JP2011070518A - 金銭取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金銭取扱装置が通信での処理中に携帯電話を移動できないようにする仕組みを提供する。
【解決手段】利用者が金銭取扱装置103の格納部201に携帯電話101を置くと、金銭取扱装置103は格納部201を閉じて施錠する。金銭取扱装置103が金銭に係る処理中すなわちリーダ/ライタで携帯電話101のICチップに対し読み取り又は書込みを行っている間は格納部201を閉じたままにし、処理終了後、金銭取扱装置103は格納部201を解錠し、利用者は携帯電話101を取り出す。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話と通信する際に、携帯電話を格納することによってトランザクションの完全性を保つ金銭取扱装置に関する。
現在、携帯電話にさまざまなアプリケーションが搭載されるようになってきた。例えば、非接触のICチップが組み込まれるようになった。これは、高いセキュリティが要求される電子マネー等として携帯電話が用いられるようにするためである。
これにより、電子マネーとして携帯電話が電子マネーのチャージ機やATM等と通信する必要性が出てきた。通信する場合には、チャージ機やATM等のリーダ/ライタの上に携帯電話を置いて非接触通信を行っている。
先行技術として、非接触ICカードによる通信機能を活用したデータ転送装置がある。(特許文献1を参照)
特許文献1に記載されているデータ転送装置は、非接触ICカードチップが搭載された携帯電話に非接触通信でデータを書き込む。
特開2007−140864号公報
しかしながら、データ転送装置のリーダ/ライタの上に携帯電話を近接させるだけであると、任意の時にユーザが携帯電話を取り去ることができ、トランザクションの完全性を保つことができない。処理の途中で携帯電話を移動されると、それ以降の処理が実行できなくなり、書き込みが不可能となる。
また、携帯電話はカードのように外形が標準化されていないため、リーダ/ライタを吸い込み型にすることもできない。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は金銭取扱装置が通信での処理中に携帯電話を移動できないようにする仕組みを提供することである。ここでは、金銭には、電子マネーや現金を含むものとする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、携帯電話と通信を行い、金銭に係る処理を行う金銭取扱装置であって、開閉機構を有し、前記携帯電話を格納する格納部と、前記格納部の下部に設けられ、前記携帯電話に記憶されるデータの読み取りおよび/または書き込みを行うリーダ/ライタと、前記格納部と前記リーダ/ライタを制御し、金銭に係る処理を行う制御部と、を具備し、前記制御部は、前記携帯電話が格納されると前記格納部の開閉機構を閉状態とし、一連の処理が終了すると前記格納部の開閉機構を開状態とすることを特徴とする金銭取扱装置である。これにより、金銭取扱装置が携帯電話と通信による金銭の処理中に利用者が携帯電話を移動することができなくなり、トランザクションの完全性を保つことができる。
また、前記制御部は、前記リーダ/ライタが前記携帯電話からの電波を複数検知すると、警告を行うとともに、前記格納部の開閉機構を開状態とすることが望ましい。これにより、複数の携帯電話を格納したまま処理を行うことがなくなる。
また、前記格納部は、前記携帯電話が戴置されるテーブルと、前記テーブルの上部を覆う立体カバーとを備え、前記格納部の開閉機構は、前記立体カバーを前記テーブルに係り止めする係止部材の鍵を解錠または施錠するものであることが望ましい。これにより、金銭取扱装置が処理中に、利用者が立体カバーを開けて携帯電話を取り出すことができなくなり、トランザクションの完全性を保つことができる。
また、前記格納部は、底部に前記携帯電話が戴置されるボックスと、前記ボックスの上部を遮蔽するシャッタとを備え、前記格納部の開閉機構は、前記シャッタをスライドするものであっても良い。これより、金銭取扱装置が処理中に、利用者がシャッタを開けて携帯電話を取り出すことができなくなり、トランザクションの完全性を保つことができる。
また、前記格納部は、前記シャッタのスライド面を遮る物体を検知する赤外線センサを更に備え、前記制御部は、前記赤外線センサが物体を検知すると前記格納部の開閉機構を閉状態としないことが望ましい。これにより、利用者の手等を誤って挟むことがなくなる。
さらに、前記格納部は、導電性コイルを備えた導電性シールド部材によって覆われていることが望ましい。これにより、格納部の外部にある携帯電話の電波を誤って読み取ることがなくなる。
本発明により、携帯電話と通信する際に、携帯電話を格納することによってトランザクションの完全性を保つ金銭取扱装置を提供することができる。
金銭取扱装置を用いた金銭取扱システムの一例を示すシステム構成図 金銭取扱装置の外部構成の概要の一例を示す斜視図 金銭取扱装置の一例を示すブロック図 金銭取扱装置の格納部の立体カバーが開いた状態を示す図 金銭取扱装置の格納部の立体カバーが閉じた状態を示す図 金銭取扱装置の処理の一例を示す第1のフローチャート 金銭取扱装置の格納部のシャッタが開いた状態を示す図 金銭取扱装置の格納部のシャッタが閉じた状態を示す図 金銭取扱装置の処理の一例を示す第2のフローチャート
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の金銭取扱装置103を用いた金銭取扱システムの一例を示すシステム構成図である。
金銭取扱システムは、金銭取扱装置103と、サーバ107により構成されている。金銭取扱装置103とサーバ107は、ネットワーク105を介して通信可能に接続されている。
格納された携帯電話101に対し、金銭取扱装置103はネットワーク105を介してサーバ107から送信されたデータを書き込む。
以下では、金銭に係る処理として、電子マネーの入金(チャージ)処理を例にして説明する。但し、本発明の実施の形態における金銭に係る処理は、これに限定されるものではない。
サーバ107は、例えば、携帯電話101の電子マネーの残高を管理しており、さらに、金銭取扱装置103との間の相互認証や、暗号通信、電子署名を行う実行プログラムや鍵情報等を記憶する。また、携帯電話の識別情報と電子マネーの残高情報を関連付けて記憶するデータベースを有する。
携帯電話101は、ICチップを備えており、例えば、電子マネー残高や、自身の識別情報、その他電子マネーのアプリケーションIDや金銭取扱装置103との間で相互認証や暗号通信、電子署名を行う実行プログラムや鍵情報等を記憶する。
次に、図2、図3を参照しながら、本発明の金銭取扱装置103について説明する。
図2は、本発明の金銭取扱装置103の外部構成の概要の一例を示す斜視図である。
金銭取扱装置103は、外部構成として、主にディスプレイ209と、テンキー207と、格納部201と、印刷物排出口205と、リーダ/ライタ203とを有する。
ディスプレイ209は、例えば液晶ディスプレイであり、電子マネーの残高を表示することができる。他にも、ユーザに通知するメッセージ等、さまざまな情報を表示させることが可能である。
また、ディスプレイ209はタッチパネル機能を備え、利用者のタッチ操作により金銭取扱装置103に対する指示を行うことができる。
テンキー207は、利用者が電子マネーのチャージ金額等の入力を行うための入力部である。
格納部201は、携帯電話101を格納し、携帯電話101のICチップにデータを書き込むために使用される。例えば、図2に示す格納部201には、立体カバー403とテーブル405が備わっている。テーブル405の下部にリーダ/ライタ203が設けられている。
印刷物排出口205は、電子マネーの残高等を印刷した明細書等を排出する排出口である。
リーダ/ライタ203は、さまざまな種類の電子マネーの読み取り、書込みに対応する、いわゆるマルチリーダ/ライタに相当する既知の機能を備える。
図3は、金銭取扱装置103の一例を示すブロック図である。
金銭取扱装置103は、CPU301、メモリ303、リーダ/ライタ部305、表示部307、通信部309、記憶部311、データベース313、入力部315、出力部317等を有し、これらがバス317により通信可能に接続される構成となっている。
CPU301は、記憶部311等に保存されたデータやプログラム等をメモリ303に読み出して、各種の演算および制御を行う。これにより、後述の金銭取扱装置103が行う処理を実現する。
メモリ303は、RAM(ランダムアクセスメモリ)やROM(リードオンリーメモリ)からなり、各種のデータやプログラム等を一時的に、あるいは恒久的に保存する。
CPU301とメモリ303は、電子マネーの入金など金銭に係る金銭取扱装置103の処理を制御する制御部である。制御部は、図2に示す格納部201、リーダ/ライタ203などを制御し、金銭に係る処理を行う。
リーダ/ライタ部305は、図2に示すリーダ/ライタ203であり、CPU301の制御により、ICチップを備える携帯電話101の記憶媒体の情報の読み取りを行ったり、情報を書き込んだりする。
表示部307は、図2に示すディスプレイ209であり、電子マネー残高等を表示する。また、タッチパネル機能によってユーザ操作を行うための画面を表示する。
通信部309は、通信制御装置、通信ポート等を有する。ネットワーク105に接続し、各種情報の送受信を行う。
本実施形態では、金銭取扱装置103をネットワーク105に接続する構成となっているが、これをスタンドアローンとする構成も可能であり、この場合通信部309は不要である。
記憶部311は、ハードディスク等からなり、各種のデータやプログラムを保存する。また、記憶部311はデータベース313を保持している。
データベース313は、後述の金銭取扱装置103の行う処理に用いる各種のデータや処理の履歴情報等を保存しておくためのものである。
本実施形態では、金銭取扱装置103が記憶部311を内蔵し、記憶部311がデータベース313を保持する構成となっている。しかし、金銭取扱装置103と記憶部311とデータベース313の構成は様々な形態を取り得る。例えば、記憶部311が金銭取扱装置103とネットワーク105を介して接続する構成や、データベース313が記憶部311と独立し、金銭取扱装置103と接続する構成などが可能である。
入力部315は、図2に示すテンキー207、ディスプレイ209のタッチパネル機能であり、金銭取扱装置103へ入力を行うための装置である。
出力部317は、例えばプリンタであり、図2に示す印刷物排出口から排出する明細書等の出力を行うための装置である。
バス319は、各装置間の制御信号やデータ信号等の授受を媒介する経路である。
続いて、図4、図5を参照しながら、金銭取扱装置103の格納部201の第1の構成について説明する。
図4は、金銭取扱装置103の格納部201を構成する立体カバー403が開いた状態の外観図である。
格納部201は、立体カバー403と、テーブル405を有する。立体カバー403は、第1の係止部材401を有し、テーブル405は、第2の係止部材407を有する。第1の係止部材401と第2の係止部材407は、立体カバー403を閉じたときに第1の係止部材401が第2の係止部材407にはまり込むことで立体カバー403をテーブル405に係り止めさせるものである。また、格納部201は、第1の係止部材401と第2の係止部材407の鍵を備える。CPU301は、格納部201を制御し、第1の係止部材401と第2の係止部材407の鍵を解錠または施錠する。
立体カバー403は、透明な材料、例えばプラスチック等で成型したものであることが望ましい。これは、立体カバー403を閉じた状態でも利用者が中の携帯電話101を目視できるようにするためである。これにより、金銭取扱装置103が処理中に、携帯電話101に着信またはメール受信等があった場合に利用者が検知でき、処理を中断させる等の対応が可能になる。
さらに、立体カバー403は、外部からの電波を遮断するものが望ましい。そのために、立体カバー403は、例えば導電性シールド部材で覆われ、導電性シールド部材の導電性コイルに渦電流を発生させて外部電波からの通信を遮断する。これにより、格納部201に携帯電話101が格納されているときに、立体カバー403の外側で他の携帯電話が置かれていても、リーダ/ライタ203は外側の携帯電話内のICチップが発する電波を読み取ることがなくなる。
テーブル405は、水平な面でできており、テーブル405の下部にリーダ/ライタが備えられている。
利用者が携帯電話101をテーブル405の上に置いて立体カバー401を閉じた状態が、図5である。
立体カバー401は透明な材料で成型されているため、中の携帯電話101が確認できる。第1の係止部材401が第2の係止部材407にはまり込み、立体カバー401はテーブル405に係り止めされる。
続いて、図6を参照しながら、本発明の金銭取扱装置103の処理の一例について説明する。
図6は、本発明の金銭取扱装置103の第1の実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。
利用者が携帯電話101を格納部201のテーブル405に置き、立体カバー403を閉じる(S601)。第1の係止部材401と第2の係止部材407とで係り止めされると、CPU301は格納部201を制御して、係止部材の鍵を施錠し(開閉機構を閉状態とし)、立体カバー403を開けられないようにする(S603)。
鍵を施錠すると、CPU301は、リーダ/ライタ203を制御して、携帯電話101内にあるICチップが発信する電波を読み取る(S605)。リーダ/ライタ203は、所定の時間間隔で電波を読み取るポーリングを行っており、電波を読み取るとCPU301に通知する。このとき、格納部201内に複数の携帯電話もしくは携帯電話とICカードがあった場合、リーダ/ライタ203は複数の電波を検知することになる。CPU301は、例えば、所定の一定時間を計時する機能を備えており、リーダ/ライタ203がこの一定時間以内に複数の異なる電波を受信した場合は、格納部201内に複数の異なる携帯電話101もしくはICカードが存在すると判定する。
リーダ/ライタ203が複数の電波を検知した場合は(S607のYes)、CPU301は、ディスプレイ209に警告を表す文言を表示して係止部材の鍵を解錠する(開閉機構を開状態とする)(S609)。利用者は立体カバー403を開けて携帯電話101もしくはICカードを取り出し、再度携帯電話101を格納する。
リーダ/ライタ203が1つの電波のみを検知した場合は(S607のNo)、CPU301は、電子マネーの入金処理を行う(S611)。すなわち、CPU301は、リーダ/ライタ203を制御し、リーダ/ライタ203が携帯電話101のICチップのデータを読み取りまたは書込みを行う。電子マネーの入金処理に係る一連の処理が終了すると、金銭取扱装置103は、係止部材の鍵を解錠し(開閉機構を開状態とし)(S613)、利用者は立体カバー403を開けて携帯電話101を取り出す(S615)。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、金銭取扱装置103は、開閉機構を有し、携帯電話101を格納する格納部201と、格納部201の下部に設けられ、携帯電話101に記憶されるデータの読み取りおよび/または書き込みを行うリーダ/ライタ203と、格納部201とリーダ/ライタ203を制御し、金銭に係る処理を行う制御部と、を具備し、制御部は、携帯電話101が格納されると格納部201の開閉機構を閉状態とし、一連の処理が終了すると格納部201の開閉機構を開状態とする。第1の実施形態における格納部201は、携帯電話101が戴置されるテーブルと、テーブルの上部を覆う立体カバー403とを備え、格納部201の開閉機構は、立体カバー403をテーブルに係り止めする係止部材の鍵を解錠または施錠するものである。これによって、金銭に係る一連の処理(トランザクション)の完全性を保つことができる。
また、図7、図8を参照にしながら、金銭取扱装置103の格納部201の第2の実施形態について説明する。
図7は、金銭取扱装置103の格納部201を構成するシャッタ701が開いた状態の外観図である。
格納部201は、金銭取扱装置103の水平面に設けられたボックスと、ボックスを覆うシャッタ701とを有する。ボックスの側面には、赤外線センサ703が取り付けられている。赤外線センサ703は、赤外線を発光する発光部と赤外線を受光し電気信号に変換する受光部からなる。図7に示す設置位置の他に、発光部または受光部のいずれかをシャッタ701の側面に設置するようにしても良い。
シャッタ701は、透明な材料、例えばプラスチック等で成型したものであることが望ましい。これは、シャッタ701を閉じた状態でも利用者が中の携帯電話101を目視できるようにするためである。これにより、金銭取扱装置103が処理中に、携帯電話101に着信またはメール受信等があった場合に利用者が検知でき、処理を中断させることが可能になる。
さらに、シャッタ701は、外部からの電波を遮断するものが望ましい。そのために、シャッタ701は導電性シールド部材で覆われ、導電性シールド部材の導電性コイルに渦電流を発生させて外部電波からの通信を遮断する。これにより、格納部201に携帯電話101が格納されているときに、シャッタ701の外側で他の携帯電話が置かれても、リーダ/ライタ203は外側の携帯電話内のICチップが発する電波を読み取ることがなくなる。
赤外線センサ703は、シャッタ701のスライド面を遮る物体を検知する。赤外線センサ703は、利用者や携帯電話101などシャッタ701のスライド面を遮る物体を一度検知した後、一定時間シャッタ701のスライド面を遮る物体を検知しなくなった場合、CPU301に通知する。この通知を受けると、CPU301は、シャッタ701を制御して、閉じる。
図8は、格納部201のシャッタ701が閉じた状態の外観図である。
シャッタ701は、透明の材料で成型されているため、中にある携帯電話101が利用者に目視できるようになっている。
続いて、図9を参照にしながら、発明の金銭取扱装置103の処理の一例について説明する。
図9は、本発明の金銭取扱装置103の第2の実施形態に係る処理の流れを示すフローチャートである。
まず、利用者が携帯電話101を格納部201のボックスに置く(S901)。利用者の手が赤外線センサ703を遮っている間は、赤外線センサ703は物体があると認識してCPU301に通知を行わず、CPU301はシャッタ701を開いたままとする(開閉機構を開状態に維持する)(S903のYes)。利用者の手が除かれると、赤外線センサ703は遮る物体がないと判断してCPU301に通知し(S903のNo)、この通知を受けてCPU301はシャッタ701を閉じる(開閉機構を閉状態とする)(S905)。
シャッタ701が閉じると、リーダ/ライタ203は携帯電話101内のICチップが発信する電波を読み取る(S907)。
このとき、格納部201内に複数の携帯電話もしくは携帯電話とICカードがあった場合、リーダ/ライタ203は複数の電波を検知することになる。CPU301は、例えば、所定の一定時間を計時する機能を備えており、リーダ/ライタ203がこの一定時間以内に複数の異なる電波を受信した場合は、格納部201内に複数の異なる携帯電話101もしくはICカードが存在すると判定する。
リーダ/ライタ203が複数の電波を検知した場合は(S909のYes)、ディスプレイ209に警告を表す文言を表示してシャッタ701を開ける(開閉機構を開状態とする)(S911)。利用者は携帯電話101もしくはICカードを取り出し、再度携帯電話を格納する。
リーダ/ライタ203が1つの電波のみを検知した場合は(S909のNo)、CPU301は、電子マネーの入金処理を行う(S913)。処理が終了すると、CPU301は、シャッタ701を開け(開閉機構を開状態とし)(S915)、利用者は携帯電話101を取り出す。
以上説明したように、第2の実施形態における格納部201は、底部に携帯電話101が戴置されるボックスと、ボックスの上部を遮蔽するシャッタ701とを備え、格納部201の開閉機構は、シャッタ701をスライドするものである。これによって、金銭に係る一連の処理(トランザクション)の完全性を保つことが可能となる。
また、第1、第2の実施形態はともに、非接触通信を対象としているが、接触通信でも同様にトランザクションの完全性を保つことができる。
さらに、本発明における実施形態は、電子マネーの他の処理、ATM(現金自動預け払い機)による処理等にも適用することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る金銭取扱装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
101………携帯電話
103………金銭取扱装置
105………ネットワーク
107………サーバ
201………格納部
203………リーダ/ライタ
205………印刷物排出口
207………テンキー
209………ディスプレイ

Claims (6)

  1. 携帯電話と通信を行い、金銭に係る処理を行う金銭取扱装置であって、
    開閉機構を有し、前記携帯電話を格納する格納部と、
    前記格納部の下部に設けられ、前記携帯電話に記憶されるデータの読み取りおよび/または書き込みを行うリーダ/ライタと、
    前記格納部と前記リーダ/ライタを制御し、金銭に係る処理を行う制御部と、
    を具備し、
    前記制御部は、前記携帯電話が格納されると前記格納部の開閉機構を閉状態とし、一連の処理が終了すると前記格納部の開閉機構を開状態とすることを特徴とする金銭取扱装置。
  2. 前記制御部は、前記リーダ/ライタが前記携帯電話からの電波を複数検知すると、警告を行うとともに、前記格納部の開閉機構を開状態とすることを特徴とする請求項1に記載の金銭取扱装置。
  3. 前記格納部は、前記携帯電話が戴置されるテーブルと、前記テーブルの上部を覆う立体カバーとを備え、
    前記格納部の開閉機構は、前記立体カバーを前記テーブルに係り止めする係止部材の鍵を解錠または施錠するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金銭取扱装置。
  4. 前記格納部は、底部に前記携帯電話が戴置されるボックスと、前記ボックスの上部を遮蔽するシャッタとを備え、
    前記格納部の開閉機構は、前記シャッタをスライドするものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金銭取扱装置。
  5. 前記格納部は、前記シャッタのスライド面を遮る物体を検知する赤外線センサを更に備え、
    前記制御部は、前記赤外線センサが物体を検知すると前記格納部の開閉機構を閉状態としないことを特徴とする請求項4に記載の金銭取扱装置。
  6. 前記格納部は、導電性コイルを備えた導電性シールド部材によって覆われていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の金銭取扱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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