JP2008257356A - 自動取引装置および取引方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非接触型ICカードを非接触型ICカードリーダ部7に接近させる旨の指示を表示させ(S201,S208)、非接触型ICカードとの間で、非接触通信によって顧客情報を読み取り(S202,S209)、非接触型ICカードリーダ部と非接触型ICカードとの間の通信を終えた後に、接近表示手段は、非接触型ICカードを非接触型ICカードリーダ部から取り去る旨の指示を表示する(S203,S211)ことを特徴とする。
【選択図】図5
Description
このような自動取引装置には、非接触型ICカードリーダ部に非接触型ICカードをかざすことによりチャージなどの処理を行うものがある。
しかしながら、このような自動取引装置で、チャージなどの処理を行う際に、非接触型ICカードを手で持ちながら操作を行うことは困難であり、通常、非接触型ICカードリーダ部に非接触型ICカードを近接した状態で操作を行うことが多い。
このような置き忘れを防止するため、例えば、顧客が自動取引装置から離れ、かつ自動取引装置が非接触型ICカードを読み取り可能である場合、警告を発する自動取引装置および取引方法が提示されている(例えば、特許文献1参照)。
まず、図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る自動取引装置の外観図である。
図1に示すように、自動取引装置1は、通帳記帳部2、カードリーダプリンタ部3、紙幣入出金部4、硬貨入出金部5、タッチパネル付表示部6、非接触型ICカードリーダ部7(顧客情報読取書込手段:リーダライタ部)および近接センサ10を備えている。
通帳記帳部2は、通帳を挿入し、記帳を行い、通帳を排出するなどの機能を有する。カードリーダプリンタ部3は、キャッシュカードなどの磁気カードを挿入し、挿入された磁気カードの情報を読み取り、そして磁気カードを排出する機能を有する。また、カードリーダプリンタ部3は、明細書の印刷を行い、前記した磁気カードとともに、明細書を排出する機能を有する。紙幣入出金部4は、紙幣を入金および出金する機能を有し、硬貨入出金部5は、硬貨を入金および出金する機能を有する。タッチパネル付表示部6(画像表示手段:位置表示手段)は、入力機能を有するディスプレイであり、ディスプレイに表示されたキーの位置に対応するタッチパネルの部分を顧客が押下することにより情報が自動取引装置1へ入力される。非接触型ICカードリーダ部7は、非接触ICチップが埋め込まれている非接触型ICカード(顧客情報記録媒体)が近接することにより、無線による非接触型ICカードの情報の読み取りや、書き込みを行う機能を有する。従って、非接触型ICカードリーダ部7は、外部に露出した構造となっている。近接センサ10は、所定の範囲内に顧客が存在するか否かを検出するセンサであり、所定の範囲内に顧客が存在する場合は、ONとなっており、所定の範囲外に顧客が存在する場合は、OFFとなる。
図2において、図1と同一の要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
自動取引装置1は、通帳記帳部2、カードリーダプリンタ部3、紙幣入出金部4、硬貨入出金部5、接客ユニット8、係員操作部11および伝送制御部13を有してなる。
接客ユニット8は、顧客との対話などを行うためのユニットであり、前記したタッチパネル付表示部6、非接触型ICカードリーダ部7、近接センサ10および音声を出力する音声出力部9を有してなる。係員操作部11は、緊急時などに係員が自動取引装置1の操作を行うための装置である。
主制御部12は、通帳記帳部2、カードリーダプリンタ部3、紙幣入出金部4、硬貨入出金部5、伝送制御部13を制御する機能を有する。主制御部12の詳細は、図3を参照して後記する。また、主制御部12は、自動取引装置1外に設置されているリモートモニタ15に情報を表示させる機能も有する。
主制御部12は、表示処理部121(画像表示処理手段)、音声処理部122(警告出力部)、フリッカランプ制御部123、判定部124を有してなる。
表示処理部121は、タッチパネル付表示部6に情報を表示させる機能を有する。音声処理部122は、図示しないスピーカなどを介して、音声を出力させる機能を有する。フリッカランプ制御部123は、非接触型ICカードリーダ部7(図1および図2参照)に備えられているフリッカランプの点滅などを制御する機能を有する。判定部124は、各種判定を行う機能を有する。
次に、図2および図3を参照しつつ、図4〜図8を参照して、第1実施形態に係るチャージ方法を説明する。
図4は、第1実施形態に係るチャージ方法における処理の流れを示すフローチャートである。
顧客が、非接触型ICカードにチャージを行う場合、主制御部12は、以下のような処理を行う。
まず、表示処理部121が、タッチパネル付表示部6に取引画面を表示させる(S101)。この取引画面には、非接触型ICカードにチャージを行わせるためのボタンであるチャージボタンが表示されている。
そして、顧客によって、タッチパネル付表示部6のチャージボタンが押下されると、表示処理部121は、タッチパネル付表示部6にチャージ形式選択ボタンを表示させる。チャージ形式選択ボタンには、現金によるチャージを行わせるための現金ボタンと、銀行の口座から自動的にチャージ金額を引き落とさせるための口座ボタンとが表示されている。
顧客は、現金ボタンもしくは口座ボタンを押下することにより、チャージ形式を選択する(S102)。
チャージ形式として、「現金」を選択した場合(S102→現金)、主制御部12は、現金チャージ処理を行う(S104)。現金チャージ処理の詳細は、図6を参照して後記する。
図5は、第1実施形態に係る口座チャージ処理の流れを示すフローチャートである。
表示処理部121は、タッチパネル付表示部6に、非接触型ICカード誘導画面Aを表示させる(S201)。非接触型ICカード誘導画面Aについては、図7を参照して後記する。なお、このとき、フリッカランプ制御部123が、非接触型ICカードリーダ部7のフリッカランプを点滅させて、顧客に非接触型ICカードリーダ部7の場所を案内してもよい。
顧客は、非接触型ICカードリーダ部7に、非接触型ICカードを近接させる。と、非接触型ICカードリーダ部7が、非接触型ICカードの情報を読み取る(S202)。
次に、表示処理部121は、タッチパネル付表示部6に非接触型ICカード誘導画面Bを表示させる(S203)。非接触型ICカード誘導画面Bについては、図8を参照して後記する。なお、このとき、フリッカランプ制御部123が、非接触型ICカードリーダ部7のフリッカランプを点滅させて、顧客に非接触型ICカードリーダ部7の場所を案内してもよい。
ステップS204の判定の結果、非接触型ICカードが、非接触型ICカードリーダ部7から離れていないと判定された結果(S204→No)、音声処理部122は、音声出力部9に音声案内による警告(音声警告)を出力させる(S205)。そして、主制御部12は、ステップS204の処理へ戻る。すなわち、主制御部12は、非接触型ICカードリーダ部7から非接触型ICカードが離れない間、次の処理には進まないこととなる。
そして、表示処理部121は、非接触型ICカード誘導画面Aを再度表示させる(S208)。なお、このとき、フリッカランプ制御部123が、非接触型ICカードリーダ部7のフリッカランプを点滅させて、顧客に非接触型ICカードリーダ部7の場所を案内してもよい。
そして、顧客は、非接触型ICカードリーダ部7に、非接触型ICカードを近接させる。
すると、非接触型ICカードリーダ部7は、非接触型ICカードへチャージ情報を送り、非接触型ICカードは、送られたチャージ情報を格納することによってチャージ処理が行われる(S209)。
すると、表示処理部121は、タッチパネル付表示部6にチャージされた金額を表示させることによって、チャージ金額確認画面を表示させる。タッチパネル付表示部6を介して、例えばチャージ金額確認画面に表示されている確認ボタンが押下されることによって、チャージ金額の確認処理が行われる(S210)。
ステップS212の判定の結果、非接触型ICカードが、非接触型ICカードリーダ部7から離れていないと判定された場合(S212→No)、すなわち、顧客が、非接触型ICカードを取っていない場合、音声処理部122は、音声出力部9に音声案内による警告(音声警告)を出力させる(S213)。そして、主制御部12は、ステップS212の処理へ戻る。すなわち、主制御部12は、非接触型ICカードリーダ部7から非接触型ICカードが離れない間、次の処理には進まないこととなる。
図6は、第1実施形態に係る現金チャージ処理の流れを示すフローチャートである。
まず、主制御部12は、図5のステップS201〜ステップS205と同様の処理であるステップS301〜ステップS305を行う。
次に、図5のステップS207と同様の手順でチャージ金額の入力が行われた(S306)後、紙幣入出金部4または硬貨入出金部5を介して現金が投入される(S307)。
そして、表示処理部121は、図7を参照して後記する非接触型ICカード誘導画面Aを再度表示させる(S308)。なお、このとき、フリッカランプ制御部123が、非接触型ICカードリーダ部7のフリッカランプを点滅させて、顧客に非接触型ICカードリーダ部7の場所を案内してもよい。
すると、非接触型ICカードリーダ部7は、非接触型ICカードへチャージ情報(投入された現金の情報)を送り、非接触型ICカードは、送られたチャージ情報を格納することによってチャージ処理が行われる(S309)。
すると、表示処理部121は、タッチパネル付表示部6にチャージ金額確認画面を表示させる。タッチパネル付表示部6を介して、例えばチャージ金額確認画面に表示されている確認ボタンが押下されることによって、チャージ金額の確認処理が行われる(S310)。
ステップS313の判定の結果、非接触型ICカードが、非接触型ICカードリーダ部7から離れたと判定された場合(S312→Yes)、主制御部12は、カードリーダプリンタ部3に明細書を印刷させた後、明細書を排出させることによってチャージ完了処理を行う(S314)。
なお、図5および図6において、非接触型ICカードは、非接触型ICカードリーダ部7に近接することとしたが、非接触型ICカードリーダ部7に載置することも可能である。
ここで、図7に示す非接触型ICカード誘導画面A 1001は、図5のステップS201と、ステップS208と、図6のステップS301と、ステップS308においてタッチパネル付表示部6に表示される画面である。
また、図8に示す非接触型ICカード誘導画面B 1002は、図5のステップS203と、ステップS211と、図6のステップS303と、ステップS311とにおいてタッチパネル付表示部6に表示される画面である。
図7に示すように非接触型ICカード誘導画面A 1001では、非接触型ICカードを非接触型ICカードリーダ部7(読み取り部)にかざす旨の指示を表示し、同時に非接触型ICカードリーダ部7(読み取り部)の位置を示す画像を表示する。
同様に、図8に示すように非接触型ICカード誘導画面B 1002では、非接触型ICカードを非接触型ICカードリーダ部7(読み取り部)から取り去る旨の指示を表示し、同時に非接触型ICカードリーダ部7(読み取り部)の位置を示す画像を表示する。
図9(a)に示すように、非接触型ICカードリーダ部7は、四隅に点滅することによって顧客に非接触型ICカードリーダ部7の位置を案内するためのフリッカランプ72(位置表示手段)を配置したかざし台71を有してなる。かざし台71は、図示しない非接触型ICカードリーダを有しており、顧客が非接触型ICカードをかざし台71にかざす(近接させる)ことにより、図示しない非接触型ICカードリーダが非接触型ICカードの情報を読み取る。
ここで、図9(b)〜図9(d)において、左側の図は、図9(a)におけるB方向からかざし台71を見た図であり、右側の図は、図9(a)におけるA方向からかざし台71を見た図である。
図9(b)は、かざし台71aの表面が傾斜した構造となっている。このときの傾斜角度は、15°±3°であることが望ましい。
図9(c)および図9(d)に示すかざし台71b,71cは、表面が凸曲面状となっている。図9(c)に示すかざし台71bは、表面がかまぼこ状となっており、図9(d)に示すかざし台71cは、表面がドーム状となっている。
図9(b)〜図9(d)に示すような構造とすることで、かざし台71に近接された非接触型カードが、安定状態とならないため、顧客は、常に手で非接触型ICカードを押さえた状態で、自動取引装置1を操作しなければならない。従って、非接触型ICカードの置き忘れを防止することができる。
第1実施形態によれば、主制御部12が、タッチパネル付表示部6に非接触型ICカードのセットまたは取り去りの指示を表示すると共に、非接触型ICカードリーダ部7の場所を表示することで、磁気カードと、非接触型ICカードとのセット箇所が混乱することを防止し、非接触型ICカードの置き忘れを防止することができる。
第1実施形態によれば、非接触型ICカードを必要とする処理が終了すると、主制御部12は、タッチパネル付表示部6に非接触型ICカードを取り去る旨の指示を表示させ、顧客が、非接触型ICカードを非接触型ICカードリーダ部7から取り去らない限り、次の処理へ進めないようにしたため、非接触型ICカードの置き忘れを防止することができる。
また、顧客が、非接触型ICカードを非接触型ICカードリーダ部7から取り去らない場合は、音声警告を出力させることで非接触型ICカードの置き忘れを防止することができる。
また、タッチパネル付表示部6における表示および音声出力と合わせて、主制御部12が、非接触型ICカードリーダ部7のフリッカランプ72を点滅させることで、非接触型ICカードのセット箇所を顧客に示すと共に、置き忘れを防止することができる。
さらに、かざし台71の表面を、傾斜させたり、凸曲面状にしたりするなど載置された非接触型ICカードが安定しない構造にすることで、顧客に、手で非接触型ICカードを押さえながら自動取引装置1を操作させることになり、非接触型ICカードの置き忘れを防止することができる。
次に、図10および図11を参照して、本発明における第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態における自動取引装置1の構成は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図1〜図3を参照しつつ、図10および図11に沿って第2実施形態に係る口座チャージ処理および現金チャージ処理を説明する。
図10は、第2実施形態に係る口座チャージ処理の流れを示すフローチャートであり、図11は、第2実施形態に係る現金チャージ処理の流れを示すフローチャートである。
図10および図11において、第1実施形態と異なる点は、図10のステップS203または図11のステップS303の後、主制御部12は、所定時間が経過したか否かを判定し(S401)、所定時間が経過していないと判定した場合(S401→No)、主制御部12は、ステップS401の処理へ戻る。
ステップS401の判定の結果、所定時間が経過していると判定した結果(S401→Yes)、主制御部12は、図10のステップS206または図11のステップS306の処理へ進む。
すなわち、非接触型ICカード誘導画面B 1002(図8参照)によって、非接触型ICカードを取り去るよう指示した後にも、非接触型ICカードが取り去られなかった場合は、次の処理に進む。
第1実施形態では、最初の非接触型ICカード誘導画面B表示の後に、非接触型ICカードを取り去らないと、次の処理へ進むことができなかったが、第2実施形態では、次の処理へ進むことが可能である。従って、特に非接触型ICカードを取り去る必要がない場合、非接触型ICカードを非接触型ICカードリーダ部7に載置した状態で、処理を進められるので、第1実施形態より効率的である。
次に、図12〜図17を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態の自動取引装置1の構成において、第1実施形態および第2実施形態と異なる点は、主制御部12(図3参照)と、かざし台71の構成であり、その他の構成は同様であるので、説明を省略する。
図12は、第3実施形態に係る主制御部の構成例を示す図である。
主制御部12aが、図3に示す主制御部12を異なる点は、かざし台71の傾斜を制御するかざし台制御部125(かざし台制御手段)と、近接センサ10(図1および図2参照)のONまたはOFFを検知することによって、顧客が自動取引装置1(図1および図2参照)から所定の範囲内に留まっているか否かを判定する近接判定部126をさらに有している点である。
非接触型ICカードリーダ部7は、非接触型ICカードを載置するかざし台71と、かざし台71の側面に設置され、かざし台71に載置された非接触型ICカードが、かざし台71の側面へはみ出ることを防止する2つの側壁73を有してなる。
側壁73は、内部に空間を有しており、側壁73内部の下部には、ギア74が設置されている。このギア74は、本体に設置されているギア75と係合している。さらに、本体には、かざし台71が傾斜した際に、非接触型ICカードが滑り落ちるのを防止するストッパ76が設置されている。また、かざし台71は、点滅することによって顧客に非接触型ICカードリーダ部7の位置を案内するためのフリッカランプ72を有している。
なお、図14において、図13と同様の構成要素に対しては、同一の符号を付して説明を省略する。
まず、非接触型ICカード1003へのチャージが始まる前や、チャージ中では、図14(a)に示すようにかざし台71は、水平状態を保っている。
そして、非接触型ICカード1003へのチャージが完了すると、かざし台制御部125(図12参照)が、図示しないモータを作動させる。すると、モータは、ギア75を回転させ、ギア75と係合しているギア74を回転させる。ギア74の回転に伴い、かざし台71が傾斜する。かざし台制御部125は、かざし台71の傾斜角度を監視しており、この傾斜角度が所定の値になると、モータを停止させるよう設定されている。ここで、所定の角度とは、15°±3°であることが望ましい。なお、モータとギア74,75とで、回動手段を構成する。
このように、チャージ終了後にかざし台71を傾斜させて、非接触型ICカード1003をすべり落とすことで、顧客の注意を促し、非接触型ICカード1003の取り忘れを防止することができる。
かざし台71の下方には、非接触型ICカード1003を回収するための回収箱が備えられている。図14(c)に示すように、図14(b)に示す所定の角度以上に傾斜したかざし台71から滑り落ちた非接触型ICカード1003は、回収箱に入る。回収箱に入った非接触型ICカード1003は、係員などによって回収され、保管される。
このようにすることで、取り忘れた非接触型ICカード1003を、他人が持ち去ることを防止することができる。
図15は、第3実施形態に係る口座チャージ処理の流れを示すフローチャートであり、図16は、第3実施形態に係る現金チャージ処理の流れを示すフローチャートである。
第3実施形態において、図10の口座チャージ処理におけるステップS201〜ステップS210、および図11の現金チャージ処理におけるステップS301〜ステップS310までは同様の処理であるため、同様の符号を付して、説明を省略する。
ステップS210またはステップS310の処理の後、主制御部12aは、図17を参照して後記するかざし台71制御処理を行う(S500)。
なお、第3実施形態では、第2実施形態の図10のステップS210および図11のステップS310の後に、ステップS500を行うが、これに限らず、第1実施形態の図5のステップS210および図6のステップS310の後にステップS500を行ってもよい。
図17は、第3実施形態に係るかざし台制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS210またはステップS310におけるチャージ金額確認処理終了後、表示処理部121は、タッチパネル付表示部6に非接触型ICカード誘導画面B 1002(図8参照)を再度表示させる(S501)と同時に、かざし台制御部125は、非接触型ICカードリーダ部7のかざし台71を所定の角度に傾斜させる(S502)。傾斜の角度は、前記したように15°±3°が望ましい。なお、このとき、フリッカランプ制御部123が、非接触型ICカードリーダ部7のフリッカランプ71を点滅させて、顧客に非接触型ICカードリーダ部7の場所を案内してもよい。
例えば、非接触型ICカードリーダ部7と、非接触型ICカードとの通信が途絶したか否かに関する情報を基に、判定部124は、非接触型ICカードが、非接触型ICカードリーダ部7から離れたか否かを判定する(S503)。
ステップS503の判定の結果、非接触型ICカードが、非接触型ICカードリーダ部7から離れていないと判定された場合(S503→No)、近接判定部126は、近接センサ10がOFFであるか否かを判定する(S504)。
ステップS504の結果、近接センサ10がOFFとなっていない場合(S504→No)、すなわち、顧客が自動取引装置1の近くに留まっている場合、音声処理部122は、音声出力部9に音声案内による警告(音声警告)を出力させる(S505)。そして、主制御部12aは、ステップS503の処理へ戻る。
ステップS504の結果、近接センサ10がOFFとなっている場合(S504→Yes)、すなわち、顧客が自動取引装置1から離れた場合、かざし台制御部125は、非接触型ICカードリーダ部7のかざし台71をさらに傾斜させ(S506)、非接触型ICカードを回収箱に回収する(S507)。
行われている処理が、口座チャージ処理であれば、ステップS507の処理の後、主制御部12aは、カードリーダプリンタ部3に挿入されている磁気カードを、例えば、図示しない磁気カード回収箱に回収する。
ステップS503の判定の結果、非接触型ICカードが、非接触型ICカードリーダ部7から離れたと判定された場合(S503→Yes)、すなわち、顧客が非接触型ICカードを取った場合、主制御部12aは、カードリーダプリンタ部3に明細書を印刷させた後、明細書を排出させることによってチャージ完了処理を行う(S508)。なお、行われている処理が口座チャージ処理である場合は、チャージ完了処理において、主制御部12aが、カードリーダプリンタ部3から磁気カードを排出させる処理も行う。
第3実施形態によれば、チャージ処理が終了した後、非接触型ICカードを非接触型ICカードリーダ部7から取り去る旨の指示を表示すると共に、かざし台71を所定の角度に傾斜させることによって、顧客の注意を促し、非接触型ICカードの置き忘れを防止するとともに、かざし台71を傾斜させることによって、顧客が非接触型ICカードを取りやすくことができる。
また、かざし台71を所定の角度に傾斜した後にも、顧客が非接触型ICカードを取り去らないで、自動取引装置1の傍から立ち去った場合、かざし台71をさらに傾斜させて、非接触型ICカードを回収箱に回収することによって、置き忘れた非接触型ICカードを他人が持ち去ることを防止することができる。
なお、本明細書では、非接触型ICカードが、非接触型ICカードリーダ部7から離れたか否かを判定するために、非接触型ICカードリーダ部7と、非接触型ICカードとの通信が途絶したか否かに関する情報を基に判定するようにしたが、かざし台に非接触型ICカードの有無を検知するセンサを設け、このセンサからの信号によって、非接触型ICカードが、非接触型ICカードリーダ部7から離れたか否かを判定してもよい。
2 通帳記帳部
3 カードリーダプリンタ部
4 紙幣入出金部
5 硬貨入出金部
6 タッチパネル付表示部(画像表示手段)
7 非接触型ICカードリーダ部(顧客情報読取書込手段)
8 接客ユニット
9 音声出力部(警告出力手段)
10 近接センサ
11 係員操作部
12,12a 主制御部
71,71a〜71c かざし台
72 フリッカランプ
73 側壁
74,75 ギア
76 ストッパ
121 表示処理部(画像表示処理手段)
122 音声処理部
123 フリッカランプ制御部
124 判定部
125 かざし台制御部(かざし台制御手段)
126 近接判定部
1003 非接触型ICカード(顧客情報記録媒体)
Claims (15)
- 顧客情報記録媒体との間で、非接触通信によって顧客情報を読み取り、あるいは書き込む顧客情報読取書込手段を有する自動取引装置であって、
前記顧客情報記録媒体を前記顧客情報読取書込手段に近接させる旨の指示を画像表示手段に表示させ、前記顧客情報読取書込手段と前記顧客情報記録媒体との間の通信を終えた後に、前記顧客情報記録媒体を前記顧客情報読取書込手段から取り去る旨の指示を前記画像表示手段に表示する画像表示処理手段とを備えることを特徴とする自動取引装置。 - 少なくとも前記通信を終えた後に、前記顧客情報読取書込手段の位置を顧客に示す位置表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
- 前記顧客情報記録媒体は、非接触ICチップを埋め込んだ非接触型ICカードであり、
前記顧客情報読取書込手段は、非接触型ICカードリーダ部であり、
前記位置表示手段は、前記非接触型ICカードリーダ部に備えられたフリッカランプであることを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。 - 前記非接触型ICカードと類似形状の磁気カードを読み込むための磁気カードリーダをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の自動取引装置。
- 前記非接触型ICカードが、前記非接触型ICカードリーダ部から取り去られていない間、次の処理へ進むことができないことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の自動取引装置。
- 前記非接触型ICカードが、前記非接触型ICカードリーダ部から取り去られていない間、警告を出力する警告出力部をさらに有することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の自動取引装置。
- 前記非接触型ICカードリーダ部は、前記非接触型ICカードを近接するためのかざし台を有しており、
前記かざし台の表面は、略水平となっていることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の自動取引装置。 - 前記非接触型ICカードリーダ部は、前記非接触型ICカードを近接するためのかざし台を有しており、
前記かざし台の表面は、傾斜している接平面を備えていることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の自動取引装置。 - 前記かざし台の表面は、所定の角度に傾斜している平面であることを特徴とする請求項8に記載の自動取引装置。
- 前記かざし台の表面は、凸曲面状となっていることを特徴とする請求項8に記載の自動取引装置。
- 前記非接触型ICカードリーダ部は、前記非接触型ICカードを載置するための平板状のかざし台を有しており、
前記画像表示処理手段が、前記非接触型ICカードリーダ部から非接触型ICカードを取り去る旨の指示を前記画像表示手段に表示させた後、
前記かざし台を所定の角度に傾斜させるかざし台制御手段を備えることを特徴とする請求項3から請求項10のいずれか一項に記載の自動取引装置。 - 前記自動取引装置は、顧客と、前記自動取引装置とが、所定の距離内であるか否かを検知する近接センサと、非接触型ICカードを回収する回収箱を有し、
前記かざし台制御手段が、前記かざし台を前記所定の角度に傾斜させた後、前記画像表示処理手段は、前記非接触型ICカードを、前記非接触型ICカードリーダ部から取り去る旨の指示を前記画像表示手段に表示させる機能をさらに備え、
前記かざし台制御手段は、前記非接触型ICカードが、前記非接触型ICカードリーダ部から取り去られておらず、かつ顧客と、自動取引装置との距離とが、所定の距離外であることを前記近接センサが検知した場合、前記非接触型ICカードリーダ部がさらに傾斜して、前記非接触型ICカードを前記回収箱に回収する機能をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の自動取引装置。 - 前記所定の角度とは、12°以上、18°以下であることを特徴とする請求項9または請求項11に記載の自動取引装置。
- 前記警告の出力とは、音声の出力であることを特徴とする請求項6から請求項13のいずれか一項に記載の自動取引装置。
- 顧客情報記録媒体との間で、非接触通信によって顧客情報を読み取り、あるいは書き込む顧客情報読取書込手段を有する自動取引装置における取引方法であって、
前記顧客情報記録媒体を前記顧客情報読取書込手段に近接させる旨の指示を画像表示手段に表示させ、前記顧客情報読取書込手段と前記顧客情報記録媒体との間の通信を終えた後に、前記顧客情報記録媒体を前記顧客情報読取書込手段から取り去る旨の指示を前記画像表示手段に表示させることを特徴とする取引方法。
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