JP2014028524A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁波の照射によって硬化する液体を用いた場合に良好な画像品質を得ることができる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】電磁波の照射によって硬化する液体を吐出するノズルを移動方向に移動させるためのキャリッジ21と、キャリッジに設けられ、移動するノズルから吐出された液体が媒体に着弾して形成されたドットに電磁波を照射する第1照射部42a,42bと、キャリッジに設けられ、第1照射部から電磁波が照射されたドットに電磁波を照射する第2照射部43であって、第1照射部とは電磁波の照射量が異なる第2照射部と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
電磁波(例えば紫外線(UV))の照射によって硬化する液体(例えばUVインク)を用いて印刷を行なう液体吐出装置が知られている。このような液体吐出装置では、ノズルから媒体に液体を吐出した後、媒体に形成されたドットに電磁波を照射する。こうすることにより、ドットが硬化して媒体に定着するので、液体を吸収しにくい媒体に対しても良好な印刷を行うことができる(例えば特許文献1参照)。
特開2000-158793号公報
UVインクでドットを形成したときに、ドット形成直後に電磁波を照射すると、他のインク間との滲みが防止できる。但し、インクが媒体に着弾した後、ドットが広がる前にインクを硬化させてしまうと、ドット面積が小さくなり印刷濃度が低下したり、ドットによって構成される媒体表面の凹凸が大きくなり、画像の光沢が悪くなったりするおそれがある。
一方、インクが媒体に着弾した後、ドットが十分に広がってから電磁波を照射したのでは、画像の濃度や画像の光沢が得られても、他のインクとの間で滲みが生じるおそれがある。
このように、電磁波の照射によって硬化するインクを用いた場合、インクの滲みを抑制することと、画像の光沢や濃度を得ることとが相反し、良好な画像品質を得ることが課題であった。
本発明は、電磁波の照射によって硬化するインクを用いた場合に良好な画像品質を得ることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
(A)電磁波の照射によって硬化する液体を吐出するノズルを移動方向に移動させるためのキャリッジと、
(B)前記キャリッジに設けられ、移動する前記ノズルから吐出された前記液体が媒体に着弾して形成されたドットに前記電磁波を照射する第1照射部と、
(C)前記キャリッジに設けられ、前記第1照射部から前記電磁波が照射された前記ドットに前記電磁波を照射する第2照射部であって、前記第1照射部とは前記電磁波の照射量が異なる第2照射部と、
を有する液体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンターの構成を示すブロック図である。 プリンターのヘッド周辺の概略図である。 図3A及び図3Bは、プリンターの横断面図である。 ヘッドの構成の説明図である。 図5A〜図5Cは、媒体上に着弾したUVインク(ドット)の形状と、UVの照射タイミングの説明図である。 図6A〜図6Dは、第1実施形態の画像形成の様子の説明図である。 第2実施形態のヘッド部分の説明図である。 図8A〜図8Eは、第2実施形態のドット形成動作の説明図である。 第3実施形態のヘッド部分の説明図である。 第4実施形態のヘッド部分の説明図である。 第4実施形態の印刷動作の説明図である。 図12A〜図12Eは、図11の領域aにおけるドット形成及びUV照射状況の説明図である。 第5実施形態のヘッド部分の説明図である。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
(A)電磁波の照射によって硬化する液体を吐出するノズルを移動方向に移動させるためのキャリッジと、
(B)前記キャリッジに設けられ、移動する前記ノズルから吐出された前記液体が媒体に着弾して形成されたドットに前記電磁波を照射する第1照射部と、
(C)前記キャリッジに設けられ、前記第1照射部から前記電磁波が照射された前記ドットに前記電磁波を照射する第2照射部であって、前記第1照射部とは前記電磁波の照射量が異なる第2照射部と、
を有する液体吐出装置が明らかとなる。
このような液体吐出装置によれは、電磁波の照射によって硬化するインクを用いた場合に良好な画像品質を得ることができる。
かかる液体吐出装置であって、前記第2照射部の照射量は、前記第1照射部の照射量よりも多いことが好ましい。
このような液体吐出装置によれば、滲みの抑制と光沢とを両立できる。
かかる液体吐出装置であって、前記第2照射部により前記電磁波が照射されることによって、前記第1照射部による電磁波の照射後に進行した前記ドットの径の拡大が抑制されることが好ましい。
このような液体吐出装置によれば、ドットの径の制御を容易にすることができる。
かかる液体吐出装置であって、前記ノズルが前記移動方向に往復移動する合間に前記媒体が前記移動方向と交差する搬送方向に搬送され、前記第2照射部が、前記媒体に前記液体が着弾する液体着弾領域よりも前記搬送方向の下流側に設けられていてもよい。
このような液体吐出装置によれば、第2照射部による電磁波をドットに照射するまでの時間を確保できる。
かかる液体吐出装置であって、前記電磁波を照射する或る照射部の前記搬送方向の上流側の領域と前記搬送方向の下流側の領域の前記照射量を異ならせることによって、前記第1照射部及び前記第2照射部を構成することが好ましい。
このような液体吐出装置によれば、省電力化を図ることができる。
かかる液体吐出装置であって、前記第1照射部と前記第2照射部との間に、前記或る照射部の前記電磁波を照射しない領域があってもよい。
このような液体吐出装置によれば、第2照射部による電磁波をドットに照射するまでの時間をより長く確保することができる。これによりドットの径の制御を行なうことができる。
かかる液体吐出装置であって、前記第2照射部が、前記第1照射部と前記ノズルの移動方向に並ぶ位置に設けられていてもよい。
このような液体吐出装置によれば、第1照射部の電磁波の照射に続いて第2照射部から電磁波が照射される。よって、ドットを広げたくない場合に効果的である。
以下の実施形態では、液体吐出装置としてインクジェットプリンター(以下、プリンター1ともいう)を例に挙げて説明する。
===第1実施形態===
<プリンターの構成について>
以下、図1、図2、図3A、及び図3Bを参照しながら本実施形態のプリンター1について説明する。図1は、プリンター1の構成を示すブロック図である。図2は、プリンター1のヘッド周辺の概略図である。図3A及び図3Bは、プリンター1の横断面図である。図3Aは図2のA−A断面に相当し、図3Bは図2のB−B断面に相当する。
本実施形態のプリンター1は、紙、布、フィルムシート等の媒体に向けて、液体の一例として、紫外線(以下、UV)の照射によって硬化する紫外線硬化型インク(以下、UVインク)を吐出することにより、媒体に画像を印刷する装置である。UVインクは、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、UVの照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。なお、本実施形態のプリンター1は、CMYKの4色のUVインクを用いて画像を印刷する。
プリンター1は、搬送ユニット10、キャリッジユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40、検出器群50、及びコントローラー60を有する。外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各ユニット(搬送ユニット10、キャリッジユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40)を制御する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、媒体に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット10は、媒体(例えば、紙)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット10は、給紙ローラー11と、搬送モータ(不図示)と、搬送ローラー13と、プラテン14と、排紙ローラー15とを有する。給紙ローラー11は、紙挿入口に挿入された媒体をプリンター内に給紙するためのローラーである。搬送ローラー13は、給紙ローラー11によって給紙された媒体を印刷可能な領域まで搬送するローラーであり、搬送モーターによって駆動される。プラテン14は、印刷中の媒体を支持する。排紙ローラー15は、媒体をプリンターの外部に排出するローラーであり、印刷可能な領域に対して搬送方向下流側に設けられている。
キャリッジユニット20は、ヘッドを所定の方向(以下、移動方向という)に移動(「走査」とも呼ばれる)させるためのものである。キャリッジユニット20は、キャリッジ21と、キャリッジモーター(不図示)とを有する。また、キャリッジ21は、UVインクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。そして、キャリッジ21は、後述する搬送方向と交差したガイド軸24に支持された状態で、キャリッジモーターによりガイド軸24に沿って往復移動する。
ヘッドユニット30は、媒体に液体(本実施形態ではUVインク)を吐出するためのものである。ヘッドユニット30は、複数のノズルを有するヘッド31を備える。このヘッド31はキャリッジ21に設けられているため、キャリッジ21が移動方向に移動すると、ヘッド31も移動方向に移動する。そして、ヘッド31が移動方向に移動中にUVインクを断続的に吐出することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が媒体に形成される。なお、以下、図2の一端側から他端側に向かって移動する経路のこと往路と呼び、他端側から一端側に移動する経路のことを復路と呼ぶ。本実施形態では、往路及び復路の両期間中にUVインクが吐出される。すなわち、本実施形態のプリンター1は、双方向印刷を行なう。
なお、ヘッド31の構成については、後述する。
照射ユニット40は、媒体に着弾したUVインクに向けてUVを照射するものである。媒体上に形成されたドットは、照射ユニット40からのUVの照射を受けることにより、硬化する。本実施形態の照射ユニット40は、第1仮硬化用照射部42a、42b、第2仮硬化用照射部43、及び本硬化用照射部44を備えている。なお、第1仮硬化用照射部42a、42bは第1照射部に相当し、第2仮硬化用照射部43は第2照射部に相当する。また、第1仮硬化用照射部42a、42b及び第2仮硬化用照射部43は、キャリッジ21に設けられている。
第1仮硬化用照射部42a、42bは、ヘッド31を挟むようにして、ヘッド31の移動方向の一端側と他端側にそれぞれ設けられている。すなわち、第1仮硬化用照射部42a、42bは、ヘッド31と移動方向に並ぶ位置に設けられている。また、第1仮硬化用照射部42a、42bの搬送方向の長さは、ヘッド31のノズル列の長さとほぼ同じになっている。そして、第1仮硬化用照射部42a、42bは、ヘッド31とともに移動して、媒体に形成されたドットにUVを照射する。本実施形態の第1仮硬化用照射部42a、42bは、UV照射の光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を備えている。LEDは入力電流の大きさを制御することによって、照射エネルギーを容易に変更することが可能である。
第2仮硬化用照射部43は、キャリッジ21の移動方向の中央において、ヘッド31よりも搬送方向下流側に設けられている。つまり、第2仮硬化用照射部43は、ヘッド31、及び、第1仮硬化用照射部42a、42bよりも搬送方向下流側に設けられている。言い換えると、第2仮硬化用照射部43は、媒体にインクが着弾しドットが形成される印刷領域(液体着弾領域に相当する)よりも搬送方向下流側に設けられている。
この第2仮硬化用照射部43の搬送方向の長さも、ヘッド31のノズル列の長さとほぼ同じである。そして、第2仮硬化用照射部43は、ヘッド31の移動の際にヘッド31とともに移動して、媒体に形成されたドットにUVを照射する。本実施形態の第2仮硬化用照射部43は、UV照射の光源としてLEDを備えている。
本硬化用照射部44は、キャリッジ21よりも搬送方向下流側に設けられている。つまり、本硬化用照射部44は、第1仮硬化用照射部42a、42b、及び第2仮硬化用照射部43よりも搬送方向下流側に設けられている。また、本硬化用照射部44の移動方向の長さは、印刷対象となる媒体の幅よりも長くなっている。そして、本硬化用照射部44は、搬送動作によって本硬化用照射部44の下に搬送された媒体に向けてUVを照射して媒体上のドットを硬化させる(後述する本硬化)。本実施形態の本硬化用照射部44は、UV照射の光源として、ランプ(メタルハライドランプ、水銀ランプなど)を備えている。
なお、第1仮硬化、第2仮硬化、本硬化の詳細については後述する。
検出器群50には、リニア式エンコーダー(不図示)、ロータリー式エンコーダー(不図示)、紙検出センサー53、および光学センサー54等が含まれる。リニア式エンコーダーは、キャリッジ21の移動方向の位置を検出する。ロータリー式エンコーダーは、搬送ローラー13の回転量を検出する。紙検出センサー53は、給紙中の紙の先端の位置を検出する。光学センサー54は、キャリッジ21に取付けられている発光部と受光部により、紙の有無を検出する。そして、光学センサー54は、キャリッジ21によって移動しながら紙の端部の位置を検出し、紙の幅を検出することができる。また、光学センサー54は、状況に応じて、紙の先端(搬送方向下流側の端部であり、上端ともいう)・後端(搬送方向上流側の端部であり、下端ともいう)も検出できる。
コントローラー60は、プリンター1の制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
印刷を行うとき、コントローラー60は、後述するように往路方向及び復路方向に移動中のヘッド31からUVインクを吐出させるドット形成動作と、搬送方向に紙を搬送する搬送動作とを交互に繰り返し、複数のドットから構成される画像を紙に印刷する。なお、以下、ドット形成動作のことを「パス」と呼ぶ。また、n回目のパスのことをパスnと呼ぶ。なお、パスの際には、後述するように第1仮硬化と第2仮硬化も行なわれる。
<ヘッド31の構成について>
図4は、ヘッド31の構成の一例の説明図である。ヘッド31の下面には、図4に示すように、ブラックインクノズル群Kと、シアンインクノズル列Cと、マゼンダインクノズル列Mと、イエローインクノズル列Yとが形成されている。各ノズル列は、各色のUVインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(本実施形態では180個)備えている。
各ノズル列の複数のノズルは、搬送方向に沿って一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、媒体に形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。例えば、ノズルピッチが180dpi(1/180インチ)であって、搬送方向のドットピッチが720dpi(1/720インチ)である場合、k=4である。
各ノズル列のノズルには、搬送方向下流側のノズルほど若い番号が付されている。各ノズルには、各ノズルからUVインクを吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。このピエゾ素子を駆動信号によって駆動させることにより、前記各ノズルから滴状のUVインクが吐出される。吐出されたUVインクは、媒体に着弾してドットを形成する。
<仮硬化及び本硬化について>
図5A〜図5Cは、媒体上に着弾したUVインク(ドット)の形状と、UVの照射タイミングの説明図である。なお、図5A、図5B、図5Cの順で照射タイミングが遅くなっている。
ドット形成直後にドットの広がりを止めるようにUVを照射した場合、例えば図5Aのようになる。この場合、滲みを抑制することができるが、ドットによって構成される媒体表面の凹凸が大きくなるため光沢が悪化する。及び或いは、ドット面積が小さくなり印刷濃度が低下し、所定濃度の画像を得るためにインクを多く使用することが必要になる。
一方、ドットが十分に広がってから初めてUVを照射した場合、例えば図5Cのようになる。この場合、光沢は良好になる。及び或いは印刷濃度画が濃くなる。但し、他のインクとの間で滲みが生じやすくなる。
そこで、本実施形態のプリンター1では、照射ユニット40として、第1仮硬化用照射部42a、42b、第2仮硬化用照射部43、本硬化用照射部44を備えており、ドット形成後に、第1仮硬化、第2仮硬化、本硬化の3段階の硬化を行なっている。以下、各硬化の機能について説明する。
第1仮硬化の機能は、ドット間の滲みを防止することである。但し、第1仮硬化の際にドットに照射されるUVの照射量は少なく、第1仮硬化の後においてもUVインク(ドット)は広がり続けている。
第2仮硬化の機能は、ドットの広がりを止めることである。第2仮硬化のための照射量は、第1仮硬化の照射量よりも多い。なお、照射量(mJ/cm)とは、照射エネルギー(mW/cm)と照射時間(sec)との積のことである。
本実施形態では第1仮硬化と第2仮硬化の照射量を変えるために、各照射部のLEDの入力電流を変えている。なお、これには限定されず、例えば、LEDと媒体との距離を変えてもよいし、また、例えば、移動方向のLEDの長さを変えて照射時間を調整するようにしてもよい。
本硬化の機能は、インクを完全に固化させることである。本硬化のUVの照射量は、第1仮硬化及び第2仮硬化でのUVの照射量よりも多い。すなわち、
第1仮硬化の照射量<第2仮硬化の照射量<本硬化の照射量
となっている。
上述したように、本実施形態では仮硬化を2度(第1仮硬化、第2仮硬化)に分けて行なっている。以下、この理由について説明する。
仮に、1個の仮硬化用照射部によって、第1仮硬化及び第2仮硬化に相当する総照射量を一度に照射するとする。このとき、仮硬化のタイミングが決まっている場合には、ドットの大きさは仮硬化時(仮硬化用照射部からUVが照射される時)の大きさで決まる。このため、仮硬化のタイミングが決まっている場合、ドットの大きさを制御できない。また、仮硬化のタイミングを制御できるとしても、仮硬化時のドットの広がりスピードが速い。このため、照射タイミングでドットの大きさを制御するのは困難である。
本実施形態のように、2個の仮硬化用照射部(第1仮硬化用照射部、第2仮硬化用照射部)を設けた場合、まず、第1仮硬化で滲みを防止できる。この第1仮硬化の後でもドットは広がり続けている。但し、その広がりスピードは、第1仮硬化をしない場合と比べて遅くなっている。
次に、本実施形態では第2仮硬化によって、ドットの広がりを止める。第2仮硬化のタイミングが決まっている場合には、第2仮硬化時に所望のドットサイズになるように第1仮硬化の照射量を制御する。これによりドットの大きさを制御できる。また、第2仮硬化のタイミングを変更可能な場合には、第1仮硬化でドットの広がりのスピードが遅くなっているので第2仮硬化のタイミングの制御によって所望の大きさのドットにすることは容易である。
<第1実施形態の印刷動作>
次に、第1実施形態の印刷動作について説明する。
図6A〜図6Dは、第1実施形態の画像形成の様子の説明図である。
図6A、図6Bは往路のドット形成を示し、図6C、図6Dは復路のドット形成を示している。なお、各図において第1仮硬化用照射部42a、42b、第2仮硬化用照射部43のうち使用する(UV照射を行なう)部分を斜線で示している。
まず、図6Aに示すように、コントローラー60は、最初のパス(往路)では、キャリッジ21を移動方向(往路方向)に移動させつつヘッド31のノズルからUVインクを吐出させる。また、コントローラー60は、ヘッド31からインクを吐出させた後、ヘッド31が移動する方向の上流側の第1仮硬化用照射部(この場合、斜線を付している第1仮硬化用照射部42a)からUVを照射させて、第1仮硬化を行なわせる。本実施形態では、第1仮硬化用照射部42a、42bは、キャリッジ21のヘッド31と移動方向に並ぶ位置に設けられているので、ドット形成直後に第1仮硬化のためのUV照射を行なうことができる。このようにドット形成直後に第1仮硬化を行なうことでドット間の滲みを防止することができる。
この往路のパスによって、図6Bに示すように媒体に画像が印刷される。なお、この印刷画像は、第1仮硬化後の状態(滲みが抑制されているがドットは広がり続けている状態)になっている。
往路のパスの後、コントローラー60は媒体を所定量搬送させる(搬送動作)。本実施形態では、搬送量をノズル列の長さと略同じとして、この搬送動作によって、図6に示すように、図6Bのパスによる印刷画像が、搬送後の図6Cのパスによる印刷領域の搬送方向の直ぐ下流側に隣接して位置する。
搬送動作の後、コントローラー60は、次のパス(復路)を行なわせる。コントローラー60は、図6Cに示すように、キャリッジ21を移動方向(復路方向)に移動させつつヘッド31のノズルからUVインクを吐出させる。また、コントローラー60は、ヘッド31からインクを吐出させた後、ヘッド31が移動する方向の上流側の第1仮硬化用照射部(この場合、斜線を付している第1仮硬化用照射部42b)からUVを照射させて、第1仮硬化を行なわせる。図6Cでは、移動方向が図6Aの場合と逆なので、第1仮硬化に用いる第1仮効用照射部が図6Aの場合と逆になっている。
このパスによって、図6Dに示すように媒体に画像が印刷され、その画像のドットの形成直後に、第1仮硬化が行なわれる。なお、このようにドット形成直後に第1仮硬化を行なうことでドット間の滲みを防止することができる。
また、このパスにおいて、コントローラー60は、ヘッド31とともに移動方向に移動する第2仮硬化用照射部43によって、前のパス(往路)で形成されたドットにUVを照射させる。第2仮硬化用照射部43は、キャリッジ21のヘッド31よりも搬送方向下流に設けられているので、前のパスで形成されたドットにUVを照射できる。このように、第1実施形態では、第2仮硬化はドットが形成されたパスの次のパスで行なわれる。このタイミングで第2仮硬化を行なうことで、ある程度ドットを広がらせた状態でドットの広がりを止めることができる。つまり、ドットを広がらせる時間を確保できる。なお、ドット形成直後に第1仮硬化を行なっていることで、ドットの広がりスピードが遅くなっており、これにより広がりの制御が容易になっている。なお、仮に、ドット形成直後に第2仮硬化を行なうと、ドットが広がらない(図5A参照)ためドットによって構成される媒体表面の凹凸が大きくなり光沢が悪化することになる。
この、復路のパスの後の図6Dに示す印刷領域の画像は、第1仮硬化後の状態(滲みが抑制されているがドットは広がり続けている状態)になっており、印刷領域の搬送方向下流側の印刷画像は、第2仮硬化後の状態(ドットの広がりが止まった状態)になっている。
以下、同様にコントローラー60は、パスと搬送動作を交互に繰り返し行なわせる。これにより、媒体上に画像が印刷されていく。
また、コントローラー60は、本硬化用照射部44により、印刷継続中あるいは排紙時に媒体上のドットにUV照射を行なわせる(本硬化)。これは、第2仮硬化によって、ドットが固定されているので、離れた場所で本硬化してもよいためである。
以上、説明したように、本実施形態のプリンター1では、第1仮硬化用照射部42a、42bによって少ない照射量で第1仮硬化を行った後、第2仮硬化用照射部43によって第1仮硬化よりも多い照射量で第2仮硬化を行なっている。これにより、インクの滲みを抑制することと、画像の光沢や濃度を得ることとを両立させることができ、良好な画像品質を得ることができる。
また、第2仮硬化用照射部43は、印刷領域よりも搬送方向下流側になるようにキャリッジ21に設けられているので、第1仮硬化を行ってから第2仮硬化を行なうまでの時間を確保することができ、この時間にドットが少し広がることを考慮して、第2仮硬化で最終的にドットが所望の大きさで固定されるよう、第1仮硬化と第2仮硬化の照射条件が設定されている。
===第2実施形態===
<プリンターの構成について>
図7は、第2実施形態のヘッド部分の説明図である。第1実施形態と比較すると、第2仮硬化用照射部の位置が異なっている。
第2実施形態ではキャリッジ21に、第1仮硬化用照射部42a、42b及び、第2仮硬化用照射部43a、43bが設けられている。
第1仮硬化用照射部42a、42bは、第1実施家形態と同様に、ヘッド31の移動方向の一端側と他端側にそれぞれ設けられている。
第2仮硬化用照射部43aは、第1仮硬化用照射部42aよりも外側(移動方向の一端側)に設けられている。また、第2仮硬化用照射部43bは、第1仮硬化用照射部42bよりも外側(移動方向の他端側)に設けられている。このように、第2仮硬化用照射部43a、43bは、第1仮硬化用照射部42a、42bとヘッド31の移動方向に並ぶ位置に設けられている。
なお、ヘッド31のノズル列、第1仮硬化用照射部42a、42b、第2仮硬化用照射部43a、43bの搬送方向の長さはほぼ同じである。
第2実施形態においても、第2仮硬化用照射部43a、43bのUVの照射量は、第1仮硬化用照射部42a、42bのUVの照射量よりも多い。これは第1実施形態で説明したように第1仮硬化と第2仮硬化とでは機能が異なるからである。
なお、第2仮硬化用照射部43a、43bが、キャリッジ21上のガイド(不図示)によって移動方向に位置調整可能になっていてもよい。こうすることで、第1仮硬化用照射部42a(42b)と、第2仮硬化用照射部43c(43d)との距離を調整することができ、第2仮硬化のタイミングを調整できる。これによりドットの大きさを調整することができる。
<第2実施形態の印刷動作>
次に、第2実施形態の印刷動作について説明する。
図8A〜図8Eは、第2実施形態のドット形成動作の説明図である。なお、図では往路でのドット形成についてのみを示している。
まず、コントローラー60は、往路のパスにおいて、図8Aに示すように、キャリッジ21を移動方向(往路方向)に移動させる。なお図において、使用する第1仮硬化用照射部及び第2仮硬化用照射部を斜線で示している。図に示すように、ヘッド31の移動する方向の上流側の仮硬化用照射部(第1仮硬化用照射部42a、第2仮硬化用照射部43a)が使用される。
図8Bでは、ヘッド31のノズル列が媒体上に位置している、コントローラー60は、ヘッド31の各ノズルからインク(UVインク)を吐出させる。これにより、媒体には、UVインクが着弾してドットが形成される
そして、さらにコントローラー60は、キャリッジ21を移動方向に移動させる。ヘッド31の移動方向の上流側には第1仮硬化用照射部42aが位置しているので、図8Cに示すように、図8Bで形成された直後のドットの上を第1仮硬化用照射部42aが通る。このとき、コントローラー60は、第1仮硬化用照射部42aから第1仮硬化のUVを照射させる。このように、ドット形成直後のタイミングで第1仮硬化を行なうことにより、媒体に形成された直後のドット間の滲みを防止することができる。
また、図8Bにおいてもコントローラー60は、ヘッド31のノズルからUVインクを吐出させている。よって、図8Cに示すように、ヘッド31と対向する領域ではドットが形成された直後(仮硬化されていない)の状態となっており、第1仮硬化用照射部42aと対向する領域では第1仮硬化後の状態(滲みは抑制されるが、ドットは広がり続けている状態)となっている。
そして、さらに、コントローラー60は、キャリッジ21を移動方向に移動させる。第1仮硬化用照射部42aの移動方向の下流側に第2仮硬化用照射部43aが位置しているので、図8Dに示すように、図8Cで第1仮硬化された領域の上を第2仮硬化用照射部43aが通る。このとき、コントローラー60は、第2仮硬化用照射部43aから第2仮硬化のUVを照射させる。これから分かるように、第1仮硬化用照射部42aと第2仮硬化用照射部43aとの距離によって第2仮硬化のタイミングが決まることになる。このため、タイミングに応じて、前述したように第2仮硬化用照射部43aの位置を調整できるようにしてもよい。例えば、第2仮硬化用照射部43aと第1仮硬化用照射部42aとの距離を離すほど、第2仮硬化のタイミングを遅らすことができ、ドットの広がりを大きくすることができる。
また、図8Dにおいても、コントローラー60は、ヘッド31のノズルからUVインクを吐出させ、第1仮硬化用照射部42aから第1仮硬化のUVを照射させている。これにより、図8Dにおいて、ヘッド31と対向する領域ではドットが形成された直後(仮硬化されていない)の状態となっており、第1仮硬化用照射部42aと対向する領域では第1仮硬化後の状態(滲みは抑制されるが、ドットは広がり続けている状態)となっており、第2仮硬化用照射部43aと対向する領域では第2仮硬化後の状態(ドットの広がりが止まった状態)となっている。
その後、コントローラー60は、同様に、キャリッジ21を移動させるとともに、ヘッド31のノズル列からUVインクを吐出させ、第1仮硬化用照射部42aから第1仮硬化のUV照射を行なわせ、第2仮硬化用照射部43aから第2仮硬化のUV照射を行なわせる。
そして図8Eのように、キャリッジ21が媒体を通過すると、媒体上に形成されたドットが第2仮硬化後の状態になる。
復路の場合も、コントローラー60は同様の処理を行なわせる。なお、復路では移動方向が往路の場合と異なる(逆になる)。従って、復路ではコントローラー60は、復路でのヘッド31の移動方向の上流側に位置する第1仮硬化用照射部42b及び第2仮硬化用照射部43bによって、それぞれ第1仮硬化、第2仮硬化を行なわせる。
このように、第2実施形態では、第1仮硬化用照射部42a(42b)によって第1仮硬化を行なった後、第2仮硬化用照射部43a(43b)によって第2仮硬化を行なっている。これにより、インクの滲みの抑制することと、画像の光沢を得ることとを両立させることができる。
また、第2実施形態では第2仮硬化用照射部43a、43bが、キャリッジ21上の第1仮硬化用照射部42a、42bよりも、それぞれ外側に設けられている。これにより、パスの際に、第1仮硬化を行った後、続いて第2仮硬化を行うことができる。つまり、ドットをあまり広げたくない場合に効果的である。なお、第2仮硬化用照射部43a、43bと第1仮硬化用照射部42a、42bとの距離を変えることで、第2仮硬化までの時間(すなわちドットの広がり)を調整することができる。
===第3実施形態===
図9は、第3実施形態のヘッド部分の説明図である。第3実施形態では、ヘッドの構成が第2実施形態と異なっている。
第3実施形態ではキャリッジ21に4つのヘッド(ヘッド31a、31b、31c、31d)を備えている。また、第2実施形態と同様にキャリッジ21に第1仮硬化用照射部42a、42b、第2仮硬化用照射部43a、43bを備えている。
ヘッド31aとヘッド31cは、移動方向の他端側において、搬送方向に並んで配置されている。また、ヘッド31bとヘッド31dは、移動方向の一端側において、搬送方向に並んで配置されている。また、各ヘッドは、それぞれ搬送方向にずれて配置されている。
第1仮硬化用照射部42a、42bは、4つのヘッドを挟むように、各ヘッドの外側にそれぞれ設けられている。
また、第2仮硬化用照射部43a、43bは、それぞれ、第1仮硬化用照射部42a、42bよりもさらに外側に設けられている。
第1仮硬化用照射部42a、42b及び第2仮硬化用照射部43a、43bの搬送方向の長さは、4つのヘッドで構成されるノズル列の長さと同じになっている。
なお、第3実施形態による印刷動作(ドット形成、及びUV照射)は第2実施形態と同様なので、説明を省略する。
第3実施形態においても第1仮硬化用照射部42a(42b)によって第1仮硬化を行なった後、第2仮硬化用照射部43a(43b)によって第2仮硬化を行なう。これにより、インクの滲みの抑制することと、画像の光沢を得ることとを両立させることができる。
===第4実施形態===
<プリンターの構成について>
図10は、第4実施形態のヘッド部分の説明図である。第1、第2実施形態と比べると、第2仮硬化用照射部の位置及び形状が異なっている。
図10に示すように、第4実施形態では、キャリッジ21の第1仮硬化用照射部42a、42bの搬送方向の下流側に、それぞれ、第2仮硬化用照射部43c、43dを備えている。
第2仮硬化用照射部43c、43dの搬送方向の長さは、第1仮硬化用照射部42a、42bの搬送方向の長さ(ヘッド31のノズル列の長さ)と同じになっている。但し、媒体の搬送量が予め決まっているのであれば、搬送量と同じ長さであってもよい。例えば、搬送量がノズル列長さの1/4であれば、第2仮硬化用照射部43c、43dの長さもノズル列長さの1/4であってもよい。
なお、第2仮硬化用照射部42a、42bのUVの照射量は、第1仮硬化用照射部42a、42bのUVの照射量よりも多い。これは、前述したように、第1仮硬化と第2仮硬化とでは機能が異なるからである。
<第4実施形態の印刷動作>
図11は、本実施形態の第4実施形態の印刷動作の説明図である。第4実施形態では、説明の都合上、双方向印刷ではなく、往路のみでドット形成動作を行う。この図11では、パス1〜パス3におけるヘッド(ノズル列)、第1仮硬化用照射部42a、第2仮硬化用照射部43cの位置と、ドットの形成の様子を示している。
なお、図11では、説明を簡略化するため、複数あるノズル列の内の一つのノズル列のみを示し、さらにノズル列のノズル数を8個にしている。
図の左側はパス1〜パス3におけるヘッド(ノズル列)の位置を示している。図中黒丸で示されるノズルは、インクを吐出可能なノズルである。一方、白丸で示されるノズルは、インクを吐出不可のノズルである。また、説明の都合上、ヘッド(ノズル列)が紙に対して移動しているように描かれているが、実際には紙が搬送方向に移動(搬送)されている。
また、図の右側は、パスによって紙に形成されたドットを示している。黒丸で示されるドットは、最後のパスで形成されたドットであり、白丸で示されるドットは、それ以前のパスで形成されたドットである。つまり、この図の場合、白丸はパス1又はパス2で形成されたドットであり、黒丸はパス3で形成されたドットである。
なお、この参考例では、インターレース印刷を行っている。「インターレース印刷」とは、kが2以上であって、1回のパスで形成されるラスタラインの間に形成されないラスタラインが挟まれるような印刷方法を意味する。例えば、図11では、1回のパスで形成されるラスタラインの間に、1本のラスタラインが挟まれている。すなわち、この場合k=2である。
インターレース印刷では、紙が搬送方向に一定の搬送量Fで搬送される毎に、各ノズルが、その直前のパスで形成されたラスタラインのすぐ上のラスタラインを形成する。このように、搬送量を一定にして印刷を行うためには、(1)インクを吐出可能なノズル数N整数)はkと互いに素の関係にあること、(2)搬送量FはN・Dに設定されることが条件となる。
同図では、ノズル列は搬送方向に沿って配列された8個のノズルを有する。ノズル列のノズルピッチkは2なので、インターレース印刷を行うために条件である「Nとkが互いに素の関係」を満たすため、全てのノズルは用いずに、7個のノズル(ノズル#1〜ノズルを用いる。また、7個のノズルが用いられるため、紙は7・Dの搬送量にて搬送される。その結果、180dpi(2・D)のノズルピッチのノズル列を用いて、360dpi(=D)のドット間隔にて紙にドットが形成される。なお、実際のノズル数(180個
)は、7個よりも多いので実際の搬送量(179・D)は、7・Dよりも多くなる。
インターレース印刷の場合、ノズルピッチ幅の連続するラスタラインが完成するためにはk回のパスが必要になる。例えば180dpiのノズルピッチのノズル列を用いて360dpiのドット間隔で連続する2つのラスタラインが完成するには2回のパスが必要になる。
なお、後述するように、図11において第2仮硬化用照射部43cのハッチング部分はLEDを点灯させる領域を示し、未ハッチング部分はLEDを消灯させる領域を示している。
図12A〜図12Eは、図11の領域aにおけるドット形成及びUV照射状況の説明図である。
図12Aは、領域aのドット形成動作(パス2)を示す図である。図12Bは、パス2での仮硬化(第1仮硬化)を示す図である。図12Cは、領域aのドット形成動作(パス3)を示す図である。図12Dは、パス3での仮硬化(第1仮硬化)を示す図である。図12Eはパス4での仮硬化(第2仮硬化)を示す図である。
まず、12Aに示すように、パス2において領域aはヘッド31の上流側のノズル(#5〜#7ノズル)と対向する。そして、各ノズルからUVインクが吐出されて媒体上にドットが形成される。
その後、キャリッジ21(ヘッド31)が移動方向に移動することによって、図12Bに示すように、上流側ノズル(#5〜#7ノズル)と移動方向に並ぶ位置にある第1仮硬化用照射部42aが領域aの上を通る。このとき、コントローラー60は、第1仮硬化用照射部42aから媒体に向けてUVを照射させる。これにより、上流側ノズルによって形成されたドットの第1仮硬化が行われる。この仮硬化により、ドット間の滲みは抑制されるが、ドットは広がり続ける。但し、この広がりのスピードは遅くなっている。
その後、搬送動作が行われ、次のパス(パス3)では、領域aは図12Cに示すようにノズル列の内の下流側ノズル(#1〜#4ノズル)と対向する。そして、各ノズルからUVインクが吐出されてドットが形成される。このとき、パス2において形成されたドット間にドットが形成される。例えば、パス2において、#7ノズルによって形成されたドットと、#6ノズルによって形成されたドットの間に、パス3において#3ノズルによってドットが形成される。つまり、このとき、領域aには、形成直後のドット(仮硬化されていないドット)と、一度仮硬化(第1仮硬化)されたドットが混在している。
その後、キャリッジ21(ヘッド31)が移動方向に移動することによって、下流側ノズル(#1〜#4ノズル)と移動方向に並ぶ位置にある第1仮硬化用照射部42aが領域aの上を通る。このとき、コントローラー60は、第1仮硬化用照射部42aから媒体に向けてUVを照射させる。これにより、領域aの形成直後のドットと、一度仮硬化されたドット(パス2で形成されたドット)がともにUVの照射を受けて第1仮硬化される。この場合においても、ドット間の滲みは抑制されるが、ドットは広がり続ける。
その後、搬送動作が行われ、その次のパス(パス4)では、第2仮硬化用照射部43cの上流側の領域が領域aの上を通る。コントローラー60は、このとき第2仮硬化用照射部43cの搬送方向上流側の領域のLEDを点灯させる(図のハッチング部分)これによって、領域aのドットは第2仮硬化される。この第2仮硬化によって、ドットの広がりが止められる。つまり、ドット形状が固定される。なお、このとき、第2仮硬化用照射部43cの搬送方向下流側の領域(図11の未ハッチング部分)ではLEDを消灯させている。これにより、省電力化を図ることができる。
なお、本実施形態では、第2仮硬化用照射部43cの半分を点灯していたが、搬送量に合わせて第2仮硬化用照射部43cのLED点灯範囲を変えればよい。例えば、搬送量がノズル列長さの1/4の場合、第2仮硬化用照射部43cの搬送方向上流側の1/4の範囲のLEDを点灯するようにしてもよい。こうすることで、さらに省電力化を図ることができる。
また、本実施形態では、第2仮硬化用照射部43cのLED点灯範囲が、搬送方向上流側であった。つまり、第2仮硬化用照射部のLED点灯範囲が第1仮硬化用照射部42aと隣接していた。これにより、第1仮硬化と第2仮硬化との時間間隔が短くなっていた。
そこで、第2仮硬化用照射部43cのLED点灯範囲を、搬送量あるいは搬送量の整数倍の長さのLED消灯範囲を挟んで、搬送方向下流側に設定してもよい。こうすることで、第1仮硬化を行なってから第2仮硬化を行なうまでの時間間隔が長くなる。例えば、この場合、1回あるいは数回のパスと搬送動作分の時間が長くなる。つまり、ドットの広がり時間が長くなり、ドットが大きくなる。このように第2仮硬化用照射部43cのLED点灯範囲の設定によって、ドットの広がり時間を制御することができ、これにより、ドットの大きさを制御することができる。
なお、本実施形態では、図12Dにおいて、形成直後のドットと、前のパスで形成されて一度第1仮硬化されたドットが混在している。そしてこれらのドットに第1仮硬化量照射部42aの搬送方向下流側から第1仮硬化のUVが照射されて第1仮硬化が行なわれている。すなわち、本実施形態の場合、領域aの各ドットへの第1仮硬化のUV照射量の差が2倍になっている。そこで、第1仮硬化用照射部42aの搬送方向下流側のUV照射量(図12Dの照射量に相当する)を、搬送方向上流側のUV照射量(図12Bの照射量に相当する)よりも多くなるようにしてもよい。こうすることで、各ドットが受ける第1仮硬化のUV照射量の差を縮小することができ、ドット形状をより均一に形成することができる。
このように、第4実施形態では、第1仮硬化用照射部42a(42b)によって第1仮硬化を行った後、第2仮硬化用照射部43c(43d)によって第2仮硬化を行なっている。これにより、インクの滲みの抑制することと、画像の光沢を得ることとを両立させることができる。
また、第2仮硬化用照射部43c、43dは、印刷領域よりも搬送方向下流側になるように設けられている。これにより、第2仮硬化を行なうまでの時間を確保することができる。
また、第2仮硬化用照射部43cの搬送方向上流側の領域のLEDを点灯し、搬送方向下流側の領域のLEDを消灯しているので、省電力化を図ることができる。また、第2仮硬化用照射部43cの点灯範囲を搬送方向下流側に設定することで、第2仮硬化までの時間をより長く確保することができる。
なお、第2仮硬化用照射部43c、43dは、このうち一方を点灯させ第2仮硬化に使用してもよいし、両方点灯させ、両方の第2仮硬化用照射部43c、43dで第2仮硬化させても良い。
なお、上述の実施形態においては、図11のように、1回のパスで形成されるノズルピッチ間隔のラスタラインの間のラスタラインを、他のパスでドット形成するために、ノズル列の搬送方向の長さよりも短い搬送量としているが、これに変えてあるいは加えて、1つのラスタラインを複数回のパスによって形成しても良い。この場合も搬送量はノズル列の長さよりも短くなる。
===第5実施形態===
<プリンターの構成について>
図13は、第5実施形態のヘッド部分の説明図である。第2実施形態と比べると、第2仮硬化用照射部の形状が異なっている。また、第4実施形態と比べると、第2仮硬化用照射部の位置及び形状が異なっている。
図13に示すように、第5実施形態では、キャリッジ21の第1仮硬化用照射部42a、42bの外側の搬送方向上流側に、それぞれ、第2仮硬化用照射部43e、43fを備えている。
第2仮硬化用照射部43e、43fの搬送方向の長さは、第1仮硬化用照射部42a、42bの搬送方向の長さよりも短く、媒体の搬送量に相当する。例えば、搬送量がノズル列長さの1/4と予め決まっていれば、第2仮硬化用照射部43e、43fの搬送方向の長さはノズル列長さの1/4である。但し、第2実施形態のように第2仮硬化用照射部43a、43bを構成し、搬送量に合わせて図13に示すような点灯範囲に設定してもよい。
また、第2仮硬化用照射部43e、43fのUVの照射量は、第1仮硬化用照射部42a、42bのUVの照射量よりも多い。これは、前述したように、第1仮硬化と第2仮硬化とでは機能が異なるからである。
なお、第2実施形態と同様に、第2仮硬化用照射部43e、43fがキャリッジ21上のガイド(不図示)によって移動方向に位置調整可能であってもよい。こうすることで、ヘッド31及び第1仮硬化用照射部42a(42b)と、第2仮硬化用照射部43e(43f)との距離を調整でき、第2仮硬化のタイミングを調整できる。これにより、ドットの大きさを調整できる。
<第5実施形態の印刷動作>
第5実施形態のドット形成とUV照射は、第4実施形態の図12とほぼ同じである。但し、第5実施形態では、図12Eの仮硬化は、図12Cのドット形成や図12Dの第1仮硬化の直後になる(図12Cのドット形成や図12Dの第1仮硬化と同じパスになる)。
第5実施形態においても、第2実施形態と同様に、第1仮硬化用照射部と第2仮硬化用照射部との距離によって、第2仮硬化のタイミングが決まることになる。このため、タイミングに応じて、第2仮硬化用照射部43aの位置を調整できるようにしてもよい。
さらに、第2仮硬化用照射部43e、43fの搬送方向の位置を変えるようにしてもよい。例えば、第2仮硬化用照射部43e、43fを搬送方向下流側に設けるほど、第2仮硬を行なうまでの時間を長くすることができる。
このように、第5実施形態では、第1仮硬化用照射部42a(42b)によって第1仮硬化を行った後、第2仮硬化用照射部43e(43f)によって第2仮硬化を行なっている。これにより、インクの滲みの抑制することと、画像の光沢を得ることとを両立させることができる。
また、第5実施形態では第2仮硬化用照射部43e、43fが、キャリッジ21上の第1仮硬化用照射部42a、42bよりも、それぞれ外側に設けられている。これにより、パスの際に、第1仮硬化を行った後、続いて第2仮硬化を行うことができる。また、第2仮硬化用照射部43e(43f)と第1仮硬化用照射部42a(42b)との距離を変えることで、第2仮硬化を行なうまでの時間を調整することができる。すなわちドットの広がりを調整することができる。
===その他の実施の形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の各実施形態においては、第2仮硬化用照射部43の搬送方向の長さを搬送量の長さと同じにしているが、第2仮硬化用照射部43の搬送方向の長さを、搬送量の長さの整数倍にして、当該整数回、第2仮硬化を行なっても良い。この場合、整数回の第2仮硬化によって、ドットを固定することにし、ただし、複数回の第2仮硬化の際にもドットが僅かに広がることも考慮して仮硬化条件を設定すれば良い。また、第2仮硬化用照射部43の搬送方向の長さは、第2仮硬化用照射部43の搬送方向の長さのうち点灯する領域の搬送方向の長さとしても良い。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、装置の一例としてプリンターが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。
<ノズルについて>
前述の実施形態では、圧電素子(ピエゾ素子)を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
<インクについて>
前述の実施形態は、紫外線(UV)の照射を受けることによって硬化するインク(UVインク)をノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではなく、UV以外の他の電磁波(例えば可視光線など)の照射を受けることによって硬化する液体をノズルから吐出しても良い。この場合、各照射部から、その液体を硬化させるための電磁波(可視光線など)を照射するようにすればよい。
1 プリンター、10 搬送ユニット、11 給紙ローラー、
13 搬送ローラー、14 プラテン、15 排紙ローラー、
20 キャリッジユニット、21 キャリッジ、
30 ヘッドユニット、31 ヘッド、
40 照射ユニット、42a,42b 第1仮硬化用照射部、
43,43a〜43f 第2仮硬化用照射部、44 本硬化用照射部、
50 検出器群、53 紙検出センサー、54 光学センサー
60 コントローラー、61 インターフェイス部、62 CPU、
63 メモリー、64 ユニット制御回路、
110 コンピューター
上記目的を達成するための主たる発明は、
電磁波が照射されることによって硬化する液体を吐出するノズルが第1方向に複数並んだノズル列と、
媒体に着弾した前記液体に前記電磁波を照射可能な第1照射部、第2照射部及び第3照射部と、
前記ノズル列、前記第1照射部、前記第2照射部及び前記第3照射部を前記第1方向と交差する第2方向に移動させるキャリッジ部と、を有し、
前記第1照射部は、前記キャリッジ部が前記第2方向へ移動する際に前記ノズル列の複数の前記ノズルのうち少なくとも1つの前記ノズルが対向する領域と対向可能な位置に配置され、
前記第3照射部は、前記第1方向に沿って前記第1照射部と前記第2照射部との間に配置され、
前記第3照射部から前記電磁波を照射させない状態で、前記第1照射部が照射する前記電磁波の照射量よりも多い前記電磁波を前記第2照射部から照射可能である、液体吐出装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。

Claims (7)

  1. (A)電磁波の照射によって硬化する液体を吐出するノズルを移動方向に移動させるためのキャリッジと、
    (B)前記キャリッジに設けられ、移動する前記ノズルから吐出された前記液体が媒体に着弾して形成されたドットに前記電磁波を照射する第1照射部と、
    (C)前記キャリッジに設けられ、前記第1照射部から前記電磁波が照射された前記ドットに前記電磁波を照射する第2照射部であって、前記第1照射部とは前記電磁波の照射量が異なる第2照射部と、
    を有する液体吐出装置。
  2. 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
    前記第2照射部の照射量は、前記第1照射部の照射量よりも多い、液体吐出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液体吐出装置であって、
    前記第2照射部により前記電磁波が照射されることによって、前記第1照射部による電磁波の照射後に進行した前記ドットの径の拡大が抑制される、液体吐出装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置であって、
    前記ノズルが前記移動方向に往復移動する合間に前記媒体が前記移動方向と交差する搬送方向に搬送され、
    前記第2照射部が、前記媒体に前記液体が着弾する液体着弾領域よりも前記搬送方向の下流側に設けられる、液体吐出装置。
  5. 請求項4に記載の液体吐出装置であって、
    前記電磁波を照射する或る照射部の前記搬送方向の上流側の領域と前記搬送方向の下流側の領域の前記照射量を異ならせることによって、前記第1照射部及び前記第2照射部を構成する、液体吐出装置。
  6. 請求項5に記載の液体吐出装置であって、
    前記第1照射部と前記第2照射部との間に、前記或る照射部の前記電磁波を照射しない領域がある、液体吐出装置。
  7. 請求項1〜3の何れかに記載の液体吐出装置であって、
    前記第2照射部が、前記第1照射部と前記ノズルの移動方向に並ぶ位置に設けられる、液体吐出装置。
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