JP2014194627A - 媒体通信システムおよび自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非接触で通信を行う非接触ICを有し、かつ、取引情報を表示する表示部を有する顧客情報記録媒体を用いて取引可能な媒体通信システムにおいて、前記非接触ICと通信を行う非接触通信手段と、前記表示部に表示された取引情報を読み取る取引情報読み取り手段と、前記顧客情報記録媒体を戴置可能に設けられたかざし台とを有し、前記かざし台に戴置された前記顧客情報記録媒体の前記非接触ICと前記非接触通信手段とが通信し、かつ、前記取引情報を前記取引情報読み取り手段が読み取る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、操作性を向上させ、取引時間を短縮させることを目的とする。
図2において、自動取引装置1は、CR(Code Reader)2と、かざし台5と、紙幣入出金部6と、カード取扱部7と、通帳取扱部8と、硬貨入出金部9と、操作表示部10と、返却口11とから構成されている。
自動取引装置1は、例えば、銀行、信用金庫、郵便局等の金融機関に配設されたATM(Automatic Teller Machine)等であって、金融機関の顧客が自ら操作して入金、出金、通帳記帳、残高照会、振込、振替、送金等の金融サービスを利用するための装置である。なお、本実施例での顧客とは、金融機関に自己の口座を開設し、金融サービスを利用する者である。
かざし台5は、携帯端末が戴置される台である。携帯端末がかざし台5に戴置されることで、携帯端末の非接触ICは、自動取引装置1の内部に配置された非接触ICユニット3と通信可能となる。また、携帯端末の画面に表示した2次元コードは、CR2によって読み取られる。なお、CR2の詳細については後述する。
カード取扱部7は、顧客によりキャッシュカード等の磁気カードが挿入されると、磁気カードの情報を読み取り、排出する機能を有するものである。
操作表示部10は、タッチパネル等の入力装置の機能を併せ持つ表示装置であり、顧客に対する操作誘導(案内表示)を行い、また、顧客の操作を受け付けるものである。
返却口11は、紙幣入出金部6および硬貨入出金部9に混入したクリップ等の小さい異物を排出するものである。
図1において、媒体通信システムは、CR2と、非接触ICユニット3と、CR2および非接触ICユニット3にそれぞれ接続されている主制御部4とから構成されており、顧客の携帯端末の画面に表示された2次元コードを読み取り、かつ、携帯端末に搭載された非接触ICと通信をするものである。
なお、携帯端末の画面に表示した2次元コードは、振込先や振込金額等の取引情報を2次元コード化したものである。よって、CR2が2次元コードを読み取ることで、取引の情報入力操作は簡略化できる。
非接触通信手段としての非接触ICユニット3は、かざし台5の直下(自動取引装置1の内部)に配置されており、携帯端末がかざし台5に戴置されることで携帯端末の非接触ICと近接し、無線によって非接触ICと通信を行うことができるものである。
また、主制御部4は、ネットワークを介して金融機関のコンピュータセンタ等に配設されたホストコンピュータと通信可能に接続されている。なお、本実施例でのネットワークとは、有線又は無線の公衆通信回線網、専用通信回線網等いかなる通信回線網であってもよく、これらを適宜組み合わせたものであっても良い。
自動取引装置1が行う支払い処理を図3の第1の実施例における自動取引装置の支払い処理の流れを示すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって図1および図2を参照しながら説明する。
S101:主制御部4は、取引を行う際の初期画面を操作表示部10に表示させる。顧客により取引の種類が選択されると、主制御部4は処理をS102に移行する。
S103:CR2を用いない取引であると判定した主制御部4は、CR2を用いない取引を実行し、本処理を終了する。
S105:主制御部4は、図4に示すような画面を操作表示部10に表示させ、2次元コードを表示させた携帯端末をかざし台5に戴置するように顧客へ案内をする。
携帯端末の画面に表示させた2次元コードの読み取りは、「確認ボタン」を操作表示部10の画面上に表示させ、「確認ボタン」を顧客が押下することで2次元コードの読み取りを開始する。
S107:主制御部4は、図5に示すような支払い案内の画面を操作表示部10に表示させる。顧客により支払いの操作が行われると、主制御部4は処理をS108に移行する。
S108:主制御部4は、顧客による支払いの操作に基づいて非接触ICを利用した支払いか否かを判定し、非接触ICを利用した支払い(図5において携帯端末を選択)であると判定すると処理をS110に移行し、非接触ICを利用しない支払い(図5において現金、または、口座引き落としを選択)であると判定すると処理をS109に移行する。
S110:非接触ICを利用した支払いであると判定した主制御部4は、図6に示すような画面を操作表示部10に表示させ、かざし台5に携帯端末を戴置したままで良いことを顧客へ案内する。
S111:主制御部4は、非接触ICユニット3に携帯端末に搭載された非接触ICとの通信を指示し、支払い処理を実行して本処理を終了する。
第2の実施例における自動取引装置の外観図は、後述のガイド13以外は第1の実施例の図2と同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
図8は、第2の実施例における自動取引装置の媒体通信システムのブロック図である。
図7および図8において、後述のガイド13以外は第1の実施例の図2および図1と同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
なお、本実施例における顧客情報記録媒体は、携帯端末または非接触ICを搭載したカードとする。
自動取引装置1が行う取引処理を図9の第2の実施例における自動取引装置の取引処理の流れを示すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって図7および図8を参照しながら説明する。
S201:主制御部4は、取引を行う際の初期画面を操作表示部10に表示して待機する。顧客により取引の種類が選択されると、主制御部4は処理をS202に移行する。なお、ガイド13は、この段階では図2に示すように自動取引装置1の内部に納まっている状態である。
S203:非接触ICにチャージしない取引であると判定した主制御部4は、非接触ICにチャージしない取引を実行し、本処理を終了する。
S205:現金を利用しない取引であると判定した主制御部4は、顧客の口座より引き落としでチャージを実行し、本処理を終了する。
S206:現金を利用した取引であると判定した主制御部4は、ガイド13を突き出させる。
S208:主制御部4は、紙幣入出金部6へシャッタを開ける(オープンする)ように指示をする。
S209:主制御部4は、顧客に紙幣投入を促すように案内をして待機する。紙幣入出金部6へ顧客により紙幣が投入されると、主制御部4は処理をS210に移行する。
S211:主制御部4は、紙幣入出金部6に投入された紙幣を計数し、計数した紙幣の金額に基づいてカードまたは携帯端末が搭載する非接触ICにチャージを実行するように非接触ICユニット3へ指示をする。
S212:主制御部4は、図11に示すような画面を操作表示部10に表示させ、かざし台5に戴置したカードまたは携帯端末の受け取りを顧客に案内する。
なお、この「受け取り確認」のボタンが一定時間押下されないときは、主制御部4は、音声での案内、またはアラームを出力するようにしてもよい。
S214:主制御部4は、ガイド13へ自動取引装置1の内部に納まるように指示し、本処理を終了する。
図13は、第3の実施例における自動取引装置の媒体通信システムのブロック図である。
図12および図13において、後述のガイド14以外は第2の実施例の図7および図8と同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
なお、本実施例における顧客情報記録媒体は、携帯端末または非接触ICを搭載したカードとする。
自動取引装置1が行う取引処理を図9の第2の実施例における自動取引装置の取引処理の流れを示すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって、第2の実施例と異なる点を挙げて図12を参照しながら説明する。
S201〜S205:図9と同様の処理であるため説明を省略する。
S207〜S213:図9と同様の処理であるため説明を省略する。
S214:第2の実施例における説明中で「ガイド13」とあるのは、「ガイド13およびガイド14」と読み替えるものとする。
図15は、第4の実施例における自動取引装置の媒体通信システムのブロック図である。
図14および図15において、後述のガイド15以外は第3の実施例の図12および図13と同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
なお、本実施例における顧客情報記録媒体は、第1の実施例における携帯端末または非接触ICを搭載したカードとする。
自動取引装置1が行う取引処理を図9の第2の実施例における自動取引装置の取引処理の流れを示すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって、第2の実施例と異なる点を挙げ、図14を参照しながら説明する。
S201〜S205:図9と同様の処理であるため説明を省略する。
S206:第2の実施例における説明中で「ガイド13」とあるのは、「ガイド13、ガイド14およびガイド15」と読み替えるものとする。
S214:第2の実施例における説明中で「ガイド13」とあるのは、「ガイド13、ガイド14およびガイド15」と読み替えるものとする。
以上説明したように、第4の実施例では、第3の実施例の効果に加えて、紙幣入出金部のシャッタが開く場合に、かざし台の紙幣入出金部側のガイドおよび操作表示部側のガイドと連動して硬貨入出金部側のガイドを突き出させるため、かざし台に戴置した媒体が硬貨入出金部へ落下することを防止できるという効果が得られる。
また、各ガイドを組み合わせて動作させても良く、例えば、ガイド13、ガイド14およびガイド15は、紙幣入出金部6のシャッタ、もしくは、硬貨入出金部9のシャッタのうち、少なくともどちらか一方が開くときは突き出し、シャッタが開いている間は突き出たままの状態(図14に示す状態)となり、両方のシャッタがどちらも閉じているときは自動取引装置1の内部に納まる状態(図2に示す状態)としても良い。
図16は、第5の実施例における自動取引装置の外観図であり、図2に示すかざし台5をかざし台17と置き換えたものである。
図17は、第5の実施例におけるかざし台近傍の外観図であり、かざし台17が回動し、かざし台17の戴置面が水平となった際の図である。
図18において、かざし台17は、凸部17aを軸として回動可能であり、図示せぬ駆動部により図中矢印Bに示す方向に回動することで、かざし台17の戴置面を傾斜面12と平行にある状態から水平にすることができるものである。
上述した構成の作用について説明する。
自動取引装置1が行う支払い処理を図19の第6の実施例における自動取引装置の支払い処理の流れを示すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって図18を参照しながら説明する。
S304:かざし台17は、図18に示すように図中矢印Bに示す方向に回動し、かざし台17の戴置面が水平になる。
S313:かざし台17の戴置面は、水平から図中矢印Bに示す方向と逆に回動し、傾斜面12と平行となる。
また、かざし台が回動して戴置面が水平になることで、かざし台が傾斜面12に平行であるより、CR2は、携帯端末の画面に表示された2次元コードに照射したレーザ等の反射光を受光しやすくなるため、2次元コードを読み取りやすくすることができるという効果が得られる。
図20は、第6の実施例におけるかざし台近傍の外観図であり、図16に示すかざし台17をかざし台18と置き換えたもので、かざし台18の中央部の戴置面が落ち窪み、水平になった際の図である。
図20において、かざし台18は、図示せぬ駆動部により戴置面の中央部が落ち窪み、落ち窪んだ戴置面が水平となり、その戴置面に携帯端末を戴置することができるものである。
自動取引装置1が行う支払い処理を図19の第5の実施例における自動取引装置の支払い処理の流れを示すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって、第5の実施例と異なる点を挙げ、図20を参照しながら説明する。
S304:かざし台18は、中央部の面が落ち窪み、落ち窪んだ中央部が水平となる。
S305〜S312:図19と同様の処理であるため説明を省略する。
S313:かざし台18は、戴置面の中央部が落ち窪んだ状態から、中央部がS303以前の状態に戻る。
また、かざし台の戴置面が落ち窪んで水平になることからかざし台が傾斜面12に平行であるより、CR2は、携帯端末の画面に表示された2次元コードに照射したレーザ等の反射光を受光しやすくなるため、2次元コードを読み取りやすくすることができるという効果が得られる。
第7の実施例における自動取引装置の外観図は、第1の実施例の図2と同様であるため、その説明は省略する。
図21において、センサ16は、紙幣入出金部6の近傍に配置されており、金属を探知するセンサである。
図22において、センサ16は、紙幣入出金部6の近傍である下方に配置されており、金属を探知するものである。
紙幣20は、顧客が取引処理のために紙幣入出金部6に投入したものである。
図23において、センサ16は、紙幣入出金部6下部の幅方向に複数配置されており、例えば硬貨のような異物を検知可能となっている。
上述した構成の作用について説明する。
自動取引装置1が行う取引処理を図24の第7の実施例における自動取引装置の取引処理の流れを示すフローチャートの図中Sで示すステップにしたがって図1および図2を参照しながら説明する。
S402:主制御部4は、選択された取引の種類の情報に基づいて、非接触ICを利用した取引か否かを判定し、非接触ICを利用した取引であると判定すると処理をS404に移行し、非接触ICを利用しない取引であると判定すると処理をS403に移行する。
S404:顧客により非接触ICにチャージする選択がなされる。
S405:主制御部4は、図10に示すような画面を操作表示部10に表示させ、顧客へ非接触ICを搭載したカードまたは携帯端末をかざし台5に戴置するように案内をする。
S407:主制御部4は、センサ16により紙幣入出金部6に異物が存在するか否か判定を行い、異物が存在すると判定すると処理をS408に移行し、異物が存在しないと判定すると処理をS409に移行する。
S408:異物が存在すると判定した主制御部4は、図25に示すような画面を操作表示部10に表示させ、顧客へ紙幣入出金部6から異物を除去するように案内し、処理をS407に戻す。
S410:主制御部4は、S409の処理で計数した現金に基づいて、カードまたは携帯端末が搭載する非接触ICにチャージを実行するように非接触ICユニット3へ指示をする。
S411:主制御部4は、図11に示すような画面を操作表示部10に表示させ、かざし台5に戴置したカードまたは携帯端末の受け取りを顧客に案内し、本処理を終了する。
なお、取引情報として2次元コードを例として説明したが、それに限られることなく、バーコード等としても良い。
また、自動取引装置としてATMを例に説明したが、それに限られることなく、同じく無人取引装置であって他の機能、例えばチケット予約機能、商品購入申し込み機能、クレジットカードの与信確認機能、施設情報案内機能等を有する多機能端末としても良い。
2 CR
3 非接触ICユニット
4 主制御部
5、17、18 かざし台
17a 凸部
6 紙幣入出金部
7 カード取扱部
8 通帳取扱部
9 硬貨入出金部
10 操作表示部
11 返却口
12 傾斜面
13、14、15 ガイド
16 センサ
19 シャッタ
20 紙幣
21 異物
Claims (9)
- 非接触で通信を行う非接触ICを有し、かつ、取引情報を表示する表示部を有する顧客情報記録媒体を用いて取引可能な媒体通信システムにおいて、
前記非接触ICと通信を行う非接触通信手段と、
前記表示部に表示された取引情報を読み取る取引情報読み取り手段と、
前記顧客情報記録媒体を戴置可能に設けられたかざし台とを有し、
前記かざし台に戴置された前記顧客情報記録媒体の前記非接触ICと前記非接触通信手段とが通信し、かつ、前記取引情報を前記取引情報読み取り手段が読み取ることを特徴とする媒体通信システム。 - 請求項1に記載の媒体通信システムにおいて、
紙幣の入金および出金を行う紙幣入出金部と、
前記紙幣入出金部を開閉するシャッタと、
前記かざし台の前記紙幣入出金部側の端部に配置した突き出し可能な紙幣入出金部側媒体落下防止部とを有し、
前記かざし台は前記紙幣入出金部の近傍に存在し、前記紙幣入出金部のシャッタが開くときに、前記紙幣入出金部側媒体落下防止部が突き出ることを特徴とする媒体通信システム。 - 請求項1または2に記載の媒体通信システムにおいて、
顧客の操作を受け付け、かつ、案内を表示する操作表示部と、
前記かざし台の前記操作表示部側の端部に配置した突き出し可能な操作表示部側媒体落下防止部とを有し、
前記かざし台は前記操作表示部側の近傍に存在し、前記紙幣入出金部のシャッタが開くときに、前記紙幣入出金部側媒体落下防止部と連動して前記操作表示部側媒体落下防止部が突き出ることを特徴とする媒体通信システム。 - 請求項1乃至3に記載の媒体通信システムにおいて、
硬貨の入金および出金を行う硬貨入出金部と、
前記かざし台の前記硬貨入出金部側の端部に配置した突き出し可能な硬貨入出金部側媒体落下防止部とを有し、
前記かざし台は前記硬貨入出金部の近傍に存在し、前記紙幣入出金部のシャッタが開くときに、前記紙幣入出金部側媒体落下防止部と連動して前記硬貨入出金部側媒体落下防止部が突き出ることを特徴とする媒体通信システム。 - 請求項4に記載の媒体通信システムにおいて、
前記紙幣入出金部側媒体落下防止部、前記操作表示部側媒体落下防止部および前記硬貨入出金部側媒体落下防止部をそれぞれ制御することを特徴とする媒体通信システム。 - 請求項1に記載の媒体通信システムにおいて、
前記かざし台に前記顧客情報記録媒体を戴置する際に、前記かざし台が水平になることを特徴とする媒体通信システム。 - 請求項1に記載の媒体通信システムにおいて、
前記かざし台に前記顧客情報記録媒体を戴置する際に、前記かざし台の中央部が落ち窪み、落ち窪んだ中央部が水平となることを特徴とする媒体通信システム。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の媒体通信システムにおいて、
前記紙幣入出金部の近傍に配置され、紙幣以外の異物を検知するセンサを有し、
前記センサは、前記紙幣入出金部に落下した異物を監視することを特徴とする媒体通信システム。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載媒体通信システムを備えることを特徴とする自動取引装置。
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