列分以上離れている。このため、可動支持フレーム413に搭載された紫外線発光素子ユニット320から照射された紫外線は、紫外線硬化型インクが照射された後に、支持ドラム140が一周以上回転してから紫外線硬化型インクに照射される。
以上のような構造によりスライド軸412は固定支持フレーム411に対して伸縮できるので、可動支持フレーム413に搭載された紫外線発光素子ユニット320は、求められた印刷条件に応じて、照射のタイミングを任意に変化させることができる。また、可動支持フレーム413に搭載された紫外線発光素子ユニット320は、記録用紙150上の紫外線硬化型インクに紫外線を照射するタイミングを大幅に変化させることができる。
なお、図示の例では、例えばオーバコート層の形成に用いやすい、紫外線照射部400の移動方向側端部に可動支持フレーム413が配置される。しかしながら、可動支持フレーム413の配置は側端部に限られるものではない。また、可動支持フレーム413は、複数列の紫外線発光素子ユニット320を装着できる形状であってもよい。更に、個別に移動する複数の可動支持フレーム413を設けてもよい。
なお、インクジェット式記録装置100を例に挙げて発明を説明したが、上記のような記録装置または液体噴射装置の構造は、液晶ディスプレイ用カラーフィルタの製造における色材噴射装置、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造における電極形成装置またはバイオチップ製造に使用する試料噴射ヘッド等にも適用できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
ひとつの実施形態に係るインクジェット式記録装置100の全体構造を模式的に示す図である。 インクジェット式記録装置100の記録部120の断面構造を示す図である。 記録部キャリッジ170を単独で示す斜視図である。 記録ヘッド180を正面から見た様子を示す正面図である。 紫外線照射部162を単独で示す斜視図である。 紫外線照射部162を他の視点から見た様子を示す斜視図である。 紫外線発光素子166の点灯状態200を示す図である。 紫外線照射部162の他の形態を点灯状態200により示す図である。 他の実施形態に係る紫外線照射部300を示す斜視図である。 紫外線照射部300の機能を説明する斜視図である。 支持フレーム310の形状を示す斜視図である。 ブランクユニット330の形状を示す斜視図である。 紫外線発光素子ユニット320の形状を示す斜視図である。 他の構造を有する紫外線発光素子ユニット340を示す斜視図である。 他の実施形態に係る記録部120を示す斜視図である。 紫外線照射部400のレイアウトを示す正面図である。 紫外線照射部400の構造を示す斜視図である。
符号の説明
100 インクジェット式記録装置、110 給排紙部、112 給紙部、114 排紙部、120 記録部、130 記録部フレーム、132、134、136、138 ガイド軸、140 支持ドラム、142 回転軸、144 支持面、150 記録用紙、160 照射部キャリッジ、161、163、165、167、169 紫外線光源、162、300、400 紫外線照射部、164 照射部フレーム、166、302、312、322 紫外線発光素子、170 記録部キャリッジ、172 キャリッジ本体、174 インクタンク、180 記録ヘッド、181、182、183、184、185 ヘッドユニット、191、192、193、194、195 ノズル、200 点灯状態、201、202、203、204、205、206 素子グループ、304、207 流通孔、208、308 放熱フィン、261、263、265、267、269 素子列、303 位置決めピン、305 位置決めリブ、307 ダミープレート、309 ユニットブロック、310、410 支持フレーム、306、311、313 連結リブ、315 位置決め溝、317 支持リブ、320、340 紫外線発光素子ユニット、330 ブランクユニット、411 固定支持フレーム、412 スライド軸、413 可動支持フレーム

Claims (13)

  1. 支持面に被記録媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
    前記支持面に沿って、前記支持ドラムの回転軸と平行に延在するガイド軸と、
    前記ガイド軸に案内されて、前記支持面に沿って往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、前記ガイド軸の延在方向に沿って互いに異なる位置に、互いに異なる種類の紫外線硬化型インクを吐出する複数のヘッドユニットを有して、前記支持面に支持された被記録媒体に向かって紫外線硬化型インクを吐出する記録ヘッドと、
    前記支持ドラムの回転方向について前記キャリッジの下流側に配置され、前記記録ヘッドから吐出されて前記被記録媒体に付着した紫外線硬化型インクに紫外線を照射する紫外線照射部と
    を備え、前記支持ドラムが少なくとも1回転する毎に前記キャリッジが前記ガイド軸に沿って移動することにより、前記支持ドラムに支持された被記録媒体の表面全体に紫外線硬化型インクにより画像を形成する記録装置であって、
    前記紫外線照射部は、前記ガイド軸の延在方向に配置され、それぞれが個別に紫外線を発生する複数の紫外線光源を有し、
    前記紫外線光源の各々は、紫外線の強度、波長および照射時間の少なくともひとつが互いに異なる照射条件で紫外線を発生する記録装置。
  2. 前記複数のヘッドユニットの少なくともひとつは、互いに異なる種類のインクを吐出する複数のノズルを有し、前記互いに異なる条件は、前記互いに異なる種類のインクに応じている請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記紫外線照射部は、被記録媒体において最も上層に付着した紫外線硬化型インクに対して、当該紫外線硬化インクが被記録媒体に付着した後に、前記支持ドラムが1回転を越えて回転した後に紫外線を照射する請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記紫外線照射部は、他の紫外線光源に対して、前記ガイド軸の延在方向に沿って変位する可動紫外線光源を含む請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記紫外線照射部は、前記ガイド軸と平行に配置された照射部ガイド軸に案内されて、前記キャリッジと同期して往復移動しつつ前記紫外線光源を搭載する照射部キャリッジを有する請求項1に記載の記録装置。
  6. 前記紫外線光源の各々は、前記支持ドラムの回転方向に配列された複数の紫外線発光素子を含み、前記複数の紫外線発光素子は、少なくともその一部を個別に点灯または消灯される請求項1に記載の記録装置。
  7. 前記紫外線光源の各々は、前記ガイド軸の延在方向と平行に配列された複数の紫外線発光素子を含み、前記複数の紫外線発光素子は、少なくともその一部を個別に点灯または消灯される請求項1に記載の記録装置。
  8. 前記紫外線光源は、互いに異なる発光波長を有する複数の紫外線発光素子を含む請求項1に記載の記録装置。
  9. 前記紫外線光源の各々は、支持フレームと、前記支持フレームに対して個別に脱着でき、前記支持フレームに装着した場合に個別に紫外線を発生する複数の紫外線発光素子ユニットとを有し、前記紫外線発光素子ユニットを任意に脱着することにより、被記録媒体に付着したインクに対する紫外線の強度、波長および照射時間の少なくともひとつを含む照射条件を変更する請求項1に記載の記録装置。
  10. 前記紫外線光源の各々は、支持フレームと、前記支持フレームに対して個別に脱着でき、前記支持フレームに装着した場合に個別に紫外線を発生する複数の紫外線発光素子ユニットとを有し、前記複数の紫外線発光素子ユニットは互いに同じ形状と寸法を有して装着位置を交換される請求項1に記載の記録装置。
  11. 前記紫外線光源の各々は、
    支持フレームと、
    前記支持フレームに対して個別に脱着でき、前記支持フレームに装着した場合に個別に紫外線を発生する複数の紫外線発光素子ユニットと、
    前記支持フレームに対して個別に着脱でき、紫外線を発生しないブランクユニットと
    を有し、前記複数の紫外線発光素子およびブランクユニットは互いに同じ形状と寸法を有して前記支持フレームに対する装着位置を交換される請求項1に記載の記録装置。
  12. 前記複数の紫外線発光素子ユニットの一部は、発光強度および発光波長の少なくとも一方が他の紫外線発光素子ユニットと異なる請求項8から請求項11までのいずれか1項に記載の記録装置。
  13. 支持面に被記録媒体を支持しつつ回転する支持ドラムと、
    前記支持面に沿って、前記支持ドラムの回転軸と平行に延在するガイド軸と、
    前記ガイド軸に案内されて、前記支持面に沿って往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、前記ガイド軸の延在方向に沿って互いに異なる位置に、互いに異なる種類の紫外線硬化成分を含む液体を噴射する複数のヘッドユニットを有して、前記支持面に支持された被記録媒体に向かって紫外線硬化型液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記支持ドラムの回転方向について前記キャリッジの下流側に配置され、前記液体噴射ヘッドから噴射されて前記被記録媒体に付着した紫外線硬化型液体に紫外線を照射する紫外線照射部と
    を備え、前記支持ドラムが少なくとも1回転する毎に前記キャリッジが前記ガイド軸に沿って移動することにより、前記支持ドラムに支持された被記録媒体の表面全体に紫外線硬化型液体により画像を形成する液体噴射装置であって、
    前記紫外線照射部は、前記ガイド軸の延在方向に配置され、それぞれが個別に紫外線を発生する複数の紫外線光源を有し、
    前記紫外線光源の各々は、紫外線の強度、波長および照射時間の少なくともひとつが互いに異なる照射条件で紫外線を発生する液体噴射装置。
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